霊夢「異変がないってのも平和でいいわね。」 (153)

①口調おかしかったり。原作へたっぴなんです。
②遅更新。のろのろやってく。
③基本的に地霊までのキャラが。例外あり。
⑨ゆっくりしていってね。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416146307

博麗神社。


ズズっ…。

霊夢「ふぅ…。今日も緑茶が美味しいわ。」

霊夢「最近は異変もないし。」

霊夢「なぜか参拝客が比較的多かったし。」

霊夢「境内の掃除くらいしかすることがな…いや、参拝客多かったから仕事はたくさんあったか。」

霊夢「でも…それも含めて平和ね~。もう、なんか平和ボケしちゃいそう…。」

霊夢「あー!いつもこんな日が続けばいいのに。異変とか、解決するこっちの身にもなりなさいよまったく…。めんどくさいったらありゃしない…。」

霊夢「…いつも通りっていったら、今日はあいつが来てないわね…。」

紅魔館、図書館。


魔理沙「へっくしょい!うう…誰か私の噂してるな…。」

アリス「…魔理沙、話聞いてる?」

魔理沙「ああ、聞いてるぜ。私の魔女化についてだろ?」

パチュリー「ちゃんと聞いてたのね…魔理沙にしては珍しい。」

魔理沙「ちょっと待て、パチュリー。今まで私はどんな扱いされてたんだ?」

パチュリー「さあ…?」

魔理沙「ひでえ…。」

アリス「話が逸れたわね…。で、魔理沙?まだ魔女化はしないつもりなの?」

魔理沙「『まだ』じゃなくて『ずっと』しないって何回言えば分かってくれるんだ?私は魔女化はしない。これが結論だぜ。」

アリス「そう…魔理沙がそういうなら何も言わないけど…。貴女の目標は今のままで達成できるの?博麗の巫女に弾幕ごっこで勝つっていうその目標は。」

魔理沙「うっ…それは…。」

パチュリー「率直に言うと…無理ね。」

魔理沙「そ、そんなことない!まだ私の努力が足りないだ…」

パチュリー「でも貴女は想像を絶する程の努力を重ねてきた。人間なのに、私たちを越える程に。けれど彼女を越えられてない。これが現実よ。」

魔理沙「…。」

パチュリー「そんな悩める貴女にこんな薬が。」コトッ…

魔理沙「ん?なんだそれ?」

アリス「…見たことがないわね…。」

パチュリー「これは、一時的に魔女化できる薬。」

魔理沙「⁉︎」

アリス「パチュリー、流石に意図が見えないんだけど?」

パチュリー「私は魔理沙に魔女化を促しているわけじゃない。」

魔理沙「だったらどうして…。私は魔女にはならないってさっきから…!」

パチュリー「実は昨日、ちょっと面白いことを見つけたの。」

パチュリー「それは『占い』なるもの。特定の人物の特徴を当てはめて、その人の運命を見る、っていう、まあ、一種の娯楽のようなものね。外の世界の。」

アリス「へえ…。そんなものもあるのね。」

魔理沙「…で?それが何だって言うんだ?」

パチュリー「ちょっと魔理沙で試したのよ。」

魔理沙「待て、なんで私なんだ?」

パチュリー「盗んだ本をいつ返してくれるか…ってね。」

魔理沙「何言ってんだ。死んだら返すぜ?」

アリス「だからそれは盗んだと同義だってば…。」


そういえば、結局クッキー☆ってなんだろ。東方板の該当スレすら覗こうとしなかったからよくわかんね。クッキーはムーンライトが好き。

パチュリー「で、その結果が問題。」

アリス「あら、魔理沙が死ぬのかしら?よかったわね。借りられっぱなしの物が数十年くらい早く返ってくるわ!」

魔理沙「ははっ。笑えない冗談はよしてくれ、アリス。」

パチュリー「…アリスのそれ、強ち間違ってない、かも。」

アリス「あら、本当に?」

パチュリー「正しくは、『近い内に、その身に災いが降り注ぐであろう』とのことよ。」

魔理沙「…なんか、ものすごく曖昧な表現だな。」

パチュリー「まあ、所詮は娯楽…心の隅にでも置いとくのが吉、かしら。」

パチュリー「その薬は自由にして。今日は解散にしましょう、これ以上話題もないから。」

アリス「…それもそうね。そうそうパチュリー、少しだけ図書館を漁ってもいいかしら?」

パチュリー「…どこかの黒白みたいに、盗むわけじゃないなら好きにしなさい。」

魔理沙「なんか扱いがいつもより酷い気がするぜ…。まあいいや。邪魔したぜ!」

パチュリー「…。」

アリス「…。」

アリス「…1つ聞くわ。」

パチュリー「…何?」

アリス「…当たるの?それ。」

パチュリー「…当たりそうな予感がしなくもないわね。」

アリス「そう…。あ、この本借りてくわね。」

書き溜めないからゆっくり書いてく

再び博麗神社。

霊夢「…。」ザッザッ

霊夢「ふう…。結構落ち葉があるものね。冷えてきたし、もう冬ってことなのかしらね~。」

霊夢「もうそろそろ冬着でも出そうかしら。後コタツとか。…ミカン買ってこよ。いや、採れるかしら…?」

魔理沙「おーい、霊夢ー!」

霊夢「あら魔理沙。今日は遅いのね。」

魔理沙「そうか?」

霊夢「…まあどうでもいいわ。そんなことより魔理沙、これからミカンでも採りにいこうと思うんだけど、一緒に来る?」

魔理沙「お、いいぜ。もしかしたらミカン風のキノコがあるかもしれないからな。ってもうそんな季節か。随分と早いもんだ。」

霊夢「気の所為よ。ちょっと待ってて頂戴。籠を取ってくるわ。」

魔理沙「おう。」

倉庫。

霊夢「籠どこだっけ…。最近あんまり入ってなかったからわからないわね。」

霊夢「うーん…私の勘だと…。」

霊夢「多分この辺!」

ボロッ…

霊夢「…これは、使い物にならないわね。ちゃんと整理しとくべきだったかしら…。」

霊夢「何か代わりになる物はないかしら?」

魔理沙「霊夢ー、どうかしたのか?」

霊夢「いや、籠を取りに来たはいいんだけど、肝腎の籠がね…。」

魔理沙「…うわ、これは酷い。」

霊夢「どうしたものかしら…。」

霊夢「…。」

魔理沙「…。」

霊夢「…あ、そうだ。」

魔理沙「…?」

霊夢「魔理沙、あんたキノコを採りに行くとき、籠使うわよね?」

魔理沙「ああ、使うぜ。…まさか。」

空。

魔理沙「普通に借りるだけか。盗まれると思ってヒヤヒヤしたぜ。」

霊夢「まさか!あんたじゃあるまいし、そう簡単には人の物を盗むつもりはないわよ。」

魔理沙「私は死ぬまで借りるだけだぜ。」

霊夢「…なんかもういいわ。にしても、あんた籠すごい持ってるのね。あれ売ってお金にでもしたらどうなの?質も悪くないし。」

魔理沙「あれがないとキノコ採集が不便になるからな。ストックはたくさん作ったつもりだ。売るってのは…生活に困った時の手段として考えておくぜ。」

霊夢「私に一個くれない?」

魔理沙「嫌だぜ。」

霊夢「まあ期待はしてなかったわ。あんたのことだし。」

魔理沙「…やっぱ私の扱い雑じゃないか?」

霊夢「気の所為よ。ほら、もうすぐ着くわ。」

霊夢「思ったよりも多いわね、ミカン。籠が一杯になりそうだわ!」

魔理沙「すげー…こんな場所があったのか。ミカン以外にもたくさんの植物とか果物があるぜ。」

霊夢「折角だし、ミカン以外のものも持って帰ろうかしら。」

魔理沙「霊夢、お前ここの場所どうやって分かったんだ?」

霊夢「巫女の勘よ。」

魔理沙「…まあそうだと思ったぜ。」

霊夢「さ、もう日も短いし、暗くなる前に戻りましょ。」

魔理沙「ああ、そうだな。」

再び空。

霊夢「…。」

魔理沙「…。」

霊夢「…魔理沙ー。」

魔理沙「…なんだぜ?」

霊夢「改めて思うんだけどさー。」

魔理沙「うん。」

霊夢「この夕日、すごい綺麗よね~…。普段意識してないから気づかなかったけど。」

魔理沙「…ああ、確かにな。絵に描いてずっと残しておきたいくらいだぜ。」

霊夢「まるで夢の中みたいだわ。」

魔理沙「同感だぜ。」

霊夢「…。」

魔理沙「…。」

魔理沙「…霊夢。」

霊夢「…なによ魔理沙、改まって。」

魔理沙「…実は、パチュリーがある薬をくれたんだ。」

霊夢「…へえ、あんたに薬ねぇ。珍しいわね?」

魔理沙「その薬は…私の魔力を一時的に強めてくれる薬なんだ。これを使えば私の目的が達成されるんだが…デメリットもあるんだ。」

霊夢「へえ…それで?」

魔理沙「…正直、それを使うべきかどうか悩んでて、こたえが出ないんだ、どうしても。だから霊夢の意見を参考にしようかな…って。」

霊夢「…。」

一休み。
もう一回書きに来るかもだけど期待はしないで

更新します…と言いたいところなんですが、ちょっと数学が溜まっててそれと並行して行うので、いつも以上に更新速度が落ちますけど大丈夫でしょうかね?

わかりました。少々お待ちください。

夜。
博麗神社。

霊夢「よい…しょっと。ふぅ…。」

霊夢「…。」

霊夢「…ぷっ。ふふっ…。」

霊夢「…あっはっはっは!ははははは!」

霊夢「はー!お腹痛い!魔理沙ったらなによ改まって!何かと思ったらあんなことを悩みに思ってたのね!」

霊夢「私に聞いても答えわかってるでしょうに!あいつ私の性格わかってたんじゃなかったのかしら!」

霊夢「…。」

霊夢「でも、魔理沙の事だから何か隠してる可能性もあり得るわね…。あいつ努力隠す方だし…。」

霊夢「…なんか嫌な予感してきたわね。」

霊夢「気の所為かしら…。杞憂で済めばいいんだけど…。」

同刻。
魔理沙の家。

魔理沙「…。」

魔理沙「…まあ、予想通りっちゃ予想通りの答えが返ってきたな。」

魔理沙「『それは私の決めることじゃないから知らない』…まあ霊夢だしな。」

魔理沙「…『私なら基本的に手段を選ぶ事はしない』…か。」

魔理沙「…私は…。」

魔理沙「…わからないな。」

魔理沙「…。」

魔理沙「…霊夢に籠返してもらうの忘れたぜ。」

魔理沙「…明日、返してもらうがてら、霊夢と弾幕ごっこでもしてみるか。」

翌朝。

霊夢「…。」ザッザッ

霊夢「…今日も平和ねー。緑茶でも飲もうかしら。」

霊夢「…何か来るわね。」

???「霊夢さーん!」

霊夢「…げ。早苗。」

早苗「守矢の巫女こと東風谷早苗、今日も元気に登場ですっ!」サナーッ

早苗「というわけで霊夢さんっ、ウチに改宗しませんか⁉︎」

霊夢「あんた喧嘩売ってんの?」

早苗「喧嘩売ってる訳じゃないです!大真面目です!神奈子様と諏訪子様の信仰集めに貢献してください!」

霊夢「いや尚タチが悪いわよ!そして信仰集めには貢献しないって言ってるじゃない!」

早苗「…わかりました。そこまで言うなら…。」

霊夢「諦めてくれるわね?」

早苗「弾幕ごっこで決着をつけましょう!」

霊夢「嫌よ。」

早苗「じゃあ私の勝ちってことでいいですね早く改宗してください!」

霊夢「なんでそうなるのよ!」

早苗「だって霊夢さん棄権したじゃないですか棄権ってことは私の不戦勝つまり早く改宗してください!」

霊夢「不戦勝までは筋が通ってるけどその先が飛び過ぎよ!」

早苗「だって私は弾幕ごっこで霊夢さんに改宗してもらいますって言いましたもん!それで棄権したのは霊夢さんの方じゃないですかー!」サナ──────ッ!

霊夢「うっぜぇ…。っていうか私、そもそも承諾すらしてないじゃない!」

早苗「じゃあどうするんですか?弾幕ごっこやりますかそれとも改宗しますか両方ですか⁉︎」

霊夢「チッ…めんどくさいわね…。今から来る奴が私の代理で弾幕ごっこするけど、それでいいわね?」

早苗「…まあそれで許してあげます。で、誰が来るんです?」

霊夢「ほら、あいつよ。」

早苗「?」

魔理沙「霊夢ー!籠返してくれー…ってなんだ。早苗もいたのか。まあいいや。霊夢!ついでに弾幕ごっこやろうぜ?」

霊夢「魔理沙、私の改宗賭けて早苗と戦ってくれる?」

魔理沙「…えっ。」

霊夢「じゃ、後は頼んだわよ。」

早苗「よし!魔理沙さん早速始めましょう!」

魔理沙「…えっ…えっ?」

ぴちゅーん。

魔理沙「あ、危なかったぜ…。」ゼーゼー

霊夢「ありがと魔理沙。お茶でもどう?」

魔理沙「ああ、サンキュー霊夢。頂くぜ。ところで…。」

霊夢「何よ?籠なら取って来るけど。」

魔理沙「いやそれじゃなくて…いやまあそれもそうだけ、早苗はほっといていいのか?」

霊夢「…ほっといていいわよ。めんどくさいし…。」

早苗「きゅ~…。」

霊夢「起こしたらまた改宗改宗うるさそうだし。」

魔理沙「それもそうだな。私とて巻き込まれるのはごめんだぜ。」

霊夢「んで、これが籠ね。」

魔理沙「おう、サンキュー。」

霊夢「わざわざ礼を言わなくてもいいと思うんだけど。」

魔理沙「悪い気はしないだろ?」

霊夢「それもそうね。」

魔理沙「ところで早苗は?見当たらないんだが…。」

霊夢「…そういえば。あいつどこ行ったのかしら。大人しく神社に帰ってればいいんだけど。」

魔理沙「まあ大丈夫だろ。」

霊夢「あんたのその思考は中々羨ましいものがあるわ。」

魔理沙「よせやい。照れるぜ。」

霊夢「褒めてない。」

こんなもんかね。
一旦終了。起きてたらまた来ます。

魔理沙「そろそろ帰るぜ。」

霊夢「そう。じゃ、また明日ね。」

魔理沙「おう。」

霊夢「…。」

霊夢「…あいつ、吹っ切れてるようにも見えたけど…。まだ警戒しとくべきな気がするわね。」

霊夢「…。」

霊夢「例の薬、本当に魔力強化の薬なのかしら?明日パチュリーにでも聞いて見ようかしら…教えてくれるとは思わないけど。」

霊夢「…うーん、なんだろうこの感じ?」

翌朝。紅魔館。

霊夢「…。」

魔理沙「…。」

美鈴「zzz…。」スピー

霊夢「…門番て何人いるのかしらね?」

魔理沙「…こいつ以外見たことないな。」

霊夢「…よね。」

魔理沙「なあ、魔法1つ試してもいいか?」

霊夢「いいんじゃない?そうで無くともそろそろ咲夜のナイフが飛んでくるでしょ。」

魔理沙「んじゃ遠慮なく…それっ!」

霊夢「…あれ?名前とか無いの?魔理沙。」

魔理沙「発明したてだからまだ付けてないぜ。」

霊夢「なるほど。」

魔理沙「そんなことより、早く中に入ろうぜ?フランが待ってるんだろ?」

霊夢「ええ。…なんか久しぶりな気がするわね、あいつと会うのは。」

魔理沙「私はしょっちゅう来てたから会ってたけどな。霊夢は紅霧異変以来か?」

霊夢「その通りかしら。あんまり覚えてないわね…。」

魔理沙「霊夢はその辺無頓着だよな。」

霊夢「悪かったわね…。ところで、さっきの魔法はなんなの?」

魔理沙「ああ、あれは…。」

<ドンッ!「うわっ⁉︎何ですかこれ⁉︎敵襲ですか⁉︎」

魔理沙「時限式の設置型爆発魔法だぜ。咲夜のナイフは弾いたと思うぜ。」

霊夢「あんた中々やるわね。」

魔理沙「よせやい。照れるぜ。」

紅魔館内。

霊夢「お邪魔してるわよー!」

魔理沙「私もなー!」

霊夢「…。」

魔理沙「…。」

咲夜「あらいらっしゃい、霊夢、魔理沙も。」

霊夢「急に後ろに現れるのやめてくれる?結構怖いんだけど。」

魔理沙「よー、咲夜。」

咲夜「それは嫌よ。私の数少ない趣味の1つだもの。」

霊夢「それ相当な悪趣味よ?」

咲夜「褒め言葉として受け取っておきますわ。さ、妹様の所に案内するわ。付いてきて。」

図書館。

パチュリー「あら貴女達早いわね。」

霊夢「フランがが待ってると思うとついね。」

パチュリー「それが本当に思いやりからきてるのか、それとも恐怖からきてるのか…私にはわからなけれど。」

霊夢「どっちでしょうね?どちらとも限らないけど。」

パチュリー「まあ私に分かることじゃないわね。」

魔理沙「んで、フランはどこにいるんだ?」

パチュリー「ああ、そうね。咲夜ご苦労様。下がっていいわ。」

咲夜「はい。」

あ、右腕痛いから早めに休むため、更新は少しだけです。

地下室への道。

パチュリー「フランには、いつもの通り地下室で大人しくしてもらってるわ。」

魔理沙「言い方が…なんかあれだぜ。」

パチュリー「…なんだかんだ言って495年間地下室にいたから、フラン自身落ち着いていられるみたいね。」

霊夢「それもそうよね。私たち人間にはわからないほどの長い時間同じ所にいれば、嫌でも愛着湧くんじゃない?たかだか数十年のそれでも愛着湧くんだし。」

魔理沙「それに加え、フランは精神的にまだ幼いからな。余計にだと思うぜ。」

パチュリー「貴方達の考察は多分合ってるわ。でもそろそろ終わりになさい。フランがお待ちかねよ。」

思ったより限界早かった
オナニーして寝る

うー…。
少し更新。

パチュリー「フラン、入るわよ。」ギイ

フラン「あ、パチュリー!ねえ、魔理沙と霊夢は⁉︎」

パチュリー「貴女、本当に霊夢と魔理沙が好きなのね…。」

霊夢「言われなくとも。」

魔理沙「一緒に来てるぜ?」

フラン「いた!ねえねえ、弾幕ごっこしようよ!」

パチュリー「ちょっと落ち着きなさい。」

霊夢「大丈夫よ、パチュリー。やってもいいけど、ここじゃちょっと狭すぎるわね。」

魔理沙「パチュリー、図書館使っても大丈夫か?」

パチュリー「…まあこうなるのはわかってたからあらかじめ保護魔法をかけておいたけど、本を壊さないように気をつけて。」

フラン「わかってるよ、パチュリー。」

パチュリー「あと魔理沙は本を盗まなければいいわ。」

魔理沙「今日はそんなことするつもりはないぜ…。」

レミリア「…。」

咲夜「…。」

レミリア「暇ね…。私も弾幕ごっこに参加してこようかしら?」ハァ…

咲夜「参加してくればよろしいのでは、お嬢様?」

レミリア「でもフランの機嫌損ねたくないし…。」

レミリア「…うー。」

咲夜(大丈夫だとは思いますけれど…。)ハハ…

…………

フラン「そろそろ終わりにしましょ?禁『レーヴァテイン』!」

魔理沙「そうやすやすと当たるもんか!」

霊夢「くっ!」

魔理沙「霊夢!」

霊夢「大丈夫よ!自分のことに集中しなさい!」

フラン「前と同じだと思わないことね!」

霊夢「現役巫女舐めんじゃないわよ!夢符『封魔陣』!」

フラン「え、きゃあ⁉︎」

魔理沙「隙あり、恋符『マスタースパーク』!」

フラン「んんん~!まだまだあ!」

魔理沙「うえ⁉︎うおおああ!」

霊夢「…マスタースパークをレーヴァテインで掻き消すって、どんなパワーなのよ?あり得なさすぎでしょ…。」

魔理沙「私自慢のマスタースパークがぁ…。」

霊夢「元祖はあんたのじゃないでしょうが。ほらシャキッとしなさい。次くるわよ?」

フラン「うー!次でラストだし、絶対に堕としてやる!Q.E.D.『495年の波紋』‼︎」

霊夢「負けるもんですか!霊符『夢想封印 集』‼︎」

魔理沙「それはこっちのセリフだぜ、フラン!魔砲『ファイナルスパーク』‼︎」


咲夜「お嬢様、図書館での弾幕ごっこが終わったようですよ?」

レミリア「…行く。暇で暇でしょうがないわ。」

咲夜「…。」

咲夜(霊夢に会いたいのでしょうね…。なんだかんだ言って懐いていますし。)

…………

ギィ…

霊夢「あら、レミリアじゃない。久しぶり。咲夜…はさっき会ったわね。」

咲夜「ええ、さっき振りですわ、霊夢。」

レミリア「…ぅー。」

フラン「あ、お姉様じゃん。変な見栄張らずに一緒に参加すればよかったのにー。」

魔理沙「はは…フランに加えてレミリアまで入ってきたら流石に勝てる気がしないぜ。」

魔理沙「でもなんで来なかったんんだ、レミリア?私は勝ち目がなくても楽しけりゃそれでよかったんだが。」

霊夢「本当にねぇ…。スカーレット姉妹が相手だったら、中々面白いと思うわよ?」

レミリア「…うー。」

フラン「…そうだ!もう一回弾幕ごっこしようよ!勿論お姉様も混ぜて!」

霊夢「そうね。私もまだまだ動き足りないしね~。」チラッ

魔理沙「だそうだ。どうするレミリア?」

レミリア「…うー!」ガバッ

霊夢「ちょ、レミrぐぶっ!」

咲夜「…お嬢様、うーだけじゃ伝わりませんよ?」

魔理沙「まあまあ、言いたい事は丸分かりなんだからよしとしようぜ?」

咲夜「そういうことにしておきましょうか。」

筆が進まず、更新できませんでした。申し訳ない。
久々に更新しますが、しばらく宗教勧誘的なあれが出てきます。
激しいものではありませんが、ダメな人はバック推奨です。

…人いるかな。

…………

レミリア「zzz…」スースー

フラン「zzz…」スースー

霊夢「…いくら500年生きてるっつっても、子供は子供ね~。」

魔理沙「片方は厨二病だしな。」ツンツン

レミリア「ふみゅ…。」スピー

魔理沙「…よし。霊夢、そろそろ帰ろうぜ。」

霊夢「そうね…。こいつら寝ちゃったし、私たちも帰りましょうか。咲夜、今日はお邪魔したわね。」

咲夜「いえいえ、お嬢様と妹様が2人のおかげで喜んでおられましたので、迷惑には思っておりませんわ。」

霊夢「…あんた、いつも堅いわよね。もっと柔らかくしたほうが好感度上がるわよ?」

咲夜「職業柄なもので。」

魔理沙「霊夢ー、先に言ってるぜー?」

霊夢「すぐ行くわよ。」

咲夜「お見送り致しますわ。玄関でお待ちしています。」フッ

霊夢「…あいつの時を止める能力は羨ましいものがあるわね。」

霊夢「…さて、私も行きm「霊夢ー…。」


霊夢「…レミリア?」

レミリア「…。」スピー

霊夢「…寝言か。」

レミリア「…ぅー、霊夢…魔理沙を…。」

霊夢「…?」

レミリア「…魔理沙を…」

レミリア「…。」スピー

霊夢「大丈夫よ。魔理沙に変なことなんかしないわよ。あんたとフランとかが悲しむじゃない。。」

レミリア「…。」スヤスヤ

霊夢「…。」

霊夢「じゃ、そろそろ行くわね。」

レミリア「…。」スースー

レミリア「…霊夢…。魔理沙を…。」





「…殺さないで」

数日後。博麗神社。

霊夢「…。」ザッザッ

霊夢「…落ち葉も減ってきたわね。楽でいいんだけど…焼き芋という冬の代名詞が手に入りにくくなるのは癪ね…。あれ?秋だっけ?」

霊夢「…。」ウーン

霊夢「ま、どっちでもいいか。」ザッザッ

─────
───
──

ある上空。

早苗「今日こそは、霊夢さんをウチに入れてみせます!その為にいろんな作戦を考えてきたんですからね…!」

早苗「待っててくださいね、霊夢さん!」

魔理沙「待っててください霊夢さんじゃねーよアホ早苗。」チョップ

早苗「へぶっ!?」

早苗「いてて…何するんですか魔理沙さん!?」

魔理沙「お前に熱心な宗教勧誘には感心するが、あまり1人に固執しすぎじゃないか?いつか嫌われて終わるぞ?」

魔理沙「あれだけ迷惑がってるのになんで霊夢なんだ?そも、あいつ宗教とか興味ないのわかってるのに。」

早苗「…魔理沙さんは今の人里の宗教勢力はわかります?」

魔理沙「早苗のとこのが段々勢力を強めてきてるってるのは小耳に挟んだが。」

早苗「ええ、強まってきてはいるんです。でも、最近広がるのが遅くなってきているんですよね。」

魔理沙「…それが霊夢と関係あるのか?」

早苗「私思ったんですよ。なんだかんだ言って一番勢力が大きいのは霊夢さんじゃないかって!」

早苗「だから霊夢さんをこちらに引き入れれば信仰してくれる人もさらに増えるんじゃないかって!」

魔理沙「…。」

魔理沙(霊夢…確かにあいつ人気はあるけど…宗教のそれとは違うと思うぜ。)

魔理沙「ってか、お前ら信仰が足りてないってわけじゃないんだろ?」

早苗「多い方がいいじゃないですか。」

魔理沙「…まあ、否定はしねえけどよ。」

早苗「今日こそ霊夢さんを堕とすって決めてきてるんです。あの手この手を使って堕としてみせます!」

魔理沙「引き入れるの間違いじゃねえのか?」

早苗「そうだ、魔理沙さんも入れちゃえば…。」ボソッ

魔理沙「…!?」ゾクッ

再び博麗神社。

霊夢「…。」ズズッ

霊夢「ふぅ。結局こいつに落ち着くのね~。緑茶はいつでも美味しいけど、冬になるとそれが増すわ。」

霊夢「…。」チラッ

霊夢「…ししおどしでも作ろうかしら。」

早苗「霊夢さーん!」

霊夢「あら、早苗じゃない。今日も宗教勧誘かしら?」

早苗「はい!」

霊夢「懲りないわね…何度も言ってる通り、お断りよ。」

魔理沙「おっす霊夢。」

霊夢「こんにちは、魔理沙。」

魔理沙「やっぱ冗談じゃなくやってたのな、早苗。」

霊夢「そうなのよ。…早苗、どうかした?」

早苗「…。」

早苗「霊夢さん、私の能力わかります?」

霊夢「ええわかるけ…ど…!?」バタッ

霊夢「…なに…これ…体が、動、かな…」

魔理沙「…なんっ、でっ、私まで…!?」

早苗「霊夢さん、私、今回は本気なんです。悪いですけど…」




「ちょっと眠っててもらえます?」

テスト

今日はここまでにします。

霊夢「…ぅ。こ、ここは?」

早苗「あ、目が覚めましたか。手荒な真似してすいません。」

早苗「でもまだ、霊夢さんと魔理沙さんには動けない状態でいてもらいます。」

霊夢「今私が動けないことなんて嫌でもわかるわよ。とりあえず、ここはどこ?博麗神社とはまた別の場所っぽいけど。」

霊夢(…うーん、前に何度か来たことがある気がするわね。)

早苗「鋭いですね霊夢さん。ここは守矢神社。」

早苗「私のホームです。」

霊夢「守矢神社…なるほどねぇ。」

霊夢「んで?そんなあんたの拠点に私を連れ込んで何をする気なの?…大体察しはついてるけど。」

早苗「もちろん霊夢さんをウチに引き入れるために決まってるじゃないですか。」

霊夢「…やっぱりね。」

早苗「で、霊夢さん。どうします?拒否権はありませんが。」

霊夢「あんた、流石にクズ過ぎよ?」

早苗「それでも結構ですよ?」

霊夢「…話にならないわね。」

早苗「さあ、霊夢さん。早く改宗する…と…ぃ」バタッ

霊夢「早苗!?」

???「早苗は大丈夫だよ。ちょっと五月蝿かったから眠ってもらっただけさ。」

霊夢「この声…神奈子?」

神奈子「ご名答…守矢神社に宿りし神の片割れ、八坂神奈子だ。」

霊夢「あんたか。あんた、早苗の躾がなってないんじゃない?ちょっと度が過ぎるわよ?」

神奈子「おっと…君も巫女なのであろう?敵視される関係であったとしても、こちらは神だ。敬称はつけるべきではないか?」

霊夢「嫌よ。めんどくさいもの。それに、存在に上下なんかないわ。どうしてもって言うなら、弾幕ごっこで決めてもいいけど。」

神奈子「…やはり、君は大物だな。ふふ…何度見ても面白い。」

神奈子「まあ前座はここまでにして、本題は中で話そう。無理矢理とはいえ、君も客人。茶でも出そうじゃないか。」

霊夢「あら、随分優しいのね?」

神奈子「好敵手に媚を売っておくのも戦略さ。」

霊夢「黒いわね。嫌いじゃないけど。」

神奈子「光栄だな。」

…………

魔理沙「」

???「あーあ神奈子ったら…。」ヒョコッ

???「この子置いてったらカワイソーじゃん。」

???「私が連れてってあげる。感謝しなよ?」ヒョイッ

──────────
─────
──

霊夢「んで、本題ってなによ?」

神奈子「早苗を落ち着かせるための策を考えたんだ。完全にとは言わないが、ある程度抑えられると思う。」

霊夢「ほお…聞かせてもらおうじゃないの?」

神奈子「もちろんだとも。その策っていうのは…」

──────────
─────
──

霊夢「私の魔力を込めた御賽銭を入れる…ねぇ。」

神奈子「どうだろうか?」

霊夢「これで早苗が黙っててくれるならやってもいいんだけど、確実じゃないのよねぇ。」

神奈子「…申し訳ない。」

霊夢「まあ悪いのはあんたじゃないわよ。」

霊夢「…なんとかできるのよね?」

神奈子「約束しよう。」

霊夢「わかったわ。のりましょう、その話。」

神奈子「すまないな。」

霊夢「ただし!」

神奈子「…なんだ?」

霊夢「魔理沙にも用意してやって。多分あいつも早苗に追われると思うから。」

今日はここまで。
量がないのは勘弁してください。

わかりました、ありがとうございます。

数日後。

「夢想封印!」

「マスタースパーク!」

チュドーン

チルノ「あたいってばサイキy」ピチューン

大妖精「ち、チルノちゃーn」ピチューン

ルーミア「そーなのかー」ピチューン

──────────
─────
──

霊夢「村長、妖精どもの退治、終わったわよ。」

魔理沙「あいつらも懲りないな…。」

村長「まあ妖精ですから。お二人とも、いつもありがとうございます。」

魔理沙「いいってことだぜ。」

霊夢「巫女の仕事の一環よ。別に気にすることはないわ。」

村長「いえいえ、そういうことには。今からお礼の品をお渡しいたしますので…。」

魔理沙「マジか村長!サンキュー!」

霊夢「…気は向かないけど、一応もらっておくわ。好意を無下にするわけにもいかないし。」

──────────
─────
──

魔理沙「じゃーなー霊夢!」

霊夢「また今度ね、魔理沙。」

霊夢「…。」

霊夢「…また今度か。」

霊夢「さて、神社に戻ってスペカ補充…あ、和紙がない。」

霊夢「さっきもらったの置いてきて買いに行くか~。」

──────────
─────
──

霊夢「さて、久しぶりに買い物に来たわけだけど…和紙はどこで売ってたかしら?」

霊夢「それ探しがてらブラブラするのも悪くないわね。」

人里。

霊夢「…。」ブラブラ

霊夢「…うーん、前来た時はあんまり変わってない気がする。まあそんな頻繁に変わるわけないか。」

霊夢「その割には和紙売ってる店が見当たらないんだけど…。」

霊夢「…ここを右かしらの?」

???「あれ、霊夢さんじゃないですか。珍しいですね。」

霊夢「あら妖夢、久しぶり。半霊のあんたがしょっちゅう人里にいるってのも面白い話だと思うけど。」

妖夢「それは幽々子様の…いやなんでもないです。それ以外にもここにいる理由できましたし。」

霊夢「へえ~、そうなの。あんたのことだから剣の腕を買われて、道場で稽古ってとこかしら?」

妖夢「…なんでわかったんですか。」

霊夢「巫女の勘よ。」

妖夢「ところで霊夢さんは何しにここへ?」

霊夢「スペカ補充しようと思ったんだけど、和紙がなくて。それを買いに来たところよ。あんたは?」

妖夢「私は今から稽古に。…そういえば、霊夢さんって剣道できるんですか?」

霊夢「…博麗の巫女の先代以前は修行の一環として剣道とか弓道とか色々やってたみたいだけど」

妖夢「…霊夢さん修行してませんもんね。」

霊夢「大きなお世話よ。」

妖夢「…そうだ。霊夢さんもどうですか?」

霊夢「…何がよ?」

妖夢「剣道の稽古、受けてみません?」

ここまで。
紅魔のルナは本当にむずい

道場。

メエエエエエエン!!
チョオマソレドウジャネーカ!!
カテバイインダヨー!!

妖夢「ここです。」

霊夢「ここって…寺子屋のすぐ近くじゃない。こんな場所があるなんて今まで知らなかったわ…。」

妖夢「まあ最近まであんまり賑わってなかったですからね…。」

霊夢「それってあんたが人気ってことじゃないのー?」ニヤニヤ

妖夢「そ、そんなわけないじゃないですか!」

霊夢「はいはい、そういうことにしとくわよ。」

妖夢「うう…絶対納得してないですよね、霊夢さん…。人気あるっていうのは嬉しいですけど。」

妖夢「取り敢えず霊夢さん、ちょっとこっち来てください。」

霊夢「…?」

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──

妖夢「以上が剣道の基本となります。ちょっと長かったですけど、大丈夫でしょうか?」

霊夢「…んー、多分大丈夫だとは思うわ。これでも伊達に巫女やってる訳じゃないし。」

妖夢「まあ霊夢さんは何でもできますからね…。」

霊夢「褒めても何も出ないわよ?」

妖夢「さ、ではみんなの中に加わりましょう。憶えた知識は使わないと身につきませんよ。」

霊夢「…そんなことしなくてもいいと思うけど。」

妖夢「まあそう言わずに。今日は普通の打ち合いではなく、替わりにに大会をやりますから。」

妖夢「優勝したら…何かあるかも知れませんよ?」

霊夢「主催者あんたなのにあるかも知れないも何も。」

妖夢「そこを突かれたら何も言えないですよ…。」

霊夢「まあでも、これだけじゃつまらないし、その大会とやらは出てやろうじゃないの。」

妖夢「本当ですか!ありがとうございます!子供たちもやる気だしてくれるはずです!」

霊夢「もっとお礼を言ってもいいわよ?」

妖夢「じゃあ子供たちに伝えてくるのでちょっと待っててください!」タッタッタッタ…

霊夢「…。」

霊夢「あいつ、冗談を躱すの上手くなったわね。弾幕ごっこ上手くなったのかしら?」

霊夢「…って子供たちに大会とやらがあるって伝えてなかったのかあいつ。」

妖夢「はいはいみんな、ちょっと話聞いて!」

妖夢「今日は1日だけ、剣道教室体験生として、博麗霊夢さんが来てくれました!みんな仲良くしてね!」

子供s「ハーイ!」

霊夢「博麗霊夢です。どうぞよろしく。」

子供s「ヨロシクオネガイシマス!」

妖夢「じゃあ今から、さっき言った通りに大会を始めます。1試合目の人は来て!あと審判!」

妖夢「…集まったわね。じゃあ試合が終わったら伝えてちょうだい。」

妖夢「任せたわ。」

霊夢「…あんた、子供の躾すごい上手じゃない。寺子屋で慧音と一緒に授業したらどう?」

妖夢「って慧音先生に言われて今に至るんですよ。」

霊夢「ああ、なるほど…。」

妖夢「因みに霊夢さんは3試合目ですので、お忘れなく。」

霊夢「わかったわ。」

霊夢「…ん、次私ね。」

妖夢「霊夢さんが負けるなんてないとは思いますけど…一応、頑張ってくださいねって言っておきます。」

霊夢「あんた、子供たちの方を応援してやんなさいよ。」

妖夢「はは…それもそうですよね。じゃあ、二人共頑張ってくださーい!」

子供α「がんばるー!」

指が動かないからここまで。
書きだめしてまた出直します

お久しぶりです。後できます。

最近くぅ疲のコピペ見ると気持ち悪くなってくる

子供α「よろしくお願いします!」

霊夢「よろしくお願いします。」

審判「では、試合、始めっ!」

子供α「…。」ジッ…

霊夢「…。」

霊夢(仕掛けてくると思ったけど、思ったより堅実なのね。)

霊夢(いや、こいつが堅実なだけか…?)

子供α「んー…。」

霊夢「ちょっと長引きそうかも…。」ボソッ

子供α「!胴っ!!」ビッ

霊夢「うお!?」ガッ

子供α「え!?防がれた!?決まったと思ったのに!」

霊夢「危ない危ない…。よもや子供に隙を突かれる時があろうとは…油断してたわ。」

子供α「わ…どうしよう…。」

霊夢「じゃ、こっちから行くわよ~。」

子供α「あわわわ…。」

霊夢「ほっ。」トンッ

霊夢「面ッ!」ビヒュッ

子供α「ひっ!?」

子供α「…っ!」

子供α「…。」

子供α「…?」

霊夢「はぁ…。そんな子供相手に竹刀で、本気に顔打っ叩きに行く巫女がいるもんですか。ほれ、籠手。」ポン

子供α「うわっ!?」

審判「1本!」

霊夢「…そんな驚かれるとなんか悲しくなるんだけど。」

子供α「あ…ごめんなさい。」

霊夢「いやまあいいんだけど。」

霊夢「で?試合は2本先取だけど、やる?」

子供α「んーいいや!多分負けちゃうし。」

霊夢「そ。賢明な判断ね。」

霊夢「でも、いつか勝てるようになりなさい。それはきっとあなたのためになわ。」

子供α「うん!」

イッキマース

霊夢「ふう…。」

妖夢「お疲れ様でした。どうでした?」

霊夢「お疲れ様って言われるほど疲れてないけど。それはそうと、さっきの子、隙を突くの美味いわね。」

妖夢「ああ、そうですね。あの子はいつも周りに注意を配ってますからね。ちょっと子供らしさにかけてる気はしますが。」

霊夢「そうかしら?」

妖夢「いつもの彼見てればわかりますよ?」

霊夢「いや、遠慮しとくわ。」

少女「メエエェエエエエン!」

少年γ「うわあああ!」

霊夢「ん、あの子中々見所あるわね。」

妖夢「ああ、少女ちゃんですか。」

霊夢「へー、そんな名前なのね。」

妖夢「あの子、なんかやたら上手…というか、すごい強いんですよね。」

霊夢「あんたが強いっていうことは相当なのね。」

妖夢「ええ、本当に。なんと言うか…こう、そう!霊夢さんと対峙した時と似たような感じがしましたね。」

霊夢「…私と?」

妖夢「はい。

妖夢「いやちゃんと勝ちましたけど。」

霊夢「…私と、ねぇ。」

霊夢「次は私ね。」

妖夢「準決勝ですね。」

霊夢「人数的に仕方ないわよ。」

妖夢「まあそうですねー。」

妖夢「で、相手が…。」

霊夢「あの子か。」

妖夢「はい、少女ちゃんです。」

霊夢「まあ頑張るわ。」

少女「よろしくお願いします!」

霊夢「よろしく。」

審判「では…試合、始めっ!」

少女「やああああああっ!」ビッ

霊夢「っ!」ガッ

霊夢(さっきのとはまた対称的ね。随分攻撃的な…。)

霊夢「…私だって負けてないわよ!」

少女「くっ!」

霊夢「今度はこっちの番!」ダッ

少女「はやっ!?」

少女「間に合っ!」

霊夢「はぁっ!」ビシュッガッ

少女「このっ!」

霊夢「く…!」

霊夢(今明らかに私より動き出しが早かったんだけど!?)

霊夢(読まれてた?それも考えられないわけじゃないけど…狙ったところを完璧に守ってたわね。)

霊夢(…驚きだわ。)

少女「もう一度!」ダッ

霊夢「…。」

少女「やあああああああ!」ビッ

霊夢(…胴か!)スッ

少女「…。」ニヤリ

霊夢「…!」ゾクッ

少女「やあっ!」クンッ

霊夢(軌道がそれて籠手に!?)

ポンッ

審判「1本!」

霊夢「…。」

少女「…やった。やった!」

あーだめだ
モチベが上がんない今日は解散!

最近鎮守府に着任しました。

霊夢「あーもう!まさか1本取られるなんて…。」

霊夢(んー…何かしら?私が油断してた?それともあの子の実力?)

霊夢(…わからない。)

少女「霊夢さんっ、2本目行きましょ!2本目!」

霊夢「…。」

霊夢(もう少し本気だしてみようか…。)

霊夢「…ええ。やりましょう。」

審判「ん。じゃあ準備してください。」

審判「準備できましたー?」

霊夢「ええ。いつでもいいわ。」

少女「できるよー!」

審判「では…始めっ!」

霊夢(不本意だけど…巫女の勘を使うか…。)

霊夢(すぐに来るか?)

少女「…。」

霊夢(来ない…なら。)

霊夢「こっちから行くわよ!」ダッ

少女「…!」スッ

霊夢(守りが早い…でもこのタイミングなら別のところを狙える!)

霊夢「はぁっ!」ビッ

ガッ

霊夢「!?」

少女「間に合った…!」

霊夢(面を守っていたのに…胴を守るのが間に合った…?)

霊夢(…何かおかしい。さっきもそう。こちらが攻撃を繰り出す前に守りに入ってたし…。)

少女「じゃあ…次はこっちの番です!」

霊夢「!」

少女「やあっ!」ビシュッ

霊夢「はっ!」カッ

少女「もう一発!」シュッ

霊夢「2発ももらってたまるもんですか!」ダッ

少女「逃がさないっ!」

霊夢「チッ…。」

少女「はっ!」シュッ

霊夢「当たるもんか!」ヒョイッ

霊夢「隙ありっ!」ヒュッ

少女「わわっ…!」カキッ

霊夢「く…!」

霊夢(一旦下がるか…。)ヒョイッ

少女「危ない危ない…。」

少女「これで…決める!」ダッ

霊夢「っ!来るか…!」

霊夢(いつもなら余裕で躱せるけど…この子相手だと何か苦手ね。どう読んでも先を読まれる気がする。)

霊夢(なら…。)

霊夢「力尽くでっ!」ダッ

少女「やあああああ!」

霊夢「はああああっ!」

ガッ

ワンクッション
また来ます

審判「霊夢さん、一本!」

妖夢「おお、流石ですね。」

霊夢「…。」

霊夢(ふうー…!あ、危なかった…!)

霊夢(先読みされるのは正直わかってたから力尽くで竹刀弾いたけど、上手くいったっぽいわね。)

霊夢(さて、これの後に少女がどう出るか、なんだけど…。)

少女「あー!悔しい!でもまだ後一本あるから次で決める!」

霊夢「…ま、そう簡単に諦める性格じゃないのはよくわかったからなぁ。」

霊夢(…あとこの子の秘密はなんなのか知りたいわね。)

少女「霊夢さん!これで雌雄を決めましょう!」

霊夢「雌雄を決すとかなんで知ってんのよ…。教養があって偉いわね。」

少女「えへへ…ありがとう!」

霊夢「素直な子は強くなるわよ。さぁ、3本目、始めましょう。」

少女「うん!」

展開に詰まった…
少し間が開くかもしれないです

再開

審判「じゃあ3本目いきますねー。」

霊夢「ええ。」

少女「いいよ!」

審判「じゃあ…3本目、始めっ!」

少女「…。」ジッ…

霊夢「…。」

霊夢(また動かない、か。)

霊夢(…いつも受けだと私が面白くないわ。)

霊夢「…たまにはこっちから行くわよ!」ダッ

少女「!」

霊夢「…メエエエエン!」ビュンッ

少女「はぁっ!」ガッ

霊夢(このまま鍔迫り合いに持ち込んで、いなして…!)

少女「やぁっ!」バッ

霊夢「きゃあ!?」

少女「今の内に退くっ!」ダッ

霊夢(どうやってるかは知らないけど、さすがね。まるで心を見透かされてるみたいだわ。)

霊夢(さっきは力尽くでいけたけど、危ないし…。)

霊夢(だったら。)

霊夢「…。」スッ

少女「…?」

少女(片手に持ち直した?)

霊夢「行くわよ。」

ダッ

霊夢「はああああああっ!」ビュッ

少女「ふっ!」ガッ

霊夢「やぁっ!」ヒュンッ

少女「くっ!?」カンッ

霊夢「はっ!」ヒュンッ

少女「っ!」バッ

霊夢(この調子で…!)

少女(…。)

22:00よりいきます

霊夢(反撃がこない)

霊夢(まさか、ここで放棄するつもりかしら)

霊夢(いや、この子のさっきまでの性格からしたら、この状況で投げ出すなんてありえない)

霊夢(何か策でもあるのかしら)

霊夢(なら、それが出る前に決着させるまで!)

霊夢「くらえっ!」ヒュオッ

少女「…」ニヤリ

霊夢「っ!」

霊夢(…雰囲気が、ちょっと変わった?)

少女「はあっ!」ガッ

霊夢「くぅっ!」

霊夢(しかも今の…まさか霊力!?)

少女「今度はこっちの番!」

霊夢「やばっ…」

霊夢(竹刀に、ものすごく大きい霊力が…)

霊夢(あの大きさでぶっ放したら…)

少女「…っ!!」

霊夢「…。」

霊夢(…流石に本人にも負担がかかってるわね、それも相当な)

霊夢(このままだと私たちは勿論だけど、あいつも危ない)

霊夢(かくなる上は…)

霊夢「…いくわよっ!」

霊夢(狙うは、胸…みぞおちに突きかしら)

霊夢(一発入れて失神させれば霊力も止まるはず)

霊夢「…ちょっと痛いけど、我慢しなさいっ!」

少女「…!!」

――――――――――――――
―――――――
―――

―――――――しばらくして

妖夢「―――――今日はお疲れ様でした」

霊夢「お疲れ様でした、じゃないわよ全く…」

霊夢「まさか、子供たち相手の剣道の小さな試合でこんなに精神的に来るとは…」

妖夢「…あれ、でも霊夢さんそれなりに楽しんd

霊夢「今日は疲れたの、わかった?」

妖夢「…はい」

霊夢「ったく…ただでさえ妖精退治の後で疲れてるってのに」

妖夢「はは…」

霊夢「ほんとに、なんでこんなのに参加しようだなんて思ったのかしら…」

霊夢「…それに」

妖夢「…それに?」

霊夢「そこに寝かしてる娘、私が失神させちゃったじゃない」

妖夢「はい」

霊夢「結構後味悪くというか…申し訳ないことしちゃったな、って思ってて」

妖夢「ほうほう…」

霊夢「…まあそんなところよ」

妖夢「…」ジー

霊夢「…何よジロジロと」

妖夢「いえ、なんか霊夢さんの新しい面みたいなのを見れたなって」

霊夢「…どう意味よそれ」

妖夢「いえ。他意はないですよー」アハハ

霊夢「…さて、どこかの誰かさんにこれ以上観察されるのも癪だし」

妖夢「そ、そんなひどい言い方しなくてもいいじゃないですか」

霊夢「そろそろ神社に…」ハッ

霊夢「ぁああああ!」

妖夢「みょんっ!?」ビクッ

妖夢「い、いきなりどうしたのですか!?もしや妖怪!?」

霊夢「わ…和紙買うの忘れてた…」

霊夢「…妖夢」

妖夢「…は、はい」

霊夢「…この時間、和紙売ってる店は…?」

妖夢「…和紙の店、ですか」

妖夢「…」ウーン

妖夢「多分もう閉まっているのでは…」

霊夢「…そうよねぇ」ハァ…

霊夢「…仕方ないわね、明日も来るかぁ」ハァ

妖夢「…お疲れ様です」

霊夢「別にいいのよ、結局は私が望んで試合やってたわけだし」

霊夢「買い物も疲れてない時の方が楽だし」

霊夢「さて、じゃあまた来るわね」

妖夢「あ、はい!道中気を付けてくださいね!」

霊夢「バカねぇ、私がそんじょそこらの妖精だか毛玉だか妖怪だかに負けるわけないじゃない」

霊夢「…でも」

霊夢「忠告、ありがと」

今日は終わりです

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