時雨さんと (30)

時雨さんといちゃつく(?)だけのSSです。
電王×艦これのクロスに行き詰ったので息抜きに書いてみました。
短いです。
ではいきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430403940

【雨と時雨さん】

提督「むっ、降って来たか…」

時雨「提督は雨が嫌いなのかい?」

提督「嫌いというほどではないが、どちらかと言われれば晴れの方が好きだな」

時雨「そうかい?でも雨が降らなきゃ、地面も草木も枯れてしまうよ?」

提督「…それもそうだな。…うん、たまには雨もいいものだ」

時雨「ふふっ、でしょ?」

【居眠りと時雨さん】

時雨「…」ウツラウツラ

提督「…時雨ー?」

時雨「…ふぇ?……い、いい責めだね!?」

提督「…まだ名前しか呼んどらんのに責めも何もあるか。それより、眠いなら休んでてもいいぞ?」

時雨「い、いや!大丈夫だよ!任せて!」

提督「…ならせめてこれでも舐めて目を覚ませ」ポイッ

時雨「パクッ……ッ~~~~!!?」

提督「川内特製夜戦用ハッカ飴だ。スッキリするだろ?」

時雨「~~~~っ!~~~っ!」ポカポカ

提督「ハッハッハ~!なんて言ってるのかさっぱりわからねえや~!」

時雨「~~~っ!い、いい飴だね!」

【涙と時雨さん】

提督「…そうか。わざわざすまない。…ああ、丁重に弔ってやってくれ…」

時雨「提督、電話?…どうしたの?目が赤いけど…」

提督「…俺の実家で飼ってた亀が、亡くなったそうだ…」

時雨「…そうだったんだ…大丈夫?」

提督「…ああ、大丈夫。大丈夫、だ」グッ

時雨「…提督…」ギュッ

提督「…し、時雨…?」

時雨「無理しなくていいんだよ?辛い時は泣けばいいのさ」

提督「だけど俺は、お前達の提督で、涙なんか…」

時雨「大丈夫、僕は『時雨』だよ?提督の涙も、雨と一緒に流してあげるさ」

提督「……うっ、うぅ…時雨、時雨ぇ…!!」ポロポロ

時雨「…とても大切な家族だったんだね?」

提督「…あぁ…!あぁ…!そうさ!俺が3歳の時に親父が買ってきた、弟みたいなヤツだったんだ…!」ポロポロ

時雨「そうなんだ…いい、亀、だね」ポロポロ

提督「…時雨…?なんでお前まで…?」

時雨「…わからない…!でも、提督が泣いてるところを見てたらっ、僕もなんだか悲しくなって……!」ポロポロ

提督「ッ!時雨ッ!」ギュゥゥゥッ!

時雨「提督…ッ!!」ギュゥゥゥッ!

【気まずさと時雨さん】

時雨「………」

提督「………」

時雨「………」

提督「………」

時雨「………」

提督「…し、時雨?そのー」

時雨「て、提督!」

提督「お、おうっ!?」

時雨「い、今の、いい溜めだね!?」

提督「お、おう。あ、ありがとう…?」

時雨「じゃ、じゃあ僕はこれで!」ソソクサッ

提督「あ、あぁ!ありがとう、な…」


時雨「はぁ…まるで逃げたみたいになっちゃった…」

【N64と時雨さん】

提督「…!」ガチャガチャ!

時雨「…あっ!!」ガチャガチャ!

提督「…時雨、お前、いくらなんでもこのゲーム弱すぎるんじゃないか?」

時雨「しょ、しょうがないんじゃないかな?久しぶりにやるんだし…?」

提督「いや、俺も10年ぶりくらいにやるんだが…」

時雨「それでもボムとポットだけで闘うなんて、いい舐め(プ)だね!?」




春雨「あれ?提督、時雨姉さん?何やってるんですか?」

提督・時雨「「カスタム〇ボV2」」




【楯鱗と時雨さん】

時雨「艦隊が無事帰投したね。良かった…」

夕立「帰投したっぽい!」

提督「ああ、ご苦労だった…っ!?時雨、それは…!?」

夕立「帰りに襲って来たからついやっちゃったっぽい!」

時雨「いいサメだね!」

提督「い、いや、お前達は無事だったのか!?」

時雨「この通りさ、かすり傷一つないよ?」

提督「そ、そうか…いや、でもあまり無茶はしないでくれよ?万が一ってこともありえるんだからな?」

夕立「ぽい~!」

時雨「うん、気をつけるよ」

提督「…取り敢えずどうするんだ、それ」

時雨「…鳳翔さんか、間宮さんに頼んでフカヒレにでもしてもらおうか?」

???「上々ね!」

???「やりました」

時雨・提督「「!?」」

【公式コンボと時雨さん】

提督「…よっと!」ガチャガチャ

時雨「あっ!あああっ!?」

提督「これで俺の10連勝だな」

時雨「また同じパターンに…いいハメ(技)だね…!」

提督「昔はDループの鬼と言われてたからな」




山城「提督、時雨?何やってるんですか?」

提督・時雨「「ギルティ〇ア」」

提督「…」ボリボリ

時雨「提督?何食べてるの?」

提督「時雨か。なに、酒のつまみに、節分で余ってた炒り豆をな」

時雨「だいぶ前の豆だね…大丈夫なのかい?」

提督「多分な。時雨も一つどうだ?」ポイッ

時雨「パクッ…美味しい。いい豆だね」モグモグ

提督「ふっ、何か今の動き、犬みたいだな」ククッ

時雨「なっ、失礼だなっ!」ポカポカ

提督「ふふふっ、すまんすまん」

因みに提督、この後滅茶苦茶腹痛になる。

【九州のどこかと時雨さん】

提督「ふぅ…やっと一息つけるな…」

時雨「そうだね、お疲れ様」

提督「ああ、時雨もな。よし、たまには俺が茶を淹れよう」

時雨「え、悪いよ。ボクが淹れるから…」

提督「気にするな、ちょうど友人からいい茶葉をもらったところだ。ほら、座ってな」


数分後


提督「お 待 た せ。緑茶だけどいいかな?」

時雨「ありがとう、いただきます」ズズッ

提督「どうだ?」

時雨「うん、美味しいよ。なんて茶葉なの?」

提督「八女ってとこ産の茶葉だ」

時雨「ふーん、…いい八女だね」

提督「…それが言いたかっただけだろ」

【きらびやかさと時雨さん】

時雨「あれ、提督。どうしたの、そのドレス」

提督「おお、時雨。いいところに。姉がデザインしたドレスを一着もらったんだが試着してみないか?」

時雨「え、提督のお姉さん、デザイナーなの?ていうかボクが着てみてもいいの?」

提督「ああ、是非」

時雨「ホントに?!ありがとう、すぐ着替えて来るね!」ガチャ

提督「おう。慌てなくてもいいぞー」

提督「………」

ガチャ

時雨「…覗かないでね?」

提督「い、言われなくても覗かんわ!」

時雨「お待たせ!どうかな、似合う?」

提督「…!」

時雨「?提督?」

提督「…美しい」

時雨「ふ、ふぇっ!?」

提督「凄く綺麗だぞ、時雨」ギュッ!

時雨「あ、ありがとう…でもあんまり褒められると、その、恥ずかしい、かな?」

提督「あ、ああ。すまん…どうだ、そのドレスは?」パッ

時雨「(あ…)うん、凄く気に入ったよ!いいラメだね」

提督「そうか、それは何よりだ」

時雨「そう言えばこれ、何の為にもらったの?」

提督「ああ、今度海軍主催のパーティに呼ばれたんだが、誰かに同行してもらおうと思ってな。それで、時雨が良ければなんだが…」

時雨「クスッ。なんだ、そういうことなら最初からそう言ってくれれば良かったのに」

提督「じゃあ…!」

時雨「うん、ボクで良ければ、御一緒させてもらうよ!」

【パーティ後と時雨さん】

提督「こんな遅くまで付き合ってもらって悪かったな」

時雨「ううん、大丈夫。ボクも楽しかったし」

提督「そうか、なら良かった…」

時雨「うん…」

提督「…」

時雨「…」

提督・時雨「「あのさっ…!」」

時雨「っと、て、提督からいいよ!?」

提督「い、いや。ここはレディファーストだ!時雨からいいぞ?!」

時雨「え、えっとじゃあお言葉に甘えて、あの…提督はなんで今日ボクを誘ってくれたの?」

提督「…あー…それなんだがな時雨。今俺も理由を言おうと思ってたんだ」

時雨「そうだったの?」

提督「ああ、一回しか言わないからよく聞いててくれよ?」



提督「時雨、お前の事が、好きだから、だ」

時雨「…ふぇ?」

提督「もちろん、1人の女性として、だぞ?」

時雨「え?ええっ?ええええええ!!??」

時雨「つまり…パーティに誘ったのは告白の為の口実に過ぎなかったってこと…?」

提督「まあ、そんなところだ」

時雨「…なんていうか、今更だね。ボクは提督とは、その、とっくにそういう仲だったと思ってたけど…」

提督「いや、この際だからはっきりしとこうと思ってな…って『そういう仲』?」

時雨「もう、皆まで言わせる気かい?」







時雨「ボクも君の事が大好きってことさ///」





【カッコガチと時雨さん】



提督「…遂にこの時が来たか…」



時雨「艦隊が無事に帰投したね、良かった…」

提督「おう、お帰り。皆お疲れ様。補給を済ませたら今日はもう休んでくれていいぞ」

扶桑「ありがとうございます、提督。では失礼します」ソソクサッ

山城「扶桑姉様、御一緒します!」ソソクサッ

最上「艦載機も補充しないと…」ソソクサッ

満潮「…フンッ」ソソクサッ

提督「あ、時雨だけは少し残っておいてくれ」

時雨「は、はい!」

提督「さて、時雨よ。お前もとうとう練度が限界に達したな」

時雨「うん(と、ということは)…!」

提督「…渡したいものがある」パカッ

時雨「こ、これ…この指輪…!」

提督「ああ、ケッコンカッコカリの指輪だ」

時雨「…綺麗」

提督「そしてもう一つ、受け取って欲しいものがある」スッ

時雨「…?」




提督「時雨。この戦いが終わったら、俺と結婚してください」パカッ



時雨「…」ポロポロ

提督「え、えぇっ!?な、泣くほど嫌だったのか…!?」ガーン

時雨「ち、違うんだ!この涙は、嬉しくって…!そ、そう!これはその、喜びの雨なんだよ!」

提督「…ということは」

時雨「…うんっ!」

提督「…時雨っ!」ギュッ!

時雨「…提督っ!」ギュッ!

提督「時雨っ!時雨っ!これは、涙じゃなくて雨だから、喜びの雨だから仕方ないよな!」ギュウウウッ!

時雨「う、うんっ!仕方ない、仕方ないよね!雨が上がるまで、こうしていよう?」ギュウウウッ!




時雨・提督「「いい、雨だね(な)!」」ギュゥゥゥッ!



【一方その頃の西村's】

扶桑「ふふっ。ね?言った通りでしょ?」

山城「はいっ!流石です、姉様!」

最上「まあ、Lv上限達したら普通そうなるよね~」

満潮「フンッ、くっつくのが遅すぎるのよ!」



扶桑「さっ、皆。お二人の門出を祝いに行きましょう?せーのっ!」




西村's「「「「「提督、時雨!ご結婚、おめでとうございます!!!」」」」」

【後日談と時雨さん】

提督「…ああ、改めておめでとう。ではな」ガチャ

時雨「…提督、電話かい?」

提督「時雨か。従兄弟の子どもが無事に産まれたらしくてな。出海(いずみ)と名付けたらしい」

時雨「へぇ、いい和名だね」

提督「ん、早速写真を送って来たようだ。ほら」ピロリーン

時雨「あ、可愛い!いい写メだね!」

提督「…子ども、か…」

時雨「…提督?あのね?」

提督「ん?どうした時雨?」

時雨「その、提督が良ければ、だけど…僕も、提督との子ども、欲しいかな~って…」

提督「」プッツン

時雨「な、なんてね!冗談、冗談さ!って、提督…?」

提督「…時雨ェ!可愛すぎるぞお前ェ!」ガバッ!

時雨「わぁ!ちょっ、提督!ダメ…あんっ…やぁっ…!」




この後滅茶苦茶写メった。






西村艦隊の皆を愛でたいだけの人生だった。



因みに>>1で言ってた電王×艦これのクロスについては前作の

道外流牙「沢芽市?」
道外流牙「沢芽市?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422185468/)

の最後らへんのやつです。



それでは終わりです。HTML化依頼出してきます。




このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom