タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ (1000)


「崖の下のアレ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411994536

ごめんやっぱり例がいるかな。

このスレは タイトル から SS を想像するスレです。



例として


「無邪気な笑顔の下の」 と書かれていたとして。

レスにて


「狂った為政者がいた。彼は完全なる真の平等を求め、国民にそれを強制する。

 国民は全て等しく国により与えられた労働に従事し、またその中に上下関係はあってはならない。

 国から派遣された軍隊により、日夜、死と隣り合わせの労役を課せられる国民が真に恐れたのは
 その労役そのものでも、軍隊でも、ましてや狂った為政者でもなかった。

 それは中央から派遣された、懲罰の一切を任された管理官、


 たった一人の、誰の目から見ても明らかな『子供』であった。


 無邪気がもたらす恐怖、冷酷さを露にしたドキュメンタリー形式のストーリー」



 みたいな感じです。誰がタイトルを書いても誰がストーリーを書いてもOKです。なんだけど……乗っ取りになっちゃうのか?

乗っとり以前にこれssじゃないよね?

そのSS書くのに、なんかの足しになるかと思ったんだけれど。ダメか?

そんな事言うなら雑談スレにも同じこと書いてください
「だってssに関係あるし」と言い訳すると思います
このスレは「ストーリーもssの一つです」と言い訳します

すみません>>4に対して言いました

お題スレみたいなもん?1レスで書かなきゃ駄目なの?

SS製作者スレから来たけどやっぱこうなるよね
分かってた

>>9 お題スレみたいなもんですね。でも出来れば短く、概要だけのライトな方が良いかなって。
お題貰ってSS書くスレ自体は別に有りますし。

1レス目できっちりスレの目的や意義を書くべきだったんじゃない?
説明不足じゃこうなるに決まってる

ぐうの音も出ないよ。いくらなんでも省きすぎた。

一回HTML化するかこのまま続けるか
まあおすすめは一回HTML化だして新しくスレ立てしてくれるとありがたい

>>1
10年前、崖の上に立つ旅館とそこに訪れた旅行客が次々に怪死する事件が起きた。
事件は迷宮入りし旅館は閉鎖を余儀なくされた。

10年後、民俗学の研究のため廃旅館の近くの村に訪れた主人公は奇妙な噂を耳にする。
「崖の下のアレが夜な夜な旅人を旅館に連れ込むのだ……」
噂を信じようとしない主人公だったが、夜目が覚めると、いつの間にか自分が廃墟に佇んでいることに気がついた。
そしてその足元には、無数の白骨体……。

自分が連れられてきたのは何故なのか?
10年前の事件の真相は?
そして村の人々が噂する崖の下の“アレ”とは?
本格的ミステリー・サスペンス

このまま続けます。

タイトル「ひらいてどじて、とじてひらいて」

雑談かタイトルか分かりにくいからタイトルをレスする時はこうしようと思う

>>16氏がまさにって感じで。

>>18 いいね、それでいこう。


SS速報らしいアプローチを心がけてみた。
このスレが求めるものではないかもしれないけど。


##


男「なあ、危ないぞ」

女「危なくない」

男「なんで崖の下を覗いてるんだ?」

女「アレが、崖の下で笑っているの」

男「アレってなんだよ。……夕飯に間に合わなくなるぞ……さあ、帰ろう」


男が振り返ったとき、女の姿はなかった。
崖の下を覗いてみると、頭の中身をはみださせた女が、優しく微笑んでいる気がした。

たびたびそういうことが起こるのだと、民間伝承に詳しい老婆が語る。
曰く、崖の下の暗がりで、鬼が手を招いているのだと。
そして暗がりに惹き込まれてしまえば最後――。


男「あいつを蘇らせる方法がやっと分かったんだ」

幼馴染「はぁ? 何言って――」

男「――交換するんだ。君と、あいつを――」


突き落とされた幼馴染を見れば、崖の下で微笑んでいる気がする。
月が半分欠けていた。

>>18
大金持ちの祖父が死に、遺産を目当てに顔も見たこともない親戚が集まったその日、
祖父の遺書は爆弾を投下した。
遺書として残されていたのは1つのテープと紙切れ1枚
紙切れには「ひらいてとじて、とじてひらいて」!?

爺さんは狂っていたのか!?童謡の一節!?
混乱を尻目にテープは再生される
「この謎を解いたものに遺産を全て譲る」
俄然張り切りだす親戚たち

次々に繰り出される祖父の難問と段々と投げ出す遺産相続人たち
果たして主人公は遺産を相続することができるのか?
爽快パズルアクションミステリー


タイトル『Mystic Ruin』

>>18
ひらいてとじてかと思ったらひらいてどじてだったので難易度高かった

>>18
「ひらいてとじて、とじてひらいて」

少女は目を覚ましたら見知らぬ部屋にいた。あるのはいくつかの扉と壁にくっついたチェス版と意味ありげに置かれた駒

これはただの夢なのか何者かが仕掛けた脱出ゲームか

扉を開き、閉じ、再び開いたその先には…

>>22
本当に申し訳ないが「ひらいてとじて」が正しい
どじては誤字です

>>20 正直、震えがした。良い。

>>18

母親に捨てられたというトラウマから、当時の記憶をなくした少女。
父子家庭ながらも父親からの存分な愛を受け、幸せな人生を送っていた。

大学を機に一人暮らしを始める少女だったが、その荷物の中に一つの日記帳を見つける。
閉じられた記憶が開かれる事を拒否した少女はその日記帳を荷物の奥深くにしまいこむ。

大学生活も順調に行っていたある日。父が倒れる。

意識白濁の中、父が口にするのは聞き覚えの無い女の名前。そしてそれは母の名前だった。


父の為、自分の為、少女は一度閉ざした記憶を再び開く。

>>1「崖の下のアレ」



「なあ旦那、アレって何だよ?」

「そうは言われてもなぁ、俺だってちゃんとした名前は知らないんだよ。

 だから『アレ』。崖の下のアレ。何だったら自分の目で見てみりゃいい」

なるほど確かに。男は興味に惹かれ、早速アレのあるという崖へ足を運んだ。

「旦那、この崖かい?」

「ああ。そこの先っちょから下を覗けば、丁度海との真ん中に見えるはずだ」

「どれどれ……」

男が四つん這いになり、そろそろと崖の先端から身を乗り出したその時である。

「うわぁっ!!」

叫んだ時には、既にその足は宙を蹴っていた。

「何が起きた」などと考える暇もない。

男の体はみるみる小さな点となり、僅か5秒で白い波に飲まれていった。

「馬鹿めが……」

こうしてまた一人、アレの存在を知る者はいなくなった。

タイトル「断章と歪」

>>21
その日、彼女は天使になった
    その日、彼女は天国を知った
       その日、彼女は絶望を知った

    『Mystic Ruin』

彼女はイジメにより自殺した良く居る高校生
自殺したら地獄に連れて行かれると噂は全くの嘘!
極楽の楽園「天国」へ連れて行かれ夢のような1週間を味わった
わたしが言う「自殺してよかった」と
付き人が云う「良ければ天使になりませんか?」と
だが天界の『天使』はイメージの『天使』とかけ離れていた

腐敗した独裁天家「天国」と神の裁きにより崩壊寸前天家「地獄」
天使の彼女は何を考えたのか……勝利の女神はどちらに微笑むのか……
天国と地獄の関係を一人称視点で描く現代ファンタジー

やっぱり崖があると落としたくなるよね

何でだよww

>>28
「聞くがいい。闇に蠢く"歪”の者らよ」

――歴史の断章

「知るがいい。人の生き血を啜り肉を食らう“歪”の者らよ」

――それは復讐の物語

「我は歪の力を持って歪を狩る者なり」

――歪の異形との戦いの物語

>>28

世界の三分の一に信仰されている宗教。その原点とも言える書物には詳細を触れてはならない一節があった。
子どもでも解り得る明らかな文章の歪み。明らかに改稿の手が加わった痕跡があるのだ。

ここはとある寒村。その教会で子ども達を対象とした礼拝が行われていた。

どこの国のどこの町でも行われているその礼拝は一人の少年の言葉によって騒然とした。
『誰もが知る書物』の『誰もが知っている一節』の言葉を入れ替えただけの他愛の無い言葉遊びだったのに。

その言葉はその宗教が世界に犯した許されざる大罪を示していたのだ。

やっぱSS書いてるだけあってみんな凄い速いな。

タイトル「ラスト・スモーカー」

まさかのタイトル不足
まあこういうスレはタイトルが大量に出て来てすべて処理できなくなる可能性があるのが怖いわ

タイトル「ミスター宮内の快適な一日 ~庭掃除編~ 」

>>35
まあ大量に出たら出たで好きに書き殴る人が適当にピックアップしていく感じでいいんじゃないかね

>>35
じっくり書く人も居るだろうし、人が居ない時間帯もあるだろうし、個人的にはそんなにポンポン出されても……って気はする
ある程度運用しながら探っていくしかないのかな

>>35
浮気調査からベビーシット、バンドの助っ人までなんでもござれ!
スーパー便利屋宮内の元に届くのはいつも奇妙な依頼ばかり!

「ミスター宮内。依頼でございます」

「今回は……お庭掃除でございます。ただし期限付きで」

執事のセバスちゃんが持ってきたのは超セレブの家の庭掃除!?
しかしそこには国を動かす(かもしれない)壮大()な陰謀があった!

>>34
「ラスト・スモーカー」
喫煙者排他運動の過激化により「煙草を吸う物は死」のスローガンがテレビに出てくる
私はその喫煙者リストに載っている一人。
町の暴動、警察の護衛、マスコミの非難……
遠く離れた小島に移動した「最後の喫煙者達」
彼らは此処で何を考えるのか……
社会の押し付けと行き過ぎた取締りを描くショートストーリー

と言うかこれ以外何書けっていうんですかー!?

>>38 普通に読んでみたい。

>>34「ラスト・スモーカー」



A:煙草吸ってもよろしいですか?

B:どうぞ。ところで一日に何本くらいお吸いに?

A:ふた箱くらいですね。

B:喫煙年数はどれくらいですか?

A:30年くらいですね。

B:なるほど。あそこにベンツが停まってますね。

A:停まってますね。

B:もしあなたが煙草を吸わなければ、あれくらい買えたんですよ。

A:オレ煙草止めるわ……。

B:ちくわ大明神。



ところでこのタイトルって筒井康隆の「最後の喫煙者」だよな? 聞くまでもない事か。

>>35
タイトル不足なら俺ストーリー思いつかないからタイトル専門になるわ


タイトル「悪夢の底から」

>>41 ごめんまったく盲点だった。

>>41
知ってたから大体そんな感じの話しか書けなかったよ……

個人的にタイトルだけで>>35は面白いと思った
ミスターってなんだよ。なんで庭掃除なんだよ
こういうタイトルホイホイを鍛えるのにもこのスレは面白そうだ


タイトル『行旅死亡人届覚書』

>>18
 田舎にある主人公の実家近くの森の奥、昔から誰も立ち寄らない廃墟となっている大きなレンガ屋敷に、彼は友たちグループと肝試しに行った。
みんなで和気あいあい、無人となり経過した年月の割に保存状態のよかった屋敷の部屋部屋を、ドアというドアを開けて探索する。

 探索中、彼らがなんのけなしにとある部屋で扉を開けると、そこに一面粘土質の壁を見た。
中に入れないだけならまだしも、扉の先にあるべき部屋そのものがない。元からあった壁に、わざわざ苦労して扉を貼り付けたような雰囲気だった。
みんな最初はそれを盛んに不思議がったけれど、何も変わったことがないとはっきりすると、主人公ただ一人を除いて興味を自然と失っていった。

 けれど、その扉への興味の尽きなかった主人公は、特別な成果もなく解散の流れになったあと、その扉の元に戻る。
そして扉を開ける。何もない。
でもそれでも気になって、それから何週間ものあいだ、暇を見つけてはそこを訪れ、その扉を開けることを偏執的に繰り返す主人公。
やがて流石に彼も諦めかけた頃である。いつもの通り扉を開けた先には、暗闇が広がっていた。

 何かある。彼はさも当然のように中に入ってゆく。
ドキドキして彼が闇を抜けた先は、つい今しがた自分が入った扉のとりつけられた部屋だった。一周か何かして同じ場所に戻ってきたらしい。
だが、おかしなことに、振り向いけばまた見慣れた粘土質の壁がある。
狐につままれたような思いでその場で幾度か扉を開いては閉じてみたが、そこに壁があることに変わりはない。
主人公は手酷く騙されたように思って、彼はその屋敷を訪れることをきっぱりやめた。

 しかし、日常に戻ってみると、自分の記憶と周囲の事実が微妙にしかし決定的に食い違っている。
それでも、どうしようもなかったから、彼は気味悪く思いながらも日常生活を続けた。
それから十年以上の時が過ぎ、彼は数々の不幸から多額の借金を背負うことになった。ありとあらゆる手段で金策をせねばならない。

 ところが彼は、あの屋敷、あの扉の前に戻ってきていた。
この先にはやはり何かある。扉を何度もひらいてとじて、ひらいてとじてを繰り返す。そして――

>>42「悪夢の底から」


男「なあ、俺達って、悪夢の底にいるみたいだ」

友「はあ? この恵まれた日本で、何贅沢言ってるんだよ」

男「そうじゃないんだ……なんというか……飼いならされているというか……」


2128年。ディストピアにようこそ。
絶滅するより管理された方が幸福だというのが、人類の導き出した結論だった。

数世代も管理されれば、人類は管理されていることを忘れて自由に暮らしだす。
いや――自由に振る舞うことを許されたのだ。

人類の幸福指数は100%

だが気付いてしまった彼だけは、その世界は――。暗い井戸の底、悪夢色の現実だった。


##


モラトリアムの青年がもつ、将来への漠然とした不安をディストピアの世界から描いた作品。
彼にとっての悪夢とは、現代社会の人間なら誰しも持っている空虚さだった。
彼は、悪夢を幸福だと思うことができるのだろうか。

興味を惹くタイトルってむずかしいのな。本当に面白い。

>>42

「悪夢の底から」


夢を見る。薄暗い井戸の中に一人放置され、そのまま誰に看取られることなく死んでいく夢。
毎日、毎日、その夢は私を苛んだ。

ある日、違う夢を見た。

井戸の外から、井戸の中を覗き込む夢。
その闇から私を認めていたのは……




夢を見る。学校に行き、好きな服を着て、好きな友人と遊び、そのまま家族に囲まれ幸せに死んでいく夢。
毎日、毎日、その夢は私に生きる希望を与えた。

ある日、違う夢を見た。

この井戸の中から、この井戸を見上げる夢。
その光の中から私を認めたのは……



そう、それは夢にまで見た、待ちわびた瞬間。

今度はお前の番だ。

>>46,47
嘘タイトル嘘ストーリーとは言えおもしろそうだなあ
続きが読みたいわ

>>42
「悪夢の底から」
悪夢を見ている時「目が覚めて」と思っていても起きられない
それは何故か、なぜなら悪夢はもう一つの世界の入り口だから
今日も悪夢を見るのだがいつもの悪夢と何か雰囲気が違う様だ
「お前ら起きるの早すぎ。まだ寝てくれないと困るんだよね」
世界の皆様朗報です!人類は強制20時間睡眠となります!!
4時間しか起きない世界、眠りすぎのせいで現実があやふやに
こんな時、皆さんはどちらの世界にお引越し致しましょうか?
皆が望む睡眠欲を中心とした夢ファンタジー小説!おやすみ!

やばい全然悪夢の底から関係ないやん

>>45 こういうタイトル大好き。

『行旅死亡人届覚書』


関八州を巡る旅路の果てに、その骸を晒すものは決して少なくない。
行旅は決して安全なものではなく、日夜、縁も知らぬ死体が積み重ねれていた。


ある者は信念を貫き通すために。

ある者は夫の、父の無念を晴らすために。

ある者は過去の行いの為に。


語られることの無い者達を記し、想われることの無いものを想う。
無念を記すことはその人生を記すこと。


行旅死亡人届覚書


>>51
漢字だけで構成されたタイトルって浪漫があるよな

タイトル「僕と私とお前と奴と」

>>42
タイトル「悪夢の底から」

 とりたてて何か特別な才能があったわけではないが、彼は毎日の生活をおくる上で物質面精神面両方において幸せだった。
自分からこれが欲しいと言いたい何かが、特に思い浮かばないくらいである。さいわいい彼はほどほどの幸福に満足することも知っていたのだ。

 しかし、そんな彼にもそれなりに深刻な悩みというものはあった。小さいころから頻繁に恐ろしい悪夢を見たことだ。
悪夢の内容は種々様々だったけれど、たまに決まった登場人物が出てくる。

 彼女は自らをアリーと名乗った。アリーは夢の中身に似合わず陽気な女の子で、彼女といると陰惨な夢の中でも気が紛れた。
悪夢、悪夢、悪夢。彼が五十歳になってもまだ悪夢は続いた。

 さすがにうんざりして、「この胸糞悪い夢を見なくすることができたらいいのに」とアリーに愚痴を言ってみた。
すると彼女は言った。「そんなの簡単よ。悪夢の底に秘密があるの。蓋をしてしまえばいいわ」
次の日から、彼は悪夢を見なくなった。しかし、なぜかそのころから急に親族や友人を含めて人生にうまく行かなくなっていく。
その代わりに夢の内容は日に日に幸せなものになっていった。

 依然として彼の夢にはアリーが出る。「最近現実でうまくいかないんだ、どうしたらいいかな?」アリーは言った。
「そんなの簡単よ。悪夢の底に秘密があるの。やろうと思えば好きなだけ幸せになれるんだから」

 彼はアリーの言葉に従って、日に日に眠りの底で悪夢を掘る。経験したことのない恐怖の連続だ。
しかし彼は、悪夢の底に、金脈が埋まっていると信じた。あの幸せな日々、いや、それ以上が帰ってくるはず。だから掘って、掘って、そして――

タイトル「にんじんのさきちょっとつち」

>>53

タイトル「僕と私とお前と奴と」

僕はお前が好きで、僕の中の私は奴が好き。
奴は僕が好きで、お前は僕の中の私が好き。

二重人格同士が出会い、互いの副人格に恋をした。
いや、主人格は一体誰だ!?お前、本当は奴じゃないのか!?

僕は僕で私じゃない!


人格を隔てた恋愛心理戦。

お馬鹿ラブコメディストーリー

ところでこのスレってageてもいいの?

>>1じゃないから私的意見だけど雑談以外(お題と回答)はageるべきじゃないかな

>>59 ごめん立てたもののageとかのマナーって知らなくて。
雑談や感想は基本sageで、タイトルや回答は各個人におまかせいたします。

>>62 りょーかい

>>57
10月になるといつも思い出すのは、いたずら好きの彼女の姿。
落ち葉をかき集めた山にダイブしたり
紅葉が綺麗だからと神社の大事な木の枝を折ってしまったり
季節には少し早いマフラーを巻いていたりして……。

彼女が死んで数年後に届いた、彼女からの手紙。
その手紙に誘われるまま僕は紅葉の10月に旅立つ。
そして僕は彼女の死の真相を知る。
青春系ミステリー

プライベートでもメモ帳に書いているけど架空のタイトルだけ考えるのが楽しい
寝る前に二つお題出しておく


タイトル「失楽園の孤独」

タイトル「無限、夢幻」

>>34
タイトル「ラスト・スモーカー」

 ママは言った。「ゴキブリと不良とタバコ吸ってる奴、こいつらのこと考えるとあたしゃ無性にイライラしてくるんだよ」
パパは言った。「タバコを吸うやつはバカだ。もしくは、バカがタバコを吸うんだ」

 最大多数の最大幸福を目指す、力ある健康福祉社会が到来した。社会マナーは極度に浸透。ビバ地球! ビバ人民!
「他人に優しく、自分にも優しく」が全世界規模にひろがる普遍的スローガンだ。

 「たばこを吸うのはくそったれな敗者だけ」みんなが口々にそう言ってるし、実際誰もがそう思ってる。
そんな風潮のなか、ぼくは近頃、稼いだ金をせっせとつぎ込んで家を改築し設備を整え、人々から隠れこっそりたばこを吸い始めた。

 タバコがおいしくて好きだとか元から興味があった、とは少し違う。
ただ、この息苦しい社会の中で、何かちょっと人に迷惑かけない程度に悪いことがしてみたかったんだ。
みんなといっしょに勝ち続けてると疲れるし、すこしくらい負けてみたい。そんな感じ。

 これは色々考えての選択だった。近頃のヤク、酒、ひとたびのめり込んだらヤバすぎる。
人生パーだ。昔のものとは人体への威力が違う。
その点タバコは、煙さえ隠せれば、まだ自分の健康に害があるくらいで、色々とマシだった。

 それにタバコはの他の悪いアレと比べて、いつまでもめり込みすぎる心配がないのも良かった。
人々の身体にとって明白に悪いタバコの根絶は、かなり近くまで迫っているらしい。健康管理社会さまさまだ。
でも、今のところまだ残ってる。きっと僕らが煙草の味を知ってる最後の世代、そしてその内の誰かが「ラスト・スモーカー」となるだろうけど。


 ある日、ぼくのためにたばこを仕入れくれてるいささかあこぎな男が、ぼくより一回りも年下の女の子を連れてきた。
親が金持ちでやかましく、周囲からの拘束が厳しい。彼女もぼくのように吸いたいけど、なかなかそのための場所がうまく見つからない。
だから場所を貸してやってくれないか。

 何を隠そう、ぼくは童貞だ。ママやパパにせっつかれて、机にかじりついて勉強して。
おかげで女の子の扱い方とか大切な色々を、どこかに置き忘れてしまったらしい。
自分からどう話したりすればいいのかわからないんだ。

 でも、相手からのこのこやってきたとなると、多分すこしは事情が違うだろう。
最近結婚しろ、と両親ともどもうるさいけれど、これはひょっとするとその要望を叶えてあげるチャンスかな?


 最新の健康知識が日常描写でふんだんに披露される、だけどシガーキスとかなんかそんなのがいっぱいなラブストーリー
 

3つ書いて思ったけど、これやりすぎるとその文字数でSS書けただろってなって悲しくなるやつだわ
見直すと校正足りてなかったりで練習にはなるけど

>>56
「ねー、おかあさん。このにんじん、さきっぽにつちがついてるよ?」
「あら、そうね。他は全部きれいなのにおかしいわねえ」

子供が手にとったにんじんには確かに先端だけ黒ずんでいた。
触れればぽろぽろと剥がれ落ちていくのは確かに土のようであった。

数日後、関東各地で食中毒による死亡が多発
被害者に共通するのは“にんじんを食べたこと”

全国が混乱する中にんじんに毒を盛ったとする犯人からの犯行声明が届く
「にんじんのさきちょっとつち たべたらあかんで」

犯人の目的は?毒物を仕込んだ方法は?
旧時代感覚ミステリ

タイトル「ギガオメガー」

>>68 「無限、夢幻」



山頂にある社の掃除を終わらせて、赤い鳥居に背を向けた。

麓まで続く長い長い石階段を一人でコツコツと下ってゆく。

手にはバケツと黒い雑巾。

山頂には井戸も水道も無いのだから、麓から自前で持って来る必要がある。

だが、別に面倒だとは思わない。

何故ならこれっきり。これっきりで、もうこの場所に来る事は無いのだから。


━━━━ 僕は、明日、この町を去る。


この社は、小さい頃から僕の遊び場だった。

覚えているのは小学生からだが、少なくともそれからの9年間、つまりは中学の終わりまで、

来る日も来る日も、僕はこの社の中で時を過ごした。

瓦は外れ、雨は漏れ、風は入り、風化に風化を重ねたオンボロだけど、

僕は中に入った時に感じる異質な空気、少しカビ臭さを感じるその空気が大好きだった。

だから「立つ鳥跡を濁さず」。最後くらい、綺麗にしていったってバチは当たらないと思う。



そんな事を考えながら石段を降りてゆくと、中腹に差し掛かった辺りで目眩がした。

ぐにゃり。

危うく足を踏み外しそうになる。左手を石段の縁に添え、どうにか落下は免れた。

霞む目を擦って階下を見遣ると、そこには夢か幻か、無限の石階段が続いていた。



>>71 まあ息抜きには丁度良いかな、って思う。
やりすぎるとメインで書いてるヤツに支障が出そうだけど

タイトル「地を這う太陽」

> そんな事を考えながら石段を降りてゆくと、中腹に差し掛かった辺りで目眩がした。

しまった、その後で「ぐにゃり」を使うなら「視界が歪んだ」にすれば良かった……。もう寝る!

ざっと目を通したけど
>>72
>>29 >>66  が好き>>72が一番好き

俺はタイトルを考えるのが楽しいわ

タイトル「路地裏の霧」

タイトル「神は世界を創りナニを得たのか」

作品やタイトル投稿するときは外せばいい
HTML化依頼のときだけ使う形で

ホモの人が最初の方に、設定を書くんじゃなくて、1レスでストーリーをまとめるほうが~、って言ってたのは取り入れてみたほうが良いと思う。
もちろんまだ具体的な方向性は決まってないと思うから細かく言えないのだけれど。

「ストーリーを書いてくれる」っていうからややこしくなる。

「ストーリー」じゃ無くて「あらすじ」にすべき

ごめん言葉が抜けてた
「お題に対しての回答が二カ月間以上無い状態が続いたらHTML化申請を出す」

さっき管理者様からの回答がありました。結論から言うとOKのようです。
自治スレの>>650 >>654 >>655 >>656 が流れで

雑談が主目的ではなく「多数の方がSSを書くのに役立つ」のであれば立てて良いと思います

ただ、二点だけ注意します
ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ34
ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ34 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406201784/)

1.上記のスレと内容が被らないよう注意してください。被るようであればHTML化依頼も検討してください
 どちらかというとこのスレと内容が被っているように見受けましたが一緒にするには難しい、空気が違うと判断しました

2.SSを書くのが目的のスレはよっぽどのことがない限りは問題はありません
 書くまでに至らないとは言わず、発展性を持たせると良いのではないでしょうか

以上です


とのことでした。

SS書くために役立つスレにすべきだし

「宣言すればここに出されたタイトル、あらすじのSSを書いてもいい」にしたほうがいいのではないだろうか

…ってこれ小ネタスレと被るか?

>>110 確かにそうですね。その方が為になるのは確かだとは思う。ただ精細にまで書かずともと私見では思ったり。
けれど「基本的にはまとめて~」等と言っても線引きが出来ず、なあなあになりそうでもあるが。悩ましい。
ともあれ、一先ず私はそのようにしてみようかと思う。テンプレート的なものがかけると良いんだけれど……

>>111 現行のレスの流れからしてその方がしっくりきますな。

>>113 私はそれでも全然構いません!

>>115 役にたつべき、同意。
     確かに被ってぽいけれど、折角書けそうなのをここで終わらせるのも惜しい気がするし、個人的には良いのでは無いかと思うが。

寝る前に。

>>101 「神は世界を創りナニを得たのか」


神は喜びを知りたく人間を造ったらしい。

全知全能たる神が『喜び』を知らなかったのか。何故、人を造ることで『喜び』を得たのか。


今、私の目の前にその答えがある。


福音と共に産まれた輝かしい命の胎動が。

「光在れ」、どこかからそう聞こえた気がした。


今、私の目の前にその光がある。
疑念の闇まみれた私に照らされた世界にも等しき光明。


世界は彼らの為に造られ、そして我々はそこからかけがいの無いものを得ることが出来るのだ。


「この子に光在れ」


私は誰に知れずそう言った。


私は救いの御子の父親となったのだ。

よし挑戦

タイトル「二十日鼠のロマンチックな最期」

タイトル 「禁断のゴールデン・パラシュート」

タイトル「しんでからかんがえよう」

タイトル「東京ダンジョン」

>>125 「しんでからかんがえよう」


ここは名前の無い場所。けれど誰もが通る場所。
人はこの形状を『別れ道』という。

先に続く道は白の闇かそれとも黒い光か。往かねば誰もわからない。

ここは人が究極の選択を迫られた時訪れる、時の止まった精神世界。
神が与えた猶予の場。

あるのは己が立てた、往くべき道が記された標識。
交差路に一人たたずみ、道往く人々に問いをする少女。

今日もまた一人、道を往く。

彼が、彼女が道の果てに得るのは『楽』か『苦』か。

楽しむのか、苦しむのか。思考の先に行き着く先は何処なのか。それとも道を引き返し、己の臆病を惜しむのか。


「世界が変化する以上、自分の行いなんて、省みることでしか正当化できないわ」


今日も少女は彼らに言う。


「※※しんでからかんがえればいいのよ」


思考と対話の末、人は何処に行き着くのか。

書いててなんだけど劣化スカイハイだ

>>125「しんでからかんがえよう」


とある関西の一軒家に、老人が一人で住んでいた。
ある日老人が居間で新聞を読んでいると、玄関からチャイムの音が聞こえてきた。
玄関を開けると、そこにはスーツを着込んだ痩せた男が立っている。

「どちら様でしょうか」

「わたくし、関西電力の夜頭(よがしら)と申します。
 本日お伺いしましたのは、こちらのお宅の配電設備が老朽化しているとの報告がありまして━━━━。
 毎月電気メーターの集計をする者が気が付いたようなのですが、
 それでどのような状態か一度見せていただけたらと思いまして━━━━」

夜頭と名乗る男は、そう言いながら胸ポケットからアルミ製の小さなケースを取り出し、
中から名刺を一枚取り出して老人に手渡した。

『関西電力 営業担当 夜頭植和』



「はあ、それはそれは。まあ、ここでは何ですから上がってください」

老人は夜頭を居間に通し、「お茶を入れますから」と台所へ向かう。
ふと人の気配を感じて振り返ると、あの男が息のかかる距離まで忍び寄っているではないか。

「あなた━━」

皆まで言う間もなく、老人の腹部を刃物が貫く。
力無く崩れ落ちる老人を尻目に、夜頭は棚やタンスを漁り始めた。
強盗だったのだ。



慣れた手つきで一通りの物色を終えると、夜頭は老人が死んでいるか確かめに戻った。
案の定、事切れている。しかしその傍らには、ダイイングメッセーが残されていた。
広告の裏に血文字で

『かんでん よがしらうえか』

恐らく『関電 夜頭植和』と書こうとしたのだろうが、最後の一文字を書き切る前に死んだらしい。
夜頭はその紙をビリビリに引き裂くと、ゴミ箱に放り込んで足早にその場を後にした。



後日、警察の捜査が始まった。
老人の書いた紙が見つかったものの、バラバラにされていては元の言葉が分からない。
警察は何とか復元を試み、そして━━━━


か  か え し
 うん   が で
ら   ん  よ

しんでからかんがえよう

死んでから考えよう


「なんだ自殺か」

これにて捜査は打ち切られた。




なんか強引にアナグラムを考えてたら胸糞展開になったぞ

>>126 「東京ダンジョン)

1945~1955年にかけて行われた列島戦争により、日本は二つの国家に分断されていた。
富士山麓で休戦協定が締結されたが、同時にここが国と国の境界となる事が決定づけられた。

あとに残されたのは、空襲で焼け野原となった関東一円。
時々不発弾が発見される事もあるが、それすらも既に日常の一風景でしかなくなっていた。

福岡を首都とする日本共和国、札幌を首都とする日本民主連邦。
100万を超える難民を出したこの列島戦争は、両国の間に修復不可能な深い溝を作ってしまっていたのである。

その後は両国首都を中心に都市機能の復旧が進められたが、地方は置き去りにされている。
関東から東海、北陸など、それらに住まう人々は大変難儀な生活を強いられた。
そんな地域でも、人は生きていかねばならない。
彼らは仕事を見付け、それが極めて単純な理屈に成り立つものだと知った。

置き去りにされた地方には、南北の日本軍が遺棄していった物資が残されていたのだ。
これを集めて売るというサイクルは、彼らが生きていく上で必ず通らねばならない道なのである。

うっかり国境を越えれば、鉛弾が熱い歓迎をしてくる。
リスクは高いが、彼らは他に生きるための方法を持っていなかった。

今年で15歳になる少年も、その一人である。
彼は今、富士の国境線を超えて東京を目指していた。
東京では、ここよりもたくさんの物資が残っているらしい。
リスクは大きかったが、彼には病に掛かった妹がいる。
妹の医療費を捻出するには、東京遠征がどうしても必要だったのだ。

大日本帝国が栄えていた頃の面影は、まったくない。
廃墟と廃墟が縄張りを主張しあう、無人のスラム街と言っても過言ではないはずだ。

万難を排して到着した東京で、少年は一人の不思議な少女に出会う。
1971年12月8日、この日迎えた歴史の転換点について、事態を正確に把握している者は誰一人としていなかった……。

日本分断物仮想伝奇スペクタクル「東京ダンジョン」、平成2014年春公開予定――

タイトル「カラテ仮面舞踏会最終章煉獄篇」

タイトル「燃やし中華はじめました」

>>142 「燃やし中華はじめました」

――ある時は平原で。

関羽「兄者、敵が同様しておりますぞ」
劉備「よし、松明を投げ込め!」

――ある時は敵陣で。

郭嘉「この機を逃してはいけません」
曹操「うむ、袁紹軍の兵糧を全て焼き払うのだ!」

――ある時は川面で。

黄蓋「それ、突っ込め!」
周瑜「好機である。全軍、攻撃を開始せよ」

――ある時は渓谷で。

馬謖「ほほう、よく燃えるものですな」
諸葛亮「剣も矢も通さぬ藤の鎧も、火には弱いものなのだ」

綺羅星のごとき名将たちを地獄に送り込んだあの「火計」が帰ってきた!
刻々と変化する戦局を読み切り、敵に業火を見舞え!

初代三国志リメイク版「燃やし中華はじめました」、PC-88にて好評発売中。

火を制する者が、天下を制す――

>>141 「カラテ仮面舞踏会最終章煉獄篇」

ブーゲンビル上空で米軍機に撃墜された山本五十六は、瀕死の重傷を負いながらも辛うじて生き長らえていた。
公的には戦死とされており、彼の生存を知るものはごくわずかである。
そんな中、病床に伏している山本に一通の手紙が届く。
『事を謀るは独にあり」

山本「お元気そうですな、閣下」
東条「死んだはずの人間が目の前に現れるというのだ。これほど愉快な事もあるまい」
山本「それで、私は何をさせられるのですかな。ただ呼んだわけではないのでしょう」
東条「まあ待て。もう一人いる……入っていいぞ」

山口「やあ長官、お久し振りです」
山本「お前、ミッドウェイで死んだのではなかったのか!」
山口「ははは。長官、人の事は言えませんぜ?」
東条「山口少将……いや特進して大将か。彼も君と同様、死を伏せられていた者の一人だ」
山本「一体何のためにそんな事を」
東条「手紙に書いたはずだがね」
山本「手紙……?」

山本「まさか、死んだ事になっている連中を引き連れてベルリンに乗り込めと?」
東条「察しが良くて助かる。準備は石原に進めさせている」
山本「石原莞爾か!? 奴も一線を退いたと聞いているが」
東条「そうだ、であればこそ、だ。本来いるはずのない連中ばかりが揃っている。
   きっと楽しいぞ。そんな連中を連れて、君は終戦の導き手となるのだ」
山本「何を言っている!」

山口「簡単な話ですよ、長官。知っていますか、この大戦に名づけたドイツの愛称を」
山本「いや、知らないが」
山口「カラテ仮面舞踏会。笑えるでしょう。奴ら、戦争をお遊戯か何かと思っている。我々の手で、この茶番を終わらせるのです」
山本「……どうせ、私が何を言っても変わらないところまで来ているのだろう? 仕方ない、受けてやる」

数日後、佐世保から一隻の潜水艦が出港した。
乗員は全て、世間では死んだと思われている面々だ。

山本「やってやろうじゃないか。この戦争がカラテでもなければ仮面も被らず、舞踏会でもない事は奴らが一番よく知っているはずだ。
   何と言っても、神聖でもなければローマでもなく帝国ですらないものを作り上げた民族だからな。一発見舞ってやらねばならん」

山本たちを乗せた伊九四○は、ドイツ海軍基地キールを目指し、静かに東シナ海懐中深くを進んでいった。
ヒトラーの仕組んだ、この人類史上もっとも凄惨で苛烈な茶番劇に幕を引くために……。

新感覚仮想戦記「カラテ舞踏会最終章煉獄篇」、昭和19年夏発令予定!

タイトル「カプセルソルジャー」

>>142「燃やし中華はじめました」


「何だこの店?」

男は店の前で足を止めた。
丁度腹が減っており、物珍しさに暖簾(のれん)をくぐる。
中に入ると、小じんまりとした有り体の定食屋だった。
何故か客は一人もいない。

「はいイラッシャイ」

暇を持て余していたのか、すぐに店主が顔を出した。
上下白のコックコートに身を纏い、糸目でナマズ髭を生やしている。

「店の前にあった『燃やし中華』っての頼めるかい?」

すると店主はニッコリ笑って

「お客さん、いいトコ気が付いたネ。
 暑い時に熱いモノ食べる。これ即ち『心頭滅却すれば火もまた涼し』。
 これぞ中国4000年の歴史が生んだ秘技アルよ」

そんな馬鹿な。

確かに、敢えて暑い時に熱いモノを食べるという食事療法は存在する。
しかし『心頭滅却すれば火もまた涼し』というのは、
戦国時代の快川紹喜(かいせん じょうき)という僧が
織田信長に焼き討ちにあった際に残した辞世の句である。
従ってコレは中国4000年の歴史とは何の関係もない。

「お前日本人だろ」

「お客さん、冗談は止めて欲しいアル。ワタシは生まれも育ちも中国ネ」

だが待って欲しい。語尾がおかしい。

『アル』なんて言う中国人がいるものか。
これは『ゴワス』を付ける力士、『ザマス』を付ける貴婦人と並び、
『日本三大エセ言葉』として有名な喋りである。

「お前日本人だろ!」

「アナタ、いい加減にするネ! これ以上ブジョクするなら警察呼ぶヨ!
 お客じゃないなら帰って欲しいアル!」

店主の怒気に飲まれ、男は止むなく引き下がった。
テーブルに着いて待つ事10分。
目の前に現れたのは、何の捻りもない熱々の冷やし中華であった。

いい加減にしろ。

大体、冷やし中華は日本発祥の料理である。
中華麺は使っているが、仙台市のとある店で売り出されたのが始まりとされている。

「お前日本人だろ!」

「だから違うと言ってるヨ! まあ食べれば違いが分かるネ」

だが丼ぶりから立ち込める湯気に、男は大きく顔を歪めた。
酢を高温で熱したものだから、むせ返る酸っぱい臭いが容赦なく鼻孔に突き刺さる。
これだけで食欲の九割が消滅した。しかし、空きっ腹には変わりない。
男は意を決して麺を一口、そして二口。
ゆっくりと、確かめるように咀嚼すr「おぶろぶればぁ!」

「日本人にはシゲキが強かったアルね」

「うるせぇ! もう来ねえよ!」

男は勘定を叩きつけて店を飛び出した。
ふと後ろからバラバラという音がして、男が後ろを振り返る。
するとそこには玄関先で塩を蒔く店主の姿が。

「お前日本人だろ!!」


━━ 終劇 ━━

因みに冷やし中華は温めても別に不味くはないそうです。やった事無いけど。

タイトル「バラバラバランス」

タイトル「夕暮れディスタンス」

>>21「Mystic Ruin」


●Mystic
 秘密の
 神秘的な
 秘教の  ←※これで書く
 秘伝の
 不可解な

●Ruin
1:〔建物などの〕廃虚、遺跡
2:〔建物などの〕荒廃、破壊、崩壊
3:〔精神的な〕荒廃、〔社会的な〕堕落、〔経済的な〕破産
4:荒廃[破壊・破滅]の原因[元]
5:破産者、身を持ち崩した人、落ちぶれた人
6:〈古〉貞操の喪失  ←※これで書く

>>21「秘教の貞操の喪失」


何処かの山奥に存在するという、人口百人にも満たない小さな村。
その村はある秘教に支配されていた。
「純血から生まれる子を重んじる」という開祖の教えに従い、
村の女性は16歳の誕生日に教主の種を宿す。
全ては神の血筋を受け継ぐために。

従って、女性はその歳まで貞操を守り抜く義務がある。
尤も村の男達もその教えは知っているのだから、手を出そうという者は現れない。
破れば両者共に死刑だ。
そして今宵もまた一人、儀式を迎える少女がいた。

黒いローブに着替えた後、少女は教会の一室に通された。
ローブの下には一糸たりとも許されず、風が布目を通って地肌に当たる。少し肌寒い。

「教主様にお会いする前に、お香で体を清めてもらいます。そこに寝て下さい」

部屋を案内したシスターが、香立てに数本を差しながらベッドを示す。
少女は靴を脱いで横になると、飾り気の無い石造りの天井に目を移した。

シスターが部屋を去ってすぐ、甘い香りが少女の鼻孔をくすぐり始めた。
次第に脳が軽くなった気がして、視界がだんだんと白ずんでくる。
ベッドに横たわっているはずの体は宙に浮いたように現実感がない。

鼓動がやけに響き渡る。高鳴りは早まるばかりだ。
下腹部が熱を持ち始め、少女は腰をよじらせた。
と、
股間にローブが張り付いた。じっとりと濡れた感触。
さらに腰をよじると、秘部が優しく撫でられた。

「━━!」

息が詰まった。

熱は下腹部から体全体に行き渡り、大粒の汗が至る所に浮き出し始めた。
全身に張り付いたローブは抱擁となり、少女の意識が恍惚の高みへと誘われてゆく。

乳房にローブが張り付いた。
両手が乳房を優しく包む。

浮き立った乳首がローブを押し上げ、胸の上下に合わせて頭部がこすれる。
浮き立った乳首を指が押さえ、胸の上下に合わせて優しくこねだす。

少女の胸が反り返り、更なる刺激が誘発される。

太ももに汗が浮かび、つうっと低い方へ流れ落ちた。
太ももに舌が触れ、つうっと低い方へ這い進んだ。

腰が浮く。

ローブが肉の割れ目をこすり上げ、浮き出した秘芯に電撃が走る。
舌が肉の割れ目を一気に舐め上げ、浮き出した秘芯に電撃が走る。

「ぁぁっ━━!」

抑え切れずに声が漏れる。
内に秘めたる未知なるエクスタシー。少女の体は支配された。

「清めの時間は終わりです。さあ、こちらへ」

誰かの呼び声に誘われ、少女の体は動き出した。素足のまま床に降り立ち、憑かれたように足が動く。
衣擦れが体をまさぐり続ける。少女は短く痙攣し、その度に何度も歩調を乱した。

「この地下階段を降りた先に大きな扉があります。教主様はそこでお待ちです」

少女は石壁に手を添えながら、一歩、また一歩と石階段を降りてゆく。
目の前に両開きの扉が現れ、少女の両手が取っ手に触れる。
扉はゆっくり音無く開き、儀式の間へと迎え入れた。





  ∧,,∧  ようこそID腹筋レスへ!
 ( `・ω・)  ここはsageずに書き込み、
 / ∽ |  出たIDの数字の回数だけ腹筋をするという、硬派なトレーニングレスです。

 しー-J  さあ、存分に腹筋するがよい!

タイトル『また救えなかった英雄』

タイトル「この先の未来のために出来たはずだったこと」

  ∧,,,,∧
 (`・ω・´) ・・・
 / ∽ |
 しー-J

  ∧,,∧
 ( `・ω・)
 / ∽ |
 しー-J

タイトル「中沢くんは佐倉杏子の恩人」

タイトル「中沢くんは佐倉杏子の恩人のようです」

>>165 「また救えなかった英雄」


「私……幸せだった……」

その言葉を最後に少女は沈黙した。
虚空を見つめる瞳、消えいく温もり、男の手の中でハッキリと浮き出る死の気配。
人から『モノ』へと変わるその瞬間を男はとらえた。

記憶を失いさまよっていた男を暖かく迎えてくれた村は最早、地獄の様相だった。

殺戮者共は突然現れた。
黄金にも例えられよう小麦畑に火を放ち、男共を皆殺しに、女子供は連れ去った。


男は戦った。
元凶である敵の兵器を無力化し、侵略者共を殺戮した。
戦い方は体が覚えていた。

だが彼を愛し、彼が愛した者達は何一つとして帰って来ることは無かったのだ。

男はしばらくその場に佇み、やがて銃口をこめかみに突きつけた。




数秒後、銃声と共に男の頭は爆ぜた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「英雄の定めか……」

白衣を着た男がモニターを見つめつぶやく。モニターには頭部の無い男の死体が転がり、血を噴出す様だった。


はるか昔、『魔王』とまで称された悪政者を打倒し、国に平和をもたらせた人間がいた。
彼はその身を以って国を救ったが、彼自身はその戦いで死んでしまった。

彼を信望する人々の手により、彼をモデルにした物語が生まれたが……

「それによって彼の一族は犠牲を運命付けられたか……」

ある者は犯罪組織と戦い。
ある者は狂気の宗教と戦い。
ある者は絶対権力と戦った。

そしてその全てが戦いの末、死んでいったのだ。

「つぎこそは……次こそは救ってみせる……!」

彼は『英雄』の信望者の一人。
禁じられた人間の複製を行い、とうに死んだ『彼』を生かせようとする狂人である。

タイトル「『無限』の有限」

タイトル「『有限』の無限」

タイトル「『いつか』のかつて」

タイトル「夢の『今』」


昔書こうとした厨二タイトル

タイトル「きっと明日はこないから」

>>166「この先の未来のために出来たはずだったこと」


未来は誰も予測できない。しかし過去の経験からは推測できる。
3日前、道で犬のウンコを踏んだ。
2日前、車に轢かれそうになった。
そして昨日、道路沿いのマンションから植え木が落下。危うく頭をカチ割るところだった。

よって本日は接地面積の少ない一本歯の下駄を履き、緩衝材を詰め込んだリュックを前に掛け、
その辺の空き地から拾った工事用のヘルメットを被る。
傍から見れば妙な格好だが、これは決して笑い事ではない。

諸君にも経験があるだろう。
もし朝出かける時に曇っていたら、「昼から晴れるかな」とか「夕方から雨かもしれない」とか
ゴチャゴチャ考えるくらいなら潔く傘を持って行け! という話だ。


いざ出勤。


カランコロンと下駄を鳴らして歩いていると、
通りがかった小学生に「キタローだー」と指を差されたが気にしてはいけない。
アイツは二本歯だ。一緒にするな。

満員電車でリュックは前に抱えるものだが、普段は背中に背負うものである。
通りがかった中年男が見世物でも見るような視線を向けてきたが気にしてはいけない。
お前の腹より小さいわ。高血圧で倒れろ。

工事現場の脇を抜けた時、
見知らぬ他人に「あ、お前。スパナ持ってこい!」と言われたが気にしてはいけない。
自分で持ってこい。仕事しろ。

数々の障害を潜り抜け、私は駅に到着した。
満員電車に押し込まれ、ガタゴト揺られて30分。突然の揺れに悲劇は起きた。

一本歯の下駄はバランスが悪い。
大きく足を踏み出してしまい、サラリーマンの足を思いっ切り踏みつけた。
鬼のような形相で睨まれて生きた心地がしない。

前にいる集団も一斉に私の方へ流れてきた。
5、6人分の荷重が掛かり、流石の緩衝材も破れて空気が飛び出した。
ブオっという屁のような音がして、皆の視線を一身に浴びる。
心なしか、私の周囲に隙間ができてた。

最後はヘルメットである。
その辺の空き地から拾ったものだから、中に妙な虫が湧いていたらしい。
Gに煽られ、私の肩にゲジゲジのような虫がストンと落ちた。
背後にいた女性が「ジョワアアアアァァァァァァアアアア!」というノコギリ声を上げる。
もといチェーンソーに近い。

私は次の駅で降ろされた。


散々だ。


私は会社でスリッパに履き替え、リュックをゴミ箱に叩き込み、ヘルメットを窓から放り投げた。

すると帰り道、足裏がグニュッとして下を見れば犬のウンコである。
驚いて退いた先にまさかの車が接近中。
「死んでたまるか」と華麗に切り返したのも束の間。反対の足でまた踏んだ。
両足がヌルッとしたものだから、踏ん張りが効かずにスッテンコロリ。頭から電柱に突っ込んだ。


もういい。


つまり何が言いたいかと言うと、
「この先の未来のために出来たはずだったこと」なんて考えるだけ無駄である。

>>177
タイトル「無限の『有限』」


男は恋をしていた。

若くして大学の助教授となった金崎勝也は、去年入ってきた学生、九重清香に一目で心を奪われたが、これまで女性とろくに付き合った事のない彼はその気持ちを伝えきれずにいた。

自分からデートに誘う勇気もなければ、交際相手が今いるのかも尋ねる事が出来ない。

そんな不甲斐ない自分にすっかり嫌気がさしていた頃、勝也は真夜中の駐車場で一人の少女と出会う。

少女は自分の事を「ミユキ」と名乗り、彼にこう告げた。

「あなたに彼女の心を覗かせてあげる」

その言葉通り、彼女の心の中へと入り込めるようになった勝也。彼はその深淵で、幾つもの鍵がかけられた一つの扉を発見する。

それは九重清香が隠しておきたかった感情なのか、あるいは封印された思い出なのか。

どうしてもそれが見たくなった勝也は、なんとかしてその扉を開こうとするが……。



人には無限の感情があるが、その中で自分に向けられる感情には限りがある。

愛とはなにか、幸福とはなにかを考えさせられる問題作。ニ転、三転する展開に加えて、衝撃のラストは圧巻の一言。この作品は涙なくして決して語れない。

映画「無限の『有限』」

近日公開。coming soon……。

タイトル「5 minutes of high speed stylish going to school」

>>182「きっと明日は来ないから」

「私と一緒に、死んでくれる?」

 学校の屋上で出会った少女は、簡潔に言うと。
 いわゆる自殺志願者だった。

「世界は闇に満ちている。それとも光? 君はどっちかな?」

 飛び降りる彼女の手を掴んだあの日から、僕は世界から追放された。

「明日も今日。明後日も今日。その次も……ずっとずっと、今日がやって来るんだ」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?」

 終わりの見えない、繰り返される【今日】がまた朝を迎える。

「絶対に諦めない! きっと抜け出せるはずだ!」
「それを君は、あと何日言うのかな?」
「毎日だって言ってやるさ。そして僕たちは、明日を迎えるんだ」

 終わらない【今日】に翻弄されながら、抜け出す為に少年と少女は奔走する。
 全ては、明日を迎える為に。

『きっと明日は来ないから』

 ほら、世界はこんなにも残酷だ。


シリアス考え過ぎて脳がシェイクされた気分。

連投です、すみません。

>>155「バラバラバランス」

 それは世界を熱狂させた対戦型パズルゲーム。
 マスに引かれたラインを操作して、より広く連結させる陣取りゲーム。
 リアルタイムで変化する戦場に、無限の可能性を導き出す。

「僕に勝てると思ったのかい?」
「アタシだって、やる時はやるんだから!」

 数多のライバル達。

「俺様に任せときな!」
「愚か。実に愚かな思考」

 立ち塞がる謎の組織。

「これはゲームだ。人間の限界を超え、神の領域に到達する為のなぁっ!」
「ひれ伏せ、人の子よ。貴様らは『神』を前にしているのだ」

 そして舞台は、地球を飛び出す。

「これで決める! レギオンコネクト!」

 パズルアクションストーリー『バラバラバランス』

「これは繋ぐゲーム……仲間を、未来を、希望を繋ぐゲームなんだ!」



某神のパズルをイメージして書いてみた。

>>197
おお!ありがとうございます!
まさかこんな壮大で熱そうなストーリーにしてもらえるとは予想外

タイトル「天皇陛下の御きりもみキック」

>>191「5 minutes of high speed stylish going to school」

「Google先生、お願いします!」

『高速の5分のスタイリッシュな学校に行く』

「なるほど、わからん」

仕方が無いので文章を分割してみる。
すると以下の二つのどちらかになるはずだ。


(高速の ━ 5分) の ━┓
               ┣ 学校に ━ 行く
スタイリッシュな ━━━┛


高速の  ━━━━┓
5分の  ━━━━╋ 学校に ━ 行く
スタイリッシュな ━┛


まず、どちらにも共通する『スタイリッシュな学校に行く』は問題無いだろう。
次に①と②で異なる部分について考えてみる。


①の『(高速の5分)の学校』とは何か。
そもそも『5分』という時間は、果たして『高速』なのだろうか?

例えば100kmを5分で走れば高速だが、100mを5分で走れば低速に違いない。
即ち、上記に言える事は『比較すべき基準によって解釈が異なる』という事である。

それを踏まえてタイトルを見直すが、残念な事に判然としない。
よって①は不適切と言える。


では②の解釈に移る。『高速の学校』とは何か。
上記の『高速』は速度ではない。懸命な読者であればお気付きだろうが、『高速道路』である。
生徒は毎日、高速道路をかっ飛ばして通学するに違いない。
フェラーリ、ベンツ、GTR、インプレッサ、数々の名車が目に浮かぶ。なんというスタイリッシュ!

続いて『5分の学校』とは何か。
時間と学校を結び付けるもの…………。そう、『授業時間』だ。
5分で授業を終えた生徒達は颯爽と車に乗り込み、瞬速の勢いで高速道路を逆走するに違いない。
全員帰宅部だ。なんというスタイリッシュ!


つまりこのタイトルは
『モンスターマシンに乗った生徒が高速道路で壮絶なカーチェイスを繰り広げながら通学し、
 5分で授業を終えて嵐のように去ってゆく帰宅部たちの学園モノSS』なのだ!


うむ、完璧。誰か一作仕上げてくれ。

……ところで主語は誰なんだ?

>>202 「天皇陛下の御きりもみキック」

1945年8月14日、日本国政府はポツダム宣言の受諾を決定した。
翌日のラジオ放送で日本の敗戦が伝えられると、
9月2日には戦艦ミズーリにて降伏文書が調印される。
これにより1939年9月1日から始まった第二次世界大戦は、ようやく終結を見たのである。

しかし全世界で5000万人以上の犠牲者を出したこの凄惨な戦争の裏側で、
決して表舞台に出る事のなかったもう一つの闘いがあった事を知る者は少ない。

――30年の時を経て蘇る前大戦の悪夢。

ドイツ前皇帝ヴィルヘルム2世
「今のところは従っておいてやろう。だがな総統、ゆめゆめ忘れるでないぞ。
 私が従属するのは貴公の意志によってではなく、私自身の意志によるものだ」

――七つの海を越えて燦然と輝く孤独の栄光

イギリス国王ジョージ6世
「これで終わりと思ったのかね。我々の物持ちの良さを侮ってもらっては困る。
 冥土の土産に見せてやろう。これが、英国が征服者たる証だ」

――いにしえの帝国より連なる闘争の血潮。

イタリア国王エマヌエーレ3世
「だからどうしたと言うのだ。勝ってしまえばよいのだろう?
 細かい事はドゥーチェに任せてしまえばよい。さあ、征くぞ」

――全てを照らし出す光に潜む暗黒の深淵

日本天皇裕仁
「愚かな事を。朕が自らこれを一蹴してくれよう。
 止めても無駄であるぞ、内大臣。朕は、少々足癖が悪い」

護国は高貴に定められし呪縛。
血染めの王統譜が、今紐解かれる。

大乱闘王族アクション「天皇陛下の御きりもみキック」、来世紀公開予定。

人類は、真のバトルロイヤルを知る――

>>201
書いてる内に『あれ? 短編いけそうじゃね?』と思いました。まぁ完全に某神のパズルまんまになりそうですが。

タイトルもたまには
『中河内裃(ナカゴウチカミシモ)の加減乗除』

>>205
ありがとう!わくわくしてきたぞ!


タイトル「恋のゴールデンパラシュート」

そうだな。

タイトル「ぼくは10円」

タイトル「織田信長s」

タイトル「しゅとこう!SHUTO-KO!」

タイトル「COMING SOON!」

タイトル:酒海の星

「地球に住む人は『月見酒』というのをするそうだ」

「月見酒?」

「盃に淹れた酒に月を浮かべて飲むらしい」

そう言いながら、眼下に広がる星々を眺め酒を呷る

「へぇ…贅沢ね」

「そうか?世界一の盃に星屑を浮かべて飲む。私の方が余程贅沢だろう」

「あら…私は『手の届かない』月さえも飲んでしまうから贅沢と言ったのよ?」

クスクスと楽しそうに蔑みながら応える

「なら、私の場合は何だというのかな」

「貴方のコレは」

そう言って酒に浮かぶ星を一つ奪い、口へ放る

「タダの浪費でしょ?」

タイトル「神の味噌汁」

タイトル「世界を崩したいなら泣いた雫を生かせ」

タイトル「竹藪焼けた」

タイトル「101匹シュワちゃん」

タイトル「永遠におちる」

タイトル「東京アンダーグラウンド」

タイトル「山田太郎の普通」

タイトル「多摩川アンダーザブリッジ」

>>247
『101匹シュワちゃん』

「アクション映画好きなんだ。じゃあ自分的ベストワンは?」
「ブレイド」
「ほー、ブレイドか。因みになんで?」
「何てったって主演の存在感でしょ」
「わかる」
「うん、格好いいよね。アーノルド・シュワルツェネッガー」
「……ん?」

ある日世界、と言っても極限られたジャンルに於いてのみだが……を包み込んだ違和感を違和感として認識しているのは
アクション映画ファンの『オレ』ただ一人らしかった。
レンタルビデオショップで
衛星放送の番組表で
或いは、自宅のDVDラックの中です

『ダイ・ハード』が
『マッドマックス2』が
『燃えよドラゴン』が……
この世のありとあるアクション映画の主演がシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーに変わっているという異常事態。
唯一無事だった『シルベスタ・スタローン主演のランボー』のDVDを守るべく
押し寄せる『シュワちゃん化』から逃亡を図る『オレ』がたどり着く結末とは……
そして、『沈黙』を不敵に守り続ける『あの男』意図とは……

タイトル「友達って、なんだろう?」

>>233「神の味噌汁」


日本ではあらゆる万物に神が宿るとされている。これ即ち八百万の神なり。
当然、諸君が毎日食べる物にも神が宿っているのだが、今回は味噌汁の神を紹介しよう。

「と、言う訳で私は味噌汁の神だ。今日は貴方に本物の味噌汁を食べさせてあげよう」

男の前に一杯の味噌汁が差し出された。一見、ありきたりの味噌汁に見える。

「普通の味噌汁と何が違うんですか?」

「よくぞ尋ねた。この味噌汁に使われている素材には、全て神が宿っているのだ!」

『豆腐の神です』
『味噌の神です』
『ワカメの(以下略)』

「理解したか? では有り難く食せぃ! 『いただきます』を忘れんようにな!」

「え、あ、はい。ではいただきます」

男は手を合わせて一礼し、箸を手に取り一口すすった。

ズズッ…

ムシャムシャ…

ゴクン

『痛いよぅ……、体が砕けるよぅ……』

『負けるな豆腐の神よ。生物の血肉となる事こそ我らが誉れ!』

『みんな覚悟は良いか!? 母なる海ではなく、胃酸の海に飛び込む準備は━━━━!』

ズズッ…

ムシャムシャ…

ゴクン

『あぁ……、体がだんだんフワフワしてきたよぉ。もう痛くも何とも無いみたい……』

『よく耐えたな豆腐の神よ。もう苦しまなくて良いのだぞ……』

『みんな、先に逝って待っててくれ。俺はちょっと時間がかかるからよ……』


……こんな味噌汁は嫌だ。

>>221「織田信長s」


織田信長は6人いた。

歴史の表舞台に立った信長は、その内の一人でしかない事を我々は知らない。

そもそも彼は『第六天魔王』を名乗っていた。

三銃士、四天王、五車星、第六天魔王、七英雄、八将神、九大天皇、十傑集━━━━。

このような名前でありながら、何故『第六天魔王』が彼一人を指す言葉なのか。

これから歴史の裏に隠れた、血で血を洗う戦いの物語を紐解いていこう。


時に、『蠱毒(こどく)』という言葉を知っているだろうか? 簡単に言うと、

「器に多数の虫を入れて互いに喰らい合わせ、最後に生き残った虫を術式に使う」というものだ。

信長も、そんな選別の儀式に放り込まれた6人の男達であった。


信長の父、信秀(のぶひで)は、自らに天下を統べる才能が無い事を知り、次なる世代にその夢を託した。

6人の女に子を産ませ、その6人の子を互いに争わせる事で、天下を統べる傑物を育て上げる。

例え後継者争いに敗れても、補佐として就けるなり、武将として戦場に出るなり、影武者として利用するなりさせれば良い。

6人とも血を分けた子であれば、いたづらに殺してしまうのも忍びない。

だが父の思惑を余所に、運命の歯車が何処かで狂い始めていた━━━━。

タイトル「死後世界の価値」

>>268「死後世界の価値」


『地獄の沙汰も金次第』とは言ったもので、死後もお金は重要な価値を持つ。

まず最初にお金が要るのは三途の川。渡し賃として六文銭を支払う。

しかし金が無い者に世間は厳しい。渡し賃の代わりと言って、奪衣婆(だつえば)に衣服を剥ぎ取られてしまうのだ。


さて、地獄の法廷に連れて来られた。そこでもさらに銭が要る。

なにせ何千、何万、何百万という死者が閻魔翌様の裁きを待っているのだ。

下手をすれば自分の番は何年後となる。『暇地獄』の刑に等しい。

こんな時は門番に金を渡し、順番を早めてもらうのが良い。


とうとう謁見の時が来た。ここが一番重要である。

閻魔翌様に袖の下を渡し、極楽行きを懇願する。

だが閻魔翌様とて、地獄行きを極楽行きに逆転させるのは難しい。監視の目が光っているのだ。

「お前は生前、不当な手段で金を儲けていたな? よって地獄行きだ。

 ただし情状酌量の余地はあるとして刑を軽くしてやろう」

止むなく地獄行きを言い渡される。

しかしここで諦めてはいけない。お金次第でいくらでも立ち回り様はあるのだから。


針地獄に連れて来られた。

身の丈十倍はあろうかという巨大な針に、数々の死者が腹や頭を貫かれている。

まるでモズの早贄だ。あんな刑はまっぴらである。

「赤鬼さん、これで何とか……」

そう言って金を渡す。すると赤鬼は「うむ、仕方が無いな」と言って、先の丸くなった針の上に乗せてくれる。

後は時間が来るまでグッタリとしていれば良い。


次に釜茹で地獄に連れて来られた。

銭湯さながらの巨大な釜の下で、地獄の炎がごうごうと唸りを上げていた。

中では油が音を立てて弾けている。あんな刑はまっぴらだ。

「青鬼さん、これで何とか……」

そう言って金を渡す。すると青鬼は「うむ、仕方が無いな」と言って、炎を消して良い油加減になるまで待ってくれた。

後は時間が来るまでのんびりと浸かっていれば良い。


さらに無間地獄に連れて来られた。

深い深い大穴は、その底に到着するまで千年単位の時間がかかるとされている。

落ちている間も、様々な苦しみを与え続けられるらしい。そんな刑はまっぴらだ。

「黄鬼さん、これで何とか……」

と言って懐を探ったが、何と既に金が無い。

有無を言わさず背中を蹴られ、真っ逆さまに闇の中へと落ちていった。



所詮、人の身で持てる金などこの程度である。

やはり最初から極楽行きになれるよう、生前に善行を積んでおくべきであった。

タイトル「真相テレフォン」

>>270 「真相テレフォン」


「も……もしもし?」

『……知っているぞ』

「な、何のことだ?」

『お前の……やったこと、全部だ』





※※※※※※※※※※※





「コレで三件目か……」

相次ぐ死亡事件に刑事はため息を付く。
事故死か、他殺か、自殺か、原因のわからない唐突な事件は全国で巻き起こっている。

被害者の性別、性格、環境、全てが違う中、唯一つ共通している点がある。


全てが受話器を握り締めているのだ。


ある者は自宅の固定電話で、ある物は携帯電話で、ある者は電話ボックスの中で。

通話履歴を探ろうとも何一つ痕跡は見当たらない。


再び刑事は大きくため息をついた。

ここ、数日の怪死事件は解決の兆しが無く、もう何日にも家に帰っていない。

この事件だけでなく、彼には更に大きな問題があった。

早く、それを処理しないことには、自分の人生に未来はないのだ。

家の『アレ』を、早く処理しなければ。



その時、彼の胸ポケットが振動する。また上司から報告書の催促だろうか。


「もしもし?」

『……知っているぞ』

「……何のことだ?」

『お前の……やったこと、全部だ』


タイトル「5分だけ時間を巻き戻せたら、待っているのは生か死か?」

>>274「5分だけ時間を巻き戻せたら、待っているのは生か死か?」

          ∧_∧
       三 (,; ´Д`) 遅刻する~!

       ___/  /_
   三 / __      \    ∩
     / /  /    /\ \//
 三 ⊂_/  /    /  \_/

        /    /
    三 |  _|_
        \__ \
         //  /
     三  // /
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      / /レ                  _______
  三  (   ̄〕                  /:::::::::::::::::::::::::::::::/
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                      ミ   ∩___∩.__
                      ミ /| | ∧_∧| |.::::::/
                    /::::.ヽ(,; ´Д`)/::/うわ~

                     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                        |||
                ||| /⌒ヽ⌒ヽ |||

                  /      ヽ  |||
              |||  / /ヽ、     \
                ノ /  i \   ∧_∧
            ||| / .ノ  ノ / \ (  ´Д`) まずい!こんな時こそ時間を戻すんだ!
              / /  / .ノ   i r―- |
             ノ /   .i /.     | |  i |
            (  /   ノ /.       | |  | |
            ) i   (  i      | |  | |
            し'    ) i       . | |  | |
                 し'      し'  し'


                 __
               ((_r_ュ_))
              . <XII.> .
            /XI.´  / `Ⅰ\

           ./Ⅹ    /   .Ⅱ.',
           {Ⅸ   ( )===  Ⅲ}
          . ',Ⅷ.       .Ⅳ/

            \Ⅶ.    Ⅴ/
              ` <.Ⅵ.>

                 __
               ((_r_ュ_))

              . <XII.> . チーン
            /XI.´ |  `Ⅰ\
           ./Ⅹ   .|   .Ⅱ.',

           {Ⅸ   ( )===  Ⅲ}
          . ',Ⅷ.       .Ⅳ/
            \Ⅶ.    Ⅴ/
              ` <.Ⅵ.>

          ∧_∧
       三 (,; ´Д`) 遅刻する~!

       ___/  /_
   三 / __      \    ∩
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 三 ⊂_/  /    /  \_/

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      / /レ                  _______
  三  (   ̄〕                  /:::::::::::::::::::::::::::::::/
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>>248「永遠におちる」



AAを使ってみる

タイトル「布団を吹っ飛ばせ」

タイトル「SHIZUKU─世界を崩す者たち─」

タイトル「急行電車」

タイトル「国会の一存」

タイトル「やはり俺の青春ラブコメがこんなに間違っているわけがない。」

タイトル「神命機工オルガナイザー」

タイトル「或大戦の手稿 一冊目・極東篇」

>>290
タイトル「急行電車」

A「容疑者のアリバイは確実になりましたね」

B「奴は11時にはX駅にいた。1時間30分以内にX駅からY駅に着くには急行以外にはない」

A「その急行は1日1本のみ。6時11分発ということですか…」

B「ああ、これではアリバイを崩すことはできない」

A「もう一度時刻表を見せてください。」

A「B先輩、これは…」

B「どうした?」

A「時刻表がさかさまです。X駅発は11時9分です。」

>>302 「神命機工オルガナイザー」
全ては地球に落着したカプセルと、その内部の機械から始まった。
その機械は自らを人類の言語を以って言い放った。
『我は全てを一つの組織の元に置く存在、故にオルガナイザー』
そして、人類の未来は歪みだす――

タイトル「ラピュタの宙(ソラ)」

「やられたな…」

「あぁ…まさか、要塞一つを…餌に、する、なんてな……」

俺達六一装甲歩兵小隊は、劣勢を強いられた帝国の失地回復の為、大規模な要塞攻略戦に臨んでいた
いや、今となっては『臨んだ』と言い換えるべきか
帝国軍で唯一、連邦を圧倒し続けた兵器、強化外骨格──通称機甲──を連邦は俺達以上に注視していた
機甲を運用していた小隊一つ潰す為に戦車『連隊』を投入した、航空機大隊を投入した、大規模艦隊を投入した等の報告は受けていたが、ついに要塞一つを自爆させるまでに至ったのだ

「アイゼンツー…損傷箇所多数、隊長、作戦失敗だ……隊長?」

「アイゼ、ン…つー……マーカーは…」

「スクリーン機能が殆ど死んでる、アイゼンファイブ、状況報告を」

「……」

「アイゼンファイブ?」

「」



戦友の亡骸たる鎧を纏い、滅び逝く祖国の為戦場を駈ける。近未来アクション長編、平行世界で公開中!

二次創作的な


東方不敗「ワシは流派東方不敗を完成させた…」

東方不敗「そして第12回ガンダムファイトを勝ち抜き、シャッフル同盟においてはキングオブハートの称号を得た…」

東方不敗「ドモンと言う弟子に巡り合い己が流派東方不敗を伝授した……」

東方不敗「数多の運命に翻弄されながら…ワシは人間の愚かさを知り、また己が如何に無力かも知った……」

東方不敗「強くならねばならん」

東方不敗「たかがアジア圏で不敗である事に何の意味が在ろう」

東方不敗「強くならねば…」

強く、強く、強く

世界で最も強く

東方不敗ではない、東西南北中央不敗に……!


そしてGガンダムに続け

タイトル「仮想東京2114」

タイトル「残りモノパーティー」

タイトル「下を向いて歩こう」

タイトル「八王子の次は大月に停まります」

タイトル「豆腐メンタル」

タイトル「生徒会役員共の一存」

タイトル「寄稿少女は傷つかない」

>>317「残りモノパーティー」


「昨夜の肉じゃが持って来たよ」

「おk、助かる。レンジで温めよう」

「私は酢の物」

「小皿に取り分けておいてね」

「俺はカレーだ。作り過ぎちゃってな。コンロ借りるよ」

「あ、冷やご飯が残ってたかも。確認しとく」

「僕はコロッケ」

「いいね、冷めても美味しいよね」

「炙ったイカなんだけど需要ある?」

「いいんじゃない?w からしマヨネーズよろしく」

「よし、これだけあれば残りモノでも豪華にやれるぞ」

「じゃあ、みんなビールで乾杯しよう」



「「「「「カンパーイ!」」」」」



「……炭酸抜けてやがる」

RPGのパーティとどっちにしようか迷った結果こっちにした

>>320「豆腐メンタル」


豆腐「アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

おから「豆腐が狂ったぞーっ!」

厚揚げ「一体どうしたんだ!?」

豆乳「まさか遺伝子組み換え大豆を使ったんじゃ!?」


豆腐「アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

おから「無茶しやがって……」

厚揚げ「だからあれ程止めておけと……」

豆乳「豆腐には悪いが、こうなっては最早どうしようもない……」


豆腐「アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

おから「みんなも気を付けるんだぞ」

厚揚げ「ああ」

豆乳「待て、俺たち同じ大豆で作られなかったか……?」


豆腐「アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

おから「……」

厚揚げ「……」

豆乳「……」


豆腐「アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

おから「アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

厚揚げ「アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

豆乳「アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

遺伝子組み換え作物が危険かどうかは知らんけど

タイトル「ファースト・エッジ」

>>326
「寄稿少女は傷つかない」

夜々「雷真、トーン張ってください!」

雷真「なんだって俺がこんなことを……」

夜々「しょうがないじゃないですか、もう締め切りまで三時間切ってるんですよ。それに雷真には一番に読ませてあげてるじゃないですか」

雷真「原稿手伝ってやってるんだから意味ないだろ! あとお前が描くの全部百合じゃねーか、俺の趣味じゃない」

夜々「いつまでたっても雷真がそそり立つ肉○を見せてくれないからです!」

雷真「見せるわけないだろ!想像で補え、想像で!」

夜々「うぅ……早く雷真とのいちゃラブH本描きたいのに……って、そんなこと言ってる間に時間が! 原稿落ちちゃう!」


寄稿って雑誌や新聞に載せる原稿を送ることだろ、とか思いっきり傷ついてるじゃねーか、というツッコミは勘弁

タイトル「注文の少ない料理店」

タイトル「星屑ダイナマイト」

タイトル「星空の下で」

>>341「星屑ダイナマイト」

幼馴染のキリカと、二人並んで寝る。
こうして星空を眺めるのが、私の唯一の楽しみだ。
今日もいつものように、西原公園の芝生の上で、キリカと二人並んで、大の字に寝る。

空から大量の金属片が降ってきた。

タイトル「ご注文はうさぎです!!」

タイトル「トッキュー!!」

タイトル「トッきゅーぶ!」

>>347 タイトル「ご注文はうさぎです!!」


チノ「ご注文を」

ココア「じゃあ、そのうさぎさん!」

チノ「非売品です」

ココア「そこをなんとか!」

チノ「そこまで言われたら仕方ないですね」

ティッピー(シナリオが違うぞチノ!)

ココア「ほんと!?」

チノ「その代わり、住み込みでこの店のアルバイトをしてもらいます」

ココア「お安い御用だよ!」

チノ「あと私の愛人になってもらいます」

ココア「あ、あい…それは無理だけどお姉ちゃんにだったらなれるよ!」

チノ「お姉ちゃんですか(ぽわーん)…まあいいです、ココアさん」

ココア「お姉ちゃんって呼んで」

チノ「ココアさん」

ティッピー(本筋に戻った…しかしチノの将来が心配じゃわい)

タイトル「株主総会の一存」

タイトル「普通科高校の劣等生」

タイトル「私は友達が少ない」

タイトル「ガールフレンド(正)」

タイトル「破滅世界の羅針盤」

タイトル「坂」

タイトル「日比谷ストレート」

タイトル「世界に不満があるからアップデートした」

タイトル「七人の忍者」

>>317 「残りモノパーティー」


同級生がまた一人幸せになった。
綺麗な花嫁姿だった。本当に良かった。

深夜であるにもかかわらず、未だ明かりの落ちない歓楽街で私は目的も無く歩いていた。
奪取したのも何度目かのブーケをぶら下げ、だらしなく振り回す。

飛び散った花びらが風に運ばれる様をぼんやりと見届けていると、それの終着点には一つの看板が見える。


『残リモノ、集マレ』


けばけばしく光る街のネオンに晒されていない、街の中にあって街から孤立したようなその看板は
背後の蛍光灯に当てられ、その特徴の無い字体を煌々と主張していた。
その明かりの下、地下へと続く階段がその『残りモノ』とやらが集う場所か。


三十路も迎え未だ娶る先もなし。
私も確かに『残りモノ』。

降りたその階段の先には、確かに『残リモノ』が集っていた。


妻に先立たれた老人。

引き取り先の無い天涯孤独の少年。

夫の帰りを待ちわびる中年女性。

犯罪現場に取り残され、全ての罪を着せられた極道者。



ここは、世間から取り残された。『残りモノ』が集う場所。



「残りモノパーティー」

タイトル「蒼空を見下ろす」

タイトル「くれせん! JR-KURE-Line」

タイトル「空色ダイオード」

>>274「5分だけ時間を巻き戻せたら、待っているのは生か死か?」

「っ!……ん、あれ?」
おかしい、俺は確かにさっき車に轢かれて死んだはずだ。
あの意識が途切れる寸前の視界を覆ってしまうほど近くまでトラックが迫っていた場面がどうしても頭から離れない。
それなのに何故、俺は生きていて、さっきまで歩いていた道をまた歩いている?
時間は大体五分前といった所か。
今思い返してみると前にも似たような事が有った気がする。
その時はちょっとした事でたかが数分、朝でもあったし夢でも見たのかと思ってた。
でも、今回は目も覚めてるしリアル過ぎる。
という事は時間が戻ってるって事、なのか……?
等と考えていると、小汚い格好をした男性が居るのを見つけた。
そうだ、この人が道路に飛び出したのを見て助けようとしたんだ。
「……」フラッ
さっきと同じだ。俺を轢いたトラックも見えてきた。
「危ないっ!」ガシッ
今度は何とか無事に男性を助けれた。
「チッ……」
男性は舌打ちをして走って何処かへ行ってしまった。
……余計なお世話だったのかもな。
気分を変えよう。
さっきの現象は五分だけ時間を巻き戻したって事で良いんだろうな。
発動条件は何だろう、何度使えるのだろう。
色々気になってくる。

それからの俺はこの不思議な現象を解明するのに必死になった。
最初はただの興味から、だが段々とコントロール出来るようになってからは俺の中にある願望が生まれていた。
――人生をやり直したい――
決して悪くはなかったが良くもなく、後悔した事も沢山あった。
一回で巻き戻せる時間は五分から延びてない。
しかしそれを繰り返すことで過去へと戻ることが出来るのだ。

そして遂に行動に移した。
〈一週間前〉
疲れるがまだまだ頑張れる、やるしかない。
〈一年前〉
これでやっと一年か、甘く見ていたが今更止めたくもない。
目指すは十年前、小学三年生だ。
〈五年前〉
後半分だ。またに自分で何してるか解らなくなっているがあと少しの辛抱だ。
〈十年前〉
やったぞ!
これからは正しい行動だけを取ってやる。

勝ち組と言える人生だ。
だが物足りない。辛かった過去もなく親しかった奴とは会ってすらいないからか。
何か欠けたように感じる。楽しくない。つまらない。
作業の様な人生。でももう前と同じ人生は歩めない。
本当はあの時に俺はちゃんと死んでたのだ。
やり直そうなんて思うんじゃ無かっ――

五分だけ
というのを良いようにとらえて書いてみたけど文字数足りなくて削ったし、読みづらくなってしまった…

初めて書き物をやったから稚拙だったらすいません

…あとよくありそうな話になっちゃったかな?

タイトル「出発停止!」

八幡「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」こういうのは無し?

タイトル「THIS IS A PEN」

>>387

「あの、再出発の受付って此処であってますか?」
目の前に現れた若い黒髪ロングの美女。
「……あの、もしもーし?」
あまりの美貌に俺は思わず見とれて、いや、一目惚れしてしまった――

此処は天国の転生受付所。
己の人生への未練を断ち切り、前へ進もうとする人の再出発点である。

俺は転生せずそこで受付人、たまに駅員をしている。
駅員とだけ聞いても意味が分からないだろう。
簡単に言えば転生する人を電車に乗せて現世に送る為、その時に点呼や不具合が無いか等を確認する仕事だ。
因みに電車以外にもスペースシャトルや新幹線と、色々と種類がある。
最近の天国は遊び心があって良い。
そして事務員不足だ。

話を戻そう。
転生待ちはかなり居る為、彼女の転生は一ヶ月後となった。
生前でもまともに恋なんてしていなかった俺だったが、彼女の事が頭から離れない。
いても経っても居られず、俺は彼女との接触を決意した――

「私ね、今までずっと周りからも家族からも嫌われてたんだ。特に酷かったのは、お父さんに――」
段々とお互いを知り、そして惹かれ合っていく二人――

「出発は明後日、か」

「そうだね。……俺がその時ちょうど駅員の仕事だから、ちゃんと見送るよ」

「……うん、ありがと」

そして、出発の日――

「じゃあ、行くね」

「……」

「私、貴方が好きでした。……さよならっ!」ダッ

「っ!」
ジリリリリリリリッ
「こんな別れ、嫌だ……」

「おい!時間だから早く合図出せ!!」
なかなか出発しないからか上司の声が聞こえる。

「……すいません」
「分かったから、早く合図だせ!」

「……出発、停止!!」

「お、おいっ!?」

あの世で出会った彼女との禁断の恋の物語――

「俺も、お前の事が好きだぁぁぁぁ!!」ダッ


――「出発停止!」20XX年 梅雨公開!――

―――――――
あらすじにしたいのか話としてやりたいのか解らなくなってしまったwww
なんか中途半端になって後悔はしているが反省はしていない


>>123 タイトル「禁断のゴールデン・パラシュート」

ウチの空軍では、ある酔狂な命がけのギャンブルがある

その名も 「禁断のゴールデン・パラシュート」 だ

どういうものかと言えば、至極単純

薄めの金塊が貼られまくって、やたらめったらに光って目立つパラシュートが一つだけ用意されてる

高空戦でのみ使用を許されるそのパラシュートは、志願制で装着する事が出来る

そんなパラシュートじゃ重くって役目を成さないだろうとお思いの奴も居るだろうが、そこは心配ない

なにせ、てっぺんに付いてるジェットブースターで落下速度の低下をゴリ押してるような代物だからな

布の材質だって、あの燃えない袋で作られてるらしいし、実際何度も使われてるが、ブースターの火で

焼け爛れたりしたのは見た事ねぇしな。と言うよりもそれ以前に……いや、そこはやめとくか

まぁとにかく、だ。そんなのを付けて無事に降下出来たら

そいつは軍の退職金と年金までしっかりもらえる上、パラシュートの金塊も全部もらえて、その時点でお役御免になれるってな要領でな

そんなだから、禁断なんて言われてるって訳だ

それでも、どうせ先の見えない軍人人生。チャレンジする奴は後を絶たなかったりする訳だ

タイトル「中小企業症候群」

タイトル「地下鉄線内押上まで各駅に停まります」

タイトル「奇行少女は傷付かない」

タイトル「ころけん!」

タイトル「もし株式会社の男性社長がドラッカーのマネジメントを読んだら」

タイトル「もし高校野球の女子マネージャーが岩崎夏海の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」を読んだら」

>>368「蒼空を見下ろす」

東京スカイツリーの建設に携わった建設業者達の物語

タイトル「AIR FRIENDS」

タイトル「坦々麺VSトムヤンクン」

このスレはタイトルからSSを想像するスレです。
書き込まれたタイトルに対し、あらすじやショートストーリーを投稿しましょう。


【ルール】

●タイトル

○タイトルを書き込む時は、雑談と区別するために以下のフォーマットを守って下さい

タイトル「○○○○」


●タイトルに対する投稿

○タイトルに対してアンカーを付けましょう

一行目でも名前欄でも何処でも構いません


以上です。
あまり形式ばったルールはありません。
肩肘張らずに気軽に創作を楽しみましょう。練習にもどうぞ。





Q&A

Q.『ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ』とは何が違うの?
A.このスレはネタを書き殴って終わりではなく、ある程度の『形』にする事が求められます。

Q.『あらすじ』? 『ショートストーリー』? SSとは違うの?
A.SSほど気合を入れて書かなくても結構です。
  今までの傾向としては、『映画のパンフレット』や『文庫本裏のあらすじ』のようなレスがよく投稿されています。
  オチを付けて完結させている人もいます。

Q.1レスでまとめなきゃダメ?
A.特に決まりはありません。
  ただしあまり長いと「自分でスレ立ててやれ」と言われるかもしれません。
  不要な箇所を『削る』のもまた技術です。

Q.台本形式でもいい? 地の文つけなきゃダメ?
A.特に決まりはありません。
  台本形式でも、小説形式でも、果てはAA付きでも何でもOKです。

Q.二次創作はOK?
A.特に決まりはありません。どうぞ。

Q.このスレは誰かが責任持って落とすの?
A.『タイトルに対しての投稿が二カ月間以上無い場合はHTML化』の申請を出していただいて結構です。
  どなたでも、気が付いた方がやっていただけると助かります。

Q.
A.

Q.
A.

Q.他に何か言う事ある?
A.このスレが多く方の執筆活動に役立ちますように。

今までのレスを読んで纏めてみた。結局のところ、ある程度のフォーマットさえ守れば自由な様子
他にも追加する事があれば書き加えてくれ

今までのスレの流れや、立てた人の色々許容する発言から>>419みたいな形にまとめてみた。
結局1レス目の説明不足にも問題があるから、いっそ立て直した方がいいと思ってね
問題があるなら>>419は取り消すよ

雑談とタイトルの区別さえ付けば良いんじゃない?「」が入れ子になっても別に問題無いと思う

 タイトル「ステフ「はしゃいでんじゃねぇよ」ジブリール「カコカワ!」」

気になるならこれでも

 タイトル『ステフ「はしゃいでんじゃねぇよ」ジブリール「カコカワ!」』


要は
・雑談かタイトルかを明確にする
・何処から何処までがタイトルか分かる
って要件を満たせばいいと思う。他に良い書き方があるなら提案してやれ

タイトル:ステフ「はしゃいでんじゃねぇよ」ジブリール「カコカワ!」
これでどうだ

タイトル「君の妹は本当にこんなに可愛いわけがないと言えるのか」

タイトル「果たして俺の青春ラブコメはまちがっているのか。」

>>424
どこまでがタイトルかってそら改行までだろ
2行以上のタイトルなんか今まであったか?
ぶっちゃけ先頭に「タイトル」って書いてあればその後記号とかいらないと思う

タイトル「タイトル」

空気を読まずに投下


>>270「真相テレフォン」


電話ボックス。携帯電話の普及に伴い、今はめっきり少なくなった。
あるとすれば駅や銀行、郵便局といった、一部の施設の近くくらいだろう。

だがそんな中、某所の公園にいわく付きの電話ボックスがある。
『真相テレフォン』。その電話を受けた相手は、こちらの言う事に対して必ず真実を話してしまうのだと言う。

ある夜、男が公園に訪れた。彼はある看護師の女とお近づきになりたかった。
だが切っ掛けが掴めない。そんな時、この『真相テレフォン』の噂を耳にした。
眉唾ではあるものの、上手くいけば彼女の秘密を知り、一気に接近できるかもしれない。

彼女のシフトは調べている。今日は夜勤で、今頃は電話番をしているはずだ。
男は噂の電話ボックスに入り、受話器を上げて投入口に十円を放り込んだ。
続いてダイヤルをプッシュする。『 1 3 2 8 - 5 6 - 4 7 7 9 』。丁度『正』の字を書くように。

ワンコールで接続の音がし、機械的なアナウンスが聞こえてくる。

「こちらは、『真相テレフォン』です。
 お繋ぎいたしますので、『ピー』という発信音の後に、相手先の電話番号を、入力して下さい」

男は本当に『真相テレフォン』に繋がった事に驚きながらも、指示に従い、彼女の勤める市立病院の電話番号を入力した。
今度はツーコールで受話器が上がる。

「はい。××市立病院です」

彼女の声だ。
男は開口一番

「ねぇ、今日のパンツ何色?」

これでは性質の悪い悪戯電話だ。しかし最初はこれで良い。事の真相を確かめるのだ。
この電話に相手の真実を知る力が無いのであれば、彼女は答えに窮するか、気分を悪くして電話を切ってしまうに違いない。
そうなれば所詮噂なんだと諦められる。こちらも電話ボックスから去るだけだ。

「ベージュです」

男は受話器を強く握り締めた。この電話は本物だ。

「そうなんだ、意外に地味だね。もしかして透けるのを気にしてるのかな?
 ところで洋子さ、人に言えないような秘密ってあるよね? 教えてよ」

知らず口調が大胆になる。下の名前で呼び付け、命令を下す。彼女は逆らえない。

「私、患者を殺しました」

「えっ?」

「患者を殺したんです。薬の分量を間違えて、それで━━━━」

彼女にこんな秘密があったとは。
だがこれ程の秘密ならお近づきになるどころか、彼女を脅して意のままにできるかもしれない。
あわよくば肉体関係も。

男の口元がつり上がる。

「それを他の人に知られたらさぞかし困るだろうね」

「はい。もう看護師として復帰できません。……そうそう、今しがた新しい秘密ができました」

「それは?」

「貴方を見つけ出して必ず殺します。絶対に、逃がしません」

タイトル「京急にご乗車ありがとうございます。この電車は快特三崎口行きです。まもなく品川です。JR線ご利用のお客様はお乗り換えです。品川の次は京急蒲田に停まります。途中駅の北品川、新馬場、青物横丁、立会川、大森海岸、平和島、大森町、梅屋敷へおいでの方は、降りましたホームでこの後参ります普通浦賀行きをお待ちください。出口は左側です」

>>436
なんか>>429に対する嫌がらせみたいだな。まあ、やろうと思えば出来るよね

>>430 タイトル「タイトル」

タモリ「みなさんは書店に並ぶ本を選ぶ際、一体何を基準に面白そうな本を判断していますか?」

タモリ「有名な作家、好きな作家…、素敵な表紙…、そして『タイトル』」

タモリ「タイトルを見ればそれがどんな話なのかおおまかに分かってしまう。タイトルを中心として物語は作られているのです」

タモリ「仮に人生を物語と仮定して、決められたタイトルをつけられているとしたら……果たして人はどう生きるのでしょうか?」

>>365「七人の忍者」


きたない。さすが忍者きたない。

一、侍は一騎討ちを望むが、忍者は一対多で仕留めにかかる。

きたない。さすが忍者きたない。

二、侍は戦いに負ければ切腹するが、忍者は泥を啜ってでも生き延びる。

きたない。さすが忍者きたない。

三、侍は一刀両断で一思いに殺すが、忍者は毒で苦しませて殺す。

きたない。さすが忍者きたない。

四、侍は帯刀して堂々と身分を明かすが、忍者は町人にやつして尻尾を出さない。

きたない。さすが忍者きたない。

五、侍はパーティが壊滅すれば潔く死ぬが、忍者は微塵がくれで経験値ロストを防ぐ。

きたない。さすが忍者きたない。

六、侍は鎧を纏うが、忍者は裸である。

きたない。さすが忍者きたない。

七、侍はあろう事か銭を投げるが、忍者は持っているアイテムしか投げない。

きたない。さすが侍きたない。


「こいつがスパイだー!」

「逃がすなー!」

「斬り殺せー!」


誘導尋問とはきたない。さすが侍きたない。




書いた後でこれって「七人の侍」の方じゃね?って気付いたけどそのままうp。

タイトル「ソラノカナタ」

>>444
タイトル「ソラノカナタ」

高等学校を卒業するまで
カナタは実に凡庸な男だった

その日、彼は航空兵予備科に配属された
実質的に士官候補生となるが、カナタの成績では到底考えられないことだった

人事庁に問い合わせるカナタ
しかし「適性検査の結果」と言われ引き下がる他になかった
この国では原則として配属命令を拒否することはできない

練兵所の厳しい訓練に日々明け暮れるうち、
カナタの脳裏には幼少時の記憶が徐々に甦ってきた

特殊車両との接触
崖からの転落
……

いずれも奇跡的に軽傷ですんだが
これは悪夢の始まりだった

決して大きな怪我をしない
それがカナタの特殊能力

能力を知る上官に過酷な任務を次々と強要され
誰よりも強く成長したカナタは…

タイトル「今日は、月がきれいですね」

「恋破れて山河あり」

>>453
タイトル「今日は、月がきれいですね」

「おれ、もう死んでもいいわ…」
 目が覚めて、俺の第一声はこれだった。2時間前の感覚がまだ股間に残っているような気がした。童貞卒業したての高校生か、おれは・・・。
「何縁起でもないこと言ってんだバカ。そろそろ出るぞ」
 なんとなく嫌な気分になっていると隣の相棒に軽く頭を小突かれた。
 みれば、裸の相棒が上半身を立てて煙草を吸っていた。
 欲に駆られてその大きなおっぱいに顔をうずめ、少し強くその腰に抱きつく。
「んぁ…ってバカ! チョーシ乗ってんなこのっ」
「ぅうぇあー」
 無理やり体から引きはがされてなんだか淫靡な喪失感に悶えてみる。気がつくと相棒はすでにフライトジャケットに着替えていた。
 「バカやってないで、早くしないとまた腕立て食らうぞ」
 時計を見ると、部隊集合まであと30分を切っていた。
「うわ、イカンイカン…」
 あわてておれも着替え始める。
 出撃まで、後2時間。

 ここは、地球の最終防衛ライン。ここを突破されれば、地球の負けは確定。資源はすべて火星と月に持って行かれ、地球は宇宙の養殖場となることが決定する。
 勝てる確率は20%。数字がやけに現実的で嫌になる。まあだからこそ地球側もその数字にかけているんだろう。
 ともあれ俺の気分は最高潮。今のおれなら一機で500は落とせるね。俺はフライトオフィサだけど。

 外へ出ると、相棒が壁にもたれかかってシールドの奥で光る月を見上げていた。俺も相棒の隣で同じように壁にもたれかかった。
「どうした?」
「いや、なんでもない」
 まあ、感慨深くもなるだろうな。
 地球を見れば、100年かけて再生した緑が輝いていた。相棒の目にその緑は映っていない。
「あんま気ぃ負うなよ。楽しくやろう」
「昨日あんなに落ち込んでたお前に言われたかないね」
「昨日は昨日。今日は今日さ。とくに今日はな」
「バカ」
 俺は少し照れて、鼻の頭をかいた。口元がさびしくなってきたもんで煙草をくわえた。
「あ、あたしにも」
 一本箱から抜き取らせる。火をつけようとライターをくわえた先に持って行った。相棒の顔が近付く。
「ん・・・」
「……」
 おれと相棒の煙草に火がともる。
「おい」
「なんだよ」
「愛してるって言えよ」
「あん?」
 あまりに唐突で少し驚いた。
「そうだな…」
「早く」

「             」
 言わせんなバカ
「サイテーだな」
「まったくだ」

―――今日は、月がきれいですね。

>>460
これよく考えると知らない人はわからないわ
詳しくは「今日は、月がきれいですね」でググってくれすまん

タイトル「炎のインド料理人、ニューヨークを走る!!」(元ネタ:とある魔術)

タイトル「エイリアンV.S.やくざ」(元ネタ:銀魂)

>>411
タイトル「担々麺VSトムヤムクン」


トムヤムクン:「ふん、下等な中華料理の副食        風情が、この世界三大スープ        のトムヤムクン様と、ここま        で戦えたことは見事だ。誉め        てやろう…」

トム:「だがしかし、所詮貴様とはもって生ま    れた具材の数と質が、違うのだ!貴様    のように労働者が、休憩がてらに食べ    ていた簡単な副食風情では、このトム    ヤムクン様が、じっくり煮込んで抽出    した野菜と魚介の旨味を超えること     は、絶対に出来んのだ!!」フハハ!!

トム:「それでは、そろそろトドメをさしてや    ろう。今度生まれ変わるときは、せめ    てフレンチに生まれ変わるんだな!!」

トム:「な、何!?なんだ、この辛さと旨味は!?     俺の旨味と辛みを、超えやがっただ     と…!!」ワナワナ

トム:「おのれ、下等な中華料理風情が!!
    一体どんな手を使いやがったー!!?」

担々麺喰ってくる。

初めてスマホで書いてみたらこのザマだよ…orz
トムヤムクン頭から被ってくる…

なんかsfブーム来てんの?

タイトル「隣の柿はよく客喰う柿だ」

>>475
タイトル「隣の柿はよく客喰う柿だ」


ホストクラブ「○○○○」にようこそ記者さん。
俺はNo.2ホストのシュウ。

……取材として愚痴話を聞きたい? いいけど、名は伏せてくれよ?

そうだね……決して超えられない目標、No.1ホストの話をしよう。

とにかくだ、彼は全てにおいて完璧だ。
仕草、気遣い、貢がせ方。全てがえげつねぇ。

偶然か知らないが、No,1ホストがいつも隣で接客するもんだから、俺はいつも公開処刑気分さ。
それに――。


##


――彼はひとしきり愚痴を飛ばすと、酔いが回ってきたのか泣き上戸と化していた。
ホストが酒に呑まれるとは、非常に深刻なんだろう。

私は記者として1つだけ、そのNo.1ホスト「ペルシー」の弱みを握っていた。
ゆえに提案する。

「ペルシーさんを陥れてみませんか?」
「えっ」
「ペルシーさんは、よく客を喰うとのウワサなんです」
「美人局ってことっスかね」
「その通り」

ペルシーとはペルシモン(柿)をひねった意味らしい。
由来は愛人の柿原沙良。大企業の令嬢かつ既婚者である沙良が、ホストと寝ていたということだ。これは金になる。

私は記者だが外道だ。弱みを金に換えることができる。
彼は2番目のホスト。高みに上りながら、隣で完璧な接客をするペルシーに強い劣等感をもっている。

2人の捕食者が、客喰う柿を喰らわんとしていた――――。

>>476

美人局って男でも成り立つの?

>>478
ちょっとカットした部分に「令嬢・No1ホスト・美人局の三つ巴であれこれ複雑に陥れる計画」みたいなのがあった
そこだけ残っちゃったわけだな
混乱させてすまん

タイトル「ガールフレンド(借)」

タイトル「あなたは何がしたいの?」

タイトル「なんでやねん」

タイトル「終末ポイント五倍デー」

タイトル「LO-CUBE!」

タイトル「東京クルセイダーズ」

タイトル「歪色した夕暮れへ」

タイトル「ホムンクルスホーミング」

タイトル「この青空へ架かる橋に約束を」

タイトル「あの日あの時僕たちは」

タイトル「あ」

タイトル「SHIMA」

タイトル「さくらダイレクト」

タイトル「生者も死者も何するものぞ」

タイトル「人間百円ショップ」

タイトル「フラグをへし折る5つの方法」

とっきゅー! TOCK YOU!

タイトル「とっきゅー! TOCK YOU!」

タイトル「WALKING!!」

タイトル「僕は友達が多い」

タイトル「王手飛車」

タイトル「高輪港南」

タイトル「殺人鬼の放課後」

タイトル「酒とチャンバラの日々…」

タイトル「過酸化水素水の一存」

>>529タイトル「殺人鬼の放課後」

☆☆☆高校のある階段

ほぼ毎日襲いかかる「最後の授業」と言う一番退屈で窮屈に感じる時間を見事戦い抜いた俺は、友人と1階の下駄箱へ向かい、背中を伸ばしながらこう漏らすように台詞を吐いた。

「あぁぁぁ〜、やっと終わったわぁぁぁ〜」

俺の名前は○○○。
☆☆☆高校二年帰宅部、只今青春(?)を謳歌している学生の一人だ……彼女はいないがな。こんな俺でも







計15人の男性、女性をナイフで最近殺しまくった殺人鬼だ。しかもゲーム感覚で。






「ホント、やっと授業終わったねー!」

こいつはクラスメイトの△△△。1階に部室がある文芸部所属で俺の隣の席の女子。性格はまぁ明るい方で可愛い部類だ。
よく俺に話しかけて来てくれるし弁当も作ってくれた事もある。男子からは「このリア充がッ!」と、女子からは「この唐変木がッ!」と言われ続けてはいるが、よくわからん。付き合ってる訳でもないのに。もちろん俺が殺人鬼なんて事も知らないし、想像出来ないだろう。

「○○○君はすぐに帰れるけど、私は今から部活だよ〜………○○○君って結構手先が器用だから、一度このまま私達の部室に来ry

「NO THANK YOU 」

「即答!? そして無駄に発音うまくない!?」

こんな些細なやりとりも、俺はとても楽しい。主に彼女の反応が。

「前にも言っただろ△△△。確かに手芸は出来なくもないが俺は一人暮らしだから、勉強に加えて掃除とか洗濯とか自炊とかで忙しいんだよ」

と俺は彼女を説得しつつ、上履きから靴へ履き替える。本当はそれらに加え、凶器の手入れや新しいマスク、フード付きの服も念のため準備しないといけないのだが……言える訳ないよなぁ〜

「それでも私は諦めないよ!あ、部活の子が呼んでる…それじゃあ私もう行くね!また明日〜!」

夕方の日差しが校内を照らす中、お互いに手を振り別れを告げた俺は学校を出て自宅へ、彼女はそのまま部室へ向かう。
別れる際、彼女の友人らしき部員達の口から「あの人、△△△の彼氏ぃ〜?」と会話に花を咲かせていた気もするが、それはどっちでもいい。






さぁ〜て、今夜は人殺せるかなぁ〜っと!



駄文すみませんでした

>>505>>506

僕は、人が首を吊るその姿を見て「まるで照る照る坊主みたいだ」なんてことを考えていた――――………

コーイチ達5人組には共通の秘密がある、それは見も知らぬ他人の自殺現場を目撃したこと、そして

―――すげえや、人ってこうなってるんだな。
―――カエルの解剖よりおもしれーよ
―――ね、ねえやっぱりやめようよ…
―――…あ、この臭い駄目だ俺、
―――………


その死体で『解剖』と称して遊んだこと



それは、あの日あの場所にいる僕らだけの秘密の筈だった…

――――――――

今コーイチ達の住む街では連続猟奇殺人が行われている。遺体の腹部が開かれた禍々しいものだ。

わかってる

これはきっと彼なんだ

あの日あの青空の下で秘密を約束した…

―――――――

所が、その『彼』も猟奇殺人の被害者となってしまう。
犯人は一体?
―――――――

SS速報(VIP)

あの日あの時僕達は
―――この青空へ架かる橋に約束を――

11月某実ロードショー

タイトル「矛盾異性交遊」

>>485

来る地球崩壊に辺り、方舟に乗ることの出来る者の条件。それが『終末ポイント』なるものだというのだから皮肉めいた話だ。
まるで歳末バーゲンのような安っぽさで世界の終わりを謳ってる。

しかしまあ、システム的にはよくできていて、終末ポイントに必要なのは結局の所、金や権力ではなく「いかに人類に貢献出来る人材か」という事らしい。
(とは言うものの、結局、国のおエライさんと呼ばれる人は、カリスマ性とやらを買われ大体の奴は乗船が決まってるようだが)


皆がポイント貯める為に必死で『イイコト』しようとしてる


ま、俺には関係ない事だ。フラフラ自分の好きなように生きて、特に、夢も希望も、ついでに言ったら人類に貢献出来るような物もねえ一般ぴーぽーは、のんびり地球崩壊に逆らわずに生きるだけだ。今回ばかりはブルース・ウ〇ルスも助けちゃくれねえだろうし。

そう思ってのんびり黒ラ〇クを吸ってた俺の部屋に1人の女がやって来る

「あなたは人類に必要と思われる人物です!」
「いやいや、いきなり何だよあんた」
「是非とも方舟に乗って頂きたいのですが、『終末ポイント』が足りません」
「おい話聞けって」
「そこで!私も協力するので、今日中にポイントを貯めて頂きます!!」
「おい」
「今日中なんて大丈夫なのか?そう思っていませんか?」
「いやそんなことより」
「大丈夫です!なんていっても今日は!」

―――― 『終末』 ポイント5倍デーなのですから―――

……こうして、俺の地球最後(多分人生最後)の一日は幕を切ったのだった…

「んー、じゃあ手始めに清掃活動でもしますか!」
「地球なくなるなら今更綺麗にしても仕方なくね?」

…どうなることやら

SS速報VIP
『終末ポイント五倍デー』
11月某日ロードショー

タイトル「直径10の10の10の122乗光年の書割の中で」

タイトル「メイク・マイ・デイ」

>>488

日本の首都、東京。

そう呼ばれていたのも、もう随分昔の話だ。今じゃあ、あの場所はマシン共の独立国家。

旧東京スカイツリーを不夜城とした、AI『イザナミ』
旧東京タワーを根城としたAI『イザナギ』
そして旧首相官邸に陣を敷く『アマテラス』

奴ら3体を軸にして有象無象に八百万を冠したコンピューターやロボット共が蔓延るマシン国家『タカマガハラ』
奴らは自分達でそう呼んでいる

定期的に遊撃・偵察を繰り返しているものの、これと言った成果は得られていなかった。
だが、今回とうとう大掛かりな進行を開始するらしい。上の方で俺達じゃわからない進展でもあったのだろうか?
とりあえず、東京を取り返す為の足掛かり
きっちり自分に出来ることをするだけさ

…しかし、マシン共は呼称からして和風テイストだってのに、こっちはまた対抗してんのか欧風というか洋風というか…まあ、名前に拘わるつもりはないが変わってるねえ

トウキョウ クルセイダーズ
東 京 十 字 軍なんてよ…

SS速報VIP
『東京クルセイダーズ』

―――彼らは『東京』を取り戻せるか………

11月某日ロードショー

タイトル「サンタクロースVSなまはげ」

>>495

―――ねえ、知ってた?昔の人は今の時間帯を『逢魔ヶ刻』って言っていたんだよ

すっかり色を失った太陽を背にして妖しく微笑む彼女。その時から僕の人生は少しずつ、決められていたであろう『兵士』というレールからずれていく。

ああ、そうなのだ。

逢ってしまった
『魔』というものに

彼女こそが
『魔』なのだろう
いやもしかしたら
『魔』は僕なのかもしれない。

僕が君を[ピーーー]だろうか。君が僕を[ピーーー]だろうか。

魔が差すのだろうか、魔を差すのだろうか

嫌だ、そんなのは嫌だ…!

――――――
これは、失った太陽(ヒカリ)を取り戻そうとする人類と、太陽を失った世界でしか生きれなくなった新人類『魔族』との闘争の物語

灰色の空は、また何かに染まるのだろうか
―――――


「結局、どっちも同じ場所で生きていくなんて…
出来ないんだよ」

それでも、それでも僕は…


SS速報VIP
『歪色した夕暮れへ』

11月某日

「さ、始めよう?生き残りを賭けた『コロシアイ』をさ」

ロードショー

>>496

――――所詮俺達ぁヒトの道から外れた外道者。だったらよ、とことん踏み外しても足掻いて生き残ってみせようぜ?―――――


――――

少子高齢化の解決策として導入された、試験管ベイビー「ホムンクルス」

その実用化から5世紀半程流れた現在
世界は人で埋め尽くされるようになっていた。
試験管から産まれたヒトは、通常より発育もよく、出産率も高かった。並行していた少子高齢化対策として、出産に関する免税や補助金の高さなども出産率を高くする後押しとなったのだろう。
また、試験管出身の家系は、健康的で長生きだった。それも人口飽和に関係している。
その結果どうなろうとしているか?ヒトとは愚かなもので、作ったモノは壊せば良いと思っているらしい。

『ホムンクルス狩り』である

世界を純粋なヒトの手に、と言う題目の下で、ヒトによるヒト狩りが行われる

そして、それに抵抗するホムンクルス。

世界はヒトとヒトによって2つに別れようとしている

――――――

俺はよ
いつまでも追い求めるさ。
束の間じゃない『平穏』ってやつをな。

――――――

ヒトとヒトによる争いに、終止符は打たれるのか。そしてホムンクルスと人のハーフに当たる彼――アーサーの運命は…

SS速報VIP
『ホムンクルスホーミング』

11月某日ロードショー

勢いに任せて連投した。そのせいで内容も似たような事になってしまい、引き出しの無さに反省している。お目汚しになってたらすまぬ、その時は『所詮もしもしだからなあ』とスルーしてくれたら幸いです

タイトル「世界一静かな大戦争」


>>517

通りゃんせ、通りゃんせ
此処は何処の細道じゃ?

―――――
妾は生者と死者の案内役。

主に、自殺未遂の者に命の尊さを教え、死ぬべきでは無い者を送り還す役目
不慮の事故で死んだ者の心を安らがせ、無事黄泉へ送る役目

を担っておる。
さてさて、今日の者は…

「え、僕死んだんですか」

そうじゃ。…いや、お主は死にかけておるだけじゃな…しかしな、お主はまだ死ぬべきでは…

「へえ、まあ別にいいですけど」

良いのか?!いやそうではなく

「あ、どうせなら2次元行けないですかね?プロデュースしたいアイドル達がいるんですけど」

其の様な事は出来ぬ!というよりもお主!どうせならとはなんじゃ!自ら命を絶ったのでは?!

「え?いやもしかしたら死ぬかもなあと思いながらガスほったらかしてゲームしてたんですけどホントに死んだんですか」

なんじゃと!?ええいお主のような阿呆はさっさと送り還して…ん?なんじゃ死神の使い…なに?こ奴の家が爆発?還るべき身体がない?

「あちゃー、まあHDD消す手間省けたか。」

お主は黙っておれ!
…そして?急な事で黄泉に空きが?暫く預かれ?…なんじゃと!?

「つまり僕は此処で死にかけの皆さんをプロデュースと、まあそれも悪くないか」

何故お主はそんな乗り気なのじゃ!そしてお主は預かったとしても妾の手伝いをさせる気なぞ…!

「こう見えてもカウンセリングは一応専攻分野なんで役立つかもしれないですよー?神様チックな人じゃなくて同じ目線の人間のが響く言葉もありますし」

そうは言ってもじゃな…何?死神の奴が「面白そうだからやらせてみろ。成果を出すようなら正式採用?(上手くいったら黄泉に空きを作る手間がゲフンゲフン) 」じゃと!?お、おのれ…

「いやー死んでから『生き』甲斐を見つけるとは不思議なものだなあ」

お主のようなちゃらんぽらんが、人の心に関わる事を学べるなぞ世も末じゃ………
――――――

通りゃんせ通りゃんせ
此処は黄泉への狭間道
生者も死者も何する者ぞ?

こうして、妾のこの阿呆とでの黄泉の『人生かうせりんぐ』の日々が始まってしまうのじゃった…


「いやー、これで暇な時にゲーム出来たら最高なんですけど」

一応電気は通っておるぞ?

「!?」


SS速報VIP
『生者も死者も何する者ぞ』
11月某日、放送開始。(全12回)


ついでじゃからと、貴様の家具一式も検査の上持ち込まれとるぞ?

HDDとやらも
「!?!?!?」

乞うご期待(大嘘)

寝る前にもう一個お目汚し。タイトルから想像して書くの面白いし、消化出来そうなのはノリの良いとき(筆のノリもよければなあ)に消化してみる。タイトルばっか増えるよりはせっかくだしね。

>>530


料亭「びっぷ」


A「姉ちゃん、そいつの言う事聞いた方がいいぞ!そいつぁここらじゃ中々の腕っ節だからよぉ!」

B「そう言うこった。大人しゅうして俺に酒を注ぐんやなあ!」

女「困ります!ウチはそう言う店やあらしませんのや!」

B「おお、おお!強気やなあ!いっちょもんだろかい!」


「ついでにお嬢さんのパイ乙を揉むと言うのもオツなモノ。まさにオツパイですなあ」


B「あ?なんじゃ貴様ぁ!……!」

グラリ

A「お、おいどうした!」

「安心なされい、峰打ちでござるよ」

A「な、いつの間に!野郎!…あ、あれ?」

「おんしの銃ならほれ此処に」

A「・」

「大人しく、お仲間連れて引くならば、この引き金は引くことにならずに、すみそうですなあ」

A「お、覚えてやがれい!」

女「あ、ありがとうございます」

「礼よりも、酒の一杯でも奢って下さらんか?」

女「へ?…只今!」

「あ、別に注いで頂かなくて構わんので、酒など誰が注いだ所で同じでござる。」

女「変わったお侍さん…何処かの武士だったのかしら?」

「んあ?…いえいえ、拙者、生まれ此の方、西に東に、ブラリ気ままに」

侍『酒とチャンバラの日々にござるよ』


SS速報VIP presents

―『酒とチャンバラの日々…』―

続…かない。



>>534

―僕は君が嫌いだよ
――アタシもよ?『先生』。


教え子と関係を持つなんて有り得ないと思ってた。

しかもその『教え子』とは犬と猿の様にいがみ合う。

彼女曰く
「服装がダサい」

「髪がダサい」

「動きがダサい」

「口説き文句もダサい(口説いたつもりも無かったのに)」

「このままじゃダサさのロイヤルフラッシュね」


「だから、アタシ、アンタの事生まれ変わらせてアゲル」


僕曰く
「制服を着崩さない。下品だ」

「髪を染めるな、校則違反だ。」

「口汚いな。そんなので社会に出てどうする」

「態度にも頭の悪さが滲み出てるぞ」

「このままじゃ社会不適合者のストレートフラッシュだ。」


「だから、俺がお前が卒業しても大丈夫な様に面倒みてやる」


SS速報VIP presents
―――『矛盾異性交遊』―――

こうして、始まった2人のカンケイ。

きっと、お互い嫌な所しか見ていない

でも


それでも見えてしまう魅力に惹かれる


そんな

矛盾した僕達のカンケイ



11月某日、放送開始



――僕は君が…
―――…ふふ、そうね、アタシも…


乞うご期待(大嘘)



>>540
冬の名物詩を征する者は…

SS速報VIP presents
――『サンタクロースVSなまはげ』――


『サンタクロースVSなまはげ!風物詩対決!』

冬に来訪して喜ばれる存在。そうサンタクロース

『冬と言ったら誰?』ランキング

5年連続『紅〇のさ〇ちゃん』『ガキ〇の〇野』等を差し置きNo.1(当社調べ)


他にも、『ベスト冬ニスト賞』『冬のソ〇タよりも、そなたに憧れる!マダム御用達の冬キャラクター金賞』『ゆるキャラも良いけど冬キャラもね!ベストアンサー』『一番たまらん冬コス、ベスト萌えコス』


等で栄冠を欲しいままにしている。


しかしその存在に…今年は待ったをかけるものがいた。


そう、なまはげである。


本来小正月(〇ikipedia調べ)にやってきて、泣く子を探しては更に泣かせる勢いの彼

昨今ではゆとり〇育、〇ーム脳でなめくさったクソガ(以下報道規制)に遅れをとっているかと思われていたが


獅子奮迅とばかりに、熱血指導、教育ママのカリスマ的存在とも呼ばれ追い上げをみせている。

一体、今年の冬の風物詩を征するのはどちらなのか…!
「ホウ〇イ…マイ…フレンド…」にチャンスはあるのか…!
(記者:生禿 三太九郎)
――――――















鍋「冬って言ったら俺だろうが…」
おでん「いや、キャラクターじゃねーし」

―ちゃんちゃん―

エ〇ザ『今年中なら私にもワンチャンあるで!』

―ホントに終わり―


>>545



傍からみれば、一見穏やかに見えるこの状況でも、僕は生きる為に必死だった。

何時からだろうか?食べる為『だけ』に絵を描くようになったのは
もしかしたら、最初からかな

SS速報VIP presents
――『世界一静かな大戦争』――


僕がそこそこネームバリューのある人物になってから早1年。

繊細で精巧な情景画家として売れたものも、僕は内心穏やかではなかった

―――あ、少し歪んだ。本物と違う…

…本物?ホンモノってなんだ?

僕が描いているのは『ボクのモノ』じゃないのか…?




悩みに悩んだ末に、やるせなくなって僕は街にでる。

そこで、面白い物に出会った。

似顔絵屋だ

試しに描いて貰う

そいつを観てみる


全然精巧な絵でも、技巧に秀でた絵でもない。
でも何故だろう。

それは『僕』が描かれている気がした。

――――
「君はどうやってこの絵達をつくっているんだい?」

―どうやってですか?…んー、説明しにくいんですけど

なんか、こう、いっつも僕の中でせめぎあいがあるんですよ。
「この人はこうじゃないか?」「いや、ああかもしれない!」「いやいや!よく見たらこんなとこもある!」「あーそれそれ!わかる!」みたいな。

おかしいでしょ?黙って描いてるように見えて、本当は頭の中じゃ大戦争ですよ!

――――

代金を払ってその場を後にする。

頭の中じゃ大戦争か…

僕は何時だって目の前のモノの言いなりだった。

絵を描くようになったのも「君は絵が上手だね」と褒められた流れでだ


でも…そうだな。言いなりにならずに、たまには自分自身と争う位、色々自分に描けるモノ、自分にしか見えないモノを描いてみよう


――――――
傍からみれば、一見穏やかに見えるこの状況でも、僕は生きる為に必死だった。

ただし今度は、自分自身のやりたい事の為に、ね。

―fin―

1作ネタ被っちゃったや。けどせっかく書いたのでレスさせてもらいました。

タイトル「汝は浪人なりや?」

>>536


所詮この世は俺達には抗えないような奴の創った箱庭、ハリボテなんだ。刃向かうなんて真似は…


出来るさ。前例が無いなら、俺達が最初の『達成者』だ


SS速報VIP presents
『10の10の10の122乗光年の書割の中で』



科学水準が高くなり、とうとう宇宙全てが分析されようとした頃、驚くべきことが判明した。

この宇宙には、外があるというのだ。

しかしその事実が判明した直後。地球はインベーダーにより破滅させられてしまう。

生き残ったのは、偶然遠征に出ていた辺境宇宙探査部隊の問題児、R-A方面軍の一個中隊…通称『ダーティー・ハウンズ』のみ

「こうなったらよ、こんな事してくれた奴の面ァ拝まなきゃ、死んでも死にきれねえよ」


ハウンズのメンバーは宇宙の外へ突破する事を決意する


―――襲い来るインベーダー

「へへ、俺っちの分まで、後は任せるッス…」
ドドーン!

「マイクーーー!!」


――志半ばで消えていく仲間



「君達では逆らえぬ…創造主と言うのは恐ろしいものなのだ…君達も彼の者の様に…」


―――不時着した惑星の先住民に教えられる衝撃の事実


――――――
「所詮この世は俺達には抗えないような奴の創った箱庭、ハリボテなんだ。刃向かうなんて真似は…」


「出来るさ。前例が無いなら、俺達が最初の『達成者』だ」


今始まる、新時代のスペース・オペラ



『10の10の10の122乗光年の書割の中で』



「偉そうに高見の見物決めてるカミサマヤローに、最ッ高の『アドリブ』

かましてやろうぜ」


11月某日、全国ロードショー(大嘘)

>>563

「今から皆さんには、この中に紛れた『浪人生』を追放して頂きます」

SS速報VIP presents
―『汝は浪人なりや?』―

某県某大学にて、その凄惨なカリキュラムは始動された

より優れた者だけが次のカリキュラムに進む為のDEATH GAME『浪人流し』

追放を余儀なくされたものは、その場でこの大学からも退学となる


「………私は、違う、のに」

―――発言力の無いものは淘汰され


「僕は貧乏だったからポケ〇ンや、遊戯〇なんて知らなかっただけなんだ!信じてくれよぉおおお!」


―――同年代の筈もジェネレーションギャップのある者は疑われ、罰せられる


そして、そんな中で人知れず消えていく者達も…


「…これは、きっと『浪人生』の仕業だ!」


―――襲われる現役合格者


「この中に1人『飛び級』の奴が居るだって!?」


―――謎の第三勢力


「実はね、僕は誰が浪人か調べる事が出来るのさ。僕の姉さんは知り合いが沢山いるから」


―――現れたのは解決へのチャンスか


「そいつは嘘を付いてる…僕の調べだとそいつこそが『浪人生』なんだ!」


―――破滅への疑惑か




「まもなく追放者を決める時間です」




生き残るのは、誰だ



11月某日



「今日追放されるのは……―――」



GAME START


(大嘘)

タイトル『パトリオット・スウィング』

タイトル『キティ・クラウンは朝焼けに憧れる』

タイトル『あいつが俺で、俺があいつと彼と彼女と赤ちゃ…え、多くね?』

タイトル『ローストビーフと嘘』

タイトル『ミスティック・ミステイク』

>>575
タイトル「不明」

ある一軒家から魚をくわえたドラ猫を追いかけて主婦が飛び出してきた

聞けばその魚というのが、旦那が釣ってきた鯛だというから大騒ぎするのも当然であろう

結局件の猫は取り逃がしてしまうが、まさに鯛盗るも不明というわけだ

>>568



―――とある街角の煙草屋

「…そこのピー〇と…ライオンとキツネの描かれたマッチを1つ。」

「…あいよ」

男は、老婆に金を支払い街の雑踏に消えていく。気にする者は誰もいなかった


―――――SS速報VIP presents


―――路地裏

「…なるほど」

先程の男が煙草を加えながら呟く。手には煙草の箱と…その箱から取り出されたメモ

「………」

男はメモを燃やし…煙草に火を付けて、その場所を去っていった


――『パトリオット・スウィング』――


―――とあるBAR


あの時、指令を受けていた彼は、そこで小説を読んでいた

「あら『レ・ミゼラブル?』せっかくのBARで退屈な人ね」

不意に女に話し掛けられる

「レ・ミゼラブルは…『七月革命』の所がお気に入りでな…暇が有ればつい読んでいたくなる…」

「じゃあ暇じゃ無ければ良いのね?…ねえ、近くに私の部屋があるの…」

「生憎…女に不自由はしていない」

そう言って彼はそのBARを後にした。

――三十分後、BARの前

彼はそこにいた
先程の女が出てきて、何処かへ向かう。彼はその後を一定上の距離を開けて尾行する
15分程歩いた所にある建物に女は入っていった。彼もその建物に入っていく

「止まって」

先の女の声。そして両脇から現れた男が彼のボディチェックを行う。

「…良いわ。ついて来て」


――アジト内部


「…私がこのグループのリーダーよ、よろしく。貴方が『鍵屋』で間違いないみたいね」

「ああ…それで?依頼内容は?」

「私達は一週間後、大統領の出身校訪問に合わせ武装蜂起する。おそらく、大統領訪問に合わせてセキリュティは強化される。その解除。それと…その時に、民衆の士気を高める為、あの大統領の不正を暴くデータが欲しい」


「不正データか…それは俺の仕事の範囲外だ」

「ええ、場所の検討はついている。だから今日貴方を呼んだのよ『鍵屋』 そこのセキュリティを解除出来る程の腕前を持つ者は残念ながら私達にはいなくてね」

「なるほどな…しかし良いのか?武装蜂起を学校で行うなんて。関係ない子供達が巻き込まれる事になる」

「…革命には犠牲は付き物なのよ……誰かが、早くこの腐敗した国を揺るがさなくてはならない。だから私達が行う。国を憂う…愛国者である私達が」

「………」


――翌日、とある街角の煙草屋

「…ピー〇を、カートンで」

「…あいよ」

彼は、老婆に金を支払い街の雑踏に消えていく。気にする者は誰もいなかった

――――――――――――
3日後、このレジスタンス組織は全てのアジトを抑えられ、抵抗する間もなく、全員が逮捕される事になる

アジトの見取り図、組織構成などを、『政府諜報員』である『彼』にリークされた事によって

そして…………
――――――――――――

――7日後、とある街角の煙草屋

「…ピー〇を一箱…」

「はーい…あ、あれ?」

店子である若い女がもたついている間に、彼は周りを眺める。少年が号外を配っている。

おそらくは『何者か』にリークされた『大統領の不正データ』が公表された事による退陣関連だろう。一部政策の見直しまでされているらしい。


「誰かが、早くこの腐敗した国を揺るがさなくてはならない」

たしかにそうだったのだろう。

「だから私達が行う。国を憂う…愛国者である私達が」

しかし彼からすれば、子供を犠牲に考える彼女達が愛国者とは思えなかった。

この国は生き急がずとも緩やかに…時に速く…疎らながらも変化していく。

だから…

「お待たせしました!」

店子が煙草を差し出す

彼は、金を支払い街の雑踏に消えていく


― a ss flash vip presents―


気にする者は


――『Patriot Swing』――


誰もいなかった





――――――END――――――


>>580に座布団9枚やるべき

タイトル「大手筋」

タイトル「SHINAGAWAEKITAKANAWAGUCHI」

タイトル「スレ一覧、最初から、最新50件、書き込む」

タイトル「山田くんには趣味が無い」

タイトル「SS速報VIP-SS、ノベル、やる夫等々-」

タイトル『たったひとつの北極星』

>>597


SS速報VIP presents―――


品川駅高輪口


終電も終わり人の出入りがなくなる頃……そこは異界への門(ゲート)となる…………

『SHINAGAWAEKITAKANAWAGUCHI』


『とある理由』から高輪口に来た男は、門(ゲート)の力に巻き込まれる

跳ばされた先は

「おい……なんだこれ…………」


紅色の空の荒廃した『東京』だった


――――――

「ああ? 『ニンゲン』でまだ生きてる奴がいたか! そらよかった!」

―――『ニンゲン』によく似た『ヒトならざるモノ』


「キシャァァァア!!!」

―――現れる異形の怪物(モンスター)


「一般人の介入を確認……確保並びに状況により『抹消』する」

―――謎の人間の武装集団



「ここに居ては駄目。貴方は逃げて」

―――謎の少女



「ふ……問題ない。『ディバイン・プロジェクト』は滞ることなく行われる」

―――何者かが暗躍する『神聖なる計画』とは……


そして―――

「ああ……『また』会ったな」


男の目的とは……


SS速報VIP presents
『SHINAGAWAEKITAKANAWAGUCHI』


「これで『プロジェクト』は完結する」


11月某日


「高輪口はもう門にはなりえない。これで『東京』は守られたのだ」



「おっと、そうはいかねえよ」




ロードショー

タイトル「品川駅は港区にあり、目黒駅は品川区にある」

タイトル「品川駅は港区にあり、目黒駅は品川区にある」

タイトル『禍の都が凍る時』

>>605
『たった一つの北極星』

その者は『北辰』と呼ばれていた。
かつての戦争の後の瓦礫の山において、民衆を纏め上げ、協和して復興に努めたその中心人物。
その一帯にあったのは笑顔と平和ばかりであった。つい最近までは。
『北辰』の暗殺。それがきっかけで全ては壊れた。
暗殺者は『破軍』を名乗り、混乱を撒いた。

広がっていく闘争と混沌。なにゆえ『破軍』は『北辰』を殺し、全てを崩してしまったのか……

タイトル「TOZAI-NAMBOKU」

タイトル「山田くんと七人の彼女」

タイトル「スプリングマン」

タイトル「裃峠」(かみしもとうげ)

タイトル「縦横無尽」

タイトル「加害妄想」

タイトル「中京喰種」

>>166「この先の未来のために出来たはずだったこと」

過去に投稿したネタからスレを立てました。

タイトル「東京駅」

タイトル「兵器市場バーゲンセールの日」

タイトル「バックホーム」

タイトル「RAINBOW BRIDGE」

タイトル「鹿児島県志布志市志布志町志布志には志布志市役所志布志支所がある」

>>21「Mystic Ruin」

過去に投稿したネタからスレを立てました。

>>634

娘が色彩を失ったのは、10歳のころだった。
家に帰ってきた娘の様子が妙に不審なので聞いてみたら、辺りが白黒に見えるのだと言う。すぐに医者に連れていった。
医者は最初呑気に診ていたがやがて困惑し、
「申し訳有りませんが……当病院の機材では娘さんに異常を検知することは出来ませんでした。」
と述べた。そして何やら最新の医療機関らしい所への紹介状を書き、そこで診てもらうよう言った。

残念ながらそこでも何ら異常を検知することは出来なかった。娘の嘘も疑ったが、テストしたところ本当に色が見えないらしかった。担当者は遺憾そうな顔で頭を下げていた。

途方に暮れながら歩いていた帰り道、娘が私の服の裾を掴んだ。振り返ると、娘が泣きながら
「ごめんなさい、ごめんなさい。」
と謝ってきた。理由を聞くと、
「私、パパに言わなかったことがあるの。」
「あのね、昨日の学校の帰りにね、お店があったの。気になったから入ったんだ。」
「それでね、お店のおねえちゃんは『いろ』と欲しいものを交換してくれるって言ったの。」
「私、ミカちゃんみたいな服が欲しかったの。それでね、それでね……」
娘はまた泣き出してしまった。私はまた困ってしまった。

翌日、娘を家で休ませる旨の連絡を入れた後、私は学校への道に向かった。歩いて10分程経つと、確かに妙な店が見えた。そのカラフルなテントには看板が一枚だけあった。
『いろどり屋』
半信半疑どころか9割程疑っていたが、実物を見れば話は別だ。私は意を決し歩を進めた。

「いらっしゃい、何の御入り用で?」



飽きた

タイトル「銅(アカガネ)の王」

>>653
いいぞ。
『色取り』と『彩り』に気付いてもらえて何より


タイトル『明日を編むために』

>>655

「………は?」

俺は思わず、店を閉める直前にやって来た客人に対してこのような言葉を放ってしまった

「だから…次の日までに『明日』という品を、この街一番で若手の編み職人であるお前さんに編んで欲しい」

なんつったんだこの爺さん、『明日』?

「いやいやいやいや、マフラーやニット帽や手袋なら分かるが……『明日』ってなんだよ!? 意味が分からねぇよ!」

「口が悪いな……それを考え、頼まれた品を編み上げるのがお前さんが持つ編み職人の腕(わざ)ではないのか?」

「ッ!」

確かに爺さんの言う通り、客人が思う形や色などを含む理想の品を編み上げる事が俺の仕事だ
だが今回の依頼は細かな注文のない、『明日』と言う名前のみ……無茶苦茶過ぎるだろ!

「わざわざこんな遠い街まで時間をかけ、腕は確かだが他人に厳しく口が悪いその性格のおかげで、殆ど繁盛しないお前さんの店までやって来たのだ。感謝して欲しいのは客であるこっちの方だ。大体客に対する態度が………



冷たい風が吹く夜の中、あとから次々と爺さんの口から出る言葉を聞き続け、俺の中のドロッドロな状態の何かが心の底からふつふつと湧き上がる。そして…

「…………いいだろう、やってやるよ!! 爺さんの言う『明日』 っつう最高の品を作ってやる!! 次の日、つまり明日だよなァ!!」

…キレてしまった。しかも街中が静まり返っているのに。

「う、うむ。また明日、今日と同じこの時間にここへ来る。これが私の自宅の連絡先だ。で、では頼むぞ」

「あァ待ってろよ!! トンズラこくんじゃァねェぞ!!」



ーーー自室
「はぁ…全くわからん。」

俺は暖炉の前の椅子に腰掛け、コーヒーを啜りつつ、爺さんの依頼の品を考えた。しかしうまく案がまとまらない

「何でお題みてぇな依頼なんだよ。俺は画家じゃねえんだぞ」

文句を垂れつつ、俺は暖炉で温まった周りの空気を吸い、目を閉じ、爺さんのあの言葉を思い返す
腕は確かだが他人に厳しく口が悪いその性格

確かにこの店の本来の持ち主である師匠からこの腕(わざ)を受け継いだが、師匠を事故で亡くしちまってから俺一人では経営が厳しくなり、自然と金で客人を選ぶようになった。客人を温める品を編むために俺がいるってのに、あまり金を持っていない相手には冷たい態度を取る事が多いとか…………

「矛盾してるじゃねえか、俺」

『明日』という品を、この街一番で若手の編み職人であるお前さんに編んで欲しい

「『明日』を編む、か」

そして俺は、この深夜から爺さんが夜に来るまでの時間を考えながら

悩み…

悩み…

更に悩み…

そこから更に悩み抜き、1つの品を完成させた。

>>656の続き

ーーー約束の夜・店の前
「なんだね……これは……」

「依頼の品の…『明日』だ」

俺が爺さんに手渡した品物は、よくこの冬の時期に編む1つの赤いマフラーだ



「………ふむ、理由を聞こうか」

「そのマフラーは、爺さんが来るまで俺が昨日の深夜から考え抜いて編んだ物だ。」

「………」

「爺さんが言っていた『明日』を編んで欲しいと言う言葉。その言葉の意味を時間が迫る中考え、悩み続けた俺は……」

「『明日』を編む事を、『未来』を作る事………つまり『未来』を作るために、今という状況がどんなに不満でも不利でも悩んで考え抜いて、行動して、進み続ける事」

「そう考えた時、今まさに俺が置かれている状況だと解釈して、今まで編んだ中でも一番の物を編み上げた」

「…………そうか」

思った事を全部言ってはみたが、やっぱ
言い訳にしか聞こえねぇかなぁ……

「………いくらだ?」

「え?」

「このマフラーはいくらだ?」

思いにもよらない言葉が返ってきた

「まさか、買ってくれるのか!?」

俺は慌てて爺さんに確認を取る

「確かに店に掛けてある他のマフラーと比べてみると、なるべく長持ちさせるためのしっかりした編み方。そしてデザインに加えてこの肌触りだ」

「本来他の客人にも厳しいお前さんの言った事が本当なら、こんなにいい品はできないだろうよ?」

目の前の爺さんは、昨日とは比べものにならない程の笑顔を俺に向けていた
………そうか、この爺さん

「………そうだな。ありがとよ爺さん、お代はいらねぇよ」

「いいのか?これは他の高級店よりも値がはる程のいい物だぞ」

………師匠の代わりに、俺のために

「あぁ、最初はものすげーイラつく爺さんだと思ったけど………今は俺に大事な事を気付かせてくれた恩人だ。受け取ってくれ」

「……そうか。では、これは大事に使わせてもらう。お前さんもこれからは大変だと思うが諦めずに頑張ってくれ、もう私もこの先長くはないが応援しとるぞ」

こうして、爺さんは満足げに俺の店を立ち去った。

爺さんの言った通り、こんな俺が今更客人の信用を取り戻す事はものすげー厳しいかもしれないが、『明日』を編むために、俺のこれからの未来を作るためにも俺は『今』を進み、もっと良い品を客人…………いや、皆のために編み続けよう



以上です、ありがとうございました

タイトル「東京箱根間往復大学駅伝競走」

タイトル「おおきくなったら、うちゅうひこうしになりたいです」

タイトル「碧き王」

>>639
ウルフィを食らうチュウキョ~くんの姿が浮かんだ
ただそれだけだった。

本田くん「えーっ!?チュウキョ~くん喰種になっちゃったの?」

チュウキョ~くん「チュキョチュキョwww」

ウルフィ「」

しびしだぞう「」

わんだほ「」

タイトル「A→B」

>>646「兵器市場バーゲンセールの日」


「いいか?命なんてクソみたいなものだ」

誰かに兵士である俺はそう告げられた。

人が増え過ぎ銀河系まで出たはいいが、宇宙人との戦争やら未知のウイルスで滅亡の危機に瀕していた

---訳でもない。人は新たに国家を作り宇宙を又にかけた戦争をしていた。

ガンダムも無いしマクロスもない。そこにあるのはただの暴力。いつの時代も血を、物を、欲を満たすために殺してきた。

ある日、俺は兵器市場に来ていた。何でも軍部は「より良くなる武器を探している」らしい。

「いらっしゃい。どんな武器をお探しで?」

「多く人を殺せる物を探している。金ならいくらでもだそう」

商人はひげを掻きながらモノを進める。

「では戦車なんてどうでしょうか?鋼鉄のボディー、鉄をも砕く主砲!今ならお安くしときますぜ」

少し考える。

「駄目だな。地雷で使い物にならなくなる」

「ではこちらの毒ガスなんてどうです?撒けば敵は苦しみながら死んでいきますよ!」

「解毒剤が開発されれば最後だ」

「ではこちら。飛行機でございます。機銃を付けさらに爆弾を乗せればどんな要塞も火の海になりましょう!」

「対空火器が充足したら棺桶だろうが」

「ありゃりゃ・・・ではこちらの核はいかがでしょうか?惑星を1つは滅ぼせましょう。今なら70%引きですぜ!」

「駄目だな・・・反重力装置で跳ね返されてしまう」

「投石器はどうでございましょうか?原始的ゆえに高威力。最高の品ですぞ」

「打ち返し機が出来ているから却下だな」

「重力砲はどうでしょうか?銀河帝国の一師団程度なら一ひねりですぜ」

「反重力装置でな・・・」

「これもダメ、あれもダメ。もうここには・・・そうだ!あるにはありますな!」

「本当か!?」

俺は嬉々として商人に聞いた。

「人でございますよ」

「・・・そりゃ売ってない訳だ」


あかん、SSになってもうた(´・ω・`)



タイトル「宵闇に嗤う二律背反の魔女(エンドレスパラドックス)」

タイトル「日常系は異能バトルのなかで」

>>678「A→B」


命題論理には、3種類の複合文がある。
連言文。選言文。もう一つが、条件文。
それは前件が偽または後件が真のとき真となり、
前件が真かつ後件が偽のとき偽となる。

これは、条件文に魅せられた一人の大学生の物語。

タイトル「普通科高校の劣等性」

>>679

隣の家のお姉さんが亡くなった。以前から患っていた病気のせいだという。

僕より二つ歳上だったその人は、よく笑う優しいひとで。

幼い時分は、よく一緒に遊んだものだ。

僕は彼女のことが、すきだった。


向かいの窓のカーテンの隙間。

時折顔を覗かせて此方に微笑む彼女は、病に伏しているとは思えないほど、輝いていて。

照らされるばかりの僕は、いつだって彼女に焦がれて想いを募らせた。

けれど太陽は、手の届かない遠くへ。

僕を置いて行ってしまう。

光のない世界で、僕は生きていけるだろうか。

火葬の後、密かに持ち出した彼女のかけら。

僕の手の中にいる彼女は、けれどもう二度と微笑むことはない。

まばゆい輝きも、この身を焦がす熱も。

もう、二度と。



ここからネクロマンサーやらマッドサイエンティストになってお姉さんを再生するけど、けれど心だけは再生できない云々する物語も悪くないなと思った

タイトル「スーサイド・シーサイド」

>>694
面白そうだね

タイトル「白昼無」

>>668タイトル「碧き王」


僕らの星が汚染されて何百年。

碧い海と碧い空が広がる世界に僕はいた。今からここで死ぬ予定だ。

理由は就職に失敗したから。親には頼れない。

ふと、綺麗だなと思っていると「汚いわね」と言う声が聞こえた。

僕は「何故?」と聞いた。

彼女は蒼い瞳を僕に向けてこう言い放った。

「自然は私たちの今を映しているからよ」

「はぁ・・・」

「ねぇ、あなた。良かったら「碧き王」を探さない?こんなまがい物の世界にした王を・・・殺さない?」

「・・・意味わかんないよ」

彼女は少し強く、言う。

「私達を分断した王から私たちを取り戻すために」



---真実は空のように澄んでは見えないし、海のように綺麗な心の持ち主はそうそう居ないけどそれでも僕達は・・・

現実は残酷で夢を語れば妄想と言われてしまう。努力は必ず実るとは限らない。

だけど、迷いながらでも進まないといけないんだ。

世界に絶望した男とまっすぐな彼女のどこかの世界を変えるまでのお話。



誰かこのスレ内のタイトルでSS書かないかなー|д゚)チラッ

タイトル「当たらなければよかった」

タイトル「20年クッキング」

ここって拾ってくれたら嬉しいなあ、みたいな感覚でタイトル置いていけばいいのかな?

タイトル「祝福されたもの」

タイトル「懲役0日」

タイトル「ありきたりな奇跡」

>>706

◇◇◇夜・森の中のとある式場
パチパチパチパチパチパチパチパチ
<おめでとぉ〜!
<幸せにな!
<こんな可愛い子泣かすんじゃね〜ぞぉ!
パチパチパチパチパチパチパチパチ

今日は僕の友人、狐君の結婚式である。学生時代の狐君は憧れの犬さんに告白し、見事カップルとなり、結婚するまでに至った。花弁が舞い、複数のカンテラに照らされながら進む狐君はとても凛々しく、犬さんはとても美しい。彼の親友としてもちろん僕も嬉しいが……少し後悔もしている

「はぁ……」

「どうした兎。元気ないじゃねーか」

「あ、猫先輩」

この人は猫先輩。僕より2つ年上の会社の上司で、男勝りな口調で話すがれっきとした女性……しかも美人。狐君とは歳の離れた幼馴染、姉的存在でもある。

「昔からの親友であるアイツに初恋の相手取られて、ちょっと悔しいのか?」

「………正直悔しいですけど、親友の幸せを願うのは当たり前です。今の僕が言える事じゃないかもしれませんけど」

「ん〜………まぁ、男の嫉妬っつーのも女より醜く感じる事が多いって聞くしな。いい判断だと思うぜ? アイツも昔から良くモテてたしな〜」

と、先輩はケラケラ笑い、僕は作り笑いをし、拍手しながら2人を眺める

学生時代から彼は僕よりも気が利くし、男子からの信頼も厚く、周りの女子からの人気も高かった。それでも狐君はいつも隔てなく僕に話しかけてくれたり、遊んでくれたり、助けてくれたりもした

まぁ、犬さんについての相談は彼からだったのが……正直あの時は驚いた。僕も彼女の事が好きなはずだったのに、思わず彼に助言をしてしまったくらい本当に驚いた

「……ま、僕も彼のような幸せを掴むためにも、まずは目の前の仕事を頑張って、将来のために貯金でも続けますよ」

「………なぁ兎。ちょっといいか?」

「何ですか、猫先輩?」

少し顔の赤い先輩。何だろうか?
ビールを少し飲んでいたし、酔ったのかな?

「もし……良かったら……………俺と付き合わね?」




………………………………へ?

>>724の続き

◇◇◇昨日の夜・狐の自宅
「なにぃ!? 猫姉(ねこねぇ)って兎の事が好きだったのかッ!?」

「そ、そんなに驚かなくてもいいだろ!? 俺でも傷付いて泣くぞぉ!?」

いきなり前祝いだと酒を持ってきたと思えば、幼馴染である猫姉からのまさかの告白。正直驚きを隠せなかった俺は、取り敢えず酒のつまみをテーブルに置く。まさかあの男勝りな猫姉が……ていうか誰この乙女?

「わ、悪い。んでんで、一体兎のどこに惚れたんだよ」

「……俺って女のクセにこんな性格だろ? だから職場でも後輩達から怖がられたり上司からも生意気だと思われたりして、少し距離を置かれてる事が多いんだよ。なるべく気を付けようとはしてるんだけどな」

「だけど兎は………アイツはそれとは関係なく、アタシを立派な上司としても女としても心配してくれて、いつも一緒に残業してくれたりした。そうしてる内に、俺は兎に…ほ、惚れち…まっていた」

話すたびに赤面していく猫姉。だから誰この乙女?

………でもまぁ、猫姉も知ってしまったか。俺と同じく、兎の良い所に

「なるほどなぁ〜。アイツは少し内気な所が多いけど、相手をよく見て状況判断をする奴だからな。」

「……正直な所、思わず俺が犬ちゃんに告白する相談を兎に持ちかけた時、しまったと思ったよ。アイツも犬ちゃんの事好きだったのにさ………」

「だけどアイツ、怒ったり、悲しんだり、絶交もしないでくれて……それ所か笑って、励ましてくれて、アドバイスもくれて、最後まで『頑張れ』って言ってくれたんだ」

それがアイツの良い所で、誰でも出来そうでなかなか難しい…『誰にでも優しく出来る』所だ

「…………兎ぃ」

俺は殴られても文句は言えない立場だと言うのに、それどころか、猫姉は兎の事を思い、ポロポロと涙を溢している

「…………猫姉、俺に提案がある。乗ってくれるか?」

「…………?」


◇◇◇式が始まる前・控室

そして俺は、昨日の猫姉に『俺が結婚式をしている間に猫姉の方から兎に告白をする』作戦(?)を持ちかけた。
祝福される奴だけが幸せになるなんて絶っっっっっ対におかしいぞ、兎! 頑張る猫姉の告白が成功するのは運次第だが……もし告白が成功したら、親友として俺もアイツをめい一杯祝福してやるッ! いきなりで驚くかもしれないが




お前も頑張れよ………兎





以上です、ありがとうございました。

タイトル「音を失った世界で」

最後の所で間違えた……
>>726の最後の文章
アイツをめい一杯祝福→お前をめい一杯祝福
でお願いします

何度もすみません
>>725です

タイトル「頭の良いロボット」

タイトル「楽園への片道切符」

>>736
カムパネルラ「君の分も用意しておいた、さあ行こうか」

ジョバンニ「これは何だい」

カムパネルラ「楽園への片道切符だよ」



ジョバンニ「やあ、ここが天上か。まさに楽園じゃないか」ゴロン

ジョバンニ「どうやら、僕は永遠にここで過ごすことになりそうだ」

ジョバンニ「なに、銀河鉄道に乗ったときから覚悟は決めていたんだ」

ジョバンニ「とはいえ、生きることの意味を知ると同時に故郷を捨てるとは皮肉なものだ」

カムパネルラ「おーい友よ、ジョバンニよ」

ジョバンニ「カムパネルラ、生きていたのか」ガバッ

カムパネルラ「すまないね、いろいろあってはぐれてしまったようだ。さあ帰ろうか」

ジョバンニ「片道切符じゃなかったのかい?」

カムパネルラ「ははは、この駅で帰りの切符を買えば良いのさ」

ジョバンニ(僕の悩みは……覚悟は……)

>>736
タイトル「楽園への片道切符」


何もかもが揃う現代の日本。
人々はそこを『楽園』と呼んだ――。



曇天模様。
僕たちは電車を待って、駅のプラットフォームで雑談していた。

女「あ! あの子、空き缶、ポイ捨したよね!」

女「缶だってちゃんとリサイクルすれば、資源の節約になるっていうのに……」

女「万物が消耗品と化し、誰もそれらに敬意を払わないのさ」

女「資本主義の、大量消費社会の悲しい側面だよ」

彼女は一息ついて、僕の目をじっと見つめた。

女「ねえ。自分が死ぬ寸前に、最後に何を買っているか想像つく?」

女「私? 私は……『切符』だよ」

女「でも電車に乗る気はない。借金は一生返せないし、もう風俗嬢でいるのに飽きた」

女「物質だけ揃っていても、精神が満たされない」

女「人には『心の楽園』必要なの――片道切符の買い方を教えてあげる」

彼女が飛び出したのはあまりに唐突で、引き留められなかった。
鉄の塊が線路上を通り抜け、彼女を撥ね飛ばした。
彼女の血液が顔にかかる。
放心。
5分後。
僕は、線路の上に飛び散った彼女をじっと見つめていた。

「私はもう、二度と消費しない」
「消費されることもない」

彼女の声が聞こえた気がした。

翌日、何事もなく。
スーツ姿の家畜が、ただの黙々と電車に乗り込んでいく。

家畜どもは、都心部へと出荷されるため、自分の意思で電車に乗っているのだ。
家畜には、あの檻こそが楽園に見えるのだろう。


男「楽園への片道切符か……」

男「彼女も僕も、結局のところ、楽園を維持するための飼料として食い物にされただけだ」

男「僕たちにとっての『楽園』は……そしてそのための『切符』は……」


片道切符を握りしめる。
電車に乗るつもりはない。

タイトル「透明の盾」


  >>623 「加害妄想」


  例えばの話。
  例えば、私にもう一つの人格があるとしよう。
  いつもの私が表の私、いつもじゃない私が裏の私。

  表の私が眠った時に、裏の私が目を覚まして。 その状態で、私が誰かを傷つけたとしよう。
  刑法上はこうなるとか、そんな現実的な解答が欲しいわけじゃ無い。

  欲しいのは怪答。感情論。
  裏の私は私じゃ無いけれど、どうしようもなく私である。
  人を殺した私は果たして、どういう感情を抱けばいいのか。

  「………本当に、どうしようかしら」

  ここは深夜の教室。目の前には、誰かの死体。
  私の解離性同一障害を疑うよりは、罪を着せるために仕組まれた状況と考える方が自然だろう。
  誰かに組み付かれて、ハンカチに染みた薬品を嗅がされた――そんな記憶は無いけれど。

  「……面倒ね、まったく……」

  被害妄想ならぬ加害妄想。
  現実逃避は止めにして、推理ゲームを始めよう。

  いっそ私が犯人なら。
  そうだったら楽なのにと、思わざるを得ない。
  誰かの仕組んだ筋書きを暴くのは、好きじゃないから。

タイトル「終われない5秒間」

タイトル「没シナリオ」

>>748 「透明の盾」

21世紀ももうじき終わりを迎えようとしていた地球である日、極めて大規模な太陽フレアによる太陽嵐が地球を直撃。
その影響で世界各地の機械が暴走を始め、人々は混乱と混沌の中に陥った。
特に兵器においてはその被害は尋常でなく、それらの無差別的な攻撃によってほとんどの国家は滅亡。
その上に太陽フレアの影響で磁場やオゾン層は極めて希薄になり、地球外からの電磁波や放射線が地球に降り注ぐようになった。
かくして、世界を覆う「透明の盾」は消滅し、人類は滅亡への一途を辿りつつあった。

しかしそのまま滅びを待つ人類ではなく、残り僅かな資源で地球外へ脱する為の超巨大な宇宙船を建造。
生き残った何十万と言う人類は何十年もの時間をかけ、それによって地球外へ脱した。
向かう先に、希望があると信じて。

タイトル「星滅ぼす船」

>>779
ギレン「史上最強のスターシップがまもなく完成する。これで戦争は終わりだ……ん?」

三郎「ちわー三河屋でーす」

ギレン「サブちゃんか。あいにくだが今日は間に合っている」

三郎「先日お買い上げいただいたお醤油と味醂の代金をまだ頂いておりませんが」

ギレン「困ったな。今、新兵器の開発に財力を注ぎ込んでおり当座の資金が不足しているのだ」

三郎「うーん、仕方ないなあ。それでは、そこのスターシップ差し押さえさせて頂きますね」

ギレン「ま、待ってくれそれを持って行かれると!」

キシリア「兄上、見損なったよ」

ギレン「ぐわぁー」

ギレンは暗殺され、ジオン公国は壊滅した

タイトル「沈む都」

>>795 タイトル 「沈む都」

その日俺はイライラしていた。

別に誰のせいでもない。
それはただの偶然が重なって起こった奇跡であって、俺の歩んだ軌跡でもある。

ただの1日を壮大な軌跡と言ってしまうあたり、俺の心境を察してもらいたい。
しかし、その日に限って「ただの」1日ではなかった。

その日世界は沈んだ。俺の心のように。

その日、はなんの前触れもなく訪れた。
引きこもりのニートの俺には関係のない、全く関係のない出来事だと思った。

とある武装集団が、国の地下施設を占拠したんだと。

俺がテレビでそのニュースをみて思ったことと言えば、武装集団の持っている銃の型式は何なのか。くらいのどうでもいいことだった。

日本で武装集団というのも珍しい。どうせナイフあたりで武装か?

とかバカにしていた。
2chを閉じテレビをつけ、LIVE映像を見たら、しっかり銃で武装していた事には正直驚いたけど。

それがそのニュース対するめいっぱいの関心だった

>>795 タイトル 「沈む都」

その日俺はイライラしていた。

別に誰のせいでもない。
それはただの偶然が重なって起こった奇跡であって、俺の歩んだ軌跡でもある。

ただの1日を壮大な軌跡と言ってしまうあたり、俺の心境を察してもらいたい。
しかし、その日に限って「ただの」1日ではなかった。

その日世界は沈んだ。俺の心のように。

その日、はなんの前触れもなく訪れた。
引きこもりのニートの俺には関係のない、全く関係のない出来事だと思った。

とある武装集団が、国の地下施設を占拠したんだと。

俺がテレビでそのニュースをみて思ったことと言えば、武装集団の持っている銃の型式は何なのか。くらいのどうでもいいことだった。

日本で武装集団というのも珍しい。どうせナイフあたりで武装か?

とかバカにしていた。
2chを閉じテレビをつけ、LIVE映像を見たら、しっかり銃で武装していた事には正直驚いたけど。

それがそのニュース対するめいっぱいの関心だった

タイトル「東京」

>>800 タイトル「東京」

東京。コンクリートに沈んだ街。その中に息苦しそうにして、人々は生きている。
閉塞した『個人』の膜。誰もが腫れ物の如くそれを扱い、人の間を結ぶのは言葉と視覚、そして社会のみ。
その現状に、その者は不満を抱いていた。「このまま日本人を窒息させてはならない」と。
それは失われていく『古き良き日本』への、『諸外国へ媚び諂い、財布として扱われる日本』への憂いであった。
だから彼は立ち上がった。この国を変える為に。
『一国で他国から防衛できる日本』を、『他国に依存しきらない日本』を、『他国と対等に接せる日本』を実現する為に。
その為に、この東京の地で、その者は立ち上がった。

タイトル「しろくろシスターズ」

タイトル「FUCK YOU!」

タイトル「しろたか!」

タイトル「旧世界の神になる」

>>818
「旧世界の神になる」

月「僕は新世界の神になる!」

月「とはいえ道のりは遠いな…手っ取り早く旧世界で神になれないかな」

リューク「努力なくして結実なし」

月「ああ、そうだな」

???「なれるよ」

月「誰だ!」

QB「やあ、僕はキュゥべえ。君は本当に神様になりたいのかい?」

月「あ、ああそのつもりだけど」

QB「じゃあ、僕と契約して魔法神様になってよ」


月「…変わった様子は見当たらないな」

リューク「外に行ってみてはどうだ?(ちょうどリンゴも切らしているし…)」

月「そうだな。心の声が丸聞こえだがまあいいだろう」

近所の人A「神様が降臨されたぞ」

近所の人B「ありがたやありがたや」

月「どうやら本当らしいな」

近所の人A「これで悔いなく地球最後の日を過ごせるよ」

月「何、どういうことだ。」

QB「君の願いによって、この世界の寿命は今日限りになったよ」

月「僕の願い?」

QB「君が1日世界の神様になるためには世界の寿命が残り1日になる必要があったからね」

月「ちょっと待て、僕が言ったのは旧世界だ」

QB「…おや、本当だ。どうやら僕もそろそろ老眼鏡が必要なようだね。まあせいぜい最後の日を楽しみなよ」ピュー

月「ここまで酷いキュゥべえに会ったのは初めてだ」

タイトル「金沢8系」

タイトル「はっぴー☆ステップ ~笑顔で駆け出そう~」

生徒会のn存

修正再投稿
タイトル「生徒会のn存」

タイトル「オーバーザネット」

タイトル「人食羊」

タイトル「ガソリンで溶かす雪」

タイトル「トイレのさくらちゃん」

タイトル「ゆけ」

タイトル「のっぺらぼうの正体は妻でした」

タイトル「僕と契約して何になる?」

タイトル「魔法少女クーリングオフ」

タイトル「天界ネガティプ処理部」

タイトル「外幸町」

タイトル「しんじゅく!」

タイトル「安心平和売ります」

>>862「のっぺらぼうの正体は妻でした」

子供のころ、僕は所謂『見える人』だった。

何気ない教室に色んな友達の守護霊なんかが見えて、毎日が授業参観だった。

そこら辺の道端を見ると、首が落ちていたり、黒い影がうろちょろしていたりが日常だった。

ある時、しつこい奴に狙われた。

いくら見えるといっても、何の力もない子供だ。すぐに捕まってしまった。

僕は泣いて頼んだ。助けてくれ、命だけは、と。

しかし、奴らは聞く耳すら持たなかった。よく見ると、耳がなかったり、そもそも顔が無かったりする奴らだった。

奴らの持っていた銃が僕に向けられる。僕は死を覚悟した。

その時、不意に周りの奴らが逃げ出した。

恐る恐る目を開けると、そこには髪の長い女性がいた。

けれどその女性には顔がなかった。

しかし、僕を襲った奴らとは違って、顔の代わりにミンチが詰まっているわけではなかった。

そこにあったのは、虚空のようなもので、けれど、けして不快に思うようなものではなかった。

女性は、大丈夫?怪我はなかった?と聞いてきた。

けれども僕は、その女性に見とれてしまっていた。

何も話さない僕を心配したのか、女性は顔と思われる場所を近づけて、心配そうに見つめるそぶりをした。

我に返った僕は感謝の言葉すら言わずに逃げ帰ってしまった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「これが、僕の子供のころ体験した不思議な話だよ」

今、僕は付き合っている彼女と車内で怪談話に花を咲かせていた。

彼女の話はとてもリアリティに溢れていて、僕もこの秘蔵の話を出すしかなかった。

「……」

しかし、彼女の顔色は暗い。

「あ……面白くなかったかな……」

「うぅん、そうじゃないの」

あわてた様子で、彼女は手を振った。

「……ねぇ、もしも、もしもだよ?」

「ん?なに?」

彼女が決心した様子で話すので、僕も体が固くなった。

「もしも、私があなたに何か秘密があるとしたらさぁ、嫌いになるかな?」

「そんなことする訳ないよ!僕は君のすべてが好きなんだ!」

「そう、よかった!実はね……」

彼女は顔に手をやると、顔を外した。

「君は……」

その姿を見ていると、急に体に衝撃が走った。

僕らは、今も幸せです。

タイトル「エピローグのない話」

>>891「エピローグのない話」

「ねぇ、聞いて」

「ん?なんだい?」

「私ね、あそこの雲が気になるの」

「キノコ雲だね、あそこで爆弾が爆発したんだろう」

「ねぇ、聞いて」

「ん?なんだい?」

「私ね、あの大きな星が気になるの」

「彗星だね、この星に落ちるらしい」

「ねぇ、聞いて」

「ん?なんだい?」

「私ね、刺されても痛くないの、血も出ないの」

「不老不死だからだね、大丈夫、私も同じだよ」

「ねぇ、聞いて」

「ん?なんだい?」

「地面無くなってるの」

「星が消えちゃったんだよ、これからどこへいこうかね」

「ねぇ、聞いて」

「ん?なんだい?」

「私ね、」

>>81

『ギガオメガー』

それは子供の頃やっていた、退屈なロボットアニメ
10数年前の火曜日の夕方にやっていたはずのそのアニメの名前を、覚えている誰かに、僕は生まれてこの方出会ったことがない

誰もそのアニメを覚えていなかった
僕だけが覚えていた

だからだろう

今まで当たりくじになど一度も当たったことのない僕が
あの退屈なアニメを再現した、この機体の『パイロット』に、当選してしまったのは

……いや、きっとだからこそ選ばれたのかもな

この貧乏くじに




国の支援のもとロボット技術が隆盛を極める近未来、テレビアニメのロボットが現実に再現されるのが当たり前になっていた。
高騰したかつての人気アニメの版権を金持ち企業が買い漁り、新たなロボットアニメは現実のロボット建造とのタイアップが大前提。
子供の頃に見た伝説の現出に熱狂する大人たち。新たな伝説に夢中になる子どもたち。乱造されるかつての、そして現代の子どもたちの英雄。ロボット。

ロボットを所持する企業はそれを自社の象徴とし、現実には存在し得ない幻想的なストーリーを身に纏うことで多くのファンを手に入れる。
そしてそのロボットのパイロットもまた、企業の象徴として、広告塔として優れた人物を求められていた。
芸能人、アイドル、スポーツ選手、果ては政治家の息子や深窓の令嬢まで。

ギガオメガーは潰れる寸前の町工場が起死回生の広告手段として版権を購入した(というかそれしか買えなかった)ロボットアニメ。
社内にもアニメの内容を知っている人間がおらず、かと言ってアニメ映像自体も不人気過ぎて映像が見つからない。
しかしパイロットの条件には元ネタとなるアニメの知識があることが法律として規定されている。
コネもない、金もない、ロボットアニメの知識もない零細企業社長が取った手段は、同じく零細企業だった缶コーヒーメーカー社長に頼んでのパイロット募集。

その日の外回り中に何気なしに買った缶コーヒーについていた応募券を何気なしに応募して、それに当選してしまった主人公。
アニメの内容をおぼろげに覚えていると言ったばかりに適当な審査の結果ギガオメガーパイロットとして認定されてしまう。
職は無くしたくないんで副業としてならという条件と、現実に広告塔として何をすればいいか考えてなかった社長の適当さから
とりあえず地味なボランティア活動で草の根的な人気集めをしていたのだが……。


「現実にどのロボットが最強なのか、大会開いてはっきり決めようぜ!!」


どこかの金持ちがノリで放ったこの一言で、運命が大きく動き出す。

自らの技術を誇示するため、企業の威信を賭けて大会に参加する錚々たる大企業。
とてつもない賞金に目が眩み参加を決意する町工場。
参加したら会社にバレると青ざめる主人公。

貧乏町工場製作のマイナーアニメロボットは、大企業の作ったメジャーアニメロボット相手に果たして一体どこまで戦えるのか?
副業がバレたらクビになる主人公はどうやって会社に隠れて大会に出場するのか?
金持ちが大会を開いた真の目的とは?

そして誰も知らないアニメ『ギガオメガー』のストーリーとは?

今、古き伝説が蘇り、新たなる伝説を呼び覚ます。

>>850「人食羊」

私は羊である。

人に飼われ、食肉に加工されるはずだった羊である。

だが、私には知恵があった。

人の言葉を理解し、逃げ出す知恵を持ち、生き延びる知恵があった。

ある時、森の中で人にあった。

私は善意でその人に近づいた。道を教えるためだ。

しかし、その人間の第一声は

「ヒィィ!ば、化け物!」

であった。

確かに私はすでに羊とは呼べない体だった。

泥にまみれ、血がこびりつき、所々抜けている毛は確かに恐ろしげだ。

だが、そのときの私は極限状態であった。精神が崩壊しそうだったといってもいい。

そんな私への罵倒は、私を怒らせるのには十分だっただろう。

私は目の前の人の頭を引きちぎり、その肉を食らった。

するとどうだろう。私の体の疲労が消え、抜けていた毛は生え替わり、健康そのものとなっていた。

その時から、私は人を襲うようになった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今、僕は人食い羊がでると言われている森にきている。

あの羊を倒せば多額の賞金が貰えるという話だ。

町では悪魔だ魔物だなんて言われているが、所詮は羊だ。恐るるに足らないだろう。

聞いた話では、目は血のように赤く、毛は返り血で赤黒く染まっているとか。

ん?そう言えばさっきから赤い物がちらちらと……

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・

うむ、やはり人はうまいな。

タイトル「生徒会役員達」

タイトル「おそらく俺の青春ラブコメはまちがっている。」

>>899
タイトル「おそらく俺の青春ラブコメはまちがっている。」


俺は晴れて今年から高校一年生となる。

幼いころから漫画やアニメに興味を持ち、今やすっかりオタクと呼べるほどに詳しくなってしまった。

そんな俺が目指すものはもちろん……「青春ラブコメ」だ。

友人たちとのささやかな青春、女の子との甘酸っぱいラブストーリー。

高校という最も貴重で短い時間を使い、その青春を深く深く味わっていくつもり


―――――だった。


気さくだがどこかしっかりしている友人、

すぐに手が出る代わりに可愛い女友達。

清楚で天然、絵にかいたような箱入り娘の転校生……。


まさに、「青春ラブコメの登場人物」と言えるそれは俺の望むように動いてくれる。


だが、何かがおかしい……何かおかしい?それは俺にもわからない。

ただ一つだけ避けたい事は、「この違和感」が何であるかわからないまま、高校生活を終える事だ。


何かが抜け落ちギシギシと音を立てながら、まるでそれが当然であるかのように回る歯車。
俺はその原因を突き止めなきゃならない。

思えばこの学校の七不思議……あれがそもそもおかしかったんだ。

『七つすべてを知れば死ぬ』なんて小学生が考えるような設定のくせに、

その七不思議はどれも普通、平坦で……「不思議」と呼べるようなものではない事。

六つ目を知ったその時。歯車がかみ合う音がする―――。


ああ、やっぱり。


「おそらく俺の青春ラブコメはまちがっている」

>>853
「ガソリンで溶かす雪」

「おかえり。今日の配給食はなんだった?」
悪友にして兄弟同然の間柄であるアルキルの帰還に顔をほころばせ、ストリートチルドレンのジッポはそう問いかけた。

「今日は豪勢だぜ。ターキー味に、ショートケーキ味。それといつものコーンスープだ。数日早いクリスマスプレゼントだな」
アルキルも嬉しそうに笑い、言葉が返ってくる。その声は心なしか誇らしげだ。

「そりゃあいい。早速食おうぜ」
「ああ。ちょっと待ってな」

待ちきれないとばかりに背負ったバックパックに手をかけようとするジッポを諌め、いそいそとスープを温める準備にかかるアルキル。
スープは温めた方が美味い。几帳面な友が決して譲らない信念の固さに苦笑いし、ジッポはゆっくりと手を引っ込める。

「ほらな?スープは温めた方がうめーだろ?こんな豪勢な食事の日は尚更さ」
満足そうに言ってスープを啜る友人に、多少の同意を覚えつつ、けどよ、と言ってジッポは不満を漏らす。

「確かに美味かったけどさ、でもやっぱり、合成食料の方は味気なかったよ。たまには本物の肉とか、食いてーな」
「よく言うぜ。生まれてこの方そんな高級品、目にかけたことすらねーくせに」

にべもないアルキルの言葉に再び苦笑いしてから、ジッポは残りのターキー味のゼリーとショートケーキ味のゼリーをやっつけることに専念した。

「でも、本物の肉かぁ……一度でいいから食ってみてぇなぁ」

アルキルの独り言のようなつぶやきには、聞こえなかったふりをして。

「食ったらどうする?」
「ベンゼン爺のとこで仕事」
「そっか、今日だったか」

ここは捨てられた人々が集う街。
年中雪が降り注ぐ発掘都市「スノウ」は、都市まるごとがスラム街でできていて
そこの住民はかつて存在し、今は滅んだ超高度内燃機関文明の残り火の恩恵に預かって生きている。

ジッポとアルキルは『政府』から全ての市民に対して配られる配給で飢えをしのぎながら
掘り返したオーパーツを直して売りさばく変わり者の老人ベンゼンの下で仕事をし、自分たちの家を買うことを夢見て暮らしていた。

「そうと決まったら早く行こうぜ。予報だともうすぐ雪が降る」
「そりゃぞっとしねえな。なら走ろう」

空になったゼリーのパックを捨てて、ジッポが走る。
アルキルもそれに続いた。空は今にも泣き出しそうに黒かった。

この街の雪は少し厄介だ。
真っ黒な空から降り積もる真っ黒な臭い雪は、肌に触れると身体を蝕み、精神を溶かす。
昔はたくさんいたジッポ達の友人も、うっかりこれに触れてしまい随分と少なくなってしまった。

ジッポはこの街が嫌いだ。
残酷で醜い、この街の雪が大嫌いだった。
けれど、この街の住人はこの街から出ることはない。
どんなに残酷な雪が降ろうと、人は文明から離れては生きられないと知っていたから。

「……おい、待てよジッポ」
「どうした?アルキル」
「人が倒れている」


――その時までは。


この街では珍しくもない光景を緊張した声音で告げたアルキルを不思議に思い、
何気なく目を向けたジッポの目に、真っ黒で汚らしいスラム街に似つかわしくない純白の白が写った。

真っ白な少女ナフサ。

彼女との出会いが、二人の少年をこの世界に隠された秘密を巡る壮大な冒険へと誘う。
これはスチームパンク文明社会においてオーパーツと化したガソリンエンジンを駆使し、世界を牛耳る巨大な組織の陰謀と対決する少年少女の物語。

タイトル「上野の森」

タイトル「愛の転売屋」

>>909「愛の転売屋」

私は、螺旋の王と申します。

とあるネフィアでご主人様に拾われて以来、ご主人様を一心にお慕いして参りました。

ご主人様に襲いかかる敵を触手で投げ飛ばし、幻覚を見せて精神を崩壊させました。

ご主人様もそんな私を見てうれしく思ったようで、婚約指輪をくれたり、一手間加えた料理をくれたりしました。

そして、ついに私とご主人様は結ばれました。

新婚旅行はポート・カプールとかいうところらしいです。

どんなところか今から楽しみでたまりません。

・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・

ぐ…ぐぎぎ……おまえの嫁さん……人間じゃ……

タイトル「日比谷の西郷さん」

タイトル「トイレの伊波さん」

タイトル「2015」

>>359「破滅世界の羅針盤」

きっとこの世界は終わる。

大戦争が起こるのか、天変地異が起こるのか、それはわからない。

だが、確実に終わる。

私はそう望んでいた。

こんな世界、無くなってしまえと何度思ったことか。

そして、その日がきた。

しかし、戦争でも、天変地異でもなかった。

そこにいたのは、大きな剣を携えた大男だった。

その男は剣を地に突き刺し、何かを唱えていた。

すると、世界では不思議な事が次々と起こっていた。

大地が割れ、川が遡り、砂漠に雪が降った。

私が呆然としていると、男が私に気づいた。

「ん?なんだ、君か」

その声は姿からは想像できない優しい声で、私を知っているようだった。

「だ、誰?」

ようやく口から出した言葉に男は目を開けて驚いたようだった。

「誰って……君が呼んだんだろう?この神様をさ、世界を壊してほしいって」

神を名乗った男はそう言いながら剣をさらに深く突き刺した。

またも呆然としていると、男は懐から何かを取り出し、私に手渡した。

「……これは?」

「ん?崩壊を止める場所を示す羅針盤だよ?」

疑問を投げかけると、男は普通でしょう?と言いたげに答えた。

私が頭を悩ませていると、男はさらに続けた。

「君が望んだこの世界崩壊、もしも途中で止めたくなればその場所に行きなさい」

「……なぜ、私が止めるの?」

「さぁね、その場所に行けばわかるんじゃないかな?」

そう言い終わると、男は忽然と姿を消した。

私は、この釈然としない思いを消すために羅針盤の針が指す方向へと歩き出した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これは、羅針盤に導かれる少女の見る世界。

少女は、その旅の果ての地で、何を見るのか?

果たして、世界は終わりを迎えるのか?

全世界同時未放送決定!

タイトル「未解読な彼女」

>>926「未解読な彼女」

俺の恋人は古文書だ。

いや、比喩や自虐などではない。

ある日届いた不思議な瓶。

その中の液体を間違えて飲み干した俺は自分の目を疑った。

今まで、俺の研究していた古文書……ヴォイニッチ手稿やレヒニッツ写本が、少女の形を持ち、意志を持って俺に話しかけてきた。

これは、冴えない俺と彼女たちが織り成す恋愛劇。

「未解読な彼女」毎週土曜朝9時未放送!

タイトル「楽園の闇」

タイトル「アンハッピーシンドローム」

タイトル「どこまでもはてしなく平和な村」

タイトル「俺の妹の友達の幼馴染の元カレの先輩の上司の姪の同級生がこんなに可愛いわけがない」

>>930
楽園の闇

以上で終わります。ありがとうございました。

『乙』『乙です!』『面白かったー』

F5ボタンを押す。押す。押す。そろそろレスの数が少なくなってきた。

一度画面から目を離し、書き上げた物語を頭の中で思い返しながら、くつくつと笑う。

ああおかしい。こんなもののどこが面白いのだろう。

私の頭の中にはもっとちゃんとした物語があって、それを書き上げるための気分転換に、こうしてSSを投稿している。

ちょっとした小ネタや、大衆受けしなそうなものを選び、形をそれっぽく整えただけの駄作を、少なからず見てくれる人がいる。

きっと読んだ人にとっても、スナック菓子のようにその場で消化される物語だ。後には残らないし、思い出すこともない。

だからこれは気分転換。私の中にある大切な物語を書き上げるまでの、ちょっとしたお遊び。

……わかってるよ? そのお遊びの比率がどんどん増していることくらい。

きっとみんなが絶賛してくれるはずの物語がホコリをかぶって、今じゃ私にさえ後回しにされている。

でも今の私は、この楽園でのお遊びをやめられない。

少数の不特定な読者と交わす、どこにもつながらない創作活動。

「幼馴染……思い出があって当たり前。ならそうだ、思い出話を作り上げようとすれば、みんな面白がってくれるよね」

『幼馴染「思い出話を作りませんかっ?」』とスレッドのタイトルを決める。

そして一日か二日、頭の中で内容をいくつか考え、簡単に起承転結をつける。

書き上げるのにそれほどの時間はいらない。だってそこまで中身はないのだ。

三日後、私はまたSSを投稿し、書き込みが終わったあとはひたすらF5ボタンを押す。

まとめサイトの確認だって欠かさない。どんな反応をしているのか、一つ余さず摘み取りたい。

そして私は必要な時間を切り崩す。

読んでくれた人の反応を見て、私は笑う。

その笑顔がどんなに醜いのかは、闇に隠れて私には見えない。

>>931 アンハッピーシンドローム

「ひさしぶりー。元気してた?」

『最近はぜんぜん顔を見せなかったな。どうかしたのか?』

「どうもしないよ? たださ、入院した方がいいって周りがうるさいんだよね」

『お、頭の病気か?』

「失礼だな! ちょっと転んで頭を打っただけだよ」

「みんな心配性すぎる。だってさ、別に検査しても問題はなかったんだよ? 健康そのもの。それなのに入院って、厄介払いされてる気分」

『心配されてるんだろ。素直に受け取っとけ』

「ま、気持ちは嬉しいんだけどね。そういえば君って、今日もここでお仕事?」

『もちろんだ。俺はここにいるのが仕事だからな』

「そっか、がんばるねえ。わたし、じっとしてるのなんて耐えられないよ」

『慣れればいいものだがな』

『あれ? なんか珍しいヤツがいるじゃん!』

「そっちこそ珍しいっ。こんなところにどうしたの?」

『配達する範囲が変わっちゃってさあ。だからあんたの家にはもう行かないから』

「えー? 寂しくなるじゃん」

『じゃああんたがあたしに会いに来なさいって』

『なんだ、ずいぶんと仲良しだな。知り合いか?』

「うん。いつも宅配便を届けに来てくれるんだよ」

『ま、あたしはこいつの部屋に上がったことがない程度の友達だけどね』

『それなら俺もないさ。何しろここから動けない』

『あー、そういう役目でしょ? しかたないよねー』

  「ではサインでお願いします。はい、ありがとうございます。ではまた」

『っと。配達終わったみたい。あたしも行かないと』

「忙しいね。今度また話そうよ」

『りょーかい。またね?』

「ああ、行っちゃった」

『仕事熱心なことだ』

「君もね。二四時間休みなしでしょ?」

『まあな。何しろ突っ立っているだけのお仕事だ』

「いつか頑張りが認められるといいねー」

「……よし、あたしもそろそろお買い物行ってこようかな」

『友達に会いに、の間違いじゃないのか?』

「ん、まあね。スーパーとか行くと、話しかけてくる人が多くて買い物どころじゃなくなっちゃう」

「この前も店員さんに注意されたし」

『あまり羽目を外すなよ』

「わかってるよー。じゃあまたねー」

運送会社のトラックが去った後、彼女は猫よけに水を入れたペットボトルに手を振って別れた。

頭を打ってから無機物の友達が増えた彼女は、毎日をとても楽しく過ごしている。

だが、彼女が幸せだと人間は認めない。

>>932
どこまでも果てしなく平和な村

戦士「ぬおー! はやぶさぎり!」

魔王「はっ。その程度の攻撃が効くか小僧!」

魔法使い「離れて戦士! メラゾーマ」

魔王「ぬっ……」

僧侶「バイキルト……勇者さま!」

勇者「これで終わりだ魔王……ギガスラッシュ!」

魔王「ぐっ……ぬあああ!?」

勇者「俺たちの……勝ちだ」

魔王「がはっ……くっ、いまいましい人間が……」

魔王「だが忘れるな……魔王を作り出したのは、貴様ら人間であることを」

魔王「お前たち人間の心に闇がある限り、また別の魔王は生まれるのだ……!」

勇者「――それでも俺は信じてる。人間が、光を胸に抱いて生きていくことを」

僧侶「勇者さま……」キュン

魔王「ふん……ばか、め……」ガクッ

……


魔王「どっこいしょ」ムクッ

魔法使い「ちょっと魔王、あんたどこのおっさんよ」

魔王「うるさい。つい声が出てしまうのだ」

戦士「ていうかよー、オレの攻撃をちっとはくらってくれていいんじゃねえか?」

魔王「あと力を200は上げてから出直すんだな」

魔法使い「そういえば僧侶。最後のあの胸キュン、あれ素だったでしょ?」

僧侶「え? な、なんのことです?」

魔法使い「とぼけちゃって、この子ってばもう」

魔王「おい、それより勇者が一人もくもくと掃除を始めてるぞ。われらも手伝わねば」

勇者「もうちょっと片付けを楽にしたいもんだなあ」

魔王「確かに。おい魔法使い、メラゾーマ禁止だ」

魔法使い「いやよ。ぶっぱなすのが気持ちいいんだもの」

僧侶「勇者さま、ちりとりもってきましたっ」

勇者「お、サンキュ」

戦士「なあなあ、明日は勇者を悪役にしてみないか?」

僧侶「勇者さまは正義の味方です」

魔法使い「たまにはいいじゃない。ねえ」

勇者「そうだな。魔王に討伐されてみるか」

魔王「なら我はダークヒーローらしく振舞おうぞ」

世界を支配できる力で行われるお遊びは、どうやらとても楽しいようで。

基本みんな1レスで終わらせてるようなので、1レスが望ましく、2,3レスなら問題ないように思えます
晒しになるためスレタイは出せませんが、タイトルをここからもらったと注釈をつけて個別にスレを立てる人もいるようです

>>934 >>938 >>940の書き込み時間的に、15分ほどだからほぼ思い付きですね
お題の裏をかくか、素直に書くか、ひねくれてみるかだけ考えました

以前厨二的SSスレの>>100で似たようなことは書いたのですが、ニュアンスを伝えにく部分もあるので見てきていただければと思います

>>933
「俺の妹の友達の幼馴染の元カレの先輩の上司の姪の同級生がこんなに可愛いわけがない」

(略)姪「へえ、そうなんですか。おじさんって物知りですね!」

その可愛らしい笑顔に年甲斐もなく照れてしまう。天使と形容していいくらいだ。

(略)姪「なるほどー、星を数える単位は座だから、星座っていうんですねー」

僕のつまらない雑学をこんなにも真剣に聞いてくれるなんて。

(略)姪「じゃあわたしから問題ですっ。恋の単位はなんでしょう?」

僕「こ、恋の単位だって?」

ものすごい難問だった。どう答えればいいだろう。

(略)姪「ちっちっちっち………」

カウントダウンが始まっているらしい。でも僕は、気の利いた返事を思いつかない。

(略)姪「ぶっぶー。残念ですね、時間切れです」

僕「はは……敵わないな、わからなかった。答えを教えてくれるかい?」

(略)姪「恋の単位、それはですねぇ」

ベンチから立ち上がり、彼女はくるりと回ってみせる。

(略)姪「まだわかりませんっ。好きな人ができたら見つけますよっ」

僕「…………ははっ」

こいつはいっぱい食わされた。答えのない質問だったらしい。

(略)姪「わたし、そろそろ帰らなきゃいけません。おじさんは家に帰らないんですか?」

僕「ああ、うん。帰るよ。もうちょっとしてからね」

(略)姪「そうですか。ではまたいつか、さようなら!」

僕と君の途切れそうな絆を知らない彼女は、明るく元気に走り出す。

少し時間を置いて、僕も彼女のあとを追った。

僕の妹の友達の幼馴染の元カレの先輩の上司の姪の同級生である、ほとんど他人同然の彼女。

僕は彼女のストーカーだ。いつか彼女が、僕との運命に気づいてくれることはあるだろうか。

ミスです……(略)同級生でした、すみません

タイトル「遊び飽きたおもちゃはゴミ箱へ」

タイトル「私の罪を数える」

タイトル「自分=世界」

>>990あたりになったらネタ消化の為にタイトル投下は一旦止める感じかな?

>>964別に次スレに投稿すればいいと思うんだが
製作者総合とかスレ跨いでる話題あるし

タイトル「SS製作者総合スレ」

タイトル「混沌ごっこ」

タイトル「廃棄世界の救世主」

タイトル「定刻主義」

タイトル「The next stop is」

タイトル「長久手ニューゲーム」

タイトル「一度きりの完全犯罪講座」


男「『一度きりの完全犯罪講座』というセミナーに申し込んできたよ」

女「これで私達も貧乏生活からおさらばね」


一週間後、男が会場に行くと、ドアには『一度きりの完全犯罪をお許しください』という張り紙があった。

タイトル「破滅回廊」

タイトル「次スレ」

いいんじゃないかな?はよせんと埋まりそうでこわひ

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