穂乃果「μ's、エンドレス鍋パレード!」 (33)

※読まなくても支障はほとんどありませんが、前作からの続き物です。

海未「着るこたつ?」
海未「着るこたつ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423052415/)

時間軸は前作の直後、アニメ二期の10~11話あたりから一年後です。

※タイトルに反してお鍋要素はそこまで無いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423573603

前回のSSライブ!

海未「『着るこたつ』を導入した私、穂乃果、ことりの三人」

穂乃果「絶対暖かくて気持ちいいと思うんだけどなー」

海未「スクールアイドルとしてのPR協力を条件にほとんど無料当然で貸していただきました」

ことり「ぽかぽかだねぇ……」

海未「ラブライブ決勝を前にした私たちは、着るこたつをきっかけに久しぶりに肩の力を抜いた一日を過ごしたのでした」

海未「それから一年、受験勉強をしていた私たち三人の下に花陽、絵里たちμ'sの六人が! 希のよく分からない提案により、鍋パーティが幕を開けます!」

穂乃果「μ's、エンドレス鍋パレード、スタート!」

穂乃果「お鍋♪ お鍋♪」

希「穂乃果ちゃん、ほんまにお腹すかせてたんやねぇ」

ことり「結構な時間勉強してたからね!」

穂乃果「もうお腹ぺこぺこだったよー! お肉、もっとお鍋の中に入れるね!」

絵里「……実際のところ、穂乃果の勉強はどうなのよ」

海未「どうにかこうにか、志望校のワンランク下の過去問を最低限こなすところまでは持って行きました」

凛「すごいにゃ! 一時期は凛とにこちゃんと一緒に赤点を回避するので精一杯だったのに!」

にこ「あの時なんか掛け算も出来てなかったのによくそこまで成長させたわね……」

絵里「いや、いくら何でもそこまで酷くはないでしょう?」

真姫「エリーはあの時μ'sにいなかったから知らないのよ、本当に大変だったんだから」

花陽「とにかくたくさん勉強したよね」

希「にこっちも穂乃果ちゃんに負けず劣らずの酷さやったなぁ……すぐ誤魔化そうとするし」

にこ「ア、アイドルはちょっとおバカな方が受けがいいのよ!」

ことり「あのときは確か海未ちゃん、穂乃果ちゃんの家に泊まり込んだんだっけ」

海未「あの時は大変でしたよ、穂乃果はすぐ机に伏してしまいますからね……もっとも、最近の状況とほとんどかわりませんが」

穂乃果「前よりも勉強の集中は続くようになってるもん! 絵里ちゃんと希ちゃんは大学の方はどうなの?」

絵里「順調、って言えばいいのかしら?サークルも居心地がいいし、成績もしっかり取っているつもりよ」

希「えりちは第二外国語での苦労をしらないからなぁ、ロシア語選択とかズルいと思わん?」

絵里「希だってわたしを頼りにする気まんまんでロシア語を選択してるんだから別にいいでしょう!半分家庭教師みたいなものよ」

にこ「そういえばたまーに希の家に行くと大抵絵里がいるんだけど、いくらなんでも通いすぎじゃない? ほんとにロシア語を教えてるだけなのかねぇー家庭教師さんは?」

希「いやーん、にこっちったらそんなにうちとえりちの事を気にして、うちの体はひとつしかないんよ?」

にこ「な、何言ってるのよ!」

真姫「……」

凛「(真姫ちゃんの顔がちょっと怖いにゃー……)」

花陽「みんなしゃべってばっかりならお鍋の具、食べちゃうよぉー!」

ことり「ことりはお野菜たくさんもらっちゃおうかなー」

穂乃果「じゃあ穂乃果は
海未「穂乃果は肉ばかり食べ過ぎなのでしばらく豚肉禁止です」

穂乃果「海未ちゃんのイジワル! 鬼!」

凛「じゃあ凛がお肉たくさんもらっちゃうにゃー」

希「おっと、そうはいかんなぁうちもお肉たくさん持っちゃうよ?」

絵里「みんな全くもう……海未、お手洗い借りてもいいかしら」

海未「ええ、場所はわかりますね?」

花陽「海未ちゃんの家、広いけど間取りとかはもうみんな覚えちゃったよねー」

真姫「通いすぎなのよ、特に寒い時期はこたつ目当てで」

ことり「しかも海未ちゃんの家にいくと着付けとかさせてもらっちゃったりして」

穂乃果「ことりちゃんも高坂家もいっつもお祭りの時とかは海未ちゃんと海未ちゃんのお母さんに着付けをしてもらってるんだ!」

凛「凛は剣道をさせてもらったこともあるよ!」

真姫「凛が剣道? 落ち着きなさそうなのに大丈夫なの?」

海未「いえいえ凛はかなり筋が良いですよ? 受験が落ち着いたらまたやりましょうね! 凛の才能ならかなりの上達が見込めますから! 特訓しましょう!!」

凛「……そ、そのときはみんなも一緒にやろう、ね?」

真姫「わたしはパス」
にこ「わたしも」
希「うちも」
穂乃果「わたしも」
ことり「ことりも」

凛「か、かよちん……」

花陽「わ、わたしもパスで」

凛「かよちーん!!!」

海未「二人での特訓、楽しみです……!」

とりあえず、今日はここまでで
続きはおそらく明日投下できます

おつ

乙乙
期待せざるをえない

続き投下します

にこ「まぁまぁ、にこはむしろ凛にモノマネを極めさせたいところがあるわね」

真姫「また急ね、なんとなく思い当たる節はなくはないけど」

希「なにかあったっけ?」

ことり「凛ちゃん、そういえば絵里ちゃんのものまねやったことあったね、まだ絵里ちゃんと希ちゃんがμ'sにいない頃に」

花陽「わたしと真姫ちゃんの前でも別にやったことあるよね!」

希「えー? 気になるやん?」

海未「やったことはあったと思いますが、もうほとんど覚えてないですね」

希「せっかく話題に出たしうちも見てみたいなーえりちのものまね?」

凛「え、えー……でもなんか本人がいないところでやるの悪いし……あんまり上手くないと思うし……」

ことり「凛ちゃん、ナイショにしてあげるから……♪」

凛「で、でも」

穂乃果「みんな、凛ちゃんの上手なものまね、見たがってるよ! 自信もって!」

凛「穂乃果ちゃん……!よーし、やるにゃ!」

にこ「その意気よ凛!さぁいざ!……あっ、うし」

凛「いっくにゃー!……学校の許可ぁ?認められな ガシッッ

希「あらら……」

絵里「……^^」

真姫「ま、まぁ、予想されたオチね」

凛「え、絵里ちゃん……?」

絵里「さぁ凛、私のものまね、改めてやってもらえるかしら? その後、二人っきりで『演技指導』してあげるわぁ♪ 」

凛「……う、うにゃあああぁぁぁぁ!!」

……


穂乃果「……」

にこ「穂乃果? どうしたのさっきから縁側でぼーっとしちゃって」

穂乃果「ううん、今日急にだけどまた九人みんなで集まって、ほんとに楽しいなって」

にこ「ほんとにそれだけ?」

穂乃果「……なんかね、それぞれいい感じなんだなって思ったんだけど、穂乃果もちゃんと笑っていられるかなって」

にこ「受験のことが心配? 海未とことりが勉強見てくれてるなら大丈夫でしょ」

穂乃果「もちろん、特に海未ちゃんには本当にお世話になっているというか……でもそれだからこそ、今日みんなの笑ってる顔をみて、わたしはちょっと先の未来で同じようにいられるかなって、そうなれなかったらみんなに申し訳ないなって」

にこ「らしくないわね」

穂乃果「にこちゃん……」

にこ「わたしは今、プロアイドルの卵としてトレーニングをやったり劇場に出たり……とにかく色々やってるわ。一緒に上を目指す同期と競争の毎日よ。ラブライブの優勝経験があるっていったって何か有利になるわけでもないし、むしろ周りから……いや、こんな話をしたいわけじゃないの」

穂乃果「……」

にこ「わたしもね、自分の為だけじゃなくてこころ達のためにも頑張らなきゃって何度も思ったことがある」

穂乃果「家族のために……」

にこ「でもね、みんなの笑顔は重みじゃないわ。 わかってるでしょ? むしろ逆に考えてみるの。 仮にあんたが失敗しても、みんな笑顔で迎えて助けてくれる。助けてくれるって分かってるから、辛くたって頑張れるのよ」

穂乃果「……なんとなく、にこちゃんの言いたいことわかるよ……余計なこと考えないで、穂乃果に出来ることを全力でやる!」

にこ「……まぁ上出来ね。 あっ、仮に失敗しても、にこに頼ったりしないでよね、アイドルを逃げ道に使うのは許さないわよ!」

穂乃果「……うん! 分かってる!」

今日はここまでで
のんびりしててすみません!
次に投下する機会で終わると思います


ええ話や

続き投下します

希「にこっちー、そろそろ雑炊がいい具合みたいや、最後の味付け頼むわー」

にこ「ちょっと待ってなさーい!にこのラブニコスペシャル味付けをしちゃうにこ!」

凛「ちょっと寒くないかにゃー?」

にこ「ぬぁんですってー!」

海未「……雑炊、おいしいですね!」

絵里「本当! ちょっと舌やけどしそうになっちゃったけど」

希「今度真似してみようかなぁ」

花陽「お鍋には白いご飯と思ってたけど、雑炊もいけるね!」

真姫「花陽は鍋に限らず白いご飯でしょ……って鍋の中もう空っぽになって花陽の器に雑炊がたくさん」

海未「これはこれは……普段からこんなに食べているのなら、受験太りした穂乃果とダイエットの必要がありそうですね」

ほのぱな「「ひぃっ!!」」

ことり「あのときのダイエット、そんなに辛かったんだね……」

九人『ごちそうさまでした!』

希「いやーでもたくさん食べたから眠たくなってしもうたなぁ、出来るならこのまま泊まってしまいたいくらい」

絵里「ダメよ希、月曜日は一限あるでしょう、ちゃんと行かないと。 花陽たちも明日は学校があるし、今日はこのくらいで解散にしましょうか」

ことり「あっ、解散する前にことりが焼いたチーズケーキがあるからみんなで食べよう!」

穂乃果「……今回は鍋に
ことり「ホノカチャン?ナンノハナシカナ?」

穂乃果「う、ううん!何でもないよ!!」

……


花陽「じゃあ今度こそ解散かな!穂乃果ちゃんたちの受験が落ち着いたらまた集まろうね!」

希「今度は焼肉パーティーかな?」

にこ「希はほんとにそればっかりねー、にこはぁー、今度は真姫ちゃんの別荘とかでぇー、ディナーパーティーがいいにこー!」

真姫「ディナーパーティーってお金とかどうするのよ……まぁ本当にやりたいなら考えてみなくもないけど」

ことり「真姫ちゃんがそういうとほんとに次はディナーパーティーになりそうって思っちゃうよね……」

穂乃果「……にこちゃん」

にこ「なによ?」

穂乃果「受験にもし失敗したら、わたし、アイドルとして頑張るよ」

にこ「はぁ? だからにこを頼りにしないでって……」

穂乃果「頼りにするんじゃなくて、にこちゃんと一緒に頑張りたいの!さっき言いかけてたけど、すっごく大変そうだし」

にこ「ダメよ」

穂乃果「……」

にこ「同情でにこの夢にあんたまで付き合わせるつもりはないわ」

穂乃果「でも」
にこ「あんたのこと、一緒になって考えてくれる幼馴染のことをもっと大切にしなさい……これで最後よ……これ以上何か言われたら、甘えたくなっちゃうから、だめ」

穂乃果「……ごめんね」

にこ「別に、いいわよ」

にこ「 (あんたには、いくら返しても返しきれない恩があるんだから) 」

絵里「穂乃果? にこ? どうしたの二人して?」

凛「あーっ、これは何か変なこと考えてるに違いないにゃ!」

にこ「しっつれいねそんなことないわよ!」

真姫「どうせディナーパーティーで何を食べたいかなんていうどうでもいい話でしょ」

穂乃果「そんなこと考えてないもん!……でも、やっぱりお肉多めでお願いします!」

海未「また太りますよ……でも、この前の真姫の別荘なら登山兼ダイエットもできそうですし、ある意味選択肢としてはあり
絵里「さ、さぁ今日のところはこの辺で解散にしましょう!」

海未「絵里! まだ話は決まってな
凛「明日の学校の準備しなきゃいけないから絵里ちゃんの言うとうり解散にゃー!」

花陽「ま、まぁ今日のところはとりあえず」


『さようなら!』


おわり

……


凛「いやー、今日は楽しかったにゃー、もうお風呂にも入ったしもう気持ちよく寝ちゃおうかな……」

ウィーンウィーン

凛「ん?海未ちゃんからメールにゃ」

件名:剣道の特訓について
本文:
先程話した通り、私達の受験が終わったらぜひ剣道の特訓をしたいと思うのですが、その前に基礎的な部分のトレーニングを準備としてやっておきましょう! 剣道にも体力が必要不可欠です。
それではメニューを以下に。
ランニング、朝に10㎞
腕立て伏せ、朝に100回
腹筋、朝に100回
……

凛「……」

凛「凛はなにも見ていないにゃ」

これで全部です
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました、凛ちゃんごめんね!

乙でしたー


凛ちゃんのトラウマがまた増えてしまう

乙!ここで書くこと自体は否定はしないけどさラ板でかいた方がいいと思うぜ?あっちのほうが感想もらえると思うし

>>32
ありがとうございます。
ラブライブ板はスレ立てに忍法帳(だったかな?)が必要だったような気がしたのですが、今改めて調べてみるとそうでもないみたいで…
次書くことがあればあちらの方に立ててみようと思います。

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