嫁が艦これにハマりすぎて日常の会話が辛い (23)




オレ「ただいまー」


嫁「おかえりー」


オレ「あー、今日も疲れたー。ご飯ある?」


嫁「うん。そこにボーキサイト置いてあるから、あっためて食べてね」


オレ「・・・・・・」


オレ「ボーキサイトって・・・・・・なに?」


嫁「はあ!? 知らないの!?」


オレ「・・・・・・ご、ごめん、知らない」


嫁「なんなの!? 爆撃されたいの!?」


オレ「いや、爆撃はされたくないんだけど、その」


嫁「ええー。今の瑞鶴じゃん。なんでわかんないかなあ」


オレ「ず・・・え、なんて?」


嫁「瑞鶴じゃん!! なんで知らないの!?」


嫁「さすがに気分が低揚するわ・・・」


オレ「そんな日本語あったのか」





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~ベッド内にて~


オレ(うーん・・・)


オレ(嫁がブラウザゲー「艦これ」にハマりだして1年とちょっと)


オレ(金もかからない趣味と思って甘く見てたけど、甘くなかった)


オレ(完全に・・・完全にあかんわ、これ。完全に毒されとる)


オレ(オレも正直30代。実家の親の小言もあり、そろそろ子供も増やしたいと考えているんだけど・・・)



嫁「うわ!! キターーーーー!! 加古改二じゃん!!」


嫁「やっべー!! まだLV低い! あげなきゃあげなきゃ」


オレ「……」


オレ(このとおり。日々寝る前にアイフォンの艦これ情報の話をされてオレの一日は終わります)


オレ(いやカコって誰? LVってなに? なんで上げる必要があるの?)


嫁「あーマジ艦これおもろいわー。あ、そうだ、遠征行かすの忘れてた。先に寝ててー」


オレ(遠征てなに!? 君そういって寝室から30分くらい戻ってこないけどいつも何してるの!?)





~1時間後~


オレ「・・・・・・」


オレ「はっ! うとうとしてた・・・しまった・・・」


オレ「ってあれ。嫁いねえじゃん」


オレ「・・・30分で戻るとか言ってなかったっけ・・・」


オレ「・・・」


オレ「ちょっと、リビングのPC置いてる場所見てみるか」






~リビング~



「っしゃああああああ!!!」



「よっしゃああああ!」



リビングから奇妙な叫び声が聞こえる。


いや、奇妙だけど毎日聞いている声だ。
妻が何か嬉しいことがあったらしい。



嫁「大鳳キターーーーーーーーーー!!! 今日眠れねええええええええ!!!」


オレ「・・・・・・」


嫁「やべーーー!!レシピマジ58回目の軌跡ーーーー!! 超嬉しくてウレションとかしそーーー!!」


オレ「・・・・・・」


嫁「よっしゃ、2CHに報告報告っと」カタカタ ッターン


オレ「・・・・・・」


神様・・・


嫁を・・・嫁を返してください・・・







~次の日~



嫁「おっはよー!!」


オレ「・・・・・・・おはよ」


嫁「今日は新米が美味しいよ!! どうする? テンション上がりすぎて卵焼き大量に作っちゃったわー(≧∇≦)」


オレ「・・・」


嫁「なに? どうしたの? すごく疲れた顔してるね」


オレ「・・・まあ、嫁が夜中眠らずに騒いでたら、疲れるよね」


嫁「・・・」


嫁「あー、そうか。わかった」


オレ「えっ?」


嫁「しょーがないなあ」


嫁はそう言いながら、焼いた卵焼きをつまみ、僕の目の前に一切れ持ってきてくれました


嫁「・・・私・・・卵焼き・・・いっぱい焼いたんだけど・・・」


嫁「食べりゅ??」


オレ「・・・」


オレ(いや、完全徹夜状態で上目使いでそう言われても)


オレ(オレこれから仕事なんですけど)


嫁「あはっ? そーお?」


嫁「良かった♡」


オレ(・・・何がよかったんだよ!! 食べると返事もしてねえよ!! 食べることに納得すらしてませんよ!!?)






~会社にて~



オレ「ああー・・・」


なんとか卵焼き攻撃を逃れ、会社へ出社したオレ。


朝のコーヒーを飲みながらタバコを吸う。


あー・・・仕事も嫁の問題からも開放されるこの時間はとても好きだ。何もかも忘れられる気がして。



後輩「せーんっぱいっ、チーッス」


後輩が喫煙所に顔を出してくる。


オレ「よー後輩」


後輩「なんか元気ないっすね。なんかあったんすか?」シュボ


オレ「いや別に、ちょっと眠れなかっただけだよ」


後輩「ええ? でも先輩んとこ新婚でもないっしょ? なんすか、もしかしてエ●チ目覚めちゃって眠れない感じすか?」


オレ「・・・そうならいいんだけどな・・・」


後輩「な、なんか本当、すげえ疲れてますねW]





オレ「いや、それがさー・・・」


オレ「嫁がブラウザゲーにすげえハマってんだよ」


後輩「えっ!! もしかして艦これじゃないっすか!?」


オレ「えっ、なんで知ってんの?」


後輩「いや、だいぶ今有名っすよ艦これ。ブラウザゲーイコール的なとこありますし」


オレ「・・・そんなすごいのか」


後輩「最近アニメもしましたねー。ブラウザゲーファンが盛り上がる最後のチャンスってとこですけど、よくできてますよ、あのゲーム」


オレ「へえ」


後輩「ようするにマーケティング的にはバッチリなんですよ。歴史、親近感、地続き感、擬人化、深み、これらが全て艦これに当てはまります。だから、日本人がウケる当たり前の要素を全て含んでる訳っすねー」


オレ「・・・」


後輩「そりゃ売れるでしょう。アニメの批評は良くはないですが、そこで気付いてなかった方々の興味も引けたし、今正直一番勢いのあるブラゲーっすね」


オレ「お前・・・すげえ詳しいな」


後輩「あはっはー。先輩。僕ら世間でなんて言われてるか知ってんすか? ゆとり世代っすよ。ただでさえ差別的なこと言われてる僕らが、萌えとか流行り的なもんで世についていかないでどうするんです」


オレ「んー。まあ。オレは差別するようなことはしないけど、確かにお前の同級生はそこんとこの知識ズバ抜けてるよな」


チャンプルニキ、さんてんリーダーだったか、すまぬ
あの人のことをどうのこうの言うつもりはないが、正直読みやすかったので参考にさせてもらった




後輩の意見も聞きつつ、少し勉強することにした。


まあまがいなりにも妻を愛した男だし、妻が好きなものは好きになるのが夫の努めという奴だ



オレ「ただいまー」


嫁「おかえりー」


オレ「えっと」


オレ「か、艦隊が帰投したぞ。飯を頼む」


嫁「えっ」


オレ「・・・」


オレ(よっしゃ。意外そうな顔してるな。これは嫁の意外性をついた良い発言だったはずだ。レスだった肉体関係もこれで・・・)


嫁「何いってんのアンタ」


オレ「えっ」


嫁「あんたただの社畜じゃん。艦隊じゃねえし」


オレ「・・・・・・」


嫁「艦娘命懸けてるから、そーいうふざけたことするのやめてくんない? 艦娘に失礼」


オレ「・・・・・・」


オレ「・・・・・・」


オレ(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年03月23日 (水) 20:00:38   ID: KbGunEVc

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