魔子「はぁ、相変わらず変態だなぁー母上は」(41)



[魔王城敷地内屋敷]


メイド「魔子様、起きて下さい。起床時間になりました」ユサユサ

魔子「うぅ~ん…わかったから…揺らすな……」zzz

メイド「魔子様が起きて下さればそれで済むのです。早く起きて下さい」ユサユサ

魔子「わかった、わかった……」zzz

メイド「…」イラ

魔子「zzz」

メイド「氷魔法lv.1」ヒューーー ドガガガガg

魔子「痛っ、冷たっ、痛い痛い冷た、やっ、やめんか」

メイド「やっと起きましたか。おはようございます。魔子様」ペコ

魔子「うん、おはよう…ではないわ。なぜ、朝から痛い目にあわねばならない!?」ボロッ



メイド「それは魔子様が起きないのが悪いのです」

魔子「だからといって、もう少しやり方というものがあるだろ」

メイド「たとえば、どのような方法でしょうか?」

魔子「こう、シーツを剥がすとか、あとは…」

メイド「それでは朝食の準備をして参りますので、着替えてお待ち下さい」

魔子「おい、人に聞いといてそれはないだろう」

メイド「失礼します」スタスタスタ ガチャ パタン

魔子「むむむ…はぁ、着替えるとするか」ヌギヌギ




~朝食後~


魔子「今日の予定は何もないよな?」

メイド「いえ、魔王様との謁見がございます」

魔子「母上と?そんな話は聞いてないぞ」

メイド「今申しましたので、当たり前です」

魔子「なぜ言わなかった?、急に言われても困るぞ…」

メイド「先日申し上げようとしたところ、「我は眠いのじゃ、用件は明日聞く」と魔子様が」ジー

魔子「う…うむ、なら仕方ないな」ハハハ

メイド「自業自得なのに謝罪の一つもないのですか?このやろう」ギロ

魔子「ごめんなさいごめんなさい、睨まないで下さい、お願いします」ビクビク


メイド「まぁ、いいでしょう。魔子様のお小遣いから慰謝料を頂いておきますので」

魔子「んな、謝ったのだからそれでよかろう。なぜ、慰謝料を渡さなければならぬ」

メイド「なにか問題でも?氷魔ほ…」ヒュー

魔子「いえ、問題ありませんので、手をおろして下さい、魔法はやめて下さい、痛いのは嫌です」ブルブル

メイド「そうですね、時間も迫ってきましたので向かうとしましょう。魔子様」

魔子「はい、わかりました(ふぅ、怖かった…)」




[魔王城 謁見の間]


騎士「魔王様、魔子様がご到着なされました」

魔王「ああ、通せ」

騎士「御意」ガチャ ン

スタスタスタスタ

魔子「お久しぶりです。母上」

魔王「そうだな魔子よ。こうして会うのは三ヶ月ぶりか、元気にしておったか?」

魔子「はい、元気です。で、ご用件は何でしょうか?」

魔王「そう急かすな、久しぶりの親子の会話ではないか」

魔子「そうですね。で、ご用件は?」

魔王「………なんか冷たくないか?」

魔子「いえ、いつもどおりですよ。で、用件は何?」


魔王「ハッ、これが反抗期というものなのか….でも反抗期の魔子もいい」ハァハァ

魔子「…………………」ジーー

魔王「ああん、ジト目で見られてる。でもそんな魔子も可愛い」ハァハァハァ

魔子「……(はぁ、相変わらず変態だなぁー母上は。自分の子供に興奮するなんて)」

魔王「はぁはぁ、ああん、あっ…っん……ふぅ」スッキリ

側近「気が済んだなら説明してやれよ。魔子様が呆れてんぞ(ツッコミは入れんぞ…)」


魔王「むー、そうだな。魔子よ。私は未だに反対なんだが…お前を旅に出させることにした」

魔子「旅ですか…それは構いませんが、どうしてまた?」

側近「魔子様も今年で15歳になる。将来魔王の座に着くためにも世間勉強は必要だと思ってな」

魔王「私は反対したんだ!魔子は私が養うからそんなの必要ないって」

側近「んなこと言ったって、魔王の座に世間知らずが着いても苦労するのは俺たちだぞ」

魔王「なら、側近が魔王やればいいだろ。そうすれば私は毎日魔子と一緒に居られる」

側近「嫌だね、面倒だし、それに王家の血を引いてないからな」

魔王「王家の血なんて関係ないだろ。この国は実力主義なんだから」

側近「それなら余計に無理だな。俺はお前に勝てる気がしない。魔子様についてもだ、今はまだ実力は俺の方が上だが…あと5年も経てばわからん」

魔王「むむむ……」

側近「という訳だ。魔子様と護衛も兼ねてメイドの2人で見識を広める旅に出てもらいたい」



魔子「はぁ、わかりm…」

メイド「嫌です」

魔子「えっ!?」

側近「えっ!?」

魔王「ははは、メイドが嫌だって言ってるんだ。この件は無かったことにしよう」

側近「だーー、お前は黙ってろ。メイド、理由は何だ?お前の実力なら問題ないだろ」

メイド「私の給料には護衛+旅が含まれておりません。タダ働きは嫌です」

魔子「(やっぱり、メイドは金に関して細かいよな)」

側近「(何でココはこんなにも扱いづらい連中しかいないんだ)…はぁ、どれだけあれば行ってくれるんだ?」

メイド「そうですね……護衛+旅には神経をつかいますし他にもいろいろ大変ですからね。今の給料の2倍は貰いませんと」



魔子「(うわ、ボッタクリだよ。絶対)」

側近「(たださえお前の給料は俺と同等だろ。それを2倍とか…ボッタクリだ)」

メイド「払えないなら別に構いませんよ。行かないだけですから」

魔王「私は反対派だからな。払わなくていいだろ(これで魔子が旅に出なくて済む。ナイスだ。メイドよ)」ヤッタネ

側近「ああ~わかった、わかった。2倍出すから行ってくれ」

魔王「なっ、私は絶対に出さんぞ。側近にそんな金があるのか?」

側近「お前、俺に貸しがあっただろ。それを今使う」

魔王「なんだと、そんな昔のことを今掘り出すのか。男らしくないぞ」

側近「うっせぇ、昔とはいえ貸しは貸しだ」

ギャースギャース

魔子「(どうでもいいから早くしてくれないかなぁ)」フゥ

メイド「……」




~1時間後~


側近「話し合いの結果、メイドの給料は2倍で決定だ。これで文句はないな?」ボロ

魔王「ごめんね、ごめんね、魔子。私が不甲斐ないばかりに旅に出させることになって」グスッ

魔子「母上、泣かないで。大丈夫だから(汗」

メイド「私はありません」

魔王「うっ、魔子が慰めてくれた、うれしい。魔子大好き」ダキ ギュー

魔子「母上、くっ苦しいから離して」ジタバタ

側近「そうか、んじゃ頼んだ。行き先等は魔子様と相談してくれ」

魔王「いやー、今のうちに魔子成分を吸収しとかなければ私は死んでしまう」ギュー

魔子「成分って何さ!?そんなもの出した覚えないよ!!」ジタバタ

側近「お前らもいい加減にしてくれ……」ハァ




[魔王城敷地内屋敷]


魔子「はあぁー、疲れたぁ」ゲッソリ

メイド「お疲れ様でした」ケロッ

魔子「旅かぁ、他の国には前々から興味はあったけど…いざ行くとなるとどこから行けばいいやら」

メイド「そうですね」

魔子「メイドはどこから行けばいいと思う??」

メイド「魔子様のお好きになさればいいと思います」



魔子「いや、だからメイドの意見が欲しいんだよ」

メイド「魔子様のお好きになさればいいと思います」

魔子「あの……」

メイド「優柔不断は嫌われると思います」

魔子「なんかすいませんでした」

メイド「わかればいいのです」



魔子「ふむ、どうするかな…そうだ、まずは海に行こう。海に」

メイド「海ですか。そうなると東国になりますね」

魔子「ああ、本で見たことはあるが実際に目にしたことはないからな」

メイド「わかりました。では、最初は東国に向かうということで宜しいですね?」

魔子「よし、早速準備を始めよう」

メイド「準備は出来ております。あとは出発するだけです」



魔子「えっ!?いつの間に準備したの?戻ってきてからそんなに時間は経ってないじゃないか?」

メイド「魔子様が遅いだけです」

魔子「(実は楽しみにしているのか?素直じゃないなぁ)」クスッ

メイド「なぜかバカにされた気がします」ゴゴゴg

魔子「きっ気のせい、気のせいだよ。それよりも準備をするから手伝ってくれ(勘が鋭すぎるぞ、メイドよ)」ハハハ

メイド「仕方ありませんね。わかりました」

魔子「(仕方ないって…お前の仕事の一部ではないか)」

メイド「本人がなにボサッとしているのです。早く取り掛かって下さい」ジー

魔子「すまない、今始める」アセアセ




~1日後~ [魔王城]


魔王「そうか…魔子は出発したか……」

側近「心配する気持ちはわかるがメイドがついているんだ。大丈夫だろ」

魔王「しかしな、やはり心配なものは心配なのだ……」

側近「だが、この国にいるよりは安全だろう。それはわかっているはずだ」

魔王「それくらいわかっているさ…」



側近「それに、今回の戦は一筋縄では行かない可能性があるからな…」

魔王 「……奴等の切り札…“勇者”か…」

側近 「ああ、詳しい情報はまだないがな…奴等があれだけ崇めているんだ。注意すべきだろう」

魔王 「まぁ、そこら辺は側近に任せた。私は“魔洞”に篭もる」

側近 「はいよ…(もしかしたら奴等の狙いは……くっ、情報が少なすぎる。急がなくては…)」


――――――――――――――――――――
          完
――――――――――――――――――――



――――――――――

魔子「たっ大変だ、大変な事が起きてしまったぞ!!メイドよ」

メイド「なんですか?」

魔子「本当ならば“序章完”にするはずが>>1が失態を犯し、物語を終了させてしまったのだ」

メイド「そうですか」

魔子「『そうですか』ではない!まだ始まったばかりだぞ」

メイド「いいではないですか…魔子様は最終的に“男の娘”になられ、平和に弄られながら暮らした事にすれば…」

魔子「男の娘!?平和に弄られながら暮らしたって何さ!?全然平和じゃないよ!嫌だよ、そんな終わり方」



メイド「わががまですね、魔子様は」

魔子「わがままでも何でもいいよ。こんな終わり方は、僕はぜぇーーたぁいに嫌だからね」

メイド「ならどうしますか?何か良い案でもあるのですか?」

魔子「そんなの簡単さ。謝ればいいんだよ。きっとみんなもわかってくれるはずだよ」

メイド「しかし、気づいておられますか?さきほどから魔子様の口調が男の娘化しているのを」クスクス

魔子「えっ、そんなことないよ。メイドの気のせいじゃないの?僕はいつも通りじゃないか」

メイド(…自覚はないみたいですね。さてどうしましょうか…私が言い出した事は事実ですから何とかしなくてはいけませんね。はぁ…めんどくさ……)

――――――――続く



メイド(…私の言葉が現実になったのは事実ですが、私にそんな能力はありません。やはり、怪しいのはこの場所ですか……)

魔子「メイドー、黙ってるけどどうしたの?」

メイド(私はこの場所を知っている…でも何かが違う……生命を感じない)             

魔子「無視しないでよー」

メイド(…もしかしたら異空間なのかもしれません。しかし、いつの間に迷い込んだのでしょう……)

魔子「ねぇー聞いてるのー?」

メイド「考え事をしているので黙っててもらえますか?」イラ

魔子「怒らないでよー」

メイド(はぁ、…男の娘より幼女にしとけば良かったですかね。幼女なら勝手に遊んでいてくれそうですから」ボソボソ

魔子「えっ!?」

メイド「あっ、声に出てしまいましたか……」

魔子「おおぉーめいどが大きくなったぁー」キャッキャッ

メイド「…可愛いからいいですかねー、もう……そこのアナタに任せます」



アナタの選択 ↓2

1、はよr18
2、番外編じゃなくて本編進めろや



アナタ「なら触手プレイでもするか」

 男の声が聞こえた瞬間、辺りが暗闇に包まれる。

メイド「っ……」

 メイドはすぐさま戦闘体勢を取り、辺りを警戒するが何も起こらない。



アナタ「おいおい、自分から言い出したんじゃないか…なぜ、慌てる??」

メイド「まさか、本当に現れるとは思いませんでしたので」

 自分達から異空間に入った覚えはない。ならば、誰かが関与してる可能性は高いとメイドは考えていた。

 まさか、すぐに現れるとは思いもしなかったが……



メイド「魔子様はどこです?」

アナタ「触手は子供には刺激が強すぎるだろ?だから別の場所に飛ばした。なに、お前が逆らわなければ無事さ」

メイド「くっ……下種が…」

アナタ「下種でも何でも構わないさ。俺が楽しめればな…」

 男がそう言い終わると、メイドの目の前に緑色の石が現れた。

アナタ「さぁ、楽しい時間の始まりだ」


終わり
次回 メイド×触手 前戯編

>>31 間違えた 申し訳ない

× 男がそう言い終わると、
○ 男がそう言い終えると、

>>1です

本日、夜に更新予定です


アナタ「=========」

男が何かを呟くがメイドは理解する事が出来ない。

メイド(…呪文のようですが……私の世界の言葉ではないみたいですね)

呪文と共鳴するかのように、緑色の石は光を放ち始める。

光は徐々に強くなり辺りを照らし出す。一際、光った瞬間そこには“蠢く者達”がいた。

そう……触手だ…………


メイド「…気色悪い……」

アナタ「ふんっ、すぐにお気に入りになるさ。触手よ…存分に愛でてやれ」

触手達は我先にとメイドに向かっていく。普段の彼女ならば、簡単に切り捨てる事が出来ただろう。しかし…

メイド(奴の手に魔子様がいなければ…)

 今は人質を取られている状態だ。抵抗をすれば、魔子がどうなるかわからない。メイドは抗う事を許されなかったのだ。



 触手がメイドの両手を絡め取り、宙吊りにし衣服の中に侵入を始める。

メイド「っ…………」

 抵抗が出来ないメイドはされるがまま…触手達はさらに彼女に絡みついていく。

 衣服の中に侵入した侵入が乳房に巻き付き、そのまま波打つように揉み上げる。

メイド「んっ……」

 別の触手も乳房をぐにぐにと押し潰していく。しばらくすると、衣服の上からでも分かるくらいに先端がピンと起ってきた。

メイド「ん………っ……んっ………」


 
 メイドはせめての抵抗として声を我慢している。我慢する姿もなかなか良いものだが、アナタとしては乱れた姿の方が良い。

アナタ「我慢は体に毒だぞ。ほら、我慢しなくても良いようにしてやる」

 アナタは触手に新たな命令を出した。触手はその命令通りにメイドの口内に侵入を始める。

メイド「んんっ……んんんんぅっ……」

 メイドは必死に口を閉じ、口内に侵入されないようにしてる。その姿を楽しそうに眺めながらアナタはさらに命令を出す。



 すると、ひだの付いた触手が彼女の股にズリズリと擦り始める。

メイド「あっ……むぐぅ…んっ……んんんんぅ………」

 触手による新たな刺激を受け一瞬だが、口を閉じる力をメイドは弱めてしまう。その一瞬を触手は見逃さなかった。

 メイドの口を無理矢理開け、口内の奥の方まで入り込む。そして粘液を排出し始めたのだ。

メイド「んぶっ、んぐぅううっ………ごくっ……ごくんっ……んっ、かはっ、んんんっ」



 粘液を外に出す事も許されず、メイドは飲み込むしかなかった。

メイド(この粘液は何ですか!!?…………んぁっ……)ドクンッ

 粘液について思考を巡らそうとした瞬間、メイドは身体の奥が熱くなるのを感じる。

メイド(まさか、妙薬の類いですか!!?)

アナタ「正解。これでもっと気持ちよくなれるぞ、よかったな」

 アナタは笑いながら触手に新たな命令を下すのであった……


このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom