提督「黒い鎮守府」 (77)

ヤンデレ物

日常・純愛・修羅場でお送りします。

エロ・グロは無いと思う(悪くてもR-15)

亀更新の投稿

ヤンデレと書いてありますが、ヤンデレじゃないかも(汗)

読みにくい所(ヤンデレ特有の長文)あり


※艦娘が黒くなったり口調がガラッと変わるので苦手な方はバックするかページ閉じてください

汚い言葉も時々あるので見る方は注意を

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424282386

最近この鎮守府で変な噂があるらしい。

『ここの提督表情一つも変えなくて怖い。まるで機械みたい』

『他の鎮守府と違って艦娘が狂暴に見える。下手したら殺されそう』

『昼間なのに動いてる気配がない。ここって廃墟だったか?』

『出張で鎮守府に入った事あるけど胃が締め付けられる…誰かに見られてるようだ…』

『あそこに近づくのはやめとけ。一部の提督はショックで仕事に手がつかない程重症らしいぞ』

酷い噂だなぁ…誰がそんな話をしてるんだ。

艦娘達はこんなにも元気に接してるのにどこが狂暴なのか…みんな笑顔なのに

私は………どうだろうか?艦娘達には悪い所を言われてないが…。

提督「……………」

あっ!でも一つ分かる事があるな。

コンコン

??「司令官。邪魔するよ」ガチャ

提督「どうしたんだ?Верный」

Верный(以下響)「司令官。その名前はやめてくれないか?響で良いって言ってるだろ?」

提督「あぁごめんな。響には嫌な事だもんな…」

響「別に気にしてないよ。姿はこれでも司令官には響って言ってもらいたいだけ」ギュッ

提督「そうか…」ナデナデ

響「♪」

響「ねぇ司令官」

提督「なんだ響。そういえば何か用があるんだったな」

響「うん。実はね…」






響「   死   ん   で   ほ   し   い   ん   だ   」スチャ






最近艦娘達が物騒な物持って私の所に来るんだよなぁ…

提督「……………」

そう言うと響は服の中からサバイバルナイフを取り出した。

抱き合ってる体制の為すぐに首元を当てられる……のだが

提督「」ガシッ!

提督はすぐにサバイバルナイフを持ってる手首を掴んだ。まるで分かってたかのように

提督「響いい加減にしなさい。またいつもの悪い癖が出たのか」ギリギリ

響「だって提督がいけないんじゃないか」ギリギリ

響「私がソ連に言ってる間に他の女とイチャイチャしてるし戻ってきても私を一番に見てくれないじゃないか。私はソ連にいる時でも司令官を一番に思っていたよいや司令官の事しか考えていなかった。あっちでは調教と言う名の凌辱の毎日だった。どんな目にあっても司令官の事は忘れないでいたさ」ギリギリ

提督「………」ギリギリ

響「知ってるかい?終戦後私は練習艦Декабристとして第一線を引いたんだ。つまり御払い箱って事さДекабристになってからは更に凌辱が増していった。冷たい牢屋の中で日々犯される毎日気絶しても無理矢理起こされて永遠と苦しめられる快感私が人形と化しても壊れた機械のごとく続く行為一体いつまで続いたんだろうね」ギリギリ

提督「………」ギリギリ

響「御払い箱になった私はやっとの思いで司令官の元に帰ってこれた。戻ってきた時の顔を司令官は見ただろ?まるで死んだ人形みたいと思っただろう。あの時正直顔を見せたくなかったんだ。こんなボロボロの駆逐艦なんて必要ないんだ、呆れて別の駆逐艦に頼るんだと思っていた。でも司令官は私を見捨てないでくれた。体に傷がついていても優しく治療してくれた司令官に捧げるものなんて残ってないのに私を必要としてくれたソレナノニワタシハ」ギリギリ

提督「響」ギリギリ

響「一時期とはいえ私はВерный信頼できるという意味の艦娘なのに私は司令官を信頼してなかった司令官は響を信頼してくれてるのに私は!!」グググ…

そう言うとサバイバルナイフを持つ響の手は私ではなく響自身の心臓に尖端を向けた。

響「シレイカンハワタシヲシンライシテクレタワタシハシレイカンヲシンライシテナカッタシレイカンハワタシヲシンライシテクレタワタシハシレイカンヲシンライシテナカッタシレイカンハワタシヲシンライシテクレタワタシハシレイカンヲシンライシテナカッタシレイカンハワタシヲシンライシテクレタワタシハシレイカンヲシンライシテナカッタシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウ――――――」グググ…

提督「響止めなさい。響をソ連に行かせてしまった私も悪いんだ。」グググ…

響「フヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネ――――――」グググ…!!

また始まってしまった。響の悪い癖が

こうなると落ち着くまで抵抗するしかない……がある質問をすると響は不思議に止まる。

提督「なぁ響。今だけ答えてくれ私を…」グググ…!!






提督「  私  を  信  頼  し  て  る  か  ?  」




響「!!!」ピタッ カランカラン

響はさっきまで力んでいたサバイバルナイフを止めた。まるで時間が止まったかのように

すると響は持っていたサバイバルナイフを捨て提督に顔を向けた。そして…


響「信頼してるよ!!!響提督が大好きだもん!!!」

まるで子供のような口調で元気に大きな声で提督に話した。見た目は子供だが

提督「私も響を信頼してるよ。響が大好きだからね」

響「本当!!じゃあ早く結婚しようよ!響いつでも結婚する準備出来てるよ!あっ!ケッコンカッコカリはダメだよ!」

提督「そうだな響がもう少し大きくなってから本当に結婚しような」

響「大きくってどのくらい?提督と同じ高さになるまで?」

提督「そうだな…私がしゃがまなくても響の顔が見れるくらいまでかな」

響「むぅ…響絶対大きくなるもん。提督と一緒に暮らすもん」

しかし駆逐艦もとい艦娘が大きくなるケースはないらしい。

解体つまり普通の女の子になれば話は別なのだが元艦娘とは一緒に居られなくなる。

響は完全に私に依存している。だが放せばまたさっきと同じように自分自身を傷つけてしまう。

艦娘とはいえ中身は人間と変わらない。肉体は普通の女の子に戻っても心までは変わらないからだ。

つまり響はソ連の悪夢を死ぬまで忘れる事は出来ない。

それなら私と一緒に居て少しでも幸せな時間を作れたらいいのではないかと思っている。

少しずつ悪い夢を忘れてくれるように…

提督「なぁ響もし他の艦娘と結婚したらどうする?」

響「………………」


























響「 ソ ン ナ ノ ゼ ッ タ イ ユ ル サ ナ イ ヨ ? 」

書き溜め分終了 ヤンデレ書くのは難しい…

乙っす

メール欄がsageになってるけど、sage進行で行くの?

>>16
そうですね 苦手な方もいるでしょうし基本sage進行で行こうと思います(アニメもやってるので荒れるのは勘弁)

チマチマ書くので楽しみにしてる方は申し訳ないです

こんばんは寒い日が続きますね。
ある程度書けたので投稿します。

響「ごめんね司令官。また迷惑をかけたね」ギュッ

響が落ち着いた後さっきまで子供みたいだった時とは違いいつもの響に戻った。

提督「私は大丈夫だ。また嫌な夢でも見たのか?」ナデナデ

響「少しね。でも提督を顔を見たら安心したよ」

提督「そうか、それなら良かった」ナデナデ

響が司令室に用がある時のほとんどは過去のトラウマが関係してる。

長い監禁生活、奴隷のように使われた日々、体が限界に来ても止めなかった肉体改造…

響にとってこれらは全て夢であってほしいと思っている。いや私もそう思いたい。

響「さてと…落ち着いた所で失礼するよ」

提督「大丈夫か?まだ無理してないか?」

響「平気だよ。それにいつまでも甘えてちゃ迷惑をかけるからね」

提督「私は迷惑だと思ってないぞ。むしろいつでも歓迎するよ」

響「フフッ…司令官は優しいね。そういう所嫌いじゃない」

響(だからみんな司令官に寄り添うんだよ。そこが司令官の悪い所なんだ)

響(そういう自分も否定はしないけどね)

>>29
× 響「少しね。でも提督を顔を見たら安心したよ」

○ 響「少しね。でも司令官の顔を見たら安心したよ」

響が司令室を出て行った後また静寂が訪れた。

この鎮守府はほとんどの艦娘がいない。いやむしろ出て行ったという方が正しいか。

所属していた艦娘は別の鎮守府へ移動されたか、または普通の人間として解体されたかの二択だ。

いるとしたら問題の多い艦娘だけだろうか。今じゃ数える程しか所属していない。

外を見ても誰かが歩いてる様子何て分からない。見えるのは建物と海だけだ。

無音が続く中一日は過ぎていこうとしている。

何故こうなったのか自分でも分からない。

気づいたら艦娘達はどこかへ行った。

各提督達からは恐れられていた。

上官からは罵倒の嵐が続いた。

元帥からは職場から退く用勧められた。

周りからは悪い噂話が広まった。

そしてこの鎮守府は






『黒い鎮守府』と異名を付けられた。




コンコンコン

長い静寂の中ドアからノックが響いた。

提督「どうぞ」

??「司令官…失礼します…」ガチャ

提督「どうした弥生。何か用か?」

弥生「本日の…作戦結果を…報告しに来ました…」

提督「そういえば出撃命令を出してたな。報告は?」

弥生「はい。本日北方海域にて…キス島撤退作戦を実行。敵キス島包囲艦隊を…撃沈しました。駆逐艦弥生・文月・卯月は…異常なし。駆逐艦望月・長月・春雨は中破した為…入渠しています…」

提督「ご苦労さま。疲れただろう?今日はゆっくり休んでいいぞ」

弥生「はい。ありがとうございます…」

そう言うと弥生は私の元に近づいて来た。

弥生「司令官…失礼…します…」ギュッ

弥生は私の膝に座り正面から抱きついた。

提督「あぁ…お帰り弥生…」

弥生「ただいま…です…司令官…」

弥生は私がまだ新米提督だった頃からの長い付き合いだ。確か響の次に長かったかな。

困った時はいつの間にか現れて一緒に手伝ってくれたし、暇な時はこっちに来てお喋りしたものだ。

そんな弥生には悩みがあるようらしい。それは『笑顔』だ。

弥生は初めて着任した時もそうなのだが表情がほとんど変わらない。むしろ仏頂面な時が多い。

私が弥生に不機嫌なのか尋ねると弥生は『えっ?弥生……怒ってなんかないですよ?』と答える。

始めは何度か間違える事が多かった。

そんな事が多いせいか弥生は『すみません…表情硬くて…』と謝ってしまう事もあった。

私は『自分がきちんと把握してなかったのがいけない。これじゃ司令官失格だな』と同じように謝った。

それがきっかけなのか弥生は司令室に来てからお願いするよう頼まれた。

弥生『司令官……弥生…笑顔が欲しいんです……』

それからは毎日のように司令室に来ては笑顔の練習をした。

しかし中々改善する気配がなく諦めるしかないと思っていた。



そんなある日、弥生が大破しながらもMVPになった日があった。

立つのもやっとだった為倒れそうになった弥生を咄嗟に抱きしめた。

私は弥生を抱き抱え急いで入渠へ向かった。向かってる途中弥生は出撃報告を伝えたかったらしいが私は『後で良い。お前はきちんと休め』と力強く話した。

その時『司令官は……優しい…ですね……司令官……暖かい…です…』

微かにだが弥生は笑ってるように見えた。

その後元気になった弥生はMVPの報酬として

弥生『あの…その……抱きしめて貰って…いい…ですか?司令官に抱きしめられると…すごく……落ち着くんです…』

私はそれでいいのか?と尋ねたが弥生は肯定したので抱きしめてあげた。

すると弥生の表情はほんの少しだが柔らかくなり笑顔が見れたような気がした。

提督『弥生もしかして嬉しいか?』

そう聞くと弥生は顔を赤くして

弥生『えっ…と、えーっと…うれしい…かな』

以降弥生は『笑顔の練習です』と言っては私の元へ来て抱きしめる日が増えていった。

弥生「司令官……暖かい…です…」

提督「あぁ。今日もよくやったな弥生」

弥生「司令官に褒めて貰いたくて…今日も…頑張りました…」

提督「弥生はいつも頑張ってる。初めて会った時から私は知っているよ」

弥生「司令官…いつもみたいに頭をナデナデして下さい」

提督「うん。これでいいか?」ナデナデ

弥生「はい。司令官の手…暖かいです」

提督「弥生。嬉しそうな顔をしてるな」

弥生「本当ですか?あまり実感ないです…」

そんなやり取りが2人の間で長く続いた。











もう1人いる事も知らずに

今日はここまで 誤字出してすいません

ちなみにここで出た艦娘は出す予定です(駆逐艦しかいないのはお察し)

戦艦とか空母出したいけど現在は未定です

生存報告
お久しぶりです。放置長くてすいません
執筆は進めていますが、ヤンデレじゃなくなってるので現在修正中。近い内に上げようと思います。
完結は目指します。

提督「……………」ナデナデ

弥生「……?司令官?」

提督「誰だ。そこで盗み聞きしてる奴は入ってきなさい」

??「…………」

提督「はぁ…仕方ない。弥生すまないが離れてくれないか」

弥生「……分かりました」

提督「もう1度言うぞ。入ってきなさい」

??「…………」

提督「…………」

??「…………」

提督(仕方ない。こちらから動くか)ガチャ








プツンッ

提督「!」










バシャーン!

提督「…………」

卯月「でたっぴょん!うーちゃん参上でっす!」

卯月「よよよぉ?しれいかぁ~んどうしてずぶ濡れになってるぴょん?」

提督「卯月。今日も派手な悪戯をしてくれたな」

卯月「なんの事だぴょん?卯月今来たばかりだから分からないぴょん」

提督「そうか。卯月と会うときは何故か悪戯の罠に引っ掛かるんだが気のせいか」

卯月「気のせいだぴょん。だってう~ちゃん司令官に会う前に準備は必要だぴょん」

提督「卯月は女の子だもんな。身だしなみは意外にきちんとしてるし」

卯月「意外は余計だぴょん!卯月はいつもきちんとしてr『卯月…何してるの?』」

卯月「よよぉ?弥生いたのー?」

弥生「ついさっき司令官に用があって来た。それと司令官を困らせないで」

卯月「ぷぷぷwww弥生もしかして怒ってるぴょん?」

ピクッ 弥生「別に怒ってなんかないよ、怒ってなんか…」

卯月「弥生は司令官の事大好きだぴょんね~。怒ったら司令官に嫌われちゃうぴょん」

弥生「司令官の事は関係ないでしょう!それと司令官に悪戯した事謝って」

卯月「ぷっぷくぷぅ~!やっだぴょ~ん!あははは~」

弥生「ッ!……いい加減に!」

提督「はいはい。喧嘩はそこまでにしなさい弥生,卯月」

提督「お前達は出撃で疲れてるんだから無駄な争いはやめなさい。卯月は相手に煽ったりして艦隊の和を乱さない事」

卯月「むー…」プクー

弥生「!…すいませんでした……司令官……」

提督「で、卯月は何の用事で来たんだ」

卯月「別に用事はないぴょん。ただ最近司令官はうーちゃんの事構ってくれないし、他の艦娘達に付きっきりでつまらないぴょん…もっとうーちゃんと遊んでほしいぴょん…」

提督「!!す、すまないな卯月。お前の事嫌いになった訳じゃないから。今度から気をつける!」

卯月「本当?じゃあ後で卯月と遊んでほしいぴょん!」

提督「分かった。じゃあ一通り終わったら卯月と遊ぶから」

卯月「絶対ぴょん!嘘付いたら61cm四連装(酸素)魚雷を打ち込むぴょん!」

提督「すまないな弥生。卯月の悪戯に巻き込んで」

弥生「いえ…元々卯月がいけないんですし、それに同じ姉妹艦として司令官に迷惑をかけてしまいました。卯月に代わって謝ります」

提督「いいよ謝らなくて。卯月の悪戯も慣れたし、それに卯月の事きちんと分かってやれなかったのにも提督として責任がある」

提督「それにさっき卯月が言ってたけど、弥生が怒ったって私は弥生を嫌いになったりしないよ。時には怒る事も大事な事だ」

弥生「司令官……えっと…その…ありがとうございます///」

提督「あぁこちらk…ヘクシュン!!」

弥生「大丈夫ですか司令官?」

提督「さすがにこのままだと風邪を引いてしまうな。すまない少し浴場に行って来るよ」

弥生「でしたら戻ってくるまで弥生が司令室に残ってますよ。終わってない仕事あるんですよね?」

提督「あぁ。でも弥生も出撃で疲れただろ?部屋に戻って休んでいいんだぞ」

弥生「いえ、弥生は大丈夫ですので…この後予定はないので」

提督「なら書類の整理をお願いしていいか?まとめておくだけでいいから」

弥生「分かりました。司令官はゆっくり休んできてください」

提督「分かった。少し席を外すよ」 ガチャ バタン!

弥生「………………………」











弥生「司令官…弥生は一緒にいますから…例え殺されても弥生はずっといるよ…」

楽しみにしてた方遅れてしまい申し訳ありませんでした。前回投稿から2カ月も書いてないとかまとめられてもおかしくなかったと思います。
仕事の疲れで書くモチベーションが下がったり、睡魔が襲って寝る事を優先したり、ゲームの事でSS放りだしたりとか色々ありますが、また一新して投稿します。
最低でも1週間に1度は更新を目指そうと思います。


ちなみにSSの予定としては長さは考えていません。あと地の分は減らしてセリフのみでやろうと思います。
エロは無いといいましたが、キスとか愛情表現くらいは許してください。

【入渠】(女浴場)

長月「いてて…今日もかなり被弾しちゃったなぁ。戦艦ル級の砲撃喰らわなければ長月も行けたのにまだまだか」

望月「あぁ~生き返るぅ~。長月は真面目だねぇ…」

長月「望月がだらしないだけだろ。気づいたら望月も被弾しているし」

望月「あれは油断してただけだって。まさかこっちに来るとは思わなかったんだよ」

長月「その油断が命取りになるんだ。戦闘だからってその言い訳は艦娘として失格だ」

望月「長月は本当に真面目だねぇ…司令官なら長月を信用してもおかしくないのに」

望月「まぁ仕方ないかぁ。状況が状況だししょうがないよね。悪い噂しか聞かないけど」

長月「悪い噂が流れてから元居た艦娘は解体か別の鎮守府に移されたからな。精々残ってるのはどちらも否定した者だけだ」

長月「望月はどうして鎮守府にいるんだ?」

望月「えぇー…望月が此処にいたら迷惑なの?」

長月「迷惑だとは思ってない。望月はだらしない分察しはいいからな。嫌だと思うなら此処にはいない」

望月「望月は無駄に面倒事を増やすのが嫌なだけだよー。司令官は嫌いじゃないし周りの声がでかくなっても気にしないって」

望月「それに別の鎮守府に行ったとしてもこうやってゴロゴロ出来るかも分からないし、出撃が増えるかもしれないからねー。司令官は頼む時は望月に言ってくるし今の生活が気に入ってるよ」

長月「望月の場合は出撃したくないだけだろ」

望月「んーそうだねぇー遠征の方が楽…でもないか往復しなくちゃいけないし」

望月「でも出撃の方が痛い思いするし遠征の方がマシかな」

長月「望月は相変わらずマイペースだな…こんな状況でもいつも通りなのは感心する」

望月「そういう長月はなんで此処にいるのー?しっかり者の長月なら此処を離れると思ったけど」

長月「………」

長月「長月は司令官が嫌いだ…」

長月「いや違うな。司令官は好きなんだ…でも今の司令官は昔と違って変わってしまった」

望月「んぁ?そうだっけ?一緒にいると中々気づかないもんだなぁ」

長月「望月は司令室で籠る日が多すぎだ」

長月「それに姉さん達も以前より笑顔が減った気がする」

望月「そうだっけ?司令官と一緒にいる時はよく見るんだけど」

長月「司令官といる時は問題ないんだ。ただ外に出ると何というか殺気?を感じる気がする」

望月「司令官に中傷する声や陰口が多いからなんじゃないの?他の提督と違って司令官は優しいしね。むしろ甘い気がするけど」

長月「だから…司令官を笑顔にしたい!長月が大好きな司令官に戻ってほしい!未練を残して此処を離れるくらいなら長月は轟沈しても構わない」

望月「あぁ…今の言葉司令官の前で言うなよー。此処では禁句なんだから」

長月「当たり前だ。司令官を悲しませたら命がないからな」

長月(特に弥生と響さんには本当に殺されるからな…)





望月「でも司令官ってどうしてあぁなったんだろうねぇ…」

長月「それが分かっていれば司令官を嫌いになる筈ないだろ」

【入渠】(男風呂) 春雨

ポチャーン

提督「ふぅ~冷たかった体が温まるな」

卯月に水をぶっかけられた提督は風呂場へ着くなりさっさと湯船に浸かった。

だが提督が入っている風呂場は艦娘達が使ってる入渠とは違い鎮守府から少し離れた所にある。

そもそも入渠は負傷した艦娘達が使う場所でもある為、一般的なお風呂とは違い特殊な浴場である。

入渠する前まで血が出る程の傷で大破してる艦娘が一定時間経つと、先程まであった傷がきちんと塞がり治るくらい特殊なのだ。人間からしたら少し不気味であろう。

艦娘達は『提督も一緒に使っていいよ。一緒に入ろう?』と声をかけるが、さすがに本音を言ったら彼女達は愕然するかもしれない。

提督は『お風呂は体と心を休める場所なんだから私が居たら逆に休めないだろ。それに使う場所にも限りがあるのだから他の子達に迷惑がかかる』と断った。一部の艦娘は不満そうな顔をしていたが…

そこで提督は男風呂もとい提督専用の風呂を建てる事にしたのだが何故か1日足らずで風呂場は完成していた。

広さは提督一人入るには十分なくらい。湯船に浸かって手足を伸ばしてもまだ広さに余裕が出来る程である。

お湯は純水であり人が入るには問題ない。逆に艦娘が湯船に浸かっても傷は治らないが。

提督(卯月の悪戯にも困ったものだな。最近報告書や司令会議で中々構ってやれなかったから気づいてほしかったんだな)

提督(響は普段は落ち着いてるように見えるが、やはり私と一緒だと気持ちが出てしまうな。あの事故が合っては無理もないか…なるべく時間は作るようにしよう)

提督(弥生は皆の周りをきちんと見ているから助かっている。笑顔の練習もしているが初めてやった時よりは優しい表情になってる気がする。ただそれ以外の時は固いままなのが問題だな)

提督「後は…」

??「しれ~いかん!」

提督「……何やってるんだ春雨」

春雨「えへへ///司令官がお風呂に向かってたので春雨もご一緒に入りたいと思いまして///せっかくですので司令官のお背中を流してもいいですよ!司令官お背中を流しましょう!どうせなら前も一緒に洗いますよ!」

提督「いや体は自分で洗えるから春雨は早く体を治しなさい」

春雨「体の傷はもう治りましたよ?見てみます?」クルクル

提督「見せなくていいと言う前に全て見せてくるな(今まで散々見せられたが)」

春雨「春雨はもう治ってるので早く体を洗いましょう!遠慮しなくていいですから」グイッ ザパッー

提督「分かったから持ち上げないでくれ。自分で動けるから」

春雨「お背中気持ちいいですか~?気になる所があったら言ってくださいね?」 ゴシゴシ

提督「あぁ気持ちいいよ。そのまま続けてくれ」

春雨「はーい。春雨精一杯提督のお背中をご奉仕しますよ」 ゴシゴシ

提督(春雨は私が休憩を取りたいと思う時に出没するからいつも驚かされるな。こうやって自分でやらなくてはいけない事とかを手伝ってくれて助かってはいるのだが…)

提督(だが断ると)

春雨「前も洗いますね♪司令官万歳をしてください」

提督「さすがに前はいいからスポンジを貸してくれないか?」

春雨「せっかく司令官の為にご奉仕をしようと思ったのに迷惑でしたか?もしかして今までやってきた事全て迷惑だと思いましたか?やっぱり司令官も春雨が邪魔で早く轟沈しちゃえばいいのにとか思っているんですよね?はい、春雨は司令官が不快にならない様努力して来ましたが全て不快にさせてしまったみたいです。気分を悪くしてしまった代わりに春雨を司令官の気分が紛れるまで好きにしてください。殴ったり叩いたり犯したり意識が無くなるまで春雨を虐めてください。司令官を悲しませるような事をするのは主力艦として罪を償うべきです。だから春雨を捨てないでください。司令官のお役に立ちたいんです。春雨もっと頑張りますから司令官のお傍に置いてください。春雨は春雨は春雨は春雨は春雨は春雨は春雨は春雨は春雨は春雨は」


提督(自分に非があるのだと酷くネガティブになってしまう。護衛艦という事もあり春雨にとって一番大事な役割でもあるので失敗は避けるべきなのだが失敗する事事態が春雨のトラウマでもあるのだろう)

提督「春雨。私が迷惑だと言った事があるか?」

春雨「いえ…ないです…でも思った事はありますよね?」

提督「迷惑だとは思ってないが恥ずかしいと思った事はあるな。正直女性にこうやって奉仕されるのはあまり得意ではないからな」

提督「でもこうやってると春雨の事をよく知れるし、普段一人でやる事を分担できるから凄く楽になる。正直助かってるよありがとう春雨。だから自分に自信を持て」

春雨「春雨此処に居て良いんですね?司令官のお傍に居られるんですね?」

提督「あぁ私は春雨を捨てたりしないよ。いや皆を捨てたりしない絶対に」

春雨「で、では春雨司令官の為に新たに頑張りますね!」

提督「頼むよ春雨」

春雨「では前の方も…」

提督「いやだからそれは…仕方ないか」

春雨「その…司令官…」

提督「何だい春雨」

春雨「先程取り乱してしまいすいませんでした」

春雨「司令官にご迷惑をかけたのは事実です。春雨は罪を犯してしまいました。ですので春雨に罰を与えてください」

提督「私は気にしてないが」

春雨「それだと春雨は納得できません。このままでは春雨は悪い子になってしまいます」

春雨「司令官になら何をされても構いません!罰を…罰をください!」

提督「……そうか…なら私の好きにさせてもらうぞ」

春雨「はい。お願いします///」

書き溜め分終了 駆け足になってしまったのは申し訳ないです。
投稿遅れそう(2週間くらい)になりましたら生存報告はします。

出て来るキャラが駆逐艦ばかりなのは出したいキャラがたまたま駆逐艦だからです。

仕事もそうですがイベントも開催中なので終了するまではペースダウンになります。(これだけは本当にすいません)

【司令室】

弥生「………これでよし」

提督が外出している間弥生は頼まれていた書類の整理をしていた。

弥生「もうこんな時間…」

終わってみると時計は夕刻の時間になろうとしていた。

弥生「司令官そろそろ戻ってくるかな?でもいつもより遅い気がする…」

弥生(ヒトナナヨンマル…そろそろ夕方…書類整理も終わったし何をしよう)

弥生「あっ…その間にいつもの練習しておこう」

弥生はそういうと司令室の端にあるスタンドミラーの前に立つ。

弥生「えっと…こうかな?」

弥生「………」グググ

弥生「……何か違うと思う…」

弥生(そういえば)

提督『弥生は普段から見ると怒ってるように見えるな』

弥生『司令官…その発言はさすがに傷つきますよ。弥生も正直気にしてますし』

提督『あぁすまない。でもその顔だと他の艦娘達から避けられないか?私は弥生と一緒に居た時期が長いから慣れているが』

弥生『………正直言うと少し避けられてるかもしれません…姉妹達は見慣れてるので問題ないのですが…』

提督『なら弥生自身変えてみるのはどうだ?』

弥生『えっ?』

提督『弥生は表情を顔に出さない。要はポーカーフェイスだ』

提督『相手から見たら怒ってると思い声をかけにくいし、アドバイスを貰おうにも勇気がいる。特に若い子からすればな』

提督『なら逆に好かれるようになればいい』

提督『文月なんて話してると笑顔が絶えない。私も話してるともっとお話がしたいし、文月の笑顔に釣られて私も顔が綻ぶよ』

提督『弥生が過去に何があったかは分からないが変わろうと思うなら私も一緒に手伝おう』

弥生『………』

提督『ほらそうやってしかめっ面をしない。じゃあ簡単な方法を教えよう』 グイッ

弥生『!』 ドキッ

弥生『し、司令官急に頬に触らないでください…びっくりしますから///』

提督『あぁごめんな。直接教えた方が良いかなと思ったんだ』

提督『もし笑顔が難しいなら頬に指を当てて斜めに持ち上げるようにしてみるんだ。こんな感じに』 グイッ

弥生『こうですか?』 グイッ

提督『そうそうその表情のまま指を放すんだ。表情はそのままな』

弥生『このまま…』 ググッ…!

弥生『少しきついかも…』

提督『すぐには出来ないし焦らなくていい。少しずつ練習してみなさい』

提督『そして弥生の笑顔を見てみたいな』

弥生『分かりました…すぐには無理ですけどいつか司令官に笑顔を…最高の笑顔を見てください』

弥生「もう少し頑張ってみようかな…」

文月「何をがんばるのー?」

弥生「!?文月びっくりさせないで…少し驚いたから」

文月「えへへごめんねぇ~。でも文月が司令官のお部屋にはいっても弥生ちゃん気づいてくれないんだもん」

弥生「えっ…何時から居たの?」

文月「んーとね。弥生ちゃんがかがみの前に立ってお顔をいじってるところかな~?」

文月「そのあとだまりこんじゃったから気になって来たんだよ~」

文月「弥生ちゃんどこかぶつけたの?おいしゃさんに見てもらう?」

弥生「!け、怪我はしてないから大丈夫…ごめんね心配かけて」

弥生(最初から見られてたんだ…少し恥ずかしい///)

文月「お顔が赤いよ~?司令官にそうだんしてみる?」

弥生「だ、大丈夫だよ!心配させてごめんね…」

文月「ほんとぅ~?お体が悪くなったら文月に言ってね?司令官がしんぱいしちゃうからね」

弥生「うん…分かったよ」

弥生(練習はまた今度にしよう…見られるの恥ずかしいし…)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月29日 (日) 09:42:02   ID: QG9Rf6xZ

いいね!面白いね!

2 :  SS好きの774さん   2015年04月02日 (木) 14:12:06   ID: 0TFFpcnr

続きは?

3 :  SS好きの774さん   2015年07月31日 (金) 23:33:54   ID: _220AA88

続きまだかなー

4 :  SS好きの774さん   2019年04月08日 (月) 12:10:13   ID: Yzgmzh7I

初っぱなからメンへラで草
ほんとヤンデレが嫉妬で好きな人を抹殺しようとしないんだよなぁ…。

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