雪歩「ラジオ収録の帰り道」 (15)

響「ん~!今日も無事終わったなー」

貴音「……食べたりません」

雪歩「で、でもぉ……四条さん、これ以上食べたらケーキが食べられないですよぉ?」

響「そうだぞ貴音。今から事務所で雪歩の誕生日パーティなんだから。ラーメンばっかり食べてちゃだめだぞ」

貴音「……そうでしたね」

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雪歩「えへへっ。でも、なんだか嬉しいなぁ。事務所のみんなで誕生日パーティだなんて」

響「……雪歩のたーりー、怖かったよなぁ」

貴音「そうですね。優しそうな人ではありましたが」

響「そりゃそうなんだけどさ。プロデューサー、あれがわかってたから自分たちに説得を任せたんだろうな。ずるい奴だぞ」

雪歩「ご、ごめんね。二人とも……」

響「あぁ……いや、迷惑だったとか、嫌だったわけじゃないんだぞ?ただ……装甲車が出てくるとは思わなかったから……」

貴音「私たちが765ぷろのあいどるだと気付くのがもう少し遅れていれば蜂の巣にされていたかもしれませんね」

響「改めて考えるとやっぱり突入はアウトだったよな。ハム蔵なんて踏み殺されそうだったし」

雪歩「で、でも!二人のおかげだよ!今日、みんなで誕生日パーティするの!今まで私、家族とお弟子さんたち以外と誕生日を一緒に過ごすなんて一度もなかったから、本当に嬉しいんだ」

響「いくら娘が可愛いからって溺愛にもほどがあるよなー」

貴音「とはいえ、雪歩のような可憐な少女が自分の娘ならば、過保護になるのも無理はありません」

響「まぁ、確かに」

雪歩「可憐って、そんな……四条さぁん……」

貴音「真実を述べたまでですよ、雪歩」

響「そうだぞ雪歩。765プロで可憐って言ったらみんなまず雪歩が思い浮かぶだろうしなー」

雪歩「そ、そうかな?」

響「うん!」

貴音「では二番目は誰でしょうか?」

響「そりゃあもちろん自分だぞ!!」

雪歩「……」

貴音「……」

響「……冗談だよ。突っ込みいれてよ」

貴音「……さて雪歩。心なしか辺りの温度が急激に冷えてきましたし、事務所へ急ぎましょう」

雪歩「は、はい!」

響「ちょ、ちょっとー!」

貴音「そういえば響。今回のけぇきは手作りらしいですがうまく作れたのですか?」

響「ちょちょちょ……!貴音!なんでそれ言っちゃうんだ!!雪歩に内緒だったのに!!」

貴音「おや、そうでしたか。失礼しました。雪歩、今の会話はすべて忘れてください」

響「無理だよ!もう完全に言っちゃったじゃん!!」

雪歩「ひ、響ちゃんが作ってくれたの?」

響「うー……まぁ、ね。正確には自分と春香とやよいで作ったんだ。春香に教わりながらね」

雪歩「そっかぁ。楽しみだなぁ」

響「期待してていいぞ!舌の肥えてる伊織に試食してもらったけど大好評だったんだ!『三人とも、うちで働かない?』なんて言われちゃったぞ」

雪歩「うわー……!ホントに楽しみになってきたよ!」

貴音「そうですね……一刻も早く事務所に帰らなくては」ジュルリ

響「貴音、よだれよだれ」

貴音「そういえば」ゴソゴソ

響「ん?」

雪歩「どうかしましたか、四条さん?」

貴音「いえ。忘れるところでした。あなたにこれをぷれぜんとしましょう、萩原雪歩」

雪歩「わぁ……ニット帽、ですよね?」

貴音「ええ。響に教わって編んだのですよ。初めてでしたからなかなか苦労しました」

雪歩「手編みなんですか!?」

貴音「ええ。響やじいやに尋ねたところはありましたが、編むのはすべてわたくしがやりました」

雪歩「ありがとうございますぅ!」

響「貴音?プレゼントは事務所でみんなで一斉に渡そうって話だったじゃん」

貴音「ええ。これはくりすますぷれぜんと。誕生日ぷれぜんとではありませんよ」

響「え?」

雪歩「あ、そうなんですかぁ……あ、でも私……四条さんにプレゼント、用意してないですぅ……」

貴音「ふふ……では雪歩、今度わたくしと一緒にしょっぴんぐにでも行きましょうか」

雪歩「それでいいんですか?」

貴音「もちろん」

雪歩「わ、わかりましたぁ!えへへ……」

響(ど、どうしよう……自分、雪歩の誕生日にばっかり気を取られてクリスマスプレゼント、用意してないぞ……もしかしてみんなも用意してるのかなぁ……うぅ……)

雪歩「ひ、響ちゃん!」

響「ご、ごめん雪歩!実は自分、クリスマスプレゼントの方は……」

ギュッ

響「あ、あれ……?雪歩……?」ギュウ

雪歩「ごめんね響ちゃん。私も、クリスマスプレゼント用意してないんだ」ギュウ

響「そ、そうなのか……?」ギュウ

雪歩「そうなのかって……今横で話してたよ?」ギュウ

響「そ、そっか。聞いてなかったぞ……」ギュウ

雪歩「ふふ……おあいこだね」ギュッ

響「う、うん……どうしたの、雪歩?急に……」ギュッ

雪歩「な、なんだか……街を歩いてると急に寂しくなっちゃって……変だよね、三人で歩いてるのに……」ギュッ

響「あー……でも確かにクリスマスの夜ってなんていうか……人恋しくなるよね」ギュッ

貴音「そうですね」

響「まったく雪歩は可愛いなぁー」ギュウ

雪歩「そ、そんな……私なんて……」ギュウ

貴音「時に雪歩」

雪歩「は、はい?」ギュウ

貴音「なぜわたくしではなく響に抱きついたのですか……?」

雪歩「え、あの、その……」チラ

響「?……なに?」ギュウ

雪歩「え、えっとぉ……響ちゃん、怒らない?」ギュウ

響「何?自分が怒るような理由なの?」ギュウ

雪歩「い、いや……その……」ギュウ

響「いいよ。言ってみてよ。自分は気にしないでさ」ギュウ

雪歩「え、えっと……響ちゃんに抱きついたのは……」ギュウ

貴音「はい」

雪歩「体温が……高そう、だから……」ギュウ

響「……」ギュウ

貴音「……なるほど」

響「……うがー!小っちゃいからって子ども扱いするなー!」ギュウ

雪歩「ご、ごめんね響ちゃん!」ギュウ

貴音「ではわたくしも少し寒いので響で暖を取りましょうか」ギュッ

響「わぷっ」ギュウウ

雪歩「わっ」ギュウウ

響「こ、こらー!自分を湯たんぽみたいに扱うなー!あとちょっとで事務所なんだから我慢しろよー!!」ギュウウ

sagesaga忘れ




そう……事務所まであともう少し。
他のみんなと過ごす時間ももちろん楽しみだけど。


響「もー!引っ付きすぎだってば二人ともー!!歩きにくいでしょー!!」ギュウウ

雪歩「えへへ……」ギュウウ

貴音「響なら大丈夫。いけますよ。なぜなら響はだんすをやっておりますから、ね」ギュウウ

響「今関係ないでしょ、それは!!ていうか二人もやってるでしょダンス!!はーなーせー!!!」ギュウウウ




願わくば、あともうしばらくの間だけ、この三人で聖なる夜の街中を。


終わりっ!
ごめんね雪歩!昨日は忙しくて書けなかったからさっき急いで書いたんだ!
イブどころかクリスマスすら過ぎちゃったけどホントにゴメン!

変なとこあったらすみません


アイステ!

乙和み

おつ

ざわわんでひびゆきに目覚めた

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