モバP「神谷奈緒の怠惰」 (40)

アイドルマスターシンデレラガールズ 神谷奈緒のSSです。

いつもどおり内容がないよう。 今回は書き溜めなしでまったりやってきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437260986

ちひろ「はぁ?」

P「いやちょっと待ってくださいよちひろさん、なんですかその反応」

ちひろ「いえいえ、誰だってこういう反応すると思いますよ?」

P「そんな変な事言ってないでしょ?」

ちひろ「言ってますよ」

P「何がですか」

ちひろ「どこの世界に未成年の担当アイドルと同居するプロデューサーがいるんですか?」

P「ここに」

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奈緒「嘘ォ!?」

P「マジだ」

奈緒「えっイヤだって、えっ、冗談だろPさん」

P「マジもマジ、大マジだ」

奈緒「いや、だって……同居ぉ!?」

P「おう。ちなみに親御さんにはもう了解とってあるからな」

奈緒「えっ、いや、その、あれ、なんで!?」

P「まあまあ落ち着け」

奈緒「落ち着けるか馬鹿ぁ!」

P「ははは、どすこいどすこい」

奈緒「怒るぞ」

P「うぃっす」

奈緒「はぁー……まあいいや、Pさんがヘンな話持ってくるのなんていつもの事だし」

P「いやアレは仕事だから、仕事」

奈緒「うるさい!いつもいつもあたしにヘンな服着せようとしてくる癖に!」

P「だから仕事だって……決して俺の趣味じゃ……」

奈緒「……」

P「マジだぞ!マジだからな!」

奈緒「……まあいいや、とりあえず説明してよ」

P「奈緒、お前次の仕事何か分かってるか」

奈緒「分かってるよ、その……お、お嫁さん、だろ」

P「ブライダルモデルな」

奈緒「うん、まあ、そういうアレね……」

P「今から恥ずかしがっててどうすんだ」

奈緒「う、うるさい」

P「で、続きなんだが」

奈緒「う、うん」

P「まあ、アイドルの仕事とはいえ年頃の娘さんにウェディングドレスを着せるわけだろ?」

奈緒「うん……ドレス、着るよな、やっぱり」

P「で、ちょうどいいからこれまでの奈緒の活動報告も兼ねて、一応親御さんにお伺いを立てたわけだ」

奈緒「はぁ?あたしそんな話聞いてないぞ」

P「お前、自分の今までの仕事内容を親御さんと一緒に見たかったのか?」

奈緒「……」

P「写真だの、ライブの映像だの、見たいか?」

奈緒「……無理ぃ」

P「だろ」

奈緒「で、でも!なんでそこから同居って話に」

P「うーん……なんというか、流れ?」

奈緒「あの、馬鹿親ども……」

P「まあ正直、最初は俺もどうかと思ったんだけどな」

奈緒「じゃあ……」

P「んで、もう一つ」

奈緒「え?」

P「お前最近、ずいぶんと生活が乱れてるそうだな?」

奈緒「そ、そうかな……?」

P「北条さんと色々食べ歩いてるって?」

奈緒「あ、あれは!加蓮が食べたいって言うから……」

P「それが悪いとは言わんが、ジャンクフードばかりはいただけんな」

奈緒「ご、ごめん……」

P「あと、夜遅くまでアニメ見てたりしてるって?」

奈緒「そ、それは……その」

P「荒木さんから聞いたぞ」

奈緒「最初は軽い気持ちで聞いたんだけど……結構熱心におススメされるから、つい……」

P「だからって寝不足になるまで見ることないだろ」

奈緒「はい……」

P「……で、何を見てるんだ」

奈緒「……MAJ○R」

P「面白いのは分かるが、夜中に見るもんか?」

奈緒「いやホント面白くてさ……つい」

P「親御さんも結構心配しててな、そこで俺の出番ってわけだ」

奈緒「つまり、監視ってことか……」

P「まあ、役作りも兼ねた生活改善って事でな」

奈緒「……あ、じゃあ別にこれから先ずっとってわけじゃないんだな」

P「当たり前だろ、何言ってんだ」

奈緒「そっか……」

P「なんだ、残念か?」

奈緒「ばっ……そ、そんなわけないだろ!」

P「ふーん……」

奈緒「ああもうニヤニヤすんな!」

P「まあそう言うことでな、窮屈かもしれんがしばらくはキチンとした生活を送ってもらうぞ」

奈緒「分かったよ……で、いつから?」

P「今日」

奈緒「……はぁ!?」

P「いやだから、今日から」

奈緒「えっ、でもあたしなんの準備も……」

P「ああ、荷物とかはもう親御さんに準備して貰ってあるから」

奈緒「う、嘘だろぉ!?」

P「マジだよ」

奈緒「あ、あたしにだって心の準備とかが……その……」

P「帰るまでに済ませといてくれ」

奈緒「あああああ……」

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今日はとりあえずここまでにさせていただきとうございまする……

凛「おめでとう」

加蓮「おめでとう」

奈緒「……お前らに相談したあたしが間違ってたよ」

加蓮「うそうそ、冗談だってば」

凛「え、おめでとうじゃないの?」

加蓮「あー……そうだね、うん」

凛「???」

奈緒「とにかくだ、ちょっと二人とも真面目に聞いて欲しいんだけどさ」

加蓮「って言われても……」

凛「私だってせいぜいお泊りくらいしか経験ないし……」

奈緒「あたしも混乱してるんだよ今!なんでいきなりこんな……」

加蓮「奈緒のプロデューサーさんって結構思い切ったことするねえ」

凛「男らしいって言うか……いいなあ」

奈緒「よくねえよ!いやいいのか……?いや、でも……」

加蓮「まあ、確かに唐突だよねえ」

凛「家に遊びに行った事くらいはあるんでしょ?」

奈緒「……ま、まあ、一応」

凛「って言うか、そもそもプロデューサーさんの家なの?」

加蓮「あ、それもそうだね」

奈緒「あー確かに……そこまでは聞いてなかったな」

加蓮「聞いてみなよ……ってもう遅いか」

凛「今日の帰りにそのままお持ち帰りでしょ?」

奈緒「お、おおお持ち帰りってなんだよ!」

加蓮「だってそれは……ねえ?」

凛「ね」

奈緒「ああもうお前ら他人事だと思って!ニヤニヤすんなぁ!」

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P「お疲れさーん」

凛「あ、奈緒のプロデューサーさん」

加蓮「お疲れさまでーす」

P「お、渋谷さんに北条さんも、お疲れさまー」

凛「奈緒ですか?」

P「……あー、ひょっとしてなんか聞いた?」

加蓮「はい♪」

P「他言無用で頼むよ……ところで、奈緒は?」

凛「ちょっと遅れてて……そろそろ戻ってきますよ」

加蓮「あ、ほら」

奈緒「ごめん、遅れ───」

P「おう、お疲れ」

奈緒「……あ、うん」

凛(真っ赤だ)

加蓮(真っ赤だ)

P「ほれほれ、支度してこい」

奈緒「うん……」

P「……?」

凛「あー……」

加蓮「だめだね、これ」

P「へ?」

凛「ねえ、プロデューサーさんってさ」

加蓮「奈緒としばらく同居するんでしょ?」

P「ちょっ……声!大きいって!」

加蓮「あ、ごめーん」

凛「正直さ、奈緒の事どう思ってるの?」

P「……また、はっきり聞くねえ」

凛「そういうのいいから、答えて」

加蓮「ちょっと、凛」

凛「……」

P「……好き、です、はい」

凛「だったらもうちょっと、奈緒の気持ちも考えてあげて」

加蓮「もう……」

凛「私が言いたいのはそれだけ、じゃあ」

加蓮「あっ、ちょっと、りーん!」

P「……いやはや、手厳しいね」

加蓮「……ま、私も大体凛と同じ意見だけど」

P「えぇ……」

加蓮「フリなのか本気なのか知らないけど、奈緒が傷つくような事があったら承知しないからね」

P「……善処します」

加蓮「ん、よろしい」

P「……ありがとね」

加蓮「あはは、凛にも伝えとくね……りーん、待ってよー!」

P「……はぁ」

P(……ホント、手厳しいなあ)

奈緒「……Pさん?」

P「お、支度できたか?」

奈緒「うん、一応」

P「じゃあ、帰るか」

奈緒「……はい」

P「……」

奈緒「な、なんだよ、じーっと見て」

P「……いや、なんでも」

奈緒「あっ、笑ったな!何がおかしいんだよ!」

P「良い友達持ったな、って」

奈緒「はぁ?」

P「なんでもない、ほら行くぞ」

奈緒「あっ、ちょっと待てよぉ!」

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今日はここまでにさせていただきたく……。
いやほんと更新遅れてすみません気長にお待ちくだされば幸いです……。

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