穂乃果「ℳ’s宛に脅迫状が届いた!?」 (34)

シリアス風味です
ときどき、安価出します

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海未「そうなんです。ℳ‘sに解散を迫る内容になっています」ピラッ

『ℳ‘sを解散しろ。さもなければ、災いがふりかかることになる』

にこ「なにこれ脅しぃ!? 随分ナメた真似してくれるじゃないの!」

ことり「定規を使って、筆跡をごまかしてるね……」

花陽「なんだか……怖いよ」

凛「かよちんは凛が守るにゃ! 安心して! ……でも、災いって、どんなことが起こるんだろう」

真姫「馬鹿馬鹿しい。こんなのただの悪戯よ!」

希「まあ、この時点では何とも言えへんな」

絵里「今騒ぎ立てるのは、犯人の思うツボよ。今は静観した方がいいと思うわ」

穂乃果「……そうだね。今はとにかく、ラブライブに向けて練習に励もうっ!」

――――3日後

花陽「さあ、今日も練習頑張ろうね!」

凛「……」

真姫「凛? なんか元気ないわね、どうしたの?」

凛「こ、これ……」スッ

花陽「!!! ……ひどい、凛ちゃんの練習着が……」

真姫「ずたずたに切り刻まれてる……誰が、こんなことを」

凛「もしかして、この前の脅迫状の犯人が……?」

真姫「と、とにかく皆にも知らせた方がいいわ。部室に行きましょう」

真姫「皆、大変よ!」ガチャ

穂乃果「あっ、真姫ちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃん! よかった、今3人を呼びに行こうとしてたところなの」

花陽「ほ、穂乃果ちゃん、凛ちゃんの練習着が……」

凛「誰かに破られちゃったの……」スッ

穂乃果「!!! なっ、どうして……」

希「まさか、凛ちゃんもやなんて……」

凛「えっ、まさか、希ちゃんも!?」

希「うん……うちは、服じゃなくて、カードなんやけど」

絵里「誰かが希の宝物のカードを、廊下に破り捨てていたの……」

凛「ひどい……ひどすぎるよ」

ことり「あの、実はことりも……」

海未「ことりも何かされたのですか!?」

ことり「うん。何か壊されたりしたわけではないんだけど、最近帰り道で誰かにつけられているみたいなの……」

にこ「ストーカーね……実は、うちのこころやここあも、不審な奴に声をかけられたって言ってるの。一連の被害と関係あるかはわからないけど」

真姫「そんな! 家族にまで被害が及ぶっていうの!」

絵里「やはり、この脅迫状の犯人が関係しているのかしら」

凛「そうに決まってるにゃ! だって、他にこんなことする人なんて考えられないもん!」

花陽「じゃ、じゃあ、ℳ‘sが解散するまで、嫌がらせが続くってこと?」

海未「それはわかりません。ただ、もう悪戯だと軽視しているわけにはいきませんね。ここで犯人を刺激すると、もっと困ったことになるのでは……」

穂乃果「でも、こんなひどいことする人の言いなりになって、ℳ‘sを解散するのは嫌だよ!……だから、皆で練習するのをいったん止めて、様子を見てみよう」

海未「……そうですね、それで犯人が納得してくれることを祈りましょう」

―――――さらに2日後

穂乃果「練習はなしって言っても……やっぱり皆部室に集まってきちゃうねっ」ニコッ

ことり「やっぱり、皆の顔を見てた方が安心できるからね」

希「ことりちゃん、ストーカーの影はなくなった?」

ことり「うん。登下校は穂乃果ちゃんと海未ちゃんががっちりガードしてくれてるから」

希「それは安心やんなあ」

穂乃果「このまま、何事もなければいいんだけど……はやく、皆で楽しく練習したいな」

希「……そうやね」

ガチャ
凛「大変にゃ! 今度はかよちんが狙われたにゃ!」

穂乃果「えっ、また!?」

花陽「私が作ったお弁当が……ゴミ箱に捨てられてたの」

希「もったいないことするなあ……」

凛「かよちんの一生懸命な真心を捨てちゃうなんて! 許せないにゃー!」

ガチャ
にこ「やられたわ! 真姫ちゃんのスマホが盗まれちゃったの!」

ことり「今度は窃盗!? しかもそんな高価なものが!」

真姫「スマホ自体は、新しいものをすぐ買ってもらえるから大丈夫なんだけど……でも、個人情報が流出してしまったわ。ℳ‘sの……皆の情報も」

穂乃果「!!!」ゾクッ

花陽「もう、やだよっ……なんで私たちばっかりこんな目に」

ガチャ
海未「あっ、皆さんお揃いですか……」

絵里「……」

穂乃果「海未ちゃん、絵里ちゃん! また事件があったの! 花陽ちゃんと真姫ちゃんが……!」

海未「! 被害は私たちだけじゃなかったのですね」

穂乃果「まさか、2人も!?」

海未「はい……私は、大切な弓を真っ二つに折られてしまいました」

絵里「私は……亜里沙の顔が真っ黒に塗り潰された写真が、机の中に複数枚入っていたの……亜里沙に電話していたら部室に来るのが遅れてしまったわ。ごめんなさい」

穂乃果「謝らなくてもいいよ! それで亜里沙ちゃんは!?」

絵里「大丈夫。ちゃんと電話にでてくれた。不審者には気を付けるようそれとなく言い含めておいたわ」

ことり「よ、よかったぁ……」

にこ「それにしても、ここ最近のにこたちを狙った嫌がらせは何なの!? 悪質すぎるわ!」

花陽「練習を止めただけじゃ、やっぱり駄目だったのかなあっ……」

凛「このままじゃ、本当にℳ‘sを解散するしかないの?」

穂乃果(ℳ‘sを解散する? そんなの絶対イヤ! だけど、犯人もわからない今、穂乃果たちにこの事件は荷が重すぎるよ……どうしたらいいの?)

穂乃果「……いっそ、理事長に相談してみるのはどうかな」

ことり「お母さんに?」

穂乃果「うん。だって、このままじゃ次はどんなことされるかわからないし、穂乃果たちだけで動くのは危険だと思う」

絵里「待って! それはやめておいたほうがいいわ!」

穂乃果「どうして?」

絵里「相手はこっそり脅迫状を出してくるような輩なのよ。あまり事を公にすると、どんな酷いことをされるかわからないわ……」

希「うちも、えりちに賛成や。あくまで秘密裡に処理する方がいいと思う」

穂乃果(理事長に相談するか、穂乃果たちで秘密裡に処理するか……どちらがいいんだろう)

穂乃果「よし、>>15でいこう」

とりあえず、今日はここまでで

ゴメンμの気合の入り方でワロタ

穂乃果「あははははっ! μの気合い入りすぎワロタ!」

海未「ど、どうしたのですか穂乃果」

凛「怖すぎて、おかしくなっちゃったのかにゃー」

穂乃果「皆、脅迫状をよく見てよ! ここで問題になっているのは、ℳ‘s!」

海未「ええ、だから私たちのことですよね?」

穂乃果「違うよ! 私たちはμ‘sでしょ」

海未「あっ!」

希「そういえば、綴りが違うやんな」

花陽「なんとなく脅迫状に引っ張られちゃったけど……」

凛「んんー? 犯人の目的はμ‘sじゃなかったってこと?」

真姫「でも、実際に私たちに被害が出てるわ!」

絵里「そうよね。やはり、脅迫状の犯人の目的は、私たちμ‘s……?」

穂乃果「だとしても! μ‘sをℳ’sって書いちゃう犯人なんて、穂乃果たちの敵じゃないよ!」

にこ「そうね! そんなおバカさんに、にこたちは負けない!」

穂乃果「よっし! それじゃあ久しぶりに練習再開するよー! ラブライブに向けて一直線だー!!」

皆「おー!!」


その後、脅迫状を出していた綺羅ツバサは、自らの過ちに気づき身悶えたという

fin

お粗末様でした。
閲覧ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年07月08日 (水) 19:14:52   ID: 96eanLaE

ツバサかよ!

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