【艦これ】漣「提督が基地に着任しました」【安価あり】 (998)

ここで書くのは初めてです。
スレ立てるのも初めてです。

[ご注意]
・不定期の上に遅い更新
・掲示板の形式に慣れてない
・ネタはいつでも募集中。気が向けば拾うかも
・キャラ崩壊があったらごめんなさい
・急に地の文差し込む可能性あり

・百合要素あり
・安価次第ではエロもあり
・場合によっては死要素あり

・安価に限らずコンマも使うかもしれない

上記がダメな人はそっとブラウザバック
読んでくださる人は生温かく見守ってください


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421482589

――日本国、東京 日本国海軍幕僚監部

女「失礼します」ビシッ

上官「あぁ、来たな」
上官「大尉、目の具合はどうかな」

女「問題、ありません」

上官「そうかね? ……なら、良いんだ」
上官「君はもう空を飛ぶことは出来ないと聞いてね」

女「……」

上官「良い異動先を用意した」
上官「名誉昇進、そして栄転だ」

――ソロモン諸島、ブーゲンヴィル島 ブイン基地

女「……で、来てみれば……」
女「何なのよここはー!!」

飛行士「ソロモン諸島ブーゲンヴィル島はブインですが」

女「それは知ってるわよ! でもなんだってこんなところに基地なんか作ったのよ!?」
女「ブインって元々航空基地じゃないの!?」

飛行士「仕方のないことです。日本の海軍が戦おうと思えば地理上どうしても前線は南に広がります」
飛行士「後者に関しては、申し訳ないですが完全に自分の知ったことではありません」

女「くっ……まぁいいわ。どうせ貴方の責任じゃないものね」

飛行士「えぇ。それでは、自分はこれで」

女「じゃーね」
女「……全く……まずこの娘を探さないと……」ピラ

女「ちゃんと舗装されていたのは航空基地だけだったのね……」スタスタ
女「艦娘部隊指揮施設は舗装なんてほぼないに等しいなんて……」スタスタ

女「きちんと電化されてるのがまだ救い……」キョロキョロ
女「あら? 娯楽施設なんかはちゃんとあるのね」

女「陸戦守備隊よりましか……」
女「あっ」

女「……あの子ね。どう見ても」
女「あ、こっち気付いた」

少女「こんにちはー! お待たせされましたー!」タタタタ

女「悪かったね」

少女「えぇと、新しいご主人様ですよね!」

女「確認させて。貴女が漣ちゃん?」

漣「はい! 綾波型駆逐艦“漣”です、ご主人様」
漣「こう書いて“さざなみ”と読みます」ガリガリ

女「地面に書かないの」
女「うんうん、確かに漣ちゃんね」

漣「よろしくお願いします!」

女「ん、私が今日から貴女の指揮官よ。よろしくね」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令部

大淀「説明は概ね以上です」
大淀「何かご質問はございますか?」

女「じゃあ一つ」

大淀「なんでしょう」

女「貴女は艦娘じゃないの?」

大淀「えぇと……微妙なところです」
大淀「この基地には私の艤装がありませんから……」

女「成る程……壊しちゃったの?」

大淀「えぇ、まぁ……」

女「今度本土に要望書出しとくわ」

大淀「は、はあ……」

取り敢えずここまで
次の更新は19時以降と思われる

指摘等あればどうぞ

明石さんも艤装無いだろうが居るんじゃね?

≪我、投下を開始す!≫


>>9
(明石さんは忘却の彼方にいたなんて口が裂けてもいえない……)

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「さて、まずは……」

漣「ご主人様! 艦隊組みましょうよ、艦隊!」

女「あぁ、そういえば編成がされてなかったわね……」
女「ローテ出来るように考えないとね」

女「資料を見る限り、巡洋艦が4、駆逐艦が4、空母が2、ね」
女「巡洋2、駆逐2、空母1で組ませれば……」

女「いや、空母は普段は遊ばせとこうかしら」
女「あー……やっぱり普段は巡洋1、駆逐2でやれば……」

漣「……ご主人様、前は何してたんですか?」

女「ヒコーキ乗り」
女「編隊長になったこともあるけど、命令の下で指定された僚機と飛んだだけだし」

漣「じゃあ部隊編成とか……」

女「初めてよ」

漣「上はどーしてこんなの送りやがったんですかねぇ」

女「こんなのとは何よ、こんなのとは」
女「私だってこんなとこに好きで来たわけじゃないわよ」

女「……飛べなくなりさえしなければ」ボソッ

漣「?」

女「取り敢えず一度集合をかけましょう」
女「漣、艦娘を全員集合させて」

漣「ほいさっさー」


早速安価
駆逐、被ってたり駆逐じゃなかったりの場合は安価下 漣の場合も安価下
↓1~3

女「駆逐艦“雪風”」

雪風「はい!」ビシッ

女「よろしくね」

雪風「よろしくおねがいします、しれぇ!」

女「ん、よろしくね」
女(ちっさくて可愛い)

女「次、駆逐艦“雷”」

雷「はーい!」

女「返事は短く、はっきりと」

雷「はいっ! ごめんなさい、司令官!」

女「よろしい」
女「ま、普段はあんまり厳しく言わないけど、挨拶くらいはね」

雷「はい!」

女「で、貴女が駆逐艦“島風”ね」

島風「はい」ビシッ

女「……よろしくね」

島風「速きこと、島風の如し、です!」

女「うん、うん」
女(島風の艦娘の制服とはいえ……恥ずかしくないのかな)

女「んで、駆逐艦“漣”」

漣「はいっ」ビシッ

女「貴女はさっき聴いたわね」

漣「そうですね」

女「次は巡洋艦ね。まずは軽巡から」

軽巡、被ってたり軽巡じゃなかったりの場合は安価下 大淀の場合も安価下
↓2 ↓4

女「えーと、軽巡洋艦“那珂”」

那珂「艦隊のアイドル! 那珂ちゃんだよっ」ビシッ

女(敬礼はちゃんとするのね)
女「……あぁ、聞いたことあるわ。アイドル軽巡。ここにいたんだ」

那珂「やっぱりー? 那珂ちゃんはみんなのアイドルなんだから!」

女「恋の2-4-11だっけ? CDもらったけど海に落っことしちゃったからなぁ」

那珂「」

女「軽巡洋艦“北上”」

北上「はい」ビシッ
北上「まーよろしく」

女「あー……うん、まぁよろしくね」

北上「女の提督なんて初めてだなぁ」

女「私も艦娘を部下に持ったのなんて初めてよ」
女「次は……重巡ね」


重巡、被ってたり重巡じゃなかったりの場合は安価下
↓2 ↓3

女「重巡洋艦“鈴谷”」

鈴谷「うぃっす」ビシッ

女「敬礼はよし、でも返事はしっかりと」

鈴谷「那珂ちゃんはいいの?」

女「ぐっ……」

那珂「那珂ちゃんはー、アイドルだからー、特別なんだよっ、キャハッ☆」

女「黙ってろ」

那珂「ウィッス」

鈴谷「んー、ま、よろしくね」

女(本土の女子高生のノリだなぁ……叩き直してやりたくなる)

女「重巡洋艦“古鷹”」

古鷹「はい!」ビシッ

女「よろしくね」

古鷹「はい! よろしくお願いします!」
古鷹「重巡洋艦のいいところ、いっぱいお見せしますね!」

女「うん、期待してるわ」

古鷹「頑張ります!」

女「で、最後は空母か」


空母、被ってたり航空母艦じゃなかったりの場合は安価下
正空・軽空は問わないが、雲龍はキャラ分かんない
↓2 ↓4

瑞鶴

加賀

女「航空母艦“加賀”」

加賀「はい」ビシッ

女「……」
女「さっきから思ってたんだけど、なんで空母二人は横に並んでるのかしら」

加賀「……五航戦、私の隣に並ぶなんて図々しいわ」
加賀「後ろに下がりなさい」

瑞鶴「はぁ? 何言ってんですか」
瑞鶴「加賀さんこそ後ろ下がってくださいよ」

女(うわぁ……)

女「……航空母艦“瑞鶴”」

瑞鶴「はい」ビシッ

女「……なんで横列なのかしら」

瑞鶴「嫌いな空母は一航戦の“が”のつく方です」シレッ

加賀「チッ」

女「質問に答えなさい」

瑞鶴「いっこーせん殿の後ろに並ぶのが癪なので」

女「しょうもないな!」

女「……ま、まぁ現有戦力はこんな感じね」
女「戦艦がいないのは打撃力に欠けるかしら……」

女「ま、空母もいるし、重巡だって頑張れるわよね」
女「……いや、空母はアレだけど」

瑞加「チッ」

女「……取り敢えず編成だけ考えておこうかしら」
女「あ、みんなは解散」

漣「はーい」

女「貴女は残る」

漣「mjk」

漣「どうぞ、ご主人様」コトン

女「……何これ?」

漣「お茶です」

女「お湯の間違いでしょ?」

漣「お茶です」

女「そう、そうね……」ズズ
女「うっすい!」

漣「品不足なんですよ。特にお茶とか煙草とか」

女「大分前から補給線が延び切ってるって話あったわね、そういえば……」
女「最前線でもないのにこれかぁ……」

女「周辺哨戒自体は貴女達だけでもやってたのね?」

漣「一応ですね。主に古鷹さんが雷とか漣とかと一緒に、ですけど」

女「ふぅん……ローテーションとかシフトとか組んでなかったの?」

漣「不定期に気分で行ってたようなもんですから」
漣「古鷹さんは毎日やってたみたいですよ」

女「うーん……」
女「取り敢えず運用コストの重い空母は待機ね」

漣「まぁそうですね」

女「班を分けましょう」
女「1班は古鷹を旗艦に、2班は鈴谷を旗艦に」

女「1班は那珂と、そうね……」


漣、雪風、雷、島風の中から
↓2 ↓3

女「島風と、雪風ね」
女「2班は北上、漣、雷、と」

漣「第2艦隊ですか」

女「ん、そうなるわね」
女「あとは秘書艦も決めとかないとね」

漣「えっ、漣じゃなかったのですか」

女「えっ」

漣「えっ」


秘書艦
コンマ
01~10 漣
11~20 雷
21~30 那珂
31~40 北上
41~50 瑞鶴
51~60 加賀
61以上で日替わり、00は100扱い
↓2

女「じゃあ日替わりにしましょう」

漣「なんでですか」

女「貴女いない日があるじゃない」

漣「あー……ってちょっとの間じゃないですか」

女「いやいや、それでも困るから」
女「その日は手が空いてる子を中心に、日替わりで選んでいくことにしましょう」

漣「日替わりで選ぶ(意味深)」

女「おまえは何を言っているんだ」

女「ま、今日はもう日も落ちてきたし、課業終了ね」

漣「そうですね」

女「一応聞いとくけど、午前中哨戒に行ったのよね?」

漣「古鷹さんと雪風が、ですけどね」

女「異状は?」

漣「あったら報告書上がってます」

女「何もなくても報告書くらい書きなさい」

漣「古鷹さんに言ってくださいよ」

女「ま、いいや……報告する相手もいなかったわけだしね」
女「明日からはちゃんと徹底してもらわないとね」

女「じゃ、今日はお終い。お疲れ様」

漣「はーい」

女「さて……お風呂入ろ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女(艦娘と同じ浴場なのね……)
女(……あまり見られたくないし)

女(うん、先にご飯食べたら大分空いたわね)
女(よし、今なら……)スルスルスル バサッ

カラカラカラ

女「誰も……いないわよね」
女「……」ザバァ ゴシゴシゴシ ザバッ

女(当然入浴剤なんか入ってるわけないし……)
女「湯気でなんとか……」チャプン

カラカラカラ

女「!」ビクッ


入ってきた艦娘
↓1

瑞鶴「あれっ、提督さんじゃん」

女「あ、あら、瑞鶴。みんなと時間ずらしたの?」

瑞鶴「ん、ま、まぁね」

女「……いっこーせん殿?」クスクス

瑞鶴「むっ……そ、そうよ、悪い?」

女「あんなに仲悪いんだものねぇ」
女「やっぱり裸の付き合いとか無理?」

瑞鶴「そういう、わけじゃない……けど……」

女「じゃあどういうわけ?」

瑞鶴「……う、うっさい!」

女「残念。ま、そんな深くは踏み込まないけど」
女(バレてない、バレてない……湯気がいい仕事してる)

瑞鶴「そういう提督さんはどうなの?」

女「何が?」

瑞鶴「いや、なんでこんな時間に入ってるのかなって」

女「……」
女「特に深い意味はないわ」

瑞鶴「そう?」

女「そう」

瑞鶴「じゃあ背中流してあげるからこっち来なよ」

女「あ、い、いいのよ、遠慮するわ」

瑞鶴「なんでよ」

女「その……」

瑞鶴「……うん、じゃあ、いいよ」
瑞鶴「またお風呂で一緒になった時は流してあげるね」

女「……なんかごめん」

瑞鶴「はぁー……いいお湯加減」

女「二人で入るにはかなり広いわね」

瑞鶴「だからってそんなに距離とることないじゃん」ザブザブ

女「いや、折角広いんだし、広く使いましょう?」ザブザブ

瑞鶴「なんで逃げるのよ!」ザブザブ

女「に、逃げてるわけじゃ……」ザブザブ


コンマ
49以下で逃げ切り何も見られることなく脱衣場へ
50以上で捕まり色々見られる
00は0扱い
↓2

やべぇ寝てた
≪我、投下を再開す! 繰り返す、我、投下を再開す!≫

瑞鶴「それっ」ザパッ

女「ちょっ……!」

瑞鶴「捕まえたっ」モニュモニュ

女「んんっ……!」

瑞鶴「ほうほう、中々大きい」スリスリ

女「やめっ……!」ビクッ

瑞鶴「Fはありそうだね……」
瑞鶴「……あれ?」

女「あ……」

瑞鶴「……提督さん、この傷」

女「……」

瑞鶴「腕、胸……」グイッ

女「あっ……!」ザバッ

瑞鶴「お腹も、脚にも……」
瑞鶴「……全身、傷が」パシィン

瑞鶴「った……!」

女「うぅぅぅ……だから……見ないでって……」ポロポロ

瑞鶴「ちょっ……!」

女「……」

瑞鶴「……落ち着いた?」

女「……えぇ」

瑞鶴「昼の厳格な態度が嘘みたい」

女「……」

瑞鶴「傷の話、聞いてもいい?」

女「……」
女「……8回」

瑞鶴「?」

女「私が、死に損なった回数よ」

女「出来れば、ね。見られたくはなかったわ」
女「……オライオンに何人乗ってるか、知ってるかしら」

瑞鶴「……11人」

女「えぇ、その通りよ」
女「……実は空軍の戦闘機は海軍機の護衛にはついてくれないの」

女「そもそも機上武装がないんだから、戦闘機と出くわしたら一巻の終わりなのにね」
女「フィリピンは空母との会敵率が異様に高くてね、損耗率も高いわ」

女「私の機も、これまでで3回撃墜されたわ」
女「全部帰ってきたのは私だけ。満身創痍でもね」

女「蜂の巣になった機体で帰ったのは5回。私以外は全滅だったわ」
女「……私だけ、ね」

瑞鶴「……」

女「その内あだ名がついたの。“ラッキーガール”。そんな歳でも柄でもないのに」
女「……滑稽よね、幸運なばっかりに、不幸だなんて」

女「搭乗員からは嫌われたわ。『操縦する機に乗ったら死ぬ』って専らの噂だったもの」
女「この傷はね、私が仲間を死に追いやった証拠なの」

女「……“名誉の負傷”なんて言葉もあるわね」
女「でも、私にとってこの傷は……恥にしかならないわ」

瑞鶴「……」

女「普段はね、厳しい態度を心がけてるの」
女「ほんとは臆病で、弱虫で、とても脆い」

女「……誰よりもね。気丈に振る舞ってないと私が耐えられそうにないもの」
女「笑ってくれて構わないわ。そんな人間だもの」

瑞鶴「……」

女「……」


瑞鶴の行動
あまりにぶっとんでるのは流石に安価下
↓2

瑞鶴「……提督さん」ギュッ

女「あ……」

瑞鶴「……」ナデナデ
瑞鶴「……なんだか、私と似てるね」

女「……どうして?」

瑞鶴「分かんないかな」
瑞鶴「ほら、気丈に振る舞ってないと、ね」

女「……あっ」

瑞鶴「ね?」
瑞鶴「……そろそろ、上がろっか」ザパッ

女「……ごめんね」スルスル

瑞鶴「いいよ、いいよ。案外言った方が楽なもんだって」
瑞鶴「……ていうか、良かったの?」

女「? 何が?」

瑞鶴「今日会ったばっかりの私にこんな話して」

女「……何でかしらね?」
女「なんだか瑞鶴なら話してもいいかな、って思っちゃったわ」

瑞鶴「そ、そっか」
瑞鶴「ちょっと、嬉しいかな……」

女「それに、どうせその内分かったことだったと思うし」

瑞鶴「……誰かが沈むから?」

女「かもね」

瑞鶴「大丈夫よ。そこをなんとか提督さんが頑張るんでしょ」
瑞鶴「私達も頑張るわ。それに、私だって幸運艦だもの」

【2日目】0600
――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎前

『そぉいんおこし……』

パーパラッパ↑パーパラッパ↑パーパラッパパーラパッ
パーパラッパパーパラッパ パーパッパラッパパー↑

女「点呼の時間ね」
女「さて、お手並み拝見といこうかしら」チラッ

島風「一番乗り!」タタタタ

女「はっや!?」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「全員三分以内に集まれた辺り、きちんとしてるのかしら」
女「さて、朝食ね」スタスタ

女「そういえば艦娘施設の食堂は艦娘が運営してるのね」
女「タイ米ね……フィリピンでも食べられなかった分、コシヒカリが恋しいわ」

那珂「あれ? 今日はわかめだけ?」

雷「麩は昨日で最後だったみたい」

漣「豆腐なんて先週からないもんねー」

女「そんなに酷いの?」

漣「酷いですよ。品不足って昨日言ったじゃないですか」

鈴谷「昨日の晩ご飯がまともだったのは多分提督が来たからだね」

女「ふーん……って薄っ!」
女「味噌も足りてないのね……」

漣「確かに味噌も品薄ですけど、ここの間宮さんが関西人なだけです」

女「給糧艦娘間宮にも傾向とかあるんだ……」

女「あ、今日の秘書艦だけど」

漣「日替わりって話でしたねー」

古鷹「あ、では、私が」

女「いや、古鷹は今日哨戒任務の予定よ」
女「1班だから、那珂と島風、雪風も対象外ね」


本日の秘書艦
鈴谷、北上、漣、雷、加賀、瑞鶴の中から
↓2

漣「不肖漣、秘書艦を務めさせていただきまーす、うぇーい」

女「はいはい、うぇーいうぇーい」

漣「ノリが悪いですよ、ご主人様」

女「かいj……海軍をなんだと思ってんのよ」

漣「あ、今海自って言い掛けた」

女「うるちゃい」
女「ほら、マルハチマルマルには朝礼なんだから、さっさと食べて、部屋戻ってベッドメイキング」

漣「はーい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「来たわね」

漣「来ましたよ」

女「さ、仕事始めるわよ」
女「昨日来たばっかりだから、色々やることがあるわ」

漣「うへー」

女「お昼まで休憩はないと思ってね」

漣「gkbr」

女「そんな難しい仕事じゃないでしょうに」

女「……と、もうすぐお昼ね」
女「そろそろ区切りをつけないと……」

漣「お昼ご飯は何でしょうねー」

コンコンコン

女「? どちら様?」


誰が来たか
↓1

薄々予想はしてたよ! でもマジで来るなんて思ってなかったよ! 不敬にも程があるよ!


ガチャ

大佐「女少佐はいるか」

女「私ですが……」

大佐「陛下がお越しだ」

女「……はいぃ?」

大佐「天皇陛下がお越しである」

女「ま、また急に何事ですか。何の連絡も……」

漣「あ、そーいや書類ありましたね」
漣「今の今まで忘れてました」

女「お前のせいかぁー!」
女「ていうか、何用なんですか? こんなところに」

大佐「前線の視察と慰労だそうだ」
大佐「こちらに来られる予定はないが、くれぐれも失礼のないようにな」

女「アッハイ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「なんだってのよ、ほんとに……」

漣「さーせん、てへぺろ」

女「張り倒すぞ」

漣「すいませんでした」


女の隣に座った艦娘
鈴谷、北上、雷、加賀、瑞鶴の中から
↓1

加賀「隣、良いかしら」

女「あら、加賀。どうぞ」

加賀「失礼します」ストン

女「……」ジー

加賀「……私の顔に、何かついていて?」

女「いや、そういうんじゃなくて……」

加賀「?」

女「量、多くない?」

加賀「気のせいです」

女「いや、明らかに違うから」
女「ご飯茶碗からはみ出てるから。唐揚げが倍くらいあるから」

加賀「気のせいです」

女「……」
女「そうだね、気のせいだね」

女「そういえば加賀は何で瑞鶴と仲悪いのよ?」

加賀「」ピクッ

漣(何で見える機雷に触りに行くかなぁ……)

女「これから艦隊を指揮する立場としては、ねぇ?」
女「出来れば不安要素は取り除いておきたいなぁ、と」

加賀「……別に、仲が悪いわけではないわ」

女「あれで仲が良いとは到底思えないし、誰に聞いたって仲が悪いと答える筈よ」

加賀「……」

女「話したくないならそれでいいけど」
女「取り敢えず空母は常に一人ずつ艦隊に組み入れるしかないわね」

加賀「……それは」

女「何よ?」

漣(この場から逃げ出したい)

女「……」

加賀「……」

女「……そうねぇ」
女「この基地に先に来たのはどっちかしら?」

加賀「……私ではありません」

女「瑞鶴ね。じゃあここでは一応加賀が後輩ということ?」

加賀「まさか。本土で一緒だったので……」

女「ここでの話よ」

加賀「……はい。不本意ですが」

女「じゃあ次は本土の話」
女「本土では瑞鶴は小生意気な後輩だったわけだ?」

加賀「……はい」

女「で、こっちに来たのは瑞鶴が先で、後から来た貴女はここでは後輩になっちゃったのね?」

加賀「……はい」

女「ふぅん……」
女「因みに本土では何してたの?」

加賀「……」

女「? 何、言えない仕事?」

加賀「……い」

女「聞こえるように、はっきりと」

加賀「……大学生、です」

女「学生? じゃあ艦娘としての基礎訓練が終わった直後にこっちに送られたの?」

加賀「……いいえ、私は最初佐世保に配属されたわ」
加賀「五航戦も」

女「……あぁ、成程。基礎訓練終了後の勤務は加賀の方が長いのね」
女「で、瑞鶴が先にこっちに送られたんだ」

加賀「……」コクン

女「どうしてこうなった」

加賀「……」

女「はぁー……」
女「あ、因みに艦娘になる前から知り合いだったりするの?」

加賀「えっ……」
加賀「……失礼します」ガタッ

スタスタスタ……

女「……墓穴掘った?」

漣「最初から掘りまくってましたよ」

女「もうすぐ16時ね」ノビ
女「そろそろ古鷹達が帰ってくるかしら」

漣「そうですね」

女「後はもうあの子達の報告だけね」

漣「暇ですねー」

コンコンコン

女「あらタイミング良く」
女「どちら様?」


誰が来たか
↓1

人がおらんようだな
今回の更新はここまで。
安価は次の更新の時に取り直し

おやすみなさい

本日は17時半から18時頃より更新の予定
先に安価だけ取る

まず>>106の取り直し

誰が来たか
鈴谷、北上、雷、加賀、瑞鶴の中から
↓2

瑞鶴了解
投下は17時30分以降と思われる
注意されたし

瑞鶴「私だ」

漣「お前だったのか」

瑞鶴「暇を持て余した」

漣「艦娘の」

瑞鶴漣「「遊び」」

女「それ好きなんだ」
女「取り敢えず用事は何よ」

瑞鶴「ん、あぁ、用事ね」


瑞鶴の用事
↓2

艦娘安価取った時に理由もとればよかったと反省


瑞鶴「翔鶴姉はまだ来ないの?」

女「しょうかくねえ?」

漣「瑞鶴さんの姉妹艦ですよ」

女「……あぁ、空母翔鶴ね」
女「予定もないわねぇ……」

女「取り敢えず本土に要望書は送ってみるわね」
女(昨日大淀に関しての要望送ったばっかであんまり送りたくないけど)

瑞鶴「早く来てくれると嬉しいなぁ」

女「翔鶴の艦娘は結構珍しい部類に入るし、分かんないわ」
女「ま、御祈りでもしたら?」

瑞鶴「……出来れば、佐世保の」ボソッ

女「? 言いたいことははっきりと」

瑞鶴「あ、ごめん。独り言」

女「そう? なら良いけれど」

コンコンコン

女「はーい」

「古鷹です、哨戒任務から戻りました」

女「入って」

ガチャ

古鷹「古鷹以下4名、只今戻りました」ビシッ

女「お帰り。異状はなかった?」

古鷹「はい、異状なしでした」

女「うん、じゃあ報告書の用紙渡しとくから、明日の課業終了までに上げてね」
女「と、補給受けておいで。補給明細は忘れずにね」

古鷹「はい!」

女「じゃ、みんなお疲れ様。解散」

古鷹「失礼しました!」ビシッ

那珂「お仕事終了、お疲れ様ぁ!」キラッ

島風「みんなおっそーい!」タタタタ

雪風「い、いそぐとあぶないですよぉ!」

ドタドタ

女「……ふっ」

瑞鶴(な、なんと……!)

漣(提督が母性溢れる笑みを……!?)

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今日の晩ご飯は竜田揚げなのね」

漣「お昼唐揚げでしたよね」

女「鶏肉はあるけど粉はない、とか?」

漣「そんなとこじゃないですか?」

女「間宮の苦労をお察しします……」


女の隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、雪風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

瑞鶴「隣いい?」

女「いいわよ」

瑞鶴「じゃ、座りまーす」ストン

漣「なんか昨日のデジャヴ」

女「歴史は繰り返さないわ」

瑞鶴「何の話?」

女「こっちの話」


コンマ
01~20で加賀とのことを聞く
↓1

女「そういえば、翔鶴の件だけど」

瑞鶴「うん」

女「努力はしてみるわね」

瑞鶴「ほんと!?」

「チッ」

漣(今背後で舌打ちが聞こえた)

女(ていうかあんたら一応仲悪いんなら態々近いところで食べてんじゃないわよ)
女「あくまで努力するだけの話よ。本当に来るとは思わない方がいいかも」

瑞鶴「……だよね」

女「要望書も送るだけ送ってみたし、祈っときましょ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「はー……」カポーン
女「よっし、今日は誰も来なかったわね……」ザパッ

カラカラカラ

女(タイミング悪いな、おい)ザブン

加賀「……提督ですか?」

女「……加賀」

加賀「……」

女「……」

加賀「……あの」
女「……あの」

加賀「……」

女「……」

加賀「……どうぞ」

女「……お先に失礼」ザバッ
女(距離をとって、見られないように、見られないように……)

加賀「……」ジーッ

女(なんで凝視してくんのよ!)
女「じ、じゃあ」


コンマ
01~15で加賀が引き留める
↓1


ちょい離脱

再開


加賀「あの」

女「何?」

加賀「……」

女「……用件なら早くして。湯冷めちゃう」

加賀「……お昼の、ことなのですが」

女「昼? あぁ、食堂の……」
女「何か話す気になったの?」

加賀「……後で、貴女の私室に行っても構いませんか」

女「……」


1.「構わないけど」
2.「私室はちょっと……」
3.その他
↓2

女「構わないけど」

加賀「では、……また後で」

女「ん、後でね」
女(……バレてない、みたいね。距離も湯気もあるし)

カラカラカラ ピシャ

加賀「……」
加賀「……全身、なのかしら」

加賀(左目がよく見えてないのは確定的だと思ってたけど……)
加賀(腕や脚にも沢山傷があったわね。身体も傷だらけなのかしら)

加賀(……)
加賀(……私の心の中だけに、留めておきましょう)

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

女「ふわ……ふ……」
女「……遅いわね」

コンコンコン

女「……誰」

加賀「私です」

女「お前だったのか」

加賀「……」

女「……」
女「……入って」

加賀「……」ガチャ

女「そっちの椅子座っていいわよ」
女「私はベッドに座るから」

加賀「……失礼します」ポスン

女「で、何か話してくれる気になったのかしら」

加賀「……瑞鶴と、私が艦娘になる前から知り合いだったか、という話ですね」

女「聞かせてくれるの?」

加賀「……私と彼女は、艦娘になる前、……」
加賀「……友人でした」

女「続けて」

加賀「昔は、これでも仲が良かったと……私は思っていますが」
加賀「……艦娘になってから、彼女は変わってしまいました」

女「……」

加賀「……出来れば、昔みたいに……」

女「……戻れないのね?」

加賀「……私にも、プライドが、ありますから」

女「……」

加賀「……」

女「……そう」

女「取り敢えず分かったわ。把握した」
女「貴女達の関係の改善……修復は現状重要な課題ね」

加賀「……」

女「相談があったらまたいらっしゃい」
女「課業終了後なら付き合ってあげるわ」

加賀「……」
加賀「……ありがとうございます」

女「さ、夜ももう遅いわね」
女「部屋に戻りなさい」

加賀「……失礼しました」

女「ん、また明日」

ガチャ バタン

女「……」
女(頻りに私の手足を凝視していた)

女(寝る時まで長袖長ズボンの格好に違和感を覚えた? 本当にそれだけ?)
女(……恐らく、浴場で見られたわね)

漣「あーすっきりした……」
漣「おやぁ?」

漣(あれは加賀さん? なんでこんなところを)ササッ
漣(こんな時間に司令部寄宿舎から出てくるなんて珍しいですねぇ)

漣(でも今あの寄宿舎はご主人様しかいない筈)
漣(これはもしや、これはもしやぁ!?)

漣(ていうか気付いてない?)
漣(加賀さんに限ってそんなこと……)

加賀「……」スタスタ

漣(あ、ほんとに気付いてないっぽい)

【3日目:水曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

島風「みんなおっそーい!」

雪風「げほっ、げほっ、ごほっ!」

雷「雪風ぇー!? 無茶しないで!?」

女「相変わらず島風は何でも速いわね」

漣「カレーは飲み物(キリッ)を地で行く子ですからね」
漣「あ、雪風吐いた」

女「朝から嫌なもん見せるなぁおい」
女「ていうか吐く程むせたんだ……」


本日の秘書艦
古鷹、那珂、島風、雪風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

瑞鶴推すなぁ


――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

瑞鶴「今日は私は秘書艦なのね」

女「えぇ。一日よろしくね」

瑞鶴「うん」
瑞鶴「……事務仕事はあんまり得意じゃないんだけどね」

女「異動とかでゴタゴタしてた書類がそろそろ片付くから」
女「今日中に終わらせたくはあるわね」

瑞鶴「が、頑張るわ……」

女「ま、肩の力抜いて、気楽にいきましょ」

女「あっという間にお昼ね」

瑞鶴「提督さん、ご飯食べに行こ!」ガタ

女「そうね。じゃあ行きましょ」

ガチャ

加賀「あ……」

瑞鶴「え……」
瑞鶴「……なんでこんなところにいるんですかねぇ?」

女「……瑞鶴」

加賀「別に……貴女には関係のないことよ」

瑞鶴「ふーん? 秘書艦でもない、演習もない、何か報告書があるわけでもない筈なのに?」
瑞鶴「一体何の用事があって提督さんに会いに来たんでしょうかね?」

加賀「……口が減らないわね、五航戦」

瑞鶴「こっちのセリフですよ」

女「瑞鶴」

加賀「貴女に用事はないの、退いて頂戴」

瑞鶴「っ……用事があるのは提督さんでしょ? 残念ですけど、これから私とお昼なんで」
瑞鶴「どうせ提督さんに媚売りに来たんでしょ?」

女「瑞鶴!」

瑞鶴「っ……すいません」

瑞鶴「……」

加賀「……」

女「……一応聞くわね、加賀は私に何か用事?」

加賀「お昼を、ご一緒しようと思ったのですが……」
加賀「今日は、良いです」

女「……そう。じゃあ、また今度にしましょう」
女「瑞鶴、行くわよ」

瑞鶴「……あ、はいっ」

加賀「……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「あのね、瑞鶴」

瑞鶴「はい……」

女「いくら仲が悪いったって、言って良いことと悪いことがあるわ」

瑞鶴「はい……」

女「この際だから言うわね」
女「貴女達はお互いに突っかかりすぎよ」

女「敵と戦う前に味方と歩調が合わないんじゃどうしようもないじゃない」
女「一体貴女達の間に何があったのよ?」

瑞鶴「それは……」

女「佐世保にいたのは加賀から聞いたわ」
女「こっちに来てから、関係が拗れたのも」

瑞鶴「え……それ、加賀さんが言ったんですか?」

女「? えぇそうよ?」

瑞鶴「……違います」

女「違う? 何が?」

瑞鶴「関係が拗れたのは、佐世保にいたときからです」

女「……どういうこと?」

瑞鶴「……詳しくは、ここではあまり話したくないんだけど……」

女「……そうね。じゃあ、後で執務室で聞くわ」

瑞鶴「うん……」


女の隣に座った艦娘
古鷹、那珂、島風、雪風の中から
↓2

自分の家に人が泊まることを忘れていた間抜けがいるらしい
……俺だよ!
取り敢えず3日目締めてから終わりにする

那珂「提督、お隣失礼しまーす」ストン

女「遠慮なく座ったな」

那珂「那珂ちゃんの隣に座れるなんてー、提督はラッキーだよ!」

女「……」
女「そ、そうね」

瑞鶴(……あぁ、言葉気にして……)

那珂「……提督、もしかして元気ないの?」

女「えっ、いや、そんなことないわ」

那珂「声裏返ってるしー」

女「そ、そう?」

那珂「疲れてる時はちゃんと休んで、元気出してね、提督ー」

女「……ありがとう」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「普通にいい子なのね、あの子」

瑞鶴「逆に何を以て悪い子だったの……」

女「さて、午後の課業だけど……」
女「その前に、話聞かせてもらえるかしら」

瑞鶴「……うん」
瑞鶴「提督さんはどこまで知ってるの?」

女「さっき話した通りよ。それと二人とも基礎訓練後に佐世保に配属されたこと」
女「後は……加賀が学生だったことくらいね」

瑞鶴「……」
瑞鶴「じゃあ、艦娘になる前のことも?」

女「それは……」

瑞鶴「……まぁいいです」
瑞鶴「元々佐世保には加賀さんが居て、その後私が入ったの」

瑞鶴「……加賀さんが来てから私が入るまでどのくらいかは知らないけど」
瑞鶴「でも取り敢えず佐世保では私が後輩で、加賀さんが先輩だった」

女「それは知ってる」

瑞鶴「ですよね。で、その時は仲良くやってたの」
瑞鶴「正規空母は私達だけで、軽空母も軽空母だけで戦隊組んでて」

瑞鶴「でも、翔鶴姉と赤城さんが殆ど同時に着任して……」
瑞鶴「……そこから、かな。お互いに距離が開き始めたの」

女「編成が変わったのね?」

瑞鶴「えぇ。で、ある日喧嘩してから、それ以来ずっとあんな調子で」
瑞鶴「こっちに来て、色々後悔してたのに……」

瑞鶴「追うようにして加賀さんがこっちに来た時、ついいつもの調子で売り言葉に買い言葉で」
瑞鶴「……出来れば、仲直りはしたいんだけどね」

女「そうね……こっちとしても、してもらわなきゃ困るわ」

瑞鶴「だよ、ね……」

女「何か、意地みたいなものが邪魔をしているのかしら?」

瑞鶴「……そうかも」

女「はー……」
女「分かった、ありがとう。考えとくわ」

瑞鶴「うん……ごめん」

女「これも仕事よ」

女「一日で大分慣れてきたじゃない?」

瑞鶴「そ、そう?」

女「私も得意な部類じゃないしね」

瑞鶴「そろそろご飯?」

女「その前に哨戒報告聞かなきゃ」

瑞鶴「あ、そっか」

鈴谷「と、タイミング良く登場ですよー」ガチャ

女「ノックくらいしなさい」

鈴谷「いいじゃん別に。やましいことがあるわけでもないでしょ?」
鈴谷「えーと……鈴谷以下4名、只今戻りました」ビシッ

女「はいはい、お帰り」

鈴谷「本日も異状なし、報告書は明日の昼食までに提出します」

女「うんうん。はい、これ用紙」
女「じゃ、補給受けて課業終了。補給明細は報告書と一緒でいいわ」

鈴谷「了解」ビシッ

女「お疲れ様。ていうかやれば出来るじゃない」

鈴谷「でしょ?」
鈴谷「じゃ、失礼しましたー」

バタン

瑞鶴「なんだかんだ、真面目なのよ」

女「少し安心したわ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「……これは酷い」

瑞鶴「タロイモはタロイモでも、これは……」

女「これしきの量をかさを増して誤魔化したのね……」
女「間宮の努力が窺い知れるわ……」

漣「いつものことですけど、今日は特に倹約的ですねぇ」

北上「これ明日の朝まで持つかなぁ」

加賀「……おかわり、出来るかしら」

雷「多分無理よ」

雪風「お腹がすくのです……」

島風「飲み物じゃん。みんなおっそーい」

女「今日に限っては間違いではないわ……だってこれ飲み物だもの」

鈴谷「ポイ、だよね? これ」

女「えぇ、明らかに水の量が過剰だけど」

鈴谷「まぁ、お米じゃないのは残念だけどさ」
鈴谷「これはこれでいいんじゃないかな」ズズ

女(啜った……)

鈴谷「ほら、一応おかずもあるしさ」

女(アジがまだマシなレベルで、貝は見たこともない種類の貝だけどね)

鈴谷「デザートもついてる」

女(バナナね。小さいやつ)

鈴谷「食事は楽しもうよ」

女「……意外だわ」

鈴谷「私? 今私に言った?」

女「貴女よ、鈴谷」
女「こういうので一番文句言いそうなのに」

鈴谷「そうかな?」
鈴谷「こーいうのは慣れてるからねー」

女「慣れてる?」

鈴谷「こっちの話ー」

女(鈴谷も、実は何か問題を抱えてそうね……)
女(いや……)チラッ

瑞鶴「? 提督さん?」

女(みんな、何かしら問題を抱えてると考えていいかも)
女「……なんでもないわ」

今回の更新はここまで
次の更新は恐らく本日中なれど、午後になること確実の模様
健康には十分注意されたし

おやすみなさい

乙です
基地の一画に畑を作りゃ食料問題なんとかなるんじゃね?


>>170
Z旗の起源から考えれば漁をするほうがいいんじゃないか

俺の出会った中で最もおっかない女(2X歳)

>>170 >>171
多分陸戦守備隊とかはやってる

≪我、投下を開始す!≫

【4日目:木曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「朝食は割としっかりしてるのね」

漣「朝しっかりたべないと本気でまずいですからねー」

女「今日は輸送任務があるわね」

漣「物資ktkr!」

女「一応哨戒班に当たってもらうけど」
女「場合によっては空母にも出撃があるかも」

加賀「流石に気分が高揚します」

瑞鶴「やってやるんだから」


本日の秘書艦
鈴谷、北上、漣、雷、加賀、瑞鶴の中から
↓2

提督の過去が知りたいねえ

20時くらいから2時くらいまで寝落ちしてた
この生活リズムはなんとかしたいなぁ

起き抜けに艦これの画面みたら秘書艦はっちゃんでムラっときた
憲兵さん俺です

>>177
一応考えてあるからその内書くかも

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

瑞鶴「今日も私ね」

女「ごめん、つい空母選んじゃって」

瑞鶴「いいよ、別に。暇だしね」

女「訓練する時間くらいはほしいでしょ?」

瑞鶴「うん、まぁね。でも、こういうのも良いかな」

女「そっか」
女「じゃ、始めましょ」

瑞鶴「うん。えぇっと、まずは……」

女「任務通達しなきゃ」

女「以上が今回の任務になるわ。要するに普通の護衛任務よ」
女「旗艦古鷹」

古鷹「はい!」ビシッ

女「那珂」

那珂「はいっ」ビシッ

女「雪風」

雪風「はいっ!」ビシッ

女「島風」

島風「はい!」ビシッ

女「返事やよし」
女「大事な補給物資よ、しっかり守ってね」

古鷹「お任せください!」

女「うん、気をつけて、行ってらっしゃい」

女「瑞鶴、棚からこれの資料を取ってきてくれない?」

瑞鶴「どれ?」

女「確か青いやつ……多分それ」

瑞鶴「これね?」ヒョイッ

女「うん、それだわ。持ってきて」

瑞鶴「ほい」

コンコンコン

女「あら、どちら様ー?」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、漣、雷、加賀の中から
↓1

漣「漣です、ご主人様」
漣「こう書いて、“さざなみ”と読みます」フリフリ

女「うん、知ってる」
女「何用かしら?」


漣の用事
↓1

漣「えーと、内閣総理大臣兼陸軍大臣兼参謀総長がお越しです」

女「……?」
女「あ、もしかして陸幕長か何か? 確かに今総理は立場上陸軍だけど……」

瑞鶴「陸軍が一体この辺境の海軍基地に何用なのよ……」

女「空軍の視察じゃない? ほら、この基地一応海空軍の共同管理だし」

瑞鶴「あぁ……」

女「私に通達がなかったってことは今回海軍には用事ないってことでしょ」

漣「や、これも事前に書類ありましたよ?」

女「そこに直れ、介錯してくれるわ」

漣「アイエエエエ!」

こんなもんですたい
次回の更新は本日午後以降
案外昼頃から更新するかも
くれぐれも健康には注意されたし

おやすみなさい

≪投下の準備が整った。各員よろしいか≫

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「なんで処分しちゃうのよ、明らかに大事な書類だったでしょ」

瑞鶴「そうは言っても、私達からすれば、割と大事でもないのよ」

女「ひっでぇ」


隣に座った艦娘
↓2

加賀「お隣、良いかしら」

瑞鶴「……」ムッ

女「……構わないわ」

加賀「では……」ストン

瑞鶴「……」

女「……」

加賀「……」

瑞鶴「……ご馳走様」ガタッ

ツカツカツカ……

女「……はー……」
女「……それで? 何の御用かしら?」


加賀の話
1.女提督の身体のこと
2.自分と瑞鶴の過去
3.適当な世間話
4.その他(安価内容、ある程度自由)
↓2

加賀「貴女の……身体のことなんですけど」

女「私の身体?」ヒキッ

加賀「いえ、そういう話ではありません」
加賀「……あの、肩を抱いてそんな目で見ないでください」

女「分かってるわよ」

加賀(目が本気でしたよ……)
加賀「こほん、それで……その……」

加賀「この前、貴女の部屋にお訪ねしたときのことなのですが」
加賀「最初に違和感を感じたのは初めて会ったときです。貴女の左目……」

女「……よく見てるわね」
女「そうよ。よく見えないわ」

加賀「……負傷ですか」

女「ガラスがね」

加賀「……次は一昨日の夜、大浴場で」
加賀「湯気に隠れてて確信は持てませんでしたが」

女「続けて?」

加賀「……ここは夜でも暑いです」
加賀「それなのに、貴女はジャージで寝ている。これも」

女「そこまで」
女「余計な詮索しない」

加賀「ですが」

女「詮索屋は嫌われるのよ」
女「ご馳走様。じゃあね」ガタ

カツカツカツ……

加賀「……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「……はいっ、今日はもうお終い」
女「後は古鷹達を待つだけね」

瑞鶴「うん」

女「帰投予定時刻まで、30分を切ったわ」
女「この分だと、無事に終わりそうね」

瑞鶴「良かったぁ」

女「最後まで慢心しない」

瑞鶴「うへぇ」


護衛任務の成否
コンマ
95以上で失敗、00は100扱い
↓2

女「そろそろね」

コンコンコン

女「おっ」

「古鷹です! 任務完了をお知らせに来ました!」

女「入って」

ガチャ

古鷹「古鷹以下4名、只今戻りました!」ビシッ

女「お帰り。どうだった?」

古鷹「輸送任務は成功、現在物資の積み下ろし作業中です!」

女「良かった。報告書は明日の課業終了までに、よろしくね」
女「補給は積み下ろし後、すぐに」

古鷹「はい!」

女「じゃ、戻って一応最後まで警備」

古鷹「了解! 失礼します!」

バタン

瑞鶴「良かった」

女「そうね」

瑞鶴「……そろそろご飯行こ?」

女「あー……」
女「いや、そうね。夕食にしましょうか」

瑞鶴「今日なんだろー」

女「ポイはもう御免かしらね」

瑞鶴「確かにー」クスクス

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「あら、コシヒカリだわ」

瑞鶴「輸送物資の一部を早速使ったのかな」

鈴谷「空軍が分けてくれたんだってさ」ストン

女「……じゃあ空軍はいつもコシヒカリ食べてるわけ?」

鈴谷「らしいよ」

女「し、信じられない……この基地は海空軍共同管理じゃないの……」

瑞鶴「あんまり接点はないらしいけどね」

鈴谷「司令部も別だしねぇ」

女「……ていうか、何の前触れもなく突然私の隣に座ったけど、何か用事?」

鈴谷「何? 一々確認いるの?」

女「や、そういうわけじゃないけど……」
女「ほら、食堂広いんだし、ね?」

鈴谷「いーじゃん、別にさぁ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場脱衣場

女「……」シュルシュルシュル
女「……」パサッ

女「……」チラッ
女(先客がいるわね……)


置いてある服の持ち主
鈴谷、古鷹、漣、加賀、瑞鶴の中から
↓2

カラカラカラ

瑞鶴「……提督さん」

女「やっぱり瑞鶴ね」

瑞鶴「服で分かった?」

女「ザッツライト」
女「瑞鶴なら平気かな」ザバァッ

瑞鶴「……身体のこと?」

女「っそ」ゴシゴシ

瑞鶴「……」
瑞鶴「背中、流してあげよっか?」

女「……」
女「……じゃあ、お願い」

瑞鶴「提督さん、結構綺麗だよね」ゴシゴシ

女「……何が?」

瑞鶴「肌」ゴシゴシ

女「傷だらけよ?」

瑞鶴「それも含めて」

女「何よ?」

瑞鶴「……」ツツー

女「ひいぅっ!?」ビクッ
女「な、何?」

瑞鶴「やだ、感じちゃったの?」クスクス

女「……びっくりしただけよ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設司令官私室

女「そろそろ寝ようかしらね……」

コンコンコン

女「……誰かしら」

「私です、加賀です」

女「……どうぞ」

加賀「……失礼します」ガチャ

女「……何の用事かしら」


コンマ
82以上で加賀の過去、00は100扱い
直下

加賀「……少し、お話をしようと思ったのですが」

女「そう」

加賀「……昼のことです」
加賀「やはり、貴女は不自然な点がある」

女「貴女達が言えたことじゃないわ」

加賀「はぐらかさないでください」
加賀「貴女の身体は……もしかして、傷だらけなのでは?」

女「……私のことを知って、どうなの?」
女「私が貴女達のことを知るのは当然のことね」

女「それが貴女達を運用するにあたって、問題になるものは特に」
女「貴女と、瑞鶴のこととかね」

女「逆に、今貴女が求めている問題の答えは」
女「私の艦隊指揮に何か影響を与えるのかしら?」

加賀「……」
加賀「……雑念があると、戦闘に集中できませんから」

女「……」

加賀「……」

女「……ちょっと、意地悪が過ぎたわね」
女「いいわ、見せてあげる」

女「……」
女「あんまり、口外したりしないでね」

ジー スルスルスル バサッ

女「これで満足かしら?」

加賀「……綺麗……」

女「え?」

加賀「傷、多くはありますが……」
加賀「お綺麗、ですよ……提督」スッ

女「待って、誰が触っていいって言ったのよ」

加賀「……すいません」

女「もう……」
女「これでいいでしょ? もう戻りなさい」

加賀「……」
加賀「失礼しました」ガチャ

ちょっと休憩
取り敢えず4日目はこれでお終い

ジパング面白い

5日目いくよ、投下よーい

【5日目:金曜日】0600
――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎前

『そぉいんおこし……』

パーパラッパ↑パーパラッパ↑パーパラッパパーラパッ
パーパラッパパーパラッパ パーパッパラッパパー↑

女「さて……点呼ね」

バンッ

島風「おっそーい!」タタタタ

女「やっぱり一番はあの子ね」
女「記録か何かに挑戦でもしてるのかしら」

島風「私が一番? やっぱり?」
島風「だって早いもん!」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「最近はもう朝食が唯一の楽しみだわ」

鈴谷「そう?」
鈴谷「私は結構楽しいけどなー、外地」

女「貴女本土で何してたのよ……」

鈴谷「ただのびんぼーにん」

女「そう」
女(……)

鈴谷「もー、聞いといて何そのリアク。マジウケるんですけど」

女「ほら、今日哨戒でしょ。ちゃきちゃき食べる」


本日の秘書艦
古鷹、那珂、雪風、島風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

女「今日の秘書艦は……」

瑞鶴「私! 私がやる!」

女「随分やる気ね」

瑞鶴「いいでしょ?」

女「勿論」

加賀「チッ」

女(あーあー、聞こえなーい)

漣「……」
漣(ほほー?)

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

鈴谷「んじゃ、行ってきまーす」

女「行ってらっしゃい」
女「しっかし、本当に敵襲のないところね」

瑞鶴「近所にショートランドがあるからね」
瑞鶴「それに、元々航空基地だからさ、航空攻撃を恐れてか優先的攻撃対象じゃないみたい」

女「それはそれで妙な話ね」

瑞鶴「何で」

女「制空権の確保は近代戦の基本よ」
女「その制空権を取るための拠点を制圧ないし破壊することも基本といえるわね」

コンコンコン

女「はーい、どちら様ー?」


入ってきた艦娘と用件
古鷹、那珂、雪風、島風、加賀の中から
↓3

加賀さん

五人の中からなんで、安価下>>231

用件
↓2

「加賀です」

女「……」

瑞鶴「……」

女「……どうぞ」

加賀「失礼します」ガチャ

瑞鶴「何しにきたんですか、焼き鳥製造機さん」

加賀「はい?」ピクッ

女「ちょ」

加賀「貴女に用事はないのよ、五航戦」

女「ちょっと、喧嘩しにきたの?」

加賀「いいえ、まさか。ただお話に」

瑞鶴「提督さんも迷惑してるんですよ?」
瑞鶴「そんなことも考えられないんですか?」

加賀「貴女に用事はないと言っているでしょう」
加賀「何度も同じことを言わせるなんて、流石七面鳥と呼ばれるだけあるわね」

瑞鶴「……!」イライラッ

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「あれって結局何しに来てたのよ?」

瑞鶴「雑談でもしようとしてたんじゃないの?」

女「何をどう解釈したらあれが雑談しにくる人間の姿勢なのよ」

瑞鶴「私がいる時点で分かったことだと思いますけど」

女「……そうね」


隣に座った艦娘
古鷹、那珂、雪風、島風、加賀の中から
↓2

雪風「しれぇー、お隣良いですかぁー?」

女「ん、雪風。良いわよ」

雪風「ありがとうございます!」ストン

女「珍しいわね」

雪風「何がですか?」

女「雪風が私の隣に座るなんて」

雪風「そうですかー?」

女「うん」
女(雪風は癒されるなぁ)

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

コンコンコン

女「はーい」

「鈴谷でーす、戻りましたー」

女「入りなさい」

鈴谷「鈴谷以下4名、只今戻りました」ビシッ
鈴谷「服務中異状なし、でありました」

女「ご苦労」

鈴谷「報告書は明日の……夕方までに出します」

女「はい。補給明細は報告書と一緒に」
女「以上、解散」

鈴谷「失礼しました」ビシッ

バタン

女「……」

瑞鶴「……違和感がやばい」

女「分かる自分が悲しい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今日はカレーの日だったわね」

瑞鶴「昨日の物資に牛肉はなかったのかしら。また鶏肉よ」

女「コメがタイ米じゃないだけ感謝よ」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、北上、那珂、漣、雪風、雷、島風、加賀の中から
↓2

加賀「……」スッ

瑞鶴「!」

女「?」

加賀「提督」

女「ひゃっ!?」ビクッ
女「音もなく背後に忍び寄らないでよ、心臓に悪い」

加賀「すみません……その……」
加賀「今夜も、よろしいでしょうか」ボソッ

女「……いいけど」

加賀「……では、2200時以降に……」ボソッ

女「了」

加賀「それではお隣失礼します」ストン

瑞鶴「チッ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

瑞鶴「なんだったのよ、あれ」ゴシゴシ

女「あれ?」

瑞鶴「とぼけないでよ」ゴシゴシ
瑞鶴「食堂のこと」

女「あぁ、あれ? 特にこれといったことではないわ」

瑞鶴「加賀さんと提督さんの秘密なんでしょ?」

女「秘密っていうほどのものでもないわよ」

瑞鶴「でもなんだか嫌」ツツー

女「ひっ」

瑞鶴「教えてくれるまで撫でるぞー?」ツイツイ

女「やめなさい」ベシッ

瑞鶴「ぬっ……やったなー」モニュモニュ

女「ひやあっ!?」

瑞鶴「デカ乳ぶら下げやがってー、こうしてやるこうしてやるー」モニュモニュモニュ

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

コンコンコン

女「……誰」

「……加賀です」

女「……どうぞ」

加賀「失礼します」ガチャ

女「そっちの椅子」

加賀「……」ポスン

女「……」

加賀「顔が……紅潮しているようですが?」

女「まぁ、ちょっとね」

加賀「はあ……?」

女「それで、今宵は何用かしら?」

加賀「特には……」

女「……ただ何となく来たかったってだけ?」

加賀「……」コクン

女「……そう。じゃあ、ゆっくりしていくといいわ」
女「生憎、ウイスキーくらいしかないのだけど」

加賀「……お構いなく」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎前
加賀「……」スタスタ

漣「……」ジー
漣(やはり司令部……特にご主人様の私室が怪しいですねー)

バタン

漣(これはもしや……)
漣(加賀さんとご主人様は早くも肉体関係!?)

漣(普段は物静かな加賀さんが『あぁんっ! イきます! イっちゃいますぅぅぅ』とか言ってよがり狂ってる!?)
漣(ご主人様が実は加賀さんの女王様だったり!? 個人的なご主人様(意味深)だったり!?)

漣「いけない、トイレ行こ」

おはよう
私は昨夜もよく眠れなかったよ
ていうか腰痛い

本日の更新は8時以降、午前中を予定
尚、くれぐれも健康には十分注意されたし

トイレの中の漣が見たいです!

予定が総崩れだった

更新は15時以降を予定
早ければ14時頃から更新

>>255
?「ご主人様、調子に乗るとぶっ飛ばしますよ♪」

≪投下を開始する。各員準備よろしいか≫

【6日目:土曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

漣「おはようございます、ご主人様」

女「おはよう……ってさっき点呼で会ったじゃない」

漣「そうですね」

瑞鶴「毎朝さ、点呼寂しくない?」

女「10人だものねぇ」

瑞鶴「前の航空隊は何人いたの?」

女「分からない。ざっと200くらいかしら?」
女「あ、うちの飛行隊は34名だったわ。3機しかいなかったからね」

瑞鶴「へぇ……」

女「佐世保はどうだったのよ?」

瑞鶴「60ってとこだったかな」

女「そう考えるとここは少ないのね」

瑞鶴「ここの場合は各部署の独立性が高いからねぇ」


本日の秘書艦
鈴谷、北上、漣、雷、加賀、瑞鶴の中から
↓2

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

瑞鶴「今日は何があるの?」

女「今日も何もなし……だといいわ」
女「ていうかさも当然のように執務室来て秘書艦の椅子座ったわね」

瑞鶴「え? 私じゃないの?」

女「まぁ、ある程度慣れてる子の方がいいのは確かだけど……」
女「じゃ、始めましょ」

瑞鶴「ところで明日どうするの?」

女「明日?」

瑞鶴「明日は日曜でしょ?」
瑞鶴「どっか遊びに行くの?」

女「午前中は仕事よ」
女「午後は……そうね、島のこと知らないから、歩き回ってみたいかも」

瑞鶴「誰か連れてくよね?」

女「単独行動は禁止なんだから、当然じゃない」
女「それに、案内してもらわなくちゃいけないし」

瑞鶴「誰連れてくの?」

女「特には決めてないけど……そうね」


誘う艦娘
古鷹、那珂、島風、瑞鶴の中から
加えてコンマ
20以下で加賀、21~35で雪風も一緒についてくる
36以上の場合は誘った艦娘のみ
00は0扱い
↓3

女「じゃあ、瑞鶴に頼もうかしら?」

瑞鶴「私? やっぱり?」

女「一番話しやすいってのもあるわよ」
女「こっち来てから一週間、殆ど貴女が秘書艦だったじゃない」

瑞鶴「だよねぇ」

女「じゃ、明日もよろしくね、秘書艦さん」

瑞鶴「あいあいさー!」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

瑞鶴「なんか最近蛋白質って卵か鶏肉ばっかじゃない?」

女「そういうもんでしょ」

瑞鶴「魚とか長らく食べてないわー……」

女「陸戦守備隊の連中は暇さえあれば釣りして魚獲ってくるんだって」

瑞鶴「何それずるい」

女「貴女達もやろうと思えば出来ると思うけどね」
女「……蛙や蛇も食べるらしいけど」

瑞鶴「……鶏でいいです」


隣に座った艦娘
鈴谷、北上、漣、雷、加賀の中から
↓2

雷「司令官、お隣いい?」

女「あら、雷」
女「いいわよ。どうぞ」

雷「じゃ、座るわね」ストン
雷「司令官、もう慣れたかしら?」

女「お陰様で大分……」
女「まぁ解決すべき問題は山積してるけどね」

瑞鶴「……」

雷「無理しちゃ駄目よ? いつでも頼ってくれていいんだからね!」

女「あはは……ほんとに困っちゃった時は頼っちゃおうかな」

雷「この雷様にお任せよ!」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「午後の課業始めー、と」

瑞鶴「この時間帯っていっつも眠いわよね」

女「この前雪風が昼寝してたわね」

瑞鶴「どこで?」

女「そこの窓から見える……ほら、あの木の根元」

瑞鶴「確かに、この時間帯は丁度日陰になってるわね」
瑞鶴「お昼寝にはもってこいかも」

コンコンコン

女「あら、どちら様?」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、漣、雷、加賀の中から
↓2

「加賀です」

瑞鶴「……」

女「どうぞ」

加賀「失礼します」ガチャ
加賀「……」

瑞鶴「……」

女「……ご用件をどうぞ」

加賀「……明日の、外出許可を頂きたいのですが」

女「外出許可ね。ちょっと待ってね……」
女「ごめん、瑞鶴。そっちの書類棚かも」

瑞鶴「……」ガラッ
瑞鶴「これね」ピラッ

女「はい、ありがと」
女(加賀に直接渡せばいいのに……)

加賀「ありがとうございます」
加賀「失礼しました」

バタン

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「いつも通り、夕食は軽いわね」

瑞鶴「軽いって言葉で誤魔化すのはもうやめにしよ?」

鈴谷「十分な量だと思うんだけど」

瑞鶴「鈴谷はなんでそんなに小食なのに……」

鈴谷「?」タプン

瑞鶴「くっ……」ペター

女「背は高いのにねー、瑞鶴」

瑞鶴「フォローか? ひょっとして今のはフォローのつもりなのか?」


隣に座った艦娘
鈴谷、北上、漣、雷、加賀の中から
↓3

漣「お隣失礼しますね、ご主人様」ストン

女「うん」

漣「明日の予定決まってます?」

女「一応決まってはいるけど、なんで?」

漣「いや、別に」

女「ていうか貴女は明日哨戒じゃない」

漣「代わりに今日休みでしたもんね」

女「外出許可取りに来た子いなかったけど、良かったの?」

漣「だって基地内の方が楽でいいんですよ」

女「あぁ、そういう……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

カラカラカラ

女(今日は誰もいない、と……)

ザバァ ゴシゴシゴシ

女「はー……」ザブン

カラカラカラ

女「……誰?」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、漣、加賀、瑞鶴
↓2

瑞鶴「私だ」

女「お前だったのか」

瑞鶴「暇を持て余した」

女「……」
女「……ごめん、なんて言おうか迷ったわ」クスクス

瑞鶴「だろうね」クスクス
瑞鶴「……テレビって長らく見てないかも」

女「衛星放送は辛うじて見れるわ」

瑞鶴「うん。でも、最近の目新しいことを知らない」

女「新聞はもらえるんだけどね」

瑞鶴「……背中流すね」

女「お願い」

瑞鶴「明日のこと考えてた」ゴシゴシ

女「何か面白いものがあるの?」

瑞鶴「ないから考えてたの」ゴシゴシ

女「漣も同じようなこと言ってたわね」

瑞鶴「そうね」ゴシゴシ

女「ん、もういいわ。代わる」

瑞鶴「……」


コンマ
15以上で交代、00は100扱い
直下

女「? 瑞鶴?」

瑞鶴「……あ、ごめん」ザバァッ
瑞鶴「代わるね」

ヒタヒタ ストン

女「よっと」ザバッ
女「……明日はよろしくね」ゴシゴシ

瑞鶴「任せといてよ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

女「ふわ……あふ……」
女「そろそろ寝ようかしらねぇ……」


コンマ
40以下で来客、00は100扱い
直下

【7日目:日曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今日の課業は午前中だけね」

漣「漣達には関係ねーです」

女「そうね、哨戒は一日だものね」

瑞鶴「午後が楽しみ、かも」

女「かもって何よ、かもって」


本日の秘書艦
古鷹、那珂、雪風、島風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

女「今日の秘書艦は……」

島風「私も秘書艦やってみたーい!」

女「え、島風?」
女「……まぁ、午前中だけだし、いいかしら」チラッ

瑞鶴「なんで私を見たの?」

女「いや、別に」
女「じゃ、島風、よろしくね」

島風「はーい!」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

島風「むむむむ……」

女「……」

島風「うーん……」

女「……島風、出来た?」

島風「次で最後なんですー!」
島風「ううー、私おっそーい……」

女「焦らず、ゆっくりやればいいからね」
女「こういうのは慣れが大事なの」

コンコンコン


入ってきた艦娘
古鷹、那珂、雪風、加賀、瑞鶴の中から
↓3

女「どちら様?」

「瑞鶴です……入っても?」

女「どうぞ」

瑞鶴「失礼します」ガチャ
瑞鶴「仕事、どう?」

女「30分くらい前に終わったわ。私はね」

瑞鶴「島風は?」

島風「うー、あーうー……」

女「あの調子」
女「あ、手伝いは必要ないわよ。あれで最後だから」

瑞鶴「慣れてないと厄介だものね」

女「駆逐艦の子なんて特に、でしょう」
女「……そういえば漣はなんであんなに慣れてたのかしら」

瑞鶴「前の提督がね……」

女「……ああ……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

島風「うー……」

女「落ち込まないで。ゆっくり覚えていきましょ?」

瑞鶴「午後の準備した?」

女「楽しみで仕方がないみたいね?」

瑞鶴「だって……」

女「いいわ。楽しみましょ?」


隣に座った艦娘
古鷹、那珂、雪風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

古鷹「お隣、良いですか?」

女「構わないわ」

古鷹「失礼します」ストン

女「……古鷹は外出しないの?」

古鷹「え、私が?」

女「えぇ……あ、いや、別にその意思決定は貴女の自由なんだけど」

古鷹「……お休みの日は、しっかりお休みしたいんです」

女「とすると、部屋で?」

古鷹「ずっとお昼寝を……」

女「ずっと?」

古鷹「ふ、普段の訓練で疲れちゃって……私が、弱いから」

女「……?」
女(……何故だろう、同じ匂いがする)

――ブーゲンヴィル島、ブイン市街 大通り

瑞鶴「どこ行こっか?」

女「何があるの?」

瑞鶴「大体市場か、雑貨屋くらいしかないけど……」
瑞鶴「居酒屋もあるわ。あるにはあるんだけど……」

女「何?」

瑞鶴「あそこは空軍がね……」

女「そう……」

瑞鶴「だから、市場か雑貨屋ね」


1.市場
2.雑貨屋
↓3

女「じゃあ……雑貨屋かな」

瑞鶴「すぐ近くよ」

――

女「ここ?」

瑞鶴「ここ」

女「本当に近かったわね」
女「……小さなお店」

瑞鶴「小物ばっかりよ。元々観光のためだったみたい」

女「これじゃ開店休業状態ね……」
女「あ、これ可愛い」

瑞鶴「買ってあげよっか?」

女「いや、いいわ」
女「今日は買うことじゃなくて、見ることが目的みたいなものだからね」

瑞鶴「そっか」

女「本も売ってるのね」

瑞鶴「日本の本は少ないけど」

女「英語出来るから問題ないの」
女「……流石に現地語は分からないけど」

女「暗くなってきちゃったわね」
女「外泊届は出てないわけだし、門限までに帰らないとね」

瑞鶴「そうね」

女「来週は市場の方にも行けるといいけど」

瑞鶴「服は売ってないわよ?」

女「そりゃ残念」

瑞鶴「また制服で行動することになるかもね」

女「制服で街中を歩いてても目立たないのが逆にすごいわ……」

瑞鶴「防大はそうだったでしょ?」

女「白くないから、まだ目立たなかったわよ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

漣「どうでした? 楽しくなかったでしょ?」

女「瑞鶴と歩いてると案外楽しいわよ?」

漣「お熱いー」

女「うっさい」

鈴谷「報告書明日出すんで」

女「はいはい」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

瑞鶴ww


瑞鶴「隣座っていい?」

女「いいけど」

瑞鶴「はいな」ストン
瑞鶴「今日、どうだった?」

女「案外楽しかったわよ?」

瑞鶴「良かった」
瑞鶴「また遊びに行こうね」

女「えぇ」

瑞鶴「お風呂、一緒していい?」


1.「構わないわ」
2.「遠慮させてもらうわ」
3.その他
↓2

女「構わないわ」
女「確認取らなくてもよく一緒に入るじゃない」

瑞鶴「そうね」

女「じゃ、先行ってるわ」
女「ご馳走様」

瑞鶴「あ、ごめん」

女「いいのよ、執務室で待ってるから」
女「ゆっくり食べてらっしゃい」


コンマ
40以下で瑞鶴より先に執務室で来客あり
00は0扱い
直下

コンコンコン

女「どうぞー」

瑞鶴「お風呂行こっ」ガチャ

女「待ってね……」
女「うん、いい時間ね。行きましょ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「私達だけね」

瑞鶴「うん」

女「じゃあ、背中お願いしてもいいかしら」

瑞鶴「勿論」
瑞鶴「お湯掛けるね」

女「了ー」

瑞鶴「そい」ザバッ
瑞鶴「よっ……と」ゴシゴシ

女「急に黙っちゃって、どうしたの?」

瑞鶴「えっ」ゴシゴシ
瑞鶴「ああ、うん、なんでだろうね」ゴシゴシ

女「また何か考えこと?」

瑞鶴「そんなところかな」ゴシゴシ

女「ん……もういいかも。代わりましょ?」

瑞鶴「……」
瑞鶴「あの、前は、いいの?」

女「必要ないじゃない、自分で洗えるもの」

瑞鶴「……」
瑞鶴「あ、そ、そうだよね、何考えてたんだろうね、あはは……」

女「?」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

女「変な瑞鶴だったわね」
女「……いけない、もうこんな時間」


コンマ
80以下で来客、00は100扱い
直下

コンコンコン

「……加賀です。よろしいですか」

女「加賀? いいけど……」

加賀「失礼します」ガチャ

女「何用かしら」

加賀「……」

女「……」
女「……私から、質問していいかしら?」

加賀「……どうぞ」


1.瑞鶴のこと
2.加賀のこと
3.その他
↓2

女「貴女、生まれはどこ?」

加賀「……九州です」

女「九州? 熊本とか?」

加賀「福岡です」
加賀「近所に航空基地があって……」

女「芦屋か築城ね。行ったことないわ」
女「それにしても……“加賀”なのに、九州ね」

加賀「艦娘は……適性者の出身地に関係ありませんから」

女「そうね。知ってる」
女「大学生だったらしいけど、どこの?」

加賀「長崎大学に」

女「ふーん……国公立なんて、すごいんじゃない?」

加賀「防大には劣ります」

女「優劣つけない」

加賀「?」

女「貴女の悪い癖ね」

加賀「あっ……」

再開


女「……そういえば、瑞鶴が気になることを言っていたわね」
女「こっちに来てから、の話じゃないらしいわね?」

加賀「……」

女「だんまり? 別に構わないけど」
女「案外、貴女はこっちに来てから気付いただけかもしれないし」

加賀「それは……」

女「何?」

加賀「……」

女「……まあ、いいけど」
女「“翔鶴”とは何かあったの?」

加賀「っ……」

女「“赤城”と“翔鶴”は貴女達みたいに仲が悪かったのかしら?」

加賀「……」
加賀「……いえ」

女「お互いに我が強いのが原因かもね」
女「“赤城”と“翔鶴”がどんな性格の持ち主かは知らないけど……」

女「恐らく貴女達ほど互いに突っかかりあったりしないと思うのよ」
女「案外、“赤城”と瑞鶴もさほど仲が悪くならないでしょうね」

加賀「……」

女「艦娘になる前は良き友人だったんでしょ?」

加賀「っ……はい……」

女「なら、きっとまた仲良くなれる方法が何かある筈よ」
女「貴女自身も分かってると思うんだけどね」

加賀「……ありがとうございました」
加賀「失礼します」

バタン

女「ふー……前途多難、かしら」
女「寝よ」


――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎前

加賀「……」スタスタ

漣(またですねー)
漣(もりあがってまいりました)


【7日目:日曜日】終了

次回の更新は8時ないし9時以降、午前中を予定
健康には十分注意されたし

おやすみなさい

≪投下準備完了、各員よろしいか≫

【8日目:月曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「ご馳走様」
女「今日の秘書艦は……」チラッ

瑞鶴「あ、ごめん。今日はパス」
瑞鶴「流石に訓練休みすぎ」

女「流石に一週間訓練なしは駄目ね」
女「じゃあ、別の誰か……」


本日の秘書艦
鈴谷、北上、漣、雷、加賀の中から
↓2

漣「ご主人様? 漣、空いてますよー?」

女「じゃあ漣でいいや」

漣「“じゃあ”って何ですか、“じゃあ”って」
漣「“いいや”ってのも気になります」

女「ほらほら置いてくよー」カツカツカツ

漣「待ってくださいよ!」タタタタ

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「うん、やっぱり慣れてるわ」

漣「まぁちょっと本気は、凄いでしょ? ね?」

女「いっつもふざけてるけどね」

漣「なんも言えねぇ!」


コンマ
20以下で夜の加賀とのことを尋ねる
00は100扱い
直下

漣「ご主人様、漣、ちょっと暇かもー」

女「はいはい」

漣「構ってもいいよー? って」

女「はい、この書類」ヒョイ

漣「無視かよ!」パシッ

女「大淀んとこまでね」

バタン

女(ちゃんと持ってく辺り根は真面目なんだ……)

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

漣「……今日は生卵かぁ」

鈴谷「ご飯にかけて食べたら美味しいよ」

瑞鶴「何言ってんのよ、こうするのが一番でしょ」コンコン

パカッ ゴクン

鈴谷「ちょっ……そのまんま飲むなんて」

漣「うわぁ……」

瑞鶴「え、なんで引かれたの私?」

女「何してんの?」

鈴谷「あ、提督」
鈴谷「ず、瑞鶴さんが生卵を……」

女「生卵?」コンコン

漣「丸飲みしちゃったんですよ」

女「へぇ……」パカッ ゴクン

鈴谷「(゜Д゜)」

漣「(゜Д゜)」

女「えっ」

瑞鶴「おかしいことなのかな?」

女「さぁ……少なくとも私は航空隊の頃からやってたけど」

加賀「……」コンコン

パカッ ゴクン

鈴谷「加賀さんも!?」

漣「元パイロット……空母娘……」
漣「もしや飛行関連の人は誰もが……!?」ハッ

女「変なイメージみたいなのやめて」

生卵をそのまま食うのもいいけど、孵る直前の卵から出てくる雛鳥を食べるのもいいぞ

野暮用(一時間)


――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「そういえばお昼の話だけど」
女「漣はあれどうやって食べたの?」

漣「熱々のご飯に載せて上から醤油ですよ」

女「一般的ね」

漣「自分が一般的な食べ方じゃない自覚はあったんですね」

女「そういうわけじゃないわよ」

漣「あ、ちょっとトイレ行ってきます」

女「はいはい」

バタン


加賀判定
コンマ
40以下、00は100扱い
直下

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「スムーズで良かったわ」

漣「夕方くらいに散歩行きましたもんね」

女「しかし今日は暑かったわね……」

漣「普段執務中はエアコン使ってるんで分かんないでしょうけど、外は普段から暑いですよ」
漣「確かに今日はいつもより暑かったですけど。明日は雨ですかねー」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

北上「よっと」ストン

女「あら、北上」

北上「やぁやぁ提督」
北上「こっち来てから一週間っていうのにさ、殆ど話したことないよね」

女「そういえばそうね」

北上「あたし最初嫌われてんじゃないかと思っちゃってさぁ」

女「そんなことないわ」
女「頼りにしてる」

北上「そう?」

北上「そういえばさ、あたしは魚雷を撃ちまくる、重雷装巡洋艦にステップアップ出来るんだってさ」
北上「やってみるー?」

女「目指していきたいわね」
女「でも……ここで本当に必要なのかしら」

北上「? どーいう意味さ」

女「ここに来て一週間……」
女「まだ、戦闘がないわ」

北上「もう一カ月は敵襲がないからねー」

女「いいの? それで」

北上「いーじゃんさぁ、別に」
北上「戦ったって良いことないよー?」

女「それは……知ってるけど」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「はー……」
女「一人は一人で寂しいものがあるわね……」

女「……」
女「……我儘か」

カラカラカラ

女「……」チャプン


入ってきた艦娘
鈴谷、那珂、北上、漣、瑞鶴の中から
ただし、コンマ20以下の場合は安価内容に拘わらず加賀、00は0扱い
↓2

このスレコンマ神に嫌われてんのかな


加賀「……」

女「加賀?」

加賀「提督」

女「……遅いのね」

加賀「貴女こそ」

女「私は……」

加賀「……傷、ですか」

女「……えぇ」

加賀「……」
加賀「気にすることでもないと思います」

女「どうして」

加賀「この基地には……」
加賀「他にも、いますから」

女「他にも?」

加賀「いつかの偶然で知ることが出来るかもしれませんよ」
加賀「……今晩も、部屋にお訪ねして良いでしょうか」

女「……構わないわ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

女「それで? 今晩は何をお話するのかしら」

加賀「……居させてください」

女「……はぁ……」

加賀(……何かしら、この感じ)
加賀(心地が……良いような)

女「……お酒、大丈夫かしら?」

加賀「えっ……?」


コンマ
加賀の酒の強さ、目安は大体50(50で女と同じくらい)、00は100扱い
直下

加賀の酒の強さ:36(ペースが悪くなければある程度は……慢心注意)

加賀「あまり……強くはないわ」

女「そう?」
女「まぁ、これ軽いやつだから大丈夫よね」キュッ

加賀「ウイスキーですか」

女「うん。あんまり詳しくないから知らないんだけどね」トクトク

加賀「はあ……?」

女「はい、加賀」コトン

加賀「あ、ありがとうございます……」

女「どう?」

加賀「……美味しい、です」

女「そう、良かったわ」
女「貰いものなんだけどね」

加賀「……」


加賀の話
1.女提督のこと
2.無言
3.その他
↓2

女「結構飲んだわね……」

加賀「……そうね」

女「顔真っ赤よ。酔いが回ってきたんじゃない?」

加賀「……提督」

女「何?」

加賀「……瑞鶴の、ことなのだけど」

女「うん」

加賀「あの子は……私の友人なんかじゃ、ないの……」

女「……はあ?」

加賀「あの子は……私の……」コテン

女「あら……やだ、寝ちゃったわね」
女「……はー……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎 加賀の部屋

女「よいしょ……と」
女「ったく……案外重たいんだから」

加賀「すぅ……すぅ……」

女「……点呼に遅れても、罰直はなしかしらね」
女「私のせいだし」

加賀「……んん……」
加賀「ずい……もどっ……て……んん……」

女「……」
女「どんな夢見てるんだか。おやすみ」

パチッ バタン

コンマ神に嫌われてるというけど今回の投稿の安価ゾロ目ばっかだったというそれは……?

漣「……!」ハッ
漣(しまったぁー! 寝落ちしてたぁー!)

漣(加賀さんは? 加賀さんは!? 入っていくのは見たのに!)
漣(あっ……あれはご主人様!?)

漣(司令部棟の中へ入って行った……)
漣(外のトイレを使った?)

漣(いや、宿舎と違って司令部棟のトイレは故障もなかった筈……)
漣(くっ……どうにせよ加賀さんがもうあそこにいないことは確実……!)


【8日目:月曜日】終了

今回の更新はここまで。
次の更新は今夜19時以降を予定、ただし守られない可能性が高い。
健康には十分注意されたし。


>>347
バロットとかここの女提督の場合、前の所属先的に食べた経験がある可能性があるんですがそれは

>>368
ぞろ目で何もないんだぜ、このスレ……
今度から何か設けようかな

ヒャア、我慢できねぇ! 投下だァ!
※外出の予定が入った為

【9日目:火曜日】0600
――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎前

女「……そろそろね」

『そぉいんおこし……』

パーパラッパ↑パーパラッパ↑パーパラッパパーラパッ
パーパラッパパーパラッパ パーパッパラッパパー↑

女「……」

島風「だって早いもん! だって早いもん!」タタタタ

女「島風! パンツ! パンツ忘れてるよどう見ても!」


加賀判定
コンマ
18以下で出てこない、19~36で遅れて出てくる、37以上で時間通りに出てくる
00は100扱い
直下

女「1分前……」

島風「みんなおっそーい!」

女「僅か30秒でパンツ履き直してきた島風が言うと説得力があるわね……」

鈴谷「え、マジ?」

女「大マジ。ラッパ鳴り終わると同時に出てきて、一回パンツ履きに戻ってる」
女「だからここに立つのは本日二度目」

鈴谷「誰も真似出来ないわ……」

島風「おぅっ!」

加賀「……」タタタタ

女「あら、加賀も時間通り」
女「今日の最下位はー……」

古鷹「ごめんなさーい!」タタタタ

女「古鷹ね。珍しいじゃない」
女「まぁ、間に合ってはいるからいいんだけどね」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今朝も生卵?」
女「いや……違うわね、これは……」

漣「ゆで卵みたいですねー」

女「これは……塩かしらね」

漣「そこは普通なんですか」

女「私をなんだと思ってるのよ」

鈴谷(今度生卵丸飲みで食べてみようかな……)


本日の秘書艦
古鷹、北上、雪風、島風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「さて、と」

瑞鶴「お仕事始めよっか」

女「えぇ。今日もよろしくね」

瑞鶴「こちらこそ!」


コンマ
70以上で朗報あり、00は100扱い
直下

コンコンコン

大淀「失礼します」ガチャ

女「あら、大淀」

大淀「本土から電文です」

女「ん、お疲れ様」

大淀「では、失礼しました」

バタン

女「んー、大淀の艤装は……まだ先ね」

瑞鶴「新しい戦力は欲しいよねー」

女「そうね」

一旦切る

次の更新は恐らく明日以降になると思われる
健康には十分注意されたし

俺は今から 従姉@おっかない と晩飯に逝ってきます……

>>374
某所のすぐに死ぬ島風に見えてしまった

昨夜はエライ目に遭ったっていうか遭わされた……俺が何したっていうんだ
更新再開する

>>386
確かに多少死ま風を意識はしていた
だが何故分かったし

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「ポテトサラダなんて珍しいわね」

古鷹「陸戦守備隊から分けてもらったそうですよ」

女「守備隊が?」

北上「あの人ら畑作ってるからねー」

女「何それ羨ましい」


隣に座った艦娘
古鷹、北上、雪風、島風、加賀の中から
↓2

雪風「しれぇ! お隣良いですかー?」

女「あら。いいわよ」

雪風「ありがとうございましゅ!」ストン
雪風「噛んじゃった……」

女「焦らなくてもいいのに」クスクス

雪風「あーうー……」

女「ほら、食べましょ」

雪風「いただきまーす!」バクバク

女「焦らないの、もう」クスクス

瑞鶴(母親の如き微笑み……!

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

瑞鶴「はい、お茶」コトン

女「ん、ありがと」
女「……あら?」

瑞鶴「どうしたの?」

女「マウスの反応が……壊れちゃったのかしら?」

瑞鶴「ワイヤレスだし、電池切れって可能性も……」

女「そうね……えーと、単四電池かしら」ガラッ
女「うーん……ないわね」ガサゴソ

瑞鶴「倉庫にあるかも。電池だから……」
瑞鶴「西第2倉庫かな。取ってくるね」

女「悪いわね、瑞鶴」

瑞鶴「いいよいいよ、秘書艦の仕事だし」

バタン

女「司令部棟内だし、割とすぐかしらね」

コンコンコン

女「あら? 誰?」


入ってきた艦娘
古鷹、北上、雪風、島風の中から
ただし、コンマ20以下の場合は安価内容に拘わらず加賀、00は0扱い
↓2

古鷹

>>394古鷹

用事
↓2

「古鷹です。訓練のことでお話が……」

女「はいはい、どうぞー」

古鷹「失礼します」ガチャ

女「うん」
女「それで、訓練のことって?」

古鷹「はい。昨日の訓練の成績なのですが……」
古鷹「……あ、実際に私が訓練見てたわけじゃないので、聞いた話ですよ?」

女「昨日の報告書上げたの誰だっけ」
女「……鈴谷か。それで、鈴谷が何か言っていたの?」

古鷹「はい。どうも、瑞鶴さんに多少勘の鈍りが見られたと……」

女「あー……秘書艦のさせすぎかしらね」
女「案外、昨日は自分でも気付いてたのかもしれないわ」

古鷹「この状況で練度の低下は致命的です。特に空母は……」

女「……デリケートな艦種なのね」

古鷹「はい。なので……」

女「分かったわ。解決策は考えないと」
女「報告、ありがとね」

瑞鶴「ただいまー」ガチャ

古鷹「あ……」

女「あらお帰り」

瑞鶴「あれ? 古鷹?」

古鷹「こんにちは、瑞鶴さん」

女「丁度貴女の話してたのよ」

瑞鶴「私の話?」

女「訓練成績。ちょっと腕が鈍ったんじゃない?」

瑞鶴「……やだ、バレた?」

古鷹「鈴谷や北上は見逃しませんよ、そういうの」

瑞鶴「案外鋭いものね……」

女「そうね……」
女「明日からは、二日連続で同じ秘書艦、ということはないようにしていこうかしら」

古鷹「ありがとうございます」
古鷹「あ、私からは以上なので……」

女「ん。お疲れ様」

古鷹「失礼しました」ビシッ

バタン

女「はぁ……」

瑞鶴「えっと……その」

女「いいわ、瑞鶴。元々私が悪いんだもの」
女「そろそろ戦力増強も考えないと、って思ってたとこだし」

瑞鶴「……ごめん」

女「謝らないの。明日からはこれまでの分取り戻してね」

瑞鶴「うん……」

女「で、良い機会だし、戦力の増強を真面目に考えていきたいんだけどね」
女「駆逐艦級か巡洋艦級が一人、出来れば二人欲しいところね」

瑞鶴「空母や戦艦じゃなくて?」

女「欲しくないわけじゃないんだけど、それより先に水雷戦の出来る艦が欲しいの」
女「今のところ、空母は二人もいれば十分だわ。コスト的にもね」

瑞鶴「じゃあ駆逐艦か軽巡かな」

女「あまり詳しくないから聞くんだけど、駆逐艦で強いのと言えば?」

瑞鶴「陽炎型。性能的には夕雲型の方が高いんだけど、ちょっと難しいかも」

女「そっか。うちで陽炎型は……」

瑞鶴「雪風だけね」
瑞鶴「敢えて言うなら、島風は駆逐艦級最高位のスペックよ?」

女「なんでこんな基地にいるんだか……」

女「兎に角、陽炎型駆逐艦を要求してみるわ」
女「軽巡も、引き続き大淀の艤装を待つ」

瑞鶴「なんだか一気に増えそうだね」

女「そうでもないわ」
女「運が良ければ一人来るかも、って話よ。二人は奇跡ね」

瑞鶴「それに、陽炎型が来ない可能性もあるもんね……」

女「取り敢えず、フィリピンの伝手も使っていこうと思う」
女「やると決めたら、徹底的によ」

瑞鶴「おおー」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「あら、やけに豪華」

鈴谷「今日も美味しそうだねー」

女「……なんだか複雑」

鈴谷「何でさ」

女「以前はこの食事が当たり前だったのに、水準が下がった気がする……」

漣「慣れってやつですねーこわいこわい」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、加賀の中から
↓2

女「それで、新しい子を寄越してって電文送ってみたわけだけど」

瑞鶴「あ、もう送ったんだ」

雷「司令官、お隣いいかしら?」

女「えぇ、どうぞ」
女「それでね、やっぱり陽炎型の指定はいらなかったんじゃないかって」

雷「……」ストン

瑞鶴「はっきり言うって姿勢、大事だと思うよ」

女「そうかしら」

雷「司令官!」

女「な、何」

雷「ご飯食べる時くらい、仕事の話はいいじゃない……」

女「そ、そうね」

瑞鶴(お母さん弱し……)

昼食につき少々離脱
再開は13時30分くらいを予定

1330時より再開
初っ端からコンマ取るが、各員よろしいか

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「はぁ……」カポーン

カラカラカラ

女「……あら、加賀」チャプン

加賀「……」ペコリ

女「……」


コンマ
15以下でイベント、00は100扱い
直下

加賀「……今晩、部屋にお訪ねしても?」

女「……貴女、最近私の部屋に入り浸ってないかしら?」

加賀「それは……」

女「……」

加賀「……」

女「……」
女「……構わないわ」

加賀「……」ペコリ

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

女「……」

コンコンコン

女「……どうぞ」

加賀「……失礼します」ガチャ

女「……」

加賀「……」

女「……ウイスキー、淹れるわ」

加賀「……ありがとう」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎前

漣(今日も行ったんですかねー)スタスタ
漣「ふわーあ……あ」

加賀「……!」

漣「……加賀さん、バンワッス」

加賀「こん、ばんは……」

漣「加賀さんもトイレですか?」

加賀「……えぇ」

漣「そーですか。早く直してくれないんですかねー、あれ」

加賀「……困ったものね」

漣「じゃ、明日の点呼遅れると困るんで」

加賀「えぇ、お休みなさい」

スタスタ……

漣(ま、どこ行ってたかなんて、漣にはもうバレてんですけどねー)


【9日目:火曜日】終了

【10日目:水曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今日から秘書艦は二日連続では選ばないことにするわ」

漣「例外は?」

女「その子以外に空いてる子が居ない場合ね」

瑞鶴「で、今日は誰なの?」

女「今日は瑞鶴は選べないから……そうね」


本日の秘書艦
鈴谷、那珂、漣、雷、加賀の中から
↓2

女「加賀、今日の課業は免除よ」

加賀「……私ですか」

女「いいじゃない」
女「ほら、こういうの得意そうだし」

加賀「私は……」

漣「ご主人様……」

女「何?」

瑞鶴「その人、秘書艦初めてよ……」

女「えっ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「そっちの資料、持ってきてくれるかしら」
女「あ、それじゃなくて、そうそれ」

加賀「……申し訳ないです」スッ

女「いいのよ。誰だって出来ること出来ないことあるわ」
女「それにしても意外だったわね。佐世保でもこっちでも全くないの?」

加賀「佐世保では戦艦が……」
加賀「こっちは……前の提督は主に漣か、瑞鶴のどちらかでしたから。古鷹も鈴谷も殆どありません……」

女「……念のために聞いておくけど、二人の共通点と選ばれなかった子の特徴は?」

加賀「……」
加賀「……強いて言うなら、胸でしょうか」タプン

女「あー……」

コンコンコン

女「どうぞ」


入ってきた艦娘
古鷹、那珂、漣、雷、瑞鶴の中から
ただし、コンマ40以上で朗報

すまん書き忘れ

入ってきた艦娘
古鷹、那珂、漣、雷、瑞鶴の中から
ただし、コンマ40以上で朗報、00は0扱い
直下

瑞鶴「失礼します」ガチャ

加賀「……」

女「あー……何用かしら」

瑞鶴「午前中の訓練報告です」

女「あら、もうそんな時間?」

瑞鶴「……那珂と雷が、訓練中に衝突して、中止に」

女「二人は?」

瑞鶴「幸い大した怪我もなく、艤装もさほど大きなダメージを受けていなかったので……」

女「そう……良かった。入渠の証明は後で出させておいてね」

瑞鶴「はい……」
瑞鶴「……失礼しました」

バタン

女「……」

加賀「……最近弛んでいるようです」

女「瑞鶴が?」

加賀「はい。一昨日、訓練の結果が酷かったものですから」

女「昨日聞いたわ」

加賀「実は今朝、提督の方針を聞いて、少し安心もしました」

女「そう?」

加賀「えぇ……勘が鈍ると、沈みかねませんから」

女「それは……悪かったわ」

加賀「いえ……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今日は妙に静かね」

古鷹「……」

雷「……」

瑞鶴「……」

女「……いっつもそれほど騒がしくもないかしらね、昼は」

漣「訓練があれでしたからねー」

那珂「那珂ちゃんスマイルー……って、そんな空気じゃない、か……あはは」


隣に座った艦娘
古鷹、那珂、漣、雷、瑞鶴
↓2

漣「お隣失礼しますよーっと」

女「はいはい」

漣「このお通夜みたいな空気やめてくれませんかねー」

女「……訓練中の事故って、どんな状況だったの?」

漣「簡単ですよ」
漣「避けたら当たったんです」

女「詳しく」

漣「瑞鶴さんと雷が接近しすぎちゃって、雷が慌てて避けようとしたんですよ」
漣「そしたら反対側の注意が疎かになってた那珂ちゃんと衝突したんです」

漣「あれは完全に事故ですよ」
漣「誰の過失かって聞かれたら雷か、那珂ちゃんですけど」

漣「最初に雷が接近しすぎているのに気付かなかった瑞鶴さんもですけど」
漣「目の前で見てたのに注意が遅れた漣の過失もあるんですよねー」

女「この際誰の過失かはどうでもいいわ」
女「今後、このようなことがないように注意してって、みんなに言っておいて」

漣「ほいさっさー」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「入渠証明を見る限り、小破程度の損傷で済んだみたいね」

加賀「大事にならなくて良かったです」

女「そうね」

コンコンコン

女「あら? 誰かしら?」


入ってきた艦娘
古鷹、那珂、漣、雷、瑞鶴の中から
ただし、コンマ40以上で朗報、00は100扱い
↓2

>>434古鷹

用件
↓2

※結構重大なミスについさっき気付きましたが今更直せないので11日目も鈴谷達の出番はほぼありません。


「古鷹です」

女「はいはい、どうぞー」

古鷹「失礼します」ガチャ
古鷹「事故の始末書を……」

女「あー……うん、お疲れ様」

古鷹「それと……」

女「?」

古鷹「新しい艦娘が来る、というのは本当でしょうか……?」

女「あぁ、その件ね。瑞鶴から聞いたの?」

古鷹「いえ……漣ちゃんから」

女「そっか。いいけど」
女「一応本土には要望を送ってみたわ。後、古巣の伝手も頼ってみた」

古鷹「その……どんな人が来るんでしょうか」

女「さぁ? 多分駆逐艦だけどね」
女「陽炎型駆逐艦を要望してみたの。運が良ければ二人以上来るかも」

古鷹「そう、ですか……」
古鷹「ありがとうございました。失礼します」ビシッ

女「はい。無理しちゃ駄目よ」

バタン

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「少し執務が長引いちゃったわね」

加賀「すいません……」

女「いいのよ別に」


隣に座った艦娘
鈴谷、那珂、北上、漣、瑞鶴の中から
↓2

北上「お隣失礼しますよーっと」ストン

女「あら、北上」
女「他の子はみんなお風呂?」

北上「早い組遅い組で別れるからねー」
北上「あたしはどっちかっていうと遅い組ー」

女「そう」

北上「訓練中に事故ったんだって?」

女「えぇ……」

北上「まー大事にならなくて良かったじゃん」
北上「実戦でそうならなくても良かったってのもあるけど」

女「そうね」

北上「そういえば、新しいのが来るって噂になってるよ」

女「もう随分話が広まってるのね」
女「一応陽炎型駆逐艦を要望してみたんだけど」

北上「来るのかねぇ……」

女「そこは微妙なところね」
女「大淀の艤装だってまだ回答がないし」

北上「あたしの改装は?」

女「まだ先よ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「ふー……」カポーン

カラカラカラ

女「ん……?」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、加賀、瑞鶴の中から
ただし、コンマ80以上で別のある人、00は0扱い
↓2

女「……!」ザブン

大淀「あら? 提督?」
大淀「どうされました?」

女「別に……何でもないわ」チャプン

大淀「……」
大淀「貴女の経歴は把握しています。体のことも」

女「……!」

大淀「……実際に、見せていただいても?」

女「……」

大淀「……その前に、身体洗いますね」

大淀「失礼します」チャプン

女「……」

大淀「……」
大淀「本当に、至る所にあるのですね」

女「……」

大淀「……傷があるのに、それでいて綺麗……」

女「……そっちの気はないわよ?」

大淀「あら? そうなんですか?」

女「……生娘でもないし、ね」
女「そんな歳でもないわ」

大淀「そうですか」

大淀「……」

女「……本土から、連絡は?」

大淀「ありません」

女「そう……」

大淀「……」
大淀「私としましても、あまり戦闘は……」

女「……そうね。艤装が使えたとしても、本職は事務ね」

大淀「お力になれなくて……」

女「いいのよ」
女「もう上がるわね」ザバッ

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

女「んん……ん……」ノビ
女「……はふ……」


加賀判定
コンマ20以下、00は100扱い
直下

コンコンコン

女「……はー……」
女「どちら様?」

「加賀です」

女「……どうぞ」

加賀「……」ガチャ

女「……」

加賀「……こんばんは」

女「何か飲むかしら?」

加賀「……お構いなく」

女「今夜は何用?」

加賀「……」
加賀「……最近は、ここが妙に居心地が良くて」

女「……そう」

加賀「その……今日は、お役に立てなくて、申し訳なかったです」

女「いいのよ別に」
女「慣れがいるのよ、あの仕事には」

加賀「しかし……」

女「また次の機会に、ね」

加賀「……」


【10日目:水曜日】終了

ちょい休憩

一つ気付いたことがある
書き物する時は作業用BGMに注意すべきだ
少なくとも平沢進はあかん

再開


【11日目:木曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「トースト……なんだか軽く喫茶店のモーニングセットじみてるわね」

漣「軽くていいと思いますよ」

女「コーヒーはやたらとあるのよね、この基地」

漣「島で栽培してるらしいです」

女「それでか……」


本日の秘書艦
古鷹、那珂、雪風、島風、瑞鶴の中から
↓2

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

那珂「今日の秘書艦はー、那珂ちゃんだよっ! キャハッ☆」

女(なんとなく選んだけど……)

那珂「今日一日、よろしくねっ☆」

女「え、えぇ、よろしく……」

那珂「いっぱいサービスしちゃうからっ☆」

女(こんなテンションで私一日持つかな……)
女(……ん? サービス?)

女「初めてにしては結構出来るじゃないの」

那珂「ふふーん、那珂ちゃんはー、こーいうのにも強いアイドルなんだよ?」

女「アッハイ」

那珂「ノリが悪いよー?」

女(実際有能だから扱いに困る……)

コンコンコン

那珂「はーい、どちら様ですかー?」


入ってきた艦娘
古鷹、雪風、島風、瑞鶴、加賀の中から
ただし、コンマ40以上で朗報、00は100扱い
↓2

雪風

>>461雪風

用件
↓2

「雪風です! 入ってもいいですか!」

女「はい、どうぞー」

雪風「しちゅれいします!」ガチャ
雪風「また噛みました……」

女「ゆっくり喋ろうねー」
女「で、何か御用?」

雪風「えっと……」
雪風「しれぇは軽巡だと誰に来てほしいですか?」

女「軽巡?」
女「そ、そうねぇ……」

那珂「?」

女「(那珂、軽巡で来たら良さげな子っていえば?)」ヒソヒソ

那珂「(え? もしかして、提督って艦娘のこと……)」ヒソヒソ

女「(ごめん、どんな子が居るのかもよく知らない)」ヒソヒソ
女「(だから適当に挙げてみてほしいんだけど)」ヒソヒソ

那珂「(そ、そうだなー……)」ヒソヒソ


軽巡
軽巡じゃない場合は安価下、那珂と北上の場合も安価下
↓2

那珂「(川内型、とか……ほら、那珂ちゃんは川内型だから)」ヒソヒソ
那珂「(川内姉さんとか神通姉さんとか、さぁ……)」ヒソヒソ

雪風「しれぇ? 内緒話?」

女「あ、ご、ごめん。欲しい軽巡の話だったよね?」

雪風「はい!」

女「そ、そうだなー、せ、せんだい? とかいいかなーって」

雪風「川内さんですか? 那珂さんのお姉さんですよね!」

女「そうなの?」

那珂「そうだって言ったじゃん……」

雪風「来ると良いですよね!」

女「そ、そうね」

那珂「でも、どうして急にそんなこと聞きに来たの?」

雪風「今度、雪風の姉妹艦が来ると聞きました!」

女(あくまで予定、しかも希望的観測なんだけど)

雪風「だから、しれぇは軽巡なら誰がいいのかなーって思って……」

女「居ても立ってもいられなくなったのね」

雪風「はい!」
雪風「あ、お用事はこれだけなので、もう行きますね!」

女「え、えぇ」

雪風「失礼しました!」ビシッ

バタン

女「はー……」

那珂「提督……」

女「勉強しておきます……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

瑞鶴「雪風に?」

女「えぇ。欲しい軽巡の話を突然」

瑞鶴「それはあれだねー」

女「どれよ」

那珂「そのうち川内姉さんが来るフラグだよ」

女「まっさか……」

那珂「瑞鶴さんは実際にそれで来てるからね」
那珂「確かあの時の提督は“五航戦のちっさい方が良い”って適当に答えてたらしいけど」

女「その話の凄いところは雪風なの? 提督なの?」

瑞鶴「私そんな風に思われてたんだ……」


隣に座った艦娘
古鷹、雪風、島風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

那珂「那珂ちゃんの正面なんてー、特等席だね!」

女「そうね……」
女(あぁ、半日で一日分のエネルギーを使った気分……)

瑞鶴「お隣、座ってもいい?」

女「構わないわ……」

瑞鶴「なんか疲れてる?」ストン

女「ちょっとね……」

那珂「那珂ちゃんスマイル☆」

雪風「なかちゃんすまいるー!」

瑞鶴「……あぁ、あれね」

女「そう……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

那珂「はい、お茶でーす」コトン

女「ありがと」

那珂「どういたしまして、ね☆」キラッ

女(拝啓、お父様、お母様)
女(今日私は、事務仕事の筈なのに飛行任務の倍は精神的な疲れを感じています……)

コンコンコン

那珂「はいはーい、どちら様?」


入ってきた艦娘
古鷹、雪風、島風、瑞鶴、加賀の中から
ただし、コンマ20以上(雪風効果)で朗報、00は100扱い
↓3

「大淀です。よろしいですか」

女「どうぞ」

大淀「失礼します」ガチャ
大淀「提督、本土より電文です」

女「はい、ありがと」

大淀「失礼しました」ビシッ

バタン

女「えーと……」ピラッ
女「……信じられない、奇跡だわ」

那珂「え、何何? どうしたの?」

女「陽炎型駆逐艦が二人も来るわ……!」

那珂「……は?」

那珂「待って、待って待って待って!」
那珂「嘘? 嘘でしょ!?」

女「本当の話よ。俄かには信じ難いけど……」
女「確かに書いてあるわ。“駆逐艦娘、陽炎型2”って」

那珂「すっごーい……」

女「タウイタウイからの異動で、もうこっちに向かってるらしいわ」
女「明日にはもう来るそうよ」

那珂「誰が来るのかな?」

女「名前も書いてある。えーと……」


陽炎、不知火、黒潮、浦風、浜風の中から
最初に2票得た2人

1分足らずで3票も得た浜風www


女「不知火と浜風、みたいね」

那珂「不知火と浜風かぁー」
那珂「どんな子だろうね?」

女「さぁね」
女「私以前タウイタウイと共同作戦で艦娘と会ったことあるけど、不知火も浜風も知らない名前だわ」

那珂「今から楽しみだなー」

女「真面目な子だといいけど」

那珂「なんか小馬鹿にされた気分なんだけど」

女「気のせいよ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「というわけで、明日新しい駆逐艦が着任します」

雷「陽炎型なんでしょ?」

女「えぇ、そうよ」

漣「また漣の肩身が狭くなるんですねー」

女「?」

雷「陽炎型は性能が高いの」
雷「特Ⅲ型駆逐艦の私も一応火力なんかでは勝負になるんだけど……」

漣「どーせ特Ⅱ型は古いですよー」

女「あぁ……でも、そこは練度でカバーでしょ?」

漣「そーですねー」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、加賀、瑞鶴の中から
↓2

瑞鶴「お隣失礼ー」ストン

女「瑞鶴」

瑞鶴「新しい子はなんていうの?」

女「不知火と、浜風……だったかな?」

瑞鶴「へぇ……不知火なら佐世保で見たことあるよ」

女「どんな子?」

瑞鶴「凄い勝気な子だった」
瑞鶴「うちに来る不知火はどんな子だろうね?」

女「さぁ?」

瑞鶴「そっか、まず不知火って艦娘に会うのが初めてだよね」

女「えぇ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「ふぅー……」カポーン
女「精神的な疲れが来るわね……」

カラカラカラ

女「……」


入ってきた艦娘
鈴谷、那珂、北上、漣、加賀、瑞鶴の中から
↓2

女「……加賀か」

加賀「提督……どうも」

女「今夜も来るつもり?」

加賀「……」


加賀判定
20以下で来る、00は100扱い
直下

加賀「……今晩はやめておきます」

女「……そう」
女「……ならいいのよ」

加賀「……」

女「……」

加賀「……」

女「……じゃ、もう上がるから」ザバッ

加賀「……」


【11日目:木曜日】終了

【12日目:金曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今日は新任の子が来る予定になってるわ」
女「輸送船と一緒に来るから、迎えに行くことになるわね」

古鷹「しっかりお連れします!」

女「えぇ、よろしくね」


本日の秘書艦
鈴谷、北上、漣、雷、加賀、瑞鶴の中から
↓2

女「今日は……」
女「鈴谷、お願いね」

鈴谷「へ? 私?」

女「えぇ。よろしくね」

鈴谷「うーん、私秘書艦とかやったことないんだけどなー」

女「知ってるわ」
女「いいのよ別に。加賀も那珂もやったことがなかったんだもの」

鈴谷「そっか」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「さて、と」

鈴谷「うあー、疲れたー……」

女「でも午前中予定してた分は終わっちゃったじゃないの。凄いわ」

鈴谷「ふふーん、褒められて嫌な気はしないかな」

女「このまま午後やる分もやっちゃおうか?」

鈴谷「うへぇ」

コンコンコン

鈴谷「はいはーい、誰ー?」


入ってきた艦娘
北上、漣、雷、加賀、瑞鶴の中から
↓2

北上

>>505北上

用件
↓2

「あー、北上だよー」

女「どうぞ」

北上「失礼しまーす」ガチャ
北上「結構至急の用事」

女「何よ?」

北上「加賀さんと瑞鶴さんがねー……」

鈴谷「また喧嘩?」

北上「今回はとうとう手が出ちゃって」

女「私闘は禁止よ。どうもこうも、止めに行かなきゃ」ガタッ

鈴谷「あー、はいはい……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎一階廊下

ガタン ガタタッ

鈴谷「うわっ、結構マジにやってるし……」
鈴谷「これは手ぇ出したくないなぁ」

北上「でしょ?」

女「あー、もう……!」
女「天井……薄いけど大丈夫かしらね、9mmくらいなら止めてくれる筈」チキッ

パァンッ チューン

加賀「っ!?」ビクッ
瑞鶴「!?」ビクッ

女「そこまでよ、二人とも」
女「執務室に出頭しなさい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「……それで、どっちがどう説明してくれるのかしら?」

加賀「……」

瑞鶴「……」

女「北上は見ていたの?」

北上「いや、廊下が騒がしいから出てみたら……ってだけ」

女「そう」

瑞鶴「……提督さん」

女「何?」

瑞鶴「質問、いいかな……」

女「質問しているのはこちらよ」

瑞鶴「……」

加賀「……私が」
加賀「私が、お話します」

女「そう。なら続けて」

加賀「……先程、午前中の訓練を終えた後、廊下で彼女と会いました」
加賀「彼女は……」

【数分前】
――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎一階廊下

加賀「……」カツカツ

瑞鶴「……加賀さん」
瑞鶴「いや、先輩」

加賀「……何かしら」ピクッ

瑞鶴「今朝、漣から聞いた話なんですけど」
瑞鶴「先輩、毎晩のように提督さんの部屋で、何してるんですか?」

加賀「っ……!」

瑞鶴「行ってるんですよね? お風呂の後」ズイッ

加賀「……お話を、しているだけよ」サガル

瑞鶴「嘘でしょ? そんなわけない」
瑞鶴「私知ってますよ。加賀さん、レズじゃないですか」

加賀「……それがどうしたの。貴女だって」

瑞鶴「付き合ってたんですもんね、私達」ズイッ

加賀「……昔の話よ」サガル

瑞鶴「昔の話……?」ズイッ

加賀「……!」サガル
加賀(もう下がれない……!)

瑞鶴「そうですよね、とっかえひっかえですもんね!」カベドン
瑞鶴「先輩にとって私の代わりなんていくらでも居ましたよね!」

加賀「っ!」
加賀「何を言っているのかしら……! 私を淫売か何かだと思っているの……!?」

瑞鶴「違うんですかっ!? 提督に身体を差し出して、媚を売ってるくせに!」

加賀「それは違っ、本当にお話しているだけで……!」

瑞鶴「喘ぎ声でお話ですか、良い声で啼きますもんね!」

加賀「貴女以外にそんなことっ……!」

瑞鶴「してるじゃないですか、平気で!」

加賀「誤解よ……!」

瑞鶴「何が誤解なんですか、このっ……!」パシィン
瑞鶴「った……!?」

加賀「貴女……今自分が何を言っているのか分かってるの……!?」フルフル

瑞鶴「……!」

パシィン

加賀「……っ!」

瑞鶴「さいっていですよ!」
瑞鶴「自分の罪を認めずに、最終的に暴力に走るなんてっ!」グイッ

加賀「っ!」

ガターン

朗報コンマの当たらなさにびっくりしつつ雪風効果でもギリギリとは……

え、瑞鶴こんなやつなの?

ムチャ振り安価で伏線回収するのすごい

北上いるのにカミングアウト。
覚悟決まってるのか?
それとも皆しってるのか?

諸君、おはよう
これからBO2やるんで更新は8時以降になる可能性が高い
健康には十分注意されたし

>>517
俺も一人大笑いしてたよ
コンマ神は絶対このスレ嫌いだって

>>518
うちのはね
でも案外誰でも頭に血が上ると豹変するかも

>>519
実は>>39>>41で二人が決定した時から考えていた展開なので、今回ここに差し込んだだけです

>>520
加賀は前者。その覚悟の上で言ってる
瑞鶴は後者。皆知ってると思ってる

コテつけてみた

≪我、投下準備よし。各員よろしいか≫

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「あー……そう、そうねぇ……」
女「ある意味、意外な結末というか……うーん……」

鈴谷「うわぁ……」

女「瑞鶴、この説明でいい?」

瑞鶴「……」コクン

女「……質問、したいんだったわよね?」

瑞鶴「……」コクン

女「たった今から許可するわ。何を聞きたいの?」

瑞鶴「……加賀さんは、提督さんの部屋で、何をしているの?」

女「相談事。または晩酌」

瑞鶴「じ、じゃあ……」

鈴谷「誤解だね」
鈴谷「ていうか加賀さんそんなことしてたんだ。初めて知ったわー」

瑞鶴「えっ……み、皆知ってて、漣が私に言ったんじゃ……?」

北上「初耳だね」

瑞鶴「あ……え……」
瑞鶴「じゃあ……私……」

北上「とんでもないことを口走っちゃったねー」
北上「実際言ったのは加賀さんだけど」

加賀「……」

女「……取り敢えず色々と意外な事実を知ることも出来たわね」
女「友達じゃあなかったのね。少なくとも私にも言いにくかったわけだ」

加賀「……」

女「別に笑わないわよ? 今時珍しくもないもの」
女「ただ喧嘩は喧嘩。私闘に当たるとして、二人には自室謹慎の処分を言い渡します」

女「四日間よ。その間は非常時を除いて出撃も訓練もなし」
女「勿論、秘書艦にも選ばない。丁度二人とも一人部屋だし、じっくり反省することね」

加賀「……」

瑞鶴「……」

女「申し開きは受け付けないわ」

加賀「……」

瑞鶴「……」

女「返事!」

加賀「……はい」
瑞鶴「はい……」

女「では部屋に戻りなさい。すぐに」
女「北上、貴女は二人が部屋に戻るまで監視」

北上「りょーかい」

加賀「……すいませんでした」

瑞鶴「……」

バタン

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「まったく……」

鈴谷「なんか手慣れてたね」

女「フィリピンでね……」

鈴谷「前の職場?」

女「航空隊は荒くれ者ばっかりなのよ」
女「発砲で喧嘩を止める手法に慣れちゃったわ」

鈴谷「飛行機乗り怖っ」

女「あら、私も元飛行機乗りよ?」
女「取り敢えず漣は後でシメる」


隣に座った艦娘
北上、漣、雷の中から
↓2

>>387
導入が完全にこのあと即死するパターンだったからなぁ

漣「隣座りまーす」

女「あら、漣。今ここに座るなんて、いい度胸ね」

漣「加賀さんと瑞鶴さん喧嘩したんでしょ?」
漣「聞きましたよー」

女「貴女のせいでしょうに」

漣「どうもすいませんね。でも誰かに言った方が良いかと思って」

女「なんでよりによってあの子だったのよ……」

漣「ほら、秘書艦多いですし」

女「理由になってないわ」
女「今回は不問だけど、次はないと思ってね」

漣「おお、こわいこわい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

鈴谷「ふいー……」

女「予定よりずっと早いわ」
女「なんだ、出来るんじゃない」

鈴谷「一応一年だけだったとはいえ商高だったんでねー」

女「……そう」
女「そろそろ帰投するわね」

鈴谷「お、新しい子とご対面?」

女「っそ。行くわよ」

鈴谷「埠頭までお出迎えとは、良い御身分だねぇ、新人」

女「黙ってついてくる」

鈴谷「ほいほい」

>>513
通りすがりの島風「ダッテハヤイモン♪ダッテハヤイモン♪」

タッーン

死ま風「ファアアアアアア」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 埠頭

女「今回も結構大きな輸送船が来たのね」

鈴谷「食糧いっぱいだー」

女「タンカーもある。燃料もばっちりね」

鈴谷「で、あれが新入りか」

浜風「えぇと……貴女が提督、ですか?」

女「女性司令官は初めてかしら?」

不知火「不知火です。ご指導ご鞭撻、よろしくです」

女「こっちこそよろしくね」

浜風「駆逐艦、浜風です。これより貴艦隊所属となります」

女「えぇ、よろしく」

女「古鷹達もお疲れ様」

古鷹「はい! 道中何事もなく、無事に辿り着くことが出来ました!」

女「良かったわ。報告書は明日お願いね」

古鷹「はい!」

浜風「……」ソワソワ

不知火「……浜風?」

浜風「な、何ですか、不知火姉さん?」

不知火「いや……落ち着かない様子だったから」

浜風「そ、そうでしょうか……?」

不知火「……」
不知火「……早く慣れると良いわね」


不知火の性質
1.落ち度のない完璧不知火さん
2.落ち度もある普通の不知火
3.落ち度もあるぬいぬい

浜風の性質
1.芯まで常識人浜風
2.表面常識人浜風
3.表面常識人ガチレズ

一人二つずつ選んでね(戦闘の実力などには影響しません)
最初に2票得た性質

ぬいぬい1
浜風2

表面ガチレズ内面ガチレズの浜風ってどうですか()

落ち度もある普通の不知火と表面常識人浜風 了解

>>536
それただのガチレズや

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今日はお疲れ様ね」

古鷹「はい!」

女「こっちは色々あったわ……」

古鷹「……瑞鶴さんと加賀さんですか?」

女「よく分かったわね」

古鷹「漣ちゃんが言ってました」

女「口が軽すぎる……」

鈴谷「やっぱ一回シメたがいいって」


隣に座った艦娘
古鷹、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、不知火、浜風の中から
↓2

雪風「しれぇ! お隣いいですか!」

女「うん、どうぞ」

雪風「失礼します!」

女「不知火達とは上手くやれそう?」

雪風「はい! 不知火お姉ちゃんも浜風ちゃんもとっても良い人だと思います!」

女「?」
女「浜風はお姉ちゃんじゃないんだ?」

雪風「浜風おね……浜風ちゃんは雪風の妹艦にあたるのです!」

女「そっか」
女(今お姉ちゃんって言い掛けたよね……)

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「ふぅー……」カポーン
女「……謹慎とはいえ、入浴時間まで決めるのは酷だったかしら」

女「……まぁ、監視の目は必要だし……」
女「うぅん……」

カラカラカラ

女「……?」


入ってきた艦娘
鈴谷、那珂、北上、漣、不知火、浜風の中から
↓2

浜風「……ど、どうも」

女「あら……遅いのね」

浜風「え? えぇ、まぁ……」
浜風「この時間なら、誰も居ないと思っていたのですが……」

女「残念、私がいました、っと。悪かったわね」

浜風「あ、べ、別にそういうつもりで言ったのではなく……」

女「……?」
女「落ち着きがないわね」

浜風「そ、そお、そうですか?」

女「……っぷ」

浜風「な、何ですか?」

女「ずっと手で押さえてるけど……」クスクス
女「もしかして、胸を気にしてるの?」クスクス

浜風「……!」カーッ

女「別に気にしなくていいって」
女「私だって決して小さくはないと自覚してるもの」タプン

浜風「……失礼します」ザブン

女「ん」

浜風「……」ジトー

女「?」

浜風「……」ザブザブ

女「な、何で寄ってくるのかしら?」ザブザブ

浜風「……もっと」

女「?」

浜風「もっと……近くで見せてください」

女「えっと……」


1.「いいけど……」
2.「駄目よ」
3.その他
↓1

女「いいけど……後悔しないでね?」

浜風「しません……」チャプン
浜風「……負傷、ですか」

女「……えぇ」

浜風「……無礼を承知でお聞きしますが、提督は依然何を?」

女「……ヒコーキ乗り」

浜風「……警戒機ですか」

女「対潜哨戒機よ」

浜風「えーと……ぴーすりーしー、ですか?」

女「P-3Cね。オライオンでいいわ」

浜風「すいません、横文字苦手で……」

女「そう」

浜風「……」ツツー

女「んっ……」
女「どうして触るのかしら?」


浜風の次の行動、あんまりぶっとんでない限り自由
↓2

浜風「……すいません、どうしても……」モニュ

女「ちょっ……何して……!」バシャッ

浜風「……」モニュモニュ

女「んっ……っ!」
女「ちょっと、ほんとに、やめっ……!」

浜風「……はぁ……」モニュンモニュン

女「緩急を……っ!」

浜風「……お綺麗です、提督……」モミモミモミ


女の次の行動、あんまりぶっとんでない限り自由
↓2

浜風「提督……!」モニュモニュ

女「っん……!」
女「いい加減に……!」ガシッ

浜風「!」ザバッ

女「なさいっ」バシャアン

浜風「ガボガボ……ぶはっ!」
浜風「っは!」

女「このっ!」グリグリ

浜風「いいいいっ……!!?」

浜風「い、痛いぃ……」

女「まったく……」
女「人の胸をなんだと思って……」

浜風「す、すいません……つい……」
浜風「……触り心地は、良かったです、はい」

女「もう一度もらいたいのかしら?」

浜風「ご、ご勘弁を……」

女「もう……」ザブ

浜風「……」


1.また喰らうことを覚悟でもう一度
2.流石にもうやめておこう……
3.話しかけてみる
4.その他
↓2

浜風「……」

女「何?」

浜風「い、いえ!」

女「もう……やるんなら、一言何か言ってからよ」

浜風「えっ……」

女「じゃあ、もう上がるから」ザバッ

浜風「……」


【12日目:金曜日】終了

許可貰えば揉めるんですか!(喜)

【13日目:土曜日】0600
――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎前

『そぉいんおこし……』

パーパラッパ↑パーパラッパ↑パーパラッパパーラパッ
パーパラッパパーパラッパ パーパッパラッパパー↑

女「……」
女「……ん?」

女「……」
女「……あれ?」

雪風「はやいよぉ……」タタタタ

島風「ゆっきーおっそーい!」タタタタ

女「あぁ……成程……って、雪風! 服お腹までしか着れてない!」

不知火「……」タタタタ

浜風「はっ……はっ……」タタタタ

女「あら、新米二人は早いわね」

不知火「……っ!」ドテッ

浜風「不知火姉さん、大丈夫ですか!?」

不知火「不知火に……何か落ち度でも……?」ギロッ

女「何故こっちを睨む」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「秘書艦はその日の朝指名するの」
女「今日は2班が哨戒任務だから、1班の中から選ぶことになるわ」

浜風「私達は……」

女「そういえばまだ班に入れてなかったわね」
女「まぁ今日中に決めていくわ」

不知火「では、不知火も浜風も今日は選択肢にあるのですね?」

女「そういうこと。秘書艦の経験は?」

不知火「あります」

浜風「私は……あまり……」

不知火「あったでしょう」


本日の秘書艦
古鷹、那珂、雪風、島風、浜風、不知火の中から
↓2

女「なら浜風」

浜風「もう、姉さん!」

不知火「いいでしょう、これくらい。良い経験になると思うわ」

女「今日はよろしくね」

浜風「は、はい」
浜風「こちらこそ、よろしくお願いします!」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

浜風「提督、こちらの書類なのですが……」

女「ん? あぁ、それね」
女「ごめんごめん、これも入れておいて」

浜風「あぁ、それで……ありがとうございます」

女「なんだ、出来るじゃない」

浜風「あ……いえ、その……」

女「胸張りなさい。よく出来た秘書艦だわ」
女「毎日頼みたいくらいね。出来ないけど」

浜風「そ、それは……」

女「あ、相談事なら課業時間外にいつでもいらっしゃい」
女「私が執務中でも乗ってあげるわ」

浜風「……ありがとうございます」

女(こうしてる分には普通に良い子なんだけどなぁ)


入ってきた艦娘
古鷹、那珂、雪風、島風、不知火の中から
ただしコンマ20以下で誰も来ない、00は100扱い
↓2

コンコンコン

女「はーい」

「雪風です! 入ってもいいですか!」

女「どうぞー」

雪風「失礼します!」ガチャ
雪風「噛まずに言えました!」

女「うんうん、そんな感じでゆっくりね」
女「今日は何のご用事で来たのかしら?」

雪風「浜風ちゃんがしっかりお仕事出来ているか見に来たのです!」

女「あら、雪風。浜風はしっかりやってくれているわよ」

浜風「雪風姉さん、私は心配いりません」クスッ

雪風「心配ご無用ですか?」

浜風「はい」ニコッ

雪風「それは良かったです!」
雪風「頑張ってね!」

浜風「はいっ!」

雪風「それでは失礼します!」

バタン

女「良いお姉ちゃんじゃない?」

浜風「はい」ニコニコ

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「何故秘書艦はいつも向かいに座るのかしらね?」

浜風「……まずかったですか?」

女「いいえ?」

浜風「なら、いいんですけど……」


隣に座った艦娘
古鷹、那珂、雪風、島風、不知火の中から
↓2

不知火「不知火です」スッ

女「おを!?」

不知火「どうかされましたか、司令」ストン

女「びっくりするわよ、心臓に悪いわ!」

不知火「それは失礼しました」

浜風(正面にいたのに全く分からなかった……!)ドキドキ

女「まったくもう……」


不知火の話
1.不知火自身のこと
2.不知火が経験したこと
3.その他
↓2

女「そういえば不知火はタウイタウイが初めてだったのかしら?」

不知火「いいえ、基礎訓練修了後は暫く呉に居ました」
不知火「その後、タウイタウイに」

女「……一応聞くけど、貴女いくつ?」

不知火「1Xです。それが何か?」

女「別に……他意はないわ」
女(1X歳の貫録じゃないわよ……)

浜風(姉さんこわい)

陽炎小説読んだことある?

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「不知火ってあれなの?」

浜風「どれですか?」

女「タウイタウイの居た頃からああなの?」

浜風「そうですね……以前からあんな感じでした」

女「ああいう性格なのね」

浜風「性格といいますか、才能といいますか……」
浜風「あ、実力はあるそうですよ。敵が泣いて謝ったとか」

女「ただの戦場伝説であることを願うわ……」

コンコンコン

女「あら、誰かしら……」
女「開いてます」


入ってきた艦娘
古鷹、那珂、雪風、島風、不知火の中から
↓2

雪風

>>581雪風

用件
↓2

雪風「しれぇ、入りますね!」ガチャ

女「雪風」
女「今度はどうしたの?」

雪風「特務機関? が本土からいらしたそうですー」

女「特務ぅ?」
女「どこにいるの?」

雪風「しょーささーん、いいみたいです」

「失敬……」ヌッ

女「……雪風、ご苦労様。もう出て行って」

雪風「はい! 失礼しました!」ビシッ

バタン

女「……」

浜風「……」

T「本土の特務機関より参りました……T少佐と申します」
T「女少佐……貴女がこの基地の艦娘部隊の指揮官ですね?」

女「えぇ、そうよ」

女「それで? 本土の特務機関様がこんな辺境基地まで遥々、何用かしら?」
女「事前に電話の一本でも入れてくれればこっちから駆け付けてやったのに」

T「当方極秘の任務ですので」

女「そんな任務をなんで私に?」

T「貴女だから、ですよ」

女「……要領を得ないわね。結局何なの?」
女「態々ナンパしに来たわけでもないでしょう?」

T「近々大規模な作戦があります」
T「その作戦に参加していただきたい」

女「……どんな作戦?」

T「飛行場砲撃です」
T「昼間攻撃しても効果が薄いとの判断で、夜間に砲撃を行うことになりました」

女「無理よ。うちにはそんな戦力はない」

T「本土から戦艦を貸し出します」
T「それに、貴女の艦隊に頼むのは飛行場砲撃でも制海権確保でもありません」

女「はあ?」
女「じゃあ一体何しろってのよ」

T「督戦です」

女「とく……せん?」

T「はい」

女「督戦隊になれ、というの?」

T「そう言っています」

女「私まだ実戦の指揮を執ったこともないのよ?」

T「存じております。しかし、艦娘の練度的には十分かと」
T「それに、貴女も一度経験がある筈だ」

女「あれは督戦なんかじゃ……」

T「僚機の逃亡を通報し、味方空軍に撃墜させたのは誰ですか」

浜風「!」

女「っ……!」

T「無線の記録を見る限り、細かな位置情報まで逐一通報していましたね?」

女「それはっ……!」

女「……私はここの艦娘のことをまだよく理解していないわ」

T「先程も申し上げましたように、この任務をこなせる程度の練度はあると判断しております」
T「例を挙げますと……駆逐艦雪風。数々の南方戦域拡張作戦に参加、いずれも戦果を挙げ、生き残る」

T「駆逐艦不知火。沖ノ島沖海域にて戦艦2撃沈の戦果あり」
T「軽巡洋艦那珂。戦略輸送作戦に参加、敵空母撃沈1、戦艦1に直撃弾。作戦を成功に導く」

T「重巡洋艦古鷹。ソロモン諸島制圧作戦に参加。夜間戦闘にて敵艦多数撃沈。作戦を成功させる」
T「航空母艦加賀。最序盤から……」

女「……もういい」
女「作戦の内容は分かったわ」

T「では、受けるんですね?」
T「……あ、言い忘れましたが、この任務は極秘です」

T「陛下に報告もありませんし、総理もご存知にないことになります」
T「要するに、海軍と機関の独断ですね。よって、貴女には拒否権が与えられます」

女「……」

浜風「提督……」


1.「冗談じゃないわ、他を当たりなさい」
2.「分かりました。その任務お受けします」
3.その他
↓2

再開


女「少し……考えさせてほしいわ」

T「そうですか。分かりました」
T「暫く滞在しますので、また明日か明後日辺りにお聞きします」

女「えぇ……」

T「では、私はこれで」
T「失礼しました」ビシッ

バタン

女「……」フー
女「……っんなのよあいつは!」ダン

浜風「」ビクッ

女「気に入らない、気に入らないわ」
女「どうせ命令拒否したら何か嫌がらせをしてくるに決まってる」

浜風「て、提督……?」

女「塩でも撒いとこうかしら、まったく……」
女「……執務に戻りましょ」

浜風「……はいっ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「いい? 浜風、一応あれでも秘匿事項みたいだから、誰にも口外しちゃ駄目よ?」

浜風「はい……」

女「よろしい。さ、座りましょ」

浜風「……ガラガラですね」

女「半分以上いないからね」
女「加賀と瑞鶴のことは誰かから聞いたかしら」

浜風「昨夜、不知火姉さんから」

女「貴女はないだろうけど、ああいうことがないようにね?」

浜風「はい」


隣に座った艦娘
古鷹、那珂、雪風、島風、不知火の中から
↓2

不知火「お隣失礼します」ストン

女「え、えぇ」

不知火「?」
不知火「どうかされまたか?」

女「いや、結構グイグイ来るなぁ、と思って」

不知火「……不知火に何か落ち度でも?」

女「いや、別に落ち度ではないわ」

不知火「そうですか……」

女「えぇ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場脱衣場

女「……」シュルシュルシュル
女「……」チラッ

女「先客かしらね」パサッ
女「この服は……」


置いてある服の持ち主
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、不知火、浜風の中から
↓2

カラカラカラ

鈴谷「んあ? 提督じゃん」

女「……鈴谷」

鈴谷「こんなとこで会うなんて珍しいねー」

女「そうね」

鈴谷「……って、遠くない?」

女「誰にだって見られたくないものの一つや二つあるわよ」

鈴谷「そっか。鈴谷と一緒だねー」

女「……それは逆に気になるわね」

鈴谷「ほら食い付いた」

女「なっ、引っかけたの?」

鈴谷「いやぁ、私にもそーゆーのがあるのはガチ。見たい?」

女「……」

鈴谷「まぁ寄ってきなよ」

鈴谷「至る所痛々しいね」ゴシゴシ

女「結構深い切り傷なんかもあるからね」

鈴谷「うん、でもまだ生還の証ってことで、ちょっとは格好がつくんじゃないかな」ゴシゴシ

女「ちょっと」

鈴谷「私のは破片でも弾丸でもなく、煙草だもん」ゴシゴシ

女「……!」

鈴谷「世の中居るもんだよねーそーいう親」ゴシゴシ

女「……海軍に入ったのもそれかしら」

鈴谷「……そうだよ」

鈴谷「なんかね、落ち着くんだ。提督の傍」ゴシゴシ

女「どうしてかしら?」

鈴谷「さぁ? 姉貴と雰囲気が似てるのかも」ゴシゴシ

女「姉?」

鈴谷「うん。あ、艦娘としての姉妹艦って意味じゃないよ?」
鈴谷「人間としての姉貴ね」

女「うん」

鈴谷「一緒に艦娘受けたんだけどね。適性あったのは私だけだった」ゴシゴシ
鈴谷「流すよー」

女「はいはい」
女「……そういえば私も艦娘の適性はなかったわね」

鈴谷「歳じゃない?」ザバー

女「張り倒すぞ」

鈴谷「うちビンボーだったからさ」

女「そういえば言ってたわね」ゴシゴシ

鈴谷「戦争始まってから暫く、何もかも高くなったじゃん」

女「そうね」ゴシゴシ

鈴谷「あれはうちの家計直撃だったからね」
鈴谷「母さんの職場も直撃だったね」

女「……」ゴシゴシ

鈴谷「元々母子家庭なのにさ、その母親が仕事失くしたんだよ?」
鈴谷「高校生二人も養えるわけないよね」

女「……」ゴシゴシ

鈴谷「それで、ボーリョク多いのは小学生の頃からだったから、これを機に二人で家出しようって」
鈴谷「姉貴と一緒に逃げちゃったんだ」

女「……」ゴシゴシ

鈴谷「いや……家出じゃないかな。引っ越し、かも。アパート借りちゃったもん」
鈴谷「母さん居なくなるタイミング見計らって荷物回収してさ、バイトしながら学校行くって生活」

女「……」ゴシゴシ

鈴谷「一か月で破綻した。逆によく一か月も持ったよ」
鈴谷「高校の学費も払えなくなるし、これからどうしようかって」

女「……」ゴシゴシ

鈴谷「で、バイト探してるときに海軍の募集見て、艦娘に志願してみた」
鈴谷「姉貴と一緒にね」

鈴谷「私は受かって、ここにいる」
鈴谷「姉貴は落ちたよ。まだ本土で高校生やってる」

女「……」ゴシゴシ

鈴谷「ここは良いよ」
鈴谷「普通の給料だけじゃなくて、手当もいっぱいついてるもん」

女「……」ゴシゴシ

鈴谷「地の果てだけどさ、ご飯は食べれる。寝るときは寒くないし、暑くもない」
鈴谷「本土の姉貴に仕送りも出来る。これ以上に良いとこどこにあんのさ」

女「……流すわね」

鈴谷「ほいさ」
鈴谷「……私はさ、本土の姉貴守れるんなら死んでもいい」

女「……!」ザバー

鈴谷「沈む、っていうべきかな」
鈴谷「少なくとも、戦死の手当と保険は姉貴が受け取ることになってる。姉貴には教えてないけど」

女「……」

鈴谷「私なんだかんだ言ってバカだからさ」
鈴谷「誰がなんて言おうと海軍って場所が最高だと思ってんだよね」

女「……」モニュ

鈴谷「んぁっ……ちょっと、何すんのさ」

女「洗ってあげるわ」ヌルヌル

鈴谷「いや、前は洗えるから……」
鈴谷「それに今のは明らかに胸を鷲掴みに……んんっ」

女「海軍はね、貴女が思っているほど良い場所じゃないわ」ヌルヌル
女「でも、ここが良いんなら、いつか嫌になって辞めたいって言っても、辞めさせてやらない」モニュモニュ

鈴谷「んっ……あっ……!」

女「貴女が私の指揮下にいる限り、辞めさせるもんですか」スルスル
女「死んだりすることも許さないから」ヌルヌル

鈴谷「ひゃっ……くすぐった……!」

女「覚悟してなさい」ザバァ

鈴谷「……提督……」


【13日目:土曜日】終了

今回の更新は以上
次の更新は14時ないし15時以降の午後を予定
健康には十分注意されたし

>>560
※ただし駆逐艦娘に限る
ていうか許可があればどこまでも

≪我、投下準備よし。各員よろしいか≫

【14日目:日曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「そういえば今日は午前中だけね」
女「午後は誰か誘って、どこか行こうかしら」

浜風「あ、では、私が……」

女「貴女今日哨戒でしょ」

浜風「そうでした……」


本日の秘書艦
鈴谷、北上、漣、雷、不知火の中から
↓2

女「漣と瑞鶴以外で選ばれたことのある子はいるかしら?」

雷「はーい! 私あるわ!」

女「雷? なら今日お願いしてみようかしらね」
女「午前中だけ、お願いね?」

雷「はーい、司令官! いっきますよー!」

女「元気があってよろしい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「あら、本当に結構出来る」

雷「当たり前じゃない!」
雷「もーっと私に頼っていいのよ!」

女「ふふ、頼もしいわね」

コンコンコン

雷「はーい、どちら様?」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、漣、不知火の中から
ただし、コンマ20以下で緊急電、90以上で朗報
00は100扱い
↓2

「大淀です。よろしいですか?」

女「どうぞー」

大淀「失礼します」ガチャ
大淀「本土より電文です」

女「ん、お疲れ様」

大淀「では、私はこれで失礼します」

バタン

雷「何何?」

女「……あら」
女「大淀の艤装……送ってくれたって」

雷「えっ!? 大淀さんまた戦えるようになるの!?」

女「えぇ。今日ビスマルク諸島で停泊してるみたいだから……」
女「……明日には届くみたいね」

雷「すっごーい!」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「……うーん」

雷「どうしたの、司令官?」

女「午後どうしようかと思ってね」

雷「考えてなかったの?」

女「えぇ。どうしようかしら」


午後の行動安価
基地内で何かするもよし、基地外に出てみるもよし
基地の外に出る場合は艦娘も指定(鈴谷、北上、漣、雷、不知火の中から)
↓2

女「そういえば……」
女「この食事はどうにかならないの?」

雷「それはどうにもならないような気がするわ、司令官……」

女「食事の質を上げる方法ないかしら?」

漣「やりようですねー」
漣「そういうのこそ本土に要望してみたらどうですか?」

女「嫌よ」

漣「なんでまた」

女「絶対通んないもん」

雷「私は文句ないんだけどなぁ……」

女(この子結構な悪食らしいのよね……)


再安価
基地内で何かするもよし、基地外に出てみるもよし
基地の外に出る場合は艦娘も指定(鈴谷、北上、漣、雷、不知火の中から)
↓2

女「そういえばこっちに来てからトレーニングのメニューは大分軽くなったわね……」

雷「やってはいるんだ……」

女「ヒコーキ乗りは筋トレ日課だからね」
女「下手したら陸の人ら並みに鍛えるからね」

漣「なにそれこわい」

女「それに、喧嘩なんかも多いし」

漣「航空隊こわい」

女「午後はトレーニングにしましょうかね」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 運動場

女「うぅーん……天気も良いし、最高の訓練日和ね!」

不知火「……司令」

女「あら、不知火。貴女もトレーニング?」

不知火「はい。ところで司令」

女「何?」

不知火「良い脚をしておられますね」

女「脚?」

不知火「肉付きも良く、健康的です」
不知火「短距離も長距離もいけそうな、バランスのとれた筋肉ですね」

女「体系的に走るのには向いてないけどね」

不知火「体系、ですか?」

女「えぇ」タユン

不知火「……」ペターン
不知火「訴訟」

女「やめい」

女「じゃあ何からしましょうか」

不知火「腕立て、腹筋、スクワット……」
不知火「シンプルにランニングも良いでしょう」

女「迷うわねー……」

不知火「では不知火から提案しましょう」


トレーニング内容
どっか鍛えられれば大体OK
↓3

不知火「背筋強化のために背面トレーニングなんてどうでしょう」

女「背面って……あれだよね?」
女「私苦手なんだけどなぁ……まぁいいや」

不知火「何故苦手なのでしょう?」

女「ほら……うつ伏せになると胸がね……」

不知火「訴訟」

女「やめい」

女「んしょっ……と」

不知火「肩を押さえましょう」

女「あ、ちょっと苦しい」

不知火「我慢してください」

女「もう……」
女「じゃあ行くよー。1、2、……」

――

女「次不知火」

不知火「はい」

女「肩押さえるよー」

不知火「はい」

女「1、2、……」

>>637
>>633でなく>>635じゃね?

女「ふぅ……次は何しようか?」

不知火「そうですね……」


トレーニング内容
どっか鍛えられれば大体OK、ただし背筋は除く
↓2

>>639
ごめん、ほんとだ、完全にミス
後で拾う

踏んでたら下

不知火「腹筋にしましょう」

女「あ、うん」

不知火「不知火が足を押さえます」

女「よろしく。それじゃ行くよー」
女「1、2、3、……」

不知火「……」

女「……9、10、11、……」タユタユ

不知火「……」

女「……19、20、21、……」タユタユ

不知火「……」

女「……39、……40、と」タユン

不知火「……」ペチーン

女「痛いっ!?」
女「なんで突然おっぱいビンタ!?」

不知火「訴訟」

女「また!?」

不知火「腹筋はファッキン」
不知火「バーベルがあることですし、スクワットしましょう」

女「え、えぇ……いいかもね」

不知火「何キロでやりますか?」

女「25でいいわ」

不知火「了解しました」
不知火「どうぞ」

女「んっ……よいしょ」
女「1……、2……、」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今日は良い汗かいたわね」

不知火「そうですね」

女「今夜はしっかり寝るのよ?」

不知火「はい」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、浜風、不知火の中から
↓2

雪風「しれぇ! お隣いいですか?」

女「あら、いいわよ」

雪風「失礼します!」ストン
雪風「大淀さんの艤装が来るんですか!」

女「えぇ。誰から聞いたの?」

雪風「雷ちゃんから聞きました!」フンス

女「口が軽いわねぇ」

雪風「あ、ごめんなさい! “きみつ”でしたか!?」

女「いいえ、そんなことないわ」

雪風「良かったぁー」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「ふぅー……癒されるぅ……」カポーン

カラカラカラ

女「誰ー?」チャプン


入ってきた艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、浜風の中から
↓3

浜風「……」

女「あら、浜風じゃない」

浜風「あっ……はい、その……こんばんは……」

女「?」

バシャッ ゴシゴシゴシ ザバー

浜風「……失礼します」チャプン

女「ん」

浜風「……」

女「……」

女「……浜風、もしかして元気ない?」

浜風「えっ! あ、いえ、なんでも……」

女「顔赤いわ」

浜風「こ、これは! その……」
浜風「……嬉しくて」

女「あら、私の顔見たかったの?」

浜風「……」コクン

女「可愛いところあるじゃない、まったく」

浜風「……!」カーッ


浜風の次の行動、あんまりぶっとんでない限り自由
↓2

浜風「うー……」カーッ

女「顔隠しちゃうことないじゃないの」クスクス

浜風「だ、だって、今私、すごく恥ずかしくて……」

女「もう……」クスクス


女提督の次の行動、あんまりぶっとんでない限り自由
↓1

>>657

>>659提督→浜風でいいよね?


女「ていっ」バシャッ

浜風「ひゃっ!」
浜風「お、お湯? びっくりしちゃった……!」

女「可愛い顔が台無しよ」ホッペタツンツン

浜風「ひゃあっ!?」

女「ふふ、顔真っ赤よ?」

浜風「むぅー……」バシャッ

女「わぷっ」


浜風の次の行動
↓2

浜風「この……」モニュ

女「やん、もう、胸は駄目ってばー」

浜風「お返しです!」モニュモニュ

女「こっちだって!」ムニュン

浜風「んっ……!」
浜風「やりましたね……!」モニュモニュ

バシャバシャ


浜風の次の行動
↓2

女「はー……」

浜風「ふぅ……ふぅ……」
浜風「……着任して間もないですが、この鎮守府に来れてよかったと思います」

女「どこを見て言っているのかしら?」

浜風「貴女の胸です」

女「あれだけ触っといてまだ触りたいの?」

浜風「そういうわけでは……」


1.あります
2.ないです
3.その他(行動でも可)
↓1

浜風「ありますけど……」

女「あらあら……仕方ないわね?」

浜風「じ、じゃあ!」

女「今日は駄目。また今度ね」

浜風「そう、ですか……」

女「そんな露骨に残念がることないじゃない」
女「……案外寂しがり屋で甘えん坊なのね?」

浜風「うぅっ……」

女「図星ね」
女「あー……そろそろ、上がるわ。貴女もそろそろ上がった方がいいかも」ザバッ


【14日目:日曜日】終了

ちょっと休憩

浜風が普通にガチレズになっちゃった

浜風はコンマ踏まないと起爆しないようになってるから……

再開します

【15日目:月曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

不知火「ん……ふあ……ん……」

女「あら、欠伸。昨日の疲れかしら?」

不知火「不知火に何か落ち度でも?」

女「疲れを残すのは落ち度よ」
女「今日は哨戒任務なんだから、前日の疲れは残さないようにしないと」

不知火「……申し訳ありません」


本日の秘書艦
古鷹、那珂、雪風、島風、浜風の中から
↓2

女「軽巡、那珂。今日秘書艦よろしく」

那珂「那珂ちゃんはー、みんなのアイドルだからー」

女「返事」

那珂「ウィッス」

女「よろしい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「今日も輸送船が来るわね」
女「護衛につくようには言ってないけど……大丈夫かしら」

那珂「大丈夫だよ、きっと」

女「あれには大淀の艤装が載ってるのよ」
女「沈められたりしたら敵わないわ」

那珂「もー、提督は心配性なんだからー」

女「心配にもなるわよ」

コンコンコン

那珂「はいはーい、どーちらーさまぁー?」


入ってきた艦娘
古鷹、雪風、島風、浜風の中から
↓2

古鷹

>>687古鷹

用件
↓2

「古鷹です。報告したいことが……」

女「ん、どうぞ」

古鷹「失礼します」ガチャ

女「報告したいことって?」

古鷹「訓練中に水偵を落としてしまって……」
古鷹「先程、ボーキサイトの備蓄庫に行ったら、どうやら私が使う前に誰か使ったみたいなんです」

那珂「……えっ」

女「少なくなってたってこと?」

古鷹「はい。空母の人達は今日訓練に参加してないので、おかしいとは思ったんですけど……」

那珂「……」

女「確かに二日間使用した記録はないけど……」
女「一体誰が? 食べ物じゃないのよ、あれ」

古鷹「はい……妙ですよね」

那珂「な、那珂ちゃん、ちょっと用事思い出しちゃったな……?」

女「待てコラ」ガシッ

那珂「ひぃっ!?」

那珂「べべべ別に那珂ちゃんはボーキサイトのことなんて知らないよよよ!?」

女「見え見えの嘘をつくんじゃありません」
女「怒らないから正直に言いなさい」

那珂「やややや、実は、その……昨日の哨戒任務中に……」
那珂「ちょっと水偵が事故っちゃって……その……」

古鷹「“その”……?」

那珂「1機分くらいならバレないかなーって思って……」
那珂「……つ、使いました」

女「そう……」

那珂「」ガタガタ

女「始末書」ニコリ

古鷹「懲罰」ニコリ

那珂「ウィッス」
那珂(那珂ちゃんオワタ……)

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「今日中に出さないと私からも懲罰ね」

那珂「えええ!? 無理! 無理だよ!」

女「やってみなきゃ分かんないでしょう?」
女「それに、ボーキサイトを無断使用したのは貴女じゃない」

那珂「ウィッス……」


隣に座った艦娘
古鷹、雪風、島風、浜風の中から
↓2

すまない、寝落ちしていた
次の更新は6時頃を予定、その後何度か休憩を挟んで16~17日目を終わらせる予定
健康には十分注意されたし

≪我、投下す! 我、投下す!≫

雪風「しれぇ、お隣よろしいですか!」

女「いいわよ」

雪風「あ、那珂さん」

那珂「雪風ちゃん」

雪風「古鷹さんが懲罰だって喜んでましたよ」

那珂「マジかぁー……」

雪風「色々悩んでいましたが……」
雪風「この分だと“にじかんえんどれす”ですね!」

那珂「酷いっ!? あのムリゲーをやれっていうの!?」

女「2時間エンドレス?」

雪風「はい。運動場のトラックを延々と走るんです」

女「時間2時間ね……距離は?」

雪風「えーと……」

那珂「那珂ちゃんだと2時間110周コースかな……」
那珂「1周70秒で走っても全然足りないから終わりがないんだけど……」

女「終わりあるじゃない」

雪風「1分遅れると1周増えるんです。遅れた分だけ増えてくから……」

女「70秒だと……100周ちょっとが限界よね?」

那珂「こんなの無理だよー……」

女「ぎりぎりで無理なところに発案者の厭らしさを感じる」
女「まぁ始末書がなければ私からも懲罰は受けさせるけどね」

那珂「鬼! 悪魔! 提督!」

女「並べるでない、鬼と悪魔が可哀相だわ」クスクス

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「懲罰の内容は分かった?」

那珂「うん……雪風ちゃんの言った通りだった……」

女「いつから?」

那珂「ヒトヨンマルマル……真昼間は危ないから」

女「そうね。じゃあ、それまでに始末書挙げなさいね」

那珂「はーい……」

コンコンコン

那珂「はーい、どちら様ぁー?」

女(切り替え早いなぁ)


入ってきた艦娘
古鷹、雪風、島風、浜風の中から
↓2

「浜風です。その……報告が」

女「どうぞー」

浜風「し、失礼します」ガチャ

女「随分固いわね」

浜風「す、すいません……」

女「いいわ、別に。それで、報告って?」

浜風「古鷹さんから、那珂さんに、です」

女「そういうのは伝言っていうのよ」

浜風「す、すいません」

那珂「古鷹ちゃんから那珂ちゃんに?」
那珂「……っていうとあれかなぁ」

浜風「えーと、多分、それです」
浜風「艤装を持って集合……だそうです」

那珂「えっ……?」

女「待って、艤装も燃料も弾薬も使用許可が……」

浜風「私も言ったのですが……“使いはしない”んだそうです」

女「……」
女「……あぁ、そういうこと」

那珂「ごめん、浜風ちゃん、提督……」
那珂「那珂ちゃん、明日起き上がれないかも……」

女「点呼には出てね」

那珂「ウィッス……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 工廠

女「さて、大淀。貴女の新しい艤装が届いたわ」

大淀「は、はい」

女「結構な期間戦ってないみたいだから、色々戸惑うかもね」
女「体力も落ちてるかもしれないし、明日からまた慣らすために訓練よ」

女「暫くは感覚を取り戻すことになるわね」
女「……期待してる。頑張って」

大淀「……はい!」

女「よし。軽巡“大淀”、戦列復帰を命じます」

大淀「はいっ!」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「というわけで、大淀がまた戦えるようになりましたー」

鈴谷「いぇーい!」

漣「どんどんパフパフー」

北上「それちょい古い」

大淀「改めて、よろしくお願いします」

女「大淀は暫く練成よ。電信の合間を縫って、訓練に参加して」

大淀「了解です」

女「……ところで、古鷹と那珂は……」

北上「まだ走ってるよー」
北上「艤装担いだままあれとかあたしだったら絶対無理だなー」

鈴谷「川内型の艤装はまだ軽い方だからマシだと思うけどね」

漣「漣の艤装でやれって言われたら……gkbr」

女「艤装にも色々あるのね」


隣に座った艦娘
鈴谷、北上、大淀、漣、雪風、雷、島風、浜風、不知火の中から
↓2

浜風「あ、あの!」

女「うん?」

浜風「お隣、よろしいでしょうか!」

女「いいわよ」

浜風「失礼します!」

女「あー、そんな畏まらなくても」

浜風「す、すいません……」

女「すぐ謝らない。お風呂の貴女はどこ行っちゃったのよ」

浜風「そ、それは……」ゴンッ
浜風「あいたっ!?」

ガランガラン

漣「ごめん、ぼーっとしてた!」

女「エライ一直線に突っ込んだわね」

漣「あ、浜風、足……」

浜風「えっ……うわぁ!?」
浜風「熱い! 熱い! お味噌汁が! 足に!」

女「誰か布巾持ってきて!」

――ブイン基地、艦娘部隊基地 大浴場脱衣場

女「漣ってあんなドジやる子だったかしらねー……」シュルシュルシュル
女「……」パサッ

女「誰か入ってるみたいね」
女「この服は……」


置いてある服の持ち主
古鷹、鈴谷、那珂、漣、不知火、浜風の中から
↓2

30分後、再開予定
各員よろしいか

投下1分前
しかしまた浜風か……薄い本が厚くなりますねぇ

カラカラカラ

女「浜風ー?」

浜風「ひゃいっ!?」ビクッ

女「? 何してんの?」

浜風「あ、い、今から、身体流すところですっ!」ザバー

女「あ、うん、流したね」
女(流す泡もなかったような気がする)

浜風「そ、それでは……」

女「肩まで浸かるのよ」

浜風「は、はい……」

女(なんで出て行こうとしたのかしら)

女「あー……癒されるわ」カポーン

浜風「そ、そうですね……」カポーン

女「今日やけにむわっとしてるなーって思ったのよ」

浜風「はい?」

女「なんていうか、暑さが違ったのよね」
女「肌に感じる空気がその……凄くじめっとしてるっていうか」

浜風「はあ……?」

女「漣に聞いたらそろそろ雨季なんですって」

浜風「梅雨ですか?」

女「それは日本に限った話でしょ」

浜風「そ、そうですね……」

女「明日は雨っぽいですよ、だって」
女「あの子一体ここに何年いるのかしら」

女「しかし、貴女本当に昼間は大人しいわよね?」

浜風「へっ!?」

女「昼間が素の貴女なのか、お風呂が素の貴女なのか、分かんなくなってきたわ」

浜風「そ、そうですか……?」

女「で、どっちが素なのかしら?」

浜風「……こっちでしょうか」

女「そう。あの甘えん坊で寂しがり屋な貴女が本当の貴女なのね」

浜風「……!」カーッ

女「いいのよ、いつも堅苦しいよりいいわ」

浜風「そう、ですか……」チラッ

女「? どうしたの?」

浜風「……」


浜風の次の行動、あんまりぶっとんでない限り自由
↓2

浜風「あの、提督……?」
浜風「頭を、撫でていただけませんか……?」

女「……あら」
女「急に甘えちゃって、もう」

浜風「あ、その……」

女「いいわ。いらっしゃい」

浜風「……!」パァ
浜風「失礼します」ザブザブ

女「こう?」ナデナデ

浜風「んっ……」

女「もうちょっと寄って……」ザブ
女「キスもしちゃう」チュッ

浜風「ひゃっ!?」
浜風「ててて提督!?」

女「サービスよ」ナデナデ

浜風(額にだけど……提督のキス……!)

女「照れちゃって、もう」


浜風の次の行動、可能な限り合わせる
↓1~3

浜風「……ん」

女「?」

浜風「お姉ちゃん……」ギュッ

女「あら……可愛い妹が出来ちゃったわ」

浜風「お姉ちゃん……!」モゾモゾ

女「やん、こら、くすぐったい……」
女「浜風は、お姉ちゃんにそんなことしちゃうのかしら?」

浜風「お姉ちゃんの胸……」ギュウ
浜風「……っは!」

女「?」

浜風「すすすすいません、提督!」ザバッ
浜風「これはその、ええええーと……!?」

女「……」クスッ
女「いいのよ、別に」

浜風「……!!」カーッ
浜風「ししししつれ、失礼しましたぁぁああ!」ザバアッ

ドタドタ……

カラカラカラ ピシャンッ

女「もう……」クスクス


【15日目:月曜日】終了

【16日目:火曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「加賀、瑞鶴の謹慎処分は今日で終了ね」

漣「明日から復帰ですか、あの二人」

女「えぇ」
女「しっかり反省してればいいんだけど」

漣「お姉ちゃんみたいなこと言うんですね」

女「母親と言わなかった点は褒めてあげるわ」


本日の秘書艦
鈴谷、北上、漣、雷、不知火、大淀の中から
↓2

女「漣、今日よろしくね」

漣「ほいさっさー」

女「慣れてるし、すぐよね?」

漣「どーでしょーねー」

女「やる気出しなさい」

漣「雨降っててやる気起きないんですよー」

女「知るか、んなこと」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

漣「報告することとかほんとないですねー」

女「一応電文なんかは大淀が頻繁に持ってきてるんだけどね」

漣「そうですねー」

女「あー、もう、書類が手に張り付いて鬱陶しい」

漣「はげどう」

コンコンコン

漣「どちら様ですかー」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、雷、不知火、大淀の中から
ただし、コンマ15以下で緊急電、00は100扱い
↓2

「大淀です、大至急」

女「入って」

大淀「失礼します」バンッ
大淀「哨戒部隊より緊急電」

女「……!」

大淀「敵艦隊発見、ブーゲンヴィル島より東南東、34カイリ」
大淀「速度12ノットにて南下中」

大淀「敵数6。巡洋艦級2、駆逐艦級2、輸送船と思しき敵船舶2を確認。現在監視中」

女「敵艦隊はこちらに気付いている?」

大淀「分かりません。攻撃を受けていないので、恐らく気付いていないか……」

女「気付いてはいるが放置、ね」
女「恐らく輸送船団だわ。向こうは戦闘を避けようとしている」

大淀「どうされますか?」

女「決まってるじゃない」
女「見敵必殺! 先手必勝よ!」

――南太平洋、ソロモン諸島沖

古鷹「……基地より入電。攻撃を許可します」

那珂≪りょうかーい!≫

雪風≪了解です!≫

島風≪私がやっちゃうからね!≫

浜風≪……≫

古鷹「駆逐艦浜風。どうしたの?」

浜風≪……な、なんでもっ、ないですっ……!≫
浜風≪は、浜風、行きますっ!≫

古鷹「……」
古鷹(浜風ちゃん……?)

ザザザザ……

古鷹≪T字は無理! 同航戦になる!≫
古鷹≪僚艦との距離を維持して! 複縦陣を組む!≫

那珂≪浜風ちゃん近い!≫

浜風「す、すいません!」

古鷹≪対艦戦闘用意!≫カーン カーン カーン カーン

那珂≪あ、水偵落とされちゃった!≫
那珂≪でも敵は対空戦闘準備してるみたい!≫

古鷹≪占めた! こっちの戦力が分からないんだ!≫

浜風「……どうしよう……」カチカチ
浜風「実戦なんて……大規模演習もやったことないのに……!」カチカチ

古鷹≪並んだ! 敵艦射程内! 主砲一斉射!≫
古鷹≪よーい、ってー!≫ズドーン

那珂≪どっかぁーん!≫ドーン

雪風≪雪風は沈みません!≫ドーン

島風≪私には誰も追いつけないよ!≫ドーン

浜風「し、沈みなさい!」ドーン

古鷹≪弾着観測!≫

那珂≪水偵はもうないよー!≫

古鷹≪着弾確認! 夾叉! もう一度!≫

ドバーン バシャーン

那珂≪きゃああっ! 顔はやめてってばー!≫

雪風≪那珂さんが被弾しました!≫

古鷹≪那珂ちゃん、損害状況を!≫

那珂≪へーき、へーきっ! アイドルはこんなことじゃへこたれないよ!≫
那珂≪ってわぁー! 火が出たぁー!≫

雪風≪大丈夫ですかー!?≫

浜風「はぁっ……はぁっ……!」カチカチ

古鷹≪装填完了! 第二射!≫
古鷹≪よーい! ってぇ!≫ズドーン

那珂≪ごめん無理! 消火中!≫

雪風≪次こそは当てます!≫ドーン

島風≪やっちゃってー!≫ドーン

古鷹≪……!?≫
古鷹≪浜風ちゃん! どうしたの!?≫

浜風「えっ!」

古鷹≪砲撃していないけど、何か問題があるの!?≫

浜風「だ、大丈夫です!」

古鷹≪なら早く!≫

浜風「あ、当たれー!」ドーン

雪風≪あっ、直撃! 敵駆逐艦轟沈!≫

古鷹≪先頭の重巡からの攻撃もなくなった……燃え上がってる≫
古鷹≪っ! 敵重巡爆発! 沈没中!≫

那珂≪消火完了ー……死ぬかと思ったぁー≫

浜風「震えちゃ駄目、震えちゃ駄目……!」カチカチカチカチ

島風≪私には誰も追いつけないよ!≫

バシャーン バシャーン

島風≪五連装酸素魚雷、やっちゃってー!≫ドボン ドボン
島風≪ちょっ……浜風ちゃん遅い!≫

浜風「っは……!」

ドォーン

浜風「いった……痛いっ……!」

古鷹≪浜風ちゃん大丈夫!?≫

浜風「ううっ……! 大丈夫、大丈夫……!」
浜風「熱い……熱いっ!?」

雪風≪火が出てます! 砲塔のすぐ横!≫

浜風「し、消火……! 急がないと……!」

古鷹≪雷跡……浜風ちゃん、加速して!≫

浜風「消火……消火……!」

古鷹≪浜風ちゃん!≫

島風≪あ、やばっ≫

ドオーン

島風≪いっ……ったぁーい!≫
島風≪浜風ちゃんがどかないからー!≫

古鷹≪あ……≫
古鷹≪っ浜風ちゃん! 消火は後! 魚雷を捨てて!≫

浜風「えっ……は、はいっ!」ドボン ドボン

那珂≪やったぁー! ちょーくげきぃー!≫

雪風≪敵輸送船撃沈! 後はもう駆逐艦と軽巡洋艦だけです!≫

古鷹≪魚雷発射! ってー!≫ドボン ドボン

バシャーン バシャーン

古鷹≪離脱を始めてる……!≫

ドォーン

古鷹≪当たった……!≫
古鷹≪軽巡撃沈1!≫

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

大淀「報告します」
大淀「哨戒部隊は交戦した敵艦隊を撃退。戦果は巡洋艦2、駆逐艦1、輸送船2」

女「上々。で、こっちの被害は?」

大淀「那珂、島風、浜風に被弾または被雷あり」
大淀「詳しい損害状況は帰ってから、だそうです」

女「うん、ありがとう」

漣「なんとかなりましたねー」

女「えぇ。まったく、肝を冷やしたわ」

漣「久しぶりの戦闘でしたからねー」

女「私にとっても、みんなにとっても、ね」

漣「余計な書類が増えましたねー」

女「……そうね」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 埠頭

雪風「やっと戻ってこれましたぁー……」

那珂「お仕事終了ー、お疲れ様ぁー」

島風「おぅっ!」

浜風「はぁっ……はぁっ……」アオザメ

古鷹「……浜風ちゃん、もしかして」
古鷹「貴女、実戦の経験がなかったの?」

浜風「ううっ……!」
浜風「はい……今回が、初めての実戦でした……」

古鷹「……本当にそれだけ?」
古鷹「島風ちゃんや……私の昔の仲間達は、初めてでも今日の貴女程酷くはなかった」

那珂「……」

雪風「……」

古鷹「魚雷は捨てたから仕方ないにしても……」
古鷹「弾薬が殆ど使われていないのは何故? 撃たなかったからでしょ?」

浜風「ごめんなさい……」

古鷹「謝ってほしいわけじゃないの」
古鷹「浜風ちゃん、貴女……」

浜風「……実は……」
浜風「実戦どころか……大規模演習にも参加したことがなかったんです……」

古鷹「えっ……もしかして、本当に基礎訓練しかしたことなかったの……?」

浜風「は、はい……射撃訓練以外では実弾を撃ったことも……」

古鷹「……どうして」ガシッ
古鷹「どうしてそれを先に言わなかったの!?」

浜風「いっ……!」

那珂「ちょっ……古鷹さん」

古鷹「貴女、自分が死ぬところだったんだよ!?」
古鷹「もしも私達が何も言わなかったら、どうなってたと思っているの!?」

浜風「ごめっ……なさっ……!」

古鷹「あのまま恐慌状態だったら、貴女本当に……!」

那珂「やめてってば!」

浜風「う……!」

古鷹「あ……」
古鷹「……ごめんね、取り乱して」スッ

浜風「いえ……その、悪いのは……私なので……」

雪風「……あ」
雪風「しれぇ!」

古鷹「……!」ハッ
古鷹「ふ、古鷹以下5名! ただいま帰投いたしました!」

女「了解、ご苦労様」
女「……手酷くやられたみたいね?」

古鷹「は、はいっ!」

女「一番酷いのは……浜風かしらね?」
女「見てて恥ずかしい脱げっぷりだわ」

浜風「あ、や、これはっ……!」

女「すぐに艤装を修理に出して。3人ともよ」
女「古鷹と雪風も、艤装の整備点検をしっかりとね」

古鷹「はい!」

女「それとお風呂入りなさいね」
女「5人とも酷い有様よ?」

那珂「あはは……」

女「じゃ、解散。午後はまた……」
女「……いや、空軍に頼みましょうか」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「那珂は?」

浜風「まだお風呂です……」

女「……落ち込まないで」
女「ろくに適性も見ずに班に組み込んだ私が悪かったわ」

漣「沈まなくて良かったですねー」

女「そういうことを言わない」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、雪風、雷、島風、浜風、不知火、大淀の中から
↓2

浜風「お隣、失礼します……」ストン

女「はいはいー」
女「えーと、なんだっけ」

漣「浜風がどのくらいの練度だったのかって話です」

女「そう、それ」
女「結局どういうことなの?」

浜風「それは……その……」

女「訓練でしか実弾を使ったことないなんてほんの2年前まで当たり前のことだったんだけどね」

漣「開戦前の話じゃないですか」

女「演習にも参加したことないっていうのはどういうこと?」

浜風「その……基礎訓練も訓練も、基本的に単独で、的を狙うんです」
浜風「演習は、実戦と同じように、味方を敵に見立てて模擬戦をするんです」

女「それは知ってる。サブマリナーの連中を沈めまくってやったことあるもの」
女「分かりやすく航空隊で例えてみて」

浜風「ええーと……?」

漣「飛行訓練期間終了直後の飛行訓練生を突然部隊に入れて、何の訓練もなく実戦に放り込んだ感じですかね」

女「すっごく良く分かったわ」
女「こほん……兎に角、今日実戦を経験できたのはきっと良い経験になったと思うわ」

浜風「……」

女「これをばねに、精進してね」

浜風「……はいっ」

一旦切る

こういうの書くのって実際に戦争なんぞしたことのない人間には難しいことだなぁ、と思う
俺にも難しい

≪投下再開だ。各員よろしいか≫

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

漣「案の定書類いっぱいですねー」

女「これが仕事よ」

漣「ですよねー」トントン
漣「いった……!」

女「どうしたの?」

漣「指先切っちゃいました。大したことないですよ」

女「そうね。唾でもつけときなさい」

漣「それならご主人様の……」

コンコンコン

女「誰かしら?」

漣「……」


入ってきた艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、雪風、雷、島風、浜風、不知火、大淀の中から
↓2

不知火

>>754不知火

用件
↓2

「不知火です」

女「はいどうぞー」

不知火「失礼します」ガチャ

女「何用かしら?」

不知火「今日の午前中の戦闘の話を聞きました」

女「浜風から?」

不知火「古鷹さんからです。そこで……」
不知火「戦力強化の為に戦艦配備を陳情しに参りました」バーン

女「戦艦……かぁ」
女「そうね。最大火力が重巡じゃあちょっと火力不足気味かもしれないわね」

不知火「なので、是非」

女「まぁ本土に要望はしてみるけど……」
女「大方無理なんじゃないかなー」

不知火「何故です?」

女「だってここもう空母2人もいるじゃん」

不知火「理由になりませんね」

女「航空戦力があれば案外火力なんてどうとでもなるものよ?」

不知火「ではせめて重巡をもう少し……」

女「それも要望次第かしらねー」
女「それに、決めるのは私じゃないし」

不知火「ぐぬぬ」

漣「そーいうことなんで、引き下がっちゃってください」

漣「そういえば午前の戦闘中に来てたあの人誰だったんですか?」

女「ん? あぁ、T少佐のこと?」
女「空気読まないっていうか、正直うざかったんでその場の勢いで突っ返しちゃったわ」

漣「拳銃を抜かんとする右手がマジでしたよ」

女「これから特務機関の連中には何かと嫌がらせされるかもねー」

漣「何ろくでもないことしちゃってんですかー」

女「仕方ないでしょ、それ以上にろくでもなかったんだから」
女「それとも何? 貴女そんなに味方撃ちたかったの?」

漣「……聞かなきゃ良かった」

女「でしょ?」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「午後は何事もなく済んだわね」

漣「一日中戦闘状態なんてことこの基地じゃありえませんからねー」

女「油断は禁物よ」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、浜風、不知火、大淀の中から
↓2

不知火「お隣、失礼します」ストン

女「あら、不知火」

漣「ぬいぬいもハマーもご主人様の隣大好きですねえ」

不知火「……ぬいぬい?」ピクッ
不知火「もしやそれは不知火を指しているのですか?」ジロッ

漣「そうだけど」

女「いいわねぇ、ぬいぬい。可愛いじゃない?」

不知火「司令が言うのなら……」

漣「態度違ぇ」

不知火「……ところで司令、戦艦の件は……」

女「要望送るだけ送っといたわ」
女「返答はいつ来るかどころか、来るかどうかも怪しいけどね」

漣「特務の人にも嫌われてますしねー」

不知火「そうですか」

女「ま、気長に待っててね、ぬいぬい」

不知火「……はい、司令」

漣「良かったね、ぬいぬい」

不知火「……」ギロッ

漣「態度違ぇ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

カラカラカラ

女「よっし……」
女「今日は誰もいないわね……」

女「……?」

カラカラカラ

女「そう来るかぁー」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、漣、浜風、不知火、大淀の中から
↓2

大淀「何を言っておられるのですか?」

女「大淀ね。まぁいいわ」

大淀「?」

女「午前中はお疲れ様」

大淀「いえ、任務ですので」

女「無理せずに休んでね?」

大淀「お心遣い、ありがとうございます」

女「いいのよ、これが私の仕事」

大淀「そうでしたね」

女「調子はどう?」

大淀「どう……とは?」

女「訓練よ、訓練。少しは感覚が戻ったかしら?」

大淀「まだなんとも……」

女「そっか」

大淀「……」

女「……」


大淀の次の行動、あんまりぶっとんでない限り自由
↓2

お風呂で図上演習

安価下で>>776
でもお風呂で図上演習ってなんだろう……

大淀「……そういえば今日、提督は陣形をお尋ねした時……」

女「ダブルカラム、って言ったわね」

大淀「一応、“複列”という意味で捉えて“複縦陣”と連絡したのですが……」

女「ごめん、航空機の編隊飛行」

大淀「……もしかして提督、艦隊運動の陣形をご存知ないのでは?」

女「一応多少の研修は受けたのよ?」
女「陣形はヒコーキと同じ感じで良いって言われてて……」

大淀「それでカラムが出てきたわけですか……」

女「5隻の編成なの忘れてたわ。デルタの方が綺麗だったわね」

大淀「そういう問題ではなくて……」
大淀「混乱が生じる可能性があるので、艦隊運動の際に使う言葉でご説明いたします」

女「あ、はい」

大淀「今回はこの5つの石鹸ケースを使用しましょう」
大淀「旗艦には石鹸を載せます」

女「はい」

大淀「まず、基本から……艦隊戦は三つに分けられます」
大淀「第一段階、航空戦。空母がいる場合などは制空権を取ることを狙いましょう」

大淀「第二段階、砲雷撃戦。主砲や魚雷で攻撃し合う、まぁ殴り合いです」
大淀「第三段階、夜戦。接敵が夜だった場合は最初からこれですが……まぁ、見ている分には砲雷撃戦とさほど変わりません」

大淀「これがさらに三つに分かれます」
大淀「同航戦、反航戦、丁字戦の三つです」

大淀「同航戦はお互いに同じ進行方向で激しく撃ち合います。戦闘も長引きます」
大淀「反航戦はすれ違いながら撃ち合います。お互いに逃げる形になるので、被害は少ないでしょう。お互いに」

女「丁字戦は知ってる。坂の上の雲読んだもの」

大淀「では、問題ないですね」
大淀「そして、肝心の陣形です」

大淀「まず、旗艦を先頭に縦一列に並ぶ単縦陣」チャプン

女「カラムね」

大淀「単縦陣です」
大淀「次にそれを二列でやる複縦陣」チャプン スイー

女「ダブルカラム。今日使ったわね」

大淀「多分通じません。複縦陣です」
大淀「これらは攻撃効果は大きいですが、被害を受けやすくもあります」

大淀「次にこの石鹸を載せた……旗艦を中心に四方に随伴がつく、輪形陣」
大淀「防御力に優れていますが、攻撃的な陣形ではありません。空母を使った対空戦闘にはもってこいですが」チャプン

女「ダイヤモンドね」

大淀「輪形陣と呼んでください」
大淀「横一列に並べて、単横陣。攻撃力を捨て、回避率を上げた陣形です。対潜戦闘に使います」チャプン

女「ライン」

大淀「もう」
大淀「最後に梯形陣。一応対潜戦闘に使えるのですが……殆ど観艦式用の陣形ですね」チャプチャプ

女「使わないかも」

大淀「でしょうね」

大淀「まぁ、大体こんなところでしょうか」

女「分かりやすかったわ、ありがとう」

大淀「どういたしまして」

女「後、大淀生き生きしてた」
女「お風呂に石鹸ケース浮かべてる姿は子供っぽかったけどね」

大淀「うう……確かに今思い返してみると結構恥ずかしい……」

女「いいのよ、勉強になったしね」
女「もう上がりましょう。逆上せそう」ザバッ

大淀「あ、はい」ザバッ

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

女「すー……すー……」

?「……」
?「……提督……」

女「ん……」

?「……」ギュッ

女「んん……」ゴロン

?「……」バッ
?「……手、だけでも」スリスリ

女「すー……すー……」

?「……いつか、全部……」
?「……おやすみなさい、提督」

キィ パタン

女「んん……すー……」


【16日目:火曜日】終了

本日の更新はここまで
陣形の説明とか合ってたかな……あんまり詳しくないもんで、間違ってたらすまない

≪……次の投下は14時以降でち。
  みんな健康には注意してね≫

乙です
次から空母二人も安価の選択可能だよな?

確か次から謹慎がとけるはず
ノースポイントってもしかしてAC04?

≪投下準備よし、各員よろしいか≫


>>793
可能です

>>794
That's right、AC04は俺がエースコンバットの世界に足を突っ込んだ発端となったゲーム

【17日目:水曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「久しぶりの食堂はどうかしら?」

瑞鶴「……」

加賀「……」

女「あら、四日間で口も利けなくなったの?」

瑞鶴「そんなこと……ないけど」
瑞鶴「なんていうか、気まずいだけ」

女「そう」

漣「別に誰も気にしちゃいませんけどねー」

瑞鶴「この……元はといえばあんたのせいで……!」

女「こら。また謹慎貰いたいの?」

瑞鶴「っ……!」

漣「こわいこわい」


本日の秘書艦
古鷹、那珂、雪風、島風、浜風、加賀、瑞鶴、大淀の中から
↓2

女「じゃあ艦隊のアイドルとやら」

那珂「はーい! 那珂ちゃんだよっ!」

女「今日は秘書艦頼むわね」

那珂「お仕事ですね!」

女「もう少し静かに出来ないかしら?」ペキペキッ

那珂「ウィッス」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室
女「今日も雨ね」

那珂「そうだねー」
那珂「陸戦隊の人達大変そうだったよ」

女「雨の中でも関係なく立哨だものね」

那珂「那珂ちゃんは今日秘書艦で良かったなー」
那珂「事務仕事はつらいけどね」

女「あら、外走ってくる?」

那珂「じじ冗談だよーななな何かー?」

女(面白っ!)

コンコンコン

那珂「どっちらさまー?」


入ってきた艦娘
古鷹、雪風、島風、浜風、加賀、瑞鶴、大淀の中から
↓2

瑞鶴

>>802瑞鶴

用件
↓2

「瑞鶴だよ。那珂ちゃんに」

那珂「那珂ちゃんに!? 何何!?」

女「……入って」

瑞鶴「失礼しまーす」ガチャ
瑞鶴「那珂ちゃ~ん、モバマスから採用通知来てるよ~」ヒラヒラ

那珂「えっ……本当!?」
那珂「でも、何も送ってないのになんで?」

瑞鶴「さぁ? ていうかモバマスって何?」
瑞鶴「あ、封筒から出したのはごめんね。何なのか気になっちゃって」

女「モバマス……ね。私も知らないわ」

那珂「こんな……こんな辺境基地に送られた時はどうなることかと思ったけど……!」
那珂「アイドル那珂ちゃんの時代が来たんだねっ!」

女「じゃあ解体かしら」

那珂「なんで!?」

女「ほら、軍属のままじゃアイドルは無理じゃない?」

那珂「いいじゃん、海軍アイドル! かっこよくて可愛いよ!」

瑞鶴「実際軍属の人間からしてみると……ねぇ?」
瑞鶴「いいけどさ……その書類の糊付け部分は?」

那珂「あ、これ多分詳細」

女「……? 外部から来たのに、糊付け部分そのまま?」

那珂「おーぷんっ」ペリペリペリ

『はーずれーww引っ掛かったwww』

那珂「(゜Д゜)」

瑞鶴「?」ヒョコッ
瑞鶴「ブッ」

女「なぁに、二人して」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「誰の仕業だったのかしらね?」

那珂「知らない! 那珂ちゃんのピュアな心を傷付けるなんて!」
那珂「那珂ちゃんだって怒るんだからね!」

女「まぁ軽い悪戯じゃない。笑って許しましょ?」

那珂「でもその許す相手も分かんないじゃん!」


隣に座った艦娘
古鷹、雪風、島風、浜風、加賀、瑞鶴、大淀の中から

↓2

瑞鶴「提督さん、お隣いい?」

女「あらどうぞ」

瑞鶴「失礼しまーす」ストン
瑞鶴「那珂ちゃんまだ怒ってんの?」

那珂「怒ってなんかないよー?」キラッ

女「怒ってたでしょ」

那珂「アイドルは、怒らない!」

女「どうして嘘つくのかしら?」

那珂「ウィッス、怒ってました……」

瑞鶴「提督さん怖いの?」

那珂「そそそそんなことないし!」

女「あー、なんで私相手だとああなのかしら……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「那珂、お茶淹れてもらって良い?」

那珂「はーい!」

女「さて、と……」
女「少し休憩にしましょうか」

コンコンコン

女「どなたー?」


入ってきた艦娘
古鷹、雪風、島風、浜風、加賀、瑞鶴、大淀の中から
↓2

瑞鶴

>>815瑞鶴

用件
↓2

「瑞鶴よ!」

女「今度は何?」

瑞鶴「入るわね!」ガチャ
瑞鶴「補給の申請出したのに!」

女「補給の申請は確かに受け取ったわ。工廠にも送った」
女「何か問題が?」

瑞鶴「誰かが私のアルミ持ってったのよ!」

女「アルミ?」

那珂「艦載機用の……」

女「……あぁ、矢を作ってもらえるんだったわね」
女「……」チラッ

那珂「な、那珂じゃないよ!」

女「はー……じゃあ誰よ、まったく……」
女「取り敢えず、新しい申請出しとくから」

瑞鶴「……ありがと」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「見つけたらとっちめてやるんだから」

那珂「そ、そうだね」

女「那珂は本当に知らないのね?」

那珂「だって今日訓練もしてないし……」

女「そうよね」
女「まったくもう……」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、浜風、不知火、加賀、瑞鶴、大淀の中から
↓2

漣「よっこいしょーいち」ストン

女「なんだっけそれ」

漣「さぁ? 元ネタ知らないです」

女「そっか」
女「しかし最近毎日タロイモ食べてる気がするわね」

漣「そうですねー」
漣「でもご飯ついてくるじゃないですか」

女「それは嬉しいわ。でも本土にいた頃はジャガイモかサツマイモが当たり前だったもの」

漣「ここは地の果てですよ」

女「……そうね」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「考えてみれば、毎日きちんとお風呂に入れるっていうのも恵まれているのよね」ゴシゴシ
女「前の基地のこと思えば……」

女「……」
女「忘れよう」ゴシゴシ

カラカラカラ

女「今日は誰かしら」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、漣、浜風、不知火、加賀、瑞鶴の中から
↓2

北上「あれ? 提督じゃん」

女「あ、あら北上」

北上「へぇ、こんな時間に入ってたんだね」

女「えぇ」ザブン

北上「……なんかそそくさと入ったね」

女「そうかしら?」

北上「提督なんか隠してない?」

女「き、気のせいよ」

北上「まぁいーけどさ」

女「……そう」

北上「あー癒されるー……」チャプン

女「そうね……」

北上「うわ、提督おっぱい浮いてる」

女「えぇ、浮くのよ、これ……」

北上「へー……こんな綺麗なおっぱいに傷付けたのはどこのどいつですかねー」

女「オライオンのコクピットのガラス片よー……って」
女「……見たのね」

北上「最初から、最初から。痛々しいね」

女「……そう」

北上「……」
北上「まー、恥じるようなものじゃないと思うよ」

北上「戦争してんだからさー」
北上「生きて帰れたんなら、サイコーじゃん?」

女「……そうね」

北上「ヘリパイだったっけ?」

女「ヘリも乗れるけど、本職はヒコーキの方よ」

北上「あぁ、それでオライオンねー」
北上「羨ましーなー、あたしも空飛んでみたいなー」

女「ここに来る時輸送機にでも乗ったんじゃないの?」

北上「自分で来たよー」

女「あぁ……そっか」

北上「ふわー……あ……」
北上「眠くなってきたし、そろそろ出るね」

女「えぇ。おやすみね」

北上「おやすみー」ザバッ

女「……」


【17日目:水曜日】終了

一旦ここまで

飛行機運用する中で一番コストが高いのってパイロットだよね

資源と金と技術と工場が必要なのが機体
資源と金と技術と教育とそして何より時間が必要なのが搭乗員

再開するよ

【18日目:木曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「うーん……」

瑞鶴「どうしたの?」

女「いや……」
女「うん、別になんでもないわ」

瑞鶴「そう?」

女「えぇ」

漣「ドロボーにでも入られたんですかー?」

女「……まさかぁ」


本日の秘書艦
鈴谷、北上、漣、雷、不知火、加賀、瑞鶴、大淀の中から
↓2

女「今日は加賀に秘書艦をお願いするわ」

加賀「……こちらこそ、よろしくお願いします」

女「今日も慣らしていきましょ」

加賀「はい」

女「よろしい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「午前中の分は粗方終わったけど……」

加賀「すいません……まだ……」

女「いいわ。ゆっくり、確実に、よ」

コンコンコン

女「はいはい、どちら様ー?」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、漣、雷、不知火、瑞鶴、大淀の中から
↓2

瑞鶴

>>846瑞鶴

用件
↓3

瑞鶴「瑞鶴よ! 入るわ!」バンッ

女「いつになく不機嫌ね」

瑞鶴「そりゃそうよ!」
瑞鶴「パンツを盗まれたのよ!? 信じられる!?」

女「それはまた……」チラッ

加賀「何故こちらを見るのですか」

瑞鶴「先輩がやったんですか!?」

加賀「寝言は寝て言いなさい」

女「一体誰がやったのかしらね……」
女「取り敢えず聞き込みからやってみよっか」


聞き込み対象
鈴谷、北上、漣、雷、不知火、大淀の中から
↓2

女「まず誰から……」ガチャ

漣「おっ?」

女「あら、漣」
女「うーん……瑞鶴のパンツ知らない?」

漣「瑞鶴さんのパンツ? や、知らないですねー」
漣「どうしたんです?」

瑞鶴「盗まれたのよ! シャワー浴びて出てみたら忽然と!」

女「漣は何をしていたのかしら?」

漣「その辺ぶらぶらしてただけですよ。午前中の訓練終わったんで」

瑞鶴「本当に漣じゃないのね?」

漣「当たり前じゃないですか」

女「……瑞鶴、あの一件以来漣に対して強く当たってないかしら?」

加賀「……その節はありますね」


聞き込み対象
鈴谷、北上、雷、不知火、大淀の中から
↓2

女「取り敢えず浴場に行ってみましょう」
女「あら、雷じゃない。籠なんて持って、どうしたの?」

雷「洗濯物ない?」

女「洗濯物?」

雷「今洗濯機回すから、みんなまとめてやっとこうと思って」

女「瑞鶴の下着はあったかしら?」

雷「瑞鶴さんの服はなかったわ」

瑞鶴「全部部屋に戻したもん」

雷「駄目よ! 訓練後で汗がついてるんだから!」

女「確かに衛生上良くないわね」
女「……ところで、瑞鶴はパンツないって、今何履いてるの?」

瑞鶴「履いてないわよ!」
瑞鶴「最初履いてたやつも脱衣場に置いといた代わりも盗まれたんだから!」

女「何で部屋に戻った時に代わりを履かなかったの……」


聞き込み対象
鈴谷、北上、不知火、大淀の中から
↓2

雪風がないあたり犯人
安価下

≪……次の更新は10時以降になるでち。
 健康には十分注意でち。
 >>860、雪風ちゃんがいないのは今日哨戒でち。安価下で不知火さんだね。
 >>1は寝落ちしてたよ。ごーやも、もう寝ます≫

≪投下の準備が整った。各員よろしいか≫

不知火「何やら騒がしいですね。廊下ですよ」

女「あー、ごめんごめん」
女「……一応聞くけど、不知火は瑞鶴のパンツ知らない?」

不知火「瑞鶴さんの……?」
不知火「さぁ……不知火には分かりません」

女「そっか」

不知火「……あ、そういえば一緒にシャワー浴びた4人の中では瑞鶴さんが最も遅かったですね」

瑞鶴「そうだよ」

不知火「不知火は浴室を出るのが1番早く、脱衣場を出るのも1番早かったので……」

女「待って待って、不知火。不知火と、瑞鶴と、誰と誰?」

瑞鶴「漣と鈴谷。北上と大淀は私達が出た後入ろうとしてたみたい」

女「どうしてそれを先に言わなかったのよ……」

加賀「不知火と瑞鶴はここにいるとして、後の二人を探しましょう」


1.今基地内のどこに居るのか分からない鈴谷と漣の捜索
2.脱衣場にいるであろう北上と大淀に聞き込み
↓2

女「……いや、取り敢えず北上と大淀に聞いてみましょう」
女「まだ大浴場にいるわよね?」

瑞鶴「多分……そろそろ上がる頃じゃない?」

女「なら好都合よ。脱衣場で話を聞けそうね」

不知火「では行ってみましょう」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場脱衣場

北上「でさー、あれはほんと笑っちゃったよー」

大淀「ふふ、そういうことってあるんですね……」

女「大淀、北上はいる?」ガチャ

大淀「あ、はい!」

北上「どうしたのさ、なんか用?」

女「瑞鶴のパンツが盗まれたみたいなのよ。何か知らない?」

大淀「さぁ……?」

北上「知らないよー」

女「そうよねー……」
女「あ、漣と鈴谷が今どこにいるか分かる?」

北上「ザーミーは知らない。鈴谷っちは外ですれ違ったけど……」
北上「宿舎の前だったし、多分部屋じゃない?」

女「そう。ありがとうね」
女「行くわよ」

加賀「はい」

瑞鶴「はーい」

不知火「はい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎二階 古鷹・鈴谷の部屋

コンコンコン

「鈴谷、いるー?」

鈴谷「んん……? 提督?」モゾモゾ
鈴谷「ふあーあ……いるよー、今開けるね」ガチャ

女「寝てたの?」

鈴谷「ごめん、ついウトウトと……」

女「いいわ、別に。これが緊急事態だったら怒ってたけどね」

瑞鶴「緊急事態よ」

女「はいはい。で、瑞鶴のパンツ知らない?」

鈴谷「……え、状況が読めないんだけど」

女「盗まれたみたいなの。一緒にシャワー浴びたんでしょ?」

鈴谷「確かに一緒したけど……」
鈴谷「最後まで残ってたのは漣だしなー」

女「……そう、ありがとう」

鈴谷「いいってことよー」

バタン

――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎二階 廊下

瑞鶴「やっぱり漣ね!」

女「あの子には悪いけど、その線が有力ね……」

漣「廊下で何騒いでんですかー」

女「あら、丁度探してたのよ」
女「ちょっと部屋に上がらせてもらっていいかしら、持ち物検査よ」

漣「えー……」

加賀「漣、貴女に疑いがかかっているわ」

瑞鶴「疑いを晴らしたかったら素直に従いなさい!」

漣「はーい……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 宿舎二階 漣・雷の部屋

女「さて……」
女「一応毎朝古鷹がチェックしてるのよね?」

漣「再編後は鈴谷さんがやってます」

女「そう……まぁ見るのはベッドとクローゼットくらいだけど」
女「さて、私物ボックスを見せてもらうわよ」

漣「あーい」

女「先にクローゼット見るわね。よっと……」ガチャ
女「下着は下のボックスか……これは?」

漣「それは漣のパンツです」

女「これもこれも、全部?」

漣「当たり前じゃないですか」

瑞鶴「確かに私のじゃないわ」

女「ならいいか……」

女「次、ベッドの下の私物ボックス」

加賀「これですね」ゴトン

女「結構色んなものが入ってるわね……」
女「タブレット端末、携帯ゲーム機、漫画……」

不知火「暇潰し用品ばかりですね」

女「まぁ、こうも娯楽がないとね……」
女「……これは?」

漣「あ、それは……」


漣の私物ボックスに入っていたもの、瑞鶴関連のものの場合は安価下
(私物ボックスはA2用紙程度の大きさで深さ30cm程度)
↓2

薄い本(意味深)

>>875薄い本(意味深)

ジャンル
↓2

女「……随分と肌色の多い表紙ね?」バサッ

漣「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」

不知火「こういう趣向なのですね」

瑞鶴「……」

加賀「漣……」スッ

漣「!」スッ

ガシッ

女「貴女結構オープンになってきたわね?」
女「兎に角、こういうのは鍵をかけられるところに入れなさい。同室はあの雷でしょ」

漣「いや、もう机はいっぱいなんですよ」

女「怖っ!? この手の同人誌が大量に入ってんの!?」

漣「百合最高ですよね」

女「お前は何を言っているんだ……」


漣の私物ボックスに入っていたもの、瑞鶴関連のものの場合は安価下
(私物ボックスはA2用紙程度の大きさで深さ30cm程度)
↓2

艦娘のブロマイド

>>882艦娘のブロマイド

誰の?(複数可)
↓2辺り

女「これは……ブロマイド、ってやつかしらね」
女「雷、雪風、島風……なんでこの基地の所属者ばかりなのかしら」

加賀「これは私でしょうか」

瑞鶴「これは私だね」
瑞鶴「古鷹と鈴谷のもある」

不知火「不知火と浜風のものもありますね」
不知火「これは……間宮さんですね」

女「他基地の子とは違うのね?」

加賀「はい。確かにこの基地に所属している“雷”です」

女「那珂はまだ分かるわ。でも、他の子のが腑に落ちない」

瑞鶴「一応みんな撮ったことはあるんだけどね」
瑞鶴「うちの基地の酒保は一般の人も来るから、そっち向けの広報グッズなのよ」

女「あぁ、成程……じゃあ酒保で買ったのね?」

漣「自分のを買う時は結構勇気がいりました」

女「いらない勇気ね……」

女「これくらいかしら?」

加賀「ドーナツは出てきませんでしたね」

女「腕立てしたかったの?」

加賀「その場合やるなら雷じゃないでしょうか」

女「うーん……念のために確認するわね」バッ

漣「ちょっ……!」

女「これは瑞鶴のじゃないわよね?」

瑞鶴「違うわ」

女「ならいいの」

漣「なんでいきなりスカート捲ったんですか!」

女「さっきの私物を見た限り、一応確認すべきかと思って」

漣「仮に盗んでても履くわけないじゃないですか!」

女「そうよねー」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

瑞鶴「結局誰が盗んだのよ……」

女「あー……夕方、哨戒が帰ってきたら全員の私物を調べるわ」

瑞鶴「うん……」


隣に座った艦娘
鈴谷、北上、漣、雷、不知火、瑞鶴、大淀の中から
↓2

瑞鶴「お隣、座ってもいい?」

女「どうぞ」

瑞鶴「うん、ありがと」ストン

加賀「……」

瑞鶴「……」

女「貴女達が何も言わないと、それはそれで寂しいわね」

瑞鶴「ご、ごめん」

女「いいのよ、別に」
女「それより、見つかるといいわね」

瑞鶴「それよね! 絶対漣だと思ったのに!」

女「あれはあれで……っていうのもあったけど」
女「仲間をあんまり悪く言うものではないわ」

瑞鶴「……そう、ね」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

女「さて、と」
女「ひと段落ついたわね」

加賀「はい」

女「ちょっと休憩にしましょ」

加賀「では、お茶を淹れますね」

女「ありがと」

コンコンコン

女「はーい、誰?」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、漣、雷、不知火、大淀の中から
↓2

ぬいぬい

>>896不知火

用件
↓2

「不知火です」

女「入っていいわよ」

不知火「失礼します」ガチャ
不知火「午前中の件なのですが……」

女「瑞鶴の?」

不知火「はい」

女「何かあったの?」

不知火「宿舎のトイレに落ちていました」

女「……誰のパンツかしらね?」
女「宿舎のトイレって確か……」

加賀「2か月程前から故障中です」

女「そうだったわね」
女「取り敢えず、瑞鶴を呼びましょう」

瑞鶴「……私のだわ。もうひとつはどこに行ったのかしら……?」

女「因みにこれは未使用の方だったかしら?」

瑞鶴「いや、訓練中穿いてた方」

女「そう……」
女「なんで宿舎のトイレだったのかしらね?」

不知火「さぁ……」

女「ていうか不知火は壊れてることを知ってて、なんで入ったの?」

不知火「実際に入ったことはなかったので、本当に壊れているのかと思いまして」

加賀「……正確には並んでる5つのうち4つが使用不能だから、誰も使わなくなったのよ」

不知火「……使えるのはどの個室ですか?」

加賀「入って左側の奥」

不知火「……そこにありました」

女「しかしなんでまたトイレに……」

瑞鶴「あの、加賀さん……?」

加賀「何かしら?」

瑞鶴「あの個室を誰も使わないのは加賀さんが時々あそこでアレをしてるからで……」
瑞鶴「結構出くわしたことのある子もいるし……」

加賀「……!」ボンッ
加賀「な、何の話かしら」プイッ

女「アレ?」

瑞鶴「……オナニー。流石に気を遣っちゃって……」
瑞鶴「もうあのトイレ殆ど加賀さんのオナニー専用になっちゃってるの……」

女「うわぁ……」

加賀「い、今は関係ないでしょう!」

女「いや、大いにあるわね」
女「加賀、貴女……」

瑞鶴「加賀さん……!」

加賀「私は今日一日提督とずっと一緒に……」

女「途中何度か用事なんかで単独行動あったじゃない」

加賀「そんな……」

瑞鶴「ま、まぁ返ってきたからいいや……」
瑞鶴「もう一枚も、多分加賀さんの部屋でしょ?」

加賀「ほ、本当に……」

女「あー、加賀? 取ってらっしゃい?」

加賀「……」
加賀「……はい……」

バタン

不知火「これで落着ですか」

瑞鶴「もう、加賀さんったら……」

女「結構穏やかになったのね、貴女達」

瑞鶴「まぁ、ねぇ……?」

女「蟠りも大分解けてきた感じかしら?」

瑞鶴「そうね」

不知火「しかし遅いですね、加賀さん」

加賀「……」ガチャ
加賀「……あり、ました……」アオザメ

女「あら、噂をすれば」
女「……どうしたの?」

加賀「本当に、本当に知らないんです……」

瑞鶴「えっと……気にしてないから!」
瑞鶴「ほ、ほら、返してもらいましたし!」

瑞鶴「よいしょっと……」スルッ
瑞鶴「これでよし、解決! はいこの話終わり!」

女(ここで穿くんだ……)

瑞鶴「じ、じゃあ!」

バタン

女「……加賀。瑞鶴もああ言ってるし、今回の件はなかったことにするわ」

加賀「えっ……」

女「これ以上言っても良いことはないと思うの。執務に戻りましょう?」

加賀「……」
加賀「はい……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

漣「あー、見つかったんですか。良かったですねー」

女「このことは今後話題にしないようにね」

漣「えー」

女「余計な面倒を広げないの」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、浜風、不知火、瑞鶴、大淀の中から
↓2

再安価
隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、浜風、不知火、瑞鶴、大淀の中から
↓2

雷「司令官、お隣いいかしら!」

女「どうぞ」

雷「座るわね!」ストン

女「明日はカレーね」

雷「そうね。ここのカレー美味しいから大好きだわ」

女「え? 前の基地の方が……ていうかここのカレーは結構酷い方だって……」

雷「えっ」

女「えっ」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

カラカラカラ

女「あら、居たのね」


先に入っていた艦娘
鈴谷、北上、漣、浜風、不知火の中から
↓2

不知火「司令」

女「不知火」

不知火「……ご一緒するのは初めてですね」

女「そうねぇ……基本的に特定の子としか会わないから」

不知火「そうですか」

不知火「司令」カポーン

女「何?」カポーン

不知火「何故、そんなに距離をおかれているのでしょう?」

女「……別に?」

不知火「……」
不知火「……気にしていますか」

女「……何の話かしら」

不知火「……先程からもう、気付いています」
不知火「なので、距離をとらないでください」

女「……」
女「……ごめんね」ザブザブ

不知火「いえ……」


不知火の次の行動、あんまりぶっとんでない限り自由
↓2

女「……」

不知火「……負け続きです」

女「?」

不知火「不知火は負け戦ばかりしてきた艦娘です」

女「そんなことないわ」
女「貴女の戦果は聞いてる。戦艦を2隻……」

不知火「それも負け戦です。戦術的に、戦略的に勝っても、彼女らの勝利ではなかった」

女「……貴女も傷があるわね」

不知火「……負け続きの不知火ですが」
不知火「ここで生きている限り、不知火の勝ちです」

女「……」

不知火「~♪」

女(鼻歌……明るい曲調だけど、なんだっけこの歌……)
女(そうだわ、楽しいことを謳歌する歌でも勝利を讃える歌でもなく……)

不知火「~♪」

女「……友の死を悼み、同時に慰めるのね」

不知火「……ご存知でしたか」

女「歌詞を知らないとそんな悲しい歌とは思わないもの」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

女「すー……すー……」

?「……」チュッ

女「んん……」

?「……次は……あの子です」
?「……全部、知ってるんですよ?」

女「すー……すー……」

?「……でも、今日……」
?「嬉しかったですから……」

女「すー……んん……」ゴロン

?「……」
?「おやすみなさい、提督」

キィ パタン


【18日目:木曜日】終了

一旦切る

実は現段階で殆ど設定が固まっていない子が2人いる

そして次スレのことを考えねばならんようだな……

再開

980超えるくらいになったら新スレ立てよ

【19日目:金曜日】0630
――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「うーん……」

漣「どしたのー? ご主人様」

女「変なのよ」

漣「何が?」

女「ここ」

漣「首元……? うわ、なんですかそれ」

女「今朝鏡を見てびっくりね」
女「誰よ、こんなキスマークなんて」

漣「目立たない場所で良かったですねー」

女「ほんとね。第二種で良かったわ」


本日の秘書艦
古鷹、那珂、雪風、島風、浜風、瑞鶴、大淀の中から
↓2

女「今日は瑞鶴。お願いね」

瑞鶴「はーい! よろしくね」

女「こちらこそ」

瑞鶴「じゃ、また執務開始時間に」

女「はいはい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

瑞鶴「はい、お茶」

女「ん、ありがとう」

瑞鶴「……提督さん」

女「何?」

瑞鶴「その……首元の痣、どうしたの?」

女「やだ、見えた?」

瑞鶴「いや、上から見ると分かるんだけど……」

女「前から見る分には分からないわね?」

瑞鶴「うん」
瑞鶴「それで、どうしたのそれ」

女「それが分からないのよ。朝起きたらついてて」

瑞鶴「心当たりは?」

女「ないわ」

コンコンコン

女「あら、誰かしら?」


入ってきた艦娘
古鷹、那珂、雪風、島風、浜風、加賀、大淀の中から
↓2

「加賀です」

女「どうぞどうぞー」

加賀「失礼します」ガチャ
加賀「訓練の報告と補給証明を……」

女「ん、お疲れ様」

瑞鶴「……加賀さんじゃないですよね?」

女「ちょっと」

加賀「……何の話?」

瑞鶴「提督さんの首」

加賀「首?」

瑞鶴「首に跡つけるの大好きだったじゃないですか」

加賀「……話が見えてこないわ」

女「昨夜誰かが私の部屋に忍び込んで寝ている私の首にキスか何かしたみたいなのよ」

加賀「それは私には分かりかねます……」

女「ならいいわ。悪かったわね」

加賀「いえ……」
加賀「では……失礼します」

バタン

女「違うと分かってて聞いたでしょ?」

瑞鶴「うん」

女「もう」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

女「あら、珍しくパンだわ」

瑞鶴「珍しいねー」

女「久々のポイもついてるわね」

瑞鶴「……これおかずだっけ?」

女「私達にとってはね」


隣に座った艦娘
古鷹、那珂、雪風、島風、浜風、加賀、大淀の中から
↓2

大淀「提督、お隣よろしいですか?」

女「どうぞ」

大淀「失礼します」ストン

女「大淀、訓練の調子はどうかしら?」

大淀「大分勘が戻ってきた気がします」

女「そう? 良かった」
女「くれぐれも無理はしないでね」

大淀「はい」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官執務室

瑞鶴「これで今日は大体お終い?」

女「そうね。跡は哨戒班の帰りを待ちましょう」

コンコンコン

女「あら、誰かしら」


入ってきた艦娘
古鷹、那珂、雪風、島風、浜風の中から
↓2

那珂

>>940那珂

用件
↓2

「那珂ちゃんだよー!」

女「はいはい、どうぞ」

那珂「しっつれいしまーす!」ガチャ
那珂「提督! ライブだよ! ライブだよ!!」

女「ライブ?」

那珂「今度ね、航空基地の方は基地祭があるんだよ!」
那珂「それでね! それでね! なんと、那珂ちゃんのライブが決まったんだよ!」

女「基地祭?」

瑞鶴「えーっと……あぁ、今週の日曜だね」

女「結構突然ね」

瑞鶴「そういう資料に目を通さないだけでしょ」

女「そうね」
女「それで? 私が何かするの?」

那珂「あ、うん! リハーサルするから、明日の哨戒休みにして!」

女「そうね、じゃあ良い機会だし、大淀に代わりに入ってもらって……」
女「明日一日、課業は免除よ」

那珂「ありがとー!」

女「じゃあ、はい」

那珂「……何これ?」

女「申請書。今日の課業終了時間までに出してね」

那珂「ウィッス」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 食堂

漣「那珂ちゃんがライブですかー」

女「えぇ。基地祭のこと頭から抜け落ちてて、ちょっと面喰ったけど」

漣「まぁいいんじゃないですか? 広報活動ってことで」

女「そうね」

漣「ところで、キスマークの犯人分かりました?」

女「結局分からなかったわ」


隣に座った艦娘
古鷹、鈴谷、那珂、北上、漣、雪風、雷、島風、浜風、不知火、加賀、瑞鶴、大淀の中から
↓2

加賀「お隣、よろしいかしら」

女「どうぞ」

加賀「失礼するわね」ストン

女「加賀はここのカレー好きかしら?」

加賀「そうね……」
加賀「佐世保に比べると……」

女「本土と比べたら可哀相よ」

加賀「そうは言っても、私は佐世保とここ以外の海軍カレーを食べたことがないわ」

女「そうだったわね……」
女「少なくともフィリピンの航空基地はもう少し美味しかったのよ」

瑞鶴「ジャガイモじゃなくてタロイモだもん」

女「それはそれで何が悪いのかしらね……」

――ブイン基地、艦娘部隊施設 大浴場

女「うーん……少し消えかけてはいるけど……」
女「案外目立つわね……」

カラカラカラ

女「あら?」


入ってきた艦娘
鈴谷、北上、漣、浜風、不知火の中から
↓2

鈴谷「よっ」

女「鈴谷じゃない。まだ入ってなかったのね」

鈴谷「私は結構遅い方だからねー」

女「そうなのね」

鈴谷「背中流したげる」

女「ありがと」

鈴谷「流すよー」

女「はい」

鈴谷「交代ね」ザバー

女「えぇ」

鈴谷「よっと」ストン

女「このぐらいでいいかしら?」ゴシゴシ

鈴谷「うん、きもちい」

女「……本当に跡があるのね」ゴシゴシ

鈴谷「この前そう言ったじゃん」

鈴谷「……提督はどうして海軍入ったの?」

女「私が入った時は海自だったんだけどね」ゴシゴシ
女「理由らしい理由はないのよ」

鈴谷「じゃあなんで」

女「私が入った頃はそれほど危険じゃなかったの」ゴシゴシ
女「防大に受かって、4年終わって、江田島行って、それで士官になって、パイロットよ」

鈴谷「順調だったんだね」

女「少なくとも戦争始まるまではね」ゴシゴシ
女「那覇からフィリピンに部隊が異動になったとき、嫌な予感はしてたのよ」

鈴谷「そうなんだ」

女「まぁ一介の飛行士である以上、命令に従うしかなかったけどね」ゴシゴシ
女「結果は散々よ」

鈴谷「大変なんだね」

女「貴女ほどじゃないわよ」ゴシゴシ
女「流すわね」

鈴谷「はーい」

更新再開する

19日目終わったら次スレかな

女「はー……」カポーン

鈴谷「癒されるねー……」カポーン

女「えぇ……」

鈴谷「正面、行って良い?」

女「どうぞ」

鈴谷「ん……っと」チャプン
鈴谷「こうして提督と入ってるとさ、思い出すんだよね」

女「……お姉さんのこと?」

鈴谷「うん。すっごく狭い浴槽にさ、二人で入ったんだ」
鈴谷「お互いに向き合って……頑張って足畳んで……」

女「……アパートのお風呂よね?」

鈴谷「うん。あの狭いやつ」
鈴谷「でも結構楽しかったよ。笑い合ってた」クスッ

女「貧乏なのに?」クスクス

鈴谷「ビンボーなのに」クスクス

鈴谷「提督はどうだったのさ」

女「私の家?」

鈴谷「うん」

女「米農家よ」

鈴谷「農家ぁ?」

女「そう。兄が2人と、妹が2人、弟が1人」

鈴谷「大家族じゃん」

女「そうね。後継者不足なんて言葉とは無縁だったわ」

鈴谷「でも、提督は海軍じゃん」

女「どうせ嫁に貰われるんだからどこ行っても同じよ」
女「……もう嫁の貰い手もないだろうけどね」

鈴谷「……」
鈴谷「……それにしても、農家の長女が、海軍の、航空隊、ねぇ……?」クックックッ

女「な、何よ、おかしい?」

鈴谷「くふふ……すっごいウケる」

女「もうっ!」クスクス

鈴谷「ふぅ……あー、面白かった」

女「ひどーい」

鈴谷「だってウケるんだもん」
鈴谷「あ、ヤバい、思い出したらまた笑いが……!」

女「ちょっと」クスクス

鈴谷「もー、そろそろ上がるね」ザバッ
鈴谷「また一緒しようね」クスクス

女「二度と一緒するもんかっ」クスクス

――ブイン基地、艦娘部隊施設 司令官私室

女「……んん……」モゾッ

『敵機接近! 6時方向! 機数8!』
『機長ォ! ヘルキャットです! あっという間にカブられた!』

女「ん……!」ゴロン

『ぐああっ!』
『オードナンスがやられた!』

女「……はぁっ……はぁっ……!」

『こちらサターン1! サターン1! 我、敵戦闘機の攻撃を受けつつあり!』
『誰か止血を! くそォ!』

女「っ!」バッ
女「はっ……はっ……」アオザメ

女「……」チラッ
女「……また、この夢……」

『機長……乗員全滅です……もう、我々しか……!』

女「……!」ゾクッ
女「……暫く見てなかったのに……」


【19日目:金曜日】終了

このスレではここまでかな

新スレ立てようと思う
ちょっと待っててね(ドラ○もん

新スレ
【艦これ】古鷹「提督が基地に着任しました」【安価あり】
【艦これ】古鷹「提督が基地に着任しました」【安価あり】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422493344/)

このスレは適当に埋めちゃってください

ビンボーだから姉妹一緒に風呂入るって貧乏姉妹物語で言ってた

>>963
経済的ではあるかもね

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