男「他人の夢に入れる能力だと・・・?」(351)

少女「そうです!そうなんです!お得ですよ~?」

男「金を取るのか、ならいらん」

少女「あっ!ちょっと待ってください!ちょ、待てよ!!」

男「何だ」

少女「お金なんて取りませんよ、やだなぁ~」アセアセ

男「そうか、ならいただこう。よこせ」スッ

少女「別に装置とかじゃないんですけど・・・・・能力だし」

少女「欲しいんですね!?欲しいんですね!?」ニヤニヤ

男「うざい、いらない」

少女「嘘です!うざくしませんから!しませんから待ってください!」

男「夢に入れる能力か」

少女「はい!」

男「それは俺にとって何のメリットがある」

少女「え」

男「俺にとって何の得があると聞いているんだ」

少女「た、他人の夢とか興味ないんですか?」

少女「ほら、気になるあの子の夢は~とか普段威張ってるアイツの見る夢は~とか」

男「ふむ、少しはあるな」

少女「じゃ、じゃあ能力をさしあげましょう!」

男「じゃあデメリットは何だ?」

少女「へ?」

少女「そ、そんなの聞いてどうするんです・・・?」アセアセ

男「無料なんだろ、だったらデメリットも存在するはずだ。0円ケータイのようにな」

少女「それは能力を差し上げてからマニュアルをお配りします」

男「そうか・・・」

男「じゃあもう一つ質問だ」

男「その嘘くさい能力をほかにも持ってる人間はいるのか?」

少女「いません!この能力は宇宙で一つだけなので」

男「お前は使ってないんだな」

少女「そうですね」

男「で、何で俺にした?その能力を渡す人間を」

男「わざわざ俺の家にセールスに来たって事はそういうことだろ」

少女「え、え~と」

男「言っておくが俺は現代において証明されてないものは信じない。つまり俺は最初からお前の言う事を信じていない」

男「幽霊だとか宇宙人だとか魔法とか、能力とかな」

男「見る限り中学生か高校生ってとこか。イタズラで近所を訪問してるなら警察呼ぶぞ」

少女「嘘じゃないです!信じてください!それに訪問をしてないですし!」

男「じゃあ俺の家を単体で狙った詐欺って事か、死ね」

男「てかここまで初見風に話してるが・・・・・お前俺の家来るの今週で5回目だろ。死ね」

少女「死ねって・・・何でそういうこというんですかぁ!」ウルウル

男「お、おい泣くな!」

少女「うわぁぁぁぁぁん!!死ねって言われたぁぁぁぁぁああああアァァァァ!」

近所「なんだなんだ?」ワサワサ

男「チッ!入れブス!」バッ

少女「うげっ!」

バタン

少女「グス・・・ブスじゃないもん・・・・・スカウトされたことあるもん」

男「わかったわかった」ピピピ

少女「ちょ」(つд⊂)ゴシゴシ

少女「何呼んでるんですか!?」

男「警察だ」

少女「フン!」ブチィ!

男「なぁっ!?回線切りやがった!」

男「お前・・・回線まで切るとは・・・」

少女「信じないなら見せるまで!」

少女「オカルトを信じないなら教えてあげましょう!」ピカー

男「お前弁償してもら・・・・・うぞ・・・?」

男「何だお前・・・体にライト入れる手術でもしているのか・・・?」

少女「ふふっ、おみせしましょう。私の本当の姿を!」ゴゴゴ

少女「はぁ~~~っ!」

男「一体何が始まるんだ・・・」

少女「はっぁ~~~~っ!」

少女「はぁ~~~~~~っ」

少女「はぁ・・・はぁ・・・」

少女「でぇやあ~~~~~~」

5分後

男「思ったより長いな・・・・・」

少女「これが本当の私のすがたなのです!」バァ~~~~ンッ!!

男「何!?」

男「背中に翼が生えただと!?」

少女「そしてこの頭にある輪っか!」

少女「どうみても天使でしょ!」

男「で、天使が俺に何の用だ」

天使「な、なんていう変わり身の速さ!」

天使「そうなのです、私は天使なのです!モシャス的なのを唱えて人間のフリをあなたの前でしていただけなのです!」

天使「これでオカルトを信じましたか!?」

男「そうか、能力の事は信じよう」

天使「ふふっ」ドヤ

男「で、能力を渡す人間を何故俺にした」

天使「それはですね・・・この能力を持つ者はある条件を満たしていないといけないのですよ」

天使「ズバリ!夢を一度も見たことない人!」

男「・・・・・」

男「まぁな、寝るときの『夢』っていうのも最近漫画を読んでわかったことだしな」

天使「ほぉ、ですさーてぃーんですか。花京院かっこいいですよね」ペラペラ

男「勝手に読むな」バシッ

天使「ぎゃば!ん・・・天使に暴力なんて・・・」

男「そうだな、夢を見ない人間ってのは限られたな」

男「だが俺だけじゃないはずだ、夢を見ない人間なんていうものは」

天使「そうですね~」

男「何故俺に決めたかを言え」

天使「この能力を持つ人は若い人がいいんですよね。ほら、大人とかだと寝る時間も限られてきますし」

天使「そう考えていくと・・・かなり絞られますね。高校生の方が物分りいいかなとか条件に入れるとさらに」

男「そうして条件を入れていくうちに俺になったと」

天使「そうです!神に使えしものに選ばれたのです!」

天使「もう質問はいいですよね・・・?」

男「まだあるな・・・お前が何故日本の娯楽を知っているだとか」

男「その能力を俺に渡すという事によって得られるお前のメリットだとかな」

天使「ぎくっ・・・ぎくぎくぎくり!」

男「お前が執拗に俺にその能力を渡したい理由を言え」

男「今日の所はそれで勘弁してやる」

天使「うう・・・」

男「さぁ、言え」

天使「本当はお金よりもっとお金がかかるものが欲しかったんです・・・」

男「はぁ?」

天使「実を言うと私・・・バカして天界から放り出された身でして・・・」

天使「人間界の通過も持ってないし・・・この服以外ないし・・・」

男「そういや臭いな」(何日か彷徨ってたのか)

天使「うう・・・臭い・・・って臭ァッ!」クンクン

男「いいから続けろバカ」

天使「バカ・・・・・バカじゃないです!小数点の計算ができないだけです!四捨五入って何ですか!?」

男「お前が小学生高学年以下のレベルなのは分かったから続けろ」

天使「うぐっ・・・・それででして・・・」

天使「売るもがない・・・体は売りたくないんです・・・アイドルにならない?って言われたけど枕営業あったら嫌ですし・・・」

男「ああ、それで自分の能力を売ろうとしたのか」(だからこの能力を持っている『人間』がいないのか)

天使「よ、よくわかりますね・・・」

天使「そうですよ!それで・・・優しい、知的ってサーチに付け加えたら貴方の住所がでてきたので」

男「その能力の方が欲しいな」

天使「げっ!これはダメです!私のお気に入りのグーゲルって能力なんですから!」

男「お隣の国が使ってそうなパクリ表現だな」

天使「で、どうですか!?この家に私をおいてくれますか!?」

男「幸いにも親が海外だ」

天使「知ってます!サーチに付け加えたんで!」

男「俺も高校生でな、幸いバイトもやっている。お前の飯代くらい稼げる」

天使「そうですね!これで妹さんもいるのも知っています!」

男「・・・そうだ。この家の副副主だ」

天使「ああ・・・これでラノベみたいな生活ができますよ!お得でしょ!」

男「どうだか・・・」

天使「ある日家に天使がやってきた!ドキドキ天使との生活!?」

天使「だが俺には妹もいて?学校にもヒロインは充実!」

天使「他人の夢でHな事いっぱいしよう!フラグも立てれば現実世界でも!?」

天使「18禁PC用ソフト『DREAMDIVE~夢で貴方に会いたい~』CERO18」

天使「7980円、初回限定版には天使の抱き枕付き!」

天使「ホワイトドレアムプロジェクト」

男「おい待て、ツッコミ所がたくさんあるんだが」

天使「なんです?エロゲ風にステマしただけですけど」

男「ひ、一つにしよう・・・」

男「他人の夢でHな事いっぱいしようってとこだが」

天使「あ!もしかして興味あります~?」ププッ

男「ない」ガン

天使「ぐへっ!」

天使「そ・・・そうです!他人の夢ではあなたは自由なのです!」

天使「まぁ夢なので処女を犯しても、現実世界では処女なのです。痛さもないのです」

男「だとしても夢を覚えている場合、そんな事をしたら次の日に俺は白い目で見られるな」

天使「で、でも!」

天使「あ、私って男の事夢で見るほど好きなんだ・・・」

天使「ってなるかもですよ!?」

男「ほぉ・・・・・」ニヤリ

男「そうか・・・現実にも及ぶのか・・・」ニヤニヤ

天使(な、なんか他の事に使いそうな顔してる)

男「面白い能力だ、もらおう」

天使「え、じゃあ!」

男「妹がお前を認めるか分からんが・・・いいだろう住まわしてやる」

男「無理だったらバレないように押入れで住まわしてやる」

天使「ヒャッハーーーーー!」

男「さぁ、よこせ」

天使「あ・・・えいっ!」ブゥンブゥン

男「え、終わった?」

天使「これで入りましたね、はい」

天使「じゃあマニュアル渡しますねー」

男「思ったより薄いな」

天使「コミケにあっても不思議じゃありませんね」

男「表紙が思ったよりメルヘンチックなので騙されそうだな」

天使「絵には自信があるのです!」エッヘン

男「そうか・・・いっそ裏路地で絵を描いてれば売れたのかもな」

天使「あ」

男「さて、読むか」

天使「破かないでくださいね。私の髪を紙にする能力で必死に作ったんですから」

男「だから金色の紙なのか・・・それも売ったら金になったんじゃあ」

男「まぁハゲるかもな、だからお前ボブヘアーなのか」

天使「地面に垂れてた髪は全部これに費やしました・・・」

男「ロングの方が似合ってそうだな」

天使「そ、そんなこといってもフラグたたないんだから///」

男「冗談だ、その方がバカっぽくていいぞ・・・さて、読むぞ」ペラリ

___DreamDive___



初めに

破かないでください。丹精込めて作りました。



男「おい、何だこの中二くさい能力名は」(ダイブドリームの方が正しいような・・・)

天使「ええ!?必死に考えてたのに!」

1P

この能力について

名前の通り他人の夢に入る能力です。

夢を見たことない人間、もしくは人間外しか使うことができません。

対象の夢に体ごと入ります。

相手の夢で何があっても私には関係ないのです


男「おい・・・これって・・・」

天使「ちゃ、ちゃんと最後まで読んでください!」

発動条件

添い寝しないと使えません


入りたい奴の布団に忍び込みます(男女同じ)


びっしり相手とくっつきます


手足絡ませます


相手の耳に次の言葉を囁いてください「どう、きもちい?ちゃんと入ってる・・・?はぁ、はぁ」


これで入れます、相手が目覚めると強制的に貴方も出ます、相手と添い寝した状態で


相手が目覚める前に出たい場合はパルムと叫べば戻ります。パルムってうまいですよね


男「・・・・・」ギロ

天使「ひっ!だ、だからこの能力いらないんですよ~あはは~」

相手の夢でトラブルがあった場合

夢では色んな事があります

相手に意識がある夢はやっかいです。逆に相手に意識がない夢はウハウハです

夢なので貴方が死んでしまう場合もあります。あ、あと貴方の夢じゃないし生身のあなたは痛みもあります

死んでしまったら

リスボーンします。10秒間で体が再構築されます

しかし!!!もしこの10秒の間に相手が夢から覚めてしまったら!!!

その相手が次に夢をみるまで夢?の中に閉ざされます


男「なるほどな・・・」(よくわからん)

天使「ねっ?死なないでしょ!?」

男「閉ざされたままなら死んだも同然だろうが」

2P~18Pまで無駄なイラスト集

19P

ちなみに

もし私が、あなた様がダイブする前に寝ていれば

あなたと同行することができてしまいます

というか強制的に私はあなたと同行してしまいます


男「ふぅん、じゃあ一緒に来い」

天使「ええ!?やですよ~夜ふかしできない~」

男「黙れ、ちなみに夢でお前が死ぬことは」

天使「ないです、人間じゃないので・・・・あ、あと私も寝て入るので生身の体じゃないですよ」

男「その理屈がわからないが・・・まぁいい」

男「大体わかった」パタン

男「さて、使ってみるか」

天使「え!?もう!?」

男「ああ」

天使「添い寝ですよ!?恥ずかしくないんですか!?」

男「うるさいな・・・」

男「物は試しだ」

天使「ええ!?妹さんに!_?」

男「アイツだったら特に問題はないだろ」

天使「た、確かに・・・兄妹だったら恥ずかしくもない」

男「今日の夜決行だ」

男「お前も臭いから風呂入って来い」

天使「いいんですか!!?」キラキラ

男「はやく入って来い」

天使「ふぃ~サッパリしたぁ・・・」ホカホカ

天使「ふぅ・・・やっと始まったよ・・・」


男「おい、天使」

天使「はい?あ、牛乳ありますか?」

男「服と下着を洗い、さらに乾燥機に入れてきたぞ。ありがたいと思え」

天使「ぱ、パンツもですか!?///」

男「何だパンツくらい」

天使「何だとは何ですか!パンツは重要なんです!この前会った旅人が言っていました・・・

   ちょっとのお金と明日のパンツがあれば」

男「しっ!」

男「今すぐ押入れに入れ!後、そこで着替えて人間体になれ!」

天使「あ、はい!」(すごく的確な命じ方!)

妹「ただいま~」

妹「お兄ちゃ~~~んっ!!」ダキッ

男「暑いんだからくっつくな」

妹「今日は焼肉なんだよ?これくらいの暑さで負けちゃだめだよ!むふ」ギュ

男「部活は」

妹「うん!顧問の先生に褒められた!」

男「良かったな」ナデナデ

妹「うん!あ、お兄ちゃん」

妹「この家に誰かオンナの子入った?」ニコニコ

男「・・・・・」

家に帰ってきた私はかなり疑問に思いました。女の人の靴があったのです

あと、お風呂の電気がついていました。しかし私の大好きで殺したいほど好きで大好きで好きなお兄ちゃんはちっとも濡れてません

少し前に入ったのでは?と、思うかもしれませんがお兄ちゃんの入浴時間は7時以降と決まっているのです

現在の時刻5時半、お兄ちゃんが入ったとは考えられません。お兄ちゃんが入った後の残り湯を飲むのが日課の私が言うんだから間違いなしなのです

あとあと、お兄ちゃんの肩に金髪の髪の毛が一本が乗っていた事を私の目は見逃しませんでした

抱きつくときに採取してみたら、なんとこのキューティクルは明らかに女性のもの

その疑問点から推測するにしてある結論に至りました、お兄ちゃんが女の人を連れてきた、そしてお風呂に入れた

女連れてきて、お風呂に入れた、体をきれいにした、そして生まれたままの姿で二人はって、っはは

んなわけねぇえええええええええだろうがくそがぁっぁぁぁっぁぁぁっぁ!!つーかそんなことがあったら許さねぇ!!!

と思う私はお兄ちゃんに素朴な疑問を投げかけるのでした

男「クラスの友人が来てな、俺の家で遊んでたんだ」

男「それで俺がジュースを彼女にこぼしてしまって・・・お風呂に入れたのだ」

妹「ふぅ~ん、ふぅん、ふぅぅぅうううううううん!?」ズイッ

妹「ふん?ふぅん!?どういうこと!?お兄ちゃんクラスに友達いないって言ってたじゃん!」ズイズイ

妹「というか俺には女の友達がいないって言ってたじゃんんんんんんんんんんっ!!!?」

妹「それってさ、それってさ!私にさぁ?嘘、ついたんだよね!?ね?ねぇええええええ!!!!」ジロジロ

男「さっき友達になったんだ」

私がここまで取り乱しても冷戦沈着に真顔で応えるお兄ちゃん、素敵です。惚れました、というか惚れてます

妹「あ、それなら納得だね」ニコ

妹「いつまでその人は家で遊んでるの?まだ遊ぶなら私お菓子買ってきたから持っていくね」

男「ああ、言っておくよ」

男「おい、天使。いつまで押入れで寝てる」ガラ

天使「なんだい男クン。またジャイパンに性的なイジメを受けたのかい?うぷぷぷ・・・それって絶望的だよねぇ・・・」

男「のぶ代のキャラで遊ぶな。それより朗報だ、お前は妹に俺の友達って事で認識されている」

男「その服って変形できるんだろ?」

天使「何故それを!?」

男「お前の人間体と天使の時の服がちがかったからだ」

男「いいから俺の高校の制服になってみろ。これだ」スッ

天使「はい!超変身!」テーン

天使「こうですかね・・・?」

男「それは男子制服だバカ」

妹「おにいちゃーん、持ってきたよ?入っていい?」

男「は、はやくしろ!」

妹「はやく?あけていいのね?」ガチャ

天使「こんばんわ、男君の妹さん?可愛いね~」

天使「私、天条院忝士。よろしくね」テンジョウインテンシ

男「初耳だ」ボソッ

妹「あ、よろしくです。阿仁合妹子です、兄を愛する妹の子と書きます」アニアイイモコ 

男「こっちも初耳だ」

天使「ありがとう!お菓子を持ってきてくれたのね!」

天使「あ、男君の好きなトッポだよ~、はい、あ~ん」

男「あーん」ギロリ(バカ!仲良さそうにするな!)

妹「お兄ちゃんの好きなのはポッキーです・・・」イライラ  ブチィッ

男「な、何言ってんだ。トッポも好きだぞ」

妹「えっ・・・」

天使「じゃあ私帰るね~」

男「また明日」

天使「また明日~」

バタン

妹「私あの人嫌い・・・」

男「はぁ。なんでだ」

妹「私より可愛いから・・・・・お兄ちゃんを取られちゃうよ!」グスン

男「なんでそうなる・・・」

妹「ってそうさせるわけねぇだろうがあああああああああああああああああああああああ」

妹「ボケェ!」

妹「あ、私もお風呂入ってくるね」

男「のぼせるなよ」

男「おい、入っていいぞ」ガララ

天使「飛んで窓から入るなんて・・・本当にドラ」

男「飛んでる姿誰にもみられてないか?」

天使「それは能力で隠してきました!」

男「ならいい、今は妹が寝付くまで押入れに入ってろ」

天使「う・・・いいですよ~くらい所なれてますしー・・・」

男「後で飯もってきてやる」

男「それまでPSPでもやってろ」ポイッ

天使「天使にこの扱い・・・」

妹「お兄ちゃんは豚の部位でどこが好き?」ジュージュー

男「全部好きだ」ジュー

妹「むぅ、そっかぁ。じゃああのメス豚切り殺せないね」モグモグ

男「そう言うと思ったよ」モグモグ

妹「お兄ちゃん」

男「何だ、あ、もやしは残しとけ」

妹「お兄ちゃんは彼女作るの?」

男「その気は無いから今は安心していいぞ」

妹「えへへ・・・ずっと安心してたいな~」

天使「一人は寂しい・・・実況しながらやろ・・・真っ暗で一人~PSPをやる天使~」

天使「ソフト入ってないから何もできない・・・・・」

男「おい、飯だ」ガララ

天使「ちょ、この焼肉焦げてるじゃないですか!」

男「文句言うなよ、というかお前草食系じゃないのか」

天使「天使は肉もたべるんです」クチャクチャ

男「クチャクチャうるさい、これだから貧乏人は・・・」

天使「ぶっ!び、貧乏じゃないです!これでも天界にいたときは結構有名な家柄でして!た・・・確かについさっきまでホームレスでしたが・・・」

男「そうだな、何ヶ月か俺が玄関に出るのを狙って詐欺しようとしてたしな」

天使「うっ・・・そう思うと私達って関係長いですね~。玄関の前だけ」

天使「妹さんは?」

男「二度目の風呂だ」

天使「あの~やっぱり隠れながら暮らさないとダメですかね・・・」

男「そうなるかもな・・・お前妹に嫌われてるし」

天使「はぁ・・・お兄さんを取られたくないんですね」

男「そこで使うのがこの能力だろ?」

天使「え・・・?」

男「バカか、妹になんでもありの夢でお前が取るに足らない生物、もしくはお前が妹とかなり仲よくなればいいだけのこと」

天使「なるほ・・・ど」

天使「でもでも!夢の地形次第では妹さんにたどり着けないことになりますが・・・」

男「地形・・・だと?マニュアルにはないぞ」

天使「夢って言っても例えば家が浮いてたり空と大地が逆転してる夢もあるんですよ~意味不明な地形もあります」

男「そんなに広いのか・・・?妹の夢は・・・」

天使「さぁ・・・」

天使「ウェイクアップ!パジャマの姿を解き放て!」テーン

男「便利な技だな、着替えずに済むなんて」

男「パジャマ着ながらウェイクアップって・・・矛盾してるな」

天使「そうですね~・・・ぐーぐーzzz」

男「はやいな」

男「さて・・・アイツも寝たか・・?」

男「まず、妹のベットに忍び込まないとな」


男「妹?まだ寝てないのか?」コンコン

妹「うん・・・何か寝付けなくて・・・」

男「そうか・・・まだ11時だしな」

妹「ゲームやって寝るね。そうすれば目も疲れるし」

男「あまりハマリすぎるなよ」

2時間後

男「全く・・・ゲーム付けっぱなしで寝るなんてな・・・」

男「入るぞ」ヌッ

妹「んん・・・あぅ、おに・・・ちゃんzzzz」

妹「zzzzzzzzうひひzzzz」

男「本当にやらないといけないのか・・・」

男「いざってなると少し緊張するもんだな」

男「さて」

妹「んん・・・」

実の妹のベットに潜るという行為
彼はちっとも動揺してない、という顔をとっているが実は内面少し緊張をしている。彼はポーカーフェイスなのだ
彼女のベットに入る・・・ギシギシ・・・という音が彼の緊張を表しているかの音のようだ
至近距離で見る妹の顔、いつもより少し大人びていた。彼女はまだ14歳、これからもっと発育がよくなる・・・貧相だが形は良いこの胸も大きくなるんじゃないか
少し彼女の頬に手を当ててみる。そのさわり心地はふんわりと柔らかく、安心させられるものだった――

「んんっ・・・あぅ、お兄ちゃん・・・」スゥスゥ

妹の甘い寝言が彼の耳を通っていった。透き通るような甘い声・・・・・目的を忘れてこのまま一緒に彼女と寝るのもいいんじゃないか、ふと彼はそう思ったのだった
マニュアルの内容を思い出す。手足を絡ませる、兄妹としてその行為はどうなのか
だが彼はなんの罪悪感もなく手足をからませる

「あん!・・・・んんっ!・ぁ」スゥスゥ

寝言なのか喘ぎ声なのかよくわからない声が部屋中に響く
あとは問題の生声を彼女の耳元に響かせるだけ・・・彼にとってこの行為が一番の苦痛だった
だがここまできて終わらせるわけにはいかない。彼はそっと彼女の耳元に口を近づける
緊張による息や鼻息が彼女の耳をくすぐらせる

「ひゃんっ!・・・あへぇ・・・お兄・・・ちゃん」スゥスゥ

こいつ・・・実は起きてるんじゃないか?疑問を感じながらも
ついに彼はその言葉を口にした――

「どう、きもちい?ちゃんと入ってる・・・?はぁ、はぁ」

男「んぐ・・・・ここは・・・」パチクリ

天使「妹さんの夢のようですね」ヌッ

男「うわっ!びっくりさせんな・・・どうしてここにいる」

天使「来いって言ったのあなたじゃないですかぁ!」

男「そうだな・・・で、成功したのか?」

天使「そうみたいですね・・・現にいきなりこんな」

テッテデンデンデンデンデッデデーン デレレーンデレレレンレーン

天使「RPG風な世界にいるのですから」

男「つまりここの夢の地形は・・・あの」

天使「龍クエストと同じ地形ですね」

男「どうやって妹を探すんだ・・・アイツがやっていたのは結構マップが広いぞ」

天使「あ、ちなみに夢の中も現実世界と同じ時間帯なので」

男「制限時間は7時間、いやあいつは部活の朝練があるから・・・もっとはやいな」

天使「それにしても男さんの格好」

天使「カッコイイですねぇ・・・羨ましい妬ましい」ホレボレ

男「3の勇者と同じ服装だな、律儀に銅の剣だけはある」シャキン

男「そういうお前は・・・僧侶?お前がか」

天使「魔法も使えるのかな」テレレン(ザキ!)

男「使えないじゃないか、っておい。何故俺に向けてる」

天使「おっかしいな~」テレレン テレレン テレレン

男「ホラ、さっさと行くぞ。というか何で監視カメラがあるんだ?」コンコン

男「こんな森に・・・不自然だろ。ゲームにもなかったぞ」

天使「さぁ?RPGなのにおかしいですね」

男「おかしいなこの街、さっきから」

男A「やぁ、ようこそこの街に!歓迎するよ!」

男B「おれっちの店はやすいぜー!ケケーッ!」

男C「ハッ!やめときな、旅人さん達。アイツの店は馬のフンしか売ってない、臭いったらありゃしねーよ」

男「俺しかいないんだが」

天使「男さん以外見てないって事ですかね」モシャス

天使男「私も男さんになりました!ぶぐしゃあっ!?」ブシャアアア

男「やめろ、次は切るぞ」シャキン

天使男「ちょ、もう骨見える程切れてますって!!!・・・ほ、ホイミホイミホイミぃ!」テレレン テレレン テレレン

天使「あ、治った」

男「時間がない、妹を手分けして探すぞ」

男「全く俺しかいないな、鏡でもみてるみたいだ」

男「あ」

妹A「いやっ!やめて!」

男D「ケケッ、コイツどうする?」

男E「ひん剥いてやろうぜ、ヒヒッ監視カメラによく映るようになぁ」

妹A「あっ、いやあああああああ!」

男「おい、お前等」

男D「あああん??」

男「や、やめろ!」プイッ(クソ!自分と会話してるみたいで恥ずかしいぞ)

天使「はぁ・・・女の人もいますが・・・みんな若いな、妹さんの友達とかかな」

妹友「ぐすっ・・・うぅ・・・ヒック」

天使「あのぉ~」

妹友「ううっ、お嫁にいけないよ~」メソメソ

天使「どうしてです?凄く可愛らしいお顔をしています」

妹友「ありがとう・・・でもこの村の城下町の娘は結婚をしてはいけないの」

妹友「何故なら王女様によって決められていることだから」

天使「え、それは何故」

 「きゃあああああああああ」

天使「なっ!?何?」

男G「うい、オラのイチモツでやったろうぜぃ」

男F「じゃあワイはケツを犯るんじゃ~」

妹B「イヤっ!そんな大きいの入らないよ!」

男G「とかなんとか言っておいてコッチは正直だなぁ・・・おい」

妹B「ああんっ・・・あ、あ・・・イヤ・・・触らないでぇ・・・ん」

男F「なんや、抵抗せぇへんのか」

天使「おお・・・監視カメラがある目の前でよくできますな///」ジー

天使「ハッ!助けないと!」

天使「死ね!死ね!しねぃ!」ガンガンガン

男G「いて!何だこぼがぁ!ごぼぉ!ぐぺ」

男F「や、やめーや!」

天使「はっ!撲殺してしまった!撲殺天使になってしまう!」ピピルピルピルピピルピ~

妹B「あ、ありがとう・・・もう少しだったのに・・・」チェッ

天使「え?」

男「おい、天使」

天使「でたなレイプ野郎!」

男「格好をよくみろ」

天使「あ、なんだ。オリジンの男さんですか」

男「妹を救ってきたぞ、案外すぐっみつかるもの・・・!?」

天使「ええ!?じゃあこの子は・・・」

妹A「あ」

妹B「あ」

ビュフン

天使「消えた・・・?」

天使「どうやらオリジナルじゃないみたいですね・・・」

男「妹も俺みたいに何人もいるのか?」

天使「私が助けた妹さんはおとなしめの子でした」

男「俺が助けたのは妙に強気だったぞ」

天使「つまりオリジナルは現実と同じ性格をしているのですね」

男「なるほどな」

男「何故どっちもレイプされそうになってたんだ?」

天使「それは・・・夢でお兄ちゃんにレイプされたい、って願ったじゃないからですか?」

男「それにしては性格が完全に俺じゃない奴にヤられそうだったが・・・顔は俺だがな」(太ってたのもいたな、少し年とった俺も)

天使「顔だけ好きとかw?」ププッ

男「殺す」

天使「う、嘘です!つまりお兄さんにレイプされるのはそんなに願ってることじゃあないんですよ!」

天使「なので、イメージが弱くなってしまい・・・性格があやふやなのです」

男「ふむ・・・」

男「あれは・・・って!」ガシッ

天使「アレレー?前が見えません」

男「隠してるんだ馬鹿!」


ショタ男「お姉ちゃん?・・・やめてよぉ///」

姉妹「うふふ、男君も本当は嬉しいんでしょ?」シコシコ

ショタ男「うっううっ・・・で、でそう・・・!///」

姉妹「ほら、カメラに向けてだしなさい」

ショタ男「ああっ・・・でるううううううう!!///」ビュッビュウゥゥゥゥ

監視カメラにぶっかけた! ショタ男は賢者になった!


男「何故カメラに・・・アイツ、俺のアルバム勝手に見たな」(姉なのか妹なのかはっきりしろよ・・・)

天使「な、なんです!?この音声は!?///」

天使「そうそう、妹さんの友達らしき人が言ってたのですが・・・」

天使「王女様がこの街を支配してるだとか」

男「妹の友達もいたのか・・・」

天使「とにかく王女様にあってみましょう!」

男「あの馬鹿でかい城か」


男兵士B「悪いが入れさせるわけにはいかないんだ、スマンな」

男兵士A「酒くれたら内緒で入れてやってもいいぜー、ひひっうい~ラム酒な///」ヒソヒソ

天使「・・・・・」ジトー

男「俺は未成年だ」

男兵士A「いいか?城の城壁の裏側に回れ、そこに城へと繋がる隠し階段がある///」

男兵士A「何で作ったかなんて、ヤボな事聞くなよ~うい~///」

男「聞いてないぞ」

天使「いちいちツッこんだら時間がもったいないです。さぁいきましょう!」



なんと!隠し通路をみつけた!

男「暗くてよく見えないぞ・・・メラ。というかこんな所にまで監視カメラが」テレレン

モンスターが現れた!

天使「ええ!?いきなり」

男吸血鬼があらわれた

男「無視だ、俺モドキと戦ってる暇はない」ダダッ

天使「はい!」ダダッ

男吸血鬼はまわりこんだ!

男吸血鬼「キキッ、逃がすかよ!負けたらレイp・・・何だ妹じゃねぇのか」

天使「!」

天使「わかりましたよ!王女様はオリジナルの妹さんです!たったいま疑問が確信に変わりました」

男「言って、みろ!」グシャァ

男吸血鬼「ぐわあああ剣は叩くものじゃないいいいいたいいいい!」グシァァァァ

天使「妹さんは自分以外と貴方をくっつけたくないのです!だから妹友さん達を結婚させなかった!」

男「そんな事は知って、いる!」グシャア

男吸血鬼は逃げ出した  しかし男は回り込んだ!

天使「夢って言うのは自分が中心でなければおかしいのです!多分!」

天使「つまりあの男さんにレイプされたい願望があった妹さん達がオリジナルじゃないのはおかしいのです!」

男「じゃあ何で、オリジナルの見えない所でやられ」

男吸血鬼は死んだ

男「そうか、監視カメラか」

天使「あのたくさんの監視カメラを見るモニターなんて街にはどこにもありません!」

男「つまりそんなものをみるのはこんな馬鹿でかい城に住んでいるオリジナルってことか」

天使「はい!」

天使「あ、ここはしごですね」

男「城の中に続くんじゃないか?地形的に」

天使「じゃあ登ってみましょう」

男「・・・・・・」

天使「・・・・・」

天使「あ、スカートの中みないでください!///」

男「あのな、その中の布を洗ってやったのは俺だ」

天使「た、確かにそうですが・・・あ!蓋みたいなのがありますよ!」

男「開けろ」

天使「よい・・しょ!」

男「空いたな・・・な!?ここは!」

天使「どうなってました・・・か?」

天使「ここは・・・?キッチン?」

男「それも俺の家のだな」

男「あんなバカでかい城の中身は・・・結局は二階建ての家だったのか」

天使「いきなり場面が変わるのは夢ではよくあることらしいですが・・・」

男「王女の部屋は妹の部屋できまりだな」

天使「おお!結構早く終わりそうですね!」

男「いや、ギリギリだ。妹もあと2時間後あたりに起きr」

男執事「誰だ、貴様等!!!」

男執事「ここに何かようか!?」

天使「な・・・見た目も口調も男さんそっくりですよ!」

男「俺は貴様、なんてことは言わん」

天使「じゃあ微妙に違うって事ですかね・・・これも妹さんに近づいてるってことですね!」グッ

男「妹に会いに来た、それだけだ」

男執事「王女様に?悪いが王女は王子と夜のお戯れ中だ・・・・お戯れ・・・」

男執事「クッ!・・・うぅ」ガク

男「なんだこいつ・・・自分で言って泣いてるぞ・・・」

天使「可哀想に・・・」スタスタ

天使「何故悲しんでおるのです・・・顔を上げて訳を話してみなさい・・・きっと楽になります・・・」

男(こういう時は天使というか女神なんだな)

男執事「実は・・・王女と俺は幼馴染なんだ・・・だが」

___省略___

男執事「くそぉ!許嫁がなんなんだよぉ!」

天使「NTR、寝取られですね・・・自分に寝取られるだなんて・・・」

男「くだらないな。だが、その話は少し重い・・・王子め・・・!」

天使「くだらなくないんじゃないですか・・・」

男「くそ・・・王子・・・許さないぞ」

天使「忘れてるみたいですけど・・・王子もあなたですよ?」

男「俺はそんな事するやつじゃない!」

天使「執事さんの話を聞いてると・・・矛盾だらけでした」

天使「多分執事さんは王女への片思いを、悲しいシナリオに自分で脳内変換してたのですね」

天使「可哀想な人」フッ

男「こっちをみていうな」ガン

天使「ぷぎゃあっ!?」

天使「あっ、血でてる!吹き出てる!」

天使「ノックしてもしも~し」コンコン


妹「ああ・・・私がお兄ちゃんに犯されてる・・・うふふ///」

妹「ああ・・・・・これって俗に言う・・・最高にハイって奴だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!///!」

妹「こっちのカメラの私はお兄ちゃん犯してる!、犯してる!!、犯せ!!///」

妹「犯せええええええええええええええもっと犯せえええええ///」

妹「はぁ、はぁ・・・かわいいよぉお兄ちゃん・・・大好き、好きすぎてたまらないよぉ///」

妹「・・・・・う~ん」

妹「うう・・・でも私もお兄ちゃんもどこか似てないんだよなぁ・・・お兄ちゃんモドキだよぉ」


天使「あ、オリジナルじゃないですね、部屋間違えましたー」

男「閉めるな、残念だがあれはまぎれもない俺の妹だ」

天使「ウ、嘘d」


妹「さっき頭にどう、きもちい?ちゃんと入ってる・・・?はぁ、はぁってお兄ちゃんボイスで流れてきたの・・・うひゃあああ///」


天使「」

王子男「妹、そろそろ」

妹「うるせええええええええええええええええええっ!」クワッ

王子男「ひいっ!?」ビクッ

妹「お兄ちゃんモドキは黙っててね?」ニコ

妹「なんで私のイメージはお兄ちゃんを作りあげられないんだろぅ・・・それくらいお兄ちゃんは偉大って事だよね!偉大だね!偉大だろうがァ!」」

妹「はぁ・・・・・また熱くなっちゃった・・・落ち着こう、落ち着いてお兄ちゃんを数えよう」

妹「お兄ちゃんが一人、お兄ちゃんが二人、お兄ちゃんが三人、お兄ちゃんが四人、お兄ちゃんが五匹・・・・」

妹「ってお兄ちゃんは動物じゃねえええええええええええええええ!!!」クワッ

男「おい、妹」

妹「はぁ?勝手に入ってこない・・・で」

男「俺のこともモドキって言うか?」

妹「え・・・え・・・?」

妹「何で・・・だろう・・・絶対にモドキじゃない」ドキンドキン

男「当たり前だ」

妹「あれれ?おかしいなぁ・・おかしいよ・・・この胸のドキドキは」ドキンドキン

妹「おかしい・・・夢でもここまでドキドキするなんて!おかしい!おかしい!!」ドキドk...

男「おい、今心臓止まって」

妹「こんなにおかしくて嬉しい事はないよ!おにいちゃああああああんっ!」ギュウ

現実

妹「むにゃ・・おにいちゃ・・あ・あああ・ん」フトンギュウ



男「おい、そんなにくっつけるな、暑い」

妹「お兄ちゃんだ!夢にお兄ちゃんがきた!やったぁ!」

妹「夢だ!これは夢なんだよね!?」

妹「夢なら・・・・なんでもしていいんだよね?」

男「ああ、そうどぅわっ!?」カキン! カキン!

突如男に鉄ヤリが飛んでてきた! 男はハリツケにされた!

男「くっ・・・!」

天使「男さん!大丈夫ですか!?」

男「幸い服にしか当たってない・・・が」(マズイ・・・身動きが取れない)

妹「誰・・・アンタはあああああああああああ思い出したぁ!アンタ・・・お兄ちゃんの友達(笑)でしょぉ!?」

妹「お兄ちゃんにくっつきやがってええええ殺すうううう殺してやるううううう」

妹「夢にまで出てきやがって・・・グス」

妹「お兄ちゃんは私のだもん・・・私と結婚するんだからぁ!」

男「妹・・・」

妹「だから、あのクソアマの目の前でHしようね、お兄ちゃん///」ニコ

男「」

男「天使!!俺を助けろ!」アセ

天使「あっ、はい!」

妹「させないよ」グワンッ

天使「ぎゃふっ!」

妹「グラビティ、重力に貴方は逆らえないの・・・」※妹はマジの中学二年生です

天使「ぐぅっ・・・ぅぅううう・あああああああああああっ!!!」

男「天使!!!大丈夫k」

妹「私以外と喋っちゃダメ!」

妹「ねぇ聞いてお兄ちゃん!今日重力について習ったの///」ビリビリ

妹「はぁ・・・お兄ちゃんの胸板・・・乳首・・・///」

妹「すっていい?///」

男「ダメにきまってるだろ!おい天使!お前この世界で死なないんだろ!」

天使「死なないですけど・・・死なないだけなのです・・・うう、重いのです」

男「使えない奴め・・・」

男「妹、やめろ!」

妹「やだ・・・もう少しで生まれたままの姿になれるんだよ?」

男「嫌いになるぞ」

妹「え・・・」ビクッ

男「嫌いになるぞ」

妹「あ・・・うぅ・・・」ビクビク

男「嫌い、に、なるぞ」

妹「あ、がっ・・・うぎぎぎっ・・・これは夢だもん・・・」ビクガク

妹「これは夢!私の好きなお兄ちゃんは夢でそんなこといわない!!!」

妹「やっぱりモドキだ!死ね!!!」ブスリッ!!!

男「かはっ・・・・がぁっ!・・・」ドクドク

妹「あ」

10

妹「あっ・・・お、お兄ちゃんが・・・わ、私じゃない!私じゃないもん!」



天使「くっ・・・あ、重力もどった」



天使「よし!夢で天使フォームになれば私は」



天使「って、男さん死んでるーーー!!」





妹「アンタ・・・アンタが殺したんだ!今のはアンタのせいだ!」



天使「え?も、もしかして私がやっちゃったんですか!?」

妹「そうだ!そうに決まってる!」





妹「お兄ちゃんのカタキぃ!」



男「ぷはぁっ!」

男「ん・・・え?」グサ  ドクドクドク

妹「あ・・あれ?また・・・」

天使「危ない!ベホマ!」テレレン

男「うぐっ・・・ふぅ・・・危ないな」

男「妹・・・」

妹「ご、ごめんなさい・・・こんなつもりじゃ・・・」

男「いいんだ、許してやる」

天使「ほっ・・・夢からさめなくてよかった」

妹「どう?お兄ちゃん、美味しい?」

男「まさか夢で食事するとはな、おいしいよ」

天使「本当ですか?」

男「まぁ・・・」(はらに入った気がしないけどな)

妹「おい!」

天使「はいぃ!」ビクゥ

妹「お前・・・本当にお兄ちゃんとなんともないの?」

天使「そうなのです!皿洗いしますのです!」ビクビク

妹「じゃあいいや」

天使「うう・・・」

男「妹・・・本当に天使とはなんともないんだ」

妹「北条院と?」

男「名前で呼んでやれ」

妹「おい天使」

天使「はぁい」

妹「お兄ちゃんに手ェ出したら殺すぞ」ボソッ

天使「は、はぁ・・・い」ガクガク

妹「じゃあ友達になろ」

天使「え?トモダチ?」

妹「知らないの?」

天使「えっ・・・ああいや、知ってますとも!」

男「・・・・?」

妹「じゃあ握手」ギュ

天使「あっ・・・」ギュ

天使「もし・・・もしなんですけど」

天使「私が家がないって言ったら」

妹「泊めてあげるよ?」

天使「ほ、本当ですか!?」

妹「うん!お兄ちゃんに手をださない友達の言うことはほぼ聞いてあげる!」

天使「な、何日泊めてくれますか?」

妹「何日でもいいよ~!お兄ちゃんに何もしないなら」

天使「食事も?」

妹「私が作ってあげるよ、お兄ちゃんの料理は私が作るけどね」

天使「わ、私!妹さんのお手伝いなんでもします!」

天使「男さんに手もだしませんので不束者ですがよろしくお願いします!」ドゲザァ

妹「いいよね?お兄ちゃん?」

男「ああ、もちろんだ」

妹「そうだ、お兄ちゃんに一つ聞きたいことが」

男「バル、何だ・・・?」(帰ろうと思ったんだがな・・・)

妹「お兄ちゃんのアルバムに写ってた女の子って誰かなぁ?」

男「?だ、誰のことだ?」ビク

妹「しらばっくれないでよー」

天使「?」

天使「どれのことです?」

妹「これだよ」ヒュン

妹は男の幼児期の写真を出した!

男「どうしてそれははっきりとイメージしてるんだ」

妹「いつもの夢だったらお兄ちゃんも私もホンモノみたいな感じの夢なのに」

妹「今日はコレが気になって全然ッ眠れなくて~イメージも弱くなっちゃったのぉ!」ピラッ

天使「あ・・・・・」

妹「だれこれ?」

男「そんな昔の女なぞ覚えてない」

天使「ヒドイ台詞だ・・・」

妹「覚えてないいいいいいぃぃ!?」

妹「嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つきうそつきいいいいい!!!」

妹「だって大事そうに缶箱に保存してたんだよ!?忘れるわけないよねぇ?ねぇ?」

妹「どうなんだよ、ああん!?」

男「許嫁だよ、といっても最近話さないけどな」

妹「いい・・・・なずけ・・・って何?天使」

天使「許嫁とは・・・まぁ将来結婚する仲って事ですね!」

妹「何それ?何それ?何?それ?なんだそれ?は?あ?え?へ?」

男「はぁ・・・あんなの解約されたっておかしく」

妹「お兄ちゃんと結婚するのは私だよ?」

妹「私以外の女と結婚するお兄ちゃんなんてお兄ちゃんじゃない・・・お兄ちゃんなんかじゃない、お兄ちゃんなんかじゃない!」

妹「砕けろ....破けろ....崩れろ....ちぎれろ....果てろ....切れろ....焼けろ,焦げろ....」

男「お、おいまて!」

妹は無数もの魔法陣を描き始めた!

妹「しんじゃええええええええええ!」

男「ま」


男A「おい!城が吹っ飛んだぞ!」

男F「この魔力・・・王女やなぁ」ザワ

男R「厨二かwwwwまぁ王女マジで中学二年生なんすけどね」

男K「誰だよ・・・王女怒らせたの」

男O「悪夢だ、そろそろ王女・・・妹も目が覚めてこの世界も終わるな」

天使「10秒たたないと・・・!」

妹「お兄ちゃんに許嫁・・・嘘、嘘、嘘ぉ!!!」

天使「妹・・・さん?」

10

妹「これは悪夢だ・・・お兄ちゃんが死んじゃって死んじゃった・・・」ガクッ



天使「妹さん!男さんは死んでなんかいません!!だからこれは悪夢なんかじゃあ」



妹「はやく起きないと・・・」



妹「おき・・・ないと・・」

現実

妹「はっ!」バッ

妹「何だ夢かぁ・・・あ、もう5時!」

妹「朝練に遅れちゃうよ~、でも先にお兄ちゃんへの朝ごはんも作らないとだし!」

妹「忙しいよ~」ヌギヌギ


天使「うわあっ!・・・はぁ・・はぁ」ゼーゼー

天使「男さんが・・・男さんが・・・」

天使「失敗した・・・!?」

天使「男さんが」

天使「妹さんの中に閉じ込められた!」アワワ



兄ちゃん、兄ちゃん・・・・起きろ!

男「ぐあっ!誰だ・・・お前・・・」

男老人「アンタァ・・・城で倒れたっとっとよぉ」

男「俺が・・・?どこだここは!」

男老人「宿屋さぁ」

男「くっ!・・・!!」タッタッタッ

男老人「お、おい!どこいくさぁ!」

男老人「妹が寝ぼけてるうちにしか俺らうごけねーんだぞぉ!おーい!」

男(できればあたってほしくないが・・・!)タッタッタッ

男兵士B「おい!中にはいるぁあ!?」

バコーーーン!

男兵士A「アイツ、門ぶち破っていったぞ・・・」


男「おい!妹!!天使!!!」

男「どこだ!!!」

男「くっ・・・部屋か!」

バン!

男「妹!」

王子男「やぁ、王女なら夢から覚めたさ」

男「なっ!!!?俺はリスボーン中に・・・・死んだのか?」

男「おい!教えろ!この世界はどうなる!?いや、俺はどうなるんだ!?」

男「俺は妹がまた寝付くまでどうなってしまうんだ!!?」

王子男「もうすぐこの世界も終わる・・・また新しい夢が始まるんだ・・・」

王子男「ボクと言U設定も

男執こカ俺という設定MO」

男「な?なんだ?ちゃんとしゃべr」

ゴゴゴゴゴゴゴゴッゴゴギュアアゥゥアアアアガアアアガガガガガ

王子「じゃあnんE」

おとkしtUJI「まTAENfじゃ」

男「城が消えてる街も・・・?どうなってるんだ?!お前等!消えるな!」

男「消える・・・な」

OTOこ「きえ・・る」

OTOKO KOreはS

多分このssを読んでるのはボクと僕と俺くらいしかいないと思いますが

用事があって3日後あたりにまた書き始めますので

か、書くのは初めてなのですが。こ、これは最後までおお終わらせるようにします


一応、酉つけておきます

お兄ちゃん、朝ごはんラップで包んでおくね!はぁと

天使「妹さん・・・男さんの朝ごはんを作って朝部活に行ってるんだ・・・・いい子だなぁ」モグモグ

天使「でももう男さんは・・・もう・・・!」モグモグ

天使「死んでないけど・・・今日はいない・・・どうしよ、私もピンチだ!」モグモグ

天使「そうだ!男さんに変身しよう!」モグモグ

天使「と、結論に至った私は男さんの朝ごはんを食べているのでふ」モグモグ

天使「ふぅ、よし!」ゴックン

天使「高校生かぁ・・・ご都合天界・・いや、ご都合展開で私転校生として登校できないかなぁ~」ホワワワ~ン


天使「おはこんばんちわなら~!私、天条院忝士!お天気の天に~日本国憲法第1条の条に~病院の院に~~~

   かたじけない感じの忝に~力士の士!だよ!」

天使「前の学校ではぁ~、ラブリーマイエンジェル忝士ちゃんマジ天使って言われてたの~~~!」

天使「好きなものは羽!出身地は北の方(本当は上だよ)!嫌いなものは~~~~ないよぉ!嘘だよぉ!」

天使「カラオケの十八番はぁ~~多分天使が付く歌詞なら全部いけるよ!みんなこれからよろしくね!」


天使「・・・・・取り敢えずおはスタみよ」ピッ

妹「今日は遅れてすいません!」ペコッ

部長「なぁにやってんの~」

部長「大会もさぁ・・・ち、近いの?」

妹友「再来月です」

部長「近いんだからさぁもっとこう・・・責任をもってよ。君はエースなんだから」

妹「はい!早速ランニング5週してきます!」ダダッ

妹友「妹・・・」

部長「え、どうかした?」

妹友「ああ・・・いえ・・・」

妹友(何だか悲しい顔してたような)

夢?

男「ここは?まだ夢なのか?・・・」キョロキョロ

男「いや、妹の部屋だ・・・俺の写真しかないこの部屋は妹しかいない」

男「TVがついてる・・・・こ、これは?」

男「中学校だな・・・カメラマンは走ってるのか?」

 「遅れてすいません!」

男「この声!妹・・・!?」

男「そうか・・・このTVは妹目線なんだな」

男「じゃあここはどこだ・・・?夢なのか?夢じゃないならここは・・・」

現実

妹「うう・・・なんだろ、頭の中でお兄ちゃんの声がするよぉ・・・」タッタッタッ

頭の中

男「ここは頭の中ってことでいいのか・・・すまないな、妹。気にせず走ってていいぞ」

現実

妹「う、うん!走ってる・・・」


男(つまりここもある意味現実ってとこでいいのか・・・)

男「眠い・・・ダイブ中は寝てるってことじゃないのか・・・んん」

男「すぅ・・・すぅ・・・」zzz

天使「お、おはようございます!」

近所婆A「あ、あら?お、おはよう」

近所婆B「お、おはようございます」

天使「今日はいい天気ですね~」

天使「あはは・・・ははっ!」スタスタ


近所婆A「あの子・・・・・挨拶するような子だったかしら?」ヒソヒソ

近所婆B「いつも私達の挨拶を無視して歩く子だったのにね」ヒソヒソ


天使(男に変身中)「うう・・・男さんって可哀想な子だったんだ・・・」

天使「生徒手帳からして・・・ここの学校であってるよね?」

天使「よし!」

教師「おはよう!」

天使「おはようございます!」ビシッ

教師「おう?おう!おう!お前もやっと挨拶をするようになったか!」ニカー

天使「えへへ・・・」

女「男君?」

天使「よし!クラスどこだろ!?」

女「おぉーい、男くーん!」

天使「?」

女「男君!!!」

天使「男さんって人~!誰か呼んでますよ~!」

ザワザワ ナンダアイツ アイツガオトコジャネェノ? ウイ

女「ば、バカ!君のことさ!///」

天使(男に変身中)「あれ?」

天使「い、いやぁ~自分の名前を忘れててーあははー(棒)」

女「君、本当に男君?」

天使「ええっ!?ど、どうしてそんなことぉ聞くんですかバイ!」

女「どこ弁だよ・・・あははっ、冗談さ!君がそんなボクに他人行儀なわけないもんね!」

天使「はい!他人なんかじゃありま・・じゃねぇよ」

天使「ところでどちら様でしょう?」

女「え?」(今、他人じゃないって言ったのに・・・)

天使「お名前は?わ、俺は男です!」ンビシィ

女「ほ、本当にボクの事忘れちゃった?」

女「ほら、女だよ」

天使「ああ、女さんでしたか。よろしくお願いしま・・・するぜ」

女「う・・・ボクは男だ!」

天使「あれ?」(思いっきりお胸があるんですが)

天使「ここがクラス?なのですか?」

女「そうだよ?本当に忘れちゃったの?」

天使「ま、まさか!」

女「そ・・・そうだよね!じゃあ席につこう。もうすぐチャイムが鳴っちゃうからね」

女「みんなおはよう!」ガララ

オハヨー カワイイネ オハヨウ オッハー オハ ウイッス オウ

天使(男に変身中)「みなさんおはようございます!!!」ニコッ

・・・・・・・・・・・・・・  ザワザワ   ザワサワ  

アイツッテアンナキャラダッケ? マジメクンジャネェノ? チョウレイコククールオウジダロ? 

どうやらこの学校での男さんのあだ名は超冷酷クール王子だそうです

このクラスで男さんの友達は

友「や、やぁ、男」ギクシャク

友達はいたようです、と安堵したら

友「つ、続きはいつもみたいにテレパシーではな、そ、そうぜ」ギクシャク

友(なんせ俺たちは親友だからな///!)

どうやら彼が男さんの事を親友だと、勘違いしてるだけのようです

次は

女「本当にボクの事忘れてしまったのかい!?ボクだよボクボク!」

女「幼稚園からの仲じゃないか!」

ボクっ娘のようです。あと性別不明です

以上、友達?でした

天使「はぁ・・・・・あ、屋上でため息って高校生っぽい!」

天使「男さん・・・大丈夫かなぁ、夢に取り残されるんじゃなくて」

天使「脳に取り残されてるからなぁ・・・」

先輩「ねぇ、おとこ」

天使「おやぁ?」

天使「どうかなさいましたか?ここは小学校ではありませんよー」ニコッ

どうやらロリの知り合いもいたようで・・・

先輩「はぁ!?まぁたアタシのことろりあつかいして!」

先輩「アンタいつになったらこのアタシがこうこう2ねんせいってわかるのよ!」

ひらがな表記なのは何故・・・・・

天使「も、もうしわけないです!そ、それでなんのようでしょう?」

先輩「きょうのバイトのことよ」

天使「ええ!?バイトぉ!?」ビクッ(私、働いたことないのに・・・)

先輩「きょうはやすんでいいわ。きょかもおりたし、てんちょーからね」

どうやら男さんは、失敗することを予測に入れていたようで・・・私がバイトできないのを悟り休みを入れてくれていたようです

突然ですがどうしましょう

私は今、大変な事態に陥っているのです

教師「おら、答えられんのか?お?」ニヤニヤ

教師「学年トップのお前が、こんな問題も解けないのか?超冷酷クールビューティー脳だけ王子が、この問題もとけんのか?おお?」ニヤニヤ

どうやら男さんは本当に頭の出来が良かったみたいです。そしてあだ名は超冷酷クールビューティー脳だけ王子へと進化しました

天使「え、えぇ~とですねぇ・・・」アワワ(ばつってなんだろう・・・yも意味わかんない)

教師「おろ?じゃあ次の奴にまわしたろ!」ニヤァ

天使「うう・・・」ペタン

天使(生まれてこのかた勉強もしたこともない私が算数などできる筈もないのですよ)

隣「ねぇ」

天使「え?な、なんでしょう?」アタフタ

隣「今日はメガネつけてないんだね、前髪もピンで止めてるし」

隣「なんか女の子みたいで可愛い~www」

少し人気者になりました

はぁ・・・授業がやっと終わりました

これで帰れます!

天使「よし!帰ろう!」ガタッ

女「ちょ、ちょっとまちなって!」

天使「むぅ、なんでしょう?」イライラ

女「まだお昼休みだけど?」

天使「はて?」

女「まだ授業は残ってるってことだよ!」

天使「あぅ・・・そんなぁ・・・」ズーン

女「ささっ、お昼食べよう!」

天使「はい・・・どこで食べますか・・・・?」

女「あ、あれ?いつもみたいに断らないんだね・・・俺は一人で食べるって言うくせに」

天使「そうなんですか?」

女「え?」

女「今日もお弁当は妹さんの?」

天使「へ?」

し、しまった!妹さん、お弁当を作ってくれてたのかな?

天使「きょ、今日は忘れてしまって・・・」

女「じゃあ、半分わけてあげるよ。あ~ん」

天使「ありがとうございます!あ、あ~ん///」ワクワク

女「あげないっ!w」ヒョイ ニコニコ

大天空滅びの章_終式_

両手に空をも滅ぼす大宇宙エネルギーを宿します

これを受けた者は二度と体を再構築できない程身体を滅ぼし、そして

女「嘘だよ、ほらっ」

天使「わぁっ!わた・・・俺、卵焼き好きだぜ!」サッ(危ない、もう少しで女さんの命を天に返す所だった)

女「あはは・・・おいしい?・・・なんだか、久しぶりに君と仲良くなれた気がするよ・・・・・」

ごめんなさい、私は男さんじゃないのです。罪悪感がまた私のお腹を空かせました

天使「そのプチトマト食べていいですか?」

男「んぐっ・・・!」

男「ふぁ~あ・・・」

男「何だ、まだここにいたのか・・・」

男「妹の部屋が脳内と同じだとすると・・・あまり触るのは危険だな」

男「しかし、扉は開けてみないとな」ギィ


妹「うぷっ!」(な、なんだろう!急に気持ちわるくなってきた!)


男「!」バタン

男「やっぱりどこも触れられないな・・・・妹がねるまで待つか・・・」

男「・・・・・」

男「と、思ったが奇妙なものを見つけた」

男「TVにコメントが流れている・・・某笑顔の動画サイトのように・・・」

許嫁って誰?    お兄ちゃんは私のもの!   疲れた眠い

     私の知らない子?     変な夢みた    部活もだるい

   授業疲れた・・・     答えわからないよぉ





     お兄ちゃんの嘘つき


男「・・・・・」

男「どうやら今夜はいい夢を見れそうにないな」

天使「ただいま~!」

天使「って誰もいないか・・・」

天使「どうしよ、妹さんにどう話そう?」

天使「こほん!あ~、あー、あめんぼあめんぼあいうえお」

天使「滑舌は良好」

天使「妹、今日の授業は楽しかったか?ははっお兄ちゃんは・・・楽しくなかったなHAHAHA」

天使「よし!おっけー」

天使「もう眠いから男さんのベットで寝よ・・・うぅ?」ガサリ

天使「なんだろ・・・この紙キレ」

  失敗したときのためのぺ天使用のこの家マニュアル

  はじめに

俺に変身して学校にいけ

天使「しました!あとペ天使じゃないです!」

1 起きたらまず姉さん用のお小遣いをリビングのテーブルに置いてやれ

天使「姉さん?」

2 妹が作った朝ごはんは必ず米粒残さず完食すること。食べたら食器はそのままでいい

天使「これはおっけーです」

3 妹が作った弁当を必ず持っていき完食すること。食べたら容器をキッチンに置いておけ

天使「今食べてます」モグモグ

3への追記、あいつはミートボールのほんの少しのタレの乾燥度具合で俺が何時頃食べたかわかるので

もし持っていくのを忘れてしまい、なおかつ帰ってきて食べてるならその容器を洗え、汚れの跡形もなく洗え

天使「・・・・・」モグモグ ビクビク

4 風呂は7時あたりに入れ

5 妹と夕食を食べた後、姉さんの夕食を作ってやれ

おわりに

もし姉さんにお小遣いをやっていなく、帰ってきてこれをよんでいるなら

今すぐ逃げろ

天使「えっ」

姉「」

天使「ひいぃっ!?」(誰!?)

姉「男ちゃん・・・私の事嫌になったんでしょ・・・だから今日お小遣いくれなかったんだよね?」

姉「私がニートだからだよね?」

姉「働かないで家にいるニートだからだよね?」

姉「もうやだ・・・男ちゃんに呆れられるならもう私をかばってくれる人はもういない・・・」

姉「手首切ってお風呂につかって温まったら男ちゃんと一緒に首吊ってやうぅ!」

天使「ええ!?手首きった当たりで死ぬんじゃ・・・」

姉「さぁ・・・一緒に天に召そう?」

天使「ひぇぇ!?もう召してますぅ!!!」

姉「ほらみて・・・私の手首・・・リスカ」ダラッ

天使「ひぃっ!?ってあれ・・・」

よくみたら爪で痕つけてるだけでした

姉「の練習・・・今からしてやるぅ!!」シャキン

とりだしたのは15センチ定規

天使「やめてください!」

姉「とめて・・・くれるの?」

天使「当たり前です!自殺だなんて、この世で最も醜い殺人の一つです!」

天使「私の前で誰も殺させない・・・・!」ギリ

姉「私?」

天使「ああっ!い、いや」

姉「うん・・・わかった死なない!///」

天使「あれぇ・・・?」

天使「姉さん・・・あのぉ、そろそろ離れてくれても」

姉「えっ!?ええ!?やっぱり嫌だったのね!私が臭かったから・・・ブサイクすぎたから・・・」

天使「物凄くいい香りがして尚且、物凄く美人ですよ・・・ただ苦しくて・・・」

姉「いい香り・・・美人・・・・///」

姉「でも苦しい!私の存在が苦しいからなのね!?もしくは私が太ってるから・・・くっちゃね生活をしているから」

天使「い、いえ・・・物凄くスタイルがいいのですが・・・ただ胸がでかくて」

姉「そうよね・・・男ちゃんは貧乳がいいものね・・・」

天使(それは私にもわかりかねます)

姉「こんな駄乳!切ってしまえばいいのよ!!!」パコン! ボイン パコン! ボイン

定規で胸を叩く、そして胸がエロティックに揺れる

そのエロくシュールな光景を、私は1時間くらい眺めていました

1時間後

天使「ハッ!姉さん・・・そろそろやめてみては・・・」

姉「でもっ!」パコン! ボイン

姉「こんな胸ッ切らないとッ!」ボインボイン

天使「わt、俺は巨乳の方が好きです!」

姉「本当!?///」パァァ

天使「だから自分に自信を持ってください!」

天使「あなたはブサイクでもキモくもありません!」

天使「嫌いじゃないです!むしろ好きですよ!!!」

姉「本当!?これって夢じゃないの!?男ちゃんにまで私は嫌われてないのね!」

姉(ってあれ?男ちゃんてこんな性格だったけ?あ、あれ?)

姉「あああああああああああああ!!!私は弟の心情変化を確認できないまで引きこもって・・・ッ!」

姉「最低な姉なのおおおおおお!こんな姉・・・いっそ死んでしまえばいいのね」

天使「・・・・・」

妹「たっだいま~!!!」

天使「お、おかえり!」

妹「お兄ちゃん?」


男「あのバカ・・・俺になりきれてないな」

男「姉さんまで出てきてるし・・・全く」


妹「ん~、まぁいいや。ごはん作るね」

姉「あ・・あわわ・・・妹ちゃん・・・お、おかえr」

妹「お兄ちゃん!今日は何食べたい?」

天使「え、え~t」

妹「ハンバーグだよぉ!ひき肉が今日安かったの!」

天使「そ、そうなんですか・・・じゃ、じゃあ俺も作るよ」

姉「妹ちゃん・・・うぅっ・・・っ」スタスタ...バタンッ...

天使「あれ、姉さんがいない・・・?」

妹「そんなことよりお兄ちゃん!」ムッ

天使「そんなことよりって・・・何?」

妹「今日は何でメガネかけてないの!?何かピンで髪と止めてるし!」ムムッ

天使「あわっ・・・こ、これは」

妹「それもいいよ!お兄ちゃん!///」ハァハァ

妹「そうだ!お兄ちゃんに聞きたいことが・・・」
    あのアルバムの写真はなに?

  どうしてあんなに大事そうにしてるの!?     


男「!」

男「聞くのはやめておこう!!!」


妹「はっ!あ、いやなんでもない・・・」(聞くのはやめておこう)

天使「?」

妹「なんでもないってばぁもう!」バチン

天使「ぐはっ!」

リアルに吐血しました

妹「ああっ!ご・・・ごめんなさい・・・私、お兄ちゃんに暴力振るう子じゃないのに」

妹(どうしてだろ・・・今日のお兄ちゃんは・・・殴りたくなる・・・)

妹(私今までお兄ちゃんに暴力ふるったことないのに!)


男「俺は殺されたけどな」

天使「ふぅ。いいお湯でした」ホッカホカ

妹「あ、お兄ちゃん出た?」


ガララ.....

妹「お兄ちゃんの入った後のお風呂の味は~愛の味~♪~私への~愛の味~♪」

妹「湯船に近づく前に飲むのが日課~♪」

妹「さて!今日は1リットルにしとこ!」

妹「・・。んぐっ。ぐびぐび」ゴクゴク

妹「!!!?」

妹「この味・・・・お兄ちゃんの味じゃない!!?」

妹「お兄ちゃん・・・?」

天使「・・・・・」

妹「お兄ちゃん!」

天使「?・・・・!!!」ハッ

天使「な・・・何です?牛乳ありますか?」

天使「あ・・・・」(男さんになりきらなきゃ!)

天使「おい、牛乳あるか?」

妹「今日は無い・・・ねぇ、お兄ちゃん」

妹「お兄ちゃんは牛乳は好きじゃなかったよね?」ジロジロ

天使「なぁっ!?」(そ、そんな馬鹿な!)


男「あの馬鹿・・・」

妹「大体・・・今日のお兄ちゃん・・・何だかおかしいよ」

妹「10箇所以上あるよ!全部言おうか?」

天使「い、いいです」ビクビク

妹「!」

妹「お兄ちゃんはこんな事で怯えない!」

妹「お兄ちゃんはもっと真顔で!ハードボイルドで!でも顔は渋くない!」

妹「お前はお兄ちゃんじゃない!」

妹「・・・・・」ムムム  ジロジロ クンクン

天使「あっ・・・」(やばいバレルバレル!)アセアセ

妹「てめええええええええええええええええええええぇぇぇっ!!!」

天使「ひいいっ!?」ビクッ

妹「お兄ちゃんの皮を被ったクソカスだなァ!?」

天使「違いますぅ!」ビクゥッ

妹「今削いで中身を見てやるうぅ!おぁっぁっぁっぁぁっぁぁぐぎおごぎごいぎg」カクカク

天使「ひっ!ひえぇえぇぇぇ!!!」

男「仕方ない・・・」

男「嫌いになるぞ!!!」


妹「!」ビクッ

妹「い、今・・・頭の中で・・・」

妹「おい、お前ぇ!そこのお兄ちゃんの皮を着ているお前だ!」

妹「今なんか喋ったな?」

天使「喋ってません・・うぅ・・・死にたくない・・・まだぁ・・・」ヒック...エグ...

妹「ちっ・・・泣きやがって・・・」


男「嫌いになるぞ!!!」


妹「!?!?!??!?!」ビクッビクゥゥ!!!

妹「や、やだ・・・嫌いにならないで・・・」ビクビク


男「じゃあ今すぐ部屋に戻って寝ろ!!!」


妹「う・・・ん、で、でも!まだ目が疲れてなくて!」


男「じゃあ何かゲームして寝ろ!!!」

男「単純なゲームだ!!!」


妹「わ、わかった!!!」

天使「え?・・・」(ま、まさか男さんが脳内で助けてくれて!)

妹「ど、どどどのゲームにしよう」カタカタ

妹「や、やだよぅ・・・嫌いになっちゃやだよぉ・・・」ビク

妹「これだ!これにしよ・・・」


天使「・・・ありがとう、男さん」

天使「よし!男さんを夢の中から救出するぞ!」

天使「といっても男さんがあの言葉を叫んでくれれば終わるんですけどね」

天使「パジャマベント!」テーン

天使「実はこのパジャマ!着てるだけで・・・寝てしまうと・・・いうすぐれm、の」

天使「気になる・・あの・・こに・・・無理やり・・・きせれば・・・」

天使「うひひw・・・・すぴー」

妹の夢

男「・・・・・」

男「んんっ・・・夢の中に入ったのか・・・というか戻ったのか?」パチクリ

男「ここは・・・?小汚い部屋だな、おまけに臭い」

男「・・・おい、天使!いないのか?」

男「反応なし、アイツ妹が寝る前に寝てないのか?」

男「もしくは俺が妹の中に取り残された影響で・・・って」

男「なんだこれは・・・!」

男「ミニスカートにブーツ・・・女装だと?またゲームに影響された夢地形か・・・」

男「取り敢えずこの汚い部屋から出るか」グッグッ

男「開かない・・・と、閉じ込められているのか?」

天使「・・・・・」パチクリ

天使「森?・・・随分霧が・・・」

天使「あ、あれれ?どんなゲームをしたんでしょう・・・妹さんは・・・」

天使「そ、そうだ!自分の服装を見れば・・・」チラッ

天使「ちゃ、チャイナドレス?」ヒラリ

天使「なんのゲームだろ・・・?」

天使「取り敢えず男さんを探さなきゃ!」ズルッ

天使「あ?」

バコーン

天使「いてて・・・木の上で寝てたんですか、私は」

男運転手A「アンタ一体なにもんなんだ?こんな山奥の村に用があるなんてよ」

妹「なぁに、ただの迷子の娘探しさ」

男運転手B「なんだよその言い方はよぉ!気になるじゃんか」

妹「おいおい、こんな山奥で男三人でパーティ・・・ってこはないだろ?」

男運転手A「がははwそりゃそうだ!」(こいつ男なのか?)

妹「・・・・・」

俺の名前は、シスター・S・けねでぃ 

あの何とかシティの生き残りさ、今じゃそのサバイバル能力を認められてエージェントをしてる

こんな山奥に来たのは理由がある、あのこめ国の大統領の娘(お兄ちゃん)が攫われたんだ

で、助けに来たって訳さ・・・HAHAHA

天使「あ、そこのお方!」

村人「!」

天使「道を訪ねたいのですが・・・」(なんかこの人・・・顔に紙貼り付けてる・・・)

村人「アイエスタ!!!」ウガー

天使「えっ?えっ?な、何故カマをこちらに向けるのです?」

天使「あ、危ないですよー!」

村人A「テ ボイヤ アセル ビガディージョ」ウヘヘ ブンッ!

天使「あぶっ!?」ヒュッ

間一髪で村人さんが投げてきたカマを避けました

天使「ひぃ!?だ、誰か助けて!」ダダダッ

村人B「ノーデヘイス ケ セ エスカペ!」

天使「助けてーーー!!!」

タスケテーー!!!

男「!」

男「天使か・・・?」

男「助けてって・・・お、おい!誰かそこにいるか!?開けろ!!!」ドンドン

男「おい!」ドンドン

ギィ...

男「あ、開いた・・・ぐはっ!」  ボカッ

村人Z「・・・・・」シーッ

男「静かにしてろだと・・・?おい、お前」

男「なんだその顔に付けてる張り紙は・・・何て書いてあるんだ・・・!」

男「許嫁?って書いてあるのか?」

村人Z「・・・・・・」

天使「な、何語かわからないので翻訳能力使います!」タッタッタッ

村人達「テ ボイヤ マタル!」ダダタダダダダ゙ッ

天使「す、スペイン語・・・訳は・・・」

天使「ぶっ殺す・・・」ガクガク

天使「殺されるーーーー!!!」

天使「そ、そうだ!このゲーム知ってます!」

天使「た、確か太ももに・・・あった!」ガサッ

天使「フックショット~~~」パラパッパッパパーン

天使「えいっ!」ビューーーン

天使「フックショット・・・まぁ単純に言えばターザンみたいなものです」

天使「そうです・・・このゲームは・・・梅男波佐ー土4ですね」

妹「ここからは単独行動か・・・泣けるぜ」

妹「拳銃一丁で何ができるんだか」

村人F「・・・・・」

妹「お」

妹「アンタ、少し道を訪ねたいんだが」

村人F クルッ

振り向いた村人に思わず殺意を抱きました

何故かというとその村人の顔には許嫁という文字が書いてある張り紙が貼ってあったのです

私はすぐにキャラ設定をやめ、ヘッドショットを放ってやりました

許嫁・・・お兄ちゃんと結婚するやつ・・・殺すころすコロスコロ助コロスヌゥゥゥゥゥウウウウ

うっひゃあああああああ許嫁共をマシンガンで蜂の巣にしてやるぜ!!!

男「なるほど・・・大体わかったぞ・・・」

男「はぁ・・・許嫁に嫉妬して」

男「ストレス発散でホラーアクションの敵キャラを許嫁に見立てたのか」

男「めんどくさい、もう帰るか」

男「パル、・・・・」


許嫁って誰?


男「やっぱり少し話し合ってからの方がよさそうだな」

男「それまで王子の救出を待つか・・・」

天使「私がこの役なら恐らく大統領の娘は・・・妹さんかな?」スタッ


妹「ひゃっはーーーー!!!」パンパンパン

妹「お兄ちゃんに群がる許嫁(笑)共め!!!殺す!!!」ババババババッ

妹「ぶっころおおおおおおおおおお!!!」ババッババッバババン

妹「ちっ・・・弾切れか・・・」

村人D「デトラス・・」

妹「オラァッ!」ヒジウチ

村人D「うがっ!?」

妹「その醜い張り紙が付いた顔ぶっぱなすぜええええええええ」パァァンッ

ブッシャァァァァ

妹「うひゃやややyっやひゃhっひゃyひゃあああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


天使「・・・・・」

天使「よし!男さんを救出しに行こう!」ミテミヌフリ

天使「ノックしてもしも~し」コンコン

男「遅いぞ、バカ」

天使「すいません・・・あれ?」

男「なんだ、この服装ならふれなくていい」

天使「い、いえ。どうしてパルムを言わなかったのかなぁって」

天使「言ったらわざわざ私が貴方を助けなくてもこの夢から出れたのに」

男「・・・・・」

男「アイツに説明しないといけないんだ」

男「説明しないとこれからの生活が面倒になりそうだからな」

天使「はぁ・・・じゃあ妹さんなら今・・・」

天使「村人さん達とじゃれてます」

天使「確かこの辺に妹さんが・・・・・あれ?」キョロキョロ

天使「いない!?」

男「お前がフックショットでちゃんとしたゲームルートを飛ばしたからだろ」

男「屋根へ屋根へ飛びやがって・・・うぷ」

天使「だ、大丈夫ですか!?」

男「それよりハンドガンを貸せ、いくらゲームでも俺だけは痛みがあるんだ。グロテスクに殺されたらイヤだからな」

天使「えー、それは私が使うんですよ!」

男「お前はフックしょ」

麻袋男「アアアーーーーー!!!」ウィウィウィィィィンンッ!!!

天使「ぎゃあああああああ!チェーンソー男だぁ!!」

男「に、逃げるぞ!」

天使「く、首ちょんぱされますよ!」

妹「許嫁・・・」

妹「お兄ちゃん・・・」

妹「ううん」

妹「いるはずないよ、そんな奴。大体いるとしたら私が知ってる人だよね・・・」

妹「だとしたら、もしかしてあの人・・・・・」

妹「で、でもあの人は今」

男「今は・・・なんだ?」

妹「お、お兄ちゃん!」

男「変な夢をみやがって・・・おかげで二度死んだぞ」

妹「怪我したの!?大丈夫!?」

男「ああ、この世界はハーブを食べれば何とかなる」

妹「やったー!またお兄ちゃんが夢に来てくれた!」

妹「ねぇ聞いて?今日ね今日ね!・・・お兄ちゃんの皮を被った偽物が出たんだよ」

男「そうか」

妹「私はちゃんとお兄ちゃんじゃないって気づいたよ!」

男「風呂のお湯を飲んで、だろ?」

妹「え・・・な、何でしって」

男「まさか毎日飲んでるのか?」

妹「ちっ・・ち・・・ちち違うよ!それは違うよ!」アセアセ

男「だったら止めろ・・・それに、今日お前の夢に現れたのは理由がある」

妹「え?今度の大会の事!?それなら大丈夫、私はちゃんと大会に」

男「そうじゃない、俺の許嫁の件だ」

妹「・・・・・!!」

男「勝手に狂った嫉妬しやがって」

妹「だ、だって!お兄ちゃんと結婚するような女なんでしょ!?私以外の!!」

男「だったら何だ、それに俺はお前と結婚する気はない」

妹「な・・・え・・え」

妹「スルキハナイ?気はない気はないっいいいいッ!?おごっ・・・ぐぎっぎっぎっぐぎぎぎぎg」ガクガク

男「血が繋がってる兄妹だ、結婚できる筈がない」

妹「あ、なぁ~んだぁ!そんな事かぁ!だったら大丈夫、私が日本を変えてあげる!」ケロッ

男「それに、お前の事異性として好きじゃないしな」

妹「あがぁっ!・・・ぐごごごえいぎえがかかかき・・・ぐぎぎぎっ。。ごぉ異性として・・好きじゃない?」ガクガク

妹「でもそれって、家族的には好きってこと!?///」ケロッ

男「ああ」

妹「なぁ~んだ!異性として見られてなくても、家族的には好きだって言われて私は」

妹「満足できるわけ、ねぇだろおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!」カチャッ パンッ!

男「!」ヒュッ タラー

妹「ちっ・・・外したか」

男「兄に向けて発泡か・・・・好きとか聞いてあきれるぜ」

妹「一発じゃ当たらねぇんならよォ~~~」カチャリ

妹「もっと撃てば当たるって事だよなァ~~~~ッッ!」バババッバッババババンッ!

天使(きゅ、急にキャラが変わった!?)

男「お前の百発は所詮砂利を投げているに過ぎないんだ、よっ」タタタタッ ブンッ

カランッ....コロコロ....

妹「なっ!?何投げてきやがって・・・!!」

男「妹に手榴弾・・・・・夢だからできることだな」

どっかーん

天使「ひ・・・ひどい兄妹だ・・・」

妹「けほっ・・・けほっ・・・!」ヨロヨロ

男「お前の夢だからな、お前には痛さはないだろうが・・・俺は痛い・・・」ヒリヒリ

妹「ううっ・・・さすがお兄ちゃん、一筋縄では行かないね!」

妹「そんな所が好き!///」

妹「だから他の女には渡せない!渡すくらいなら!」

妹「殺す方がマシじゃああああああああああああああああああ!!!」クワッ

天使「ま、まずいですよ!あのままだと銃撃戦だけじゃいかなくなりますよ!」

男「かまわん、くないか・・・さすがにこの前みたいにファンタジーな攻撃がきたら困る」

天使「は、はやく彼女の気を落ち着かせないと!」

男「仕方ない・・・」

妹「これは夢だ・・・夢だもん!」(夢なら何でもありだもん!お兄ちゃんに本音ぶつけたって!!)

妹「くだらねぇ御託並べて冷静沈着に真顔で何も思ってないように答えやがって!」

妹「でもそんな所が大好き///でも殺す!夢なら殺す!」

男「夢なら兄を殺していいんだな」

妹「な、なに・・・?」

男「所詮、夢の兄なんて殺してもいい・・・つまりその程度の兄だったってことか、俺は」

妹「え・・・えっ!ち、違うよ!そうじゃなくて!」

男「特に俺の事はそこまで好きじゃないんだろ?」

男「ただ一番近くにいた存在を好きになった、それだけだろ?」

妹「そ、それだけじゃない!!」

男「もういい、どうせ夢なんだ。この夢も朝になったらすぐに忘れるさ」

妹「私は!!!私は・・・ただ・・・お兄ちゃんが他の女と一緒にいるにが嫌なだけで」ポロポロ

妹「お兄ちゃんを取られたくなくて・・・うぅ」ポロポロ

男「泣くな、少しからかっただけだ」スッ

妹「うぐっ・・・うぅ・・・・・許嫁だか井伊直弼だか知らないけど・・・」ポロポロ

妹「お兄ちゃんを取られたくなくて・・・うっ・・・うう」メソメソ

男「許嫁、・・・お前ならあったことあるだろ」

妹「もしかして・・・・・あの人なの?」

妹「まだ・・・好きなの?・・」

男「さぁな、なんせ起きないんだ」

男「アイツはずっと夢の中だからな」


天使「・・・・・」(あの人・・・)

妹「お見舞い・・・行ったの?」

男「先週な」

男「相変わらず寝てたよ、ずっと・・・」

妹「・・・・・私!あ、あの人だって知らなくて・・・」

妹「ごめんなさい・・・ガナードを許嫁さんに見立てて」

男「謝らなくていい、何にも説明もなくはぐらかそうとした俺が悪いんだ」

妹「・・・・・お兄ちゃんは」

妹「お兄ちゃんはいつか誰かと結婚するんだよね・・・」

妹「ど、どうせ私とは結婚なんてしない、できないんだってわかってたんだ・・・子供じゃないもん・・・あはは」

男「・・・・・」

妹「いつも発狂して気持ちを紛らわせてた・・・それが私にとって一番のストレス発散だもん」

妹「ごめんね、お兄ちゃん・・・ごめんなさい・・・もうお兄ちゃんを困らせたりしない」シュン

男「そんな顔をするな、お前らしくない」

妹「え・・・?」

妹「私らしくないって・・」

妹「私は私自身が一番私が知らないよ・・・だって私って感情が荒くて、激しくて、自分でもわけのわからない行動とってるもん」

男「感情が荒くなるのは俺が関わる事だけだろ?別にいいさ」

妹「そうだけど・・・」

男「俺はあまり感情が無い、というか無くなったのかな」

妹「・・・・・」

男「だからいつも笑顔で近くにいるお前が羨ましくて・・・」

男「いつも笑顔で近くにいるお前が。俺は一番好きなんだ」ニコリ

何年かぶりに、何10年かぶりにお兄ちゃんの笑顔

いつのまにか忘れてしまっていたお兄ちゃんの笑顔

夢にも、妄想でもイメージできなくなってしまったお兄ちゃんの笑顔をみちゃった

妹「お兄ちゃん!」ギュウ

男「ぐあっ!」

妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!!!」

男「なんだ・・・重い・・・」

妹「大好き!大好き!大好き!大好き!」

男「そんなことは年中無休で知っている」

妹「ううん・・・これは新しい大好きだよ!」

妹「私のお兄ちゃんへの想いは進化したんだよ!」

男「わかったよ、離れろ」

妹「私・・・もうくだらない事で嫉妬なんかしない!」

男「言ったな?」

妹「えへへ・・・!」

妹「お兄ちゃん、これが夢だとしても大好きだよ!」

男「ああ、知ってるさ。夢だとしてもな」

現実


男「ん・・・」パチリ

妹「あへ・・・」パチリ

男「・・・・おはよう」

妹「あ、お、おは」

妹「おはああああああああああああ!?!?!!?////」

妹「あがっ///な、なんで///」

目が覚めるとお兄ちゃんが横で寝ていました、ここまで心臓が止まったことはないでしょう

男「まだ3時だ、1時間くらい余裕はある」

男「このまま寝よう」ギュ(もう体はボロボロだ・・・・)

妹「あ・・あ・・ああ・あ・・ぁ////」

男「おい、妹」

妹「な、ななあ何ぃ?///」

男「いい夢は見れたか?」

妹「・・・・そ、それはもちろん・・・いい夢だったよ・・・!」

男「そうか・・・俺は悪夢に入ったよ」

妹「入った?」

天使「やりましたね!男さん!」

天使「あ、お取り込み中でした・・・か」

男「お前・・・!どうして入ってきて」

妹「だ、だだ誰なのコイツはぁあああぁ・・・あれ?」

妹「天使?」

天使「はい!」

妹「あ、あれ?どうしてだろ?」

妹「まだ一回しかあったことないのに・・・お兄ちゃんと一緒に部屋に居た奴なのに・・・」

妹「殺意が湧かない・・・!?」

天使「それはですね・・・」

天使「お友達だからです!」ニコッ

病院

男「聞いてくれよ、許嫁」

許嫁「・・・・・・」

男「家に天使が来たんだ、しかも俺に夢に入れる能力を渡した・・・って言ってもわかんないよな」

許嫁「・・・・・・」

男「・・・・妹がさ、お前に嫉妬してたんだ」

男「許嫁だからだってさ」

許嫁「・・・・・・」

男「といっても俺はお前の事、許嫁なんて思ってないし、認めてないからな」

許嫁「・・・・・・」

男「夢から覚めない許嫁があってたまるか・・・・・

男「今度お前を夢から目覚めさせてやる・・・絶対に!・・・絶対にだ!!!」

男「今は他の人間で試してる・・・下手に能力を使ってお前を傷つけたくない・・・」

許嫁「・・・・・・」

男「また来るからな」スタスタ

ナース「あの人・・・何か毎週来ますね・・・」

ナース長「彼?ああ、もうかれこれ10年は彼女のお見舞いに来てるわよ」

ナース「じゅ、十年も?」

ナース長「ええ、そうよ。周りがお見舞いに来なくなっても彼だけはきちんと毎週彼女に会いに来てるわ」

ナース「で・・・でも今更彼女・・・というかこの子が目を覚ましたとしても・・・」

許嫁「・・・・・」

ナース長「体は17歳、心は7歳のままよ」

ナース「彼はそれでもいいのでしょうか・・・夢から目覚めさせると言ってましたが・・・」

ナース長「いいから毎週来てるんでしょうが、いつ彼女が目を覚ますか待ちわびながらね」

ナース長「将来は医者になってコイツを夢から覚まさせるんだ!・・・なんて言ってたけど」

ナース「目を覚ますといいですね・・・この子・・・」

ナース長「植物状態だなんて・・・本当に可哀想よ、原因も未だ判明しないしね」

許嫁「・・・・・」

妹「高校に入らなかったの?」

天使「は、はい!か、家計の・・え~と」ダイホンチェック

男「コイツの家は貧乏でな父親と二人暮らしだったんだ・・・」


天使「お父ちゃん!アタイ高校入らないでバイトするから!だから死なないでおくれよ!」

父上「オイラはもうダメだぁ・・・この病気も治せそうにねぇ」

父上「母ちゃんは早死するし・・・保険もかけてないし・・・」

父上「お前にもこうやって迷惑をかけて・・・・ごほっ!ごほっ!」

天使「お父ちゃん!しっかりしておくれよ!」

____省略____

男「かくして親戚さえもいなく、引き取り相手がいなかったコイツは」

男「俺に土下座+床を舐めてさえ家に住まわせてくれと頼んできたんだ」

男「どうだ、住まわせてやるか?」

妹「うぅっ・・・ひっく・・・わかったよぉ・・・うん、いいよ住んで」シクシク

天使「や、やった!」

妹「だけどお兄ちゃんにテメェが手をだしたら殺す!!!」クワッ

妹「まぁいいや、この部屋は空いてるからここで寝ていいよ」

天使「ありがとうございます!ここまでしてくれて・・・」

妹「いいんだよ、友達なんだか・・・ら?ん?」

妹「あ、あれ?友達とかじゃ・・・あれ?」

天使「えへへっ!友達、ですよねっ!」ギュ

妹「う、うん・・・」

妹(おかしいなぁ・・・友達じゃないような友達になっていたような・・)

妹「まぁいいや!食事の手伝いしてよ!」

天使「あ、ハイ!」

妹「言っておくけどお兄ちゃんの料理は私が作るんだからね?」

天使「は、はい」

学校

教師「おい、男ぉ?この問題解けるか?お?」

教師「解けないだろ?だって昨日の問題解けないような王子だもんなぁ?」ニヤ

男「・・・・・・」

教師「解けないか?お?くやしいのうwwwwwくやしいのうwwwww」

男「(X=34y)ぺらぺら」ペラペラ

教師「あ・・・あれ?あ・・・あ・・・合ってます」

男「先生、この程度の問題をどうして俺が解けないのです?」

男「低偏差値のアナタが解ける問題を、俺が解けないとでも?」

教師「な、なんだとぉ!?」

男「時間の無駄です。反論している余地があるならとっとと授業を進めてください」

教師「ぐ・・・くきくぅ・・・ぅぎぎ」

男「フン・・・」

女「ねぇ、君」

男「何だ」

女「えらくイライラしてないかい?」

男「当然だ」(天使が俺に全くなりきれてなかったみたいだからな)

女「それよりさ!今日も一緒にごはんを///」

男「断る、俺はひとりで食べる」

女「え・・・・・」

隣「ねぇねぇ男君」

男「何だ」

隣「昨日は女の子みたいでかわかったのに今日はいつもどお」

男「・・・・・」ギロリ

隣「ひっ!」

コエー サスガダゼ チョウレイコククールビューティエターナルブリザードオウジハキョウモクールダナ イツモドオリデアンシンシタ

屋上

先輩「おとこ」

男「・・・・なんです?」

先輩「きのうはたらかなかったぶん、きょうはキッチリはたらいてもらうから」

男「わかってます」

先輩「む・・・アンタがいなかったぶんわたしがどれだけくろうしたか!」

男「すいませんでした」マガオ

先輩「アンタはぁ~!せいいがこもってないのよ!いつもまがおで!なにかんがえてるかまったくわからないったらあらしないわ!」

男「よければどうぞ」スッ

先輩「ぎゅうにゅう?」

男「嫌でしたか?」

先輩「いや、なかなかやるじゃない」ゴクゴク

男「・・・・・」スタスタ

女「あー!いたー!!放課後になったらすぐ帰っちゃうんだから君は!」

男「なんだ、うっとうしい」イラ

女「なんだもなにも!昨日は一緒にお弁当食べたくせに!」

女「昨日の君は優しかったのになぁ~!本当別人だよ」

男「・・・本当に俺じゃなかったりしてな」

女「え?」

男「じゃあな、もうバイトだ」

女「あ、じゃあバイト先まで一緒に帰ろうよ!」

男「はぁ・・・」

女「ねぇ、最近ボク不思議な事があってね」

男「・・・・・・」

女「聞いてる?君って昔から人のは話聞かないよね」

男「聞いている」

女「でね、なんだか・・・ん~、信じてくれないかもしんないけど・・・」

女「予知夢を見るんだよね、というか正夢って奴かな?」

男「!?」

女「この前メガネかけてない君の夢を見たんだ、そしたら次の日に君がメガネをかけていなかった」

女「昨日のことさ」

女「そして今日はね・・・多分・・・」

レンタル屋

男「俺がバイトで失敗する夢をみた・・・か」

男(信じるものか、俺は失敗などしない!)グッ

先輩「おとこ、このディーブイディーどもをたなにもどしてきなさい」スッ

男「わかりました」


客「ちょっと兄ちゃん!」プンスカ

男「はい、なんでしょう」

客「このDVDさ、パッケージと中身が全く違うんだけど?俺が借りたいのはまどマギなのにこれ龍騎だよね?ちょっと内容似てるけど全く違うよね?

  俺が観たいのはシザースがマミるとこじゃなくてマミさんがマミるとこなの!!」ウジウジ

男「も・・・もうしわけありません!」ヘコッ(なん・・・だと・・・?)

先輩「すぐにおとりかえします!」

先輩「ええ!?あのディーブィディーあなたがかえたの!?きょうはどうしたのよ、しっぱいなんてめずらしいわね」

男「いえ・・・」(俺が・・・失敗・・・)

先輩「そ、そんなにへこまないでよ・・・!だれだってしっぱいはあるわ。このわたしでもね」

男「以後、気をつけます・・・」スタスタ...


女「あ、奇遇だね。いまバイト終わったの?」

男「・・・・・お前」ギロリ

女「もしかして本当に失敗した?」ププ

男「本当に予知夢なんだろうな?」

女「本当さ!だって現に君はバイトで失敗したんだろう?」

女「パッケージの中身を間違えてさ」

男「!」

女「あ、本当にこれだった?」

男「ということがあった・・・」ジロ

天使「ほぇ~・・・あ、妹さん!今日の夕食は何でしょう?」ワクテカ

妹「ん?あ~、野菜炒めだよ!」

天使「わぁ~おいし、そげぷっ!?」

男「ちゃんと聞け・・・」ガシッ

天使「痛い痛い!頭鷲掴みしないで!」

天使「ていうか!どうして私に聞くんですか!?私関係ないですぅ~!」

男「あるだろ、予知夢だって能力だ。お前が関わっているとしか思えん」

天使「そ、そんなこと言われたって・・・私の能力にそんなものないですし・・・」

天使「もしかして他の天使がいたりしたり・・・はないか・・・」

男「・・・・・む」

男「一つ気になっていたんだが・・・お前はいくつ能力を持っている?」ズイッ

男「他の天使はそんなに能力を持っているのか?」ズイズイ

男「天界で何をして追放されたんだ?人と接触して問題ないのか?」ズイズイズイ

天使「ひ、一つどころじゃない!というかちっ近い!!!」

妹「おいゴルァ!テメェなにお兄ちゃんとおおおおお近づきになってるんじゃこりゃあああああああああ!!!」


天使「の、能力につきましては・・・私も含めて・・・あ!」

天使「元々私は天使といっても天界では下級位置のものでして」

男「下級は能力の数が少ないのか?」

天使「まぁ・・・でも私みたいにオリジナルの能力を生まれながらに持っていたり、天使がみな平等に生まれながらにして持っている

   能力だってあるんです。そら飛べる能力だったり」

男「ふん・・・要するにお前のオリジナル能力はカス以下だったってことか・・・他人の夢に入る能力だなんて笑わせる」フッ

天使「な・・・なんでそんなに今日は不機嫌なんですか!」

姉「喉渇いちゃった・・・」スタスタ

天使「次に人と接触は・・・・いけないことですが・・・私は天界を追放された身でして・・・いまさらそんなこと・・・」

天使「で、でもあまりにも大勢の人間に存在を認知されるとその人間の記憶と共に私も権天使様に消去されてしまいますのです・・・」ビクビク

姉「だ、だれ?」

男「お前の存在を知っているのは俺だけだ。それは問題ないだろう」(権天使って何だ?)

天使「それで天界で何をしたかっていうのは・・・・・お、お恥ずかしながらとある精霊に喧嘩を売りまして」

姉「あ、あの・・・その子だれ?・・・だ、だれなの?」

男「喧嘩・・・・・?というかそこからは面倒くさいファンタジーが繰り広げられそうなのでパスしておく」

天使「そうしてください・・・」

姉「無視・・・虫なのね・・・私は・・・うぅ」

男「も、もしだがお前の仲間かもしくはお前自身に不治の病を治すのうりょk」

姉「私は存在するだけ邪魔な存在なのねえぇぇえええええええええええええええええええ!!!」

天使「ひぃいっ!?」

妹「二人共!ごはんできたよ!!」

姉「うわあああああああ!!もう死ぬしかないわ!!!首吊って死ぬんだから!!!!」

男「落ち着け、姉さん」

姉「落ち着いてられないわ!られないの!!死ぬの!!!死ねばいいのよ私はああわわああああああっ!!」

天使「・・・ひっ」

妹「天使、味付けはどう?」

天使「お、、おいひいですっ・・!」(ど、どうしてお姉さんを無視しているんだろう・・・)

妹「お兄ちゃんは!?」ワクワク

男「普通だな。それより天使」

妹「私の料理より天使を優先したね。したんだね!?しやがったなこのやろうてめえええええええええ!!!!!」

姉「ううわわあああああ!!!家族の亀裂を作っているのは私なのね!?そうなのね!?じゃあ死ぬ!!!死んでやるううううう!!!!」

男「まだ聞きたい事があるんだが」シレッ

天使「姉妹が発狂しているのにそのしれっとした態度・・・男さんは凄いです」

ガタッ...ゴロリ...


男「ん?何か落ちたぞ・・・」

男「虫かご?」

天使「え!?虫かご!!?セミですか!?セミですか!?///」ムフー

男「どうしてそんなに興奮する・・・・?これ」

男「毛玉が詰まってるぞ?」

?「くぎゅう」




天使「え?」

男「この生き物なんだ?妹が持ってきたのか?」

妹「それ?ん~~とそれはねぇ」

?「くぎゅ・・・くぎゅっ・・・」

天使「!!!!???」ビクッ

妹「ずっと玄関にいたんだ。かわいそうだから虫かごに詰めて持ってきちゃった」

男「虫かごに入れるなよ。パンパンじゃないか可哀想に」パカッ

?「くぎゅ・・・くぎゅ・・・」グググ....ポンッ!

男「こんな生物見たことがないぞ。なんだこれは?」

天使「あ、あわあわ・・・・」ビク

?「くっぎゅ!」ナツッ

男「ん、なついてきたな」ワサワサ

?「くぎゅ!くぎゅ!みもりん!」

男「は?それ鳴き声なのか?」

天使「し、シーブイ・・・・どうしてあなたがここに・・・」

CV「・・・・くぎゅ」

妹「し、CVっていうの?かわいい~だっこしてあげる」

CV「く・・くぎゅ!?」ダダッ

姉「に、逃げてきたわね」

妹「ひどい!私が何したっていうの!?」

男「おい、天使・・・どういうことだ。その驚きようからして何か知っているな?」ヒソ

天使「シーブイは私が昔から飼ってきた召喚獣です」ヒソヒソ

天使「能力は声帯をマネすること、だけです」ヒソヒソ

男「それ使えなくないか?」ヒソヒソ

天使「そ、そんなこといわないでください!・・・・そ、それより何故人間界にいるのかが・・・」

CV「あ、あやひあやひ!」

男「とりあえず飼うしかないな・・・」

妹「やったぁー!あ、私もうねるね!」スタスタ   バタン

姉「ちょ、わ、私生き物にがt・・・・・そうよね・・・私なんてペット以下の家族の晒し者・・・ちょっと部屋で首吊ってくるね!」スタスタ  バタン

CV「くぎゅ~~くぎゅううううううううう」

男「なんなんだコイツは・・・鳴き声といい外見といい」

天使「ねぇシーブイ。どうやってここまでこれたの?あなたは天界を突破して人間界に来れる力はないはずよ?」

CV「・・・・・グリババ、チョー!」ムッキー

天使「ええ!?無理やり行かされたの!!?」

天使「誰に?その声を再生しなさい!」

CV「こほん・・・あー、あー」

CV「聞こえていますか、お嬢様。直ちにこちらの世界にお戻りください」

CV「CVはそのためにそちらへ送りしたのです。もし来ないというなら3ヶ月後にゲートを開く準備が出来るのでお迎えに行きます」

CV「くぎゅ!」

天使「・・・・・・」

男「どういうことだ、説明しろ」

天使「し、執事です」

天使「あ、あははっ!あ、あっちではお嬢様なんですよー私ー」

男「いいから説明しろ、ぺ天使」

天使「・・・こればっかりは説明できません。私だって人間界でやることがあるのです」

男「追放されたんじゃなかったのか・・・?それじゃ自分から望んでこっちに来たみたいな言い方だぞ」

天使「!・・・・・ついでです」

男「本当の事を話s」

天使「こっこればっかりはお教えできません!」

天使「黙秘ということで・・・いきましょうシーブイ・・・」スタスタ

CV「・・・ゆりしー」テケテケ

夜中
男「んん・・・トイレ・・・」パチクリ テクテク

 「だから、どうしてあなたなのかと聞いているのだけれど」

 「嬢さん、あなた  で結構   達が罰を受けているんです。そんでワイが来たってことですさかい」

 「ふぅん・・・」

 「嬢さん、えれー   変わってると    ら   使ってるんですかい?」

男「!?」(この会話・・・天使と誰だ!?)

 「違うわ、演技でも能力でもなく。地よ、地・・・それに         だしね」

 「ほぉ~こりゃたまげた。ワイも知らん嬢さんの     高いとは」

男(何だこの会話は・・・?誰なんだ、相手の男は?よく聞こえないぞ)

 「あと、3ヶ月・・・か。だったら早く進めないとね、やっと始まったのだから」

 「ところで嬢さん、少し廊下辺りに気配が感じるのですが・・・」

天使「誰でしょう・・・?」バンッ

男「ふぅ、少し飲みすぎt・・・おい、天使まだ寝てないのか?」

天使「・・・・あはっ、いえいえ今からパジャマ着るところです!」

男「ふん、そうか・・・だったら早く寝ろ」

先輩「ねぇおとこ」

先輩「おとこ!」

男「あっ・・・はい。なんでしょう」

先輩「のんきにぼぉ~っとしないでよ!おきゃくさんきたらどうするのよ!?」

男「すいません・・・」

男(昨日の天使・・・・アイツやっぱり何かを隠している・・・)

客「あのー」

男(アイツの夢に入って調べるか?そもそも天使の夢に入れるのだろうか・・・)

客「あのっ!」

男(いや、入れるに決まっている。といってもあちら側のことを何にも知らないので根拠は全くないがな)

客「あのぅっ!!!」

先輩「おとこ!!!」

先輩「なになやんでるかしらないけど、しごとちゅうにかんがえないでちょうだい」

男「本当にすいません・・・」ペコッ

男「・・・・・」ズーン(また俺が・・・失敗・・・)

先輩「・・・・・」(こうはいがなやんでいるわ!ここはせんぱいらしくわだいを・・・でもわだいがなにもない)

先輩「そうだ!そうそうきいてよ」

男「なんでしょう」

先輩「さ・・・さいきんゆめにおとうさんがでてくるの・・・」(ぜんぜんたのしいないようじゃなかったわー!むしろわたしがおびえてるはなししちゃったわ!)

男「お父さん?」

先輩「お、おとうさんはおととししんじゃって・・・」

先輩「で、でもなんだかさいきんゆめにまいにちでてくるのよ!」

男「はぁ・・・そうですか(無関心)」

先輩「な、なによ!こっちはこわいんだから!!」

男「何故?亡くなった父に会えて嬉しくないんですか?」

先輩「うれしいわけないでしょ!いっつもきずだらけででてきて・・・あ、おとうさんはじこでしんだの」

男「夢に幽霊が・・・か」

男「夢に幽霊・・・・・それより先に調べたい事が」(天使に相談しようと思ったが・・・やめておこう)

姉「お、男ちゃん・・・」ビクビク

男「なに?」

姉「ひっ?お、おこってる?そ・・・・・そうだよねロクに働かないお姉ちゃんなんて見るに耐えないものね・・・」ウルウル

男「だったら働いてくれよ、こっちも忙しいんだ」

姉「ご・・・ごめん・・なさいっ・・・」ポロポロ

男「はぁ・・・・・泣かないでくれ。どうしたんだよ」

姉「あ・・あのね。あの子は誰かなぁ~って」スッ

天使「?」

男「・・・新しい家族だよ」

姉「ええ!!?かか家族!?」

男「でも、3ヶ月のみだったけか?」

天使「・・・・・」ビク

妹「ん?3ヶ月ってなぁに~?」

男「おい、天使。お前は俺に何を隠している」

天使「な・・・なんのことでしょう」ビクリ

垂れる汗、わずかに視線をそらす、普段いじらない髪をクルクルしだす

男(こいつ、嘘が下手だな)

男「フザケるなよ、お前の行動はやっぱりおかしい!」

妹「ど、どうしたのお兄ちゃん!?急に怒鳴ったりしてさ!」(もしかして食べかけドーナツの事を気にして!・・・良かったぁ犯人は天使って事で済みそう)

姉「び・・・びっくりした・・・」ウルウル(やっぱり私への不満がその見ず知らずの子に爆発して)

男「答えられないのか?」

天使「・・・・・」

CV「く、くぎゅう!」

天使「どうしたの?お腹減ったの?」

男「食物は何を食べるんだ。買ってきてやる」

天使「あ、この子は音声が食べ物なので」ピッ

TV<ソーサー100パーセントユウキーwwwwwモウガンバルシーカナイサーwwwww>

天使「テレビ見てれば自然にお腹いっぱいになるそうです」

男「お前絶対そいつにアニメ以外みしてなかったろ」

天使「そ、そんなことないよね?シーブイ?」アセアセ

CV「ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!」アセアセ

男「なんだそれは、図星か?」

天使「パ・ジャマ・ON!」テーン

妹「わぁっ!?い、いきなりパジャマが・・・!ね・・ねぇ!どんなマジックなの!?」

天使「お教えられませ・・・ん・・・んん、・・・青春・・・友情・・・zzzz」

妹「ちょ、いきなり寝ないでよ!せっかくここのボス攻略してもらおうと思ったのに」

妹「寝るなって」ペチペチ

天使「んぐうちゅー・・・きたぁzzzzz」

妹「寝るんじゃねぇえええええええええ!!!」クワッ

天使「すぅ・・・すぅzzz」


妹「えええ・・・ぇ、チッ、もういいやおやすみ!私も部屋戻って寝よっと!」スタスタ キャッチ!

CV「ちわわっ!?」

妹「CVも一緒にね?」ギュウ

CV「くぎゅうううううううううううううう!!」

男「・・・・・」コソコソ ギィ....

男「やっぱりもう寝てるか」

天使「zzzzzぐーーーzz」

男「CVは・・・妹の部屋か・・・」

天使「zzzzz」

男「悪いが天使、お前の本当の正体を暴くために夢に入らせてもらう」

天使「・・・zzzzごめんなさ・・・いzzz」

男「ふん・・・」

男「いい夢に入れそうにないな」

天使の夢に入るという行為
正直、彼は妹の時より緊張していた。もしここで彼女が起きたら、もしこの現場を妹が見つけてきたら、そういう緊張だ
決して彼女の体に欲情して緊張しているわけではない
そう心の中で必死に唱えている彼であった
無理もない、妹と違って体が成熟しているし何より他人だ、家族として毎年成長を見続けてきた妹とは違う
取り敢えずベットに寝かせてやった
そこで彼女の手を自分の手に絡めt

天使の夢

男「!!?」

男「ここは・・?ど、どこだ!?まだ手を絡めるまでしかやっていないぞ」

男(天使と人間だと仕様が違うのか?)

男「・・・辺り真っ白で何もない。ここは夢なんじゃないのか?」

スッカラカン・・・・・

男「取り敢えずアイツが居る筈だが・・・」

ミーンミーンミン  ミーンミンミン ミーーーンミンミンミン

男「!!?」

男(い、いきなり場面が変わった!?)

男「森の中か?というかここは・・・こ、ここは・・・!!」

男「許嫁の実家の近くだ・・・・・・どうしてアイツがこんな夢をみてるんだ・・・・!?」

男「どうしてアイツが知って!」


許嫁「男君!どうして結婚してくれないの!?」

幼男「僕は許嫁なんていらないよ」


男「俺・・・と・・・い、許嫁・・・だ・・・」ガクガク

落ち着け!落ち着け・・・落ち着くんだ・・・


許嫁「ほら!男君!お花で首飾りつくったよ!」

許嫁「結婚するとき一緒に首に巻こうね~、あ、一つじゃ足りないね。二つ作らないとっ」

幼男「結婚するときには枯れてるよ」

許嫁「えっ・・・?あ、あーーー!し、知ってたもん!かれるってことくらい!」プン

幼男「それに僕はお前を許嫁って認めたわけじゃないからな///」プイッ

許嫁「あははっ!めげないよーだ!絶対結婚してやるもん!」

男「き、君達」


許嫁「ねぇ!しりとりしよ?」

幼男「めんどうくさい」

許嫁「じゃあセミ取り!」

幼男「もっとめんどうくさい」


男「聞こえて、ない・・・?」

何故アイツがこんな夢をみている?何故だ?何故?何故?何故だ!!!

何で俺にこんな映像をみせるんだ!!!ふざけるな!!

男「はぁ・・・はぁ・・・なんなんだこの夢は!」

男「どういうことだよ・・・どういうことなんだよ!!!おい!!」

男「おい、天使!どこにいる!!!」

男「10年前・・・・・どうしてだ!?ここは夢なのか!!?」

男「答えろ天使!!!どこにいる!!?」


幼男「あ、あれ?空が赤い・・」

許嫁「本当だ!で・・でもなんかこの真上だけ赤くない?」

許嫁「こ・・・こわいよ・・男君」ギュ

幼男「とにかく家に戻ろう・・!」タタッ


男「なんだこれ急に・・・空が赤く・・・」

男「どうしてそらが赤くなっているんだ・・・?お、おかしい・・・いくら夕焼けでもあそこまで不気味に赤くならないぞ!」ハァハァ

男「こんな場面、俺は覚えてないぞ!?」ゼェハァ

ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュル

男「な、なんだ・・・魔法陣か・・?あれは?」

ピカーーーーーーーーーーーーーー

男「ぐっ!?ま・・眩し」

男「一体何が・・・!!?」

突如、視界と脳内を、ある言葉で埋め尽くしたごめんさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんないごめんないごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさごめいんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
男「な、なんだよこの文字は!?や、やめろ!!頭の中で響かせるな!!!!」ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい男「やめろって言ってるだろ!!!!!」
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

現実

男「・・・・・ッッハァッ!!!ハァ!!ハァ!!!」ハァハァ

男「はぁ・・・はぁ・・・何なんだお前は一体・・・誰なんだ・・・何なんだよ!!!」ハァハァ

天使「ん・・・?」パチクリ

天使「お、男さん!?どうしてここに!!?・・・もしかして・・・」

天使「あー・・・・私の夢入っちゃいましたかー・・・あー」

男「何だ・・・何なんだお前は!!!どうして知っている!!?」


CV「嬢さ~ん、姉妹さん達の記憶も少し消し時ましたで。って」

CV「ワー!!ワイが喋ってるとこ兄やんに見られてもうた!」アチャー

天使「いいのよ、どうせ消すんだし」

男「消す・・・?何言って!むぐっ!?」

天使「しっ、ごめんなさい、男さん。こればっかりはまだ知らないでいてください」

天使「今からあなたの記憶にある3ヶ月の事と私への疑問、今見てきた夢を消します」

天使「安心してください、痛くもありませんし」スッ  スゥッ....

男「お前は・・・あ、ぁ・・    」

男「」フッ

バタン!...




天使「ごめんなさい、男さん」


天使「ごめんね、男クン」

男「・・・・・んん」パチクリ

男「んん?」

男「おい、天使。どうして俺はリビングにいる?」

天使「あ!気づきましたか!?心配したんですよもぉ~」パァァ

CV「くぎゅう!」

天使「シーブイが貴方が倒れてるって伝えてきてですね!」

CV「キッタエリ~!」エッヘン

男「な、なんだこの生き物は!?」

CV「く!?・・・く、・・・くぎゅう!」

天使「・・・シーブイと言います、どうしてか主人である私を探しているウチに人間界へ来てしまったようで・・・」

男「そ・・・そうか。というか俺は何で倒れてたんだ?」

天使「バイトが忙しかったのでは?最近失敗ばかりと言っていたので・・・」

男「そうか・・・」(何か忘れているような・・?まぁいい)

男「そうだ、聞いてくれ。今日先輩が夢に父親の幽霊が______」

天使「フム・・・いくら天使の私といえど・・・幽霊はちょっと・・・」

男「お前、天使だろ・・・」

天使「て、天使とエンジェルは違うんです!フランダースに出てきたエンジェルとは違うのです!」

男「何が違うんだ全く・・・」

姉「お、男ちゃん?」

天使「土星とスッポンなのです!」ムキ

男「それ違うってレベルじゃないだろ」

姉「あ・・・あの・・・!」

男「どうした?姉さん」(最近よく出てくるな)

姉「お姉ちゃん・・・あのね・・・その子について納得したわけじゃないの・・・」

天使「!?」

男「だとさ、天使」

天使「そ・・・そんな・・・」

姉「も・・・もしなんだけど・・・わわ、私の事を・・・おおおおお姉ちゃんっていってくれたら」

天使「お姉ちゃん」ニコッ

姉「ふぎゃあああああああああああああああああああ!!!妹としてみとめちゅあう!!生きててよかったァーーーーー!!」ブーーーッ


天使「ブラコンなんじゃなかったんですか?」ヒソヒソ

男「シスコンでもある・・・たったいま義理の妹としてお前を認定したのだろ」ヒソヒソ

天使「い、いいんですか?それで?」

姉「って何その生き物」

CV「!」

天使「私の召喚獣です!」

姉「は?・・あ、あ~、あ~~っ!なるほどね」(この子・・・頭が弱い子なのね・・・)

姉「可哀想っ!」(このような義妹になってしまったのも私のせい!)

姉「私が責任持って死ぬんだからああああああああああ!」カクッ

男「姉さん、定規じゃ腕は切れないよ」

男「おい」グイッ

天使「きゃっ、乱暴///」

男「召喚獣って・・そういうの言っていいのか?」ヒソヒソ

天使「姉さんなら」

姉「・・・・・」

天使「お姉ちゃん!なら・・・大丈夫かと」ヒソ

姉「んほおおおおおおおおおおおおおおおお」ビューーッ

天使「ち、血がでてるよお姉ちゃん!」(ていうか聞こえてた!?)

姉「私は満足、うふふ、義妹×姉×男ちゃん、あと・・・・・妹ちゃん・・・ううぅ・・・」テクテク   バタン

天使「おやすみなさーい」


天使「あの、聞きたかった事があるんですが・・・」

男「なんだ」

天使「どうしてお姉さ・・・お姉ちゃんは引きこもっているのでしょう?」

天使「妹さんもお姉ちゃんの事を無視しているみたいだし・・・」

男「ばか」

天使「え?・・・あ」

妹「・・・・・」

天使「わっ!?い、妹さん起きてたんですか」

妹「ちょっと喉渇いただけ・・・」

妹「と思ったけどいいや、おやすみ」テクテク   バタン

天使(あ、あれ?お兄ちゃんと何話してるんじゃあああああって怒ると思ったのに)

男「それについては・・・」

姉「男ちゃああああああん!!!」バン!  タッタッタッ  ギュウ

男「あついよ」

姉「ごめんなさい!あつくてむさいお姉ちゃんでごめんなさい!!私ね!私ね!」

男「落ち着いて、ほら水」

姉「んぐっ・・・ごくごく」ポタポタ

天使「あっ・・・」(胸に水がたれててちょっとエロい)

姉「ぷはっ!あ、ああのね!?ま・・・また昔の夢をみちゃったの・・・」

姉「私がニートに至るまでの夢~これって走馬灯よね?私死んだほうがいいのかなぁ・・・」ウルウル

男「といった感じで実際に夢に入ったほうがわかりやすいだろう」

天使「はぁ・・・なるほど」

姉「?」

次の日

妹「な、何!?この生き物!!?」

CV「!?」

妹「かわいい!」ギュウウウウウ  ミチミチ

CV「アカン!」

妹「え、い、今しゃべって・・・?」ビクッ

CV「あ、あ、アスミス!イエス!アスミス!」

妹「な、なぁんだ~空耳か~」ミチミチ

妹「ねぇ、お名前は!?」ワクワク

CV「・・・・し、シーブイ!」

妹「CVっていうの?へぇ~随分声があるんだね」

CV「!?」

妹「ほら、犬とか猫とかキリンとかってさ、ワン!だったりにゃ~、もぉ~だったりするでしょ?」

妹「随分鳴き声のレパートリーがあるんだなぁって」

CV「・・・・・」ビクビク

男「そいつはオウムと犬と猫と・・・バッタを足し合わせた新種なんだ」

CV「くぎゅう!!?」

男「惡の秘蜜結社にかってに改造されてな・・・このような姿に・・・」ウッ

男「なので、声帯がいくつあってもおかしくはないだろう?」

妹「そっかぁ!凄いね!CV!」

CV「み、・・ミンゴス」

男「妹、ちょっとソイツかしてみろ」

妹「はいっ!」ブンッ!


男「お前・・・本当はしゃべれるな?」ヒソヒソ

CV「!」

男「声優の愛称が鳴き声だなんて・・・いかにも天使が好きそうだなぁ・・・」ヒソヒソ

男「まぁ喋れる喋れないなんてことはどうでもいいんだ、問題は何故隠しているか、だ」ヒソヒソ

CV「・・・・・」

妹「お兄ちゃん?何かCVに喋ってるの?」

男「ん、まぁな。オウムの血は引き継いでるなら何かマネすると思ってな」


男「答えろ、今すぐに」ヒソヒソ

CV「ワイは・・・この通り本当はおっさんボイスなんや・・・」

CV「せ、せやから・・・・・おっさんとはバレたくなくて変わった鳴き声をしとんのや」

男「ふん、天使は知っているのか?」

CV「せやで、嬢さんはワイが困ってた時に色んな鳴き声を教えてもらったんや」

CV「まさか声優?のあだ名をは思わんくてな・・な?奈々?」

男「そうか、なら納得だ」

男「妹、返すぞ」ブンッ!!!

妹「わぁい!」ミチミチ  グチュ

CV「もぎゅ・・・くぎゅあぁ・・っ!」

男「天使」

天使「・・・・・」

男「おい、天使」ガンッ

天使「痛い!?ど、どうして殴るんですかぁ!」

男「思いつめた表情が気味が悪くてな、つい」

天使「な、なんですか!その理由は!だっ大体天使だって悩むんです」

男「いや、それは天使とか関係なくお前の人間せ・・・天使性の問題であって」

天使「あ、あの男さん」

男「なんだ」

天使「・・・・そろそろ他の人の夢とか入った方がいいんじゃないですか?」

男「どうしてだ?何だ、この能力は期限付きなのか?」

天使「い、いえ!そんなことはないですが・・・」

男「他の人っていうのもおかしいぞ、俺は先週妹の夢に入っただけだろ」

天使「そ、そでしたね~」

男「・・・・?」

男「まぁいい、気になる夢もあるしな」(それに・・・許嫁の夢に入る下準備として・・・)

天使「女さんに先輩さんそれに私はお姉ちゃんの夢が気になります!」

天使「私、気になりまs」

男「一気に三人も無理だ」

天使「じゃ、じゃあ多数決にしましょう!私の能力で!」

天使「第27の能力・・・・ッ!」ゴゴゴ

天使「神々による大多数決!」

男「なんだそれ・・・」


1 女(予知夢)

2 先輩(幽霊夢)

3 姉(過去夢)


天使「神々による神々の投票、好きな数字をお選びください」

天使「なんとなく集まったら多数決で決めまする」

男「たいした神でもないだろ・・・」

天使「なっなんてことを言うのですか!神に対する冒涜は許しませんよ!」

よっしゃ書き溜め消えたで

このシリアスの欠片もないssを見てくれている神様は、どうか私に数字をお与えください
一番多かった数字のメスの夢に入るんで、はい

おお、神よ・・・

ストーリー的には許嫁は後にしようと思っておるのです
あ、言っちゃった

天使「むっむむむ・・・」カチカチ

天使「いーち、にー、え~とぉ・・・」

天使「女さんに決まりました!」パンパカパーン

男「おい、カチカチ聞こえたが」

天使「それじゃあ明日女さんの予知夢の内容を聞き出してください!」

男「ん?あ、ああわかった」

天使「少し気になるので・・・・・ね」

天使「・・・・・」

学校にて

男「おい、女」

女「ん?なぁに~・・・ってボクに声かけてくれたの?」

男「そうだ、そこまで驚くことじゃないだろ」

女「う、うん・・そ、そうだよね」(こんなの久しぶりだなぁ・・・)

女「それで何かな?」

男「予知夢の件だ。今度はどんな夢をみた?言ってみろ」

女「そっちか・・・」シュン

女「そうそう、今日はね~!ん~」

女「ん~~どんな夢見たっけなぁ・・・」

男(毎日見るわけじゃないのか)

女「いや、そうだ!」

女「ボクが告白されて、君が誰かに殴られる夢を見たんだ!」

男「おい、なんだそれは・・・」

女「でも所詮夢だから何が起こるかは」

ガララッ!

イケ「女クンは」

イケ「いるかい?」キラッ

女「あ、はい。ボクですが」(誰だろ?)

イケ「君に話しておきたいことが」

イケ「あるんだが?」キラッ

女「ん~男君と話終わってからでいいかい?」

イケ「ん?あ、ああ」

イケ「ダメだ!」キラッ

イケ「今すぐじゃないと」

イケ「ダメだ!」キラッ

男(少し展開が読めてきたぞ・・・・)

オイ  キラキラオウジジャン  ナニシニキタンダ? オンナサンニコクハクジャナイ?

イケ「ここでもいい話」

イケ「なんだっ!」キラッ

女「ん~」

男「俺はいい、話を聞いてやれ」

女「わかった!」

イケ(くそっ!俺よりそんな男の事を優先すると)

イケ(いうのかっ!?)キラッ

イケ「じゃあ言うよ」

イケ「俺は君のことが!」

イケ「好きだ!!!」キララッ

ウオ!カガヤイタゾ!  ガイアガオレニカガヤケトイッテイル オンナサンニコクハク  シネイケメン  

女「ごめんなさい」

イケ「はぅっ!」ズモ・・・

ウオ!ヨドンダゾ!  ガイアガオレヲミハナシタカ  オンナサンニギョクサイ  ザマァイケメン

女「それにボク男だしね」

イケ「ん?」

アー イッチャッタ アイツタクラスダカラシラナインダナ  ドンマイイケメン  ボクッコハァハァ

女「だからごめんなさい、君の好意を受け取らない」ペコッ

イケ「お、おお男?」

イケ「君が?」

女「ん?・・・何だい?君もボクのこと女性だとか言うの!?」

女「どっからどう見ても男じゃないか!」ボンキュッボン

イケ「え、え~?」

女「ね、みんな?」

ウ、ウン  ネー  ダヨネー

イケ「う、嘘だ!認めないぞ!」ガシッ

女「いっいや!離してよ!」

男「残念な奴だな、分かったらさっさと帰ったらどうだ」パシッ

イケ「痛いっ!」

男「邪魔が入ったな、女、夢の続きを話せ」

女「う、うん・・・ありがと・・・///」ポケー

イケ(頬を赤らめて!)

イケ「き、貴様みたいな超冷酷王子が女君を!」

男「は?何だそのあだ名は・・・って」

イケ「ゆるせん!」ワナワナ

ボコッッ!!

保健室

男「あー、あー・・・」

女「気がついた!?」

男「俺は・・・そうか、殴られて気絶か」

女「ごめん!ボクのせいだ・・・」

男「いいんだ、それにわかったこともあった」

女「え?」

男「正夢だったってことだ」

妹「どうしたの?その傷?誰に?」

妹「やられたの?」カチャリ

男「相手は停学処分だ、これくらいどうってことない」

妹「ううん!?よくないよ!?」

妹「ちょっと相手の家行ってくね!」ダダダッ


天使「なるほど・・・やっぱり予知夢だったってことですか・・・」

天使「それより女さんの性別についてよく聞きたいのですが」

男「そう言うと思って授業中女のプロファイリングを作ってきた」

天使「用意がいい!授業は大丈夫なんですか!?」

男「俺は0が二つついている点数しか取ったことがない、あんな授業なんて聞かなくてもわかる」

天使「くぅ~~、殴りたい!」



性別♀  ヒューマンタイプ

幼い頃からの馴染み、昔の一人称は『私』で喋り方も女性そのものだった

もちろん自分の事を『女』だと認識をしていた

小学生高学年の時、事件がおきた

彼女はトラックにはねられたのだ

打ちどころが悪く、全ての記憶が無くなってしまった、家族のことも、勉学も、体を動かす事も

彼女には記憶を失っても覚えている事があった    俺という存在

本能的に覚えていた、ということもあってかわずか1年で勉学を覚えた、身の回りの知識も
もちろん俺も協力した

そしてさらに1年後、中学生の時に奇跡的に記憶を取り戻した

女「は、恥ずかしいよ・・・///」

男「何でだ、全てを思い出したんだろ?良かったじゃいか」

女「で、でも『ボク』が頭すっからかんになったとき・・・」

女「赤ちゃんだったん『だろ』?恥ずかしい、『君』にもみられて・・・」

男「おい・・まて・・お前・・・」


彼女は何もかも思い出しても思い出せないことがあった

自分という性別

改変されてしまった彼女の性別、彼女には自分が今まで男として生きていたと思っている

自分の体を見てもおかしいと思わない、周りと違ってもオカシイと思えない

と、取り敢えず昔の女は
君ではなくて、貴方って言ってたんじゃないっすかねぇ?

女「赤ちゃんだったんでしょ?恥ずかしい、貴方にもみられて・・・」みたいな感じで・・・

ったく・・・誰だよ、君に『』付けたやつはよぉ!

男「一応記憶障害って事で俺の監視下の下で一般高校に通ってられる」

男「俺と同じ学校に行きたいっていうアイツの頼みを聞いてやったんだ」

天使「性同一性障害・・・も、もしかして好きなのも同性で・・・百合!」ムハ

天使「トイレとか!修学旅行のお風呂とか!!どうしているのですか!!!?」ムハー

男「お前・・・興奮してるだろ・・・」

男「一応男子トイレを使っている、もちろん職員室前のな」

男「なので男の職員共は生徒のトイレを使っている」

天使「ほぉ・・・」

男「修学旅行は・・・」

男「困った事に部屋は俺と二人だけの相部屋を特別に作ってもらってた、中学、高校とな」

男「2年のハワイも俺と同じだろう」

天使「そ、それって・・・それって!!!」

妹「許せねぇよなぁああああああああ!?!!」ポタポタ

妹「だってよぉ!だってよぉ!!温泉だって学校側が女さんに内緒で意図的に二人だけの時間風呂作ってんだぜえええ!?」ポタポタ

男「着替えはお互い見えないようにしたよ、風呂もお互いタオルを巻いてな」

妹「それが許せねぇんだよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」ポタポタ

天使「い、妹さん・・・その血は」

妹「もちろん返り血だから安心してっ!」ニコッ

天使「安心できない!」

特別!中学の時の京都、修学旅行編!

男「おい、さっさと着替えるぞ」(ただでさえお前のために学校側が時間を作ってくれたんだ)

男(しおりもお前のだけ変えてな)

女「う、うん・・・あれ?でもこの時間って男子達みんな入っていい時間だよね?」

スッカラカン

女「どうしてボク達だけなのかな?」

男「よかったじゃないか、風呂が貸切だ」

男「それより早く着替えろ」

女「う、うん・・・なんでだろう・・・///」

女(同じ男同士なのに見られるの恥ずかしい)

女「やっぱりボクが着替えてる所みないでね!///」カァ

女「いいお湯だねぇ~」ポカポカ

男「ああ」

女「ずっと入っていたいな~」

男「・・・・」ブクブク


 「男君、悪いが君達のために作れる風呂時間はたった20分だ」

 「それくらいで十分です」

 「それと・・・女さ・・女君は体は女性だ、君も健全な男子だ何かしようとしたら・・・」

 「何もしませんし、みません」キッパリ


女「ねぇ男君・・・クラスの女子で誰が一番可愛いとおもう~?」

男「何故お前とそんな話をしなければならないんだ」

女「ボクはね~佐藤さんが可愛いと思うんだ~」

男「ちなみにこのクラスに佐藤(♀)は3人いるが」

女「ボクの隣の席の佐藤さんだよ!」

男「あぁ・・・なるほどな」(少しカマをかけてみるか)

男「お前はその女のこと好きなのか?」

女「どうだろ・・・?そういうのじゃないんだよね~・・・なんでだろ」

女「???」

男「・・・さぁ、もう出るぞ」バサァッ

女「あ、あわわ・・・・///」

男「同じ男同士なんだろ。だ、だがお前は上も隠せ」

男(こんな事もあったっけ・・・)シミジミ

妹「おいぃ!思い出してんだろてめぇ!!!」

妹「ぐすっ・・・お兄ちゃんと一緒に入りやがって・・・」ギュウ

CV「くぎゅ!?」

妹「でも女さんいい人だし・・・恨めない」

妹「だから余計にムカツクうううううううううう!!!」ミチミチ

CV「くぎゅうううううううう!!!」

男「いつか自分の性別も思い出してくれればいいのだがな」

天使「そうですね・・・ってそれより今日入らなくていいのですか?」

妹「なに!?風呂に!?一緒に入ろう!お兄ちゃん」

男「もう少し様子見してからな」

その頃

イケ「父さん!母さん!家に入れてくれよ!!」

 「フン、停学だと・・・!?」

 「そんな頭の悪い子に育てた覚えはないの、さようなら」

イケ「な、なんで!息子が怪我してるんだぞ!?さっき通り魔に襲われて」

 「だからなんだ」

 「そこらへんの人に助けてもらいなさい」

イケ「な、なんで・・・・」

イケ「俺はただ・・・女の子を好きになっただけなのに・・・」

次の日

校長「みなさんに集まってくれたのは理由があります」

校長「我が生徒、1年4組の池澤面弛君が通り魔に・・・」

      どっ

校長「笑うんじゃありません!!!」

校長「こほん、え~皆さんも下校の際はできるだけ友人と帰るように」


女「イケ君、大丈夫かなぁ・・・」

女「あれ?男君、どうしたの?凄い汗」フキフキ

男「・・・・・」ダラダラ

女「今日の予知は~~」

女「なんと!男君に友達ができてたような~ないような~」

男「なんだそれは」

女「むむ・・・ボクにもよくわからないんだ」


友「お、男・・・おっおはよう」

男「誰だ、お前?」

友「ええ!?と、友達だろう?」アセアセ

男「なった覚えはない」

友「ええ!?じゃあ俺のこの名前は・・・」

隣「ねぇ、王子」

男「王子ではない」

隣「これウチのLINEID、登録よろしく~」ギュ

男「なんだラインって・・・?」

隣「え~っ!?知らないw?」


女「む、むむむ・・・///」

女(嫌な正夢だ・・・あ、あれ?)

女(何でボクは怒ってるんだろう・・・?)

天使「そういう夢が・・・ふむ」

男「たいした夢じゃないな・・・・・」

天使「思ったのですが・・・今までの夢って男さん全て関わってますよね」

男「あぁ、そうだな」

天使「たいした夢じゃないんじゃないですかね・・・少なくとも女さんにとっては」

CV「くぎゅぅ・・・」

妹「あははっ!すごいかお~!」ミチミチ

男「それと、妹・・・後で話がある」ギロ

妹「へ?」ビクッ

女宅  深夜

女「・・・っ!」バッ

女「はぁ・・はぁ・・・ま、また変な夢を見た・・・」

女「疲れてるのかな・・・あんな夢をみるだなんて・・・」

女「・・・・・」

女「なんなんだろ・・・この気持ちは・・・わかんないよ」

女「あ~~っ!イライラする!」

男宅   深夜


天使「・・・・・」ムクッ

CV「んあ・・・?」パチッ

CV「嬢さん・・・まだ悪夢を見るんですかい」

天使「悪夢ではないわ・・・」

天使「まぁ・・・」

天使「私を苦しめる夢には変わりはないのだけれど」

次の日

妹「なんだ、朝ごはんちゃんと作れるんじゃん!」

天使「ええ、家ではよく教えてもらっていて・・・」

妹「へぇ~、じゃあ最初からこういう高スペックな才能発揮しろよ」

天使「え、だ、だって妹さんが」

妹「ああ?なに?私が悪いの?ね?ぇ?」

男「喧嘩はやめろ、というかお前はもう部活だろ」

妹「!そだった!いってきまーす!」

天使「あ、男さん!」

男「・・・?なんだ?」

天使「ぁ・・・や、やっぱりなんでもないです」

女「ねぇ、男君」

男「・・・何だ」

女「あれ?今日の夢の事は聞いてこないんだね」

男「どうせくだらない予知夢だろ、いい加減飽きた」(そろそろ他の奴の夢でもはいるk)

女「そ、そっか・・・」

男「・・・・・」

女「・・・・・」

女「あのさ!」

男「!」タッタッタッ

女「今日一緒に・・・って行っちゃったよ・・・」

屋上

男「お前な・・・いくら姿が消せるからって窓に急に出てくるな」

男「びっくりしただろうが」

天使「その割には驚いた顔してなかったのですが・・・」

男「で、なんだ?」

天使「その・・・私もアルバイトをしようかと思いまして」

男「それはいい事だな、だが今言いに来なくてもいいだろ」

天使「えっ?まだ昼休みではなかったのですか?」

男「10分休みだ、あと2分しかない・・・」

天使「ごっごめんなさい!」

男「じゃあ5時くらいに駅の前にいろ、話はあとだ」

放課後

女「男君!」

女「あ、あれ?どこだろ・・・?」

女「急にいなくなっちゃうんだから!」




男「待ったか?」

天使「いえ、全然」

CV「嘘つくなや、嬢さん30分も待っとったで」ヒョコ

天使「こ、こら!どうして喋って」

男「そいつのことはもう大体知ってる、ただのおっさんだってことくらいな」

アニメイト

天使「ここは?」

男「お前の好きそうな店だ」

男「好きなもの買っていいぞ、ほら5万やる」ポイッ(アルバイトするって言われると何故か嬉しくなる)

天使「え?えええええええっ!!?」

男「アニメが嫌なら他のとこにいくのもいい」(多分、姉さんの影響だろうな・・・)

天使「そんな・・・私のために・・・・」ウッ

天使「私みたいな者に・・・」シクシク

男「お、おい泣くなよ」

CV「・・・・・」

CV「わ、ワイ!声優のCD買いたいんやけど!」

天使「____!」

男「_____」

天使「____!?」


女「やっぱり・・・あれ彼女かな・・・」

女「誰なんだろう・・・結局正夢になっちゃった・・・」

女「悪夢が・・・正夢に・・・」


男「?あれは・・・おい、女」

女「!?」ダダッ

男「何で逃げたんだ・・・」

天使「やっぱり今日中に入った方が・・・彼女も何か悩んでそうだし・・・」

男「そうだな、予知夢ってのも事前に対処できるのか試したいし」

男「とはいえ、どうやってアイツの寝床に行くんだ」

天使「それ、は、私の能力を使うのです!」

男「・・・・・」

天使「ああっ!いま一瞬使えなさそうって思ったでしょう!?」

天使「第7の能力・・・」ゴゴゴゴゴ

天使「トランスペアレント!」

男「は?何も起こって」

妹「ねぇ、どうして天使の部屋からお兄ちゃんの声がするのかなァ~~~~?」ガチャッ!

天使「へ?」

妹「あ、あれ?確かにお兄ちゃんの声が・・・」

妹「いない?ご、ごめん天使・・・また私の脳内でお兄ちゃんの声がしたみたい」

バタン

男(どうやら成功したみたいなだな、透明化が)

天使「窓からどうぞ・・・」ヒソヒソ

女の家

 「やっぱりあの子はまだ性別が・・・」

 「いいじゃない、あ」

  ガチャ

 「!?」

 「い、いまドアが・・!」

 「って誰もいないか・・・」

男(おじゃまします)

 「けどな・・・・あいつに婿がくるのか心配で・・・」

 「いいじゃない、あの子には性別が変わってもなお好きな子がいるもの」

 「男君・・・か。そうだな!俺達の娘の婿にはあの子がいる!」

 「男君が婿に来てくれれば・・・の話だけど」


男「・・・・・・」

部屋に入るとまだあどけなさが残る少女がベットでぐっすりと眠っていた
彼は足音を立てずに彼女のベットに忍び込む。我ながら泥棒みたいだと心の中で苦笑してみる

 「んん・・・・すぅ・・・すぅ」

家は遠くとも仮には幼馴染だ、緊張はしないと思ってはいたがいざ近づくと心臓がどくどくと打つ
彼自身は真顔だったが心の中は違う。早く終わらせたい・・・とずっと思っていたのだった
布団をめくり、彼女の上半身があらわになる
パジャマは男性用だ、そのせいでサイズが合わないためかすこしはだけている
彼はそっと胸元を震える手で隠してやる、彼も紳士なのだ
次に順を追って彼女に密着する。心は男でも体は女だ、彼女の胸が彼の胸に
次に手を絡ませ、足を絡ませる、彼は内心本当に透明で良かったと思った
決して卑しい気持ちで思ったのではない、ただ起きたらどうしようかと思っての事だ

 「おとこくん・・・」

 「!?」

 「むにゃ・・・」

何だ寝言か・・・彼は心臓がバクバクになりながらあの言葉を彼女の耳元で囁いた

 「どう、きもちい?ちゃんと入ってる・・・?はぁ、はぁ」

女の夢

男「女の部屋・・・だな」

男「それもどれもなんというか」

天使「女の子らしい、ですか?ピンクで可愛いですね」

男「ああ、確かこの部屋は・・・・・事故する前の部屋だな」

天使「夢地形が過去って事ですか・・・?」

男「そして扉があかないぞ、この部屋のみなのか」ガタガタ

女「だ、だれ!?」

天使「あ、貴方は・・・」

男「女・・・その姿は・・・!」

女「お兄さん達、誰なの・・・・?」ビクビク

天使「これは予知夢の筈じゃ・・・」

男「予知夢ってどんな感じなんだ」

天使「私に聞かれましてもですねぇ・・・」

女「ちょっと!『私』の質問に答えてよ!」

男「!?」

天使「これは・・・!」

男「おい、女」

女「なによ。っていうかなんで私の名前知ってるのよ!」

男「同じ小学校に男って子はいるか?」

女「男君の事?・・・どうして貴方が知ってるの?もしかして怪しいオジさんって奴なのね!」

天使「プッwwwwおじwwwおじwwwぐはっ!?」  ガン

女「男君のお兄さん!?お兄さんなんていたかなぁ・・・お姉さんならいたけどなぁ・・・」

男「親戚の、お兄さんって事でいい」

女「親戚?・・・親戚・・・いい・・・け・・」イライラ

天使「な・・・なんだかイラついてるような」

女「ふ~ん、で、なんで私の部屋にいるのよ!」ビシッ

女「私これから絵日記書かないといけないのに」

天使「絵日記?」

女「うん、毎日書いてるの」

男「みせろ」ガシッ

女「ちょっと!触らないでよ!」ワーワー

天使「お、男さん!小学生と喧嘩しないでください!」

女「仕方ないな~、じゃあ終わるまで部屋にいてていいよ」ストンッ  カキカキ

女「~~~♪~~~♪」カキカキカキカキ カキカキ


男「書き始めたな」

天使「歌ってますよ、なんです?あの歌」

男「ビリーブだ、当時よく練習していたな・・・」(口ずさみながら道路を渡ったときはねられたんだ・・・ったっけな)

天使「何故女さんは心がまだ女性だった頃の夢をみているのでしょう?」

男「謎、だな・・・」

天使「実は男子っていうフリしてただけなのかもしれませんよ!」

男「だとしてもする理由が見つからん」

女「終わったー!」

女「じゃあ私リビングで麦茶飲まないと!」タタッ  ガチャ  

天使「あっ待ってください!」タタッ

バタンッ

天使「ぐべっ!」ビタンッ

男「何故だ、あかないぞ」ガタガタ

天使「女さんだけが開けることができる扉ですかね・・・」

男「とりあえず、いま気になるのは・・・」

天使「この絵日記ですね。みましょうか」

9月10日

もうすぐたいくさいだ!ぼくはりれーにきまった!おとこくんはあしがおそいのできばせんのしたとなわとびのみだった!

まいどのことだけどまたぼくはおんなのこたちとはしることになった・・・

ぼくだってみんなとはしりたいのに・・・まけるとおもってるのかな?


きょうのたいいくのじかんでおとこくんがけがをした、いたそうだった。いたそうだった。ぼくまでいたかった。

だいじょうぶかなぁ・・・・・・・・・


(男が包帯をしている絵)(右に泣いている女の絵)

男「俺が怪我だそうだ」クルッ

天使「はい・・って少しは危機感もってくださいよ!」

天使「要するにこれが予知夢ならぬ予知日記という奴ですよ未来日記って奴ですよ!」

男「本人が書いてるのはどう説明できる」

天使「それはきっと・・・・!」

スゥゥーーー

男「なっ!部屋が・・・変わっていく・・・」

天使「すこし男の子っぽい部屋になっていってますよ!?」

男「ああ、これは現在の女の部屋だ」

ガチャ

女「さーてと、日記をって・・・」

女「えええええ!?ど、どうして男君が『ボク』の部屋にいるの!?」

天使「ほんとだ・・・成長している・・・一人称もボクに」

女「ちょ、ちょっと君だれですか!?」

男「女、お前は一体・・・」

女「な、なんなのさ!これ!夢に男君がでてきたよ!?」アタフタ

天使(夢という自覚がある・・・?)

男「お前はもしかして・・・この絵日記を見ることによって明日の事がわかるのか?」

女「え?・・・う、うん・・・そうだけど・・・だから日記をみにきたんだよ」

女「最近夢で・・・ん~、なんていうかいきなりリビングにいてね?ボクの部屋に入ったら日記があるんだ」

女「そしたらその日記は明日のことが書かれてて・・・」

天使「それで毎回日記を見ることにしたと・・・・・」

女「うん、じゃないと夢が終わらないんだよね。ってだから君は誰なんだよ!!」

男「終わらない・・・だと?」

天使「・・・・・!」

女「とにかくその日記返してよ!」

男「無理だ、まだ調べてない」サッ

天使「男さん・・・すこし調べたいことがあるので・・・もう帰りましょう」

女「帰るってどこに?だから君はだれなのさっって!」

男「ほらっ」

女「うわっ、わっわっ・・・っとありがと」パシッ

男「パルム」

女「・・・・え?アイスのこと?」

女「ってあれ?消えちゃった・・・変な夢だなぁ・・・今日は」

現実

男「ふぅ・・・こいつが起きる前に帰らなければ」ピンッ

女「いたっ・・・いよ~もうにゃ・・むにゃzzzz」

ガララ

天使「窓から失礼」バサバサ

天使「お送りしましょうか?」ファサッ  

男「後部座席が見えないがな」

天使「わ、私は車じゃありません!」

天使「乗っていただけば・・・羽を使うのに邪魔なのでお尻の方に座ってもらいますが・・・///」

男「どうどう」パシッ

天使「馬じゃないです!よぉし!スーパーマンみたいに飛ぶので落ちないようにですよ!」パタパタ ビュンッ

男宅

天使「では私は窓にて・・・」ボソボソ  バサァッ

男「おい、俺も窓まd」

妹「お兄ちゃん!!!?」バンッ

妹「どこにいってたの!?こんな夜更けに!」

男「ご丁寧に玄関を開けてくれてどうも、邪魔だ。もう寝る」

妹「ちょっと!聞いてるんだよ?」

男「コンビニだ、以上・・・ふわぁ」(寝不足が欠点だな・・・この能力は・・・)

妹「もぅ・・・」(添い寝に行こうと思ってお兄ちゃんの部屋行って気づいたのは秘密です)

あーあー夏休みは終わってないー
九月病にかかりました。欝です。みなさんは元気でお過ごしですか?

こっからはリアルタイム進行でいくんでまた明日



男「んん・・・・」

妹「寝不足?」

男「まぁな」

妹「夜中まで起きてるからだよ・・・」

妹「そういえばお兄ちゃん天使がどこに行ったか知ってる?」

男「部屋にこもってるんじゃないのか」モグモグ

妹「ううん、ドア蹴っ飛ばしても居なかったの・・・CVもいなかったし・・・」シュン

男「・・・・・」


(男さん・・・すこし調べたいことがあるので・・・もう帰りましょう)


男(あの台詞のこと・・・聞くの忘れてたな・・・)

学校

女「おおお男君!!」

男「なんだ」

女「きょ、今日の体育でちゃ駄目だからね!!」

男「・・・あぁ、寝不足だし」

男「怪我、しそうだからな」

女「そ、そう怪我しそうだから!」

女「とにかく出ちゃだめだからね!」

教師「と、いうことで」

教師「体育祭の主なメンバーは男女ともに決まったか?」

モブ「王子はおせぇから騎馬戦の下でいいっしょwww」

女「ね、ね、ボクは?」

モブ「えっ・・・お、女さ・・くんは・・」チラッ

教師「毎度のことだが女子と同じだ、すまない」

女「え~、やっぱり女子とかぁ・・・」

男(日記どうり・・・だな)

体育にて

体育教師「おう、男はどうした」

モブ「保健室っす」

女(良かったぁ・・・ちゃんと体育受けてないんだね)


保健室

保健室の先生「男君?何かお腹痛くなったら呼んでね」

男「はい、わかりました」

保健室の先生「腹痛か・・・」(きっと体育が嫌でサボりに来たんだろうな・・・そういう生徒多いし)

男(これで怪我は逃れられた・・・な)

男「うぅ・・・」(やっぱりまだ眠い・・・)

ガタガタ...

保健教師「あら?地震?」

男「zzzz」

ガタンッガタンッ

保健教師「で、でかいわ!男君!?ベットのしたに入って!」

男「zzzzz」

ガシャァーーンッ

保健教師「きゃっ!棚が・・・男君!大丈夫!?」

ガッシャーーンッ  ガタガタ

ガタガタ     カタカタ....

保健教師「おさまった・・・大丈夫?男君?津波が来なければいいのだけれ」

保健教師「きゃああああああああああ!!!」

教師「男のことだが・・・」

教師「お前らが体育の時に地震があっただろ?」

教師「アイツ・・・保健室にいたらしくてな・・・」クッ

教師「棚が倒れてきて下敷きになってしまったみたいなんだ・・・」

ザワザワ   ザワザワ   ザワザワ

教師「もちろん命に別状はないが・・・怪我はした。みんなも地震には気をつけろよ」


女(そんな・・・・そんな・・・)

女(男君が・・・!)

病院

妹「すぅすぅ・・・zzz」

天使「妹さん・・・ずっと男さんの手を握ってますね」

男「これから死ぬわけじゃないんだ。全く・・・すこし骨にヒビが入った程度だ、明日には退院だよ」

天使「男さん・・・」

男「・・・日記にはたいいくのじかんにって書いてあった」

天使「言葉通りって事ですか・・・授業を受けてなくてもですもんね」

男「運命には逆らえないってことか・・・」

天使「そんなことはないd」

女「男君!!」ガララッ

女「ごめんね・・・ボクが保健室にいろなんか言うから・・・」ポロポロ

男「泣くな、お前のせいじゃない・・・」

男「きっと予知夢に書いてあったんだろ?俺が怪我をするって」

女「書いてあった・・・?」(どうして知って)

天使「男さんは夢を見たことがないんです。きっと勘違いをしてるんでしょう」

女「なるほど」ポン

女「って誰!?」(あ、あれ?このやりとり夢でもしたような)

男「ただの親戚だ、気にするな」

女「そ、そっか・・・」

天使「では私はこれで・・・」

男「あっ・・・おい!待て!」(聞くのを忘れてたな)

ガララ   バタン

女「行っちゃったね・・・」

男「チッ・・・」

女「妹ちゃん・・・ずっと男君の手を握ってる・・・あ、しゃぶった」

男「泣き疲れたんだろ・・・病室中響いて鼓膜が破れそうになった」

女「そのくらい男君を心配してたんだよ」

男「・・・このくらい大丈夫だ」

女「そうやって君は昔から何事もないような顔で話すよね」

男「これが標準だ」

女「嘘ばっかり、昔はもっと感情豊かだった筈さ」

男「・・・・・じゃあ聞くが、昔のお前はもっと女子らしかったぞ」

女「・・・は?何いってるの???」

男「らしかったっていうより女子そのものだったがな、心も体も、今は体だけ女だが」

女「待って、待って、何言ってるかサッパリわかんないや」

女「ボクはずっと昔から男の子だよ?」

男「はぁ・・・ダメか」

女「もう、頭が痛くなるような事いわないでよ」

某所???

CV「臭うで~ここえれ~臭うで~」クンクン

天使「・・・・・」カツカツ

CV「さっきまで居た形跡があるで~」

天使「感づいて逃げた・・・かな」

CV「まぁとにかくこの街からこの世界から出ることはないやろ」

天使「どっちにしても時間がないわ」

CV「はぁ・・・だっる」クンクン

CV「消臭魔法使ってますわ、これ・・・追跡はまた明日にしましょうや」

天使「そうね・・・」

男宅

姉「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!おかえりいいいいいいい」グスグス ダキッ

妹「・・・・・私部屋行ってるからね」

姉「寂しがったよおおおおおおおお!!」スリスリ

男「姉さん、離して・・・あ、天使は?どこに行った?」

姉「えっ?わ、わからない・・・私ずっとお部屋に篭ってたし・・・」

姉「男ちゃんの怪我にも気づかず、ずっと家にこもってて・・・フフ」

姉「最低な姉。お見舞いにすら行かないなんて・・・生きてる価値なんてないのよ・・・ゴミ以下」

姉「酸素すら吸うのにもったいない生き物なのよおおおおおおおお私はあああああああああああああ!!!」

姉「っふっふっw・・・そ、そうよ・・・二酸化炭素を酸素に変える呼吸法を熟知すれば・・・」

男(CVもいない・・・出かけただけか・・・?)

次の日

妹「ね、ねぇ?やっぱり私もお兄ちゃんの学校まで・・・」

男「一人でいいと言っている、邪魔だ、さっさと中学校に行け」

妹「そ・・・そう?じゃあまた怪我のしないようにね!」タタッ


女「・・・あ、お、男君・・・」ヨロヨロ

男「女か、お前大丈夫か?」(目にクマが・・・)

女「もう学校に来ていいんだね・・・ははっ」ヨロヨロ

女「じ、実は寝不足でさっ・・・疲れてるっていうか」

男「不足というより寝てないだろ。嫌な予知夢を見たくないっていう理由以外なら聞いてやってもいい」

女「うぅ・・・・・」

学校

先生「でゎ、教科書の3Pひらぃて」

男「・・・・」チラッ

女「うぅっ・・・」ウトウト(駄目だ、寝ちゃったら・・・また変な夢見ちゃう・・・)

男(今日のウチに。もしかしたら予知夢を止められるかもしれない)

男「先生、女さんが体調悪いようなので保健室に連れて行きます」スッ

先生「ん、らじゃ。いってら~」


男「女、行くぞ」グイグイ

女「え!?や、やめて!ひっぱらないでよ!」ズルズル

その頃 男宅

CV「もぉ~~めっちゃしんどいやん!」

天使「しっ・・・お姉ちゃんに気づかれたらどうするのよ・・・」

CV「せやかて嬢さん・・・・嬢さんも疲れてもうたやろ?」グター

CV「もう寝ましょうや、夕方までな?な?」

天使「そうね・・・私も少し飛びすぎたかもしれないわ」スッ ガララ

CV「一緒に寝ます?わ、ワイも押入れで寝たいんや」

天使「・・・・・」

CV「わ、ワイも一応愛くるしい容姿してるやろ?触り心地もモッフモッフやし・・・な?」

天使「おやすみなさい」ガララ  パタン

CV「」

姉「あれ?い、今天使ちゃんの声が・・・」

ギィ

姉「お部屋にはいないか・・・やっぱり気のせいかな?」

CV「くぎゅ!?」

姉「あっ・・・CV?ちゃんがいる」

姉「私のお部屋くる?」

CV「ちわっ・・・」ジロジロ(おっ、ええ体してるやん)

CV「くぎゅううっ」ギュウ

姉「ふふっ、じゃあ行こっか」

CV(嬢さんも押入れにいることバレてないみたいやし・・・まぁええか)

その頃、保健室

女「すぅ・・・すぅ・・Zzz」

男「少し暴れて面倒だったが・・・まぁベットに寝かせれば案外体は素直なんだな」

保健先生「男君?その言い方だと変に聞こえるからやめなさい」

保健先生「そうそう」

保健先生「私これから出張なの。女さんも寝てるみたいだし・・・」

男「授業終わりまで寝かせてます」

保健先生「授業にもちゃんと出るのよー」ガララ  バタン


男「さて・・・」チラッ

女「んぅ・・・ダメ・・・Zzzz」

女の夢

男「さて・・・やはり幼少期の女の部屋か・・」

天使「・・・んん」パチクリ

天使「ここはっ!?」キョロキョロ

天使「って男さん!?」

男「天使・・・お前、どこ行ってたんだ」

天使「えっ?あ、アキバですよ秋葉原~」

男「だったら少しは行くなら行くと伝えたらどうだ」グイッ

天使「あぁっ!髪が抜けてしまいます!だ、だってそんな時間なk」

バン!

女「あー!お兄ちゃん達また私のとこに来てる~!」

男「・・・悪いな、また日記を書いてくれないか?」

女「え?ああ、うん。いいよ~」タッタッタッ  ストッ

女「え~と今日の日記」カキカキ

天使「お、男さん・・・まさか学校中にダイブを?」

男「そうだ、というかお前は呑気にお昼寝か」

天使「むっ、ちゃんと今度アルバイトしますから~!」

女「良し!かけた!」

女「じゃあ私麦茶飲んでくる~」テッテッテ

男「できたみたいだな」

9月12日


えーと、きょうはおとこくんが殺されました

ちがいっぱいふきだしてました おとこくんはたおれけいれんしてぴくぴくしてました おさかなみたい

いたいいたい  かわいそう  こわいこわい  しにたくない  にげるにげる  つかまった

わたしも殺されました ほねがみえてます さんかいほどふくぶをさされ、さけんだらのどをきられました

はんにんはいけくんでした   かれはつかれてました  だからって殺すのはどうかとおもいました

男「なんだよ・・・・なんなんだよ・・・・これは・・・・!?」

天使「・・・・・」ギリ

天使「申し訳ありませんが、男さん、私はこれで」

男「お、おいまて!」

天使「必ず け  す」ヒュンッ


男「くっ・・・こ・・・こんな日記!」(どういうことだ!?今日俺と女が殺されるだと?犯人はイケ)

男「ふざけるな・・・くそっ、破けない」グググ

男「・・・こんな結末・・・必ず変えられる・・・はず」

女「・・・・・」パチクリ

女「・・・・・」

女「男・・・男・・・!」

女「男君!!!男君!!!」

男「・・・何だ、騒々しい」(考えろ・・・考えろ・・・天使は言ったんだ・・・助けるって)

男(アイツを信じるしか・・・)

女「ね、ねえ!逃げよう!?い、言ってる事わかんないと思うけど今すぐ!」

女「ボクの言うとおりにはやく!!!」ギュッ


イケ「どこに?どうせなら行き場所教えてよ・・・俺も一緒に行って」

イケ「君たちを殺してやるから、さ」ギラッ

女「はやく!!早く逃げて!!!」

男「お前が先に逃げろ!」(だめだ・・・・逃げる暇なんてない・・・)

イケ「ずっと観察したよ・・・ビックリしちゃった・・・」

イケ「男君が彼女にまたがったと思ったら・・・次の瞬間消えて・・・そして時間が経ったらボフン!」

イケ「テレポート?どういうマジックなの?」

男(授業中・・・よりによってこんな時間に・・・)

女「はぁっ・・はぁっ・・・やだよ!やだぁ!!」ヘナッ

イケ「え?も、もしかしてビビっちゃった?案外ソコはオンナノコなんだね」

男「動機を言え。失恋したから殺しに来たのか?」(時間を稼げ・・・)

イケ「え?ふっw、な、なにそれw」

イケ「確かにそれもあるよ」

イケ「っていうかそれが原因だね。お前等のせいで・・・」

イケ「なぁ!?わかるか!!!?コイツみたいなブスに告って!振られた!」グワッ

イケ「凄い辛いよ・・・」シクシク

イケ「泣いちゃうくらい・・・殴ったら停学なんて・・・いつの時代だよ・・・もっとゆとり教育にしろよ・・・」シクシク

男「・・・・・」(どうする・・・女は動けない・・・やはり俺等は・・・)

イケ「パパにもママにも見放されたんだ・・・なんでよ・・・どうしてだよおおおお!!!」チャキッ

女「おっ男君・・・に、逃げて・・・ヤダ・・・死なないで・・・」

男「そんなもの喉に近づけて・・・どうする気だ?刺すか?切るか?」

イケ「・・・・ナニそれ、かっこつけてんの?」

男「時間稼ぎだ・・・」(天使・・・助けてくれ・・・!)

イケ「え~そんな時間あげない。じゃあ刺すね、3、2、1」ブンッ

男   スカッ

イケ「フェイント~~wwwww」

イケ「もっとゆっくりお前等を殺したいんだよ・・・捕まってもいいか・・・ら?」

イケ「お、おい少しは反応しろって・・・ぇ」ペチペチ





イケ「・・・・?な、なんだよこいつ等・・・うごかなぃ」

イケ「ぁっ・・・ぇ?」


天使「やっと見つけた」スタスタ

イケ「ぁれ・・・ぉまぇ・・あぁっ・・なにこれ・・・」(うごかな・・い)

天使「イケ君?だったかしら?」

天使「こほん」

天使「ごめんなさい。もう二度と犯罪を起こさないように精神を胎児レベルまで戻すわね」

天使「もう一度育ててもらいなさい。愛されてすくすくと育つがいいわ。その時にはもう中年でしょうけど」スッ   パァァァッ  


イケ「ぇっ?」

イケ「ぁがっ」

イケ「あ」

イケ「」ビクッ!  ビクンッビクンッ


 「ちょっと、ちょっとwwwwww」

 「鬼畜すぎwwwwなんでそんな魔法もってんの?wwwこわっwww」

天使「こうすれば出てくると思ったわ・・・まさか彼の体内に潜むなんてね」

 「なぁんだ、それが狙いだったのかぁ」

天使「容姿からして・・・・・『死神』サンってとこね」

死神「せーかい~」パチパチパチ~

死神「どうして僕をおっかけるんだよ~鬼ごっこは嫌いだし鬼も嫌いだよ?」

死神「あっ!お姉ってもしかしてショタコンってやつ?まぁ僕のこの容姿をみてムラムラするのもわからなくもないね」ヤレヤレ

天使「・・・・・」

死神「ちょ、ちょっと~。そこはツッコもうね?さすがの僕も悲しくなっちゃうし」

天使「貴方の罪、まず女さんの脳内に予知日記・・・ではなく」

死神「あれは僕のスケジュール帳だよ。予知なんかじゃなく絶対に行う事、だね」

天使「地震を起こしたのも貴方。男クンを傷つけたのも貴方。イケ君に動機を与えたのも貴方」

死神「うん、それで?悪いことなの?僕は死神、死の神だぜ?人の死で遊んで何が悪いの?」

天使「いいえ、悪くない・・・貴方の先輩や後輩もこぞってやる趣味の悪い行為ってだけ」

死神「じゃあ僕の邪魔しないでよ」

天使「私の邪魔もしないで」

死神「・・・・は?」

天使「本当に悪いのは私、人間を救おうと思っている私がいけないのだけれど」

死神「ん?ごめんごめん、ちょっとよくわかんない」

天使「貴方がこの件から引いてくれると助かるのだけれど」

死神「ん~・・・・・・」

死神「はぁ!!?嫌に決まってんだろ!!!」クワッ

死神「このクソアマがよ。勝手に人のおもちゃ壊しやがって・・・もう許さねぇ」

死神「そこの止まってる、男と女、まとめてたった今ここでっ・・・!」チャキッ

天使「・・・・・」

死神「なぁ~んて冗談、冗談w」

死神「でもビックリ、まさか時間止める能力持ってるだなんて」

天使「時を止める能力と言ってちょうだい。名づけて「ザ・ワールd」

死神「そんな能力、ただの天使が持ってるわけがない・・・お姉一体何もん?」

天使「ただの天使よ。わかったならそのカマを男クンに向けないで。冗談じゃなかったの?」

死神「ん、ちょっとしたキャラ崩壊は冗談ってこと、こいつ等殺すのは変わらないよ」グッ

男  プス


        ザシュッ

死神「ほら、よく切れッ・・・・?」ボタボタッ...ブシャァァァァァァッ

死神「ぐっ・・・カハッ・・・!!?うぅっああっあああああああぁぁぁっっ!!!?」ブシャァァァッッ プシュッ プシュッ

死神「腹がっ!?腹がぁぁあああっ!!!」ブシュッ...ブシュッ...ボトッ(なんで・・・天使じゃないのか!?・・・なんだこのスピードは・・・)

天使「今ならその落ちた臓器も元通りに治せるくらいの力は持っているわ。さぁ、この件から引くと言って」

死神「ぐふっ・・・がぁっ・・・よ、よく言えるね・・・そんな・・・こと・・・僕にもプライドってもんが・・・」

天使「早く言いなさい、死にたいの?」グリグリ

死神「くぁああぁっ!?!?やだっ!!?やめて!!!」グジュッ グジュグジュ

天使「この癒しの力の発動条件も・・・って簡単に言うと30秒以内に使わないと意味ないの」

天使「ほら、早く言いなさいよ。これ以上私の服を汚い赤黒で汚さないで」グイッ ググググ...

死神「はぁ・・・はぁ・・・わ、分かった!言う!言うがああっ!!・・い、言うから・・・」

天使「・・・・・」

天使「ごめんなさい。聞こえなかった。あ。30秒。もう助かる余地なしね」

死神「は、はぁ!?なっ・・なんで・・・なんでだよっ!!天使のクセに!!!」

死神「なんでさっきから真顔なんだよ!ソ・・・その目・・・・ぐふっあぁっ!」ブシュッ...

天使「貴方を殺すのは最初から決めてたことなの。死因は男クンを殺そうとしたから」

死神「yだっ・・・なんで・・・やだっ・・・や」

天使「もう時間がない。ここは日本だから・・・・・火葬でいいわね」ボウッ

男「くっ・・・!」

男「・・・・・」

男「・・・?」キョロキョロ

イケ「」ビチビチッ

男「・・・は?」

女「え、えっ?い、イケ・・・くん?」

イケ「ぁっぁっ」ビチビチッ

先生「ちょw、さっきなんかこっから悲鳴聞こえたんすけど~・・・え?ナニコイツ」

先生「ちょ~キメ~www」パシャッ パシャッ


予知夢騒動は以外な結末に終わった。イケは全ての記憶を失い特別な病院に行ったらしい

それ以前に家族問題が重大だったようで、今回の件は家庭事情によるイケの精神の崩壊といったところらしい

妹「許せない・・・・お兄ちゃんに刃物向けていいのは私だけなのに・・・」

男「黙れ」プスッ

妹「ぎゃあああっ!!?箸が目にいいいいい!!」

男「・・・・・」モグモグ

男「・・・・・」チラッ

天使「・・・・・」モグモグ...

男「天使、もういいと言っているんだ。その顔止めろ、こっちが不快になる」

妹「そ、そうだよ!アンタが悲しんでる顔なんて気味悪いしね!」  プスッ  ギャアアア

天使「ですが・・・・・私は男さんを助けられなかった・・・」

男「飛ぶこと以外に需要がないお前に何ができる、俺はこのとおり生きてる、それでいいだろ?」

天使「そう・・・ですよね!」

天使「良し!明日からまた元気なキュートエンジェル天使ちゃん!行きマス!」ニカァ...

男「キモイ。汚い。ウザイ顔はやめろ。あ、それと姉さんには何も言うなよ。自殺未遂されても困る」


CV「くぎゅ・・・」

__何時間か前

CV「はぁっ・・はぁっ・・・!」テッテッテッ

天使「・・・・・カオスヴァイス、来たのね」

CV「なんやくっさwwww時間止めて焼き芋でも焼いてた・・・ん・・か・・?」


天使「ありがと、これで血と匂いは消えたわね。彼は燃やしたし」

天使「男クンも・・・あ、女サンも無事ね」ツン



天使「あ、男クンに血付いちゃった。彼ったらポーカーフェイスだから内心は今回の件で結構傷ついちゃったかもね」フキフキ

CV「嬢さん・・・やっぱり狂っとる・・・・いや、今更かもしれんけど」

CV「男クンはまだ表情のバリエーションがある・・・せやけどアンタはどうや?」

CV「こんな大罪犯して・・・アンタはワイの前ではずっと表情死んどる・・・」

天使「・・・・・」

_翌日

女「男くーん!」タッタッタッ

男「今度は何の夢だ?俺が死ぬなら安楽死がいいな」

女「ち、違うよ!もう予知夢なんて見てないんだって!」

男「なに・・・?予知夢が?」

女「さ、最初は予測できて便利だったけど・・・やっぱり人が・・・大切な人が死ぬなんて予知したくないもん」

男「大切な人・・・か」フッ

女「あ、今笑ったな!け、結構本気で言ったんだよ!?気づいてもらえるようにね!」ムカ

女「はぁ・・・やっぱり僕はオカマなのかな?男が男を好きになるなんて・・・」シュン

男「さぁな」スタスタ

女「えっ・・・ね、ねぇ!僕の好意にはノーコメントなの!?」タッタッ

男「・・・・・」チラッ

女「すぅすぅ・・・うへへ・・zzz」


男(のんきな顔で寝やがって・・・・そういえば)

男(何かが引っかかる)

男(天使の事だ・・・アイツは俺になにか隠してるな・・・)

男(でも、まぁ・・・・・問う必要もない・・・か)

男「ふぁ~~あ」(ダメだ・・・・・俺もまだ疲れてるな・・・・)

男(いい夢が見れますように・・・まぁ、見たことないんだけどな)

男「すぅ・・・すぅ・・・」


(僕は夢なんてみたことがない)

(ふぅ~~ん・・・・そうなんだぁ~)

(な、なんだよ!僕は見たことがないんだ。それがなんだよ)

(僕は見たことがないものを信じない!幽霊も宇宙人も悪魔も天使もツチノコであろうと)

(はい、ツチノコ!)

(うわぁっ!!?)

(はい、信じた?あのね、君も夢を持ったほうがいいよ。寝る夢だろうと将来の夢であってもね)

(うるさいな、君に関係ないだろ)

(あのね、幽霊もいるんだよ。君の後ろに、宇宙人もいるんだよ。すぐそこに、ツチノコも。ここに)

(そして君の目の前に   がね?)

_バス_  (午後)

天使「・・・・・」

CV「あんな、嬢さん。目開けながら寝るのやめよか。妻だったら離婚沙汰やで」コショコショ

天使「んあ?あー・・・いけない。バスで寝ちゃうなんて」

老人「あんた・・・・可愛い顔してんねぇ」

天使「へ、そ、そうですか?えへへ・・・」

老人「Twitterにあっぷしていい?」

天使「・・・・・」

CV「くぎゅっ!」ポチッ(お、目的地や!)

次、とまります。お降りの方はry)

天使「ついたね!バイト先に!」

老人「バイトで変な写真とってTwitterにあげちゃいけないよ~」

先輩「おとこ、きょうからしんじんがはいるわ」

男「・・・・・」

先輩「あんたにこうはいができるのよ!?うれしくないの?」

男「いえ、別に。

先輩「ふん、つまんないおとこ。あんたみたいなおとこずっとそんなきずだらけのでぃぶぃでぇーふいてればいいのよ」

先輩「さっ、はいってきなさい」


天使「初めまして!私天条院忝士です・・・あっ」

男「・・・・・」パリンッ

先輩「なに?しりあい?」

天使「パイセン!パイセン!R18コーナー入っちゃっていいっスか?」キャッキャッ

男「殺すぞ」

天使「・・・・・」

男「ここに来た経緯を話せ」

天使「バイトしようと思ったんや・・・せやけどウチ・・・やろう思うバイト少なかったんよ」

天使「ほんでそこでえ~となんやったけな~第、にじゅ~」

男「標準語」グググ

天使「痛いタイタイ!!口サケル!」

天使「だ、第27?の能力で・・・あ、神々の選択です。そしたらなんと!」

天使「選択肢が男さんのバイト先しかなかったんですね~w」エヘッ

男「ホラー枠に連れてってやる」グイグイ

天使「やだ!ゾンビ嫌い!幽霊嫌い!」

天使「死神コワイ!」

妹「はぁ!?オメェよォ~~~~ッ!」

天使「・・・はい」

妹「バイトすんのは偉い。そりゃあ私も偉いって思う!うん!うん!」コクコク

妹「けどよォ~~~ッ!それは違うんじゃねぇか?バイトの時間何時だテメェコラ」

天使「・・・男さんと同じ時間帯です」

妹「何で?それって意図的なものなのかな?」

天使「偶然ってやつd」

妹「はァアァ~~ん?アア!?偶然って・・・そんな幸運があんのか?お前によォ~?」

妹「調子ノってっと家畜のエサ送りにすんぞオラ!」カベlガンッ

天使「ひっ!?か、壁が!」

天使「いえ、だからこれは!ほぉ~~~っんとの偶然なんですってば!」

妹「んん?証拠は?証拠あるのかなん~?」

妹「お兄ちゃんのバイト先がビデオレンタルって知ってての犯行だよね?」

天使「ギグリ」

妹「自分で擬音言ってんじゃねぇぞクソアマァ!!!」バァンッ


__姉部屋

姉「そ、それで私の部屋に逃げてきたんだね・・・」

天使「お、お姉ちゃんの部屋なら追いかけてこないと思いまして」ビクビク

姉「・・・・・ゴクッ」

姉「だ、大丈夫大丈夫。私がまもってあああげるからねいいひひひっw」ナデナデ

天使「こ、こわいですよお姉ちゃん」(やはり能力を使ったほうが良かったかも)

姉「あ、あのさ・・・天使ちゃんは気にならないの?」

天使「何がですか?」

姉「わ・・・私が妹ちゃんに嫌われてるこ・・・ことがっ・・・」

天使「気になりますけど。でも居候の私が本人に尋ねる事でもないと思って」ニコッ

姉「そっか・・・」

姉「あ、スマブラやる?Wiiだけど」

天使「す、スマブラってそんな中学生みたいな誘い・・」

天使「ゲームキューブコントローラーがあるのなら」

天使「楽勝」カチャッ

 「私ね~お兄ちゃんの子を産んでお姉ちゃんのお腹に子供を宿すの!」

 「あ、アナタ、この子は何を言っているの?」

 「わかんないよ・・・な・・・なぁ?妹、そんな言葉誰に習ったのかな?」

 「お姉ちゃん!!!」

 「「・・・・・・」」


天使「んむにゃ・・・」

姉「・・・・・」ナデナデ

姉(私は最低な姉だ・・・)

姉「うぅっ・・・ひっく。妹ちゃん・・・・・」メソメソ

天使「・・・・・」

妹「ちっ・・・あんな女の部屋に逃げがってクソがっ・・・」

男(明日にでも許嫁の夢に入ってみるか)

妹「お兄ちゃん!聞いてよ、天使が・・・・・」

 ガチャッ  「「ただいま~~!!」」

妹「えっ」

父「まさかリビングで僕達を待ってくれているだなんて・・・!」

父「泣きそう・・・」;;

母「ふふっ、もう泣いてるじゃない」フキフキ

男「はぁ・・・・・面倒なのが増えた」

父「増えただって!?君達を増やしたのは僕達だよ!!?ね~♪」

母「う、うん。ね、ね~」

妹「帰ってきていきなり下ネタかよ・・・」

父「姉は・・・まだ引きこもってるのか」

母「自分の娘がニートだなんて・・・」

父「でも可愛いから許そう!姉ちゃんは可愛いからいい!」

母「うん!」

男「いいのか・・それで・・・」

父「ああ、勿論だよ!更生させたいとは思ってるけどさ・・・」

母「まぁ私達高額な保険金あるから・・・ね?」

男「じゃあさっさと死ね」

父「き、聞いたかい!?」

母「き、聞いたよっ・・・録音したもの!」

父「今度ドライブに行く時ずっとループさせようか!」

男「・・・・・」(ダメだ、ツッコミも通じないか)

男「・・・・・」

妹「どうして帰ってきたの?・・・・帰ってこなくてもいいのにさ・・・・」

父「上に日本に戻ってこいって言われたからだけど。も、もしかして僕達の帰還を心良く思ってない!?」

妹「あ、当たり前でしょ!特にお母さん!」

母「ママじゃないの!?」

妹「私達をおいてお父さんと一緒に海外出張に行きやがって・・・てめぇそれでも母親かああああああああ!!!」クワッ

母「ふふっ、わかってないのね・・・妹ちゃん・・・」

妹「なにっ!?」

母「貴方と男ちゃんだけの・・・つまり親がいない空間を作ってあげたのよ!」バァーン

妹「さすがママ!パパ!愛してる!」

男「さぁ、恒例の行事は過ぎただろ。それより話がある」

男「起きろ、姉さん、天使」

天使「ふにゃ・・・んぐっ!?!?」(圧迫?)

姉「ん~・・・な、なんかおっぱいの下に変なのが・・・」

天使「ぐぐぐぐっ!!」

姉「はっ、て、天使ちゃんが!潰されてる!」

男「姉さん、父さんと母さんが帰ってきたぞ」

姉「げっ」

天使「・・・え!」

天使「男さんの両親ですか!?」

父「・・・・・」ゴゴゴ

母「・・・・・」ジロジロ

天使「・・・・・」

天使「ぁっ・・え、えっと・・・天条院忝士というものです」

母「ふぅ~ん・・・そ」

父「年は幾つかな?君みたいな年齢の子は両親の心配も・・・」


父「あぁ~~~もう!メンドくさい茶番はいいや!」

母「い、一緒に今からお洋服を買いに行きましょ?ね?悪いようにはしないよ・・・?」ハァハァ

天使「あ、あの・・・男さん」

男「皆まで言うな、お前は気に入られた」

天使「そ、そうですか・・・・・それはよかとです・・・」

   _その日の夜_

男「・・・・・」スタスタ

父「ん?あれ、男君起きてたんだね」

男「アンタもか・・・もう寝たらどうだ、明日も仕事なんだろ?」

父「ははっ、その言葉遣いはあまり関心しないな・・・」

男「父さん、明日は早いから寝たらどうかな?」

 『父さん、明日は早いから寝たらどうかな?』ガチャッ ピ~~~

父「録音しちゃった☆毎晩寝るときに20回くらい聞くことにするね」

男「・・・・まだその録音機持ってたのか」

父「録音機じゃないよ、その機能がついてるトランシーバー」

父「君の・・・母さんが僕のを壊したお詫びに買ってくれたんだ」

父「あ、知ってると思うけど僕達は義理の姉弟だけど君のお爺ちゃんお婆ちゃんは実は結婚してないから僕達

  の愛は別に禁断って訳じゃなくて、法律では認められて」

男「わかったわかった。それはもう何百回も聞いた」

父「あのさ・・・」

父「許嫁ちゃんは・・・・まだ・・・」

男「寝たままだよ。今でも」

父「そっか。でも・・・・・男君はなんだか前よりも元気になってないかな?」

男「ろくに息子と顔を合わせてないくせによくわかるな」

父「まぁ遠く離れてても分かるよ。大事な息子だからさ」ニコッ

男「・・・」

父「君はいつでも心の感情を表に出さないから・・・でも僕にはわかる」

父「なにか希望でも見つかった、それとも誰か懐かしい子にでも会ったのかな?」

男「希望・・・」(確かにそうだな・・・・この能力を見つけて俺はアイツを助けるすべを・・・)グッ

父「あははっ、男君」

父「僕はいつでも君の事を応援してるからね」ニコッ

男「・・・おやすみ、もう寝る」スタスタ

父「やれやれ、あれがツンデレってやつかな」

男「・・・・・」(希望・・か)

男「俺にとっての希望はこの力か・・・」

 (それとも誰か懐かしい子にでも会ったのかな?)

男「懐かしい子・・・・・か。別に会っても元気にはならないが」

男「くっ!」ピキッ

男「頭痛がひどい・・・・もうねるか」

男「明日はアイツを目覚めさせないと・・・いけないしな」

_翌日 (病院)

男「何故だ・・・?入れない・・・何も反応がない・・・」

許嫁「・・・・・」

男「どうして入れない?寝てないのか・・・い、いや植物状態のはず・・・」


 コンコン 「どうかしましたかー?」


男「い、いえ。なんでもないです」

男「・・・嘘だ・・」

男「どうして能力が効かない・・・使えないんだ・・」

天使「あ、男さん!この病院に何の用が・・・?」

天使「妹さんが言うにはここにいるって言うから、もう心配しましたよ~」

天使「それにしても結構凄い病院ですね、でかいし設備も凄いし」

天使「は、販売機がスマホみたいになってましたよ!でっかいスマホ!」

男「・・・・・」

 「あ、あの~・・・」

天使「はい!なんでしょうか?」

病人「僕の妹を知らないかな?少し反抗期な妹なんだ・・・どっかに逃げちゃって」

男「それなら貴方の病室ですよ。病人さん・・・」

病人「本当かい?有難う、恩に着るよ」

男「・・・・・」

男「ここは少し特別な病院なんだ・・・」

天使「あ、あの病人さんってこの前テレビで見ました!確か鬱病で入院してって聞きましたけど」

男「あの人はずっとこの病院で高校生を演じてる」

男「ずっと架空の妹と暮らしてる夢を見てるんだ」

天使「あ、あの・・・妹萌えって奴ですか?」

男「・・いや」

男「あの人の妹は確かに存在するらしい、本人が言ってた。だが自分の罪を打ち明けたらどっかに去ってしまったそうだ」

男「その彼女を探すために世に、TVに出てずっと彼女を探していたが・・ご覧の有様だ」

 「妹~~僕は怖くなんかない。出てきてくれ~」フラフラ 「病人さん!お部屋に戻りますよ!」

天使「そ、それで心が・・・」

男「あの人はたまに正気に戻って俺にそんな話を勝手に話してくるんだ。どうやら俺が誰かに似てるから、らしい」

天使「え、じゃ、じゃあここって」

男「精神に病がある患者もいる病院ってことだ・・・」

天使「どうしてこのような所に?精神病院ではなさそうですが・・」

男「・・・ここにいる医師は国内でナンバーワンだ・・だからどんな病気も治せる・・・」

男「俺の・・・俺の許嫁が奇病にかかってるんだ」

男「植物状態に近い症状らしい・・・だが特に頭にショックを受けたわけでもなく・・・」プルプル

男「おい!!!」ガシッ

天使「きゃっ!?」 バンッ!

男「この能力を使えば人の夢に入れるんだろ!!!?そうなんだろ!!?」

天使「い、痛い!離してください!」

男「答えろっ!!!使えばアイツと話せる・・・・!そう思ってったんだ・・・!!!」

医師「やめなさい!ここは病院だぞ!」

男「!・・・はぁ・・はぁっ・・・俺は・・・」

天使「・・・・っ」ビクビク

男「天使・・・・悪い・・・ダメなやつだな・・・俺は・・・」フラフラ

医師「植物状態にはとあるケースで常に意識がある状態もある」

男「じゃ、じゃあアイツは・・・!ず、ずっと起きて・・・?」

医師「ああ、だが困った事に睡眠の時間が見当たらないんだ・・・24時間ずっとね・・」

医師「つまり彼女は10年以上眠ってない事になる・・・ずっと黙っていて済まない。彼女の親族には伝えたんだが

   だ・・だが彼女はそれでも生きている。いたって健康な状態なんだ。これは日本の歴史上・・いやっ!世界初だ!!」

男「そ、そんな・・・じゃ、・・・じゃあ俺はなんのためにこんな!」

医師「あ、安心したまえ!彼女は今辛い思いをしてるかもしれないが日本一のこの私の技術で・・・!」


男「・・・」スクッ

男「失礼、しました・・」ガララ  

男「・・・」フラフラ

_男宅

天使「あ、男さん・・・わ、私気にしてませんから。事情は妹さんに聞いたので・・・」

妹「やっぱり家族なら教えたほうがいいと思って・・・お兄ちゃん?」

妹「お兄ちゃん?ど、どうかしたの?」

天使「お、男さん!私ならなんとも思ってませんので」アセアセ

男「妹・・・・天使・・・悪い・・・」フラフラ

母「どうかしたの・・?」

男「今日一日・・・一人にしてくれ・・・・」フラフラ

CV「くぎゅぅ・・・」

男「・・・・・」フラフラ

   バタン!

男「ははっ・・・あはは・・・あははあっ・・・あぁ・・・」

天使「潮時か・・」

妹「お兄ちゃん!開けてー!開けてよ!!何があったの!?」ドンドン

妹「ほら!天使だって怒ってないし気にしてないって言ってるよ!!?」ドンドン

母「男君?何か嫌なことあったの?気が向いたらいつでも相談してねー?」

母「ほら、妹ちゃん」ズルズル

姉「ん・・何があったの~?・・・」

天使「さて・・・シーブイ」

天使「あとはよろしくね」

CV「・・・」

姉「ね、ねぇ。天使ちゃん。何かあったのかな?」

天使「ちょっとした揉め事が・・・あ、すみません。お花・・・つみに」

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