プロデューサーのモバマスアカデミー (51)

ちひろ「プロデューサーさん。突然ですが、貴方の再教育が決定しました」

モバP「マジっすか」


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ちひろ「マジです。アイドル達からプロデューサーさんに苦情があり、社内で検討した結果」

ちひろ「プロデューサーさんには、研修施設であるアカデミーで」

ちひろ「アイドルについて、しっかりと学んで頂きたい……と」

モバP「わかりました。上役の命ならば、受けます」

モバP「その前に…その苦情について、後学のために教えていただきたい」

ちひろ「誰とは言いませんが……」

ちひろ「『白日の下に晒されたるは、我が秘めおきしグリモワール』」

ちひろ「『紅蓮の炎に、身を焼かれしブリュンヒルデ』だそうです」

モバP「うーん…スケッチブックを、見られたくない誰かに見られた」

モバP「私、恥ずかしくて、顔から火が出るかと思いました…って意味ですかね」

ちひろ「心当たりが?」

モバP「忘れ物のスケッチブックを、アイドルの自宅に送りましたね」

ちひろ「ご両親はともかく、偶然いた親戚の方達もスケッチブックを見たそうですよ」

モバP「ファンが増えましたね。親戚の方達もファンになるでしょう」

ちひろ「差入れのドーナツが、スーパーの菓子パンコーナーに置いてある」

ちひろ「油でギトギトのドーナツ4個入り(108円)のヤツだった」

モバP「スーパーでヤマウチ製パンのドーナツ(菓子パン)を買いました」


ちひろ「ボルシチの出前を取ってくれたが、テーブルビーツが入ってなかった」

モバP「テーブルビーツは日本だとないんですよね」

ちひろ「ダイエットの方法を尋ねたら『お菓子を食べた分だけ、走って消費kcalを増やすのは非効率』

ちひろ「『毎日、決まった条件で体重を計測して記録。摂取kcalを計算しつつ、ダイエットと言われた』」

ちひろ「『もっと、手軽な方法を教えろ。好きなだけお菓子食わせろ豚野郎』…と」

モバP「最後の一文は、ちひろさんが付けくわえましたよね」

ちひろ「はい」

ちひろ「次は、プロデューサーさんが結婚してくれないし、産婦人科選びを手伝ってくれない」

モバP「誰とも性交渉してないんですけど」

ちひろ「想像妊娠ですよ。十代には、よくあります。想像力が豊かな証拠です」

モバP「マジっすか」

ちひろ「誕生日プレゼントが、実写版デビルマン・スーパーマリオ・ストリートファイター(1994年)のビデオだった」

モバP「映画好き…と聞いていたので、実家にあったビデオを送りました」

ちひろ「伊吹ちゃんの世代は、ビデオテープ(VHS)を知らないと思いますよ」

モバP「菜々さんに聞いたら、知っていると言ってましたけど…おかしいなぁ」

ちひろ「差入れのフライドポテトが、冷凍食品だった」

モバP「ニチライの冷凍食品ですね。また、食べ物に関する苦情ですか」

ちひろ「食べ物の恨みは、恐ろしいのです。まぁ…苦情はこんなもんです。では、アカデミーで頑張って下さい」

モバP「…ハイ」


――――――

モバP「ここがアカデミー……」

モバP「事務所ビル内の会議室か。ちょりーっす!」

ガラッ

凛「遅い!遅刻だよプロデューサー、くん」

モバP「何で、凛がいるんだよ。高そうなスーツを着やがって…ザ・女教師って感じだ」

凛「ちひろさんからレンタルした。さぁ、アカデミーの1時間目は、私が担任だから」

モバP「ふっひひひ………オホン!」


モバP「「ふーん。アンタが私のセンコー?」

凛「!?」

モバP「……まあ、悪くないかな…」

凛「敬語!ホント、生意気だね」


SMASH!


モバP「イタタ……」

凛「渋谷、先生でしょ」

モバP「蹴るなよ、渋谷センコー」

凛「はい、もう一度。渋谷セ、ン、セ、イ」

モバP「蒼の蹴りを受けよ!アイオライト・ブルー! 」

凛「生意気!」

SMASH!

モバP「ぐっわ!マジでハイキックはやめろ」

凛「柔軟性とバランス感覚には、そこそこ自信があるよ」

モバP「やっぱりブルーか」

凛「変態」

SMASH!

モバP「ごふっ…!」

凛「ドスケベ」

SMASH!


モバP「センコーの蒼い蹴りは、見切った…回避!!」

凛「きゃっ!?」ドサッ

モバP「蒼い凛のパンツはブルー。プリンセスブルーに似合う下着の色はやっぱりブルー…ぐはっ!!」

凛「この変態!変態!変態!変態!」

SMASH! SMASH! SMASH! SMASH!

凛「変態!イカ野郎!万年思春期!ろくでなし!」

モバP「…おふっ」

SMASH! SMASH! SMASH! SMASH!

モバP「一時間目は、凛にキックされて終わってしまった……これでいいのかアカデミー」


ガラッ

卯月「プロデューサーくん!2時間目を受け持つ、の島村卯月です。先生がんばります!」

モバP「卯月か…島村先生なら安心だな」

卯月「突然ですが、先生……抜き打ちテストしちゃいます」

モバP「ゲェ!何も授業を受けてないのに、テストっすか」

卯月「1時間目は何をやっていたのでしょうか…」

モバP「一言でまとめると、蒼いパンツ」

卯月「ええっ!?」

モバP「気にすんな!さぁテストやろうか、先生」

あと少しだけ続きます

アイドル達がヒロアカ的な個性を持ってるSSかと思ったら違ったぜ

卯月「では問題です!ジャジャジャーン」

モバP「さぁ、こい」

卯月「ずっとアイドルに憧れていた女の子がいました。養成所に通って、消えていくレッスン仲間を
   何度も見送り……いつか大きな舞台に立つことを夢みて、頑張って頑張って頑張って頑張って
   レッスンの果てに、アイドルになりました。しかし、女の子から笑顔が消えていました。
   この女の子に、どんなアドバイスをしますか」

モバP「うわぁ……いきなり長文問題かよ。卒業論文で扱うようなテーマじゃん」

卯月「さらに、女の子は……先輩アイドルと肩を並べて、お仕事をしている同輩達を見て更に焦ります」

モバP「アカデミーでパンツしか見てないのに、問題が高レベルじゃねぇか…」

卯月「プロデューサーとして正解を述べよ……以上です」

モバP「えがおd」

卯月「『笑顔です』は、不正解とします」

モバP「マジっすか、先生」

卯月「難しいですよね。ギブアップしますか?」

うづ うづ

モバP「よし、答えは……コレ」

卯月「なんですか…この粉」

モバP「エナジーが出る粉だ。コレをスタドリに混ぜて飲む」

卯月「普通のスタドリでは、ダメなんでしょうか?」

モバP「アイドルには、明かしてないが」

モバP「スタドリの栄養成分は、カフェイン、糖質、着色料、甘味料、ビタミン類、香料」

卯月「えっ!?……ということは、スタドリはただのコーラみたいなモノじゃないですか」

モバP「そうだよ、プラセボだよ。気持ちの問題なんだよ」

卯月「それを……高いお金を出して、喜んで買っていたわけですか。全部、まがい物……立派な詐欺じゃないですか!!」

モバP「でもな、必要なものでもあるんだよ。何故、無料で立派なレッスンが受けられると思う?」

卯月「そ…それは」

モバP「たいして売れてないアイドルが、トレーナーのレッスンを受けられるのは、なぜ?」

卯月「……」

モバP「仕事をキャンセルして、無料で養成所を利用できるのは、なぜ?」

卯月「……」

モバP「ぜーんぶ、ちひろさんのスタドリの利益のおかげさ」

モバPいくらか、ちひろさんが懐に入れているけどな」

卯月「……」

モバP「そんなスタドリに、この粉だ。名前は、Jack3d。コレに入っている1.3 Dimethylamylamine」

卯月「それを飲めば……笑顔になれるんですか。昔のように、戻れますか?」

モバP「1.3 Dimethylamylamine という魔法で、時計の針が戻せるかもな」

モバP「新しい道を進む未央ちゃん。他のユニットでも活躍する凛ちゃん。立ち止った卯月ちゃん」

卯月「ぐっ…ぎりっ」

モバP「何をやっても楽しかった頃。アイドルが楽しかった、あの頃の輝きが取り戻せる」

卯月「あの頃が…楽しかったあの頃が!時計の針が戻せるのでしょうか!?」

モバP「行動しなくちゃ、時計の針は動かない。前のように輝いて」

モバP「笑顔でアイドルやりたいのなら進め、前進しろ」

モバP「1.3 Dimethylamylamine は禁止された物質だが……さぁ、どうする」

卯月「ごくり」

モバP「このJack3dを10万円で売ってやる」

卯月「10万円!?」

モバP「安いもんだ。スタドリまとめ買いより安い」

卯月「時計の針……笑顔……未央ちゃん…凛ちゃん」

モバP「そうだよ、笑顔だよ。前進して、失った笑顔を取り戻せよ」

卯月「いいえ、自分で笑顔を取り戻します。未央ちゃんも凛ちゃんも、自分で新しい道を進んでいます」

卯月「私も自分の足で、前に進もうと思います」

モバP「素晴らしい。それでこそ、島村卯月。がんばれ」

卯月「島村卯月、がんばります」

モバP「卯月は、最後まで島村卯月だった。サプリは売れなかったけど」

モバP「卯月に笑顔が戻ったし、いいか」


ガラッ


まゆ「皆さん、着席してください。3時間目は、まゆ先生の保健体育ですぉ」

モバP「俺しか居ないけどな」

まゆ「では、さっそく……女性の出産について授業しますね」

モバP「出産って…それ、俺と関係ないっすよねー先生?」

モバP「自習しててもいいっすか?まゆ先生」

まゆ「いくぅ~いぐぅ、いぐっうううううううううう!!!!」

ビクッ

モバP「ひっ」

まゆ「まゆは『まゆ先生』って呼ばれてイグのーイッちゃうううまままゆゆぅぅう」

モバP「!?」

まゆ「ハァハァ……も、もう一度、お願いします」

モバP「は…はい?」

まゆ「もう一度…おふっ…『まゆ先生』と…ハァハァはぁハァハァ…聞かせてでぐだァざいぃぃ」

モバP「それより、鼻血が」

フキフキ

まゆ「失礼しました。まゆ先生、興奮すると鼻血が出るんですよぉ」

モバP「ポケットティッシュあるから、やるよ。先生」

まゆ「パクッ」

くわっ

モバP「食べるのかよ!!」

まゆ「もしゃ!もしゃもしゃ!……もぐもぐ…もぐはぐはぐ」

モバP「喉に詰まらすなよ」

まゆ「ふろででゅーはーふんの(プロデューサーさんの)…モゴモゴ」

モバP「生徒の前でティッシュを食べるな」

まゆ「……ひっふゅ(ティッシュ)…もぐもぐもぐへぶらしいモガモガ(珍しい、食べなくちゃ)」

ゴクリ

まゆ「………ふぅ。授業しますね」

モバP「先生、床がびしょ濡れなんだけど。失禁?」

まゆ「これは……心の汗ですよぉ。教師として生徒のティッシュを食べることができた、という感動によって出ました」

モバP「何だ…心の汗か。先生が小便漏らしたと思ってさ、からかって悪かった」

まゆ「股から、ちょっとだけ心の汗が漏れたようです。気をつけますね」

まゆ「年齢を重ねるほど、妊娠力は下がるんです。20代での不妊の割合は数%ですけど
   40代では不妊が60%を超えるといわれてます。先天性異常については
   20代の発生率は1000人中、1人以下ですが、35歳では3人くらいになりますからぁ…」

モバP「専門的だなぁ」

まゆ「まゆ先生としては、とにかく16歳の妊娠を強くオススメしますねえ」

モバP「先生の説明では、妊娠は20代でもよいのでは…?」

まゆ「絶対に10代ですよ。それも16歳、仙台出身の元読者モデルなんて良いと思いますよぉ…ふふっ」

モバP「えええ」

まゆ「あら?納得できないということは、授業をしっかり聞いてない証拠ですね…補修をしましょう」

モバP「補修?」

まゆ「ハァハァ…まゆ先生と放課後…はぁぁあ…補修ですよぉプロデューサーくぅん」

モバP「気のせいかな?鼻息が荒いような」

まゆ「誰も見てませんから大丈夫……まゆ先生と保健体育について、実技も交えて学んでいきましょうね」

モバP「これが本当の、体験型学習ってやつか」

まゆ「え?性交学習!?性交……はぁはぁ…我慢できまぜんボプッ」

モバP「また、鼻血が出てる!」

??「そこを動くな!」


ガラッ


早苗「懐の包丁を、床に置きなさい。手を頭の後ろに組め!!」

まゆ「あと…少しだったんですけどねぇ…」

早苗「そのまま跪け!早くしろ!!」

まゆ「…残念です」

早苗「佐久間教官。教師の身でありながら、生徒に手を出した容疑で拘束します」

まゆ「もごもごもご」

早苗「それでは失礼します」

モバP「はい」



モバP「今日の早苗さん、カッコよかったなー。いつもはミニスカポリスって感じなのに」

モバP「今日だけは、ポリスって感じだった。憧れるなー」

―――――

モバP「あああ~アカデミー3時間、全部終った…」

モバP「はぁ……疲れた。荷物を取りにオフィスに帰ってから、帰宅しよう」


ガチャ


モバP「ただいま戻りましたー」

モバP「あれ?誰もいない。ちひろさんは、もう帰ったのかな」

ちひろ「………」

モバP「あ、ちひろさん!アカデミーが終わりました。これでやっと……ん?」

ちひろ「………」

モバP「ちひろさん、スタドリのボトルを尻に突っ込んで、何をやっているのですか?」

ちひろ「実は……アイドルの皆さんに縄で拘束されて、お仕置きされちゃいまして」

モバP「おやまぁ、なかなかハードなお仕置きですね」

ちひろ「『散々儲けてきたんだろ!?』『スタドリの金で、コスプレか!』など罵られました」

モバP「それはそうと、アナルは、痛くないんですか?」

ちひろ「スタドリのキャップの部分、星型のトゲトゲが痛いですね」

ちひろ「いれるものが星型、入る穴も星(*)なのに、痛いです」

モバP「………」

ちひろ「ひゃっ!さ、触らないでくださいよ。スタドリの星が刺激的なんですから」

POP! POP! POP!

ちひろ「アナルにスタドリぃぃいいいいィィイイYAHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」

POP! POP! POP!

ちひろ「あ、あ、ア、アナ」

ちひろ「あ、あ、ア、アナルスタ○アッー!!」


にゅっ

アナスタシア「呼びました?」

モバP「アーニャ、このスタドリの瓶を動かすんだ」

ちひろ「だめえええええええ」

アナスタシア「Язык мой ? враг мой」

モバP「アーニャって感情が高ぶると、ロシア語が出ちゃうな。そこが可愛いんだけど」

モバP「アーニャ曰く、口は災いの元……だそうです」

ちひろ「アッ―――!!」

おわり。アイドル皆、大好きです。
Jack3d、VHS
これのお世話になった人は多いかも

>>19
おもしろいよね、誰かヒロアカとモバマスを…

HTML依頼だしてきます
ありがとうございました

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