古澤頼子 「私のお仕事ですか?」
P 「あぁ、色々考えてるんだけどなかなかこれっていうのがないんだよな」
頼子 「見たところ、やはりグラビア関係が多いようですね・・・」
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P 「まぁな。・・・これなんてどうだ?猫耳なんだけど」
頼子 「私に似合うでしょうか・・・?」
P 「大丈夫絶対可愛いよ・・・いや待てよ、もし頼子が猫耳付けたら『泥棒猫』になるな」
P 「・・・あとはこんなのもあるぞ、『夢のお仕事衣装』」
頼子 「・・・あ、美嘉さんや智絵里ちゃんが参加していた企画ですね。色々なお仕事をテーマにした衣装で撮影するっていう・・・」
P 「そうそれ。頼子にはOLの衣装が・・・ってこれもアレだな。頼子が会社員の服装したら『給料泥棒』だわ」
P 「頼子はちゃんとアイドルの仕事をこなしてるのにこれはよくない」
頼子 「・・・・・・」
P 「あとは・・・ファッションモデルなんてどう?」
P 「いやでもなー・・・『オシャレ泥棒』ってのも・・・」
頼子 「あの」
P 「どうした?」
頼子 「・・・・・・・・・さっきから私のこと泥棒扱いしてませんか?」
P 「まぁ・・・そう言われると反論はできないな」
頼子 「もしかしてデビューしたての頃に着たあの衣装が原因なんですか?・・・あれは怪盗です、泥棒じゃなくて・・・」
P 「分かってるよ、怪盗だろ?『怪しい盗人』って書くやつ」
頼子 「・・・・・・その言い方だと泥棒感が増すのでやめてもらえませんか」
P 「悪い悪い、頼子の仕事を探してるんだったな。思い切って水着なんてどうよ」
頼子 「この流れだと『水着泥棒』になりますよね・・・もう完全に犯罪じゃないですか」
P 「いいじゃないか愛海に対抗できるし」
頼子 「・・・対抗したくありません!」
P 「結局さ、お前は泥棒扱いがイヤだって言いたいんだろ?」
頼子 「そうですね、気持ちのいいものではないですし・・・」
P 「泥棒っていってもそうイメージの悪いもんばかりじゃないぞ」
P 「例えば凛や夕美みたいに花を前面に押し出したキャラでいけば・・・『花盗人』」
頼子 「・・・冷静に考えるとその『泥棒要素が混ざる』という前提もおかしいような気もします」
P 「『花盗人は罪にならない』って言葉もあるくらいだし、風流な感じするだろ?」
頼子 「それは分からなくもないですが・・・」
P 「そして雫の衣装を着れば『牛泥棒』だな」
頼子 「・・・急に世界観が西部劇になりましたね」
P 「牛を連れ逃げる頼子、それを追う保安官・キャシー!」
頼子 「え、本当に西部劇をやるんですか」
P 「手を挙げろ!クラップ・ユア・ハンズ!」
頼子 「英語間違ってますよ・・・そこで拍手させて何の意味があるんですか」
頼子 「そもそも牛泥棒は普通にイメージ悪いような気がしますし・・・本題から外れてませんか」
P 「ほら、『牛泥棒は罪にならない』って・・・」
頼子 「・・・明らかに罪人として保安官に追われてましたよね・・・」
頼子 「とにかく泥棒扱いは止めていただけませんか・・・」
P 「まぁ落ち着けよ、それはあくまでイメージの問題であって、何もお前のことを本気で泥棒扱いしてるわけじゃないぞ」
頼子 「・・・あれだけ連呼されると説得力がないんですが」
P 「前さ、事務所のお金が減ってたことあったろ?その時だって俺はお前を疑ったりはしなかったじゃないか」
頼子 「確かに私を名指しはしませんでしたが・・・『残念だけど犯人はアイドルの中にいるだろう』とは言ってましたよね」
P 「・・・そういうこともあったかな」
頼子 「そして・・・犯人はプロデューサーでしたよね」
P 「・・・・・・・・・」
P 「そういえば、古澤頼子と横澤夏子って似てるよなっ!」
頼子 「どういうごまかし方なんですか・・・」
P 「R-1出てみるか?」
頼子 「・・・いくらサイゲームスがスポンサーでも出ません」
P 「こうなるといよいよ難しいなー頼子の仕事」
頼子 「・・・もう泥棒扱いは受け入れますから、せめて美術関係でお願いします」
P 「まぁ、頼子といえば絵画だよなやっぱ」
頼子 「・・・散々泥棒路線を推しながらそれを言うんですか」
P 「じゃあ試しにイメージしてみよう」
P 「・・・一人たたずみ、絵画を見つめる古澤頼子。彼女はその絵を盗むことを決意した」
頼子 「それらしくなってきましたね」
P 「ここはフランス・ルーヴル美術館。彼女が目にしていたのは・・・『モナ・リザ』」
頼子 「ずいぶん大物を狙ってるんですね・・・」
P 「頼子はすぐさま家に帰り、ダ・ヴィンチのタッチを盗んで新たな『モナ・リザ』を描き上げた」
頼子 「贋作作りじゃないですか・・・『盗む』ってそういうこと?」
P 「この『モナ・リザ2』には億単位の値段が付いた」
頼子 「・・・・・・贋作ってそんな続編物のようなノリで作るものでしたっけ」
P 「現在、頼子は『モナ・リザ7』を製作している」
頼子 「そこまでしていてなぜ贋作だとバレないんでしょうか・・・」
P 「『7』ではなんと14人のモナ・リザが登場するぞ!」
頼子 「・・・キャンバスに収まるんですかそれ・・・」
P 「これでもダメって言うのか・・・しゃーねぇ、頼子が自分で選べ」
頼子 「・・・そうですね。ただこの流れだとどうしても先入観が入ってしまうので、目をつぶって無作為に選びます」
頼子 「・・・これ!」
P 「なるほど・・・佃煮のキャンペーンガールか。じゃあこれで決定だな」
頼子 「商品説明が付いていますねこの資料・・・えっと、『当社の人気商品であるこの佃煮は、あまりの美味しさにご飯を何杯もお代わりしてしまうため"米泥棒"と呼ばれています』・・・」
P 「・・・・・・・・・まぁその、頑張れ」
以上です。
こんなSSを書きはしましたが、クールPなので初期には怪盗頼子にかなりお世話になっていたり・・・
あ、よく見るとところどころトリップ外れてる・・・
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