貴音「ごっどいーたぁ?」 (67)


……
-事務所


美希「よっ、ほっ、はっ、それっ」カチャカチャ

貴音「ただいま戻りました……美希?」

美希「あっ、おかえりたかっ、やぁっ、えい!」カッカッ

貴音「……げぇむですか?」

美希「そうっ、なの、ハニーにかりっ、あっあっあ」カチャカ

貴音「めずらしいですね。美希がげぇむとは」

美希「あー……貴音もやってみる? 案外面白いよ?」

貴音「いえ、わたくしは……」

美希「ふぅん、まぁ苦手そうだもんね。こういうの」

貴音「むっ……わたくしはそのような挑発には乗りませんよ。響ではあるまいし」

美希「べつに挑発じゃないけど。だってほんとに苦手そうだって思うな」

貴音「美希、人を見かけで判断しては」

美希「こーいう最新機器」

貴音「……」



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美希「電源も入れれなそうなの」

貴音「美希!」

美希「なぁに?」

貴音「わたくしは!」

美希「うん」

貴音「機械音痴ではありません!」

美希「ほんとーに?」

貴音「ほんとうです。てれびもらじおも、洗濯機もくぅらぁもお手の物です」

美希「そうなの?」

貴音「はい」


美希「ケータイは?」

貴音「携帯電話とも慣れ親しみました」

美希「スマホ……は無理として」


美希「パソコンは?」

貴音「……」

美希「パソコ」

貴音「美希」

美希「うん」

貴音「ぱそこん殿はいけずです」

美希「うん、そうだね」


貴音「とにかく、わたくしは機械音痴でもげぇむ音痴でもありません」

美希「じゃ、やってみる?」

貴音「……ほんの少しだけ」

美希「じゃ、操作教えるね。これが攻撃でー」

貴音「ふむ……」


貴音「だいたい覚えました」

美希「な、なんなっの……だいたい覚えた……そう言ったの!?」

貴音「はい」

美希「じゃあやってみるの。はい」

貴音「はい」


貴音「ああっ! あああ! あああああ!」ガチャガチャ

美希「あはは!」

貴音「あああああああああああ!!」ガチャガチャガチャガチャ

美希「~っ!」ドンドン


貴音「はぁ……はぁ、どうにか、勝てたようです」

美希「お疲れ様、あー面白かった」

貴音「何度も何度も助け起こされました……みな優しいのですね」

美希「そのたびに突撃してくから、みんな困ってたと思うな」

貴音「敵を倒さねばと……ただそれだけで頭がいっぱいで」

美希「貴音、すごいギョウソウだったの」

貴音「えぇ、まさに阿修羅となり敵を討ちました」

美希「すっごくレアだって思ったからムービーでとっちゃった」

貴音「」


貴音「ああああああ!!」ガクガクガク

美希「やぁああああ!!」ダダダダダ


……後日


貴音「というわけなのです」

響「うん。なにがというわけなんだ」

貴音「なんと! これほど細やかに説明したのに伝わっていないとは……」

響「いや、なにがあったかは分かったけど、だからってなんで急に呼ばれたのか」

貴音「響にはもっと平易な表現で伝える必要がありましたね……」

響「怒るぞ」

貴音「つまり……これです」スッ

響「こ、これはっ……!?」


響「PSヴィー太!」

貴音「そう、う゛いた殿です」ドヤッ

響「返してきなさい!」

貴音「なんと」

響「絶対使いこなせないでしょ! 元あったとこに返してきなさい!」

貴音「これはわたくしがお給料で買ったものです!」

響「なんだって!? 食費だけでカツカツなのに!」

貴音「うぐっ……それは」

響「ネット接続どころか充電だってできないだろ!」

貴音「できます! 充電はできます!」

響「初期設定するのに一日かかるだろ!」

貴音「そんなにかかりません! せいぜい一、二時間です!」

響「お世話しきれないだろうから、これは自分があずかるぞ」

貴音「響」

響「なに?」

貴音「いけませんよ」

響「うん」

貴音「人のものを掠め取ろうなどと」

響「貴音のものは自分のものかなーって」

貴音「響」

響「冗談だぞ」


貴音「さて、では早速電源をば」

響「つまり、やってみて面白かったから欲しくなっちゃったのか?」

貴音「違います。これは……そう、りべんじなのです。電源……」

響「リベンジ? PSPの電源は横だったぞ」

貴音「あなどられたままでは終われま……横にはありません」

響「そのプレイステーションのマークのボタンは?」

貴音「既に押しましたが、うんともすんとも」

響「スタートボタン」

貴音「そちらも既に」

響「うーん……充電はしたんだよね」

貴音「はい。確かにこの上部の明かりが光り、充電されて」

響「その隣のだぞ」

貴音「なんと」

響「やれやれ」

貴音「……」カチッ

響「……」

貴音「……つきません」

響「そうだね」

貴音「……」カチカチカチカチカチカチ

響「長押しだってさ」

貴音「はい」カチー


貴音「つきました」

響「もう壊したのかと思ったぞ」

貴音「響ではあるまいし」

響「ちょっと」

貴音「……日付と時刻」カチカチ

響「っていうか説明書ぐらい読もうな」


貴音「ふぅ、初期設定、完了いたしました」

響「お、案外早かったね」

貴音「しかしこの画面は……」

響「うん? なんか端っこがめくれてるぞ」

貴音「気になりますね。……このめくれを直して」グイグイ

響「逆逆。それ全部めくって」

貴音「はい」ペローン


響「これがソフトか!? ちっちゃ!!」

貴音「めもりぃかぁどは更に極小ですね」

響「これが技術の進歩かー」

貴音「さて……挿入口はどこに……」

響「説明書読もうな」


貴音「さて、始まりました」

響「どんなゲームなんだ?」

貴音「武器を用いて、怪獣を倒すのです」

響「ざっくりしすぎだぞ」

貴音「複数人で巨大な相手を」

響「狩りゲーの一種かな。キャラの見た目がアニメっぽくて親しみやすいぞ」

貴音「……これは」

響「へーキャラメイクできるんだ」

貴音「きゃらめいく」

響「自分の操作するキャラを、好きな見た目で作れるんだ。髪型とか髪の色、あと顔つきや声」

貴音「なるほど……」カチカチ

響「……うん?」


貴音「できました」ドヤッ

響「これ……」

ヘアスタイル、7(ポニテ)
アクセサリ、リボン1(浅葱色)
ヘアカラー、黒
フェイス、3(元気そうな顔)
アイカラー、セルリアン
スキン、ちょい日焼け

響「な、なんか自分っぽい!? ぞ!?」

貴音「はい。よく似ているかと」

響「なんで!?」

貴音「完璧な響の姿を借りて戦えば、強くなれる。そんな気が」

響「本音は」

貴音「自身に似せてしまうと、敗北時にくやしいので」

貴音「この姿ならば『まったく、響はしょうがないですね』と」

響「作り直し」カチカチ

貴音「あぁっそんな!」


貴音「着せ替えで楽しもうという目的もありましたのに……」

響「よしっと……これでどうだ?」

ヘアスタイル、25(ロングヘア)
アクセサリ、ティアラ(ピンク)
ヘアカラー、銀色
フェイス、4(大人びた顔)
アイカラー、ガーネット
スキン、透き通るような肌

響「貴音そっくりだぞー!」

貴音「なんと」

響「どう? どう?」

貴音「可愛らしく作っていただき、嬉しいのですが……ティアラは少々、気恥ずかしいような」

響「そう? 似合うと思うけど」

貴音「そうでしょうか」

響「だって」

響「貴音ってば、月のプリンセスなんでしょ?」

貴音「響」

響「ヤーネフェルトなんでしょ?」

貴音「その話はとっぷしーくれっとだと言ったはずです」

響(……まだ黒歴史化はしてないのか……?)


響「まぁ、この髪型にカチューシャがつけれなかったからなんだけどな」

貴音「なるほど……」

美希「貴音にはアバドンの帽子で充分だって思うな」カチカチ

響「あっ美希! いつのまに!」

貴音「最初からそこで寝ていましたよ」

響「そうだったのか……」

美希「ほら、可愛いでしょ?」

響「まぁ確かに」

貴音「しかし、まるで頭がかじられているような」

美希「けってーい」カチー

貴音「なんと」

響「後から変えられるみたいだけどな」


貴音「ふぅ……本日はここまでに致しましょう」

響「キャラメイクしかしてないぞ!?」

美希「あふぅ……道のりは長いの」


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……

貴音「……」カチカチ

<ハイ! オデンパン!

貴音「おでんぱん……」

貴音「面妖な」

美希「言うと思ったの」

貴音「美希ならば、ぱんよりおにぎりですね」

美希「おでんにぎり? ……うーん、ちょっと微妙そうかも。お汁がごはんをごちょぐちょにしちゃいそう」

貴音「ならばいちごばばろあぱん……いえ、おでんばばろあ」

美希「なんでマズそうな方に行ったの?」

貴音「わたくしなら、おでんらぁめん、でしょうか」

美希「らぁめんパンの方がいーんじゃない? 焼きそばパンとかあるし、普通にイケるって思うな」

貴音「美希」

美希「うん?」

貴音「普通にいけては意味がありません」

美希「貴音は何を求めてるの?」

貴音「しかしこの、香月なな。元気なところがまるで響のようですね」

美希「確かに! 初対面でこの慣れ慣れしさ! そっくりなの!」


貴音「響なら……」

美希「まるごとゴーヤパン」

貴音「おでんちんすこう」

美希「じゃあ……おでんサーターアンダギー」

貴音「採用」

美希「作る気?」

貴音「三人で試しましょう」

美希「三人? 貴音と響と……ハニー?」

ガシッ

貴音「あなたですよ。美希」

美希「ヤ! なの!」

貴音「では早速響に連絡を」

美希「やー!!」ジタバタ


……

美希「ぅげ……」

貴音「……おぇ」

響「…………結局おでんパンが一番まともだったぞ……」

貴音「まだ、だいぶ残っていますね」チラッ

美希「貴音、食べていいよ……?」

貴音「……遠慮しておきます」

響「食べ物で遊ぶから……」

美希「はい、ハム蔵。おでんアンダギー。あーん」

響「こら美希!」

パクッ……ヂュエッ!?

響「ハムぞぉおお!」

エゲッグエッ

貴音「美希、いけませんよ。安易に人の食べ物を与えては」

美希「人の食べ物ではなかったけど。はーいなの」

響「ハム蔵お前は! あーんにつられたな! あからさまにマズそうだって分かるだろ! においとか!」

ヂュッ……ヂュイ

美希「いぬ美なら食べるかな?」

貴音「ワニ子ならばあるいは」

響「自分の家族を残飯処理係にしないで」


……

貴音「やっ! はっ!」カチャカチャ

貴音「ふぅ……だいぶ慣れてまいりました。ならば……今こそりべんじのとき!」


貴音「地を駆ける荒神……う゛じゅら」

貴音「お覚悟!!」


貴音「っ! っっ!! ーっ!」ガッチャガッチャ

響(おぉ……すごいギョウソウだぞ)

貴音「あぁっ! 回復をっ」

響「がんばれー」

貴音「あっあいてむの切り替えがっあっあっ」

貴音「違います銃に変形など! ただだっしゅを!」

貴音「いたいいたい!! 電撃いたい!!」

響「突っ込んでくだけじゃダメだぞ。防御とか回避をだなー」

貴音「分かっております! 分かっております故!! あぁっ!?」

響「お、敵が逃げるぞ」

貴音「待ちなさい!!」ガッ

響「なんで突撃!? 今のうちに回復しなよ!」


貴音「敵が捕食に向かうと、回復されてしまうのです。ですから」

響「なるほど……あ、ほんとだ。なんか食べてる」

貴音「ですからこちらも…………」


貴音「捕食!!」グワバァッ

響「わっ!? なんか武器がでっかい口に!」

貴音「がぶり!」ガブッ

響「敵を食べたぞ!」

貴音「これで、こちらがぱわぁあっぷ可能なのです」

響「あー、ゴッドイーターってそういうことか」

貴音「故に今が好機!! あああああ!!」ガチャガチャ

響「だから突撃しないで! 落ち着くんだ貴音ぇ!!」


貴音「はぁ……はぁ、見ましたか。これが今のわたくしの実力です」

響「仲間の懸命なサポートあってだと思うけど、確かに面白そうだな」

貴音「助け起こされる回数も、かなり減りました」

響「NPCの仲間がいるのはいいね。一人でも遊べるし」

貴音「彼らを取り巻く物語も充実しているのですよ。……ですが、せっかくの共闘ぷれい可能なげぇむ……どなたかと協力ぷれいをしてみたいものです……」

響「……」


……

響「ふむふむ……」ペラッ

響「舞台は2074年。荒廃した未来世界、か……」

響「2050年に突如発生した、あらゆるものを喰らう謎の怪物……アラガミ」

響「それと戦うのが、プレイヤー達ゴッドイーターってわけか」

響「正体不明の強大な敵と、それに対抗する僅かな人類。……最近はやってる感じの世界観なのかな」

響「『2』とか『レイジバースト』とかタイトルについてて不安だったけど、多分前作をやってなくても大丈夫そうだな。よし! とりあえずプレイしてみるぞ!」


響「このナナって子、いい食べっぷりだなー。まるで貴音みたいだぞ」カチカチ

響「ギルバートはクールだな。ちょっと前の自分に似てるかも」

響「ところでなんで隊長は頭にバナナつけてるんだ? とって食べていいのか? それ」


響「なんだこのチャラそうな人……これでベテランなのか……」


響「うっ……うぅ……ギル……ハルさん…………そんな、そんな過去があったなんてっ」


響「うぉおお! 届けぇええ!!」ガチャガチャ

響「やった…………やったぞ!」

響「そうだよな……割り切れない思いもあったろうに……ハルさん、漢だぞ!」


響「体験版でこんなにプレイできるなんて……期待以上だったし、早速ソフトを買っちゃおう!」


<イマノムーブメントハ、ソウ

<ニーハイダ!!

響「なに言ってんだこいつ」


……

響「というわけで……じゃーん!」

貴音「なにがというわけなのですか」

響「いやだから、自分も買ったから一緒にやろ? って」

貴音「それは分かりました」

響「じゃあなにが分からないんだ?」

貴音「なぜ」

貴音「なぜ響の方が、進行度が上なのですか」

響「え、いや」

貴音「わたくしの方が先に始めたというのに、なぜ響が先に……」

響「えーと……自分、完璧だからな! ……ってことでいい?」

貴音「……」

響「あぅ……」


美希「あふぅ……なんでもいいから、一緒にやろ?」

響「いたのか」

美希「いたよ?」


響「あれっ美希のキャラ、男なのか?」

美希「うん、そーだよ。ほら」

貴音「これは……」

響「どことなく……プロデューサーに、似てる……?」

美希「あはっ、ハニーの戦う背中を満喫してるの!」

響「うーん……でもせっかくだから、自分と貴音に合わせて、美希も美希っぽいキャラにしてみない?」

美希「そっか、いいよ」

貴音「そのように簡単にキャラを変えるなど、可能なのですか?」

美希「引き継ぎでー、続きからを選んでキャラメイクし直せるの。……ほら!」


ヘアスタイル、27(ショート)
アクセサリ、はねっ毛1(茶髪)
ヘアカラー、茶
フェイス、6(小悪魔っぽい顔)
アイカラー、エメラルドグリーン
スキン、健康的な白さ


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響「ん? ……美希っぽい、か?」

美希「このほうが殺れそうって気がするの」

響「なんか恐い字があたってそうだぞ……」

貴音「既に覚醒(さ)めてしまったのですね……」

美希「じゃ、アバターカードも交換したし、ミッションレッツゴー! なの!」

響「おー!」


響「ぅおりゃあああ!」ガチャガチャ

美希「なのなの!」カチャカチャ

貴音「……」カチッカチッ

美希(やけに貴音が静か……慣れたのかな? 今は後衛だし……)

響「よぉし今だ!」ガガッ

貴音「!!」カチカチッ

バキュンバキューン!

響「あがっ!?」

響「なんだ!!? 背中から撃たれたぞ!!??」

貴音「はて」

響「おい」


美希「まぁまぁ、誤射なんてよくあることなの。それより敵の増援が来るよ」カチャカチャ

響「うわぁほんとだ。どうしよう」

美希「後から来たほうはミキが引きつけとくね。二人はこいつを倒してから合流してほしいの!」

貴音「なるほど。承知しました」

響「了解だぞ!」

美希「ほらほらこっちだよ!」カチャカチャ

響「ようし、自分も」

バキュンバキュンバキューン!

響「痛い痛い痛い!!」

貴音「はて」


響「はて、じゃない!! めっちゃ当たってる! 自分の後頭部にガンガンヒットしてるさ貴音の弾!!!」

貴音「響が荒神の前にいるので、どうしても……」

響「アラガミのほうが全然おっきいよね? 自分にヘッドショット決めるよりアラガミの部位破壊狙うほうが簡単だよね?」

貴音「今はそのようなことを言っている場合ではありません。敵は健在ですよ」

響「いやそうだけど……釈然としないぞ」

貴音「こちらに罠を設置しました。敵の誘導を」

響「う、うん」

<グオー

貴音「かかりました! 今です!!」

響「捕食いっくぞぉ!」

ガブー ガブー


響「アラガミバレット受け渡しでリンクバーストさー! 貴音!」バシュッ

貴音「ではこちらからも! 響!」

ズドガァーン!

響「」

響「撃ってどうするの!! しかも自分が渡した 濃 縮 バ レ ッ ト を!!」

貴音「はて」

響「はてじゃない」

貴音「あれま」

響「あれまでもない! 自分がやったことだろ!?」


美希「あのさ、向こうのやつが捕食に向かったから、ミキもそっち合流して、先にそいつやっつけちゃうね?」

響「あ、うん、助かるぞ……」

貴音「では、三人の力を合わせて」


響「痛いたいたい!! だからなんで自分ばっか誤射されてるんだ!!」

貴音「美希は動きが素早いので」

響「そうだな。アラガミの攻撃をほとんど避けてるぞ」

貴音「狙いがつけづらいのです」

響「おい」

美希「貴音はミキ達に何か恨みでもあったの?」

貴音「特には」

響「ならなんで」

貴音「……無防備な背中を見ていると、つい」

響「なんでさ」


美希「回復柱だすね?」

響「あ、どうもだぞ」

美希「なんのなんの」

貴音「二人の動きが止まった! 今です!!」

バキュンバキュンバキュンバキューン!

美希「なんなのなの」

響「貴音ぇ!!」ドカンドカン!

貴音「大変です司令部! 響が乱心を! 荒神化かもしれません!」

響「やろぉぶっとばしてやるさ!」

貴音「いいでしょう! きなさい響! 神機など捨ててかかってきなさい!」

響「思いっきり殴る! 助走をつけて殴る!!」

美希「なんなっなのなの」


響「ふぅ……なんとか勝てたぞ」

美希「奇跡的なの」

貴音「これも、ちーむわぁくの勝利ですね」

響「どの口が言うんだ……」

美希「まぁ後半は、捕食しまくって、アラガミバレットを撃ちまくって、ちゃんと戦ってたよ」

響「巻き添えも喰らいまくったけどな……」

美希「あはっ、ある意味、貴音らしい戦い方なのかも」

貴音「ふぅ……なんだか疲れましたね。それにお腹も減ってきました」グゥ~

貴音「……///」

響「あはは、貴音はゲームでも現実でも、食べてばっかりさー」

貴音「そんなことはありません。わたくしはですね、」

美希「あふぅ……なんか食べに行こっか」

響「そうだな。どこ行こう」

貴音「……」

響「貴音はやっぱりラーメンか?」

貴音「いえ……」

美希「?」


貴音「ごっどいーたぁかふぇに」

響「……残念ながら、もうやってないと思うぞ」

貴音「なんと」

美希「アニメ放送開始時にまたやることを期待するの」

貴音「あにめ、ですか?」

響「そう! 今遊んでいるゴッドイーター2レイジバーストの前作、ゴッドイーターのアニメが放送されるんだ!」

美希「みんなで一緒に見よ?」

貴音「はい……! これでますますごっどいーたぁを楽しめますね!」

響「宣伝はこれぐらいにして早く食べにいこ」

美希「なのなの」

貴音「はい」


……

響「なんだこのカピバラ……どんどんデカくなってるぞ……」

響「いや確かに子供時の小ささから、かなり大きくはなるけど、いくらなんでも成長早すぎだろ……絶対何か盛られてるぞ。絶対サカキのおっちゃんに実験動物にされてるぞ……」

美希(いぬ美の大きさだって異常だって思うな……)

響「まさか、まさか非常食なのか!? 成長の早い動物をつくって食料にする気なのか!?あぁ! 逃げるんだカピごろう!」

美希「カルビだよ?」


貴音「響ならかぴばらどころか、荒神とすら仲良くなれそうですね」

美希「よーしよしよし! んーこわくないですねーこうしてあげるとねーかまないんですねーんーよしよしよしよし!」

響「頭からまるかじりされそうだぞ」

美希「響! うえなの!」

響「ハッ!?」

貴音「がぶり」

響「」


響「」

貴音「がぶがぶ」

美希(きゅんパイアのときもほんとに噛みついてたし……響っておいしいのかな?)

響「やめてってば貴音っ……ほらヨダレでべとべとになるし」

貴音「響を捕食してわたくしが終末捕食を引き起こします」ガブガブ

響「なに言ってるんさー……美希ぃー助けてよー」

美希「ぱくっ」

響「」

美希「はぐはぐ……」

響「んっぁ……もーやめてってばー! こんなとこ誰かに見られたらっ」


ガチャッ


P「……おう」

響「……」

美希「はむっはふはふ」

貴音「もぐもぐ」


春香「えっ……」

亜美「うわ」

真美「うあうあー」

やよい「う?」

伊織「見ちゃだめよ」サッ



うぎゃぁあああああああ!!



こうして765プロには、響に甘噛みするムーブメントが生まれたとさ。

おしまい。



おまけ


ヘアスタイル、32
共通アクセサリ、メガネ1(黒)
ヘアカラー、黒(つやなし)
フェイス、6
アイカラー、ブラック
スキン、標準


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira077801.jpg

ボイスを4か6にして楽しみましょう。




どっちでもないですよ。

ラケル博士「オンッナッノコハ コイッノキカイ……」
ラケル博士「始まった、どきどき」
ハルオミ「今のムーブメントはな……」

あとプリキュアとアイマスのクロスとか、ヒーロー作戦やスパロボとモバマスのクロスとかです。

プリキュアとアイマスのクロス……

キュアパーフェクトサンのやつか?
あれ好きだったわ

>>65
そうです。

確か
春香「天海春香です!」美希「ふぅん……じゃあハルハルだね」
美希「星井美希だよ」亜美「んっふっふ~ではミキミキですな?」
美希「SPプリキュアワンフォーオールスターズ!」春香「みんなともだち、だもんげ!」

だったかと。

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