あやせ「好きな人が出来たのでデートの練習を・・・」 (34)

注意!!

これは、俺の妹がこんなにかわいいわけがないのSSです。

?誤字脱字
?文書がおかしい

などお見苦しいかもしれませんが、温かい目で見守ってくだされば幸いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432201436

京介「・・・・・」

俺は今非常に気分が悪い。
なんでかって?そりゃ、

マイラブリーエンジェルあやせたんに好きな人が出来たからだよ!こん畜生おおおお!!!

しかも何!?その当てつけにデートの練習相手が俺?練習?意味わからん!!そうか!こりゃ夢だ!!誰か俺を起こしてくれえええ!!!!

あやせ「・・・あの、お兄さん?」

京介「?何だあやせ。恋人とキスするコツか?それともポッキーゲームするコツか?何でも聞いていいぞ。」

あやせ「は、はあ。いえ、お兄さんの顔色が少し悪い様な気がしたので・・・」

少しどころじゃねえっての。はあー。

案の定好きな人も教えてもらってないしなー。誰だ?まさかあのシスコン男じゃねえだろうな!?そしたら赤城を一生呪うぞ!?




んで、きた場所は遊園地、か。てっきり練習だからそこらの近場でやんのかと思ったら・・・

京介「い、意外と本格的なのね・・・」

あやせ「当たり前ですよ。リハーサルですよ?リハーサル!」

練習と言われる度に私の心が壊れていくので止めてくれませんかねー。

あやせ「まずはあれ乗りましょうよ。コーヒーカップ。」

京介「お、おう。」

コーヒーカップってあれか?グルグルして回すやつ。あれ別にコーヒーカップの形じゃなくていい様な気がすんだがねえ。

あやせ「お兄さん、調子乗って回さないで下さいよ?」

京介「分かってるっての。」

ガキの頃、乗ったことがあるが、回すタイプじゃなかったんだよなあ。加減出来るかどうか・・・

京介「よっ。」グッ

グルグル・・・!

あやせ「ちょ、お兄さん!速すぎです!!」

あやせ「ひゃっ!?」

ダキッ

ふうおおお!!?あやせたんかわゆす!!抱きついて来たー!!!落ち着け、落ち着くんだ。高坂京介!まずは心配してだな・・・

京介「お、おお!すまん!!大丈夫か?しっかり捕まってろよ!!」

あやせ「は、はい!」




あやせ「ふうーー。終わったあ。お兄さん!あれだけ注意したのに何ですか!!」

京介「すまねえって。怪我してねえからいいじゃねえか。」

俺はご褒美もらったから満足だけど。

あやせ「あ、あれは揺れたから偶然ですし!これはリハーサルと何度言えば分かるんですか!!」

京介「?俺が何か言ったか?ん?」

あやせ「ぐぬぬ・・・」

京介「はっはっは!!まあいいや。次行こーぜ、次!」

あやせ「じゃ次はジェットコースター乗りましょうよ。私始めてですし。本番の時困ります。」

はいはい。どうせおれとのはただのれんしゅう

あやせ「じゃ次ジェットコースター乗りましょうよ。私始めてですし。本番の時困ります。」

はいはい。どうせおれとのはただのれんしゅうだもんねー。はあ。

京介「へいへい。」



ガタンガタン・・・

あやせ「やっぱり強いです・・・」ガタガタブルブル

怖がってるあやせたん頂きましたーー!!!かわいいーーー!!!

・・・ゴオオオオオ!!!

あやせ「ぎ、ぎゃああああ!!??」

あやせ「お、お兄さんー!!!」

ダキッ

おっ、しめしめ。また抱きついて来やがった・・・ふふ。

京介「そんな簡単に死なねえから安心しろっての。」

あやせ「」コクッ

やっぱ最高!!!あやせたん天使!!




あやせ「ふああああ。」

京介「おいおい。そんなんじゃいざデートの時恥ずかしいぞ?」

グサッ

あやせ「!!い、いやそ、その・・・」

ズーン・・・

京介「え?どした?あやせー。おーい。」

あやせ「いえ何でもないですよ。ふんっ!」

ドゴッ

京介「ぼへえ!?」

京介「い、いってええ!?何!?俺何かした?」



訂正

あやせ「やっぱり怖いです・・・」

でした!すいません。

あやせ「ちょっとお腹減りました。お菓子食いましょうよ。」

こいつ昼飯食って3分後にこのセリフ、てかお腹の問題じゃなくてただ食べたいんだろ。

京介「テキトーにソフトクリームとかでいいか?」

あやせ「いいですよ。」



京介「いただきます。」

ベロペロ・・・

あやせ「・・・」

京介「どうした?あやせ。一口食ってそのままで、溶けちまうぞ?」

あやせ「チョコじゃなくてやっぱバニラがいいです(・ω・)」

京介「What!?Why!?」

あやせ「意外とバニラうまそうに食ってたんでバニラが欲しくなりました(・ω・)」

こいつ俺の財布空っぽにする気かよ!!!これ以上無駄遣いしたくねえし・・・

京介「あのなあ。お前がチョコチョコ言ってたからチョコ買ったんだぞ?」

あやせ「お兄さんの下さいよー。それで解決です。それともお金を?」

京介「はあー?トレードかよ。うーん。」





ていや待てよ。これ、間接キスじゃね?

京介「よし交換するぞあやせ。」キリッ

あやせ「やったあ。えへへ、」



凄いスピードで食ってるなあ。それ程俺のよだれがベトベトのソフトクリーム食いたかったか。よだれまみれにすら良かったかねえ。

京介「美味いか?あやせ。」

あやせ「はい!もちろ(ry



あやせ「変な事言わせたらぶち殺しますよ?」

京介「ちっ。つまんねえの。」

その後も色々あって、最後に観覧車に乗る事になった・・・

あやせ「静か・・・ですね。」

京介「だな。」

何かこう気まずいな・・・それとも思い切って聞いてみようか?でもなあ。

それに・・・

京介「何で俺の隣に座るの?」

あやせ「いいじゃないですか。デート本番最後にどうすればいいのか実験してるんですよ。」

練習・・・ねえ?

あやせ「何か疲れました。ふああ。」



京介「うおっ!?」

あやせは突然俺の所に寄りかかった。これもリハーサルなのかい?全然そんな感じしねえけど。

あやせ「・・・お兄さんは私の好きな人、誰だか分かります?」

京介「・・・」

う、うーむ。て言ったってあやせの男友達知らねえぞ?俺。

京介「さあな。でもなあ、俺はもし彼氏が出来たら祝福してやるよ。大事な妹の友達だからな。」

かっこいいのかよくわからんセリフ吐いちまったよ、へへ。

あやせ「・・・・・・お兄さんは来る時、こんな事言ってましたよね?」


京介『?何だあやせ。恋人とキスするコツか?それともポッキーゲームするコツか?何でも聞いていいぞ。』


京介「そうだな。何だ?何が知りたい?」

あやせ「何でも、ですよね。」

・・・・・・・・・

京介「・・勿論だ。」




あやせ「じゃあ、私をお兄さんの彼女にしてくれますか?」




答えは一つに決まってんだろ。

京介「ああ。喜んで。」

あやせ「ありがとう・・・ございます。」




京介「」プルプル・・・

京介「キッタアアアア!コレエエエエ!!?」

京介「ぶあっはっはっは!!!何だ心配する必要無かったわ!はーはっはっは!!」

京介「しかも告白だぞ!?鼻血流すかと思ったわ!!俺は天使をキューピッドの矢で仕留めたんだぞー!!!」

ガチャ・・・

桐乃「さっきからうっさいんだケド。あんた。」

京介「のへえええ!?」

桐乃「後、気になってた事、あんた今日全然見かけなかったから。何でいなかったわけ!?」

京介「そ、それはだなあ。」

桐乃「しかも、今日あやせに電話かけたら、出掛けてるとか!ふざけんな!」

うっわー。途中電話出るって言ってたのはこいつかよ・・・

桐乃「あんたあやせとどっか出掛けてた?」

京介「どうしてそうなる。」

桐乃「丁度あんたがいない時だったからよ!」

うぬぬ。でもなあ言うのもあれだからなあ。

桐乃「何?その行ったけどどうやってごかそうって顔は。」

京介「・・・ああ、行ったさ。近場に」

桐乃「は、はあ!?」

京介「良かったねえ。あいつ好きな人出来たってよ。だから俺に相談しに来てた。」

桐乃「あんた、それ冗談でしょ。」

残念ながら本当なんだよねー。近場は嘘だが。

京介「嘘かどうか後であやせに聞きな。」

桐乃「あいあい。分かったから。」

ガチャ





京介「さて、あやせに電話っと。」ピピッ

あやせ「はい。・・・え?お兄さん?どうしました?」

京介「かくかく」

あやせ「・・・分かりました。きたらそう伝えましょう。お兄さんもいい対応しますね。」

京介「桐乃が怒ったらどうしよーもねえからな。」

ピッ

京介「ふう。これで一安心。」


翌日


京介「あの時の興奮がまだ全然忘れられねえな。記念すべきあやせたんとの初デートだしなあ。」

黒猫「告白されましたもんねえ。先輩。」

京介「そうなんだよ。これで俺も彼女いない歴が縮まっ・・・・・・ておい!!黒猫!!」

黒猫「ん?何かしら?情報提供者さん。」

こいつうーー!な、何でデートの事知ってんだ!?

黒猫「偶然、妹達と遊園地に来てて、そしたら先輩と泥棒猫を確認したってわけ。」

京介「何だそりゃーーー!!てか泥棒猫やない!!あやせたんや!!」

黒猫「後で皆に先輩はロリコンって伝えておきましょう。」

京介「お助けをーー!!桐乃にだけはあ!!!」

黒猫「ああ。スイーツ(笑)から電話がきてたわね。」

京介「ぶへえええ!?おい!まさか・・・」

黒猫「安心なさい。泥棒猫から電話が来てね。ちゃんと言われた通りにしたわよ。」

あやせ・・・こうなる事を予測して・・・

黒猫「にしてもあの女に誤魔化すよりは言っちゃった方が良いような気がするけど・・・後々、大変な事に成りかねないわよ?」


京介「・・・」

そうだよな。もしこのままうまくいったら・・・そん時はちゃんと明かそう。

翌日


京介「あの時の興奮がまだ全然忘れられねえな。記念すべきあやせたんとの初デートだしなあ。」

黒猫「告白されましたもんねえ。先輩。」

京介「そうなんだよ。これで俺も彼女いない歴が縮まっ・・・・・・ておい!!黒猫!!」

黒猫「ん?何かしら?情報提供者さん。」

こいつうーー!な、何でデートの事知ってんだ!?

黒猫「偶然、妹達と遊園地に来てて、そしたら先輩と泥棒猫を確認したってわけ。」

京介「何だそりゃーーー!!てか泥棒猫やない!!あやせたんや!!」

黒猫「後で皆に先輩はロリコンって伝えておきましょう。」

京介「お助けをーー!!桐乃にだけはあ!!!」

黒猫「ああ。スイーツ(笑)から電話がきてたわね。」

京介「ぶへえええ!?おい!まさか・・・」

黒猫「安心なさい。泥棒猫から電話が来てね。ちゃんと言われた通りにしたわよ。」

あやせ・・・こうなる事を予測して・・・

黒猫「にしてもあの女に誤魔化すよりは言っちゃった方が良いような気がするけど・・・後々、大変な事に成りかねないわよ?」


京介「・・・」

そうだよな。もしこのままうまくいったら・・・そん時はちゃんと明かそう。

京介「え?またデート?」

あやせ「前は誤魔化したりしてしまったので、ちゃんと恋人同士の・・・」

京介「ああ、わかったよ。それより桐乃は?」

あやせ「・・・特に、異常は。一応警戒しときましょう。何があるか分かりせんし。」

京介「そうだな。んじゃ映画楽しみにしてるよ。」

あやせ「ふふ。私もですよ。お兄さん。」

ピッ

京介「ふふふふ。またデートかあ・・・映画かあ。何見んのかなあ。とにかく楽しみだ!」





桐乃「あいつら、絶対に怪しい。確かにあやせもあいつも同じ事言ってたケド・・・理解出来ない!やっぱり・・・」






京介「良い天気。快晴だ。こりゃデート日和だぜ!!ハハー!!」

京介「ふんふんふふ〜ん♪」

沙織「おお!これはこれは京介氏!いつも以上に機嫌がよさそうでござるな。」

京介「あったりめえよ!!今日は楽しいデート・・・フギャア!!!沙織ー!!?」

沙織「そんなに焦らなくとも、心配無用でござる。もう黒猫氏から聞いているでござるからな。」

京介「へ?ああ。そうか。よかったあ。」

沙織「拙者、期待してますぞ?京介氏のデート!幸運をお祈りいたす!!」

京介「ありがとよ!へへえ!知らねえが、黒猫ちゃんと伝えてくれてるみてえだし、早速待ち合わせ場所に向かいますか!!」

京介「おーい!あやせー。」

あやせ「あ、お兄さん。約束の10分前ですよ?早いんじゃ・・・」

京介「そういうお前は何分前なんだよ・・・」

あやせ「30分前です。」

こいつの考えは知れたもんじゃないな。

京介「まあ早いに越したこたあねえだろ。で何の映画見んだ?」

あやせ「勿論、恋愛ものですよ。」

何だ。てっきりアニメ見んのかと思ったわ。今メルルの映画やってんかんなー。でもちゃんと聞いて別の日にしたからな。問題はないはず・・・


あやせ「それじゃあ早速行きましょう。」











京介「お、終わったあ。長えよこれ。んで、面白かった?」

あやせ「」ブンブンッ

京介「無論俺もだ。もう少し面白い恋愛しろよ。全く。」

???「あ、高坂じゃん!!」

げ、この声の主は・・・

赤城「よっ!何してんだ?」

こっちのセリフじゃーー!!!このシスコン野郎ーーー!!!それに腐女子までつれてくんなー!!!

瀬菜「どーも先輩!あれ?そこにいる方は・・・」

赤城「ま、まさか、まさかの」

瀬菜、赤城「彼女ーーーーー!!!???」

京介「んだよ!!文句あっか!!!(怒)」

あやせ「お、お兄さん!ちょっと落ち着いて!!」

赤城「ま、まさか・・・お兄さん?てことはその人が」

瀬菜「え?で、でも桐乃ちゃんじゃ・・やっぱり彼女だあ!!先輩は変態兄貴じゃなかったああ!?」

京介「兄貴は別の人に頼め!腐女子野郎!!!」

あやせ「あ、あははははは、は?」




とりあえず誤解(?)を解き、何とか逃げれたよ・・・はあ。疲れるわあ。でもなあ、

赤城『俺らもな、血が繋がってなかったらなあ。』

瀬菜『お兄ちゃん・・・』


血が繋がってなかったら・・・ねえ。いや、俺はそれでもあやせだよ。






桐乃「お帰り。」

京介「玄関で出迎えたあご苦労様。」

桐乃「どこ行ってたの。」

京介「また近場。あいつ告白成功したってよ。」

桐乃「!!マジ!?」

京介「うん。マジマジ。」

ソースは俺だがな。

京介「だけど、皆には紹介する気はねえだとよ。」

桐乃「ちっ。聞きたかったのに。」



京介「成功・・・だよな?ならいいけど。」

京介「さて、明日はショッピングか。土曜に限らず、日曜まで埋めてくれるねえ。だが嬉しいよ。へへへ。」





京介「ううー。暑いーー。昨日もそうだが、涼しい快晴にしてくれよお。」

あやせ「あ、お兄さん。」

京介「よっ。」

あやせ「ちゃんと約束通り来ましたね。」

京介「当たり前だろ!」

あやせ「今日はお買い物に付き合って貰いますよ?」

京介「へいへい。荷物持ちは任せとけって。」

少し思った。今まで、黒猫とか沙織とか色んな人に言ってきた。・・・この法則から考えると・・・気のせいだといいんだけどね。

京介「お?いいんじゃね?それ。」

あやせ「そうですかね?」

京介「うんうん。すげえ可愛いよ。あやせ。」

あやせ「お兄さんったら///」

加奈子「お、おーい!あやせーー!!」

あやせ「ひっ!」ギクッ

やっぱりあやせも予想してたか・・・厄介だな今回の2人は・・・

加奈子「おー!京介じゃん!お久ー!!」

京介「お、お久ー。」

駄目だ。このノリについていけん・・・

加奈子「何で2人で買い物してんだヨー。加奈子も混ぜろー。」

あやせ「いや、加奈子ねえ。」

加奈子「あ、まさかまさかのデート!?そんな訳・・・」

京介「お見事!!大正解!!!!」パチパチパチ・・・

加奈子「・・・え?マジ?」





加奈子「へえ。そういうことかー。」

こいつ絶対理解してねえだろ・・・

加奈子「よかったな!あやせ!」

あやせ「え、ええうん。」

加奈子「加奈子はヨー、嬉しいぜ。あやせに彼氏出来て、キョースケ!ちゃんと守るんだぞー。」

京介「余計なお世話乙!!」

加奈子「邪魔して悪かったなー!じゃあねーーー!!」

京介「・・・やっぱ疲れるわ。うちの友達。」

あやせ「全くですね。」

さてと後はもう一人・・・でもまああやせの友達で俺の親友だ。問題ねえだろう。



帰り道


京介「・・・・」

あやせ「・・・・」

麻奈実「あ、京ちゃんにあやせちゃん。どうしたの2人共。」

やっぱりか・・・さてストレートに攻めていいものかどうか・・・

京介「麻奈実。俺ら、付き合う事にした。」

麻奈実「!・・・」

京介「・・・で似合ってるか?このカップル。」

麻奈実「・・・・・・いいと思うよ?京ちゃん。あやせちゃんになら託せられる。」

あやせ「麻奈実さん・・・」

麻奈実「でも相応の努力をしない限り、桐乃ちゃんには勝てないよ?覚悟は決めてるの?」

あやせ「勿論です。」

麻奈実「曲げようとして簡単に曲げられるものじゃないよ。私が一番よく知ってる。でも、心配はいらないと思う。この2人組なら・・・」

・・・・だよな。ラスボスは妹ねえ。へへ。冗談じゃねえよ。

あやせ「お兄さん?どうします。いつ、伝えましょうか?」

京介「・・・明日、だな。」

あやせ「・・・・・そうですね。」


そもそも嘘を付いていたのがバカだったよな。まあしゃあない。桐乃はいったいどういう反論をするか・・・だな。



桐乃「お帰り。」

京介「今日もご苦労さん。」

桐乃「・・・・」

お?今日は大人しいな。

桐乃「あ、あのさ」

京介「・・・ん?」

桐乃「・・・やっぱなんでもない。」

京介「そうか、ならいいんだ。」

京介「今日も快晴。これみてえに運がよけりゃいいな。」

とある公園




あやせ「来ましたか。」

京介「おう。んで、早速呼ぶか?」

あやせ「ですね。それじゃあで

桐乃「その必要は無い。あたしいるから。」

京介、あやせ「!!」

桐乃「その光景だけで全て頷けた。今までのが嘘だって事も・・・」

京介「でも半分本当だろ?」

桐乃「・・・それが恐ろしいわね。、」

桐乃「あんた達、いつから付き合ってたの?いや、あの時からか。」

あやせ「・・・」

桐乃「最近あやせも電話で用事あるってのも筋が通るし。」

桐乃「・・・ふざけんな!何で付き合ってんの!!」

桐乃「冗談じゃない!信じらんない!!何で!!」

桐乃「どっちから告白したの?」

あやせ「あたしだよ。」

桐乃「なら、尚更認めらんない!!あやせ!!何で兄貴にしたの?他にもいい男ならいくらでもいたでしょ!!」

桐乃「こいつは、エロで、変態で、シスコンなんだよ!?」

あやせ「あたしはそんなお兄さんが好きなの!!それでも優しく接してくれるお兄さんが!!!」

ん?ちょっと待て?何で俺が怒られてねえんだ?

桐乃「あたしはあんたが、後悔しないようにって・・・」

あやせ「黒猫さんも、麻奈実さんも皆、認めてくれたの!!!あたし達の事を!」

だよな?桐乃はあやせを不幸にさせたくないからそういう事を・・・だよな?

あやせ「それに、桐乃が嫌なのはそういう理由じゃないでしょ!?」

桐乃「はあ!?意味わかんない!!どういう事!?」

あやせ「さっきから嫌がってるのはあたしの事じゃなくて!」

桐乃「じゃ何!!何な訳!?」




あやせ「本当は桐乃だってお兄さんが好きなんでしょ!!!!!それであたしにとられたくないんでしょ!!!違う!?」

桐乃「ち、ち、ち、ち、違う!違う!!違う!!!あたしは、あたしは!!」

桐乃「あたしは!兄貴は!!大大大大大っ嫌い!!!だけど!だけど!!嫌なの!!!やっと、人生相談で変わって・・・それで・・・」

桐乃「あたしは兄貴と過ごした時間が凄い楽しかったの!!!だから、だから!!!兄貴は、兄貴とは!!!離れたくないの!!!!せっかく戻ってきたのに!!」

桐乃「寂しかった頃から楽しくなったの!!!そんな兄貴を離したくないんだよ!!!また、離れ離れになるのはごめんよ!!!!!それがあたしの正直な!!気持ち!!!」


京介「・・・・・・・」

桐乃「はあ、はあ、はあ。」

京介「桐乃。」

桐乃「何?文句ならいくらでも。」

京介「俺はな、お前の事は嫌いじゃない。むしろ逆だ。」

桐乃「!!!」

京介「でもな、もしだ。お前と血が繋がっていようがいまいが、結婚できようができまいが、俺はあやせを選ぶ。」

桐乃「・・・」

京介「お前も好きだ。だけど同じぐらい、いやそれ以上にあやせが好きだ。あやせたん、あやせたん言ってるが、あれは真面目に言ってるんだ。」

あやせ「お兄さん・・・」

京介「それでも認めてくれないか?」

桐乃「はあ。あんた達、本当に仲良いのね。こうもはっきり言われて反論なんかできないわよ。」

京介「へ?てことは、」

桐乃「あんた達がそれでいいならそれでいい。」

京介「よおおおっしゃああああ!!!」

あやせ「ごめん。なんか。」

桐乃「いいの、いいの。あたしがもうちょっと早く、バシッと告白してりゃもしかしたら・・・」

あやせ「そう考えると怖いね。」

桐乃「兄貴、よろしく頼むよ?」

あやせ「ええ、勿論。」

あやせ「・・・」

京介「俺とのデート、楽しかった?」

あやせ「楽しかったに決まってるじゃあないですか。」

京介「そうか。なら・・・よかった・・・」





京介「さて、親は後で何とかするとして・・・」

あやせ「またデートしましょうよ。」

京介「どこがいい?」

あやせ「海。」

即答かよ。

あやせ「変態お兄さんは私の水着姿を見たいとかおもってそうですもんねえ。」

京介「生で見て何が悪い」

あやせ「ふふ。まあいいですよ。じゃあまた今度。」

京介「おう。」

桐乃「・・・」

京介「・・・」

き、気まずいな・・・こりゃ。

京介「帰ったら・・・エロゲでもするか。」

桐乃「そう・・・ね。」


この後桐乃が親父達にチクるのは言うまでもなかった・・・って事にならなきゃいいが・・・

京介「心配のしすぎか。はは。」




あやせ「ああー。怖かったー!」

あやせ「びっくりしたよ!まさか桐乃もねえ。」

あやせ「あたしが想像してたのとは逆だったよ・・・」

あやせ「でもこれで堂々と彼女に・・・」


あやせ『あっちゃー。ホットケーキ焦げたあー。』


あやせ「・・・」

あやせ「麻奈実さんにでも教えてもろおっと。」

京介「・・・にしても怖いな。デートの日に限ってこんな快晴日とは。」

京介「まあいいや。さっさと行かないとあやせたんが待ってる♪」



あやせ「またいつも通りに10分前行動ですか・・・」

30分前から来てる人が言えるセリフか?

京介「早速行こうぜ。」

あやせ「はい。」




あっちいーー。蒸しられるー。てかおっせえええ!!何やってんだあやせ。

京介「仕方ねえ。そこらヘン歩いとくか。」

・・・ん?あそこにいる饅頭は・・・

加奈子「おい!誰が饅頭だ!!!」

京介「生首だけのまん丸のお饅頭に言われたくないですねえ。」

加奈子「てか!さっさと助けろよー!!!」

何だ?どうして首しかないんだ?いやまあ埋まってると思うが・・・

加奈子「は、早くしないとあや・・・」

あやせ「ん?どうしたの?加奈子?」

加奈子「ひえええ!?あやせ様ーーー!!!」

何となくこいつがしでかした事が把握できた。

あやせ「お兄さん!何処行ってたんですか!?」

京介「そりゃこっちのセリフだぞ?どこ道草食ってたんだ?一応聞くけど。」

あやせ「加奈子の説教です。」

説教怖すぎワロエない

加奈子「別に良いじゃねえかー!!監視したってー!!」

京介「そしたら駄目だろ常識的に考えて。」

加奈子「はあー!?加奈子は悪くねえし!!」

こいつ・・・俺たちの事を追ってたのか・・・なんて度胸だ。このクソガキは・・・

京介「な、なあ。あやせ。とりあえず放してやろうぜ?」

あやせ「なんでですか?」

京介「いやこのまま放置ってのもあれだろ?」

加奈子「やめてー!それだけはお助けをおお!!!」

あやせ「そ、そうですね。分かりました。あまりしつこく来ないでよ?加奈子。」

加奈子「ううー。学校新聞の記事になるかと思ったのに・・・」

大スクープの後にミンチにされてえのか!お前は。



あやせ「あ、お兄さん。オイル塗ってもらえます?」

なんかどっかで聞いたことのある要望の様な・・・気のせいだろう。

京介「いいぞ。」

〜塗り塗りタイム〜

あやせ「はあっ・・・んっ!・・・んあっ!」

なんか勝手に興奮してくれる。でも最高ーーー!!!オイル塗り楽しーーー!!!





あやせ「・・・・」

京介「お、終わったぞー?あやせー。」

あやせ「ひゃい!?な、な、何でふか!!」

京介「一旦落ち着け。とにかくどうする?」

あやせ「そ。そうですね!テキトーに泳ぎましょ?ほら!」

俺の手を引っ張られながら走るあやせ。何かやたらテンション高えなー。



とりあえず何とか終わった。せっかく遠くに出掛けたから、親父達に土産を買って・・・

あやせ「・・・で帰ろうとしたらどしゃ降りと・・・」

はあ・・・疲れる。しかも電車とまったし・・・帰れねえじゃん!!

京介「仕方ない。そこらのホテルとかに泊まろうか。」

あやせ「そ、そうするしかないですね・・・」

京介「一応金いっぱい持ってきて良かったぜ・・・」

な、なんとか旅館の部屋とれたぜ・・・しかも大雨の中だからびしょびしょだ。

あやせ「お風呂、入りますか。」

京介「ああ、風邪ひくと大変だからな。」

京介「あやせが先でいいぞ。」

あやせ「あ、はい。それじゃ遠慮なく。」

さてさて、お。こんな所にお饅頭が・・・酒饅頭じゃねえよな?

京介「・・・え?何で酒饅頭かどうか気になったんだ俺は?」

京介「ま、まあ普通の饅頭だからいいや。」




あやせ「zzzzzzz」

すっかり寝てんなあ。楽しかった分疲れたかな?

さらに、ここは布団だから仕切りがない。もちろん隣で寝てるからこのように抱きついてくる可能性もある。

まあ嬉しいし?

あやせ「ふへへ。そこはらめれふよー。お兄たーん。」

あやせたん、可愛いのか怖いのかわからん。

あ、そうそう。これ全年齢対象だからね?添い寝してるところ襲ってあんなことやこんなことしねえからな!?

ゲームはエロゲだから知らん。こりゃ画像がないからセーフだよ。




あやせ「う、うーん。」

京介「ぐっすり寝てたなおい。」

あやせ「え?今何時ですか?」

京介「8時」

あやせ「い、意外と寝てましたねえ、はは。」

さっさと朝食食ってさっさと帰ることにした俺達

あやせ「昨日はありがとうございました。」

京介「いいってことよ。」

あやせ「やっぱり私の選択は間違っていませんでしたよ。ふふ。」

京介「そりゃどうも。」

あやせ「それじゃあ・・・」




桐乃「あんた!どこ行ってたの!?心配してたのよ!!」

京介「そんな大げさな・・・死にゃしねえって。」

桐乃「あやせと何処か2人で泊まってたんでしょ?んで、」

京介「え?」

桐乃「・・・そのー、どうだった?あやせの」

京介「だ〜か〜ら〜な?ここR18なんて一言も言ってねえだろ!!」

桐乃「普通あんなに付き合ったらもうやるでしょ!!あんたどうせ童貞だし。」

京介「やめろ!童貞という言葉の意味を調べようとする人が出てくるだろ!!」

桐乃「いい加減やりなよー。あたしも感想聴きたいし。」

何を馬鹿な事を・・・あやせはまだ14才、処女を襲えと言うのかこいつは・・・

桐乃「どーせ、あやせなら変態変態言いながら渋々やるでしょ。」


京介「あれ?親父達は?」

桐乃「あんたを探しに駅に行った。」

駅?・・・丁度別れた所じゃねえか!!!

ガチャ・・・

大介「おい。京介!!!!!」

京介「ひ、ひいいいい!?おやじいいいい!!!」

この叫びよう・・・見てたんだな・・・

大介「何をしてるかと思ったら、痴漢をするとは・・・!」

京介「ちょ!誤解だ!」

佳乃「まさかエロ本じゃ飽き足らず・・・ねえ?」

京介「お袋もどーしてだよ!!」

大介「・・・羨ましいぞ。バカ息子。付き合い始めた俺達を思い出した。」

京介「え?」

大介「幸い、母さんも知ってたからな。」

佳乃「どっちも楽しかったような顔してるし。いつあやせちゃんに告白したの?京介。」

まあ告白してきたのあっちだけど。

大介「おい、京介。今幸せか?」

京介「ああ、まあな。」

大介「そうか・・・たまには家に連れてこい。挨拶もしたいしな。」

大介「母さん、悩み事が一つ増えたな。」

佳乃「ええ。いい結婚式場を選ばないと。」

結婚する前提かよ。嬉しいけど。

大介「見かけたとき、今までで一番生き生きしてたからな。新垣さんはそれ程魅力的なのだろう、な。京介。」

京介「へへ。」

大介「だが、帰れないならせめて連絡はしろ。」

京介「へい。」

桐乃に少し誤魔化してもらったからな。

その後もカ恋愛関係は順調に深まっていった。

この前家に来てた時、菓子を作ってもらったから食べたら・・・髪型だけじゃねえんだな。桐乃と似てる所。

親父達もすっかりあやせを気に入った。礼儀正しさじゃあピカイチだ。

この前なんかコミケ行ったんだぞ?ただ、

黒猫『・・・』

あやせ『・・・』

ゴゴゴ・・・

沙織『ちょ!黒猫氏!』



あのオーラは怖かったよ・・・

このまま普通に結婚するなあとひとまず安心できた・・・けど・・・。




京介「・・・それじゃまたな!」

あやせ「はい!では・・・」

京介「今日も楽しかったぜ!ははは!いやーあやせたん今日も可愛かったねえ〜。」


まさか・・・これが最後とは思わなかった・・・










桐乃「んで、今日もどうだった?」

京介「可愛かったぞ!あやせたん!!」

桐乃「あんた、そればっかじゃん。たまには別の感想言いなさいよ。」

京介「何回デートしてると思ってる!10回いってると思うぞ?」

桐乃「まあ楽しそうで何より。」



〜数日後〜

京介「・・・」

おかしい・・・何も連絡しねえ・・・

京介「うーん。電話してみるかな・・」

ブルブル・・・

京介「ん?来たか。何々。あやせから電話か。」

ピッ・・・

あやせ「・・・」

京介「おっ。どした?あやせ。またデー

あやせ「少しお話があります。公園に来てください。」

京介「へ?いやあの

あやせ「今すぐに。お願いします。」



京介「え?おい!あやせ!!」

京介「き、切れちまった・・・話って一体何なんだ・・・」

あやせ「・・・」

京介「で、何だよあやせ。いきなり話って・・・」

あやせ「・・・・・引っ越すことになりました。」





え?何?引っ越し?

京介「おい待てよ。よく理解ができ・・」

あやせ「転勤で止むを得ない事情・・・らしいです。」

京介「・・・ここから・・・遠くに?」

あやせ「・・・・・」

らしいな。

京介「いつなんだ?」

あやせ「今月末の予定です。」

まずい・・・あと2週間ちょいだぞ!?

京介「そ、そうか・・・。」

何か・・・何か言えねえか・・・

あやせ「・・・連絡していいものかどうか分かりませんでした。でも黙ったら一生、私を憎むのかと思って・・・」

確かにそうなら俺は何故言わなかったのか悩むだろうな。

京介「・・・」

どういうコメントしろってんだよ・・・!!

あやせ「すみません。お兄さん。・・・話はここまでです。それじゃあ私はこれで・・・」







京介「・・・・・行っちまった」




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