モバP「幸子と初詣」 (32)

注意:オチなしヤマなし短い。
   ほのぼのとしてる感じだと思う。
   書いてる人は引けませんでした。
それでも良ければどうぞ

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P「行きたい」

ちひろ「それはどうぞご自由に」

P「でも幸子、既に行ってたんですよ……」

ちひろ「別に一回縛りってわけじゃないですよ」

P「なんか……悔しい」

ちひろ「たまに思うんですけどPさんの対抗心は方向性がおかしいですよ」

P「まぁ、否定はしませんけど」

ちひろ「それはそれとして、何で事務所に来たんですか?」

P「幸子と待ち合わせを」

ちひろ「約束してるんだったら何でそんな愚痴をこぼしてるんでしょうねぇ」

P「色んなことへのお詫びも兼ねてちひろさんも誘おうかと思いまして。どうでしょう?」

ちひろ「幸子ちゃんと二人でどうぞ」

P「あ、あけましておめでとうございます」

ちひろ「おめでとうございます」

ちひろ「……もう30分待ってますけど、来ませんね」

P「あぁ、約束は4時間後ですから」

ちひろ「……浮かれてますね」

P「そんなことはございません」

ちひろ「暇つぶしに羽根突きでもしますか?」

P「よしやりましょう」

ちひろ「手加減はしませんからね」

幸子「あけましておめで……」

カカカカカ
幸子「何の音でしょう?」

ちひろ「なかなかやりますね」

P「ちひろさんこそ」

幸子「なにあれ」

P「ちひろさん、羽根突きはスマッシュでやるもんじゃないですよ」

ちひろ「Pさんこそスマッシュで返してこないでくださいよ」

ちひろ「あ、ほら、幸子ちゃん来ましたよ」

P「えっ?」

ちひろ「隙あり!」

P「甘いっ」

幸子「何してるんです?」

ちひろ「くっ」

P「ちひろさんと羽根突き」

幸子「羽根突きってフルスイング同士でやるものじゃないですよね?」

ちひろ「本気に成っちゃいました」

P「さて、いい時間だし行くか」

ちひろ「行ってらっしゃい」

P「あらためて、明けましておめでとうございます」

幸子「明けましておめでとうございます、今年もカワイイボクをよろしくお願いします」

P「今年もよろしくな」

幸子「ボクとお正月から一緒なんですから感謝してくださいね」

P「わかってるよ」

幸子「もう二年参りはしてるんですよ、プロデューサーのお願いだから特別ですよ」

P「やっぱり混んでるな」

幸子「お正月に空いてたらそれはそれで問題だと思いますよ」

P「よし、手を繋ごうか」

幸子「えっ?」

P「はぐれないように」

幸子「ぷ、プロデューサーのお願いなら聞いてあげてもいいですけど」

P「っていうか本当に見失いそうになるんだ……」

幸子「デリカシーって知ってますか?」

P「小さくてカワイイ幸子だからしょうがないんだよ」

幸子「それならしょうがないですね」

P「そういえば、仁奈が「さちこおねーさんにおみくじもらったでごぜーます」とか」

幸子「声真似うまいですね」

P「喜んでたんだけど、おみくじはどうなった?」

幸子「大吉ですよ」

P「すごいな」

幸子「ふふーん」

P「で、何回引き直した?」

幸子「ぐっ……なんでそれを」

P「楓さんが「幸子ちゃんおみくじあげた後、目くじらを立てるように引き直してたから、
  路頭に迷うほどお金使いそうだなって」とか無駄にしゃれを入れ込もうとしたメールが……」

幸子「……あぁ、おみくじと目くじら、で「くじ」ですか」

P「あと、路頭のロトが「くじ」って意味だ」

幸子「大吉引き直しましたので大丈夫ですよ」

P「出るまで引くのはやりすぎだと思うけどな」

幸子「Pさんだって出るまでやったりするじゃないですか」

P「上限決めてやってるからセーフ」

幸子「お小遣いが減ったくらいですみましたけど」

P「お金は大事にな、ほんと」

幸子「お参りも済みましたから、おみくじでも引きますか?」

P「……一回だけだぞ?」

幸子「ボクは引きませんよ。数十年分は引いたので」

P「結局どれだけ引いたんだ……」

幸子「ほら、あそこにありますよ」

P「よし」

幸子「どうでした?」

P「小吉」

幸子「またコメントしにくい微妙な……」

P「まぁこんなん確率の問題だからな」

幸子「それは言わない方がいいんじゃ」

P「でもな、確率でもみんなが違うって言うのは大事なんだぞ。運命は受け入れるべきだ」

幸子「そうですけど」

P「だから、もう一回引いてくる」

幸子「言ってることとやってることが違うんですけど!?」

P「幸子が大吉引いてるのに何か悔しいんだよ!」

幸子「ちょ、ボクのせいじゃないでしょう!?」

P「引き直したら大凶でした」

幸子「うわぁ」

P「こっちの方が大吉よりレアだから満足」

幸子「プロデューサーの価値観がよくわかりません」

P「価値なんて自分だけが分かればいいんだよ」

幸子「……なんかプロデューサーがすごく面倒に感じてきました」

幸子「でも、大凶引いたプロデューサーはかわいそうなので今日は一緒にいてあげますよ」

P「えっ?」

幸子「ボクの幸運を分けてあげますよ、プロデューサーが不幸だったらボクも幸せになれませんし」

P「優しいな」

幸子「当然ですよ、ボクはカワイイので」

P「じゃあ、分けてもらったお礼にお年玉」

幸子「いいんですか?」

P「気持ち程度だから気にしないでくれ」

幸子「ありがとうございます」

P「それじゃ、屋台でも見に行こうか」

幸子「出てるんですか?」

P「裏の方に出てた」

幸子「いいですよ、ボクはあまりこういう時には来ないので」

P「いいお店あるかな」

幸子「こういうところですし大差ないんじゃ……」

P「高いのにまずかったら悲しいからな」

幸子「そうですか」

P「今までで一番だと思う屋台は、ドイツで見かけたあの人だな」

幸子「……あぁ、あの写真に写ってたあの人ですか」

幸子「あの時何人行ったんでしたっけ」

P「覚えてないなぁ、付き添い要らないって行った人達にはあんまり絡まなかったから」

幸子「今度海外行くなら、ボクも連れて行ってくださいね」

P「ウェディングの仕事入ったらな」

幸子「何でウェディング限定なんですか?」

P「見たいだけだ」

幸子「ドレスの方が好きですか?」

P「和服も似合ってるからなぁ」

幸子「ボクにぴったりの柄で仕立ててもらったんですよ、これ」

P「さすがカワイイな」

幸子「ボクはカワイイですから当然ですね」

P「あ、髪飾りのこと」

幸子「そっちですか!?」

P「いつも違うやつ付けてるもんな、ちゃんとしててカワイイ」

幸子「まぁ、カワイイボクはそういうところも気を使わないと」

P「さすが幸子だ」

幸子「何でそんなに誉めるんです?」

P「幸子がカワイイからいけないんだよ!」

幸子「逆ギレとかやめてください」

P「ま、それはそれとして、事務所に買っていって食べようか」

幸子「そうですね、汚したくないですし」

P「あとちひろさんにお土産も忘れないようにしないと」

幸子「……そうですね」

P「何?」

幸子「せっかくボクと一緒なのに……」

P「あぁ、やきもち?」

幸子「そういうんじゃありませんよ」

P「ちひろさんに仕事押しつけたからお詫びの品を送らないと後が怖い」

幸子「何でお正月からいるのかと思ったら……っていうか、度胸ありますね」

P「だって、幸子と初詣行きたかったから」

幸子「ボクのせいじゃないです」

幸子「その割に羽根突きで遊んでましたが」

P「ほんの5分のつもりがエキサイトしてしまった」

幸子「そうですか……」

P「まぁ、すぐ終わるような仕事だし大丈夫だから」

ちひろ「お帰りなさい、どうでしたか?」

幸子「楽しかったですよ、寒いですが」

ちひろ「じゃあ、甘酒どうぞ、作っておきました」

幸子「ありがとうございます」

P「あ、これ仕事押しつけたお詫びです」

ちひろ「あら、わざわざ買ってくれたんですか?」

幸子「ボクが選んだのでまともなものですよ」

ちひろ「ちなみに、何を選ぼうとしたんですか?」

P「七味唐辛子」

ちひろ「……幸子ちゃんありがとう」

幸子「どういたしまして」

P「七味唐辛子って高いんですよ?」

ちひろ「期待させといて下げる系のものですよ、それ」

P「まぁ、他にも買ってきているので一緒に食べましょう」

幸子「それにしてもこの甘酒熱々ですね」

ちひろ「ちょうど出来たときだったんですよ」

P「猫舌?」

幸子「いえ、別にそういうわけではないですよ」

ちひろ「やけどしないように気を付けて」

P「……ちひろさん、お母さんみたいですね」

ちひろ「私そんな年じゃないです」

幸子「お母さんっぽいですよね」

ちひろ「幸子ちゃんまで……」

幸子「お好み焼きと串焼きとか、たこ焼きとか焼き饅頭とかありますよ」

P「あと焼きもろこしと焼きそばとイカ焼きを」

ちひろ「なんかチョイスが偏ってません?」

P「持ち帰りに向いてるの探してたらこうなりました」

幸子「ボクが選んだんですよ」

ちひろ「その前に手を洗ってきて下さいね」

P「やっぱりお母さん」

幸子「ですね」

ちひろ「えぇー」

幸子「いいじゃないですか。そういう人がいた方が安心できますから」

P「ほら、冷める前にいただきましょう」

ちひろ「お皿とか持ってきますから待ってて下さいね」

幸子「プロデューサー」

P「んー?」

幸子「今日はありがとうございました」

P「いやいや、別に。初詣行きたかっただけだから」

幸子「楽しかったですよ」

P「改まって言われるとちょっと困るんだけど」

幸子「海外じゃなくたって、一緒にお出かけしてくれるだけでも嬉しいんですから」

P「それなら良かったけど」

幸子「また誘って下さいね」

P「うん」

幸子「今度は、ちゃんと二人きりがいいんですが……」

P「何かいった?」

ちひろ「持ってきましたよー」

幸子「……何でもないです」

P「じゃあ食べましょうか」

ちひろ「幸子ちゃん楽しかったみたいですね」

P「良かったです喜んでもらえて」

ちひろ「ちゃーんと面倒見てあげなきゃだめですよ」

P「それはもちろん、トップにして見せますよ」

ちひろ「それだけじゃなくて……」

P「まぁ、おいおい考えますけど」

幸子「ボクがいるのにコソコソ話さないで下さいよ」

P「幸子がカワイイって言う話だよ」

幸子「それじゃあしょうがないですね、だってボクはカワイイですから!」

インフルエンザなどで外出できないため、5ステップと1回を回すだけで終わってしまいました。
空陸海は幸子ちゃんは制覇してるんで、今度は和洋中を制覇してほしいと思います。
ちひろさんチャイナ服、お願いします。

お読みいただきありがとうございました。html依頼出してきます。

幸子でどうだ!?

おつおつ!

陸はまだちゃんと制覇してないし
なんか乗り物に載せるなりはしておきたいところ

おみくじの持ち方がカワイイ

乙乙。幸子はカワイイなあ!

おつー

幸子はかわいいなあ

乙。
読んでて白無垢幸子が超見たくなった

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