怜「くすぐり療法?」竜華「せやで」 (72)

見ての通り咲-SakiのSSです
麻雀とくすぐりが好きです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437146325

怜「ツモ。3000・6000!」パタタタ

セーラ「うわああ! まくられてもうた!」ガクー

竜華「二連続トップとか調子ええなぁ」

怜「今日は神配牌に神ヅモ祭りやったからなー」

怜「と言うても、流石にしんどいわ。私抜けるから竜華入ってええよ」

竜華「いや、うちも今さっきまでそっちの卓で打ってたとこやし遠慮するわ」

竜華「泉ー、手ー空いてんなら、セーラに鍛えてもらいー」

セーラ「ビシバシいくから覚悟しときぃ」

泉「お、お手柔らかにお願いします」

竜華「ほな、うちらは飲み物でも買い行こか」

怜「私はウーロン茶でお願いな」

竜華「なにナチュラルにパシろうとしてんねん。ほら行くでー」

怜「えー……。まぁ、ええけど……」

校舎内ベンチ

竜華「ごくごく……ぷはぁ。生き返るわー」

怜「さっきまで死んでたんか」

竜華「うちは定期的にポカリ摂取せんと死ぬ体質やからなー」

怜「奇遇やな。私も定期的に竜華に膝枕してもらわないと死ぬ体質や」

竜華「なんやそれ。うちがいないと生きてかれへんやん」

怜「そやなー。あー、今にも死にそうや。りゅーか、助けて」

竜華「はいはい、膝枕なー」

怜「……」ゴロン

怜「はぁ……。生き返るわー」

竜華「そりゃよかったわ」

怜「ふふふ……」

竜華「……」

竜華「怜。今日は具合大丈夫なん? 無理してない?」

怜「んー、まぁ、別になんともないけど」

怜「……インハイ終わってからは一巡先もあんまり見てへんしな。最近は安定しとるで」

竜華「なら、ええけど……」

怜「竜華の太腿のおかげかもしれんな」

竜華「……ちゃう」

怜「?」

竜華「ちゃうわ。うちは怜を気遣ってるだけに過ぎん。実際のところは何もできてへんやん」

怜「竜華? 急に何言い出すん」

竜華「うちかて怜の助けになりたい。もう二度と怜が倒れるのを見たないんよ」

怜「……」

竜華「怜。うちにも病気の手助けさせてくれへん?」

怜「手助けて……。竜華にはもう十分世話なっとるし……」

竜華「うちはもっと直接的に怜を支えたいんや」

怜「竜華……」

怜「そんで、具体的にはどうするつもりなん?」

竜華「いやまだ何も考えてへんけど」キョトン

怜「え」

竜華「ん?」

怜「……なんや拍子抜けしたわ。ふふっ、やっぱり竜華は竜華やな」

竜華「そら、うちはうち以外の何者でもあらへんけど。とにかくやるとなったらやるでー」

竜華「明日には具体的な案見繕ってくるから楽しみにしててな」

怜「正直不安やけど、まぁ表向きは楽しみに待ってるわ」

竜華「ひどない? ちゃんとネットで調べてくるから安心してーな」

怜「うん……。ありがとうな」ボソッ

竜華「水臭いわ、もう。寧ろ今まで何にもできんでごめんな」

怜(竜華はほんまに優しいなぁ。私も恩返しくらいせんとあかんな)

翌日 放課後 校舎内ベンチ


怜「で、またこの場所か」

竜華「まぁ二人きりになれてベンチがある場所はここくらいやしな」

竜華「そんな事はどうでもええねん。怜、うち調べてきたで!」

怜「ほんま?」

竜華「ほんま、ほんま。怜の容態を回復させるには何が必要か分かったわ」

竜華「それはなー。『笑い』や!」

怜「は?」

竜華「そんな顔せんといてー。 健康と笑いは密接に関係しとるんよ?」

怜「ふーん……そうなん? よう分からんわぁ」

竜華「簡単に言うと、怜には健康の秘訣である笑顔が足りないんや。せやから、うちが怜を笑わせることで、心身共に怜を元気にさせたろっていうわけやなー」

怜「笑うだけで病弱体質が治るってわけかいな」

竜華「解説は怠いからグーグル先生に任せるで」

怜「放棄すなや。まぁ、竜華の分かりにくい説明よりはええか」タプタプ

怜「ふんふむ。笑うことによって免疫力アップに血行促進、自律神経のバランス整える効果もあるんか。出鱈目言うてたわけやなさそうやな」

竜華「ひどいわ、もう。怜はそんなにうちを信用できひんの?」

怜「ちゃうって。ネットにはデマも多いし、竜華が騙されたんとちゃうか思っただけやって」アセアセ

竜華「まぁ、そういう事ならええけど……」

怜「話し戻すけど私そんなに笑顔足りひん? 竜華から見て」

竜華「笑わないいうことはないけど、滅多に大笑いとかしないやん。セーラレベルの豪快な笑いやないとやっぱり効果ないんとちゃう?」

竜華「このサイトにも腹の底から笑うとええって書いてあるしな」

怜「確かに爆笑は最近してへんけど。どないするん? 新喜劇でも見るん?」

竜華「新喜劇じゃあかん。怜やって自分の笑いのツボが常人とかけ離れてることくらい分かるやろ?」

怜「かけ離れてるかはともかく、まぁ確かに爆笑できる確証はないな。おもろないわけやないねんけど」

竜華「うちもこれで大阪人やし、一時は爆笑必至の漫談でも披露しよかとは思った」

竜華「けどな。それよかもっと簡単に手っ取り早く怜を爆笑させられる秘策があんねん」

竜華「その名も……くすぐり療法!」

怜「……」ポカーン


竜華「な、なに。そのリアクション」

怜「竜華……。本気で言うてんの?」

竜華「当たり前やん。流石にこちょばされたら、怜やって大笑いせずにはいられんやろ? 我ながら名案思いついてしまったわ」

怜「まぁ竜華らしいと言えばらしいけど。まさか、こちょばしなんてのが飛び出てくるとは思わんかったわ」

竜華「ふふ、感心した?」

怜「普通に呆れたわ」

竜華「なんか最近の怜うちに厳しなってない?」

怜「竜華があまりにもアホな事言い出すんやもん。しゃーないわ」

竜華「アホな事ぉ? ほなら、こちょばし以外に怜を爆笑させる方法あるん? ないやろ?」

怜「竜華の漫談が案外受けるかもしれへんで」

竜華「案外とは失礼な。どのみち却下や。こちょばしの確実性には敵わへんもん」

怜「せやかて、こちょばしはなぁ。いっそ私を笑わせることは諦めて、他の治療法考えたらええんちゃう?」

竜華「そないな事言わんで、試させてくれたってええやんか。昨夜頑張って調べたんよ?」

怜「う……。ご、ごめんな、竜華。そういうつもりじゃ……」

竜華「ほな……!」

怜「ま、まぁ、試すだけならええよ。ちょっとだけやからな?」

竜華「ありがとぉ! 実はな、うち筆持ってきてんのやけど、これ使うてええかな」

怜「んー、ま、ええけど……」

竜華「ほな、早速やろか!」

怜「こ、ここでやるんか」

竜華「誰の迷惑になるわけでもなし別にええやん。そんなことより……」

竜華「なー、怜? 体の中で一番こちょばい所どこ?」ニコニコ

怜「そ、それ答えなあかんの? なんか恥ずいんやけど……」

竜華「弱点責めた方が手っ取り早いやん。なー、教えて?」

怜「うー……そう言うことなら……。私の弱点は脇腹、やな」

竜華「ほんま? うちもそこ弱いわ。やっぱり脇腹は人類みな弱いもんなんやな」

怜(ごめんな竜華。脇腹よりワキの方が断然敏感やけど、流石にそんな所恥ずかしすぎていくら竜華でも嫌やわ)

怜(それにしても、ただこちょばされるだけやのに、イケナイ事されるような心境や……)

怜(実際世の中にはくすぐりプレイなんてけったいなもんもあるそうやし、そういう意味では間違うてはおらんのかもな)

怜(竜華はくすぐりプレイなんて知らなさそうやな。うわ、意識したらめっちゃ恥ずかしくなってきた)

竜華「始めたいところやけど、制服邪魔やな……」

竜華「怜、ちょいと失礼するで?」メクリ

怜「ひっ!? ちょ、やめ! 制服めくらんでも脇腹くらいこちょばせるやん!」

竜華「怜、忘れたん? うち筆でこちょばそうとしてんねんで? 制服越しじゃ効果ないやん」

怜「あ……そやった……」

怜(竜華、ここが校内だって事忘れてへん? こんな所誰かに見られでもしたら私ら変態コンビの烙印押されてまうで)

怜(とか思いながら抵抗しない私も私やな……)

竜華「それにしても怜のお腹、運動してない癖に余分なお肉なくてスリムやなぁー。ウエストもちょこっとくびれとるし」

怜「は、恥ずいからジロジロ見んといて//」

竜華「恥ずかしいところなんかあらへんやん?」

怜「!」///

竜華「ほな、こちょばしやすいように制服の裾をたくし上げといて貰えると助かるわ」

怜「え? 私が?」

竜華「せやで? 離したらあかんよ」

怜(……自分でたくし上げるとか私が変態みたいやん!)///

怜「わ、分かった。手短かに済ませてな?」

竜華「怜がきっちり爆笑してくればやめるで」

怜「うー……まぁ、善処するわ」

竜華「あと、ほんまにこちょばくてやめて欲しい思ったら、手上げて知らせてな」

怜「うん……」

竜華「いくで?」

怜「……」ゴクリ

竜華「こしょこしょこしょ……」

怜「っ、ふ! く、く、ぅっ…ううっ…//」ビクッ

竜華「怜。我慢せんといて? 思いっきり笑ってええんよ?」コショコショ

怜「んふっ、う、ひっ、ひひっ……」

怜(脇腹もワキ程ではないにせよ普通にこちょばい場所やから、結構しんどい……)

怜「や、やめて。りゅーかっ……! ふふっ、あ、はっ…こちょばいっ……!」

竜華「まだ我慢できるん? ほなら……」

怜「ひゃ、ぃいっ!?」ビクッ

竜華「あはっ、おへそも弱いやん。怜のおへそかわええなー」クリクリ

怜「や、やめ、そこはっ! く、ふふっ! ひひっ、ふ、ぁあっ、あっ、んんんっ! やぁ、んっ」クネクネ

竜華「ちょ……。怜、なんか声……」

竜華(え、えろい///)

竜華(もう、なんでそんな声出すん? なんかうちが怜に変なことしてるみたいやん)

竜華(いや、客観的に見て、この状況……)

竜華(うちが怜にやらしい事してるようにしか見えんとちゃう!?)

竜華(あかんあかんあかん。誰かに見られる前に今すぐ場所変えんと……!)

竜華「と、怜……。えっと、その、場所変えへん?」

怜「はぁ……はぁ……。場所? なんで?」ゼェハァ

竜華「い、いいから// そこの空き教室行こ?」

怜「そないな事いわれても、竜華にこちょばされたせいで立ち上がる気力抜けてもうたわ」グデー

竜華「もう。ほら、介護したるから立って?」スッ

怜「にゃ!?」ビクビクッ

怜「やっ! ワキに、手いれんといて……! こちょばいって!」

竜華「え? うちはただ怜を立ち上がらせようと……」

竜華「もしかして怜……ここ、弱いんとちゃう?」クニッ

怜「ひゃうっ」ビクッ

竜華「怜。さっきは脇腹弱い言うてたよね? あれ、嘘やったん?」

怜(しまった。ばれてもうたっ!)

怜「ちゃ、ちゃうっ。竜華がこちょばすから、身体が敏感になってん!」アタフタ

竜華「へぇー?」クニクニッ

怜「やははっ!! やっ、ちょお、待って! 脇くにくにすな、あはははッ!」

竜華「やっと笑ってくれた。ふふ、怜の笑顔、かわいいで?」ニコニコ

怜「な、なんか竜華、顔怖ない? せ、せや皆待っとるやろし、そろそろ部室に……!」

竜華「どうせうちらもう引退やん。積極的に麻雀する必要なんてないやろ?」

竜華「一年や二年の面倒はセーラが見てくれとるから心配ない」

竜華「とにかく、今は怜の病弱体質をなんとかするんが先決や。いっぱい笑って、病気克服しよな?」ニコッ

怜「ちょ! どこ連れてくん!?」

竜華「さっき言ったやん。この空き教室に場所変えようて」ガチャン

竜華「ここなら思う存分笑っても誰にも迷惑かけんと思うし」

怜「……まだこちょばすん?」

竜華「せやで? 今度は怜の本当の弱点も分かった事やし……」スッ

怜「竜華……?」

怜(掃除用具入れから箒取り出してなんのつもりや……?)

竜華「怜ー、ちょっと両手横に広げてみてくれん?」

怜「え……こう?」オソルオソル

竜華「そうそう。……とりゃっ!」ズボッ

怜「!!?」

怜「な、なにするん!? 竜華!」

竜華「ワキを閉じれないようにするための簡単な処置やな」ニコッ

竜華「制服の袖口から反対側の袖口まで一直線に箒を差し込んだだけやけど……案外これ外れないもんやろ?」

怜「くっ……確かに……」

竜華「非力な怜じゃ尚更無理やろなー」ニコニコ

怜「りゅ、竜華。怒ってる……?」

竜華「いや、別に怒ってはないで」

竜華「ただ怜がうちに弱点隠して、笑うのも我慢したりして……非協力的なもんやから。ちょっとだけ、お仕置きしたくなっただけや」ワキワキ

怜「い、いや。こちょばすんは堪忍して……!」ナミダメ

竜華「だーめ」

竜華「うちかて怜の嫌がることはしたない。でも、これは最終的に怜のためになる事やから」

竜華(なんてのは、姑息な言い訳。本心は、ちょっと怜をいじめたくなった、なんて口が裂けても言えへんわ)

竜華(しゃーないやん。なんもかんも怜がかわいすぎるのが悪いんや)

今 回 は こ こ ま で

関西弁ガバガバですみません

竜華「怜。磔にされたキリストみたいでシュールやな」クスクス

怜「こ、これ外してや。りゅーかぁ……」ウワメヅカイ

竜華(くっ……いつもならなんでもいう事聞いてまうけど、今日のうちは甘ないで!)

竜華「ワキ閉じれんから不安なん?」サワッ

怜「やんっ!?」ビクッ

竜華「あはっ、ほんまに弱いな。ちょっと指先触れただけでも滅茶苦茶こちょばそうやん」

怜「ほんまにワキだけはあかんて……。私、おかしなってまう……」

竜華「たかがこちょばし程度で大袈裟やな、怜は」ツンッ

怜「ひゃ!?」

竜華「怜は、どうされるのが一番あかん?」ツンツン

怜「くふっ、つっつくのやめっ、ふふ、ぃひひっ!」

竜華「こう、撫でられるんは?」ナデナデ

怜「あははっ!? いひゃははッ! 堪忍して、っははははは!!」

竜華「ワキ撫でられただけでもそんなやばいん? ほなら、もみもみ揉まれるんはどう?」モミモミ

怜「~~~っ!? きゃはははははっ! こちょばい! やめ、りゅうかぁははははッ! もう無理やってぇ!」ジタバタ

竜華「揉まれるんが一番クるん? あ、そや。肝心なん忘れとったわ」

竜華「怜の身体をピアノに見立てて、鍵盤を弾くみたいに……こちょこちょこちょこちょ」コチョコチョ

怜「んにゃあああっはははははははッ! ぎゃはははッ! やぁああっはははははは!!」

竜華「このオーソドックスなこちょばし方が最も効くっぽいな」コチョコチョ

怜「ひゃひゃひゃひゃッ! あははッ、はははくひゃひぁははッ」

竜華「はしたない声やな。いつもあんな静かに落ち着いて喋っとるのに」コチョコチョ

怜「ひゃははははッ! しんどいぃっ、ひひひひひ! しんどいってぇへへへ!」

竜華「怜、ワキはいや?」

怜「はぁ……はぁ……嫌……ほんまにしんどい……」ハァハァ

竜華「そうか。しんどいのは嫌やな。ほな、別の場所にしよか?」サワッ

怜「ひっ!?」

竜華「怜のふとももいつもスカートで隠れとるからあんま見たことなかったけど、細いなぁ」ナデナデ

怜「ちょ、どこ触って…。りゅ、りゅーか!」

竜華「いつもうちのふともも堪能してる癖に。自分はいやなん?」ナデナデ

怜「く、ふふっ、ふふ、私そんなやらしい手つきで触ってへん!」

竜華「うちかて怜をくすぐってるだけで、別にやらしいことしてるわけちゃうもーん」

怜「……屁理屈やん。変態りゅーか」

竜華「ほほぅ……。ときぃ。自分の状況分かって言ってるーん?」ニヤニヤ

竜華「あんまり生意気なこと言うたら、手元が狂ってうっかり怜のワキに触れてまうかもしれんよ?」サワサワ

怜「あひゃひゃひゃ!? もう触れてる、触れてるてっ、きゃはははッ!」

竜華「服越しでこの感度やと、直接こちょばしたらどうなってまうんやろな」

怜「そ、それはあかん、やめて!」

竜華「ふふふ、分かったら大人しくしててな。今度は直にワキ触るから♪」

怜(や、やばい。あの母性溢れる竜華が、ドSの化身になっとる……!)

竜華「ふとももすりすりもええけど、怜が嫌ならしゃーない……。上履き脱がすで?」ヌギッ

怜「へ?」

竜華「足の裏なら文句ないやろー?」コショコショ

怜「いや、っはははは! ストッ、ぷひゃひゃひゃッ! にゃあああははははははッ!!」

竜華「足の裏も相当敏感やん。これは虐め甲斐があるな」

怜「ふぁ、はぁっ……はぁ……。待って、足の裏は、その……匂いとか、気になるから……」

竜華「なに言うとるん? こんな可愛い顔して足臭いわけないやん」キョトン

怜「なんなんその理屈……。可愛い子はみんな良い匂いなんて幻想もいいとこ、ってちょ、あほ! 嗅がんといて!」

竜華「わっ、くっさ!」

怜「だ、だから嗅がんといてって言うたのに……。りゅーかのあほぉ!//」カァァ

竜華「ぷっ、あははっ!」

怜「!?」

竜華「うそうそ! 臭くなんてなかったでー?」

怜「な、なんや、良かったぁ……やなくて!」

怜「どっちにしても乙女の足の匂い嗅ぐとかド変態やからな!」

竜華「!」ピクッ

怜「あっ……」

竜華「ふふふ、聞いたで? もう怜は、こちょこちょされたくて堪らないみたいやなー?」

怜「まさか私にそれ言わせるためにあんな変態的な行動を……?」

竜華「あれは単に嗅ぎたかっただけやけど」

怜「純然たるド変態やん……」

竜華「あ、二回も言うたな。怜やってこちょばされるのが大好きな変態のくせに!」

怜「んなわけあるか。なっ、やめ、あは、袖まくらんといて!」

竜華「今度は直接こちょばす言うたよね。ほーら、怜、かわいいワキ見せてー?」

怜「あはっはは、や、やぁっ、死ぬって! りゅーか、お願いやから!」

竜華「まだ何もしてへんのに笑ってるとかよっぽど楽しみなん?」

怜「ちゃう、こちょばされるって思うと勝手に笑いが……」

竜華「あー、なるほど! うちもそれ分かるわ! こうやって指ワキワキされるとつい笑っちゃうやつやんな?」ワキワキ

怜「く、ふっ、うふふふふっ、あははっ、ちょっと、その動きやめ、ひひっ」

竜華「あはっ。かわいい。うち、まだこちょばしてないで~?」ワキワキ

怜「きゃははっ、この、遊ぶな、ふふふふっ! あははっ!」ジタバタ

竜華「さて前座はこれくらいにして……そろそろ本番いこか!」

怜「待って、マジで無理やから。堪忍して、りゅうかぁ…」

竜華「……」

竜華「……怜。そうやって逃げてたらいつまでも病気を克服できんよ?」

怜「……!」

竜華「笑って、怜。いっぱい笑って健康を取り戻すんや」

怜「りゅうか……」

竜華「さぁ……ときぃ……笑って……」グヘヘヘ

怜「って、下心丸出しか!」

今回はここまで

コメント励みになります

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom