関裕美「メイドさんのお仕事の始まる前」 (26)

短いですがアイドルマスターシンデレラガールズの関裕美と松尾千鶴がメインのSSです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441035486

「ふふっ……。私がメイドさんかぁ……」

「プロデューサーも何を考えているんでしょうか?……私が、接客って……上手くできるか分からないのに」

「千鶴さんなら、きっとできると思います。私も、一緒に頑張るからねっ!」

松尾千鶴「……、そう、ありがとう裕美ちゃん。ちょっとだけ勇気が湧いてきたわ」

関裕美「うんっ!芳乃ちゃんやそらちゃんと一緒にメイドさんのお仕事頑張りましょう!」

千鶴「メイド……。はぁ、頑張るとはいっても、どうすればいいのか分からない……。お帰りなさいませ、ご主人様♪……はっ!き、聞いてた?」

関裕美(14)
http://i.imgur.com/o5ifIvs.jpg

松尾千鶴(15)
http://i.imgur.com/PZVW2Lj.jpg

裕美「……聞いちゃダメだった?」

千鶴「いえ、別にダメって訳じゃなくて……。は、恥ずかしい……!」

裕美「千鶴さんのメイドさんの衣装凄く可愛くて似合ってるから、きっとこの仕事も大丈夫だと思うから、……私も、色々な人にメイドさんのお仕事の事聞いてきたから、千鶴さんも頑張ろうねっ」

千鶴「うん、……分かってはいるんだけど、やっぱり不安が少し」

裕美「モデルさんだって立派に成功させた千鶴さんなら大丈夫。私も不安だけど、芳乃ちゃんやそらちゃんと一緒に頑張ろうって思ってるんだ」

千鶴「芳乃さんにそらちゃん……、どっちも、今回のお仕事にあった人選だと思うけど、どうしてその中に私が……、裕美ちゃんも凄く可愛いのに、私がいていいのかな……」

裕美「千鶴さんも可愛くて、笑顔が素敵だって、私は思います」

千鶴「そう、笑顔がすて……、あの、裕美ちゃん、私また何か言ってた?」

裕美「はい、私がいていいのかなって……。千鶴さんも可愛いから、一緒に頑張りましょうねっ」

千鶴「……はぁ、また私の悪い癖が……、ぶっきらぼうで、素直になれなくて……可愛くなりたいのに、自分には無理だって差し伸べられた手を振り払おうとしたり……」

裕美「それでも、千鶴さんの可愛くなりたいって気持ちが、素敵なアイドルに成長させてくれた、そう考えると、ちょっと私に似てるかも」

千鶴「……確か、裕美さんも最初は私みたいに、不器用だったって、聞いたけど、本当なの?」

裕美「私は、目つきが悪くて、笑顔が上手にできなくて……、自分に自信が持てなかった。そんな私をPさんはアイドルにスカウトしてくれて……、それで、アイドルになってステージに立った時に、世界が輝いて見えたんだ」

千鶴「それは……私もちょっと経験があるかも、こう、客席全部が眩しいのに、ファンの顔はよく見えたり……」

裕美「凄く明るくて、こんな凄いところに私がいていいのかな、何て思ったりもしたけど、世界が輝いて見えたんじゃなくて、きっと世界は最初から明るいのに、私が目を背けていただけだった。そう、Pさんが教えてくれたの」

千鶴「……目を背ける……、私もそうだったかも」

裕美「だから、私も千鶴さんと一緒のお仕事頑張りたいなって思います」

千鶴「……そうね、折角のお仕事だから、自分に似合うかどうかを考えるよりもやってみるのが大切……。ありがとう、改めて気づかせてくれて」

裕美「私も、可愛いメイドさんの衣装……楽しみです」

千鶴「可愛いメイド服……、楽しみ。それに、メイドさんってやっぱり憧れだから……」

千鶴「お帰りなさいませ、ご主人様♪……って、ふふっ」

裕美「やっぱりそのセリフも言わないとダメなのかな?恥ずかしいけど、千鶴さんみたいに頑張らないと……!」

千鶴「そうそう、私みたいに……。あの、裕美ちゃん。さっき言ったこと……恥ずかしいから、ちょっと忘れて欲しいな!」

裕美「でも、やっぱりメイドさんならメイドさんらしく頑張らないと……」

千鶴「ん……、た、確かにそうだけど……。それなら、恥ずかしがってる場合じゃないと言うか……」

裕美「Pさんからの話だと、私達で給仕もするんだって、お料理も私達でつくるのかな?」

千鶴「料理は別のスタッフが担当するから、私達は配膳やメニュー取りが中心だって言ってたけど、……メイドさんなら、あれも……するのかな?」

裕美「あれって……あっ、美味しくなぁれってやるのかな?」

千鶴「恥ずかしいけど……、やっぱりメイドさんならやらないと……、えっと、こうして……」

千鶴「ちーちゃんラブリービームで、美味しくなぁれ♪……いえ、角度が違うのかな……、こう、覗き込むようにすれば……」

千鶴「あっ………………」

千鶴「…………」

千鶴「……」

千鶴「違うから!これは、そうっ!……のぞき穴です!」

裕美「何も言ってないよ!?」

千鶴「べ、別にメイドさんのお仕事だからって……昨日から練習なんてしてないからっ!」

裕美「練習してたんだ……えっと、手でハートを作って……」

千鶴「ま、真似する必要はないと思うけど!」

裕美「千鶴さんの凄く可愛かったから、私もやってみようかなって思ったから……。えっと、ひーちゃん?……だと言いにくいから……菜々さんみたいにすればいいのかな?」

裕美「ひろみんラブリービームっ♪……は、恥ずかしいね」

千鶴「いえ、あの、裕美さんのは可愛いと思う……私もそんな風になれたらなぁって」

裕美「それじゃあ、一緒にやってみませんか?」

千鶴「いや、あの、私のは単なるのぞき穴であって、メイドさんとは一切の関係が……」

裕美「ううん。私一人だと、上手くできてるか分からなくて……千鶴さんと一緒に練習したいなって」

千鶴「……そういうことなら、まぁ、付き合ってあげてもいいけど……」

裕美「ありがとう!じゃあ、指は全部合わせればいいのかな?」

千鶴「それもいいけど、ハートを作るのなら人差し指を軽く当ててみるのもいいかも」

裕美「えっと、こう、かな?」

千鶴「ハートを作ったら、美味しくなぁれって言う……。ビームはいると思う?」

裕美「練習だから、やってみます?私も一緒にするねっ」

千鶴「それなら……裕美さんと2人なら、いいかも。そう、これは練習……練習だから……」

裕美「一緒に並んで、ちょっとだけ屈んで……」

千鶴「せーのっ」

モバP「おーい!裕美!千鶴!いるかー!メイドのお仕事の件で話が……」


裕美・千鶴「「ラブリービームで、美味しくなぁれ♪」」


P「あるん……」

千鶴「あっ」

裕美「ぴ、Pさん……」

千鶴「こ、これはあくまで練習であって私がこうしたいなって思ってなくて!こ、これは練習だから直ぐに今の事は忘れて!」

P「……グッド」

裕美「!?Pさんが鼻血と涙を流しながらサムズアップして倒れこんだよ!?」

千鶴「えっ!?そっ、な、なんで……」

P「2人のラブリービームの直撃を食らえば、Pがこうなるのは必然……」

P「素晴らしい力だ、ラブリービーム……ぐふっ」

裕美「Pさーん!?」

千鶴「だ、誰か救急車ー!?」

おわり

以上で終わりです。お付き合いいただきありがとうございました、後でHTML依頼をします。

ほんとうにありがとうございます。関裕美をメイドとして出してくれて、感謝しかありません。だからいい加減ガチャを引かせてください、Rの思い出エピソードを見せてください。

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