凛「絵里ちゃんと真夜中に」 (20)

・えりりんです
・十レス前後です

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――公園

絵里(気まぐれに公園に来たのは良い物の……暇ね)

絵里(夜中に誰かを呼ぶ、なんていうのも迷惑だろうし――もう帰ろうかしら)

凛「あっ、絵里ちゃんだ!」

絵里(着込んではいるけれど、寒いわね。コーヒーでも買おうかしら)

凛「おーい、絵里ちゃーん!」タッタッタッ

絵里(ブラック、なんて気分でもないし)

凛「絵里ちゃん?」

絵里(微糖にしましょう)スクッ

凛「えーりーちゃーん!」ダキッ

絵里「わひゃあっ!? なによもう! ……って、凛!?」

凛「やっと気づいた! こんな時間にどうしたの?」

絵里「特に理由は無いのだけれど……って、それはこっちのセリフよ。凛こそどうしてこんな時間に?」

凛「凛はねー、眠れなくて、ランニングだにゃ!」

絵里「だからそんなに薄着なのね……。それじゃ風邪引くわよ。これ、着なさい」ヌギッ

凛「えっと、それじゃ絵里ちゃんが寒いんじゃないかな?」

絵里「私は大丈夫よ、厚着してるし。いいから着なさい」

凛「えへへ、ありがと、絵里ちゃん!」

絵里「ふふ、いいのよ」

絵里「そうだ、凛さえ良かったら、すこし話さない?」

凛「うんっ、喜んで!」

絵里「ありがと、凛。じゃあ、立ちっぱなしっていうのもなんだし、座りましょ?」スタッ

凛「そうだね」スタッ

絵里「凛は眠れない時はいつも走ってるの?」

凛「うんっ! 身体を動かすとよく眠れるんだ」

絵里「私も眠れない時は走ってみようかしら」

凛「その時は凛も誘ってね?」

絵里「ええ、わかったわ」

凛「やったー! じゃあ、一緒にお風呂だねっ」

絵里「お、お風呂!? なんで?」

凛「だって、汗を流したら身体を洗わなくちゃでしょー?」

絵里「そうじゃなくて、なんで一緒に?」

凛「絵里ちゃんは凛と一緒はいや?」ウルウル

絵里「そ、そんなことないわよ!」

凛「なら決まりだね!」ニコッ

絵里(その顔は反則でしょう……)

凛「絵里ちゃんは眠れない時はどうしてるの?」

絵里「そうね、私はキルティングとか、アクセサリーを作ったりするわね」

凛「わっ、かっこいい! ねぇねぇ、それって凛でもできるかな?」

絵里「ええ、練習すれば誰でもできるわよ。良かったら、今度教えるわよ」

凛「いいの? 絵里せんせ、その時はお願いするにゃ!」

絵里「ふふっ。ええ、任せて」

凛「完成したのはいちばんに絵里ちゃんにプレゼントするね!」

絵里「それは嬉しいわね」フフッ

凛「そうだっ、絵里ちゃん、これ食べる? チョコレート、好きだったよね?」

絵里「あら、メルティキッスじゃない。これ、美味しいのよね。一つ頂こうかしら」

凛「じゃあ、絵里ちゃん、あーん」ハイッ

絵里「えっ。って、ちょ、ちょっと凛っ!」アタフタ

凛「――? どうしたの?」

絵里「その、恥ずかしいというか、なんというか……」

凛「ほえ? 食べないの?」

絵里「あー、もうっ。食べる、食べるわっ」パクッ

凛「ひゃぁっ、ちょっと絵里ちゃん、指までくわえられるとくすぐったいよっ」

絵里「ごめんね、凛。その、こういう食べ方は、あまり得意じゃないの。指、拭ってあげる」

凛「大丈夫! 自分のハンカチ、持ってるから」

絵里「それじゃあ私の気が済まないの。ほら、指出して?」

凛「う、うん」

絵里「――前々から思ってはいたけど、凛の指って綺麗よね」フキフキ

凛「ええっ!? そんなことないよ。絵里ちゃんの手のほうが、すらっとしてて、長くて、綺麗だよっ」

絵里「ありがとう。でも、凛の手だって――」

凛「この話はおしまいっ! ほら、もう拭けたでしょ?」カァッ

絵里「あら、そう? ――赤くなってる凛もかわいいわね」ボソリ

凛「もうっ! からかわないでってば!」

絵里「うふふ、ごめんね」

絵里(本当に、かわいいわね)フフッ

凛「冷えるねえ」

絵里「そうね。もっとくっつきましょ?」

凛「そうしよっ」ギュッ

絵里「凛は体温が高いのね。希が言ってたとおり、あったかいわ」ギュッ

凛「希ちゃんの湯たんぽですからにゃ」ムフー

絵里「どうしてそんなに誇らしげなのか分からないけど、それなら私も湯たんぽにさせてもらおうかしら?」

凛「凛も絵里ちゃんを湯たんぽにするにゃ!」

絵里「あったかいわね」ギュッ

凛「そうだねー♪」ギュッ


凛「絵里ちゃん、変わったよね」

絵里「μ’sに入る前と、後で?」

凛「うん。最初はちょっと怖かったけど……」

絵里(やっぱりそんな風に思われてたのね)シュン

凛「でもね、かっこいいなって思ってた」

凛「会長って立場で、重い物を背負って、それでも頑張ってて――かっこよかった!」

絵里「凛……」

凛「でね、凛は今の絵里ちゃんも好き」

凛「優しくて、一緒にいて楽しくて、やっぱりかっこいいの!」

絵里「私も、凛と居ると楽しいわ」ウルウル

凛「あれ? 絵里ちゃん泣いてるの?」

絵里「ふふ、泣いてないわよ」

―――
――


凛「それでね、この前ね~、かよちんとお話した時ね~」ウトウト

絵里「どうしたの?」ナデナデ

凛「希ちゃんがお母さんなら、絵里ちゃんはお父さんだなあって」

凛「やさしくて、かっこよくて、とってもあったかいの」

絵里「ふふっ、じゃあ、凛達は私と希の娘なのね?」

凛「うん! それでね~、にこちゃんは面倒見のいいお姉ちゃんで~、海未ちゃんはかっこいいお姉ちゃんで~、ことりちゃんはやさしいお姉ちゃん!」

絵里「穂乃果は?」

凛「おもしろいお姉ちゃんっ」

絵里「ふふっ、確かにそうかも」

凛「でね、かよちんと真姫ちゃんと凛は妹で――ふわぁ」

絵里「大丈夫?」

凛「えへへ、らいじょうぶ」ウトウト

絵里「ろれつも回ってないし……」

絵里「時間も遅いし、そろそろ帰りましょ? ほら、おんぶしていってあげる」

凛「ごめんねえ、絵里ちゃん」ウトウト

――帰路

絵里「――寝たのかしら」

絵里「凛は、あたたかいわね」

絵里「あなたと居ると、心まであたたかくなるの」

絵里「私も、希も――μ’sのみんなが、あなたに元気をもらっているの」

絵里「みんな、凛のことが大好きなのよ?」

絵里「もちろん、私も」

絵里「うふふ、こんなこと、凛が起きてる時は言えないわね。顔から火が出ちゃうわ」

絵里(――もう少し、凛であったまってもバチは当たらないわよね?)

絵里(なんてね。風邪をひかれたら困っちゃう)


凛「絵里ちゃん……大好き……すぅ」
絵里「ふふっ、私もよ♪」


おわり

以上になります。お付き合いいただきありがとうございました。

おつ
良かったよ

ほぉ~

あら^~いいですわね^~

えりりんええわ~
乙乙!

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