男「初音ミクか…」(12)

キーンコーンカーン

男「あー、授業終わったー。だりぃ。おい、男友ー、帰んぞー」

男友「あ、ゴメン、男。オレ今日アニメイト行くからムリだ」

男「あ、そう」ドンビキー

男友「何だよ、その顔はっ!悪いのかっ」

男「オレ、ラーメン食って帰るわ、じゃ」ブラブラ

男友「言っとくけど、俺は、友達に付き合わされてるだけだかんなー」

男「…」

男(そんなのウソに決まってんだろ)

男(そもそもアイツのケータイの待受もアニメの画像だし)

男(家にはエロマンガだらけだし)

男(でもアイツ彼女もいるし…確かフツーの映画のdvdもあったしな…)

男(リア充でオタクって…どんだけ幸せライフなんだよ)ケッ

男「オレは…オタクにはなれそうにもないしな」

男「でも、これといって趣味もないし、長所にも欠ける…
  影薄くて顔もフツーだし、彼女もいないし…」

男「何かやりたいこと、見つけなきゃなあ」

男「ラーメン食うなんて…んな金あったっけな」ガサゴソ

男「やっぱ150円しかねー」カラカラ

男「しゃーない。コンビニでも寄ってポッキーでも買うか」

カランカラン

店員「いらっしゃいませー。ただいまおにぎりが20円引きとなっており大変お得ですよー」

男「…」(あー、ハイハイ)

男(…ファミマの初音ミクフェア…?)

男(けいおんだったかな…なんなんだよファミマってのは…
  オタクに媚びないでもっと堀江由衣とかかわいい娘のフェアやれよ)

男(対象商品150円…税込だ)

男(どうしようか…金の無駄にならんかな)

男(まあいいや。試しに1つ買ってみよう」

男「コレ下さい」

店員「かしこまりましたー。150円になります」

男「ん」

店員「150円ちょうどお預かりいたします。ありがとうございました~」


男「…買ってしまった」

男「パッケージは…男友が言ってたとおりの画像だ」

男「こうして見るとちょっと可愛いかもな」ホッコリ

男「さて、開封タイムだ」

ガサガサ パカッ

男「…何だコレ?」

【初音ミクバスボム aタイプ ミクと一緒にお風呂に入ろう♪】

男「ふざけてやがるw」

男「まぁいいか…風呂沸かそう」ポチポチ

男「眠…沸くまで寝るか」グゴー

『お風呂が湧きました。』

男「おっ、沸けた」

男「んーと…コイツを風呂に入れるのか」ボチャン

シュワワー 男「何か面白いなこの音」

シュウシュゥゥゥゥ

男「えっ、えぇぇっ!?何かやばくないかコレ!?」

男「火事にでもなったか!?」

ミク「ん……」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom