戦士「俺勇者を裏切りまーすwwwwww」(182)

勇者「お、ちからのたねを手に入れたぞ」

勇者「戦士、使うか」

戦士「いただきまーすwwwww、ムシャバクモグゴキュwwwwww」

勇者「お前には前線で戦ってもらわなくちゃならないからな、しっかり力をつけてくれ」

戦士「(ヴぁーーーかwwww、敵に塩を送るなんてどんだけ頭悪いんだよwwww)」

戦士「(道具に入ってる種全部食ってやろーっとwwwwwww)」ムシャムシャ

賢者「あ、私が拾ったひまわりの種が」

戦士「ブヘッ!ゲホッ、ゴホッオエエエッ!!」

僧侶「ちょっと、意地汚いわよ、行儀よく食べなさい」

戦士「ういーっすwww、サーセンwww」

僧侶「まったく」

戦士「(こいつ、いつ見てもいい体してやがんぜ)」

戦士「(魔物たちのオナペット決定www)」

勇者「街に着いたな」

戦士「(よっしゃww、仲間と裏切り作戦実行に向けての会議行うンゴwww)」

戦士「」キョロキョロ

戦士「誰も見てないな、よし、スマホ開いて」

LINEグループ:勇者一行ハメちゃおうぜwwwww班
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スライム<スマホうまくあやつれねwwwうぇwwww)

       (勇者達と無事パーティー組んだぞー>戦士

スカルゴン<よくやった戦士、とりあえず計画通り一人ずつ潰して行くぞ)

    (んじゃ、一人路地裏に誘い込むから2番通りの裏に待機>戦士

スライム<やっべwwwスマホひっついてとwwwれwwwなwwっうぃ)

スカルゴン<了解、配置させる)
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勇者「装備品とか買いに回ってくる」

賢者「私もお供します!」

戦士「んじゃ荷物番しとくわwwwいてら」

僧侶「なんであんたなんかと荷物番なんてしなきゃいけないのよ」

戦士「仲良くしようぜ」

僧侶「ふん、なんでこんな奴を仲間にしたのかしら、勇者様は」

戦士「おっ?なんだあれは」

幼女「」

僧侶「こ、子供がモンスターにっ!!」

戦士「(うはっwwwww状況開始ですねwwwwwww)」

戦士「僧侶さん、助けるぜ」

戦士「荷物番のほうが大事だって?ふざけんじゃねぇぜ!」

僧侶「いや誰もそんな事言っt」

戦士「俺、困った人を見るとほっとけないから...」

戦士「こんな脳筋一人じゃ心細い、一緒に来てくれないか」キリッ

僧侶「わ、わかったわよ、私もほっとけないし」キュン

戦士「(チョロいwwwwwwwwwwwwwwwwww)」

ももんじゃ「お、通知来た」

ももんじゃ「リーダーがもうすぐこっちに来るって」

ドラキー「キーッwwww血がたぎるwwwww」

スライム「ピキーーーーッwwwwwww」

僧侶「ちょっと、子供を離しなさい!!」

戦士「な、なんだ、このモンスターたちはよぉっ!!」

戦士「(雑魚しかいねーじゃねーかwwwwwwwwwwwwwwww)」

戦士「(でも僧侶だから多分この戦力でもいけるかwwww)」

ももんじゃ「この子供を返してほしいのか、なら武器をすt」

僧侶「バシルーラ」

シュン

ももんじゃ「ええっ、子供が消えた!?」

戦士「ファッ!?」

戦士「(こいつレベル高杉wwwwバシルーラ覚えてるってことはwwwww)」

僧侶「バギクロス!!!」

戦士「(バギワロスwwwwwwwwwwwwwwwwww)」

ももんじゃはたおれた

 スライムはたおれた

 ドラキーはたおれた

僧侶「ふぅ、一応子供は街道に移動させたから」

戦士「は、はい、すごいっすね僧侶さん」

僧侶「何言ってんのよ、魔王倒すんならこのくらいはできないと////」

戦士「(照れてんじゃねぇよこのアマwwwwwwお前のせいで作戦メチャクチャだよwww)」

戦士「一旦、集会開かねぇと」ポチポチ

そして夜になりまして。

マドハンド「リーダー来るのかよ」

スカルゴン「今、宿屋に入って自由行動になったからもうすぐ来るってよ」

戦士「チーッスお前らー」

戦士「なんだ3匹だけかよ」

マドハンド「みんな今日死んだ奴の葬式だよwwwまぁ俺いかねぇけどwww」

戦士「そうなのかよwwwでも雑魚にあげる線香はねぇよなwwwww」

わらいぶくろ「俺なんか笑いすぎて追い出されたわwwwwwwwwブフォwwww」

スカルゴン「仲間意識まったくねぇよなお前ら」

スカルゴン「今回僧侶一人に作戦失敗したんだってな」

戦士「そうなんだよwww、あいつ相当レベル高いぞwwww」

戦士「だから怖くて手が出せなかったわ、スマソ」

スカルゴン「まぁ力見れたって思えればいいだろ」

スカルゴン「で、明日谷に行くんだってな?」

戦士「おう、早朝出発」

スカルゴン「遠方のほうから強力な奴を配置させといたぞ、容赦はしねぇ」

戦士「うはwww頼りになるwwww」

戦士「んじゃタイミング見計らって裏切るからフォローよろしくwwww」

マドハンド「おなごの太もも掴んだろwwwwww」

わらいぶくろ「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」

スカルゴン「そいつらもライン招待しといたからよ、適当に打ち合わせとけ」

戦士「おっけwww」

わらいぶくろ「明日楽しみにしとくわwwww」

マドハンド「帰ってイメトレwwwwwwシコったろwwwwww」

わらいぶくろ「シコるものねぇだろお前wwwwwwww」

戦士「じゃあなお前らwwwww」

谷に来まして。

戦士「ここは強力なモンスター出るらしいっすよww」

勇者「何、それじゃ気を引き締めて行くぞお前たち!」

僧侶「わかりました!えいっえいっ、おーーー!」

僧侶「どんなモンスターだろうが私の敵じゃないわ」

戦士「(まずはこいつらを分散させるぜwwwwwwww)」

戦士「ラインで命令すっか」ポチッポチッ

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うごくせきぞう<地面破壊すりゃいいんですよね?)

          (おう、もうすぐそっち着くんでよろしく>戦士

アニマルゾンビ<あのwww私の目玉落ちちゃったんですけどどこか知りません?www)

スカルゴン<それじゃあ戦士、頼んだぞ)

アニマルゾンビ<無視ですかwwwwあ、両目落ちたwwwwww)

アニマルゾンビ<今ブラインドタッチならぬブラインドフリックwwwwブラインドフリックですよwwww)

        (スカルゴン が アニマルゾンビ を退会させました)
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ガルーダ「キャーーーーッ!!!」

勇者「何、モンスター!!」チャキ

僧侶「一匹のようね、これならあまり心配はなさそう」

勇者「そりゃ!」シュバッ

ガルーダ「キャッキャ!」バッサバッサ

うごくせきぞう「んじゃ地面破壊するっす」バゴン!

戦士「(バーカwwwガルーダは誘導するための囮だよwwwww)」

勇者「おわっ!!」

僧侶「勇者様!バシルーラ!!」

勇者「た、助かった」

戦士「(チッ、落ちなかったがまぁいいや)」

賢者「きゃあ!!」

勇者「まずい賢者が!」

僧侶「バシ……」

ガルーダ「キャーーーーーーッ!キャッキャ!!」ゲシッゲシッ

僧侶「や、やめなさい!!」

賢者「うぅ」グググ

勇者「よ、よかった、なんとか崖にしがみついてる様だ」

戦士「俺、賢者さんを助けに行きますwwww!!」

勇者「頼む!俺はこのモンスターを」

僧侶「やめて!はなして!!」

ガルーダ「キャーーーーーッ!」ゲシッゲシッ

戦士「(ガルーダ、有能)」

戦士「(うごくせきぞう、援護に回ってやれ)」クイッ

うごくせきぞう「(合点承知)」コクッ

戦士「賢者さん!!」

賢者「戦士……さん」

戦士「ん、何その手」

賢者「えっ……」

戦士「助けると思ったのかよwwwwwwwバカじゃねーのwwwwww」

賢者「そ、そんな」

戦士「お前は、落ちて死ねwwwww」

賢者「」

戦士「いいぞwwwwその絶望してる顔wwwwww」

賢者「なんで」

戦士「落ちろ!!」ゲシッゲシッ

賢者「なんで、戦士さん!なんで!!」

戦士「うるせー!!」ドガッ

賢者「あっ」フワッ

戦士「よっしゃwwwww一人排除wwwwwww」

ガルーダはたおれた

 うごくせきぞうはたおれた

戦士「(ちっ、さすがに倒せなかったか)」

勇者「戦士、賢者はっ!?」

戦士「残念ながら……、下に落ちてしまいました」

戦士「俺が不甲斐ないばかりにッ!!」

僧侶「この崖から落ちたらきっと助からないわね……死体だってどこにあるか」

勇者「戦士、お前のせいじゃない、賢者もお前のことを恨んじゃいないさ」

戦士「(マジかよwwwwwそれは気が軽くなるわwwwwwwwwwwwww)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   (賢者殺したったwwwwwwwwwwwww>戦士

くさったしたいA<ウエーイwwww新入り歓迎会やるぞお前らwwwwww)

くさったしたいB<ウエーーイwwwwwww)

キラーエイプ<うごくせきぞうとガルーダ死んじまったな、いい奴らだったんだが)

    (ちなあいつらのおかげだから、一応供養しといてやってくれよ>戦士

スカルゴン<作戦に犠牲は付き物だ、仕方ない)

わらいぶくろ<今夜も葬式盛り上げるぞwwwwwwwwww)

マタンゴ<祭りじゃねぇんだぞカス)

わらいぶくろ<ごめん)

スカルゴン<次はどうする戦士)

    (どうすっかな、この谷で一気に仕留めるか?>戦士

フロッガー<そうするゲコ、なぶり殺しゲコ!)

マドハンド<僕勇者の足掴みたいと思いまーすwwwwwww)

ベビーサタン<やっちまえやっちまえwwwww)

トロルキング<じゃあ俺らも行くわwwwww)

ソードイド<俺も俺もwwwwww)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

戦士「」ポチポチ

戦士「さーて、これでいっか」

戦士「(頼むぜ~?お前らー)」

勇者「そろそろ行こうか」

僧侶「そうですね……、いつまでも感傷にも浸ってられませんし」

勇者「一刻も早く魔王の元まで目指すんだ」

僧侶「はい!」

戦士「はい……、亡くなった賢者さんのためにもwwwww」

戦士「(お前らここで死ぬんだよヴぁーかwwwwwwww)」

マドハンド「」ガシッ

勇者「うわっ!!なんだ足がっ!」

僧侶「勇者様!」

戦士「俺にまかせろ!!」シャキン

戦士「離れろマドハンド!!貴様のような悪しき者は切り刻んでくれる!」

ズシャッ

勇者「えっ」

戦士「あ、サーセンwwwww足切っちゃいました!てへぺろwwww」

ボト

勇者「足がッ!あひがっ!!」

僧侶「あんた!何やってんのよ!!」

戦士「えっwwwwミスッたんだよwwwミスは誰にでもあるって偉い人がwww」

戦士「それより後ろ後ろ」

僧侶「な、なに?きゃっ何すんのムグッ」

エリミネータ「口封じ成功なりwwwwww魔法使われちゃあぶねーからなwww」

トロルキング「ういーっす戦士wwwwだいぶ優勢みたいだなwwww」

ソードイド「勇者足斬られてらwwwwwバランス悪いしもう片方も切ればいいじゃんwwwwww」

戦士「たしかにwww」ズシャ

勇者「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!」

戦士「うっはwwwwwシンメトリィーーーwwwwww」

戦士「ねぇ今どんなきもちwwwwwどんなきもちwwwww」

勇者「何だ……、どういう事なんだ」

戦士「お前理解力ないの?もっとかしこさ上げろよwwwwwww」

戦士「俺は最初っからお前達をハメるために仲間になったのwwwwおわかりwww?」

勇者「そんな、バカな」

戦士「信じられないですかぁwwww、まぁとりあえずしんどけ」

勇者「嫌だ、やめてくれ!助けて!」

戦士「首チョッキン☆」ズシャ

勇者「」

エリミネーター「ひょーwwwwすげーなwwwww頭ゴロンwwww」

僧侶「」バキッ

エリミネーター「ぐはっ!」

僧侶「バギクロス!!」

トロルキング「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!」

ソードイド「なっ…んだと」バタッ

戦士「バカな……、まさかあの強力なモンスターを一撃で!?」

僧侶「よくも勇者様を」グスッ

僧侶「覚悟しなさい!バギk」

じごくハサミ「マホトーーーーーーーーーーーーーーーーーンwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

僧侶「なっ」

戦士「勝てると思ったの?ヴぁーかwwwwwwwwwww」

トロルキング「あれ?死んだと思ったら自分のHP8分の1も減ってなくてワロタwwwww」

ソードイド「最初から出てこいやwwwwwwwボケナスwwwwwwwww」

エリミネーター「俺は女に触れたから満足ですwwwwwww」

じごくハサミ「勝てると思わせる方が面白いじゃんwwwwwwwww」

じごくハサミ「見ろよこいつの顔wwwwww」

戦士「そんな絶望すんなよwwwwwwww」

僧侶「ば、バギクロス!バギクロス!!!バギクロス!!!」

戦士「必死でワロタwwwwwwwwwwwww」

戦士「僧侶さん、あんた若いのによく頑張ったね、褒めてあげたいよ」

僧侶「う、裏切者」

僧侶「裏切者ーーーーーー!!!!」

戦士「ピーピーうるせーな、王様、ヤッちゃってください☆wwwwww」

トロルキング「むっwww王に命令とは貴様口の利き方がなっていないなwwwwww」

戦士「サーセーーーンwww裏切者は礼儀がないのれすwwwwww」

トロルキング「んじゃ、頭でも飛ばすか」

僧侶「あっ」

ブオン!!!!!!

トロルキング「あはっ、空ぶっちゃったwwww」

ソードイド「だっさwwwwwww」

トロルキング「ちなこれ風圧のせいなwwwしゃーないw」

ジョロジョロ

戦士「うん?こいつ漏らしてるぞ!!」

エリミネーター「そ、僧侶様の聖水じゃwwwwwwww」

トロルキング「この聖水アンモニア臭するんですがwwwww」

ソードイド「魔物は近づけないわーwwwwこりゃ近づけないわーwwwwww」

僧侶「」

戦士「なぁみんな、ここまでやんのはさすがにひでぇんじゃねぇか」

戦士「殺すんなら殺す、こんなやり方はきたねぇと思うぞ」

キングトロル「お前から始めたんだろがwwwwwww」

ソードイド「きたねぇのは僧侶の方だろwwwww」

戦士「黙れ!」

ソードイド「ヒエッ」

戦士「僧侶、お前は生かしてやることにする」

僧侶「えっ……」

戦士「これからは性欲処理係として魔物たちを慰めてあげてくださいwww」

僧侶「」

トロルキング「イかすってそっちかよwwwwwww」

僧侶「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

戦士「お前らそのアマ好きにしていいぞwww後で俺にもヤラせろwwww」

トロルキング「ヒャッホーーーwwwww服破ろうぜwww」

ソードイド「輪るー輪るー堕ちーーた膣wwwwwwww」ビリビリ

僧侶「きゃぁああああ!!!」

そして次の日の夜、谷で勇者一行の壊滅祝いが行われた。

戦士「かーーーーっwwww酒うんめwwwww」

スライムベス「こっち来てよかったわwwwお前最高wwww」

戦士「いやー勇者って見てて腹立つじゃん?だから魔物仲間にして壊滅させてやろうって」

スカルゴン「こいつよー、最初エサで俺を釣ろうとしたんだぜ」

戦士「実際釣られただろ」

スカルゴン「うっせバカ!!」

わらいぶくろ「普段気取ってるくせにだっせwwwww」

スカルゴン「殺すぞ」

わらいぶくろ「すいません」

僧侶「あっあっ」パンパンパン

トロルキング「こいつ具合よすぎ……、うっ」ドビュルルルル

僧侶「」

戦士「お前らヤリすぎwwwwもうそいつマグロ状態じゃねぇかwwwww」

トロルキング「いいじゃねぇかよ別にwwwwww」

戦士「臭くて酒がマズくなんだよばーかwwww」

わらいぶくろ「wwwwwwwwwwwwww」

ホイミスライム「ねぇ、さまようよろい知らない?」

戦士「あー、たしかあの根暗か?そういやあいつこういう宴に参加しねーよな?」

わらいぶくろ「たしかに浮いてるよなあいつwwwww魔物のくせに親切だしwww嫌いだわ」

戦士「俺もきらーいwwwwww」

ホイミスライム「そういう言い方は良くないと思うけど……」

戦士「あ?」

ホイミスライム「なんでもないですよwwwwwww」

戦士「よっしゃお前らwww火囲ってみんなで踊るぞwwwww」

ワハハハハハハハハ!!!

勇者一行は壊滅し、力のない人間たちは魔王の手中に落とされた!

……はずだった。

これは、次の日の事である。

戦士「よーし、お別れ会やるぞ、みんな集まったかー?」

トロルキング「いーや、くさったしたい共がいねーみたいだぞ」

ソードイド「あれだろwww落ちた奴の死体見に行ったんだろ」

戦士「何?そんなん後でもいいだろうがよ、それに原型留めてないんじゃねーかwww」

戦士「あいつら抜きではじめっかー?」

ホイミスライム「さまようよろいもいないみたいだね……」

戦士「あ?あいつロクに作戦参加してなかったし別にどうでもいいよ」

戦士「んじゃはじめっぞー」

ホイミスライム「……さまようよろい」

くさったしたいA「仲間www仲間wwwwしかもメスじゃてwww」

くさったしたいB「勇者もそろそろ俺らの仲間じゃてwww賑やかやでwwww」

くさったしたいA「あいつ落ちたのここらへんけ?」

くさったしたいB「せやせや、ここらへん森とは思ってなかったけど」

賢者「きゃっ!?」

くさったしたいA「うわっこわっ!?死体があるいとるで!!」

くさったしたいB「もうそのギャグ飽きたて」

さまようよろい「何しに来た」ザッ

くさったしたいB「うっす久しぶりwwww」

くさったしたいB「これ、賢者ちゃうんか!?生きとったんかワレ!」

くさったしたいA「残念やな、まぁ根暗君が生け捕りしといてくれたんでええわwwww」

くさったしたいB「でもたまげたなぁ、まさか生きてるとは」

賢者「下が、木で運が良くて助かったんです」

くさったしたいB「なんて幸運」

さまようよろい「捕まえる?何を言っているんだ」

さまようよろい「私はこの子と共に行動しているだけだ」

くさったしたいA「なんじゃそりゃ、面白くない冗談やな、えー?」ペチペチ

さまようよろい「」チャキ

くさったしたいA「ファッ!?剣出すなや!!」

くさったしたいB「やる気かコラー!!」バッ

戦士「えー、すべての魔物に協力してもらえなかったのは非常に残念ですが」

戦士「多くの魔物に協力していただいたため、無事勇者一行を……」

くさったしたいB「ぎゃあああああああ!戦士、戦士ーーー!!!」

戦士「えーい!死人が大声出すなうっとぉしい!!」

くさったしたいB「ミミズかてオケラかて死体かって生きとるんじゃ!」

戦士「めちゃくちゃだなお前は」

トロルキング「んなのどーでもいいんだよ、どうしたんだ?」

くさったしたいB「賢者が生きとったんじゃ!!」

戦士「マジかよwwwww」

トロルキング「生け捕りしてきたんだろwwwはよ見せろwww」

くさったしたいB「生きとったけど!さまようよろいが一緒におって!」

くさったしたいB「裏切ったんじゃあいつ!!俺の相方斬られたわ!!そんで逃げてきたんじゃ!」

戦士「はぁ?あいつ顔見ないと思ってたらなんだよ、しょっぼい反逆wwww情でも移ったのかよww」

マドハンド「そーいやあいつ人間大好きだもんなwwwぜってー前世人間だわwww」

戦士「まっさか、生き残りに加担してたとはな、協力的ではないと思ってたけど」

トロルキング「どーすんのwwww」

わらいぶくろ「部下に裏切られててワロスwwwww」

戦士「因果応報ですかwwww」

戦士「まだ森にいるのか?」

くさったしたいB「多分、お願いだ!カタキとっちくりー!!」

戦士「っしゃwwwゴミ処理行きたい奴行って来いwwwグループ活動延期だwww」

トロルキング「貴様らwwww反逆者の首を持ってまいれwwww」

ソードイド「俺行きますwwww」

わらいぶくろ「ひと笑いしてくらwwww」

マドハンド「」ワシワシ

戦士「いってらーwwww」

ソードイド「うわ、森だったのかよ下って」

くさったしたいB「たしかここらへんに」

わらいぶくろ「何かいるwwwwwwwwww」

ソードイド「ホントだwwwwおーい根暗ーーwwww」

賢者「さ、さまようよろいさん」

さまようよろい「なんだ、また戦士の手先か」

ソードイド「お前くさったしたい斬ったんだってなwwwなんでだよwww」

くさったしたいB「そうだそうだ!」

さまようよろい「この子に向かって襲い掛かってきたからだ、降りかかった火の粉を払ったまで」

ソードイド「降りかかった火の粉を払ったまで」キリッ

わらいぶくろ「ブフォwwwwwww」

ソードイド「何?一応俺ら仲間だろ?そいつ敵なんですよ?間違ったことはしてないですやんwww」

さまようよろい「貴様らが勝手に仲間にしていただけだろう、私は参加していない」

ソードイド「うっわwwwサイテーwwwこいつwwww」

マドハンド「お前そいつと何してんの?イチャついとんのん?wwwwww」

わらいぶくろ「惚気とかメシマズwwwwwwwwww」

賢者「あの、話を聞いてください」

賢者「私、人間と魔物が争わないように平和協定を結びたいと思っているんです」

賢者「もう、これ以上争いをするのは……耐えられません」

さまようよろい「連絡できないので私が直々に魔王のもとへこの子を連れていく」

さまようよろい「私もこの方法がベストだと思うのだ、争いはお互いが傷つくだけだろう」

ソードイド「なんか勝手に話進んでてワロスwwww」

マドハンド「承諾不可wwwwwwwwwww」

わらいぶくろ「力なくなったからってその手段はないわwwwwwwww」

さまようよろい「協力してほしいのだ、戦士にも今の事を伝えてくれないか?」

ソードイド「戦士に交渉wwwwwwwwwwwwwww」

わらいぶくろ「笑わせんなwwwwwww」

マドハンド「とりまそいつ渡せwwwwそしたら見逃しちゃるさかいwwww」

さまようよろい「断る」

くさったしたいB「あんま調子のんなよ!俺の相方斬りやがって!殺してヤラぁ!!」

ソードイド「キレたwwwwww」

わらいぶくろ「キレたwwwwwww」

ソードイド「たしかに人間に協力はないわwwww」

ソードイド「裏切者には、死だ」チャキッ

マドハンド「だっさwwwwwwカッコつけんなwwww」

ソードイド「雰囲気壊すなカスwwwwww」

さまようよろい「残念だな、邪魔をするというなら仕方ない」

さまようよろい「そこをどけ」

ソードイド「嫌じゃwwww死ねよ雑魚鎧がwwwwwww」シュバッ

カキンコンカキン!!

ソードイド「へっ?俺の剣が全部……はじきとばされた」

さまようよろい「お前何か勘違いしていたな」

さまようよろい「強さは、種が絶対ではないのだぞ」

ソードイド「(こいつ、俺の全部の腕の動き全部見切ったってのかよ!?)」

さまようよろい「今からでも遅くはないぞ、話を通せ」

マドハンド「おいおいソードイド遊ぶなやwwwさっさとやれwwww」

ソードイド「逃げるぞ!こいつやばい!!」

マドハンド「えっ?」

わらいぶくろ「えっ?」

くさったしたいB「ソードイドでも勝てないのかよ!」

ソードイド「早く!!死んじまうぞ!」ダダダッ

マドハンド「やっべ!マジの顔やぞこれ!!」ダダダッ

わらいぶくろ「こんなん真顔やわ」ダダダッ

くさったしたいB「カタキは絶対とってやっからな!!」

賢者「行ってしまいましたね」

さまようよろい「すまないな、思想は違うとはいえ、私の仲間が……」

賢者「いいんです、争いは避けられなかったですし……」

賢者「でも、話し合って共存できるようにしたいです!もう辛い思いはしたくないです!」

さまようよろい「あぁ、しなくても済む争いをするのは馬鹿げている」

賢者「私は、魔王討伐ではなく、話し合いで解決したいです!」

さまようよろい「うむ」

賢者「改めてお願いします!協力してください」

さまようよろい「無論だ、魔物だが君に協力させてもらおう」

賢者「ありがとうございます、とても心強いです!」

賢者「あのぅ、できれば、もう一度戦士さんと話し合いたいんですが……」

賢者「ダメでしょうか……?」

さまようよろい「君が望むとおりにしよう、私は君の意見に賛成している」

ソードイド「ゼェゼェ」

戦士「おかえりーwww」

トロルキング「おかえりーwww」

マドハンド「さまようよろい強すぎ!!あいつ本気でやばいぞ!」

ソードイド「俺の剣全部はじかれちまった!」

戦士「マジかよ」

トロルキング「予想外でワロスwwww」

戦士「そんなに強いのかよあいつwwwww」

ソードイド「あいつよー、魔王のところに行くつもりだ」

ソードイド「なんか賢者に言いくるめられたのか、平和協定の提案しに行くんだって」

ソードイド「魔物と人間がこれ以上争わなくてもいいようにだって」

戦士「うっわwwwwwwww大っ嫌いな部類の話だわwwwww」

ソードイド「お前にも協力してほしいって、ここに来るんじゃねーか?」

戦士「無謀かよwwwそんな話乗るわけねーじゃんwwww」

ソードイド「ちなみに笑えないほどつえーから」

戦士「ふーん……」

トロルキング「舐めてかかるとダメっぽい雰囲気か」

戦士「面白い、どうせやること終わったし暇になるとこだったんだ」

戦士「やっぱ、潰し甲斐のあるやつがいねーと面白くねーよな!wwww」

戦士「よっしゃ、お前ら作戦会議なwwwww」

トロルキング「まってましたwwwww」

ソードイド「そうでなくちゃwwwww」

くさったしたいB「報復じゃ!!」

マドハンド「さてさて盛り上がってまいりましたwwwwww」

わらいぶくろ「wwwwwwwwwww」

賢者「谷に、着きましたね」

さまようよろい「あぁ、疲れていないか?」

賢者「大丈夫です」

賢者「あの、勇者様って……」

さまようよろい「死んだ、奴らに殺された」

賢者「やっぱり、そうなんですね……」

さまようよろい「僧侶は生きてるかもしれないが……、性的暴行でもう廃人状態だ」

賢者「……」

さまようよろい「人間に対して、惨い事をする」

賢者「そう、ですね、まさかこんなことになるなんて」

さまようよろい「魔物たちの中では浮いた考えかもしれないが、私は人間ともっと触れ合い」

さまようよろい「お互いの気持ちをわかち合いたい」

さまようよろい「人間に生まれていれば、よかったとずっと思っていた」

賢者「さまようよろいさん……」

さまようよろい「君といるのも、人と話したいという願いがあるからかもしれないな」

さまようよろい「素直にうれしい」

さまようよろい「だがすれ違ったとはいえ、同じ魔物を斬ってしまった、最低だ私は」

賢者「自分を責めないでくださいさまようよろいさん!」

賢者「正直目が覚めた時、私は現状に絶望していました」

賢者「仲間の生死もわからず、そして裏切られた後に残る虚無感……」

賢者「どうしようと彷徨っていたところを、貴方が手を差し伸べてくれたから」

賢者「もう一度、私は立ち上がることができた!」

さまようよろい「賢者殿……」

賢者「魔物と人間が共存できる世界を作れば」

賢者「きっとさまようよろいさんの事をみなさんもわかってくださいます!」

さまようよろい「うむ、そう言ってもらえると、救われる」

さまようよろい「ありがとう、賢者殿」

賢者「いえ、私は言いたいことを言っただけで」アタフタ

スカルゴン「まーさか賢者が生きてるとはな、しかもモンスター連れてこっち来てるし」

戦士「それより予想外なのは裏切ったさまようよろいの強さだろ、まさかあんな」

戦士「作戦にロクに参加してなかったから全然知らなかったぜ……」

スカルゴン「俺は知ってたぜ?あいつここらの地帯じゃ相当な腕だ」

スカルゴン「仲間になると相当頼もしい」

戦士「敵だと?」

スカルゴン「想像したくねーなー、自分が死ぬとこなんてよー」

スカルゴン「あの交渉に乗ればいいじゃねーか、数集めれば魔王も」

戦士「やだね、反吐が出るぜ」

スカルゴン「だろうな」

スカルゴン「なーんでこんな奴が人間に生まれたんかね」

戦士「俺だって、魔物に生まれたかったさ」

スカルゴン「なんかお前あいつと似てるな」

戦士「はぁ!?あの根暗とかよwww冗談じゃねーwwww」

スカルゴン「さーて、対峙すんなら覚悟しろよ」

戦士「こちとら数がある、あんなボッチとは違うんでwww」

スカルゴン「そうか、まぁ協力してやるよ」

戦士「当たり前だろwwww」

さまようよろい「む」

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ホイミスライム<ねぇ、さまようよろい、こっち来るって?)

               (そのつもりだ>さまようよろい

ホイミスライム<絶対なぶり殺しにされるって!やめとけって!)

        (引き下がるわけにはいかない>さまようよろい

ホイミスライム<聞いたぜ、賢者に言いくるめられて平和協定結ぼうとしてんだってな)

         (言いくるめられたのではない、私の願いでもある>さまようよろい

ホイミスライム<どうしてそう魔物のくせにそうお人好しなんだ……)

ホイミスライム<俺達友達だし、争いたくねぇよ)

        (私もだ、お前の事は魔物の中で気に入っていた>さまようよろい

ホイミスライム<なら聞いてくれよ!引き下がってくれ!)

         (何度言っても同じだ>さまようよろい

ホイミスライム<そうか、なら仕方ないね、俺の友達になってくれてありがとう)

          (あぁ、私からも、ありがとう>さまようよろい

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賢者「なんですか、それは?」

さまようよろい「魔物同士で連絡ができるアイテムだ」

賢者「そんな便利なものがあるんですか、技術が発達しているんですね」

さまようよろい「あぁ、もう必要はないがな」ガシャン

賢者「い、いいんですか……?」

さまようよろい「気にするな」

賢者「は、はい」

賢者「(なんだかすごく悲しそう……)」

戦士「ういーっす、根暗君、おひさーwwww」

さまようよろい「お前は、戦士ではないか」

賢者「……戦士さん」

戦士「あれあれ?死んだと思ってたら生きてたの、賢者さんwww」

賢者「戦士さん、なんで、あんなことをしたんですか?」

戦士「ウザかったからだよwww国がwwwお前らがwwwww」

賢者「そう、なんですか……」

戦士「ショック受けすぎwwwつらいの?wwwww」

賢者「い、今からでも、仲間に戻れないでしょうか?」

戦士「戻れってwwwww」

戦士「お前らと仲間であったときなんてねぇよボケ」

賢者「戦士さん……」

さまようよろい「今回は、人間側にも敵意があった、勇者という武力で事を鎮めようとした」

さまようよろい「だが今は違う、話し合いで魔物と人間の戦いを収めようとしているのだ」

さまようよろい「戦士、話しを聞いてやってくれないか」

戦士「裏切者の話なんて聞きたかねぇよ!」

さまようよろい「裏切者……、たしかに大きく見ればそうかもしれないな」

さまようよろい「だが貴様の意見に賛成した覚えはない」

戦士「ふーん、なら俺もその口だ、お前らの意見になんて賛成するか」

さまようよろい「何故事を荒立てようとするのだ!」

戦士「ころころ意見変えるような奴らの話なんか聞けるかよ、気色悪い」

戦士「闘う力が無くなったからって次は話し合い?」

戦士「んじゃあ最初っから話し合いで解決しようとすればよかったじゃねーか?」

賢者「そ、それは」

戦士「仕方がなかったか?」

賢者「……」

戦士「国が悪いって言いたそうな顔だな」

戦士「お前も賛成したんだから同じだ、国の犬だ」

賢者「確かに、私も張り切っていました」

賢者「魔王を倒して世界に平和を取り戻そうと」

賢者「しかし、あなた方の策略にはまり、勇者一行は壊滅に至りました」

賢者「でも、さまようよろいさんが手を差し伸べてくれて、変われたんです!」

戦士「そんで、平和協定結ぼうってか」

戦士「アホらし」

賢者「人は変わる生き物なんだと思います」

戦士「そうだな、人間はだから愚かなんだ」

賢者「変わっては、いけないんですか」

さまようよろい「事態を良くしようという試みの変化を、貴様は悪いと思うのか」

戦士「騙されんな、こいつらはまたいう事をを変えるぞ」

戦士「争いの名残で差別なんて出てくるかもなwwwww笑える」

戦士「余裕が出てきたら裏切るんじゃね、お前を」

さまようよろい「くだらん、実に不器用な説得だ」

さまようよろい「力で来たからやり返そうとしているのか」

さまようよろい「同族嫌悪もここまできたら立派だな」

戦士「そうだよ、魔王側に加担して、力で征服すんのさwwwww」

戦士「勇者に依存してたからなwwwもう人間は無力さwwwww」

さまようよろい「どーやら、お前には言葉で言ってもわからなそうだな」

さまようよろい「お前も人間だ、力で負かされたら意見を変えるやもしれん」ニヤリ

戦士「けっ、やってみろよ、雑魚が」

さまようよろい「……」

戦士「……」

戦士「出てこい」

じごくのよろい「うわこいつかよwww偽善者だwwwww」

キラーアーマー「あーあ、同族にも偽善者がいるとはショッキングwwww」

戦士「よっしゃ、じっくりじっくり痛めつけようぜwwww」チャキ

賢者「さまようよろいさん!」

さまようよろい「下がってて」

キラーアーマー「死ねよ下位互換!」ズシャ

さまようよろい「ぐっ!!」

キラーアーマー「おら!!おら!!」ズシャ

賢者「さまようよろいさん!」

さまようよろい「」

じごくのよろい「弱すぎワロスwwwww」

キラーアーマー「ゴミじゃねーかwwwww」

戦士「あれー、一人になっちゃったじゃんwwww」

賢者「」ガクガク

戦士「うわ、震えてるwwww」

キラーアーマー「ワロスwwwww」

じごくのよろい「ワロスwwwwww」

戦士「賢者さん、今なら仲間にしてやるよ」

賢者「!」

戦士「短い時間だったが、一緒に過ごしてきたよしみだしwww」

戦士「俺らと、人間コキ使っちまおうwww」

じごくのよろい「こいつ人間のクセに悪魔wwww」

キラーアーマー「このクズさが長所だもんなwwwww」

戦士「(どう出るのかなこいつは……)」

賢者「お断りします!」

戦士「ほう」

賢者「私、もう決めたんです!」

賢者「想いは揺らぎません!!」

戦士「強がらなくていいのにwww死にたいの?www」

賢者「こ、殺せるものなら!!」

賢者「レベルは低いけど!私は賢者です!!闘えます!」

戦士「よし、この女殺しちまえwwwwバカだわwwww」

じごくのよろい「ウエーイwwwww」

キラーアーマー「ウエーイwwwww」

賢者「」ビクッ

ズシャドバ

さまようよろい「ふん、見くびりすぎだバカ者ども」

じごくのよろいはたおれた

キラーアーマーはたおれた

戦士「えっ」

賢者「さまようよろいさん!」

さまようよろい「すまない、賢者殿を試すようなことをしてしまった」

賢者「えっ?」

さまようよろい「もしかすると、状況が変われば意見を変えてしまうんじゃないかって」

さまようよろい「すぐに反撃もできたが、倒れたフリをしてしまった」

賢者「さまようよろいさん……」

さまようよろい「人に言われたからって不安が生じるとは、私もまだまだなようだ」ハハハ

さまようよろい「だがおかげで君の事を信じれそうだ」

賢者「ありがとうございます」

戦士「くっさwwwなんだこれwwwww香ばしすぎwwww」

さまようよろい「もう一度聞く、協力はしてくれないのだな」

戦士「しつけぇんだよwww罪人が共存なんてできるわけねぇだろうがwww」

さまようよろい「罪を悔い改めればいい」

賢者「そうです、ちゃんと法に乗っ取って裁いてもらえれば」

戦士「俺らが人間潰しゃ関係ねーんだよ法なんてよwwwww」

戦士「行けお前ら!!」

ウェーイwwwwウェーイwwww

さまようよろい「数が多いな」チャキ

賢者「私も、闘います」

さまようよろい「賢者殿、その言葉しかと聞いたぞ」

トロルキング「くらえwwwww」シュッ

さまようよろい「」ガッ

トロルキング「盾で防いだかwwwwほらほら、うしろうしろwww」

ソードイド「チーッスwwwwwwwwwww」

さまようよろい「」カキン

マドハンド「足掴んだッたwwwwwwww」

エリミネーター「くっはははははwwww死ねボケwwww」ガンッ

さまようよろい「」

わらいぶくろ「ぶひゃひゃひゃwwwwwうぇwwwwww」

ドラゴン「さすがにリンチされちゃかなわねぇよなwwwwww」ブフォー

マドハンド「ちょwwwあwwwつwwっうぃwwwwww」

わらいぶくろ「ぎゃははははははwwwうぇwwwゲホッ!ゲホッゲホッ!」

わらいぶくろ「わははははははははwwwwwwwwww」

トロルキング「こいつ笑ってしかいねぇwwwwwww」

ソードイド「役立たずwwwwwwww」

賢者「さまようよろいさん!」

さまようよろい「」ビュン!

ドガバキッドゴッ

さまようよろい「群れることしかできないのか」

ソードイド「こいつ、抑えられてたのに全部払いのけやがった」

さまようよろい「賢者殿、私の事は気にするな」

さまようよろい「立ち止っては、夢は夢で終わってしまうぞ」

賢者「は、はい!」

ソードイド「隙アリwwwwww」シュバッ

カキンカキンカキン

さまようよろい「ふん、貴様は学習をしないな」

ソードイド「止まるな止まるな!やっちまえwwww」

ウェーイwwwwウェーイwwwwww

さまようよろい「どれだけ来ようが同じだ」

カキンコンカキン

スライムベス「おい戦士!一向に戦況よくならねぇぞ!」

戦士「ヴぁーかwwwwあいつ殺すのは簡単さwwww」

賢者「キャーーーー!」

スライムベス「なるほど、人質かwwwwww」

戦士「お人好しのあいつだぜ?ww単純ながら一番効くじゃねぇかwwww」

バシュッバシュッ

トロルキング「おいwwwwこいつがどうなってもええんかいwwww」

バシュバシュッ

ソードイド「おーいwww聞こえてますかー?www人質とられt」

バシューッ!

ソードイド「がーーーっ!腕がぁっ!!」

戦士「は?」

スライムベス「あいつ耳聞こえなくなったのかよwwwwww」

戦士「エリミネーター手加減しろやお前wwww」

さまようよろい「」バシュッ

スライムベスはたおれた

戦士「ひっ!?」

さまようよろい「どうした?」

戦士「お、おい、トロルキング、そいつの腕折ってやれwww」

トロルキング「おっけーwwww」グググ

賢者「がぁああ!!あーーっ!!」

賢者「私の事はいいです!かまわないでください!」

戦士「なーにつよがってんだよwwwww」

戦士「ほーら、愛しの賢者さんの腕が折れちゃいますよーwwww」

マドハンド「クズかおのれはwwwww」

バシュッ

戦士「へっ?」

ボトッ

マドハンド「ひっ、腕が」

戦士「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!てんめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

さまようよろい「首か?次は」

トロルキング「戦士!」

戦士「もうそいつの首もぎ取れトロルキング!」

トロルキング「えっ」

さまようよろい「」キッ

戦士「(な、なんだよ、人質とられてんだぞこいつ)」

バシュッ

戦士「があっ!!」

戦士「(それなのに、なんで俺しか見てないんだよ!!)」

さまようよろい「貴様は魔物を統率できている、だから協力してくれれば頼もしかったのだが」

戦士「べ、別に統率してたわけじゃねぇ、ただつるんでいただけだ」

スカルゴン「戦士……」

さまようよろい「そうか、それは失礼した」

さまようよろい「だがどちらにしても、反発すれば脅威」

さまようよろい「残念だが、お別れだ」スッ

戦士「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ガッ

スカルゴン「おい!早く行け!」

戦士「ひぃぃっ!」ダダダダッ

ニゲタゾアイツ……ザワザワ

さまようよろい「なんだ、助けられたというのに情のない奴だ」

スカルゴン「あいつはそういう奴だ」

さまようよろい「あんな奴の何がいいのだ」

スカルゴン「一緒にいて楽しかったのさ」

さまようよろい「そうか……」

スカルゴン「事を荒立てているのはお前の方なんじゃないのか?」

さまようよろい「どういうことだ?」

スカルゴン「人間を抑圧し、魔物たちの社会を作る」

スカルゴン「これですべて落ち着くはずだったのに」

さまようよろい「それがダメなのだ、人間と交流できなければな」

スカルゴン「おいトロルキング、そいつの首を絞めちまえ」

トロルキング「お、おう」グググ

賢者「ぐえっ……」

スカルゴン「何だ、人間と交流を深めたいとか言って」

スカルゴン「その人間が首を絞められているというのに激昂すらしないようじゃないか」

さまようよろい「……」

スカルゴン「……もういいトロルキング」

賢者「がはっ!ごほっごほっ!」

さまようよろい「もし私があの時賢者殿のために立ち止っていたならば」

さまようよろい「賢者殿の夢は叶わずにいた、だから私は止まらなかったのだ」

賢者「さまようよろい……さん」

賢者「(そこまで本気になってくれてるなんて)」

スカルゴン「けっ、変なところで魔物っぽいよな」

スカルゴン「人間はもっと感情的だぜ」

さまようよろい「ふん、私は私だ」

さまようよろい「それで、まだやる気なのか?」

スカルゴン「やる気ならな」

さまようよろい「……」

ホイミスライム「やめろ、さまようよろい」

さまようよろい「ホイミスライム」

ホイミスライム「何も同胞同士で争う必要はない」

ホイミスライム「哀れじゃないか」

さまようよろい「ふむ」

スカルゴン「……まぁたしかに、アホらしいぜ」

ソードイド「でもよぉ、すれ違ってんだから仕方ねぇじゃねぇかよ」

ホイミスライム「もう一度、話し合おうよ」

ホイミスライム「このままじゃどっちも悲惨な運命を辿るさ」

ホイミスライム「さっきの乱闘でお互いわかっただろう」

ホイミスライム「ケガしてるやつの手当だってしてーし」

スカルゴン「そーだな、とりあえずはそうすっか休戦だ休戦」

トロルキング「けっ、ほらよ」ドガッ

賢者「きゃっ!」

トロルキング「たしかに、争うのはこっちが怪我するだけだしヤダわ」

賢者「みなさん……」

さまようよろい「戦士はどうするのだ?」

スカルゴン「さぁ……な、もうどっかで野垂れ死んでるんじゃないのか」

さまようよろい「随分冷たいな」

スカルゴン「仕方ねぇさ、逃げる選択をしちまったんだから」

スカルゴン「どうせなら、今いる奴らで話をしよう」

スカルゴン「あいつがいないほうがお前的にはいいんじゃないか」

さまようよろい「ふむ……」

賢者「戦士さん……」

戦士「ちくしょ……どこの森だよここ」

戦士「なんで、なんでこんなことに……」

戦士「いてぇ、いてぇよぉ……」

ザッザッ

戦士「ひっ!?」

戦士「お、お前は!?」

ガヤガヤ

スカルゴン「人と仲良くする、ね」

マドハンド「そんな馴れ合いみたいな事したくねぇよなぁwwww」

さまようよろい「戦士とは仲良くできていたじゃないか」

マドハンド「そりゃお前wwww」

スカルゴン「あいつ心がモンスターだったからな」

さまようよろい「可能性はあると思うんだ」

マドハンド「そうかねー?」

さまようよろい「まともに戦士以外の人間と話したことはあるか?」

スカルゴン「ねぇなぁ」

トロルキング「ヤッたことはあるぞ」

マドハンド「そーいう話じゃねぇから」

さまようよろい「一旦賢者殿と話でもしたらどうだ?」

ハァーーー!?

さまようよろい「まずは共感を得たい」

さまようよろい「気に入らなければ、また談義でもすればいい」

トロルキング「まぁどうせ反発してもラチあかねぇしなぁ」

くさったしたいB「納得いかねーなぁ!!」

マドハンド「もちつけwwwww」

賢者「ベホイミ」ポワー

ソードイド「けっ、治療なんて別に頼んじゃいないがな」

賢者「うごかないでください」

ソードイド「……おめー、よく敵の治療なんてできるな?」

ソードイド「仕方なくやってんのか?そりゃあの根暗鎧こえーもんなー」

賢者「いえ」

賢者「あなたと、もっとお話がしたいんです」

ソードイド「はぁ?」

賢者「最初、私魔物って怖いだけのものだと思ってました」

ソードイド「なーんだ?今は怖くねーってのかよ?ったく舐められたもんだぜ」

賢者「いえいえ、そういうことじゃなくって!」

賢者「思ったより、人間に似ているんだなって、そう思ったんです」

ソードイド「似ているだぁ?人間にぃ?」

賢者「はい」

賢者「私兄がいるんですけど、それがもう荒っぽかったんです」

賢者「人に暴力を振ったり、仕事もせず賭け事に没頭したり」

賢者「みんなが信用できないって」

賢者「けれど、家族には優しくしてくれました」

ソードイド「よくわかんねぇやつだな」

賢者「自分の味方だと思える人以外は、怖かったんじゃないかなーって」

賢者「知らない間に、線引きをしてたんじゃないかと」

賢者「ですが、一人、友人ができて」

賢者「その友人が他の友人を連れて来て」

賢者「兄は他人と深く関わるようになりました」

賢者「人ってよくわからないから怖いって言ってましたけど」

賢者「いろんな人と気兼ねなく話せるようになってからそんなことも言わなくなりました」

ソードイド「ふーん……」

賢者「人間と魔物も、お互い勝手に敵だと思い込んでる」

賢者「だから話さずに相手を傷つけて自分たちの輪を守ろうとする」

賢者「私も、さまようよろいさんと出会うまでそういう感じだったんです」

賢者「けど不思議なもので話せば」

賢者「魔物たちの印象もがらりと変わってしまって」

ソードイド「単純なヤローだな」

ソードイド「……まぁ戦士とつるんでる時はたしかに」

ソードイド「人間も悪くねぇのかもなって思ったこともあらぁ」

ソードイド「けど、あいつは魔物に似てるからだって」

賢者「いいえ」

賢者「戦士さんは、人間らしいです」ニコッ

ソードイド「はぁ?何が笑顔で」

ソードイド「戦士さんは、人間らしいです☆だよwwww」

賢者「わ、笑わないでくださいよぅ!」

賢者「戦士さんも、何かトラブルがあったんだと思います」

賢者「だから、一緒にその問題を解決すれば、きっと共存の事もわかってくれます」

ソードイド「たしかに、じゃなきゃ同族に対してあんなにひねくれねーよなー」

ソードイド「でもよー、あいつもう生きてるかどうかもわかんねーぞ」

賢者「生きてますよ、きっと」

ソードイド「本当、お前裏切られたのにえらく戦士の事をもちあげるねーw」

賢者「戦士さんとも、仲良くしたいですから」

賢者「酷いことをされたから、相手に復讐する」

賢者「それではダメです」

賢者「こういうのは、どちらかが手を差し伸べなければおさまらないんですよ」ニコッ

ソードイド「けっ、くっせー」

賢者「す、すいません、勝手なことをベラベラと」

ソードイド「共存なんて、スリルも興奮もなくて面白くなさそうだ」

ソードイド「けど……食わず嫌いは、いかんわな」

賢者「はい?なんていいました?」

ソードイド「うっせぇ!死んじまえボケ!」

賢者「えぇ!?」

トロルキング「なんだ、賑やかだな」

マドハンド「あれぇ?ソードイド人間と話してるー?」

ソードイド「ちげぇよ、こいつ独り言が趣味なんだとよwwww」

トロルキング「くれぇ奴だなwwww」

賢者「ち、ちがいますよー!」

トロルキング「おい、賢者」

賢者「なんですか……?」

トロルキング「俺らの事恨んでるのか?」

賢者「何とも思ってないと言えば嘘になります」

賢者「ですが、関わりたくないとか、そういうんじゃないです」

賢者「拒んでいては、前に進めませんし」

ソードイド「こいつくっせぇだろwwwww」ワシワシ

賢者「ちょっ!髪が乱れちゃうじゃないですか!!」

トロルキング「そうだなwwww」

トロルキング「お前らがどこまでやるか見てやるよ」

トロルキング「こちとらもう負けてるようなもんだ、好きにしやがれ」

トロルキング「親玉気取りも、逃げちまったしなぁ……」

賢者「トロルキングさん……」

マドハンド「あいつどうなっちまったんだろうなぁ?」

トロルキング「さぁな」

マタンゴ「そういう奴だったじゃん?別に驚くほどのことじゃねーさ」

トロルキング「けっ、どうせまたノコノコ戻ってくるさ」

マドハンド「ゴキブリみたいな奴だもんなwwww」

トロルキング「そーだそーだwwだから気にスンナお前らwwww」

トロルキング「(寂しがるなんて、俺の柄じゃねー、よな)」

戦士「助かったぜ」

戦士「まさかお前捨てられたのに生きてたとはwwwww」

戦士「それでよーwwこのロープなに?wwなんかのプレイwwwほどいてくんね?」

バキッ

戦士「ぐはっ!!」

戦士「何すんだこのアマ!!」

バキッドゴッ

戦士「ぐおぉ……」

僧侶「どうかしら?気分は」

戦士「最悪だ」

僧侶「あなた、あの薄汚い仲間たちは?」

僧侶「もしかしてwwww見捨てられたの?wwwww」

戦士「ち、ちげぇよ!!」

バキッ

僧侶「いちいち吠えないでくれる?」

戦士「お前、俺に相当恨みを買ってるはずだな?」

僧侶「そうよ」

戦士「なら何故助けた?」

僧侶「あなたを使おうと思ってね」

戦士「使う?どういう事だ」

僧侶「この世界を滅ぼすための道具として」

戦士「はぁ!?何いってんだお前!!」

僧侶「あなた魔王と面識があるのでしょう?案内しなさいよ」

僧侶「話をするから」

戦士「っざけんな!」

バキッドゴッバキッ

僧侶「元々あなたが生んだ火種じゃない、バカなの?」

僧侶「もう憎くて憎くて仕方ないわよ」

僧侶「あなたも魔物も人間も」

僧侶「こんな腐った世界壊してやりたいの」

僧侶「魔王と手を組んでね

戦士「けっ、女ってのはとことん楽観的だな、そう上手く行くかよwwww」

バキッ

僧侶「別に、死ぬまであなたをじっくり拷問してもいいのよ」

戦士「ひっ!」

僧侶「さぁ案内なさい、知っているんでしょう」

戦士「(ちくしょう……運が悪いぜ、まさか生きてるとは)」

戦士「(とうとうツケがまわってきたかよ……)」

一方、魔王城でわ

魔王「よく寝たぞい」

側近「魔王様、現状についての報告にあがりました」

魔王「うむ、述べよ」

側近「人間の領土のほとんどを征服いたしました」

魔王「うむ、順調のようだな」

側近「それは問題ないのですが、最近ある者の動きが目立ちます」

魔王「む?というと」

側近「さまようよろいです」

側近「勇者一行の生き残りがいたようで、手を組んでいるようでして」

側近「なんでも、平和条約を結ばせるために魔王様を説得したいだとか」

魔王「平和だと?戦いに負けてもいないのにそんな話呑み込めるわけなかろう」

側近「ですが、いずれこちらへ来るかと……」

魔王「ふむ、厄介じゃの」

魔王「あいつは強い、この私でも手を煩わせるだろう」

側近「どうしますか?」

魔王「様子を随時見張るようにして、それを定期的に報告をしろ」

側近「わかりました」

側近「それとあと一人魔王様に会いたいと言ってる者が……」

魔王「誰だ」

側近「戦士です」

魔王「戦士……あぁ、そういえばそんな奴がいたな」

魔王「なんでも人間を裏切って陥れようなどと戯言を抜かしておった阿呆か」

魔王「珍妙で面白かったから泳がせておった」ワハハ

魔王「遊びのつもりで期待はしてなかったが脅威である勇者を倒したのは大きい功績じゃの」

側近「ですがさまようよろいに傷を負わされ、単独で行動をしているようです」

魔王「なんだ、つまりこっちに助けでも求めているのか?」

側近「あ、ですが戦士によると僧侶が会いたいといっておられるようです」

魔王「僧侶ぉ?死んだのではなかったのか」

側近「生きていたようです」

魔王「なんだ、一行は勇者以外死んでいないということではないか!!」

側近「ですがこの僧侶、こちら側に加担しようとしているらしいです」

魔王「はぁ?一体どういう事じゃ」

側近「わかりません、精神的ダメージから錯乱状態に陥ってるのではないでしょうか」

魔王「ふん……何にせよたいした害にはなるまい、時間をとってやろうではないか」

側近「いいのですか?」

魔王「どうせ勇者は死に、脅威ではない」

魔王「悪魔に力でも借りなければ、人類は我々には勝てまい」ハハハ

側近「ふふ、悪魔は貴方ではないですか」

魔王「ククク」

魔王「だが油断は禁物、異分子は徹底的に消す」

魔王「戦士たちをここに連れてくるよう魔物たちに命じろ」

側近「御意」

一方、賢者さん一行(?)は。

フロッガー「なーんか最近さ、ラインめっちゃ荒れてるゲコ」

スカルゴン「戦士とさまようよろいの話で持ち切りだろ?」

フロッガー「そうゲコ、戦士なんてまた裏切ったのかとか散々言われてるし」

フロッガー「さまようよろいも偽善者やら反逆者やら……」

スカルゴン「当事者じゃない奴らが勝手に騒いでるんだよなぁ、ったく迷惑な話だぜ」

フロッガー「賢者が生きてたことも話題ゲコ、もう話がごちゃごちゃになってわけわかんなくなってるゲコ」

フロッガー「どれもこれもさまようよろいと賢者が悪いんだゲコ」

フロッガー「みんなも同じ気持ちゲコ?やっぱあいつら陥れる方法考えるゲコ」

フロッガー「共存なんてクソくらえゲコ!今こそ魔物たちが結束して…」

スカルゴン「んー、お前の思ってるようには行かない…かも」

フロッガー「どういう事だゲコ?」

スカルゴン「あれを見てみな」チョイチョイ

フロッガー「ん?」

ミイラおとこ「オラ賢者!何やってんだテメェはよぉ!!」

賢者「花の王冠を、作ってるんですよ~♪」チクチク

ミイラおとこ「はぁ?wwww花で王冠とかできるわけねぇじゃねぇかwwwww」

ミイラおとこ「お花畑は頭だけに留めとけっ……」

賢者「できました!」

ミイラおとこ「うわすげっ!うわ、すっげ!!マジで王冠じゃねぇか!!」

賢者「すごいでしょう?王冠に素材は関係ないのです」フンス

ミイラおとこ「え、何?こんなん考えるとかお前職業デザイナーか何かなのか!?」

賢者「いえ…賢者ですけど」

ミイラおとこ「感動wwww感動したわwwwwww」

マドハンド「他にもなんか作れんの?」

賢者「えーっと、首飾りとか腕輪も作れますよ」

マタンゴ「結構多才だな」

賢者「えへへ……そうですかね」

ソードイド「調子のんな雌豚」

賢者「えぇ……?」

賢者「あ、よかったら作ったものをみなさんにあげたいです」

ソードイド「はぁ?」

マドハンド「お前これかぶってみろよwwwwwww」

ソードイド「ちょっ、やめろ!」

わらいぶくろ「ぶひゃひゃひゃひゃwwwwww」

マドハンド「骸骨に花とか最悪の組み合わせじゃねぇかwwwwwww」

マタンゴ「ダセェ」

ミイラおとこ「クソにも劣る」

ソードイド「なんだ賢者、こりゃ密かな復讐か?」ピキピキ

賢者「いえいえいえいえ!そんなつもりは決して!」

フロッガー「なんじゃありゃ……」

スカルゴン「最近すごい仲がいいようだな」

フロッガー「あいつらあんな反対してたくせに、手のひら返し早すぎだろ」

スカルゴン「ふむ」

フロッガー「どうしたゲコ?」

スカルゴン「いやな、どうしてさまようよろいが動き始めたのか、その理由がわかったような気がしてな」

フロッガー「?」

ホイミスライム「そうだな、俺もびっくりしたぜ」

スカルゴン「ホイミスライムか、そういやお前あいつと昔からの友だったな」

ホイミスライム「あぁそうさ」

ホイミスライム「あいつは昔から人間と仲良くしたいって言ってた」

ホイミスライム「でも、行動にはあらわさなかった」

フロッガー「ビビってたゲコ?やっぱ上には上がいるから?今回は吹っ切れたゲコ?」

ホイミスライム「いいや……、あいつは今も昔もすごく強いさ」

ホイミスライム「でも言ってたんだ、たとえ力で抑えつけて理想を手に入れたとしても」

ホイミスライム「それはただの偽りの平和、求めたものにはなりえないと」

スカルゴン「傷つけるだけで終わると?」

ホイミスライム「賢者があいつを決心させたと思うよ」

ホイミスライム「癪だけど、賢者は相手と打ち解ける能力がある」

ホイミスライム「正論、力をぶつけ黙らせるんじゃなく、調和をとろうとする、することができる」

ホイミスライム「自分にないものを、さまようよろいは賢者に見出した」

スカルゴン「そこで、立ち上がったのか、なるほどねぇ」

フロッガー「でもよぉ、賢者って敵意むき出しだったじゃねぇかよぉ」

フロッガー「いきなり変わっても受け入れらんねぇ、やっぱり人間ってやつぁ……」

ホイミスライム「変わったんじゃなく、成長したんだよ」

フロッガー「成長だぁ?」

ホイミスライム「うん、人間は自分を見つめなおして成長するらしいから」

スカルゴン「くく、言い方もあるもんだな」

フロッガー「けっ、詭弁ゲコ、単に根暗の都合にあわせてるだけゲコよ」

フロッガー「お前やけに持ち上げるな?友故か?」

ホイミスライム「大体わかるだけさ、だけど同意はしてないし納得だってしていない」

スカルゴン「ほう?」

ホイミスライム「あいつには壁が残ってる、これまでにない大きな障害」

スカルゴン「まぁたしかに……」

ホイミスライム「だから俺は絶対あいつを止めるつもりさ」

ホイミスライム「あのまま進んだら確実に壊れてしまう」

ホイミスライム「本当の友達だと思ってるから、あいつに協力しない」

ホイミスライム「……じゃあ、俺は行くから」

フロッガー「んだよあいつ、さまようよろい側と思ったけど違うのか」

スカルゴン「よかったじゃねぇか、お前と方向性は似てて」

フロッガー「けっ、あんなクラゲと同じでも嬉しくねぇよ」

さまようよろい「」ザッザッ

さまようよろい「」キョロキョロ

さまようよろい「む?」

さまようよろい「木に縄を縛った痕」

さまようよろい「更には足跡がここで途切れている」

さまようよろい「……」

さまようよろい「もしや、あいつは生きてるやもしれぬ」

フロッガー「あーあ、こんな生ぬるいの性に合わないゲコ」

フロッガー「前みたいに派手にやりたいゲコなぁ」

フロッガー「戦士とまた……」

スカルゴン「空しくなるだけだぞ、そんなこと考えても」

スカルゴン「今は羽虫と仲良くしてるかもしんねぇんだし」

フロッガー「わかってらぁ、ちょっと文句垂れただけだろうがゲコ」

トロルキング「ちょっwwww賢者wwwこの王にも王冠を授けよwwwwww」ブヒブヒ

フロッガー「あぁあいつ……ウッゼぇ……死ねばいいのに」

一方戦士たち

戦士「ぐえっ!」

僧侶「ちゃんとコンタクトはとったんでしょうね?」

戦士「取ったさ!これ見てみろよ!」

僧侶「本当に、魔物がこんな技術を生み出してるとは思わなかったわ」

戦士「それそろそろ返してくれよ……」

僧侶「いやよwwwwwwwwwww」

戦士「返せよ!!」

僧侶「うるさい!!」ドゴッ

戦士「ぐおっ!」

僧侶「まだ上下関係をわきまえていないようね」

僧侶「……よく考えたらこのアイテムがあればあんたなんていらないのかもね」

戦士「なっ…」

僧侶「殺してしまいましょうか……」

戦士「や、やめてくれ!死にたくない死にたくない!!」

僧侶「あはは!wwwwww本当死に際の人間って面白い顔するのねwwwww」

戦士「(こんな女に殺されるなんてまっぴらごめんだ……)」

僧侶「ちょっと寄り道するわよ」

戦士「え?」

戦士「そういやここなんか見た事あるなぁ……」

僧侶「大教会近くよ」

戦士「え、そんなところに何の御用で……」

僧侶「今日は教徒と信者が礼拝に参る日……」

戦士「へ?」

僧侶「私をこの旅に指名した神父を私のこの手で葬ってやるのよ」

僧侶「あの爺が事の発端なのよ……あいつさえいなければ」

戦士「(なんかめんどくせぇことになってきたな、はぁ)」ポリポリ

僧侶「行くわよ」

戦士「は、は~いただいまー」

衛兵「む」

衛兵「おぉ、僧侶殿ではないか!」

信者A「本当か?まだ旅のお途中と聞いておったが」

衛兵「戦士殿も一緒ですか」

戦士「チィ~っす…」

衛兵「いやぁ、ここへ来たということは神父に何か用でも?」

信者A「そういえば賢者様と勇者様は?」

僧侶「勇者……フフ、会いたいのかしら?」

衛兵「ええ?まぁそれはご無事を確認できれば何よりですし……」

僧侶「なら連れてってあげるわよ……」

衛兵「え?」

大教会

神父「おぉ神よ……この世界に平和と祝福を」

教徒「大変ですぞ神父!」

神父「礼拝中であるぞ、静粛に」

教徒「何者かに門近くの衛兵が殺されました!」

神父「何、魔物か……?まさかもう聖水の力に限界が」

巫女「慌てる事はありません、常信ずる者は神のご加護の元、救われます」

僧侶「あら、本当?じゃあこいつは信仰が足りなかったというわけねwwwwwwwww」

信者A[」ドサッ

神父「そ、僧侶……」

僧侶「ごきげんよう神父、魔王討伐の任務へ私を選抜してくれたこと感謝します」

神父「あ、あぁ礼には及ばん……、お前は優秀だったからな」

神父「今もお前の健闘を祈っていたところだ」

僧侶「あらそうですか」

神父「今は魔王の進行が広範囲まで渡り、人が住めるところはなくなってきておる」

神父「この大教会も時期に避難所になる予定となっているくらいなのじゃ」

神父「だから勇者様と結束し、邪悪なる魔王の……」

僧侶「勇者なら死んだわよwwwwwwwwwwwwwwwwこいつのせいでね」ドゴッ

戦士「ゲフッ!!」

ザワザワ……ユウシャサマガシンダダト!?

神父「戦士殿……たしかあなたは勇者殿と行動を共にされていたはず」

神父「一体どういう事だ?」

僧侶「こいつが裏切ったのよ、魔物とグルになって勇者の首を斬り落とした」

教徒「何!われらの希望を断ち切ったというのか!!」

ザワザワ

信者B「許せねぇ!そいつを処刑しろ!!」

信者C「一発殴らねぇと気が済まねぇ!!」

僧侶「ザラキ」

信者C「」ドサッ

信者B「ひっ!?」

僧侶「うるさいのよ」

神父「そ、僧侶お前何を……」

僧侶「言っておくけど、こいつをここに連れてきたかったわけじゃない」

僧侶「神父、貴方を殺しに来たのよ……」

神父「なっ」

神父「侵入者と言うのは、やはりお前だったのか……」フラッ

教徒「しっかりしてください教徒!」

神父「犠牲者が出たことにより、精神に障害が出てしまったのだろう……」

神父「人間は脆い…、追いつめられると自分の意志と反することをしてしまうものじゃ」

神父「おぉ僧侶よ、聖職者としての志をどうかとり戻したまえ……」

僧侶「聖職者の志ぃ?」

僧侶「仲間に裏切られ、挙句性暴行を魔物に受けて正常でいろってこと!?」

僧侶「ふざけんじゃないわよ!!他人事だと思って!」

僧侶「聖職者どころかもう殺人まで犯し、堕ちるところまで堕ちてしまってもうただのケダモノよ!!」

巫女「落ち着きなさい」

僧侶「何よ!!」

神父「巫女殿……」

巫女「ここは私にまかせて下がっていなさい……」

信者一同「さすが巫女様だ……もっとも神に近い存在である巫女様は
     救われないものもきっと救ってくださる……」

僧侶「ずっと祭壇に飾られて生きていただけのあんたに何がわかるっていうのよ!」

巫女「あなたの気持ちはわかります、私は神の御声をいつも耳にしていますから」

巫女「神は人の精神から生まれし完全なる存在、理想であり、世界であり、希望である」

巫女「人は神の親であり、人は神の子である」

巫女「皆の精神を統べるものは神、いつでも私達を見守ってくださっている」

巫女「ですから神も貴方の事をいつも話してくださっています……」

僧侶「へぇ?それで神はなんていってくれてんの?wwwwwwwww」

巫女「貴方は心優しい人間であると……、神父の言う通り自分の意志に反し行動している」

僧侶「わかったような口聞いて……」

僧侶「この温室育ちがぁぁぁぁぁぁ!!」

僧侶「ザラキ!!」

シュイイイイイイン

巫女「効きません……」

僧侶「なっ、バギクロス!!」

巫女「魔法を統べるのもまた神……神が想えば魔法は無力と化すのです」シュイイン

僧侶「なんでなんで!!」

僧侶「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブンッ

パシッ

巫女「落ち着きなさい、神の使徒である僧侶よ」ギュッ

僧侶「は、離せ!!」

巫女「貴方は今私に牙を向けましたね」

僧侶「何よ!!だったらなんだってのよ!!」

巫女「もしあなたが神に愛されていなければ、貴方は神の鉄槌のもとに塵と化していたでしょう」

巫女「ですが、神は貴方を愛していた……だから反撃をしなかった」

僧侶「愛していたってんなら……なんで助けてくれなかったのよ」

巫女「神が個人の感情や使命を受け持っていては、個人が個人である必要がない」

巫女「神は、貴方が貴方であることを尊重した、だからこそあなたをこの世界に放したのです」

巫女「だが時に世界の厳しさに打ちひしがれて立ち上がれなくなる者や錯乱するものがいる」

巫女「それは仕方のない事、心を持つ者の宿命……」

巫女「そんな時、神はそのような者たちを抱きしめられないことを悔やんだ……神は人と触れ合えない」

巫女「完全であって不完全な存在……」

巫女「そして生み出されたものが神の代弁者、器である巫女の私」

巫女「こうして神の意志を継ぎ、抱きしめる事ができる」

巫女「辛かったであろう……」ナデナデ

僧侶「巫女……様、私は大変な罪を犯してしまいました」

巫女「気にするな、悔い改めれば赦される」

戦士「(おい……おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい)」

戦士「(冗談じゃねぇぜ……こんな奴がずっと大教会の中にいたってのかよ……)」

サスガミコサマダー!!ミコサマー!

神父「巫女様……私の可愛い弟子をお救いくださいありがとうございます」

巫女「私ではない、神の命だ」

教徒「巫女様がいればきっと私達人類は救われよう……」

僧侶「えっぐっ……ひっく……」ボロボロ

巫女「今までの悲しみを涙で流すよう努めよ、残った汚れは少しずつ浄化していくとよい」

信者D「僧侶は仕方あるまい、凄惨な出来事があったのだからな」

信者D「だがこいつはどうだ!僧侶の心を狂わせた発端であり我々の敵ではないか!!」

ザワザワ

神父「静粛に」

神父「戦士殿にも何か事情があるのかもしれない、見ろ、腕を切り落とされている」

神父「恐らく僧侶が治したであろうから傷口はふさがっているが、だがこれは悲惨な事実を語っているに違いない」

神父「話を聞いてから、公正に判断を下すべきだ」

巫女「その通りだ」

信者一同「まぁ巫女様がそうおっしゃるんであれば……なぁ?」

巫女「さぁ戦士よ、これまでの経緯を申してみよ」

戦士「」ブルブルブル

巫女「どうした、何を怯えておる?」

戦士「(来るな……来るなよ!!)」

戦士「ひぃぃぃぃ!!俺はもう逃げる!!おめーらだけで勝手にやってろ!!」

巫女「何故だ、何故逃げる……」

信者D「きっと聖なるものである巫女様の清さに、邪悪な者が怯えているのだろう」

ソウニチガイナイ……ザワザワ

神父「いらぬ憶測を立てるな、黙って見ておれ」

僧侶「(そういやおしゃべりのあいつが一言もしゃべらなかったのは……なんでだろ)」

戦士「お前……人間じゃねぇだろ」

巫女「?器は人間であるぞ、何を言うておるか」

戦士「うっせぇ!お前、なんか今まで見た中で一番やべぇ」

戦士「魔王や魔物よりドス黒ぇんだよ!!」

巫女「ふむ……相当精神のショックが大きいようじゃな」

戦士「あのよ……やべぇ気がして全然言えなかった」

戦士「みんな酔ってて、気付かなかったのか……」

巫女「何を言うておるんじゃ」

戦士「お前、なんでさっきから首逆に向いてるんだよ……」

巫女「ア」

巫女「マチガエタ」

神父「は?首が逆?」

僧侶「……嘘」

巫女「アー、ケンコウコツッテマエジャナカッタ?」

巫女「アハハ、サコツジャン……」

信者一同「巫女様の様子がおかしくないか……?」

巫女「手品じゃ、今から戻すから待っておれ」

ゴキボキゴキ

巫女「あ、首折れた」ブラン

僧侶「きゃああああああああああああ!!!」

巫女「お、おかしいナ、前は関節上手くまわせたのにネ」

戦士「やっぱ、悪魔だこいつ……ぜってーおかしい」

巫女「なぁ、少し頭を支えててくれないか?」

僧侶「いやぁ!」バキッ

巫女「あ、足折れた」

僧侶「あ、その、いや、ごめん、なさい」

巫女「体ダメになっちゃった……、アタラシイノサガサナキャ」

僧侶「え?」

ズシャ

僧侶「」

巫女「うーん、これは器じゃないなァ」

神父「う、嘘……だろう?これは、夢か……」

巫女「オマエハドウダ?」

信者D「ひっ!!」

ズシャ

巫女「サッキヨリダメジャナイカ」

教徒「ば、化け物、化け物だ!!!」

ギャーギャーワーワー

戦士「くそ、どけお前ら!!俺は逃げるんだよ!!」

信者D「これは罪ある者には贄となってもらおうという意味ですよね神様……」

信者D「信ずる者はすくわ」ザシュ

巫女「チガウ」

教徒「我々はこんなものを大教会に入れていたのか……!」

神父「神よ、我々をすくってください……おお神よ……」

ザシュザシュ

巫女「チガウ、ドレモウツワニフサワシクナイ」

戦士「はぁっ、はぁっ!!」

戦士「もう真っ暗じゃねぇか……はぁ」

戦士「ここまで逃げれば安心……」

僧侶「ちょっと待ちなさイ」

戦士「うわ、お前生き……」

僧侶「ウン、カロウジデイキテタ」ボロッ

戦士「うわあああああああああああああああああああああ!!!」

僧侶「アアダメダ、ハンパツサヨウがオコッテ」

僧侶「オマエ……巫女ト同じウツワのニオイガスルゾ」

戦士「ひっ……何するつもりだよ!!」

僧侶「オマエノカラダヲモラウ」

戦士「ぎゃああああああああああああ!!くんなっ!!くるなぁ!!!」

ボストロール「あれって、もしかして戦士じゃね?」

デスストーカー「やっと見つけたンゴwwwwww手間取らせやがってwwwwww」

ボストロール「おら、そこの!!」

戦士「……」

デスストーカー「おい、なんかこいつやばくねぇか?」

ボストロール「なにいってんだ?」

バキッ

ボストロール「あ」

デスストーカー「うわぁ!首がぁっ!!!」

ドス

デスストーカー「」

戦士「クク」

ここまでっす、遅れてすんません

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