俺「俺結婚するわ」妹「は?」 (107)

妹「ごめんよく聞こえなかった。もう一度言って」

俺「俺結婚するわ」

妹「……あぁ!私とね。おめでとう」

俺「いや違うけど」

妹「……」

俺「……」

妹「…は?」

俺「え、もっかい説明すんの?」

妹「お兄ちゃん彼女いないじゃん。いるとしてもそれは私じゃん。誰と結婚すんの?」

俺「えっと…職場のAさんだけど」

妹「お兄ちゃん働いてないじゃん」

俺「……」

妹「……」

俺「そうだった!!!!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443010914

妹「だよね!やだなぁお兄ちゃん、うっかりさんなんだからぁ」

俺「あっはっはっ、すまんすまん…」

妹「流石お兄ちゃんギャグも一級品だね!」

俺「……」

妹「……」

俺「いや俺働いてるし」

妹「…マジで?」

俺「マジで」

妹「駄目じゃん」

俺「何が?」

妹「結婚」

俺「駄目じゃないよ」

妹「何でお兄ちゃんが決めるの?」

俺「何で俺が決めちゃいけないんだよ」

妹「だってお兄ちゃんは私のお兄ちゃんじゃん」

俺「そうだな。俺はお前のお兄ちゃんだな。で?」

妹「ほら」

俺「え」

妹「お兄ちゃんは私のお兄ちゃん」

俺「うん」

妹「そのAさんとやらのものじゃないじゃん」

俺「ん?」

妹「だから、駄目じゃん」

俺「……」

妹「……」

俺「いやその理屈はおかしい」

妹「ばれたか」

かわいい

期待

動揺する妹可愛い

妹嫌い

妹「じゃあどうすんの?このままじゃ結婚することになるけど」

俺「だからそう言ってるじゃん」

妹「あぁそうかこれは夢か。お兄ちゃん目を覚ますために私の尻をぶっ叩いて」

俺「え、頬を抓るとかじゃないの?」

妹「そう」

俺「嫌だけど」

妹「何で?」

俺「いやこれ夢じゃないし」

妹「いや夢だよ。夢を見てる本人が言ってるんだから間違いない」

俺「確かに」

こういうの好きだわ

妹「じゃあ早く叩いて」

俺「本当に尻を叩く必要があるのか…?」

妹「あるよ、私は眠りが深いからちょっとつねったりするくらいじゃ起きないんだよ。だから思いっきり」

俺「眠りが深い奴は夢を見ねえよ」

妹「そうなの?」

俺「おう」

妹「だったら今のなし」

俺「じゃあもういいか」

妹「だめ」

俺「何で」

妹「そういうのいいからお願いだから叩いて」

俺「ひょっとしてお前変態さんか?」

妹「あーじゃあそれでいいから。変態でいいから早く叩いて」

俺「背中とかでいいか?」

妹「背中!?それめっちゃ痛い奴じゃん!」

俺「いや眠りが深いお前にはそれくらいしないと」

妹「それさっき無しって言ったよね、あとお尻って最初から言ってるじゃん」

俺「いい年こいて兄にお尻叩かれるって相当恥ずかしいぞ」

妹「夢だからいいの」

俺「そういやそうだったな」

妹「はやく」

俺「しょうがないな夢だもんな」

バチーンッ

妹「ああああああああんんッッッ!!!」

俺「…何?今の声」

妹「ゆ、夢じゃないだと…夢は叶ったけど」ブツブツ

俺「え?夢ってそういうことなの?」

妹「どうしようこのままじゃお兄ちゃんが…」ブツブツ

俺「おいやっぱお前変態だろ」

妹「お兄ちゃん!!!」

俺「うわっ、何!?」

妹「私…どうしたらいいかな…?」

俺「知らねえよ」

妹「これからどうやって生きていけば」

俺「そうだな、確かに俺もお前の将来が心配だな。色んな意味で」

今日はここまで

あれ?酉が…

よい

とくさんか?

____   r っ    ________   _ __
| .__ | __| |__  |____  ,____|  ,! / | l´      く`ヽ ___| ̄|__   r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __  __ |  r┐ ___| |___ r┐  / / | |  /\   ヽ冫L_  _  |   | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_  | | | r┐ r┐ | | | /  |   | レ'´ /  く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___  __|. | | | 二 二 | | |く_/l |   |  , ‐'´     ∨|__  ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| |   /  ヽ    | | | |__| |__| | | |   | |  | |   __    /`〉  /  \      │ | |   ̄ ̄|
|   | / /\ \.   | |└------┘| |   | |  | |__| |  / /  / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/   \ `フ |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |   | |  |____丿く / <´ /   `- 、_// ノ\  `ー―--┐
           `´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'     ̄          `  `´          `ー'    `ー───-′

続けたまえ

妹「人生相談があるの…」

俺「誰の妹がこんなに可愛いわけがないって!!?」

妹「私今…悩んでることがあって…」

俺「お、おお…続けるのな」

妹「お兄ちゃんが結婚するらしいから阻止したいんだけど、どうしたらいいかな?」

俺「それはどちらかと言うとお前より俺の人生相談になってないか」

妹「なってない!」

俺「なってないのか、なら仕方ない」

妹「で、どう思う?お兄ちゃん」

俺「うんまず何で俺の結婚を阻止したいんだ?」

妹「お兄ちゃんは私のお兄ちゃんだから。さっき言ったよね?」

俺「言ったな。そしてそれで合ってる」

妹「だから、お兄ちゃんは私のものなんだよ」

俺「相変わらず意味わからんが…そうだな、会話がループしてるっぽいからここで止めを刺しておこう」

妹「と、止め…?」

俺「確かに俺はお前のお兄ちゃんかもしれないが、」

妹「かもじゃないよね」

俺「はいすみません」

妹「で?」

俺「確かに俺はお前のお兄ちゃんだが、Aさんの夫だ」

すみません 惰性で続き書いちゃいました
今度こそお休み

乙です

壊れ系妹好き

妹「…っ!」

俺「俺の勝ちだな」

妹「いや…まだだ…まだ戦いは終わってねぇっ」

俺「お前のキャラが掴めねえよ」

妹「えっと…その…誰だっけ?」

俺「Aさん」

妹「何でイニシャルなの?」

俺「あおいさん」

妹「そう、そのみどりさんは…」

俺「誰だみどりさんって」

妹「その何とかさんは」

俺「遂に色ですらなくなった!」

妹「お兄ちゃんにとって私より大切な人なの?」

俺「何この妹めんどくさい」

俺「配偶者と2親等。差は歴然だ」

妹「そういうことを聞いてるんじゃないんだよ」

俺「……お前のことも大事だよ。同じくらいにな」

妹「………」

俺「悪の組織に2人を人質に取られて、1人解放してやるからどちらか選べと言われた時に、2人とも助けると豪語出来るくらいには」

妹「例えが分かりにくい上にあんまり格好よくない」

俺「マジで?ごめん」

妹「フフッ、でもありがと」

俺「おう」

妹「じゃなくておかしいよね」

俺「え?今結構綺麗にまとまったよね?最終回だったよね?」

妹「微妙に私の質問に答えられてないんだよ『お兄ちゃんにとって私より大切な人なの?』という質問に!」

俺「だからそれは選べないくらい2人とも大切だって…」

妹「それじゃあ駄目なんだよ私は。お兄ちゃんの1番でないと納得出来ない」

俺「面倒くさい上に性格最悪かよ!」

はよ

妹「正直な所私お兄ちゃんに彼女がいるってのも怪しいと思ってるから」

俺「今更そこを議論すんの?」

妹「だってお兄ちゃん小さい頃からずっと私と遊んでくれてたのに、寧ろ私としか遊んでなくて、全然他の子に興味がある風に見えなかったし…」

俺「友達がいないみたいな言い方すんな」

妹「ましてや彼女なんてお兄ちゃんをいつでもどこでも見てきた私から言わせれば絶対ありえないのに」

俺「お兄ちゃんちょっと怖くなってきた」

妹「確かに短大を出て働き初めてからはスト…観察出来る時間も減っちゃったけど」

俺「言い直した割に気味の悪さはあんまり変わってない」

妹「入社して1年足らずでこんな女たらしになるなんて…どうしてこんな子に育ってしまったの…」

俺「それはこっちのセリフだよ。一歩間違えば犯罪者じゃねえか」

妹「いつ付き合いはじめたのかは知らないし知りたくもないけど(というか付き合ってないけど)、どう考えても結婚までの交際期間(そんなものはないが)が短過ぎる」

俺「何だその()の中は。まぁ確かに結構早い気がする」

妹「大体入社1年の給料で養っていけると思ってるの?」

俺「ごめん俺も色々言葉足らずだったわ。結婚することは決まってる。ただそれはもう少し給料が安定してからだ。」

妹「え?そうなの?」

俺「俺だって今すぐ結婚して暮らしていけるとは思ってないさ。だからまぁ、実際はもっと先になるかもな」

妹「よし…まだ間に合うかもれしない…」ブツブツ

俺「お前は手遅れだけどな」

仕様がないから妹ちゃんは俺が引き取ってオナホにしてやんよ!

日曜

妹「兄さん、朝です起きてください」

俺「今度は何のキャラだ…つーかまだ7時じゃねえか…日曜なんだからもっと寝かせてくれよ」

妹「おはよう!お兄ちゃん!」

俺「おはよう…朝日もお前の笑顔も眩しいよ」

妹「私、今日は久しぶりに2人で外に遊びに行きたいと思います」

俺「僕は思いません。お休み」

妹「話終わっちゃうじゃん。お願い」

俺「わかったわかった…外は面倒だから行かないけど、家でたっぷり遊んでやるから。あと10でいいから寝かせて」

妹「本当に!?じゃあ私も仮眠をとって力を蓄えよう!」

俺「仮眠を俺のベッドで取るな。つーか何そのテンション朝から元気すぎだろ」

兄さん早く起きてください

妹「ねぇお兄ちゃん」

俺「なんだ妹よ」

妹「今日変な夢見たんだけど」

俺「人の夢の話程つまらないものはねーよ」

妹「うん、確かにつまらない夢だった」

俺「じゃあもう聞かなくていい?」

妹「あ、いやすみません聞いてください」

俺「卑屈過ぎる…」

妹「お兄ちゃんがね、夢の中で私の知らない女の人と結婚するとか言い出したんだよ」

俺「いや夢じゃねーよ」

妹「……!?」

俺「いやそんな馬鹿なみたいな顔されても」

妹「そんな馬鹿な…」

俺「そして言わなくていい」

妹「で、ブラコンの妹としては当然阻止しようとするわけ。我ながら必死だった。夢なのに」

俺「じゃあ夢でいいよもう」

妹「頑張った結果色々あった末にお兄ちゃんは結婚を取りやめてくれました!」

俺「記憶が改竄されているだと」

やる気のない兄さんですね

はよ

俺「というか俺の記憶が正しければ、お前の夢は俺がケツをぶっ叩いて覚ましてやったはずだが」

妹「あれは…ありがとう」

俺「何でお礼を言ったのかは知らんが、まぁ朝飯食べるか」

妹「待ってました!女子力高い私はお兄ちゃんのために既にご飯を作ってあります!」

俺「睡眠薬とか入ってないだろうな」

妹「入ってないよ!妹を何だと思ってるの!?」

俺「変態」

妹「お兄ちゃんが正しかった」

俺「正しかったら駄目だろ…おっ、普通に美味しそう」

妹「そりゃそうだよ、何と言っても作ったのが私なんだから」

俺「ありがとうな」

妹「えっ、ええ…うん…」

俺「ん?」

妹「ちょ…ちょっとトイレ行ってくる」

俺「おう…」

妹「濡れちゃった」

俺「…早く行ってこい」

妹「で、お兄ちゃん今日遊びに行く計画なんだけど」モグモグ

俺「もう行くことに決まってるんだ…まぁ朝ごはん作ってくれたのもあるしたまにはいいか」モグモグ

妹「どこに行こうか?」

俺「計画ガバガバじゃねーか」

妹「どこに行こうか?」

俺「スルーな…どこでもいいよ」

妹「…はぁ…お兄ちゃん、どこでもいいとか困るよ。そこは男性がリードしてくれなきゃ。そんなんじゃ彼女さんが可哀想だから早く別れろ」

俺「お前の計画だろうが…それと隙があれば別れさせようとすんな」

妹「まぁ別れさせる彼女なんてお兄ちゃんにはいないんだけどね」

俺「だからいるって」

妹「もうどこでもいいからさっさと決めて」

俺「俺もどこでもいいから散歩でもしようぜ」

妹「まぁ、お兄ちゃんがいいならそれでいいか」

俺「あぁ、ご馳走様」

妹「うん食器は置いといていいから、じゃあ着替えてきて」

俺「へいへいー」

妹(デート編スタート!)

俺「違うだろ」

妹「私の心を読むなんて…やっぱりお兄ちゃんと私は以心伝心繋がってる…結婚しよう」

俺「はいはい」

散歩道

妹「ねぇお兄ちゃん、私の今日の服どう?」スタスタ

俺「可愛いと思う」スタスタ

妹「私とどっちが可愛い?」

俺「そりゃあ…ん?意味わからん…」


妹友「あっ、妹ちゃーん」


俺「ん?」

妹「あっ、友ちゃん!お買い物?」

妹友「うん!えっとそちらの男性は…」

俺「あ、俺は…」

妹「私の彼氏だよ!」

俺「おい」

妹友「えっ、妹ちゃんいつの間に!」

俺「あの…俺もこいつの兄です」

妹友「お兄ちゃんが彼氏!?」

俺「ひょっとしてこの子天然さん?」

妹友「ふふっ、冗談ですよ」

俺「だよね」

妹友「それで、お二人はどちらへ?」

俺「どちらへって言うか…ただの散歩だよ」

妹友「妹と2人で?」

俺「うん」

妹友「それデートじゃないですか」

妹「そうみえる!?」

俺「食いつくな」

今更ですが自分で書いてて気持ち悪くなってきたので、主人公を「俺」から「兄」に変えます


妹友「冗談ですよ」

兄「君は冗談が多いな」

妹友「妹とお兄ちゃんと2人でお出かけなんて当たり前ですよね」

兄「え」

妹「この子もかなりのブラコンなの」ヒソヒソ

兄「ああそう」

妹友「じゃあ私はこのへんで…ふふっ、今日はお兄ちゃんのために何作ろうかなっ」

俺「なんか可愛い子だったな」

妹「むぅ…」

俺「ふぅ…結構歩いたな…ジュースでも奢ってやるよ」

妹「えっ、ありがとう!」

俺「じゃあ自販機でも探すか」

また一人称ミスった

妹「あっ、自販機発見」

兄「じゃあ俺はコーラでも買うか、お前は?」

妹「考えるから先買っといていいよ」

兄「そうかい」ポチー

妹「よし決めた!」

兄「何飲むんだ?」グビグビ

妹「私もコーラにする」

兄「おっけー」スッ

妹「ちょっと待って」

兄「なんだよ…違うのにすんの?」

妹「いや…コーラなんだけど…既に一本お兄ちゃんが買ってるし…お金も勿体ないからそれ…分けてくれればいいよ…」

兄「はぁ…それでいいならいいけど」

妹「じゃあちょうだい」

兄「はいよ」

妹「ぃよっしゃあああああああ!!」

兄「騒ぐな近所迷惑だ」

妹「ぷはぁーっ、乾いた喉にお兄ちゃんの唾液が染みる!」

兄「気持ち悪いこと言ってんじゃねぇそこはコーラが染みろよ」

妹「コーラが染みる!」

兄「ったく…ん?」


妹友(男)「あ、妹じゃん」


妹「お、男くん久しぶり…」

妹友(男)「久しぶりって…そんなに久しぶりじゃねーだろ」

妹「そ、そうだっけ?」

兄(何か妹の様子がおかしいな)

妹友(男)「え?…もしかして彼氏?」

妹「いっ、いや違うよ!お兄ちゃんだよ」

妹友(男)「そっか…どうも」ペコ

兄「ど、どうも」ペコ

妹「どこか行くの?」

妹友(男)「おう、これから友達と待ち合わせ」

妹「そうなんだ、じゃあ急いでるんだ」

妹友(男)「まぁ、そうだな、じゃあまた今度な!」

妹「うん…また」

兄「…どうしたんだ?何か様子が変だけど」

妹「その…ね…先週私あの男くんに告白されたの」

兄「なんだと?」

妹「まぁ断ったけど」

兄「そうか、よかった。殺人を犯さずにすんだ」

妹「お兄ちゃん男くんに何するつもりだったの…」

兄「八つ裂き」

妹「いや怖いよ」

兄「何で断ったんだ?」

妹「ふえっ…お兄ちゃんがいるからだけど」

兄「まさか男くんも兄のせいで断られるとは思わなかっただろうな」

妹「いや、そのへんの理由ははっきり言ってないんだけどね。流石に」

兄「そうか」

妹「断って、これからも普通の友達でいようみたいなことは言ったけどやっぱり気まずくて」

兄「なるほどなぁ」

兄「何にせよお前に変な虫が付かなくてよかった」

妹「ちょっとお兄ちゃんキャラ変わってない?」

兄「キャラどころか名前表記も変わってるぜ」

妹「メタい…」

兄「だいたいお前も結構変わってるからな」

妹「まぁそうなんだけど」

兄「最初はかなり淡々と喋ってたのに長ゼリフも多くなってきたしな」

妹「仕方ないよ、いろいろあるんだよ」

兄「閑話休題…まぁ今見た感じだとあの男くんはお前をまだ諦めてないみたいだな」

妹「そう…なんだろうね。自分で言うのも恥ずかしいけど」

兄「何かエロい目で見てきたらすぐ俺に言えよ。しっかり八つ裂きにするから」

妹「しっかり八つ裂きって…普通に話してる分にはいい人だから本当にしないでよね」

兄「わかってるよ」

妹「あのさぁお兄ちゃん」

兄「なんだ?」

妹「お兄ちゃんは私のために男くんを八つ裂きにするとか言ってるけどさ」

兄「言ったな」

妹「私も…えっと……」

兄「……」

妹「…お兄ちゃんの彼女さんを」

兄「名前忘れたのかよ」

妹「八つ裂きとまでは行かなくても2.3発ぐらいは殴ってもいいよね」

兄「なんでだよ」


俺は兄じゃなくて俺の話を読みに来たんだぞ!(錯乱

おつ

妹「そもそもさ、初めはブラコンの妹がお兄ちゃんと彼女をどうにかして引き剥がそうって方針だったよね」

兄「そうだっけ」

妹「なのに何でお兄ちゃんシスコンになってるの」

兄「は?俺のどこがシスコンなんだよ」

妹「妹に告白しただけでシスコンでも何でもない兄に八つ裂きにされそうになってる男くんが可哀想だよ」

兄「それとこれとは話が別だろう」

妹「別なんだ…」

兄「大体さ…あおいさんのどこが気に食わないんだよ?まだ登場すらしてないのに」

妹「登場?出来るわけないよ。だってそんな人は存在しないんだから」

兄「存在してるとしてだ」

妹「お兄ちゃんと知り合いだというところ」

兄「何言ってんだお前…」

妹「このデートが終わったら友ちゃんにももうお兄ちゃんと関わらないでって釘を刺してくるよ(物理)」

兄「何言ってんだお前!?」

兄「(物理)ってなんだよ死んじゃうじゃんそれ」

妹「八つ裂きのお兄ちゃんに言われたくない」

兄「人をワンピースの海賊の通り名みたいに言うな」

妹「とにかく…お兄ちゃんが他の女の子と仲良くしてるところなんて見たくないの…」

兄「……」

妹「いないんだから見たくても見れないんだけどね」

兄「もうその設定やめない?」

妹「お兄ちゃんだって私が他の男の子と付き合っちゃったりしたら八つ裂きにするんでしょ?」

兄「八つ裂きだな」

妹「だから私もお兄ちゃんが他の女の子と付き合ってるからその人のことを八つ裂きにしたいんだよ」

兄「あぁなるほどそういうことか」

妹「今まで理解出来てなかったの…」

兄「どうしよう…俺結構無茶苦茶なこと言ってたんだな」

妹「どれだけその場のノリで生きてきたのよ」

兄「仕方ないだろお前の兄ちゃんなんだから」

妹「…そうだね」

兄「そろそろいい時間だな。昼飯でも食いに行くか」

妹「え?いいの」

兄「あぁ何食べたい?」

妹「オムライス」

兄「はいよ」

妹「あー!あそこにオムライス屋さんがー!」

兄「なんとまぁ都合のいい…」

店員「いらっしゃいませ。何名様でお越しでしょうか?」

兄「2人です」

店員「ではこちらの席へどうぞ」

妹「空いてて良かったね」

兄「そうだな」

妹「何食べようかな~」

兄「食いすぎるなよ」

店員「ただいま、当店カップルフェアを実施中でして、オムライスにケチャップで好きな文字を書くというサービスをしております」

妹「えっ、本当ですか!」

店員「何か希望はありますか?」

妹「じゃあ…『大好きだよ』って書いてください!」

店員「かしこまりました。そちらのお客様は?」

兄「んー何でもいいや。お前決めていいぞ」

妹「じゃあ『俺も愛してるよ』で」

店員「かしこまりました(なんだこのバカップル)」

兄「…今店員さんになんだこのバカップルとか思われてたんだろうな」

妹「別にいいじゃん」

兄「まぁ口に入れば一緒だしな」

妹「来るまで時間あるしお手洗い行ってくるね」

兄「おう」

妹「じゃあ」タタッ

兄「…ふぅ…、…っ!?」


???「でさー…」

???「えーうそー?」


兄「なん…だと…!?」

兄(あおいさん…!なぜここに…!)

あおい「あっ、ちょっと彼氏見つけたから話しかけてくるね、先座ってて」

あおい友「はぁい」ニヤニヤ

あおい「ちょっと何なのよその笑みは、すぐ戻ってくるから~」ニヤニヤ

兄「……」

あおい「やっ、俺くん1人?」

兄「いや…俺は…」

店員「ご注文の品でございます」

兄(なんってタイミングで来やがるんだこのクソジジイ!)

店員「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」

兄「は…はい…」

店員「ではごゆっくりと」

あおい「?どうしたの声震えてるよ?あれ…オムライスが2つ…っ!?」


兄のオムライス「大好きだよ♡」

妹のオムライス「俺も愛してるよ♡」


あおい「……」

兄(どう言い訳すんだコレェェェェ!!!)

あおい「ねぇナニコレ」

兄「いや…えっと…(本当のことを話すか?いや…妹のオムライスに愛してるよって書いてもらってる兄ってどんな変態だよ!)」

あおい「ひょっとして浮気とかしちゃってるのかなぁ?」

兄「そ、その…(誰かァァァ!!誰でもいいからこの状況を打破出来る人は…っ)」

妹「お待たせー……っ!?」

あおい「………」

兄(お前じゃねええええええ!!!!!)

ここまで
次回から修羅場編スタートです
まぁこの先の展開は全く考えてないんですけど

正直あおいさんの登場予定は無かったのですが、(妹の言う通り本当に架空の人物でも良かった)このSSの終着点が全然見つからないので出てきてもらうことにしました
最初にAさんとして出てきた時はあおいなんて名前無かったんですよ
適当に考えました

長い間更新サボっててすみません
もう見ていた方も離れているかもしれませんが何とか完結させます

乙です

最近銀魂を読んだので兄が銀魂っぽくなってますが、その内直ると思います
どこまでもその場のノリで生きてます
にしても銀魂は面白かったです

支援

やばい思い付かない

兄(空気読んでくれよ妹…)アイコンタクト

妹(…任せてお兄ちゃん)アイコンタクト

兄(よし!流石俺の妹!アイコンタクトでも通じる!)

妹「こんにちは!おに…俺くんの彼女の妹と言うものです!俺くんの『知り合い』ですか?」

兄(馬鹿な妹だった)

あおい「……ぶっ○す」

兄「あおいさん落ち着いて!?」

あおい「落ち着く?誰が原因でこうなってるかわかってるわよね?」

兄「あ、はい…すみません」

妹「ねぇ俺くん誰この人。急に殺人予告してきたんだけど怖い」

兄「例のあおいさんだよ…はぁ」

妹「えっ!マジで?」

兄「なんてことしてくれたんだよ…」

妹「お兄ちゃんのことが心配だからこんなイカれた女とは別れた方がいいよ」

兄「話聞けよ」

あおい「お兄ちゃん…?」

妹「あ」

あおい「お兄ちゃん…ね。俺くんは兄妹プレイが好みなのね。私もこれからお兄ちゃんと読んだ方がいいのかしら」

妹「は?お兄ちゃんをお兄ちゃんと呼んでいいのは私だけですよ?」

兄「話をこれ以上こじらせるな…大体あおいさんは年は同じだし、誕生日も俺の方が遅いからお兄ちゃんはおかしい」

妹「お兄ちゃんも何かズレてるよ」

兄「はっ!じゃなくて、お兄ちゃんって呼ばれてるのはこいつが妹だからだよ」

あおい「じゃあこれは何かしら」ビシッ

兄「これってなんの……」

オムライス「大好きだよ♡」

兄「…」

あおい「ご丁寧に♡マークまで書いてもらっちゃって。随分と愛し合ってるのね。私知ってるのよ、今この店はカップルフェアなるものを実施していることは」

兄「いやだから恋愛じゃなくて家族愛的な大好きだよであって…」

あおい「近親相姦?」

兄「だから違うって!」

あおい「俺くんが妹に手を出すほどの変態だったとは」

兄「お前の思い込みの激しさどうにかならないの!?」

あおい「ふむ…まぁ私も暑くなりすぎたわ。じゃあこの子は俺くんの妹であって彼女じゃないのね?」

兄「あぁ…やっとわかってくれたか…そうこいつはただの…」

妹「何言ってるのお兄ちゃん。この前あんなことしておいて」

あおい「あんなこと?」

兄「古典的な表現で話をややこしくするな。何もしてないだろ」

妹「今日だって私に(間接)キスしたじゃん」

あおい「キスですって?」

兄「してねーよ!」

あおい「…ひとまず俺くんの言うこと信じてあげるわ。彼女だしね」

妹「むっ」

あおい「向こうに友達も待たせてあるからもう行くわ。俺くんは今度ゆっくり話をしましょう」

兄「は…はい…」

あおい「じゃあ…またね」スタスタ


妹「あ…悪魔みたいな女だ…」ドーン

兄「おめーだよ…」ビシッ

兄じゃなくて俺は俺の話を見たいぞ

彼女だけ名前ってのもね

>>80
妹が名前を(意図的に)覚えてられないってネタをやりたいだけという理由でこいつだけ名前あります
Aさんでもいいんですけどね

妹「さて、変な虫も消えたしオムライス食べようか」

兄「人の彼女を変な虫って言うな。食べるけどさ」

妹「はい、お兄ちゃん、あ~ん」

兄「同じメニューなのにわざわざする必要ないだろ」

妹「な、なんかお兄ちゃんが冷たくなった…」

兄「何故だかわかるか?」

妹「う~ん…私はコナンくんじゃないしわからないかな」

兄「このくらい名探偵じゃなくてもわかれよ!!!」

妹「お兄ちゃんお店の中だよ。大きな声出さないで」

兄「…少しは自分の行いを悪びれろ」

妹「悪びれろなんて言葉あるの?」

兄「さぁ…?知らない…って、話を逸らすな」

妹「反省はしてない、後悔もしてない」

兄「最悪じゃねえか。反省の色が見えないから懲役10年だ」

妹「お兄ちゃんの部屋でならいいよ」

兄「お前何歳まで僕の部屋にいるつもりだよ」

兄「あーあこれからどうしよ」

妹「別れればいいじゃん」

兄「黙れ」

妹「ごめんちゃい」

兄「信じてくれるとは言ってたけど、普通に妹に手を出してる変態兄貴になってるよなぁ」

妹「この年で妹とデートなんてありえないもんね」

兄「お前が言うな」

妹「いいや言わせてもらうね。普通ありえないよ」

兄「……」

妹「つまり私とお兄ちゃんは既に後戻りが出来ないレベルのありえない領域にまで達してしまっているのよ」

兄「……」

妹「ここまで来ちゃったんだからもう覚悟を決めなきゃ駄目だよ。ちゃんと…責任取ってよね…」

兄「いちいち表現が大袈裟だよ。何で責任取ってよねの所だけ顔赤らめてんだ。誤解を生む言い方すんな」

妹「怒涛の三連ツッコミ…おぬし成長したな」

兄「お前の突っ込み所が多過ぎるんだ」

妹「え…いやお兄ちゃん…さすがの私もそういうプレイはちょっと…」

兄「お前が何を考えているのか大体分かったがお前には俺がそのレベルの変態に見えるのか?」

妹「まさか…さらに上が…!?」

兄「自分の変態度を低く見られたことに対しての質問じゃねえよ」

頑張ってね、少し変態なところも大好きだょお兄ちゃん♪

忙しいんであと一週間くらい待ってください

待ってる

あおいさんエンドか近親相姦エンドかハーレムエンドかめっちゃ迷ってる

普通にあおいさんエンドで良いけども

近親エンドお願いします!

兄「そろそろ帰るか…うわ普通に値段高い」

妹「ごちそうさま!お兄ちゃん!」

兄「お前の笑顔が見れて僕は嬉しいよ…」

妹「何にしてもそろそろ決着を着けないとなー」

兄「決着を着けるって日本語はおかしいぞ」

妹「え?そうなの?さっすがお兄ちゃん」

兄「で、結構って誰との?」

妹「あおいさん」

兄「そうか…やっと名前覚えたんだな」

妹「真面目な話、私としては別れてほしい」

兄「…なぁ妹…」

妹「でもさ、分かってるんだよ。これはどうしようもないことだって」

兄「…」

妹「けどやっぱり自分の気持ちは騙せないから…」

兄「あおいさんと話をするのか?」

妹「うん、きっと戸惑うだろうね。兄のことが好きだから別れてほしいだなんて言ってきたら」

兄「まぁ…そりゃそうだろうな」

兄「取り敢えず今日は帰ろうか」

妹「そうだね」

兄「夜ご飯何がいい?」

妹「えっ作ってくれるの?」

兄「朝作ってくれたからな」

妹「あ、じゃあじゃあ…カレー!」

兄「そうか、じゃあ材料買いに行くか」

妹「うん!」

数日後 とあるファミレス

あおい「…」

妹「…」

兄「…」

あおい「話をしましょう、とは言ったけども、この子もいるなんてね」

兄「あぁ、関係あるからだ」

あおい「ふぅん」

妹「あの…妹と申します…お兄ちゃんの実の妹です」

あおい「…私の自己紹介はいらないわよね?」

妹「はい」

あおい「実の妹、ね。本当にそうなんだ」

妹「はい…」

あおい「で、何か話しがあるんでしょう?だからここに来た」

妹「はい。単刀直入にいいます。私は、お兄ちゃんのことが好きです」

兄「…」

あおい「…」

妹「だから、お兄ちゃんと別れてください!」

あおい「…当然答えはノートよ」

妹「ノート?」

あおい「あ、いや間違えた。ノーよ」

妹「そう…ですよね…」

あおい「私だって俺くんのことが好きだもの。そこは譲れない」

妹「…」

あおい「ところで俺くん」

兄「ん?」

あおい「私がここでイエスと答えていたら、あなたはどうするつもりだったの?」

兄「別れただろうな。でもお前は断った。正直に言ってそれはわかってたことだ」

あおい「そうね…」

兄「別れたからといって、そしたら妹とそういう関係になるつもりはない」

妹「…っ!」

兄「でもこいつだって自分の気持ちは持ってる。それをぶつける権利くらいはあると思うんだ」

あおい「…だからここに連れてきて、私にぶつけたと」

兄「そうだ」

あおい「本当にお兄ちゃんのことが好きなのね」

妹「…はい」

あおい「これから…どうするの?」

兄「結婚しよう」

妹「…」

兄「ここまできて中途半端じゃいられない」

あおい「ありがとう、とても嬉しいわ。でも」

妹「…」

あおい「妹さんにはいつも通りでいいわ」

妹「…!」

あおい「お尻をぶったたいても、オムライスのケチャップで愛を囁いてもいい」

兄「…」

あおい「その上で、私も愛しなさい」

妹「…ありがとう…ございます」

兄「ははっ、そりゃあいいや…」

兄「結婚して俺がどうなるかはわからない」

妹「……」

兄「家を出ることもあると思う。けどそうなっても、いつでも遊びに来てもいいからな」

あおい「ええ、歓迎するわ」

兄「ま、しばらくは家にいるさ。しっかり朝、起こしてくれよな」

妹「うん…!2人ともありがとう…!!」ポロポロ

数年後

妹「お兄ちゃーん!遊びに来たよー」

兄「おっ、妹か、入れ入れ」

あおい「こんにちは」

妹「こんにちは!妊娠おめでとうございます!」

あおい「ふふっ、ありがとう」

妹「性別はわかったんですか?」

兄「おう、女の子らしいぞ」

妹「へぇー私ももうおばさんかぁ」

兄「そうだな…早いもんだ」

妹「お兄ちゃん…」

兄「ん?」

妹「それにあおいさん」

あおい「?」

妹「幸せな家庭を築いてね!」

兄「当たり前だ!!」


Fin

かなり巻きで終わらせました
読んでくださった方ありがとうございました
最後はかなりシリアスになってましたが、このSSで一番書きたかったことは兄と妹との馬鹿な掛け合いです
それが一通り書けて嬉しく思います
かなり時間がかかりましたが、最後まで読んでくださった方本当にありがとうございました!

妹「うわ…ニーソ破けちゃった…」
妹「うわ…ニーソ破けちゃった…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449888502/)


今はこっちを書いてます
良かったら読んでください(宣伝)
あいも変わらず妹ものですが、よろしくお願いします

乙です!

乙 勢いがあってよかった

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