穂乃果「にこちゃーん♪」にこ「あーもう!顔近い!ちゅーしてやろうか!?」 (161)

穂乃果「え」

にこ「なんて冗だ――」

穂乃果「……////」

にこ(…は?)

穂乃果「……////」プルプル

にこ「……っ」


ああ、なんてバカな私

だけど、確かに私はこのとき

緊張で震えて、顔を真っ赤にしている穂乃果に

ときめいてしまったのだ


にこ「……」チュ

穂乃果「っ…////」


不覚にも

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めちゃゆっくり更新

穂乃果「ん…///」

にこ(柔らか……あれ?)

にこ「っ…ご、ごめ///」バッ

にこ(う、うわー…なにやってんの私…)

穂乃「……」

にこ「…穂乃果?」

穂乃果「うぅ…////」カァァ

にこ「!」

穂乃果「か、かえる…!/////」タタ

にこ「ま、待ちなさいよ」ガシ

穂乃果「っ…ゃ////」

にこ「…」チュ


にこちゃんはバカなので

同じことを繰り返すのでした

ニャー!
リンチャンマッテー
ハシラナイノ!

にこ「!」

ガチャ!

凛「にゃ?」

花陽「あれ…ふたりとも早いね?」

にこ「…あんた逹が遅いのよ」

凛「えー結構急いで来たんだよ?」

真姫「…穂乃果?」

穂乃果「…ん?うん?////」

真姫「顔赤いけど…具合悪いの?」

穂乃果「そ、そんなことないよ?真姫ちゃん、心配してくれたの?」

真姫「べ、別に…」

穂乃果「ありがとう」ニコ

真姫「……///」クルクル

にこ「……」

ああ、本当バカな私

一度ならず二度までも

このあと今日の練習も終わって

穂乃果が話かけようとしてきたけど

私は気づかなかったふりをして

全速力で帰った

―――――――――――――

穂乃果「す、好きです!////」

にこ「…はい?」

穂乃果「付き合って、ください////」


翌日の放課後

呼び出されて告白された


にこ「……えっと、本気で言ってるの?」

穂乃果「当たり前だよ!」

にこ「…それはほら、昨日のことがあって…勘違いしてるとか」

穂乃果「穂乃果は昨日よりずっと前から…にこちゃんのこと好きだったもん」

にこ「え…」

穂乃果「気づいてたんじゃないの?だから昨日、き、キスして…///」


んなわけない


にこ「いや、気づいては…なかったわね」

穂乃果「…じゃあ、なんでしたの」

にこ「……」


沈黙


穂乃果「穂乃果、初めてだったんだよ?」

にこ「……」

穂乃果「…せ、責任、とってよ」


責任

その一言だけで汗が吹き出てくる

つまり、責任とってお付き合いしろと


にこ「……」

穂乃果「……」

にこ「……あー!」

穂乃果「!?」

にこ「今日用事あるんだった!ごめん!」ダダダ


とりあえず今日のところは逃げよう


穂乃果「あ…」

穂乃果「……」

―――――――――――――
矢澤家

にこ「こころ~お皿出してくれる?」

こころ「はい!」

にこ「ありがと」

にこ「ここあー、虎太郎連れてきてー」

ここあ「はーい」


うんうん

素直な妹達


ここあ「おいしい!」


そう、よかった

ところでね、お姉ちゃん今日あの穂乃果から告白されたんだけど

どう思う?

なんてね

聞いてもどうにもならないことは聞かない

ましてや妹達に

にこ「洗い物おーわり」キュ


夕飯の片付けも終わったので

ソファに座り込んでテレビをみる


にこ「……」

<ワハハハ!


なにがそんなに可笑しいのか

ちっとも面白くない

それとも私を笑っているのか

情けなく逃げた私を笑っているのか


にこ「……」


穂乃果『…じゃあ、なんでしたの』


にこ(なんでって…()


なんでしたかって

そんなの

そんなのねぇ……

知らないわよ

私だって

にこ「洗い物おーわり」キュ


夕飯の片付けも終わったので

ソファに座り込んでテレビをみる


にこ「……」

<ワハハハ!


なにがそんなに可笑しいのか

ちっとも面白くない

それとも私を笑っているのか

情けなく逃げた私を笑っているのか


にこ「……」


穂乃果『…じゃあ、なんでしたの』


にこ(なんでって…)


なんでしたかって

そんなの

そんなのねぇ……

知らないわよ

私だって

―――――――――――――

にこ(あー学校行きたくない)

にこママ「おはよ」

にこ「おはよー」

にこママ「今日は雨降るかも」

にこ「ほんと?」


窓の外を見ると

曇り空

まるで今の私の気持ちを表したかのよう

なんてね


にこママ「朝ご飯もうできてるから」

にこ「ありがとうママ」


やっぱりママの手料理が一番美味しい

マザコン?

いやいやいや


にこママ「あ、にこ」

にこ「ん?」

にこママ「占い、にこの今日の恋愛運絶好調だって」


それは、また


にこママ「告白とかされちゃうんじゃない?きゃー!」


ははは、そんな馬鹿な

これ以上悩みの種を増やされてたまるか

おやすみ

―――――――――――――

ああ

家から学校までの距離はこんなにも短かっただろうか

憂鬱


にこ「はぁ…」テクテク

穂乃果「……」

にこ「……」ピタ

穂乃果「……」

にこ「……」

穂乃果「…おはよう」

にこ「……」ダラダラ


なんでいるの?


穂乃果「あのね、一緒に…」

にこ「…っ」ダッ

穂乃果「あっ…!」ダッ

にこ「ハァ…ハッ…!」ダッダッダッ

穂乃果「ハァ、ハァ…!待っ、ハァ…てよ!」ダッダッダッ

にこ「なん、で!追ってくるのよぉ!」ダッダッダッ

穂乃果「だっ、てぇ…ハァ、逃げるんだもん!」ダッダッダッ


そりゃそうか


にこ「っぶはぁ!ぜぇ…はぁ…もう、無理ぃ…」

穂乃果「そっちこそ、なんで、っはぁ…逃げるの…はぁ…」

にこ「いや、追ってくる…から…」

穂乃果「先に逃げたの、にこちゃんじゃん…」


いやね

まさか待ち伏せされてるとは思わなかったから

こっちにも心の準備ってもんがあるし

だから逃げ出したのも仕方なかったというか

穂乃果「ふぅ…あのね、にこちゃん」


や ば い


にこ「ちょっと待ちなさい!」

穂乃果「え?」

にこ「放課後!放課後まで待って!」

穂乃果「……」

にこ「もう少し、時間をちょうだい」

穂乃果「…わかったよ」

にこ「!」

穂乃果「学校、先に行ってるね!」タタ

にこ「……はぁ」


情けない

―――――――――――
屋上

にこ「ふぅ…」

にこ「あー…」

にこ「…うん」


昼休みまでずっと考えてたけど

なんも思いつかないわ


にこ(断るにしても、どう断ればいいのよ…)


どう断っても

これからの私達の関係はギクシャクするのが目に見えている

どうしてこうなった

二度したのが不味かったのか

いや、一度でも不味いか


にこ(神様ぁ…教えてにこぉ)


曇った空に向けて

両手を伸ばす

神様仏様先祖様

どうか天啓を


ポツ

にこ「…ん?」


なんてしてると


ザァァァァ…

にこ「どわあぁぁ!?」ダダダ


土砂降り

退避したにも関わらず

一瞬にしてずぶ濡れになった


にこ「……」ビッショリ

にこ「…ふ、ふふ」

にこ「ふふふふふ…そう、自分で何とかしろってことね…」

にこ(このやろう…)

希「にこっち…なにしてるん?」

にこ「…希か」

希「あーあー…ずぶ濡れやん。ほんとなにしてんの?」

にこ「うっさいわね…」


なにしてたって?

神様に祈ってたのよ

そんなのいなかったけどね


希「…元気ないね?」

にこ「べっつに…いつも通りでしょ」

希「悩みごと?」

にこ「……」

希「話して楽になることも、あるんやない?」

にこ「……あのね」

希「あ、その前に身体拭いて着替えよか」


おい

まぁ、風邪を引きたくもないので

希の言う通り着替えた


希「それじゃあ話聞かせてもらおうかな」

にこ「……」

希「ほらほら、さっきは話そうとしてたやろー?」

にこ「…穂乃果に告白された」

希「何を?」

にこ「付き合ってくださいって」

希「へー…それはまた…」

にこ「……」

希「……ほんまに?」

にこ「うん」

希「え、えぇ~…そういう話かぁ…」

休憩

>>40修正

穂乃果「はぁ…あは、なんか前にもこうやってにこちゃんのこと追いかけてたの、思い出しちゃった」ニコ

にこ「っ」ドキ


…あれ?


穂乃果「…あのね、にこちゃん」


やばい


にこ「ちょっと待ちなさい!」

穂乃果「え?」

にこ「放課後!放課後まで待って!」

穂乃果「……」

にこ「もう少し、時間をちょうだい」

穂乃果「…わかったよ」

にこ「!」

穂乃果「学校、先に行ってるね!」タタ

にこ「……はぁ」


情けない

にこ「なに」

希「いやぁ…そんな話されても困るやん?」

にこ「あんたが話せって言ったんでしょうがぁ!?」

希「あはは、冗談冗談。で、どうするの?」

にこ「…どうしたらいいと思う?」

希「断るん?」

にこ「そりゃあ」

希「……」

にこ「……断るでしょ」

希「今の間なに?」

にこ「気にしないで」

のんたんのしゃべり方こんなんで大丈夫?

希「ふーん…もったいないなぁ」

にこ「は?」

希「穂乃果ちゃん、可愛いやん。ウチは全然アリかなって」

にこ「なっ!?」

希「あ、別に同性愛者ってわけじゃないんよ?でも穂乃果ちゃんなら、なーんて…////」ヤンヤン

にこ「…女同士の恋愛なんて上手くいくわけないじゃない」

希「え~そんなことないんやない?」

にこ「あるの」


絶対にね

てすと

にこ「どう断るのがベストなのかしらね…」

希「さぁ?」

にこ「…だいたいなんでにこなのよ…絵里とか海未とかことりとかさぁ…」

希「あー…確かにあの三人は穂乃果ちゃんに好意寄せてるっぽくもみえなくもないなぁ…一年生組ももしかしたら…」ニヤ

にこ「え、マジで?」

希「知らんけど」

にこ「……」

希「ふふ♪」


こ、コイツぅ…!

にこで遊んでるわね!?

…まぁ、でも確かに話したら少しは楽になったかも

問題は何一つ解決してないけど


にこ「…なんでキスなんかしちゃったんだろ」ボソ

希「…は?」

にこ「あ」パシ


やば

つい口に出しちゃった


希「今、なんて言ったの?」

にこ「え、え~?にこ、なんのことだかわかんな~い」キャピ

希「ほう」ポキポキ

にこ「待って」

希のセクハ…ワシワシは割とシャレにならないので

洗いざらい話した

ちくしょう


にこ「…ってわけよ」

希「…なんでやねーん!」パシン

にこ「あいた!?」

希「そんなことしといて断るとかアホ!?いやアホやん!にこっちめっちゃアホやん!?アホの中のアホやー!」

にこ「アホアホ言い過ぎでしょ!?しょうがないじゃない!あのときは体が勝手にというか…こんなことになるなんて思ってもみなかったし…」

希「いやもうそれ穂乃果ちゃんのこと絶対好きやん」

にこ「へぁ?」


変な声が出てしまった

アイドルにあるまじきアホっぽい声が


にこ「ど、どどどうしてそういう結論になるのか全くもってわからないわねっ!」


どもった

なんか変な汗が…

希「はぁ~…にこっち…」

にこ「な、なによ」

希「もう認めちゃいなよ」

にこ「は?」

希「You認めちゃいなYo」

にこ「はぁ!?」

希「穂乃果ちゃんのこと、好きなんでしょ?」

にこ「……」

希「……」

にこ「……」スッ

希「……?」

にこ「えい」ベチン

希「あいたっ!?デコピン!?」

にこ「ばっかじゃないの!?そんなわけないでしょ!」


私が穂乃果のことを…そんなことあるわけない

アイドルは恋愛なんてしないんだから


希「…ま、にこっちがちゃんと考えてだした答えならウチはなんも言わないよ」

にこ「……ん」

希「あ、結構痛かったで」

にこ「…ごめん」

希「はい」

にこ「…ありがと」

希「んー?ふふ…にこっち~♪」ギュ

にこ「ちょ、なによ」

希「ええやんええやん♪」

にこ「…ほら、もうチャイム鳴るから戻るわよ」

希「はーい」

希「あ、最後に」

にこ「ん?」

希「ウチらはまだ高校生、子供や」

にこ「……」

希「だから恋愛くらい、自由にやったらええと思うよ?」

にこ「…ふん、他人事だと思って」

希「他人事やもーん♪」

にこ「くっ……」

希「ほら、いこ」

にこ「ふん…」


放課後まで、あと少し

私の足取りは重い

教室に向かう途中に窓の外を見ると

さっきまで土砂降りだった雨が

もう止んでいて

私はそれに少しイラっときた

――――――――――――――――


来てしまった

遂にこの時が…

放課後

場所は体育館裏

前に呼び出されたのもここだった


にこ「……」


厚い雲に覆われていた空はさっきまでとうって変わって

雲の間から日が差し始めてる

目の前には

頬を少し赤らめた穂乃果が

…この子、超能力者かなんか?

なんか前にも雨を止ませてたような


穂乃果「……///」モジ


もじもじしないでよ

正直

可愛いと思うけど


にこ「……」

穂乃果「…す」


す?


穂乃果「好き、です!私と、付き合ってくださいっ!////」

にこ「っ……」


はいはい

成る程ね

そうくるのね


にこ「~~~////」

穂乃果「…返事、聞かせて?」


返事

そう返事

断らなくちゃ


にこ「…えっと」


結局なんにも考えつかなかった

何て言う?

何て言って断る?


穂乃果「……」

にこ「え~とぉ…」チラ

にこ「……」


ん…?

んん!?


希「……」コソコソ ジー

こ、の…!

なに覗きに来てんのよ!?


希「……!」


あ、気付いたことに気付いたわね


希「…!…!」シュッシュッ


いけ!いけ!

じゃないわよっ!

腹立つ…


にこ「……」


いいわ


にこ「あのね、穂乃果」

穂乃果「は、はい!」ビク

にこ「にこね…」


道連れにしてやる


にこ「希と付き合ってるの」

希「……」アングリ


なにあの顔

笑える


穂乃果「嘘…」

にこ「本当よ?」

穂乃果「…いつから?」

にこ「結構最近にね」

穂乃果「……」


希「」


穂乃果

あなたの後ろにいる人

今かなり面白い顔してるわよ


穂乃果「…ひどい」ジワ

にこ「え」

穂乃果「あんなこと、した、ヒッ…くせに…そんなのって、ないよ…にこちゃんの、ばかぁぁ…」ポロポロ


え、嘘

泣かせるつもりなんて


希「騙されたらあかーん!!」

穂乃果「っ…希、ちゃん?」グス

希「にこっち!」

にこ「な、なに」

希「アホなん!?」


にこぉ…


希「…穂乃果ちゃん、にこっちが言ったこと全部嘘やからね?」

穂乃果「え…ほんと?」

希「ほんとほんと」

穂乃果「……」チラ

にこ「……」

穂乃果「…にこちゃん、嘘ついてまで穂乃果とお付き合いしたくないんだ」ウル

にこ「へ?」

希「あ」

穂乃果「わたしのこと、そんなに、嫌いなんだあぁ…」ポロポロ


待って待って待って

なんでそうなるの?


にこ「そんなこと言ってないでしょ!?」

穂乃果「じゃあ好き?」

にこ「…えーと」

穂乃果「ほらあぁ、ヒッ、やっぱりぃぃ…」ポロポロ

希「にこっち…」ハァ


いや

今のは違うでしょ

その…違うでしょ

希「……」ジッ


…たく

しょうがないわねー


にこ「あー、穂乃果?」

穂乃果「っ、スン…」

にこ「にこは別に、あんたのこと嫌ってなんてないわよ?むしろ好き」

穂乃果「!」

にこ「でも私の好きと穂乃果の好きは違うのよ。あんたは恋愛感情だけど、にこのは…友情、みたいな」

穂乃果「……」

にこ「あのときあんたとしちゃったのはたぶん…その場の空気っていうか…正直、女の子同士でなんて」

穂乃果「っ…」ジワ


早い早い

まだ途中だってば

にこ「今のにこには考えられない。…今よ?今は」

穂乃果「…?」

にこ「…これからどうなるかは、わかんないけど」


穂乃果「……にこちゃん、それって」

にこ「まー…とりあえず友達から…ってのも変ね…うん」

穂乃果「……」

にこ「…そんな感じで」

穂乃果「~~~っ、に、にこちゃーん!」ガバ

にこ「ぬぁ!?」

穂乃果「穂乃果、絶対!絶対ににこちゃんを振り向かせてみせるから!」ギュー


前に

誰かが穂乃果のことを動物に例えるなら犬と言ってたけれど

なるほど

これは

尻尾があったらブンブン振ってることでしょうね


にこ「が、頑張んなさい…あと苦しい 」

穂乃果「うん!」ギュー


苦しいって

―――――――――――――――――

希「断るんやなかったん?」

にこ「……」

希「あれって先伸ばしにしただけじゃ」

にこ「だーもう!自分でもわかってるわよ!好きなだけ笑えばいいじゃない!」

希「くすくす」

にこ「ぐっ…」イラ


希「でもなんであんなすぐバレる嘘ついたん?ウチと付き合ってるって」

にこ「道連れ」

希「ウチなにか悪いことしたっけ」

にこ「覗いてたでしょ」

希「心配でつい」

にこ「ふん…今日のこと、誰にも言わないでよね」

希「口は堅い方やん?」

にこ「そう」

希「でもああ言ったからにはちゃんと考えてあげなきゃあかんよ?」

にこ「……」

絵里「あら、二人ともどうしたの?」

希「さっきにこっちが」

にこ「ちょっと!?」


あーあ

なんか

なんかもう

…とりあえず

今日の献立を考えよう

――――――――――――――――


夢を見た


にこも穂乃果も真っ裸で


にこは息を荒げながら穂乃果に覆い被さり


優しく胸を揉みながら深いキスをして


下の方に手を伸ばそうとしたら


二足歩行のアルパカにハリセンで頭をぶっ叩かれた



そこで目が覚めた



にこ「……シャワー浴びなきゃ」


どうかしてる


別にね

なにも考えなしにあんなことを言ったんじゃないのよ

先伸ばしにすれば

穂乃果も考えを改めたり

私への熱が冷めたりするかも

なんて

穂乃果「おはよー!」ダキ

にこ「っ、…おはよ」


しかしそうもいかず

あれからというもの

ところ構わずいきなり抱きついてきたり


穂乃果「にこちゃんどこいくの?」

にこ「飲み物買いに」

穂乃果「穂乃果もいく」テテテ


何処へ行くにもついてきて


穂乃果「……」ギュ

にこ「!?」

穂乃果「えへ…///」


人の目もあるのに手を握ったりなんかしてきちゃったり


穂乃果「みてみて♪」

にこ「え…ちょっとそれ」

穂乃果「ピンクのカーディガン!にこちゃんとお揃いだよ

」クルクル

にこ「……」

こんなことが続いて

今日なんか


穂乃果「……」スッ

にこ「」

穂乃果「……///」ギュウ


腕を絡めてきた

さすがにこれは…


にこ「あ、あんたねぇ///」


と思い穂乃果の方へ顔を向けると


穂乃果「にこちゃん、ちゅーしよ…?///」


ビックリした

だから思わず


にこ「付き合ってるわけでもないのに、ベタベタすんじゃないわよ!気持ち悪い!」

穂乃果「……」

にこ「あ…」

穂乃果「……なんで」ウル


違うの

今のは


穂乃果「なんで、そんなこと、言うのぉ…?ヒッ、穂乃果、頑張れって言われた、から…なのにぃ…」ポロポロ

にこ「ごめん、ごめん穂乃果っ」

穂乃果「…もう、いい」グス


は?

もういいって

なにが?


穂乃果「っ…」タッ

にこ「穂乃果!」



にこ「……」

そう

そういうこと

諦めるのね

ふーん

絶対ににこのこと振り向かせる

なんて言っときながら

今ので諦めちゃうんだ

ま、いいけど

清々するわ

こっちはもうあんたのことで悩まなくて済むんだから


ポツ…ポツ…

にこ「あ…雨」

にこ「帰…うわっ!?」


足がもつれた


にこ「いったぁ…」

サァァァ…

にこ「……」


むかつく

私のことを諦めた穂乃果も

強くなる雨も

もつれる足も

今のこのよくわかんない気持ちも

全部が全部

むかつく


にこ「……っ」

おやすみなさい

――――――――
―――――
―――



希「にこっち―」

にこ「ん…なに?」

希「最近どうなん?」

にこ「なにが?」

希「穂乃果ちゃん、前みたいににこっちにべったりしなくなったんやない?」

にこ「……」


よく見てる

そうね

私の後をついてきたり、抱きついてきたり、手を繋いできたりは

もうしてこないわね

カーディガンだって

お揃いじゃなくなってた


希「…振ったの?」

にこ「……」プイ

希「…あ、穂乃果ちゃん」

にこ「……」




わかるんだから


穂乃果「希ちゃーん」テテテ

にこ「」ビクッ

希「フッ…穂乃果ちゃん、どうしたん?」

にこ(笑ってんじゃないわよ)

穂乃果「絵里ちゃん知らない?」

希「えりちならさっき、職員室行く言うてたよ」

穂乃果「ほんと?ありがと、行ってみるね」

にこ「……」

穂乃果「じゃあまたあとでね」

希「うん」

にこ「……」

穂乃果「にこちゃん?」

にこ「っ、え、なに?」

穂乃果「またあとでね」ニコ

にこ「…ん」

穂乃果「お邪魔しましたー」ヒラヒラ

にこ「……」フリ..


…普通に話しかけてくるのよね

それどころか昨日は組んで柔軟もしたし

あんなことがあったから避けられるもんだと

希「…穂乃果ちゃんがえりちと一緒にいるの、最近多い気がしてたんやけど」

にこ(…そうなんだ)

希「そっか…えりちに穂乃果ちゃん、とられちゃったんやね」チラ

にこ「は、はぁ?別に、にこのじゃないしー」

希「でも穂乃果ちゃんが自分以外と仲良くしてると?」


むかつく


にこ「むかつく…は!?」

希「ほーう」ニヤニヤ

酉これにします

訂正

希「…穂乃果ちゃんがえりちと一緒にいるの、最近多い気がしてたんやけど」

にこ(…そうなの?)

希「そっか…えりちに穂乃果ちゃん、とられちゃったんやね」チラ

にこ「ぶっ…は、はぁ?別に、もともとにこのじゃないしー?」

希「でも穂乃果ちゃんが自分以外と仲良くしてると…?」


むかつく


にこ「むかつく…は!?」

希「ほーう」ニヤニヤ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月22日 (木) 14:29:45   ID: nsqiTi3d

はよ

2 :  SS好きの774さん   2015年01月27日 (火) 02:30:08   ID: GyugLuqW

ハラハラする!

3 :  SS好きの774さん   2015年01月29日 (木) 09:27:39   ID: AWf_23B0

ハラハラショー

4 :  SS好きの774さん   2015年02月08日 (日) 17:34:06   ID: wu9MsSzV

これ好きやん

5 :  SS好きの774さん   2015年04月28日 (火) 14:51:54   ID: CJF4EHtE

これかぁ・・・ええやん

6 :  SS好きの774さん   2015年06月16日 (火) 08:56:38   ID: u2EVZdz6

続きを…続きをお願いします

7 :  SS好きの774さん   2015年06月20日 (土) 21:12:53   ID: R9aGGz7u

はよ

8 :  SS好きの774さん   2015年08月23日 (日) 00:47:54   ID: _jWf4E2-

はよしょー

9 :  SS好きの774さん   2015年09月12日 (土) 12:16:29   ID: WRQKX7rg

早く書いてー

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