幼馴染「にゃ~ん///」 男「猫かって」 (36)

幼馴染「にゃ~ん///」 男「猫かって」


俺には幼い頃から一緒にいる女の子がいる。

世間では幼馴染に分類されている女の子だ。

その女の子は......

幼馴染「ちょっと男!! 何時まで寝てるの!?」

男「んー。もう少し......」

幼馴染「もう......起きなさーい!!」バサァ

男「お、俺の布団がぁー!?」

少々、暴れん坊だ。


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幼「もう、起きないと学校遅れるでしょ!!」

しかしながら、ここで彼女の好きにさせてしまってはいけない。

男「お、おおおおお.........」

幼「な...何よ? そんな気持ち悪い声出して......」

男「俺の眠りを妨げる輩は......罰するべし!!」

反撃の狼煙をあげる。

幼「ひ!?」

俺は剥ぎ取られた布団を掴み、それを幼に巻きつける。

男「おらおらーーー!!」

幼「えぇ! ええーーー!?」

いきなりの猛攻撃になす術のない幼

幼「こ、こらぁ!! 離しなさいよ!!」

もがもがと暴れているが、やっぱりなす術がない幼

だが、パッと見るとこの拘束から逃げようとしているが

実のところの本音は......

幼「んー!! んー! ん......ん/// はう///」スンスン クンクン

男「ふ、ちょろいな」

俺の幼馴染は暴れん坊で

幼「お、男のおふとん....../// えへぇ///」

スゴイ匂いフェチだ。

きっかけ何て些細な事だった

幼が俺のシャツの匂いをクンクンしていた現場を見てしまったところからだ

男「......」

幼「ん/// ん〜/// ん......? はっ!?」ビクッ

幼にとっては見られたくない秘密だったようだが

男「お、おさ......」

幼「お、おとこぉ...違うのこれは......」オロオロ

俺にとっては密かに想いを寄せていた相手が、だけど俺に対して冷たい態度をとる幼が

幼「き、嫌いだなんて...言わないでぇ......」ポロポロ

幸せそうに俺のシャツの匂いをクンクンしている。そんな光景を見て

最高に嬉しかったりしていた

男「お、おお......幼ー!!」

幼「え......ふぇ///!?」

そんなこんなで現在進行形で、俺と幼は付き合い始めた

しかし

幼「こら!! ご飯はキチンと噛みなさい!」

幼「もうネクタイずれてる! しっかりしてよね!!」

幼「部屋はしっかり整理整頓よ! 散らかさないの!」

幼「また教科書忘れたの? ほんとダラしないんだから!!」

出てくる言葉はこの有様だ

だがこれは俺への気遣いだと分かっている

確かに俺の私生活はダラしない
そこに喝を入れてくれるのは感謝している

何より

幼「ふふーん///」クンクン

男「......そろそろ離れてはくれませんかね?」

幼「......え?」ウル

男「......あと五分な」

幼「えー、むー、じゃあ八分」

男「......十分でいいよ」

幼「!! へへ...///」ギュウ〜

こんな風にされると最高に嬉しくなってしまう

[猫]

幼は大の猫好きだ

幼「ああ!! 猫ぉ〜!!」

学校からの帰り道、偶然見つけた猫に走って行く

男「おいおいそんな走っていったら...」

猫「ふにゃー」

猫は自身に向かってくる幼を見るや逃げてしまう

幼「ああ...猫さん......あう」

男「そりゃそうなるよね...」

好きなのは分かるが、あれでは猫がびっくりして逃げてしまうだけだ

幼「男の時は逃げないのに...」ギロリ

男「八つ当たりはやめてくれ」


幼「私はどうして猫さんに嫌われてるの!?」

男「どう見たって幼が警戒させてるんだろ」

幼「男のときはすり寄ってくるじゃない!」

男「俺は警戒させないように考えて行動してるからだ」

家に到着するや幼との会議が始まった

議題は

幼「猫さんと仲良くしたい!!」

だそうだ

幼「そもそも、私が猫さんに嫌われてるのはどうして!」

男「いや幼が猫に走っていくから」

幼「もしかして私の匂いが嫌いなのかな...でもちゃんと香水つけてるし」

男「だからさぁ、幼がね」

幼「は! そうだ! その香水が猫さんには好ましくないんだ!」

男「おーい幼ー」

幼「そして男にはすり寄ってくる
つまり男の匂いが好き! つまり男の匂いをつければ......///」チラ

男「うん、下心丸出しってこういうことなんだろうね」

俺の彼女は発想が一般人より斜め上だった

幼「か、彼女なんだから良いでしょ?」

男「うーん......俺の話し聞いてくれなかったから駄目」

幼「なぁ...ちゃんと聴いてたもん!!」

男「じゃあなんて言ってた?」

幼「え...えっと......猫さん達の世間話?」

男「......」

惨敗である

男「全然違う」

幼「はう!?」

男「幼は永遠と猫に嫌われているといい」

幼「そ、そんなのやだー!」ギュウ

男「あ、こら離れろ」

幼「にゃあー! やだー!」スリスリ

男「はーなーれーろー」

幼「お、男の匂いー///」スンスン

男「........./// ああ、もう!! このやろー!!」ギュウ

幼「ふにゃ!? くるしぃよぉ...///」

男「可愛いよ!! 可愛いんだよー!!」

幼「んん/// 私もだーいすきー///」スリスリ

結局この日は幼をずっと抱きしめてた

翌日

猫「にゃーん」スリスリ

幼「にゃ......にゃーん!!///」

男「匂いなのか? 匂いだったのか...?」

猫とは謎の生き物だと勝手に思いました

多分また後で投下します!

おつ

幼馴染スレが多くてええのう

素晴らしい

良いぞぉ。幼馴染力がパネェぞぉ

期待

[学校]

幼友「幼ちゃんおはよー!」

幼「あ、幼友ちゃんおはよー!」

私は幼

幼友「あれれ? 今日は男君と一緒じゃないね〜? 喧嘩でもしたのかな?」

このポニテで一言多い女の子は私の友達

でもそれは私も同じ

幼「してないわよ。男は風邪をひいて休み」

幼友「ふむ、男君が風邪なんて珍しいね?」

幼「馬鹿でも風邪をひくってことね」

ほら、また余計な事を言ってしまう

幼友「ふふ、そんなこと少しも思ってないくせに〜」

幼「むぐ......分かってるくせに、イジワル......」

でもそれが本心でないことは、このポニテちゃんには分かっていた

だからこそ、こうして仲良くできている

そして男もその一人

私にとってすごく大切な人

いい匂いがする男の子

幼友「お見舞い......行くんでしょ?」

幼「ひ、一人じゃ寂しそうだから仕方なくよ!」

幼友「むふ〜、ホント大好きなんだね〜」

幼「幼友ちゃんのイジワル......」

はよ

男を好きになったのは小学生の時

運動会で転んで泣いていた私の

手をとってゴールまで一緒に走ってくれた

たったそれだけだけど

あの時の私には、手を差し伸べてくれた

男のことが、カッコ良く見えた

嬉しくて、優しく握ってくれて

あと良い匂いがした

幼「......っ///」

だから、風邪をひいてる男のお見舞いなんて

当然のこと

幼「お邪魔しまーす」ガチャ

あとは、男の匂いを嗅ぎたい

幼「男ー? 寝てるのー?」

シーン

幼「......部屋かな?」

トテトテ

幼「男ー?」ガチャ

男「......」スピー

幼「あ、寝てる......」

幼「............熱は、まだあるね。大丈夫?」

男「ん......すぅ」

幼「....../// 一回寝たら中々起きないもんね」ナデナデ

幼「......でも私が来たんだから起きなさいよぉ」

男「......クカッ」

幼「むぅ......起きなさーい」ワシャワシャ

男「......クカッ」

幼「......ホント起きないわね」

幼「....../// 起きないと...チュウしちゃうわよ///」

幼「お、起きない男が悪いんだから...///」

幼「男/// ん///」

チュ

幼「〜〜〜〜〜〜///!!」

幼「ん.........はぁ/// 男ぉ///」

幼「布団の中お邪魔しまーす......///」

モソモソ

幼「はうぅ/// 男の匂いが、
ん〜〜〜///」スリスリ

クンクン スンスン

幼「ふふ、ん/// ちゅる、ちゅぷ」

幼「起きるまで......良いよね?」

幼「へへ/// ん〜///」

ーーーーーー
ーーーー
ーー

男「ん......寝過ぎたか?」

男「......ん?」

幼「スピー、スピー」

男「お、幼!? なんで布団の中に......」

幼「んっ......にゃぁ...」スリスリ

男「......ふ、猫かって」ナデナデ

幼「ん///......」

男「よしよし」

早く書きやがれぇぇ!!!間に合わなくなっても知らんぞぉ!!!

すばらしい

あれぇ?

[猫は可愛い]



幼「猫になる」

男「......いや無理あるだろ。希望を見出すなら来世に期待してろ」

幼「違うわよ! そうじゃなくて......」

男「じゃなくて?」

幼「猫と同じように生活したら、猫と仲良くなれると思うわ!!」

男「それで猫の真似をすると?」

幼「そうよ! 男も手伝ってね?」

男「まぁいいけど、何をするの?」

幼「!! ......そうねまずは......」

〜え、それやるの?〜

〜だ、ダメ?〜

〜ダメじゃないけど......〜

〜じゃあ決まり!〜

〜うーむ〜

ーーーーーー
ーーーー
ーー

幼「にゃあ〜///」スリスリ

男「おーよしよし幼猫」ナデナデ

幼「男ー抱っこー!」ギュウ

男「たく、甘えん坊だなお前は」

幼「だって男いい匂いするんだもーん///」クンクン

男「そんなに好きなら一杯吸っとけ」

幼「んふ〜、ふにゃ〜///」ジー

男「ん? どした?」

幼「......///」モジモジ

男「?.........幼猫?」

幼「にゃんか身体があついよぉ...///」

男「.........幼猫」ギュウ

幼「ふに!? 男苦しっ......///」

男「俺もお前が欲しい」

幼「!!......お、おとこにゃら、良いよ///」

男「幼」

幼「おとこ......すーー」

ピピピピピピピピピッ!!!

幼「ふえ!?」

ーーーーーー
ーーーー
ーー

チュンチュン

幼「...............」チラ

6:00←時計の時刻

幼「...............夢」

幼「.....................」

幼「....................................」カァ〜///

幼「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!?///」

夢落ちでした

にゃんとこれは

にゃんだってーっ!?

そんな馬鹿な!乙!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月03日 (日) 16:54:06   ID: T9dm9tMF

良かったよ。

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