男「リア充爆発しろ」 (90)

女「彼氏君、大好きー」

彼氏「俺も好きだよ、女」チュッ

イチャイチャ

男「…畜生め」

男「…リア充爆発しろよ」ボソッ

ドッカーン

女「」

彼氏「」

男「えっ」

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男「…何だこれ」

幼女「おじさんがやったんですよ?」

男「は?…てか誰だよ。迷子かな?」

幼女「違います!」

幼女「私は幼女。あなたの使い魔です!」



男「使い魔…」

男「…じゃあ俺が魔法使い、だと?」

幼女「そうですよー?」

男「へー…最近の子供のままごとはすごいんだなぁ」

幼女「おままごとなんかじゃありません!」




幼女「今あなた30ですよね?」

男「あぁ、三日前になっちまった」

幼女「性交渉の経験は?」

男「…ないけど」

幼女「そういうことですよ」

男「…まじかよ」


幼女「ご存じの通り、男の人は、バージンを守り続けて30になると、魔法が使えるんですよ」

男「…嘘だと思ってた」

幼女「ちなみにあと15年で私みたいな妖精になれますので」

幼女「頑張ってくださいね!」

男「なりたくなんかねぇよ」

男「お前みたいな…えっ?」

幼女「はい?」



男「お前、妖精?」

幼女「そうですけど」

男「…おっさんかよ」

幼女「…ああ」

幼女「妖精は自由に姿を変えられるからな」



男「うわぁ…きめぇ」

幼女「ひ、ひどいよ男さん!」

男「お前ロリコンだろ」

幼女「よくわかりましたね!」

男(幼女だしな)



幼女「さてさて、私の指名は男さんの性交渉を妨害することなのですがっ」

男「ひでーな」

幼女「仲間は増えてほしいですからね!」

幼女「私に着いてた先輩を見習ってやってやりますよ!」



男「魔法使えば余裕じゃねーの?童貞卒業なんて」

幼女「甘いです。魔法の最大継続時間は10秒!一時間に一回!」

幼女「そんな条件で棒を穴にいれることなんてできないですから!」

幼女「というか私はできませんでしたよ!…はははっ」

男「なるほどな」

男「でも俺は意地でも決めてやるからな」

幼女「せいぜい頑張ってくださいね!」


男「よし!そうと決めたら早速ナンパしに町へでる!」

幼女「ほー。勇気ありますね」

男「できる人がいる、だから俺だってできるはず!」

幼女「厳しいと思いますけどね…」

男「うるせーぞおっさん」

幼女「…」



女子大生「…」テクテク

男「よし、あの子にしよう」

男「あ、あの!」

女子大生「…どうかしましたか?」

男「今時間、ありますか?」

女子大生「無いです、さようなら」

男「あっ、ちょっと待って!」


女子大生「なんなんですか?私急いでるんですけど」

男「ディズニーランド、好き?」ニコリ

女子大生「…は?」

男「あの、ディズニー…」

女子大生「…あんまりしつこいと通報しますよ?」

男「あぁ、す、すいません」

女子大生「…では」スタスタ

男「……はぁ」タメイキ


幼女「予想どうりでしたね」

男「くそ!俺の何が悪いんだ!」

幼女「まずあの話しの振り方ひどくないですか?」

男「ネットにそう書いてあったんだよ」

幼女「なんというか…」

幼女「男さん…私より酷いかもです」

男「な、なんだと!」




幼女「しかし30の地味男が女子大生にナンパって」

幼女「とても見苦しかったです」

男「ほっとけおっさん」

男「あんただってやっただろ?」

幼女「私は硬派だからやらなかったですよー」

男「チキンめ」

幼女「硬派です」


男「だがまだ俺は諦めないぞ!」

男「魔法!」

男「あの子が俺を食事に誘う!」


女子大生「…」テクテク

女子大生「あの、さっきはすいません」

女子大生「お詫びに、一緒にお昼どうですか?」

男「ええ、よろこんで」

10秒経過

女子大生(…あれ?私なんで誘ったんだろ?)



男「どうだ、俺だってやるときはやる男なんだよ」

幼女「さすがお父さん!すごいです!」

男「えっ…お父さん?」

幼女「話あわせてください(小声)」


女子大生「この子娘さんですか?」

男「うん。幼女、自己紹介しなさい」

幼女「りょーかい!」

幼女「あたしはよーじょ、ごさいです!」



幼女「えっと…おねぇちゃんは?」

女子大生「私は女子大生よ、よろしくね」ニコッ

幼女「よろしくおねがいします!」




男「女子大生さんは、大学で何やってるの?」

女子大生「子供の教育についてです」

女子大生「子供というのはかわいいですよね~」

ペチャクチャ

幼女(意外と女の人がよくしゃべるからいい感じかもです…)

幼女(これは妨害待ったなしなのです…ふふっ)




幼女(私だって30越えてますから)

幼女(魔法も使えるのです)

幼女(魔法!)

幼女(この女の人が男さんを怒らせる!)



女子大生「~で、子供の英才教育には…っ!」

男「ん?どうかした?」

女子大生「……あんたみたいなぶさ男が最悪なんだよ」

男「!?」

女子大生「あんたってまじキモすぎ」

女子大生「こっちが優しく話したら調子乗るし鼻の下伸ばしてやがって」

女子大生「ブサイクはさっさと死ね!!」

幼女(うまくいった♪)


男「…」

女子大生「…はっ!」

女子大生「すいません!今の全然思ってないです!」

男「…糞女め」

女子大生「今、なんか不思議な力で、誰かに…」

男「はいはいわかりました」

男「もういいよ。あなたの話なんて聞きたくないから」

女子大生「本当ですって!!」

男「は?まったくこれだから女は…」スタスタ

幼女「あっ!待ってよお父さん!」



男「録でもねぇ女だったな!」

幼女「そうですね」

男(しかし…変な言い訳だったな)

男(不思議な力だと?)

男(ん?不思議な…もしや、こいつが…)


幼女「急に黙っちゃって…どうかしました?」

男「…」

男「魔法!」

男「このおっさんがやったことを全部吐く!」

幼女「えっ!?」


話した後

幼女「~です。私が魔法を使いました…」

男「はぁ…結局お前だったんだな」グリグリ

幼女「い、痛いです!やめてください!お父さん!」

男「こんなの俺の心の痛みにくらべれば大したことねぇよ!」

男「くそっ…久々に女としゃべれたのに…」



男「もういい。そもそも方針が間違ってたわ」

男「知らない人よりは知り合いの方がいい。当然だろ?」

幼女「そうかもですけど」

幼女「男さん女友達いないじゃないですか」

男「舐めんなよおっさん」

男「俺には幼馴染がいるからな!」



男「よし。明日来てくれるってさ」

幼女「よかったですねー」

男「ああ!超楽しみだ!」

幼女「初恋の人、的な?」

男「そう。今も好きだけど」

幼女「気持ち悪いですなぁ」



幼馴染「男君!久しぶり!」

男「おぉ!久しぶりだな!」

男の子「こんにちは!」

幼女「こんにちは!」

男「あれ?…幼って子供いたっけ?」

幼馴染「あっ、この子??私の子違う!」

幼馴染「親戚の子を預かってるの」

幼馴染「ところでその子は?」

男「まぁこいつもそんな感じだよ」




幼女(…この子も妖精さんみたいですね)

幼女(妖精会議にいましたから…)

男の子(…こいつも妖精みたいだな)

男の子(まぁこいつは元男の妖精、やくして男精で、僕は女精だからあまり知らないけど…)




男の子(…説明しよう)

男の子(女は30までバージン守ったら魔女になれるのだ!)

男の子(希少すぎて知られてないけどな!)

男の子(で、45で妖精になるのさ!)



幼馴染「懐かしいな~。10年振りかな?」

男「だな。成人式ぶりかも」

幼馴染「男君はあれから変わってないんだねぇー」

男「まぁなー。幼は~」

ペチャクチャ

幼女「ねぇ、君、ちょっと来てくれない?」グイッ

男の子「はーい」



幼女「ど、どうしましょう…」

幼女「何やら楽しそうにお話を…」

男の子「心配性だなぁ。」

幼女「でも!」

男の子「大丈夫だって。」


幼女「大丈夫でもダメなんです!!」

男の子「え?」

幼女「私がいらいらするので!」

幼女「邪魔したいです!!」

男の子「…あんた現役の時、女と会話してないな?」

幼女「はい!よくわかりましたね!」




男「~それであのときの文化祭、面白かったなぁ?」

幼馴染「あれはホント楽しかったねー」

幼女「ねぇお父さん!

男「どうした?」

幼女「お腹すいたよー!」

男「あー、わかった。あとでコンビニいこうな」

男の子「僕もすいたよ。お母さん」

幼馴染「んー、じゃあみんなでコンビニ行こ?」

幼女(むぅ…スルーされました…)



幼馴染(…お父さん…えっ!?)

幼馴染(…ということは私はすごく馬鹿なことを考えてた??)

幼馴染「はぁ…」タメイキ

男(…お母さん、だと?)

男(やっぱりな…幼はかわいいんだから相方がいないわけないよな…)

男「はぁ…」タメイキ

幼女(あんまり効いてないですねぇ…)

男の子(効いてるなぁ)



幼馴染(諦めるしかないのかなぁ…)

幼馴染(前から好きだったのに…)

幼馴染(でも希望にかけてみたい!)

幼馴染(魔法!)

幼馴染(男君が未婚なのか既婚なのか教えてくれる!)

男「俺は独身だよ。」

幼馴染「本当!?」パアァ

男「あぁ。」

幼馴染「実は私もなんだよ!」

男「まじか!」


男(これはチャンスだ…)

男(今こそ思いを伝えてやる!!)

男「幼、今までずっと言いたかったことがある。聞いてくれ」

幼馴染「う、うん!」

男「俺は!」

男「お前が好きだ!ずっと好きだった!そしてこれからも大好きだ!!!」

男「頼む、付き合ってくれ!!」

幼馴染「あっ…あっ」

幼馴染「是非…よろしくおねがいします……///」

幼女「」


男の子「あー不味いね」

幼女「…許せません」

幼女「許してなるもんですか…」

幼女「魔法!」

幼女「リア充ばくは」

男の子「おいちょっと待てよ」

男の子「爆発させちゃ仲間にできないじゃん」

幼女「あ…でもここからどうしようもないですよ?たぶん」

男の子「まぁ待って。僕に任せてよ」


男「幼…」ダキッ

幼馴染「男君…」ギュッ


プルルルルル

男「…なんだこのいい時に」


男「はいもしもし?」

男「えっ?工場で事故?」

男「は、はい!今すぐ行きます!」



男「すまんな、幼、ちょっといってくるわ」

幼馴染「…うん、わかった。頑張って!」

男「あぁ。」



男の子「これが一生の別れになるとは、今はまだしるよしもない…」ボソッ

幼女「…何したんですか?」

男の子「緊急の仕事の電話がくる魔法をかけたのだ」

幼女「なるほどです。」

男の子「で、彼が工場についた時、転勤を命じられるように魔法する」

男の子「これで完璧だろ!」

幼女「おー。」


男「アメリカへ転勤になった」

幼女「出世おめでとーございます!」

男「どーも。まさかお前まで着いてくるとは思わなかったけど」

幼女「使い魔ですからね!」

男「幼だったらよかったのに」ボソッ

幼女(やりました…これでしばらくは安心です!)



幼馴染「そ…そんなぁ…」

男の子「どうかしたか?」

幼馴染「男君アメリカに急に転勤になったんだって…」

男の子「どんまい」

幼馴染「私も仕事忙しくてアメリカ行けないし…」

男の子「遠距離恋愛か」

幼馴染「そうなっちゃうね…」






@米国

男「はぁ…幼に会いたい… 」

幼女「寂しそうですね!」

男「あぁ。もう三ヶ月もたつのに正月まで帰れないとか寂死にそうだぁ」

幼女「毎日電話してるじゃないですか」

男「会いたいんだよ!」

幼女「…カップルは爆発してほしいものです」

男「俺もそうだったんだけどそ、いざ彼女できると変わるのさ」

男「おっさんもつくったらどうだ?いいものだぞ?」

幼「…ふぁっきゅーです」



幼女「…そんな男さんに私からプレゼントがあります」

幼女「少し向こうを向いててください!」

男「…なんだ?」クルッ



偽幼馴染「男さん、どうぞ!」

男「お?」クルッ

男「えっ…!?幼!?」

偽幼馴染「違いまーす!」

偽幼馴染「幼女が姿を変えてみました!!」

偽幼馴染「妖精ですからね!」

男「なんだ、おっさんだったのかよ」

偽幼馴染「でも見た目は完璧に男さんの幼馴染ですよ!」

男「見た目だけじゃなぁ…」


偽幼馴染「じゃあ話し方も変えるね!」


翌日

偽幼馴染「おはよー男君!」

男「おはよ」

偽幼馴染「ごはんできてるよー!」

男「ありがと」

偽幼馴染「いってらっしゃい!」チュッ

男「いってきます」

偽幼馴染「お帰りなさい!」

男「ただいまー」

偽幼馴染「おやすみー」

男(やばいこれ幸せすぎ)



@日本

幼馴染「もう三日目ね…」

幼馴染「男君が電話くれなくなってから」

男の子「仕事が忙しいんじゃない?」

幼馴染「…ここを発つときは毎日って言ってたのに…」イライラ


@米国

男「なあ…おっさん、いや、幼」

偽幼馴染「どうしたの?」

男「俺はもう我慢できねぇんだ」

偽幼馴染「…えっ?」

男「幼…大好きだ!」ガバッ

偽幼馴染「きゃっ、や、やめて!!」

男「うおおお」モミモミ

偽幼馴染「やっやだ!男君、私、こんなの、いや…」グスッ


偽幼馴染「はぁ…はぁ」

男「やらせろおおお」ズルッ

偽幼馴染「いやぁ!!見ないでぇ!!」ボロン

男「うお…」

男「」

偽幼馴染「………だから言ったのに」

偽幼馴染「私も性別は変えられないんだよ…」


@日本


幼馴染「電話してもでないなんて…」

幼馴染「何やってんのよ…!」イラッ


男の子「あんた飽きられたんじゃないの?」

幼馴染「なっ…まさか!」

男の子「遠距離で浮気なんてよくあるよね」ニヤリ

幼馴染「たしかに…心配になってきたかも」

幼馴染「…魔法」

幼馴染「男君のもとへワープする!」


@米国


偽幼馴染「全く…いくら童貞捨てたいからってさぁ」

偽幼馴染「無理矢理なんて人としてどうかと思うな?」

男「…反省してる」

ピュンッ

幼馴染「男君!」

偽幼馴染「う、うわぁっ」

幼馴染「…えっ、なにこの状況」

男「ち、違うんだ!これは!」

幼馴染「まさか…男君…本当に…?」ジュウビョウケイカ

ピュンッ

男「…不味いことになったぞ」

@日本

ピュンッ


男の子「お帰り幼さん、どうだった?」

幼馴染「……男君が下になにも履いてなくて…」

幼馴染「隣に…私に似た女の人がいた」

男の子「それ、浮気じゃん」ニヤリ

幼馴染「やっぱそうなのかな…」

男の子「さあ、別れなよ」

幼馴染「…いや」

男の子「でも別れるべきだよ」

幼馴染「それでも嫌」



男の子「別れないと損するよ?」

幼馴染「ねぇ…なんでそういうこというの?」

男の子「僕は幼さんが変態な男に捕まらないように心配して…」

幼馴染「男君は変態なんかじゃない!」

男の子「浮気したじゃん」ボソッ

幼馴染「あんたに男君の何がわかるって言うの!?」

幼馴染「私は!小さい頃ずっと男君と一緒だったの!」

幼馴染「何度も助けてくれた最高のパートナーだった!」

幼馴染「私は男君をけなすのを許さない!!」

男の子「でも…」



幼馴染「…私、今から直接男のところに行くわ」

幼馴染「いつもみたいに邪魔したら今度はただじゃすないからね」バタン

男の子「……畜生め」

男の子「…カップルなんて大嫌いだ!」



@米国

男「これは絶対勘違いされた」

偽幼馴染「そうだね。別れるしかないね」

偽幼馴染「どうせ私と本物と区別つかないでしょ?」

偽幼馴染「だったら私とプラトニックラブしよーよ」

男「…さすがにあれみちゃったらなぁ」

男「それに俺は、本当の幼が好きだ。その選択はねーわ。」

偽幼馴染「つまんないのー」


男「幼の奴…電話にでんわ…」

偽幼馴染「今飛行機乗ってこっちに向かってるらしいよ?」

偽幼馴染「男の子君が言ってたー」

男「そうなのか。幼絶対怒ってるじゃん。」

偽幼馴染「怖いねー」

男「あぁ…」

ピンポーン

男「はーい」ガチャ

幼馴染「男君、お話があるんだけど」ニコリ

偽幼馴染(来ましたね…)コソ

偽幼馴染(魔法!)

偽幼馴染(男さんを10秒止める!)

男「すまな…いっ!?」ピタッ




幼馴染「えっ?ちょ、男君!?大丈夫!?」

偽幼馴染「彼なら大丈夫だよ」

幼馴染「誰!?」バッ

幼馴染「えっ……私?」

偽幼馴染「その通り。偽物だけどね」


偽幼馴染「あなたと一瞬だけ会ったことあるけど…覚えてる?」

幼馴染「もしかして…あのときの女なの?」

偽幼馴染「うん。」

偽幼馴染「彼を取り返したかったら私と勝負しなさい!」

幼馴染「…勝負?」

偽幼馴染「男君がどちらを選んでくれるのか、ね」


偽幼馴染「あんたが勝ったら私はきっぱり諦めるわ」

偽幼馴染「その替わり私が勝ったら潔く男君を諦めてちょーだい」

幼馴染「……浮気相手の癖にえらそうに」

偽幼馴染「未婚なんだから浮気じゃないでしょ。私たちは二人とも、恋人。」

偽幼馴染「本命を選ぶのは男君次第ね」

幼馴染「成る程……わかったわ」

幼馴染「その勝負、乗ってあげる」

幼馴染「私は男君を信じてるから。」


偽幼馴染「…というわけね」

男「…ふむ」

幼馴染「男君ならわかってくれるって信じてるから」

偽幼馴染「あんた偽物の癖にそんなこと言っちゃって!!」

偽幼馴染「男君こんなのに騙されちゃダメだからね!」

幼馴染「それはこっちの台詞よ!」

ギャーギャー

男「……うーむ」


男(魔法はさっき自分を動かすのに使っちゃったんだよなぁ)

男(どうしよ…マジで似てる)

男(違いは…)

男(…)

男(あっ)


偽幼馴染「運動会での男君が~」

幼馴染「あんたなんでこんなことまで知ってるのよ!?」

偽幼馴染「忘れるわけないじゃん?」ケロッ

幼馴染「偽物の癖に…!」

男「…なぁ二人とも」

二人「なに?」

男「ちょっと…目、つむっててくれないか?」

二人「?」


幼馴染「…」

男(たぶんこっちが本物だとは思うんだけど)

男(ごめんな幼、あれを確認させてもらうよ)

男「・・・」ピラッ

幼馴染「・・・えっ?」

男「・・・」サワサワ

幼馴染「きゃぁっ!」バサッ

男(無い・・・)

男(よかった・・・こっちが本物だ)



偽幼馴染(ちっ。ばれてしまいましたか)

偽幼馴染(でもこれは想定の範囲内!問題ないです!)

偽幼馴染(突然女の子の股を触るなんて変態すぎます!)

偽幼馴染(これは嫌われること間違いなしですからね!・・・ふふっ)



男「わかった。お前が本物だよな」ダキッ

幼馴染「あ・・ありがとう!!」パアァ

幼馴染「わた、わたし、間違えられたらどうしようって思って・・」

男「大丈夫だよ。だって俺たちはカップルだからな」ギュッ

幼馴染「うん・・・///」

偽幼馴染(あれぇ?怒らないの?)



偽幼馴染「ちぇーっ。駄目だったか―」

偽幼馴染「まあそれはそれとして」

偽幼馴染「・・あんたちょっとは怒りなさいよ」

幼馴染「私?なんで?」

偽幼馴染「突然女の大事な部分を触ってくるような変態なのよ!この男は!」

偽幼馴染(これで怒るはず…!)

幼馴染「うーん。男君だから大事な意味があったんだと思うなー」

偽幼馴染「えっ?怒らないの?」

幼馴染「うん、それよりも私はあなたに怒ってるよ」

幼馴染「男君を変態呼ばわりするなんて・・どうなるかわかってるよ、ね?」ゴゴゴ


偽幼馴染「えっ・・?」

ボコッ ゲシッ バキッ

偽幼馴染「ぎゃあああぁぁ」

ボコッ ゲシッ バキッ

偽幼馴染「いやあああぁぁ」

バシッ ドンッ ドスッ

偽幼馴染「うっ…」バタリ

幼馴染「ふぅ…すっきりした」


@後日

幼女「全く…あの二人にはひどい目に遭いました…」

幼女「恋の力、侮りがたしです…」

男の子「本当にね。幼さんの目怖かったなぁ」

幼女「はいぃ…しかもバージン捨てちゃったみたいです…」

男の子「残念だったよね」

男の子「カップルゆるすまじだわ」




幼女「…でもあの二人ってお似合いだなーと思いました」

男の子「まあな」

幼女「二人でいると楽しそうですし」

幼女「互いに信頼してました」

幼女「ちょっと羨ましかったです」

男の子「否めないかも」

幼女「私はパートナーできませんでしたから余計に…」

男の子「…」




幼女「そこでなんですが…」

幼女「…私たちも付き合ってみませんか?」

男の子「えっ…?」

幼女「私もお付き合いやってみたいな…て…」

男の子「別にいいけど…」

男の子「でもさ、僕中身アラフィー女子だよ?いいの?」

幼女「私だって中身は禿のおっさんですから問題ありませんよ!」

男の子「あはは、そっか」

男の子「なら調度いいな」

幼女「はい!これからよろしくお願いしますね!」



皆幸せになりましたとさ。
おしまい

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