翔太郎「さあ、お前の罪を数えろ!」 マスカレイド「今さら数え切れるか!」 (82)

仮面ライダーのSSです。
初投稿ですので色々と至らない事があると思います。誤字脱字が高確率で起きると思います。
オリジナルキャラクターが登場し、皆さまの仮面ライダーに対するイメージが壊される可能性があります。
くどいかもしれませんが二次創作ですので生温かい目で見ていただければと思います。
あと、ペースは遅いかもしれません。書きだめはしていますが……。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421137871

 俺――左翔太郎――はある事件を追っていた。照井曰く、最近行方不明事件が増えているということ。恐らくドーパントが絡んでいるのだろう。自分は今手が離せないと言ってたしな。俺はとにかく情報を集めるため、さまざまな場所を歩いて聞き込みをしていた。照井からも捜索願の名簿はもらっている。……そんなのでいいのかよ、警察。
 フィリップにも検索してもらってはいるが今回ばかりはあてにならないだろう。照井からの連絡後からずっと検索しているのだろうが全く連絡が無い。

翔太郎「おっと、ここか。四人目の行方不明者の自宅は」
警察「おい、ここで何をしている」

 警察か。流石に行方不明事件が連続すれば本格的な調査に乗り出すか。特にこの家は一人暮らしする人のアパートのようだ。

翔太郎「俺は探偵だ。行方不明者の捜索を依頼されてな。風都署の照井刑事の紹介と言えば分かるか?」
警察「少し待ってろ、上の者に聞いてくる」
翔太郎「すまねえな」

 現場の前に立っていた刑事はダルそうに室内に入って行った。だが、その刑事の者らしき悲鳴が響く。

警察「ぎゃああああ!!」
翔太郎「ッチ! 油断したか、間に合ってくれよ!」

 俺は走って室内に入る。そこには首を掴まれ持ち上げられている刑事と持ち上げている怪人がいた。ドーパントだ。

翔太郎「その人を放しやがれ!」

 俺はドーパントに突っ込み腕を放させる。そして腹部に蹴りを入れ距離を作らせる。

翔太郎「おい、大丈夫か? 動けるならさっさと逃げろ」

 刑事は慌てて逃げる。どうやら大した怪我はないらしい。
 そうだ、本格的に調査をしていたというのならほかにも刑事は何人かいるはずだ。なのにその姿は何処にもない。

翔太郎「おい、ほかの刑事さんはどうした?」

 俺はダブルドライバーを構えながら聞く。ドーパントは愉快そうに、だが擦れた声で答える。

?ドーパント「全員消シタヨ。コンナ風ニナ!」

 ドーパントは手を真っ直ぐ伸ばす。すると、空間に亀裂が走って穴が開く。そこからは風が吹いている。だが、その風は俺を吸いこもうとしている。俺は足に力を入れて耐えようとするが空しくも体ごと浮いてしまい空間にできた亀裂の中に入ってしまった。




…………こんな感じ?

そんなに自信がないなら投下辞めれば?
顔色伺いながら書かれる方が苛々するわ

?ドーパント「ククク……仮面ライダーダブル、左翔太郎。貴様は我らゴルゴムの手によって滅びるのだ」
 そこにはドーパント態を解いて尚怪人の姿をしている。……いや、メタリックシルバーを基調とし、緑色の眼を持った世紀王であった。世紀王はガイアメモリーを押す。
『link』
 すると空間に再び亀裂が走り、自分自身が入って行く。だが、世紀王は気付かなかった。そのあとに続いて破壊者とそれと共に旅をする男二人が入っていくのを。

>>3 初めてだから色々と不安なんだよ。俺だって人の顔を窺って書くのは好きじゃない。




翔太郎「いって~。ん? ここは何処だ?」

 翔太郎は目を覚まし、あたりを見回す。そこは荒野で人の気配を感じることはできなかった。そう、人の気配は。翔太郎は自分が囲まれているのに直感的ではあれ気づいた。

翔太郎「おい、出て来いよ。財団Xだろ、お前ら」
?「ふん、我々だって何が何だかわからんのだ。今回は関与するつもりはない。が、貴様がせっかく呼んでくれたのだ。相手をしてやろう」

 翔太郎の呼びかけに男は応じた。だが、戦うつもりらしい。ここは協力して帰る手段を探すべきだと思うのだが。

『マスカレイド』

 先程出てきた男に続いて数名の男が出てくる。彼らは全員そろってマスカレイドメモリを使ってドーパントへと姿を変える。翔太郎も彼らと闘うためにダブルドライバーを出し、腰につける。が、ここで翔太郎は違和感を感じた。

翔太郎「フィリップ? おい、フィリップ!」
 フィリップとの交信ができないのだ。翔太郎はダブルドライバーを外し、ロストドライバーをつける。

翔太郎「ったく、どうなってんだよ。とりあえずはこれで相手してやるよ」

『ジョーカー』

翔太郎「変身!」

 翔太郎はロストドライバーにジョーカーメモリをセットして開く。

『ジョーカー』

 翔太郎の姿は仮面ライダーダブルの肩割れ、仮面ライダージョーカーになる。

翔太郎「さあ、お前等の罪を数えろ!」

 翔太郎はドーパントと距離を詰めて殴る。蹴る。それを繰り返す。割と攻撃は当たる。だが、それは一人を除いてだ。先程離れていたリーダー格と思われる男はドーピングでもしているのか並みならぬ動きでこちらの攻撃を避け、激しい動きで反撃してくる。

翔太郎「っく! おい、あんた」
男(マスカレイド)「なんだ?」
翔太郎「なんでほかのドーパントじゃなくてマスカレイドなんだ? 俺としちゃありがたいがお前、負けたら死ぬんだぞ?」
男「フン、そんなこともとより承知だ。私はマスカレイドメモリを使って初めて自在に力が使えるのだ。と言っても殴るけるしかないんだがね」

 男は笑う。……そうか、自分に合ったメモリーがマスカレイドだってこともあるのか。翔太郎は今浮かんだ考え捨て、改めて構える。ほかのマスカレイドドーパントは倒した。だが、男は少々余裕そうにも見える。

翔太郎「なあ、質問ばっかで悪いが、お前本当に何者なんだ? いくらなんでも強すぎるぜ?」
男「ならば私を倒してみろ、そうすれば自ずと答えは見えてくる」
翔太郎「だったらすぐにけりをつけさせてもらうぜ!」

『ジョーカー マキシマムドライブ!』

翔太郎「ライダーパンチ!」

 翔太郎は少し飛びながら紫のオーラをまとったライダーパンチを放つ。だが、

男「甘い! こんなので勝てるとでも思ったか!」

 マスカレイドドーパントは翔太郎の腕を掴み、投げ飛ばす。翔太郎は受け身をとって致命傷は避けた。だが、どちらにせよ体勢を立て直すのはすぐには無理だ。マスカレイドドーパントは翔太郎に近付く。それは誘っているのだろうか、歩いていた。翔太郎はふらつきながらも立ち上がりマスカレイドドーパントに殴りかかる。対する男も待ち望んでいたかのように翔太郎に殴りかかった。

翔太郎「っく! タァ!!」
男「フン! ソラ!!」

 殴られては殴り返し、殴り返されては更に殴りに行く。それは喧嘩の様な景色だ。だが、それもすぐに決着はつく。翔太郎のパンチがマスカレイドドーパントの鳩尾に入ったのだ。男は咄嗟に距離をとった。だが、それは愚策でしかなかった。

『ジョーカー マキシマムドライブ!』

翔太郎「ライダー……キック!」

 今度は足に紫のオーラを纏って蹴りを放つ。流石に男にも防ぎようが無かった。翔太郎の蹴りは当たり、男は地面へと倒れた。

>>5
初めてを言い訳にしてるだけだろ
お前が初心者だろうがどうでもいい、投下するなら黙って投下しろ
初心者って言えば多少の不備は目を瞑ってくれると思ったか?初心者だろうがベテランだろうがつまんないなら等しく切られるだけなんだよ
無駄なアピールしてる暇あったら見られる努力してこい

>>10 なんでそんなにブチ切れてるんですかねぇ
別に怒る事でもないじゃん

地の文はもうちょっと改行してあると読みやすいと思う

>>10 お前はそのブチギレたような書き方を直して来いよ。
>>12 アドバイスありがとう、気をつけます。




男「っく……。まさか本当に倒されるとは」
翔太郎「当然だ。俺は仮面ライダーだぜ?」
男「理由にはなっていないが、貴様ならやってのけるのだろうな」
翔太郎「当然。お前が味方だったらかなり心強かったんだがな」
男「フン。悪いが私はそんなつもりは毛頭ない。私はただこいつを渡すだけなのだからな。解析するなり好きに使うといい」

 そう言って男はドーパント態を解き、マスカレイドメモリに付けられていたガイアメモリ強化アダプターを翔太郎に渡した。
 恐らく、アダプターによって自爆機能は外されていたのだろう。翔太郎はそれを握りしめ、男を見る。
 そこにはほほ笑んで目を閉じた男がおり、明らかに生命の終わりを見せていた。

翔太郎「……バカ野郎。使い方くらい説明してから逝けよな」

 翔太郎は変身を解き、帽子で自分の顔を隠す。その顔には一筋の滴が伝っていた。

?「見つけたぞ、仮面ライダーダブル、左翔太郎」

 翔太郎は後ろからの声に驚き振り向く。

翔太郎「おめぇ、何者だ?」
?「私は次期創世王シャドームーンだ」
翔太郎「創世王……?」
影月「これなら貴様でも分かるだろう?」

『link』

 シャドームーンはリンクガイアメモリを取り込む。
 変わったその姿は翔太郎をこの世界に飛ばした怪物そのものであった。

翔太郎「へぇ、リンクドーパントか。お前を倒せば元の世界に帰れるのか?」
影月(リンク)「それをわざわざ喋ると思うか?」
翔太郎「いいや、だからお前を倒してから聞かせてもらおう。変身!」

『ジョーカー』

 翔太郎は再び仮面ライダージョーカーへと変身する。

翔太郎「さあ、お前の罪を数えろ!」
影月「誰が数えるか、貴様こそ死へのカウントダウンを始めろ!」

 リンクドーパントはサタンサーベルで斬りかかってくる。翔太郎は防御するのは危険だと察知し回避する。

翔太郎「何か防ぐ物がいるな。だったらこれか」

 翔太郎はメモリーを入れ変えれる。そして手を背中の方に回し、虚空を掴む。

『メタル』

 体はメタルの名に恥じない鋼の色になり、背中にはメタルシャフトが現れ、先端は翔太郎の手に収まる。
 翔太郎はメタルシャフトを構え、ドーパントの連撃を防ぐ。だが、防ぐだけではどうにもならない。
 翔太郎も防ぎながら攻撃を仕掛け始める。ドーパントはそれを全て防ぎ、高く跳び上がる。

影月「シャドーキック!」

 ドーパントは翔太郎に両足蹴りを放つ。
 だが、その攻撃が翔太郎に当たることはなかった。

ID変わってたけど>>1だよ。


?「RXキック!」

 ドーパントは横からのキックに阻まれて翔太郎に攻撃することも出来ずに落ちる。
 翔太郎は突然の事に驚き、ドーパントを蹴った男を見る。

翔太郎「お前は!?」
光太郎「俺は南光太郎。太陽の子、仮面ライダーBLACK RXだ! 左翔太郎、力を貸すぞ!」
翔太郎「ああ、助かった。頼むぜ!」
影月「その声、貴様ブラック・サン!」
光太郎「な! その声は信彦か!? 死んだはずでは」
影月「私が死ぬだと? ふざけたことを抜かすな。我らゴルゴムの祈願を果たすために貴様

逆ギレしてんじゃねーぞ、掲示板の常識すら知らない初心者か
第一私事のレスするか投下するかどっちかにしろ、一レスにまとめられると見にくいわ
第一改行の件で返事しといて変化無しって舐めてんのか
レス数なんて増やせばいいんだから台詞の掛け合いの時でも改行しろ
で、台詞から地の文に変わる所は更に一つ改行の数を増やせ
テンポにもよるが台詞間二行、台詞から地の文は三行がベターだ、それくらい他のss読んで察しろ

>>16
さっきから初心者だつってんだろうが。色々教えてくれてありがとう。
また至らないところがあったら教えてくれ、出来るだけ気をつけるけど。

「私が死ぬだと、ふざけたことを抜かすな。我らゴルゴムの祈願を果たすために貴様らは邪魔でしかない!」


 ドーパントはサタンサーベルを巧みに操り、翔太郎はそれをメタルシャフトで防ぐ。

 その瞬間を光太郎がリボルゲインで攻撃するのだがシャドームーンはすぐに後退し、また攻撃をしてくる。


「仕方が無い!」


 光太郎は……RXの姿は青い怒りの王子へと変わった。


「俺は怒りの王子、RX! バイオライダー!」


 光太郎はゲル化しドーパントに体当たりをする。ドーパントは少し体勢を崩すが少し笑っているようにも見えた。

 光太郎はゲル化を解除しようと着地するが、


「ダメだ、光太郎!」


 翔太郎はそれを止める。ただ、ゲル化を解除している途中となれば流石に止めることは不可能だろう。


「終わりだ、ブラックサン! サタンビーム!」


 ゲル化を解除している途中、それは一瞬動きが止まるとともに高熱を纏った攻撃には滅法弱くなる。


「うわぁぁぁ!!」


 つまり、サタンビームを受けるのは彼にとってかなり危険なのである。光太郎は即座にロボライダーに変身したが一瞬遅れたらしい。

 RXにとってフォームチェンジと言うのはほんの一瞬の出来事でしかない。だが、その一瞬は無防備になり命取りなのだ。

 ロボライダーのなっていた光太郎はBLACK RXに戻る。

今日はもう寝ますわ。それまでに「」の前に名前書く癖つけとく。

光太郎「信彦、強くなっているな」

翔太郎「……そうなのか?」

光太郎「ああ、俺が戦ったときはシャドーアイを使われてもここまで攻撃は早くなかった。」

翔太郎「……フィリップがいれば」

光太郎「フィリップ? その子がいれば倒せるのか?」


 翔太郎はその問いに頷かなかった。相手はただでさえ戦闘力が高いというのにドーピングと言っても過言ではないものを使用しているのだ。

 軽く見積もっても勝率は五割有ればいい方だ。だが、光太郎は信じた。翔太郎の言う可能性を。だからこそ彼はこの言葉を叫んだ。


光太郎「キングストーンフラッシュ!!」

 その時、不思議な事が起きた。

 キングストーンの力により、銀のオーロラが現れた。

 そこからは翔太郎の相棒、フィリップが興味深そうにきょろきょろしながら出てきたのだ。


フィリップ「やあ、翔太郎」

翔太郎「おまっ、何でここに!」


 翔太郎はフィリップに詰め寄るがフィリップはガン無視して、


フィリップ「あの銀のオーロラは実に興味深いよ。まずアレの構造だが何でできているのか一切分からない。地球の本棚で調べてもだよ?」


 彼は翔太郎の話を聞く気が無いのだろうか? いや、恐らく聞こえてすらないのだろう。
 なぜなら彼は夢中になると周りが疎かになるからだ。
 翔太郎は会話をするためにフィリップにチョップをかました。


フィリップ「痛いな、何をするんだい翔太郎」


 翔太郎は変身を解き、ロストドライバーを外してダブルドライバーを付けた。
 フィリップは翔太郎の意図に気付き、ドーパントを見つめた。

フィリップ「なるほど、これなら僕は君を責められる立場ではないな」


『サイクロン!』


翔太郎「わかりゃいいんだよ。行くぞ、フィリップ!」


『ジョーカー!』


翔、フィ「「変身!」」

『サイクロン! ジョーカー!』


 翔太郎の姿は仮面ライダーダブルへと変わった。その際、フィリップは意識をダブルへと移している為、地面に倒れる。
 そしてダブルはいつもの決め台詞を言う。


ダブル「「さあ、お前の罪を数えろ!」」

翔太郎とフィリップが同時に喋るときは
ダブル「「」」
にする。
ほかは今まで通り

影月「今更数え切れるか!」


 ドーパントはサタンサーベルでダブルに斬りかかる。だが、ダブルはそれを避け、風を纏わせた右足で蹴りあげる。


翔太郎「フィリップ、ヒートメタルだ!」


『ヒート! メタル!』『メタル! マキシマムドライブ!』


ダブル「「メタルブランディング!」」


 メタルシャフトは炎を吹き上げる。それをドーパントに飛ばす。
 
 落下して体勢を崩していたドーパントは避けることを許されず、もろに食らう。
 
 これにより、ドーパントのメモリは壊れ、シャドームーンへと戻る。


影月「くっ!」


 シャドームーンはよろよろと立ちあがる。緑の複眼は光太郎とダブルをしっかりと捕らえ、睨みつけていた

 複眼で隠された瞳は憎しみ、怒り……そして、南光太郎への劣等感で溢れていた。

 自分は強くなったはずだ。ゴルゴムにいた時より、クライシスに利用された時よりもだ。

 それでも光太郎に劣る理由は何であろうか? 

 シャドームーンは光太郎の隣りにいるダブルのみを見た。

 ……こいつなのだろうか? いや、南光太郎に取り巻く人々が南光太郎の強さだとでも言うのか?

 そうだとすれば認めない。世紀王として、ライバルとして認められない。


影月「……認めてなるものか! 友情で生まれる強さなど認めてなるものか!」


 シャドームーンは腹の底から叫ぶ。

 光太郎とダブルは驚く。先程までふらふらと覚束なかった足取りはしっかりと地面を踏みこんでいた。

 シャドームーンは両腕をダブルと光太郎に向けて伸ばし、両手にエネルギーを溜めた。


影月「これで終わりだ! シャドービーム!」

?「いいや、終わらないさ」


 破壊光線を撃とうとしたシャドームーンは右肩を撃たれた。

 シャドームーンは銃弾が飛んできた方向を睨みつける。

 傾き始めた太陽を背に片手には銃らしきもの。もう片手はカメラを持ち上げ見てはにやにやと笑っていた。


翔太郎「お前……士!」

士「久しぶりだな。仮面ライダーダブル、左翔太郎」

翔太郎「士、お前何でここに!」

士「月影の後をつけていた。どうやら月影では無かったらしいがな。手を貸すぞ?」

フィリップ「それは助かるね。で、君の友人はどうしたんだい?」

ダ、士「「「…………」」」


 謎の沈黙が場を支配した。
 
 光太郎もシャドームーンもこの沈黙に声は出せなかった。普段は空気を読まない彼らですらだ。


士「……まあ、いつか出てくるだろう。迷子センターにでもいるだろ」

翔太郎「軽く考えすぎだろ、お前」

 
 結論を言おう。……逸れたらしい。

影月「シャドービーム!」


 シャドームーンは唐突にシャドービームを士とダブルに放った。

 士とダブルは間一髪のところで避けた。

翔太郎「士、お前逆にピンチにしてどうすんだよ!」

士「よく言うだろう、ピンチはチャンスだ」

フィリップ「そんな言葉があるのかい? 興味深いねえ」

影月「貴様ら……どれだけ私をこけにすれば気が済む!!」


 士はディケイドライバーをつけ、いきなり語り始めた。


士「お前はさっき、友情から生まれる強さなど認めない……そう言ったな?」

影月「だからどうした! 世紀王に……創世王には友情など必要ない! それが我々世紀王の運命なのだ!」

士「運命と戦い、勝利を掴み取れ。かつて俺と戦った男はそう言っていた。別の男は運命の鎖を解き放て、と言っていた」

影月「……何が言いたい?」

士「わざわざ世紀王だからと言って対立する必要はない。お前たちは友だったのだろう? 第一、お前はゴルゴムに――――」

光太郎「士君、俺は信彦と戦う。そうしないと見えない物もあるから」


 光太郎は士の言葉を遮り、変身を解いてシャドームーンとすぐに殴り合いができるくらいの距離まで歩いた。


光太郎「俺は信彦、お前と世紀王ブラック・サンとして戦う。一対一の勝負だ、邪魔はさせない」

影月「貴様が今更世紀王として戦うだと? 寝言も程々にしろ、貴様に今更王としての資格があると思うのか!?」


 怒りに身を震わせるシャドームーンに光太郎はまっすぐな瞳を向けて言い放つ。


光太郎「確かに俺にはそんな資格はないだろう。欲しいとも思わない。俺は信彦との因縁にけりをつける為に戦う!」


 光太郎は変身の構えをとった。RXではない。進化を遂げる前の仮面ライダーBLACK……ブラック・サンのポーズだ。

光太郎「変身!」


 光太郎の姿はポーズの通り、BLACK RXではなくBLACKとなった。


光太郎「俺はブラック・サン。そして……仮面ライダーBLACK!」

燃え尽きた。続き明日の朝か夕方からな

光太郎「キングストーンフラッシュ!」

影月「シャドーフラッシュ!」


 二つのキングストーンは光を放ち、ビームとなって互いの攻撃を弾き合う。

 その後二人は筋力を強化して肉弾戦を始めた。

 光太郎はシャドームーンの鳩尾を、シャドームーンは光太郎の顔面を殴る。

 その後も一進一退の攻防は続いた。

何が夕方には投稿するだよ……家に帰ったら午後10時前だよ。
遅れて申し訳ないです。

 二人の戦いにも終止符が打たれようとしていた。

 光太郎とシャドームーンは拳に力を溜め、高く跳び上がった。


光太郎「ライダーパンチ!」

影月「シャドーパンチ!」


 シャドームーンの拳は光太郎の顔面を抉るように当たる。

 だが、光太郎は引かない。腕を伸ばし、シャドームーンのシャドーチャージャーを殴り、ひびを入れたのだ。


影月「……まさかキングストーンを直接狙うとはな。私もここまでか」


 シャドームーンはもはや満足に動ける状態ではなかった。

 光太郎は感情を殺すように呟く。


光太郎「……キングストーンフラッシュ」


 光太郎は全ての力を脚に集中さ、シャドームーンに向かって走る。


光太郎「ライダー……キック!」


 光太郎のキックをシャドームーンは避けなかった。

 シャドームーンは仰向けで地面に倒れた。

 変身は解け、秋月信彦へと戻った。


光太郎「信彦!」


 光太郎も変身を解き、信彦に駆け寄った。

信彦「……光太郎」

光太郎「喋るな! すぐに病院に連れて行く!」

信彦「いや、俺はもう死んでいる。人質となった子どもを助けた時に」

光太郎「誰が信彦を生き返らせた?」

信彦「いや、生き返ってないさ。俺は再生怪人として駒にされていただけだ。そうだ、奴等の名は大ショッカー」


 信彦は虚ろな目で喋る。光太郎は涙を流しながら信彦と話す。


信彦「泣くなよな、別にすぐに消えるわけじゃない。俺はこの世界にいる大ショッカーを倒すまで消えやしないさ」

光太郎「……信彦」

信彦「立たせてくれないか? 体が思うように動かないんだ」


 光太郎は信彦を立たせた後、倒れないように肩を支える。

 信彦はダブルのほうを向いて、


信彦「すまないね、君たちには迷惑をかけてしまった」

翔太郎「気にする事はねえよ。俺たちは探偵として事件を追っていたんだ」

フィリップ「まあ僕は本当に巻き込まれただけだったんだけどね」


 フィリップの言葉に信彦は苦笑いする。

 ダブルは変身を解き、フィリップは起き上がった。


フィリップ「君たちが良ければだが僕たちも戦わせてくれないか?」

翔太郎「おいフィリップ!」

フィリップ「僕たちの世界にも被害が及ぶ可能性は否めない。そう考えると放ってはおけないだろう?」

士「俺も協力させてもらうぞ」


 士は翔太郎の肩を掴んで言った。

 実際、彼は大ショッカーの大首領だったこともあるのだ。共に闘わなかったら逆に問題だろう。


翔太郎「……分かった、俺も協力する。フィリップだけ置いて帰るわけにもいかねえ」

続き明日ね

信彦「大ショッカーの拠点はすでに把握している。2ヶ所に分かれているが……」

翔太郎「俺とフィリップ、士で一ヶ所行く。光太郎とあんたはもう一ヶ所に行ってくれ」


 翔太郎は光太郎と信彦の関係を知り、珍しく気を使った。


光太郎「だがそれでは」

士「南光太郎に秋月信彦、あんたらだって積もる話くらいあるだろう?」

フィリップ「互いを知り尽くしている方が共闘しやすいと言う。僕たちと門矢士は以前組んでいる」

翔太郎「そういうこった。場所を教えてくれないか?」


 翔太郎は帽子を深く被り直しながら言う。彼なりの照れ隠しなのだろう。


信彦「ありがとう……。それで奴等の拠点だが――――」


 信彦は拠点の位置、内部の構造を大雑把に説明した。

 その後も議論を重ね、翔太郎とフィリップ、士は光太郎達と別れ拠点にひとつに向かった。

 そこで驚くべき強敵を待っていることを当時の彼らは知らなかった。

 フィリップを光太郎のライドロンに隠して大ショッカーの拠点に到着した翔太郎たちを待ち受けていたのは、大量の怪人だった。


『ジョーカー! マキシマムドライブ!』


ダブル「「ジョーカーエクストリーム!」」


『フォームライド! ファイズ・アクセル!』


士「10秒でかたずけてやるよ!」


『ファイナルアタックライド! ファファファファイズ!』


 士は出来る限りの範囲にポインターを張り巡らせてクリムゾンスマッシュを放つ。

 だが10秒という制限は物量戦に持ち込まれると厳しくなる。

 なぜなら数が多ければ攻撃回数は当然増え、制限以内に倒せる可能性は数が増えるとともに低下するからだ。

 まだまだ怪人は残っていた。


フィリップ「これではきりがないよ。どうする、翔太郎?」

翔太郎「そう言っても倒していくしかないだろう!」


『ルナ! トリガー!』『トリガーマキシマムドライブ!』


ダブル「「トリガーフルバースト!」」


 ダブルはトリガーフルバーストを放つ。

 それでも怪人は後を絶たない。

――――これだけの数を集めて大ショッカーは何をするつもりなんだ?

 フィリップの脳裏には数々の疑問が浮かぶ。


フィリップ「翔太郎、すまないがしばらくジョーカーで戦ってくれ。僕は少し気になる事が出来た」

翔太郎「……分かった」


『ジョーカー!』


 ダブルは変身を解く。

 翔太郎はロストドライバーを使って仮面ライダージョーカーへと変身した。


翔太郎「こういうときはアレだな、一斉にやれるやつだ」


『トリガー!』


 翔太郎はトリガーマグナムで怪人を撃っていく。

 これで改めて分かった。

 こいつらは一体一体は強くない。単に物量で攻めてきているだけだ。

 だったら火力押しでまとめて焼き払えばいい。


『ヒート! マキシマムドライブ!』


翔太郎「トリガーエクスプロージョン!」


 ようやく4分の1くらいだろう。まだまだ道は長そうだ。

 そう思った時、その場にいたすべての怪人が内部から焼き払われた。

 突然の事態に戸惑っていた翔太郎は、フィリップの存在がいかに大事か改めて思い知っただった。

今日はおしまい。

翔太郎単体(ジョーカー)でトリガーとかヒートのMDって使えるの?
そんで仮面ライダートリガーになってるのかこれ?

>>49 そんなところ。サイクロンやジョーカーって単体でもなってるんだから何の問題も無いだろうと思った。

一番安定&適合しているのが翔太郎にとってのジョーカーメモリ。
変身する場合に使用しないと、制御できない可能性がある。
Wの場合片方のスターティングメモリがサイクロンかジョーカーで無くてはならない。

てれびくんのおまけDVDかなんかでいきなりヒートメタルになってるが、あれはノーカンな!

ソウルメモリは3本ともフィリップが所持してるからジョーカー(翔太郎)単独じゃ使えないぞ
ついでにジョーカーはプラットフォーム以下のスペックの低さなのを、高い適合で最大限に引き出したメモリ特性と根性で補ってるからメタルとトリガーは変身できないかなれても凄く弱そう

信彦「また光太郎と共に歩けるとはな」

光太郎「俺も思わなかったよ。これだけは大ショッカーにも感謝だな」


 そう言って二人は笑う。

 二人の笑顔は年甲斐もなく子供の様な無邪気なものだった。


光太郎「……着いたな」

信彦「行くぞ、光太郎!」

光太郎「ああ!」

>>51 >>52 
……マジかよ!? 
ソウルメモリのほうはフィリップから受け取っていると言い訳できるがスペックは知らなかった。

根性と経験で何とかしているということにしておいてくれ。
知識が中途半端で申し訳ない

光太郎「……誰もいないな」

信彦「……ああ。だが全ての怪人がもう一つの拠点に向かったとは考えられない」


 光太郎と信彦の二人は大ショッカーの基地を壁伝いにあるいていた。

 中に入って早2時間、様々な部屋を見たが誰もおらず、大ショッカーの新たな情報となりそうなものはなかった。


信彦「まさか本当に別の拠点に全ての怪人が行ったのか!?」

光太郎「分からない。次が最後の部屋だ」


 光太郎は様々な装飾が施されたドアを蹴り破る。


?「遅かったな。ブラックサン、シャドームーン」

光太郎「貴様は……!」

書きだめが消えた。
思い出しながら書いてるけど明日になるし今日はおしまい。

書きだめが消えた。
思い出しながら書いてるけど明日になるし今日はおしまい。

平成ライダーはクウガ除き基礎スペックが低い分、特殊能力に振ってるが
ジョーカーに関してはG3マイルドやプラットフォームと良い勝負だからな

これも昭和系の異常な数値設定がいけない

>>58
響鬼系は平成の中でもスペック抜きん出てるぞ

>>58 確かに昭和は数値設定が高いとは思うが平成もフォームチェンジとかで十分な補正があるよな

>>59 響鬼のスペックって何故か皆低いと勘違いするよな。なぜだ?

?「俺は大道克己。またの名を……」


『エターナル!』


克己「仮面ライダーエターナル」

克己「俺は何故生きている?」

光太郎「なに!?」


 克己は光太郎達のもとに歩み寄る。


克己「俺には守るべきものはない。生きる理由も無くした。なのになぜ!」


 克己は荒れていた。目を覚ませばここにいろと言われ、なにも知らないのだ。

 分かる事はただ一つ。今、自分は生き返った。それだけだ。


克己「変身しろ。俺と戦え」


 歩みを止めた克己はエターナルエッジを構える。

 光太郎は変身の構えをとる。


光太郎「変身!」


 光太郎は仮面ライダーBLACK RXへと変身した。


光太郎「俺は太陽の子! 仮面ライダーBLACK RX!」


 信彦は光太郎に話しかける。


信彦「光太郎、俺も戦う!」

光太郎「なにを言ってるんだ! 信彦は闘わなくていい!」

信彦「お前だけに任せてたまるか!」


 信彦はBLACKの時の光太郎と同じ変身の構えをとる。


信彦「……変身!」


 変身した信彦の姿は仮面ライダーBLACKの色違いだった。


信彦「俺は月の申し子! 仮面ライダーシャドー!」

光太郎「信彦……そのすがたは!?」

信彦「これが本来のシャドームーンの姿。そして俺は仮面ライダーになった」

光太郎「それが……仮面ライダーシャドー」


 二人は頷いてからいつでも戦えるように気を引き締める。


克己「いくぞ……!」


 克己は一気に距離を詰めて光太郎にエターナルエッジを振り下ろす。

 光太郎はそれを避けて腕を掴む。

 信彦はその隙をついてシャドーパンチを放つ。


克己「面白い! これならどうだ!」


 克己はT2メモリをマキシマムスロットに差し込む。


『ファング! マキシマムドライブ!』


 克己は信彦の腕を右腕で、光太郎の腕を左腕で掴んで投げ飛ばした。

 マキシマムスロットに差し込まれたメモリを抜き、別のメモリに変える。


『サイクロン! マキシマムドライブ!』


 次は風を巻き起こして倒れていた光太郎達を壁に叩きつける。


克己「フハハハハ! こっちは攻撃の数が圧倒的に多いんだよ!」

光太郎「いや、手数が多ければ勝てるとは限らない」

克己「……なに?」

光太郎「手数が多いということはそれだけ極めなければならない技が増える。それはつまり、全て中途半端だと言うことだ」

克己「そう言うということは貴様の技は少ない。だが、全て極めているといいたのか?」


 面白い、克己はそう言うとエターナルローブを脱ぎ捨てた。

 彼がエターナルローブを外すとき、それは彼が本気を出すということである。

 ならば光太郎も答えなければならない。自分の出せるだけの力で。


『ゾーン! マキシマムドライブ!』


「リボルケイン!」


 光太郎はリボルケインを生成し、克己はマキシマムスロットにメモリを差し込む。

 克己が使用したメモリ、ゾーンメモリは物質を瞬時に移動させる能力を持つ。

 それにより克己は24本のガイアメモリを出現させ、体中のメモリスロットに差し込む。


『アクセル!』『バード!』『サイクロン!』『ダミー!』『ファング!』『ジーン!』

『ヒート!』『アイスエイジ!』『ジョーカー!』『キー!』『ルナ!』『メタル!』

『ナスカ!』『オーシャン!』『パぺティアー!』『クイーン!』『ロケット!』『スカル!』

『トリガー!』『ユニコーン!』『バイオレンス!』『ウェザー!』『エクストリーム!』『イエスタデイ!』

『『『『……『『マキシマムドライブ!』』……』』』』


 克己はロストドライバーに差し込んであるメモリ、エターナルメモリを引き抜く。

 それをエターナルエッジに差し込んだ。


『エターナル! マキシマムドライブ!』


 エターナルエッジは永遠の刃に相応しく長大な緑色の刃となり、水平に動きながら光太郎を襲いかかる。


克己「終わりだ! 仮面ライダー!」

光太郎「いや、まだだ!」


 そこで光太郎がとった行動、それは、エターナルエッジの高さよりの低い姿勢で近づくことだった。

 刀というものは長くなればなるほど小回りが利かなくなる。

 つまりは急に角度を変えると言う事が出来ないのである。


光太郎「リボルクラッシュ!」


 克己の目の前まで来た光太郎は急ブレーキをかけながらリボルケインで克己を突き刺す。

 その際にエターナルエッジを持っている腕を押さえつける。これで克己に攻撃する手段は消え去った。


克己「……また、死ぬのか。ああ、やはり死ねるのはありがたい。不老不死を体感して初めて思うことだな、これは」


 克己は愉快そうに笑う。


克己「左翔太郎とフィリップにこのメモリを渡してくれ。使い方は奴らが知っている」


 克己はエターナルエッジを放し、3本のメモリを光太郎に押し付けた。


光太郎「……分かった。他に言い残した事はあるか?」

克己「……あいつらの戦いはいつか終わる。後悔しないようにな、とでも伝えてくれ。……これはお前にも言えることだ」

光太郎「肝に銘じておく」

克己「言うことは言った。俺を殺せ」


 この言葉を聞いた瞬間、光太郎はリボルケインを勢いよく引き抜いた。

 克己は自分の体が消滅するまで笑っていた。


信彦「……よかったのか? 上手くいけば力になってくれたかもしれないのに」

光太郎「いや、彼はきっとそれを拒んだよ。彼は歪でありながらも仮面ライダーだった。これ以上彼の名を汚すわけにはいかない」

信彦「……そうか」

光太郎「ああ。翔太郎君達のもとに行こう。嫌な予感がする」

信彦「分かった」


 光太郎と信彦は大ショッカーのもうひとつの拠点、翔太郎たちが戦っている場所へと走った。

 その時、日は沈み月の光が走る二人を照らしていた。

今日は燃え尽きた。また明日

 螺旋状の階段から人が降りてくる音がする。

 その音は鳴るたびに翔太郎たちを緊張させていた。


士「もしやとは思っていたが……本当にお前だったとはな! 鳴滝ぃ!!」

鳴滝「ハハハ! やはり気づいていたかディケイド! ここがお前の死に場所だ!」

これちゃんと話考えて書いてる?
他シリーズのライダー出すのはいいけどみんな突然出てきて戦ってるから
何の目的があって戦ってるのかが全然わからないんだけど?

鳴滝「ディケイド、さっきの炎で気付いているのだろう?」

士「……何の事だ」


 士は一つ心当たりがあった。そう、小野寺ユウスケだ。

 彼なら全て一瞬で燃やすことも不可能ではない。だが彼は余程のことでない限りはあの力は使っていないのだ。


鳴滝「惚けなくてもいい。こっちに来なさい、小野寺君」


 鳴滝に続いて階段を下りてくる音がする。

 それは鳴滝が言った通り、クウガアルティメットフォームに変身したユウスケであった。


鳴滝「ディケイド、なぜ私がここにいるか?」

士「分からないし分かるつもりもない。良いからユウスケを開放しろ!」

鳴滝「……開放しろ?何のことだ」

士「どうせまたお前が俺を殺すためにユウスケを操ってるんだろうが!」

ユウスケ「士、勘違いするな。俺は自分の意思で鳴滝さんと共に行くと決めたんだ」


 ユウスケは士を見下すように話す。

 彼の複眼は赤い。ということは本当に操られているわけではない。優しい心を持った彼そのものなのである。


ユウスケ「士、ついてこい」


 ユウスケはアルティメットゴウラムに姿を変え、士を顎で捕まえて屋外へと飛び立った。

>>69
ちゃんと考えてるよ。大まかな設定として登場キャラの目的もメモしてる。
第一、復活怪人ってシャドームーン戦の時に書いてんだからその位考えなよ。
フラグ立てる前に種明かしして何が面白いのか教えてよ。
言い方は悪くてごめん。だけどこれが本音。

翔太郎「なああんた、なにが目的なんだ?」


 残された翔太郎は鳴滝に疑問をぶつける。


鳴滝「決まっている、ディケイドの抹殺だ」

翔太郎「士の?」

鳴滝「そうだ。そして私はもう一人強大な仲間を得ることができた」

?「それが僕だよ。左翔太郎」

翔太郎「なにっ!?」


 翔太郎に肩に手を置いていたのだ。翔太郎はそれに気付かなかった。身体の一部をしっかり触られているのにだ。


翔太郎「お前、いつの間に!?」


 翔太郎は肩に置かれた手を払い蹴りを入れようとしたが既にそれはいなかった。


?「君のお宝はいただいたよ」


 そう言った物の手には以前士から譲り受けたカード……仮面ライダースカルのカードだった。


翔太郎「それは……!」

?「その反応、君のお宝で間違いじゃないようだね」

鳴滝「なにをしているディエンド! 用があるのなら早くすませろ!」

?「もうせっかちだな。分かったよ。……変身!」


『カメンライド! ディエンド!』


?「改めて、僕は仮面ライダーディエンド。海東大樹だ」

大樹「君のお宝、使わせてもらうよ」


『カメンライド! スカル!』


 大樹は翔太郎に向かって撃つ。翔太郎は腕で頭を庇い、目を閉じた。

 だが、それは翔太郎に当たることはなかった。

 目を開けた翔太郎の目の前には、


翔太郎「おやっさん……?」

荘吉「さあ、お前の罪を数えろ」


 憧れ、背中を追いかけ続けていたかつての師匠、鳴海荘吉が立っていた。

風邪ひいとるけん寝ます。昨日は寝落ちしてすまんかった。じゃあの

翔太郎「おやっさん、なんで!」

荘吉「翔太郎、今から戦う俺たちに言葉なんて必要ない。……変身」


『スカル!』


 荘吉は仮面ライダースカルに変身してスカルマグナムで翔太郎を撃つ。

 翔太郎はトリガーマグナムで対抗する。

 だが、先程の様な物量戦ではなく、真っ向からの戦い。翔太郎の経験と気合があってもメモリと適合していない。

 それは翔太郎がトリガーメモリの本来の力を出せないことを意味する。故に、押し負ける。

 ならばどう打開するか? 簡単だ、自分にあったメモリを使えばいい。


『ジョーカー!』


 翔太郎は瞬時に動く。

 スカルマグナムから放たれた銃弾に当たらないためには動きまわることだ。

 どれだけ強力でも銃は銃。ルナトリガーと違って照準を定めなければ意味がない。

 ならば動き回って隙を見つけ、銃を落とせばいい。そのあとは互いに近接格闘でいけばいい。

 翔太郎は勝てるかどうかはこの際考えないでいた。負けを見越しての戦いなんて彼の性分ではない。

 翔太郎は荘吉に感づかれないよう少しずつ距離を詰めながら銃弾から逃げている。


荘吉「翔太郎、いい加減諦めろ。これ以上は無駄だ」

翔太郎「……え?」


 荘吉の口から放たれた言葉は冷たかった。

 翔太郎が弟子入りを頼んでいた時より。ビギンズナイトの際に翔太郎を咎めた時よりも。

 その言葉に戸惑い、翔太郎は動きを止めた。

 荘吉はスカルマグナムを捨て、ロストドライバーにさしてあるスカルメモリに手をかけ、メモリを抜いてマキシマムスロットに差し込む。


『スカル! マキシマムドライブ!』

 
荘吉「終わりだ」

時間空いて申し訳ないです。
病院に行ったのですがインフルではなく風邪でした。
薬飲んで寝ます。明日か明後日辺りからは絶対投稿します。

士「おい! ついてくるついてこないの問題じゃねえだろ! 一回放せ! 聞いているのか、ユウスケ!」

ユウスケ「煩い。そろそろだ、黙っていろ」

士「お前……」


 士は何故ユウスケが鳴滝の方に付いているのか分からない。

 ユウスケは士と違い、鳴滝と対立していたわけではない。

 というか、彼は常に士の味方をしていた。なのに今更鳴滝と行動を共にしたのだ。

 士は改めてユウスケのことをちゃんと知らないのだと思い知った。


ユウスケ「着いたぞ」


 士はユウスケに落とされる。そこはかつて士とユウスケが戦った工業地帯によく似た場所であった。

 アルティメットゴウラムになっていたユウスケはクウガの姿に戻る。


士「……なぜ俺とお前が戦う必要があるんだ?」

ユウスケ「姐さんを……俺の帰る場所を取り戻すためだ」

士「姐さん……? ああ、八代刑事のことか」


 士はユウスケをジッと見つめる。ユウスケはそれに気付いたが目を逸らさずに向きあう。


ユウスケ「俺は姐さんにもう一度会いたい! 俺は姐さんに……!」

士「くだらないな」

なにが絶対だ! 本当に申し訳ない。
風邪で動けなかった。咳はすごいし頭は痛いし……。
だいぶよくなったんで出来るだけ早く書くように頑張ります。

ユウスケ「なに?」

士「だからくだらないと言ったんだ。お前は一度抜け出した過去の幻想に再びしがみついているだけだ」


 ユウスケは目を瞑り、耳をふさぐ。


ユウスケ「……煩い」

士「どう足掻いたって八代刑事は戻って来ない。お前がそんな事をしたって喜ばない」

ユウスケ「煩い! お前が姐さんの何を知っていると言うんだ!」

士「知っているさ。今のお前よりはな」


 士の言葉はユウスケの沸点を超え、繋ぎ止められていたユウスケの理性は切り離された。


ユウスケ「黙れぇぇぇぇぇ!!」


 ユウスケは右腕の拳にあらんかぎりの力を、士に対する怒りの炎を纏わせ、憎しみのままに殴りかかった。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom