【R-18】川内と夜戦の日々【艦これ】 (943)

川内「あっ、あ、あ、やん、あっ、んっ…」


 柔肌がぶつかる度、川内は憚らず嬌声を上げる。乳房を掴むと、微かに身じろぎして、一瞬だけ締め付けが強くなる。うなじをくすぐると、反射的に避ける。割りと本気で嫌がっているようだ。


川内「んぁっ、…あっ、い、イく……っ」

提督「そうか…じゃあ…」


 腰の動きを速める。喘ぎ声が重なって、テンポを増してゆく。


川内「あ、あ、あ、イく、イくっ…ああっ」


 唇を重ねる。舌と舌で味わっていると、にわかに彼女の体がビクビクと震えた。

 熱い腰を最奥に打ち付けて、僕も絶頂に達した。


提督「…ハァ、ハァ…っと」


 ペニスを引き抜く。ゴムを剥がすと、川内はくすくすと笑った。


川内「どう? 沢山出た?」

提督「こんなもんだけど」


 口を縛って、彼女の目の前で軽く揺らす。


提督「どう思う?」

川内「んー、1回目よりは減ったかな」

提督「仕方ないよ。今日はもう疲れた」

川内「えー…」


 ゴムを脇のゴミ箱に放ると、ベッドにごろりと体を倒す。その腕を枕に寄り添うと、川内はほっと息を吐いた。


川内「ま、良いや。私ももう眠いし」

提督「明日も早いからな」

川内「うん。…やっと、一緒にイけたね」

提督「…そうだな」


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・川内と提督が夜戦(意味深)の可能性を模索するスレです
・途中まで書き溜めてますが以降は殆どノープランです。思いついたら書きます
・更新は極めて不定期です

・後半に行くにつれて特殊性癖が酷くなっていく予定です


 …と、ここに至るまでが長かった。
川内の薬指を見れば分かる通り、僕らはケッコン済みだ。ジュウコンもしていない。
 何故、僕が彼女を選んだのかだが…そこには、お世辞にもロマンチックとは程遠い、深いわけがあった。
 …まあ、おいおい語るとしよう。本題はそっちじゃない。

 先述の営みから更に数週間経った、ある日のこと。いつものように体を重ねた後、ふと川内がこんなことを言った。


川内「そろそろ、鉄兜無しでしたいな」

提督「そろそろって…気分で外して良いものじゃないだろう」

川内「いや、だからさ…」

 彼女は枕元から携帯端末を取り上げて何やら操作すると、僕に見せた。

提督「経口避妊薬…ああ、ピルか」

川内「実際、こっちの方が確実らしいよ。軍医さんに頼んだら処方してもらえるらしいし。性病は防げないけど…別に何も持ってないでしょ?」

提督「それはそうだが…いや、そうだな。副作用とかが酷ければ、すぐに止めれば良いし」

川内「じゃあ、明日早速頼んでみるね」

提督「ああ。手間をかけさせて悪いな」

ーーー翌日。演習などをひと通り終えた川内が、軍医の元から帰ってきた。


川内「貰ってきたよ」

提督「何て言ってた?」

川内「飲み方をきちんと守って、後、何かあったらすぐ言うようにって」

川内「それと、言いにくいんだけど」

提督「何?」

川内「再来週まではお預け」

提督「…はい?」

川内「いや、付ければ良いだけなんだけどね? これ、生理始まってから飲み始めるみたいで…私の、次は来週なんだよね」

提督「じゃあ何で再来週?」

川内「飲み始めて効果が出るのが大体1週間後」

提督「あー…」

川内「どうする? その間もゴム付けて今までどおりする?」

提督「…」

提督「そうだな…最近は殆ど毎日だったし、ちょっとお休みするか」

川内「大丈夫なの?」

提督「人を性欲の塊みたいに言うな。2週間くらい我慢できるさ」

 そんな訳で、2週間に渡る禁欲生活が始まった。
 実際、川内とセックスできないだけであって、別にオナニーくらいならしても良かったのだが、それではつまらないと思い、どちらも禁じることにした。
 それだけでなく…

 
 
翌日、食堂にて。


提督「ごちそうさまでした。さて、と」ジャラ

叢雲「エビオス? お腹の調子でも悪いの?」

提督「予防策みたいなものさ。大規模作戦が始まったら、嫌でも胃が痛めつけられるからね」

叢雲「じゃあ、そっちのは」

提督「亜鉛」

叢雲「…大体分かったわ」ハァ

叢雲「程々になさいよ」

提督「分かってる。言われなくても、今日からしばらくはお休みだ」

叢雲「アンタの性事情なんか聞きたくないわよ!」クワッ

提督「あー、悪い悪い」

提督「…さて、午後からもお仕事頑張るぞー」スクッ

叢雲「あっ、待ちなさいって!」ガタッ



二日目

陸奥「…報告は以上よ」

提督「ん、ご苦労。しかし…」チラ

陸奥「」中破

提督「先に入渠してきて良かったのに」

陸奥「私が入ると、後が詰まっちゃうのよ。それとも…」ズイ

陸奥「お姉さんのココ、そんなに気になっちゃう?」ピラ

提督「っ…上官をからかうんじゃない」

陸奥「そんなこと言って…報告の間にチラチラ見てたの、知ってるんだからね」

提督「止めるんだ。割とマジで止めろ」

陸奥「たまには、あの娘以外も…」

ガチャ

長門「陸奥、ドッグが空いたぞ」

陸奥「…はーい」クルッ

スタスタスタ…

提督「…」


提督主砲「」ビンビン


提督「…あいつめ……」

七日目 鎮守府廊下

提督「オナ禁にも慣れてきたな…」スタスタ

タタタタタタ…

卯月「しれぇーかん!」ダキッ

提督「ッ!?」ビクッ

卯月「どーこー行ーくーぴょん?」スリスリ

提督「あ、ああ、ちょっと工廠の様子を見に…」

弥生「卯月、待って…あ、司令官。ここにいたんですね」トタトタ

卯月「折角遠征終わって帰ってきたのに、執務室にいないから探したぴょん」

提督「ああ、それは済まなかったな。成果はどうだった?」

弥生「無事、成功でした」

提督「よし、ご苦労だった」ナデナデ

弥生「んっ…」

卯月「あー、ズルーい! 卯月もなでなでするぴょん」

提督「よしよし、よく頑張ったな」ナデナデ

卯月「ふふーん」

提督「じゃあ、間宮さんとこで甘いものでも食べるといい。これあげるから」ヒグチサン

卯月「! ありがとぴょん!」

弥生「どうも、すみません…睦月たちも呼んで、行こうか。他の所探してたから」

タッタッタッ…

提督「…ふう」

提督(危なかったとは言えない…)ドキドキ

十日目 執務室

北上「じゃ、アタシはもう下がるねー」

バタン

提督「南方の攻略も近いな…」カキカキ ペタン

提督「ときに川内」

川内「…ふぇ?」パチ

提督「夜戦前でもないのに居眠りするんじゃない。…『あれ』飲み始めたんだろ。調子はどうだ? 何か変わったことはないか?」

川内「別に。ちょっと生理が軽くなったくらいかな」

提督「へえ。そんな効果もあるのか」

川内「みたいだね。最も、艤装着けちゃえば何も感じなくなるんだけど」

提督「どんな感じなのか、見当もつかないんだよな。大井とかが日がな一日艤装着けっぱなしで、渋い顔で演習場に浮かんでるのを見ると、人ごとで良かったとほっとするやら、理解してやれないのがもどかしいやら」

川内「理解しなくていいよ、あんなの。私は元からそれ程じゃないけど。…ところで、提督は?」

提督「?」

川内「あれからずっと、一人でもシてないんでしょ。それに、毎食後に栄養剤飲んでるって叢雲が」

提督「まあな」

川内「よく頑張ってるね」

提督「最初は危なかったんだがな。周りは誘惑だらけだし…卯月に抱きつかれた時はもう駄目かと思った」

川内「ロリコンめ」ジロ

提督「ふ、不可抗力だ! …まあ、その辺を過ぎると寧ろ、性欲自体が湧かなくなってきた。もう、どんな誘惑にも動じないぜ」

川内「ふうん…」ジッ

 机に頬杖を突いてこちらを見つめていた川内は、おもむろに立ち上がると、僕の目の前に立った。それからスカートの中に両手を差し込むと…ゆっくりと下ろした。

提督「お、おい…」

 すらりとした指と、薄く灼けた太腿の間を伝って下りてくる、真っ白な布…
 それをこちらに投げつけると、彼女は妖しく微笑んだ。

川内「それ、あげる」

提督「執務中だぞ」

川内「…時計。もう6時だよ」

提督「ん? そ、そうだったか」

川内「もう、しっかりしてよね。私、部屋に戻るから」

 そう言って、扉に歩いて行った彼女は、そこで不意に振り返ると

川内「」ニッ

 スカートを、たくし上げた。
 部屋の明かりに照らされたそこは、匂ってきそうなほどに濡れて、淫靡な輝きを放っていた。

川内「…私だって、我慢してるんだから」

 そう言い残して、彼女は去っていった。

提督「…」

 残り香が消えない。何故だ。そうだ。これだ。手元にある、脱ぎたてのショーツだ。知らぬ間に、握りしめていた…

提督「…ああ」

 机に崩れ落ちた。当然、その日は眠れない夜を過ごした。

十四日目 

提督「」ボー

加賀「提督」

提督「」

加賀「…提督」ソッ

提督「!」ビクッ

提督「ど、どうしたんだ加賀」

加賀「貴方、一昨日から目が虚ろよ。何があったの。相談くらいは乗るわ」

提督「…いや、いいんだ」

加賀「ねえ、貴方が心配なの。お願いだから、隠し立てはしないで」ジッ

提督「隠してるわけじゃない…人に言うのも馬鹿馬鹿しいだけだ。それに、悩みの原因も今日で終わりだ。明日からはお前に心配をかけることもないだろう」

加賀「本当に…?」

提督「ああ。私を信じてくれ」

加賀「…」ジッ

提督「」キラキラ

加賀「…分かったわ」フイ

提督「ああ、分かってもらえて嬉しいぞ」

提督(すまんな加賀…本当にすまん)

次のシーンが終わってないので今日はここまで。

言い忘れてましたが、見ての通り地の文があったりなかったりします。まあエロシーンは地の文ありくらいに考えていただければ結構です
それから提督など色々不安定な表現は、今後安定してくると良いなあ

特殊性癖ってやっぱりスカトロとかリョナとかそういうのやるのか?

川内くっそエロい期待
うーちゃんに反応するのは確かにまずいなぁ

>>12
スカトロはともかくリョナみたいに本当に体を壊してしまうものはナシです。この辺の線引に関してはおいおい触れていきます

>>15
だってうーちゃんサラシしてるやん…
あれ解いたら如月の次くらいにはある(確信)


…そして、その夜。

コンコン。私室のドアをノックする音。

提督「いいぞ」

川内「お邪魔します…」

 いつになくしおらしい様子でドアをくぐる川内。もう風呂は済ませてきたのか、ほんのり上気した顔で、薄橙色の寝間着を身につけている。

提督「久々の軽巡寮はどうだった?」

川内「すごい懐かしい感じだった。でも、やっぱり仲間って良いものだね。久しぶりに神通や那珂ともゆっくり話せたし」

提督「何か、悪いな。お前を独り占めしてるみたいで」

川内「そんなことないよ。寧ろ、私が提督を独り占めしてるんだから」

提督「そうなのか? あまり差が出ないよう接しているつもりだが」

川内「それでも、ね」

 左手を掲げてみせる。電灯の下で、薬指の指輪がきらりと光った。

川内「…始めよっか」

提督「ああ」

 後ろ手に鍵を閉めると、彼女は畳の上に上がった。既に部屋の真ん中には煎餅布団が敷かれている。床の間には『夜戦主義』の掛け軸。

 髪を解くと、まず軽く口付けを交わした。啄むように二度、それから少し長くキスして、帯に手をかけた。

提督「一応確認しておくが、本当に付けなくていいんだな?」

川内「うん。大丈夫、な筈」

提督「筈、か」

川内「確実なんて無いよ。今までもそうだったんだから。駄目だったら…その時は、その時だよ」

提督「…そうだな」

 背中に手を回して結び目を解くと、帯がすとんと落ちた。と同時に、彼女も僕の着流しの帯を解き、服を引き落とした。

 掛け布団を剥ぎ、二人で倒れこんだ。それから川内の着物をはだけて、気づいた。

提督「川内、下着着てないのか」

 マフラーのせいで日に灼けず白いままの首筋、小ぶりな乳房、引き締まった腰、すらりと伸びた脚、それからその間の、薄い茂み。全て、露わだ。

川内「時間が勿体無いもん」

提督「脱がす楽しみってのもあるんだがなぁ」

川内「また今度ね。ほら、早く早く」

 急かすように僕のパンツに手をかける。
 促されるまま下ろすと、こちらも待ちきれないとばかりに勃ち上がる。

川内「これならあんまり触らなくても大丈夫、かな?」

提督「寧ろ触らない方がいい。暴発しそうだ」

川内「ずっと我慢してたもんね」

 返事の代わりに、片手で乳房を掴んだ。硬くなった臙脂色の先端を摘むと、彼女はくすぐったそうに息を漏らした。
 もう片方の乳首を、口に含んだ。

川内「やあっ、もう…提督、本当におっぱい大好きなんだから」

提督「んむ…何か、安心するというか」

川内「おっきい赤ちゃんだね。ごめんなちゃいね~おっぱい出なくて」

提督「まあ、引退してからだな」

川内「うん、待ってる」

 空いた手を、秘所に伸ばす。くすぐるように入り口を触ると、彼女の躰がビクリと震えた。
 そのまま、中指を浅く差し込む。それから、ゆっくり、焦らすように動かす。

 やがて、小さく水音が聞こえ始めた。
 指を奥まで挿れようとすると、不意に彼女が腕を掴んだ。

川内「ま、待って…ちょっと、イキそう」

提督「いいぞ」

川内「やだ…て、提督のがいい」

 潤んだ瞳でこちらを見上げる川内。漫画とかなら『俺の、何が欲しいんだ?』からの『あなたのおっきいおちんちんを、私のいやらしいおまんこに挿れてください!』までがセットだが、正直僕も余裕が無いので素直にペニスをあてがった。

 待ちに待った、生セックスだ。

提督「挿れるぞ…っ!」

 ゆっくりと腰を落とす。

川内「ふぁあ…」

 甘い吐息が漏れる。逆に僕は、歯を食いしばって耐えていた。
 気を抜けば、出る。

 そして、切っ先が最奥を叩いた。

川内「~~~っ!」

 声にならない叫びとと共に、彼女の膣内がぎゅっと僕のイチモツを締め上げた。

提督「イッたんだな? 良いんだな? うあっ、出っ…!」

 どくん

 びゅーっ、びゅー…

 エビオスと亜鉛サプリでブーストをかけ、2週間もの間貯めこまれた精液が、ドクドクと彼女の膣に注ぎ込まれる。

川内「で、出てる、出てる、すごい、いっぱいっ」

提督「ああっ、はあっ、うっ」

 びゅっ、びゅ…

 やっと射精が終わると、僕は彼女の上に崩れ落ちた。

提督「ハァ、ハァ…ああ」

川内「中出し、されちゃった…」

 溜め込んだ欲望をぶちまけ、落ち着きを取り戻した僕の愚息を、川内の柔肉が優しく苛んでゆく。隔てるものは、何もない。

提督「この感触は…」

川内「温かい…気持ちいい…」

 うっとりと呟く。それからおもむろに両腕両脚を僕の体に回すと、ぐるりと反転した。僕が下に、彼女が上に。
 身を起こし、こちらを見下ろしながら言った。

川内「ねえ、まだだよね。まだやるよね」

提督「当たり前だ。どれだけ我慢したと思ってる…」

 肉棒に血が漲ってくる。川内は笑った。

川内「あはっ、おっきくなった」

 小刻みに腰を動かす。ぱちゃぱちゃという水音と、嬌声が重なる。

川内「あっ、あんっ、あっ、あっ、んっ…」

 腰の速度が増してゆく。より速く、より深く…
 やがて繋がった所から、先ほどの精液とも愛液ともつかない液が、とろりと漏れ出してきた。何の気なしにそれを指で掬い取り、不意に物足りなさを覚えた。

提督「なあ」

 彼女の腰を掴むと

提督「独りで楽しまれると」

 下から、思い切り突き上げて

川内「ひんっ!?」

提督「僕が寂しいぞっ」

 ひょいと身を起こし、彼女の体を掻き抱く。
 それから尻に手を回し、上下運動を引き継いだ。但し、先程よりも大きく、激しく。

川内「ま、待って、ペースがっ! やっ」

川内「イくっ、イ、イッちゃうからあっ! ああっ」

提督「イけ…いくらでもイけッ!」

 抽送を速める。もっと速く、速く、速く速く速く…

提督「あ」

 手が滑った。支えを失った川内の尻が、僕の腰にすとんと落ちて、いきり立った肉棒の先端が、彼女の膣の最奥、子宮の入り口をずんと打った。

川内「んん~~!!?」

 四肢でがっちり抱きついて、膣でペニスをがっちり掴んで、彼女は身を震わせた。
 腰に、温かいものが垂れてきた。
 再び尻を掴み、ダメ押しとばかりに数回腰を打ち付けて、僕は射精した。

川内「むう…」

 四肢から力が抜けた。そのまま、二人で布団に横たわった。
 思い出したようにキスをすると、するりと舌が滑り込んできた。

川内「ふぁ…む…ちゅ、ぷあ」

 唇を離すと、彼女は物欲しそうに体を揺すった。

提督「ちょっと…休憩…」

川内「えー…」

 再び僕の上に来ると、おもむろに僕の乳首をちろちろと舐め始めた。

提督「くすぐったい」

川内「すぐに気持ち良くなるよ。私がそうだったんだから」

 そう言いながら、もう片方を指先で弄る。

川内「んー、やっぱ分かんないなあ」

提督「何が?」

川内「おっぱいって、そんなに良いものかな」

提督「男のじゃ意味無いさ。そのために作られてないんだから」

川内「そうかなあ…」

 口を離すと、今度は自分の胸を擦り付け始めた。

川内「んっ…でも、胸板は好きかな」

 柔らかい感触と小さな硬い感触が、僕の胸を撫で回す。それに従って、下の口が肉棒を優しく扱く。ありのままの粘膜の感触が、絶えず伝わってくる…

提督「よっ、と」

川内「ひゃっ」

 体を起こし、川内の腰を掴んでぐるりと回して後ろを向かせる。バランスを崩した彼女は布団に手を突いた。

提督「休憩終わり」

川内「わー…いっ!?」

 復活したブツで一発突くと、一層締め付けが強くなった。四つん這いになった彼女の背筋が、ぴんと反り返る。

提督「寝落ちするまでやるからなっ」

川内「んっ、今夜は、あんっ、寝かさない、よ…っ!」




「…」ジッ

とりあえずここまで。以上で書き溜めておいたシーンは終了となり、以降は書き下ろしとなります。

いくつか決まっているものはあるのですが、>>1の抽斗は非常に少ないです。したがって皆様の見てみたいシチュとかあったら出していただけると参考になります。

川内「お、お尻でしたい?」

提督「うん」

 いつもは性に積極的な彼女が、素っ頓狂な声を上げた。いつものように体を重ねた後のことだ。

川内「えっ、もう生も飽きちゃったの」

提督「そういう訳じゃない。ただ、できることは多い方が良いかなって」

川内「えー…」

 じろりとこちらを睨むと、ふっと溜め息を吐いた。それからおもむろにこちらに背を向けると、ぐいと尻を突き出した。

川内「ほ、ほら…すればいいじゃん」

提督「あ、いや…そうじゃなくて」

川内「そうじゃないなら何なのさ」

 尻をこちらに向けたまま、川内がこっちを見る。羞恥に赤く染まった表情は、実に新鮮で、そそるものがある。
 …だが、我慢我慢。

提督「色々と準備がいるんだ。元々そのための所じゃないから、普段通らない太さのものを突っ込むと当然痛いし、下手したら裂ける」

川内「前の穴だって最初は痛かったよ」

提督「桁が違うんだ。筋肉が裂けたら、最悪、一生人工肛門だぞ」

川内「げ、それは嫌かな…」

提督「だから、少しずつ慣らしていかないと」

 言いながら、立ち上がって箪笥の抽斗を開け、中の物を取り出す。

川内「つ、遂に道具が出てきたか…」

 出てきたのは、細いディルド。当然、僕のよりも小さいサイズだ。
 興味を隠し切れない様子で、川内が寄ってくる。

提督「このサイズが意外と見つからなかったんだよな」

川内「どこで買ってくるのさ、そんなの」

提督「んー、明石んとこ」

川内「なっ?!」

提督「冗談だ。…通販だよ。コンビニ受け取りにすれば、他の連中が間違って開けることも無い」

 そこまで言ってから、ディルドを川内に差し出した。

提督「はい」

川内「はいって…これでどうすれば良いの?」

提督「気が向いたら、それで慣らしてみてくれ。気が進まないなら無理にとは言わない。…傷つくことはしないって、約束したからな」

川内「…」

 川内は無言で僕を見つめると、ディルドを受け取った。それからにっこり微笑んで、言った。

川内「大丈夫。嫌なことなんて、ないから」

提督「川内…」

川内「えっと、これに慣れたらどうすればいいのかな」

提督「もう一回り太いのを渡す。それに慣れたら、いよいよ本番だな」

川内「うん…分かった」

提督「あと、挿れる前には便所には行っておいた方がいい。できるだけ綺麗にした方が良いからな。自分のウンコで汚れたのを自分で洗うのは嫌だろ?」

川内「さっきから言ってることが汚いよ…」

 顔を顰めてディルドを見る。それからふと、何かを思いついた様子でこちらを見た。

川内「そうだ。折角だから、一緒にやろうよ」

提督「何を?」

川内「やだなあ…」

 悪戯っぽく微笑む。川内。
 次の瞬間、その姿が視界から消えた。

提督「!?」

川内「決まってるじゃん。こ・こ」

 背後から声がして、肛門に何かが入り込んできた。

提督「へあっ!?」

川内「あはは、変な声」

 アナルに突っ込んだ指を、くいくいと動かす。

川内「そもそも、アナル開発は男がやってナンボだよ。だって、男の人ならこの辺に…」

 探るようにくねらせた指が、何かに触れた。

提督「んひゃああっ!」

川内「あった。…前立腺。気持ちいいでしょ」

 竿の付け根を直接突かれる感触。暴力的な快感がせり上がっ…もとい、下ってくる。

川内「おおっ、ビンビンだね。提督、素質あるかもよ」

 やっと指を抜いた。

提督「ど、どこで仕入れたんだ、そんな知識」

川内「秋雲。提督との生活について訊かれたから、ちょっとだけ話してあげたら喜んで教えてくれたよ」

 引き抜いた指を一嗅ぎして、顔を顰める川内。

提督「あいつ、絶対ウ=ス異本のネタにする気だ」

川内「大丈夫、ちょっとしか教えてないから。…お風呂入ってくる」

提督「ああ。…手、しっかり洗えよな」


 …後日、川内用に買ったのと同じディルドを、もう一セット買ったのは別の話だ。

 …西部戦線 FS方面

川内「さぁて、待ちに待った夜戦の時間ですよっと。しかし…」ジッ

川内「天気が悪かったからかな。殆ど落とせてないね」

叢雲「あの忌々しい空母が、もう大破してるのがせめてもの救いね」

ビスマルク「アレに当てれば良いのね?」

川内「んー、ビスマルクには取り巻きを蹴散らしてもらいたいかな。どうせあれ、突けば沈みそうだし」

妙高「全員で狙って行きましょう。きっと、向こうは全力で旗艦を庇うはずです」

川内「それもそうか。…よし、行こう!」ガシャッ

川内「夜禎、よろしく!」バンッ

川内「◯二◯◯。我、夜戦ヲ敢行ス…突撃よ!!」ザッ

ビスマルク「Feuer!」ズドン ズドン

ビスマルク「オマケよ!」ガゴン バシュッ

戦艦棲姫「ンアアッ!」ズン ドッ ドンッ


川内「一番ヤバイのは消えたね。…このまま突っ込む!」ザーッ


『15.2cm連装砲』シャッ『61cm五連装(酸素)魚雷』シャッ


川内「さあ…私と」ガシャン ガゴン

川内「夜戦しよ!」バシュ ドン

空母棲姫「オノレ…グアアッ!」ズン

空母棲姫「…何度デモ…繰リ返ス……変ワラナイ、限リ…!!」ズズズズズ…

川内「繰り返すさ。何度裁かれようと…その度に私達は、蘇る」ボソッ


叢雲「川内ッ!!」


川内「どうした…!」



ツ級×2「「」」ユラリ


ガシャン ガシャン ガンッ

川内「このっ…」ガゴン

川内「! 間に合わっ」


ズン ドン


妙高「第二弾、装填! 標準…駄目、これじゃあ、川内さんにまで…」

叢雲「こっちを…こっちを向けェェェ!!」ザーッ


バァァァン



…続きはまた後ほど。
ちなみに>>1はイベ初期に帰省でPCのない環境に置かれ、かつイベ終了後即試験なのでE3からは丙提督です(半ギレ) 瑞穂手に入ったんで満足です(全ギレ)
E7突っ込む気が起きない…未だに川内が活躍してない…



「艦隊帰投しました!」「ドックを開けて!」「艤装解除、急げ!」「とにかく、報告を聞こう。手短に頼む」「高速修復剤、残り僅かです」「中破以上の大型艦に使え。…替えが利かないからな」「提督…燃料の消費が」

カツン カツン カツン

提督「…」

 固く閉ざされた、4つのシャッター。その、左から2番目の前に立ち、僕は顔を上げた。
 シャッターの上のモニターには、『7:14:03』と表示されている。

 最深部手前までは来た。だが、負った傷が深すぎた。遠征隊の手配だけして、暫くは出撃は止めだ。幸い、作戦期間はまだ十分にある。

提督「川内…」

 ルルルルル…
 不意に、壁の内線が鳴った。駆け寄り、受話器を取る。

提督「こちらドック前」

『あ、やっぱり来てたんだね。そんな気がしてた』

提督「お前…もう、大丈夫なのか」

『んー、大丈夫じゃあ、ないかな。それよりも』

 受話器の向こうで、何やら物音がする。

『えっと…シャッターの横にさ、レバーがあるでしょ』

提督「えーと、これか」

『これって言われても、ここからじゃ分かんないんだけどね。それ、倒して』

提督「こうか」

 壁面の、警戒色の枠に囲まれたレバーを、ぐいと倒す。すると、がらがらと音を立てて目の前のシャッターが開いた。
 その、向こうには

川内「実際に使ってるのを見るのは初めてかな」

提督「川内…」

川内「まあ、入りなよ」

 促されるまま、タイル敷の入渠ドックへと足を踏み入れる。
 見学などで内部の様子は大体知っていたが、彼女の言うように使用中のドックに入るのは初めてだった。
 中は6畳程の広さで、真ん中には一人用の浴槽が床に埋まる形で据え付けられている。壁には残り入渠時間を示す時計の他にも、テレビやポスター等が掛けられ、床には湿気た雑誌やジップロックに入った携帯ゲーム機などが散乱していた。

 辺りを見回していると、突然背後でシャッターの閉まる音がした。

川内「ようこそ、艦娘入渠ドックへ」

 浴槽に浸かったまま、川内が言った。

提督「…具合はどうだ」

川内「まあまあかな。今さっき、右腕付け直した所」

 明かりにかざした右手は、妙に白かった。

川内「左やられなかっただけ重畳。指輪失くしちゃ嫌だからね」

提督「…済まない」

川内「ん? 何が?」

提督「こんなに、痛い目に遭わせてしまった」

川内「こんなの、珍しくもなんともないよ。提督は、何も間違ったことしてないんだから。堂々としてなよ」

提督「それでも…お前は、僕にとって」

川内「申し訳ないと思うならさ」

 掲げた手の指を、くいくいと曲げて見せる。

川内「こっちに来なよ。そんな所に突っ立ってないでさ」

提督「…」

 二、三歩進んだ所で、不意に川内が笑った。

川内「何やってるの。服着たままお風呂に入る気?」

 指差した先には、ハンガーラックと空のハンガー数本。

川内「私の服はボロボロだったから交換。そこ空いてるから使いなよ」



 狭い浴槽に、二人で浸かっている。僕が仰向けに入って、川内がその上にもたれかかる形だ。
 恐る恐る足を入れた薄緑の湯は、思った以上にぬるく、どろっとしていた。また、いかにも四角四面で硬い感じのした浴槽であったが、底は背中の形に沿っており、意外に心地よいものだった。
 だが、それ以上に。

提督「何か…体が熱くなってきた…」

川内「ああ、それ。この修復剤のせいだね」

 手で掬うと、とろりと指の間から零れた。

提督「これ…何なんだ?」

川内「高濃度の栄養剤みたいなものかな。それと、傷の治りを早める薬。まあ、ざっくり『浸かる点滴』みたいに考えてくれるといいよ」

提督「なるほど。じゃあ、この中にいて腹が減ることは無いんだな」

川内「そういうこと」

提督「…ん? じゃあ、逆に便所はどうするんだ?」

川内「艤装を付けた時点で、食べたものは全部燃料扱い。一仕事終えて帰ってくる頃には、お腹の中は綺麗に空っぽだよ。この液体も、排泄の余地がないほど高純度の栄養で出来てるし」

提督「そもそも必要ないってことか」

川内「残念だったね。…あ、でも」

 思い出したように言って、顔だけこっちを向いた。

川内「膀胱の中身までは消費できないってさ。つまり、ぎりぎりまでおしっこを我慢してた娘が、そのまま出撃してしまった時…そして運悪く被弾して、艤装を外すや否や、トイレに寄ることも叶わずドックに放り込まれた時…」

 彼女の口角が、わずかに吊り上がった。

川内「…艤装を着けている間、抑え込まれていた尿意が、一気に押し寄せるの。すぐに出してすっきりしたい。でも、この密室から出るわけにはいかない。修復槽に浸かったまま、周りを見回す。息が上がってくる。タイルの上でする? 大掃除の直後なら良いかもね。でも、普通は今みたいに他の娘が持ち込んだ暇つぶしで散らかってる。うっかり汚したら大変。…女の子のは、結構飛び散るんだよ? …冷や汗が出てくる。隅の排水口に直接しちゃおうか。でも、あそこはすぐに他のドックの排水と合流する。もしも臭いが漏れたらと思うと…」

 これみよがしに首を振る。

川内「もう、お股の感覚は無い。たった一つの結論に至ると、その娘は涙を堪えて槽の縁にもたれかかる。或いは、前かがみに縮こまっちゃうかも。それから、深呼吸して…膀胱を閉じる力を、抜く」

提督「…ゴクリ」

川内「理性が、何度も止めようとする。でも、もう遅いの。びゅっ、びゅっ、て噴き出したら、もう止まらない。すぐにしゃーって、勢い良く出てくる。我慢に我慢を重ねて、それでも報われなくて…泣きながら、尿道を擦る感触と、黄色く染まっていく修復剤を呆然と眺めながら、深い罪悪感と、それから不思議な快感を覚える。そして、その次の次くらいの出撃の時…たまたまか、わざとか…また、おしっこを我慢したまま、出撃しちゃうの」

川内「…あはっ、すっごい硬くなってる。背中に当たってるよ」

提督「っ、だが…一旦出れば済む話だろう?」

川内「無理だよ。あのシャッターは非常時以外、内側からは開かない」

提督「なっ!?」

 慌てて体を起こし、シャッターとその周りを見回す。確かに、開けられそうな機構は見当たらない。

提督「」

川内「諦めて、一緒に入渠しよ。外はもう明け方だよ。私は大丈夫だけど、提督は寝ないと」

提督「いやいや待て。夜が明けたら遠征隊の面倒見なくちゃいけないんだ。それに、まだ7時間は残ってるぞ。空腹は我慢するとして…それこそ、便所とか」

川内「ここに内線があるから、誰か適当に秘書艦見繕ってやらせればいいよ。トイレ? ここですればいいじゃん。私は気にしないから。それとも、飲んであげようか?」

提督「いや、その、お前が良くても、次に使うのが」

川内「修復剤は毎回全量交換。言わなきゃバレないよ。分かったらほら、面倒事はさっさと済ます」

 差し出された受話器を渋々受け取ると、目的の番号を押した。

提督「…もしもし。ああ、私だ。済まないな、こんな時間に…」

日付変わったからE7突っ込んだら、Xで必ず一隻事故る…厄日だコレ



「…」

(『本命』は、暫くドックから出てこれない)

(執務室の電気は、もう消えていた。つまり提督は今、ここに一人でいる)

「…ごめんなさい」

コンコン ガチャ

「失礼しま…!?」

「…誰もいない」



川内「終わった?」

提督「ああ」 

 受話器を戻しながら、答える。

川内「じゃ、一回スッキリしよっか。こんなんじゃ、眠れないでしょ」

 もぞもぞと体を揺らす。いきり立った愚息が彼女の尻に擦れ、ビクリと跳ねた。

川内「よっと…」

 ぐるりと回ってこちらを向き、僕の上にゆっくりと腰を下ろした。

川内「んっ…」

 やがて奥まで辿り着いた所で、川内がふと、思い出したように浴槽の底から何かを拾い上げた。
 それは、以前渡したディルドだった。

川内「ねえ、提督がくれたこれ、もう……んんっ、くあっ」

 川内の顔が、微かに歪む。

川内「…っつ、ふう。ほら、全部入ったよ」

 手を伸ばすと、確かにディルドは彼女のアナルにすっぽり収まっていた。
 川内が、腰を振り始めた。

川内「んっ、んっ、あっ…ねえ、これ、手で持って、お尻も、やってよ」

 言われるがままディルドの根本をつまみ、ペニスの抽送に合わせて出し入れする。すると彼女の体がぷるぷると震えた。

提督「どうだ。気持ち、良いか」

川内「んああっ、ふあっ、へ、変な気持ち…」

 彼女の体の上下に合わせて、腰を振り、手を動かす。膣壁越しに、ディルドが動いているのがペニスの裏側に伝わってくる。

提督「この作戦が済んだら、次のを渡さないとなっ」

川内「んあっ、うんっ、頂戴、ねっ」

提督「もう、すっかり、ハマったかっ!」

川内「うんっ! だから、もっと、もっと」

提督「いくらでも、やるから、だから、だから…っ」

 震える柔肉の、その一番奥に、僕は精を放った。
 射精しながら前と後ろで抽送を続けていると、やがて川内も絶頂に達したらしく、にわかに膣がぎゅっと締まった。

提督「っ……だから…だから、沈むんじゃない」

川内「うん…」

 川内が、ぐったりと僕の体にしなだれかかった。そのまま、僕たちは眠りに落ちた。



 何かの機械が動く音で、僕は目を覚ました。

川内「ん…」

提督「あ、お前も起きたか」

川内「この音は…入渠、終わったみたいだね」

 浴槽の液体の水位が、みるみる下がっていく。二人でタイルの上に這い上がり、いつの間にかハンガーラックに掛かっていたタオルで体を拭いた。
 その最中、川内は言った。

川内「今だから言えるけど。…提督、叢雲にちゃんとお礼言ってね」

提督「叢雲…ああ。あの時、自分で囮になったんだったな」

川内「叢雲がいなかったら私、沈んでたんだから。…あの娘を、大切にしてあげて。あの娘は提督の最初の舟で、私と同じくらい、提督を大切に想ってるから」

提督「…ああ」

 それから、服を身につけた。川内の制服もまた、新品がハンガーラックに掛かっていた。
 目の前でシャッターが開いた。

川内「…出よっか。提督、誰に仕事任せたの?」

提督「長門に」

川内「なら、心配無いかな。でも、一応見つからないようにはした方がいいかもね。じゃ、私は部屋に戻るよ」

 それだけ言うと川内は、開いたシャッターから外へと去っていった。
 自分もドックを後にする直前、なんとなく振り返ってみると、空の浴槽は既に、薄い青色の修復剤に満たされていたのだった。

今日はここまで。次はどっから書こうかな

…やったー、E7砕けた-!小破から川内がカットインで大破させて、利根が決めた。流石我が嫁。本当に愛してる。

提督「む…」ムクッ

提督「ふぁああ…あ?」チラ



川内「」カチャカチャ



提督「…川内?」

川内「!」ビクッ

川内「あ…提督、起きたの」

提督「ああ…それよりこんな夜中に、パソコンで何してる?」

川内「いやあ、ちょっと調べ物を」シドロモドロ

提督「ふうん…?」ジッ

川内「…」ダラダラ

提督「…あんま夜更かしするんじゃないぞ」バサ

提督「Zzz…」

川内「ホッ…」

川内「…さて、と」カチャカチャ

川内「これで良し、と」カチッ




提督「ど、どうにか資源を取り返せてきたな…」グッタリ

大淀「遠征、任務、通商破壊…どんどん増える書類の山…」ゲッソリ

秋津洲「だからって、秋津洲にまで事務仕事押し付けないで欲しいかも~」ガックリ

提督「大鯨は潜水艦連中のケアで忙しいんだ。それにお前、どうせ暇してただろ」

秋津洲「し、失礼かもっ! …そりゃあ、二式大艇ちゃんの活躍できる場面に、まだ巡り会えてないのは事実だけど…」

大淀「専用の武装でも開発できると良いんですけど。何分、大艇とその母艦の建造自体が半ば見切り発車でしたし」

提督「まあ、洋上補給や弁当も実現したんだ。すぐにお前も忙しくなるさ。ほら、もう一息だ。明日の戦勝祝賀会までに、全部終わらすぞ」




提督「草臥れた…もう10時だよ…」トボトボ

提督「もう食堂も開いてないし、さっさと部屋戻って寝るか…」トボトボ

提督「鍵は…」ゴソゴソ

ザク ガチャン

提督「ん?」

ガチャン ガチャ

提督「あれ? 鍵閉め忘れたんだったか? ま、良いや。ただいま…」



川内「あ、提督! おかえりなさい。ご飯にする? お風呂にす」



提督「」ガチャ

提督「…」

提督「いやいや、確かに川内には私室の合鍵を渡してある。部屋で待ってたなんてことは珍しくないし、大抵の発言じゃ動揺することもない。だが…」

ガチャ

川内「あー、酷いよいきなり閉めるなんて。じゃあもう一回。ご飯にする? お風呂にする? それとも…」



川内「わ・た・し?」バニーソウビ

提督「おまっ…それ、いつの間に…ハッ」

川内「気付いた? この間、提督のパソコンから通販で買ったんだよ。大丈夫、着払いにして、自分のお金で買ったから」

提督「神通や那珂に何て言い訳したんだ?」

川内「明日の宴会で余興に使うって言っといたよ。実際、ここで着てるのも半分は提督に先にお披露目したかったからだし」

川内「どう? 似合ってる?」クルリ

提督「お、おお…」

 実際、よく似合っていた。光沢のある黒のレオタード、目の粗い網タイツ、カラーに橙色のタイ、そして白いふわふわした耳。どれをとっても通販で買ったパーティグッズとは思えないほどよく出来ていた。

提督「これ…触ってもいいか?」

川内「もちろん。あ、でも、まだ汚さないでね」

 見た目通り、レオタードはすべすべした手触り。伸縮性には欠けるようで、姿勢を変えるのに少し難儀するようだ。よく見ると耳には、人参の形のアクセントが付いていた。
 それにしても…

提督(バストのせいで胸元が余って、隙間から見え…見え)

 ぱしっ

提督「痛」

川内「まだダメだって。明日も着るんだから」

 無意識の内に、衣装と胸の間の、魅惑の隙間に手を伸ばしていたようだ。

川内「…どうしてもしたいなら、一旦脱ぐけど」

提督「あー、そうだな。実際、こんな姿のお前を前にお預けなのは苦しいが…今、死ぬほど腹が減ってるんだ」

川内「あれ、夕飯食べてなかったの? じゃあ、食堂行こうよ」

提督「もう誰も居ないぞ」

川内「大丈夫、私が作ったげるから」



提督「バニーエプロン…そういうのもあるのか!」

川内「大丈夫? 疲れすぎてキャラ変わってない?」

提督「疲れ目にお前の可愛い姿を見れば、キャラの一つぐらい変わるさ」

川内「そ、そうかな」テレッ

川内「…よし。こんな時間にガッツリ食べたら体に良くないから、軽いのでいこう。雑炊で良いかな?」

提督「ああ、何でも良いぞ」

川内「じゃ、まずお鍋に水を入れて、火にかけて」カチッ ボウッ

川内「こういう時に乾物を水に戻さなくていいのは便利だよね。…昆布だしの素と、塩を少々。今のうちに小ネギを刻んどこう」トントントン

提督「おお、鮮やかな包丁さばき」

川内「まあね。…で、お櫃から残り物の冷ご飯を拝借して、ざるで水洗いを…」

川内「…あ、お湯が煮えたね。ご飯を入れて、少し待って卵を解き入れる」トローリ

川内「そしたらすぐに火を止め、ネギとちぎった味付け海苔を散らす」パラパラ

川内「蓋をして、蒸らしたら出来上がり!」

提督「おおー」パチパチパチ

川内「じゃ、席について。食べよっか」


川内・提督「「いただきます」」

提督「あれ、お前も晩飯まだだったのか」モグモグ

川内「提督を待ってたからね」フーフー

提督「悪いな。勝手に食べてて良かったのに」

川内「いいの。私がそういう気分だったんだから」ハム

川内「…現に、今なら周りを気にしないでさ」

川内「…ほら、あーん」ズイ

提督「! あー…」パク

提督「…うん、美味い」

川内「ねえねえ、私にも」

提督「ああ。…あーん」

川内「ふぁー…む」ハム

川内「うん。これなら味気ない雑炊も美味しく味わえるってものだよ。じゃ、もう一回。あーん」スッ

提督「あー……!!」

 テーブル越しに匙を突き出し、前かがみになった川内の胸元が、不意に目に飛び込んできた。さっきも述べたが、川内のバストはこの衣装のカップに足りていない。そのため、レオタードと胸の間に隙間ができている。
 あと少し、もう少し身を乗り出せば…

川内「どうしたの? 食べないの?」

提督「あ、す、済まん」

 そう言って、彼女の差し出す匙を口に咥えた、その時

川内「」ニッ

 匙を持つ手とは逆の手で、川内が衣装の胸元を、ぴらりとめくった。

提督「っ! ゴホッ! ゲホッ!」

提督「なっ、何の真似だっ!?」

川内「だって、ずっとおっぱいばかり見てるんだもん」

提督「し、仕方ないだろ。そんなスカスカの状態じゃ、どうしても目に入る」

川内「んー、皆の前では何か詰めとかないと。ま、冗談はさておき、さっさと食べちゃおう。冷めちゃう前に」

川内・提督「「ごちそうさまでした」」

川内「じゃあ私、片付けてるから、先に部屋に戻ってて」

提督「手伝うぞ」

川内「いいのいいの。提督、明日も朝早いんでしょ? ここは素直に、嫁に任せときなって」

提督「そうか…済まないな。よろしく頼む」

川内「ん。じゃあ、また後で」


提督「書類、夕方には間に合うかな」スタスタスタ

提督「…お?」



神通「…こんばんは、提督」



提督「ああ。何だ、お前も起きてたのか」

神通「ええ。姉さんが中々戻らないので、様子を見に」

提督「ははは…妹からしたら、心休まる暇もないよな。あんな姉がいたら」

神通「…そう、ですね」

提督「?」

神通「…」

神通「…あの」

提督「どうした?」

神通「もしよろしければ、この後」



川内「お待たせー、って、神通? どうしたの?」



神通「! 姉さん…」

神通「っ、な、何でもないです」

提督「良いのか? 相談ならいくらでも乗るぞ?」

神通「良いんです、大したことではないので…それより川内姉さん。今夜も提督のお部屋で?」

提督「僕の所に来るなら、それは着替えないとな」

川内「あっ、そっか…良いや、今日は寮に戻ろう。神通、行こうか」

神通「ええ。…おやすみなさい、提督」

川内「おやすみ、また明日ね」

提督「ああ、おやすみ」

スタスタスタ…

神通「…」チラ



提督「こいのとぅうふぉういれーぶーん…」スタスタ



神通「…」

ひとまずここまで。

Q.何でバニー?
A.8月21日で『バニーの日』なるものの存在を知って、乗るしかないこのビッグウェーブにと思った次第

Q.エロが無いやん!
A.大体先が読めると思いますが、これからエロくなる予定です



霧島「マイク、音量大丈夫? チェック、ワン・ツー…」

霧島「…大丈夫ね。では第二次SN作戦戦勝祝賀会に先立ちまして、我らが司令よりお言葉を頂きます」

霧島「どうぞ」

提督「よいしょ。あー」キィーン

提督「てすてす、うむ。……この度は、大規模作戦の完遂、ご苦労だった。特に今回は、未だかつてない規模の作戦となってしまった。どうにか明日の油に困らないまで復帰するために、昨日から遠征隊にはフル稼働で頑張ってもらった。私もついさっきまで書類作成に追われていてな、もう右手の感覚が無い」

アハハハ…

提督「…さて。知っての通り、深海棲艦の出現には、かつて諸君が経験した戦い…この国にとっての一つの分岐点であり、諸君にとって忘れがたい、あの大戦が関わっているとされている」

シン…

提督「今回我々が打って出た、ソロモン海…かつて、多くの仲間が傷つき、水底で眠りについた海。諸君の多くは、過去の記憶に強く苛まれたことだろう」

提督「前のMI作戦…死闘の末打ち倒した空母棲姫の中に、赤城や加賀は自らの姿を見たという。渾作戦では…駆逐棲姫の姿に、誰もが目を疑った。トラック奪還の時、那珂が取り乱すのを、私は初めて見た」



提督「…私は、この平成の世に生まれた。かつて諸君が戦ったという事実を、知識としてしか知らない。だがそれでも、我々指揮官には、諸君を過去という名の死神から守り抜くという使命がある。だからこそ、今回もまた一隻として欠けること無く、作戦を遂行できたことを嬉しく思うし、また過去に打ち勝ち、勝利を掴み取った諸君を誇りに思う。…霧島、泣くんじゃない」

霧島「グスッ…だって、しれぇ…」

提督「あー…まあ、こんなもんだな。湿っぽい話はここまでだ。我々はこの戦いにおいて、前を向いて進んでいかねばならない。過去は、学び、時に懐かしむものだが、悔み、縋るものではないと思う。ならば、ここに一つ、打ち負かした過去は捨て置いて、先に進もうではないか」

提督「そのために…今夜は、飲むぞ!!」

ウオオー ワーワー ヒャッハー

提督「艦娘各位に告ぐ。直ちに手元の飲み物を頭上に掲げよ。そして我に続け!」

提督「…乾杯!!」


「「「かんぱーい!!」」」


提督「ゴク、ゴク、ゴク…っはあ! 疲れた体にビールが染みる」

神通「お注ぎします」トクトクトク…

提督「おお、ありがとう。気が利くな。…ところで、さっきから川内が見当たらないんだが」

神通「…」

提督「神通?」

神通「…! す、すみません。川内姉さんは、那珂ちゃんの次に出てくるそうで…ほら、もうすぐ」



霧島「艦隊のアイドル、那珂ちゃんで『アイドル改二宣言』『恋の2-4-11』でした! えっと、次は手品ショーですね。演者は舞風・野分と、あと…何かしら。『夜戦ウサギ』?」

那珂「みんなー、ありがとー! ばいばーい!」

舞風「おっと、那珂ちゃんストップ!」タタタタ

野分「よいしょ、よいしょ」ガラガラ

那珂「よ、四水戦のお二人サン? そのおっきな箱は何かなぁ? あと、その剣は…」

野分「天龍さん達から借りてきました」

コワスンジャネーゾ-

那珂「そ、そうなんだ。手品頑張ってね。じゃあ、那珂ちゃんはここで…」

シュタッ ガシッ



川内「」ニタァ



霧島「やっぱりそうだった! 那珂ちゃんの姉、川内が、大胆なバニーガール姿で登場だ!」

キャー ヒューヒュー ヤラシイゾー

提督「似合ってるけど、何か複雑な気分だなあ」

神通「アハハ…」



那珂「やだ! やだ! 怖い!」ジタバタ

野分「暴れないで那珂さん!」グイグイ

舞風「これも皆のためだと思って」グイグイ

ギィ バタン

ガチャン ガチャン ガチャン

箱「」バッタンバッタン

舞風「じゃあ、まず野分」

野分「はい。ではまず、天龍さんの剣をこの箱に、右から」ザクッ

箱「」シン…

舞風「続いて、天龍さんの予備の剣を左から」グサッ

川内「最後に、龍田から借りたこの薙刀を…」ピョン スタッ

霧島「おおっ、流石夜戦ウサギ! 常人の3倍の脚力で箱の上にひとっ跳び!」

川内「上からっ!」ドスッ

舞風「そしたら、この布を被せて…」ファサ

野分「あれ? 刺す前に布じゃなかったっけ?」

川内「よっと」ヒラリ

川内「降りてから掛けてよね…まあ、大丈夫でしょ」

舞風「それもそっか。じゃあ…」

舞風・野分「「ワン・ツ・スリー!」」

バラバラ

霧島「箱が崩れ落ちました! 果たして那珂ちゃんの運命や如何に…!」

舞風「ここで大きくターン!」クルッ バサッ



那珂「…ハッ! ここはどこ、 那珂ちゃんは誰?」



ワーワー

提督「よく出来てるなー」パチパチ

神通「昨日から練習してましたからね。あ、おかわりどうぞ」トクトク

提督「ん、ありがとう」

長門「やあ提督、飲んでいるか?」

提督「おお、長門。それに陸奥も。済まないな、この間は。急に仕事押し付けて」

長門「構わんさ、このくらい。根を詰めすぎても良いことはない」

陸奥「そうそう。それに、一番大切な娘が大怪我しちゃってたものね」

提督「…まあな」

陸奥「これに懲りたら、少しは入渠ドックの環境改善も考えて欲しいわね」

提督「ああ、全くだ。あれじゃあ休まるどころか…っ!?」

提督「な、何故それを」

長門「公共の設備は全て監視カメラで撮られてるんだ。当然、入渠ドックも。だから、そういった場所で、その、こ、行為に及べば…」カァァァ

提督「」

陸奥「次から気をつけてね。…まぁ、良い物見せてもらえたけど」

神通「映像は、消してくださいね」

陸奥「分かってるわよ。そんなに怖い顔しないで」

神通「…絶対ですよ」キッ

提督「まあまあ、これは実際身から出た錆だし…」

瑞鳳「あ、提督ー」テクテク

瑞鳳「やっと見つけた。あのね、玉子焼き焼いたんだけど…」

提督・長門「!」

瑞鳳「…食べりゅ?」

提督・長門「「食べりゅぅぅぅ!!」」



川内「お待たせー」

提督「やっと来たか。って、その格好のままなんだな」

川内「部屋に戻って着替えようとしたら、足柄たちに捕まっちゃってさ…」

足柄「だってぇ~こんな可愛らしい格好してるのに、勿体無いじゃなあい」グデングデン

大淀「そーおですよー、それに普段提督を独り占めしてるんだから、このくらいやって当然ですってば」ヨロヨロ

提督「滅茶苦茶に酔っ払ってんな…あれ、耳はどうしたんだ?」

川内「それも、この二人の悪ふざけで」

霞「…馬っ鹿みたい」ミミソウビ

提督「ハハハハハッ、似合ってるじゃないか」ゲラゲラ

霞「うっさいクズ! …そんなことよりも、新入りに声は掛けたわけ?」

提督「あ」

霞「ほら言わんこっちゃない…連れてきたわよ」

照月「あ、改めまして、秋月型二番艦の照月です。よろしくお願いします」ペコリ

提督「うむ、よろしく。対空性能はこれからの戦いの肝になってくるからな。期待してるぞ」

瑞穂「水上機母艦、瑞穂です。どうぞよろしくお願いいたしますね」

提督「ああ、よろしく。聞いた話では千歳たちみたいに甲標的とかも積めるらしいが…」

瑞穂「はい、ご期待に沿えるよう頑張ります」

霞「あとはイタリアから来たリベッチオが…リベ? どこ行ったの?」キョロキョロ

提督「何だ、もう仲良くなったのか」

霞「清霜が一緒に戦艦になるんだって…探してくる」タッタッタッ

提督「兎耳つけたまま走ってったぞ…大丈夫なのか?」

照月「ところで、そちらのお二方は?」

足柄「とーっても怖い軽巡のお姉さんよ」ニヤニヤ

川内「失敬な。…川内型軽巡洋艦、一番艦の川内よ。さっき余興に出たから、名前は知ってるよね」

神通「同じく川内型、二番艦の神通です。あとは、ステージで歌っていたのが三番艦の那珂ですね」

足柄「言うべきことはそれだけぇ? んな訳無いわよねぇ?」ニタニタ

照月・瑞穂「「?」」

大淀「ケッコンカッコカリ、という制度はご存知ですね?」

瑞穂「ええ、まあ」

大淀「川内さんは、ここの提督の」

川内「はーい、嫁でーす」ダキッ

照月・瑞穂「「!?」」

足柄「まあ、そういうことなの。さてと、十分引っ掻き回したところで、私達はこの辺で。…大淀、今度は明石とっ捕まえに行くわよ」

大淀「待ってました!」

スタスタスタ…

提督「大淀って足柄が絡むとやけに悪ノリするんだよなあ…」

照月「えっと、じゃあ私は秋月姉の所に行ってます」

瑞穂「私も、千歳さんたちに挨拶してきますね」

提督「ああ、そうか。また来るといい」

タッタッタッ…

川内「ごめんね、神通。提督に付きっきりで、あんまり楽しめなかったでしょ」

神通「そんなことありませんよ」

提督「そう言えば、さっきから注がせてばっかりだったな。ビールでいいか?」

神通「すみません…」

提督「まあ飲め。こういう時くらい、羽目を外すもんだ」トクトク

神通「いただきます」コク コク

川内「そろそろ他のも飲みたいかな。鳳翔さんとこ行って…」

タタタタタタ…

天龍「川内! お前、こんな所で何油売ってんだよ」

川内「なーにさ天龍。今私、ダーリンと取り込み中なんだけど」

天龍「夜戦コール始まっちまったぞ。お前が来なきゃ先に進まねえんだよ」

川内「夜戦っ!?」ガタッ

天龍「神通、お前もホラ」グイッ

神通「えっ、わ、私は」チラ

提督「…仕方ないか。行って来い。ただし、無茶するんじゃないぞ」

提督「独りになっちまったな」トホホ


「あ、この人だ!」


提督「?」

タタタタ…

リベッチオ「ヴォンジョールノ! リベッチオだよ。リベって呼んでね」

提督「ああ、さっき言ってたイタリアから来た駆逐艦だな。よろしく、私がここの提督だ」

リベッチオ「よろしくね! じゃあ、cincin!」カチャン

提督「ちんっ!?」カチャン

提督「しかも、普通にワイン飲んでるし…あ、そう言えば」

提督「霞はどうしたんだ? お前を探してた筈だが」

リベッチオ「カスミ? …あっ、忘れてた!」

リベッチオ「ごめんね、また遊びに来るよ!」

タタタタ…

提督「慌ただしいやっちゃなあ…」

叢雲「全くだわ」

提督「! いつの間に」

叢雲「アンタの嫁が引っ張られてった辺りからよ。そんなことより」ゴトッ

叢雲「ほら、アンタの好きな日本酒。…何よ、料理が殆ど手付かずじゃないの。これで消費するわよ」トクトクトク

提督「そう言えば、ビール飲んでばっかりだったな。どれ、刺し身を…」

叢雲「唐揚げを頂くわ。…さ、飲むわよ。積もる話もあることだしね」



提督「うえ…叢雲め、休む暇なく飲ませやがって…」ヨロヨロ

提督「部屋が…遠い…」

提督「…あ」



神通「あっ、提督…」



提督「よお。夜戦なんちゃらってのは、大丈夫だったか…?」

神通「ええ、まあ…どうにか、全員潰してきました」

提督「ぜっ、何だと…そりゃ凄いな…」

神通「今、川内姉さんを部屋に寝かせて来たところです」

提督「そうか。悪いな、苦労かけて」

神通「いえいえ。…提督も、お部屋に戻られますか?」

提督「ああ。私も大分、足元が覚束ない。醜態を晒す前に引っ込んだほうがいいと思ってな」

神通「肩をお貸しします」グッ

提督「あ、す、すまん…」

 半ば神通にもたれかかるようにして、ゆっくり前へ進む。
 華奢に見えた彼女の体は、触れると存外に硬く、しなやかな筋肉に覆われているのが分かった。現に、体格で優っている僕を支えてもなお体勢を少しも崩さない。

提督「そこ…その部屋だ」

神通「はい」

提督「鍵開けないとな。えっと…」

 ポケットを探り、鍵を取り出すと、鍵穴に差し込もうとした。

提督「あ…あれ、中々…手元が」

神通「大丈夫です…」

 彼女は僕の手から鍵を奪うと、鍵穴に差して回した。
 部屋に入る。そのまま僕は、畳の上に倒れこんだ。

提督「うあー…動けん…」

神通「…」

提督「神通、ありがとう。もう戻っていいぞ」

 どうにか上半身を起こし、靴を脱ごうと試みる。神通はそんな僕を無言で見つめると、静かに背を向けた。そして

神通「…ごめんなさい」

 …扉を閉め、鍵を下ろした。

提督「! …何のつもりだ?」

神通「ごめんなさい…本当に、ごめんなさい」

 靴を脱ぎ、畳の上に上がる。それから、胸元のネッカーチーフを解いて、落とした。

提督「よ、よせ…」

 半ば毟り取るように、衣服を脱ぎ棄ててゆく。その手は、アルコールでぐらつく目でも分かるほどに震えていた。
 やがてサラシとショーツだけになると、彼女は僕の方へ近寄った。

提督「待つんだ。落ち着け。きっと、お前もかなり酔って」

神通「ええ、酔っています」

 しゃがみ込み、ズボンのベルトを掴む。その力が想像以上に強いのに、僕は驚いた。

神通「だって」

 留め金を外し、ズボンを下着ごと引き下ろす。

提督「やめろ! やめるんだ!」

神通「…体が火照って、死んでしまいそうなのです。貴方を想うだけで…!」

 目の前に現れた男性器に、彼女は一瞬狼狽の色を見せた。幸か不幸か、酔いや疲労のせいで勃起には至っていない。今ならまだ、説得できる…
 しかし、次の瞬間には彼女の顔は、戦に臨む艦娘のそれに変わっていた。

神通「…失礼します」

 小さく断ると、何の躊躇いもなく、僕のペニスを口に含んだ。

神通「んっ…む…」

提督「よ、よせ…」

 押しのけようとする手は、片手で遮られた。触れただけで分かった。この娘は、この手一本で僕を殺せる。

神通「ふぁ、ん、くっ…ッ、ゲホッ、ゲホッ」

提督「無理するな…慣れてないんだろ?」

神通「あああ…む。ちゅ、っぱ、はっ」

 たどたどしい口淫。たまに歯が当たる。それでも、温かな口内と、必死に僕のペニスを咥える神通の姿、何より自分の妻の妹と淫行に及んでいるという事実…

神通「…あ……大きく、なりましたね」

 体を起こし、僕を跨ぐように立ち上がると、サラシを解き、ショーツを脱いだ。それは黒色にフリルの付いたもので、普段の彼女からは想像もつかないほどに艶やかなものだった。
 そして、一糸纏わぬ彼女の肢体…束縛から開放された乳房…色の濃い毛を剃り込んだ秘部…若干筋肉質であることを除けば、姉よりもずっと女らしい躰であった。

神通「提督…」

 僕の腰の上に跨る。

提督「ま、待ってくれ! 分かった。もうやめろなんて言わない。ただ、然るべき準備がいるんだ。お前のために!」

 抽斗の中の、鉄兜。川内がピルを飲み始めてからはめっきり使わなくなったが、まだ残っていたはずだ。せめて、あれを付ければ…

神通「…大丈夫です」

 しかし、彼女はそれを許さなかった。
 万力のような力で僕の肩を抑えると、もう片方の手でペニスを自らの秘所にあてがい

神通「…っく、あっ」

 一気に腰を落とした。

神通「い゛っ、あ゛っ…!」

 突き破ったのは、一瞬の出来事だった。
 神通の目に、涙が滲んだ。繋がった縁から、たらたらと血が流れ出す。
 しかし彼女は歯を食いしばると、ゆっくり腰を振り始めた。

神通「っ…っ…っく…ふ…」

 痛みを堪えて腰を上下させる神通。きっと、快感など微塵も感じていないだろう。
 …僕も、同じなら良かった。

提督「っ、ああっ、神通っ、神通っ…!」

 初めて男性器を受け入れたそこは、加減を知らぬ強い締め付けで、乱暴な快感を与えてくる。
 しかしそれは、苦い記憶と、それに伴う冷たい絶望感と表裏一体であった。

神通「っ、あっ、あ……んああっ!」

 神通の声に、甘い吐息が混ざってきた。まさか、もう順応したのか? それとも、痛みが快感に…?

神通「んあっ、て、提督、ごめんなさい、姉さん、ごめんなさい、ごめん、なさい…」

提督「じ、神通! 抜くんだ! っ、で、出るっ」

神通「出して、ください…中に、出してっ!」

提督「あっ、うあっ、や、やめろっ、やめろっ! 出っ」

 

 どくん


 無情にも…本能は、偽れなかった。
 僕は、神通の膣内に、射精した。

ひとまずここまで。

書き溜めの利点は、投稿前に推敲できることにあると思うんです。実際、結構書き進めておきながら続きが思いつかなくなったから全部消すってのは割とある話です。
…何が言いたいかというと、リアタイ執筆って難しいねってことです

では、おやすみなさい

川内「…ん」パチ

川内「あれ…いつの間に部屋に戻って…」キョロキョロ

川内「うえ、頭がぐわんぐわんする…」

川内「…!」ゾクッ

川内「何か…嫌な予感がする…提督、まだ宴会場かな」


叢雲「Zzz…」

川内「叢雲、叢雲」ユサユサ

叢雲「むあ…にゃによお、あたしのしゃけが飲めないって…」

叢雲「…っ、やだ、あたしいつの間に寝て…って、川内?」

川内「ねえ、提督知らない? さっきまで叢雲と飲んでたって聞いたんだけど」

叢雲「司令官? アイツなら…あれ、いない…」

吹雪「あ、叢雲ちゃん起きたんだね。それに川内さんも」トタトタ

吹雪「司令官なら、叢雲ちゃんが寝ちゃってから部屋に戻って行きました。結構酔っていたみたいだけど、大丈夫かなぁ…」

川内「ありがとっ」ダッ

タッタッタッタッタッ…

川内「胸騒ぎがする…気のせいだと良いんだけど」


川内「…ハァ、ハァ…」

コンコン

川内「提督、いる?」



川内「提督、提督?」ドンドン

ガチ ガチャガチャ

川内「鍵が…って、私バニーのまんまじゃん! 制服は部屋に…」ダッ


川内「ゼェ、ゼェ…今度こそ」

ザク ガチャン

川内「提督!!」バンッ

川内「!!?」


神通「んっ、んっ、っ、んあっ…」

 僕の上で激しく揺れ続ける神通の肢体を、呆然と眺める。既に痛みは薄れてきたのか、表情もだいぶ和らいで、今は膣奥を打つ僕の肉棒が与える刺激を快楽として認識しようと努めているようだ。
 僕の方は…もう、2回射精した。彼女の子宮に精を放つ度に、暗い記憶が蘇り、目の前の光景と混濁する。私室の畳は執務室のカーペットに、神通の姿は…

 その時

「提督!!」

 勢い良く扉が開いた。

提督「!」

神通「! っ…」

 雷に撃たれたかのように、神通の体が固まった。ゆっくりと首を扉に向け、そして震える声で呟く。

神通「…川内、姉さん」

川内「神通…提督…何、な、何やって…な、何して、る、何、な…」

 もごもごと呟きながら、僕たちを探るように見つめる。それから不意に、言った。

川内「…中に、出した?」

神通「姉さん、その」

川内「黙ってろッ!」

神通「っ!?」

川内「…ねえ、中に出したの? 提督」

 僕は、黙って頷いた。

川内「…」

 それだけ聞くと、川内は何も言わず、走って行ってしまった。

提督「…」

神通「…あ…ああ…」

 神通ががっくりとうなだれた。僕はどうにか体を起こすと、逆に力の抜けきった彼女の体を寝かせて萎びたペニスを引き抜いた。破瓜の血の混じった精液が、膣口からどろりと垂れた。
 神通は裸のまま膝を抱えて縮こまると、静かにむせび泣いた。僕は呆然と、開けっ放しの扉を見つめた。

 やがて…川内が、走って戻ってきた。その手には、何かを握りしめていた。
 彼女は何も言わず部屋に入ると、まず洗面所に向かい、コップに水を汲んだ。それから神通の前にしゃがみ込むと、コップと手の中の物を差し出した。
 それは、2錠の錠剤だった。

川内「飲んで」

 驚くほど静かに、川内は言った。
 神通は何か言おうとしたが、黙って俯くと、素直に錠剤を飲み込んだ。

川内「飲んだ?」

 神通が頷く。次の瞬間

 

 乾いた音が、響いた。

 神通は、紅くなった頬を押さえ、涙を浮かべて川内を見た。
 川内は振り切った手を下ろすと、震える手で浴室を指した。

川内「…シャワー、浴びてきな。綺麗にして。全部、全部…」

神通「姉さん、本当に」

川内「ぐちゃぐちゃ言うな! 話はそれからだッ!」

神通「っ…はい」

 ふらふらと立ち上がると、神通は浴室へと消えていった。

川内「…さて、と」

 川内はようやく僕の方を見ると、力無く笑った。

川内「…ごめんね、ウチの愚妹が」

提督「今…何を飲ませたんだ?」

 違う。そうじゃなくて、もっと言うべきことがあるだろう!

川内「あれ? 緊急避妊薬だよ。薬貰う時に、軍医さんが一緒にくれたの。これから避妊具無しでエッチすることが増えるだろうけど、もし飲み忘れてシたのなら、すぐにこっちを飲んでって」

川内「まさか…私以外に使う羽目になるなんて」

提督「…済まない。本当に、済まない…!」

 僕は、彼女の前に土下座した。

川内「そんな、やめてよ提督。あいつが勝手にやったことなんだから」

提督「どうして、そうだと分かるんだ」

川内「だって…」

 川内は目を細めた。笑顔を作ろうとしたのだろう。しかし、零れた涙は隠せなかった。

川内「みっともなく泣きながら浮気する男なんて、いないよ。それも、軍人がだよ?」

 はっと、顔に手を当てた。
 指先が、濡れた。

川内「変な顔。おちんちん出しっぱなしだし。あ、でも私もバニーガールのままだからお互い様か。あーあ、耳どこ行っちゃったんだろ。折角提督と……提督、と…ッ、二人で、ッ…」

 そこまで言うと、川内は僕に抱きつき、大声で泣いた。


……

「あのな、お前のせいで皆が迷惑してるんだ」

「どうして? だって、私達は戦うために造られたんだよ?」

「それだけじゃない。もう、お前達は『ヒト』なんだ。戦いが全てじゃない」

「そんなの、やりたい娘にやらせとけば良いじゃん。私は艦だよ。それも軽巡洋艦で水雷戦隊旗艦。そして今は夜。ほら、早く行かせてよ。夜が明けちゃう。そしたら私、活躍できない…」

「だったら!」

 突然、提督は私をカーペットの上に押し倒した。

「痛っ…何するのさ!」

「何って? …夜戦だよ。『艦娘の』夜戦だ」

 言いながら提督は、ゆっくりと近づいてくる。私は言い様のない恐怖感に襲われ、尻もちを突いたまま後ずさった。

「逃げんなっ!」

 提督は飛び掛かると、スカートの中に手を突っ込み、そのまま下着を引きずり下ろした。

「やっ、やめっ」

 それから自分のズボンを下ろすと、中から…

「ひっ…」

 『昔』の記憶に、形が残ってはいる。でも、実際に目にするのは当然初めてだった。
 提督は片手で私のスカートをめくり上げると、もう片方の手で自分のモノを私の股にあてがい、そして

「挿れるぞっ」

 一気に、突き込んだ。

「痛゛い゛っ!!?」

「うあっ、出るっ」

 そしてすぐに、私の中に何か生温い、どろっとしたものが吐き出された。
 痛みを堪えて見上げた提督の顔は、さっきまでの威勢が嘘のように青ざめていた。

……


川内「本っ当に馬鹿だよね。童貞の癖に、カッコつけて女レイプしてさ…」

川内「それから、すぐに二人で医務室に行った。提督、滅茶苦茶に怒られてたよ。見ものだったな。でも、私も…」

川内「さっきお前に飲ませたのと同じ薬飲まされて、その上変な道具で股の中洗われてさ。どうしてそんなことするのかって訊いたよ」

川内「そしたら、提督と二人で、自分たちがやったことがどんな結果をもたらすのか教えられた。望まない妊娠…まして、ここは軍。許されるわけない」

川内「代償は、とてつもなく大きいの。産めば、生まれた子は望まれない人生を歩むことになる。堕胎すれば…」

川内「…提督は、泣きながら謝った。私は許したけど、しばらく提督に近づくのは躊躇った。それから何ヶ月か経った頃だよ。提督が私に指輪をくれたのは」

神通「…断ろうとは、思わなかったのですか?」

川内「自分でも不思議なんだよね。あの時…私は、嬉しかった。あんな最悪な馴れ初めしといてさ。でも、あるんだろうね…愛情の方が、後から付いてくるのって」

川内「その時に、私達は決めたの。愛し合えば、体を重ねることもあるだろう。でも、間違ったセックスは逆に愛を壊しちゃう。折角、最悪のセックスからここまで巻き返せたんだから、この愛を、二人で大切にしていこうって。そのために、少なくとも避妊だけは絶対にしようって」

神通「あの時提督がおっしゃっていた、『然るべき準備』は…」

川内「これだろうね」ガラッ

『鉄兜』

神通「あの…本当に、申し訳ありませんでした」

川内「だから、もう謝罪は良いって。さっきはついカッとなっちゃったけど…」

ギュ

川内「お前だって、私の大切な妹なんだから。ね」

神通「姉さん…」


提督「あー、もう済んだか?」ガラッ

川内「うん。お互い落ち着いたところ」スッ

神通「提督…」

提督「何も言うな。…いずれは、こうなると予想して然るべきだった。お前が、考えなしにこんな行為に及ぶ筈がないなんて、分かりきったことだからな。まして、相手は自分の姉。思い詰める原因を作ってしまったのは、私の…いや、僕の責任だ」

神通「そんな、提督は何も」

提督「ケジメをつけたいんだ、男として。このまま、身も心も傷ついたまま過ごすのは嫌だろう?」

神通「…」グッ

神通「…はい」コクリ

提督「…良かった。僕は嫌だからな。それで、今日はもう遅いからできないが…」チラ

川内「…フッ」

川内「いいよ。他でもない、神通のためだからね」

提督「済まない、川内…」

提督「…神通。心の準備ができたら、僕の部屋に来てくれ」

神通「…はい、喜んで」フッ

川内「提督、一つだけ言っておくけど」

川内「神通の前では、神通が提督の一番だからね。…私の妹だもん。中途半端に愛するのなんて、絶対に許さないから」

提督「…分かった」

というわけで、今夜はここまで。

必ず皆、幸せにしてみせる…!

ナカチャンは那珂間外れ?



連合艦隊で活躍してくれたわ
ttp://i.imgur.com/Y1LAPFh.jpg

>>152
>>1的に那珂ちゃんをどうするか迷っているところです。NTRはもうやったしなぁ…そもそも那珂ちゃんがエロいことしてるのが想像できないorz

>>154
うちの義妹たちは80ちょっとで東急の日々ですわ。でもイベントではお世話になってます

質問なんですが、ここにいらっしゃる皆さんは
・川内バニーリテイク編
・神通改めて…編
のどっちを先にみたいですか?
順番だけの問題で最終的には両方やるんですが、どっちからやった方が収まりがいいかなと思いまして

今のところ1:1ですが先に浮かんだ神通の方でいきます
書き溜めてますが、今夜は厳しいかもしれません

あれっ、よく見たら川内にもう一票入ってる…
ごめんなさい、もう書き始めたんで神通で勘弁してつかあさい。まあこれ安価スレじゃないし…(震え声)

 ドアをノックする音。もしかしてと思い、敢えてこちらから開けてみると、やはり扉の向こうには神通が立っていた。

提督「決心は、ついたか」

神通「はい」

 力強く頷く。僕は微笑むと、彼女の肩を抱いて部屋の中へと誘った。


神通「…」

 畳の真ん中で、神通は落ち着かない様子で座っていた。

提督「何か飲むか?」

神通「えっと、あの…」

提督「もっとくつろいでいいんだ。ほら、あー…」

 冷蔵庫を開け、顔を顰める。ビールとワンカップ酒ばっかりだ。

神通「あの、よろしければ冷たい日本酒を頂けますか…?」

提督「ん? ああ、もちろんだ。スルメもある」

 冷蔵庫からワンカップ酒を二本取り出し、神通に持たせる。

提督「ちょっと待っててくれ」

 部屋の隅に置かれているちゃぶ台を、部屋の真ん中に移すと、戸棚からスルメの入った袋を出してちゃぶ台に置いた。
 それから神通から一本を受け取ると、二人で乾杯した。


提督「日本酒が好きなのか?」

神通「たまに嗜む程度ですが…提督は、お好きなようですね」

提督「まあな。焼酎とかスピリッツの類は、いかにもアルコールを飲んでいるって感じがして、どうしても好きになれない」

 スルメを酒に浸しながら、首を横に振る。

神通「奇遇ですね。私もです」

提督「おっ、そうか。…どうだ。今度、休暇の時に一緒に飲みに行かないか。この辺で美味い酒を出す店を探そうと思っていてな」

神通「提督…」

 今まで硬かった彼女の口元が、初めて綻んだ。

神通「…喜んで」


 一本目の酒を飲み干し、二本目に手を出すか否か考えながら、ふと神通に目を遣った。
 彼女はぼんやりと僕の方を見ながら、ちびちびと酒を啜っていた。頬はほんのり上気し、小さくはだけた藍染めの寝間着の襟元からは、連日の出撃で陽に灼けた首元と鎖骨の線が覗いていた。

提督「…」

 僕は何も言わず立ち上がると、彼女の後ろに座り込んだ。

神通「あの…提督?」

提督「気にしないでくれ」

 後ろからそっと、彼女の首に両腕を回す。
 ふわり。甘いような、酸っぱいような、そんな匂いがした。

神通「…臭く、ないですか?」

提督「いい匂いだ」

 やがて彼女は、飲みかけのカップをちゃぶ台に置いた。そして、言った。

神通「…何だか、体が火照ってきました」

キリがいいんで今夜はここまで。
明日は都合上難しいかも知れません。

にしても、どうやって那珂ちゃんを絡まそう…アイデア募集してます

提督「神通…」

 神通が、こちらを向いた。そのまま僕たちは、唇を重ねた。
 思えば、初めてのキスだ。

神通「ん…む…」

 唇と唇だけのキス。試しに舌を差し込んでみると、彼女の肩がビクリと跳ねた。それから一拍置いて、いかにもおっかなびっくりといった感じで、閉じた歯がゆっくりと開いた。

神通「むあ…む、ちゅ……はぁ」

 強張った舌を舌で撫でていると、やがて彼女の方からも舌を絡めてくるようになった。
 滴るような口づけを交わしながら、僕はそっと彼女の帯を解き、着物を脱がせた。
 中から出てきたのは、彼女の魅惑的な肉体を隠しもしない、セクシーな黒のランジェリーであった。よく見るとショーツが先日穿いていたものと同じなので、元々はこの上下セットだったのだろう。

提督「っは…気合、入れてきたんだな」

神通「はい…二航線のお二人に手伝っていただいて」

 そう言うと神通は、抱擁を解いて僕の正面に座り、僕の着物を脱がせにかかった。
 僕は彼女の背中に手を回すと、ブラのホックを外した。
 彼女の豊かな乳房が露わになるのと、膨れ上がった僕のペニスが外に出されるのはほぼ同時だった。

神通「あ…私も」

 彼女はおもむろに膝立ちになると、ショーツを下ろした。それからふと手を止めると、困ったような顔で僕を見た。

神通「あの…次は、何をすればいいんでしょうか…?」

提督「何を。何を…どうしようか」

 何故か僕まで混乱してしまい、部屋を見回して、それからぽんと手を打った。

提督「そうだ。とりあえず、ちゃぶ台仕舞って布団敷こう」

 かくして、僕たちは裸で煎餅布団の上、向い合って座った。

神通「では…また、口でいたしますね」

 そう言うと神通は、僕の肉棒を手にとった。

提督「大丈夫なのか? 二度目とは言っても…」

神通「大丈夫です。その…姉さんの隠してる張形で、秘密で練習しましたから…」

提督「え゛っ!?」

 川内に渡したディルドのことだろう。だが、あれは…
 …いや、黙っておこう。知らぬが仏だ。

神通「では、失礼します」

 まず、舌先で亀頭を控えめに舐める。元々勃起していたので、透明なカウパー液が漏れだすのは早かった。
 突つくような舐め方から、舌全体で亀頭を包み込むように変わった。

提督「ああ…上手いぞ、神通…」

 頭を撫でる。前髪に触れると、普段鉢金を巻いている額の白さが目に入った。
 頭に触れられて僕がイキそうだと勘違いしたのか、彼女は一旦口を離すと、今度は大きく口を開け、一気に根本まで咥え込んだ。

神通「…ッ、ハッ、ケホッ」

提督「ちょっ、一気にいくとむせるぞ」

 それでも彼女は深く咥えるのをやめず、時折苦しげに口を離しては、また喉の奥まで肉棒を突き込むのを繰り返した。
 やがてこちらを見て、遠慮がちに言った。

神通「あの…私が口に入れている間、頭を押さえていただけませんか?」

提督「いや、そんなことしたら苦しいだろ」

神通「いえ、その…」

 彼女は恥ずかしげに顔を背け、ぽつりと言った、

神通「その、苦しくしていただきたいのです」

提督「」

 何てこった。マゾか、神通はマゾなのか。
 とは言え…性癖の域を出ないのならば、無碍にする理由もないのでは? 僕は、肚を括った。

提督「いいか、本当にキツくなったらどこでもいいから叩くんだ。絶対だぞ」

 そう釘を差してから彼女の後頭部を両手で掴むと、ぐいと自分の腰に押し付けた。

神通「っ! ぐっ…」

提督「うっ、あ」

 一瞬、強く吸い込まれる感触がして、すぐに口腔から咽頭の奥の全ての肉が、僕のモノをきゅっと締め付けた。

神通「…! ……!」

 神通は声を上げることさえできない。それでも彼女は諦めることなく、自分から口を動かして僕の肉棒を扱き始めた。
 頭の前後に合わせて、掴んだ手を動かす。自分の手で扱くのと同じくらいのキツさで、自分の手よりも柔らかく、温かい感触。目に涙を浮かべてペニスを飲み込む神通の姿に、妙な高まりを覚えた。

提督「っ、神通、イキそうだ」

 にわかに首の動きが速くなった。棒の付け根辺りに熱がこみ上げ、強張ってくる。

提督「イクぞっ」

神通「!」

 その言葉を聞くと、彼女は両腕を僕の腰に回し、より深く僕のペニスを喉に押し込んだ。

 次の瞬間、僕は彼女の口内、それも殆ど食道に直接と言って良いほど深い所に射精した。

今夜はここまで。

内輪の飲み会かと思ってたら、公僕の皆様もいらっしゃるとは…

神通「…ッ、え゛っ、ゲホッ、ゲッ」

 ペニスを吐き出すなり、神通は激しくえずいた。

提督「ああ、ああ…どうだ、吐きそうか?」

 背中をさする。彼女はふるふると首を横に振った。それから深呼吸すると、ようやく落ち着いた様子で僕を見た。それから気まずそうに微笑んだ。

神通「ごめんなさい。少し、無理しちゃいました」

提督「苦しいのが好きなのか?」

神通「張形で練習した時に、間違って喉の奥を突いてしまって…苦しかったんですけど、何だか癖になって」

提督「もしかして…痛いのも好きだったりする?」

 すると彼女は顔を赤くして黙り込み、やがて小さく頷いた。

神通「初めての時の、あの感触が忘れられないんです…」

提督「あー、そうか…いや、お前の好みに口を出しはしない。ただその、見てて心臓に悪いというか…まあ、アレだ。程々に頼む」

神通「…はい」

 今度は、胡座をかいた上に神通を座らせた。それから、後ろから胸を揉んだ。
 や、柔らかい…指が沈み込む感触がする。

神通「ん…」

 神通が息を漏らす。だが、気持ちいいという感じではなさそうだ。まあ、仕方ない。じっくり慣らしていこう。
 しばらく、両手で無心に揉み続けていると、ふとある考えが浮かんだ。
 指先で、両の乳首を強く抓った。

神通「んああっ!」

 彼女の体がビクリと震えた。そのまま強くいじくり回していると、一瞬背筋がぴんと張り、やがて僕の体にぐったりともたれかかってきた。

提督「イッたか?」

神通「分から、ない、です…」

 息も絶え絶えに答える。試しに秘部に手を伸ばしてみると、既にじっとりと濡れていた。膣口を掻き回して、指を彼女の目の前に持ってくる。

提督「ほら。もうこんなに」

神通「は、恥ずかしいです…」

提督「じゃ、そろそろ」

 抽斗の奥からゴムを取り出す。一旦神通を布団に寝かせると、袋を破って中身を取り出した。

神通「また、勃たせなくて大丈夫ですか?」

提督「ん? ああ、大丈夫だ。攻められるより攻めてるほうが興奮する性質でな」

 ゴムを嵌め、彼女の脚を開いた。刈り込まれた陰毛に覆われた割れ目を亀頭でそっとなぞると、彼女は微かに身を震わせた。

提督「じゃあ改めて。…初めて、貰うからな」

神通「…はい」

 ゆっくりと腰を沈めていく。やはり神通の中は狭く、僕のイチモツをぎちぎちと締め上げた。
 奥まで辿り着いた所で、ほっと息をついた。
 神通が、両腕をそっと僕の背中に回して、それから耳元で囁いた。

神通「しばらく…このまま」

提督「痛くないか?」

神通「ええ、もう…提督は、お優しいのですね」

提督「…」

神通「…提督」

提督「うん」

神通「提督。…お慕いしてます」

提督「…ああ」

神通「私がどんなに努力しても、提督の一番は姉さんです。それはわかっています。でも」

提督「今は、お前だけを愛してる」

神通「提督…」

 我ながら臭かったか? そもそも、『今は』なんて付けるくらいなら、最初から言わない方が良かったのか?
 後悔しながら黙り込んでいると、意外にも彼女は笑顔を見せた。

神通「…はい。今だけでも、嬉しいです」

提督「神通…」


提督「…動くぞ」

 抽送を始める。まずは大きく、ゆっくりと。彼女の膣を味わうように。

神通「ん…っ、んんっ…あっ」

 控えめに喘ぐ神通。ちゃんと感じているだろうか?
 さっきのですっかり硬くなった薄紅色の乳首に吸い付いた。舌で舐め回すと、押し殺したような声が漏れた。
 試しに前歯で噛んでみた。

神通「ひあっ!?」

 体がびくんと跳ね、狭い膣内がさらに締まった。
 片手を繋がった所に伸ばすと、指先に小さな突起が触れた。摘んでみると、はっと息を呑む声がした。
 抽送を速める。それと同時にクリトリスを摘んだ指先に力を込める。

神通「んああっ! やっ、駄目っ! や、ああっ、んあっ!」

 抑え切れないほどに嬌声を上げる神通。やがてその声がピタリと止み、柔肉がぴくぴくと震えた。

提督「…派手にイッたな」

神通「ハァ、ハァ…だ、駄目だと言ったのに…」

 肩を震わせながら、恨めしげに言う。

提督「悪い悪い。だが…」

 彼女の体を掬いあげると、向い合って座るように抱き寄せた。

提督「もうちょっと付き合ってもらうぞ」

神通「えっ、あっ、はい…喜んでっ!?」

 引き締まった尻を掴み、持ち上げて落とす。重力に引きずられて、彼女の子宮の入り口が容赦無く僕の肉棒に叩きつけられる。
 それを、何度も繰り返した。さっきよりも速く、さっきよりも激しく。

神通「ああっ、やあっ、激し、ま、待って、んあっ、待って…!」

提督「っ…出すぞっ」

 腰を強く押し付け、ゴムの中に射精した。それと同時に、神通の体が激しく痙攣した。

神通「っ!…っっ!」

提督「だ、大丈夫か?」

 膣が捩じ切らんばかりに僕のペニスを締め上げる。膣痙攣というヤツか? だが、あれはこんなものではないという話だが…

 やがて、痙攣が治まった。ほっと息をつき、ペニスを抜こうとしたが、彼女は四肢を僕にきつく巻きつけて動かない。体が強張って、ぷるぷると小刻みに震えている。

提督「…神通? そろそろ放してくれないか? あんまり挿れたままにしとくと、中でゴムが外れて」

 …ぴちゃっ
 下腹部に、生暖かい感触がした。

神通「あっ」

 ぴちゃちゃっ

神通「やっ、駄目っ」

 びちゃびちゃびちゃ…

神通「あ、あ、ああ…」

提督「あー…」

 温かい液体が、腰を伝って布団に染み込んでいく。神通は身を捩って止めようとしたが、無駄だった。
 泣きじゃくる彼女の頭を、そっと撫でた。

神通「ごめんなさい…ッ、こんな、汚して…」

提督「よしよし、緊張したんだな」

 やがて…失禁が止んだのを見計らって、僕は彼女の両腕両脚を解き、ペニスを抜いた。ゴムを外して捨ててから、神通に言った。

提督「シャワー浴びてくるといい。布団は僕がどうにかしておくから」

 しかし神通は両手で顔を覆ったまま動かない。よほど恥ずかしかったのか、嗚咽の声が聞こえてくる。

提督「あー、どうしたものか…」

 少し考えた後、僕は立ち上がり、彼女の体を抱え上げた。それから浴室に行こうとして、ふと開けっ放しの抽斗が目に入った。

提督「…まあ、念のため」

 片手を突っ込んで未開封の鉄兜を掴み取ると、そのまま浴室に入った。

 …日付が変わってしばらくした頃、疲れ果てた僕らは裸のまま、畳の上で眠りについた。風呂あがりの部屋に立ち込めていたアンモニア臭は、慌てて開け放った窓から綺麗に消え去っていった。

はい、今夜の更新ならびに神通改めて…編は以上となります。

…これ、神通編の方が気合入ってね?これ以上は川内=サンも怒るのでは?

と言うわけで、次からは川内バニーリテイク編です。皆さんは川内バニーにどんなことをされたいですか?

那珂ちゃんは川内バニーの後に書こうと思います。問題は、どういう傾向を持たせるか…
ちなみに、現時点で意識してるのは

川内:イケイケドンドンの攻め志向。でも奥ゆかしく先手は取らせる。なんだかんだ大抵のことは頼めば何でもやってくれる。でもフェラだけはどうしても気が引ける。実は入渠ドック内の監視カメラの存在を知っていた。つまり他人に見せつけたい願望有り。殆どブッダ←これ重要

神通:尽くしたい志向。無茶なプレイも嫌な顔ひとつせずやってくれる。マゾ『気味』かと思いきや弩がつくマゾヒスト。イラマチオ、噛み付き、スパンキングばっちこい。でも羞恥心は人一倍強いため、絶頂のあまりお漏らしなんかすると泣き出す。だがそれがいい

提督「」ソワソワ



「できたよー」



提督「!」

ガチャッ



川内「おまたせ!」



提督「お、おお…」




 ここは、鎮守府近くにあるラブホテルだ。元々が男所帯の軍事施設。おまけに艦娘が大勢いるとは言え、合意の上でもない限り手を出すわけにはいかない。近辺に風俗関連の施設が林立するのは、ある意味当然のことであった。休暇の日ともなると、ガタイのいい男たちが一斉に、幽霊じみてソープランドへ歩いてゆく姿が見られる。
 …まあ、嫌味な言い方だが、僕にはあまり関係のない話だ。
 ここへは、消灯時間を過ぎてから二人で来た。私室の畳では雰囲気が出ないという、川内の意見によるものだった。辺りを見回すと、確かに内装は豪華絢爛。天蓋付きキングサイズベッドにルームシアター、壁際にはミニバーまでついており、更にはカーテン一つ隔てた先が、殆どシームレスに浴室となっている。ご丁寧に、浴室の壁には膨らましたマットまで用意してある。確かに奮発して一番良い部屋を押さえたが、まさかここまでのものだとは思わなかった。
 
 そして、今…
 トイレで着替えを終えて出てきた川内が身に纏うのは、引き締まった体を強調するレオタード、扇情的な網タイツ、片方が折れた耳付きカチューシャ。くるりと回ると、丸い尻尾までついている。
 …あれ、僕ってこういう嗜好だったっけ? と言うよりも、この場で何かに目覚めそうなほどの威力。
 見惚れていると、川内は可笑しそうにくすくすと笑った。

川内「似合ってるでしょ。目がハートになってるよ」

 言いながら近づいてくる。歩き方まで艶かしく見えるのは、慣れないヒールに苦戦しているからだろう。
 何と言って良いか分からず、思わずくだらない質問が出てきた。

提督「その耳…いつの間に取り返したんだ?」

川内「何か、巡り巡って鳳翔さんの所にあったんだよね。何でだろ」

 何となく想像はつく。だが、そんなことはどうでも良い。

 ロンググローブを嵌めた手で、川内が僕の頬に触れた。耳元で、吐息混じりに囁く。

川内「じゃあ…しよっか」

提督「ちょ、ちょっと待ってくれ」

 その手を掴んで、引き離した。
 彼女は不満気な顔をした。

川内「どうしたのさ」

 怖じ気付いた訳じゃない。

提督「一旦始まったら、すぐその衣装が台無しになるだろ。その…折角こんな豪華な部屋にいるんだからさ。…お前と、その姿。もう少し楽しみたいな」

  …そんな訳で

 僕らはカクテルを手に毛皮のソファに座り、ルームシアターで映画鑑賞をしていた。
 ミニバーにはある程度の飲み物と簡単なカクテルのレシピが置いてあり、それを見ながら川内はスクリュードライバー、僕はジントニックを作った。
 映画は丁度中盤を過ぎた辺り。殆どヒロインのお色気で繋いでいるような安っぽい作品で、既に3回目になる濡れ場が始まろうとしてた。

川内「…」

 川内は空になったグラスを弄びながら、退屈そうにスクリーンを眺めている。僕はもう映画に目もくれず、彼女の方ばかり見ていた。
 ふと、川内と目が合った。彼女はニヤッとした。

 彼女はすっくと立ち上がると、グラスを置き、ソファの前のテーブルの上に腰掛けた。それから靴を脱ぐと、両足を上げて僕の股間の上に載せた。

川内「ん…よっ、と…む」

 網タイツ越しの生足が、僕の愚息をもぞもぞとくすぐる。が、どうやらそれが目的ではないようだ。足の指でスラックスのファスナーを掴もうとしては失敗している。

提督「…出そうか?」

川内「もうちょっと」

 それでも、器用な川内はすぐにコツを掴み、足だけでファスナーを下ろすことに成功した。
 が、現実は非情である。一番上を突破した所でトランクスのボタンは到底足の指で外せる代物ではないし、そもそもベルトが締まっている以上、いきり立ちかけたモノを取り出すのに十分な穴の大きさを確保できない。

川内「…お願い」

提督「はいはい」

 ベルトを外し、下着を下ろす。

川内「ん」

 彼女は頷くと…両足で、僕の肉棒を挟み込んだ。

提督「!」

 そのまま、足を上下に動かす。網タイツのざらざらと、素足のひんやりした感触が竿を刺激する。その、直接的な刺激も良いのだが…
 持ち上げた両腿の間の、黒い三角形。比較的硬質な素材だった筈のレオタードの股布が、やけに食い込んで見える。この前見た時は、あんなでは無かったような気がするが…?

川内「ん…中々にスタミナが要る…」

 このままでは埒が明かないと感じたのか、両足で扱く方向から指先で亀頭や裏筋を責める方向にシフトした。

川内「…どう、気持ちいい?」

提督「ああ、うん…」

 気の抜けた返事に、彼女は一瞬怪訝な顔をした。それから僕の目線の先に気付くと、悪戯っぽく笑った。

川内「あ、気付いちゃった」

 そう言うと彼女は脚の間に片手を伸ばすと、指先を股布に掛けた。

提督「!」

川内「これね、裏地を剥がしたの。ずらしやすいように」

 半勃ちのペニスが一気に全開になる。我ながら現金なものだ。

川内「…見たい?」

 即座に頷いた。彼女は吹き出した。

川内「がっつき過ぎだって。そう焦んないでよ。…夜は長いよ」

中途半端ですが今夜はここまで。川内バニーは殆どブッダなので、出来る限りリクエストに応えます。

…ところで、こんな豪華なラブホって実在するんですかね?

改めて調べてみると、バニーガールのディティール滅茶苦茶やん…

まあ、ロンググローブの辺りとかは制服風のアレンジを加えのだと解釈してください。普通はカフスなのですが…


 結局足コキによる射精は諦め、浴室に入ることにした。
 服を脱いでいる僕を尻目に、川内はきょろきょろと浴室を見回した。それから何かを思い付いたのか、湯船に湯を溜め始めた。それからマットをタイルの上に倒してから言った。

川内「お風呂入ってて。寒いでしょ」

提督「それ、使い方分かるのか?」

川内「んー、秋雲に聞いた」

提督「またアイツか…」

 まだ殆ど空の湯船に入る。
 見ると川内は、シャンプーやボディソープと一緒に置いてあった透明なボトルを手に取り、中身を洗面器に垂らしてシャワーの湯で薄めていた。それを手で掻き回しながら、川内は興奮気味に言った。

川内「凄い! これ、薄めてもヌルヌルする!」

提督「へえ、ローションってそんな風になるのか。初めて見た」

 薄めたローションをマットにぶちまけると、彼女は手招きした。

川内「ここに寝て」

 言われたとおりマットの上に仰向けに寝転がると、僕の体にぱしゃぱしゃとローションを掛け、それから馬乗りになった。
 そのまま、レオタード越しに僕の愚息を擦り始めた。

川内「ん…ふぁあっ…」

 薄くなった布越しに、二人の恥部がこすれ合う。僕はもうイく寸前だが、川内も感じているようだ。
 脳を刺す刺激と相手の姿に、お互い息が荒くなっていく。
 やがて

提督「あっ、イくっ」

 先に果てたのは僕の方だった。腹の上に精液が飛ぶ。

川内「あはっ、イッちゃったね」

 そう言うと彼女は、衣装がローションと精液塗れになるのも構わず、僕の体の上にうつ伏せに倒れこんだ。そして、今度は体全体を擦りつけた。
 ふと頭を上げると、衣装の胸元が浮いて、今にもめくれそうになっていた。ちなみに宴会の時はパッドを詰めていたが、今は何も付けておらず魅惑の隙間が健在だ。

川内「…? ああ、これ」

 ぐいと衣装を引き下ろし、乳房を露わにする。そのまま両腕で僕の頭を抱え込んだ。

川内「ほら、大好きなおっぱいでちゅよ~」

 乳首にむしゃぶりついた。染み付いたローションで、ほんのり酸っぱい味がした。

川内「あんっ…んっ…」

 手元が空いたので何の気なしに伸ばしてみると、彼女の尻に触れた。
 掌で尻を掴んだ。

川内「きゃっ…」

 そのまままさぐっていると、指が網タイツに引っかかった。

提督「…破っていい?」

川内「ん…良いよ。タイツ破りはロマンだもんね」

 引っ掛けた指に力を込めると、ぷちぷちと小気味よい音がしてタイツが左右に破れた。それから手探りでレオタードの股布をずらし、膣口を指でくすぐった。

川内「んああっ!」

 川内の体がびくりと震えた。腕を解き、問う。

川内「…挿れよっか」

提督「ああ」

 腰を浮かせ、ペニスをあてがい、肉壷に沈めていく。がむしゃらに締め付けてくる神通に対して、川内の膣は僕の形を隅々まで心得ているように包み込む。腰を動かす度に、壁全体が気持ちいい所を的確に刺激していった。

川内「あっ、あんっ…っ、ね、さ、先に一回、イキたい」

提督「っ、ああ、良いぞっ」

 動きが速くなった。それと同時に、彼女の息も荒くなっていった。

川内「あっ、あっ、んっ、あ、イく、イくっ…っ…んああっ!」

 身を震わせて、彼女は絶頂に至った。

 不意に、川内がくしゃみをした。一拍遅れて、僕もくしゃみした。
 二人で、顔を見合わせて笑った。

提督「冷えてきたな」

川内「そうだね。体拭いて、ベッド行こっか」


 雲のように柔らかなベッドに、二人で身を沈ませた。川内の衣装はもう、レオタードの胸元と股布は伸びきり、網タイツはズタズタ、ロンググローブはもう捨ててしまったし、耳は水分を吸って根本から折れていた。無事なのはカラーぐらいだ。

川内「あーあ、もう台無し」

提督「コスプレも、次からはもう少し考えてやらないとな」

 キスをした。唇に何度もキスしてから、今度は首筋にキスした。

川内「痕になっちゃうよ」

提督「痕付けたい」

川内「もう…」

 ぼやきながらも、彼女はレオタードを腰のあたりまで引きずり下ろした。

川内「隠れるところにお願いね」

 手始めに乳房の中ほどに一つ。それから脇腹に一つ。臍の上に一つ。川内の身体に、次々とキスマークを付けていく。唇が吸いつく度に、彼女はくすぐったそうに吐息を漏らした。
 右太腿の内側まで来た所で億劫になり、吸い付く代わりに舌で舐めた。

川内「くふっ…」

 右脚から丹念に舐めながら、川内の体を上って行く。首筋まで来た所で、一度唇にキスして、それから今度は左半身を下へと下った。
 膝の辺りまで辿り着いた所で、僕は彼女の両脚を開いた。

川内「や、待って」

 止める声を無視してクロッチ部分をずらし、薄い茂みに口を付けた。
 実は、クンニリングスは初めてだった。川内は物怖じしないが、フェラチオはどうしてもする気になれないという。僕としても、アダルトビデオなんかで長々とフェラしていると辟易して飛ばしてしまう人間なので、最初から頼もうとも思わなかった。すると、自然と口淫自体をしないようになっていた。
 初めての味は…甘いような、酸っぱいような、そんな味だった。

川内「んあっ、ふぁ、あ、あったかい…」

 大陰唇、小陰唇、尿道、陰核、膣口…。舌先で探り当てる度、川内は身を捩って逃れようとする。
 それを両手で押さえて、舌を膣内に突っ込んだ。

川内「ひゃっ、やあっ、待って…」

 腰から下は、相変わらず逃げようと頑張っている。しかし、いつの間にか彼女は両手で僕の頭を押さえつけていた。
 中途半端に固定されたまま揺さぶられた結果、思いがけず前歯がクリトリスを扱いた。

川内「~~~!!」

 両腕をきつく締めて、川内が声にならない声を上げた。

提督「んーっ! んんーっ!」

 慌てて、ベッドをばしばし叩く。神通ほどではないが、彼女もかなり鍛えている。下手したら、首をポッキリいってしまう…

川内「ハァ、ハァ…あっ、ごめん!」

 我に返った川内が脚を開くと、僕はベッドに崩れ落ちた。

提督「あ、危なかった……舐められるのは、好きみたいだな」

川内「好きっていうか、怖かったよ…いつもと違う感じがして」

提督「気持よくなかったか?」

川内「…気持よかった」

 うつ伏せになると、川内は尻をこちらに突き出した。

川内「ね、今度は提督の番だよ」

提督「じゃあお言葉に甘えて。…これ、もう切ってしまうぞ」

 股布を無理矢理引き千切ると、ペニスを挿入した。体位のせいでいつもより狭く、そして深い。根本まですっぽり飲み込んでしまった。
 腰を掴んでピストンを始める。肉と肉がぶつかり合う音が、川内の嬌声と混じって、いつも以上に部屋に響く。
 こちらから、彼女の顔を窺い知ることはできない。それが何となく不安で、僕は一心不乱に腰を振った。

提督「…出すぞっ」

 やがて、僕は川内の膣に射精した。
 精液を吐き出しながら、彼女を抱いてベッドに倒れ込む。

提督「ああ…疲れた」

川内「日の出前には、鎮守府に帰らないとね」

提督「そうだな。…一旦風呂入って、一休みしてから出よう」


 ぬるくなった湯船に、二人で浸かった。いつぞやのドックのように、僕が下、川内が上に。

提督「そう言えば」

 ふと思い出して、僕は言った。

提督「この間の入渠のアレ、撮られてたぞ」

川内「うん、知ってる。監視カメラでしょ?」

提督「なっ…知ってるなら、何で」

川内「何かない限りカメラの映像なんて誰も見ないって。もし見られたって…」

 彼女は目を閉じた。

川内「…見せつけてやればいいのよ。提督は、私のもの。私は、提督のもの」

提督「お前なあ…アレ、少なくとも長門と陸奥が」

川内「気にし過ぎだって。それに、音までは拾えないんだからさ」

提督「…」

提督「…まあ、次からは気をつけないと」

川内「ビビリ」

提督「言ってろ。こっちは失うものが多いんだ」

 ここでこの話題は打ち切りになった。
 続いて、またしても先日のドックで気になったことを訊いてみた。

提督「…あの時、ドックで小便漏らすのがいるって話してたよな」

川内「…うん、したね」

提督「アレ、お前のことだろ」

川内「…バレた?」

提督「そりゃ、あんな詳しく話せるのは当事者くらいのものだろう。それにお前、僕が来た時にも漏らしてたな。修復剤の色が変だったぞ」

川内「仕方ないじゃん。次から次へと休む暇なく出撃させるんだもん」

提督「疲労抜きはしたろ…それ、後々癖になるから止めた方がいいぞ」

川内「…はーい」

 渋々といった感じ。

提督「…で?」

川内「?」

提督「今も我慢してたりするのか?」

川内「…うん」

 言われて思い出したのか、彼女の身が一瞬竦み上がった。

提督「…出してみてくれよ。いつもしてるみたいに」

 脳裏に浮かんだのは、先日の神通との性交。緊張で我慢していたのか、絶頂で抑えが効かなくなった神通が、僕の上で失禁した、あの感覚。

川内「するなって言ったり、しろって言ったり」

 川内は喉の奥で笑うと、くるりと体をこちらに向け、両腕を僕の首に回した、

川内「んっ…あ、出る…」

 ふるりと震えた後、ひんやりとした水流が僕の臍の辺りを打った。

川内「ふぁああ…」

 恍惚の表情を浮かべる川内。

提督「…ちょっとストップ」

川内「! な、何?」

 水流が止んだ。

提督「飲みたい」

川内「のっ、えっ、本気で?」

提督「僕のは飲めるって言ってただろ」

川内「それは、その」

 言いながらも、時折水流が生じては、一瞬だけ僕にぶつかった。一度出したものは、中々止められないらしい。

川内「…分かったよ」

 彼女は立ち上がると、僕の顔を跨いだ。僕は、彼女の恥部に口を押し当てた。

川内「いい? 出すよ? …あぁ」

 太腿の力が抜けると同時に、塩辛い、人肌の液体が口の中に流れ込んできた。海水よりはマシという程度。当然、美味くはない。だが、これが川内の体から出てきたものだという事実だけで、飲み下すには十分だった。

川内「飲んでる…ホントに飲んでるよ…」

 アルコールが入っていたからか、過剰な換気扇で冷えたからか。放尿は長かった。
 やがて水流が止み、彼女は身を震わせた。

川内「ホントに全部、飲んじゃったんだね」

 こちらを見下ろしながら、熱っぽい口調で言う。その目は、新しい玩具を見つけた子供のような輝きをしていた。


 …明け方の街を、二人で手を繋いで歩いた。

川内「ご飯食べて、戦って、ご飯食べて、エッチして、寝て、起きて、ご飯食べて、戦って…」

川内「『ヒト』の生活も、こんななのかな」

提督「そうだろう。或いは、もっとキツイかも」

川内「こっちは命懸けで戦ってるのに、それよりキツイの?」

提督「あー、不用意な発言だったな。済まん」

川内「いいよ。私は、夜戦ができればそれで十分」

提督「…」

川内「…ああ、もちろん提督との『夜戦』もね」

提督「…いつか」

川内「…」

提督「昼も夜も関係なく、日がな一日、お前と愛し合えたらな…」

川内「…うん」

提督「また、来ような」

川内「うん。今度は何着てする? またバニー? それともメイドさん? 婦人警官も良いかもね。あとは…」

提督「…どんな格好でも、お前と…」

川内「…そうだね」

 手を解くと、腕を絡めてきた。
 肌寒い空気の中、身を寄せ合って鎮守府へと帰った。

川内バニーリテイク編ならびに今夜の更新はここまで。

…ここからが本当の、R-18艦これssだ(ゲス顔)

さて、那珂ちゃん編ガンバルゾー!

申し訳ありませんが次の更新は早くて明日の夜中になります

明日明後日試験やねん…

 …鎮守府、トレーニング施設

川内「前々から気になってたんだけど」タッタッタッタッ

神通「何でしょうか?」ギッタン バッタン

川内「四半期に一回くらいのペースで、提督行方不明になるんだよね」タッタッタッタッ

神通「そうなのですか? の割には、騒がれている様子はありませんが…」ギッタン バッタン

川内「ああ、行方不明って言っても、終業後に姿が見えなくなるくらいで…次の日には帰ってきてるみたい」タッタッタッタッ

神通「その程度では、そもそも姉さんくらいしか気にしないかと…」ギッタン バッタン

川内「でもさ、気になるじゃん。もし他の娘とデートなんかしてたらと思うと」タッタッタッタッ

神通「提督に限って、そんなこと…」スクッ

ナガラサン、オモリオカリシマスネ イイヨー…ッテ、ツイニ120キロ!?

神通「よいしょっと」ガキン ガキン

川内「それでさ、去年の今日が丁度その日だったんだよね」ピ タタタタタタ

神通「はあ」ギッタン バッタン

川内「一応、毎年同じ日に姿くらましてるからさ。多分今日もいなくなるかなって」タタタタタタ

神通「…言わんとすることは分かりました」ギッタン バッタン

神通「ですが、提督にも私生活があります。あまり干渉するのはいかがなものかと」ギッタン バッタン

川内「夫婦なのに」タタタタタタ

神通「夫婦だからこそ、です。…ですから」ギィ・・・

神通「…私が行きます」

川内「えっ、何か私騙された気がする」タタタタタタ

神通「私はケッコンしていませんので、もし見つかっても姉さんほど失望されることは無いかと」

川内「そんなことは無いと思うけどなあ…」ピョン クルッ

川内「よっと。…まあ、意外と乗り気で話が早い。じゃあ今日の夜ね」スタッ

神通「ええ。では、私は哨戒任務がありますので」クルッ

神通「失礼します」スタスタ…

川内「いってらっしゃーい」ヒラヒラ

川内「…じゃ、秘書艦の手伝いでもしてくるか。…あ、勿体無いから電源つけたままにしとくよ。誰か好きに使ってね」

スタスタ…



ルームランナー『40km/h』ウィィィィィィン

明後日と書くべき所を間違って明日と書いてしまったので、ケジメにここまで書いて上げときます。

一応、S成分は川内が担う予定。サディズムって実は一番相手との信頼関係が重要だからね

それから後々の展開に関わってきますが、キレイな那珂ちゃんなどいない……かも知れません



神通「…すみません、遅くなりました」タッタッタッ

川内「ん。今、仕事終わったところ」

神通「提督は?」

川内「ご飯も食べずに外行っちゃった」

神通「どちらへ向かわれたのでしょうか…?」

川内「鈴谷に頼んで、飛行訓練にかこつけて水禎飛ばしてもらってる。ずっと付けてる訳にはいかないから、急がないと」

ソロリ

神通「倉庫街…ですね」

川内「しかも、この辺は使われてないのばっかりだ。取り壊そうにも、いつ必要になるか分からないからって…」

神通「! 提督です」



提督「」スタスタ

提督「」キョロキョロ



川内「何か探してるね…」

神通「待ち合わせでしょうか? だとしたら…」



提督「!」



川内「! バレた?」

神通「いえ、倉庫の中から誰かが」



那珂「」ヒョコ



川内「那珂ぁ!?」

神通「那珂ちゃん!?」




那珂「」クイクイ

提督「」スタスタ



神通「二人で、空き倉庫の中に…」

川内「えっ、何それ、ヤバくない?」

神通「ですが…那珂ちゃんに限って、そんなこと…」

川内「…」グッ

川内「…とにかく、中を覗いてみよう」

ソロリ ソロリ

神通「鍵は…掛かっていませんね」ギィ…

チラ

川内・神通「「!?」」



提督「…」キョロキョロ

那珂「どうしたの?」

提督「…? 誰か居るのか?」




川内「気づかれた?」

神通「…もう、隠れることもないでしょう」サッ

川内「あ、ちょっと!」サッ

那珂「せ、川内ちゃんに、神通ちゃん…?」

提督「何してるんだ、そんなコソコソと」

川内「それはこっちの台詞だよ! 行き先も言わずに、どっか行っちゃうんだから…」

川内「浮気なんてしてたらどうしようって、私…グスッ」

提督「ああ、それは済まなかったな」

神通「それで、結局何をなさっていたかというと…」チラ



那珂・提督「「新しいブロマイド用の写真を撮ってました」」

那珂「3ヶ月に一度、季節ごとのファッションで写真を撮ってもらってたの」

川内「まさか、空き倉庫の一つをスタジオに改装してたなんてね…」キョロキョロ

提督「どうやら、前の提督の時に用意してもらったらしい」

神通「しかし、どうして提督が写真を? 鎮守府で写真と言えば、青葉さんが浮かびますが…」

提督「それはだな」

那珂「…那珂ちゃんからお願いしたの。どうせ提督には、ブロマイドタダであげちゃうし、それなら最初から提督に撮ってもらった方がいいかなーって」

川内「ふぅん…」ジッ

提督「最初に頼まれた時は、流石に断ろうと思ったんだがな。カメラの知識なんて全然無かったし。だが、あんまり熱心なものだから、無碍にするのも忍びないと思って、それこそ青葉に習ったりして、どうにか見るに耐える写真を撮れるようになった」

神通「私達も全部持っていますが…てっきり、プロの方にお願いしたのかと」

那珂「提督、すっごい頑張ってくれたんだよ!」

提督「そう言ってもらえると、勉強した甲斐があったな」テレッ

川内「…」

提督「川内?」

川内「ん? …ああ、何でもないよ。とにかく、心配したようなことが無くて良かった。撮影には興味あるけど、新作のネタバレは厳禁だからね」クルッ

川内「帰ろうか、神通」

神通「えっ、あ、はい」

川内「っと、その前に」スタスタ



川内「…頑張ってね」ボソッ

那珂「!」ドキッ



川内「じゃあ、また後でね」

神通「失礼します」ペコリ

今夜はここまで

那珂ちゃんがここまで喋らせ辛いキャラだとは思わなかった…



パシャ パシャ

那珂「うん、秋のはこれで全部だね」

提督「これで終わりだな。お疲れ様」ガシャン

那珂「あっ、まだカメラ片付けないで。まだ撮りたいのがあるから」

提督「ん? ああ、分かった」

那珂「じゃあ、着替えてくるね」


提督「我ながら上達したもんだなぁ…」ピ ピ ピ

提督「この間のサマーライブも、可愛く写ってるな。うんうん」ピ ピ

提督「…と、メモリがギリギリだな。キリが良いからここで替えとこうか」ゴソゴソ

提督「…? ポケットに入れた覚えの無いものが…」スッ

提督「いっ!?」

那珂「おまたせー!」トタトタ

提督「!」サッ

提督「き、着替え終わったか。…って、その格好は」



那珂「じゃーん」ミズギ

提督「この時期に水着は季節外れじゃないか? それに、もうこの前撮ったろ」

那珂「あれは皆向け。これは、いつもお世話になってる人にあげる用なの」

提督「へえ。非売品って訳だ」

那珂「うん。…えーっと、箱は…」

 那珂が、美術置き場で何か探している。僕は照明を調節しながら彼女の方をちらりと見た。
 今年の夏は、暑かった。あまりの暑さに、制服を脱ぎ棄てて水着で鎮守府をうろつく艦娘が続出した。流行に敏感な明石や大淀、イベント大好きな夕立とそれに付き合う時雨までは予想していたが、今年はそれに白露、村雨が加わった。おまけに天龍と龍田に第七駆逐隊、挙句の果てに先日来たばかりのリットリオまでもがあられもない姿でくつろぐ始末だ。
 かくいう僕も、龍田(と川内)に迫られて、いつの間にか用意されていたサーフパンツで執務する羽目になったのだが…

那珂「あったあった」

 目当ての物を見つけたのか、那珂がこっちを向いた。
 彼女の水着は当然のごとくビキニで、色は制服と同じ橙色。デザインは意外にシンプルで、ボトムの上から白い薄手のパレオを巻いている。最も、彼女の体つきを考えると、このくらいで丁度良いのかもしれない。神通は姉より大人びた体をしているが、那珂の方は相応に幼い体つきをしている。あまり派手なのは似合わないだろう。

那珂「よいしょ」

 那珂が、持ってきたものをセットの中に置いた。それは樹脂板でできた白の立方体だった。一辺が50cmほどのそれは、小物を置いたり、手を突いてポーズをとったりするのに丁度良い代物で、撮影に比較的よく使われる。
 その箱の後ろに立ち、両手を突いてこちらを見た。

那珂「じゃ、始めるよー」

 両腕を寄せ、胸を強調するような姿勢でまず一枚。手を腰に当て、上体をそらした姿勢を横から一枚。箱に腰掛け、膝に肘を突いて、両手でピース。そのまま笑顔で一枚…
 次々にシャッターを切っていると、不意に那珂が言った。

那珂「ここからは、ちょっとイメージ変えていっちゃうよ」

 それから彼女は、お団子に結った髪を解いた。

提督「髪型変えるのか。思い切ったな」

 どんな格好をしても髪型だけは変えなかった彼女が、髪を解いた。思った以上に長い髪が頬に掛かるのが、妙に新鮮で、不思議に色っぽく見えた。

那珂「…ここからは、『私』だよ」

提督「!?」

 そう言うと彼女は、おもむろにトップの紐に指を掛け、そしてゆっくりと引っ張った。はらり。落ちそうになる布を片腕で押さえると、静かに言った。

那珂「ほら、撮って」

提督「! …」

 パシャリ。シャッターを切ると、ファインダー越しに彼女が妖しい笑みを浮かべた。
 あの表情を、僕は知っている。とびきりの悪戯を思い付いた時の川内と、そっくりだ。

那珂「…もう、良いかな。…良いよね」

 ふと、那珂がそう呟いた。それから

那珂「ねえ。提督、見て」

 胸元の腕を、下ろした。
 ビキニのトップが落ち、彼女の膨らみかけの乳房が露わになる。

 慌てて、目を逸らした。

提督「な、何のつもりだ」

那珂「もちろん、撮影だよ」

提督「撮影って…とうとうヌードまでやるのか? 路線変更はしないって、いつも言ってるじゃないか」

那珂「『那珂ちゃん』はしないよ。でも、『私』は…」

 いつの間にか彼女は僕の目の前に来て、両手で僕の頬を挟むと、顔を自分の方に向けた。

提督「…なあ」

 『細すぎるくらいじゃないと、写真映えしないの』普段からそう言う彼女の体は、見ていて不安になるほど痩せている。
 僕は艦娘たちには、不必要に自らを痛めつけるようなことはしてほしくないと思っている。そういう意味では、那珂の『アイドル活動』も同じだ。しかし、彼女は…艦娘として生まれ、暗い過去を抱えながらも、健気に『ヒト』として振る舞い、アイドルとして皆を元気にしたいという願いを持っていた。だからこそ、僕は出来る限り彼女の力になろうと思った。

提督「こんな裸の写真、一体誰に渡すんだ? もしかしてお前、誰かに脅されてるんじゃないのか?」

那珂「そんなこと無いよ」

提督「我慢しなくていいんだ。私には、お前達を守る責任がある。正直に言ってくれ。陸の上でなら、私は力になれるんだ。だから」

那珂「あのね」

 那珂が、人差し指を立てて僕の口に押し当てた。

那珂「あれね、嘘。私、嘘ついちゃった」

提督「…?」

那珂「本当はね、貴方に見て欲しかったの」

 そう言うと彼女は数歩下がり、ビキニのボトムを下ろした。薄いパレオ越しに、彼女の秘部が透けて見える。

提督「那珂…」

那珂「勇気が無くて、今までカメラ越しに見てもらうだけで満足してた。でも、川内お姉ちゃんが励ましてくれたから。私、覚悟を決めたよ」

提督「!」

 去り際、川内が那珂に何かを囁いていた。あれは、そういうことだったのか。
 …ならば、僕がすべきことは。

 カメラを置き、両手を差し伸べた。

那珂「提督…」

 軽やかに駆け寄ってくる那珂。腰布一枚のその姿は、どこか妖精めいた神秘的な雰囲気を感じさせた。
 抱き止められて、腕の中で言う。

那珂「ありがとう。ごめんね、私の我儘聞かせちゃって」

提督「良いんだ。お前のことは、出来る限り応援するって決めてたから。こんな形でいいのなら」

那珂「それと…もう一つ、謝らないといけないの」



神通「…姉さん、良かったのですか?」

川内「何が?」

神通「那珂ちゃんと、提督のこと…あの娘、きっと」

川内「うん、知ってるよ。ああでもしないと、あいつ踏み出せないから」

神通「…姉さんは」

川内「…」

神通「姉さんは、本当に提督を愛しているのですか」

川内「…どうして、そんなこと言うの?」

神通「だって…姉さんは、提督に執着していないように見えます。私の時も、那珂ちゃんにも…浮気を恐れていながら、どうして背中を押すような真似を」

川内「…訳分かんないよね。ぶっちゃけ自分でも分かんない」

川内「理由を付けるなら…相手が那珂じゃなかったら、間違いなく怒ってた。提督は大好きだけど、同じくらいお前達も大切だから。後は…何だろ。『見栄』?」

神通「見栄、ですか?」

川内「綺麗な指輪とか、新しい装備とか、誰かに自慢したいじゃん。それと同じで、こんないい男と好き合ってるんだぞって。嘘だと思うなら一回抱かれてみろって、そんな感じで」

神通「えぇ…」

川内「ああ、ごめんごめん。変な話しちゃったね。まあいずれにせよ、他人に提督を明け渡していいなんて、これっぽっちも思ってないから。…でも、それ以上に、那珂は」

神通「…?」

川内「……那珂は…あいつは、愛されなきゃいけない。愛されないと、駄目なの」

今夜はここまで。
那珂ちゃんに分裂気味の属性を持たせてどうにか書けるキャラに持ってくる苦肉の策。理由は直後に出てきますが、この娘が一番病んでます。

書き溜めしだい投下します。
予め断っておきますが、胸糞注意です



那珂「このスタジオ、前の提督の時に用意してもらったのは知ってるよね」

 砂浜をイメージした白い布の敷かれたセット。先ほど置いた白い箱に腰掛けて、那珂は言った。

提督「ああ。お前が本格的にアイドルとして活動し始めたのもその頃だったな」

 前任の提督については、引き継ぎの時に顔を合わせたくらいで、その為人について詳しいことは知らない。ただ、有能な人物であったとだけ聞いている。

那珂「公式に活動を認めるように偉い人に掛け合ってもらったり、色々良くしてくれたの」

提督「へえ…」

 兵器として艦娘を使うことに対する、世間の風当たりは強い。それは当然のことで、軍としてはいかに外部に向けて、艦娘の運用が節度と倫理に基づいたものであるかを発信するかに頭を悩ませていた。
 那珂は、そんな場面で活躍している。艦娘でありながら一番民間人に近い所で、軍の内外の架け橋としての役割を果たしているのだ。

那珂「…まあ、タダで、とはいかなかったけど」

提督「?」

那珂「あのね…」

 俯いて、両腕で自分の身を抱いた。

那珂「…『枕』しろって言われたの」

提督「! まさか、お前」

那珂「初めては、その時に提督と。横須賀に行って、広報部の人と。3人くらいだったかな。それから、最後に海軍大臣さんと」

 真っ白な世界の中で、彼女は淡々と語る。

那珂「それでやっとデビューしたの。でも、安定して使ってもらえるようになるまでは、テレビ局の人ともシた」

提督「そんな、どうして」

那珂「何でなのかな。その時は必死だったから。…誤解しないでね。『那珂ちゃん』は、ちっとも後悔してないから。あの時の提督には感謝してるの。おかげで、夢にまで見たアイドルになれたんだから」

 おもむろに彼女は立ち上がり、パレオの結び目に手をかけた。

那珂「知っておいて欲しいの。那珂ちゃんは、汚いオンナ。自分の体だって平気で売っちゃう。そのために」

 それから、パレオを解いた。
 露わになった下腹部に、数ヶ所の傷跡。…メスの痕。




那珂「えへへ…『切っちゃった』」





神通「!! そんな…そんな、酷いことを」

川内「神通は、今の提督になってから来たんだよね。前の人は…悪い人じゃあ、なかった。指揮も上手かったし、慕われてもいた。ただ、どこか抜けていて…たまに抑えの効かなくなる人だった」

川内「多分、言い出した時はあの人も本気じゃなかったんだと思う。ただ、それを笑って流すには、那珂は真っ直ぐ過ぎたんだ。結局、お互いお互いをが引きずり合うように進んで、最後には戻れない所まで来ちゃったんだろうね」

神通「でも…それで残念でしたでは、あの娘があまりにも可哀想です! 姉さん、教えてください。その方は今、どうしているのですか。会って、謝罪させてやります」

川内「止めときな」

神通「どうして!?」

川内「だって、その人は…」



 彼女の肩を掴んで、まくし立てた。

提督「どうして今まで黙ってたんだ! そんな、深い傷を負うまで……すぐに憲兵に言おう。それから当時の関係者に談判する。全員だ! 少なくとも、前任の奴は一発ぶん殴ってやらないと、腹の虫が収まらん!」

那珂「落ち着いて、提督。無理なの」

提督「どうして!」

那珂「できないの。だって、前の提督はもう…」

提督「もう…どうしたんだ?」

那珂「…もう、あの人は死んだの。ピストルで頭を撃って、自決したの」

 そこまで言って、彼女は僕の方へ歩み寄った。

那珂「ねえ、もう昔話は良いでしょ? 早く抱いてよ。ゴムなんて要らないから」

提督「…」

 無意識にポケットに突っ込んだ指先が、尖ったものに触れた。
 いつの間にか入っていたそれは、一枚の鉄兜だった。きっと、すれ違いざまに川内が差し込んだのだろう。
 …川内は、知っているのだろうか。那珂が、自らの身体を売っていたこと。不妊手術までしていたことを。
 それとも…

 那珂は、僕を箱の上に座らせると、まず軽く唇にキスした。それからベルトを外してペニスを取り出した。右手で竿を扱き、左手で玉を刺激しながら、舌先で亀頭をぺろぺろと舐める。実に慣れた手つきだった。
 やがて勃起したのを見て、こっちを見た。

那珂「提督、どんなことしたい? 自慢じゃないけど、川内ちゃんや神通ちゃんよりも上手に、色々できるよ」

提督「…」

那珂「…ま、最初は普通がいっか。汚れるから、服脱がしちゃうよ」

 そう言って、軍服のボタンに手をかける。
 その手を、掴んだ。

提督「普通に、しようか。ちゃんと付けて」

 ポケットから、鉄兜を取り出した。那珂は、顔をしかめた。

那珂「だからぁ、そんなの要らないって言ってるじゃん」

提督「ごっこ遊びみたいのものだ。…僕らは、恋人同士。これから初めてのエッチをする。ところが、女の子には辛い過去があって、まだ男が怖い。愛する人だと分かっていながら、本能で彼の手を避けてしまう。それを乗り越えて…」

提督「…できるか?」

那珂「提督、そういうのが好きなんだ。うん、頑張るよ。那珂ちゃんは演技派だからねっ!」

提督「ああ、それと一つ」

那珂「?」

提督「『那珂ちゃん』じゃなくて、『那珂』だ。アイドルではなく、一人の艦娘…女として」

 それだけ言うと、僕は立ち上がった。照明を弱め、箱をどかし、カメラに布を掛けて隠した。
 それから服を全て脱いで、言った。

提督「じゃあ、始めようか」

那珂「…うん」

 まず、彼女の頬に手を伸ばした。すると、彼女は反射的にその身を引いた。

提督「まだ、怖いか」

那珂「うん…」

提督「そうだよなぁ…好きでもない男に、無理矢理抱かれたんじゃあ、な」

那珂「っ…」

 那珂が微かにたじろぐのを、僕は見逃さなかった。

那珂「あ、あのね…顔がずっと見えるようにして欲しいの。貴方だって分かったら、安心するから」

提督「分かった」

 僕は彼女の目を見つめたまま、そっとその手に触れた。肩が一瞬跳ねた。だが、拒まない。
 そのまま目を逸らさず、腕を伝ってゆっくりと手を動かしてゆく。指先から掌へ、掌から手首へ。腕へ。
 やがて肩に触れた所で、そっとその手に力を込めた。
 那珂の体が、ビクリと震えた。

那珂「て、提督…」

提督「那珂」

那珂「提督…怖いよ…」

提督「ああ。怖かったろう。分かってる」

 那珂の目に、涙が浮かんだ。

提督「お前の努力を否定するつもりはない。お前は、自分の夢のために頑張った。だが…」

 もう片方の手を、彼女の首に回した。彼女の身が、ふるふると震えだした。

提督「夢を叶えるために、自分自身を殺すことはない。そうだろう?」

那珂「…『那珂ちゃん』は、後悔してないもん」

提督「『お前』の言葉が、聞きたいんだ」

那珂「あ…」

 その目から、涙が零れた。
 僕は、そっとその身を抱き寄せた。

那珂「…何で」

 腕の中で、彼女は呟いた。

那珂「好きだったのに…初めてをあげられて、本当は嬉しかったのに…何で、私を売り飛ばしたの。何で…何であんな人達にまで、体を捧げないといけないの…何で……何でなの!」

 彼女は泣き叫ぶ。

那珂「ふしだらな女? あんた達の『教育』の賜物! 汚い枕アイドル? それを求めたのは何処のどいつなの? ヒトじゃないから孕みもしない? 脳味噌腐ってんじゃないの? あんた達の好き勝手叶えるために、私がどれだけの…どれだけの、犠牲を…」

 そこから先は、言葉にならなかった。ただ幼い少女のように、僕に縋り付き、声を上げて泣き続けた。

 やがて彼女が落ち着いた頃合いを見計らって、僕は静かに言った。

提督「…もう、大丈夫か」

 那珂は無言で頷いた。

提督「どうする、今日はもう止めとくか」

 すると彼女は、首を横に振った。

提督「義務感とか、そういうのは要らないからな?」

那珂「ううん。そうじゃなくてね、私、提督に恋人みたいに抱かれたいの。こんなこと言うのは何だけど…川内お姉ちゃんにしてるみたいに、私を抱いて」

提督「分かった。ただ…恋人『みたい』じゃなくて、本当の恋人じゃ駄目か?」

那珂「提督…」

 涙でぐしゃぐしゃの顔のまま、彼女は笑った。

那珂「うん!」

今夜中に終わる気がしないので、一旦ここで切ります。

果たして…これは那珂なのか? 同名のオリキャラではないのか?

 唇にキスをした。啄むような淡いキスを、何度も、何度も。やがて痺れを切らしたのか、那珂が舌を挿れてきた。
 舌と舌を絡ませながら、僕は片手を彼女の首に回して、もう片方の手で胸に触った。揉むほどの膨らみはないので、撫でるように指を動かす。
 那珂を愛撫していると、彼女も僕のイチモツに手を伸ばした。両手で包み込み、優しく上下に扱く。
 僕は胸を弄る手を下に伸ばし、彼女の秘部に触れた。彼女は陰毛を綺麗に剃っている。幼い体つきも相まって、仄かな犯罪臭を感じた。

那珂「はぁっ、提督…」

 そっと中指を指を差し込むと、彼女は切なげな声を漏らした。
 そのまま、膣内を探るように指を動かすと、気持ちいい所に触れたのか、その身が竦み上がった。

那珂「そこ…もっと」

提督「ここか?」

 触れた部分をくすぐる。もう一本指を挿れてみると、彼女の膣はすんなり受け入れた。内壁を引っ掻くように指を動かす。

那珂「あっ、あっ、ん…」

 ペニスから手を離して、那珂が僕に抱きついてきた。

提督「イキそうか?」

那珂「多分…」

提督「?」

 言い方は悪いが、経験の割に反応がらしくない。一瞬、首を傾げたが、すぐに合点がいった。
 きっと、これまで一方的なセックスばかりで、自分が快楽を感じることが無かったのだろう…

 僕は、指を抜いた。

那珂「やめちゃうの…?」

 淋しげな瞳でこちらを見る。僕はその頭を撫でて、言った。

提督「手だけじゃ、勿体無いだろう」

 鉄兜を開封し、いきり立ったペニスに被せた。それから那珂の体を横たえた。

那珂「やっぱり、付けてするんだ」

提督「最初はな。示しておきたいんだ。自己満足に過ぎないとしても…お前を、傷つけることはしないって」

那珂「…うん。ありがとう」

 もう一度キスをして、挿入した。

 那珂の膣内は正に柔肉といった感じで、緩くペニスを包み込む。

那珂「ごめんね、おまんこユルユルで」

提督「そんなこと言うんじゃない」

 抽送を始めた。先ほど指で触れた部分を雁首で擦るように、腰を動かす。と言っても指とは勝手が違うので、実際に当たったのはしばらくピストンを続けた後だった。

那珂「ひあっ!?」

 嬌声と共に、那珂の膣内が一瞬締まった。

提督「ここだな…」

 姿勢を維持したまま、繰り返し肉棒を突き込む。

那珂「ひゃっ、あっ、提督っ! 何か、クるっ、キちゃうっ!」

提督「そのまま、感じるんだ…委ねて…」

那珂「んんっ、あっ、イ…イッちゃう、イッちゃう! …ああっ!」

 那珂が、腕と脚できつく抱きついてきた。それと同時に、その体がビクビクと震えた。

那珂「…ああ、イッちゃった…男の人に、イかされちゃった」

提督「気持ちよかったか」

那珂「うん…こんな気持ち、初めて…」

 熱に浮かされたように、呟く。僕はもう一度キスすると、ペニスを引き抜いた。

提督「…ああ、ゴムが取れた」

那珂「あー、提督、まだイッてないじゃん」

 目ざとく見つけ、那珂が言った。

那珂「ねえ、もう一回しよ」

提督「ゴム、もう無いぞ」

那珂「大丈夫。提督の気持ちは、ちゃんと伝わったから。…今度は、提督の番だよ。ありのままで…私を、愛して」

提督「…分かった」

 興奮冷めやらぬ愚息を、再び那珂の膣内に沈ませた。
 一番奥まで辿り着いた所で、那珂が言った。

那珂「ねえ、私、こんなこともできるよ」

 そう言うと、何やら息を吸った。
 次の瞬間、彼女の膣が、別の生き物のように動き、壁だけで僕の肉棒を扱き始めた。

提督「うあっ…」

那珂「どう? 凄いでしょ」

 無邪気に攻める那珂。気持ち良い。確かに、男の扱いを心得ている。だが…

提督「ちょっ、待って、出る」

 さっきは那珂が少し早かっただけで、こちらも射精寸前だった。このままだと、あっという間に果てる。

那珂「良いよ。出して」

提督「いや、それは…くあっ! もう」

 呆気無く、僕は彼女の膣内に射精した。

那珂「きゃはっ、出た出た」

 ペニスを抜いて屈みこむと、彼女は手際よくそれを口に含んだ。

那珂「む…んっ」

提督「ああ…」

 尿道から直接精液を吸い出される。いわゆるお掃除フェラというやつだ。僕は腰が抜けそうになった。
 当然のように残渣を飲み下すと、そのままちゅぱちゅぱと音を立てて肉棒をしゃぶった。唇で、舌で、喉で、僕を嬲ってゆく。
 やがて元通りに勃起した所で、彼女は口を離した。

那珂「フェラも、上手でしょ」

提督「ああ、そうだな…」

 ため息混じりに言いながら、彼女の頭に手を置いた。

提督「…お前はな、まず自分が気持ち良くなることを考えた方がいい。今まで他人に尽くしてきた分、今度は自分が受ける番なんだ。やらされるんじゃなくて、自分から楽しめるように…そうすれば、僕も嬉しいから」

那珂「…うん」

 彼女は、小さく頷いた。

那珂「でも…私も、提督のために尽くしたいの。今まで覚えた、たくさんのこと…提督のために使えるのが、私、とっても嬉しいの」

提督「…」

 僕は何も言わず、彼女を抱きしめた。

那珂ちゃん編はここまで
この後エピローグ的なものがあるのですが、それはまた明日…と言いたいのですが、明日は浴衣神通が待っているのでできるだけ今のうちに上げときます
更新がなければ寝落ちしたものと思ってください



提督「当時の人事名簿…これか」コト

パラパラ

提督「広報部…そして、海軍大臣は…こいつらか。今、どこで何してる…?」

提督「……!?」

提督「どういうことだ…」

提督「…一人残らず、死んでる…だと?」

カツン カツン

提督「!」

ギィ…



川内「…提督。やっぱり、ここにいたんだ」



提督「川内…」

川内「那珂のこと、上手くやってくれたみたいだね。あいつ、前よりいい顔してたよ」

提督「お前…どこまで知ってたんだ?」

川内「大筋だけ、って感じかな。那珂のカラダについては、あんまり詮索しなかったから。まさか…あんなことになってたなんて」

提督「もう少し、早く出会えていたなら…」パタン

提督「…『接待』を受けた人間…那珂を抱いた海軍の連中は、もう全員この世にいないんだと」

川内「知ってる」

提督「ん? ああ、そうか…僕が無頓着過ぎたんだな」

川内「海軍だけじゃないよ。民間の…局の人間、メディア関係…一人残らず、死んだ」

川内「那珂を民間に出す便宜を図ってもらう、その見返りにあいつは抱かれたの。ところが後になって、那珂を抱いた人間が片っ端から死んだ。あっちは戦々恐々。艦娘に手を出すと呪われるんじゃないかとまで噂された。元々、後ろ暗い所もあったしね。結局、それっきり那珂の性接待は無くなった」

提督「軍の連中は全部自殺らしいが、民間のもそうなのか?」

川内「ううん、あっちは事故。煙草の火で家ごと焼け死んだり、階段から転げ落ちて頭を打ったり」

川内「…何かから逃れるように車で暴走して、挙句電信柱に突っ込んだり」ニッ

提督「まさか、お前」

川内「…車なんかで、逃げられるとでも思ったのかな」フッ

提督「どうして…」

川内「提督なら、分かるんじゃないかな。…愛はね、ただそれだけで、人を殺す理由になるんだよ。きっかけも、経過も、本心も…まるで意味が無い。愛する者を傷つけたという事実があるのなら、私はそいつを許さない。塀も、銃も、権力も、何も私を阻むことはできないの」

提督「…どうして、独りでそこまで抱え込むんだ」

川内「そりゃ、皆が抱え込まないで良いようにだよ」

提督「そんなもの、僕は望まない! そんな気遣いは…」

川内「気遣いじゃないよ。愛だよ。とびきり自分勝手な。それに」

川内「…これは全部、過ぎた話なんだから。本当なら提督には、全然関係ない話だったんだけど…」

提督「関係有るだろう。皆、僕の大切な艦娘だ」

川内「うん、ありがとう。そんな提督だから、安心して那珂を任せられるの」

川内「…私の我儘は、全部おしまい。後は、提督の仕事。…那珂を、癒してあげて。それができるのは、提督だけだから」

提督「…」

提督「…分かった」

那珂ちゃん編エピローグならびに今夜の更新は以上です
明日から講義だー(白目)

でも帰ってきたら神通さんが浴衣で迎えてくれるヤッター!

提督「珍しく神通が秘書艦を申し出てきたが…」スタスタ

提督「良いのかな、夕方からは鎮守府の秋祭りがあるのに」

ガチャ ギィ

提督「入るぞー」

神通「あっ、おはようございます」

提督「おお、早いな…ぁあっ!?」

 朝の執務室。秋雨続きでご無沙汰だった太陽の、光の差し込む窓の傍に立っていたのは…百合の花を纏った、天女だった。



提督「いやあ、助かったよ。おかげで仕事が早く片付いた」

 鎮守府の敷地を、神通と並んで歩き回る。

 今日は、鎮守府の秋祭り。一般の人々も基地に入れる、一大イベントだ。一部の艦娘たちや鎮守府の職員たちは、出店などの設営のために早朝から準備に追われていた。そんな中、一応の責任者にあたる僕はいっそ執務室を動くまいと、わざと溜め込んだ書類を一人で一日掛けてやるつもりだった。ところが…
 隣を歩く神通。百合の花が一面に描かれた桃色の浴衣を身に纏い、髪を緑のリボンで一つに結いあげている。ほつれ髪に白いうなじが眩しい。
 彼女は、僕の目論見を行動で却下した。一週間分はあった筈の進撃、哨戒、遠征報告は瞬く間に消え、出店営業開始の一七◯◯には、僕まで紺の着流しに着替えていた。そうして彼女は僕の手を引いて、外へと繰り出したのだった。

神通「…提督」

 不意に、神通が僕の袖を引いた。

提督「ん、どうした?」

神通「あれ…」

 指差す先にあったのは、鳳翔の営む焼き鳥の屋台だった。同じテントでは、大和がラムネを売っている。

鳳翔「あら、提督。お疲れ様です」

提督「やあ、鳳翔さん。売れてるかい」

鳳翔「まだまだです。先ほど火を入れたばかりですから…ですが、大和ラムネはたいへん好評ですよ」

大和「ええ、子供たちに受けて、もう一箱空けちゃいました」

 氷水を張った水槽にラムネを補充しながら、大和が言った。

大和「ところで、お仕事はもう済まされたのですね。随分溜め込んでいたそうですが…」

提督「ああ、こいつが絶対に終わらせろと言って聞かなくてな」

 冗談めかして笑い、神通の肩を叩いた。彼女はぷいと顔を背けた。

提督「どれ、空いてる内に…鶏もも、砂ズリ、豚バラと…神通、何が良い?」

神通「…同じので結構です」

提督「じゃあ、それを二本ずつ。あと、ラムネを二本貰おうか」

鳳翔「ありがとうございます。焼きたてをお出ししますね」

大和「冷えるまで、少し待っててください」

 水槽に氷を足す大和。僕はふと気になって、鳳翔に尋ねた。

提督「他の空母たちは? 鳳翔さんの手伝いでもしてるかと思ってましたが…」

 すると鳳翔は、ふっと微笑んで特設ステージの方を見た。

鳳翔「皆さん、加賀の応援に行っていますよ」

提督「ああ、なるほど…」

すみません、寝落ちしてました
頭が働かないので明日書きます

 去り際、鳳翔は言った。

鳳翔「神通さん、その浴衣、とても似合っていますよ」

神通「ありがとうございます」

大和「色も、提督の着流しと映えますね」

 大和の言葉に、神通はそっと頬を赤らめた。

神通「…はい」

 焼き鳥とラムネを手にステージ近くまで来た所で、丁度前奏が始まった。

飛龍「一度翼を執ったなら、後には退けぬ修羅の路。たとえ火の中荒波の中、この戦いは譲れない。魅せるは、一航戦の誇り! 加賀で『加賀岬』です」

 飛龍による前口上と共に、青い着物姿の加賀がしずしずと階段を登る。ステージの麓では赤城を中心に、空母総出で加賀に声援を送っていた。普段は反骨精神に満ちた瑞鶴までもが、両腕を振り回して応援している。
 僕は砂ズリを齧りながらステージを観た。

提督「加賀が演歌に造詣が深かったとはなあ…」

神通「でも、何だか似合っていますね」

提督「そうだな。本人さえ良ければ、海軍のPRに使えるかもな。それこそ…」

 那珂みたいに。そう言いかけて、口を噤んだ。そこに至るまでに那珂の歩んだ道が如何なるものであったか、思い出したからだ。
 神通も同じことを考えたらしい。静かに首を横に振った。

神通「加賀さんは…そこまでの露出は望まないでしょう」

提督「…そうだな」

 一番のサビが終わった所で、不意に後ろから肩を叩かれた。

「提督さん、楽しんどるかな?」

提督「その声は…」

 振り返ると、濃紺の浴衣を纏った浦風がにこにこしながら立っていた。隣には、これまた白い浴衣姿の浜風。

浦風「提督さん、お仕事済んだんじゃね。さては、そこの神通姐さんにお尻をシバかれたかな?」

提督「ははは、目ざとい」

神通「提督っ! …二人共、加賀さんの歌を聴きに?」

浜風「ええ。我が主力空母の晴れ舞台ですから」

提督「…お前、楽しんでるな」

浜風「お祭りで浮かれるほど甘くはありません」キリッ

 焼きとうもろこしと綿あめを手に澄まし顔の浜風。口元にはイカ焼きか何かのタレが付いている。

浦風「それよりも、ねえ」

 浦風は僕の腕を引っ張っると、一つの屋台に向かった。神通が慌てて追いかけてくる。

浦風「うち、あれがやりたいんじゃけど…奢ってくれん?」

 看板に、射的の文字。他の屋台に比べても、一際盛況を誇っている。

神通「きゅ、急に走りだすと、見失ってしまいます…それで、射的ですか?」

提督「浦風がどうしてもやりたいそうだ。折角だし、一緒に並ぼうか」

神通「…あれ? この屋台、確か…」

提督「?」

 神通は、無言で浦風と浜風に目配せした。二人は頭を下げた。

浜風「すみません、どうしても気になってしまって…」

 彼女らのやりとりの意味は、順番が近づいてきてやっと分かった。

川内「まいどありー、さあよく狙ってね。真ん中の的に当てたら間宮券が貰えちゃうよ!」

天龍「倒した人形も貰えるぜ。くぅ~、オレもやりたかったぜ!」

川内「…はい、残念。また今度ね。さて次…って、提督! いらっしゃい!」

提督「今朝から姿が見えないと思ってたら、射的屋やってたのか」

川内「うん。縁日の屋台だって夜戦だからね、気は抜けないよ。…あ、一回500円ね」

 僕は財布から1000円札を二枚出した。

提督「四人分、頼む」

川内「はーい」

天龍「一人5発だぜ」

 コルク玉を入れた紙皿が、僕達の前に置かれる。

浦風「ありがとうね。さーて、間宮券はうちのものや!」

浜風「ありがとうございます、提督」

神通「あの…私まで、よろしいのでしょうか…?」

提督「構わんよ。そんなことより間宮券だ。私のポケットマネーを無駄にしてくれるなよ…」



 カランカラン。川内がベルを鳴らした。

川内「流石、二水戦旗艦。意地を見せたね」

天龍「神通に間宮券一枚進呈だ。後は…提督が妖精人形一つに、浜風がミニ間宮羊羹一個だな」

浜風「やりました」

浦風「あちゃー、一発も当てられんかったわ…」

提督「じゃあ、行こうか」

浦風「ちょい待ち。提督さんは集合じゃ」

 そう言うと浦風は、川内の方を見た。川内は肩を竦めた。

川内「…後が詰まってるから、裏で話そうか」


 屋台の裏に僕と川内を引っ張ると、浦風は口を開いた。

浦風「提督さん…川内姐さんのこと、嫌いになってしまったん?」

提督「ど、どうしてそんなこと言うんだ」

浦風「だって、今朝から川内姐さん放っぽって、神通姐さんとばっかり一緒に…」

浦風「川内姐さんは、提督さんのお嫁さんなんじゃろ? だのに」

提督「それはだな、神通が今朝から秘書艦として…」

川内「だって、今日は神通の番だもん」

 僕の言葉を、川内が遮った。

浦風「神通姐さんの、番? それって…提督さん、もしかして」

 僕は、渋々頷いた。

提督「…まあ、そういうことだ」

浦風「そんな、だって、それじゃあ」

川内「気持ちは分かるよ。傍から見たら普通じゃないことくらい、分かってる。でもね、提督は凄いんだよ。皆、一緒に愛してくれるから」

浦風「『皆』? それじゃまるで、他にも」

川内「うん。那珂もだよ」

 浦風は、信じられないといった目で僕と川内を見た。

川内「訳分かんないって? でも、好きになるとか、愛することって、そもそも訳が分からないものだと思わない? …少なくとも私と提督の馴れ初め聞いたら、間違いなくそう思うよ」

提督「よせ、人に聞かせられるものじゃない」

川内「そう? …まあ、とにかく。私は提督が好きで、提督は私を愛してくれてる。だけど、それは神通や那珂も同じ。そして、私がそれを許してるのは、私も神通と那珂が好きだから。それだけだよ。他に、理由なんて無い」

浦風「でも…今日は、お祭りで、特別な日じゃ」

川内「そう。特別な日。この日のために、神通は気合入れておめかししたんだよ。だから、私は今日はお休み。邪魔しちゃ悪いからね。それに…」

 川内は、浦風の肩に腕を回し、囁いた。

川内「…普段、何でもない日の提督を独り占めしてるから。何でもない日を独り占めできるって、実は凄い贅沢だと思わない? だから、特別な日くらいは譲ってあげなきゃ」

 …憑き物が落ちたような顔で、浦風は去っていった。
 その背中を見送った後、思い出したように川内は言った。

川内「あ、そうだ。神通もあの薬飲み始めたよ。だから、心置きなく中出しして良いからね」

提督「なっ!? ……わ、分かった…」

 今の発言を聞かれちゃいないかと冷や冷やしながら、僕も往来に戻った。

今夜はここまで。
広島弁が分からんのじゃあ…

提督「悪い悪い、待たせたな」

神通「いえ、大丈夫です」

 浜風は、既に浦風と共に縁日の喧騒の中に戻っていったようだ。

提督「じゃあ、行こうか」

 先ほども述べたが、このお祭りは一般開放になっている。普段、軍に関わりのない人々からすれば、艦娘という得体の知れない存在と直に接する貴重な機会だ。実際、彼女らには積極的に民間人と交流するように指示してあるし、ざっと見ただけでもう駆逐艦と仲良くなった子供もいた。
 そんな中、僕らはただのカップルに見えるようだ。神通が制服でなくて浴衣姿なのも大きい。

提督(これなら、面倒なことも無くて済むかな…)

 金魚掬いに勤しむ神通を眺めながら、ぼんやりそんなことを考えていると、不意に向こうの方がざわついた。
 …どうやら、酔った客が誰かに絡んでいるらしい。

 僕は、溜め息を吐いた。

神通「提督…」

 一匹も掬えずにポイを破いてしまった神通が、立ち上がって不安げに僕を見る。

提督「憲兵を呼んでくれ。ちょっと行って、止めてくる」



「お嬢ちゃ~ん、いいから一緒に遊ぼうよ~」「お金の心配とか要らないからさァ」「スゲエ、生の艦娘だよ!」

羽黒「こ、困ります…」

 行ってみると、羽黒が酔った男たちに絡まれていた。妙高達は近くにはいないようだ。
 彼女の名誉のために言っておくが、羽黒は決して弱くない。その気になればこれくらいの相手が何人来ようと、一方的にねじ伏せることもできるだろう。それでも心優しい彼女にはそれができず、今まさに腕を掴まれても反撃もできすにいた。
 僕は、腕を掴んだ男の肩を叩いた。

提督「君。その辺にしときなさい」

「…あ? 何の用だよ」

羽黒「あっ、て、提督!」

「提督ゥ?」

 掴んだ手を離すと、男は舌打ちした。

「ンだよ、つまんねえの」

提督「まあそう言いなさんな。せめて、この後の花火くらいは」

 言いかけたその時、誰かが後ろから僕の背中を蹴った。

提督「…どうやら、お連れさんは思った以上に酔っておいでだ」

 首を後ろに回しかけた次の瞬間

「ナメんじゃねえ!」

 男が、僕の顔面にストレートを放った。これが、実に良い所に入った。
 言い訳させてもらうと、もし相手が手を出そうとしてきた場合、僕は最初から一発は殴られるつもりだった。その上で、正当防衛の口実で実力行使に出るつもりだった。ところが、破れかぶれに放った男の拳は、無防備に晒した僕の下顎に綺麗に命中し、脳を揺らした。長いデスクワークで体がすっかり鈍っていたのもあるだろう。
 僕は、無様にひっくり返った。

羽黒「提督!!」

 羽黒が悲鳴を上げる。薄れゆく視界の端に、神通が駆け寄ってくるのが見えた。彼女は僕の様子を確認すると、おもむろに髪のリボンを解いた。
 よく見るとそれは、いつも彼女が身につけている鉢金だった。
 彼女はそれを額に締め直すと、僕を殴った男の方を向き、そして構えた。

羽黒「神通さん! 駄目!」

 …僕は、意識を失った。



 ふと目を覚ますと、知らない天井が目の前に広がっていた。
 …いや、知ってる。これは医務室だ。どうやら、気絶してる間にここまで運ばれてきたらしい。

神通「! 提督、気が付かれましたか」

 ベッドの脇に、神通が座っていた。僕は、身を起こそうとして頭痛に顔をしかめた。

神通「無理はなさらないで…」

提督「いや、大丈夫だ。情けないところを見せてしまったな」

神通「そんな…」

 電灯の下、神通が涙を浮かべて僕を見る。その右手の人差し指の先に、赤い跡が付いていた。

提督「お前…やったのか」

 神通は、黙って頷いた。
 僕は、ふうと息を吐いた。

提督「お前は…憲兵に、任せるべきだった。お前が手を汚す必要は、無かったんだ」

神通「分かっています。ですが…提督を傷付けられて黙っているなんて、私にはできません」

 真っ直ぐに僕を見て、きっぱりと言った。僕は何か言おうとして、黙って首を振った。

提督「…過ぎたことは仕方ないか。それよりも、花火は? もう終わったか?」

神通「まだです。もうそろそろだと思いますが…」

 言いかけた丁度その時、沖合の方からドンと音がした。人々の歓声が聞こえてくる。

提督「始まったか。窓を開けてくれないか」

神通「はい」

 彼女が立ち上がると同時に、夜空に大輪の花が咲いた。

 僕はベッドから降りると、二人並んで窓から花火を眺めた。

神通「…今日は、ありがとうございました」

提督「僕も楽しかったよ。浴衣姿も素敵だった」

神通「ここに来る前に作っていただいていたのですが、私には華やか過ぎると思って、ずっと仕舞い込んでいて…こうして、提督の前で着ることができて、良かったです」

提督「そうか…」

 色とりどりの炎の花が、鎮守府の夜空を彩っていく。いろんなことがあったが、辺りは幸せの声に満ちていた。
 窓枠に置いた僕の手に、そっと神通が自らの手を重ねた。

神通「提督…」

 じっと、僕の顔を見つめる神通。一際大きな花火が、その瞳の中で咲いた。
 そのまま、唇を重ねた。

 二人でベッドに倒れ込んだ。それから、もう一度キスした。

神通「んあ…む…」

 舌を絡めながら彼女の浴衣の胸元をはだけると、豊かな乳房が零れた。

提督「お前、下着着けてないのか」

神通「着物の下は何も着ないものですよ?」

 口を離し、きょとんとする神通。
 …まあ、いいか。
 再び唇を重ねながら、強く掴むように胸を揉むと、微かに身じろぎした。乳首を抓ると、彼女は口を離した。

神通「っ…提督、私も…」

 もぞもぞと体を移動させる。

神通「お顔を跨ぐ無礼を、お許し下さい…」

 そのまま、僕を下に69の体勢になった。

神通「失礼します」

 彼女は僕の下着を脱がせると、亀頭を舐め始めた。ある程度ペニスに血が上ってくると、今度は奥まで咥えて舌で撫でるようになった。
 居ても立ってもいられず、僕は彼女の浴衣の裾をまくり上げた。
 目の前に現れたのは、彼女の秘部。毛は濃いが、きちんと手入れされている。
 見ていると、閉じた入り口にだんだんと愛液が滲んでくるのが分かった。

提督「どれ…」

 頭を持ち上げると、膣口を舌で舐めた。途端に神通の背筋が強張り、息を呑もうとしたのかペニスが一瞬吸い込まれた。
 口を離し、こっちを見る。

神通「そ、そんなところ、汚いですから…」

提督「そんなことは無いぞ」

 両手で尻を掴んで引き寄せ、茂みの中に顔を埋めた。膣内に舌を差し込んでねぶり回していると、困惑気味に喘いでいた神通もフェラを再開した。
 鼻先で探っていると、前歯がクリトリスに触れた。一旦舌を抜き、前歯で噛んでみた。

神通「っっ!?」

 電流を流されたかのように、その体が震えた。それと同時に、透明な液体が噴き出した。潮を噴いた、というヤツか。
 しかし神通はすぐに持ち直し、負けじとペニスを咥え込んだ。

提督「っ、あ…そろそろ出すぞ…」

 ところが、肉棒が限界まで怒張し、射精寸前まで行った所で、神通は口を離してしまった。
 再び頭をこちらに向けると、腰の上に跨った。ずり落ちた裾を持ち上げ、秘裂を指で広げる。

神通「お情けは、私の中に…」

提督「大丈夫なのか? 付けなくて」

 言いかけて、思い出した。

神通「ええ。姉さんと同じお薬を飲んでいますので」

 そう言うと彼女は、ゆっくりと腰を下ろした。

神通「んっ…」

 濡れた肉壷が、僕のペニスを呑み込んでゆく。相変わらず狭い膣内だが、だいぶ慣れてきたようで、ぴったりと肉棒を包み込んだ。
 騎乗位のまま、神通が腰を動かし始めた。ぱちゃんぱちゃんと淫靡な水音が響き、鍛えあげられた彼女の躰が激しく揺れる。
 両手を伸ばすと、彼女は乳房を差し出すように身を屈めた。両手で、乳房を揉みしだいた。

神通「はあっ、ああっ、んっ…んあっ…」

 上半身を起こし、乳首を口に含んだ。歯を立てながら、乱暴に舌で弄る。
 赤ん坊のように乳房に吸い付きながら、僕は射精した。

神通「ああ…提督のが、私の中に…」

 うっとりと呟く神通。僕は乳首から口を離すと、彼女の体を抱き寄せた。
 繋がったまま、重なり横たわる。僕は、ふと思ったことを言った。

提督「結局あの後、あいつらはどうなったんだ?」

神通「…」

 今聞くか、といった顔。それでも渋々話しだした。

神通「軽く気絶させただけです。起きた時に頭が痛みはするでしょうが、後遺症は残らないようにしたつもりです」

提督「…本当に? それだけで始末書書かされたのか?」

神通「…えっと、その」

 彼女は気まずそうに言った。

神通「…加減を間違えたかも、知れません」

提督「悪い娘だ」

 掌で、彼女の尻を叩いた。

神通「ひっ!? ごめんなさい…」

提督「尻拭いするっ、僕の身にも、なってみろっ!」

 詰りながら、繰り返し尻を叩く。ぱしんぱしんと音がなる度、彼女の膣は痛いくらいに僕のモノを締め付ける。

神通「ごめんなさいっ…神通は、抑えの効かない、愚か者ですっ…ですから、もっと…もっと、お仕置きを」

提督「このっ、打たれて喜ぶか、変態めっ! 仕置に、ならないだろっ」

 一際力を込めて、尻を打つ。絶頂に達したのか、彼女の体がにわかに震え、膣内がきゅっと締まった。
 たまらず僕も射精した。

提督「ハァ、ハァ…ああ」

神通「んっ、はあ…」

 一息ついて、僕は彼女の頭を撫でた。

提督「…済まなかった。僕が不甲斐ないばかりに、お前の手を汚させてしまった」

神通「とんでもないです…自分勝手な行動で、提督にご迷惑を」

提督「これくらいの迷惑、幾らでも被ってやるさ。命懸けで戦うお前達のためだ」

 そこまで言って、僕は思わず苦笑した。

提督「しかし、腐っても軍人の端くれが、素人相手に一発KOか…世が世なら、腹を切らなきゃならんな」

神通「絶対に、しないでくださいね?」

提督「しないさ。それは逃げだ。…まあ、良い教訓になった。今度から、できるだけ時間を見つけて運動することにしよう」

 窓の外で、最後の花火が上がった。
 夏が終わり、秋がやって来た。

浴衣神通編ならびに今夜の更新はここまで。

人の子よ 夜戦の徒よ 神を崇めよ 女神たちの生みの親たる神を崇めよ
うなじを崇めよ 鎖骨を崇めよ ほつれ髪を崇めよ ふとももを崇めよ
そしていずれ来る夜戦の女神に備えよ 希え さすれば想いは届けられん
願い そして始祖たる神を讃えよ


bob is GOD



(訳:川内にも限定グラください)

提督「ここがトレーニング室か」

ガチャ

長良「あっ、提督! お疲れ様!」

提督「おお、夕方まで熱心だな」

長良「訓練は裏切りませんからね。それにしても、珍しいですね。提督がいらっしゃるなんて」

提督「ああ、たまには体を動かさないと。この前みたいな失態は二度とごめんだからな」

長良「ああ…まあ、あんなこともありますよ。これで、初弾で大破しちゃう気持ちが分かったでしょ?」

提督「言われてみれば、そうだな」グッグッ

長良「準備運動はきちんとしてくださいね」

提督「ああ、分かってる」グイッグイッ

提督「…よし。まずは軽く歩くか」ピ ヴーン…

長良「じゃあ、お隣失礼しますね」ピ

タッタッタッタ…

提督「のっけから飛ばすなあ。大丈夫なのか?」タッ タッ タッ

長良「クールダウンですよ。これから落としていきます」タッタッタッ

提督「そうか、じゃあ今日は切り上げるんだな」タッ タッ タッ

長良「はい、切り上げて、提督をサポートします!」タッタッタッ

提督「ええっ、そんなに気を遣わなくても良いのに」タッ タッ タッ

長良「いえ、誰かが付いてないと。ここの器具、普通のとは勝手が違うので」タッタッ タッ

長良「現に、そのルームランナーは最大40kmまで出ます」

提督「はあっ?」ピ タッタッタッ

長良「だから、人間のとは違うんですって。最も、艤装無しでそこまで出せるのは川内ちゃんと島風ちゃんくらいだけど…」

提督「ちょっ、ちょっと待て」ピ タッタッ タッ…

提督「ハァ、ハァ…何だって? 島風は分かるが、川内もそんなに走るのか?」

長良「川内型の上二人って、ちょっとおかしいんですよ。川内ちゃんは凄い走るし、神通ちゃんは重巡の皆さんより力持ちだし…この間なんて、バタフライマシンで120kg上げてましたよ」

提督「ひゃくにじゅう…」

長良「まあ、長門さんや武蔵さんは200の大台に挑戦してるらしいですけど」

提督「か、かんむすってすごい…」

長良「…まあそんな訳で、そういうのを相手にしてるから、ここの器具も物凄い重りに対応してるんです。知らずに触って怪我したら大変です!」

提督「うん、よく分かった。済まないが、補助を頼むぞ」

長良「はい、任せてください!」



川内「それで、トレーニングの結果、全身筋肉痛になったって?」ペタ

提督「あーっ! ふ、不甲斐ない…」ズキズキ

川内「大体、長良も長良だよ。運動不足の解消なんだから、自重のトレーニングくらいで済ませとけば良かったのに」ペタ

提督「うぐあっ…僕もはしゃぎ過ぎた。あいつばっかり責めないでやってくれ」

川内「はいはい…」ペタ

提督「ひぎぃ…」

川内「はい、これでおしまい」パシパシ

提督「あ゛ーっ!?」ビクンビクン

川内「大の男が喚かない! ほら、湿布貼ったから、さっさと服着て行くよ。翌朝に来るだけ、まだ若い証拠なんだから」

提督「今日の秘書艦は…」

ガチャ

羽黒「あっ、提督…」

提督「羽黒か。おはよう」

羽黒「その、提督…ご、ごめんなさいっ!」

提督「ちょっ、いきなりどうしたんだ?」

羽黒「だって、私のせいで提督が大怪我を…」

提督「…ああ、秋祭りの時のことか。お前は何も悪くないさ。むしろ、よく手を出さずにいてくれた。おかげで騒ぎが大きくならずに済んだ」

羽黒「でも、提督が」

提督「大したことじゃない。ちょっとクラっと来ただけだ。運動不足が祟ったんだな」スタスタ

提督「…ううっ」ギシ

羽黒「やっぱり、痛そうじゃないですか!」

提督「いや、これは昨日のトレーニングのせいだ…」

羽黒「…?」

提督「過ぎたことはもういい。それより書類の確認だ。…おっ、入渠ドックの改善案が通ったか。早速工事の日取りを決めないと」


提督「ごちそうさまでした」カチャ

提督「…さて、腹ごなしに運動するか」スクッ

羽黒「えっ、体が痛いんじゃなかったんですか?」

提督「だいぶマシになった。それに、体力作りはここが踏ん張りどころだからな」

羽黒「えっと…が、頑張ってくださいね」



川内「…で、筋肉痛と疲労の結果、帰り道で足首捻挫したって?」

提督「」ギプス

川内「あのね、確かに昔はもっと動けたかもしれないよ? でも、いくら体ができてても、動かしてなきゃ錆びつくんだからね? 提督、こっちに来てから机仕事ばっかりなんでしょ? 分かってる?」クドクド

提督「返す言葉もございません…」

川内「…まあ、私達を守りたいって気持ちは分かるから、あんまり責めはしないけどさ」

提督「川内ぃ…」

川内「でも!」ズイッ

川内「私、もう三日も提督とエッチしてない!」

提督「」

川内「秋祭りの日は神通とだったし、次の日は片付けで忙しかったし…しかもそれ、治るまで一ヶ月はかかるんでしょ? その間どうするのさ!?」

提督「と、とりあえず二週間は安静だ。落ち着いてきたら、激しい動きさえしなければある程度はできるだろう」

川内「…」

 彼女は恨めしげな表情で僕を見ていたが、ふと溜め息を吐いた。

川内「…いいもん。独りでするから」

 そう言うと彼女はスカートに手を入れ、ショーツを脱いだ。それから脚を広げると、自らの秘部に手を伸ばした。

川内「んっ…」

提督「おい…」

 僕の目の前で膣内に指を差し入れ、掻き回し、よがり声を上げた。

川内「んっ…あっ、はあっ…んあっ…」

 指を動かす度、嬌声と水音は大きさを増していく。

川内「んあ…提督…提督っ…」

提督「川内…川内…」

 気が付くと僕は、ズボンもパンツも下ろし、いきり立つペニスを握りしめていた。
 指の隙間から見え隠れする秘部を凝視しながら、夢中で手を動かした。

川内「提督、提督っ…!」

提督「せ、川内…ああ…」

川内「あんっ、あっ、あ…イ、イくっ、イくっ…」

 やがて指を膣に挿れたまま、彼女は身を震わせた。達しながら彼女は指を抜くと、脈打つ秘部を僕の目の前に晒した。

提督「川内、川内っ! …ああっ」

 目の前の川内に向けて、僕は射精した。粘ついた精液が、彼女の入り口と脚と、少しだけ服を汚した。
 彼女は立ち上がった。

川内「じゃ、おやすみなさい。…そうだ。そのパンツはあげるよ。好きに使って」

 そう言うと彼女は、僕の部屋を去っていった。

今夜はここまで。

現状、タイトル詐欺もいいところだなあ
今の目標が1000まで書き続けることだから、上手くいって次スレに漕ぎ着けたら『川内型と~』に変えると思います

そうだ。今のうちに聞いておこう

今のところ川内型3人が相手ですが、今後それ以外の艦娘とのエロシーンは欲しいですか?
実は、一人だけ迷ってる娘がいます

ありがとうございます。最初の方でも述べたとおり>>1の抽斗は少ないので、思いつきでも頂けると幸いです。頑張って裏切ります。
ついでに川内、神通みたいに那珂ちゃんについて意識してることをば

超絶技巧派。相手をイかせることに特化している。反面、攻められるのにとても弱い。多すぎる経験故にベッド上での行為に半ばトラウマめいた意識を持っており、愛し合うセックスの良さを知ってもらいたいという提督の想いとは裏腹にアブノーマルなプレイへの願望を秘めている。目下の希望は提督とのお散歩プレイ。卵管結紮・切断による不妊手術済み

提督「よっ、ほっ、とっ」カツン カツン カツン

提督「何度やっても松葉杖は慣れないな…」

叢雲「情けないわねえ」ヒョコ

提督「うわっ、居たのか」

叢雲「居たのか、じゃないわよ。失礼ね…工廠行くんでしょ? 書類持ってあげるわ」パシ

提督「ああ、ありがとう」



明石「…あっ、お疲れ様です!」

提督「ご苦労。ところで、あいつはまだ来てないのか?」

明石「ちゃんと時間通りに来るよう言ったんですけどね…」ポリポリ

叢雲「あいつ?」

ドタドタ

阿賀野「ごめんなさ~い、寝坊しちゃいました~」ゼエゼエ

提督「あ、来た」

叢雲「阿賀野。てことは」

明石「はい、15.2cm連装砲の改修です。さ、阿賀野さんはこちらに」クイクイ

阿賀野「は~い」トタトタ

提督「並行して砲の開発も頼むぞ。報告はいつも通り紙面上に。叢雲」

叢雲「ん、これね」スッ

明石「承りました! では、午後に報告に伺いますね」

提督「よろしく。…じゃあ、行こうか。叢雲」

叢雲「…」

提督「…叢雲?」

叢雲「…阿賀野」

阿賀野「何かしら?」クルッ

叢雲「司令官はね、足怪我して杖突いてるのに定刻通りにここに来たのよ? それが、何なの? 寝坊したって…アンタふざけてるの?」

阿賀野「っ…」ビクッ

提督「おい、叢雲…」

叢雲「こいつは昔っから情けないヤツで、しょっちゅう怪我したり風邪引いたりしてたわ。でも、そのために普段の仕事を疎かにするような真似は絶対にしなかった。それに比べてアンタは!」

提督「よせ、その辺にしとけ」グッ

叢雲「っ」キッ

提督「…そうだな、午後の報告は阿賀野にお願いしようか。その時に、少しだけ話すとしよう」



コンコン

提督「入れ」

阿賀野「失礼します…」ガチャ

提督「まずは報告を」

阿賀野「は、はい…」パラ

阿賀野「えっと、デイリー開発を4回、指定の材料で行い、15.2cm連装砲一門、12cm単装砲1門、残りが開発失敗です」

提督「改修は?」

阿賀野「4段階まで…」

提督「ん、ご苦労。これで命中が更に向上するといいのだが。書類を貰うぞ」

阿賀野「はい、どうぞ」スッ

提督「…よし、不備はないな」パラパラ

提督「…朝のこと。びっくりしただろう」

阿賀野「! …えっと」

提督「知ってると思うが、叢雲は私が艦隊指揮の任に就いた頃からの仲でな。あの頃からずっと、あいつには尻を叩かれっぱなしだ」

提督「だからこそ…あいつは、ずっと世話を焼いてきた私を一つの物差しにして、それを満たせないことが我慢ならないんだろう」

阿賀野「…」

提督「こんなことを言うのは何だが…必要以上に気に病むことは無い。あいつも、お前が嫌いで言ったんじゃないんだ。次から気をつければ良い」

阿賀野「提督ぅ…」ウルウル

提督「さ、もういいだろう。午後の演習が始まるぞ」



提督「さてと、今日はこの辺にしとくか」トントン

提督「よっと」スクッ

ガチャ

提督「…ああ」



叢雲「…」



提督「叢雲。どうしたんだ? 一応今日の執務は終わったが」

叢雲「…に……も」ボソボソ

提督「何だって?」

叢雲「…月に叢雲、花に風」

提督「それがどうかしたのか?」

叢雲「…何でもないわ。それよりも、お迎えよ」

スタスタ

川内「提督、お疲れ様」

提督「おお、川内か。お疲れ」

川内「今日は結構早かったね。折角だし、一緒に食堂行こうよ」

提督「そうだな。…叢雲。じゃあ、また明日な」

川内「じゃあね」ヒラヒラ

叢雲「ええ、また」クルリ

タッタッタッ…

提督「…?」

川内「…」

今夜はここまで。
この種は咲くまでにとても時間がかかる

ちょっとリアル佐世鎮に行ってきました。しまかぜやちょうかいなどが停泊しているのを見ることができました。道中、道に迷ってU.S. Navyに突っ込みかけたのは内緒


提督「久しぶりに叢雲が本気で怒ってるのを見たよ」

川内「へえ。何かやらかしたの?」

提督「僕じゃなくて阿賀野が、工廠に遅刻してな。そしたら、足怪我してる僕が時間通り来てるのに、お前が遅れるとは何事だって」

川内「あはは、手厳しい」

提督「まあな。僕も散々扱かれたもんだ。…ただ、今は」

川内「今は?」

提督「何だか、あいつに憎まれ役を押し付けてしまってる気がしてな。今日のも、叱られた阿賀野をフォローしたのは僕だし、結果的に叢雲に損な役回りをさせてしまった」

川内「でも、バランスが取れてていいんじゃないの?」

提督「本当なら、憎まれ役は司令官の仕事の筈なんだがな。もっとしっかりしないと…」

川内「…そうしたら、きっと」

ドタドタ

ガチャ

那珂「提督!」バン

川内「あ、那珂」

提督「おかえり。そう言えば今日はトーク番組の収録だったな」

那珂「うん。それよりも提督、足怪我したって…きゃーっ! とっても痛そう!」

提督「大袈裟だな。ちょっと挫いただけだ」

川内「一月は激しい運動できないけどね」

那珂「全然ちょっとじゃないじゃん! お風呂とかどうするの? 足がちがちだけど」

提督「骨折った訳じゃないし、少しの間くらいは外しても大丈夫だ。そんなに」

那珂「そうだ、那珂ちゃんがお世話してあげるね」

提督「心配することは…って、だから介護も必要ないって」

川内「あ、いいね。那珂、任せていい?」

那珂「うん! 大船に乗った気でいてね。実際船だし」

提督「おい、聞け!」

川内「じゃ、私は寮に戻るね。後はよろしく」スクッ

川内「おやすみ。提督、那珂」

那珂「おやすみなさーい」パタパタ

ガチャ タッタッタッ…

提督「行ってしまった…」

那珂「じゃあ、まずはお風呂入ろっか」

 そう言うと彼女は返事も聞かず、僕の服のボタンに指をかけた。

提督「お前も収録帰りで疲れてるだろう。僕のことはいいから、帰ってゆっくり…」

那珂「…いいの。あれから提督といられなくて、寂しかったんだから」

提督「…そうか」

 僕は、彼女のやりたいようにやらせることにした。
 まず上の服とズボンを脱がせると、躊躇なくギプスの包帯を解いた。

提督「巻き直せるのか? それ」

那珂「こんななりでも兵士だからね。包帯巻きとか、ある程度できるよ」

 言いながら彼女は僕の下着を下ろした。

那珂「立てる? 先にお風呂場に行っててね」

 風呂場の椅子に座って待っていると、那珂が入ってきた。素っ裸にエプロンという、こう、クるものがあるファッションで、この前のように髪を解いている。
 那珂はぺこりと頭を下げた。

那珂「では、那珂ちゃんが提督のお体を洗わせていただきます」

提督「そのエプロン、いつの間に買ったんだ?」

那珂「…えっとね、こういうのが好きな人もいてね」

提督「あっ…す、済まん」

那珂「気にしなーいの」

 僕の後ろに座って、ボディソープを手に出し、泡立てる。それから、僕の背中に触れた。

那珂「じゃ、いっくよー!」

 威勢のいい声とは裏腹に、素手で丁寧に背中を擦る。少しくすぐったいが、慣れると気持ちの良い、丁度良い力加減だ。肩から腰まで丹念に洗うと、椅子との隙間に手を突っ込んで尻まで洗われた。
 後ろが終わると、那珂はその位置に座ったまま前に手を伸ばした。

那珂「前失礼しまーす」

 首元から、先程までと同じ力加減で洗っていく。那珂の手は、川内や神通に似て指が長く、掌も広く見える。

那珂「那珂ちゃんの手、可愛くないでしょ」

提督「まあ、可愛いというよりは綺麗な手だな」

那珂「可愛いのがいいの」

 すらりと伸びた指を肌に這わせ、泡を広げていく。臍の辺りまで辿り着いたところで、今度は腕に移った。腕が終わると、今度は足。挫いたところはまだ腫れており、触るとじわりと痛んだ。
 そして…今まで、敢えて触れないようにしていた所に手が伸びた。

那珂「じゃ、いよいよお待ちかねの」

 全身を撫で回されて既に半勃ちのペニスに、泡だらけの指を絡める。両手で優しく擦られると、肉棒は忽ち硬く勃ち上がった。
 しかし彼女は強く扱くことはせず、片手で竿に泡を擦り付けながら片手で玉を包み込むようにして洗った。

提督「くっ…ああ…」

那珂「イキそう?」

 頷くと、彼女は手を止めた。それから立ち上がって前に回ると、僕の両膝を跨ぐように脚を広げた。

那珂「じゃあ、那珂ちゃんの中に、頂戴」

 笑顔でエプロンの端を摘んで、持ち上げる。毛の無い、つるりとした割れ目が露わになった。

提督「僕は動けないぞ?」

那珂「大丈夫、提督は動かなくていいよ」

 そう言うと指先で秘部を押し広げ、僕の膝の上にゆっくりと腰を下ろした。

那珂「んんっ…」

 ペニスが、根本まで那珂の膣内に沈んだ。膝の上に慎重に腰を置くと、彼女は両腕を僕の首に回した。

那珂「危ないから動かないでね」

 それから彼女は息を吸った。
 …ああ、これは

 次の瞬間、那珂の膣内が意思を持ったかのようにうねりだした。

那珂「ほらほら、イッちゃえ、イッちゃえ!」

提督「あ、くっ…ああっ、うあっ」

 手淫で竿の根本までせり上がっていた精液は、堪える間もなく那珂の膣内へと吐き出されていった。

那珂「いっぱい出たね。…怪我が治るまでは、私がこうやって毎日ヌいてあげる」

提督「お、お手柔らかに…」

 体を流し、湯船に浸かった。洗い場では那珂がエプロンを外し、自分の体を洗っている。その裸体をぼんやり眺めていると、不意に彼女は口を開いた。

那珂「…貧相なカラダでしょ」

提督「そんなこと」

那珂「これでも、提督よりずっと力持ちだからね」

提督「まあ、それは確かに」

 トレーニング室にずらりと並んだ器具を思い出す。どれも見たこと無い大きさの重りがくっついており、試しに持ち上げようとしても、うんともすんとも言わなかった。長良に重りを外してもらって、やっと動かすことができた。

那珂「だからね、提督まで力を求めないで。提督は提督の仕事に専念すればいいの。戦ったり、力仕事は私達に任せていいから」

提督「…でも」

那珂「大丈夫。提督の命と身体は、私達が守ってあげる。提督は」

 那珂が、こっちを向いた。驚くほど真剣な顔をしていた。

那珂「…提督は、私達の心を守って。私もお姉ちゃん達も皆も、そういう意味では提督に守ってもらってるから」

提督「…ああ」

 那珂の言葉を聞きながら、ふと頭に浮かんだのは、不埒にも全く別の艦娘のことだった。

 あいつは…僕は、本当にあいつを守っているのだろうか。或いは、あいつは守りを欲するのだろうか。

 風呂から上がってギプスを付け直し、那珂と二人で布団に入った後も、問いは頭の中から消えなかった。

今夜はここまで

今更ですが9月から既に講義が始まっているため、日によっては更新が無い場合もあると思われますので予めご了承ください

そろそろ川内とのプレイをハードなものにしていきたいなあ

那珂「独り占め〜今日も提督独り占め〜しちゃうの〜♪」ルンルン

川内「那珂」

川内はひかった。

川内「長期間の独占は奥ゆかしくない」

那珂「アッハイ」

那珂は失禁した。

大鯨「では、行って参ります!」

提督「よろしく頼む。こんな足で、下まで見送りに行けなくて済まないな」

大鯨「いえいえ。早く治してくださいね」

伊8「私達が帰ってくる頃には、きっと良くなっていますよ」

提督「うむ、長丁場になる。心して掛かってくれ。そして、全員で帰って来い」

「「「はい!」」」

提督「吉報を待っている。…神通。旗艦護衛を頼んだぞ」

神通「お任せください、提督」



提督「ひとまずは南方からの報告待ちだな」

大淀「いよいよ、戦線拡大ですね」

提督「ああ。『前』は防衛戦だったが、今度はこっちが攻め入る番だ」

提督「敵戦力を漸減、制海権に穴を開ける。ある程度まで進めたら、後は全力で叩き潰す。そのためにも、まずは制空権だ。飛行機を飛ばさないことには砲撃どころじゃないからな」

叢雲「上手くいくといいけど」

提督「上手くやるさ。今は潜水艦たちを信じよう」



「一同、礼!」

「「「ありがとうございました!」」」

提督「演習にも身が入るな。…ん、もう昼時か。今日の日替わり定食は何かなっと…」スクッ

タタタタタタ…

雷「司令官! 助けるわ!」バーン

提督「お、雷か。資源輸送ご苦労だった」

電「ま、待って~」トタトタ

電「…あ、司令官。第六駆逐隊、遠征から帰投したのです!」ビシッ

提督「ご苦労。補給して、休むといい」

雷「はーい。じゃなくて! 司令官、足怪我してるじゃない。荷物とか持ってあげるわ」

提督「昼ご飯食べるだけだから、持って行くものは無いぞ?」

雷「えー…何か無いの? 食事の補助とか…」

提督「手は至って正常だからな?」

叢雲「ちょっと、あんまりコイツを甘やかさないでよ」ヒョコ

電「! 叢雲ちゃん、いたのです?」

叢雲「ずっといたわよ」

雷「叢雲、最近ずっと司令官と一緒にいない? ズルいわよ!」

提督「私が怪我してから、よく世話を焼いてくれるんだよな。なー」ポンポン

叢雲「ふん、いつまで経ってもあたしがいなきゃ駄目なのよ」

提督「…そうだな。よし、皆で食堂に行こうか」



川内「首尾はどんな感じかな?」

提督「まだ分からないさ。大鯨達が南方に着くのを待つしかない」

川内「そう、だね」

提督「ゆくゆくは、お前にも出張ってもらうかもしれない。いっそ、僕も前線で指揮を執るかな」

川内「フットワークが軽いのは良いことだけど、提督はどっしり構えてないと」

提督「ああ、よく言われる」

川内「それは……ううん、何でもない」

 …数日後。

大淀「ラバウルより入電です。大鯨率いる潜水艦隊が、無事到着したそうです」

提督「よし、体勢が整い次第作戦を決行する。同時に、第一航空戦隊と金剛・筑摩に後を追わせよう。護衛は…秋月と、潮を付けよう。制空権の奪還に備える」

大淀「ええ。…ところで、ようやくギプスが外れたようですね」

提督「ああ。これで松葉杖ともおさらばだ。まだまだ無茶はできないがな」

大淀「…これで、川内さんに『お預け』しなくて済みますね」ボソッ

提督「っ…ま、まあ…」

ジリリリリ…

大淀「!」ガチャ

大淀「こちら提督執務室…はい、はい…何ですって?」

提督「!?」

大淀「はい…了解しました。直ちにお伝えし、指示を仰ぎます」ガチャ

提督「どうした」

大淀「神通の索敵機が、大型の深海棲艦を補足したそうです。艦種は正規空母。クラスは…鬼です」

提督「やはり、敵陣ど真ん中なだけあるか…よし、後発隊の出発を遅らせろ。私も行く」

大淀「いつまで向こうに?」

提督「ある程度戦線を押したら、大鯨達と戻ってこよう。そう長くはならないようにする。私がいない間は…そうだな、叢雲に任せる。彼女が一番勝手を知っている筈だ。それと、怒らないで聞いて欲しいのだが」

大淀「何です?」

提督「…川内を連れて行く」

今夜はここまで。

通じないネタを押し出すもんじゃないね

ところで、先遣隊には神通。後発隊に川内と提督。…後は、分かるな?

>>425は出先から携帯使って即興で書いたのでスペースの取り方やなんかが違っている

要は>>417で言ってた那珂ちゃんの目論見は川内によって防がれたということですね

 …ラバウル基地

大鯨「提督自らいらっしゃるなんて、びっくりしました」

提督「電話越しに指示してる状況じゃなさそうだからな。だが、航空戦力をかなり後方まで下げてくれたようだな。助かる」

大鯨「ですが、これ以上は潜水艦だけでは厳しそうです…明らかに、敵の対潜能力が増しています」

提督「そうだ。きっと、こちらの潜水艦を蹴散らして再び空母を前に押し出す気だろう。敵は今、足元に気を取られている。今がチャンスだ」

ガチャ

赤城「提督、出撃準備整いました」

加賀「久々の戦闘ね。肩慣らしにはなるかしら」

大鯨「赤城さんに、加賀さん!」

提督「よし。では後発隊の編成のまま出撃してもらう。もし空母と会敵しても、深追いはするな。あくまで潜水艦隊の露払いだ。その他は…」

提督「…草木一本、生えないようにしろ」ニヤ



川内「さっきの指示、カッコ良かったよ。提督」

提督「そうか? まあ、久々の前線で気分が高揚してるのかもな。やっぱり、こっちが性に合ってる」

伊58「てーとく、ゴーヤ達はしばらくお休みでちか?」

提督「赤城達がひと暴れしてからだな。きっと、向こうの空母が慌てて飛んでくる筈だ。そうなれば、いよいよお待ちかねの夜戦だ」

川内「夜戦っ!?」バンッ

提督「空母・潜水艦・巡洋艦の混合編成を組む。航空戦で敵の手足をもぎ、そのまま夜戦でケリをつける」

川内「」キラキラ

提督「…まあ、赤城達が帰ってきてからだな」

川内「(´・ω・`)」



川内「ただいまー、艦隊が帰投したよー」

加賀「…想像以上に粘られたわ」ボロッ

金剛「Umm…装備も身体もボロボロデース…」ボロッ

提督「ご苦労だった。もうすぐゴーヤとイクが上がるから、順次入渠してくれ。報告は川内から聞く」



提督「…結局、空母棲鬼はあれから引っ込んだきりか」

川内「うん。ヲ級倒したら、飛行機もいなくなっちゃった…」キョロキョロ

提督「後は最低限の哨戒で制海権を維持できるか…おい」

川内「何?」キョロキョロ

提督「さっきから、何か気になるのか?」

川内「ん…金剛さんたち、もうドックに入ったかなって」

提督「多分、もう入渠してると思うが…それがどうかしたのか?」

川内「なら、大丈夫だね」

提督「?」

川内「えっと、報告はこれでおしまいだね。それじゃあ…」

 突然、彼女は僕をカーペットの上に押し倒した。

提督「うわっ、何をする…」

川内「何って、決まってるでしょ。もう一ヶ月はシてないんだから」

 目をぎらつかせながら僕の服を剥がしてゆく。息が荒い。夜戦帰りなこともあって、相当気が立っているようだ。

提督「おい、ここ執務室だぞ。誰か入ってきたら」

川内「知らないよ。追い返せばいいじゃん。そんなことより股が疼いて仕方ないんだけど」

 返答に余裕が無い。脱がせる手を止めると、おもむろにスカートに手を入れてショーツを下ろした。そのまま、僕の顔に跨った。

提督「むっ…!」

川内「ほら、舐めて」

 べちゃ。鼻先に触れた彼女の秘部は、触るまでもなく濡れていた。
 腕で脚を抱え込み、舌を伸ばした。じっとりと湿った粘膜を舐めると、汗と潮の味がした。

川内「んっ…ああ…ふぁ、あん……」

 いつも以上に声を上げ、よがる川内。

川内「んああっ…はあ、はあ…あっ、提督…私、またやっちゃった…」

提督「?」

 何のことだろう。内心で首を傾げていると、急に彼女が太腿をぎゅっと締めた。舌に触れた膣口が、ぷるぷると震えだす。いや、それよりも上の方か…?

川内「また、我慢して、出撃しちゃった…んあっ、で、でも、被弾しなかったし、あっ、にゅ、入渠もしてないし…っ」

 じゅっ。塩辛い液体が、一滴垂れた。

川内「ねえ、前みたいにさ、飲んでよ。わ、私のっ…」

提督「!」

 咄嗟に頭を動かし、膣の上の方を口で覆った。丁度、尿道が開く場所を。

川内「おしっこ…あっ、出るっ」

 一瞬、温かい液体が噴き出した。
 次の瞬間、彼女の身体から力が抜けた。それと同時に、今度はその液体が止めどなく僕の口に流れ込んできた。

川内「ふぁぁぁ…」

 恍惚の吐息とともに、僕の口に放尿する川内。温いおしっこを噴き出す尿道は、舌先が入りそうなほど緩んでいる。
 それにしても、よほど我慢したのか量が多い。飲み切れず、口の端から少し零れた。

川内「はああ…まだ、出てる…いっぱい出るよぉ…」

 勢いが弱まってきた。反対に今度は、別の液体が溢れてきた。

 やがて…尿を出し切ると、彼女はふるりと身を震わせ、ほっと息をついた。

川内「ふう。スッキリした」

 それから立ち上がり、僕の脚の間に移動してしゃがみ込むと、言った。

川内「ごめんね、苦しかったでしょ。お返ししたげる」

 飲尿の最中に萎びてしまった陰茎を両手で持つと、川内はそれを口に入れた。

川内「あむ…」

提督「い、良いのか? 苦手なんじゃ」

川内「むー…」

 口を離すと、こっちを見た。

川内「ただの食わず嫌いだよ。こうやって実際にやってみると…」

 ぺろりと亀頭を舐め、一言。

川内「…うん、悪くないね」

 先端を咥えながら、両手で竿を扱く。亀頭や尿道を、たどたどしく舌が攻める。
 ペニスが硬さを取り戻すのに、時間はかからなかった。

川内「あ…む、ちゅ」

 ストローか何かのように、僕のペニスをちゅうちゅうと吸う。

提督「吸うだけじゃ、イけないぞ?」

川内「むう。じゃあどうすれば良いのさ」

提督「ええと…」

 例えば、那珂はどうしていただろうか。ギプスを付けている間は、毎日とは言わないまでもちょくちょく来ては手や口や膣で精液を絞り取っていった。あの時は…

 その時、不意に誰かが執務室の扉をノックした。

川内・提督「「!」」

 二人で黙っていると、廊下から声がした。

「あの…提督、いらっしゃいませんか…?」

提督「神通…?」

川内「! 入っていいよー」

提督「ちょっ」

神通「失礼します…っ!?」

 扉を空けて入ってきた神通は、まず下半身丸出しの僕を見て息を呑み、続いて床に落ちた女物のショーツを見て更に息を呑んだ。

神通「ちょっと…こんな所で、何をやっているんですか!?」

川内「何って、見ての通りだけど」

神通「ですが、ここは執務室ですよ?! せめてお部屋で」

川内「もう我慢の限界。見られたらその時だよ。まあ、見たのが神通で良かった」

提督「あー、神通は何の用で来たんだ?」

神通「それは…」

 不意に、神通は顔を赤らめて俯いた。

神通「…その、私も、ずっとご無沙汰でしたので…もし良かったらと」

 川内の顔が輝いた。

川内「なら丁度良いね。このまま三人でしようよ」

今夜はここまで。

どこまでOK、どこまでNGというのは前の方でも断ったし、本編でもちょこちょこと触れています。

どんなプレイを書くか考える時、一番大事なのって自分で読み返してヌけるかだと思うんです
何が言いたいかというと、最初の方に特殊性癖と書きましたが、それは若干意味が違っていて、世間一般でいうアブノーマルな性癖というよりも>>1が持っている、他人に言えないような好みといった感じになるんですね
従って、言うほど特殊性癖じゃないかもしれません。
但し断っておきますが、>>1は三度の飯より女の子のおしっこが大好きです。

神通「さ、三人って、そんなこと、その」

 目を丸くしてもごもご言う神通を尻目に、川内は僕の腰に跨った。

川内「とりあえず、神通も準備しといてね。悪いけど、最初は私が貰うから」

 そう言うとベニスを自分の膣口にあてがい、一気に腰を沈めた。

川内「んっ、ああ…」

 粘る水をたっぷり含んだスポンジのように、彼女の膣は僕の肉棒をねっとりと包み込んだ。

川内「おちんちん…提督のっ、久しぶり…」

提督「まだ足が完全じゃないからな、気をつけてくれよ」

 聞いているのかいないのか、彼女は蕩けた顔で腰を振り始めた。

川内「んあっ、んっ、ああっ、あっ…」

 肉ひだの一つ一つに至るまでが蕩け切って、僕を苛む。溢れだした愛液は膣口から零れ落ち、二人の身体を濡らした。

提督「くっ…ふっ…」

川内「あっ、はあっ…んあっ……ねえ、もうっ…い、イっても、いい?」

提督「もうちょっと、我慢しろっ」

 上半身を起こし、彼女の尻を掴んだ。それから、腰の上下に合わせて体を揺すった。

川内「ああ、もうっ、駄目……イくっ!」

提督「っ、だ、出すぞっ」

 彼女の子宮目掛けて、思い切り射精した。同時に彼女はきつく僕に抱きつき、声を上げて絶頂した。

川内「んっ…ああ……」

 ほっと息をつくと、彼女はふと神通の方を見た。

川内「…どう、準備できた?」

神通「! ええと」

 首を回すと、いつの間にか神通は衣服を全て脱ぎ棄てており、所在なさげにこちらを見ていた。

川内「おいで。ほら」

 膝を立ててペニスを抜きながら、川内が神通を手招きした。

神通「お、お邪魔します…」

 おずおずと、僕の足元に座り込む。

川内「あ、そうだ。お願いがあるんだけど」

 服を脱ぎながら言う。

神通「何でしょうか?」

川内「フェラのやり方教えてよ」

神通「ふぇっ…な、何てことを言うのですか!?」

川内「なかなか上手くできなくてさ…」

 一糸纏わぬ姿で、神通の隣に腰を下ろす。

川内「お手本見せてよ。ここで見てるから」

 神通はジトッとした目で姉を睨んだが、やがて溜め息を吐くと、僕の膝の間に移動した。それから肉棒を手に取った。

神通「いただきます」

 半勃ちのペニスを、口に咥えた。器用に舌を動かしながら、頭を上下させて唇で竿を扱く。

川内「おお…」

 男性器をしゃぶる妹の口元を、目を輝かせて凝視する。
 不意に、神通が僕に向けて一瞬目を細めた。

提督「!?」

 思わずドキッとした。それは、今まで見たことのない、神通の悪戯っぽい微笑みだった。

 一旦顔を上げると、口を大きく開け、そして肉棒を一気に根本まで咥え込んだ。

神通「ぐっ…」

川内「えっ、うそ?」

 川内がうろたえる。
 僕は両手で彼女の頭を押さえた。

神通「っ…っっ…!」

 真空の口内が、僕のペニスを締め上げる。手の動きに合わせて頭を上下させる様は、女というよりも肉でできたオナホールのように見えた。

川内「ちょっと…何、これ…」

 不安げな声。構わず続けていると、やがて精液が上ってくる感覚を覚えた。
 わざと乱暴に頭を掴み、咥えたペニスを引き抜いた。それから彼女の体を仰向けに押し倒すと、亀頭を膣口に当てた。

提督「挿れるぞ」

神通「はい、下さい…っ!」

 挿し込んでから、しまったと思った。まだ十分に濡れておらず、壁と擦りむく感触がした。

神通「っ…」

 神通が息を呑む。
 しかし…痛みは、彼女にとっての快感に他ならなかった。忽ち液が染み出し、柔肉を濡らした。

神通「ああっ…提督…」

 唇を重ねた。舌を絡めながら、腰を振る。

川内「あっ、ズルい! 私まだキスしてない…」

 久々の性交に彼女の膣内は再び硬くなっていて、初めてした時のように、痛いくらいに肉棒を締めつけた。
 キスする口を離し、肩に噛み付いた。

神通「んああっ!」

 彼女の体がびくんと震えた。柔肌に歯を食い込ませると、膣が痙攣した。

神通「あっ…ああっ…」

提督「うっ、…出る」

 震える膣内に、精を放った。

キリがいいので今夜はこの辺にしときます

 すっかり草臥れた愚息を抜いて、カーペットの上にごろりと横になった。
 川内が神通に話しかけているのが聞こえる。

川内「ねえ…フェラって、あんな苦しそうなものなの?」

神通「…ごめんなさい。私、姉さんに意地悪しちゃいました」

提督「流石にあれは普通じゃない。神通の好みが変わってるだけだ」

川内「そ、そうなんだ…」

 ほっと胸を撫で下ろす。それからふと、僕に向かって言った。

川内「提督、もう一回。まだキスもしてないよ」

提督「ちょっ、ちょっと休憩…」

川内「えー…」

 不満気な声。しかしすぐに何か思いついたようで、ぽんと手を打った。

川内「そうだ。神通、おいで」

神通「はい、何でしょう……むぐっ!?」

提督「!?」

 妙な声に起き上がってみると、何と川内と神通が熱い口づけを交わしていた。

川内「ふぁ…む、ちゅ、はっ」

神通「んあっ…ね、姉さん…」

 激しく絡み合う姉妹を、呆然と眺める。最初は川内が一方的に神通を愛撫していたが、すぐに神通も負けじと手や舌で川内の体を触り出した。

川内「んっ…流石、夜戦の火力は高い」

 やがて二人は、脚を広げてお互いの秘部を擦り合わせ始めた。

川内「んっ、そこ…」

神通「ああっ…姉さん…んあっ」

 じゅる、じゅるん。腰がくねる度、淫靡な音が響く。息をするのも忘れて凝視していると、ふと川内と目が合った。
 川内は、動きを止めた。

神通「姉さん…?」

 物足りなさそうな顔の神通に軽くキスすると、彼女は言った。

川内「提督、もう復活した?」

提督「ああ…その、お前達、『ソッチ』もいけるクチ…?」

川内「んー、そこまで本気でもないけどね。じゃれてるみたいなものだよ」

 女の子って、そういうものなのだろうか? 川内を自分に置き換えて想像してみる。

提督「…うぇ」

川内「何想像したのさ。ほら、早く来て」

 そう言うと彼女は神通を仰向けに寝かせ、自分はその上に覆いかぶさるように横たわった。
 大陰唇同士を、ぴったりくっ付ける。

神通「んっ…」

 その肉と肉の隙間を指して、言った。

川内「ここに、ソレ突っ込んで、二人とも気持良くしてよ」

 硬さを取り戻したペニスを、二つの茂みの間に沈めた。濡れそぼった肉と肉が、僕の肉棒を優しく包み込む。膣とは違い締め付けるのではなく、挟み込む感触だ。
 抽送を繰り返すと、雁首が二人の陰核を擦った。

川内「あっ、や、んんっ…」

神通「んっ…んあっ、あ…」

 嬌声の二重奏に、いつも以上の昂ぶりを覚えた。抽送が速まる。呼吸が荒くなる。川内と神通が唇を重ねる。その体が、強張る。そして

提督「…出すぞっ」

 二人の腹の間に、射精した。

 艦娘のいない隙を見計らって、三人で大浴場の湯船に浸かった。

川内「ここには、いつまでいるつもり?」

提督「制海権が安定するまでかな。これで中部海域で一本取った形だが、まだ十分とは言えない。もっと敵の戦力を削がないと」

神通「MS諸島へは?」

提督「そこまで攻め入るなら、鎮守府からもっと戦力を移してからだ。ここから遠すぎるし、まだ足掛かりになる所が無い」

川内「こっちに増援も来るだろうしね」

神通「あまり鎮守府を留守にするのは良くないと思いますが…」

提督「あっちは叢雲が上手くやってくれるだろう」

川内「…」

提督「…ただ、まあ、あいつに任せっきりは悪いからな。クリスマスまでには帰るとしよう」

神通「その言葉はちょっといけない気がします…」

ちょっと家を開けるので、数日更新はありません

大井「…これでも、提督には感謝してるんですよ?」サラサラ

提督「いや、それでもだな」

大井「あの大所帯をよく纏めてますし、何より夜中に騒ぐあの馬鹿を黙らせてくれましたし」カチャカチャ

大井「…ですから、こんな急に、このラバウルくんだりまで、しかも北上さんを置いて一人で来いと言われたことなんて、これっっっぽっちも根に持ってませんから」ズズ…

提督「本当に悪かったと思ってる。と言うか、やっぱり根に持ってるじゃないか」

大井「根ェ~に、持ってませんってば」ジロ

提督「ぐぬぬ…」

スタスタ

金剛「スコーンが焼けたヨー!」ゴトッ

大井「ありがとうございます」ニコッ

提督「私も頂こうか」ヒョイ パク

大井「…で、呼ばれて飛んできた雷巡が、こんな所で呑気にお茶会なんてしてて良いんですか?」

提督「潜水部隊がまだ帰ってきてないんだ。お前を出す前に、お前を通す道を開けておかないと」モグモグ

大井「じれったいわねぇ…で、空母棲鬼ですか」サク

金剛「いなくなったと思ったら、急に戻ってきたネ」コク

提督「やはりアレがいる限り、制海権は獲れないようだ。一航戦を残しておいて良かった」

大井「それを倒せば良いんですね?」

提督「ああ。その後で一旦ここを引き上ようと思う」

大井「是非そうしてください」

提督「? 向こうで何かあったか」

大井「…私、実はここに呼ばれてホッとしてるんです。何が、と言うほどでもありませんが…どうも最近、ピリピリしてて」

提督「…叢雲か」

大井「…」コクリ

金剛「やっぱり、あの娘にはa little bit hardだったみたいデース…」

提督「だが、目立った問題が無いのなら、そちらにばかり気を割く訳にもいかないだろう。少なくとも、敵空母を破るまで私はここにいる。それは変わらない」


川内「鎮守府が心配?」

提督「藪から棒に…」

 大井たちを見送った日の夜。夜戦前提の作戦で留守番をさせたお返しにと、彼女は体を求めてきた。お互いにイッたりイかせたりの後、一息ついた時に不意に川内がそう切り出したのだった。

提督「叢雲は上手くやってくれているさ」

川内「でも、大井はそうは思ってないみたいだよ」

提督「…」

川内「提督はさ、あの娘を信用してるんだよね」

提督「当然だ。言ってみれば、あいつは僕の先生だからな」

川内「でも、提督だっていつまでも生徒でいるわけにはいかないでしょ」

提督「それは…そうだ」

川内「たった一人の生徒を見送った後、先生はどうなるんだろ」

提督「…」

 いつまで経っても、自分がいないと駄目だ。叢雲がそう言った時、きっとそうなのだろうという想いと、いつかは彼女の手を煩わせないようにしたいという想いを抱いた。じゃあ、一体叢雲は、どのような想いでああ言ったのだろう?
 黙り込んでいると、おもむろに川内はごろりとうつ伏せになり、こちらに尻を向けた。

川内「ねえ、もうこっちでシて良いよ」

提督「今、考え事を」

川内「考えて解決しないなら、何も考えないのがマシ。それに、エッチの最中に他の女のこと考えるなんて論外」

提督「振ってきたのはそっちだろう」

川内「知ーらない。それよりもほら、折角綺麗にしておいたからさ。こっちにも頂戴よ」

今夜はここまで。
クリスマスまでどうやって引っ張ろう…

 引き締まった尻に、手を置いた。肛門を親指で広げると、確かによくほぐれているようで、程よい抵抗とともにぱっくりと口を開けた。
 中指を挿し込んだ。

川内「ふうっ…」

 背筋がぴんと張り、指を咥える穴がきゅっと縮んだ。
 指先を探るように動かした。

川内「うぅ…ゆ、指はもういいから…」

提督「そうか」

 指を引き抜くと、ペニスを肛門にあてがった。

提督「今まで、ずっと一人でさせて、悪かったな。…挿れるぞ」

 腰を前に押し出した。

川内「ふぁああっ…」

 震えながら、川内のアナルが僕のペニスを飲み込んでいく。膣とはまた違った締め付けを感じる。キツく、それでいて柔らかい感触だ。
 肉棒が根本まで沈んだ。

提督「挿入った…ぞ」

 直腸の筋肉が、侵入してきたモノを吐き出そうと蠢いているのが分かる。動きに逆らって抽送を始めると、川内はいきむような声を漏らした。

提督「どんな、感じだ」

川内「くっ、あっ、だ、出す時が、気持ち良い、かも」

提督「イけそう、かっ?」

川内「わ、分かんない…」

 手を伸ばし、後ろから彼女の胸を揉んだ。そのまま腰を振り続けてようやく、聞き慣れた嬌声が混じり始めた。

川内「んあっ、はあっ…あっ、ん」

 腰を打ち付ける度、ぱしんぱしんと音が鳴る。

提督「うっ…先に、イくぞ」

川内「うんっ、良いよっ」

 ペニスを根本まで挿し込んで、射精した。

提督「ハァ、ハァ…どうだ、気持良かったか?」

川内「うん…でも、お尻でイくのはもうちょっと先かも」

提督「焦らず、じっくりやっていこうか」

川内「そうだね…」



金剛「…それで、◯三◯七に大井の酸素魚雷で空母棲鬼をdestroyネ!」

提督「うむ。思ったほど損害も無くて良かった。とりあえず後二日は様子を見るが、新たに空襲も無いなら最低限の潜水艦を残して、我々は引き上げるとしよう」

金剛「ここも暖かくて良いところでしたネ。ちょっとfeel reluctantデース」

提督「ああ。きっと、向こうはもう寒くなっているだろうしな」

金剛「…でも、皆が提督を待ってマース」

提督「そうだな。なるべく早く着くようにしよう」

 …艦娘による護衛の下、高速輸送船で日本へ帰った。殆ど休みなしの強行軍であったが、それでも一週間掛かった。
 着いたのは、もう紅葉も散り始めた頃だった。

提督「…久々の日本だなぁ」

タタタタタタ…

吹雪「司令官! おかえりなさい!」

提督「おお、吹雪。長い間留守にして済まなかったな。何か変わったことは?」

吹雪「大丈夫です」

提督「そうか。…ところで、叢雲は?」

吹雪「…えっと」

提督「…何か、あった…」

ツカツカ

叢雲「あら、司令官じゃない。帰ってたのね」

提督「! 叢雲…」

叢雲「アンタがいない間の日誌、机の上に置いといたわ。目を通しときなさい。じゃ、あたしはこれで」クルッ

スタスタ…

提督「見たところ、いつも通りのようだったが…」

吹雪「叢雲ちゃん…司令官が南方に行かれてから、殆ど休み無しで働いてるんです。ご飯もあんまり食べてないし…」

提督「何だって?」

吹雪「見かねて長門さんや妙高さん達が声をかけたんですけど、その度に『自分しかいないんだ』って…」

提督「あいつ…」

提督「…分かった。一度叢雲とは私が話してみる。僚艦だし、心配だとは思うが…私に、任せてくれないか」

吹雪「もちろんです。司令官には、着任した頃からお世話になっていますから…」



叢雲「…こんな夜中に呼び出して、何のつもりかしら」

 灯台の麓。冷たいコンクリートに腰掛けて月を眺めていると、彼女はやって来た。晩秋の寒さが堪えるようで、部屋着の上から半纏を羽織っている。

提督「遅い月見をと思ってな。まあ座るといい」

 隣に置いた座布団を指すと、彼女は無表情で僕を見て、それから腰を下ろした。

提督「団子、好きに食べてくれ。甘酒もあるぞ」

叢雲「感傷に浸りたいなら、嫁とでもすればいいじゃない」

提督「そういうわけにはいかないさ」

 みたらし団子を一本、手に取る。叢雲は草団子を齧った。

提督「…僕がいない間、苦労をかけたな」

叢雲「別に。これも秘書艦の務めだから」

提督「…」

 甘酒を、二つの湯呑みに注いだ。その一方を彼女に差し出しながら、僕は言った。

提督「…ずっと、独りで頑張ってたんだってな」

叢雲「…」

 黙って湯呑みを受け取ると、中身を一口含んだ。

叢雲「…そうね」

提督「なあ。僕が着任して最初のクリスマス、憶えてるか」

叢雲「…」

提督「あの頃、お前は仕事だ戦闘だって、ろくに休みもせずに働いてたよな。食事もカロリー菓子ばっかりで。自分はあくまで兵器なんだって…」

叢雲「そんなこともあったわね」

提督「十一駆の連中とささやかなパーティしようってなった時も、お前は一人だけ書類仕事を続けてて…」

 甘酒を呷り、そして続ける。

提督「…執務室でぶっ倒れたんだよな」

叢雲「…」

 叢雲は、黙って団子を咀嚼した。

提督「軍医からは極度の疲労だって言われたから、医務室で目を覚ましたお前に、まずケーキ刺したフォークを突っ込んでやったよ。疲れた時は甘い物に限るからな。あの時の顔ったら…」

叢雲「う、うるさい」

提督「目を丸くしてさ。『何これ、おいしい』って…それから、急にボロボロ泣きだして…泣きながらケーキ頬張って、何故だか僕まで泣きながらケーキ食べさして…傍から見たら、ひどい光景だったよ」

提督「今まで、艦娘がヒトなのか兵器なのか、決めかねてたんだ。涼しい顔して無茶するお前を見てて、やっぱりヒトじゃないのかと思ったりもした。だが、あの時僕は、お前達艦娘が、僕らと変わらない人間なんだって、確信したんだ」

叢雲「だからって、食べ物攻めにすることは無いじゃない」

提督「仕方ないだろ。お前、明らかに痩せすぎてたんだから。それに、あれから食べることに楽しみを覚えてくれたようだしな」

叢雲「…まあ、そうね」

 餡団子に手を伸ばしながら、叢雲が喉の奥で笑った。そして、僕の視線に気づいてすっと笑みを消した。

叢雲「…何が言いたいの」

提督「お前…何があったんだ」

叢雲「別に、何も無いわよ」

提督「大井が言ってたぞ。鎮守府の空気がピリピリしてるって…それに、前みたいな無茶はもうしないと思っていたのに」

叢雲「何でもないの。強いて言うなら、大淀や明石と少し諍いになったくらい」

提督「諍いだと? どうして…!」

 大淀は、普段は所属する艦娘の名簿を管理している。指揮官の人事は大本営の領分だが、艦娘の人事は彼女が担っているのだ。そして、明石は工廠の責任者。兵器開発、廃棄。艦娘の建造、…解体。
 叢雲は、長い息を吐いた。

叢雲「…黙ってお別れ、とはいかないようね」

提督「まさか、艦娘を辞めるのか」

叢雲「二人に止められたけどね。仕方ないから、もう少し上に掛け合ってみるわ」

提督「そんなこと…僕が許さない」

 叢雲は、悲しげな目で僕を見た。そして、小さく呟いた。

叢雲「…月に、叢雲」

提督「それが、どういう…」

叢雲「アンタは月。あたしは…叢雲だから」

提督「!」

 彼女の言わんとすることを理解した時、僕は無意識に彼女の手を握っていた。

提督「…誰が、お前を邪魔者扱いするもんか」

叢雲「どうしても、世話を焼きたくなってしまうのよ。もう、あたしがいなくても大丈夫だって分かっているのに…きっと、これ以上はアンタの枷になるだけ。アンタにも、他の娘たちにも、良くないわ」

提督「馬鹿なことを言うな。僕には、お前が必要なんだ」

叢雲「中部では、一人でよく頑張ってたじゃない。もう、あたしは必要ないわ」

提督「だったら!」

 握った手に、力が篭もる。

提督「お前には、僕がいないと駄目なんだ」

叢雲「えっ?」

 湯呑みを持つ手が、止まった。

提督「目を離すとすぐに無茶するし、他の艦娘を怖がらせるし…昔から、ちっとも変わってないじゃないか。いつまで経っても…」

叢雲「…随分とまあ、大きく出たものね」

 呆れたように、叢雲は言った。

提督「大袈裟じゃないさ。…お互い様なんだ。お互い、助けあってきたんだ。それが、ヒトなんだ」

 彼女は、じっと僕の目を見つめた。それから、団子を一つ口に入れ、もぐもぐと咀嚼した。
 やがて、甘酒でそれを飲み下すと、言った。

叢雲「ヒトって、面倒臭いものね」

提督「だが、ヒトだからこそできることもあるさ。それこそ美味いもの食べたり、会話したり、笑ったり…」

叢雲「…愛し合ったり」

提督「!? …そ、それもそうだな」

 予想外の返答にどぎまぎしていると、不意に彼女が体を寄せてきた。

叢雲「…ねえ。川内だけじゃないんでしょ」

提督「な、何がだ」

叢雲「とぼけないで。神通とも付き合ってるんでしょ。それに那珂も。あたしの目は誤魔化せないわ」

提督「お前…」

 何と返そうか考えたが、諦めた。

提督「…そうだ」

叢雲「あたしも、仲間に入れてよ」

提督「っ!?」

 冗談めかした口調とは裏腹に、彼女の目つきは真剣だった。

提督「仲間って、だって、それは」

叢雲「ええ、アンタの思う通りよ」

 そっと、首筋に手を触れた。

叢雲「馬鹿の癖に出たがりだった男が、よくここまで成長したわね。ずっと、アンタのこと見てたもの。…好きよ、司令官」

今夜はここまで。

叢雲オンリーなるものに合わせてちょっと巻きで叢雲編突入。が、しかしあろうことか部屋着なので黒インナーも黒タイツも着ていないという
これはもはやセプク案件な

ダダダダダダ…

大井「き!た!か!み! さぁ~ん!!」

北上「あ、大井っち。おかえあっぶぁ」ギュッ

大井「ただいま帰りましたぁ~。長い間独りぼっちにさせて本当にごめんなさいぃ~」スリスリ

大井「…これもあのクソ行き当たりばったりの提督のせいよ」ボソッ

北上「うん、アタシも寂しかったよ。でも、無事に帰ってきてくれて嬉しいよ」

大井「北上さぁ~ん…」ウルウル

大井「良かったら…これから一緒に」

ウーーーウーーー…



『鎮守府近海に、小規模の敵艦隊を発見。迎撃B班は直ちに出撃、哨戒部隊と合流されたし。繰り返す。鎮守府近海に…』



北上「B班? …げ、アタシじゃん」スッ

北上「ごめんね、行ってくるよ」クルッ

スタスタ…

大井「一緒にパフェ食べて、お散歩して、それから…」チラ



モヌケノカラ



大井「…AAAAAAGHHHHH!! 何でいっつもこうなるよの!?」

某スレでやらかした分のケジメな

川内「私、これでも怒ってるんだからね」

提督「…そうか」

川内「神通と那珂には、提督への想いで負けるつもりはないよ。不本意だけど、二人もきっとそれを自覚してる。でも…」

川内「…叢雲には、私、勝てる自信がない」

提督「珍しく弱気なことを言うんだな」

川内「だって…叢雲は、誰よりも提督と一緒にいたから。誰よりも近くで提督を見てきて、その上で愛するって決めたから」

提督「言い逃れするつもりは無い。あいつは僕に好きだといった。そして僕は、自分の意志でそれに応えた。だが…もちろん、お前を疎かにするつもりはない。神通も、那珂もだ」

川内「当たり前だよ。自信はあんまりないけど、諦める気はさらさらないからね」

提督「ああ」

川内「…最後に、聞かせてよ」

提督「何だ?」

川内「あの娘の気持ちに応えたのは、情け? それとも気遣い?」

提督「まさか。…愛だよ。それも、とびきり自分勝手な」

川内「…愛、か」フッ

川内「うん、許す。…さあ」ポン



スタスタ…

叢雲「…」

提督「叢雲…」

川内「行ってきな」グッ

叢雲「…川内、その」

川内「何も言わないの。それとも、告白をここで取り下げる?」

叢雲「まさか。そんなことは絶対にしないわ」

川内「なら、ビクビクしないで、堂々としなよ」

叢雲「…そうね。ありがとう」

提督「じゃあ、行こうか。…おやすみ、川内」

川内「おやすみ。また明日ね」


 人気のない廊下を、私室に向かって二人で歩いた。
 あの夜、僕は彼女の想いに応えた。彼女もまた、愛すると決めた。だが、あの場では彼女を抱くことはしなかった。彼女は『その気』でいたようだが、その場、その雰囲気に任せることはお互いを傷つけるだけだと、身を以て知っていたからだ。
 代わりに、その次の夜、すなわち今夜、僕は彼女を抱くと約束した。
 その日は、川内を秘書艦にした。終業後、昨夜のことを打ち明けた時、彼女は黙って僕の顔を見つめた。そして、先程のように言ったのだった。

 私室のドアが近づいてくる。いつの間にか叢雲は、僕の服の裾を掴んでいた。彼女は、いつもの制服のままだった。歩きながら、風呂に入って着替えたらどうかと提案したが、彼女は決心が鈍るからと断った。
 やがて…鍵を開け、部屋に入った。

提督「…着いたぞ」

叢雲「分かってるわよ」

 靴を脱ぎ、畳の上に上がる。

提督「えーと…何か飲むか? 酒しか無いが…」

叢雲「結構。酔って、何がなんだか分からなくなるのは嫌」

提督「そうか」

 ちゃぶ台を部屋の隅に寄せ、布団を敷いた。
 彼女は黙って紺色の布団を見つめていたが、不意に

叢雲「それっ」

 と、掛け布団の上にダイブした。そして、枕に顔を埋めたまま言った。

叢雲「…ほら、来なさいよ」

提督「ああ」

 叢雲の隣にうつ伏せになり、その肩に腕を回した。
 もそもそと体を動かし、叢雲がこちらを向いた。

叢雲「…ドキドキしてるの。分かる?」

 僕の手を掴み、自分の胸に押し当てる。

提督「…ああ」

叢雲「アンタと、こんなことになる日が来るなんて」

提督「僕も、思ってなかった」

叢雲「…ねえ、キスして」

 囁くように言うと、彼女は目を閉じた。
 そっと、その唇にキスをした。

叢雲「ん…はあっ、む、んっ…」

 長い、それでいてぎこちない接吻。唇を通して、彼女の心音が聞こえてくるようだった。
 やがて、唇を離して僕は言った。

提督「…触っても良いか?」

叢雲「好きにして。そのために、ここにいるんだから」

 体を起こして胡座をかき、後ろから抱くように彼女を足の上に座らせた。
 ワンピースの中に片手を差し込むと、びくりと身を震わせた。そのまま、服の中を伝って上へと手を伸ばし…

叢雲「…な、何よ。いつまでお腹触ってるのよ」

提督「いや、肉付き良くなったなって」

叢雲「」ガッ

提督「痛゛っ!? け、健康的になって良かったじゃないか」

叢雲「余計なお世話よ! …ほら、さっさと触りなさいよ。もっと上の方…」

 インナー越しに、彼女の乳房に触れた。痩せぎすだった以前と比べると、随分と肉もついて身体自体成長したが、ここはあまり成長していないようだ。
 …まあ、黙っておこう。今度は頭突きでは済むまい。

叢雲「はあっ、はあっ…」

 息が荒い。体がかたかたと震えている。そっと胸を掴むと、心臓が早鐘を打っているのが分かった。

提督「大丈夫か?」

叢雲「ええ、平気…」

 絞りだすように答える。僕は空いた手で彼女の頭を撫でると、インナーをブラごとぐいと持ち上げた。

叢雲「っ…!」

 叢雲が息を呑む。改までの制服なら、まだ良かっただろう。しかし改二の制服は彼女の体型に合わせてタックやスリットが入っていた。
 その、スリットの位置が良くなかった。

 彼女は、慌てて両腕で胸元を押さえた。

叢雲「うう…誰よ、こんなデザインにしたの…」

提督「さあ、どこかの偉い人だろう」

 服の中に入れた手を抜くと、そっと彼女の腕に添えた。

提督「…見せてくれないか」

叢雲「…」

 彼女は俯いたまま黙り込んでいたが、やがて消え入りそうな声で言った。

叢雲「…その前に、もう一度キスして…」

 頬に手を当て、唇を重ねた。先程よりは慣れた様子で、彼女から舌を絡めてきた。

叢雲「む、ちゅ…う、あ、はあっ」

 唇を重ねたまま、彼女はゆっくりと腕を下ろした。
 口を離し、頭を撫でる。

提督「…ありがとう」

 スリットから覗く乳頭は、色素の薄い彼女らしく、綺麗な桜色をしていた。

叢雲「は、恥ずかしいわよ、こんなの…」

提督「大丈夫、綺麗だ」

 後ろから、そっとその身体を抱きしめた。それから、胸元に手を伸ばした。
 震えるその先端を、優しく摘む。

叢雲「ひっ…」

提督「大丈夫、大丈夫だ…」

 囁きながら、指先で乳首を撫で回す。怯えたような声は、やがてくすぐったそうなものに変わっていった。

叢雲「んんっ…く、ふぁっ、んっ…」

 もう片方の手で、内腿に触れた。

叢雲「ひゃっ…さ、触るのね…」

提督「ああ。良いか?」

叢雲「訊かないでよ…」

 すべすべしたタイツ越しに、彼女の太腿を撫でる。前よりもむっちりしたが、その主成分は筋肉だ。甘いものにハマったとは言っても、元のストイックさは失われていないようだ。
 そして…布越しに、彼女の秘部に触れた。

叢雲「っ!!」

 彼女の体が跳ね、両腿がぎゅっと締まった。手を挟まれながらも、指先でクロッチ部分を愛撫した。

叢雲「くうっ…ふうっ…」

 噛み殺したように吐息を漏らす叢雲。その耳に、ふっと息を吹きかけてみた。

叢雲「ひゃあっ!?」

 脚が、一瞬開いた。その隙に手を抜くと、今度はタイツの中に差し込んだ。

叢雲「!!」

 ショーツの中に手を入れると、薄く柔らかい毛の感触がした。そして、その下の小さな秘裂…

叢雲「んぅ…司令官…」

提督「叢雲…」

 もう一度、キスした。それから、秘裂を指でなぞった。

叢雲「ああっ…あん…」

 よがり声をあげる叢雲。

提督「ここ、敏感なのか」

叢雲「っ…んっ…な、何よ…」

提督「ひょっとして…よく、独りでシてるのか」

叢雲「う、うるさいっ!」

 顔を真赤にして怒鳴る。が、すぐに顔から怒りを消すと、震える声で言った。

叢雲「アンタのこと考えて…もう、アンタには川内がいるって、分かってるのに。どうしても、諦めきれなくて…」

 その頬を、一筋の涙が伝った。

提督「叢雲…」

 タイツから手を抜いた。それから、彼女の体を布団に横たえた。

叢雲「とうとう、するのね」

 静かに言うと、ふと不安げな顔になった。

叢雲「ねえ…あたしも、アンタに何かしなくていいの? その…ち、ちんちん触ったりとか」

提督「今は、その気持だけで十分だ」

 タイツに手をかける。と、再び叢雲が口を開いた。

叢雲「ねえ、何度も止めて悪いけど…その、は、恥ずかしいのよ…」

提督「ああ、分かる。でも、脱がないと」

叢雲「そうじゃなくてね? あんまり脱ぎたくないから…それ、もう破いていいから…穿いたままでシて欲しい」

今夜はここまで。

叢雲オンリーオツカレサマドスエ!
こっちの叢雲オンリーはもう少し続きます

初期艦叢雲だからなかなかクルものがある
ケッコンすることに決めた

 タイツのクロッチ部分を小さく引き裂いた。露わになった白いショーツに指をかけ、ふと叢雲の顔を見ると、彼女は固く目を瞑り、敷き布団を掴んで震えていた。

提督「…いくぞ」

 そっと股布をずらした。電灯の下に晒されたそこは、小陰唇も見えぬほどに閉じた、幼い蕾のようだった。

叢雲「…ッ…グスッ…」

提督「泣かなくていい。おかしい所なんて無い。だから」

叢雲「だって…ッ…こ、こんな、子供っぽいの…」

 背伸びしている、とは思わない。艦娘の歩んできた時を思えば、寧ろ彼女たちは不本意に幼い身体に押し込められていると言った方が正しい。特に、叢雲のような駆逐艦は。
 だから。

提督「大丈夫だ。どんな姿をしていても、お前はお前だ」

叢雲「…」

 恐る恐る、叢雲が目を開けた。目が合った。
 僕は微笑んだ。叢雲は一瞬、歯を見せた。

 ズボンと下着を下ろし、ペニスを取り出した。

提督「っと、忘れるところだった」

 慌てて抽斗を探り、鉄兜の袋を手に取った。袋を開封しようとして、ふと彼女の視線に気付いた。

提督「これか?」

 勃ちかけのペニスを摘んで、軽く振ってみせる。

叢雲「き、気色悪いことしないでよ!」

 そう言いながらも、興味津々の様子で僕の愚息を見つめた。先ほどの緊張は、幾分和らいだようだ。

叢雲「ふうん…これが嫁をモノにして、かつその妹達まで手篭めにしたケダモノなのね…」

提督「フフ、怖いか」

叢雲「思ったほどじゃないわ」

提督「ぐっ…」

 ここで、彼女は息を吐いた。

叢雲「…嘘。こんなのがあたしの中に挿入るなんて、考えただけで泣き出しそう」

提督「…そうか。そうだな」

 袋を破る前に、もう一度彼女の膣口に触れてみた。
 …うん、よく濡れている。よくオナニーをするせいか、比較的敏感になっているようだ。
 肉棒を扱いて十分な硬さを持たせると、袋を破って中身を被せた。それから、亀頭を膣口に当てた。

提督「挿れるぞ」

叢雲「うん…っ」

 ゆっくりと、腰を前に進めた。

叢雲「い゛っ、だっ」

 叢雲の顔が歪む。僕は動きを止めた。まだ、やっと亀頭が沈みきったくらいだ。

提督「大丈夫か?」

叢雲「はぁーっ、はぁーっ…問題、無いわ」

 両腕を僕の背中に回した。再び、腰を前に突き出した。

叢雲「っ…くぅっ……」

 みちみちと、何かの千切れる感触がした。叢雲は歯を食いしばって痛みに耐えている。
 恐らく指より太いものを通したことがないと思われる彼女の膣内は、まだ硬く、僕の肉棒を受け入れきれずにいた。
 半分ほど入った所で、一度腰を止めた。

提督「くっ、あ…はあ…痛むか」

叢雲「痛くない…痛くなんか、ない…!」

 僕は、彼女の頭を撫でた。

提督「強がらなくていい。痛かったら、そう言ってくれ」

叢雲「痛くないっ! 痛くないったら! 痛く…」

提督「叢雲。弱い所を見せたくないなんて、そんなこと考えなくていいんだ」

叢雲「痛くなんか…っ…」

 固く閉じた目から、涙が零れた。
 僕は、一度ペニスを引き抜いた。

叢雲「グスッ…何で…何でやめちゃうの…」

提督「もっと、リラックスしないとな」

 微かに開いた秘裂を、そっと指で開く。口には既に、少量の血がこびりついている。
 小陰唇の縁に付いた傷を、舌先で舐めた。

叢雲「!! 駄目…」

提督「力を抜け。でないと意味無いぞ」

叢雲「駄目よ、そんな汚い所…」

提督「汚くない」

 膣周囲を一舐め。そこまでは毛も生えていないようで、つるりとした大陰唇を舌でなぞると、ぷにっと柔らかい弾力を感じた。

叢雲「あ…ああ……」

 クリトリス、尿道と舌でくすぐった後、膣内に舌をねじ込んだ。

叢雲「にゃああっ! 駄目っ、こんなの…」

 浅い所を舐め回すと、舌の動きに従って彼女の体が震えた。

叢雲「やっ、駄目、止めて、お願い…このままじゃ、漏れっ」

 口を離す。本当に止められると思っていなかったのか、叢雲はきょとんとした。

提督「言い忘れてた」

叢雲「な、何よ…」

提督「小便したくなったら、我慢せずに出していいからな。…心配するな、川内に散々飲まされてる」

 そしてクンニを再開した。

叢雲「嫌あっ! む、無理よ! そんな、ああっ…駄目っ、漏れる、漏れっ…」

 次の瞬間、彼女は両脚で僕の頭をきつく挟み込んだ。そのまま声にならない声を上げ、体を震わせた。

叢雲「…ああ…」

提督「よいしょっと…」

 脚を解いて身を起こす。

提督「良かったな、漏らしてないぞ」

叢雲「う、うるさいっ!」

 顔を真赤にして、枕を投げつけてきた。

提督「痛」

叢雲「は…恥ずかしかったんだから! どうしてくれるのよ、こんな…」

 涙声でまくし立てる彼女の体を抱きしめ、頭を撫でた。

提督「よしよし、悪かったな」

叢雲「本当に、恥ずかしかったんだから…」

 もう一度、唇を重ねた。それから、布団にその身を横たえた。
 新しいゴムに付け替えると、再びショーツのクロッチをずらしてペニスをあてがった。

提督「もう、大丈夫か」

 黙って頷く叢雲。
 その小さな入口に、ペニスを押し込んだ。

叢雲「くうっ…」

 先程よりはすんなりと入っていく。痛いだけだった締め付けも、今は快感として感じられる。
 やがて…亀頭が、彼女の最奥に辿り着いた。

提督「奥まで…入ったぞ…」

叢雲「ほ、本当に? 全部、入ったの?」

提督「ああ」

 本当は若干ペニスが余っているが、それを言うのは野暮というものだ。

叢雲「あたし…司令官と、一つになれたのね…」

 独り事のように呟くと、ふとこちらを見た。

叢雲「…ふぅん」

提督「?」

叢雲「間近で見ると、アンタってこんな顔してるのね」

提督「お前も、その…意外と可愛い顔してると思うぞ」

叢雲「意外とってなによ、失礼ね。…」

 じっと、僕の顔を見つめる。そして、ふっと口元を綻ばせた。

叢雲「顔の造りだってよく知らなかったもの。…きっと、お別れにはまだ早いのね」

提督「ああ、その通りだ。お別れなんて、しないさ」

提督「…動くぞ。痛かったら言うんだ」

叢雲「ええ、来て」

 ゆっくりと腰を引き、そして突き出す。未だ緊張の解けない柔肉に、僕のカタチを刻みつけるように。何度も、何度も。

叢雲「んっ…あっ、ん…」

提督「痛く、ないか」

叢雲「ええ、平気…傷も痛みも、痺れてしまって、感じないわ」

 抽送のペースを速める。肉棒が子宮の入り口を打つ度、叢雲は押し殺したような声を漏らした。
 服のスリットを開き、薄桃色の乳首に吸い付いた。

叢雲「にゃっ…何するのっ?!」

 彼女の動揺を他所に、舌でいじくり回すと、すぐにぴんと硬くなった。
 前歯で、甘噛する。

叢雲「んああっ…くあっ…」

 ただでさえ狭い膣内が、またわずかに狭まった。それと同時に、精巣から竿の裏を熱が伝った。
 乳首から口を離す。

提督「イキそうだ…っ」

叢雲「イくの? …出して、私の中に、射精してっ」

 腰の動きを速める。叢雲の息も速くなる。水音が響く。

提督「…出すぞっ」

 最後に、ペニスを一番奥に突き込んだ。
 その勢いのまま、キスをした。
 舌を絡め合いながら、僕は彼女の膣に射精した。

今夜はここまで。

ロシアンティー以外にも叢雲のタイツを堪能する術は無いものか…

(深淵を求めるならば『叢雲ロシアンティー』で検索するのです…)

 ペニスを引き抜き、ゴムを剥がした。口を縛っていると、おもむろに叢雲が身を乗り出してきた。
 精液の溜まった袋を見て、一言。

叢雲「これが、アンタの子種か」

提督「子種。ま、まあ、そうなるな」

叢雲「つまりこれがあれば、アンタの子を孕めるのね」

提督「! …しないからな?」

叢雲「あら、どうして? アンタは世帯が持てて、あたしは艦娘を辞められる。一石二鳥じゃない」

提督「艦娘、辞めないんじゃなかったのか」

叢雲「アンタと別れる口実にするならね。でも、アンタの妻として引退できるなら、本望だわ」

提督「本気で言ってるのか?」

叢雲「ええ。…あたしは、譲らないわ。相手が誰でも…それこそ、川内でも」

 数時間前、川内の零した言葉。



『叢雲には、私、勝てる自信がない』



 そして、叢雲は本気だ。
 いずれ、彼女たちが戦いから離れ、人間としての日常に戻る時…僕は、誰を選ぶのか。当然のように川内と添い遂げる気でいたが、それでは神通や那珂は? 彼女らは、いつか裏切られるために、僕を愛するのか?

 黙りこんでいると、叢雲が這い寄り、そっと僕に抱きついた。

叢雲「もう、怖くないわ。だから、もう一回。しましょ」

提督「…ああ」

 締めっぱなしだった彼女のタイを解いた。乱れて皺だらけの制服を脱がせながら、今は目の前にいる最初の相方を、精一杯愛しようと決めた。

叢雲編はここまで。
まだ時間があるので、思い付いたら何か書くかもしれません。

>>1タイツは破く派?

>>552
ssの成り行き上破いてばっかりですが>>1はタイツに限らず衣服は丁寧に脱がしていきたい派です
お腹のこと指摘されて提督どついたように、乙女な叢雲ちゃんは実は体型を気にしてて、あんまり生脚を見られたくなかったんですね。可愛いですね。

長門「…」

陸奥「んっ…」ムク

陸奥「…あら長門、まだ寝ないの?」

長門「む、起きたか。提督はまだ寝ていないだろうと思ってな」

陸奥「提督? …ああ、川内ちゃんね。でも、それと何の関係が」

ルルルルル…

長門「!」ガチャ

長門「こちら戦艦寮、長門だ。…いや、気にするな。そろそろ来る頃だと思っていた。…うん、分かった。任せろ」

ガチャ

陸奥「提督は何と?」

長門「明日の遠征隊の管理を頼まれた。暫く…独りになりたいそうだ」

陸奥「あらあら…」ウフフ



暁「じゃあ、行ってくるわ」

長門「ああ、よろしく頼む」

ガチャ

長門「…これで、一通り送り出したか」

陸奥「暫く暇になるわね」

長門「ああ。しかし…提督は、一体どこに行ったのだろう? 内線だったから、昨夜の時点では少なくともこの建物内にはいたようだが…」

陸奥「確かに行き先も言わずに一日空けるなんて、今まで無かったわね」

長門「私室にいるかと思ったが、神通に訊いたらいなかったと言っていたな」

陸奥(何で神通ちゃんが知ってるのかしら…?)

長門「詮索するつもりは無いが…何か、厄介事に巻き込まれてはいないか…」

陸奥「心配性ねぇ…」

陸奥「じゃあ、駄目元で管理室に行ってみましょうか。カメラにある程度は映っているかも知れないわ」

長門「む…そうしよう」



大淀「では、鍵は預けていきますね。何かあったら、私は資材庫におりますので」

長門「ああ。手間をかけて済まないな」

長門「…画面がたくさんあるな。これは、今の様子か」

陸奥「ええ。…あら、出撃ゲートは丁度六駆の娘達が出たところね。工廠には相変わらず明石と夕張。入渠ドック…流石にまだ終わってない娘が…って、ええっ?!」

長門「どうした陸奥!?」

陸奥「あー…えっと、もう探す必要なくなっちゃったみたい」

長門「見つかったのか? どこに」チラ



川内・提督『『Zzz…』』



長門「」

長門「待て待て待て、何故提督が入渠ドックにいるのだ? それも、川内のドックに。どうやって入ったんだ。そもそも何故一緒に修復槽に浸かっているのだ」

陸奥「ま、巻き戻してみましょう…」ピ

キュルキュルキュル…

陸奥「丁度、川内ちゃんが運び込まれたところね」

長門「右腕を失っていたか…水雷戦隊旗艦は、これがあるからな…」

陸奥「…飛ばしましょ」ピ

キュルキュル

長門「…む、内線を取ったぞ。どこに掛けるんだ?」

陸奥「…あら、ドック前に提督が来てる。…あ、内線を取ったわ」

長門「示し合わせていたのだろうか?」

陸奥「まさか。偶然か…はたまた愛のなせる業か」フッ

長門「ドックのシャッターが開いた…外から開けたというのか」

陸奥「入ってったわね。川内ちゃんの方が誘ったみたい。…ほら、提督も服を脱いで」

長門「っ!」メソラシ

陸奥「何か話してる。音が拾えないのが残念ね…」

長門「な、なあ陸奥。もう提督の行方はわかったことだし、もう」

陸奥「! ああ…凄い…」マジマジ

長門「…」チラ

長門「~~~!!」カァァァ

陸奥「ああん…川内ちゃん、とっても気持ちよさそう…羨ましいわ…」

長門「…な、何か手に取って…っっっ!?」ビクッ

陸奥「! お尻!? お尻でもしちゃうの!? もう…素敵」

長門「…陸奥。もう行こう。これは見なかったことに」

クチュ…クチュ…

長門「陸奥?」

陸奥「ハァ…ハァ…」モジモジ

陸奥「私…我慢できない」

長門「! よせ、まだ執務は」

ガシッ

長門「っ」チュ

陸奥「む…ちゅ…レロッ、ぷあ」

ムニ

長門「んっ…」ピク

陸奥「長門…頂戴?」

長門「くっ…」パシッ

陸奥「長門ぉ…」ウルウル

長門「…」スタスタ

ガチャン

陸奥「?」

長門「…30分で止める。それ以上はナシだ。あと…できるだけ、声は抑えろ」

陸奥「! ええ…ありがとう」

>>55~72の裏話でした
おやすみなさい

コナンの黒タイツは皆同じ体格な

翌朝の時点で、提督が私室にいないことを知っていたのは誰?

 武道場で、陽炎に捕まった。

陽炎「やっと見つけたわ。司令官、私と勝負しなさい!」

提督「勝負って…何で?」

陽炎「そりゃあ、私達の司令官が、か弱い駆逐艦にも勝てないようなへなちょこじゃないって確かめるためよ」

提督「ああ、秋祭りのアレか…」ハァ

提督「不知火ー、見てないで止めてくれないか」

不知火「私も、貴方の実力が如何ほどものか気になります」

提督「えー…」

 見回すと、組手や打ち合いに励んでいた艦娘達が、興味津々でこちらに集まってきていた。

提督「参ったな…」

陽炎「形式は完全に自由。悪いけど、私は剣術でいくわ」

 壁に掛けられた木刀を一本、手に取る。二、三度振り回してから切っ先をこちらに向け、ニヤリと嗤う。

提督「むぅ…仕方ないか。素手でやらせてもらう」

 棒立ちから片足を前に出し、腰を落とす。

提督「ナメてるんじゃないぞ。これが一番なんだ。最も、久し振りすぎて上手くいくかどうか…」

陽炎「言い訳無用! やあーっ!!」ブンッ

 掛け声とともに踏み込み、縦に斬りつけてきた。

提督「!」

 半身になって躱すと、刀身が耳の横を切った。
 滑るように前へ踏み込み、剣とともに振り下ろされたその手を、掴んだ。そして

陽炎「えっ…?」フワッ

 バシン!

提督「大丈夫か?!」

陽炎「え、ええ…」

 道場の床に叩きつけられた陽炎は、呆然とした顔のまま体を起こした。

不知火「合気道、ですか」

提督「そうだ。何の自慢にもならないがな。…陽炎、怪我は無いか?」

陽炎「だ、大丈夫。でも…何で、今まで隠してたの?」

提督「ひけらかしたって仕方ないだろう。お前達の戦いに比べたら、こんなのお遊びだ」

 ざわつく野次馬に向かって、声を張り上げた。

提督「いいか、よく聞け。お前達艦娘には、艦種に応じて人間離れしたポテンシャルが秘められている。鍛えさえすれば、艤装なしの駆逐艦だって私を容易く打ち負かせるんだ。それに、仮に私がお前達より強くて、それが何になる? 私は海の上を走れない。深海棲艦との戦いにおいては、ただの足手まといにしかならないんだ。そんな私が力を持って、お前達にひけらかしたら、どうなる? 私からの暴力に怯えながら日々を過ごすか? 駆逐イ級すら倒せない、ただの人間に。そんなの嫌だろう? だから、その…」

 言葉に詰まる。周りの、特にある艦娘の視線が痛い。

提督「まあ、その、アレだ。そうは言っても私も軍人の端くれだから、情けない様を見せることはできない。誰かが陸で我々に喧嘩を売ってきたら…お前達が買えば海軍全体の責任問題に発展するが、私が買えば私個人の責任だ。面倒事を極力押さえた上で、その上で喧嘩には勝つ。この手は、その時にしか使わないと約束する」

 解散させた後、一人、こちらに近づいてくる者がいた。
 やはりというべきか…それは、木曾であった。

提督「…組手はしないからな?」

木曾「分かっている。ただ、一つ頼みがあるんだ」

提督「教えもしないからな? 習わなくなって久しいんだ。到底教えられるようなものじゃない」

木曾「ぐっ…じゃあ、俺を投げてみてくれ! そうすれば、コツが掴めるかも知れない」

提督「覚えて、どうするんだ」

木曾「その技で…俺は、神通に勝つ!」

陽炎「はあ? あんた達、まだやってたの?」

木曾「当然だ。あいつを負かすまで、絶対に諦めないぜ」

提督「何だ、神通と勝負してるのか」

不知火「未だに全戦全敗ですが」

陽炎「大体、無茶よ。徒手空拳で神通に勝つなんて」

提督「ああ、凄いらしいな。あいつ…」

 秋祭りで彼女が撃退した酔漢、確か4人はいた筈だ。全員気絶させたらしいが、彼女自身は無傷だった。

木曾「だが、俺だってやれる筈だ! 筋トレの負荷だって長良には追いついた。後は技術だ」

提督「うーん…」

 腕を組み、考える。

提督「…木曾、受け身は取れるか」

木曾「! 当然だ。思いっ切りぶん投げてくれ!」



川内「聞いたよ。木曾の相手してやったんだって?」

提督「どうしてもと言って聞かなくてな。下手な投げ方して、怪我してなきゃいいが」

川内「大丈夫だよ。あいつ、タフだし。大体、まともな感覚してたら何回も神通にタイマン挑んだりしないって」

提督「違いない」ハハハ…

川内「ところで前々から気になってたんだけど、何で合気道なの? 海軍が奨励してるのって、柔道とか剣道だよね?」

提督「だって、カッコイイだろ。殴りかかった相手を、グッと掴んでクルッと回してバン! だからな」

川内「た、確かに…」

提督「…ま、それはきっかけだな。小学校の頃の話さ。丁度近所に合気道の道場があったから、親に頼んで通わしてもらったんだ。中学まで続けてた。そこから兵学校に入ったんだが、そこの教官の一人が、習ってた師範のそのまたお師匠さんでな。直接頭を下げて、弟子入りさせていただいた」

提督「とは言っても、あんまり役には立たなかったがな。なまじ見てくれが派手なせいで、すぐ過剰防衛になる。それに、この中で使ったってしょうがないさ。パワハラしようとして返り討ちに遭うくらいが丁度良い」

川内「でも、提督はそこらの将校よりずっと強いよ」

提督「何でだ?」

川内「だって、その神通を布団の上でヒイヒイ言わせてるんだもん」

提督「ブッ…そ、それは話が違うと思うぞ…」

川内「ま、私は負けないけどね」

 そう言うと川内はおもむろに立ち上がり、箪笥の抽斗を漁った。
 やがて、取り出したのは浣腸の箱であった。

提督「お、アナルのリベンジか」

川内「それも良いけど、私はここに来る前にしといたから」

提督「ん? じゃあそれは何に…」

 言いかけて、はっとなった。
 川内が振り返り、ニヤリと嗤った。

川内「今日は、提督の番だよ」

提督「…マジか」ゴクリ

 彼女は僕をうつ伏せすると下を全部脱がし、浣腸を容赦無く突っ込んだ。

提督「うわっ、冷たっ」

川内「あと2本、頑張ってね」

提督「待て待て、そんなに入れるの…ああっ」

 ひんやりした液体が、直腸を蹂躙する。最後の一本を突っ込まれた辺りで、腹がごろごろ言い出した。

提督「ヤバい、マジでヤバイって」

川内「まだ我慢だよ」

 そう言いながら、スポイトを握る。
 引き抜かれた時にはもう、僕は情けなく腹を押さえて喘いでいた。

提督「た…頼む、便所に…」

川内「我慢我慢。今出しても、水しか出ないよ」

 楽しげな様子で僕を見る川内。普段、何だかんだで主導権を取られていることへの意趣返しだろうか。

 一体何分経っただろうか。顔中に脂汗が滲み、肛門の感覚が薄れてきた頃、川内は言った。

川内「…そろそろかな」

提督「!」

 立ち上がろとした。が、その力は残されていなかった。

提督「ひ、膝が…ヤバい、漏れる…」

 この歳でウンコを漏らすなど、絶対に嫌だ。

川内「えー? 仕方ないなぁ…」

 そんな僕を、ニヤニヤしながら見つめる川内。すっくと立ち上がると、ひょいと僕の体を抱え上げた。

提督「ひあっ…」

川内「はい、もうちょっとね」

 そのまま僕を担いで便所に向かう。
 …結局、彼女の目の前で排便する羽目になった。

川内「…で、開発はどのくらい進んでるの?」

 布団を敷きながら川内が問う。何だか、男女が逆転したような気分だ。

提督「試しに、何回か細いのを挿れてみたくらい…」

川内「そんなもんか。忙しかったもんね」

 敷き終えると、再び抽斗を漁った。中から出てきたのは…

提督「!? いつの間にこんなの…」

川内「実はね、この前のバニーと一緒に買ってたんだよね。見つかるとマズいから、ここに隠してた」

 川内が抽斗から出したもの。それは、ディルドの付いたTバック、いわゆるペニスバンドであった。

川内「無茶苦茶な太さじゃないし、いけるでしょ」

 言いながらショーツを脱ぎ、Tバックに脚を通した。

川内「んっ…」

 どうやら女側にも突き出ているらしい。どうにか身につけると、仁王立ちになった。

川内「凄い、おちんちん生えたみたい」

提督「お、おう…」

 スカートを持ち上げる黒黒した樹脂の棒に、息を呑む。

川内「あ、そうだ」

 彼女は思い出したように、抽斗からローションのボトルを出した。ちなみにこちらは僕が用意したものだ。バニーの時にやったマットプレイみたいなことができないかと買ったが、まさかこういう用途に使うことになるとは…
 中身を手に取り、ディルドに塗り込んでいく。にちゃにちゃと粘ついた音がした。

川内「これで良し」

 僕を四つん這いにすると、肛門にディルドの先端をあてがった。

川内「痛かったら言ってね」

 そして、ゆっくりと腰を前に突き出した。

提督「あっ、うああっ…」

 括約筋を押しのけて、黒い棒が体内に入ってくる。凄まじい異物感だが、それ以上に、予想外にすんなり入っていくという事実に不気味な高揚感を覚えた。

川内「あれ? 本当に痛くないの?」

 川内も首を傾げている。

提督「少し、うっ…あっつ」

川内「おっと」

 曲がり角にぶつかったようだ。鈍い痛みが走った。

川内「太くない奴選んだけど、結構長いんだよね、コレ…どう、気持ち良い?」

提督「きっ、気持ち悪、くふあっ」

川内「えー?」

 嘘つけ、といった声色。首を巡らすと、悲しいかな、僕の愚息は見たこと無いほどギンギンに硬直していた。

川内「じゃ、行っくよー」

 そう言うと、勢い良く腰を引いた。

提督「痛゛あ゛っ!!」

川内「っ! ご、ごめんっ」

提督「尻がめくれるかと…くっ、気を、付けて」

川内「う、うん…」

 恐る恐る、抽送を始めた。直腸の壁を通して、下腹部にじわりと熱が広がってくる。

提督「ううっ、く、あっ…」

川内「んっ、ん、やんっ」

 膣内に挿し込んだプラグに、川内もよがり声をあげる。
 正に攻守逆転の、歪な性交。硬い男性器の模型が、僕の腹の中を犯してゆく。

 やがて出入りが大分スムーズになった頃、ディルドの先端がどこか別の所に当たった。

提督「あああっ!」

川内「ふっ…あ、当たったかな」

 その位置を狙い澄ますように、川内が腰を振る。

提督「うああっ、ひっ…ああ…あっ」

 陰嚢の裏を手で押すと、陰茎に強い刺激が走る。今、僕はその原因となる臓器を、更に近いところから突かれているのだ。
 既にペニスは痛いくらいに腫れ上がり、尿道からは透明な粘液がたらたらと流れ出していた。

提督「い、イキたい、イかせて…くれっ」

川内「良いよっ、イッて、イッて!」

 しかし…如何せん、普段の快感と種類が違いすぎて、最後まで達することができない。

 だんだん、苦しくなってきた。

川内「うーん…」

 川内は抽送を続けながらそんな僕を見ていたが、ふと腰を止めると、何やらカチャカチャやり始めた。

川内「んっ…と」

 短く声を漏らすと、僕の前まで歩いてきた。

提督「川内…?」

 抜いたのか? しかし、ディルドは僕の肛門に刺さったままだ。どうやらペニスバンドを外してしまったらしい。

川内「いきなりトコロテンはハードル高いか。今度は、私に頂戴」

 僕の前に四つん這いになり、尻を突き出す。

提督「!」

 無我夢中で這いより、カウパーを垂れ流す亀頭を膣口に押し付けた。

川内「あん、そうじゃなくて、こっち」

 震えるペニスを掴んで、自らのアナルにあてがう。

提督「挿れるぞっ」

川内「来て…うぐっ」

 一気に突き込んだ。彼女の背筋がぴんと張る。腸壁がうねり、肉棒を苛む。腰に力が入る度、尻に刺さりっぱなしのディルドが揺れ、ペニスを内側から攻める。

川内「んあっ、おっきい、す、凄いっ」

 川内もまた、プラグの快感が中途半端に残っていたようだ。最初の時とは比べ物にならないほどに感じている。

提督「はあっ、はあっ、ああっ」

 貪るように腰を振る。川内の体が、ビクビクと震え始めた。

川内「あっ…い、イく」

 彼女の声が、遠くから聞こえる。僕は下半身から脳味噌に突き上げる快楽だけを頼りに、ひたすら腰を打ち付けた。やがて

川内「んああっ…イく、イくぅっ!」

 ぴんと海老反りになり、彼女は遂に絶頂に達した。
 それと同時に、彼女の肛門がぎゅっと締まった。

提督「出すぞっ」

 細い腰をきつく抱きしめ、彼女の腸内に思い切り射精した。

 重なりあって、布団の上に崩れ落ちた。

提督「うっ…」

 ペニスバンドごとディルドを引き抜くと、彼女の中で肉棒が萎びていくのを感じた。

川内「ああ…んっ、やっと、お尻でイけた…」

 疲れたような声で言うと、ふと首を回してこちらを見た。

川内「あれ、もう抜いちゃった?」

提督「ああ…」

川内「んー…」

 ぼんやりと布団を見つめる川内。何か、僕に言おうか迷っているようだ。

提督「どうした?」

川内「えっと、アナルの後にやってみたいことがあるんだけど」

提督「何だ? 言ってみろ」

 すると彼女は、引き攣った笑みを浮かべた。

川内「あのね、このまま…お尻の中に、おしっこして」

提督「はあ?」

 いわゆる温泉浣腸というヤツだ。僕は膀胱に意識を向けた。

提督「出せそうではあるが…この姿勢は厳しいぞ」

 腰を掴んで体を起こし、いつものように胡座の上に彼女を座らせる形になった。
 下腹部に力を込めた。

提督「っ…ちょっと、尻締めるな。根本でつっかえてる」

川内「む、難しいなあ…」

 彼女は恐る恐る、肛門の力を緩めた。と

提督「…出る」

 ちょろちょろと、尿が彼女の腸内に流れだした。

川内「ひっ…」

 反射的に肛門が締まる。が、一度出たものは止まらない。
 アナルに放尿という、無茶苦茶なシチュエーション。知らぬ間に結構我慢していたようで、中々終わらない。亀頭辺りが、自分の尿に沈んでゆくのが分かる。

川内「あ、あったかいよぉ…」

 川内の体が、ふるりと震えた。

川内「あ…私も、おしっこ…」

提督「! ちょっと待て」

 慌てて彼女の両脚を抱えて立ち上がった。そのまま便所に向かった。

 便器の前で、抱えた脚を大きく広げた。相変わらずペニスは彼女のアナルの中で、尿を垂れ流している。

川内「あっ、出る…」

 もう一度身を震わせると、しどけなく広げた秘部から、勢い良く尿が噴き出てきた。じょろじょろと派手な水音を立てて、便器の中に飛び込んでゆく。

川内「はあぁ…」

 やがて勢いが落ち、数滴が僕の足を濡らして、水流は止んだ。
 立ったまま彼女の体を持ち上げて、ペニスを抜いた。緩んだアナルから精液と小便が漏れて、タイルを汚した。

川内「? …あ、またおっきくなってる」

提督「何だかんだ、一回しかイッてないからな」

川内「絶倫だね」フフッ

提督「お前には敵わんさ」

 脚を広げたまま、体を下ろす。いきり立って上を向いたペニスを、今度は彼女の膣内に挿し込んだ。

川内「ん…もっと色んなこと、いっぱいしよっ」

提督「ああ、そうだなっ」

 すえた臭いの中で、口付けを交わした。

今夜の更新ならびに逆アナル&アナル編はここまで

気をつけないとエピがおしっこ塗れになることだなぁ

あと、このペースで書いてると1000まで埋まるのはいつになることやら
このスレのラストは決めてあるのですが、そこまでネタが持つかどうか

提督「んんっ…」ムクッ

提督「」ボー

提督「…」チラ

『9:27』

提督「!!」バッ

提督「…って、今日は休みか」ホッ

 今日は半舷休息の日。鎮守府にいる艦娘の半分と、僕は休みだ。この日の指揮は、例によって叢雲に任せてある。今までは黙って引き受けてくれていたのだが、今回は一発、蹴られた。
 …まあ、既に一線を越えた仲だ。怒るのも無理はない。とは言え、僕に対して明確に独占欲を示した彼女に対して、僕自身どう折り合いを付けるべきか迷っているのも事実だった。
 ただ、どちらにしても今日は、予定が一杯であった。

 ガチャ

那珂「おっはよーございまーす!」

 ドアを開けて勢い良く飛び込んできたのは、那珂であった。

那珂「あれ? 提督、まだ着替えてないの? 早く早く!」

提督「ああ、今起きた所でな…」

 もぞもぞと布団から這い出すと、箪笥を開けて私服を漁った。

 元々この日は、夕方から神通とはしご酒をする予定だった。そこへ、那珂が割り込み、午前中に買い物に付き合ってほしいと言ってきた。時間が被らないならということで、僕も神通も承諾した。

 シャツに腕を通しながら、歯を磨く。朝食は後だ。
 那珂は既に準備万端で、白のニットワンピースに灰色のロシア帽を目深に被り、大きいサングラスを掛けている。アイドルのお忍びといった趣だ。
 ツイードのジャケットに腕を通すと、申し訳程度に髪を撫で付け、ポケットに財布を押し込んだ。

提督「…じゃ、行こうか」

那珂「うん!」

とりあえずここまで。
秋刀魚イベまでに終わるといいなあ

…あ、マンコとかケツに秋刀魚突っ込むとかはしませんからね? 食べ物を粗末にするとお艦に怒られますよ。爆撃されるよりずっと辛い思いをする羽目になりますよ

鳳翔「あなたたち」

鳳翔はひかった



 電車を降り、繁華街に出た。今日は世間一般では平日で、しかも多くの店が開店して間もない頃なので、賑わいと言うには少々寂しい感じだ。

那珂「今日は冬服を見たいから…」

 通りで辺りを見回すと、一つの店舗に入っていった。

那珂「おはようございまーす!」

 すると、中で棚の整理をしていた一人の女性店員がこっちに気付いて近寄ってきた。

「あら、那珂ちゃん! そろそろ来る時期だと思ってたわ」

提督「知ってる人なのか?」

那珂「うん、ここでいつもコーディネートしてくれるの。…えっと、この人は私の上官で、鎮守府の提督だよ」

提督「どうも、那珂がいつもお世話になっております」

「! い、いえいえ…軍人さんがお見えになるなんてねえ」

那珂「那珂ちゃんだって軍人だよ?」

「まあ…それもそうね」

提督「ああ、私のことはお構いなく。オフなもんで、荷物持ちに駆り出されただけですから」

那珂「というわけで、今日は冬服を見に来たんだけど…」

「そうねえ。じゃあ、こんなのは…」



那珂「それでね、お店から出た所でファンの子達に囲まれてね」

提督「うん」モグモグ

那珂「お忍びだったのに、困っちゃうんだから…って、ちゃんと聞いてる?」

提督「…ゴクン 悪い、ゆっくり食わせてくれないか。朝から何も食べてないんだ」

那珂「もう…」

 ふくれっ面の那珂。
 あれから数件、店を回り、服や靴などを買った。そのまま喫茶店に入り、ブランチと洒落込むことにしたのであった。

那珂「神通ちゃんとは、何時に待ち合わせ?」

 サンドイッチを齧りながら、那珂が問う。僕はオムライスを飲み込んで言った。

提督「一六〇〇に駅前だ」

那珂「じゃあ、結構時間あるね。何して時間潰す?」

提督「服とかはもう良いのか?」

那珂「うん。これで冬季コレクションには事欠かないでしょ」

提督「ああ、また撮影しないとな」

 廃倉庫を改装した、撮影スタジオを思い起こす。前に使った時は、まだ残暑厳しい季節だった。
 …そして、初めて那珂を抱いた日でもある。

提督「…」

那珂「…あ」

 小さな音がして、何かが床に落ちた。

那珂「ごめん、買ったばっかりのヘアピン見てたら、落としちゃった」

提督「テーブルの下か? どれ…」

 身をかがめてテーブルの下を覗く。

提督「あった」

 上半身を突っ込んで、手を伸ばす。ピンを拾った所で、何気なく顔を上げた。

提督「!?」

 思わず身を起こそうとして、頭をぶつけた。

提督「痛っ」

那珂「もう、何やってるの」

 頭上から声が聞こえてくる。僕は頭を押さえながらテーブルの下から出た。

提督「お、お前、何で…まさか、ずっと」

那珂「なあに、ハッキリ言ってくれなきゃ分かんないよ?」

 ニヤニヤしながらとぼける那珂。
 僕は身を乗り出し、小声で言った。

提督「…何で、パンツ穿いてないんだよ?!」

那珂「んー、忘れちゃった」

 那珂はぺろりと舌を出した。

提督「忘れたって…み、見られたらどうするんだ。こんな丈の短い服で」

 辺りを見回す。もう昼時なだけあって、人が多くなってきた。幸い那珂のことは気付かれていないようで、誰もこちらを気にも留めない。
 僕は残りのオムライスを掻き込んだ。

那珂「そんなに慌てなくてもいいのに」

提督「んぐ…とにかく、あまり長居はしなからな? ただでさえお前は人目を惹きかねないんだから…」



 人気の増してきた街を、冷や冷やしながら歩いた。露出まがいのことをしながらも那珂は澄まし顔で、せわしなく辺りを見回す僕を可笑しそうに眺めていた。
 不意に那珂が僕の手を引っ張った。

那珂「提督、あれ」

提督「?」

 彼女の指差す先を見ると、そこは一軒のゲームセンターであった。開けた入り口には、クレーンゲームやプリクラが所狭しと並んでいた。

提督「プリクラでも撮るか?」

那珂「うん」

 まあ、スペースが限られている分、外を歩くよりはマシだろう。僕たちは連れ立って騒音に満ちた店内へと足を踏み入れた。

『お金を入れてね』

 1回400円。お遊びにしてはちと高価な気もするが、証明写真の値段を考えると妥当なものか。
 コインを入れると、画面が切り替わった。
 
那珂「提督、プリクラ撮ったことある?」

提督「あると思うか?」

那珂「だよねー…じゃあ、ここは一つ、ビギナーのセンスを見せてもらおうか。ま、いつもブロマイド撮ってくれてるし、大丈夫でしょ」

提督「???」

『モードを選んでね。華やかに、キラキラモード…』

提督「うわっ、そこから選ぶのか。えっと…」

 服の色、背景(と言ってもグリーンバックだが)、照明の位置。色々考えた上で、結局直感に頼ることにした。

『一枚目。にっこり笑ってピース!』

 パシャ。

『二枚目。二人は仲良し…』

 次々と飛んでくる命令が、だんだん面白くなってきた。何枚目だったか、言われるまま変顔しようとした所で、不意に肩を掴まれた。

提督「何だ…んっ」

 振り向きざまに唇を奪われた。
 パシャリ。

『抱き合って、ラブラブ…』

提督「っは、待て待て待て…」

 那珂は滑るように僕のズボンに手を伸ばすと、ファスナーを下ろし、イチモツを取り出した。そのまま、手で扱く。

提督「ちょっ、待て、洒落にならんぞ」

那珂「しーっ、人が来ちゃうよ」

提督「っ…」

 パシャリ。

『二人だけのセ・カ・イ…』

 眩しいほどのフラッシュの中、彼女は片手で硬くなったペニスを掴んだまま、ぐっと背伸びした。そして

那珂「んっ…」

 もう片方の手でワンピースの裾を小さく捲ると、剥き出しの秘部に亀頭を誘った。
 にゅるり。カチカチのペニスを、柔肉が包み込んだ。
 パシャリ。

 ぴったりと体を密着させたまま、もぞもぞと腰を揺らす。緩やかな刺激がじれったい。
 だがそれ以上に、リアルタイムで痴態を撮影されているという現実、そして外から漂う人の気配に、心臓は早鐘を打っていた。

提督「な、なあ、シたいんだったら帰ってからいくらでもしてやるから、ここでは」

那珂「…ねえ、提督。このまま見つかって、二人で滅茶苦茶になっちゃったら、とっても素敵じゃない?」

提督「何言って…」

 パシャ。

『おやすみなさ~い…』

 突然、那珂が思い切り腰を振り始めた。

那珂「んっ、んっ、ふっ、んんっ…」

提督「くっ…お前、いい加減にしないと…」



「プリクラ一杯だね」

「空くまでここで待ってようか」



那珂・提督「「!!」」

 僕は咄嗟に那珂の体を押し退けると、濡れたままのペニスを仕舞った。
 そのまま、最後の一枚を撮り終えるまで黙って突っ立っていた。



提督「…何のつもりだ」

 そそくさとゲームセンターを出た僕らは、向かいにあったカラオケボックスに入った。

提督「ここは鎮守府じゃないんだ。外を歩いているのは艦娘でも、海軍関係者でもない、民間人だ。そこでバレてみろ。もうおしまいだ」

那珂「…終わっちゃえば良いのに」

提督「なっ…」

 那珂はソファに腰掛けて俯いたまま、乾いた笑みを浮かべた。

那珂「どうせ、最後は川内お姉ちゃんが持ってっちゃうんだから。ここで滅茶苦茶にしちゃえば、提督は私のものなのに。戦いも、アイドルも、みーんな投げ捨ててさ」

提督「那珂…」

 この時、僕は愚かにも初めて悟った。
 叢雲だけじゃない、那珂も…本当は譲りたくないのだと。

那珂「…さて、と」

 おもむろに彼女は立ち上がると、服の裾を大きく捲り上げた。それから露わになった膣に指を突っ込むと、くちゅくちゅと掻き回した。
 太腿を伝って、透明な蜜がたらりと溢れる。
 やがて指を抜くと、ぬらぬらと糸をひくそれを僕の口に突っ込んだ。

提督「む…くっ」

 僕は何も言わず、その手を舐めた。生臭い味がした。
 しばらく那珂はそれを見ていたが、やがて手を抜くと言った。

那珂「さっきの続き…って言っても、ここじゃカメラがあるもんね。少し早いけど、那珂ちゃん帰るね」

 そう言うと彼女は、買った服などの紙袋を持って部屋を出て行った。

今夜はここまで。

今後更新ペースが大幅に落ちそうだなあ

少なくとも秋刀魚には間に合わなさそう



提督「…」ゴク

神通「…あの、提督?」

提督「どうした?」

神通「先程から、浮かない顔をされていますが…何かあったのですか?」

 秋の日はつるべ落とし。すっかり日の暮れた頃、僕と神通は駅近くの居酒屋で乾杯した。既に二杯目のビールを飲んでいた所で、神通が口を開いた。彼女はまだ一杯目のジョッキすら空けていない。

提督「そうか…浮かない顔をしているか」

神通「…」

 彼女は何も言わず、ビールを啜った。

「焼き鳥お待ち」ゴト

提督「ん、どうも。…そうだな。お前に無関係な話でもないからな」

神通「何が、あったのですか」

 僕は、砂ズリを一つ口に含んで咀嚼した。それをビールで飲み込んで、言った。

提督「詳しくは訊かないでくれ。ただ、一つ聞きたいんだ。…お前は、この戦いが終わった後、どうする?」

神通「どうする、とは?」

提督「その…艦娘を辞めた後…僕は、川内と添い遂げる気でいる。お前は、それでいいのか?」

神通「…」

 神通は黙ってビールを飲み干すと、ジョッキをカウンターに置いた。それから

神通「すみません、地酒を熱燗で頂けますか」

「はいよ」

神通「…では」

 彼女は、じっと僕の目を見つめた。

神通「言えば、私を選んでくださるのですか」

提督「っ、それは…」

神通「…分かっています。提督は、私の我儘に付き合ってくださっているだけだと」

提督「そんなことは」

神通「そういうことに、しておいてください」

 そう言うと彼女は、つくねを串から外し、一個だけ箸で摘んで口に入れた。

提督「そういう訳には…」

神通「…大丈夫です。今まで、色々なものを諦めてきました。だから、大丈夫です」

提督「良い訳ないだろ!」

 思わず、声が荒くなった。

提督「っ…す、すまん」

神通「提督は…私達を、心から愛している。そんなことは分かっています。でも、最後には川内姉さんを取ることも分かっています。私は、それで納得しています。その時が来れば…私は、お二人を邪魔することはしません、から」

 カウンターに置いた指が、小さく震えている。僕は、そこに自分の手を重ねた。

神通「思わせぶりなことをしないで下さい…!」

 絞りだすように、神通は訴えた。

神通「いくら提督が心を尽くしても、できないことがあるんです。許されないことが…お願いです、分かってください」

 ぽたぽたと、雫がカウンターを濡らした。
 それを見て僕は、確信した。
 神通も那珂も、叢雲も、そして川内も。皆艦娘で、人間で。それならば、自分が愛する者にとっての一番でありたいのは当然のことなのだと。

提督「…神通」

 僕は、口を開いた。

提督「僕は、提督だ。鎮守府で一番偉いし、力も人脈も持っている」

神通「…?」

提督「だから…」

「えっと…熱燗、良いかい?」

提督「うっ…あ、どうもどうも」

 徳利とおちょこを受け取ると、再び神通に向き直った。

提督「…だから、無理なんて捻じ曲げてやる。皆、幸せにする。それが、僕の幸せだ」

 神通は、黙って僕を見た。それから、ふっと口元を綻ばせた。それからおちょこに酒を注ぐと、ぐいと飲み干した。

提督「神通?」

神通「…飲みましょう」

提督「もう、大丈夫か? 納得してくれたか?」

神通「実現できるかは別として、お気持ちは伝わりました。ですから、今は飲みましょう。そのために、ここにいるんですから」

提督「…そうだな。おやじさん、おちょこもう一つ頼む」

 焼き鳥が尽きたので、刺し身を頼もうとした。

「悪いねえ、最近魚はあんまり入ってこないんだ」

提督「あー、やっぱり深海棲艦か? 前に比べたら大分押し返した筈だが…」

「確かに、沿岸にも出られなかった頃に比べたらだいぶマシさ。だが、どうしても沖合に出ないと。特に今年は秋刀魚が全然入ってこなんだ」

神通「北方、ですね…」

提督「あー…」

 北方海域は、正直言って難儀な所だ。敵艦自体はそれほどではないものの、AL諸島に陸上基地が造られてしまった。これが、壊しても壊してもその都度修復されてキリがない。不幸中の幸いは、陸上基地の主、北方棲姫が人間の言葉を理解できる知能を持ち、かつ深海勢力の中でも比較的穏健派だったことだ。龍驤の決死の交渉の末、お互い防衛目的以外で危害は加えないという、半ば不可侵条約めいたものを結ぶことでどうにか均衡を保つことに成功した。
 だが、その都合で周辺海域への出入りは厳しく制限されている。大陸からは何度か密漁船が入っていったらしいが、一隻も戻っては来なかった。

「あんた、海軍の偉い人なんだろ? それに、そちらは…艦娘って言うんだったか。良いねえ、こんな美人連れ回して。何とかしてくれないかい」

 おやじさんが冗談めかして言った。

提督「そうだなぁ…」

 素面だったら軽くあしらうところだが、生憎僕は酔っていた。真面目に、漁師の支援を考えた。

提督「どう思う、神通」

神通「秋刀魚、食べたいですね。このまま冬を迎えるのは寂しいです」

提督「そうだな。考えてみるか」

「えっ、本気かい」

提督「流石に私の一存では決めかねるが、日本人って食べ物には苦労を惜しまないからな。上もきっと良い返事を寄越すだろう」

今夜はここまで。


隣の部屋のカップルが、窓も閉めずに前後した。ナンデ?

ノンケのサディストだから。

正解です。



提督「良いところだったな」

神通「ええ。でも、良いのですか? ボトルまでキープしていただいて」

提督「ああ、また来るだろう。それよりも次だ」

 少し歩いたところに、小さなバーを見つけた。
 入ってみると、知った顔に出会った。



那智「む、貴様…何故ここに。」



提督「那智? まさかここで出くわすとは。…まあ、はしご酒さ。ここにはよく来るのか?」

那智「大規模作戦の後などにな。勝って兜の何とやらとは言うが、締める力も残されないのはうまくない」

提督「それもそうだな。…マスター、こいつの会計を私のに付けといてくれ」

「かしこまりました」

那智「良いのか?」

提督「ここは素直に甘えとけ。どれ、何があるかな…」

神通「炭酸の入った日本酒ですか…飲んでみたいです」

提督「じゃあ僕もそれにしよう。つまみは…」

那智「塩気の効いた漬物などはどうだ? マスターのお手製だ」

提督「じゃあ、それにしよう」

「かしこまりました。少々お待ちください」

那智「今日は川内とじゃないのだな」

提督「川内は今日は勤務だ。神通とは、酒の好みが合うんでな」

神通「那智さんは、どんなお酒がお好きなんですか?」

那智「私か? ここではウイスキーばかり飲んでいるな」

提督「鎮守府にカウンターバー付けた時も、お前真っ先に達磨持ち込んでたよな」

那智「失敬な。隼鷹の奴よりは遅れていた」

神通「どちらもあまり変わらない気がします…」

那智「む…かく言う貴様も、人のことを言えんのではないか?」

提督「?」

 那智は、グラスをくるくる回しながらくっくっと笑った。

那智「気をつけろ、司令官。大人しい顔をしているが、そいつはウワバミだ」

提督「本当か? …あ」

 一瞬首を捻り、そして思い出した。いつぞやの戦勝祝賀会。いかにも体育会系な飲みコールの中、彼女は一人で全員を潰したらしい。

「発泡清酒とお漬物です」コト

提督「ん。どうも」

神通「頂きます」

 グラスに口をつける。ほんのりと甘い。漬物の塩気で更に引き立つようだ。
 横目で神通を見ると、彼女は漬物をぽりぽりと齧っていた。

那智「時に、女房とは上手くやっているか」

提督「ん? ぼちぼちだな」

神通「相変わらず、世話の焼ける姉です」

 冗談交じりに神通が口を挟む。

那智「心中お察しするよ。逆に私は、姉上に全く頭が上がらない」

提督「まあ、妙高だからな」

神通「ですが那智さんも、十分頼りにされていると思いますよ? 特に、足柄さんは、貴女によく懐いているようです」

那智「足柄か? あれも大概騒がしい奴だろう。どうしても、手を焼きたくなってしまうのだ。羽黒と違って、遠慮無く甘えてくるしな」

 その言葉に、思わず神通の方をちらりと見た。
 目が合った。僕の考えていることを察したのか、彼女は小さく笑い、首を横に振った。

神通「川内姉さんは…ああ見えて、本当はとても頼りになる方です。私だって、姉さんに甘えることはあります」

那智「そう、なのか」

 ウイスキーを一口。神通もグラスに口をつけた。

那智「…む、もう飲み切ってしまったようだ。どれ、今日はこの辺にしておこうか」

 そう言うと彼女はグラスを置き、出口に歩いた。

那智「済まないな、会計、よろしく頼む。あと、飲み過ぎには気をつけろ。前に姉上に絞られてな…」

 これ見よがしに頭を押さえて見せる。それから彼女は去っていった。

提督「…」

神通「提督? 大丈夫ですか?」

提督「…ん? ああ、大丈夫だ、酔ってない酔ってない」

 既に一杯目を飲み干し、漬物も完食した。今、目の前には赤ワインに満たされた2つのワイングラスと、色とりどりのチーズが置かれている。
 僕は、ワインを一口含んでみせた。

神通「無理はなさらないでくださいね…?」

 そう言う神通は、顔色一つ変えていない。

提督「強いなー、お前…」

神通「そう、でしょうか?」

 首を傾げながら、チーズを一口。

提督「まあ、またお前の目の前でぶっ倒れる訳にはいかないからな。これでお終いにしよう」

 日付が変わって少しした頃。僕らは私室で、帰り道のコンビニで買ってきたカップラーメンを啜っていた。

提督「駆け出しの頃なんてのは金が無いから、一人で飲んだ時のシメはこんな風にカップ麺で済ましてたんだ。安いからな」

神通「ですが、たまにはこういうのも良いですね。私の頃には、こんなものはありませんでしたから」

提督「偉大な発明だな。近頃のはやたら凝ったものが増えてるが、やっぱりインスタントならこの露骨な揚げ麺が一番だ」

 カレー味の麺を咀嚼する。神通のはシーフードだ。
 一日提督代理を押し付けた叢雲を、どう労おうか考えていると、不意に誰かがドアをノックした。

提督「誰だ?」

 静かに、ドアが開く。向こうに立っていたのは

那珂「…」

眠いので今夜はここまで。

アーッ!月が変わったというのに、カレンダーめくるの忘れてた!
10月は川内型なのに! 川内型なのに!!

神通「那珂ちゃん…? どうしたの、こんな夜中に」

那珂「お昼の事、提督に謝ろうって思って…」

神通「?」

 神通が交互に僕と那珂を見る。僕は、息を吐いた。

提督「居酒屋で、お前に訊いたろ。…同じことを、那珂も考えてたんだ」

那珂「ごめんなさい。提督の都合も考えないで、勝手なこと言って」

提督「…まあ、座れ」

 ちゃぶ台の横の開いた所を、ぽんぽんと叩く。

那珂「…」

 黙って彼女は畳の上に座った。

提督「…同じことをな、神通にも訊いたんだ。将来、僕はお前達を捨てることになるだろう。それでいいのか、と。な? 神通」

神通「ええ」

提督「そんなこと、訊くこと自体が間違っていたんだ。いつでも捨てられて良いなんて、そんなヤワな想いじゃないことくらい、分かりきっていたはずなのに」

那珂「…」

提督「これから僕は、荒唐無稽なことを言う。だが、全部本気だ。無理も常識も、全てぶち壊して、僕は…」




「お前達全員を、嫁にする」


那珂「」

神通「…」

提督「…」

那珂「…ぷっ」

 不意に、那珂が吹き出した。それから、けらけらと笑い出した。

提督「やっぱり、可笑しいと思うか」

那珂「すんごい思い切ったね。できるの?」

提督「やるさ。僕に、不可能は無い」

那珂「あはは…提督、私よりもずっと壊れてる。今まで甘い言葉なんて耳が腐るくらい聞いたけど、こんなぶっ飛んだのは初めて。おまけに…今まで聞いたどんな言葉より、真に迫ってる」

 彼女は、呆れ笑いを浮かべながら僕を見た。

提督「迫ってるんじゃなくて、本心だ」

那珂「まあ、提督がここで嘘つく筈無いよね。決心は分かる。じゃあ、本当にそれを貫けるのかな?」

 言い返そうとすると、彼女は人差し指を立てて僕の唇に当てた。それから、ニッと笑ってもう片方の手を首に回し、唇にキスした。

提督「!」

那珂「…行動で示して欲しいな。私も、神通お姉ちゃんも。一緒にシてよ」

 僕は、ちらりと神通の方を見た。彼女は真面目くさって言った。

神通「…今夜はもう、お預けかと思っていました」

提督「…そうだな。一緒にしようか」



提督「んんっ…」ムクッ

提督「…」ボー

提督「」チラ

神通「Zzz…」

那珂「スゥ…」

提督「…ああ。そうだったな」

 僕は、両脇で一糸纏わぬ姿で寝息を立てる二人の頭を、そっと撫でた。

提督「二人とも…皆…僕の大事な、家族なんだ」

 そこでふと、時計が目に入った。

『9:32』

提督「…うん?」

 目をこすり、もう一度見る。

『9:32』

提督「…」

 昨日が休日。ならば当然、今日が平日。始業時間は…
 突然、誰かがドアをドンドンと叩いた。

「ちょっと! 何やってるのよ、いい加減起きなさいよ!」

神通「ん…」パチ

那珂「なぁに…ってぇ!?」ムク

提督「ほら、早く起きろ! 急がないと…」

「司令官! 司令官ったら! …もしかして、具合でも悪いの?」

提督「あー、大丈夫だ、問題ない」

 反射的に駆け寄り、ドアの鍵を外す。そして、さっと血の気が引いた。
 ドアが勢い良く開いた。

叢雲「ちょっと! 人に仕事押し付けといて、自分は重役出勤なんてそんな…こ、と…」

 言葉が途絶えた。大きな瞳がせわしなく動きまわり、部屋の惨状を手早く、正確に把握してゆく。
 やがて、わなわなと震えながら彼女は言った。

叢雲「アンッタ…」

提督「その、これはだな」

叢雲「酸素魚雷をッ!」

 大きく振りかぶる。

叢雲「喰らえッ!!」

 正拳突きが、鳩尾に刺さった。
 僕は、為す術無くへなへなと崩れ落ちたのだった。

休日編ならびに今夜の更新は終わりです。

エロスのためにはな、エロシーンを割愛することも必要なんや(震え声)


うそですごめんなさいコレ以上伸ばすと秋刀魚に間に合わないんです許してくださいなんでも島風

「いよいよ、姫と呼ばれる高位の深海棲艦が、本邦で初めてカメラの前に姿を現します。果たして、いかなる存在なのか…」

提督「くれぐれも、不用意な行動は謹んでください。停戦しているとはいえ、敵であることに変わりはありませんから」

龍驤「しっかし、いつ来ても寒いなぁココ…北方、おるんやろ? はよ出てきいや」

ガキン

提督「!」

ピタ ピタ ピタ



北方棲姫「…何シニ来タ」




「えっ、可愛い…ハッ、カメラ回して!」

提督「伝えたいことがあって来た」

北方棲姫「…」ジッ

提督「もちろん、お前達に害を与える気はない。というのも…」

北方棲姫「…ソレ」スッ

「? カメラが何か…」

ブーン

浮遊要塞「」フワフワ

「うわぁっ! 何だこれ!」

浮遊要塞「」クワッ

ガブッ ガキ ベキ

「うわっ! 止めろっ、カメラが…」

龍驤「あー…そう言うことや、諦めるこった」

北方棲姫「コレデ良シ。…用ハ何?」

提督「秋刀魚だ」

北方棲姫「サンマ? 持ッテナイカラカエレ」ナイナイ

提督「いやいや、お前さんから盗ろうってんじゃない。これから漁船団が秋刀魚漁のためこの海域に入る。我々は護衛として同行するが、同時に漁師たちがお前達に危害を加えないように見張る。少しの間騒がしくなるが、勘弁してくれ」

北方棲姫「漁船? …漁師ハ嫌イ。ハープーンデ私達ヲ撃ッテクル」

提督「ハープーンだと? …ああ、密漁船のことか。それなら心配ない。皆、きちんと許可を得た船だ。仮に作戦中に密漁船を見つけたら、我々が責任を持って拿捕する」

北方棲姫「ナラ、良イ。…ソレニシテモ、相変ワラズオ前達ハ、食ベ物ニハ命ヲ惜シマナイ」

龍驤「アハハ…ウチらの頃から全く変わってへんわ」

北方棲姫「…秋ノサンマハ、美味シイノ?」

提督「! …ああ、絶品だ」ニッ

…北方海域、漁船団長の船。

曙「…それで」

提督「それで?」



ヲ級「…」

ル級「…」



曙「何でこいつらまで一緒にいるのよ、糞提督!?」

提督「北方棲姫も秋刀魚が食いたいと言い出してな」

「しょ、将校さん、本当に大丈夫なのかい…?」ガタガタ

提督「主人がいる限り、手出しはしてこないでしょう。一口に深海棲艦と言っても、色んなのがいますから。一枚岩ではありませんが、姫に逆らう者はいません」

潮「でも…こうして仲良く漁ができるなら、とっても良いことだと思います。…あ、お芋いかがですか?」

「お、おう。気が利くね。頂くよ」

曙「…にしたって、この期に及んで何が秋刀魚よ。肉食わせなさいよ肉!」

提督「とか言う割には…」

曙「」※秋刀魚グラ参照

漣「必死に調べてポチってましたなあ」ニヤニヤ

朧「あれ? その本、昨日から読んでない?」

曙「錘を飛ばすコツがどうしても掴めなくて…って、何だって良いじゃない!」グワー

ガチャ

川内「うえー、気持ち悪ー…」ヨロヨロ

提督「川内、起きたか」

漣「船なのに船酔いするって、艦娘としてどうなんでしょ?」

川内「いつもより重心が高いからさ…うえ」

「吐く時は外に頼むよ。さて、もうじき日が暮れるな」

川内「夜戦!?」キラキラ

曙「とことん現金な奴ね」ヤレヤレ

「しかし、お嬢ちゃん。秋刀魚漁は網を使うから、釣り竿は必要ないんじゃないかい?」

曙「フッフッフ…こっちにも考えってのがあるのよ!」

ザーッ

雷「第六駆逐隊、参上!」

電「索敵開始なのです!」

『三式ソナー』

電「! 二時の方向に魚群を見つけたのです。…暁ちゃん!」

暁「まっかせなさい!」ザーッ

暁「探照灯、照射! 群れを誘導するわ」ピカー

響「…!」ピキーン

『熟練見張り員』

響「捉えた。右舷に秋刀魚の群れだ。曙!」

曙「そりゃー!」ヒュン ポチャン

曙「…早速掛かった。え~い!」グイ

ザバッ

秋刀魚「」ビチビチ

「おおー、やるねぇ」パチパチ

曙「どうよ!」

「…でも、集魚灯の邪魔になるから他の船から離れた所で頼むよ」

曙「…はい」シュン

今夜はここまで。

磯風も出たし、秋刀魚はほどほどに頑張ろうと思う今日此の頃

その磯風、キラ付けに1-1に出すと毎回大破して帰ってくる。脱ぎ癖でもあるのだろうか…?



秋刀魚「」ジュー

磯風「大丈夫、私が美味しく焼いてあげる…」ボソボソ

谷風「」ハラハラ

球磨「美ン味いクマぁ~」モグモグ

多摩「にゃあ~」ホクホク



提督「ありがとうございます、こんなに沢山頂いて」

「いやいや、寧ろこれだけでいいのかといった感じだよ。旬の食材は日本人の命だからね」

提督「どうもすみません…さて」

赤城「? 提督、召し上がらないのですか?」

提督「野暮用だ。…比叡達の小隊が、密漁船を捕まえたらしい。本土に連行するのに、立ち会わなければ」

赤城「お疲れ様です…」

提督「ああ。…くれぐれも、私の分も残しておいてくれよな?」



提督「思った以上に遅くなったな…比叡たちを先に帰しておいて良かった」

提督「秋刀魚、もう残ってないだろうなあ…」トホホ

ガチャ

提督「あれ? 鍵が…」ギィ



川内「~♪」トントントン…



提督「川、内…?」

 私室に据え付けられた、小さなキッチン。着任してから一度も使ったことのなかったそこが、初めて仕事をしていた。

川内「ん? あ、おかえりなさい。ちょっと待っててね、今お刺身作ってるところだから」

 見ると、部屋の真ん中にはちゃぶ台が置かれ、二人分の茶碗や箸が並んでいる。畳の上には、お櫃もある。
 台所に立つ川内の隣に歩み寄った。彼女は軽やかに包丁を振るい、魚の身に刃を入れている。小さな鍋の載ったガスレンジの下のグリルでは、丸々肥った秋刀魚が二尾、パチパチとその脂を爆ぜさせていた。
 鍋の蓋を開けると、ふわりと芳しい湯気が僕を包んだ。中に入っていたのは、つみれの入った吸い物であった。

提督「川内ぃ…」

 思わず、彼女に後ろから抱きついた。

川内「待って待って、まずはご飯食べてから、ね?」



川内・提督「「いただきます」」

提督「う、美味い…」

 塩焼きにした秋刀魚の身が、舌の上でほぐれる。熱々のご飯によく合う。更に、出汁の効いた吸い物…

川内「これだけでも日本人で良かったと思えるね」

 そう言って刺し身を一切れ、口に入れる。

提督「しかし、酒の席での口約束が、ここまで発展するとはなあ」

川内「上も、きっかけが欲しかったんじゃないのかな。魚の値段上がってたし、何かしら手を打つ姿勢を見せとかないと」

提督「北方で穫れる魚だったから良かったものの、これが南方の魚とかだったらまた一苦労だ。皆、あの娘みたいに話が分かるのだったら良いんだがなあ」

川内「駆逐か、共存か…」

提督「…何か、重くなったな。折角作ってくれた飯が不味くなってしまう」

川内「そうだね。早く食べよう」



提督「…何か、ケッコンして初めて寝た時を思い出すな」

川内「奇遇だね。私もだよ」

提督「あの時も、するって決めてた日に突然仕事が入って、帰りが遅くなったんだったな。ドアを開けて、びっくりしたよ。僕が帰ってくるまで何するでもなく、飯も食わずにただじっと座ってたんだからな」

川内「仕方ないよ。緊張してたんだから。…ま、今じゃご飯作って待ってられるくらいにはなったけどね」

提督「ああ、良い嫁さんだな」

川内「それほどでも」

 どちらからともなく、その時のように、お互いにゆったりと服を脱がせあった。ネッカーチーフ、カッターシャツ、上着、スラックス… 音もなく畳の上に衣服が積み重なっていく。
 最後に下着を外すと、二人で布団の上に座り込んだ。

川内「あ、言い忘れるところだった」

提督「どうした?」

川内「昨日、薬飲み忘れちゃったんだよね…気をつけたほうが良いかも」

提督「ああ、そうか。久々に付けた方がいいな」

川内「何か、昔みたいだね」

提督「そういうのもたまには良いもんだ…な?」

 箪笥の抽斗をまさぐる。が、お目当てのものが見つからない。

提督「…げ、切らしてる」

川内「そこまで再現しなくていいから…」

 呆れ顔の川内。僕はいそいそと服を着直した。

提督「悪い、ひとっ走り買ってくる」


 酒保で鉄兜を箱買いして部屋に戻ると、川内は裸のまま布団に包まって寝息を立てていた。
 再び服を脱ぎ、そっとその隣に潜り込むと、彼女は目を開けた。

川内「ん…おかえり」

提督「今日はもう寝るか?」

川内「ううん、大丈夫」

 そう言うと彼女は体をこちらに向けた。頬を撫でると、身を寄せてきた。
 そのまま、口付けを交わした。

川内「んっ…は」

 口を離すと、彼女は布団を除けて体を動かし、向こうを向いて僕の顔を跨ぐように四つん這いになった。
 ペニスを手に取り、口に入れる。

川内「はむ…」

 竿をいっぺんに咥え、舌で舐め回す。

提督「それ、そんなに美味いものか?」

川内「む…味なんて分かんないよ。強いて言うなら、しょっぱい? …あむ」

 硬くなってきたところで、唇で扱くようにしゃぶっていく。
 僕は、目の前で揺れる彼女の膣口に指を挿れた。探るように指先を動かしていると、敏感なところに触れたようだ。彼女の体がびくんと跳ねた。

川内「んんぅ…っ…」

 ペニスを咥えたまま、小さく声を漏らす。僕は執拗に、その部分を突っつき続けた。

川内「んくっ、むっ…んはっ、やっ、んああっ!」

 とうとう肉棒を吐き出して喘ぎだした。

提督「ほら、口が止まってるぞ」

川内「んあっ、だ、だって! ああっ、んっ、ひっ…」

 突然、彼女の尿道から透明な液体が噴き出し、僕の顔を濡らした。

川内「ハァ、ハァ…んっ、ああ…」

 しばらく余韻に浸っていたが、ふと恨めしげにこっちを見た。

川内「…このドS」

提督「そうか? 初めて言われたぞ」

川内「超が付くドSだよ…すぐ主導権奪ってイかせようとするんだもん。今日こそザーメン飲んでやろうと思ってたのに」

提督「もうちょっとやっても良いぞ?」

川内「もういいよ。…挿れたい」

 もう一度体を回し、今度はこっちに頭を向けた。枕元から鉄兜の箱を取り上げ、1枚出して開封すると、亀頭にあてがった。

川内「ゴム付けるのは前と一緒。でも、違うのは…」

 そう言うと彼女は、おもむろに口を開け、ゴムの縁を唇で挟んだ。
 そのまま、頭を下ろす。

川内「むぐ…っは。どうかな?」

 口を離すと、いきり立つペニスには薄い皮膜が被さっていた。

川内「うん、良いみたいだね。じゃあ」

 腰を上げ、亀頭を膣口に添えた。それから、ゆっくりと腰を下ろした。

川内「んっ…」

 根本まで膣内に沈めると、そのまま僕の上に体を横たえた。

川内「…しばらく、こうしてたい」

提督「ああ」

 背中に、腕を回した。触れ合った肌越しに、お互いの鼓動を感じた。

川内「…聞いたよ。神通達みんなとも結婚してやるって」

提督「…ああ」

川内「…」

 彼女は何も言わず、指先で僕の胸に上にくるくると円を描いた。

提督「…」

川内「…そっか」

 短く放った言葉に、どんな想いが込められているのか、僕は測りかねた。

 やがて、彼女はふふっと笑った。

川内「…家。おっきい家、買わないとね」

提督「家、か」

川内「皆で暮らす家。提督と、私と神通と那珂と、それから叢雲と、私達の子どもたち、皆で暮らせる家」

提督「そうだな…」

 僕は、彼女を抱きしめた。

提督「…子ども、何人欲しい?」

川内「うーん、最低二人。多くて…何人でも。お屋敷建てないとね。お金足りるかな?」

提督「将校の収入をナメないでもらおうか。山の手に大豪邸が建つ」

川内「素敵だね」

提督「ああ」

 二人で顔を見合わせて、笑った。

 彼女が体を起こした。

川内「好き。誰よりも、愛してる」

提督「ああ」

 キスをした。それから彼女は腰を振り始めた。

川内「んっ、あっ、んんっ…」

 結んだ髪が揺れる。肌と肌がぶつかり合う。僕はその腰に手を伸ばすと、彼女の体を引き寄せた。

川内「んん…」

 倒れこんできた彼女の唇を、自分の唇で塞ぎながら、尻を掴んで動かした。

川内「…っあ、イキそう…」

提督「僕も、だ…」

 腰の動きが速まる。吐息に熱が篭もる。何度も何度も味わった筈の感覚が、今日は妙に新鮮で。昂ぶりを押し固めるように、ペニスを膣に挿れて、出して。挿れて、出して。
 やがて

川内「んあっ、い、イくっ」

提督「出すぞっ」

 二人一緒に、絶頂に達した。

今夜はここまで。

ちょっと遠出するので、次の更新は早くて日曜日になります。

次の次のエピで最後かなあ

これ読んで初期艦叢雲とケッコンすると奮い立ってさっき改二になりました

>>705
>>522の人かな? 道は長いですが、頑張ってくださいね!

ちなみに>>1はもちろん川内嫁ですが、ジュウコン予定の相手はビス子だったりします

川内「…んんっ」ムクッ

川内「…」ゴシゴシ

川内「…あれ? 神通と那珂は…」キョロキョロ

川内「あ、そうか。今日は私だけ休みなんだっけ。今は…げ、もう昼じゃん」

グゥ…

川内「…提督誘って、お昼食べに行こ」



ガチャ

川内「提督、いる? 一緒にご飯…」

川内「…いない。もう行っちゃったか」ウロウロ

川内「うーん…いつもみたいに食堂でもいいけど、ちょっとつまんないな…」

川内「…」

川内「提督の机…」ジッ

川内「それから、椅子…よっと」ギィ

川内「…提督の匂い」スンスン

川内「…ちょっとだけなら、良いかな」スッ

カッカッカッ

川内「!」ガタッ


提督「演習続きなのに悪いな、秘書艦まで任せて」

香取「とんでもありません。提督のお役に立てて、嬉しいです」

ガチャ

提督「さてと、午後もひと踏ん張りだ」ギシ

提督「…?」

 机の下で軽く突っ張った足が、何かに当たった。荷物でも入れただろうか? 何気なく覗いてみると



川内「…」



提督「」

香取「提督? いかがなさいました?」

提督「! いや、何でもない…」

 慌てて取り繕う。
 そもそも何故、今日が休暇の筈の川内が、バリバリ仕事中の僕の机の下に縮こまって愛想笑いしているのか。休みなんだから制服着なくても良いのに。スカートで膝抱えて座ってるから、太腿の間から白い布が見え…

香取「…具合でも悪いのですか」スクッ

提督「な、何でもないんだ香取。座ってくれ。ほ、ほら、書類がいっぱい…」

 心配そうな顔で立ち上がった香取を制止すると、僕は積み上げた書類の上から3分の1を掴んで彼女に差し出した。そうして自分も一枚用紙を置くと、明石からの開発報告書を開いて書類制作に掛かった。

 …振りをして、メモ紙を一枚取り、ペンで素早く『ナゼココ二』と走り書きしてペンごと机の下に差し出した。
 返事には少し時間がかかった。突き返されたメモをちらりと見ると、以下のような内容が書いてあった。

『昼食に誘おうと来たらいなかったのでどうしようか考えていると、急に足音がしたので咄嗟に隠れた。よりによって秘書艦が香取だなんて、ツイてない』

 僕は、溜め息を吐いた。それから『トニカクシズカニ』とだけ書いて、紙だけ落とした。そうして本当に書類制作に取り掛かったのであった。




 …長い長い午後の、始まりであった。


今夜はここまで。

リアルで一つヤマを越えたので、少しはペースが速まるか? でもすぐに試験だ。よってそんなに変わらないと思われます

提督「」サラサラ ペタン

香取「」サラサラ

提督「…」チラ

 意外にも、川内は素直に縮こまって大人しくしていた。流石に川内でも、香取は怒らせたくないということか。そうなると適応とは恐ろしいもので、ものの数分で僕は彼女の存在を殆ど忘れてしまった。
 故に、日が傾き始めた頃、不意に彼女が僕の脚を触った時、僕は思わず飛び上がってしまった。

香取「提督、どうなかさいました?」

提督「! い、いや何でもない」

 怪訝な顔で僕を見つめる香取。
 足元では、川内が僕の脚に触れたままこっちを見てニヤニヤしている。
 その手が、少しずつ上に上がっていった。

香取「お顔が少々赤いようで…風邪でも召されたのでは?」

提督「そ、そうかもな…」

 わざとらしく咳をしてみせると、彼女は「まあ」と口を押さえた。

香取「風邪は引き始めが肝心です。今日はもう、お休みなさっては」

提督「いや、大丈夫だ。さっさと終わらせて寝たほうが良い」

香取「では…生姜湯を挿れてまいりますね」

 そう言うと香取は立ち上がり、執務室を出て行った。

提督「…おい! ちょっかい出すんじゃ」

川内「しーっ」

 彼女は制止すると、迷わず僕のズボンのファスナーを下ろし、イチモツを掴み出した。

提督「よ、よせ! こんなこと、香取にバレたら…」

川内「ヤバイよね。…頑張ってね」

 悪戯っぽく笑うと、そのまま手で肉棒をゆっくりと扱きだした。

提督「待て待て待て待て…香取が戻って」

ガチャ

香取「…お待たせしました」

提督「! あ、ああ」

 慌てて、椅子に浅く座り直した。相変わらず川内は手コキを続けている。

香取「葛も少し入れてみました。最近寒いですし、体は暖かくしてくださいね」

提督「そうだな。恩に着る…っ」

 肉棒から手が離れた。ホッとしたのも束の間、今度は生暖かい布の感触がそこを覆った。
 目の前に置かれた生姜湯の湯呑みを持ち上げた。それからちびちび啜りながら目線だけ動かして、机の下を確認した。
 彼女は、小さな白い布で僕のペニスを包んで、それ越しに扱いていた。あの布は…

 こちらの目線に気付いたのか、川内が閉じた脚を少し開いてみせた。
 忽ち露わになる、薄い茂み。

 …間違いない。この布は、脱いだばかりの彼女のショーツだ。

 悲しいかな、僕のペニスは一気に臨戦態勢になった。
 川内の手が速まった。

提督「…っ、あ」

香取「提督?」

 ほのかに湿った感触が、僕の愚息を苛む。情けない声が出そうになり、思わず湯呑みを呷った。

提督「熱っ!?」

香取「! お拭きします」

 香取はさっと立ち上がると、ハンカチを取り出して僕の口元を拭った。

提督「い、いや、そこまで気を遣わなくても…」

香取「…提督」

 射竦めるような目に、ぎょっとした。彼女は静かに言った。

香取「…やはり、具合が良くないようです。先程から、様子がおかしいですもの」

提督「や、やっぱり熱でもあるかな。だがまあ大したことは」

香取「…」

 彼女は黙ってこちらを見つめていた。が、不意に顔を近づけると

 ぴと

提督(近い近い近い…)

 額で額の熱を計らんとする香取。顔が近い。それ以上に、この状態で目線を下に移すと…

 必死に腹を机に押し付けた。流石にヤバいと判断したのか、ペニスを扱く手も止まっている。
 やがて香取は、首を捻りながら額を離した。

香取「…熱は無いようですね」

提督「そうだろうそうだろう。やっぱり気のせい…っっっ!?」

 言いかけたその時、いきり立った肉棒をぬるりと温かい感触が覆った。

香取「それなら…真面目に仕事に励みましょうね?」

 そういう香取は、口元にこそ微笑みを湛えているものの、目が据わっている。背筋に冷たいものが走った。

川内「…」

 机の下では、川内が貪るようにペニスを舐め回していた。まずは舌先で亀頭をくすぐる。それから舌の腹で膨らんできたそこを包み込むように刺激する。片手で玉を弄るのを忘れない。
 雁首の境目を、丹念に舐めまわす。何周もした後、今度は裏筋を根本から先端へ。再び雁首を一周。それからまた裏筋。

提督「…っ、…っ」

 突き上げる快感に耐えながら、必死にペンを動かし、判子を押す。
 やがて、限界まで怒張したそこを川内の口腔がすっぽりと包み込んだ。

提督「…!」

 唇で数回扱かれて、とうとう僕は射精してしまった。

今夜はここまで。

足柄さんポスターゲットだぜ!

提督「っ…っっっ……」

 唇を噛み締めながら、川内の口内に精液を吐き出した。ちらりと見ると、彼女はペニスを咥えたまま目を見開いていた。どうやら、思った以上に精液が口に合わなかったようだ。それでも射精が収まった頃には、少しずつではあるものの、口に溜まった白濁液を飲み下していった。
 口の中身を処分して余裕ができたのか、不意に彼女は咥えた肉棒を強く吸った。尿道にわずかに残っていた液体を一気に吸い出され、僕は座っているのに腰が抜けたような気分になった。

香取「…何だか、臭いませんか?」

提督「! そうかな…?」

 考えるふりをしながら、川内を引き剥がしてペニスを仕舞う。

川内「…」ジトッ

提督「どれ、窓を開けようか。空気が淀んでしまったんだろう」

 椅子から立ち上がり、窓を空ける。忽ち、晩秋の冷たい風が吹き込んだ。

香取「お体に障りませんか?」

提督「閉めきった部屋の空気のほうが体に良くないさ」

 そのまま、深呼吸。それから窓を閉めると、再び椅子に座った。

提督「よし、あと少しだな」

 香取の作った書類の最終確認をしていると、おもむろに川内が僕の足を掴んだ。

提督「! …」

 今度は何だ、と思っていると、彼女はその足を何やら温かく湿った所に押し付けた。

提督「…」

 少し話が脱線するが、僕は長時間靴下を履いているのが嫌いだ。したがって、今のように書類仕事が続く時は、さっさと靴も靴下も脱いでしまう。
 そのため、足の指がどこに触れたのか、すぐに分かった。

川内「…、……! …」

 足の指で、剥き出しの彼女の秘部を弄ぶ。ただし、焦らすように、軽くだ。散々僕の仕事を邪魔したことへの制裁である。
 案の定、彼女は焦れったさそうに腰を押し付けてきた。

提督「うーん…」

 わざとらしく伸びをしながら、足を椅子の下に引っ込めた。

川内「…!」

 そのまま、書類仕事を続行。
 彼女は暫く泣きそうな顔でこっちを見ていたが、やがて諦めたのか奥で縮こまり、それきりちょっかいを出すことはしなかった。



祥鳳「…一五五◯、祥鳳爆撃隊による急降下爆撃により、敵旗艦を撃沈。以って敵潜水艦隊の殲滅に成功しました」

提督「ん、ご苦労だった」

 横の机では、香取が祥鳳の報告を記録している。彼女の記録であれば、僕が判を押せばそのまま上への報告書として通じるだろう。
 ドックへ向かう彼女の背を見送ると、僕は香取に言った。

提督「今日一日、ご苦労だった。もう今日の分の仕事は無いから、ここで解散にしよう」

香取「では、お言葉に甘えて。お疲れ様でした」

 香取は立ち上がると、ふとこっちを見つめて言った。

香取「…今日は、早くお休みになってくださいね」

提督「あ、ああ。そうする」

 香取が部屋を出ると、僕は椅子から立ち上がり、机の下を見た。

川内「…」

 川内は何も言わず、両手をきつく腿に挟み込んだ状態で小さくなって震えていた。
 …ああ、道理でさっきから大人しいと思ったら。

 僕はその腕を掴んで机の下から引きずり出すと、無理矢理立たせた。

川内「! 待って、今は」

提督「問答無用」

 彼女を机の上に座らせると、ズボンと下着を下ろし、その脚を無理矢理開いた。

川内「ひぃっ、だ、ダメだって、やっ」

 体がかたかたと震えだす。僕は、既に勃ち上がったペニスを、一気に彼女の膣に突っ込んだ。

川内「ひあっ…!」

提督「うわっ、キツ」

 緊張し切った膣は、いつも以上に肉棒を締め付ける。たまらず抽送を始めると、彼女は体をよじって逃れようとした。

川内「んあっ! 駄目っ、ひっ…ちょっ、ホントッ…出っ」

 腰を引いては、突き出す。ペニスを抜いては、挿す。
 やがて、抜いたタイミングで、熱い液体が溢れだしてきた。抜いては溢れ、突いては止む。

川内「嫌っ、出て、出ちゃうっ…」

提督「分かってる、分かってる、から…先に、出すぞっ」

川内「あっ、駄目っ、駄目っ、やっ、んっ、あ…」

提督「…出るっ」

 ペニスを子宮口に押し付け、僕は射精した。

川内「っ…っく…」

 中出しされながら、彼女は両脚でがっちり僕の腰を押さえつけた。繋がった秘部越しに、ちょろちょろと水漏れの感触がする。

川内「っ…だ、駄目、出ちゃう…漏れちゃう…」

 きつく閉じた目の端から、ぽろぽろと涙が零れた。

提督「出せばいい」

 僕はその身体を抱き寄せると、耳元で囁いた。

提督「ほら、しーっ、しーっ…」

川内「…あ……」

 ペニスを包む柔肉が、微かに緩んだ。
 と同時に、下腹部を熱い水流が打った。

川内「あっ、あっ、や…」

 噴き出した尿は、腰を濡らし、ズボンを濡らし、絨毯に水溜まりを作った。

 やがて…長い失禁の後、彼女はほっと息を吐いた。

川内「…おしっこ、漏らしちゃった…」

提督「いつもやってることだろ」

川内「あれはお漏らしじゃないもん。…どうしよ。掃除しなきゃ」

提督「掃除用具入れに雑巾とバケツがあった筈だが…」

コンコン

川内・提督「「!」」

ガチャ

叢雲「香取から聞いたわよ。もう仕事終わったんでしょ? 街に行ってきたから、お土産…」

 彼女の体が固まった。大きな瞳がせわしなく動き、部屋の惨状を把握していく。

提督「…ぼくしってる。これ、てんどんっていうんだ」

川内「な、何言ってるの」

叢雲「…アンタらはまた、性懲りもなく…」

 手にした紙袋を放り出し、大股でこちらに近づく。

提督「ま、待ってくれ! これは、その」

叢雲「うっさい!」

 襟首を掴んで、絨毯の上に引き倒す。挿しっぱなしのペニスが抜け、出しきれなかった尿がちょろっと漏れた。

川内「あっ」

 尻餅をついた僕に馬乗りになると、叢雲は低い声で言った。

叢雲「…あたしにもしなさいよ」

提督「いや、待って」

叢雲「この前は神通と那珂、今日は川内。あたしにはできないって言うの?」

提督「そ、そうじゃなくて、必要なものが」

川内「! 鉄兜取ってくるね」

 いち早く察した川内は、いそいそとショーツを穿いて部屋から出て行った。扉の向こうへ消え行くその背中を、僕は途方に暮れた目で見たのであった。

今夜の更新ならびに机の下編はここまで。

この後の叢雲のは、気が向いた時に番外編で書くかもしれません。今書いたらテンポが良くないので

ラストまでにあと1話挟めそうだな…

 いつもと変わらないある日の夜。便器に腰掛けたまま、僕は物思いに耽っていた。

提督「…ジュウコン、か」

 他の鎮守府では、複数の艦娘とケッコンしているものがいるという。上から支給された書類一式ならびに指輪は一セットだけの筈であったが、最近そのカラクリが判明した。
 何でも、普通に酒保経由で注文できるらしい。どうして今まで知らなかったのかというと、酒保で注文できると言っても、表で扱っている訳ではないからだ。つまり、私費によって日用品とは別に、資源やダメコン等を購入する、いわゆる『課金』と呼ばれる手段によってのみ入手できるということだ。
 問題は、『課金』には必ず、明石を通さなければならないことだ。
 現在、僕が川内の他に、神通達とも関係を結んでいることを知る艦娘は少ない。ケッコンすれば当然のこと、指輪を注文するだけでも、僕達の関係が公になる。果たして、それで良いのだろうか…?

 コンコン。ノックの音に、慌てて立ち上がった。
 水を流し、服を直して私室の扉を開けると、川内が立っていた。

提督「お、今夜もするか」

川内「うん、そのことなんだけど」

 言いながら部屋に入ってくる。

提督「?」

川内「今日はちょっと趣向を変えて」

 その、後ろから



秋雲「どうも~、お邪魔するよ」



提督「」

川内「ほら、秋雲には色々教えてもらったって言ってたじゃん。お返しに、夜戦を見学させて欲しいって」

提督「」

 既に興奮気味の秋雲。スケッチブックに筆箱を携えている。
 何が目的かは、一瞬で理解できた。

提督「…断る」

川内「えー、何で」

提督「何でじゃない、できるわけ無いだろ! この間だって、ドックでのことが長門達にバレて」

川内「大丈夫だって、今度は一人だけだから。それに、絶対に口外させないよ」

提督「…」

 秋雲に目をやる。彼女は気まずそうに頭を掻いた。

秋雲「あー、約束は守るよ。…なことしたら、川内サンに殺されるし」

川内「ね、こう言ってるし。それに言ったでしょ、見せつけてやろうって。いい機会じゃん」

提督「それはお前の願望だろうが…」

 僕は溜め息を吐いた。

提督「…で? やっぱりウ=ス異本の参考にするのか」

秋雲「あたぼうよ。今年の冬は、ビッグサイトにオークラ旋風を巻き起こすんだから!」

提督「…」

 頭を抱えて川内を見た。

川内「もちろん、参考にするだけだよね」

秋雲「うん、流石に提督と川内サンをそのまま使ったりはしないさ」

川内「ね、良いでしょ。恩返しか人助けだと思って。秋雲がいなかったらマットプレイもアナル開発もしなかったんだよ?」

提督「それを恩義として扱っていいのか…」

 黙って考えこむ。
 思えば、ゆくゆくは僕が四股を掛けていることを、皆に知られることになるのだ。それならば、元から知識は持っている秋雲に、その一部を見せた所でダメージは少ない…のか?
 考えるのが面倒になってきた。

提督「…とりあえず、鍵閉めろ」

秋雲「! あいよ」ガチャン

川内「お、乗り気になったかな?」

提督「言っておくが、見世物じゃないからな。指図は受けないぞ」

秋雲「大丈夫大丈夫。あたしはインスピレーションに任せて描くだけさ」

今夜はここまで。

雲は無いけど、建物が邪魔だなあ

…さて、秋雲サンにはどこまでやっていただくか…

 ひとまず布団を敷くと、川内に問うた。

提督「風呂は入ってきたか?」

川内「まだ。でも、別に良いでしょ。激しい運動したわけじゃないし」

提督「そっちが良いなら構わないさ」

 二人で、布団の上に座り込む。すかさず近寄ってきた秋雲を、苦い顔で一瞥すると、そっと唇を重ねた。

川内「んっ‥む」

 舌を絡めながら、ネッカーチーフを解いた。紅い帯に手をかけると、彼女も僕のシャツのボタンを外し始めた。

秋雲「丁寧に脱がす派、と…」

提督「…」

 上着のワンピースを脱がすと、もう上半身が露わになった。サラシくらい巻いたらどうだと以前から言ってはいるのだが、未だに改善される気配はない。
 にわかに激しくなった、鉛筆の擦れる音を耳に入れないようにしながら、黒いスカートのホックを外した。川内も、僕のズボンを下ろした。

川内「…っは、まずどうする?」

提督「普通で良いんじゃないか?」

川内「何だか、普通が分かんなくなってきちゃったね」

秋雲「マジか…」

提督「…」

 ショーツと靴下だけになった川内を、これまたトランクス一枚になった僕の膝に、背中を預けるように座らせた。クロッチをずらそうとすると、彼女はそれを止めた。

川内「ちょっと待って。…秋雲、こっちこっち」

秋雲「!」

 秋雲を自分の正面に座らせると、自らショーツを脱いで脚を広げた。

秋雲「うおお…生の軽巡マンコ…」

川内「ん、提督、良いよ」

提督「調子狂うなあ…」

 彼女の秘部に指を伸ばす。入り口を二、三度なぞると、そっと膣内に指を挿れた。

川内「んっ…」

 浅い所を、ゆっくり掻き回す。湿ってきた所で陰核を軽く摘むと、彼女の体がビクンと震えて、じわりと蜜が溢れてきた。

提督「いつもより濡れてるな」

川内「んんっ…あ、だって」

 スケッチブックを広げ、川内の陰部を凝視する秋雲。既に鼻息が荒い。
 見せつけるように、指を膣深くに挿し込んだ。

川内「あんっ…」

 片手で乳房を揉みながら、膣壁を引っ掻くように刺激する。先日の営みで探り当てたGスポットを、再び見つけるのに時間はかからなかった。

川内「んっ、ひっ…あっ、ああんっ、そこっ…!」

 腰を捻り、首に腕を回してきた。僕は短くキスをすると、乳首に吸い付いた。

川内「あっ、んんっ、やんっ…ああんっ、あっああっ」

 嬲るように性感帯を攻め続けていると、にわかにその身体ががくがくと震えた。

川内「んっ、んっ、ああっ……ああ」

 ぐったりと僕の方にしなだれかかる。引き抜いた手は、愛液でじっとりと濡れていた。

提督「イくのはとっといた方が良かったか?」

川内「ん…出し惜しみしなくていいと思うよ…」

 言いながら川内は、僕の膝から降りてこちらを向くと、トランクスをぐいと引き下ろした。
 パンパンに勃起したイチモツが、誇らしげに上を向いた。秋雲が息を呑む。

秋雲「す、すげえ、提督の生チンポ…初めて見た」

提督「さ、流石にこれは、恥ずかしいな…」

川内「じゃ、いただきまーす」

 そう言うと川内は、躊躇なくそれを口に含んだ。

提督「くっ…お前、フェラ避けてたのが嘘みたいだな…」

川内「ふぉーらね。ふひぎ」

提督「く、咥えたまま喋るんじゃない」

 頭を上下させ、唇で肉棒を扱く。優しく、撫でるように。舌は常に動き、亀頭や雁首といった弱い所を攻め立てる。

提督「うっ、い、イキそうだ」

川内「ふぁやーい…」

 一旦口を離すと、彼女は秋雲を見た。

川内「…どうする? 口でイくとこ見たい?」

秋雲「お。お任せします…」

川内「あ、そ。じゃあ、前戯はこの辺にして、早速始めようか」

今夜はここまで。

この話、結構長引きそうだな…

それはそうと、秋雲のエロポテンシャルは陽炎型の中でもある意味トップだと思うの

 横になった僕の腰の上に、彼女は腰を下ろした。

川内「んっ…」

 屹立した肉棒が、彼女の蜜壺へと沈んでゆく。

秋雲「生ハメだ…」

 ため息混じりの声が聞こえる。
 彼女は、腰を振り始めた。

川内「んっ、んっ、はっ、ああっ…」

 肉と肉がぶつかり合う度、液が隙間から溢れだす。温かな肉ひだは、ペニスを伝う血管一本まで逃すまいと、ぴったりと吸い付いて締め付けてくる。
 先程イッたばかりだというのに、川内は疲れた様子もなく動き続ける。
 僕は身を起こすと、彼女の腰を掴んで一緒に動かした。

提督「っ、く、イキそうだ…」

川内「あっ、んっ…出して…」

秋雲「中に出す? 中に出しちゃうの?」

提督「…」

 傍観者の存在を意識から振り払うように、乳首を口に含んで吸った。前歯で軽く噛むと、膣が一瞬締まった。そのまま腰を打ち付けて、膣内に射精した。

川内「んっ…はぁ」

 一息つくと、腰を上げてペニスを抜いた。

川内「…どうする? 一応、お尻の準備もしてきたけど」

秋雲「アナル行っちゃいます?」

提督「お前は黙ってろ」

 立ち上がり、箪笥からローションのボトルを取り出す。

提督「これ、使ってみるか」

 川内を四つん這いにすると、ローションを掌に垂らして彼女の尻に擦りつけた。

川内「つ、冷たい…」

 馴染んできたところで、指を肛門に突っ込んだ。

川内「んうう…」

 ぴくぴくと筋が震える。直腸を指で掻き回していると、だんだんと柔らかくほぐれてきた。

提督「そろそろか」

 指を抜き、再び勃起したペニスをあてがう。

提督「挿れるぞ」

 腰を掴み、ゆっくりとアナルに挿入した。

川内「くふぅぅ…」

 膣のときとは違い、いきむような声が漏れる。冷たいローションが体温で温められて、生温い感触でペニスに纏わりついた。
 抽送を始める。相変わらず彼女の腸壁は、肉棒を外へ外へと押し出さんばかりにうねる。

川内「ふっ、くうっ、んっ…はあっ」

 ピストンを続けながら、片手で秘部をまさぐった。指を挿れると、彼女の体が竦み上がった。

川内「んっ、やあっ…垂れてきちゃう」

 その言葉とともに、手にどろりとしたものが垂れてきた。指を抜いて見てみると、先程膣内に出した精液だった。
 再び性器を愛撫しようと手を伸ばしたところで、向かいに座る秋雲が目に入った。彼女はスケッチするのも忘れて、上気した顔で僕たちの性交に魅入っていた。
 腰を振りながら見ていると、その手がゆっくりと自分の腿の間に動いていった。もう片方の手が、制服の胸元に伸びる…
 
秋雲「…っ!?」

 と、ここで僕の視線に気づき、慌てて手を引っ込めた。

川内「んくっ、ふうっ、はあっ…」

 一方、川内の声からは、もどかしさが滲んできた。この間アナルで絶頂できたのは、直前まで刺さっていたプラグの影響が大きかったようだ。
 僕は、動きを止めた。

川内「提督…?」

 振り返り、怪訝な顔でこっちを見る川内。

提督「アナルだけじゃ、なかなかイけないか」

川内「もうちょっとなんだけど…」

提督「無理するな。別のこともしてみよう」

川内「あと何があったっけな…」

 考えこむ川内に、僕はそっと言った。

提督「あー、その、一応だが…僕も浣腸はしておいた」

川内「! それ早く言ってよ」

 そう言うなり、僕の下から這い出た。肛門からペニスが抜ける。
 彼女は抽斗を開けると、中から例のペニスバンドを取り出した。

秋雲「!! えっ、マジですか」

川内「大マジだよ。…えっと、これちょっと長すぎるんだったっけ。開発に使ったこれなら丁度いいんだろうけど…」

 もう一つ、ディルドを手に取る。

秋雲「あ…僭越ながら」

 おもむろに秋雲は立ち上がると、両方を取り上げた。それからペニスバンドのディルド部分を捻ると、Tバックから外してしまった。

川内「えっ、それ取れるんだ」

秋雲「ん、それからこっちを」

 逆の要領で、もう片方のディルドを取り付ける。

秋雲「これでOK」

川内「ありがとね」

 例を言いながら、ペニスバンドを付ける。

川内「んっ…」

秋雲「いやー、逆アナルか…」

提督「お前が川内に吹き込んだんだろう?」

秋雲「マジでやるとは思わないって。夜戦主義者は業が深いねェ…」

川内「絵を描くために、夜の戦場で探照灯ぶちかますのに言われたくないよね」

 ぼやきながらディルドにローションを塗りこむ川内。十分だと判断したのか、今度は僕を四つん這いにして、先端をアナルに沿えた。

提督「ゆ、ゆっくり頼むぞ…まだ二回目だからな」

川内「はいはい…」

 じわじわと、固い棒が直腸内へと突き進んで行く。

提督「ぐっ、うぅ…」

秋雲「ヤバイヤバイヤバイ…マジだこれ、マジで提督が掘られてる…」

 実況じみた秋雲の声に、急に物凄い恥辱感を覚えた。
 ディルドが、根本まで入った。

川内「ん、いい感じかな」

 小刻みに腰を振り始める。ローションが馴染んでくると、動きが大きくなってきた。

提督「うっ、くっ…ぐうっ」

川内「んっ、んっ…」

 抽送を続けながら、川内は何を思ったか、両腕を僕の腰に回した。それから

川内「んぅ…よっと」

 いきなり、僕の体をぐいと後ろに引っ張った。

提督「い゛っ!?」

 川内が後ろに倒れ、僕は引き起こされる。そして、屹立したペニスが秋雲の目の前に晒された。
 と同時に、棒の先端が前立腺を突いた。

提督「ああああっ!」

 更に膨れ上がるペニス。溢れだす我慢汁。秋雲は、息がかかりそうなくらいに顔を寄せて、僕の男性器を凝視している。

川内「…秋雲」

秋雲「…」

川内「秋雲」

秋雲「っひゃいっ!?」

 不意に呼ばれて、ひっくり返った声で返事する。川内は、くすくす笑いながら、囁くように言った。

川内「…触ってみる?」

秋雲「い、良いの…?」

提督「! ちょっ」

 反論しかけた僕の腰を掴み、持ち上げて落とす。

提督「くああっ!?」

秋雲「じゃあ…し、失礼します…」

 恐る恐る手を伸ばす。指先が震えるペニスに触れた途端、彼女はぱっと手を引っ込めた。

秋雲「あ…」

 口元が歪んだ。頬が赤く染まり、目がぎらぎらと輝く。
 息を吸うと、再びペニスに触れた。そのまま、小さな手で肉棒を探るように触り始めた。

提督「くうっ、あ、秋雲っ、止めっ…」

 ひんやりした柔らかな掌が、脈打つ欲望の塊を撫で回す。初めて味わう感触に、頭が滅茶苦茶になりそうだった。

秋雲「あ…うわぁ…」

 カウパー液でぬるぬるの手を、じっと見つめる。臭いを嗅ぐ。そっと、舐めてみる…

川内「…はい、ここまで」

 不意に川内が、僕の身体を抱いて後ずさった。

秋雲「えっ」

 虚を突かれたような表情の秋雲。構わず、川内は僕の腰を持って、上下に揺すり始めた。
 女のようによがりながら秋雲の方を見ていると、彼女の手が再びスカートの中に伸びていった。

秋雲「んぅ…」

 そのまま僕の目の前で、タイツ越しに自らの秘部を弄り始めた。見る見るうちに、薄紫のタイツに染みが広がっていく。

提督「くっ、ふっ、ううっ、くああっ」

川内「んっ、ん、ふっ…」

秋雲「んん…くっ、ひぃ…」

 奇妙な嬌声の三重奏が、部屋を満たす。その三者ともが、絶頂にいけそうでいけない、もどかしさを孕み始めた。

 惰性を破ったのは、秋雲だった。

秋雲「…たい」

川内「…ん? 何か言った?」

秋雲「挿れ、たい…」

川内「はっきり言ってくれなきゃ、分かんないよ」

 手を止め、僕の肩越しに秋雲を見る。

秋雲「提督のち、チンポを…ま、秋雲のマンコに、挿れたい…です」

提督「!?」

川内「んー、どうしよっかな…」

提督「さ、流石にそれはっ…くうっ、こ、これ以上は責任が」

秋雲「責任とかいいから…そう、オナホ、オナホ扱いでいいから!」

 爛々と目を光らせて訴える。

川内「とは言っても、ねえ。ヤったことあるの?」

秋雲「それは…あ、あるさ」

提督「お、落ち着け、そんな気の迷いに」

秋雲「だって! 目の前でこんなん見せられたら! 切なくて、し、死んじゃいそう…」

 そこまで言うと、彼女はおもむろにタイツに手をかけた。腰を上げ、ショーツ共々一気に引き下ろす。立ち上がりながらどちらも脱ぎ捨てると、脚をもつれさせながらこちらに近寄ってきた。

川内「! ストップ!」

秋雲「もう、無理…」

川内「違う! そこの抽斗!」

秋雲「…?」

 首を傾げながらも、箪笥に向かい抽斗を漁る。と、川内の言いたいことを察したのか、中から何かを取り出した。

秋雲「コンドーム…これ? これでいいの?」

 すると、川内はふっと息を吐いた。

川内「そう。どっちみち、秋雲も巻き込むつもりだったんだよね。だからさ、それだけは絶対に付けて」

秋雲「う、うん…」

 慣れない手つきで袋を破り、中身を僕のペニスに被せる。

秋雲「これでいい…?」

川内「ん、大丈夫」

提督「ちょっ、マジでやるのか? お前それで」

 言いかけたが、川内に前立腺を突かれて僕は黙った。

 秋雲が僕の腰の上に跨った。スカートの裾を咥え、顕になった薄い毛の生えた秘裂を指で開き、亀頭にあてがい

秋雲「い、挿れちゃうよ…」

 腰を、下ろした。

秋雲「ひぎぃっっ!!?」

 狭い狭い秋雲の膣内へと、限界近くまで膨れ上がったペニスが沈んでゆく。彼女は目を剥いた。
 あまりに強い刺激に、たまらず彼女の脇腹を掴んで引き下ろした。

秋雲「ぐああっ!?」

 一気に最奥を突かれ、彼女は白目を剥いた。呻く口元から、涎が垂れる。
 そのまま動こうとしたところで、再び川内が僕のアナルを突いた。

提督「ぐっ!?」

川内「秋雲秋雲、いいコト教えたげる」

秋雲「はあーっ、はあーっ…な、何…」

川内「提督ね、おっぱいが大好きなんだよね。秋雲のも見せたげたら、喜ぶかも」

 そこまで言うと、ペニスバンドで抽送を再開した。その上で、僕も秋雲の腰を掴んで動かし始めた。

秋雲「んはっ、ああっ、ぐううっ…」

 掠れた声で喘ぎながら、彼女はあずき色の上着の紐を解こうと腕を後ろに回した。しかし、止まらぬ刺激に不可能と判断すると、上着の胸元に横から手を突っ込んだ。

秋雲「チンポ、チンポがっ、あ、頭、おかひく、なっ」

 毟るようにシャツのボタンを外すと、横に引っ張る。更に上着の布を寄せて、最後に水玉模様のブラをぐいと押し上げた。

秋雲「提督っ、ぐっ…ほら、おっぱい…おほぉっ」

 剥き出しの乳房が、抽送と共に激しく揺れた。片側だけ出ているのが、余計にそそる。
 それにしても…

提督「お前、結構胸あるなっ…」

秋雲「そ、そうかなっ…んひゃっ」

 胸を掴み、色の濃い乳首を口に咥えた。そのまま舌で舐め、吸う。

秋雲「ひぃぃっ…んっ…」

川内「んっ、んあっ、ぁん…あ、そろそろ、イく…」

 アナルへのピストンが速くなってきた。と同時に、秋雲の膣内がピクピクと震え始めた。

川内「んんっ、あっ、ああっ、先に…くうぅっ!」

 僕の背中にぎゅっと抱きつき、彼女は身を震わせた。トドメとばかりに突き刺したディルドが、僕の弱い所を強く叩いた。

提督「くああっ! ふっ、い、イくぞっ」

 掴んだ秋雲の腰を、更に強く、速く動かす。

秋雲「太っ、チンポ、もっとでかくなっ…こ、壊れるっ、秋雲のマンコ、おかしくなるっ…マンコがっ、マンコっ…あああっ!」

提督「出すぞっ」

 限界まで膨張した肉棒で、子宮口をドンと打った。

秋雲「ひあああっっ!」

 両腕で僕にきつく抱きつく。同時に膣がペニスをぎゅっと締めあげた。
 そのまま、僕は射精した。

秋雲「あ…ああ…」

 魂の抜けた顔の秋雲。ひとまずその身体を持ち上げてペニスを抜くと、布団の上に寝かせた。それから、ディルドを抜いて川内の上から降りた。

提督「…何だこれ」

 思わず、呟いた。

川内「つ、疲れた…」

 ペニスバンドを外す川内。剥がしたゴムを見て

川内「あー、これ今までで一番出たんじゃない?」

提督「いや、一番はピル飲み始めてから初めてした時じゃないか?」

川内「だとしても、これは多いよ…秋雲の膣内、そんなに良かった?」

提督「っ…それは、その」

秋雲「あ゛あ゛~…」

 秋雲がむくりと起き上がった。

秋雲「し、死ぬかと思った…」

提督「秋雲、お前本当に処女じゃないのか?」

秋雲「あー、それね…バラしちゃうけど、男とヤったことは無いよ。そういう意味じゃ処女」

川内「そういう意味? どういう意味なら非処女なの?」

 すると彼女は、気まずそうに頭を掻いた。

秋雲「その、バイブでオナってた時、うっかり膜破っちゃって…」

提督「…ああ」

 それはまた気の毒な話だ。

秋雲「趣味が趣味だし、初めてが誰だろうが気にしないつもりだったけど、流石に凹んだよね…夕雲に心配されたよ」

提督「…ん? じゃあ、初めての男が僕になるが…良かったのか?」

秋雲「だからぁ、誰でも気にしないって言ったじゃん。…それに、提督なら寧ろ」

川内「はいはい、それ以上はだーめ」

秋雲「ああ、ごめんごめん。ま、とにかく気負わなくて良いから。私はただの肉オナホだからノーカンってことで、ね」

提督「…」

秋雲「それに、良いもん見さしてもらったしさ。何より川内サンがペニバン使いと分かったのは大きい」

川内「そんなの知ってどうするのさ?」

秋雲「あれ、知らないの?」

川内「な、何を」

秋雲「毎年やってる、『鎮守府全員に聞いた、抱かれたい艦娘ランキング』。アレ、アナタ毎回5位以内には入ってるよ?」

提督「何だそれ?」

川内「…ああ、何か青葉に訊かれた気がする。え? アレ毎回集計してるの?」

秋雲「そりゃそうさ。川内サン凄いよ? 特に駆逐艦からの人気が高い。この間のバニーの時なんて、何人か鼻血出してたし」

川内「で、でも、私提督とケッコンしてるし」

秋雲「男を知ったことで、凛々しさに加え匂い立つような色気が増したと」

提督「川内はやらんぞ」

秋雲「分かってるって。ただ、そういう意見があるってことは知っておいたほうが良いと思うね。何より、今日のでバリタチがイケると判明したことだし」

 そこまで言うと、彼女は服を直して立ち上がった。

秋雲「じゃ、巻雲に怪しまれるからこの辺で帰るよ。おやすみー」

提督「おやすみ…って、絶対にバラすんじゃないぞ。良いな?」

秋雲「はいはい、じゃあね」

 分かったのか否か、彼女は寮へと戻っていった。



提督「…どうする? もし今日のがバレたら」

川内「んー、多分他の娘も提督とエッチしに来るだろうね。際限なくやらせるのは癪だな…」

提督「とは言え、本人の言うとおりノーカンってのも」

川内「ああ、あれは本当にノーカンで良いと思うよ」

提督「だが」

川内「…あのね、愛を注ぐだけが愛じゃないから。相手が望まないなら、それきりにするのも、立派に相手を想ってのことだよ」

提督「…そう、か」

川内「そうだよ。それに」

 川内は、僕の腕を取った。そのままねっとり絡むように抱きついてくる。

川内「…何だかんだ言っても、提督は、私のものなんだから」

今夜の更新ならびに秋雲の見学編はここまで。

ちなみに抱かれたい艦娘ランキング1位は不動の木曾です。他には長門とか時雨、意外なところでは雲龍なんかが上位に食い込んでますね

さて、次が本スレ最後のエピとなります。超長くする予定なので、そのつもりでよろしくお願いします

提督「残りの執務は…」

夕張「演習の視察が終わったから、後は遠征隊の帰投待ちね。あーあ、開発したいなあ…」

提督「大規模作戦が近いからな。資源は大事にしないと」

夕張「分かってるけどさあ」

タタタタタタ…



五月雨「あ、提督~」タタタタ



夕張「あら、五月雨ちゃん?」

提督「もう遠征から帰ってきたのか…?」チラ

提督「…! しまった、予定の時刻勘違いして」



五月雨「提督~、夕張さ~ん」タタタタ




提督「おーい、そんなに急がなくていいぞー」

夕張「ん? 何か持ってる…高速修復剤?」

提督「そのようだが…アレは確か」



五月雨「何だか、変なもの頂いちゃって~」タタタタ

五月雨「きゃっ」グラッ



提督「ちょっ!」

五月雨「あーっ!?」ドンガラガッシャーン

パカッ バシャ

提督「」ポタポタ

五月雨「いたた…! ご、ごめんなさいっ! 私ったら、また」

提督「いや、大丈夫だ。そっちこそ怪我は」

夕張「今すぐ口と目を閉じてっ!」

提督「ど、どうしたんだ急に」

夕張「早く!!」

提督「っ…」

 ひとまず言われた通りにすると、ふわっと体が浮き上がる感覚がした。どうやら、夕張が僕を持ち上げたらしい。
 そのまま、走りだした。

夕張「良いって言うまで開けないでね、絶対よ」

提督「」


 やがて引き戸を開ける音がして、蒸し暑い空気が肌を包んだ。

「夕張ちゃん? どうした…きゃあっ!?」

「て、提督? どうしてここに?」

提督「んー!? んんー!?」

 何なのだ、ここはどこだ。それに、今の声は…
 次の瞬間

夕張「そりゃっ!」

 夕張が、僕の体を放り投げた。
 一瞬の無重力の後、僕は熱い湯の中に顔から突っ込んだ。

提督「…ぶはっ」

夕張「もう良いわ」

 湯から頭を出して、目を開く。と

榛名「」

赤城「…えっと」

提督「うわあっ、す、済まん!」

 素っ裸で湯に浸かる、榛名と赤城。二人とも、先ほどまで行われていた演習に参加していた。終わってから、汗を流しに来たのだろう。だって、ここは

提督「大浴場じゃないか…何でこんなところに」

夕張「ごめんね、とにかくすぐに落とさないといけなかったから」

 タイルの上に立って、夕張がこちらを見下ろす。

夕張「とりあえず、着てる服全部脱いで」

提督「冗談だろ?」

夕張「真面目に言ってるの。その服、修復剤吸っちゃってるんだから」

榛名「あ、あの…夕張ちゃん、提督の身に何があったんですか?」

夕張「ちょっと事故って、提督が『バケツ』被っちゃたのよ」

赤城「何ですって!? それは大変です。さあ、早く」

 赤城が、僕の服に手をかけた。

提督「ちょっと待て、私は別に何とも…?」

 その時、全身に違和感を覚えた。

提督「…何か、体が」

夕張「! ヤバい、効いてきた?」

 ポケットからデザインナイフを取り出すと、服が濡れるのも構わず湯船に入り、僕の服を切り裂きにかかった。
 たちまち僕は真っ裸にされた。

提督「ううっ、体が…熱い」

夕張「効き始めた分は仕方ないけど…しばらくそこでじっとしてて」

提督「な、何が起こってるんだ…?」

 皮膚が、煮えたぎるように熱い。全身から、滝のように汗が噴き出す。指先が痺れてきた。

夕張「高速修復剤、通称『バケツ』は、体の代謝を限界まで高めることで損傷を瞬時に治すの。不思議なことに、艦娘も人間と同じように、細胞でできてる。つまり、バケツは細胞の増殖を活性化させるの」

提督「だったら、そんなに悪いものじゃなさそうだが…」

赤城「それは艦娘に対して使った場合です」

榛名「詳しいことは知りませんが…人間に対しては強すぎるようで」

夕張「ええ。あまりのスピードに細胞が正しく分裂できなくなって、あっという間に全身の細胞が癌化するわ」

提督「な、何だって!?」

夕張「落ち着いて。それはあくまで飲んだり、直接注射した時の話よ。幸い、私の目の前で浴びて、その上すぐに落としたから、せいぜい皮が剥けたり、毛が生え変わったりするくらい。でも」

提督「でも?」

夕張「ちょっと無視できないのが…」

提督「な、何だ。勿体ぶるんじゃ…」

 その時、体の『ある部分』が更に熱を放ち始めた。

提督「っっ!?」

榛名「うわぁ…」

夕張「どうして、艦娘が女型しかいないか、知ってる? …作れないのよ。コレがあるから」

 透き通った湯の中で、屹立する僕の愚息。心なしか、竿だけでなく玉までもがぎちぎちに膨れている気がする。

夕張「女性生殖細胞は、生まれた時点で数が決まってて、それ以上は増えない。でも、男性生殖細胞は、生まれてから死ぬまで際限なく増え続けるの。そこにバケツを掛ければ…」

提督「くっ…二人共、は、離れろ! このままじゃ」

夕張「そう! 榛名さんも赤城さんも、提督から離れて! もうすぐ…」

 体が勝手に動きそうになり、僕は咄嗟に頭を湯船の縁に打ち付けた。
 慌てて、二人が風呂から上がる。夕張も続いてタイルの上に上がった。

 湯船から見上げた、その二人の肢体。榛名は戦艦らしく、引き締まった体。赤城は肉付きの良い、実に美味そうな体だ。何より、どちらも重厚な胸部装甲が…

提督「だあっ、いかん! …すぐに視界から消えるんだ…襲われても知らんぞ…っ」

 ところが二人は動かず、もがく僕をじっと見ていた。

赤城「し、しかし…提督がお困りとあらば、私は…」

榛名「…榛名は大丈夫です!」

夕張「ああもう、あんたらが大丈夫でも…」

 その時、開けっ放しの戸からもう一人、入ってきた者がいた。



川内「提督! 大丈夫?!」



夕張「待ってた! 川内、後は頼んだわ。じゃ、二人はここから出ましょ。多分、今日いっぱいはここは使えないわ」

続きは夜かな?

艦これエロにおいてバケツって、東方における霊夢のお札かスキマ妖怪並に便利な存在ですよね

 夕張たちが浴場から出て行く。川内が、こちらに歩み寄ってきた。

川内「これまた、災難だったね…」

提督「全くだ…前に浸かった修復剤とは大違いだ」

川内「ぜんぜん違うよ。あっちが栄養ドリンクなら、こっちはホルモン剤ってとこかな」

 服を脱ぐと、浴槽に入ってきた。

川内「体も流さずにごめんね…どうせ汚れるし」

 浴槽の縁に僕を座らせると、肉棒を手で掴んで扱き始めた。

提督「く、う…」

川内「我慢せずに出していいからね」

 さするように優しく、上下に手を動かす。いつもなら、まだまだ序の口といったところだ。が

提督「っ、出っ」

川内「嘘っ、もう?」

 驚いて顔を上げる。と同時に、僕は射精した。
 ぴゅっぴゅっと噴き上げた精液が、川内の顔にべったりと貼り付いた。

川内「早いし、多いし…」

 視線を僕の股間に戻して、絶句する。
 精子を吐き出したばかりのはずのペニスは、既に先ほどと変わらないまでに勃起していた。

川内「嘘ぉ…」

 呆然と呟く。と、おもむろに口を開け、ペニスを飲み込んだ。ちゅうちゅうと吸いながら、唇で上下に扱く。

提督「出るっ…」

川内「!?」

 再び、射精。尿道を伝う精液を、絶えず吸い上げ、飲み込む川内。ところが…

提督「!? と、止まらなっ」

 何と、吸い上げる刺激が更に射精を誘発するという、信じられないような循環に陥ってしまった。

川内「んん~っ!?」

提督「くああっ、きっ、と、ううう…」

 出る。出る。収まったと思ったら、吸われてまた出る。
 ひょっとしてこのまま干からびて死ぬのでは? 本気で不安になってきた頃、とうとう川内が口を離した。

提督「くっ…ふぅ」

 びくびくと数回射精して、ようやく止んだ。

川内「はぁ、はぁ…な、何なのこれ…」

 飲み切れず、口から白濁液が湯船に垂れる。ただ、どうにかペニスの方も落ち着きを取り戻してきた。しかし、股間を襲う熱感は未だ止む気配がない。

 ほんの数分で、再び肉棒は元通りに勃ち上がった。

川内「ちょ、ちょっとタンマ。私一人じゃ無理…」

 言いながら内線に向かい、ダイヤル。

川内「…もしもし? 私だけど、今すぐ大浴場に来てくれない? 提督がちょっとさ…そう。あと、神通が帰って来た時のために、書き置きか何かしてさ。…うん、よろしく」

 受話器を戻し、こちらへ帰ってきた。

川内「助っ人呼んだ。来るまで、出せるだけ出しちゃおう」

 そう言うと僕の手を引いて湯船に浸かった。向い合って座ると、こちらに向けて両腕を広げた。

川内「ほら、来て」

 唇を重ねながら、腰を進めた。いきり立ったペニスは、川内の柔肉に潜り込むや否やすぐに欲望を吐き出した。

提督「うっ、ふっ、う」

 射精しながら腰を振り続ける。

川内「ちょっ、出し過ぎっ、んっ」

 膝を絡めるように、奥へ奥へと亀頭を打ち付ける。射精の勢いが収まってきたところで、今度は川内の方が昂ってきた。

川内「んんっ、やあっ、私はいいのにっ! 提督が気持よく、なるだけでいいのにっ、あんっ」

 そうは言っても、抽送は止まらない。止められない。

川内「んあっ、い、イくっ」

 にわかに彼女の背中がぴんと張り、膣内がきゅっと締まった。

提督「っ、また出るっ」

川内「ひいっ!?」

 再び射精。心なしか硬さを増した肉棒で、痙攣する肉壷を穿り続ける。

川内「ああんっ、待って、まだイッてっ、いいいっっ…」

 咄嗟に引こうとする体を抱き止めて、湯船の底に押し倒した。そのまま、無我夢中で腰を振る。

川内「んあっ、あああっ! 駄目っ、嫌、イってるっ、イってるのにっ! ああああっ!!」

 裏筋を、一際強い熱が走った。

提督「く、ああっ、川内、せんだっ」

 両腕両脚で彼女の体をがっちり捕らえ、ペニスを子宮に叩きつけた。

提督「うっ…」

 どくん。びくん。
 びゅるるるるるっ、びゅーっ……

川内「あああっ、ああああ…」

 放尿と錯覚する量の精液が、尿道を伝って、びくんびくんと震える川内の膣内へ注ぎ込まれる。彼女は泡を吹いて、がくがくと揺れていた。

 びゅーっ、びゅーっ、びゅるっ、びゅっ…

提督「はぁ、はぁ、はぁ…」

 …じゅっ

川内「…あ……」

 じゅわっ、…しゅーっ……

 にわかに、ひんやりした水流が腰に当たった。
 見ると、繋がった部分から浴槽に黄色いもやが広がっていく。

提督「お前、尿道緩すぎ…」

川内「らって、おまんこ、おかひくなって…ひいっ!?」

 口の端から漏らすように答える川内。その身が、竦み上がった。

提督「…あ」

 彼女の尿を浴びて、またしても僕のペニスが臨戦態勢に復帰したのだ。

川内「嫌っ、らめ、もうらめっ」

 僕が動く前に反射的に体を引っ込め、ペニスを抜いて湯船から脱出した。それからタイルの上にうつ伏せに倒れると、それきり動かなくなってしまった。
 こちらに向けてだらしなく開かれた秘部からは、今まで受け止めてきた大量の精液が溢れ、ちょろちょろと尿を漏らし続けていた。

 突然、浴場の戸が勢い良く開いた。

川内「!」

提督「!」



那珂「お待たせ! …って、え? 何これ…」



川内「なかぁ…あとは、まかせた…」

 かろうじてそれだけ言うと、川内はとうとうタイルに突っ伏し、寝息を立て始めたのだった。

今夜はここまで。

※この提督は特殊な訓練を受けています。良い子のみんなは絶対に真似しないでね。

明日が再試なので今夜の更新はありません

パンツと引き換えに単位を失った>>1の明日はどっちだ

※心臓の弱い方はご注意ください

那珂「…提督、とりあえず那珂ちゃんにも分かるように説明して欲しいな…?」

 僕は、ことの顛末を手短に説明した。
 話を聞いて、那珂はこめかみを押さえながら言った。

那珂「…つまり、バケツを浴びちゃったせいでおちんちんが破裂しそう。でも、軽々しくおまんこ使ったら、こうなると…」

 足元で伸びている川内を一瞥する。

提督「一応、自分でヌくこともできるが…」

那珂「そんなことしたら、収まる前に腕が折れちゃうよ。大丈夫、那珂ちゃんに任せて」

 そう言うと那珂は、僕の手を取って浴槽から引き上げた。

提督「良いのか? 夕張からは湯に浸かってるように言われたんだが」

那珂「落とせる分はもう落ちたでしょ。いつまでも入ってたら、逆に薄まったお薬に浸かりっぱなしになっちゃうよ」

 なるほど、言われてみれば確かにそうだ。
 彼女は僕を洗い場の椅子に座らせると

那珂「頭でも洗って待っててね」

 と、脱衣所に消えていった。

提督「…ううむ」

 先ほどから、ペニスが痛いほどに勃起している。一旦ヌいておくか? だが、そこからまた止まらなくなったら…
 ひとまず、言われた通り頭を洗うことにした。
 シャンプーを手に出して、頭で泡立てる。と、何気なくその手を目の前にやって、血の気が引いた。

提督「うわっ、髪が」

 掌には、白い泡が真っ黒に染まるほどに、抜けた髪の毛がくっついていた。
 夕張曰く、毛が生え変わるとのことだったが…

提督「このままハゲたりしないよな…?」

 何となく恐ろしくなり、いつもより優しく頭を洗う。それでも、泡とともに髪がボロボロと落ちていった。

提督「…」

 耐え切れなくなり、シャワーで泡を流した。

那珂「お待たせ~」

 那珂が戻ってきた。脱衣所で着替えてきたようで、制服の代わりに『提督指定の水着』、いわゆるスク水を着ている。ただし言っておくが、僕はこんなのを指定した覚えはない。

那珂「うわ、凄い抜け毛」

提督「言うな…」

那珂「大丈夫、減ってるようには見えないから」

 ハゲ、もとい励ますように言いながら、那珂はこちらに歩いてきた。それからボディソープを手に取って泡立てると、僕の背中を掌で擦り始めた。

那珂「垢も凄いことになってるよ。お肌ツルツルになっちゃうね」

提督「そ、そうだな」

 素手で体を洗う那珂。何時ぞやのように、優しく、そして焦らすように。

提督「っ…っく…」

 痛い。ペニスどころか、下半身全体が焼けるように痛んできた。

那珂「苦しい?」

 黙って頷く。すると、彼女は後ろから僕の体に両腕を回した。そのまま両手でペニスをそっと握った。

提督「うっ…」

 掌が触れた瞬間、耐え切れず僕は射精した。ほんの数分出さなかっただけなのに、貯めこまれた精液は目の前の鏡にべったりと掛かるほどに、高く噴き上げた。

那珂「うわっ、凄いね」

 感嘆しながら、彼女は手を動かす。掌が上下に擦れ、指が亀頭を撫ぜる度、僕は本能のまま白濁した液体を吐き出した。

那珂「きゃはっ、どんどん出てくる」

 楽しげに肉棒を扱く那珂。ようやく溜まった分を出し切り、擦っても出なくなると、今度は僕をタイルの上に仰向けにして、その上に馬乗りになった。
 ボディソープを全身に塗りたくり、僕の体の上にうつ伏せになった。そのまま、ずりずりと体を擦りつけた。

那珂「んん…と」

 スク水のざらついた感触の向こうに、那珂の柔らかな躰を感じる。小さな乳房が上等のスポンジのように僕の胸を這いまわると、たちまち愚息は臨戦態勢に入った。
 体を起こし、泡まみれのペニスを自らの股にあてがう。ずれないよう亀頭を片手で押さえながら、彼女は腰を前後に動かし始めた。

那珂「んっ、うん…」

 布越しに、彼女の秘部が肉棒を刺激する。以前、川内に同じことをされたが、これがどうして癖になる。

提督「っ、出る」

 ペニスが跳ね、彼女の手の中に射精した。

那珂「まだまだいっくよー」

 掌で精液を受け止めながら、腰を振り続ける。絶え間ない快感に、射精も止まらない。

提督「く、っああ、ふうっ…うっ」

 やがて射精が収まると、那珂は精液塗れの掌を一舐めして、言った。

那珂「いっぱい出たね。…でも、こんなものじゃないよね」

提督「…!」

 彼女はおもむろに僕の上から降りると、四つん這いになった。

那珂「イかせてばかりじゃ、つまんなくなっちゃった。…川内ちゃんみたいに、お漏らししながら気絶しちゃうくらい、思いっ切りイッてみたいな。ね、提督?」

二日連続で学校サボるわけにはいかないので寝ます

再試だけはちゃんと出ました。問題がアレだっただけです。
これだけはハッキリと真実を伝えたかった

 那珂の後ろに膝を突き、スク水越しにその尻に肉棒を擦りつけた。

那珂「んふ、くすぐったいよ」

 からかうように言う那珂。そんな彼女の様子とは裏腹に、熱を持った僕の肉棒は、再び硬くそそり立った。
 股布をずらし、その下に開いた膣口に、ペニスを押し当てた。

那珂「んっ…焦らさないで…」

提督「ああ…」

 下腹部に力を込め、ゆっくりと腰を前に進めた。暴発しないよう気を遣ったのだが、亀頭が柔肉に包まれた瞬間、堪え切れずに漏れ始めた。尿道から精液を垂れ流しながら、叩きつけるように腰を振った。

那珂「んんっ、あんっ…はぁっ」

 精液と愛液が膣内を満たし、動く度にじゅぷじゅぷと淫猥な音を鳴らす。

那珂「ほらほら…っ、もっともっと、気持よくして…」

 壁がうねる。より精子を搾り取らんと、貪欲に蠢く。
 一旦、腰を止めた。彼女の背中にしがみついたまま、射精が止むのを待つ。

提督「はぁ、はぁ…」

那珂「えー、もうおしまいなの?」

 不満気な声の那珂。僕は息を整えると、彼女の乳房に手を遣った。薄い脂肪を掌で揉み、先端を摘む。

那珂「はぁっ、ん」

 嬌声に再び昂ぶったペニスで、膣内を探るように動かした。
 目当てのところは、すぐに見つかった。

那珂「ひゃあっ!?」

 不意に那珂が声を上げ、膣がきゅっと締まった。

提督「死ぬほどイキたいんなら、僕も頑張らないとなっ」

那珂「ひゃっ、ああんっ! そこっ、イイのっ! はあっ」

 探り当てた弱点を狙い、ペニスを繰り返し突き出す。乳首を指で撫で回すと、彼女の肩がいやいやと揺れた。それでも、官能はもっともっとと言わんばかりに、膣内を狭くした。
 堪えてきた熱が、肉棒を内側から殴りつける。竿がびくびくと震え始めた。

提督「だ、出すぞっ」

那珂「出してっ、私の中、いっぱいにしてっ!」

 亀頭が、膣の最奥を叩く。と同時に、我慢を止めた。

提督「くっ…」

 びゅるっ、びゅるっ、びゅっ

那珂「ああ…あんっ、ん…出てる…」

 那珂は、ほっと息を吐こうとした。しかし、僕は止まらなかった。

那珂「…っ!? あんっ、待ってぇ!」

 休む間もなく再開した抽送に、彼女は息を呑んだ。射精は続いている。溢れだした精液が、子宮の入り口から膣の出口まで、隙間無く真っ白に染め上げた。

那珂「あっ、んんっ、っ、っっ…ひっ、くっ…」

 だんだんと、喘ぎ声がしゃくりあげるようなものに変わっていった。腰を突き出す度に、背中が張り、膣壁がうねった。

 再び、性感の波が来た。もっと奥、ずっと奥に挿れたくて、僕は彼女の脇を掴んで仰向けにひっくり返した。

那珂「っ!」

 そのまま片脚を抱えるように持ち上げ、大きく開いた股同士を打ち合わせるように、腰を振った。

那珂「いっ、っっ、ひっ、ひんっ、イイっ、ぎっ」

 肉と肉がぶつかり合うと、那珂はぷしゅっ、ぷしゅっと繰り返し潮を噴いた。苦しげに口を開けながらも、その表情は快楽に染まっていた。

提督「イくぞ…も一度、イけっ」

 抽送を速める。柔肉がでたらめに痙攣する。那珂はもう声も出せず、ただ断続的に喉を鳴らしている。
 突然、その肉が痛いくらいにペニスを締め上げた。

提督「くっ、出るっ」

 抱え上げた脚にしがみつき、腰をぎゅっと密着させ、僕は本日幾度目かの射精をした。

提督「うっ…はっ、はぁっ…っ」

那珂「あ゛っ…かはっ…」

 精液を放ちながら、那珂の顔を見た。彼女は顎が外れんばかりに口を開け、苦しげに息を吸っていた。…否、吸おうとしていた。

提督「…那珂? おい、大丈夫か」

那珂「っ…ヒっ」

提督「おい、どうした!?」

 口を押さえ、もがき始める。どうやら、過呼吸になったようだ。

提督「那珂、落ち着け。落ち着いて息を吸って、吐くんだ。ゆっくり…」

那珂「! …っ…!」

 僕は一瞬迷った後、彼女の口を口で塞いだ。

那珂「! ……」

 小刻みな息遣いを治すように、ゆっくりと息を吸い、ゆっくりと吹き込む。彼女は目を閉じた。
 吸って、吐いて。吸って、吐いて。吐息も唾液も一つに混じり合った頃、吹き込む息遣いが落ち着いてきた。

 そっと口を離すと、那珂が目を開けた。

提督「…落ち着いたか」

那珂「うん…」

川内「ん…」

 その時、向こうで川内が目を覚ました。

川内「…あ、那珂も終わった所? どう、収まった…」

那珂「…えっと」

 引き抜くと、萎びたペニスはみるみるうちに硬さを取り戻していった。

提督「…その」

 川内は呆れ顔で僕を見ると、おもむろに立ち上がった。

川内「何か食べるもの貰ってくる。凄いお腹空いたし…」

 そこまで言って、タイルの上でびしょ濡れの制服に気づき、顔を顰めた。

川内「…もうちょっと考えればよかった」

那珂「脱衣所に那珂ちゃんの服があるから、着て行って良いよ。多分入ると思う」

川内「ん、じゃあそうするよ」

 彼女は、浴場から出て行った。




 数分後、両手に袋を抱えて戻ってきた彼女は、隣に神通を連れていた。

今夜はここまで。

次回、無限イき地獄にいよいよ華の二水戦旗艦、神通が挑む!
ドM嗜好、長い髪、おっぱい…彼女の秘めたるポテンシャルは川内型でも随一だ!

そして、最愛の提督(オトコ)のピンチに、遂に『あの艦娘』が動き出す…?




書いてて過去の英霊に申し訳なくなったので寝ます。



叢雲「ったく、アイツったら本当にドン臭いんだから…」サラサラ ペタン

夕張「でも、こればっかりは運が悪かっただけだし…」

叢雲「お陰でこっちが苦労してるのよ、一緒じゃないの」サラサラ

夕張「いやもう本当に叢雲サマにはお手数を」

叢雲「…で?」ジッ

夕張「?」

叢雲「司令官のヤツ、今度は何やらかしたの。いい加減教えなさいよ」ズイ

夕張「っっ、そ、それが、実は…」



 脱衣所にて。備え付けの浴衣を羽織って長椅子に腰掛ける僕に、神通が言った。

神通「話は姉さんから聞かせていただきました。私もお手伝いいたします」

提督「何かもう、申し訳ないな…」

神通「気にしないでください。…では、服を脱いでいるので、腹ごしらえでもなさっていてください」

川内「じゃ、小休止して食べよう。お腹空きすぎて死にそうだよ」

 ビニール袋には、おにぎりやカロリー菓子、ペットボトル入りのお茶やジュースなどが入っていた。
 川内はいち早くラムネの瓶を確保した。僕はまたじわじわ痛み出した下腹部を意識しないようにしながら、おにぎりを頬張った。昆布だった。

川内「思ったんだけど」

提督「何を?」

川内「提督って、おっぱい大好き人間のくせして、実際に手出した中でおっぱい大きいのって神通だけだよね」

提督「へ、変なことを言う…」

那珂「え? てっきり貧乳フェチかと思ってた」

提督「あのなあ…別に、胸の大きさで選んだわけじゃない。川内を選んだら、たまたまそうだっただけだ。そもそも」

川内「そもそも?」

提督「おっぱいに貴賎はない!」

 堂々と言い放つ僕に、二人は吹き出した。

神通「あの、お茶を頂けますか? 哨戒帰りで喉が渇いて」

 すたすたと近寄ってきた神通。既に上着やスカートは脱ぎ棄てて、サラシに…

提督「っ、お前、下は褌なのか」

神通「そうですが…?」

 ボトルの蓋を捻りながら、きょとんとする。浴衣の時といい、どうも時代というか、感覚が他の姉妹と比べてズレている気がする。

提督「だが…その、『あの』時はちゃんと」

川内「勝負下着だよ言わせんな恥ずかしい。…だってさ」

神通「ね。姉さん!」

 顔を紅くする。それからふと、僕の股間に視線をやった。

神通「…それ、とても苦しそうです」

提督「情けないことに、また痛み出した」

神通「食べ終わったら、お風呂場に戻りましょうか。姉さんと那珂ちゃんは、もう少し休んでいてください」

川内「ん、お言葉に甘えて」

那珂「頑張ってね、神通ちゃん」


 浴衣を脱いで浴場に戻ってきた。神通は僕を風呂椅子に座らせると、サラシを解きながら言った。

神通「そう言えば先程、胸の話をされていましたね」

提督「き、聞いてたのか」

神通「ええ、もちろん」

 しゅるり。サラシが落ちた。束縛を解かれた豊かな双丘が、ぷるんと零れた。
 彼女は僕の前に膝を突いて座り込むと…

神通「では、こういうのはいかがでしょう」

 両手で乳房を持ち上げ、僕の肉棒を挟み込んだ。

提督「!!」

 棒を包み込む、温かく柔らかい感触に、たちまち僕は精を放った。

神通「んっ…」

 精液の直撃を顔にモロに受け、神通は一瞬怯んだ。数回瞬きして、唇に貼り付いた液をぺろりと舐める。それからふっと息を吐いた。

神通「…話には聞いていましたが、凄いですね」

 そう言っている間にも、胸に挟まれたペニスからは精液を吐き出し続けている。
 彼女は、掴んだ乳房でペニスを扱いた。刺激というには柔らかすぎる気がするが、極限まで勃起した今の状態では十分だった。

提督「くっ、ああっ…」

神通「気持ち良いですか? では…」

 小刻みに白濁液を放ち続ける亀頭を、口に含んだ。

提督「っ!」

 再び、射精の勢いが増した。

神通「っっ…」

 噴き出す精液を吸い、舌で亀頭を責め、乳房で竿を擦る。パイズリは初めてだが、これは良いものだ。今度から、神通にちょくちょくやってもらおう。
 性感が収まってきた。こくこくと喉を鳴らして精液を飲み込むと、彼女は口を離した。

神通「…っは。いっぱい出ましたね」

提督「ああ、良かった…」

神通「戦には不要ですし、正直那珂ちゃん辺りに譲ってしまいたいと思ってすらいたのですが…提督がお好きなら、良かったです」

 脚を開かせ、片膝の上に座った。それから僕の頭に手を当てると、そっと自らの胸の前に持っていった。

神通「どうぞ。お乳は出ませんが…」

 赤ん坊のように、彼女の乳首にむしゃぶりついた。ちゅぱちゅぱと音を立てて吸い、舌で捏ね回し、前歯で噛んだ。そうして硬くなった先端を更にしゃぶった。

神通「んっ…激しい、です…」

 身悶えながらも、そそり立つペニスに手を伸ばした。やんわりと握り、上下に扱く。

提督「ふぅ、ん…」

 びくん。どぴゅぴゅっ。
 再び射精。粘ついた精液が、彼女の脚を汚した。

神通「んあっ…ふっ…」

 波が過ぎ去った頃、ようやく僕は神通の乳房から口を離した。

神通「もう、よろしいですか…?」

提督「今はな。次、また沢山吸わせてもらうとするよ。それよりも」

 覗き込むようにこちらを見る神通。その顔は赤く、目元は蕩け、僅かに息が上がっていた。

提督「お前も切ないだろう。今度は僕の番だ」

神通「! い、いえ、私は」

提督「遠慮するな。ほら」

 膝の上から下ろすと、渋々彼女は褌を解いた。引き下ろした布と、秘部との間に、たらりと透き通った粘液の糸が架かった。

提督「どうする? 寒かったら湯船の中でするが」

神通「それでお願いします。…その、また粗相をしてしまうかもしれませんので…」

 そんなところまで川内から聞かされたのだろうか。まあ、どうせ終わったら湯船含めて全部洗う羽目になるのだ。多少汚れが増えるくらい、どうってことはない。
 僕たちは湯船に浸かった。



明石「応援に呼ばれて、久々に酒保に来てみたら…」キョロキョロ

明石「食料品、結構売れちゃってるなぁ…何があったんだろ」

ダダダダダダ…

明石「あ、いらっしゃいませ…」



叢雲「」ゼェゼェ



叢雲「」キョロキョロ

叢雲「! …」ゴソゴソ

明石「…あの、叢雲さん?」

バラバラ

叢雲「これ、全部」

明石「随分と沢山…って、これは!?」

叢雲「つべこべ言わずに、さっさと寄越しなさいよ!」

明石「ひぃっ!? ほ、程々にね…?」

今夜はここまで。

色々思うところはあるでしょう。
ここで、偉大なる白い兄貴の言葉をお借りします。






               _,    ¨¨  ̄ ̄ ̄  ̄  、
            _ 、丶´..........................................x-==x、
          、 '^................................................イ^\::::::::}l や僕ま
     _, 、丶^................................................./i { `、 ヽ: {|             jI斗 ‐…‐ 、      るはぁ

     i.................................../................. /‐イjハ  `、 Yヽ        1   /∨ .: .: .: .: .:∧     けヌ・
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        \........ /...............イろ | ト、    ‐ ' } |仏ィ:リ        |  i  j ``/ ∩:{Y///i∨           。い
         )...../........./..{ i/ イ乂{    ` ‐- ノイリ:://       |  | ∧,∧.:.:.∪.:〉乂//  ノ〉            か
          /....,'....../........|从|   仆       / イ:, /        ,|  l / / ^> ァ  /´  //             ら
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      「二 ),人(_ノ 「⌒ヽ 〉 /i:i:i:i:i://i:i:(__) イ............`、イ }─‐〈、
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           レ'、..................' ......................../..................../.................. | )

滅茶苦茶ズレたので不貞寝します

神通「では、失礼します…」

 浴槽の段差に腰掛けた僕の上に、神通が腰を下ろした。既に硬くなった棒が、肉を掻き分け彼女の中へ潜り込むと、たちまち精を吐き出した。

神通「早すぎませんか…?」

提督「うっ、こ、こればっかりは」

 引き締まった尻に手を当て、上下に揺らす。双丘がぷるぷると揺れ、水面がぱちゃぱちゃと音を立てた。

神通「んっ、ん、っ…」

 狭い神通の膣内は、躰を重ねる度に僕のカタチに馴染んでいく。絶妙に強い刺激に、いくらでも射精できる気がした。

神通「んっ、んあっ」

 体の上下に合わせて腰を突き上げると、甘い声が漏れた。

神通「んんっ…硬いっ…あ、イ、イく…」

 肉の壁が小さく震え始めた。

提督「これで…っ!」

 子宮口を強く突くと、膣が締まった。神通は僕の首にかじり付き、身を震わせた。

神通「…出しても出しても、大きいままですね…」

提督「いい加減、終わってもいい頃なのにな…」

 溜め息を吐く僕に、彼女はそっと囁いた。

神通「では…提督が満足するまで、神通をお使いください。私がどれだけイっても、止めないで」

提督「! …では、お言葉に甘えるとしようか」

 彼女の体を抱いて立ち上がると、湯の底に寝かせた。彼女の顔は、期待感と恐怖感がないまぜになっていた。
 射精が止むまで待って、再び腰を振り始めた。

神通「っ、んんっ…んあっ」

 控えめな喘ぎ声に、半勃ちのペニスが活力を取り戻す。

神通「んあっ、おっき…っ」

 彼女の体を抱きすくめるようにしながら、繰り返し腰を打ち付ける。水音に、嬌声が混じる。突かれる度に、肩が跳ねる。

提督「くっ、気持ち、良い、か…っ」

神通「ええっ、気持ち…良いっ、あっ」

 下の口で肉棒を咥え込んだまま、彼女は蕩けた息を零す。
 抽送を速めた。尿道が震え、陰嚢が膨れていく感覚を覚える。

提督「出す、ぞっ」

神通「んんっ、ああっ…私も、またっ」

 両脚を僕の体に絡め、ぎゅっと抱き寄せた。
 彼女のお腹の一番奥に、射精した。

神通「くうぅっ…はぁ、また、イッちゃいました…っ!?」

 ほっと息を吐く神通の乳房を、きつく掴んだ。ぎょっとして、脚による束縛が緩む。
 その隙に、再び腰を振り始めた。ペニスは既に、臨戦態勢。

神通「んああっ、あんっ…はっ、ああんっ!」

 絶頂を無理矢理引き伸ばされた神通が、浴場に響くほどに悶える。肩まで浸かった湯の中に、膣口から漏れた精液が薄く拡散していく。そして、漏れる傍から新たな精液が注ぎ込まれていく。

神通「ああっ! んあっ! ひっ…あっ、あっ、あ、あ、あ…」

 声が上ずっている。連動するように、膣内がピクピクと震える。
 精を垂れ続けてなお硬さを失わない欲望の棒で、蠢く蜜壺を抉る。突き刺す。穿る。
 やがて、にわかに膣がきゅっと締まった。

神通「ひぎっ、いんっ…あはぁっ、んあっ」

 頭を仰け反らせ、快感の余韻に浸ろうとする神通。
 しかし、余韻は与えない。狭まった膣内に、さらにペニスを突き込んだ。

神通「い゛い゛い゛っ…ああああっっっ!!」

 彼女は目を剥いた。鍛え抜かれた全身の筋が、不規則に痙攣を始める。膣の括約筋がぎちぎちと収縮した。

提督「っ…っっ…!」

 息をするのも忘れて、夢中で腰を突き出す。

神通「っ、あ、あああっ、い゛っ、あがっ」

 神通の顔は、今や毒々しい程に赤く染まっている。

提督「っ、い、イく、イくぞ…」

 全力で腰を動かす。湯がばちゃばちゃと跳ねる。神通が涙と涎を零す。

提督「イくっ!」

 最後に、腰をどんと叩きつけた。そのまま四肢で彼女の身を掴んだ。
 そのまま、思い切り射精した。

神通「っ! …っ!!」

 身を捩り、逃れようとする。僕は腕と脚でがっちり捕まえて逃さない。

神通「っ、あ゛っ、は、離してっ…げっ、ごほっ、がっ…」

 彼女は青い顔でむせた。口を押さえ、首を振り…嘔吐した。

提督「じ、神通…?」

 と同時に、ペニスの根本に冷たいものが噴き付けられた。漏れだす白濁の後を追うように、濃い黄色の尿が湯船に広がっていく。さらに、吐瀉物。食事をしていなかったためか殆ど胃液だが…

提督「やり過ぎた……い゛っ!?」

 突然、耳を掴まれた。そのまま、湯船から引きずり出される。
 タイルの上に倒されて見上げると、一糸纏わぬ姿の川内が、憤怒の形相で僕を見下ろしていた。

川内「…やってくれたね」

提督「だって、神通が」

川内「ダマラッシェー!」

提督「アイエエエ!?」

 彼女は半勃ちのペニスを掴むと、腰を下ろして自らの膣にねじ込んだ。

川内「んっ…さあ、覚悟しなよ。那珂!」

那珂「は~い!」

 ぐったりした神通を引き上げた那珂が、こちらに駆け寄ってくる。彼女も、今はスク水すら着ていない、裸だ。
 僕の顔を跨ぐように立つ。それから

那珂「どっか~ん☆」

 そのまま小さく跳ね、尻餅をついた。僕の顔の上に。

提督「むがっ!?」

 毛一つ無い那珂の秘部が、僕の顔を圧迫する。向こうでは、川内が体を上下させ始めていた。
 休みなくセックスし続けていたせいで、棒が痛くなってきた。しかし、那珂に口を塞がれているし、伝えたとて川内は聞かないだろう。

那珂「ほら、こっちがお留守だよ」

提督「!」

 口を覆う膣口が、もぞもぞと動いた。入り口を舌で舐めると、ぴくんと跳ねて鼻に当たった尻がきゅっと締まった。

川内「ん、んっ、ほら、イけっ、イけッ!」

 絶え間ない刺激に、再び射精が始まった。

川内「まだまだっ、おちんちんっ、ちぎれるまでっ」

那珂「んんっ、いやん…」

 舌で那珂のクリトリスを責め、下で川内の子宮口を打つ。酸欠で頭がクラクラしてきた。

提督「むぐぅ…」

那珂「あん、喋っちゃ嫌」

 那珂の体が揺れる。

 精液が、出なくなってきた。

提督「…ぐ」

川内「はぁっ、はぁっ…」

 息も絶え絶えに僕の上から降りると、川内は僕の隣に寝転がった。那珂も立ち上り、顔の横に座り込んだ。

川内「…これで、おしまい?」

提督「だと良いんだが…」

 身を起こし、萎びたペニスを見遣る。

提督「…熱い」

那珂「え…?」

 血が漲る。みるみるうちに、肉の塔は上を向いた。

川内「はぁっ!? 何なのこれ、無理だよもう…」

那珂「バケツ一つで、こんななっちゃう?」

提督「済まない…此処から先は、ひとりでどうにか」

 と、次の瞬間

 バーン!

 ガラスを叩き割らんばかりの勢いで、浴場の戸が開かれた。その向こうに立っていたのは



叢雲「…」



川内「叢雲!?」

那珂「叢雲ちゃん!? どうしたの?」

神通「…むらくも、さん?」

 神通までもが起き上がり、小さく呟いた。

叢雲「…何よ、このザマは」

 吐き捨てるように言うと、おもむろに手に持っていた紙袋を掲げ、ひっくり返した。中からバラバラと音を立てて落ちてきたのは、幾つもの箱。

叢雲「きかん坊のち、ちんちんね…」

 ゆっくりと、僕の方へ歩み寄る。足元で立ち止まると、彼女は片足を上げ、そして硬くなったペニスを踏みつけた。

叢雲「あたしが手懐けてあげるわ」

 すべすべしたタイツの感触に、思わず肉棒が震えた。
 彼女は足元から箱を一つ拾い上げると、口を開け、中から幾つも連なった包をマシンガンの弾めいて引き出した。
 それは全て、未開封の鉄兜であった。

叢雲「感謝しなさい。…さぁ、買ってきた分、全部使い切るわよ!」

今夜はここまで。

リベッチオがLSナントカに出てきそうだよぉ…在りし日の諏訪野某とか西村某を彷彿とさせるよぉ…

 一つ目の包みを破り、中身を取り出す。

那珂「ちょっ…ちょっと待ってよ叢雲ちゃん! まさか、叢雲ちゃんまで提督と」

川内「あれ? 提督伝えてなかったの?」

提督「…タイミングが掴めずに」

 那珂が、おろおろと僕と叢雲を交互に見る。川内は頭を押さえ、溜め息を吐いた。

神通「いつから、なのですか…?」

提督「南部から帰ってきた直後だ。鎮守府を預けている間、こいつがまた無茶してたと聞いて、それについて話し合ってたら…」

川内「でも、好きになったのは誰よりも先。だよね」

 そうこうしている間にも、叢雲は屈み込み、慣れない手つきで僕のペニスにゴムを被せようと奮闘していた。

川内「…ほら、貸してみな」

 川内はそんな彼女からゴムを奪うと、手早くそれを嵌めた。

叢雲「ん、ありがと」

 素っ気なく礼を言うと、彼女はタイツとショーツを下ろして僕の腰を跨いだ。

叢雲「別に、認めてもらおうなんて思ってないわ。あたしは、あたしが望んだようにしただけ」

 それから、ゆっくりと腰を下ろした。

叢雲「んん…っ」

 小さな彼女の膣内に、つぷつぷと怒張した肉棒が沈む。亀頭が一番奥に当たった時、堪え切れず僕は射精した。



神通「叢雲さんは…提督が指揮官になった頃から、ずっと」

那珂「でも…!」

川内「那珂。気持ちは分かるよ。私だって、最初は困惑した。叢雲なら、本当に提督を一人でさらって行っちゃいそうに思えて」



 叢雲が、ぎこちなく体を動かす。僕の首に腕を回し、肩に頭を預け、耳元で吐息混じりに囁く。

叢雲「ほら…っ、全部、出しなさい、よっ」

提督「叢雲…」

 その身体を抱きすくめた。彼女を助けるように、僕も腰を揺らすと、抑えたような声が漏れた。

叢雲「くっ、んっ、んんっ…」

 ゴムの中に、精液が溜まっていくのが分かる。

提督「うっ…悪い、外れそうだ」

 小さく言うと、彼女は頷いて腰を上げ、僕の上から降りた。抜けたペニスが跳ねる度、被せた鉄兜の先端が膨らんでいくのを、二人で眺めた。



川内「提督も、あの娘を愛してるって言った。情けでも、気遣いでもないって。でも、私たちも一緒だとも言った」

那珂「…」

神通「…一つ、聞かせてください」

川内「何?」

神通「提督は、私たち全員を等しく愛し、娶ると仰いました。…それは、叢雲さんもですか?」

川内「…勿論。退役したら、皆で暮らす家を建てるんだって、張り切ってたよ」

神通「そう…ですか」



 射精が止まる。ゴムを外すと、叢雲は柔らかくなったペニスをそっと握った。

叢雲「こう…すれば良いの?」

 握った手を上下に動かす。おっかなびっくりといった手つきだが、それがかえって程良い刺激となった。手の中でみるみる膨らんでいくペニスに、叢雲は目を細めた。

 二つ目の包みを破り、中身を被せる。さっきよりは上手にできた。

叢雲「さあ…二枚目よ」

 再び騎乗位で挿入した。腰を振る。狭い膣内が、肉棒を強く扱く。彼女の膣は浅く、僕の全ては入り切らない。それ故に、彼女が腰を打ち下ろす度、先端が彼女の子宮の入り口を、乱暴に突いた。

叢雲「っ、んくっ、あっ…」

 止まない快感。逆に彼女は、そういった感覚を一切シャットアウトしているようだ。歯を食いしばり、嬌声を噛み殺す。
 再び、射精が始まった。先ほどのように途中で抜き、収まるとゴムを外し、手で勃たせ、また新しいゴムを被せ、挿れた。
 休むこと無く繰り返す。叢雲は無表情。僕は、頭がぼうっとしてきた。絞られるまま精液を吐き出すだけの、獣にでもなったような気分だった。

 いくつ鉄兜を開けただろうか。また新たな包みを破ろうとして、叢雲はふと手を止めた。

提督「…叢雲?」

叢雲「飽きた」

提督「?」

 彼女は、手に持っていた包みを放り捨てると、立ち上がった。

提督「どうしたんだ? もう止めるか…」

 彼女は何も言わず、川内たちの方へ歩み寄った。それから、彼女らと何か話し始めた。
 諍いじみた声が聞こえる。一体、何を話しているのだ…?

 叢雲が戻ってきた。

提督「何を話してたんだ?」

叢雲「ちょっと、許可をね」

 そう言うと彼女は、おもむろに着ている服を脱ぎだした。ワンピースも、インナーも、スポーツブラも全て脱ぎ棄てて、白く華奢な身体を露わにした叢雲は、そのまま僕の腰に跨った。

提督「! ちょっ、鉄兜を」

叢雲「だから、許可を取ったって言ったじゃない」

提督「何のだ?」

 すると彼女は、ニッと口角を吊り上げた。




叢雲「…アンタの子を孕む許可よ」


遅いので今夜はこの辺で。

明日の砲雷撃戦楽しみです。嫁の故郷でもあるからなあ

いつかは作家として参加してみたいですね

提督「!!」

 叢雲が、小さな秘裂を指で広げ、腰を下ろす。

提督「待て! よせ、そんなことできるわけ無いだろ!」

叢雲「できるわ。あたしと、アンタだもの」

 剥き出しの肉棒が、彼女の中へと挿入ってゆく。じっとりと濡れ、熱を持った柔肉が、迎え入れるようにうねった。

叢雲「んんっ…」

提督「抜くんだ! くっ、でないと」

叢雲「どうして? …くうっ」

 亀頭が、一番奥に触れた。僕は、必死に歯を食いしばった。出す訳にはいかない。出したら、叢雲が…叢雲の、未来が

提督「艦娘を、辞めることに」

叢雲「言ったじゃない。アンタのためなら、辞めてもいいって。幸い、あたしはただの駆逐艦。軽巡の中でも特に強い川内たちと違って、いくらでも替えが効くわ」

提督「それでもっ! 子どもを産むには、早すぎる! お前にはまだ…」

叢雲「まだ、何よ?」

 彼女の中で、肉棒が大きく震えだす。尿道の先まで、精液が上ってくるのが分かる。必死に下腹部に力を入れた。

叢雲「…一緒なのよ。戦いが終わって、普通の人間になったとしても。ヒトとして暮らすの? どうやって。社会に出て働くの? こんなちんちくりんの体で? 見てくれの同じガキと、学校にでも通う? あたしはそこの教師よりもずっと物を知ってるわ」

 彼女は、じっと僕の目を見つめた。

叢雲「結局…アンタしか頼れないのよ。普通のヒトの幸せなんて、得ようがない。それならいっそ、惚れた男の子どもを産んで育てるのが、何よりの幸せ」

提督「…」

 ぴゅっ。堪え切れず、少量の精液が迸った。
 叢雲は僕の首に抱きつくと、そっと囁いた。

叢雲「ねぇ…あたしを、幸せにして」

 どくん。

提督「っ…!」

 びゅーっ、びゅるっ、びゅー…

提督「あ…ああ……」

叢雲「んぅ…出てるわ…」

 膣内を満たす子種の熱を感じながら、叢雲は体を揺らし始めた。

叢雲「あっ、あ、はぁっ…ん、あんっ」

 気が付くと僕は、その腰に手を置き、助けるように上下に動かしていた。

叢雲「はっ、そう、そうよ…もっと、満たしてっ…あたしを、一杯にしてっ!」

 彼女の体を押し倒した。子宮に精を送り込みながら、僕は言った。

提督「本当なんだな…? 本当に、産むんだな? 僕の子を…」

 彼女は頭を持ち上げ、軽くキスした。そして笑った。

叢雲「ええ…産んだげるわ。一緒に、親になりましょ」

提督「叢雲…」

 唇を重ねた。舌と舌を絡ませながら、腰をぶつけた。温かな膣内が、直にペニスを包み込み、責め苛む。熱、拍動、水気。先端が最奥を突く度に、その身体が震えた。
 股間に、一際強い熱が走った。

提督「っ、ああ…イく…」

叢雲「あんっ、ああっ…あたしも…」

 抽送が速度を増していく。

提督「孕め…妊娠しろっ、僕たちの子を…!」

叢雲「アンタを、パパにしたげるわっ…孕ませて…子種を、頂戴ッ!」

提督「っっ!!」

 ペニスを突き込む。奥に当たってから、さらに腰を押し出すと、子宮を押してさらに奥へとペニスが入った。

叢雲「にゃああっ?! あああっ!」

 膣壁が、ぎゅーっと締まった。二人で、固く抱き合った。そのまま、僕はゼロ距離で彼女の子宮へ、精子を放った。

提督「っ…く」

叢雲「ん…んっ…」

 いつまでそうしていただろうか。彼女の熱に包まれたまま、僕はあることに気がついた。

提督「…あれ、もう勃起しない…?」

 抱擁を解き、ペニスを抜く。しばらく見ていたが、萎びたペニスはもうぴくりとも動かなかった。下半身を苛んでいた熱感も、嘘のように消えている。

叢雲「…あら、終わったのね」

 叢雲が体を起こした。

川内「…ん? あ、治った?」

 川内たちも、こちらに寄ってきた。

提督「ああ…」

 僕は他人事のように呟いた。実際、高速修復剤のことなど、今の今まで頭から吹っ飛んでいた。それどころじゃないのだ。何故なら

提督「叢雲…」

 彼女の肩に手を置き、じっと目を見つめる。

提督「本当に妊娠したら…僕は、まだ戦いに身を置かないといけない。それでも、出来る限りの努力はする。一緒に、育てていこう」

叢雲「ええ。どうってことないわ。アンタとの子だもの」

 彼女は、しかめつらしく言い…
 
 それからふと、悪戯っぽい笑みを浮かべた。



叢雲「…ま、生理は一昨日終わったのだけれど」



提督「…」

川内「流石に、そこまで抜け駆けはさせないよ。いくら叢雲でもさ」

 大浴場の掃除を終え、湯を張り替えた頃には、もう日付が変わっていた。一度補給したとはいえ、死ぬほど腹の減った僕たちは、深夜でも開いている色気の欠片もない牛丼屋へ連れ立って入った。

叢雲「まだ、引退はしないわ。第一、駆逐艦で一番練度が高いのがあたしだもの」

 サラダにドレッシングを掛ける叢雲。口元は笑っているが、その目はどこか淋しげだった。

提督「本気にしたんだからな…」

 拗ねたように言って、特盛牛丼を掻き込んだ。

神通「…やはり、叢雲さんも愛しているのですね」

那珂「…」

提督「不誠実に、見えるか」

 丼を置いた。

那珂「ウワキだよ」

 今まで黙り込んでいた那珂が、口を開いた。

那珂「どう考えてもウワキ。それなのに…浮気に、見えない」

提督「そうか。まあ…開き直った、ってところかな」

川内「提督は、誠実だよ。誰に対しても…那珂だって、よく分かってるはずだよ」

那珂「それは、そうだけど」

神通「…那珂ちゃん」

 不意に、神通が口を挟んだ。

神通「不安なら、誰よりも提督を愛すればいいんじゃないかしら。私だって、本当は不安だけど…姉さんや、叢雲さんにも負けないくらいに提督を愛すると決めたら、きっと苦じゃなくなるわ」

那珂「…強いね、神通お姉ちゃんは」

提督「姉妹でもないし、中々納得出来ないと思う。だが、分かるだろう。僕は、頭がおかしいんだ。何人だって、一緒に愛して、支えてやるさ。…あ、特盛おかわり」

那珂「…それもそっか」

 ここで初めて、那珂が表情を崩した。

「はい牛丼特盛」

 眠そうな目のバイト君が、おかわりの牛丼を持ってきた。彼は怪訝な顔で僕らを見ると、開いた器を回収して引っ込んだ。

川内「ところで、何でバケツかぶっちゃたの? ドック覗いたわけでもないんでしょ?」

 ふと箸を止めて、川内が尋ねた。肉が埋まるほど紅しょうがの載った大盛牛丼は、もう半分以上消えている。

提督「経緯は分からないが、五月雨たちが貰ってきたのが、高速修復剤の試作品だったんだ。中身は変わらないが、どうにも蓋が取れやすいという欠点があってな。全品廃棄になったはずが、何らかの手違いで残っていたものが渡ったんだろう。五月雨は試作品を見たことが無かったから、不審に思って僕に指示を求めようとしたんだ」

川内「おかげでえらいことになったけどね…」

 水を飲む。

川内「…で? 榛名さんや赤城さんのカラダはどうだった? おっぱい大きかったでしょ」

提督「っっっ!! ゲホッ、ゴホッ」ドンドン

川内「大体、夕張がちゃんと対処したのにあの惨状。いきなり目の前に楽園が広がって、おちんちんに薬の乗った血が集中しちゃったんじゃないの?」

神通「姉さん! 食事中にはしたないです!」

川内「だってさ…愚痴らずにはいられないっての」

 ご飯だけ残った丼に、さらに紅しょうがを載せながらぼやく。

川内「いつかは皆で仲良くヤりたいとは思ってたけど、こんな形じゃ…それに、提督が本気出したらあっという間に皆ダウンさせちゃうんだもん」

神通「私には、あれくらいで丁度いいのですが…」

川内・那珂「「うるさい、このドM!」」

神通「」

提督「…」

叢雲「…司令官?」

 黙り込んだ僕に、サラダと味噌汁を平らげた叢雲が声をかけた。

提督「皆で。…そうだな。そうだよな」

叢雲「?」

提督「決めたよ」

叢雲「何を?」

提督「お前たち四人を、一緒に愛する」

叢雲「そんなの」

 彼女はふっと笑った。

叢雲「散々言ってるじゃない」

提督「お前たちには、な。だが、もう世間にも隠さない」

 夜が明けたら、明石のところに行こう。

提督「恥じることはない。皆、僕の家族だ」

 そして、『証』を手に入れよう。
 所詮はモノでも、心の拠り所になるのなら。誓いの証となるのなら。

叢雲「司令官?」

神通「提督…」

那珂「提督っ☆」

川内「…提督」ニッ



提督「世界で誰より、幸せにしてやろう。そして、誰より幸せになってやる」



おしまい



今夜の更新、バケツパニック編、そして当スレッド全ての本編を、ここで終了します。

本当にここまで行くとは思ってなかった…行き当たりばったり、思いつきの連続で、書き始めとは随分予定が変わってしまいましたが、どうにか終わって良かったです。

しかし、アレだね。全然アブノーマルじゃないね。>>1はただのヘタレエロ河童だったね。

読み返すと、誤字も多いし何より羽黒と長良(他にもいるかも)の二人称間違ってるし、散々ですね。次から気をつけます。

明日辺り、エピローグを書いて、スレッドを終了させていただきます。まだまとめないでね


では、ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました!

 …ええ、明石さんから聞いた時は、これはとんでもないスクープだと思いました。まさか、お嫁さん一筋を貫いていたはずの司令官が、新たに指輪を、それも三つも買っただなんて、大事件です。一体どなたに渡すのか…すぐさま密着取材を敢行しました。
 まず司令官は、つい先程入渠が終わったばかりの神通さんを呼び出しました。



提督「済まないな、急に呼び出して」

神通「いえ…予想はしていました」

提督「ん? どうしてだ?」

神通「…申し訳ありませんでした。一人で大破して、艦隊にご迷惑を」

提督「ああ、そのことか。まあお前にしては珍しかったな。だがそんなこともある。それに敵は倒せたんだ、気を落とすんじゃない」

神通「ですが」

提督「…なあ。僕がお前を呼び出したのは、こんな話をするためじゃない」スクッ

神通「…?」

 ガラッ コト

神通「!! それは」

提督「長い間、不安にさせて悪かった。ほんの気持ちにしかならないが…受け取ってくれるか」

神通「提督…っ」

神通「っ、ご、ごめんなさい。急なことで、気持ちの整理が…ああ、どうして、涙が」

提督「…」

ギュ

神通「嬉しいです…ずっと、遠くから眺めていたものが、こんなにも近くにあるなんて…」

神通「…提督。不束者ですが、これからもどうぞ、よろしくお願いいたします」


 その日の夜、司令官はタクシーでとあるテレビ局まで向かいました。事前に押さえた情報では、この日は那珂ちゃんさんがゲストで出演する番組の収録がありました。局内に消えていった司令官を寒空の下で待っていると、やはり那珂ちゃんさんと連れ立って出てきて、二人でタクシーに乗り込みました。



那珂「どうしたの? 鎮守府にも帰らず、こんなところに連れてきて」

提督「夜景が綺麗だろう。…少し寒いが」

那珂「山の上だもんね」

那珂「…それで? 何しに来たの? 一世一代の告白かな?」

提督「そうだ」

那珂「…えっ?」

スッ

提督「今更、かも知れないが」パカ

提督「…受け取ってくれ。僕の、決意の証だ」

那珂「」キョトン

那珂「…あ、なるほど。そう言えば、まだケッコンしてなかったね」ヒョイ

キュ

那珂「…うん、綺麗」キラキラ

提督「それは良かった」

那珂「綺麗だよ。…とっても、とっても…っ、ヒッ…グスッ…」

那珂「うわぁぁぁん…」ボロボロ

提督「那珂…」

那珂「提督…提督っ…愛してね…二度と、私を捨てないで、ね…」

提督「ああ。もちろんだ」


 鎮守府に戻ってきました。那珂ちゃんさんを寮に送り、お姉さん方に預けたところで、不意に司令官の背中を叩いた方がいました。
 それは、司令官の初期艦の、叢雲さんでした。



提督「どうしたんだ、こんな夜中に」

叢雲「ん」サッ

提督「何だ、その手は」

叢雲「大騒ぎになってるわよ。神通が指輪してるって。それに、さっき那珂にも渡したんでしょ? なら、あたしにも寄越しなさいよ」

提督「明日渡そうと思ったんだがなあ…執務室にあるから、付いてきてくれ」



提督「…じゃあ、改めて。僕と、ケッコンしてくれ」スッ

叢雲「ええ、当然よ」パシ

キュ

叢雲「じゃ、おやすみ」クルッ

提督「お、おい!」

ガチャン

スタスタスタ…

叢雲「…」ジッ



指輪「」キラキラ



叢雲「…ふ。ふふふっ。うふふ…」ニヘラ


 ここまで追いかけて、ふと私は疑問に思いました。今まで一人相手だったのに、急にケッコン相手が増えて、最初のお嫁さんである川内さんはどうお考えなのだろうか、と。そこで、引き続き川内さんにも密着することにしました。



川内「…」スタスタ

ピタッ

コンコン

「入っていいぞ」

川内「お邪魔しまーす」ガチャ

提督「やっぱり、お前も来たか」

川内「うん。折角のケッコン記念日だしね。それに」チラ

神通「お邪魔してます」

那珂「おはようございまーす」

叢雲「何であたしまで…」

川内「今から一人増えたところで、あんまり変わんないでしょ。さ、早くしようよ」

提督「そうだな。もたもたしてたら夜が更ける」




川内「…と、その前に」




川内「…で、言い遺すことはそれだけ?」

青葉「いやもう本当に申し訳ないと」ドゲザ

叢雲「最っ低。折角良い気分だったのに」

那珂「…見ちゃったんだ。那珂ちゃんが泣いてるところ」

青葉「あわわ…」オロオロ

提督「あのな…前からこの四人と関係を結んでいたことは、どのみち隠すつもりはなかったんだ。実際、ケッコンしたという事実だけなら、お前にすっぱ抜かれても笑って済ますさ。だがな」

川内「ずっと付けてたら、そりゃ見られたくないとこまで見ちゃうよね。誰からのリークなのさ」

青葉「あ、明石さんです…」

提督「やっぱりか…」ハァ

川内「それでも、節度ってものがあるでしょ。鎮守府の外までコソコソ付いてきてさ。…だから、仕方ないよね」

青葉「な、何がですかぁ…」ガタガタ

川内「この期に及んで、分かんないなんてこと無いよね。…オ・シ・オ・キ」ニヤリ

川内「神通!」

神通「ええ…」ゴゴゴゴゴゴゴ…

青葉「」

神通「既にこの五人は、将来を誓った仲です。そこに土足で踏み入るような真似は、断じて許しません」ポキペキ

神通「では、『二水戦式・海軍精神注入拳』。…行きます!」

青葉「あ…あ、あああ……」



「いやああああああああ!!!???」



おしまい

『川内と夜戦の日々』これにて完結となります。

安易に青葉にオチ担当を押し付けるSS書きの屑。今度はもうちょっとマシな待遇をしてあげたいです

では、続いたなら次スレでお会いしましょう


ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました!

依頼出してくるので、埋めるなりやって欲しいプレイなりヤって欲しい艦娘なりご自由にお書きください

【R-18】川内型と夜戦の日々~時々、叢雲【艦これ】
【R-18】川内型と夜戦の日々~時々、叢雲【艦これ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446564687/)

次スレ誘導な

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月02日 (月) 01:37:10   ID: ps4g3LMK

お疲れー

2 :  SS好きの774さん   2016年01月09日 (土) 04:37:42   ID: RXWk2s0l

エロ過ぎワロタww

3 :  SS好きの774さん   2017年07月28日 (金) 15:21:42   ID: IoVaF8aV

これはよい

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