川島「☽♣♫☋♛!?」 (12)

-一週間前-


モバP「川島さん! 一週間の大阪ロケをとりましたよ」


川島「あら。プロデューサー君。私に気遣って?」


モバP「そういう意味もこめてですね。最近新しい子や小学生組の面倒を見てもらってたので、ロケと休暇をかねて一週間スケジュールとしました。ロケは二日くらいで終わるので、あとは完璧オフですね」


川島「……プロデューサー君? この年になるとね、実家に帰ると親が結婚しないかと言ってくるのよ」


モバP「あっ。だ、大丈夫ですよ! きっと!」


川島「そ、そう? ……確かに最近地元の食べ物食べてないわ。たまにはこういうのもいいかしら」


モバP「そうですよ! 一週間したら事務所に戻ってきてくださいね? ……杏とかじゃないからちゃんとくると思いますが」


川島「大丈夫。わかってるわ」


モバP「では、ロケはついていきますね」

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-五日前-


モバP「ふぅー! 大阪ロケこれで終わりです」


川島「お疲れ様。プロデューサー君、大阪は初めて?」


モバP「ええ。でも、楽しいところですね」


川島「そうね。他県の人からいろいろ言われてるけど、やっぱり地元は落ち着くわ」


モバP「川島さんは今日からオフなので、地元をぞんぶんに楽しんでくださいね?」


川島「プロデューサー君もどう? 色々食べ歩きしない?」


モバP「すみません。俺は他にも仕事があって……」


川島「なら仕方ないわ。私で楽しむんだからっ」


モバP「次は、ね?」


川島「……わかってる」


モバP「では」


川島「ええ」

ちひろ「……それが、最後に確認した時なんですね」


モバP「はい。その時は会話できていました」


ちひろ「それがなんで今は……」





川島「☧♌♅☒」



ちひろ「なんで言葉を聞き取れないんですか!?」


モバP「川島さん普段標準語だから……大阪の言葉に戻っちゃって俺たちには何を言ってるのかわからなくなったんじゃ」


ちひろ「そ、そんな……」

ガチャ


亜子「おはよープロデューサーちゃん!」


モバP「おお! 亜子か。ちょうどよかった」


亜子「ん? どうしたの?」


モバP「川島さんがいってることがわかるか?」


亜子「川島さん?」








川島「£∬$|!?」


亜子「」

モバP「どうだ、亜子。わかるか?」


亜子「わからないわ」


ちひろ「た、頼みの綱が……」


モバP「どうするか……」


ガチャ


愛結奈「あれ? どうしたの?」


モバP「愛結奈か。いや、川島さんが何言ってるかわからなくて」


ちひろ「亜子ちゃんも全くで……」


愛結奈「川島さんかー。わかったわ。試してみるね?」


亜子「無理やってこれ」






愛結奈「はぁい! 川島さん☆」


川島「♃♀♅☵? ☉☂☀☚!?」


愛結奈「あぁ。そういうことね」







愛結奈「〇$Π$仝?」


「「「!!」」」

モバP「や、やばい! 愛結奈まで何言ってるかわからなくなったぞ!」


ちひろ「ど、どうしましょうか?」


川島「☎☣☻♨」


愛結奈「☸♎♑♖」


モバP「ダメだ。ついていけない」


亜子「何言ってるのこれ」


愛結奈「プロデューサー?」


モバP「おぅ!? ど、どうした急に普通の言葉に戻って」


愛結奈「川島さんね。方言が抜けなくなったって」


ちひろ「あ、だから聞き取れなかったんですか」


モバP「そ、そうなのか」


愛結奈「とりあえずワタシが川島さんの言葉を元に戻すから、ちょっとまっててね?」


モバP「わ、わかった」


亜子「いってらー」

ちひろ「にしても、ここまで方言って聞き取れないものなんでしょうか」


モバP「でもなー。実際わからなかったし」


ちひろ「そうですよね」


亜子「あれ? でもアタシの言葉はわかるやん」


モバP「だって、亜子は大阪出身じゃないだろ?」


亜子「」←静岡出身





ガチャ


川島「少し戻ったわ」


愛結奈「どう? ワタシの力は?」


川島「やっと直ったわ」


モバP「まだ少し直ってないけどな」


ちひろ「でも、認識できるくらいには戻りましたよ」


川島「なんで認識できやんのかわからんわ」


亜子「こ、これはアタシもわかるで!」


モバP「そりゃ俺らがわかるんだからな」


ちひろ「でも、一件落着ですね」


川島「この後仕事あんのプロデューサー君?」


モバP「なんだかえらいフレンドリーだな」


ちひろ「でも、こんな川島さんもありじゃありませんか?」


愛結奈「確かに、大阪の方言ってフレンドリーに聞こえるよね」


川島「わからんわ」

モバP「川島さんはこのままレッスンですね。愛結奈は……あれ、オフだぞ今日」


愛結奈「ああ。今日は川島さんに用があってね」


ちひろ「あ、それってお土産とかですか?」


愛結奈「そうそう! 最近阪急に売ってるいか焼き食べてなかったからね。川島さんにお願いしてたの」


亜子「あー! いかやき! アタシも食べていい?」


川島「ええ。いか焼きはそこにあるわ。……よし。戻ってきたわね。じゃ、レッスンに行ってきます」


モバP「はいはーい。いってらっしゃい」


ちひろ「あ、プロデューサーさん。今日はあともう一人オフから帰ってきますよ?」


モバP「お、誰だ?」





ガチャ


クラリス「〆★яш」


ちひろ「クラリスさんが……」


モバP「またかあああああああああああああ!!!」



おわり

思いつきです
最近阪急のいか焼き食ってないんで食いたいです
拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました

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