死ぬ

善人「そうだ、死ぬかな。早死には最大の親不孝って言うし」

善人「頑張ってきた飲食店のバイトも、この間クビになったし」

善人「ある意味自殺の理由になるかもな、阿呆らしいけど」

善人「ベランダに出て…おおさっぶ」

善人「…………っは。死ぬかぁ。」バッ




ドカッ

男「今日はまったく急患も来ねえし、良かった良かった」

友「だな。久しぶりにラーメンでも出前しようぜ」

男「いいな。じゃあ程程亭のを…」

女「男先生！友先生！多発外傷の急患です！」

男「わかった。今行く」

友「ラーメンはおあずけだな」

ここはT県国立大学付属病院救急医療部…

そう、つまり……

生命の危機に瀕する人を救う本拠地である！
でっででーででででーん

ここはT県国立大学付属病院救急医療部…

そう、つまり……

生命の危機に瀕する人を救う本拠地である！
でっででーででででーん

男「患者の状態は？」

この男は男、優れた輸液を生み出しノーベル医学賞をてにいれながらも、

そのリーダーシップでT大救急を引っ張り続ける、生きるレジェンドである。

女「えっと、自宅のマンションのベランダから落下、全身を強く打ってます。主に腹部と頭部」

友「おお、おっそろしい。あっちもこっちも打ってしまってんのか」

この男は友、麻酔医としての腕もさることながら、肝臓から脳まで幅広い器官を相手にできる。

まさに救急医療のために生まれてきたかのようだ。

…そして

女「男先生！>>9さん連れてきました！」

男「おお、頼もしい！」

友「>>9さんがいりゃ百人力だ！」

BJ

BJ「ああ、だが私の手術代は高いぞ」

善人母「良いんです！あの子の為なら払います！あの子は…」

「あの子はいい子ですから！」

BJ(俺は母さんにいい子だなんて言われたことなかったっけな…)

そして手術は終わり…

善人母「息子を助けてもらってありがとうございます。これ、手術代の…」

BJ「3000万だな。では、息子さんへの見舞金に私から2999万900円だ」スッ

善人母「え…！」

BJ「お母さんを大切にしろよ、善人君」

こうしてBJは去っていくのであった。


完