【ひぐらし】圭一「雪の日!」 (39)

12月のある日、雛見沢にとてつもない吹雪が吹いた。

ジリリリリリ!ジリリリリリ!
魅音「もしもし、園崎ですが」

知恵「ああ園崎さん?知恵ですけど、見ての通りの大雪だから今日は学校お休みになりました」

知恵「なので、連絡網で回しといてください」

魅音「ですよねー、了解です!」

チン!
魅音「えーと、連絡網、連絡網っと…」

魅音「あったあった、次は梨花ちゃんのとこだね」

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ジリリリリリ!ジリリリリリ!

梨花「はいなのです☆」

魅音「あっ梨花ちゃん?あたしあたし」

梨花「今流行りのオレオレ詐欺さんなのですか?」

魅音「ええっ!?あたしだよ!魅音だよ!」

梨花「冗談なのですよ☆どうしましたですか?」

魅音「冗談キツイなー…まぁ窓の外見てもらえば分かるだろうけど、この大雪だから今日は学校お休みだってよ」

梨花「分かりましたのです、沙都子にも言っとくのですよ☆」

魅音「あとこれを連絡網でまわしといてねー!」

梨花「分かりましたのです」

>>3サンクス

プルルルル…プルルルル…

レナ「はい、竜宮です」

沙都子「レナさんですの?」

レナ「沙都子ちゃん!どうしたの?」

沙都子「今魅音さんから連絡がありまして、今日は学校お休みらしいですわ」

レナ「はう〜…この雪だと仕方ないね…」

沙都子「よろしければ圭一さんにも連絡しといてくださいます?」

レナ「うん!連絡しとくね〜」

プルルルル…プルルルル…

レナ「おかしいなぁ…なんで圭一君出ないんだろう…」

レナ「まだ寝てるのかな?とりあえず留守電いれとこう」

レナ「えーっと、今日は雪で学校はお休みです、あんまりお寝坊はよくないよ?じゃあまた明日学校でねー!」

その頃…

圭一「こんだけ雪降ってりゃみんなはしゃいで学校くるだろ!」

圭一「うおおおおおおおおおお!一番乗りぃ!」

…..................
翌日

魅音「おおー!すごい積もってんじゃん!」

魅音「そりゃあんだけふりゃ積もるよねぇ」

魅音「さてさて学校行きますかな」

魅音「〜♪」テクテク

レナ「魅ぃちゃんおっはよー!」

魅音「おっレナおはよ!昨日はすごい雪だったねぇ」

レナ「もう窓の外真っ白で何にも見えなかったよ〜」

もしかしてひぐらしでハロウィン書いてた人?

>>8Yes


魅音「学校休みになってないと大変なところだったね」

レナ「そうだね〜、ん?魅ぃちゃんあれなにかな?かな?」

魅音「んーおじさんには雪ダルマに見えるねぇ」

レナ「雪ダルマ君かぁいいよぉ!でも誰がつくったんだろ?」

魅音「妙に大きさが人っぽくてリアルだなぁ」

雪ダルマ「」ピクッ


レナ「!!!魅ぃちゃん!今雪ダルマ君動いた!」

魅音「えぇ?まさかそんなはず…」

雪ダルマ「」ピクピクッ

レナ「ほら!動いてる!」

魅音「ほ、本当だ…」

雪ダルマ「」ボロッ

魅音・レナ「!!!???」

魅音・レナ「圭ちゃん(圭一君)!?」

........................
学校

入江「しかしすごい生命力ですね…普通あの状態なら死んでてもおかしくないですよ」

圭一「学校に行こうとしてたところまでは覚えてるんですけどね...」

沙都子「よくもまぁあんな天気の中学校に行こうとしましたわね...」

魅音「私たちが見つけなかったら本当に危ないとこだったんだよ!?」

梨花「まあまあ、圭一も初めての大雪ではしゃいじゃっただけなのです☆」

レナ「雛見沢の雪はちょっと特徴的だからね〜」

詩音「はろろーん♪圭ちゃん生きてますか?」

魅音「詩音までお見舞い?」

詩音「私の学校雪で埋もれて休校になったので遊びに来たら圭ちゃんが面白いことになってるって聞いて」

沙都子「相変わらずの鬼畜ですわね…」

魅音「まぁ圭ちゃんも元気だし授業にもどろっか」

レナ「だね」

........................
色々あって放課後!

魅音「さぁ今日は何の部活するかなぁ?」

圭一「やっぱこんだけ雪がつもってるんだし」

レナ「やることと言えば」

沙都子・梨花「雪合戦!!」

詩音「ですね♪」

魅音「おじさん燃えてきたよ!」

圭一「どういうルールでやるんだ?」

詩音「フラッグ制はどうですか?」

沙都子「フラッグ制?」

詩音「簡単に言うとチームに分かれて相手の陣地の旗をとったら勝ちって感じですかね」

レナ「なるほど、でも旗あるかなぁ...」

魅音「こういうのはどうかな?」

魅音「沙都子と梨花ちゃんを旗の代わりにして、どっちか二人がやられたら負けってのは?」

圭一「さしずめ俺たちは二人を守る騎士ってとこか」

魅音「そういうこと!」

梨花「ボクはそれでいいのですよ☆」

沙都子「しっかり守ってくださいまし!」

圭一「じゃあチームをくじ引きで決めるか」

結果
梨花チーム...圭一、魅音
沙都子チーム...レナ、詩音

梨花「圭一、魅ぃ頼んだのですよ☆」

圭一「おう!命に代えても梨花ちゃんを守ってみせるぜ!」

魅音「おじさんもがんばっちゃうよ!」

沙都子「レナさん、詩音さんお願いしますわよ」

レナ「はぅ〜、レナがんばるよ!」

詩音「お姉には負けませんよ♪」

.......................
校庭
魅音「よし!これで場は整ったね!」

圭一「壁まで作って本気だな...」

沙都子「全てに全力でがこの部活のモットーですわ!」

詩音「動いて暖かくなったのでちょうどいいですね♪」

魅音「じゃあ始めるよ!この雪玉を上に投げて地面に落ちた瞬間戦闘開始だからね!」

魅音「せーの!」ブンッ!

ポトッ
魅音「スタート!」

圭一「もらった!」ザッ!

シュォン!

圭一「へぶっ!」パァン!

圭一「」

レナ「テヘッ☆」

魅音「タイムタイム!」

詩音「監督ー!また出番ですよ!」

..........................
圭一「音が遅れて聞こえた」

入江「どうやったら雪玉でこうなるんですかねぇ…」

レナ「ごめんね圭一君…」

魅音「これはちょっと危ないねぇ…」

梨花「ボクはまだ死にたくないのです…」

沙都子「よく考えれば私達とても損な役回りですわ!」

圭一「うーん、でもせっかくの雪だし何かしたいけどなぁ…」

レナ「あ!じゃあみんなで雪の像作ろうよ!」

詩音「札幌雪まつりみたいな感じでいいですね♪」

魅音「それなら怪我しないからいいね」

.................
再び校庭
魅音「じゃあ各自好きなものを作ろう!」

圭一「俺の芸術性を見せてやんよ!」

沙都子「圭一さんにそんなものありませんわよ!おーっほっほっほ!」

梨花「頑張るのです☆」

圭一「沙都子…その言葉を発したことを後悔させてやろう…」

.............................

魅音「みんな完成した?」

\できたよー/

魅音「じゃあ見ていこうか」

魅音「まずレナは…まぁ色的にも予想できたけど…」

レナ「ケン太君人形だよ!かぁいいよぉ!」

圭一「しかし上手いな…」

梨花「今にも動きそうなのです☆」

詩音「顔のヒゲとかすごい精巧ですね」

.................
圭一「魅音は何を作ってたんだ?」

魅音「あたしはあんまりこういう細かいの得意じゃないんだよねー!」

レナ「魅ぃちゃんの雪ダルマかぁいいよぉ!」

沙都子「オーソドックスですわね」

詩音「ガサツなお姉にはお似合いですけどね」プッ

魅音「な、なにおぅ!じゃあ詩音は何をつくったのさ!」

詩音「私はこの雪うさぎですよ♪お姉とは女子力が違いますよ」

魅音「そんなの私だって作れるし!詩音のもしょぼいじゃん!」

詩音「お姉に美的センスがないからそう感じるだけです!」

レナ「どっちも可愛いよ…喧嘩しないで」オロオロ

圭一「どっちもどっち…」

魅音・詩音「圭ちゃんは黙ってて!」

圭一「なんで俺だけ!?」

..................
詩音「ハァハァ…」

魅音「ハァハァ…」

魅音「今日はこんぐらいにしとこうか…」

詩音「そうですね…皆さんをお待たせしてますし…」

レナ「さ、沙都子ちゃんは何を作ったのかな?かな?」

沙都子「私はこの向こうにあるのでちょっと圭一さん持ってきていただけません?」

圭一「なんで俺なんだよ...」

沙都子「私には重くて持てませんので、まさかレディーに重いものを持たせるのですか?」

圭一「ぐっ…そう言われると引きさがれねぇ…仕方ないな行ってくるよ」

沙都子「その角を曲がったところですわ」

圭一「へいへい…ぬわぁっ!」

ドカーン!ドサドサドサドサ!

魅音「な、なんの音?」

梨花「いってみるのです」

圭一「」

沙都子「おーっほっほっほ!引っかかりましたわね圭一さん!」

沙都子「私にとってはトラップが何よりの芸術でありましてよ!」

詩音「落とし穴に落ちたら雪が落ちてくる設計とはさすがは沙都子ですね」

魅音「そのセンスには驚かされるよ…レナ圭ちゃん引っ張りだしてあげて」

レナ「よっと!」ズボッ

レナ「圭一君大丈夫?」

圭一「けいいちのてもとにはたたかえるポケモンがいない!めのまえがまっしろになった...」ガクッ

梨花「まだポケモンは発売されてないないのですよ☆」

..............................
魅音「梨花ちゃんは何を作ってたの?」

梨花「ボクはオヤシロ様なのです☆」

魅音「えっ!?お、オヤシロ様!?」

梨花「そうなのです☆祭具殿の中にあるのです」

レナ「オヤシロ様ってこんな顔なんだね」

詩音「仏像とかみたいな感じですね」

梨花「本物はこんなものなのですよ☆」

ヒュッ

梨花「!」パァン!

沙都子「梨花!顔に雪玉が!」

詩音「今のはどこから!?」

レナ「オヤシロ様の祟りだよ…」

梨花「…後で覚えときなさい…」

魅音「?」

..............................
レナ「圭一君復活した?」

圭一「ああなんとかな…」

沙都子「情けないですわね…これくらいで失神なんて…」

圭一「そんな口を聞いていられるのも今のうちだぜ沙都子」

沙都子「ど、どういうことですの?」

圭一「さぁ俺の作品見に行こうぜ!」

.............................
魅音「圭ちゃんは随分遠くに作ったね」

圭一「ああ、バレて壊されちゃあたまらんからな」

圭一「俺の作品はこいつだ!」

スク水沙都子(靴下あり)

沙都子「こ、これはなんですの!?」

圭一「見てわかんねぇか?沙都子の雪像だよ!」

圭一「また、あえて靴下を脱がさないところに意義があるのだよ」ドヤァ

魅音「めちゃリアルだね…」


梨花「沙都子そっくりなのです☆にぱー」

レナ「はう〜!スク水沙都子ちゃんお持ち帰り〜!」

沙都子「こんなもの壊してあげますわ!」

ガキン!

沙都子「なっ!?」

圭一「甘いな沙都子!ガチガチに固めて氷像になってるのさ!」

沙都子「ぐぅ…相変わらずど変態ですわね…」


ひゅうううう

詩音「また吹雪いてきましたね…」

圭一「残念だけどまた雪ダルマになるのはゴメンだし帰るか」

魅音「そうだね、じゃあみんなで帰ろっか!」

沙都子「あの氷像が壊れてますように…」

梨花「寒い寒いなのです…」

..............................
?「スク水沙都子ちゃんお持ち帰りー!」

?「う、動かない!?」

..............................
魅音「レナ、圭ちゃんおはよー」

レナ「魅ぃちゃんおはよー」

圭一「おはよう魅音」

魅音「昨日もなかなかすごい雪だったねぇ」

圭一「流石に昨日はもうずっと家にいたぜ」

レナ「今日は晴れて良かったね!」

魅音「だね!でもやっぱあれだけ降ったら私たちの芸術品も分かんなくなってるね...」

レナ「あぅぅ…レナのケン太君もグシャグシャだ…」

圭一「俺の沙都子は結構な重量あるからなかなか壊れないはずだぜ」

魅音「本当だ!ん?でも横に見たことある雪ダルマが...」

雪ダルマ「」ピクッ

沙都子「まさか…」

雪ダルマ「」ボロッ
入江「」

一同「..........」

おまけ


魅音「梨花ちゃんは何を作ってたの?」

梨花「ボクはオヤシロ様なのです☆」

羽入『り、梨花何を作ってるのですか!?」

魅音「えっ!?お、オヤシロ様!?」

梨花「そうなのです☆祭具殿の中にあるのです」

羽入『僕はこんな顔じゃないのです!』

レナ「オヤシロ様ってこんな顔なんだね」

詩音「仏像とかみたいな感じですね」

羽入『違うのです!もっと可愛いのです!』


梨花「本物はこんなものなのですよ☆」

羽入『梨花の馬鹿!これでもくらうのです!』シュッ!

梨花「!」パァン!

沙都子「梨花!顔に雪玉が!」

詩音「今のはどこから!?」

レナ「オヤシロ様の祟りだよ…」

羽入『その通りなのです!』

梨花「…後で覚えときなさい…」

羽入『』


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