穂乃果「飛べるよ、いつだって飛べる、あの頃のように」 (25)

注意
・映画のネタバレを多少含みます
・勝手な解釈があります
・初SSです、アドバイスがあれば下さい

ここら辺が無理な方は見ないことをオススメします


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もう、あれから何年たったんだろう
皆の事がふと気になった。

そういえば、海未ちゃんは結局日舞の跡継ぎはし
なかったんだっけ。

あれは、μ'sの2年生組が3年生に進級したばっかりの時だった。

海未ちゃんは、ある日両親に呼び出されて話をしたそうだ。

それは、『将来』についてだったみたい、どういう事かっていうと

海未ちゃんの両親は海未ちゃんのスクールアイドル活動を見てきて、

海未ちゃんの本当にやりたい事は日舞の跡継ぎではなく、アイドル活動なんじゃないか

もしそうだとしたらそっちをやらせてあげたい。大体こんな感じの話だったんだって

もちろん海未ちゃんも最初は反対だった。
「私がアイドルを始めたら、跡継ぎはどうなるんです。」 と

だけど、海未ちゃんの両親も流石にそこは考えてたみたいで

結局海未ちゃんのいとこの女の子が跡継ぎをすることになったんだって。

そうして海未ちゃんは音の木坂を卒業して、大学に行きながら、同じく跡継ぎの問題を抱えてた真姫ちゃんと

一緒にアイドルユニットを組んだだっけなぁ。(真姫ちゃんの両親も真姫ちゃんの気持ちを優先したみたい)

ことりちゃんは、卒業後2年生の時に留学しないかと誘われたデザイナーさんにまた誘われちゃってねえ、留学しにいったそうだよ。

いやぁーことりちゃん凄いな!!

数年後帰国して某有名デザイナー会社に入社したらしくて、今はアイドルとか歌手とかの衣装を作ってるんだって

あ、そうそうアイドルといえばあの三人だ!
にこちゃん凛ちゃん花陽ちゃん!

あの三人は一緒にアイドルユニットを組んだそうで、今の日本では海未ちゃん真姫ちゃんユニットといい勝負をしてるみたい



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434554526

ss書くのに初めてとか初心者とか書かない方がいい気がする
どうしても色眼鏡で見てしまうから

>>2 分かりました.....ありがとうございます

すいません寝落ちしてました
暇ができしだい更新したいと思います

希ちゃんと絵里ちゃんはどうしたかって?
ああ、たしか2人で歌手になったそうだよ
グループ名はたしか『Garden』....だったけな

そして私高坂穂乃果はどうしたのかっていうと
高校を出た後、やっぱり自分には歌しかない。
自分で作った歌を世に出したい。そう思って、音大に通った。

勿論音大での毎日は大変だった。

穂乃果「うぅ.....作曲とかの知識ってこんなに難しかったんだ....」

穂乃果「やっぱり真姫ちゃんって凄かったんだなぁ...」

穂乃果「ああ、もう!こんなくよくよしてなんかいられないよね!とりあえず今できることを頑張ろう!」

こうして私は目まぐるしい毎日を過ごしていった。
そのうちある決意が心の中で芽生えていった

それは外国で自分の可能性を見つけてみたい

そういう物だった。

きっかけは大学一年の夏休みにホームステイとしてまたNYに行ったときだろうか。

音大に入るために1年間必死に勉強したのは今でも覚えている。
特に英語は希ちゃんに教わってたからだいぶ出来るようになっていた。だけどもやっぱりいざコミュニケーションを取ろうとするとなかなか難しいんだなぁって気づいてショックを受けた

ホストファミリーはある音楽家の一家で、その音楽家さんの娘と私はとても仲良くなった。

穂乃果「へぇ~、じゃあナンシーちゃんは作詞家になるんだね!」

ナンシー(音楽家の娘)「うん、そうなの! そうだ、穂乃果にもちょっとだけ見て欲しいな!」

穂乃果「うん!いいよ! どれどれ....おぉ.....凄く良い歌詞...海未ちゃんみたい.......」

ナンシー「どう?気に入ってくれた?」

穂乃果「凄すぎるよぉ!ナンシーちゃん!こんないい歌詞を書けるなんて!」

ナンシー「あはは....そこまで言われると照れちゃうなぁ...
あ、そうだ! 確か穂乃果は歌手になりたいんだっけ、穂乃果の歌聞きたいな。なんでもいいよ自分の好きな曲で」

穂乃果「好きな曲か~...」

穂乃果「だって~♪可能性感じたんだ~♪そうだ進め~♪後悔したくない目の前に僕らの道がある~♪」

ナンシー「oh!凄い上手いじゃない!流石はμ'sのリーダーだっただけあるわね」


穂乃果「えへへ...ありが.... ってええ!!!!なんでナンシーちゃんそんなこと知ってるの!?」


ナンシー「なんでって....そりゃ当たり前じゃない。あんだけ日本中で話題になったスクールアイドルμ’sを知らないわけないじゃない。貴方たちのおかげで世界の様々な場所でスクールアイドル活動が活発になったって言っても、過言じゃないと思うわよ?」

穂乃果(そっか・・・私達のやってきたことってこんなに沢山の人、それこそ国境を越えて伝わっていたんだね......)

ちなみにナンシーちゃんは現地の人と同じぐらい喋れる言語が4ヶ国語あって、日常会話ぐらいできる言語が8ヶ国語もあるらしい。

勿論今の会話はどっちも日本語なんだよ....凄いってレベルを越えてるよナンシーちゃん.......

だから私と同じ、いやもしかしたら私より日本語うまいかもしれない・・・・

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それで私はこの経験で”世界で人に何かを伝えられるか”という可能性を感じたと思う。

そこから私はとりあえず英語に力をいれて勉強しつづけた。

そのあと何回か私はNYに遊びにいったんだよ!
久しぶりにナンシーちゃんに会った時には
「随分英語がうまくなったじゃない」と褒められて嬉しかったな~

数回目に会いに行ったとき私はナンシーちゃんに今思ってる事を話したんだ。

穂乃果「ナンシーちゃん、あのね、穂乃果ちょっときいて欲しい事があるんだ!」

ナンシー「ん?なあに?」

穂乃果「穂乃果ね、こっちで歌手を目指そうと思うんだ。」

ナンシー「えぇ!?こ....こっちってNYでって事?....」
穂乃果「うん。自分の可能性を確かめたいって思って....」

ナンシー「成程ね....いいじゃない、そういうの嫌いじゃないわよ」

穂乃果「それでね、頼みがあるんだけど....」

ナンシー「あ、わかったわ!私に作詞してほしいんでしょ。」

穂乃果「...! そ、そうなの。ダ....ダメかな?」

ナンシー「ダメなわけないじゃない!!むしろ私も自分の曲を穂乃果に歌ってほしいと思ってたわ!私作曲も少しはできるから手伝うわ!いや、手伝わせて!」

穂乃果「本当?嬉しい!!!ありがとナンシーちゃん!!」 ギュッ

ナンシー「ちょ、そんなにギュってしないでよ~」

穂乃果(なんだか真姫ちゃんみたい...,,,,,,)

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こうして私は音大を卒業した後N

すいません ミスです
こうして私は音大を卒業した後NYに行き、ナンシーちゃんと一緒に音楽活動を始めたのであった。

最初はレコード会社を当たって自分たちをデビューさせてくれるところを探しながら、路上ライブを
何回もやったのであった。

音楽活動を始めて一年ぐらいたった頃だろうか。ようやく私たちは表舞台で初のCDを出すことができた。

なんと驚くことにそのCDは国中で飛ぶように売れた。
あっという間に私達2人の名前は世界に広まっていったのであった。

それから2年間私達は今も音楽活動を最前線で続けている。

この二年間の中でも様々な事があったと思う。

某有名歌手に「あなたの歌とあなたのそのチャーミングなオレンジ色の髪はとても素敵よ」

なんて言われちゃった時には嬉しすぎてしばらくテンションがあがりっぱなしだったけなぁ....

NYに来てからは3年、デビューからは2年、そしてμ'sの時のライブからは実に7、8年の歳月がたっている事になる。

3日後に私たち二人の2周年記念のライブをやることになっている。

穂乃果「さて、3日後にはライブだぞ~!!おっとぉ、それにそなえて今日はそろそろ寝な・・・・アレ・・・・・・・」

穂乃果「何・・・・・これ・・・・視界が・・・・・・・・・真っ白に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

バタッ

私は突然意識を失った。

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目が覚めると知らない部屋に寝ていた。

穂乃果「あれ・・・・・どこだろここ・・・・・・」

穂乃果「とりあえず身支度しなきゃ・・・・・・・・・・・っ!?」

私はふと鏡を見ていた。そこに写っていたのは間違いなく私だった。

だけども髪の色だけが変わっていた。そこには元々オレンジに近い私の髪が完全なオレンジ色 そうまるで凛ちゃんのような色をしていた。

穂乃果「なにこれ.....なんで髪の色が.....ん なんか声もいつもより低くなってるかも......」

その時私の記憶が突然頭の中をよぎった。

穂乃果「まさか.......これって....この姿は.......あの時のお姉さんじゃ.」

何年も昔に私を救ってくれたあの時のお姉さんの姿がそこには写っていた。あの時もらったマイクは、今も私の家に置いてある。

穂乃果「じゃあもしかして 、あの時私を救ったのは私自身なの??」

穂乃果「いやいや、そんなことあるわけ.......!?」

その部屋には私の昔使っていたスマートフォンが置いてあった。

そしてそこに書かれていた日付は7年以上昔の三月一日だった。

穂乃果「これって.....タイムスリップ?」

穂乃果「うーん......でもどうしよう。なにか使えるものでもないかな」

私は部屋の中を見渡してみた。どうやらアパートの一室のようだ。

部屋の中には私の私物がいくつか入っていた。

マイク、カバン、財布、携帯等々 まるで旅に行く時のようなセットがその部屋には置いてあったのだ。

穂乃果「このカバン見覚えないなぁ、ちょっと中身を見てみようかな」

穂乃果「!?.....なにこれ!......ドル札が滅茶苦茶入ってる......」

見た感じ、日本円に換算して100万円以上は入っていた

穂乃果「まぁ、これだけあれば暫くは困らないかも.....でもなんでドル札.....??」

穂乃果「まさかここってNYなんじゃ.......」

窓の外を覗いてみた、正解だ。看板や様々な文字は全部英語だし、何しろ見慣れた建物も見えていたのだった。

穂乃果「うわぁ......私本当にタイムスリップしちゃってるよ....どうしよう......」

穂乃果「ん! ってことは昔の私たちがまだラブライブ優勝してない頃だよね 今って」


私は自分の携帯を取り出した。

穂乃香「ネット繋がるかなぁ.......?」

穂乃香「よし!繋がった」

穂乃香「ラブライブのホームページ、懐かしいなぁ。.......ん
ラブライブ大会今日夕方より!? 」

穂乃香「たしかネット生中継してたんだっけ。ちょっと見てみようかな。」

数十分後

穂乃香「あ、始まった!!」

穂乃香「うわぁ、今思うとどのスクールアイドルも可愛いなぁ」

数時間後

穂乃香「いよいよ、μ'sの出番だね!昔の私!ファイトだよ!」

穂乃香「あ、出てきた。昔の私若っ! いや今も若いよ私。ってゆうかことりちゃんが作った衣装可愛いなぁ。」

穂乃香「この業界入ってわかったけど、ことりちゃんとんでもない天才だったんだね。」

キーセキーソレハーイマサーココナンダー

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音乃木坂学院スクールアイドルμ's ありがとうございました!!!

キャーワー パチパチパチパチパチパチ

穂乃香「あれ、なんか涙が......おっかしいな。なんだか最近涙脆いなぁ」

アンコール アンコール アンコール

穂乃香「私達の歌はやっぱり皆に届いてたんだよね。良かったなぁ。あの時スクールアイドルやってて本当に良かった。」

こうして私はμ'sのラブライブ優勝を見届けた。

穂乃香「よし!私もなんか元気もらっちゃった!あの時みたいに路上ライブでもしてみよう!」



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