みゃーもり「木下監督が襲われた!?」 (38)

なべP「ああ。昨晩、暴行を受けたらしい」

みゃーもり「大丈夫なんですか?」

なべP「命に別状はない。全治8時間だそうだ」

みゃーもり「そうですか。よかった」

なべP「つーわけで俺はこれから見舞いに行ってくる。何かあったら連絡してくれ」

みゃーもり「わかりました」

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エリカ「監督が!?」

みゃーもり「はい」

佐藤「物騒ですね」

タロー「でも大したことなくてよかったじゃん」

安藤「ですね」

みゃーもり「皆さんも夜道には気を付けて下さいね」

エリカ「だね」

平岡「うーっす」

タロー「おはよー、大ちゃん」

みゃーもり「平岡さん、遅刻ですよ」

平岡「用事があったんだよ。興津さんには連絡してる」

興津「はい。連絡は受けています」

みゃーもり「そうだったんですか。すみませんでした……」

平岡「別に」

タロー「それより大ちゃん、木下監督が襲われたってよ!」

平岡「……知ってるよ」

タロー「そうなの」

平岡「だって俺が第一発見者だったからな」

「えっ!?」

みゃーもり「平岡さんが?」

平岡「ああ。酷い有様だった……」

「」ゴクリ

みゃーもり「どう酷かったんですか?」

平岡「監督の大好きなから揚げが全部踏みつけられていた」

「」

平岡「号泣してたよ」

みゃーもり「え? から揚げですか?」

平岡「ああ」

みゃーもり「木下監督自身は?」

平岡「殴られたようだけどぴんぴんしてたよ」

「……」

翌日


みゃーもり「え? 今度は葛城さんがですか?」

なべP「ああ。全治三日だそうだ」

みゃーもり「監督より重傷じゃないですか……」

なべP「つーわけで見舞いにいってくる」

みゃーもり「はい。みんなにも報告しておきます」

なべP「頼む」

みゃーもり「……本当に物騒な世の中だなー……」

タロー「今度は葛城さんかー」

エリカ「こうも連続で仕事に関わりがある人が被害にあうとね……」

平岡「……」

安藤「まさか三人目の被害者が出ることはないですよね……」

佐藤「だといいんですが可能性はあるかと思います」

安藤「怖いですね」

みゃーもり「……と、とりあえず仕事しましょう!」

昼休み


平岡「」ペラペラ

タロー「大ちゃん、なに読んでんの?」

平岡「推理小説だよ」

タロー「小説かー。よく読めるね。俺は絵がないと駄目だー」

平岡「マジかよ。仕事で原作とか読む機会はあるだろ」

タロー「あるけどほとんど頭の中に入っておりませーん」

平岡「……」

タロー「んじゃ原画回収しに行ってきまーす」

平岡「ああ」

翌日


みゃーもり「今度は渡辺さんが……」

社長「うん。全治一週間だそうだよ」

みゃーもり「……」

社長「護身用にGコンを持たせたんだけどねー」

みゃーもり「わたし、お見舞いに行ってきます」

社長「宮森さんはデスクだから会社にいないと」

みゃーもり「……そ、そうですよね」

社長「見舞いには僕が行ってくるよ」

みゃーもり「はい」

社長「運転は平岡くんにお願いしようかな」

移動中


平岡「なんで俺なんですか」

社長「平岡くんが一番暇そうだったからねー」

平岡「今はグロス請けしかないんだから仕方ないじゃないですか」

社長「冗談だよ冗談。また君とガンダムの話をしたくてね」

平岡「Xですか」

社長「そうそう。やっぱりサテライトキャノンよりディバイダーかな」

平岡「そうですね。面接の時にも言いましたけど考えは変わりません」

社長「うんうん」

平岡「機体はダブルエックスの方が好きですけど」

社長「ダブルエックス起動!!」

病室


なべP「すみません。社長」

社長「気にしなくていいから。安静にしててね」

なべP「平岡も悪いな」

平岡「いえ。……それより少し話を聞きたいんですけど」

なべP「どうした?」

平岡「警察にも聞かれたと思うんですけど犯人の顔は見ましたか?」

なべP「いや。仮面をつけてたからな」

平岡「そうですか」

なべP「ただ」

平岡「ただ?」

なべP「俺に恨みがあるようだった。襲われたときに『お前のせいでー』と言ってたからな」

平岡(恨み)

なべP「こんなこと聞いてどうするんだ」

平岡「あ、いえ。ただの暇つぶしです」

なべP「酷いなお前」

ムサニ 給湯室


平岡「」ズズー

平岡(やっぱりコーヒーは甘いのに限んな。脳も働くしな)

平岡(被害者は[ピザ]、[ピザ]その2、麻雀中毒の三人。三人の共通点はえくそだす、三女の製作陣)

平岡(監督とプロデューサーという企画の立ち上げに携わってる人達か)

平岡(だが今あげた共通点だけなら他のプロデューサー達も襲われているはず。いや、これから襲われるのか)

みゃーもり「平岡さん、休憩ですか?」

平岡「デスク? ああ」

みゃーもり「今はそこまで忙しくないですもんね」

平岡「……コーヒー飲む?」

みゃーもり「いいんですか」

みゃーもり「」ズズー

みゃーもり「甘いですけど美味しいです」

平岡「コーヒーは甘いのがいいんだよ」

みゃーもり「甘党派なんですね」クスッ

平岡「……」

みゃーもり「……まさか三人も襲われるなんて……」

平岡「……」

みゃーもり「三人とも力を合わせた人たちなので悲しいです」

平岡「そうだな。……力を合わせた?」

みゃーもり「はい」

平岡「それはえくそだすや三女を制作したって意味で?」

みゃーもり「それもありますけど、実は……」

平岡(そうか。そういうことか)

平岡(さっそく警察に。いや、素人の考えなんて相手にしてくれるはずないか)

みゃーもり「平岡さん?」

平岡「デスク。犯人がわかったかもしれない」

みゃーもり「本当ですか!?」

平岡「俺の考えが合ってれば次に襲われるのはデスクだ」

みゃーもり「わ、わたしですか……?」

平岡「」コクリ

みゃーもり「な、なんでわたしなんですか!」ガシッ

平岡「」ビクッ

みゃーもり「教えてください。わたし、気になります!!」ユサユサ

平岡「言う。言うから離してくれ……」


みゃーもり「まさかあの人が……」

平岡「まあ、あくまで俺の予想だけど」

みゃーもり「……わたし、どうすればいいんですか……」

平岡「実はデスクにお願いがあるんだけど」

22時


みゃーもり「」テクテク

みゃーもり(平岡さんの指示で自転車じゃなくて徒歩で帰宅してるけど)

みゃーもり(暗くて怖いよ)

みゃーもり「……」


男「あの」


みゃーもり「……平岡さん?」クルリ

男「」ドンッ

みゃーもり「きゃっ!」ドサッ

男「変な話これで最後だ。あんたらのせいで俺はっ!!」スッ

みゃーもり「い、いやっ!」


平岡「高梨ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」


タロー「オッケー、大ちゃぁぁぁぁぁぁん!」グシャ

男「ぐはっ!」ズシャー

みゃーもり「高梨さん!?」

タロー「危なかったな、宮森。後は池袋タローズの創始者、この高梨太郎様に任せろ!!」

平岡「デスク、大丈夫か」

みゃーもり「はい」

平岡「立てるか」

みゃーもり「……立てません」

平岡「ほら」グイッ

みゃーもり「すみません」

平岡「やはり俺の予想通りだった」

みゃーもり「ですね。それよりタローさんに任せていいんですか」

平岡「ああ。あいつはデュラララを読んだことがあるからな」

タロー「いくぞ仮面野郎! しゃっす! しゃっす!」グサッグサッ

男「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」

みゃーもり「……あの、ボールペンで思いっきり刺してますけど……」

平岡「」ダラダラ

タロー「次はこのオイルで!」

男「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

平岡「おい、高翌梨。もうやめろ!」

タロー「でも大ちゃん!」

平岡「いいからやめろ。今度可愛い女の子紹介してやるから」

タロー「マジで! それじゃやーめる!」

平岡、みゃーもり「」ホッ

男「」ガクガク

タロー「マスクだけ外しておくね、大ちゃん」

男「あっ」

平岡「……やはりアンタが犯人だったな。茶沢」

茶沢「くっ」

みゃーもり「茶沢さん、なんでこんなことを……」

茶沢「なんで? 変な話、アンタらのせいで野亀先生の担当を外されたからに決まってんだろうが!!」

みゃーもり「そ、それはあなたが野亀先生に連絡をしてなかったからじゃないですか!」

茶沢「うるさい! 変な話、アンタらのせいで野亀先生の担当を外された挙句、週刊少年コニャックという意味不明な雑誌の編集に飛ばされたんだ!」

みゃーもり「だからって人を襲っていいと思ってるんですか!」

茶沢「当たり前だろ。変な話、アンタを襲えば復讐は完了したのにっ!」

平岡「……」

茶沢「あの[ピザ]監督には好物のから揚げを目の前で踏みつぶしてやった! メガネ[ピザ]Pには眼鏡を叩き割ってやった! イケメンPには麻雀が出来ないように指の骨を折ってやった!」

平岡(渡辺さん以外は大した被害受けてないな)

茶沢「最後にアンタを同人誌のように酷い目に合わせればっ!!」

みゃーもり「ひっ」ゾクッ

タロー「あ、俺もデスクになってから偉そうにしてる宮森が酷い目に合うの見たいかも」

みゃーもり「何を言ってるんですか!?」

平岡「……とりあえず後は警察に愚痴や文句を言うんだな」

茶沢「くそっ!!」

平岡「変な話、アンタの復讐は未完成で終了だ」

翌日 ムサニ


みゃーもり「これで無事解決ですね」

平岡「ですね」

みゃーもり「それより平岡さん凄いですね」

平岡「別に」

みゃーもり「探偵とか向いてるんんじゃないですか?」

平岡「いや。単純に小説やアニメに影響を受けやすいだけだし」

みゃーもり「そうなんですか?」

平岡「最近推理小説にはまってたから。暇つぶしに考えてみたらうまくはまったわけで」

みゃーもり「それでも凄いですよ。それでその……」

平岡「はい?」

みゃーもり「お礼がしたいので今日うちに来ませんか///」

変な話終わりです
勢いでやってしまったけど公開はしてない

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