【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 2】 (1000)


この星には――あなた達の住まう、この星には力がある。
多様な生命を生み出し、育み、時に滅ぼし、時に恵みを与える。

地球に芽生えた、知的生命体――人間。
言語を介し、文化を作り、文明を発展させた人間。
彼らは時に星の上にあることを忘れ、時に星に畏怖し、星を探究する。

2XX0年――。
とうとう、始まりの人間が星の恩恵を知り、その手に握る。
『彼/彼女』は星の恩恵を『借り/操り』――『掴む/攫む』。

星の力を『掴んだ/攫んだ』――『彼/彼女』は――始まりのグラスパー。

『彼/彼女』の出現後、人々は星の恩恵を『借り/操り』ようと躍起になり、とうとうそれを『掴む/攫む』術を見つけ出す。


増え続けるグラスパー。
願いは拡散され、神秘は増大し、やがて星の許容を超える。

始まりのグラスパーを断罪せよ――。
星は告げて、グラスパーに命令を下す。

それきり、人為的な神秘を『掴む/攫む』者は出なくなった。

壊れた星に、新たなグラスパーが生まれる余地はない――。

                  ―――――そのはずだった。


 星の力を巡る、欲しの物語


「ねえかあさん? どうしておほしさまは奇跡をあたえてくれるの?」

「あなたがいい子で、お星様もあなたのことをかわいがってくれるからよ」

「えへへ…じゃあいっぱい、いっぱい、いいこにするね」


 炎、熱、光。
 暗闇を引き裂く盛る業火。

「憎いか? 殺したいか? ならばチカラを使って、そうしてみろ」

「聞いているぞ、他でもない貴様が最期のグラスパー。つまり、殺し合う関係にあるんだ」

「始祖のグラスパーを殺せと、母たるお星様からのお願いを受けているはずだ」

「遠慮する必要はない。――早く、チカラを使って殺しにかかってこい」

「始まりか、終わりが死んだ時、欲しの奇跡が再び世界に満ちる」


 前スレ
 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415615140/)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416137182


 現時点での各種情報

 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:優秀  精神面:不安  異能:光蝶
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント129/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュ151/200
 戦闘スキル:狙撃47/100

 ――知人――
 枢木イアン:保護者 異能管理機関異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能 65
 宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 友達 光線の異能 148
 風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能 54
 手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能 50
 マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主 ?
 裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能 120
 夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達 85
 御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 スケベ 48
 天上院秋雨:保健体育の先生になった 電撃の異能 よく分からない人 ?
 鏑木知恵:異能管理機関所属 治癒系の異能 マッド ?
 萑部律:伊能管理機関技術部所属 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 敬語ボーイ 100
 グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー ?

 ※最後の情報は現時点での冬也との友好度です
  友好度はこっそり、ひっそりと変化していますが、ここでしか表示はしません


冬也(すごい、外見は派手すぎるけど…中は普通の部屋みたい…)

風条「とりあえず、こっちでターゲットの名前と異能、どこに潜伏しているかまで突き止めておいたわ」

湊「…」

冬也「…」チラッ

風条「まず、○○市で連続殺人を起こしているグラスパーの名前は【安価下2】」

風条「そして、その異能は【安価下5】だと思われるわ」

 【安価下2】にお名前を

 【安価下5】でその異能を

 それぞれ、よろしくお願いしまーす!


風条「名前は零崎操衣」

風条「異能は死者の擬似的な蘇生…らしいわ」

冬也「蘇生…? 生き返らせるってこと? そんなの、いくら星のチカラでも…」

湊「擬似的な…ってのは、どういうことなんだよ?」

風条「…要するにゾンビみたいなもんよ」

風条「人を殺して、その遺体を材料にするらしいんだけど、ゾンビになると姿まで変わるんだって」

冬也「…」ブルッ

湊「…サイテーな異能だな…」

風条「潜伏しているのは外れにある、誰も寄りつかない洋館」

風条「わたしが分かっているのはこれくらいのものよ」

冬也「湊も…何か、心当たりがあったんだよね?」

湊「ああ…。多分その零崎ってのは…俺と同じようなヤツだ」

風条「同じような…って?」

湊「……デザイナーベビー。……遺伝子レベルで改造されて造られた、生きてる兵器だ」

風条「はあっ!? そんなのいるの? て言うか、あんたがそうなの? 機関がやってることなの?」

湊「機関は関係ねえよ」

 【直下 コンマ判定】
 1~4 湊「とにかく、零崎もデザイナーベビーだ。それは分かるんだ。…同じようなもんだから」
 5~9 湊「冬也…隠してて、悪かった…」冬也「えっ…?」


湊「とにかく、零崎もデザイナーベビーだ。それは分かるんだ。…同じようなもんだから」

風条(デザイナーベビー…それも、話によれば魔改造して生まれてきてるってことよね…?)

風条(機関じゃないなら、一体どこの誰がそんなのを――)

湊「潜伏先まで分かってるなら、夜に攻め込む」

湊「それまでは一応でまた、何かしでかさねえかを監視してようぜ」

冬也「う、うん…」

冬也「【安価下2】」

 1 湊と話す
 2 風条と話す
 3 グラスプスキルの練習をしておく
   A ポイント(129/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(151/200)


冬也「…」チラッ

湊「…」ボ-

冬也(湊が…デザインベビー…)

 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁で判定
 バーニッシュ 151/200


 バーニッシュ 180/200

冬也「もうちょっとなんだけどなあ…」

湊「お前、やっぱ才能ねーのな」

冬也「そうなのかなあ…?」

冬也「…湊がさ、グラスプスキルをすぐ覚えられたのとかって、デザインベビー…とかっていうのと、関係あるの?」

湊「まあな…」

冬也「【安価下2】」

 1 湊と話す
 2 風条と話す
 3 待機してる


冬也「湊って、前からすごいって思ってたけど…ちょっと納得しちゃった」

湊「気持ち悪いだろ?」

湊「人の都合で造られといて、人の都合で動かされて、人の都合で死んでくんだぜ、きっと」

冬也「そんなこと…」

湊「そうなんだよ」

冬也「…」

冬也「【安価下2】」

 1 でも湊は…何度も助けてくれたし、ボクのかけがえのない友達だよ
 2 そう、なんだ…
 3 ボク、湊のこと、もっと知っておきたい。嫌じゃなかったら、だけど…教えてくれないかな?


冬也「でも湊は…何度も助けてくれたし、ボクのかけがえのない友達だよ」

湊「……おう、当たり前だろ」ニッ

冬也(きっと湊だって、複雑な気持ちなんだろうし…)

冬也(湊の方から喋ってくれるまでは、このままでいいんだよね…)

冬也(ビックリはしたけど…湊は湊で、友達っていうことに変わりはないし…)

冬也(そういうこと…なんだよね)

 【直下 コンマ判定】
 1~3 風条「ちょっと、2人とも! 零崎が動いたわよ!」
 4~9 湊「無事に夜も更けた…。そろそろ、行くか」


 【00】
 一体、何が起きちゃうのか!?

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゾンビがあふれ返っておりまする
 4~6 零崎の方から襲撃が
 7~9 湊「何だ、これ…?」冬也「うぇっ…」風条「零崎が、死んでる…?」


風条「ちょ、ちょっと、2人とも!」

湊「何だよ?」

冬也「どうしたんですか?」

風条「外の様子がおかしいの!」

 デコトラ・トレーラーからボクらが出ると、異様な光景が広がっていた。

 老若男女を問わない、虚ろな目の人がぞろぞろと群がってくる。
 あちこちから悲鳴が上がり、人がゾンビに噛まれては倒れ、やがてゾンビと同じ目で起き上がる。
 映画の中のように、ボクらはゾンビの大群の中で孤立していた。

湊「…狂ってやがる…」

風条「こんなの、どうやって収集つけるの?」

冬也「っ…うぉぇええええっ…」

風条「って、あんた、吐いてる場合!?」スリスリ

冬也「ごめっ…な、さい…」

湊「吐きたくもなるっつーの、何だよ、この光景…」

冬也「【安価下2】」

 1 零崎を…早くどうにかしないと…
 2 ゾンビの増殖を食い止めないと…


冬也「零崎を…早くどうにかしないと…」

風条「そ、その前にゾンビでしょ!? あんなのが拡大したら――」

湊「だから、その前にぶっ殺すしかねえだろうが!」

湊「こんな大規模なことが起きてるってことは異能が暴走してんだ」

湊「早くぶっ殺して、力ずくでこの暴走を止めねえと被害が広がりすぎる!」

風条「その間にどんどん人が死ぬじゃない!」

湊「大局を見ろ、零崎を生かしてたら収集なんざつかねえだろうが!」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 風条「っ…わたしはわたしで動かせてもらうわ。あんた達は零崎をどうにかしなさい」
 6~9 風条「分かったわよ、さっさと零崎を殺しに行きましょ」


 デコトラがゾンビを轢き倒しながら爆走する。

湊「冬也、頭を吹っ飛ばせばとりあえず動かなくなる! ヘッドショットしてけ!」

冬也「そんなこと…言われても…!」

 ギラギラと輝くデコトラの明かりで湊はすれ違うゾンビを片っ端から焼き倒していく。
 ボクもコンテナの上に立ち、M500で湊の打ち漏らしを狙撃するが、ガタガタと揺れる上に時速80キロで走行していてはなかなか当たらない。

湊「野郎のアジトに近づくごとにゾンビが密集してやがる…!」

湊「こうなりゃ奥の手だ! 風条、ハイビームだ、ハイビーム!」

 湊が運転席に向かって叫ぶと、デコトラのライトがハイビームになって遠くまで照らした。

湊「いっけえええええ―――――っ!」

 暴走デコトラが発散する光がより強くなって、光を浴びたゾンビが焼かれて道端で灰になっていく。

冬也「あの建物にいるの…!?」

湊「だな。風条、このまま突っ込め!」

冬也「突っ込――ええっ!? 危ないよ、危ない、危な――」

 スピードを緩めるどころか、さらに加速してデコトラが立派な鉄の門も、敷地内の鬱蒼と茂った木々もなぎ倒し、洋館に頭からぶつかった。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「痛てて…冬也、平気か?」冬也「どう、にか…」
 4~6 湊「このまま、蒸し焼きにしてやんよ!」風条「過激~…」
 7~9 湊「出てきやがったな…零崎」


湊「中までゾンビで溢れてるってわけじゃあないか…」

冬也「何か、不気味…」

風条「死ぬかと思った…」

湊「アンテナ――」

 パシュンッ…

湊「何だ…地下…? 下の方から反応があったな…」

冬也「地下…?」

風条「そんなのがあるの?」

湊「手分けして探すぞ」

冬也「【安価下2】」

 1 い、いや…こういうとこで手分けって、危ないんじゃない…?
 2 湊と一緒の方がいいと思うんだけど…
 3 風条さんと一緒の方が、心強いかなー、なんて…
 4 ボクは1人でいいから湊は風条さんと一緒に…
 5 りょ、了解…


冬也「い、いや…こういうとこで手分けって、危ないんじゃない…?」

湊「そうか?」

風条「相手も相当、いっちゃってるヤツなのに戦力を分散させるとかありえないわよ」

風条「て言うか、男どもはきっちりわたしを守るのよ?」

冬也「えー…」

湊「気が向いたらな」

 スタスタ…

冬也(それにしても、何だか不気味…)

冬也(外はゾンビで溢れてるし、時間かけたらゾンビが来ちゃうかも…)ゴクリ

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「お、これが地下室の入口じゃ――」スポッ 冬也「えっ…?」スポッ 風条「落とし穴――!?」スポッ
 4~9 湊「陰気なとこに隠れやがって。殺しにきたぜ、零崎」


湊「陰気なとこに隠れやがって。殺しにきたぜ、零崎」

零崎「…」チャキ

冬也(武器は…ナイフ…? あれ、何だろう、この臭い――?)

風条「あんた達、あのナイフ当たったら死ぬわよ…」ジリ

風条「劇薬たっぷりの一撃必殺のナイフに違いないわ」

湊「それをさらにバーニッシュで強化か…。上等だ。行くぞ!」

零崎「殺ス――」

冬也「【安価下2】」

 1 湊と一緒に肉弾戦をしかける
 2 光蝶を出して湊のサポートに徹する
 3 狙撃で湊のサポートをする


湊「絶対にアームは解くんじゃねえぞ、冬也!」

冬也「うん…!」

 湊と同時に駆け出す。
 地下室は全面が石造りの圧迫的な空間だった。

 光源は僅かに天井から吊り下げられた裸電球だけ。
 燃やせそうなものもなく、ボクの光蝶だけだと湊の異能でも威力が落ちそうなものだった。

風条「当たったら死ぬって言ってんのに、あんたらバカ!?」

冬也「っ――体が…!」

湊「三流の殺し屋でも異能程度は役立ちそうなんだな…!」

 零崎が先に仕掛けた。
 研ぎ済まれたナイフの一撃を湊が見切って懐へ入り、零崎の顎へ拳を叩き上げる。

湊「冬也!」

 撥ね上げられた零崎に向かって、アームと風条さんの異能で強化された拳を振るう。

 鈍い感触がして、零崎の腹部にボクの拳がめり込んだ。
 そのまま駆け込んだ勢いを乗せて殴り飛ばすと、零崎は背中から壁にぶつかった。

冬也(何だか…呆気ないって言うか…)

湊「…何かがおかしい…」

 【直下 コンマ判定】
 1~6 トラウマゾンビ×3出現
  7  湊のトラウマゾンビ出現
  8  冬也のトラウマゾンビ出現
  9  風条のトラウマゾンビ出現


 ズゾ…

冬也「っ…」ビクッ

 ズズ…

湊「…サイテーの異能、だな…」ギリッ

 ヨロ…

風条「そんな…」

 零崎は壁にぐったりと背をつけたまま、口元だけで陰気に笑っていた。
 奥にあった扉から、出て来たゾンビを見て息が詰まりそうになる。

 もう二度と会えないはずの人が、こけた頬で、青白い肌で、ゼラチンみたいで、白く濁った目で、ボクを見据える。

冬也「お母さ、ん――」

 【直下 コンマ判定】(精神不良-3)
 1~4 冬也、戦意喪失
 5~9 湊「騙されんな、あれは…ゾンビだ、見た目だけだ…」冬也「っ…う、うん…」


冬也「お母さ、ん――」

 異能で擬似的に蘇ったゾンビだとしても、知らない人の遺体がああなっているんだとしても、お母さんだった。

湊「冬也っ…!?」

冬也「ヤダよ…何で、何でお母さんが…死んで…」

湊「おい、しっかりしろ! 偽者だ、あれは!」

 お母さんが零崎に投げられたナイフを掴んで、ゆっくりと近寄ってくる。
 他に女の子と、背の高い男の人のゾンビがいた。

湊「風条、冬也を守ってろ! 俺が片づける!」

風条「え、ええ…頼むわ…」

湊(風条は風条で、ダメージはデカいな…)

湊(それに――お前まで、出てくるなんて…)

零崎「死ねば仲良く…あの世で暮らせる…。ふひひっ、逝っちゃった方が楽しいゾ…?」

湊「黙ってろ、クソ野郎が!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「湊っ…お母さんを…殺さないで…!」風条「ちょ、あんたね…!」
 4~6 湊、大苦戦
 7~9 湊、3体のゾンビ相手に拮抗


冬也「湊っ…お母さんを…殺さないで…!」

風条「ちょ、あんたね…!」

冬也「放して…! お母さんが、だって…だって、お母さんがまた――」

 ボクを押さえつけようとする風条さんから逃れようと、足掻こうとしたが、動けなかった。

風条「今生きてる人間と、死んだ人間、あんた、どっちが大事なの!?」

冬也「っ――」

 風条さんの言葉で頭が白くなる。
 お母さんは、死んだ。だからもう死なせたくない。また、死ぬところなんて見たくない。

 けれど――もう、死んでしまっていて、あそこにいるのは零崎の異能で動くゾンビで――。

湊「やめろ…!?」

 湊が女の子に組みつかれ、男の人に羽交い締めにされるのを見た。

湊「ッ――!?」

 お母さんが湊の首を片手で掴み、渡されたナイフを大きく振り上げる――。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊が毒の刃に貫かれる
 4~6 地下室に銃声が反響する
 7~9 地下室を黄金の光が照らし出した


 【0】

冬也「湊――!」

 湊の心臓に、ナイフが突き刺さる。
 抵抗しようとしていた湊の全身から力が失せていき、ゾンビから解放される。

冬也「嘘だ…そんな、だって…湊は…」

風条「っ――シャキッとしなさい! 零崎がヤバいっていうのは事前情報の通り…!」

風条「やることは変わらないのよ、誰が死んだところで…!」

 ぞろぞろと、3体のゾンビがゆっくりボクらへ向かってくる。
 ぽたぽたと赤い血をナイフから滴らせ、お母さんがボクへ笑いかけた。

 ――歪な、冷たい、形だけの笑み。


湊『人の都合で造られといて、人の都合で動かされて、人の都合で死んでくんだぜ、きっと』

冬也『でも湊は…何度も助けてくれたし、ボクのかけがえのない友達だよ』

湊『……おう、当たり前だろ』ニッ


冬也「ごめんなさい…風条さん…」

冬也「ボクが、やります――」

 【安価下2】
 1 まずは3体のゾンビから倒す
 2 零崎を狙って飛び出す


風条「あんただけで、どうにかできるはず――」

 ゾンビでも、あの3人はボクらにとって大切な人のはずだから狙わない。

冬也「お前が全部、悪いんだ…!」

 アームではなく、ポイントで両足を強化して飛び出した。
 M500を発砲しながら一気に接近していくが、零崎は銃弾を全て手の平で受け止めた。

 銃を投げ捨てながら殴りかかったが、目の前から消えて拳は壁に突き込まれる。

風条「後ろ!」

 ピリ、と何かが触れてくるのを感じた。
 頭を掴もうとされている――直感でそう思って、頭の上に手を回す。
 そこに来た腕を掴んで、振り下ろすようにして壁へ零崎を叩きつけた。

零崎「何、デ――」

 ポケットから出したミニトマトのヘタを取り、零崎の口へ押し込んで顎を蹴り上げる。
 天井へ頭から刺さった零崎が球形の高密度な爆発に飲み込まれ、落ちてくると上半身の皮膚が全て焼けていた。

冬也「お前だけは、許さない…!」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 冬也「湊…湊、起きてよ…湊っ…!」
 奇数 風条「――もう、やめなさい」
 ※0は偶数判定とします


冬也「湊…湊、起きてよ…湊っ…!」

 ゾンビは、零崎とともに消え去った。
 零崎は見たこともない深い黒色の結晶――ECとなった。

風条「この傷と、この出血量…加えて、致死毒よ…」

風条「もう、湊は…」

冬也「そんなのっ…そんなの、ヤダよ…! だって、ボクのせいで湊が…!」

風条「人間なんてあっさり死ぬのよ…」

冬也「っ…」

 お母さんが死んで、何もかもが変わった。
 グラビアス=ラークレインに狙われるようになって、おじさんに出会って、転校をして――。

 でも、湊が友達になってくれた。
 口と態度が悪いことはあるけど、嫌なこととそうじゃないことの区別がはっきりしているだけで、本当はやさしくて。
 いつもボクを助けてくれて、何でもできて、色々なことを教えてくれて――。


 ――初めての、友達だった。


冬也「何がグラスパーだ…。何で、ボクはこんなに無力で、友達1人も助けられなくて…」

冬也「星のチカラは奇跡を起こしてくれるなら、湊のことだって助けてくれていいのに、どうして何もできないんだよ…!」


 光蝶がボクの周りを飛び始めた。
 いつ出したのか、分かっていなかった。

 いつものように綺麗な黄金の光を放ちながら蝶は飛び、ボクを慰めるかのようにキラキラと輝く。
 昔と同じように、泣き虫のボクを慰めてくれるように。


冬也「今はそんなの、いらない…! 湊を助けてよ!」

 光蝶が光の粒子を撒きながら、冷たくなっていく湊に集まっていく。

風条「何…? あんた、何してるの?」

冬也「……」

 分かる。――光蝶がボクのお願いを聞こうとしてくれている。
 1匹ずつ、光蝶は湊の体へ止まっては、吸い込まれるようにして消えていく。
 その度に湊の顔色が、血色を取り戻し始める。

冬也「湊…湊、大丈夫? 湊、起きて…!」

風条「何なの、この異能…?」

冬也「湊――お願いだよ、湊、起きて!」

 揺する。
 光蝶が、お願いを叶えてくれている。だから、ボクも呼びかける。
 何度も湊の名前を呼んで、叩いて、揺する。

湊「――――うるっせえな…」

 薄く、目が開けられた。
 地下室はまた、裸電球の明かりだけになっていた。

湊「痛っ…あれ…俺って――」

風条「嘘…」

湊「あっ、おい、冬也…。お前、何でそんな泣いてんだ? 何があった?」

冬也「湊…湊ぉっ…!」ギュッ

湊「痛ってぇえええっ! バカ、放せ、痛い痛い、何だこの痛み――だああああああああっ!」

湊「一体何なんだよ!? 人の顔見て泣いて抱きついて! そんなの奇跡の1つや2つでも叶った時にやりやがれ!」



 【直下 コンマ判定】
 1~6 冬也「あの時は必死すぎて…何が何だか、もう覚えてない…」
 7~9 冬也「昔のことを思い出した」

―――――

 ちょっち休憩させていただやきやす


 ――異能管理機関基地――

冬也「昔のことを思い出した」

冬也(けど…)

冬也(あぁぁぁ…どうしようどうしようどうしよう…)

冬也(こ、これって多分きっと…機関に届け出してなかったパターンだし…怒られるかも…)

冬也(それに見聞きしてきたことと、ちょっとっていうか、なかなかかけ離れてて信じてもらえるかどうかも…)

冬也(こんな時に限って湊は鏑木先生の処置中だし…)

冬也「【安価下2】」

 1 とりあえず湊の回復を待ってよう…
 2 基地内の誰かとおしゃべりしてよう
 3 グラスプスキルの練習しとこう
   A ポイント(129/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(180/200)
 4 天上院先生は…どこまで知ってるんだろう…?


冬也「天上院先生は…どこまで知ってるんだろう…?」

冬也「…1人になっちゃうけど、逆に今の方が都合いいかも知れないし…」

冬也「会いに行ってみよう」

 【直下 コンマ判定】
 1~4 冬也「見つからない…」
 5~9 天上院「話とは何だい? しかも、また人目を忍んでこんな場所で…」

 


 ――喫茶店地下・秘密の空間――

天上院「話とは何だい? しかも、また人目を忍んでこんな場所で…」

冬也「あの…えっと…」

冬也(どう切り出せばいいんだろう…? そもそも、この人がどこまで知ってるかを確かめようとしてて…)

冬也(それがボクが思い出したことと、同じか、違うか…もしくは、ボクより詳しいのか、ボクの方が秘密を握ってるか…)

天上院「…」

 【安価下1】

 1 思い出したことを全て打ち明けた上で、天上院がどこまで知っているかを探る
 2 グラビアス=バークレイがやろうとしていることを単刀直入に聞いてみる
 3 やっぱり世間話に変更


冬也「話を聞いてもらえますか…?」

天上院「聞こうか」

冬也「…ボクの昔のことなんですけど――」

 ――説明中――

冬也「………それで、ボクはこの街にきて…」

天上院「…」

冬也「あなたは、どこまで…知っていますか…?」

冬也「今の話で…グラビアス=ラークレインのやろうとしている、真意が分かったり…しますか?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 天上院「初耳のことばかりだった。彼が何をやろうとしているかも、分からない」
 4~6 天上院「キミのことは知っていた。その過去も。だが…やはり、彼の意図は分からないままだ」
 7~9 天上院「僕は僕で考えをまとめておこう。…何かが引っかかった」


天上院「僕は僕で考えをまとめておこう。…何かが引っかかった」

冬也「!」

天上院「始まりのグラスパーと、最期のグラスパー…」

天上院「革命をした者と、その時代を終わらせる者…」

天上院「……興味深い話が聞けた。またおしゃべりに誘ってくれ」

冬也「【安価下1】」

 1 それじゃあ、さようなら
 2 もうちょっと残って、コミュしてみようかな?


天上院「…」

冬也(けっこう、考え込んじゃってる…)

冬也(この話題を続けるのはよしておこうかな…)

冬也(けど、どんな話題を振ればいいんだろう…?)

 ↓1~2 天上院とコミュをしたい内容
 例) ・グラビス=ラークレインとはどこで知り合ったの?  ・コーヒーと紅茶、どっちが好き?  などなど

グラビアス=ラークレインとはどこで知り合ったの?


冬也「あの…グラビアス=ラークレインとはどこで知り合ったんですか…?」

天上院「…」チラッ

冬也「…」ビクッ

天上院「どこで…か…。どこだったか…」

天上院「もう何十年も昔のことだからな…」

冬也「何十年? 天上院…先生…は若く見えるけど…」

天上院「グラスプスキルの応用で、外見は若く保てる。そろそろ、僕だって初老にさしかかるくらいだ」

冬也「!?」

天上院「彼と出会った場所は忘れたが…星のチカラが1番、満ちあふれていた頃だった」

天上院「今とは全く違っていた。彼は僕の異能を知って声をかけてきた」

天上院「しっかり覚えているよ。――『世界を変えるためにチカラを求めている』と…そう言ってきた」

冬也「世界を変えるため…」

天上院「誰よりも星のチカラについて彼は詳しかったから、今のようになることさえ予見できていたのかも知れない」

冬也「…そんな風に、その…幹部みたいな強いグラスパーは…他にいるんですか…?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 天上院「残っている幹部はあと5人ほどだろう」
 4~6 天上院「僕でも警戒せざるをえないグラスパーは、グラビアスの他に4人」
 7~9 天上院「グラビアスを除いて、3人ほど、強いチカラのグラスパーがいる」


冬也「あと5人…」

天上院「けれど僕は内部の人間なんて興味がない」

天上院「だから詳細な異能のことなんて知らない。教えてあげられるようなことは、この程度だ」

冬也「う、うん…」

天上院「…エスプレッソが冷めてしまった。僕はもう失礼するよ」

冬也(あと5人…)

冬也「【安価下1】」

 1 もう湊の治療も終わったかな?
 2 誰かとコミュをしにいこう。【相手も指定してね】


鏑木「治療の礼なら少しばかり実験につきあってくれるだけで問題ない」

鏑木「さあ、何からやってみる、宮東?」

湊「そんな礼なんてしねえよ、このアホが!」

 ウィ----ン

冬也「湊、良かった…元気になった?」

鏑木「! 待っていたぞ、朝霧。報告書にも目を通した、一体何が起きたのか、詳細に説明をしたまえ!」

冬也「えっ…あの…」

湊「引っ込んでろ、変態! 冬也、こんなのどうでもいいから移動しようぜ!」

鏑木「待て、待ってくれ、是非とも実験を…!」

 【安価下1】
 湊に連れられてきたのは…
 1 枢木家(自宅)
 2 律のラボ
 3 対策課の個室


律「お兄ちゃん達、どうしたんですか?」

湊「おう、ちょっと場所だけ借りるぜ。お前は自分のことしてていいぜ」

冬也「お邪魔しまーす…」

律「ごゆっくりです!」

湊「…それで、冬也。…色々と確認したいことがあるんだけど」

冬也「うん…」

湊「お前の異能で、俺が生き返った…って聞いたんだけど」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「うん…どうしてかは、分からないんだけど…」
 4~6 冬也「光蝶が僕のお願いを叶えてくれたんだ」
 7~9 冬也「本当は…僕の異能じゃないんだ」


冬也「光蝶が僕のお願いを叶えてくれたんだ」

湊「お願いを…叶える…?」

冬也「うん。…思い出したんだ。ボクは…昔っからどうしてか、身近なところで、奇跡がたくさん起きてた」

湊「はあ? どういうことだよ、それ?」

冬也「何て言ったらいいか分からないけど…何て言うか…星にかわいがられてたって言うか…」

冬也「不思議なことがたくさん、ボクの周りでは起きてたんだ」

冬也「お母さんはボクを星がかわいがってるって、そう言ってた」

冬也「ケガして飛べなかった小鳥が飛べるようになったり、夜に暗くて怖かったら光る蝶が出てきたり…」

冬也「ボクが何かしたんじゃなくて、勝手にそうなる…っていう感じだったんだ」

湊「何だそりゃ、聞いたこともねえぞ」

冬也「うん…ボクも、何でか、ずっと忘れてたんだけど…変だよね…」

冬也「些細なことばっかりだったかも知れないけど、色んな奇跡がボクの周りで起きてたんだ」

冬也「それで…湊が死んじゃうかもって思って、あの時みたいにまた、お願いをしたんだ」

湊「…それで俺が…息を吹き返した…?」

湊「じゃあ、お前の光蝶は他にも何か秘密があるのかもな」

冬也「かなあ…? まあ、特別なチカラなんてない…とは思ってるんだけど」

律「――蝶は不死の象徴的な意味合いがあるんですよ」

湊「あん?」

冬也「そう…なの…?」

律「はい! キリスト教では復活の象徴ですし、ギリシャだと魂とか不死の象徴みたいに考えられてるです」

律「蝶ってそういう意味ではすっごくすっごく、神秘的な存在だから、異能もそういう潜在性を持ってるんじゃないですか?」

湊「不死…?」

冬也「復活…魂…?」

湊「それがどう異能に繋がるんだかな」

冬也「うん…でも、湊を呼び戻してくれたのは、確かなことだったよ」

湊「……まあ、な。……考えるのは後にして、ハムカツでも食いにいくか」

冬也「……うん」

律「ハムカツ…ですか?」

冬也「律も一緒に行く? おいしいよ、湊の大好きなハムカツ」

湊「だから俺はハムカツ自体じゃなくってだな――」

律「一緒に行くです!」


―――――

 今日はここまで
 ありがとうございました

乙 物語の終盤に迫ってきたな


 ――アーケード――

律「ハムカツうまうまです」モグモグ

湊「そりゃそうだ、この店のハムカツだぜ?」モグモグ

冬也「いっつも揚げたてくれるしね」

律「兄ちゃん達と一緒にもっといたいです! 色々教えてくださいです!」

湊「ほおーう? いい心がけだな」

冬也「って言っても、ボクら普段、特別なことしてるっけ…?」

湊「いいんだよ、そういう細かいことぁ気にすんな!」

律「どこ行くですか?」キラキラキラ

冬也「えーと、じゃあ…」

冬也「【安価下2】」

 1 どこか行こう
   A アーケード   B 百貨店
   C 海       D 山
   E 学校      F 異能管理機関
   G その他
 2 家に帰って遊ぼう


 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:優秀  精神面:不安  異能:光蝶
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント129/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュ180/200
 戦闘スキル:狙撃47/100

 ――知人――
 枢木イアン:保護者 異能管理機関異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
 宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 友達 光線の異能
 風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
 手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
 マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
 裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
 夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
 御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 スケベ
 天上院秋雨:保健体育の先生になった 電撃の異能 よく分からない人
 鏑木知恵:異能管理機関所属 治癒系の異能 マッド
 萑部律:伊能管理機関技術部所属 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 敬語ボーイ
 グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー


律「このお山初めて来たです」キョロキョロ

律「それで、何をするんです?」

湊「まあ、この山に来たらやることなんてなあ…」

冬也「だよね」

冬也「【安価下2】」

 1 裾野さーん
 2 山菜でもとろうか
 3 その他、自由


1


冬也「裾野さーん」

裾野「ふふふふふ…また来てくれて…すごく嬉しいわ…」

冬也「うわぁっ!?」

湊「おっす」

裾野「うふふふ…あら…見ないコがいるのねぇ…」ニッコリ

 【直下 コンマ判定】
 二桁で判定 01<00
 律の裾野に対する好奇心
 高ければ高いほど、友達として打ち解けて、低ければ低いほど幽霊という存在に興味津々


律「あ…足がないです!」

裾野「うふふ…幽霊だから仕方ないわ…」

律「ゆ、幽霊さんですか!? どういう原理で幽霊さんですか!?」

裾野「よく分かってないわ…」

律「すごいです、幽霊さんなんて! お兄ちゃん達、幽霊さんと知り合いなんてすごすぎです!」

湊「はっはっはっ、そうだろう、そうだろう?」

冬也「湊が威張ることでもないような…」

裾野「ふふふ…冬也くん…それで今日はどんなおしゃべりをしに来てくれたの…?」

冬也「えーと…」

 ↓1~3 裾野とのコミュ内容
 例) ・律に乗り換えた方が将来有望説を押してみる  ・律を紹介しにきただけ  ・変わったことない?  などなど


変わったことない?


冬也「変わったこととかはない?」

冬也「変な人が出入りしてるとか、怪しい何かがあったとか…」

裾野「いつ冬也くんが来てもいいようにずぅっと見張ってたけど…特に変化は見られなかったわよ…」

湊「ずっとだってよ、熱々だな」

律「熱々ですか、意外と冬也兄ちゃんやるです」

裾野「嫌だわ…照れちゃう…うふふふふ…」

冬也「…………そうそう、律! ねえ、裾野さん、ボクなんかよりさ、律の方が将来安泰だし、乗り換えてみたら!?」

裾野「そのコ…?」

律「はじめまして、萑部律です。幽霊さんのお名前は何です?」

裾野「裾野絢菜よ…」

律「お姉さんはすっごく幽霊さんっぽくてカッコいいです! あの世でもこんなに似合う人いないかもです!」

裾野「照れちゃうじゃないの…うふふ…嬉しいわ…」

冬也「で、どう、律は!?」ガシッ

律「冬也兄ちゃん、何か必死です?」

 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁で裾野から律への印象判定
 ※77以上で律が狙われだす


裾野「うふふ…悪いコじゃないけれど…やっぱりわたしは冬也くん一筋よ…ふふふ…」

律「おおっ、冬也兄ちゃん、熱々です!」

冬也「いやいやいやでもあのね、裾野さん。律はね、すごい技術者でね、14歳なのに何かもう色々作っちゃうんだよ?」

冬也「だからもうほらその、ボクなんて進路未定のへっぴり腰だし、律の方がきっと将来性もあるだろうしね?」

裾野「ふふふ…そうしてわたしのためを想ってくれるだなんて、とても嬉しいわ…そういうところが…」

冬也「」

湊「良かったな、冬也」

律「すごいです」

冬也「………うん…」

冬也「そうだ、裾野さんっていつも山の中だし、景色とか変わり映えしないんじゃない?」

裾野「ええ…そうね…。けれど…それがどうかしたの…?」

冬也「ボクの異能見せてあげるよ」

 ファサァッ

律「おおーっ!」

裾野「光る蝶々…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 裾野「とてもきれいな光景だったわ…ありがとう…」
 4~6 裾野「何だか心が洗われた気分だわ…」
 7~9 裾野「何だかすごく…体が軽く感じるわ…」冬也「ま、まさか成仏――?」
  0  裾野「何だかすごく…体が軽く感じるわ…」


裾野「何だかすごく…体が軽く感じるわ…」

冬也「ま、まさか成仏――?」

湊「マジでか!?」

律「会ったばかりなのに、もう成仏しちゃうんです?」

裾野「そう…まるで天にも昇れそうなほど…」

 フワァ…

冬也「ほんとに、空に…」

湊「おい、絢菜! お前、それでいいのかよ、まだ冬也と結ばれてねえだろ!?」

律「そうです、愛ってこんなものじゃないです!」

冬也「必死に引き止めてるけどさ、幽霊なら成仏するのが1番いいんじゃないの…?」

 スイ-

湊「あり?」

律「普通に降りてきた…です」

冬也「あれっ…?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 裾野「体が軽く感じただけだったみたい…」
 4~6 裾野「今なら、この山からも離れられるかも知れないわ…」
 7~9 裾野「逝きたくなったら逝くことにするわ…だってまだ…冬也くんと…うふふふ…」

戦力にならなかったか


裾野「体が軽く感じただけだったみたい…」

裾野「この蝶々は何だか…癒し効果があるわ…」

冬也(癒し効果があるの…?)

湊「ふぅ…良かった…」

律「危うく冬也兄ちゃんが寂しい独身男性の大賢者育成コースに進んじゃうところでした…」

冬也「律、律くん、今、何て? ボクの聞き間違いだよね?」

裾野「うふふ…また来てちょうだいね…」

律「…」

湊「どうした?」

律「…いえ、何でもないです! ボク、そろそろ帰るです!」

律「お仕事放り出してきちゃったままでした!」

冬也「【安価下2】」

 1 それじゃあバイバイ
 2 律のラボまでついていく


 ウィ----ン

律「ただいまです!」

冬也「お邪魔します」

湊「つーかよ、律。お前ってここで寝泊まりしてるのか?」

律「? はい、そうです」

湊「ゴミ箱にはカップ麺と冷食…。お前、ロクなもん食ってねえだろ?」

律「活動で必要な最低限のカロリーは摂取してるです」

冬也「カロリー換算…なの…?」

律「頭を使うと疲れるです…。お久しぶりに外へ出たからインスピレーションがわきわきです!」

 トンテンカンテン

湊「久しぶりってどれくらいだよ?」

律「9週間くらい…ぶりです!」

冬也「2ヶ月以上…? それまで、ここでずっと缶詰…?」

律「はい! ここは快適です! スイッチ1つでおはようからおやすみまでです!」

冬也「すごい…」

冬也「【安価下2】」

 1 基地内で訓練しよう
   A ポイント(129/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(180/200)
   E 狙撃訓練(41/100)    F 自由な発想でグラスプスキル開発・練習
 2 律とさらにコミュ
 3 その他、基地内の人とコミュ【相手も指定してね】
 4 帰ろう


 訂正
 狙撃技術 ×41
 ただしくは 47/100 でした

 これは安価に数えないよ


枢木「Zzz…」

湊「寝てやがるな」

冬也「おじさんって、いつも寝てるような…間が悪いだけ…?」

冬也「おじさん」ユサユサ

枢木「んぁっ…」パチッ

枢木「何だ、お前らか…どうした…?」

 ↓1~2 枢木とのコミュ内容
 例) ・何か連中のことで分かったことがないか  ・バイトをしたい  などなど

何か連中のことで分かったことがないか&天上院のこと、幹部クラスが5人いること


冬也「おじさん…湊が担ぎ込まれた時とか、出てこなかった…よね?」

湊「…」

枢木「仕事があったからな。それに無事だったんだろ、ならそれでいい」

冬也「でも…」

枢木「いいか、冬也。心配するだけで傷が癒えるってんなら、そりゃあ俺は色々と気を揉みてえことが腐るほどある」

枢木「だがそうはいかねえんだ、だったらやれることだけやってりゃあいい。違うか?」

冬也「…はい…。あと、他に連中のこと…何か分かったこととかありませんか?」

枢木「他の支部でECの強奪が相次いでる。それに…どうやってか、グラスパーの異能を奪うなんてことまでな」

枢木「前回の襲撃でうちは無事だったからまだいいが、ここから1番近い、東京支部が次の標的じゃねえかって騒がれてる」

湊「東京か…。遠いな」

 ↓1~5で多数決
 天上院との関係性は現在、冬也と湊と天上院の3人だけしか知らないことです
 それでも教えますか?
 1 教えるよ
 2 やっぱり黙っとこう、まだ


冬也(天上院…先生…とのことは黙っておこう…)

冬也(必然的に連中の幹部格があと5人くらいいることも言えないけど…それはそれで、実働はボクらだし、大丈夫…なはず)

枢木「そんで、話はそれだけか?」

冬也「えっと…あと、あの…バイトしたいな…って」

湊「仕事熱心かよ、お前」

冬也「百貨店…」ボソ

湊「っ…ま、まあそうだな、金はあるにこしたことねえしな」

枢木「金の使い道くらい考えろ。お前らまだ未成年なんだからな?」

冬也「バイト、ありますか?」

枢木「そうだな…」

枢木「【安価下2】」

 1 手島の雑用でも手伝ってろ、時給400円出してやるよ
 2 丁度いい、今から東京支部行って連中の襲撃に備えておけ
 3 隣町でグラスパーの仕業だと思われる不思議な現象が起きてる、調査してこい


冬也「い、今から…?」

湊「東京行っていいのか!?」

枢木「急いで新幹線乗れば間に合うだろ」

湊「よっしゃ、行こうぜ、冬也!」

冬也「うぇぇっ、で、でも急にそんな…!」

枢木「さっさと行け。死ぬんじゃねえぞ」

湊「東京のラーメン屋行きたかったんだ、ずっと。経費で東京行けるなんてサイコーだぜ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 到着&襲撃なう
 4~6 東京支部へ無事到着
 7~9 湊「明日、観光してから基地行こうぜ」
  0  一緒に助っ人もきたよ


東京支部長「キミ達が枢木の寄越した助っ人、か…」

冬也「は、はじめまして…」

湊「よろしく」

東京支部長(最期のグラスパー…この少年が…?)

東京支部長「まあいい、もしも連中からの襲撃があれば頼む」

 スタスタ

湊「終電で到着できて良かったな」

冬也「うん…移動で疲れちゃった…。もう、寝よっか」

湊「だな」

 【安価下2】
 東京支部長のお名前

宇和 時久 うわ ときひさ


宇和「枢木か…着いたぞ」

枢木『ああ、ごくろーさん、支部長殿』

宇和「…連中は本当に来るのか?」

枢木『十中八九な』

宇和「そうか…。彼らの扱いは、こちらで好きにしてくれて構わないということだったが…」

枢木『ああ、好きにしてやってくれ。ぬるま湯に浸かってるガキんちょどもだ』

宇和「良かろう。お前のところへ返した時、別人だと喚くなよ」

枢木『おおよ、そうしてやってくれ』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「湊…そっち、どう…?」湊「いねえ…」
 4~6 宇和「お前達には我が支部の訓練を受けてもらおう」冬也「訓、練…?」
 7~9 宇和「お前達には我が支部のグラスパー戦闘員として施している、スペシャルメニューをこなしてもらう」


宇和「お前達には我が支部の訓練を受けてもらおう」

冬也「訓、練…?」

湊「面倒臭え…」

宇和「この訓練はあくまでも必要最低限であり、グラスパー用のものではない」

宇和「よって、グラスプスキルを使わずに全てをこなせ。でなければ意味がない」

湊「余計にだるいな…」

宇和「お前達をしごくのは【安価下2】だ」

宇和「【安価下2】は元傭兵でグラスパー相手に武器と肉体と知略で渡り合うほどの人物だ」

冬也(ゴツい人だ…)

 【安価下2】
 冬也と湊の東京支部の教官とは!?

あ、名前でお願いしますね
もちろん、これは安価に数えませぬ


ホーガン「わたしがホーガン・メイトリックスだ」フンス

湊「すっげーマッチョマンだ…」

ホーガン「早速であるが、グラスプスキルは使用禁止とする」

ホーガン「その上でわたしのトレーニングメニューを全てこなした時、貴様らは一回りも二回りも成長を遂げる!」

ホーガン「さあ、ともに同じ釜のメシを食らい、巨悪を裁きの弾丸で駆逐しようぞ!」

冬也(暑苦しい…)

宇和「頼むぞ、ホーガン」

ホーガン「イエス、ボス!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「キツすぎ…」湊「やべえ…」ホーガン「軟弱者め、誰が休めと言った!?」
 4~6 冬也「教官、本日の訓練は何でありますか!?」ビシッ
 7~9 ホーガン「そして俺はその戦場で彼女を失った」冬也「教官…」湊「グスッ…ヒック…」


冬也「キツすぎ…」

湊「やべえ…」

ホーガン「軟弱者め、誰が休めと言った!?」

冬也「ひゃいっ…!」

湊「つーか、何の意味があるんだよ、こんなことに!?」

湊「80キロの荷物背負って、匍匐前進なんかやって、どうなるんだっての!?」

湊「俺らは軍人じゃねえんだぞ!?」

ホーガン「それが分からぬから軟弱者であると言うのだ!」

ホーガン「それとも貴様らの教官たる、このわたしに楯突こうというのか!?」

冬也「【安価下2】」

 1 やります…やればいいんでしょ…?
 2 戦うならグラスパーってだけで充分やれるのに…
 3 湊…こっそり、逃げよ…?


冬也「やります…やればいいんでしょ…?」

湊「うげっ、マジで…?」

ホーガン「覇気は足りんが、良かろう!」

ホーガン「その意気でこのわたしについてくるがよい!」

冬也「はいぃ…」

湊「俺はパス。逃げとこ…」

ホーガン「朝霧冬也、貴様はその程度なのか!? 腹から声を出せ!」

冬也「はっ、はいぃ…!」

 【直下 コンマ判定】(身体能力優秀+3)
 1~3 冬也「」湊「あーあ、1日でこれとか…」
 4~6 湊「とっ…冬也…?」冬也「何かな、湊」キリッ
 7~9 ホーガン「本日を持って、貴様は卒業だ! よくぞ、よくぞ耐えた…」冬也「教官っ、自分は、自分は教官とっ…!」


湊「とっ…冬也…?」

冬也「何かな、湊」キリッ

湊「何だか、顔つき…変わってねえか…?」

冬也「ははは、そんなことはないよ」

湊「それに口調も何かその…お前っぽくないぞ…?」

冬也「嫌だな、湊。ボクは昔からこうじゃない」

湊「ええー…?」

ホーガン「朝霧、訓練を始めるぞ!」

冬也「はい、教官!」

湊「………冬也が壊れた…」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 精神面改善:弱
 6~9 強くなったよ


ホーガン「よくぞ試練を耐えきった、朝霧冬也!」

冬也「教官のお陰であります!」ビシッ

ホーガン「っ…ああ、お前が立派になり、わたしは嬉しいぞ!」

冬也「教官…」

ホーガン「朝霧!」

 ダキッ

湊(冬也があんなノリを見せるなんて…いや、あれってノリなのか…? 毒されてるって言うのか…?)


 個人情報が更新されました


 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント129/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュ180/200
 戦闘スキル:狙撃65/100



冬也「教官と一緒に食べたレーション、おいしかったなあ…」

湊「……」

冬也「どうしたの、湊」

湊「いや…戻ったか?」

冬也「戻ったって…変になってたような覚えはないんだけど…」

湊「…そう願ってる」

冬也「えー…?」

冬也「【安価下2】」

 1 各種訓練しよう
   A ポイント(129/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(180/200)
   E 狙撃訓練(65/100)    F 自由な発想でグラスプスキル開発・練習
 2 東京支部の人とコミュ
   A 宇和
   B ホーガン
 3 湊とコミュ


 ウィ----ン

湊「これが東京支部の司令室か…」

冬也「うわあ…すごいね、何だか…」

宇和「ん?」チラッ

宇和「どうした?」

 ↓1~2 宇和とのコミュ内容
 例) ・訓練が終わったことを報告しておく  ・襲撃まだ?  ・いつまでいるの?  ・他にやることは?  などなど

訓練が終わったことを報告しておく&他にやることは?


冬也「ホーガン教官の指導の下、無事に訓練を終えました」ビシッ

湊「…」

宇和「そうか、ご苦労」

冬也「他にやることはないんですか?」

宇和「待機と訓練を続けていろ。近い内に連中が襲撃をかけてくると思われる」

宇和「それがいつかは分からないが、連中の襲撃を撃退した後はお前達を返すつもりでいる」

湊「つまり、ずっとここで缶詰か?」

宇和「そういうことだ」

宇和「グラスプスキルでも磨いて待っていろ」

冬也「分かりました」

冬也(他に聞きたいことは…)

冬也「【安価下2】」

 1 ある。【内容も併記してね】
 2 ない。失礼します

1宇和支部長の異能は何か


冬也「宇和支部長の異能って、何なんですか?」

湊「支部長ってくれえなら、何かしらすげえのか?」

宇和「…そう大したものではない」

 【安価下2】
 宇和の異能とは!?


宇和「ごく少数人と五感をある程度まで共有できるという程度だ」

冬也「五感…?」

湊「感覚の共有って…やり方次第じゃえげつなさそうだな…」

宇和「さっさとお前達は待機に戻れ」

宇和「わたしの味覚は枢木と同等だぞ?」

湊「うげっ、逃げようぜ冬也!」

冬也「あ、うん…」

宇和(…………さて、どうなるか)

冬也「【安価下2】」

 1 各種訓練しよう
   A ポイント(129/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(180/200)
   E 狙撃訓練(65/100)    F 自由な発想でグラスプスキル開発・練習
 2 湊とコミュ


冬也「ポイントって、もっともっと練習してたらすごいことになる…んだよね?」

湊「まあな。俺はやってねえけど…」

冬也「どうなるんだろう…」

湊「まあ、やってみりゃ分かるんじゃねえか?」

湊「ちなみに、俺はアームをさらに強化して、ガイアにしてんだ」

冬也「あれ、すごいよねえ…」

湊「聞いた話じゃ、ポイント極めた方がさらに広がるってことらしいけど…」

 【直下 コンマ判定】(精神安定+10)
 コンマ二桁で判定
 ポイント 129/100


 ポイント 190/200

冬也「…分からないけど…」

湊「まあ、そんなもんだろ」

湊「今日はもう寝とこうぜ」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 襲撃
 4~9 朝を迎えました


冬也「んー…」グイッ

冬也「また訓練でもするか…基地内で湊と遊んでるか…」

湊「折角、東京にいるのに外出れねえとか、意味ねえなあ…」

冬也「【安価下2】」

 1 各種訓練しよう
   A ポイント(190/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(180/200)
   E 狙撃訓練(65/100)    F 自由な発想でグラスプスキル開発・練習
 2 湊とコミュ
 3 こっそり、外に出てみる?

1D


冬也「もうちょっとだし、バーニッシュがんばろう」

湊「バーニッシュ習得して、さらに磨けば弾丸にまで適応できるぜ」

湊「バカイアンなんて機関銃の弾丸全部まとめてバーニッシュで強化してぶっ放しまくるしな」

冬也「すごいね、それ…」

 【直下 コンマ判定】(精神安定+10)
 コンマ二桁で判定
 バーニッシュ 180/200


 バーニッシュ 219/200

冬也「バーニッシュできたよ!」

湊「おう、良かったな。そしたら今度はそろそろ、ピラーでも挑戦してみるか?」

湊「だんだん、充実してきてるじゃねえの」

冬也「そう言えば今…湊も練習してた?」

湊「ガイアをまともにしとこうかと思ったけど…先が長くてな」

冬也「上位技っていうのは難しいんだね」

湊「だなあ…」

冬也「【安価下2】」

 1 暇だし、ゲームでもして時間を潰す
 2 こっそり外に出てみちゃう?
 3 基地内の誰かとコミュ
 4 その他、自由


冬也「こっそり外に出てみちゃう?」

湊「…………行くか」ニヤリ

冬也「でも見つかっちゃったら大変だし…」

湊「なーに、ちゃんとこの基地の構造は把握しといたぜ」

湊「こっそり出てくのも、こっそり戻るのも俺ら次第だ」

冬也「【安価下2】」

 1 東京観光に出発!
 2 基地の近場で済ましておこう
 3 湊の行きたいところってどこ?


冬也「湊の行きたいところってどこ?」

湊「とりあえずラーメン屋でさ、行きたいとこあるんだ」

湊「それから赤いのと青いの見るだろ?」

冬也「タワーと…ツリーってことでいいのかな?」

湊「そんで、都庁! あれってタダなんだろ、確か」

冬也「まあ…うん、行こうか」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「ラーメンうめーっ!」冬也「あれ、電話――」
 4~6 湊「たっけえー! すげー、高え!」冬也「あ、電話が…」
 7~9 湊「東京すげー!」冬也「ここまではしゃげるなんて…」



湊「東京すげー!」

冬也「ここまではしゃげるなんて…」

湊「何でお前はそんなに馴れてるんだよ?」

湊「電車も難なく乗りこなして、人混み見て祭りとも勘違いしねえで」

冬也「だってボク、東京の出身だから…。別に今さら珍しくもなくて…」

湊「お前っ…東京もんだったの!?」

冬也「まあ…うん…」

湊「芸能人とか見たことあんのか?」

冬也「ロケしてるとこ、何度かなら…」

湊「マジか!」

冬也「【安価下2】」

 1 じゃあ、そろそろ帰ろうか
 2 1箇所だけ行きたいところあるんだけどいいかな?
 3 他に行きたいところとかあるの?


冬也「1箇所だけ行きたいところあるんだけどいいかな?」

湊「ん? いいけど…どこ行くんだ?」

冬也「……お母さんのところ」


 ――東京都下・冬也の実家――

冬也「…」

湊「ここ、お前の実家? …すっかり廃墟になってるけど」

冬也「うん…。湊と会うちょっと前まで、ここに住んでたよ。全部、もう燃えちゃってるけど」

湊「ここに連中が攻めてきたのか?」

冬也「…うん」

 スッ

冬也「何もかも…家も、お母さんも、ボク以外…燃えて、消えちゃったよ」

冬也「…お母さん…」パチン

湊「……」

湊「俺も、手ぇ合わせていいか?」

冬也「え? ……うん」

 パチン

湊「……」

冬也「……」

 スッ

湊「……ありがと。もう、帰ろうか」

冬也「おう、バレる前に帰ろうぜ」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「あ、電話…」
 4~6 湊「ふぅ…バレずに帰れた――と思ったら、嫌な音が鳴り出したな」冬也「来たね」
 7~9 無事に何事もなかったよ


 【0】
 偶数 宇和『何をしている、お前らは!? すぐに基地へ戻れ!』
 奇数 ?「来ちゃったです」湊「お前っ…」
 ※0は偶数扱いとします

湊「……ありがと。もう、帰ろうか」
冬也「おう、バレる前に帰ろうぜ」

精神が入れ替わっている……! 異能攻撃か


 >>219
 >>1がどうやら攻撃を受けていたようだ…
 どうにか撃退したから続けるぜ、すまぬ

―――――

宇和『何をしている、お前らは!? すぐに基地へ戻れ!』

冬也「う、宇和支部長っ…!?」

湊「げ、バレたか?」

宇和『連中からの襲撃を受けている! すぐに戻れ!」

冬也「!?」

湊「どうした?」

冬也「急いで戻ろう、湊! 基地が攻撃されてるって!」

湊「何ぃ…? そこらのチャリぱくって、バーニッシュで強化して行くぞ!」

冬也「う、うん!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 エマージェンシー!
 4~6 どうにかまだ持ちこたえてる!
 7~9 幸いにも連絡が早めだった!


冬也「――これ、はっ…」

湊「ひでえな…。ここにも墓場はある。連中の狙いなら、そこに幹部も来るはずだ」

冬也「うん…」

冬也「【安価下2】」

 1 ECを守りにいこう
 2 基地内に侵入してる敵を叩こう
 3 支部長と合流しよう


湊「最短のルートで行くぞ、ついて来い!」

冬也「う、うん…!」

 バチンッ

湊「停電っ…!?」

冬也「暗い――光蝶!」

 ファサァッ

 【直下 コンマ判定】
 1~3 グラスパー2人と遭遇したよ!
 4~6 グラスパー1人と遭遇したよ!
 7~9 無事にもグラスパーの墓場まで辿り着いたよ
  0  思わぬ誰かが出てきたよ


敵A「まだ元気なのが残ってたな」

敵B「さっさとやろうぜ」

冬也「っ…グラスパー…」

湊「片づけるぞ、ザコにかまってる時間はねえ!」

 【安価下2】
 【安価下3】
 現れた敵の異能とは一体!?

生物の痛覚をなくす能力


湊「先手必勝だぜ!」

 冬也がアームで全身を強化して殴り掛かっていく。

敵A「♪~」

冬也「何だ、歌――?」

湊「どりゃあああああ――――――――っ!」

 ドゴォッ

敵A「♪~」ニタァリ

湊「こいつ、全然怯まない…!?」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 敵A「これでお前は俺の操り人形」冬也「み、湊っ…?」
 6~9 冬也「湊、どいて!」パァンッ


冬也「湊、どいて!」パァンッ

湊「うおっ!?」

敵A「っ――」バタッ

冬也「ふぅっ…ふぅっ…」チャキ

敵B(何なんだよ、このガキども…?)

敵B(もうちょっとで奴隷化するとこで…容赦なく喉を狙って首吹っ飛ばすとか…)

湊「次はてめえだ、三下…!」

敵B「っの!」

 ドゴォッ
 ドゴォッ

湊(俺の方が先に当たって…少しも、怯まねえ…!?)

冬也「湊…!?」

敵B「次はてめえだ…!」

 【安価下2】
 1 狙撃、狙撃、狙撃!
 2 真正面から迎え撃つ
 3 ミニトマトボンバー!


冬也(向かってくる物体なら直線における――)

冬也(教官の教え通りにやればきっと当たる…!)

敵B「効かねえよ、んな鉛玉!」

 パァン パァンッ

冬也「当たってるのに、肉は吹き飛んでるのに…!」

敵B「痛かあねえんだよォ!」

冬也「う、うわああっ…!?」

湊「冬也!」

冬也「湊――」

 【安価下2】
 1 光蝶を敵Bに密着させる
 2 敵Bの両膝を撃ち抜く
 3 敵Bを受け止める


冬也「これでっ…どうだ!?」

 痛みがなくても関節さえ壊れれば動けなくなる。
 だから膝の関節を狙って撃ち抜こうと発砲したが――

敵B「そう来るのはお約束なんだよ…!」ダンッ

冬也「そんな――」

 颯爽と飛び上がり、天井に手を突きながら敵Bがボクへ勢いの乗った踵落としをしかけてくる。

湊「――うまくいったら逆に怖いっつーの!」

敵B「!?」

冬也「ほんとにね」

 射線が交差する。
 敵Bの脳天を2発の弾丸が撃ち抜き、血飛沫が降ってきた。

湊「……平気か、冬也」

冬也「う、うん…ケガは別に…」

湊「そうじゃなくて」

冬也「…何が?」

湊「…撃ったろ。お前が2人、仕留めたんだ」

冬也「…うん、大丈夫…。だって…死にたくはない」

湊「……ならいい。行こうぜ」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 幹部格が2人もいたよ!
 4~6 すでにECが持ち去られてたよ!
 7~9 今まさらに幹部がECを持って出て行こうとしてた!


 【0】
 1~3 グラビアス=ラークレインがいました
 4~6 敵幹部と戦っていたのは天上院でした
 7~9 宇和とホーガンが死にかけでした
  0  もうこないよ、ね…? さらに判定


 敵幹部の異能とは!?
 ↓1~5の中からちょっと選ばせてください

 ついでに、内緒の判定
 【直下でコンマ判定】
 偶数 ??が2つ
 奇数 ??が3つも

―――――

 本日はここまでということで…
 どうぞよろしくお願いいたしまする


 どうもありがとうございます

 あと、もう1つ忘れてました
 【安価下2】で次再開時のしょっぱなの敵の名前お願いしまーす!


 ゴクゴク…

土筆川「っぷは…見かけばっかの筋肉おじさんと、偉そうなばっかの支部長おじさん、気分はどう?」

ホーガン「っく…」

宇和「っ…」

土筆川「それじゃ、ECはもらってくよ。ついでに痛いし苦しいだろうから、今、楽にしてあげる――」

 女の人が教官に銃を向けていた。
 その指が引き金を絞るより早く、M500が火を吹く。

 だが、その銃声が響くと同時に女の人はボクを捉え、血まみれの教官と宇和支部長から離れるように飛び退いた。

土筆川「っと…! あぶないなー…」

 ぽりぽりと頭をかく女の人へ、ガイアで爆発的に力を強めた湊が飛び出す。

湊「冬也、光ッ!」

 光蝶がグラスパーの墓場へ広がり、光を散らす。
 一匹ずつから無数の光線が女の人へ照射されるが、その全てが見切られて避けられる。

土筆川「わっとっ、よっ…!」

湊「ちまちま避けてんじゃ、ねえぞ!」

 女の人が角へ誘い込まれ、湊が退路を塞ぎながら飛びかかり容赦ない拳を振り切る。

土筆川「いい動きだけど――あたしには及ばないかな?」

湊「こっちはガイア使ってんのに、受け止めっ――」

 みしり、とくぐもった音がした。

土筆川「はい、どーん」

 女の人が湊を宙へ軽々と放り上げると、壁一面の引き出しが勝手に動き出して湊を四方から強打する。
 それでも湊は飛んで来た引き出しの1つを蹴り、ボクの方へと着地した。

宇和「あいつは…土筆川…澄子…。念動力ともう1つ…得体の知れない異能を使う…」

冬也「宇和支部長っ…そんな大怪我でしゃべっちゃ…」

ホーガン「教えた通りに…やれ…朝霧…! 貴様ならば…必、ず――」

冬也「教官!」

湊「死にかけの野郎なんて気にすんな、冬也。……強えぞ、あの女」

冬也「湊…右手、どうしたの…?」

湊「何でもねえ…」

冬也(さっき掴まれたところ…? 手首が変色して、しかも右手が変な方に向いてる…)

 【直下 コンマ判定】
 1~3 土筆川「ぞろぞろと応援が来たところで悪いんだけどさ、相手するつもりないんだよねー」
 4~6 土筆川「ちょっとだけ遊んであげてもいいよ?」
 7~9 土筆川「殺しても殺してもわいてきちゃって…徹底的に駆除してあげるよ」


土筆川「ちょっとだえ遊んであげてもいいよ?」

土筆川「適当に逃げさせてもらうけど、その前に死んでも責任取ってあげらんないから」

湊「舐めやがって…」

冬也「…湊、どうする?」

湊「念動力ってのはやべえ…。どこまでできるかはグラスパー次第だけど、強烈なタイプなら手に負えねえ」

冬也「でも、手で触らないでものを動かせるだけなんでしょ?」

土筆川「あたしの異能が気になっちゃう? いいよいいよ、特別サービスでたっぷり見せてあげちゃうから」

湊「来るぞ――」

 無数の引き出しがふわふわと浮いた。
 取っ手のついた方がボクらに向き、射出される。

冬也「【安価下2】」

 1 片っ端から狙撃して撃ち落とす
 2 アームで強化して素手で壊しまくる
 3 避けるのに専念する


 スチャ

冬也「撃ち落とす…!」

 飛来する引き出しを撃ちまくる。
 発砲音が反響する度に引き出しはもろく壊れた。

土筆川「そんなことしちゃって、可哀相に…」

 憐れむような声がし、強がりかと思って土筆川に銃口を向けた。
 だが――

湊「冬也、逆効果だ!」

 銃声に湊の声が重なった。何かが一瞬でボクを引き裂いていく。
 打ち壊した引き出しの破片が皮膚を破り、肉を抉って全身を切りつける。
 さらに撃ち出したはずの弾丸までもが、翻ってM500の銃身へ潜り込み、突き抜ける。

冬也「あぐっ…!?」

 銃を持っていた右手が爆発したかのように弾けとんだ。

土筆川「まだまだこっちはたくさんあるよー?」

 バリバリと壁の板が剥がれ、面のままボクらへ物凄いスピードで向かってくる。
 湊がナイフを引き抜き、バーニッシュをかけながら横に一閃すると壁だった鉄板は真っ二つになって通過していった。

 それでも、悪寒は続いて振り返る。
 ボクらを避けるように左右へ分かれた鉄板が今度は空気抵抗のない横向きで2枚向かってくる。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 右腕が消えた
 4~6 湊「ピラー!」バンッ
 7~9 宇和「ピワー…!」バンッ


宇和「ピラー…!」バンッ

 足元から星のチカラが噴き上がり、鉄板がそれに衝突してひしゃげた。

湊「おっさん…!?」

 宇和支部長が血を吐き出した。
 酷いケガなのに、その目はまだ何かを狙っている。

宇和「ヤツを倒せ…遅れた分、しっかりと取り戻せ…!」

冬也「っ――はい…!」

土筆川「ふーん、何だか悪者みたいでヤダな…こういう感じ」

湊「悪党のくせに、何言ってやがんだよ…! 冬也、行くぞ!」

 ピラーが解除され、湊が駆け出した。
 湊に続いてボクも床を蹴り、土筆川へ向かう。

冬也(宇和支部長は何を狙ってるんだろう――)

冬也(あの目は何かを、隠してる…いや、機会を見てる…)

冬也(血反吐を吐いて、グラスプスキル使うだけであんなに呼吸を荒げてて…それでもまだ――)

 【安価下2】
 1 左右から湊と挟撃をかける
 2 一気に接近してミニトマトボンバーをばら撒く
 3 湊と波状攻撃をしかける


湊「そらよ…!」

 先行した湊が左手に握ったナイフを繰り出した。
 それを難なくすり抜けたところへ、今度はボクが攻撃をしかける。

土筆川「そういう感――っ!?」

 続いた攻撃も土筆川は柔軟な動きですり抜けるように回避したが、身をよじって床に足をついた瞬間に光蝶から放たれた光線を被弾した。

湊「舐めてんじゃねえ…!」

 僅かに怯んだところへ湊がナイフを繰り出した。さらに光線が放たれる。
 二方向からの攻撃を避けられる、唯一の広がっている空間に回り込み、ボクも全身のバネを使って蹴りを繰り出す。

土筆川「ちょ~っとヤバかったかな!?」

 全ての攻撃が避けられる。上へ土筆川は跳んでいた。――しかし、そこはもう光蝶の密集地帯だ。

湊「1番痛いとこにいきやがったな?」

 寄り集まった光蝶が生み出した、眩い光が土筆川を飲み込んだ。
 真下へ閃光は落ち、土筆川もまた光の滝に圧し潰されて床へめり込む。

土筆川「効い、た~…………」

 ぷすぷすと服を焦がしながら、土筆川がむくりと立ち上がる。

冬也(あれで効かない…? この環境での1番の光量で、直撃した…これじゃボクらの力不足――)

 【直下 コンマ判定】
 1~3 土筆川「ドーピング、っと…」ニヤリ
 4~6 土筆川「もう逃げちゃおっと、楽しかったよ~」
 7~9 土筆川「まだ遊んであげてもいいんだけど――」宇和「畳みかけろ…!」


土筆川「ドーピング、っと…」ニヤリ

 腰にぶら下げていたボトルを土筆川が飲み始めた。
 今まさに戦っている最中なのに何をしているのかと目を疑い、ほうけて何もできなかった。

湊「っざけんじゃねえぞォ…!」

 怒号を発しながら湊が土筆川に向かっていく。

土筆川「至って大マジメだよ、あたしは――」

 その異変を察知した時、湊はもう止まれなかった。
 だから渾身の力で、思い切り土筆川にナイフを突き立てていた。

 しかし響いたのは金属の弾けた鋭い音と、ぐしゃりと潰れる人体の音――。

土筆川「ほーら、これでもう両手とも使えなくなっちゃった~」

 息を飲み、肘から骨の突き出した湊の痛々しい腕を目撃する。
 手の平で受け止められて行き場の失った強烈な力で弾けとんだ、白刃。
 それと全く同じように粉砕された、湊の左腕。

湊「っ――」

 息を飲み、その激痛を湊は声に漏らすことはなかった。
 だがその場で膝をついてしまう。土筆川のあっけらかんとした口調が、寒々と響く。

土筆川「言ったでしょ、大マジメだって」

 欠けたナイフの先端が湊のこめかみに刺さった――。

冬也「湊――」

土筆川「まだやる? 勝ち目ないと思うよ?」


 【安価下2】
 1 まだ負けたわけじゃない
 2 大人しく土筆川を逃がす


冬也「…」ギュッ

土筆川「そうそう、それでいいの」

宇和「っ――待て…!」

土筆川「いいの~? 死人が増えるよ?」

土筆川「何かしたら、きっとここにある全ての瓦礫とか、ものとかが、一斉に動き出すんだろうね」

土筆川「刃物もあれば鈍器もあって、銃弾だって飛んでくる。そもそも勝ち目がないって、どうして分かんないかな?」ニヤニヤ

宇和「…っ」

土筆川「それじゃあ、ECはちゃーんともらったから。世界が変わったらまた会おうね~」


 ――――ボクらは完全に、負けた。


 【直下 コンマ判定】
 偶数 冬也「また湊だけ…こんな重傷…」
 奇数 宇和「これで連中はまた、企んでいる計画をさらに進めたことになる…」冬也「……はい」
 ※0は偶数扱いにします


宇和「これで連中はまた、企んでいる計画をさらに進めたことになる…」

冬也「……はい」

宇和「…」ジッ

冬也「…」ウツムキ

宇和「宮東のケガが治り次第、帰れ」

宇和「もうここに、お前ができることは何一つとしてない」

宇和「また、どこへなりともふらふら遊びにでも行ってしまえ」

冬也「…すみませんでした…」

宇和「…」

 【安価下2】
 1 治療中(意識不明)の湊の様子を見にいく
 2 安置されているホーガンの遺体のところへいく
 3 基地の外へ出る


 ――異能管理機関東京支部・遺体安置室――

冬也「…教官…」

冬也「…………ごめんなさい…」

冬也「ボクが…もっと強かったら…もっともっと、ちゃんと考えてれば…」

冬也「ごめんなさい…ごめんなさい、教官…」

 ギュッ…

 【直下 コンマ判定】
 1~3 *「何をしている! お前が弱いせいで、メイトリックスさんが死んだんだぞ!」
 4~6 冬也「…さよなら…ありがとうございました…」
 7~9 冬也「…」


冬也「…」


ホーガン『わたしがホーガン・メイトリックスだ』フンス

ホーガン『早速であるが、グラスプスキルは使用禁止とする』

ホーガン『その上でわたしのトレーニングメニューを全てこなした時、貴様らは一回りも二回りも成長を遂げる!』

ホーガン『さあ、ともに同じ釜のメシを食らい、巨悪を裁きの弾丸で駆逐しようぞ!』

ホーガン『朝霧冬也、貴様はその程度なのか!? 腹から声を出せ!』

ホーガン『朝霧、訓練を始めるぞ!』

ホーガン『教えた通りに…やれ…朝霧…! 貴様ならば…必、ず――』


冬也「…………ありがとうございました」ビシッ

 ポロポロッ…

冬也「…」ゴシゴシ

冬也「泣くもんか…泣いたら教官に…叱られるのに…」ゴシゴシ

 ガチャ

宇和「…………何をしている、朝霧」

冬也「っ…。ごめんなさい、すぐ行きます…」

宇和「…待て」

冬也「はい…?」

宇和「………………ホーガンの形見だ、持っていけ」スッ

冬也「で、でも…ボクは、ボクが遅れたから教官が死んじゃって…」

宇和「持っていけ」グッ

冬也「…は、い…。でも…どうして、ボクなんかに…?」

宇和「ホーガンを失ったことは大きい。だがお前が生き残ったこともまた、重要なことだ」

宇和「それを身につけて、ホーガンの勇敢さを、立ちはだかる強大な敵に怯まぬ勇猛な姿を忘れるな」

宇和「お前がホーガンにしてやれる恩返しなど、その程度のことだ」

冬也「……はい」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 形見の拳銃(コルトガバメント)を手に入れた
 奇数 形見のサバイバルナイフを手に入れた
 ※0は偶数扱いとします


冬也(湊はまだ、目を覚まさないだろうけど…)

冬也「【安価下2】」

 1 湊のそばにいよう
 2 気分転換に外をぶらつこう


 ピッ…ピッ…ピッ…

冬也(右手首の骨折と、左腕の複雑骨折…)

冬也(それにナイフで額に傷…鏑木先生がここにいれば心強いけど…)

冬也(…………ボクにできることなんて…)

 ギュッ…

冬也「湊…ちゃんと、起きてくれるよね…?」

湊「…」

冬也「…………」

 prrrrrr…

冬也「っ…電話…【安価下2】から…?」

 1 枢木おじさん
 2 風条さん
 3 律


冬也「もしもし…?」

風条『もしもし、冬也? ちらっと聞いたけど東京支部、大変なことになったんだって?』

冬也「うん…」

冬也「…………8割の人が亡くなって、基地はどこもボロボロで…湊も今、意識不明…」

風条『そんなに…。あんたは大丈夫なの?』

冬也「ボクは別に大したことなくて…ちょっと、しばらく右手が不自由かなって――」

風条『はあっ!? 利き手が不自由ってちょっとじゃないでしょ!?』

冬也「うわっ…」

風条『どれくらいの傷よ?』

冬也「えっと…うーんと…親指吹っ飛んじゃって…骨もヒビ入ってるみたいで…」

風条『ちょっとじゃないわよ、そんなの! …こっちにいる変態医者なら治せるだろうけど、それも充分な重傷!』

冬也「は、はい…」

風条『湊の方が重体なのかも知れないけど、あんただって自分のことちょっとは大切にしなさいよ』

冬也「…うん…ごめんなさい…」

冬也「【安価下2】」

 1 ちょっと今、おしゃべりする気分じゃないから切るね…
 2 風条さん…ボクのこと、慰めようとしてくれて、電話かけてくれたの?
 3 その他、自由コミュ


冬也「風条さん…ボクのこと、慰めようとしてくれて、電話かけてくれたの?」

風条『は、はあっ!? そそそそんなわけ、あるはずないでしょ、何うぬぼれてんの!』

冬也「ごめんなさい…」

風条『……あ、あのバカ課長がぽろっとあんたと湊が重傷っぽいみたいなこと言ってたから、どんなもんかと思って電話しただけよ』

冬也「おじさんが…そっか…」

風条『そ、それでいつ戻ってくんの?』

風条『言っとくけど、売店じゃ高くて高くておつまみ買えないからパシりとしてあんたがいないと不便なだけだからね?』

風条『そこんとこはちゃんとわきまえなさいよ?』

冬也「あ、うん…。えっと…湊が意識を取り戻したらってことになってるけど…いつ起きるか、ちょっと分からない状態で…」

風条『あんだけ威張り腐って偉そうなこと言うくせにヘバるなんて…』

冬也「でも相手が強すぎて…ボクが、弱くて、どうしようもできなかったから…」

風条『電話越しに落ち込むんじゃないわよ、辛気くさい声なんか出して!』

風条『ムカつくからそういうの、やめなさい!』

冬也「ごめんなさい…」

風条『…………と、とにかく、お土産買って帰ってきなさいよ』

風条『つまみなら何だっていいから』

冬也「え? うん…分かった」

風条『あと、落ち込んで変なことしないようになさい。それじゃあね』

 ブチッ…

冬也「…………」

 【直下 コンマ判定】
 1~6 冬也「何してようかな…」
 7~9 湊「…っ…」冬也「!」




湊「…っ…」

冬也「!」

冬也「湊っ…湊、大丈夫?」

湊「…ぅ…ゃ…?」

冬也「喋らないでもいいよ…大丈夫?」

湊「…」コク

冬也「良かった…湊が無事で、良かった…」

湊「…」キョロキョロ

冬也「基地のこと?」

湊「…」コク

冬也「…………8割の人が死んじゃって、基地ももうボロボロだよ…」

冬也「あと…教官が息を引き取った…」

湊「…」

冬也「…もうちょっと湊が回復したら、帰ろう…」

湊「…」

冬也「もっともっと、強くならないと…。そうじゃないと、あいつを倒せない――」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「湊が歩けるくらい回復するまで、2日か…」
 4~6 冬也「明日にはもう帰れるって」
 7~9 湊「帰るぞ」冬也「も、もう大丈夫なの…?」


湊「帰るぞ」

冬也「も、もう大丈夫なの…?」

湊「おちおち、寝てられっかよ…」

冬也「でもまだ、目が覚めて半日くらいだし…」

湊「俺らのホームに戻れば鏑木が治せる。立って歩けるんだ、さっさと帰って速攻で治す…」

冬也「…うん」

湊「ハムカツ食って、ゲームして、寝て、学校行って、またハムカツ食って…」

冬也「?」

湊「そしたら今度は2度と誰にも負けねえ。…そうだろ、冬也」

冬也「っ…うん」

湊「そんで連中をぶちのめす。たっぷり利子つけて、やり返してやろうぜ」


 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント190/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュ219/200
 戦闘スキル:狙撃65/100

 ――知人――
 枢木イアン:保護者 異能管理機関異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
 宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 友達 光線の異能
 風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
 手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
 マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
 裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
 夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
 御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 スケベ
 天上院秋雨:保健体育の先生になった 電撃の異能 よく分からない人
 鏑木知恵:異能管理機関所属 治癒系の異能 マッド
 萑部律:異能管理機関技術部所属 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 敬語ボーイ
 宇和時久:異能管理機関東京支部支部長 五感共有の異能
 グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー
 土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 敵幹部格


夜原「1週間も休んでて、今度はどうしたの?」

湊「ちょっと野暮用でな」

夜原「野暮用って?」

冬也「えーと、それはその…あの、えーと…」

湊「実は俺…重病にかかってその治療で東京行ってたんだ」

夜原「つまらない嘘つくね、宮東って」

湊「信じねえ方が心が狭いんだっつーの」

夜原「まあいいや、教えてくれないってことね」

冬也(何だかんだでこうやって切り抜けちゃうから湊ってすごいよね…)

夜原「それじゃ、また明日ね。部活だからこれでバイバイ」

冬也「【安価下2】」

 1 どこか行こう
   A アーケード   B 百貨店
   C 海       D 山
   E 学校      F 異能管理機関
   G その他
 2 各種訓練しよう
   A ポイント(129/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(180/200)
   E 狙撃訓練(65/100)    F ピラー
   G その他、自由な発想で新たなグラスプスキル開発
 3 誰かとコミュしよう
   ※コミュ相手も併記してね


訂正
ポイントは 190/100 でした
これは安価に数えませぬ

バーニッシュも 219/200 でした!
重ね重ねもうしわけありませぬ…
でもまだバーニッシュを弾丸に適用できないから、訓練重ねれば強化できるよ
これも安価に数えませぬ


 そして、ピラーの分数忘れてた…!

―――――

冬也「ピラーの練習してみたい」

冬也「防御もできるし、何かを守ったり、閉じ込めたり…色々できるもんね」

湊「そうだな。熟練すりゃ、ピラーをぶつけるっていう攻撃方法もできるぜ」

湊「足元からガツンとはね飛ばせるって寸法だ」

 【直下 コンマ判定】(精神安定+10)
 コンマ二桁で判定
 ピラー 0/250


 ピラー 13/250

湊「もう何も言うまい…」

冬也「…………さ、最初は調子悪いだけだから…」

湊「そうやって何回、言い続けるんだ?」

冬也「…」

冬也「【安価下2】」

 1 どこか行こう
   A アーケード   B 百貨店
   C 海       D 山
   E 学校      F 異能管理機関
   G その他
 2 狙撃訓練(65/100)をしよう
 3 誰かとコミュしよう
   ※コミュ相手も併記してね


冬也「狙撃訓練もしとかないと…」チャキ

湊「ん? その銃、どうしたんだ?」

冬也「えっ? あ…これ、教官の遺品…形見分けしてもらって…」

湊「ふうん…」

 【直下 コンマ判定】
 コンマ一桁を加算 1<0
 狙撃技術 65/100


 狙撃技術 71/100

冬也「こんなもん、かな」

湊「ホーガンに鍛えられてから、ぐっと当たるようになったよな」

冬也「うん…。教官の教えのお陰で」

湊「…いちいち、辛気くさい顔すんなっつの」

冬也「ごめん」

冬也「【安価下2】」

 1 どこか行こう
   A アーケード   B 百貨店
   C 海       D 山
   E 学校      F 異能管理機関
   G その他
 2 誰かとコミュしよう
   ※コミュ相手も併記してね


 ウィ-----ン

風条「あら、おかえり」

冬也「ただいま。……お土産、持ってきたよ」ガサッ

風条「ちゃんと買ってくるなんて偉いじゃない」

冬也「缶詰…だけど…」

風条「焼鳥缶、サバ缶、その他もろもろ…変わり種もあるし、上等よ」

風条「ふふふ…」

 パカッ

湊「いつの間に土産なんて頼まれたんだ?」

冬也「え? あー…うん、ちょこっと、ね…」

風条「んで、もういいの? どっかの生意気なクソガキが重体で、どっかのヘタレが泣きそうな声してたけど」

湊「んなっ…誰が生意気なクソガキだ、ビッチ!」

風条「はああっ!? 心配してやったのに何その言い草、だからクソガキなのよ!」

冬也「まあまあまあ…」

 ↓1~2 風条とのコミュ内容
 例) ・こっちは変わりなかった?  ・寂しくなかった?  などなど


冬也「こっちは変わりなかった?」

風条「そーね、うんざりするくらい日常って感じ…」

風条「まあ基地の修復は随分と進んだみたいだけど…」

湊「お肌の修復は進んでねえみたいだな? くすんでるぞ? 年か?」

風条「あんたねえ…!」

湊「やーいやーい、年増元アイドル(笑)」

風条「ぶっ殺す!」

湊「やれるもんならやってみやがれ!」

冬也「まあまあまあ! 落ち着いて落ち着いて!」

風条「ふんっ…」

湊「へっへーん」

風条「調子乗るんじゃないわよ、ムカつく…」

冬也「そんなに反応しちゃって…もしかして、湊のこと気になるの?」

湊「ねーよ、こんなのこっちから願い下げだってーの」

 【直下 コンマ判定】
 1~8 風条「はぁ~? わたしにだって選ぶ権利はあんのよ、ざけんじゃないわよ」
  9  風条「あ、あるわけないでしょ!?」


風条「はぁ~? わたしにだって選ぶ権利はあんのよ、ざけんじゃないわよ」

湊「あんだと?」

冬也「まあまあ…落ち着いて…」

風条「むしろ嫌いなタイプよ」

風条「わたしはね、ダンディーでヒゲが似合って、声が低くて、落ち着きがあって、良識があって、スマートな男がいいの」

風条「どれか1つでも当てはまる? 当てはまるはずないわよねー?」

風条「だーって、わたしは大人な男がいいんだから」

湊「けっ、そーいうお前だって大したことねえ女のくせに」

風条「はぁああああっ!?」

湊「昼間っから酒のつまみをぱくぱくぱくぱく…引きこもるからって誰が来るとも知れねえのにすっぴんで、そんなの女じゃねえ!」

風条「いい度胸じゃない、ちょっとトレーニングルームきなさい」

湊「おう、上等だ」

冬也「もう…気の済むようにどうぞ…」



 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント190/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュ219/200 ピラー13/250
 戦闘スキル:狙撃71/100

 ――知人――
 枢木イアン:保護者 異能管理機関異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
 宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 友達 光線の異能
 風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
 手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
 マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
 裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
 夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
 御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 スケベ
 天上院秋雨:保健体育の先生になった 電撃の異能 よく分からない人
 鏑木知恵:異能管理機関所属 治癒系の異能 マッド
 萑部律:異能管理機関技術部所属 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 敬語ボーイ
 宇和時久:異能管理機関東京支部支部長 五感共有の異能
 グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー
 土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 敵幹部格


 prrrrrr…

冬也「学校が終わったと思ったら電話とか…」

湊「またかよ…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 枢木『バイトだ』
 4~6 枢木『お前らに合わせたいヤツがいる。こっちに来い』
 7~9 律『もしもし、冬也兄ちゃんですか?』冬也「律…?」


 ――異能管理機関基地・律のラボ――

律「待ってたです!」

湊「きっちり終業と同時に呼び出して何のつもりだ?」

律「実はボク、すごいものを発明しちゃったです…」

冬也「すごいもの…?」

湊「どーせ、ヘンテコメカだろ? 全自動肩もみロボット・ニューハーフ型か?」

律「そ…それすごくインスピレーションです!」

冬也「…」

律「――じゃなくてっ、本当にすごいです!」

冬也「どうすごいの?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 律「全自動、フライヤーロボット・アゲアゲくんができたです!」
 4~6 律「星のチカラを動力にした乗り物作ったです!」湊「はあっ!?」
 7~9 律「星のチカラをエネルギーにした武器ができちゃったです!」冬也「えっ…」


律「全自動、フライヤーロボット・アゲアゲくんができたです!」

律「アゲアゲくんに揚げ物の材料と、天ぷらとか、フライとか、揚げ物の種類を命令すればおいしく揚げるんです!」

湊「解散。冬也、ハムカツ食いに行こうぜ」

冬也「うん」

律「うわぁ~ん、待ってです~!」ガシッ

冬也「だって、すごいって言うから期待したら、いつものロボットだし…」

湊「お前って何か作るのはすごいけど、発想がよりすごいよな…ピンポイントすぎて使い道がないっていうか…」

律「そんなあ!?」ガ-ン

律「で、でも…説明くらいは聞いて欲しいです…逃がさないです!」ポチッ

 ウィ----ン
 ガシャン ガシャン

冬也「どうして、ラボ内を区切る隔壁が…」

湊「ラボそのものを改造って…」

律「まずはスペックからです! アゲアゲくんの身長は1.65メートル、体重は230キロなんです!」

律「揚げ油は背中にカートリッジで装填するんです! 素材をアゲアゲくんのお腹に入れて、揚がったらお尻から出てくるです!」

律「まるで人間みたいでロボットとしてのリアリティーを求めたです!」

冬也「そんなリアリティー欲しくなかった…」

律「でもでも、本当にすごいです、アゲアゲくんは!」

律「動力は星のチカラを使ってて、最高時速は40キロ、冷凍してある材料でも焦がさずに揚げるです!」

律「しかもしかも、内部にちゃんと芯温計を仕込んであって、80度以上まできっちり加熱してお腹は壊さないです!」

律「2度揚げ機能もついてるから、からっとおいしく揚げてくれるです!」

冬也「すごいねー…」

湊「……………………ちょっと待った」

律「はい?」

律「………動力、何つった?」

律「星のチカラです!」

 【直下 コンマ判定】(天才技術者+4)
 1~3 律「ただ、星のチカラを集めるのに78時間チャージが必要です…」
 4~6 律「この基地で星のチカラをエネルギーに転換できたのはボクが初めてなんです!」
 7~9 律「多分、世界で初めて、星のチカラをグラスパーを介さずに使えるのはアゲアゲくんだけです!」


律「多分、世界で初めて、星のチカラをグラスパーを介さずに使えるのはアゲアゲくんだけです!」

冬也「……………………世界で初めて?」

湊「星のチカラを原動力に、ロボット…?」

律「えっへん、です」フンス-

湊「…」

冬也「…」

律「? どうしたですか?」

湊「お前それ…別のものにも転用できるのか? 星のチカラの…エンジン?」

律「もちろんです。これで、どんどん便利なロボットが――」

湊「そうじゃないだろ、ロボットじゃないだろうが、そこは!」

律「ええっ!? じゃ、じゃあ…一体、何です?」

冬也「【安価下2】」

 1 いや…弾薬の心配がいらない銃とか…
 2 ライトセーバーみたいのとか…
 3 すごく、すごい乗り物みたいのとか…
 4 ロボットって言ったら、戦闘用人型機動兵器だよ!


律「!!?」

湊「そんなに驚くか…?」

冬也「律ってズレてるから…発想が…」

律「星のチカラをエネルギーにして…それを銃弾にして…」ブツブツ

律「星のチカラそのものは無害だから、これを人為的にスパークさせることで…」ブツブツ

 ポチッ

 ウィ----ン

冬也「作業台とまっさらな紙とペンが出てきた…」

律「これを…こうして…」カキカキ

湊「て言うか、俺らのこと忘れて、何かどんどん書いてってるぞ…。見ても意味不明だけど…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 律「1週間で作るです! 兄ちゃん達、邪魔しないでください!」ポチッ
 4~6 律「3日でできるです! 兄ちゃん達、帰ってくださいです!」ポチッ
 7~9 律「明日にはできるです! 兄ちゃん達、天才ですか!?」


律「1週間で作るです! 兄ちゃん達、邪魔しないでください!」ポチッ

 ウィ----ン
 ガシッ

湊「このラボ…すげーな…」

冬也「天井から出てきたアームで吊られて、そのまま放り出されるなんてね…」

 ピシャリ

湊「つーか…星のチカラを機械の動力とか…とんでもねえ発明だぞ…」

冬也「そんなに、なの…?」

湊「エネルギー問題なんて、全部解決しちまうくらいだ」

湊「…世に出回っちまえば、な。発想がズレすぎてるけど…間違いなく、律は天才だな…」

冬也「…律、すごい…」

冬也「【安価下2】」

 1 どこか行こう
   A アーケード   B 百貨店
   C 海       D 山
   E 学校      F 異能管理機関
   G その他
 2 各種訓練しよう
   A ポイント(190/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(180/200)
   E 狙撃訓練(71/100)    F ピラー(13/100
   G その他、自由な発想で新たなグラスプスキル開発
 3 誰かとコミュしよう
   ※コミュ相手も併記してね


 ――海――

 ザザ------ン…

湊「…」ポイッ

 チャプンッ

冬也「…」

 ザザ-----ン…

 クゥクゥ…

冬也(夕焼けの海…きれいだなあ…)

冬也「【安価下2】」

 1 たそがれる
 2 釣りしたい
 3 湊とコミュ
 4 その他、自由


冬也「釣りしたい」

湊「…………いいな」

冬也「でも釣り具持ってきてない…」

湊「心配すんな、釣り具なんてレンタルすりゃあいい! 都合よく、そこにレンタルしてくれるとこがある!」

冬也「本当!?」

湊「一丁、晩飯は豪華な海の幸といこうぜ!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ぼうず
 4~6 2人で2匹
 7~9 爆釣


湊「これで俺7匹目!」

冬也「ボクはもう8匹目!」

湊「何をぅ! またきた! 8匹目!」

冬也「すごい入れ食いだね!」

湊「こんだけ釣れると気持ちいいよな!」

冬也「9匹目!」

湊「俺も!」

 ワイワイ…
 ピチピチ…

冬也「釣れすぎた…!」

湊「持ち替える分だけ残して、リリースしとくか」

湊「んで、何故かずぅーっとついてくる、アゲアゲくんで魚のフライ料理作って食いまくろうぜ」

冬也「釣りっていいね…」ホクホク



冬也「あー…お腹いっぱい…」

湊「コレ、意外と使えるな」

冬也「うん。しかも、カロリーカット機能とか、ムダに多機能だし…」

アゲアゲくん『マダ作リマスカ?』

湊「今日はもう終わり」

冬也「ふぅ…お腹いっぱいになったところで…」

冬也「【安価下2】」

 1 グラスプスキルの練習して、寝よう
   A ポイント(190/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(180/200)
   E ピラー(13/100)
 2 もう寝よう
 3 寝る前の湊とコミュ


 バーニッシュ、また直し忘れてた…すまぬでござる…orz

―――――

冬也「バーニッシュをもっとがんばれば、銃弾にも適用が…」

湊「…それくらいバーニッシュができるようになれば、体から放すグラスプスキルの習得もはかどるかもな」

冬也「目安的なのは…どれくらい…?」

湊「……………メタ的に言うと350で銃弾適用、500超えりゃあ、もっとすごいことになるかも」

 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁で判定
 バーニッシュ 219/200


 あ、補正の+10忘れてた
 なので【77+10=87】で、【219+87】になります

―――――

 バーニッシュ 306/200

冬也「はかどった!」

湊「おお、珍しい」

冬也「め、珍しくないし…」

湊「本当にそう言えるか?」ジロッ

冬也「…おやすみ」


 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント190/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュ306/200 ピラー13/250
 戦闘スキル:狙撃71/100

 ――知人――
 枢木イアン:保護者 異能管理機関異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
 宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 友達 光線の異能
 風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
 手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
 マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
 裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
 夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
 御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 スケベ
 天上院秋雨:保健体育の先生になった 電撃の異能 よく分からない人
 鏑木知恵:異能管理機関所属 治癒系の異能 マッド
 萑部律:異能管理機関技術部所属 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 敬語ボーイ
 宇和時久:異能管理機関東京支部支部長 五感共有の異能
 グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー
 土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 敵幹部格


 【直下 コンマ判定】
 1~3 1学期、期末試験
 4~6 進路相談
 7~9 枢木「バイトだ、来い
  0  律『で…できたです…』冬也「1週間どころか、まだ24時間経ってないよ!?」


鈴木「もう1学期が終わっちゃうけど…朝霧くん、進路のことは考えてる?」

朝霧「……正直、あんまり、全然…」

鈴木「進学をするなら、もう時間はないから勉強をとにかくがんばらないとダメだよ」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 鈴木「……この成績じゃ、進学も厳しいけれど」
 4~6 鈴木「ちゃんと勉強すればいい大学に行けそうだけれど」
 7~9 鈴木「朝霧くんの成績なら…少し勉強すればどこだっていけるんだから」
  0  鈴木「……………必死に勉強しなくても、どこの大学も受かりそうではあるけど」


鈴木「……この成績じゃ、進学も厳しいけれど」

冬也「…はい…」

鈴木「けれど、まだ時間はある。進学をするなら、ちゃんと勉強をすることだ」

鈴木「漠然とでも、何か考えていることはないの?」

冬也「漠然と…?」

冬也「【安価下2】」

 1 …………とりあえず、進学したいです…
 2 …………漠然とでも、何もないです…
 3 …………機関に入れれば…
 4 …………フリーターで、いいです…
 5 …………世のため、人のために…


鈴木「…機関…?」

冬也「あっ、いやそのあの、な、何とか丁みたいなとこ…なのかな…?」

鈴木「官僚? それなら今の成績じゃあ難しすぎる」

冬也「えっ? あ、はい…」

鈴木「……まあ、勉強するしかないかな。夏休みが勝負だよ」

冬也「…はい…」

 ガララ…

湊「終わったか?」

冬也「うん。…湊、進路どうするの?」

湊「んー…機関かな…? お前は?」

冬也「……ボクも、機関入れたらって思って」

湊「マジか! んじゃ、バカイアンに媚び売っとくしかねえな」

湊「バイトから登用目指そうぜ。何だかんだ、ちゃーんと活躍すりゃ有用ってことでどうにかしてくれるだろ」

冬也「うん」

冬也「【安価下2】」

 1 どこか行こう
   A アーケード   B 百貨店
   C 海       D 山
   E 学校      F 異能管理機関
   G その他
 2 各種訓練しよう
   A ポイント(190/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(306/200)
   E 狙撃訓練(71/100)    F ピラー(13/100)
   G その他、自由な発想で新たなグラスプスキル開発
 3 誰かとコミュしよう
   ※コミュ相手も併記してね


冬也「狙撃は1日にしてならず」

湊「がんばれー」

冬也「最近、おざなりじゃない?」

 【直下 コンマ判定】
 コンマ一桁分加算
 狙撃技術 71/100
 ※狙撃技術は100で静止してる物体には百発百中、さらに上げると動く的→速い物体への狙撃能力と向上します


 【0=10】で換算します

―――――

 狙撃技術 81/100

冬也「今日、絶好調」

湊「なかなか…ってとこだな。お前、これは上手いよなあ…」

冬也「【安価下2】」

 1 どこか行こう
   A アーケード   B 百貨店
   C 海       D 山
   E 学校      F 異能管理機関
   G その他
 2 各種訓練しよう
   A ポイント(190/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(306/200)
   E ピラー(13/100)
   G その他、自由な発想で新たなグラスプスキル開発
 3 誰かとコミュしよう
   ※コミュ相手も併記してね


冬也「カラオケとか行かない?」

湊「お、いいな。けど2人で行くのも…」

冬也「【安価下2】」

 1 誘うの面倒臭いし、2人でいいよ
 2 誘える人と言えば…夜原さん?
 3 律…くるかな?
 4 その他、誰かいた?
 ※一部、機関の関係者は仕事以外の外出禁止だったり、仕事中で誘えないんだよ


湊「あれ誘うの?」

冬也「嫌い?」

湊「いや、嫌いってわけじゃねえけど…」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 無事に誘えました
 奇数 部活でした
 ※0は偶数扱い


湊「ま、女がいると何か気がねするし、この方がいいだろ」

冬也「でも…むさくない?」

湊「四六時中一緒にいるくせに、今さらかよ?」

冬也「それもそっか」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 店員「ドリンクお持ちしましたー」
 4~6 店員「ご注文の揚げ物プレートでーす」
 7~9 店員「お客様…○高の生徒…ですか?」


店員「ご注文の揚げ物プレートでーす」

湊「Yo! Say,夏が胸を刺激する~♪」

冬也(湊…歌もうまいんだ…さすが…)モグモグ

湊「お前も歌えよ、唐揚げばっか食ってねえで」

冬也「えーと、じゃあ…」

 ピピピッ

画面『そばかす』

冬也「おもーいーではーいーつーもきれいだけどー」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「お前、すっげー音痴なのな…」冬也「…」
 4~6 湊「ふぅー…疲れた」冬也「でも楽しかったね」
 7~9 冬也「あー、楽しかった!」湊「たまにはいいよなー。いい息抜きになった」
  0  誰かがきた!


湊「お前、すっげー音痴なのな…」

冬也「…」

湊「まあ、面白かったけどさ。風呂場で鼻歌は歌わないでくれよ」

冬也「歌ってないじゃん」

湊「夜原いなくて良かったな」

冬也「うっ…そう、だね…」

冬也「【安価下2】」

 1 グラスプスキル練習して寝よう
   A ポイント(190/100)   B アーム(240/200)
   C コート(0/300)      D バーニッシュ(306/200)
   E ピラー(13/100)
 2 寝よう
 3 湊とコミュしてから寝よう


冬也「バーニッシュがんばろう」

湊「がんばれー」

 【直下 コンマ判定】(精神安定+10)
 コンマ二桁を加算
 バーニッシュ 306/200


 バーニッシュ 405/200

冬也「ものすごくはかどった…!」

湊(バーニッシュは超えられたかもな…)

冬也「もっとやったら、何だか…すごいことできそう…」

湊「つーか、そんだけできるようになればアンテナとかもできるな…」

湊「練習の仕方だけ教えといてやるよ。今まで忘れてたし」

冬也「うん!」


 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント190/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュ405/200
 ピラー13/250 アンテナ0/200
 戦闘スキル:狙撃81/100

 ――知人――
 枢木イアン:保護者 異能管理機関異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
 宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 友達 光線の異能
 風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
 手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
 マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
 裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
 夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
 御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 スケベ
 天上院秋雨:保健体育の先生になった 電撃の異能 よく分からない人
 鏑木知恵:異能管理機関所属 治癒系の異能 マッド
 萑部律:異能管理機関技術部所属 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 敬語ボーイ
 宇和時久:異能管理機関東京支部支部長 五感共有の異能
 グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー
 土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 敵幹部格


 【直下 コンマ判定】
 1~3 事件は学校で起きてしまった…
 4~6 枢木「バイト」
 7~9 律『でき…ました…で、す…』


湊「だりー…」

冬也「夏休み前の全体指導か…」

湊「変わり映えしねえよな…。水難事故に注意、夜遊び厳禁、バイトは学校で許可されてから…耳タコだっつーの…」

冬也「まあ…仕方ないよ、まだボクら…高校生なんだし」

湊「つってもよう、アホらしい…」

 体育館に全学年が集められて、床に座って長い長い生活指導担当の先生からお話を聞く。
 自由と解放の夏休みが目前に迫っているのに、面白くないお話で体育館は気だるさに包まれる。

 ちらと伺い見たら天上院先生が大きな欠伸をしていた。
 学校の先生って、大変そうだ。

 ――――なんて、呑気な平和を満喫していた時のことだった。


 【直下 コンマ判定】
 偶数 みしり、と小さな音がして何人かが体育館を見渡した時、急に体育館の天井が落ちた。
 奇数 虚しく指導の声がマイクで拡散される中を、断続的な重低音の音が響き渡り、あちこちから血が噴き上がった。
 ※0は偶数扱いです


 虚しく指導の声がマイクで拡散される中を、断続的な重低音の音が響き渡り、あちこちから血が噴き上がった。

 何が起きたのか、誰も理解できていなかった。
 開け放たれていた、グラウンドに面した大きな通用口から突撃銃を構え、武装をした人達が入ってくる。

 手当たり次第に生徒も、教師も関係なく銃口からは弾丸が吐き出され、その度に銃声と悲鳴、恐怖、鮮血が飛び散る。

湊「ピラ――」

 湊より早く、生徒を守るように極太の星のチカラの柱がそびえた。
 続いて凄まじい電光が迸り、侵入してきていた武装者達がバタバタと倒れていく。

天上院「折角、うまく潜り込んだと思っていたのに――」

湊「なっ…何だよ、この規模のピラー…直径、何十メートルだ…? しかも、分厚すぎる…」

冬也「すご…」

 一通り、物騒な闖入者が雷電に焼き焦がされて倒れると、徐々に阿鼻叫喚の巷であったことが思い出された。
 蜘蛛の子を散らしたように生徒達が逃げていき、天井先生は外へ出る。

冬也「【安価下2】」

 1 湊、ボクらも天上院先生の後を追おう
 2 湊! あそこ、夜原さんが倒れてる!
 3 ボクらも逃げよう


冬也「湊! あそこ、夜原さんが倒れてる!」

湊「当たったのか…!?」

 タタッ

冬也「夜原さん、大丈夫?」

夜原「うっ…痛い…何あの人達…痛い、怖いよ…」

湊「足に当たったのか…。けど、これなら大丈夫だ。止血しときゃ、命に別状はない。冬也、布」

冬也「あ、うん…」

湊「よっ…と」キュッ

夜原「朝霧くん…」ギュッ

冬也「夜原さん、もう大丈夫だよ。安心して」

湊「しっかし、どうする…? 相手が誰か分かんねえし、こんな死体だらけのとこいちゃ、精神衛生上、悪すぎる」

冬也「【安価下2】

 1 夜原さんを安全な場所に置いて、何が起きてるか確かめよう
 2 夜原さんを連れて、ボクらも天上院先生と一緒に行動しよう
 3 夜原さんを連れて避難しよう


冬也「夜原さんを連れて避難しよう」

湊「避難つっても、どこにだ? 学校はダメだぜ、危険すぎる」

冬也「…」

冬也「【安価下2】」

 1 でもケガしてるから遠くまでは行けないし…弓道場に篭城しよう
 2 家まで行こうよ、あそこなら安全だから
 3 基地って…部外者連れてっても、平気…?
 4 その他


 安価、把握
 一旦ここまでです

 どうもありがとうございました

 そして、【直下 コンマ判定】
 1~5 冬也「あいつら、追いかけてくるよ!」
 6~9 冬也「無事に着けた…」
  0  土筆川「また会ったね~」湊「クソが…」


 再開、そしてそして、さらに判定

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「武装したパンピーが10人、グラスパー2人…やべえな」
 4~6 湊「武装したパンピーが10人、グラスパーが1人か…」
 7~9 湊「グラスパーが1人…」
  0  湊「どんな武装しようが、たかだか10人…どうってことねえ」

 1~9が出たら…
 【安価下2】
 敵の名前
 1~3が出てた場合…
 【安価下3】
 もう1人、敵の名前

 どうぞ、よろしくお願いしまーす


湊「グラスパーが1人か…」

冬也「撒くより、倒しちゃった方が確実だよね?」

湊「だな。家がバレたらちょっと面倒臭え…」

夜原「ふ、2人とも…何を言ってるの?」

湊「黙って見とけ」ザッ

鬼柳「逃げるのをやめるか、都合がいい」

鬼柳「1人も逃がすなと命令をされている」

冬也「【安価下2】」

 1 湊、よろしく。ボクが夜原さんのこと守るから
 2 湊、夜原さんをお願い。ボクが相手するよ
 3 夜原さん、ちょっと待ってて。今、2人であいつを倒すから

 【安価下4】
 鬼柳桃次郎の異能とは!?


冬也「湊、夜原さんをお願い。ボクが相手するよ」

湊「…平気かよ?」

冬也「がんばる」

鬼柳「がんばる? これはヒーローごっこじゃねえんだよ!」ダンッ


 【安価下2】
 1 バーニッシュで狙撃
 2 真正面から迎え撃つ
 3 ヒット・アンド・アウェイ戦法


鬼柳「うぉおおおおおおお――――――――――っ!」

冬也(ポイントだけ――でも、とんでもなく片腕に集めてる…!)

 ズッシィィィッ

夜原「朝霧く…っ…!」

湊「大人しくしてろ、痛いだけだぞ…」

冬也「受け止めた、もんね…」ググッ

鬼柳「で?」

冬也「え――?」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 冬也「っ…何か、急に…眠く…」
 6~9 鬼柳「おらぁっ!」冬也「っ…!?」


冬也「っ…何か、急に…眠く…」

鬼柳「だろう?」ニヤリ

 ドッゴォッ

冬也「がほっ…!」

湊「冬也…!」

冬也「大丈、夫…!」グイッ

冬也(一瞬、変な匂いがして…眠くなって、力が抜けた…)

鬼柳「おねむの時間か?」ニタニタ

冬也(あいつの…異能…!)

冬也(一瞬だけしか効果がないのか…オンオフを素早く切り替えてるのか…)ジリ

鬼柳「まだまだ行くぞォ!」

冬也「【安価下1】」

 1 避けて狙撃
 2 引きつけて接射
 3 受け流して反撃を試みる


冬也(ここは距離を取って、バーニッシュの弾丸をぶち込む…!)

鬼柳「うぉおおおおおお―――――――――っ!」

 突っ込んできたグラスパーの拳を避けるが、ボクを殴るにしてはその姿勢は低すぎた。
 大きな拳がアスファルトへめり込み、同時に地響きを起こしながら破砕されたアスファルトが弾け飛ぶ。

冬也「アスファルトを…割った…!?」

 避けると決めていたことが功を奏し、撒き散らされた破片からは逃れられる。
 バーニッシュで銃弾の威力を引き上げてトリガーを引き絞る。3発の弾丸が着弾し、右肩、右の二の腕、右側の脇腹が弾け飛ぶ。

鬼柳「ぐっ…!? バーニッ、シュだと…!?」

 さらに引き金を絞り、連射する。
 銃声の度に血が飛び散り、肉が吹き飛び、骨片が舞い飛ぶ。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 鬼柳「これで…どうだ!?」
 4~6 冬也「イケる…!」
 7~9 冬也「これで、終わり…!」


冬也「イケる…!」

 装填、狙撃を2度繰り返した時、たまりかねたようにグラスパーが素手でアスファルトをひっぺがした。
 それでもバーニッシュで強化された弾丸は1発でアスファルト砕き、その障害物を力ずくで排除する。

 だが――剥がされたアスファルトは盾ではなかった。
 砕け散ったアスファルトの向こうに、それまでいた相手の姿がなかった。

冬也「ステルス――」

 ふっと、また香る。
 力が抜けて、瞼にひどく重力を感じて頭がふらついた。

冬也「【安価下1】」

 1 気力で踏みとどまる
 2 痛みでムリやり目を覚ます
 3 考えるな、感じろのスピリット


 少しだけ、痛そうでためらった。
 でも背に腹は変えられなくて、このまま眠り込んだら何もかもダメになると思った。

 左手の人差し指の先を、コルトガバメントで吹き飛ばす。
 激痛を歯の裏側へどうにか押し込めて、痛みに打ち克つようにしながら目をこらす。

湊「5時方向、距離1メートル!」

 アンテナが飛んだのを感じ、直後に湊から声がした。
 荷物を肩に担ぐ時のように右手を肩の上から後ろへ回す。
 1.5倍増しで星のチカラを弾丸に込めて、即座にトリガーを絞る。

 スパァン、と初夏の青空の下に銃声が響いた。

鬼柳「っの…ガキども、め…」ドサッ

冬也「痛っ………………たい……」

湊「指先なんて吹っ飛ばすからだ。いい機転だったけどな」

湊「とにかく、帰って手当てする。行こうぜ」

夜原「…」

 顔を青くして、夜原さんは震えていた。

冬也「大丈夫だよ」

 【直下 コンマ判定】(普通のJK-2)(友達+1)
 1~3 夜原「…」
 4~6 夜原「え、ええ…」
 7~9 夜原「…うん…」


 ――自宅(枢木家)――

湊「これで2人とも、手当ては終わり…。痛みは…どうにか我慢しろ」

冬也「鏑木先生なら…治してもらえるよね…?」

湊「大丈夫だろ」

冬也「夜原さん…大丈夫? こんなのしかないけど、良かったら…」スッ

夜原「ありがとう…朝霧くん…」ゴク

夜原「…冷たくて、おいしい…」

冬也(思ってたよりショックは受けてなさそう…。弓道やってるから、心が強い…とか?)

湊「さて、これからどうするかだな」

冬也「うん…。あの人達も、連中の仲間かな?」

湊「分からねえけど…天上院がいるとこにわざわざ攻め込むなんて、ヤツら考えるか?」

湊「それに、これまで2回、あいつらは基地へ襲撃をかけたけど一般人は送り込まなかった。手口が違うから、別組織かも知れねえ」

冬也「別組織…」

湊「どっちにしろ、このままじゃダメだけどな」

夜原「…」

冬也「…」チラッ


 【安価下1】
 1 夜原を家に残して、再び学校へ向かう
 2 枢木に連絡をして指示を仰ぐ
 3 夜原にグラスパーだったことを話す


冬也「…夜原さん、やっぱり…怖いよね?」

夜原「!」

湊「冬也…?」

冬也「…ボクも湊も、あと天上院先生も…グラスパーなんだ」

夜原「グラスパーって…あの、グラスパー…?」

冬也「うん。異能管理機関との関係もあって、ちょこちょこ学校を休んでたのも…その都合だったんだ」

湊「…」

冬也「でもボクらは…メディアが囃し立てる、犯罪者じゃない。…色々と事情があって、危ないことにはなってるけど…怖くはないよ」

冬也「…銃を撃ったりするのも正当防衛だから…自分や、友達を守るための」

冬也「これからどうするかはまだ決めてないけど、絶対、ボクらは夜原さんに危害なんて加えないし、ちゃんと守るよ」

冬也「だからあの…安心、してほしいな」

夜原「でも朝霧くんも、宮東くんだって、同じクラスの高校生で…」

湊「高校生がグラスパーじゃ悪いのかよ?」

夜原「っ…そんなことは、ないけど…」

冬也「とにかく、ここは安全だよ。だから安心して。ね?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 prrrrr… 冬也「おじさんだ」
 4~6 湊「学校の方で派手な爆発があったな…」
 7~9 夜原「…」


夜原「…」

冬也「湊、これからのことなんだけど…」

湊「ああ…」

夜原(朝霧くん…最初はちょっと心配しちゃうような弱そうな人だと思ってたのに…)


冬也『夜原さん、もう大丈夫だよ。安心して』

冬也『――絶対、ボクらは夜原さんに危害なんて加えないし、ちゃんと守るよ』


夜原(……声をかけられるとすごく…ホッとして、あんなに怖かったのに、もう…安心しちゃった…)

夜原(…朝霧…冬也、くん…)

湊「とりあえず、現状把握するしかねえな」

冬也「うん。【安価下1】」

 1 夜原さんにここへいてもらって、学校へボクらで戻ろう
 2 おじさんに連絡して、状況と、どう動けばいいか指示を仰ごう
 3 夜原さんも連れて1度、基地へ行こう


 ――異能管理機関基地・異能管理機関異能犯罪対策課課長室――

 ウィ----ン

湊「基地もすげえ騒ぎだな」

枢木「来たか」

冬也「状況はどうなってるんですか?」

枢木「そっちのお嬢さんは?」

夜原「は…はじめまして…」

湊「同じクラスの女子だ。大したケガじゃなかったけど、撃たれたのもあって連れてきた。ほっぽり出すわけにもいかねえだろ」

枢木「…………緊急事態だ、仕方ねえな」

枢木「まず、ヤツらは連中とは別物だ。…違法な兵器売買の組織で、要するに死の商人ってヤツだ」

湊「死の商人って、まさか――」

冬也「湊…?」

枢木「そうだ。お前と縁深い、アレだ」

枢木「狙いは恐らく、お前さんだ。冬也」

冬也「ぼ、ボク…?」

枢木「いよいよ、連中だけでなく、あんなヤツらにまで狙われることになっちまったな…」

冬也「何でボクが――」

枢木「1つしかねえだろ、理由は。頭使いやがれってんだ」

冬也「っ…」

湊「……で、どうすりゃいい?」

枢木「ほとんどテロリストも同然だ。本来なら警察だのに任せるとこだが、相手にグラスパーもいるとあっちゃあ俺らも動かざるをえねえ」

枢木「冬也、お前をエサにヤツらを誘き出して一網打尽にする。――いいな?」

湊「おい、何だよそれ!? 危ねえにも程がある…!」

枢木「黙ってろ、湊。……冬也、これでいいな?」

冬也「…はい」

夜原「朝霧くん…」

枢木「鏑木に傷を治してもらえ。終わり次第、行け」


 本日はここまでにします
 どうもありがとうございました

 ついでに、連中、だの、ヤツら、だのと呼称をぼやかすのに限界を感じてきたので、敵の組織名を募集です

 次の更新までに集まったものの中から、>>1が気に入ったのを(本来の敵と、今回の敵用で)2つ採用させていただきます
 どうぞ中二心をくすぐってくれる、素敵なお名前をお願いいたしまする

 ではでは、これにて


 すてきなのをたくさん、ありがとうございます
 一旦閉め切らせてもらって、ちょっと考える時間をくださいませ…


冬也「治ったけど…今度、モルモットになれって30分、ずっと耳元で囁かれた…」ブルブル

湊「んなの無視しとけ。鏑木の常套手段だ」

湊「それよかお前、囮になるなんて本当に大丈夫か?」

冬也「大丈夫…なはず」

湊「…攻め込んでるヤツら――ブラック・ライトは危険だぞ」

冬也「湊と縁深いとか、おじさんが言ってたけど…」

湊「…………デザインベビーとして、俺を造ったのがあいつらだ」

冬也「え…」

湊「生体兵器もあり、死体を兵士に改造することだってあり、果てはどんな大量破壊兵器を持ってるかも分からねえ…」

湊「戦争を市場にして、そこに争いの火種と武器をばら撒いてるようなヤツらだ」

湊「……気をつけろよ、冬也」

冬也「…う、うん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 釣れたのは武装した兵士一個中隊とグラスパー3人でした
 4~6 釣れたのは武装した兵士一個小隊とグラスパー2人でした
 7~9 グラスパー1人だけでした


 ――寂れた埠頭の倉庫――

 ザザザザッ
 ジャキッ

冬也(円形に取り囲んでアサルトライフル向けてくるのが30人…)

冬也(遮蔽物とかに隠れながらスナイパーライフルを向けてるのも見え隠れ…)

冬也(死の商人っていうか…まるきり、軍隊そのものみたい…)


湊『とりあえず、暴れられる場所へヤツらを誘き出す』

湊『俺はちょっと諸々の準備をするから、どうにか1人で持ちこたえろ。死ぬなよ』


冬也(持ちこたえられるかな…)

 ↓1~3
 ブラック・ライトのグラスパーの名前

 ↓5~7
 それぞれ、その異能

些芝 充


 >>505って何て読むんでしょう…?
 この次のレスまでになかったらズラして雑賀琉実を採用させていただきます
 読み方、待ってます

―――――

冬也(奥で腕を組んでる3人はきっと、グラスパー…雰囲気が違う…)

刀梶「やれ――」

 鋭い目つきをした男が静かに声を発した。
 夥しい数の弾丸が壁のようにボクへ吐き出される。

 アームで星のチカラを濃くまとって、弾丸をかいくぐりながら見えているスナイパーを狙撃する。
 バーニッシュで強化された銃と弾丸は、本来の性能を大きく上回って飛距離と威力、精度が増す。

 7発で7人とも仕留めるが、まだ弾丸の嵐はやまない。
 2発3発と被弾するが、アームのお陰で弾丸は皮膚を破ることはない。それでも、痛みはある。

冬也(このままじゃ…!)

冬也「【安価下2】」

 1 包囲網を無理やり突破する
 2 包囲している敵兵を片っ端からやっつける
 3 奥のグラスパーへ向かっていく

あ、↓1~などで募集した場合は
次の安価とか気にせずとっちゃっておkですからね
これは安価に数えませぬよ

>>511
ささしばみつるです


 >>515
 了解しました、漢字が苦手な>>1で申し訳ありませぬ

―――――

 豪雨のように吐き出される弾丸に痛みをこらえて飛び込む。
 空になったマガジンをバーニッシュをかけて投げつけると、被っていたヘルメットが割れた。

 ほつれた包囲網から一気に攻撃をしかける。
 同士討ちをためらうように少しだけ攻撃が弱まり、ミニトマトボンバーのヘタをむしりとってばら撒いた。

 球形爆発がそこかしこで花を開く。
 放り出されたアサルトライフル2挺を拾い上げ、弾倉にバーニッシュを施す。
 両脇で押さえつけて弾丸を撒き散らすと、取り囲んでいた兵士は全滅していた。

冬也「はぁっ…はぁっ…」

刀梶「…」

些芝「多少はグラスプスキルも使えるのか…」

蛇沢「やっぱりこんなの、邪魔だったのよ」

冬也(湊の準備は…まだ終わらないの…?)

 【直下 コンマ判定】
 1~3 些芝「俺がやろう」
 4~6 刀梶「…」スッ
 7~9 蛇沢「じゃ、わたしがやるから」
  0  さらに判定


刀梶「…」スッ

些芝「やる気かよ…殺すなよ?」

蛇沢「手足の2、3本はどうなってもいいけどね」

冬也(寡黙そうな人が出てきた…)

冬也(武器は…2本の、棒…? 別に大したものじゃ…)

刀梶「参る――」トンッ

 カラカラカラッ

 ぶら下げるようにして持った2本の棒でコンクリートの床を擦りながら向かってくる。
 まだ弾の残っているアサルトライフルを連射して牽制したが、弾丸は2本の棒で全て落とされた。

冬也「!?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 刀梶「左腕を、まずは1本――」
 4~6 冬也「この…!」
 7~9 冬也「っ――」


刀梶「左腕を、まずは1本――」

 射撃のために突き出す格好だった左腕が、振り上げられた棒で激しく打たれそうになった。
 ポイントでとっさに守ったが、鈍い衝撃は一切なかった。

 あまりにもあっさりと、棒はボクの左腕を――丁度、肘のところを通過する。
 軽々と飛んでいくボクの肘から先を視界に留めて心臓が止まるかと思った。

冬也「がっああああああっ…!?」

刀梶「どれだけ頑丈でも、俺が振るう刃は全て断ち切る」

 さらに棒が振られ、しゃにむに飛び退いて避ける。
 激痛のせいでよろめいて倒れ込む。どばどばと血が溢れていき、気が遠くなる。

刀梶「次は足を1本受け取ろう」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「ああああああっ…!?」
 4~6 湊「させるかよォ!」
 7~9 バリバリバリィッ


 バリバリバリィッ

 雷光が瞬いて視界を焦がした。
 網膜が焼かれたような、白いくすみを残したまま前を向くと、そこに背中がある。

天上院「僕の生徒に、何をしてくれているのかな?」

刀梶「っ…!」

些芝「天上院――」

蛇沢「チッ…何であいつが最期のグラスパーを…」

冬也「せん…せ…?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 些芝「一旦退くぞ…!」
 4~6 些芝「一旦退く――ぐおっ…!?」湊「おい、俺のダチに何してやがる?」
 7~9 天上院「始めに言っておくけれど、キミらを生かして帰すことはしないよ」


些芝「一旦退く――ぐおっ…!?」

湊「おい、俺のダチに何してやがる?」

冬也「湊…」

湊「遅れたな。無事――なはずねえか…」

天上院「朝霧冬也くん、そのまま気を失ってもいいよ」

冬也「へっ…?」

 天上院先生がボクの前にしゃがみ、傷口に手を向けた。
 その瞬間、紫電が全身を駆け抜ける。

 【直下 コンマ判定】(身体能力超優秀+4)
 1~5 気絶したよ
 6~9 耐えて荒すぎる止血も済んだよ


冬也「ふっ…ふっ…」

天上院「偉いね、よく耐えた。傷口は焼き塞いだ」

冬也「あ…りがとう…ございます…?」

蛇沢(天上院だけじゃなく、機関のガキまで…)

些芝(ターゲットはもう動けないにしろ、分が悪い…)

蛇沢「…」チラ

些芝「…」コク

刀梶「…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 刀梶「行け」蛇沢「化けて出ないでよ、刀梶――」
 4~6 些芝「3対2ならどうにかなるな」
 7~9 蛇沢「仕方ないね…」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 1~3 些芝「使う気はなかったが、アレを投入するか」
 4~6 土筆川「あれれー? 何でてんちゃんがこんなとこにいるわけ?」
 7~9 ?「手こずっているようだから来てみれば、脱走したはずのデザインベビーまでいたか」湊「お前は…!」

 ※とりあえず3通りにしているだけで、数字の高低はあまり関係ないよ


土筆川「あれれー? 何でてんちゃんがこんなとこにいるわけ?」

 雰囲気に似つかない暢気で明るい声がし、ゾッとした。

天上院「澄子か…」

土筆川「はろはろー」

些芝「ッ――テルス・ジハード…!?」

蛇沢「時間をかけすぎたね」

湊「あいつ…東京支部の時の――!」

天上院「何をしにきたの?」

土筆川「なーんか起きてるみたいだから、様子見にね」

土筆川「機関の子犬に、ブラック・ライトに、裏切り者のてんちゃん…」

土筆川「このカオスな状況、どうしようか?」

 【安価下2】
 1 湊と一緒に離脱する
 2 天上院に味方をしてほしいとお願いする
 3 土筆川を敵と見定める
 4 ブラック・ライトの3人を敵と見定める


冬也「天上院先生…」

天上院「…」チラ

冬也「ボクの味方を…してくれませんか?」

天上院「この状況で?」

冬也「先生はボクを助けてくれたから…体育館でも、さっきだって」

天上院「…………いいよ」

土筆川「へえ~? てんちゃん、そっちに本当についちゃうの?」

天上院「いいや、今だけは個人的に彼の味方になるだけだ。機関とは関係がない」

天上院「さて、じゃあまずは――」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 天上院「殲滅しようか」
 4~6 天上院「澄子、キミからだ」
 7~9 天上院「教え子を傷つけた、薄汚い商人から始末しよう」


天上院「さて、じゃあまずは――澄子、キミからだ」

土筆川「やっぱり?」

天上院「前々から、面白そうだと思っていたんだ」

 電光が閃いて天上院先生の姿が消えた。
 倉庫内のものがひとりでに動きだし、あちこちへぶつかっていく。

土筆川「てんちゃん、強すぎ…!」

 明るい、嬉しそうな笑いとともに声がする。
 ポイントで視力を強化しても動きが速くて目で追うのが精一杯だった。

 ヘタに動けば雷電か、念動力で高速移動する物体にやられかねない。

湊「冬也…!」

 荒れ狂う倉庫内をガイアで身を守りながら、激しい攻防の中を湊が突っ切ってきた。

冬也「湊…遅いよ…」

湊「悪い。けど、準備はばっちりだ。…こんなことになるなんて思ってなかったが」

冬也「どうするの?」

湊「土筆川は後回しだ、あんなのはまだ相手にできねえ」

湊「けど、ブラック・ライトは放っておけねえ。この倉庫を俺が丸ごと壊す」

湊「そうしたら、お前はこれを被ってろ」パサッ

冬也「何これ…銀マット?」

 保温とかで使ったり、アウトドアで使ったりする、銀マットにしか見えない。

湊「バーニッシュでこいつを強化して、こいつを被ってりゃそれでいい」

湊「外には超強力な照明を積んだ車が6台あって、太陽もぎんぎらぎんだ。俺が一気に焼き尽くす」

冬也「天上院先生は?」

湊「どうにかすんだろ」

冬也「【安価下2】」

 1 ダメだよ、せめて先生にだけでもこのこと伝えてから…
 2 わ、分かった


湊「10秒後にやるぞ。すぐ被れ」

 銀マットを広げて、その下にこもる。
 念のためにバーニッシュで頑丈にしておく。

冬也「5…4…3…2…1――」

 カウントぴったりで、すごい物音がした。
 何かが溶ける、じゅわじゅわという音。それに、瓦解していく金属音。

 地面が激しく揺れて、銀マットの上に何かが降ってきたのも感じた。
 だが、バーニッシュで強化しておいたお陰で圧し潰されることはなかった。

湊「もう1発!!」

 湊の声がする。
 1発目で倉庫を丸ごと壊したのだとすれば、今度は中にいる人間を倒すための2発目。

 被っている銀マットが発熱するのを感じた。
 強烈すぎる光量だったのだろう。恐る恐る、銀マットから這い出る。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「すご…」湊「チッ…逃げられた…」
 4~6 湊「土筆川には逃げられたが…」
 7~9 湊「吐け、ブラック・ライトのアジトはどこだ」


 今日は【0】多いのね…

 【直下 コンマ判定】
 偶数 冬也「すごい…けど…湊――?」
 奇数 湊「…呆気ねえ…」
 ※0は偶数扱いです


冬也「すごい…けど…湊――?」

 キョロキョロ

冬也(そこら中、何もかも壊れて、焼け野原みたいになってるのに…)

冬也(湊がどこにも…いない…?)

 スタッ

天上院「彼の異能の威力は限定的なだけ強烈だね…」

冬也「先生…湊、どうなったか知りませんか?」

天上院「…連れ去られていった。瓦礫が少ないだろう?」

天上院「ブラック・ライトのグラスパーの1人が、とっさに異能で身を守った」

天上院「そして、別のグラスパーが瓦礫で人形みたいなものを作って、彼を拘束して連れ去った」

冬也「なっ…何で湊が――」

天上院「最初から、彼が狙いだったとしたら?」

天上院「ブラック・ライトは生体兵器に執着している。…デザインベビーとして造られて、これだけのことができる彼はいいサンプルだ」

冬也「そんな…!」


 【安価下2】
 1 すぐに湊を助けにいく
 2 一旦、基地へ戻って報告と治療をする
 3 この場で天上院に協力を仰ぐ


 ――異能管理機関基地・異能管理機関異能犯罪対策課課長室――

枢木「湊が狙いだったか…クソ、俺のミスだ…」

冬也「おじさん、ボク…どうすればいいですか…?」

枢木「お前はその腕を鏑木に治してもらえ」

枢木「湊の件は俺がどうにかする。引っ込んでていいぞ」

冬也「ボクも何か、やります」

枢木「湊に続いて、お前まで拉致されたりしたらどうなるか分かってんのか?」

冬也「でも…!」

枢木「ブラック・ライトはな、世界中に戦争と兵器を売りつける」

枢木「それだけの力があいつらにはあるんだ。湊を取り戻すには、そこへ乗り込む必要がある」

枢木「今までお前がバイトでやってきたことより、断然、危険なんだ」

冬也「…」

冬也「【安価下2】」

 1 それでも、やらせてください
 2 ……


冬也「それでも、やらせてください」

冬也「湊はボクの、友達です」

枢木「…………分かった。だが、すぐに動きはしねえ」

枢木「とりあえず、傷を治してこい」

冬也「はい」

 ウィ----ン

枢木「…湊に友達、か…」



鏑木「で、モルモットになるつもりは?」

冬也「な、ないです…」

鏑木「かーらーのー?」

冬也「ありません」

 ウィ----ン

冬也(体が治っても、心には負担だ…)

冬也「【安価下2】」

 1 夜原さんのところに行こう
 2 天上院先生がどうなったか探そう
 3 その他、自由


 ウィ----ン

夜原「朝霧くんっ」ガタッ

夜原「大丈夫だった?」

冬也「うん、とりあえずは一段落ついたんだけど…」

夜原「…?」

冬也(湊のこと話したら、また心配しちゃう…よね…?)

夜原「宮東くんは?」

冬也「【安価下2】」

 1 えっ、えっとあの…その…疲れたからって言って、寝ちゃったよ
 2 …………実は、その…


冬也「えっ、えっとあの…その…疲れたからって言って、寝ちゃったよ」

冬也「でもピンピンしてるから大丈夫」

夜原「そう…良かった…」

冬也(……ちょっと、心苦しい…)

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「夜原さん、部外者はここにいられないんだ…。だから、家まで送るよ。もう、来ちゃダメなんだ」
 4~6 冬也「外が落ち着くまではここにいていいってことだから、お家の人に連絡する?」
 7~9 冬也「しばらくいてもいいってことだから、何か不便があったら言ってね」


冬也「しばらくいてもいいってことだから、何か不便があったら言ってね」

冬也「でも、外出はまだ控えてってことで、基地の中だけでお願い」

夜原「ええ、分かったわ。…ありがとうね、朝霧くん」

冬也「ううん、全然」

夜原「…本当に、ありがとう。体育館で、朝霧くんが助けてくれて、本当に安心したの…」

冬也「…うん」

夜原「…」

冬也(…………会話が途切れると、ちょっと居辛い…)


 【安価下2】
 1 夜原とコミュ続行
 2 天上院を探しに出る
 3 基地内の別の人とコミュをしにいく【相手も併記してね】


冬也(口では安心したって言ってるけど、あんなことがあったんだし…)

冬也(ちょっとでも不安を和らげてあげないと)

 ↓1~3 夜原とのコミュ内容
 例) ・飲み物とかいる?  ・おかしいる?  ・傷は痛くない?  ・この基地、変なひとたくさんで面白いんだよ などなど


冬也「友達が目の前でたくさん死んじゃって、精神的にも体力的にも辛いと思うけど、本当に辛かったボクに何でも言ってほしいな」

冬也「それとも…やっぱり、ボクも怖いかな? 嫌われちゃっても仕方ないよね…」

夜原「そんなことないっ」

冬也「っ…」

夜原「あ、ごめんなさい…。…怖くなんて、ないよ。だって朝霧くんは守ってくれたんだし…本当に感謝してるの」

夜原「ショックは大きいけれど…朝霧くんが、そばにいてくれれば今は…安心できるから」

冬也「…………そっか…」

冬也「…そうそう、この基地って、変な人がたくさんで面白いんだよ」

冬也「元アイドルとか、スケベなおじさんとか、ちょっとマッドなお医者さんとか、天才だけどズレてる技術者のコとかいて」

冬也「何だかどの人もおかしくて、ちょっとどん引きするエピソードとかもあるけど…何だかんだで、いい人ばっかりで楽しいんだ」

夜原「そうなんだ」

冬也「うん。見た目はかわいいのに、お酒のおつまみが大好きだったりする元アイドルだよ。信じられる?」

夜原「…かわいいの?」ジト

冬也「えっ…? あ、うん」

夜原「………そ、そう…」

冬也「…?」

夜原「朝――と、冬也くんって、グラスパーなのよね?」

夜原「どんな奇跡を起こせるの?」

冬也「あー…まあ、ちょっと、しょうもないんだけど…」

 ファサァッ…

冬也「こういうのを出せるだけなんだ。…よく分かんないんだよね、自分でも」

夜原「綺麗…。何だか、見てるとすごく落ち着くわね…」

夜原「…冬也くん…が、癒し系だからかな?」

冬也「えっと…ボクって、癒し系…なの?」

夜原「あのっ…そう、その、近くにいてくれるだけで、何だか落ち着くって言うか、そういう…」

冬也「光蝶にリラックス効果があったなんて…ありがとう、新発見だよ」

夜原「ああ…うん、どういたしまして」

 prrrr…

冬也「あ、ごめん。ちょっと電話が…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 枢木『ミーティングルームへ来い』
 4~6 律『冬也兄ちゃん、来てくださいです!』
 7~9 冬也「この番号…誰だろう…? もしもし――」天上院『やあ』


 ウィ----ン

冬也「律、いきなりどうしたの?」

律「湊兄ちゃんが捕まったって、本当ですか!?」

冬也「早いね…。うん、本当だよ」

律「だ、大丈夫ですか、湊兄ちゃん…?」

冬也「絶対、助けてくるから平気だよ」

律「不安です…」

冬也「…」

律「あ、でも、完成したです! 例のものが!」

冬也「もう? 早くない――って、何だか…目にクマできてるけど…」

律「ちょっとくらい寝なくても、普段多めに寝てるから平気なのです」

律「だから、これを持ってって、湊兄ちゃんを助けてくださいです」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 律「この、アゲアゲくん2号機でハムカツ揚げて食べれば絶対、湊兄ちゃんも元気になるです!」
 4~6 律「星のチカラをエネルギーにして撃ち出す、このスターマグナムで!」
 7~9 律「スターマグナムと一緒に、色んなガジェットも作ったです! これで、万全です!」


律「この、アゲアゲくん2号機でハムカツ揚げて食べれば絶対、湊兄ちゃんも元気になるです!」

冬也「」

律「あれ?」

冬也「何で、2号機…? あの…星のチカラを原動力にしてっていう…あれは…?」

律「まだ途中です…」シュン

律「でも、作業の片手間に2号機できたから、是非とも! 小型化に成功して、気分は小型犬との散歩です!」

冬也「片手間にやってるから遅れてるんじゃ…」

律「!!?」

冬也「いや…普通、気がつくよね…?」

律「こ…こうしちゃいられないです! 冬也兄ちゃんの出発までに間に合うようにがんばるです!」

冬也「…………律…」

冬也「アゲアゲくん2号機…どうしよ…家に1号機あるし…」

冬也「【安価下2】」

 1 うん、夜原さんにあげちゃおう
 2 対策課に設置しておこう
 3 天上院先生にあげちゃう…?


2号機『オネーチャン気分ハジョウジョウデスカァ~?』クイクイ

夜原「冬也くんが持ってきて、これくれたけど…」

2号機『トリアエズ揚ゲトキマショーカソーシマショー』ウィ-ンウィ-ン

夜原「…どう反応すればいいのかしら…?」



冬也「湊の救出しなきゃいけないし、時間はムダにできないんだよね」

冬也「【安価下2】」

 1 グラスプスキルを磨こう
   A ポイント190/100
   B アーム240/200
   C コート0/300
   D バーニッシュ405/200
   E ピラー13/250
   F アンテナ0/200
 2 狙撃訓練しておこう 81/100
 3 いや、コミュしておこう
   A 夜原さん
   B 枢木おじさん
   C 風条さん
   D 御手洗
   E 手島さん
   F 律
   G その他
 4 天上院先生、どうしたかな?


冬也「バーニッシュで弾丸まで強化すれば、アームを使われてても通用する…」

冬也「もっともっと狙撃の腕を上げれば強力な攻撃になる…」

 【直下 コンマ判定】
 一桁分加算
 狙撃技術 81/100


 狙撃技術 86/100

冬也「よし、狙撃はこれで終わり」

冬也「次は…」

冬也「【安価下2】」

 1 グラスプスキルを磨こう
   A ポイント190/100
   B アーム240/200
   C コート0/300
   D バーニッシュ405/200
   E ピラー13/250
   F アンテナ0/200
 2 いや、コミュしておこう
   A 夜原さん
   B 枢木おじさん
   C 風条さん
   D 御手洗
   E 手島さん
   F 律
   G その他
 3 天上院先生、どうしたかな?


冬也「もっと上手になれば威力も上がるし…もっとすごいことになる…かも」

冬也「よし、がんばろう」

 【直下 コンマ判定】(精神安定+10)
 コンマ二桁分加算 01<00
 バーニッシュ 405/200


 バーニッシュ 490/200

冬也「何だろう…この感覚…?」

冬也「この、収束させた星のチカラを…」

 ギュゥゥゥン…

冬也「ここから、さらに…」

 バチッ

冬也「痛って…!?」

冬也「…………何か、掴めそうなんだけどなあ…」

冬也「【安価下2】」

 1 コミュしておこう
   A 夜原さん
   B 枢木おじさん
   C 風条さん
   D 御手洗
   E 手島さん
   F 律
   G その他
 2 天上院先生、どうしたかな?
 3 体を休めよう


 ウィ-----ン

風条「あれで、こうなって――あら、何?」カタカタ

冬也「何かしてたの?」

風条「ブラック・ライト…だっけ? そいつらのハッキング」カタカタ

冬也「えっ…」

風条「乗り込むんでしょ? 何か人手不足みたいで、やっとけって命令されちゃったからやってんの」カタカタ

冬也「【安価下2】」

 1 何かおつまみ買ってこようか? そしたら、もっとがんばれる?
 2 邪魔しないように退散しときます
 3 風条さんは…行かないの?


冬也「何かおつまみ買ってこようか? そしたら、もっとがんばれる?」

風条「気が利くじゃない、じゃあチータラと柿の種ね」

冬也「行ってきます!」

 ウィ----ン

風条「ほい、終わり…っと」タ-ン

風条「これでおつまみゲット」グッ



冬也「買ってきたよ」

風条「あ、ちょっといいのばっかり…」ゴソゴソ

冬也「あれ? …もう、終わったの?」

風条「楽勝よ、あんなの」

 ↓1~2 風条とのコミュ
 例) ・ハッキング、ほんとにできたんだね  ・風条さんは一緒にいくの?  などなど


 22:16まで様子見て、何もなきゃコミュ1つだけで進めますー


冬也「風条さんは一緒にいくの?」

風条「行かないわよ」

冬也「…そうなんだ…」

風条「真正面から荒事なんてガラじゃないし、足手まといになるから」

冬也「そんなこと…」

風条「課長にそう言われた」

冬也「おじさんに…」

風条「そういうわけだから、がんばんなさい」

冬也「うん…。あと、ハッキング本当にできたんだね」

風条「ああん? 疑ってたの?」

冬也「いや、そうじゃなくて…その、すごいねって意味で、そう」

風条「ふっふーん、当たり前じゃないの」

風条「情報収集なんて基本中の基本よ、ブラック・ライトなんてやってることはえげつないけど、組織としちゃあ脆いとこあるし」

冬也「脆い…?」

風条「規模が大きすぎて、綻びがあるってこと。それでもたかだか数人でどうにかできるような相手じゃないけど」

風条「…ためらわずに、撃つべき時は撃ちなさい。殺すか、殺されるか。二者択一よ」

風条「あのクソ生意気なガキんちょでも、いないと何だかつまんなくなるから」

冬也「……うん」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 枢木「この5人で、湊救出、及びブラック・ライトの基地壊滅作戦をしてもらう」
 奇数 枢木「明日の夜に出るぞ、準備は怠るな」
 ※0は偶数扱いとします


冬也「今夜、か…」

冬也(グラスプスキルと狙撃の練習もしたいし、律がアレを完成させたかも気になるし…)

冬也(体を休めることまで考えたら、行動できるのは3回くらい…。休まないなら、別にって感じだけど…)

冬也「【安価下2】

 1 グラスプスキルを磨こう
   A ポイント190/100
   B アーム240/200
   C コート0/300
   D バーニッシュ490/200
   E ピラー13/250
   F アンテナ0/200
 2 狙撃訓練しておこう 86/100
 3 いや、コミュしておこう
   A 夜原さん
   B 枢木おじさん
   C 風条さん
   D 御手洗
   E 手島さん
   F 律
   G その他

 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント190/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュ490/200
 ピラー13/250 アンテナ0/200
 戦闘スキル:狙撃86/100

 ――知人――
 枢木イアン:保護者 異能管理機関異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
 宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 親友 光線の異能 デザインベビー
 風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
 手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
 マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
 裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
 夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
 御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 スケベ
 天上院秋雨:元テルス・ジハード 電撃の異能 よく分からない人
 鏑木知恵:異能管理機関所属 治癒系の異能 マッド
 萑部律:異能管理機関技術部所属 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 敬語ボーイ
 宇和時久:異能管理機関東京支部支部長 五感共有の異能
 グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー テルス・ジハードのボス
 土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 テルス・ジハードの幹部格
 刀梶剣:切断の異能 ブラック・ライト
 些芝充:砂と熱風の異能 ブラック・ライト
 蛇沢アキ:ゴーレムの異能 ブラック・ライト


冬也「昨日の、あの感じ…」

冬也「確実に今日、できる…はず」

 【直下 コンマ判定】(精神安定+10)
 コンマ二桁分加算
 バーニッシュ 490/200


 バーニッシュ カンスト(余剰:64)

冬也「できた…!」

 バチバチッ

冬也「星のチカラが一点に集中しすぎて、スパークしてる…」

冬也「これを弾丸に込めた星のチカラを着弾と同時に放てば――」

 パァンッ
 バチバチィッ

冬也「っ――後ろの壁まで、削り取って、消しちゃった…?」

冬也「すごい…。星のチカラって、こういう風に変質するんだ…」

冬也「でも、弾丸まで耐えられないで途中で消えちゃう…射程が落ちちゃうな」

冬也「多分、バーニッシュでスパークをかけると、強化してるものそれ自体が耐えられないんだ…」

冬也「…………ポイントのすごいことになるって、もしかして…」


 ※バーニッシュ・スパークを習得しました
 ※バーニッシュを極めたので、余剰分がポイントに割り振られました
  ポイント 254/100

冬也「【安価下2】」

 1 狙撃訓練しておこう 86/100
 2 いや、コミュしておこう
   A 夜原さん
   B 枢木おじさん
   C 風条さん
   D 御手洗
   E 手島さん
   F 律
   G その他


冬也「これもがんばらないと」

冬也「…大分、当たるようになりはしたけど…」

 【直下 コンマ判定】
 コンマ一桁分だけ加算
 狙撃技術 86/100


 狙撃技術 89/100

冬也「…地道にやろう」

冬也「あと、やることは…」

冬也「【安価下2】」

 1 コミュしておこう
   A 夜原さん
   B 枢木おじさん
   C 風条さん
   D 御手洗
   E 手島さん
   F 律
   G その他
 2 その他、行動

知人も増えてきたことだし

 ――知人――

ー異能管理機関ー
 枢木イアン:保護者 異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
 手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
 鏑木知恵:?部所属 治癒系の異能 マッド
 萑部律:技術部所属 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 敬語ボーイ
 宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能

ーテルス・ジハードー
 グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー ボス
 土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 幹部格

ーブラック・ライトー
 刀梶剣:切断の異能
 些芝充:砂と熱風の異能
 蛇沢アキ:ゴーレムの異能

ー友人・勢力不明ー
 宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 親友 光線の異能 デザインベビー
 風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
 マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
 裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
 夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
 御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 スケベ
 天上院秋雨:元テルス・ジハード 電撃の異能 よく分からない人


とか分けたら見やすくならないかしら


 ウィ----ン

律「…」モクモク

冬也(うわ、すごい集中してる…)

律「?」クルッ

律「あ、冬也兄ちゃん!」

冬也「どう、できた?」

律「もうできかけです。けど…」

冬也「…けど?」

律「実はすごく悩んでるです…」

律「このスターマグナム――あ、星のチカラの銃です」

律「これの最後の機能をどうするかで悩んでるです」

冬也「最後の、機能…?」

律「とっても頑丈にするか、銃口に絞りをつけるか、エネルギー充填量を実質無限にするか…」

冬也「【安価下1】」

 1 頑丈にしようよ
 2 銃口に絞りをつけよう
 3 実質無限とかそそられる
 4 全部!
 5 こんな機能ムリ?【提案内容自由】


 >>636
 あら素敵
 次から使わせてもらいます、ありがとうございます

 これは安価に数えません


 すまぬ、まだ深夜タイム突入してないのに、下1にしてた…
 というわけで…ん?

―――――

冬也「揚げもの作りを機能に…」

律「!!?」

冬也「なんちゃって――」

律「て、天啓です! さ、早速…!」

冬也「ちょちょちょ、なし! 今のなし!」

冬也「ただの冗談だから…ね?」

冬也「あのさ、ちょっと悩むから、それぞれメリットみたいなの教えてよ」

律「えーとですね、頑丈にすればそうそう壊れないです。グラスパーの戦いは激しいけど、耐えられると思うです」

律「銃口に絞りをつけたら、広げて放射状に拡散させたり、絞って一直線に強いのを撃ち出したりできるです」

律「エネルギー充填量の上限を外せば、グラスパーが星のチカラをさらに注入することで威力の底上げできるです」

冬也「…全部は?」

律「間に合うかどうか…ちょっと分からないです。でも急ぎます」

冬也「やっぱり、ここは【安価下2】」

 1 頑丈にしようよ
 2 銃口に絞りをつけよう
 3 実質無限とかそそられる
 4 全部!
 5 こんな機能ムリ?【提案内容自由】


冬也「ボクの持ってる銃と、組み合わせられない? これなんだけど」

律「コルト・ガバメントですね」

律「うーんと…組み合わせる…って言うと…」

冬也「愛着あって…形見なんだ」

律「形見ですか!? じゃ、じゃあ…えーと、えーと…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 律「大切に使った方がいいです! ボクの魔改造だと、色々アレになるです!」
 4~6 律「この銃を魔改造して、スターマグナム――いいえ、コルト・スターにするです!」
 7~9 律「これをベースに、もう全部、ぶちこむです! 見た目も、ちょびっとしか変わらないです!」
  0  律「これをベースに、もう全部、ぶちこむです! ついでに揚げもの機能もつけとくです!」


律「これをベースに、もう全部、ぶちこむです! 見た目も、ちょびっとしか変わらないです!」

冬也「できるの?」

律「そうと決まれば急ぐです! でも…」

冬也「でも…?」

律「間に合わなかったら、ドンマイです!」

冬也「」

律「早速、大急ぎで作業にとりかかるです!」

冬也「【安価下2】」

 1 そろそろ、休んでおこう
 2 他にコミュ…
   A 夜原さん
   B 枢木おじさん
   C 風条さん
   D 御手洗
   E 手島さん
   F 律
   G その他


 ウィ----ン

夜原「冬也くん」

冬也「夜原さん、どう? もう、馴れた?」

夜原「ええ、特に不便もないし…窓がないから、時間の感覚はなくなっちゃうけどね」

冬也「それはちょっと、ね…」

夜原「何か、用事?」

冬也「あー…用事ってほどじゃないんだけど…」

冬也「【安価下2】」

 1 顔を見にきただけ
 2 退屈だったら、射撃場行ってみる? 弓もあった…かな?
 3 その他、自由台詞・コミュ


 ――射撃場――

冬也「あった、あった。好きなの使って大丈夫だよ」

夜原「すごいわね…。手入れもちゃんとしてるし…」

夜原「じゃあ、ちょっとだけ気晴らしに…」

 グッ…
 ストッ

冬也「ちゃんと当たるね…」

夜原「…」

 グッ…
 ストッ

冬也(集中してる顔だ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 夜原「ふぅっ…ありがとう、何だかすっきりした」
 4~6 夜原「…」冬也(外れ始めた…?)
 7~9 夜原「冬也くんも、やる?」


夜原「ふぅっ…ありがとう、何だかすっきりした」

冬也「うん、良かった」

夜原「…………冬也くん、何かこれからやることあるの?」

冬也「へっ?」

夜原「あ、ううん…何でも。気にしないでね」

冬也「うん…」

夜原「でも…気をつけてね」

冬也(…………何か、鋭い…?)

冬也(出撃まで…もう休んでおこう)


 【直下 コンマ判定】
 偶数 枢木「この3人で宮東湊救出及び、ブラック・ライトの基地壊滅作戦を決行してもらう」
 奇数 枢木「この5人で宮東湊救出及び、ブラック・ライトの基地壊滅作戦を決行してもらう」
 ※0は偶数扱いです


冬也(知らない人多いな…)

御手洗「何で俺なんだよ…」

枢木「こと、逃亡にかけてお前は優秀だ」

御手洗「嬉しくねえ評価…」トホホ

冬也(手島さんと、御手洗さんと…知らない人が2人いる…)

枢木「こいつらは他支部から丁度来ていた」

 【安価下2】【安価下3】
 応援に来ていたグラスパーのお名前


緑野「よろしくお願いします」

蒼石「…」

枢木「さて、ブラック・ライトは現在、移動要塞で太平洋上にいる」

枢木「すでに湊はそこへ連れ去られている。移動手段は高速艇を用意してある」

手島「操縦は任せてください」

冬也「移動要塞…って、どんなのですか?」

手島「小さな島ほどはありそうなサイズの船だ。潜水も可能で、とにかく大きい」

冬也「…」

御手洗「んで? 侵入したらどうすんのよ? おじさん、そこら辺が気になるんだけど」

枢木「戦友をしたら二手に別れろ。湊の救出班と、要塞破壊の班だ。救出が成功次第、要塞破壊に合流して、海に沈めろ」

枢木「それから戻ってこい。細かなことは新太が逐次、指示を飛ばす。最低でも2人以上での行動を心がけろ」

 ↓1~2 緑野と蒼石の異能

 さらに、↓4 柳さんって、男? 女
 1 男だよ
 2 女性ですよ

 そしてそして、
 【直下 コンマ判定】(天才+4)
 1~5 律「間に合いませんでした」テヘッ
 6~9 律「冬也兄ちゃん、がんばってです!」
  0  律「湊兄ちゃんの分も作っておいたです!」


―――――

 そいでもって、一旦、ここまでです
 どうもありがとうございました

 1時間後くらいに再開できればと予定してます

草木を操る

今日の曜日に関する能力になる
(月=幻を操る 火=火を操る 水=水を操る 木=電気を操る 金=金属を操る 土=植物を操る 日=全ての曜日の能力を操る)


 それぞれ、把握です
 でも、>>638は諸々事情でズラさせていただきます、ごめんなさい
 なので、緑野が>>684で、蒼石が>>685をちょい改変で採用となります

 では、これにて


 【直下 コンマ判定】
 偶数 抵抗を続ける湊
 奇数 み…湊が…あわわ…
 ※0は偶数判定とします


 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント254/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュMAX
 ピラー13/250 アンテナ0/200
 戦闘スキル:狙撃89/100

 ー異能管理機関・正職員ー
  枢木イアン:異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
  手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
  鏑木知恵:医療部 治癒系の異能 マッド
  萑部律:技術部 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 敬語ボーイ
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能
  緑野柳:草木を操る 礼儀正しい
  碧石不動:日替わり異能 無口

 ーテルス・ジハードー
  グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー 星の覇者
  土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 幹部格

 ーブラック・ライトー
  刀梶剣:切断の異能
  些芝充:砂と熱風の異能
  蛇沢アキ:ゴーレムの異能

 ー友人・勢力不明ー
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 親友 光線の異能 デザインベビー
  風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
  マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
  裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
  夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
  御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 スケベ
  天上院秋雨:元テルス・ジハード 電撃の異能 よく分からない人


 ――太平洋上――

冬也「おっきい…」

緑野「この距離で…あの大きさですか…」

御手洗「ねえねえ、柳ちゃんって言ったっけ? いいお尻してるよね?」

緑野「殴りますよ」

御手洗「うひゃっ、おっかねえ」サッ

冬也「ボクに隠れないでよ…」

手島「入口らしい入口は危なそうですね…」

冬也「明察の異能、意外と便利そう…」

手島「ちゃっちいものだよ、こんなの」

御手洗「んで、どっから侵入する感じ?」

手島「碧石さん、今日の異能は何です?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 火を操る
 4~6 土を操る
 7~9 水を操る
  0  重力を操る


碧石「今日は火だ」

緑野「どこかで火事でも起きればって感じですね。水なら良かったのですが…」

手島「こうなったら、正面突破しましょう。他に何かアイデアはありますか?」

冬也「【安価下1】」

 1 賛成
 2 【妙案求む、自由】な感じでいけない?


手島「まずは、この高速艇ごと突撃します」

手島「緑野さんと碧石さんで盛大に敵を惹きつけている間に、御手洗さんの異能で僕ら3人はこっそり忍び込みます」

手島「確か、御手洗さんはステルス・バーニッシュができたと思いますので、冬也くんをお願いします」

冬也「ステルス・バーニッシュ…?」

御手洗「手と手を握って、一緒に世間様から隠れるロマンスステルスだ。お前みたいなガキんちょじゃロマンもクソもねえけど」

冬也(そんなことできるんだ…すごい…)

手島「通信機に不調はありませんね?」

冬也「クリアです」

緑野「同じく、良好です」

手島「それじゃあ、行きましょう」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 御手洗「やべえな、俺並みにアンテナの精度が高いヤツがいる」
 6~9 作戦はすんなりいくよ


 ――ブラック・ライトの要塞内部――

御手洗「やべえな、俺並みにアンテナの精度が高いヤツがいる」

御手洗「俺だけならアンテナに引っかからないようにできるんだが、お前らがいちゃあ…」

手島「相手が1人だけなら撃退しておきたいですね。こちらの位置を掴まれるのは厄介です」

冬也「【安価下1】」

 1 先に湊を救出しよう。それが最優先だよ
 2 先に撃退しておこう。陽動してもらってる意味がなくなる


御手洗「だな。……んまー、お前が戦うことになるから、おじさんはどうでもいいんだけど」

冬也「えっ」

手島「大丈夫、サポートするよ」

御手洗「とにかく、ばんばん、アンテナでこっちに近づいてる。逆に辿ってやりゃ、俺なら野郎の居場所も分かる」

御手洗「こっちだ、来い」

冬也(御手洗さん、意外とすごいな…)

 【直下 コンマ判定】
 1~5 刀梶「参る――」冬也「やば…!」
 6~9 些芝「3710号を取り戻しにきたか」冬也(3710号…?)


 【0】
 偶数 刀梶「…」些芝「へえ…」蛇沢「ふうん?」冬也(3人も出てきた…)
 奇数 御手洗「あそこの2人組のどっちかがアンテナ使い――って…」冬也「…湊…?」
 ※0は偶数扱いにします

あ、直下でした
これは判定しないよ


刀梶「…」

些芝「へえ…」

蛇沢「ふうん?」

冬也(3人も出てきた…)

御手洗「逆探知してたから、人数まで把握できてなかったわ」

手島「まずい状況になりましたね…」

冬也「【安価下1】」

 1 逃げよう
 2 立ち向かう


冬也(こいつらが湊を…)グッ

手島「ここは危険だ、1度――」

冬也「やります」

御手洗「おいおい…」

冬也「サポート、お願いします…!」

刀梶「…来い」

些芝「3対3だ、文句言うなよ」

蛇沢「実質そうとは限らないけれどね」

冬也「【安価下1】」

 1 ミニトマトボンバーをばら撒く
 2 律モデルのコルト・ガバメントお披露目
 3 サポートを信じて突撃


律『説明をするです』

律『まず、このコルトガバメント本来の使い方はできるです。つまり、実弾が撃てるです』

律『そして、新たに生まれ変わったこの銃は、冬也兄ちゃんが星のチカラを充填することでその真価を発揮するです』

律『まず、通常モードでは絞りが半分で、星のチカラをスパークさせた実体のない弾丸を射出するです』

律『他にスプラッシュモード、カンバージモード、ディスバージモード、フルバーストモードがあるです』

律『グリップ上部についてるボタンをワンタッチで、それぞれ切り替わるです』

律『スプラッシュモードは銃口が開いて、通常モードより威力は低いけど、面としてスパークさせた弾丸を放つです』

律『カンバージモードでは一点集中で遠距離まで、貫通力のあるものを撃つです』

律『ディスバージはカンバージと見せかけておいて、途中でランダムに枝分かれして広がるです』

律『フルバーストモードは最大出力です。絞りもマックスに開いて、広範囲、高威力です』

律『手で絞りをいじって、無段階調整する他に、星のチカラをどれだけ込めるかでも自在に撃ち分けられるです』

律『冬也兄ちゃん、がんばってです!』


冬也(まずは【安価下1】だ!)

 1 実弾で牽制
 2 通常モード
 3 スプラッシュモードで弾幕
 4 カンバージモードで貫く
 5 ディバージモードで破壊
 6 フルバーストで薙ぎ払う


冬也「何もさせないまま、一気にぶっ放す…!」

 グリップ上部のボタンはグリップを握ったまま、親指で押せる位置にちゃんとあった。
 白いボタンを親指で押すと、コルト・ガバメントの銃口が僅かな機械音を立てるのを聞く。

些芝「何するか知らねえが、俺らを――あれ、今日の晩飯なんだっけ?」

蛇沢「デザートが確か、杏仁豆腐なのよ」

刀梶「サンマがいいな…」

 御手洗さんの異能でバカになった3人。
 思い切り星のチカラを注ぎ込んで、トリガーを引き絞る。

 青白い光の波が一気に銃口から噴き出して視界全てを埋め尽くした。
 狭い通路の壁も天井も床も、全てが飲み込まれる。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 些芝「っぶねえな…!」
 4~6 蛇沢「剣…!? あんた、わたしらを庇って…?」
 7~9 冬也「まだ、終わらせない」


 粉塵が舞い上がる。
 凄まじい威力に目を剥いて、体にどっと倦怠感がのしかかるのを感じた。

蛇沢「剣…!? あんた、わたしらを庇って…?」

些芝「デタラメなもん使いやがって…!」

 リーダー格にも見える男が粉塵の中から飛び出してきた。
 実弾に切り替えて銃口を向けると、フルバーストを警戒してその動きに迷いが出た。
 バーニッシュで狙撃するがポイントで一極強化された腕で弾丸を払い飛ばされ、さらに目の前へ踏み込んでくる。

些芝「どらぁっ!」

 振り回された腕を、上体を逸らして避ける。そのままバック転をして距離を取りながら、ディスバージで狙撃。
 青白いを一極強化した腕で受け止めようとされたが、その前に無数の枝分かれをして無防備だった身体を抉り焼く。

些芝「ッ――」

蛇沢「どいてなさい、充!」

 奥から瓦礫でできた上背のある人形のようなものが出て来た。
 瓦礫の人形は倒れ込む男をまたぎながら向かってきて、鋭利な破片で構成された大きな手を振るう。

冬也「うわっ…!?」

 追い込まれるまま後退していくが、背に手島さんと御手洗さんが近づいてきてしまう。

御手洗「おいっ!? ちょちょっ、こっち来んな!」


 【安価下1】
 1 アームで押し返す
 2 カンバージモードでゴーレムごと奥の3人を狙う
 3 もう1度、フルバースト


冬也「このくらい…!」

 いつもより星のチカラをみなぎらせて、アームで人形と組み合った。
 胸部を思い切り押しのけようとしたら、異常に俊敏な動きで真上から被さってきて組み敷かれる。
 ものすごい重量だった。どことも分からないが、圧力で全身の骨が悲鳴を上げて、軋む。

冬也「ぐっ…!?」

手島「ピラー!」

 ズドン、と音がして人形がかち上げられた。
 すぐに手島さんのピラーが解除され、人形を残して一気に駆け出す。
 フルバーストで手負いの切断男と、ディスバージで身体6箇所に穴を空けた男。

蛇沢「っ…!」

冬也「これで、トドメだ…!」

 よろめきながら動こうとする男達の前で、女の人は歯を噛み締めてボクと対峙する。

 【安価下1】
 1 至近距離からのフルバースト
 2 バーニッシュ・スパークで心臓を撃ち抜く
 3 殴って解決、もちろん、親友の影響


冬也「だぁっらあああっ!」

 女の人でも、敵は敵だ。
 容赦なくキツく握り締めた拳を振りきる。
 アームがかかっていても、元々の身体能力でボクの圧勝だった。

 頭から壁へぶつかり、女の人は動かなくなる。

冬也「はぁっ…はぁっ…」

 コルトを動けない2人へ向ける。

冬也「どうするの?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 刀梶「かくなる上は――」
 4~6 些芝「まだ死んじゃ、いねえんだよ…!」
 7~9 冬也「投降…するよね?」


刀梶「かくなる上は――」

些芝「一蓮托生だからな」

 刀梶が上着のファスナーを開き、些芝がにやりと笑みを浮かべた。

手島「朝霧くん、離れろ――!」

 2人の身体に撒かれているのは筒状の爆弾だった。
 何ということのない見た目をした、茶色で、導火線が束ねられて集まっているもの。

 ――――まるで、映画で見たようなダイナマイト。

 凄まじい熱を一瞬だけ感じて、反射的に身構えた。
 導火線を火花が駆け上がっていく。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 大爆発に巻き込まれる
 4~6 手島のピラーでビミョーに軽減された
 7~9 かろうじて、まだ無事


 【00】がキタァ――――――――――ー!!
 【00】は、【0】よりもとんでもなく、良いか悪いか、どちらかが起きます

 【直下 コンマ判定】
 偶数 冬也「ッ――」
 奇数 要塞が沈没を始めて、かつ、冬也は大重体
 ※0は偶数扱いとします



 良くても、五体満足じゃないだろうと思えた。
 むしろここで死んじゃった方が、後を考えれば苦しい思いもしないのだと。

 ――――少なくとも、ボクがひとりぼっちだった頃には。

 お父さんは物心ついた時、どこにも姿がなく、生きているかも知らなかった。
 だけど、お母さんがボクにたくさんの愛情を注いでくれて、いつも傍にいて、かわいがってくれた。

 やさしくて、暖かくて、綺麗で、――幼いボクを残して病死した、大好きなお母さん。


 それからはひとりぼっちだった。
 たったひとりきりでも、いつも、お母さんが遺してくれた光蝶がそばで見守ってくれた。
 泣いていれば慰めてくれて、退屈していれば遊んでくれて、寂しい想いをさせないようにと、ずっと――。

 『ひとりにしないで』と幼いお願いをしてから、ずっと光蝶はお母さんの幻影をボクに見せてくれた。

 しゃべりもせず、触れることも叶わず、他の人からは目にも見えない、幻を。
 その幻影に浸りながら、ボクはずっとお母さんと一緒にいるのだと錯覚をして、幻ということさえ忘れた。


 でも、今はひとりぼっちじゃないから。
 友達が100人ほしいのは、確かに事実だけれどそれは奇跡を叶えるまでもなく、少しずつ実現している。

 ただボクが今、本当に願いたいのは湊を助けてあげること。
 そして、そんな風に誰かを守れるだけのチカラが、お母さんが遺した光蝶ではなく、ボク自身の異能を発現させること。



 幼い幻影を捨て去って、この現実に立ち向かうための、本来のボクの異能を覚醒させる――。




 冬也が覚醒しました

 キリよく、一旦、ここまでです

 そしてそして!
 覚醒を果たしたことで、冬也の2つ目の異能が発現します

 ので!昨夜に引き続いて、冬也の異能募集!
 これは!と、いうものを>>1に選ばせてくださいな
 募集した中から>>1がピックアップして、さらに多数決で2つ目を決定という流れにしたいと思います

 そんなわけで、また明日!
 どうもありがとうございました、素敵な異能をお待ちしています
 今まで出して、安価が取れなかったものなどをまた持ってきてもおkですよ
 もちろん、>>1の方でパワーバランス調整のために条件などはちょっち変更したりもいたします、ご了承ください

 ではでは、どうぞお願いいたしまする


 たくさんの異能案、どうもありがとうございます
 それではこちらでピックアップしたものをリスト化して、
 多数決をやりますのでしばしお待ちくださいませ

 あれもいいこれもいいと悩みに悩んで厳選いたしますが、
 漏れちゃってもめげずに次の安価を狙ってくださいませ

 あと、多数決は自分で提案したのに入れても、もちろんおkですので


 悩みに悩んで、6つに絞り込みました
 以下の6つの中から多数決をいたします

 1 借受の異能
   相互の了承・同意によって異能を一時的に借り受ける
   ただし、異能を借り受けている間は、借りている相手の異能が使えない
 2 回帰の異能
   あらゆる物質を分解、再構築する
   ただし、質量に応じて分解速度、構築速度に変化がある
 3 掌握の異能
   時の流れ、運命とも呼べるような成り行きに干渉して、その流れを握り、支配する
   ただし決定された事象に対する干渉の力は著しく制限がかかる
  (例:死者の蘇生は不可でも、瀕死のところを維持するまではできるなど)
 4 引斥の異能
   ものを引き寄せる力、ものを退けあうようにする力を自在に付与して作用させる
   作用させる2つ以上のものを選択する必要があり、一対多でも可能。ただし、その分だけ作用する力は弱まる
 5 闇蝶の異能
   蝶の触れた箇所を緩やかに破壊することで、生物なら壊死、物質なら風化を引き起こす
   他に光を食らう性質を持ち、明かりの存在を許さない暗闇を展開させることも可能
 6 瞬刻の異能
   僅かな時間だけ自分を除く全ての時間流を緩やかにして、高速移動を可能とする
   サイボーグ009を想像してもらえればいいと思います
   ただし、光や音といったスピードに追いつけるかはコンマ次第

 直下より、多数決スタートです
 最速で3票を獲得したもので決定ということにします

 このレスから20分経っても同着のままだったら、コンマ神に判断を委ねようと思います
 それでは、よろしくお願いしまーす!


 3 掌握の異能
   時の流れ、運命とも呼べるような成り行きに干渉して、その流れを握り、支配する
   ただし決定された事象に対する干渉の力は著しく制限がかかる
  (例:死者の蘇生は不可でも、瀕死のところを維持するまではできるなど)

 が、僅差で採用となりました

 すごく概念的なものになるので使いどころが難しいです!

 それでは再開に当たって、>>728で大爆発!となった後…
 【直下 コンマ判定】
 偶数 掌握の異能で、大爆発は冬也達を巻き込まなかった
 奇数 爆発は干渉を受けてごく小規模に留まった
 ※0は偶数扱いです


 熱、光、衝撃と化した音が盛大に爆ぜる。
 それを手の内へ握り締めて、力いっぱいに握りつぶす。

 爆発は目に見えて押し込まれるように広がるのをやめ、小さく収まった。

手島「朝霧…くん…キミは…」

御手洗「…な、何だ…? 何が起きた…?」

冬也「……」

 これが、ボクの異能。
 頼りないボクの手で、未来を掴み取るための奇跡のチカラ――。

 ふつふつとチカラが馴染んで、意のままに操れる奇跡と理解する。
 光蝶とは違い、星がボクに与えてくれた、本来の異能だから。

冬也「…行きましょう。湊が、待ってる」

手島「あ…ああ…」

御手洗「最近のガキってのは理解不能だな…俺がおっさんになるわけだ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 3710号スタンバイ完了
 4~6 3710号起動準備中
 7~9 手島「ここだ…」


手島「ここだ…」

 パシュンッ…」

御手洗「中にグラスパーが2人。湊と…誰かだな」

冬也「行けますか?」

手島「行くしかない。御手洗さん、異能の準備をお願いします」

御手洗「あいよ」

 スゥ…
 ハァ…

冬也「……行きます」

 アームで全身を強化して、その部屋の入口を破って突入する。

 【安価下2】
 悪いやつの名前


リリカ「あらあら~?」

リリカ「もう到着しちゃったの? 機関のわんちゃん達」

 その部屋は律のラボを彷彿とさせる、雑然とした機械まみれだった。
 だが不気味な緑色の光が僅かに天井から注いでいるだけで薄暗く、見通しも悪い。

冬也「湊――」

 中央に直立する台座のような壁があり、湊がそこにチューブなどで繋がれていた。
 上半身は何もみにつけておらず、ぐったりともたれるように足を伸ばして座り込んでいる。
 良くないものを感じ取りながら、その傍らに立つゴスロリの洋服を着ている少女へ目を向ける。

リリカ「3710号のお友達なの?」

手島「湊を返して投降するんだ。3対1だぞ」

御手洗「…」

リリカ「やーよ。だって、3710号はこのリリカちゃんのものなの。分かってる?」

 リリカちゃん――と自称する女の子が台座の側部のボタンを押した。
 ゆっくりと湊が起き上がって、虚ろな目でボクらを見る。

冬也「湊、迎えにきたよ。帰ろう、皆、心配してる」

リリカ「みなと…? ああ、3(み)7(な)10(と)の語呂合わせ? いいじゃない、呼びやすくて!」

リリカ「ふふっ…でもミナトちゃんはリリカちゃんのものだからあげないの」

冬也「湊はものじゃない!」

リリカ「何言ってるの? ミナトちゃんはね、元々、こういうものなんだよ? やっちゃえ!」

 リリカの声に反応するようにして湊が床を蹴った。
 蹴られた箇所が陥没する。ガイアでボクの目前まで迫っていた。

 【安価下2】
 1 傷つけないように取り押さえる
 2 応戦する
 3 リリカを狙う


冬也「湊をお願いします…!」

御手洗「丸投げかよ!? 何でかバカウイルスも効いてねえのに…!」

手島「朝霧くん、任せて! 御手洗さん、やりますよ!」

 組みつこうとしてきた湊の軌道を、その数秒先の位置を握り狂わせる。
 あらぬ方向へと飛びついた湊をすり抜けて、一気にリリカへと迫ってスパーク弾を放つ。

リリカ「やんっ」

 きゃぴっ、と妙なオノマトペでも出しそうな調子でリリカはスパーク弾を回避した。
 フリルつきのスカートがたゆたうが、身のこなしは機敏で素早い。

リリカ「女の子には手加減しないとポイント低くなっちゃうゾ?」

 【安価下2】
 リリカの異能とは!?
 あ、湊を操ってるのは異能とか関係なしなんで考慮しないで平気です


リリカ「女の勘的には――――やっぱ、ミナトちゃんが1番だよねっ」

 ぷつん、と何かが切れるような音がした。
 振り返ると真っ黒い人影が襲いかかってきていた。

冬也「っ!?」

リリカ「よそ見しちゃダーメ♪」

冬也「しまっ――」

 銃身そのものが爆弾のように肥大している、ハンドキャノンがリリカの手に握られていた。
 凄まじい轟音とともにあり得ないサイズの弾丸が――砲弾が飛来する。
 それと同時に人影が大きく身を反らせながら拳を振るってきた。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リリカ「どーお? ミナトちゃんは強いでしょう?」
 4~6 リリカ「2発目だってあるんだよ?」ジャキッ
 7~9 冬也「ぐっ…!」リリカ「何で当たらなかったの…?」


冬也「ぐっ…!」

 人影の攻撃を受け止めたが、パワーが違いすぎて背骨ごとへし折られそうになる。

リリカ「何で当たらなかったの…?」

 リリカの言葉通りなら、この黒い人影は湊だ。
 手島さんと御手洗さんがどうにか拘束を試みている方も湊で違いはない。

リリカ「まあいいや、ミナトちゃんがいれば安心だもんね~」

 みしみし、と組み合った手の骨が音を立てる。
 握りつぶされそうになるのを感じて、体を引きながら湊の影を引き倒した。

冬也「湊を返せ…!」

リリカ「ダメ。――そもそも、ミナトちゃんはうちのものなの」

リリカ「欲しいなら、また奪い取ればいいじゃない。先にミナトちゃんを強奪したのはそっちでしょ」

 ハンドキャノンが再度、発射された。
 カンバージモードで狙撃し、砲弾ごと奥のリリカを狙ったがまたもや機敏な動きで避けられる。

リリカ「ミナトちゃん、ショータイム!」

 バッバッ、と音がして部屋に強い光が差した。

湊「がぁあああああああああああ―――――――――――――――っ!」

 湊が吼え立てて、強烈な光線が乱射される。

御手洗「こりゃやべえぞ、一旦、退却だ、退却! 俺はそうする!」

手島「御手洗さん…!」

冬也「【安価下2】」

 1 退却する
 2 逃げない


冬也「ボクは逃げない。逃げるまでもない」

手島「朝霧くん…!?」

リリカ「へぇ~? 大切なお友達のため? ふふっ、へえ~? どっちが受けなの?」

リリカ「意外とミナトちゃんが受けに回ってもいいかも知れないけど…おかずになればリリカちゃんは何でもいいよ?」

 湊と、湊の影が同時に向かってくる。
 光線が間断なく放たれるが、それは掌握してリリカへと捩じ曲げる。

リリカ「きゃっ…!? な、何すんのよもう! 反抗期のミナトちゃんなんてかわいくないんだからね!」

 猛烈な勢いで湊が飛びかかってくる。
 ワンパターンな殴り込みだからこそ、それを捩じ曲げるのはたやすい。

リリカ「ちょっとぉ! ミナトちゃん、何してるの!?」

冬也「【安価下2】」

 1 湊を元に戻して
 2 ここで、死ね
 3 リリカをぶん殴って言うことを聞かせる


冬也「湊を元に、戻せ…!」

 飛びかかろうとしてはバッタのように四つん這いで着地をしてを繰り返す、湊とその影。
 リリカに歩み寄り、胸ぐらを掴んで恫喝する。

リリカ「っ――できるはず、ないでしょ!」

 頭突きが飛んできて、視界がぐらついた。
 さらに胸ぐらを掴んでいた手を逆にねじり上げられそうになるが、床を蹴ってねじられる方に身体を回転させながら逆にひねり上げる。

リリカ「あぐっ…!?」

冬也「このまま、腕をねじ折ってもいい。それでも頷かないなら、もう片腕」

冬也「それでダメなら、両足。まだ痛い思いをしたいなら、その体を削ってでも言うことを聞かせるよ」

 抵抗を続けるリリカだったが、苦い顔で痛みにうめきながらも強情にボクの要求へ応えようとはしない。

冬也「っ…!」

 思い切り、ひねり上げた腕を折った。
 肉の中で骨が折れる鈍い音がして、さらにもう片方の腕へ銃を突きつける。

冬也「まだ、続けたい?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リリカ「ミナトちゃんは渡さないんだから…!」
 4~6 リリカ「ふふっ…ちょっと、快感になってきたかもね…」冬也「っ!」
 7~9 リリカ「む、ムリよ、そんなの! わたしは調整しただけで、戻すことなんてできないもの!」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 リリカ「わ、分かった…! 分かったから止めて…!」
 奇数 湊「リリ…カに…手を出すな…!」冬也「!?」
 ※0は偶数扱いです


湊「リリ…カに…手を出すな…!」

冬也「!?」

 思わぬ声に耳を疑った。
 瞬時にリリカがボクの腹を蹴り飛ばして、後頭部に凄まじい衝撃を受ける。
 顔面から床へ叩きつけられると、髪を掴まれて何度も何度も、顔を床にぶつけられる。

リリカ「ミナトちゃん――」

 ピラーで湊が突き上げられた。視界の隅で手島さんが手を床についているのを見る。
 ふらつく頭をおさえながら起き上がったが、すでに湊はガイアで突っ込んできていた。
 呆気なくピラーが砕け散る。目前に迫った拳で、思い切り打ちのめされて壁へ吹き飛ばされた。

湊「俺が…守る…俺が…2度と…!」

リリカ「ふふっ…そう、それでいいのよ、ミナトちゃん、だーい好き!」ギュッ

 リリカが荒く呼吸をする湊に抱きつき、ボクに鋭い視線を向けた。

リリカ「ミナトちゃんはね、こんなにわたしのことを大切にしてくれるの」

リリカ「ちょっとした勘違いはしてるかも知れないけど、わたしだけの王子様なの」

冬也「湊…目を覚ましてよ! ボクだよ、分かんないの!?」

リリカ「ムダ、ムダ。だって、ミナトちゃんの記憶はちゃーんと、リセットしてるんだから」

手島「朝霧くん、やっぱり1度退却をしないとダメだ…!」


 【安価下2】
 1 口で言って分からないなら、殴るしかない
 2 退却…する
 3 説得を試みる


冬也「いいよ…そっちがその気なら…ボクだって…!」

 湊はやっぱり、強い。
 あの爆発力はボクにはないし、いいのをもらって膝が笑ってしまう。

リリカ「ふんっ、ミナトちゃん、やっちゃってよ」

リリカ「わたしのこと、守ってくれるんでしょ?」

湊「守る…死なせない…絶対、殺させない…」

冬也「何で耄碌してるんだよ…。湊、何でボクのこと、分からないんだよ!?」

 踏み出そうとして、情けなくも腰が引けた。本格的に体がガタついてしまっていている。
 それでも前へ歩み出すと、湊もまた、迎え撃つようにして歩み寄ってくる。

手島「朝霧くん…」

 限界が近い体を、無理やり奮い立たせる。
 今にも倒れそうな体を、動くままに掌握して無理やりの維持をする。

冬也「いつまで、ねぼけてるんだよ!」

湊「っ――があああああっ!」

 殴る音じゃなかった。
 1発ずつ、交互に力を込めて殴りつける。
 その度に拳が砕けそうになった。その度に体が崩れ落ちるかとも思った。

冬也「湊が守りたいものは、そんな女の子じゃないんでしょ!?」

湊「リリカを…守る…!」

冬也「違う! その人じゃない! とっくに死んでるんだよ、湊!」

湊「うるさ、い…!」

冬也「湊が好きだった女の子は、お節介で、うるさくて、邪魔臭くて…死んじゃってから、気づいたんでしょ!?」

湊「黙れ!」

冬也「そんなに特別な人が死んじゃったことまで忘れたの!? 湊!!」

 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~5 湊「お前なんかが何を知ってる!?」
 6~9 湊「っ――」ピタッ


湊「お前なんかが何を知ってる!?」

 目に溜めた涙をこぼしながら、湊が拳を振るう。
 限界に達して、そのままボクは視界を黒に飲み込まれていく。

 届かなかった。
 ボクの声も、拳も……想いも。

 悔しくて、涙がにじみ出る。
 掠れて、闇に紛れていく中で最後に見た湊の顔は、泣き顔の悪鬼を彷彿とした――。



          ―――― BAD END ――――



 リトライ先を選択してね

 【安価下2】
 1 >>792
 2 >>796

 うん、コンマがあかんかった
 補正かかってたのにね…


冬也「いいよ…そっちがその気なら…ボクだって…!」

 湊はやっぱり、強い。
 あの爆発力はボクにはないし、いいのをもらって膝が笑ってしまう。

リリカ「ふんっ、ミナトちゃん、やっちゃってよ」

リリカ「わたしのこと、守ってくれるんでしょ?」

湊「守る…死なせない…絶対、殺させない…」

冬也「何で耄碌してるんだよ…。湊、何でボクのこと、分からないんだよ!?」

 踏み出そうとして、情けなくも腰が引けた。本格的に体がガタついてしまっていている。
 それでも前へ歩み出すと、湊もまた、迎え撃つようにして歩み寄ってくる。

手島「朝霧くん…」

 限界が近い体を、無理やり奮い立たせる。
 今にも倒れそうな体を、動くままに掌握して無理やりの維持をする。

冬也「いつまで、ねぼけてるんだよ!」

湊「っ――があああああっ!」

 殴る音じゃなかった。
 1発ずつ、交互に力を込めて殴りつける。
 その度に拳が砕けそうになった。その度に体が崩れ落ちるかとも思った。

冬也「湊が守りたいものは、そんな女の子じゃないんでしょ!?」

湊「リリカを…守る…!」

冬也「違う! その人じゃない! とっくに死んでるんだよ、湊!」

湊「うるさ、い…!」

冬也「湊が好きだった女の子は、お節介で、うるさくて、邪魔臭くて…死んじゃってから、気づいたんでしょ!?」

湊「黙れ!」

冬也「そんなに特別な人が死んじゃったことまで忘れたの!? 湊!!」

 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~5 湊「お前なんかが何を知ってる!?」
 6~9 湊「っ――」ピタッ


湊「お前なんかが何を知ってる!?」

 目に溜めた涙をこぼしながら、湊が拳を振るう。
 限界に達して、そのままボクは視界を黒に飲み込まれていく。

 届かなかった。
 ボクの声も、拳も……想いも。

 悔しくて、涙がにじみ出る。
 掠れて、闇に紛れていく中で最後に見た湊の顔は、泣き顔の悪鬼を彷彿とした――。



          ―――― BAD END ――――



 あ、あれだよ!
 ちょっともう覆せない系になってたんだよ!
 でもね、ほら、リトライしてればきっと…

 リトライ先を選択してね

 【安価下2】
 1 >>792
 2 >>796

 にしても2/10で2連続失敗って…


冬也「いいよ…そっちがその気なら…ボクだって…!」

 湊はやっぱり、強い。
 あの爆発力はボクにはないし、いいのをもらって膝が笑ってしまう。

リリカ「ふんっ、ミナトちゃん、やっちゃってよ」

リリカ「わたしのこと、守ってくれるんでしょ?」

湊「守る…死なせない…絶対、殺させない…」

冬也「何で耄碌してるんだよ…。湊、何でボクのこと、分からないんだよ!?」

 踏み出そうとして、情けなくも腰が引けた。本格的に体がガタついてしまっていている。
 それでも前へ歩み出すと、湊もまた、迎え撃つようにして歩み寄ってくる。

手島「朝霧くん…」

 限界が近い体を、無理やり奮い立たせる。
 今にも倒れそうな体を、動くままに掌握して無理やりの維持をする。

冬也「いつまで、ねぼけてるんだよ!」

湊「っ――があああああっ!」

 殴る音じゃなかった。
 1発ずつ、交互に力を込めて殴りつける。
 その度に拳が砕けそうになった。その度に体が崩れ落ちるかとも思った。

冬也「湊が守りたいものは、そんな女の子じゃないんでしょ!?」

湊「リリカを…守る…!」

冬也「違う! その人じゃない! とっくに死んでるんだよ、湊!」

湊「うるさ、い…!」

冬也「湊が好きだった女の子は、お節介で、うるさくて、邪魔臭くて…死んじゃってから、気づいたんでしょ!?」

湊「黙れ!」

冬也「そんなに特別な人が死んじゃったことまで忘れたの!? 湊!!」

 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~5 湊「お前なんかが何を知ってる!?」
 6~9 湊「っ――」ピタッ


湊「っ――」ピタッ

 湊の拳が鼻先で静止して、前髪が煽られた。

リリカ「ミナトちゃん、何してるの!? もうちょっとでしょ!」

冬也「み…なと…」

湊「……」

リリカ「ねえ、ミナトちゃん! 早く、そいつをやっつけ――」

湊「――っせえんだよ、ぶりっこが!!」

 光線がリリカを直撃した。
 さらに湊はボクの胸ぐらを掴み、手島さんの方へ乱暴に放り投げる。

冬也「湊っ…!?」

湊「ぬゎ~にが、『ミナトちゃん』だ!? 思い出しただけで腹が立つ!」

リリカ「な、何で、こんな…」

湊「何で、だぁ? 決まってんだろうが…」ボキボキ

リリカ「ひっ…や…」

湊「やめるかよ。てめーだって、俺が『やめろ』つっても、やめなかっただろ?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「ボコったら…もう限界…」
 4~6 湊「あー…………………疲れた…」
 7~9 湊「次行くぞ、冬也、新太ちゃん!」


湊「あー…………………疲れた…」

冬也「…湊…意外と元気だね…」

湊「んなわけあるかよ。…お前、ちょっとは手加減しろっつーの」スッ

冬也「そっくりそのまま、返すよ」パチンッ

手島「ハイタッチも済んだようだけど、まだ終わりじゃないよ」

湊「分かってるっつーの。んで、脱出経路は?」

手島「その前に、この要塞を破壊する」

冬也(すっかり忘れてたけど…そういう手筈だったっけ…)

湊「だるっ…。つか、俺の服ねえの? いつまでも半裸なんてごめんだぜ」

冬也「ボクの…上着だけ貸そうか?」

湊「おっ、サンキュー。にしてもお前、ボロボロだな。大丈夫かよ?」

冬也「……大丈夫だと思う?」

湊「あんま思わねえ」

冬也「当たり」

手島「……」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 緑野『こちら、緑野…! 増援を!』
 4~6 御手洗『おーっす、おじさんだけどよ、なーんかヤバそうなの見っけたぜ~』
 7~9 緑野『要塞内部に爆弾の設置が完了しました。合流をしましょう』


 ザザッ

御手洗『おーっす、おじさんだけどよ、なーんかヤバそうなの見っけたぜ~』

手島「ヤバそうなの…って、何です?」

御手洗『よく分かんねえな。別に放っておいてもいいっぽいが…』

湊「ヤバいのなんて、ごろごろしてんだろ、ここにゃ」

冬也(そのヤバいのの1つだった湊がよく言うな…)

冬也「【安価下2】」

 1 早く、要塞を爆破して帰りましょう
 2 とりあえずヤバいのっていうの、確かめに行きましょう
 3 そもそも、ブラック・ライトのボスが気に食わないからとっちめたい


御手洗「ここだ、これ。どう思うよ?」

手島「これは…」

湊「………胸くそ悪いな…」

 無数の円筒形のガラスと、その根元には機械。
 ガラスの内部はこぽこぽと泡が上っていく液体で満たされ、さらに子どもが入っていた。

冬也「これって…何ですか…?」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 湊「俺よりもタチが悪ぃな…。型番を見るに、改造人間ってのに近い」
 奇数 湊「生体ベースに、機械を積んでる…サイボーグってのかもな」
 ※0は偶数扱い


御手洗「改造…」

冬也「人間…?」

手島「湊は人の形をとる前から遺伝子的に操作されて、設計をされたデザインベビー…」

手島「対して、改造人間って言うほどなら恐らくは後天的に何かしらの措置をとって、人体を改造した存在…って感じかな?」

湊「だろうな…」

御手洗「んで、どーするよ?」

御手洗「探せば他にもたくさん、こういうのはいるかも知れないけども…」

手島「幸いにも目を覚ましていません。放置をしても特に…」

湊「………」ギュッ

冬也「…」

冬也「【安価下2】」

 1 放置したら、どうなるの?
 2 助けてあげたい
 3 ここで、楽にしてあげた方がいいんじゃ…


冬也「助けてあげたい」

手島「危険だよ。すでに洗脳などの措置がとられていて、目覚めた瞬間に襲いかかってくるかも知れない」

湊「うっせーよ、そうなるって断定できるわけじゃねえだろ」

湊「冬也、そこのパネルを操作しろ。赤いボタンを押して、左から2番目のレバーを引け」

冬也「うん」

御手洗「あらあらまあまあ…」

手島「…」

 ズボボボボ…

冬也「薬液、抜けたね」

湊「んでもって…!」

 ズンッ
 バリンッ

湊「ガラスで切らねえように気ぃつけとけよ。お前、足持て。俺が上を支える」

冬也「うん。よいしょ…っと」

湊「おっさん、上着貸せ。裸じゃまずい」

御手洗「いいけども…連れてくのか? 犬や猫拾うより大変だぜ、きっと」

 【安価下1】
 強化人間の子どもは…
 1 美少年
 2 美少女

 【安価下3】
 外見の年齢はおいくつ?
 「こども」に当てはまる年齢でお願いします
 ※非実在~は関係なしに、見た目の年齢でしくよろです


 4歳はちょっち、アレなんで…
 申し訳ないけど1つずらしまする…

―――――

湊「ちっこいし、これくらいならボロ雑巾同然のお前でも背負えるよな?」

冬也「ボロ雑巾にしたの、誰だと思ってるの?」

湊「みみっちいこと言ってんな。ほれ、頼むぞ」

冬也「分かったよ…。でも、目は覚まさないみたいだね。息してる?」

湊「えっ?」

 スッ
 スッ

冬也「…」

湊「…」

冬也「うん、息してるよね?」

湊「ああ、ちゃんと息してる」

手島「…」

御手洗「ま、若人の無茶をフォローすんのが年長者の務めさ」ポンッ

手島「…ええ、そうですね…」

手島「もう行きましょうか。長居する猶予はありません。早々に要塞を爆破します」

 ザザッ

手島「こちら手島、そちらの様子はどうですか?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 緑野『現在、格納ドッグ! 危険な状きょ――』ブツッ
 4~6 緑野『弾薬庫に多量の爆弾を仕掛けました、合流次第、離脱可能です』
 7~9 緑野『あとは脱出するだけです。そちらはどうですか?』


緑野『弾薬庫に多量の爆弾を仕掛けました、合流次第、離脱可能です』

手島「了解。脱出手段の確保は?」

緑野『これからです』

手島「敵小型艇を奪取しましょう。落ち合う場所はB7で」

緑野『B7、了解です』

御手洗「そいで、どうやってB7まで行くわけ? 文字通りのお荷物が増えたところで」

湊「あんだと、おっさん?」

御手洗「だってそうでしょ、違う?」

手島「そうですね…」

冬也「【安価下2】」

 1 強攻突破で、一気に向かって、一気に離脱しましょう
 2 見つからないように、こそこそと
 3 御手洗さんが注意を惹いてる間にボクらでこっそり…


冬也「強攻突破で、一気に向かって、一気に離脱しましょう」

湊「シンプルでいいな。…けどお前、体が無事かよ? ガタついてんだろ、さっきから」

冬也「湊がボディーガードしてくれるから平気だよ」

湊「…そうだったな」

手島「…じゃあ、それで」

御手洗「強攻突破って言っても、おっちゃんがいればよゆーだからね」

湊「えげつねえもんな、おっさんの異能」

手島「危険な箇所は僕が判断して避けるようにするよ」

冬也「ボクも、いざとなったら異能でどうにかします」

湊「光蝶で?」

冬也「ううん、ボクの異能」

湊「?」

手島「行こう」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 立ちはだかるグラスパー!
 4~9 無事につけた


 【直下 コンマ判定】
 偶数 ザコグラスパー
 奇数 つおいお!
 ※0は偶数扱い

 【安価下2】
 グラスパーの異能

 【安価下4】
 そのお名前

恐竜の化石の一部から原寸大の恐竜を生み出す

コンプソグナトス


 >>854はロマンがありすぎるけど、ごめんなさい…
 さらに>>856も表記が長過ぎちゃうので申し訳ないです…

―――――

塔ヶ崎「3710号ォ――苦労して三バカが連れ帰ってきたのに、もう行っちまうのか?」

湊「てめえが誰か知らねえが、俺は3710号なんて名前じゃねえ」

塔ヶ崎「あん? そこのガキ…お前の背中のそれ…貴重なサンプルじゃねえか」

塔ヶ崎「機関ってのはよっぽど、俺らの技術を羨ましがってんのかよ?」

湊「るっせえ! 邪魔すんなら、ぶっ潰す!」

御手洗「バカになっちまいな」

冬也「湊、そのまま直進して!」

 湊が駆け出し、バカウイルスが撒き散らされ、ボクは銃口を向けた。
 ディスバージで狙撃し、湊を追い抜いた閃光が枝分かれして相手のグラスパーを襲う。

塔ヶ崎「星のチカラ――面白えもん、持ってるじゃねえか!」

 ギラリと目が光るのを見た。
 枝分かれしたディバージショットをグラスパーは上に飛んで避ける。

湊「その前に、てめえの身を心配しろ!」

 勇んで湊が怒鳴ったが、直後に目の前の全てがひしゃげて、押し潰される。
 後ろへ下がっていたボクの爪先ぎりぎりのラインから先――その全てが、崩落した。

御手洗「ぬぐあっ…!?」

湊「っ――この、異能…!?」

 見えない何かに押さえつけられてしまう、湊と御手洗さん。

塔ヶ崎「俺ぁ、塔ヶ崎唯介。――そんじょそこらのグラスパーと、一緒にすんじゃねえぞ?」

手島「彼は危険すぎる…!」

 塔ヶ崎が伏す湊と御手洗さんを無視して、ゆうゆうと近づいてくる。

塔ヶ崎「なあよぅ、一丁、遊んでくれねえか?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「手島さん、このコをお願いします…!」
 4~6 湊「遊び相手は、俺だろうが…!」
 7~9 爆発、振動! 要塞の爆破が開始されました


湊「遊び相手は、俺だろうが…!」

 バカウイルスで散漫になった注意力と、判断能力。
 その虚を突いて湊が塔ヶ崎の足を片手で掴み、もう片手で膝を横から殴打した。

塔ヶ崎「っ…!?」

御手洗「へっへっ…」

 へらへらとおかしそうに御手洗さんが笑う。
 体勢を崩した塔ヶ崎へ銃口を向け、フルバーストで射出する。

 低い姿勢にある湊と御手洗さんには当たらないように、そう掌握をしながら。

 青白い光が塔ヶ崎を包み込んだが、違和感があった。
 引き金を絞るトリガーは当たろうが外れようが、手応えに変化はない。
 けれど、おかしかった――そう疑念を抱いた時に目の前へ塔ヶ崎が現れる。

塔ヶ崎「1度見たんだ、コートでそんなもんはすり抜けられる――」ガシッ

 顔を掴まれて、そのまま宙へ放られた。
 瞬時に体が異常に速く、重く、床へ落下して塔ヶ崎の膝がボクのお腹にめり込む。

塔ヶ崎「はっはっはっ、そーんなもんかぁ? ええ?」

 重い。
 ――重力を操作しているのだと気づくが、度重なる戦闘で、もう疲労は限界になっている。

冬也「はぁっ…はぁっ…」

 腕を突いて体を起こすことさえもできず、その場に押さえつけられる。
 どうにかしないとと焦り、それでも頭が動いてくれないのをもどかしく思っていたら、凄まじい振動が起きた。

 縦揺れで大きく要塞が揺れ動く。

塔ヶ崎「んだ、これ…地震――ってここは海上か」

塔ヶ崎「チッ…興醒めだなあ…。おい小僧、また遊びに行ってやる。いいコにして待ってやがれよ」

塔ヶ崎「それまでは玩具もお前に預けておいてやるよ」

 何度も何度も、大きな震動が起きた。

手島「朝霧くん、大丈夫?」

冬也「もう…ダメです…正真正銘…限界――」

 答えて、そのまま目を閉じた。


―――――

 一旦、ここまでです
 どうもありがとうございました

 【直下 コンマ判定】
 偶数 拾った8歳の美少年、おっとり系
 奇数 拾った8歳の美少年、やんちゃ系
 ※0は偶数扱いです

 【安価下2】
 拾った8歳の美少年のお名前

 【採用安価のコンマで判定】
 1~3 そのコが名前だけ覚えてた
 4~6 湊が命名してあげた
 7~9 冬也が命名してあげた


 しばらく出てなかったけど、現在時点の情報

 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶・掌握
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント254/100 アーム240/200 コート0/300 バーニッシュMAX
 ピラー13/250 アンテナ0/200
 戦闘スキル:狙撃89/100

 ー異能管理機関・正職員ー
  枢木イアン:異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
  手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
  鏑木知恵:医療部 治癒系の異能 マッド
  萑部律:技術部 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 ズレ気味
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能
  緑野柳:草木を操る 礼儀正しい
  碧石不動:日替わり異能 無口

 ーテルス・ジハードー
  グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー 星の覇者
  土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 幹部格

 ーブラック・ライトー
  刀梶剣:切断の異能 無口?
  些芝充:砂と熱風の異能 リーダー格?
  蛇沢アキ:ゴーレムの異能 紅一点?
  リリカ:同じ強さを持つ影を操る異能 ゴスロリ ちゃん付け少女
  塔ヶ崎唯介:重力操作の異能

 ー友人・勢力不明ー
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 親友 光線の異能 デザインベビー
  風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
  マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
  裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
  夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
  御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 おっさんを自称
  天上院秋雨:元テルス・ジハード 電撃の異能 よく分からない人
  リク:8歳美少年 おっとり系 



 ――異能管理機関基地・律のラボ――

冬也「色々ありすぎた…」

湊「一体、何がどうなってるか…色々と確認しとかねえと、意味不明だぞ、俺」

律「兄ちゃん、このコは何です?」

リク「?」キョトン

湊「おさらい、しとくか?」

冬也「【安価下1】」

 1 ざっくりね
 2 湊、察して。色々と、決めることも詰まってるんだよ


冬也「じゃあ、ざっくり駆け足でいくね?」

湊「おう」

冬也「夏休み前にさしかかって退屈な生活指導の集会をしてたら、武装集団が乱入してきて何だか騒然としました」

冬也「で、流れ弾でケガをした夜原さんを機関の基地で保護しておいて、襲撃をしてきたブラック・ライトを逆に撃退しようとしました」

冬也「色々とピンチになったり救援がきたりでてんやわんやしてたら、湊がお日様パワーと人工照明パワーで戦ってた倉庫ごと破壊」

冬也「でも敵の目的は最期のグラスパーとか呼称されてるボクじゃなくて、デザインベビーとしてブラック・ライトに作られた湊でした」

冬也「そいでもって奪還作戦を開始して、ボクは律に作ってもらったコルト・ガバメントをベースにした星のチカラをエネルギーにする銃をゲット」

湊「完成早かったな」

律「がんばったです」

冬也「湊がブラック・ライトの保有する移動要塞にいるって突き止めて、機関関係者の5人で救出と、要塞破壊の乗り出しました」

冬也「その戦いの中でボクは何だか覚醒して、本来持ってた、ボク自身の異能を使えるようになりました」

湊「は? 何それ?」

冬也「どうにか辿り着いた湊の居場所、でもそこには洗脳だか何だか知らないけど、リリカちゃんとか名乗るゴスロリ女がいました」

冬也「錯乱してるのか洗脳されてるか分からないけど、湊が敵になって襲いかかってきたので、元に戻そうとボクはボロ雑巾化しました」

冬也「その甲斐あってどうにかこうにか湊が元に戻って、さあ退散というタイミングで御手洗さんが培養液につかってるリクを発見」

冬也「ボクと湊の独断でリクを連れていくことにして、本当にいよいよ離脱だってタイミングですごく強いグラスパーと遭遇」

冬也「かなり危ないところでどうにかこうにか、要塞の爆破が間に合って見逃してくれました」

冬也「それで、ボクは気絶したまま基地に帰ってきて、湊もそのまま寝込んで、3日くらいで揃って目覚めて、報告書を提出したのが昨日」

湊「キツかったな、あれ」

冬也「ざっくり、こんな感じです」

律「色々とあったですね」

湊「んで、これからのことだな…。まず、連れてきたはいいけどリクをどうするのか、基地に保護したまんまの夜原の件」

湊「あと夏休みにもう突入して、3日くらいムダにした事実とどう向き合えばいいのか」

リク「……おなかへった…」

冬也「…………【安価下1】」

 1 リクのことから考えよう
 2 アゲアゲくん3号機でおやつでも作るとして…その間に夜原さんのことを考えよう
 3 ああ…夏が終わったら進路選択だ…。大卒の方がお給料いいなら、進学しておきたいし…


冬也「……………アゲアゲくん3号機でおやつでも作るとして…その間に夜原さんのことを考えよう」

湊「そうだな。腹減らしたままにはしておけねえ」

律「3号機は揚げ焼き対応です。焼き物もできちゃうです。ホッケ2枚まで同時に焼けるです」

3号機『うぇ~い、何にする、何する~? テンション上げてこうぜ、ほぉおおおお――――――――っ!』

冬也「何か、どんどんロボの方のテンションが上昇してない? とりあえずポテトフライでいいんじゃない?」

律「お芋を切ってくるです」

湊「んで、夜原の件だが…。いつまで、基地に置くんだ? そろそろ、家に帰しておかねえと心配するだろ」

冬也「そうなんだよね。一応、お家には早めに連絡を入れてあるはず…なんだけど」

湊「んじゃ、さっさと帰しておこうぜ。お前行ってこいよ」

冬也「えっ」

湊「だって律がジャガイモなんか切れると思うか?」

<このスーパーシングルアクションお芋スライサー無段階調節機能つきを使えば、お芋なんてちょちょいのちょいなのです!

冬也「………」

冬也「【安価下1】」

 1 行ってきます
 2 湊が行ってよ、リクの面倒見ておくから


湊「はぁ? お前が行けよ」

冬也「いやいや、湊が行ってよ」

湊「…」ジィッ

冬也「…」ムッ

 バチバチ

湊「お前、俺がいない間にリクの好感度上げようなんて考えてねえだろうな?」

冬也「そんな発想するってことは、湊がそうしようとしてたんじゃないの?」

湊「いいか、俺とこいつは似た者同士だ、シンパシーだ。よって、俺のがこいつの面倒を見るのに相応しい」

冬也「いいや、ボクが名前までつけてあげたんだ。それに湊に任せてたら粗暴に育っちゃう」

律「心配しなくても、ボクならきっちり教育ロボットを作るです!」

冬也・湊「「律はダメ、絶対!!」」

律「そんな!?」

リク「?」

湊「ここは公平に、じゃんけんだ」

冬也「受けて立つよ」

湊「じゃーんけん、――」

冬也「――ぽんっ!」



 ウィ-----ン

冬也「勝った…」グッ

冬也(夜原さんのこともちょっとは心配だけど…今はリクだよね)

リク「おなか…へった…」

冬也「ちょっと待っててね。すぐできるから」ナデ

リク「…?」

冬也(何か、コミュとってみようかな?)

 ↓1~3 リクとのコミュ内容
 例) ・ボクと、湊と、どっちが好き?  ・ボクと、律と、どっちが好き?  ・何か覚えてることある?  などなど

あ、こういう自由コミュの時は、特にない場合は「なし」ってしてもらえれば進めますので
あとコミュ内容で好感度は上下しても、コミュいないで好感度が下がることはないです。基本的に
これは数えないです


冬也「何か覚えてることある?」

リク「…?」キョトン

冬也(言葉は分かってる…はずなんだけど、記憶とかについてはすごく曖昧な感じなんだよなあ…)

冬也(………あの培養液? みたいな中から出たことがなかったりする…とかなのかな…?)

冬也「じゃあ、ボクと、湊と、律と、誰が1番好き?」

リク「……すき?」

冬也「えーとね…こうやって、ぎゅーってして、1番嬉しい人。湊は目つき悪いので、律はあっちの小さい方ね」ギュ-

律「小さくないです、成長期です!」

リク「……………ぎゅー、してくれたから…ぼく」

冬也「……ボクは、冬也、だよ? ほら、冬也が好き、って言ってみて」

リク「とうやがすき?」

冬也「いいコだ…」ナデナデ

律「むむむ…」

冬也「好きなたべものある? あと、いやな食べものとか、ある?」

リク「……たべもの?」

冬也「もぐもぐして、ごっくんしたでしょ?」

リク「…おなかへってるときにもぐもぐするの?」

冬也「そうそう、それそれ」

リク「………………?」

冬也「そっかー、分からないかー」

律「何だかとっても甘いです…。弟ポジションはボクだったのに…」

冬也「じゃあ、今度、外の街を案内してあげる。行きたいところある?」

リク「いきたいところ…?」

冬也「分からないかー、そっかー。じゃあ、たくさん遊んであげるからね」ナデナデ

3号機『うぇ~い、揚がったぜぃ、旦那! 揚げたてほくほく、ポテトチップスのノリ塩だぜ、ほぉおおおお――――――!』

冬也「律、3号機うるさくない?」

律「アゲアゲです! あと、フライドポテトのつもりが、ポテトチップスになったです!」

冬也(変なメカ使うから…)

冬也「はい、リク。おやつだよ。ポテトチップス。はい、あーん」

リク「あーん」パク

 パリパリ…

リク「…」ホッコリ

冬也(いい笑顔だ…)



 【直下 コンマ判定】
 偶数 湊と夜原、特に変わったことはなし
 奇数 夜原「ねえ、宮東くん…」湊「ん?」
 ※0は偶数扱いです


夜原「ねえ、宮藤くん…」

湊「ん?」

夜原「あんなことがあったのに、何もなかったように…人が生活してるのって、ちょっと変だよね…」

湊「…機関で処理したんだ。グラスパーの犯罪が公になると、平穏無事に暮らしてるグラスパーまで風当たりが強くなりかねない」

湊「あの学校での事件はガス爆発だとか、そういう風に改竄されて、記憶を操るグラスパーやら、記憶を上書きする装置やらで、口止めもしてる」

湊「本来は夜原もそうなるはずだったけど、まあ何だ…色々あって、なしってことだ。けど口外すんなよ、口裏も合わせとけ」

湊「ごく稀に、ちゃんと記憶操作がうまくいかねえで覚えてるようなのもいるけど、そういうのは見て見ぬ振りをするしかねえ」

湊「折角拾えた命なんだから、ヘタなことはしないどけよ」

湊「死んじまった連中には気の毒だが、真実なんて必ずしも全員が知ってる必要はねえんだ」

夜原「…ええ」

夜原「ところで、あの…冬也くんのことなんだけど」

湊「冬也がどした? ……ん? お前、あいつのこと冬也って呼んでたっけか?」

夜原「っ…その、あの…仲いいでしょ、2人は」

湊「フツーくらいにはな」

夜原「冬也くんって…つきあってる人とか、いるの?」ゴクリ

湊「ハ?」

夜原「…………」ジィッ

湊「…………マジで?」



 【直下 コンマ判定】
 偶数 湊「ただいまーっと。冬也、お前、明日は基地出禁で、バカイアンの家にもこもるな。ひとりで暇潰してろ」冬也「え?」
 偶数 湊「ただいまーっと…」冬也「おかえり。どうかした?」湊「……いや、夏なんだなあと…」
 ※0は偶数扱いです

すまぬ、下は奇数だったでござる
これは判定に数えぬでござる


湊「ただいまーっと。冬也、お前、明日は基地出禁で、バカイアンの家にもこもるな。ひとりで暇潰してろ」

冬也「え?」

湊「そんでもって、10時に百貨店前な」

冬也「え、いやいやいや…何で?」

湊「もう1人だって大して危なくねえだろ? 俺の羽根を伸ばさせろ。近くにいるとうっとうしいことあるじゃんか」

冬也「ええー…? でも、何で10時に百貨店?」

湊「あー………いい出会いでもあると思うぜ」

冬也「何それ?」

湊「さて、次だ。次」

湊「リクを今後、どうするか」

冬也「【安価下1】」

 1 それだね
 2 それもあるけど…進路も…


冬也「それもあるけど…進路も…」

湊「おい、その話はお前だけじゃなくて、俺まで巻き込まれるんだぞ、やめろ」

冬也「そうやって逃げてばっかじゃダメなんだよ、ボクら…」

律「意外と冬也兄ちゃん、マジメです」

冬也「え、不真面目な印象だったの?」

律「何でもないでーす!」

リク「とうや…ふまじめ?」

冬也「やめて!?」

湊「言われてやんの」

冬也「むっ…リク、この3人で誰が1番好き?」

リク「とうや…?」

湊「何、だと…!?」

冬也「ふっ…」

湊「――って、どうせ仕込んだだけだろ」

冬也「なっ!?」

湊「それよか、お前よ、進路なんてちゃちゃっと決めとけよな」

冬也「じゃあ、湊は決めたの?」

湊「だーから、俺は機関に――」

冬也「高卒? 専門卒? 大卒? どれで入るつもりなの?」

湊「うぐっ…」

冬也「ほーら」

湊「そ、それはだな…その…」

律「大卒の方がお給料多いです! ボクは大卒です」

冬也「え?」

湊「何つった?」

律「機関にスカウトされた時に、大卒の方が初任給がいいって聞いたから飛び級で大学卒業しておいたです」

冬也「…」

湊「律、お前…手取り、いくらだ?」

律「年棒制で[ピ--------]万円です。さらにインセンティブでガンガン入ってくるです。預金残高、これくらいです」

冬也「!!?」

湊「1…10…100…1000…1万…10万…100万…1000万――」

律「でも、1回の発明で予算食い潰して、ここから捻出してるからあんまり貯まらないです」

冬也「決めた。【安価下1】」

 1 早く機関に入る。高卒でもいい
 2 大学入ってから機関に入る
 3 もうフリーターでいい。自分探しするんだ…


冬也「決めた。大学入ってから機関に入る」

湊「マジでか」

冬也「湊は?」

湊「俺は…まだ、決め難いっていうか…だな…。勉強苦手だし…」

律「お勉強なんて要領ゲームです」

冬也「律はズレてる割にハイスペックだからね…」

律「得意科目は音楽です!」

冬也「意外だ…」

湊「まあ…とりあえずだ、これで最後の懸念に移るぞ?」

冬也「…うん」

湊「リク…どうする?」

湊「今こそ律のラボに匿ってるけど、ぶっちゃけ限りなくブラック寄りのグレーな状況だ」

湊「俺らで連れてきちまった手前、責任もある。だけど、俺らはバカイアンのとこに居候の身分だ」

湊「いつまでも律のラボにいさせるわけにもいかねえ」

律「ボクは構わないです」

冬也「ボクらは良くないんだよ」

律「ひどいです…」

湊「バカイアンに、どうにか機関で面倒をみてもらえるように頼みこむか…」

湊「バカイアンに頭下げて、リクも一緒にあのマンションで暮らせるようにするか…」

湊「………俺は断固反対だけど、リクをどこぞの施設に入れちまう、か…」

冬也「…【安価下1】」

 1 リクは多分、湊と同じで特別だろうし…機関でどうにかしてもらえるなら、それが1番かも…
 2 おじさんに頼み込んで、一緒に暮らせるようにしよう
 3 戦いとかとは無縁な、安心できる施設に入れて…もう関わらないのがいいかも…


冬也「…リクは多分、湊と同じで特別だろうし…機関でどうにかしてもらえるなら、それが1番かも…」

湊「…」

律「基地には24時間365日、誰かしらいるし、その意味では安心です!」

湊「…そうか?」

冬也「湊は…反対?」

湊「俺はリクとはちょっと違うけど、同じようにしてイアンに機関へ連れて来られた」

湊「俺が教えられていたのは…人の殺し方、ものの壊し方、武器の扱い…そんなもんばっかだ」

湊「けど、イアンがくっせー屁をこきながら忙しく働きながら、ぼろっちいアパートに俺を置いて、ずっと面倒見てもらった」

冬也「…湊…」

律「うぐっ…えぐ…いい…お話ですぅ…」ヒック

湊「今の状況じゃ、1番安全なのはここかも知れねえ。だけど、今のこいつに必要なのは…人間になることだ」

湊「だから俺は、基地よりも、あの家へこいつを連れて行きたいと思ってる」

湊「…………わがままだけどな。お前が決めろ、名付け親様」

冬也「【安価下1】」

 1 やっぱり、基地に置きたいよ
 2 やっぱり、一緒に家で暮らしたい
 3 リクはどっちがいい?


冬也「リクはどっちがいい?」

リク「?」キョトン

湊「…言って分かるのか?」

冬也「でも…本人の気持ちが、1番大事だよ」

冬也「リク、ここでずぅーっといるのと、お外のボクと湊と、枢木おじさんがいるお家に行くのと、どっちがいいかな?」

リク「おうち?」

冬也「うん。誰かとバイバイをしても帰ってくるところ」

湊「イアンが犬のエサの方がマシなメシ作るけどな」

律「ボクのラボなら、揚げもの焼きもの食べ放題です!」

冬也「ネガキャンもステマもしないの」

律「むしろダイレクトです」

リク「バイバイしてもとうやいる?」

冬也「いるよ」

 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~4 リク「ここにもいる?」冬也「ここにも…まあ、いるね…」
 5~9 リク「とうや、すき」冬也「湊、全て決まったね…」


リク「とうや、すき」

冬也「湊、全て決まったね…」

湊「ちっと気に食わねえが…まあいい」

律「うぅ…ちょびっとボクは寂しくなるです…」

冬也「律だって遊びにきていいんだよ?」

律「いいですか!?」

湊「けど、アゲアゲくんはこれ以上はいらねえからな?」

律「メンチ切る蔵を今、開発中です」

冬也「うん、いらないよ」

律「そんなあ!?」

湊「ともかく…方針が決まったとこで、冬也」

冬也「うん。分かってるよ、湊」

冬也・湊「「交渉だ」」


 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~3 枢木「ダメだ」
 4~6 枢木「ダメ――って言っても、聞かなそうな目ぇしやがって…」
 7~9 冬也・湊「「お願いします!!」」枢木「おう、いいぞ」


冬也・湊「「お願いします!!」」

枢木「おう、いいぞ」

湊「そこを何とかしろって頭下げて――え?」

冬也「あれっ? 予想してたのと違う…」

枢木「今さら、1人や2人増えたとこでどうにかなるわけでもねえし…」

枢木「お前らと違って、可愛気あるじゃねーの」フニフニ

リク「?」キョトン

湊「あ、バカイアン! 俺でもまだ、そのふにふにほっぺもてあそんでねえんだぞ!?」

冬也「そこなの?」

枢木「だが条件はある」

冬也「っ…」

枢木「よそ様と我が家は別物。メシは好き嫌いせず全部食うこと。――これを守らせろ」

枢木「以上だ。もしも破れば、我が家のルールはゲンコツ3発。悪いことしてもゲンコツ3発」

枢木「…………これで、色々と揃えてやれ」ゴソゴソ

冬也(5万円も、ぽろっと出てきた…!?)

湊「…気が利くじゃねえか、イアンのくせに」

枢木「お前らで、しっかり守ってやれよ。…………それと、俺のことは親しみを込めて、イアンおじさんと――」

冬也「ありがとう、枢木おじさん!」

湊「イアン、一応ありがとな」

枢木「…つっまんねー……」

湊「あと、お前のメシは絶対にリクに食わせねえから」

冬也「ちゃんと炊事はボクらでやるから、おじさんは絶対に余計な口を挟んだり、手を出したりしないでね」

枢木「かわいくねえー…」

リク「かわいくないの?」

枢木「…………お前はかわいいから安心しろよ」フニフニ

湊「だから、それは俺が…!」

冬也「まあまあ、いいじゃない。時間はたっぷりあるんだしさ」



 ――枢木家――

冬也「いただきまーす」

湊「食え」

リク「…いただきます?」

湊「よーし、魚の骨とってやる」

冬也「ねえ湊、ちょっとスキンシップしすぎじゃないの?」

湊「るっせー! さっさと食って出てけ!」

冬也「何でそんな――ハッ、まさか、リクを独り占めするために…!?」

湊「んなしょーもねえ理由のはずあるか!」

冬也「変な言葉覚えさせたら怒るからね?」

湊「おー、俺だって、お前のなよなよしてるとこをマネて覚えでもしたら、ぶちのめすからな?」

冬也「むむ…」

湊「ああん?」

枢木「いいからお前ら、黙って食え」



冬也「何で急に百貨店なんか行けって…しかも時間指定つきで…」

冬也「【安価下1】」

 1 10時ぴったりにちゃんと行きますよ、行けばいいんでしょ…
 2 出て行ったふりして、何を企んでるか暴いてやる


冬也「早くも夏日で、ぎんぎらぎんはさりげなさの欠片もなく照ってて…」

冬也「暑い…」

冬也「ここで何してればいいんだろ…?」

夜原「――冬也くん」

冬也「?」クルッ

冬也「あれ、夜原さん…? 何でここに…?」

夜原「えっ?」

冬也「?」

夜原「…………」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 湊「あ、夜原からのデートの誘いだって伝えるの忘れてた…。まあいっか、日時と場所が合ってるんだし」
 奇数 湊「夜原ってマジメそうだからな…偶然をよそおってばったり出くわした風デート大作戦なんてできなさそうだな…」
 ※0は偶数扱いです


夜原「あ、あのねっ…その、色々あったから気晴らしにどこか行こうかな~って思ってて?」

夜原「そ、それで何となーく歩いてたら、冬也くんがいるのを見つけたから声をかけてみちゃったんだけれどもー」

夜原(ぼ、棒読みになってないかな? き、昨日ちゃんと練習はしておいたけど…お願い、疑いは持たないで…!)

冬也「そうなんだ…。ボクも、湊に急に出てけって暑い中放り出されちゃってさ」

夜原「!」

夜原「もしその…用事とかないなら、今日だけでもその…い、一緒に? どう…かな?」

冬也「【安価下1】」

 1 むしろいいの? ボクなんかと貴重な夏休みの1日を潰しちゃうなんて…
 2 あ、でもあの人にそろそろ会いに行かないとなんだよね…
 3 その他、自由返事


冬也「むしろいいの? ボクなんかと貴重な夏休みの1日を潰しちゃうなんて…」

夜原「つ、潰すだなんてそんな…それにあの、助けてもらったお礼とかもちゃんとしたいなって思ってて…」

冬也(お…女の子と、休日にばったり出くわして遊びに出かけるなんて…あれ、これってデート?)

夜原「ど、どこ行こうか?」

冬也「えっ? あ、うん、えーと…そうだな…」

冬也(学校はちょっと…避けた方がいいよね…)

冬也「【安価下1】」

 1 百貨店、入ろうか。涼しいし
 2 アーケードでも行ってみる?
 3 夏だし、海行く?
 4 夏だし、山――は…うーん…行っとく…?
 5 その他、自由(ない施設とかもあるよ)


 ――海――

夜原「夏の海って、やっぱりいいわね」

冬也「うん。ボク、近くに海がないところで育ったから、こんな歩いていける距離だと…何だか変な気分になっちゃう」

夜原「そう言えば転校生だったもんね。どこから来たの?」

冬也「東京だよ。東京って言っても、田舎の方だけど…」

夜原「東京かぁ…。ねえ、今度…大学の見学で東京行くんだけど――」

冬也「夜原さん、東京の方の大学行くの?」

夜原「まだ希望なんだけどね。それで――」

冬也「そっかあ…。この辺りの大学って、どこも遠いしね…。ちゃんと考えてるのか、皆…」

夜原「あの、それでね東京って遠いから――」

冬也「一人暮らしするの? それも手だよね…。あ、でも物騒なところもあるし、気をつけた方が…」

夜原「こ、今度、東京の大学見学、一緒に行かない!?」

冬也「えっ?」

夜原「………///」

冬也「…………………【安価下1】」

 1 日帰りじゃ、遠いよ?
 2 行けたら行きたい…
 3 うーん、パスかな


冬也「…………………日帰りじゃ、遠いよ?」

?「アホかっ」ガスッ

冬也「痛って!? え!? あれ!?」キョロキョロ

夜原「ど、どうしたの?」

冬也「あ、ううん…あの…あれ…?」

?「いいか、誘ってんだよ、誘われてんだよ、お前は」ヒソヒソ

冬也(この声…湊…? えっ…あ、もしかして…ステルス…?)

湊「むしろ、泊まりで誘ってんだよ、気づいてやれよ、アホかお前」ヒソヒソ

夜原「本当に大丈夫?」

冬也「あっ、うん、別にあの…幻聴?」

夜原(幻聴!?)

冬也「と、とにかくさ、あの…」

冬也「【安価下1】」

 1 ビーチの方行って、泳ぐ?
 2 釣りでもしとく?
 3 ここは離れよう


冬也「ここは離れよう」

夜原「えっ? 何で?」

冬也「な、何でもいいから、あの…日差し強いから! こっち!」

湊「おい、逃げんな!」

 タタッ

冬也(グラスプスキルを同時併用は難しい…)

冬也(湊がステルス使えるなんて初めて知ったし、これまで使わなかったってことはそう得意じゃないんだ)

冬也(てことは、こっちがアームで強化すれば湊でも追いつけないはず…!)

夜原「は、速いよ、冬也くん!」

冬也「ごめん、ちょっと、抱くよ!」

夜原「はひゃ!?」

 ガシッ

冬也(とりあえず、湊からは逃げる…!)


 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~5 湊「逃げられるとか思うなよ?」冬也「ぜぃ…ぜぃ…」
 6~9 冬也「撒けた…はず」夜原「…」ドキドキ


冬也「撒けた…はず」

夜原「…」ドキドキ

冬也「あ、ごめんね。ずっと抱えちゃってて」

夜原「うっ…うん…」

冬也「とりあえず逃げてきちゃったけど…この辺の浜って人気ないんだね」

夜原「そ、そうだね…。こ、こんな穴場があったんだね…」

冬也「顔、赤くない? 熱中症?」

夜原「大丈夫大丈夫、全然、別にそういうのじゃないから安心して」

冬也「そう…?」

夜原「ちょ、ちょっとあの木陰で休まない?」

冬也「うん」

冬也(湊から逃げられたけど…何で尾行なんてしてたんだろ?)

冬也(羽根を伸ばしたいとか言って、結局って、ちょっと分からないよね…)

夜原「…冬也くん、進路はどうするの?」

冬也「え? ああ…とりあえず、大学行こうかなって…」

冬也「でもそれだけで、他は全然。勉強もしなきゃだし…考えたら、お腹がきりきりしてきた…」

 ↓1~3 夜原とのコミュ内容
 例) ・夜原さんは大学出てから決まってる?  ・あんなことあったけど、もう落ち着いた?  などなど


―――――

 眠くなってきましたので、本日はここまでということで
 どうもありがとうございました!



冬也「夜原さん弓道部だけどさ、昔からやってるの? 高校から?」

夜原「わたしは高校から始めたの。学校があんなことになって、大会どころじゃなくなっちゃったけど…」

冬也「あ…そっか…。もう、落ち着いた? ちょっと時間は経ったけど」

夜原「うん、とりあえずは…って感じだけどね。でも、夏休みが終わったら、教室ががらがらになるのかもね…」

冬也「…だ、大学は? 東京の方の…どんな大学とかって決めてるの?」

夜原「一応…国立大志望で」

冬也「…学部は?」

夜原「理数系かな」

冬也「大変そうだね…がんばって。応援するから」

夜原「うん、ありがとう。だけど冬也くんだって受験するなら他人事じゃないよ?」

冬也「まあね…うん…」

夜原「折角の夏休みだし、勉強とか教えてあげようか?」

冬也「本当に?」

夜原「もちろん」

冬也「………いやでも、ありがたいけど勉強したくないし…」

夜原「それじゃ進学なんてできないよ?」

冬也「うっ…じゃ、じゃあ…時間を見つけて…」

冬也「でもそれだけじゃ悪いし、日頃の感謝とか含めて、何かおごるよ! 欲しいものとかある?」

夜原「い、いいわよ、そんな。感謝だなんて、わたしの方が…」

冬也「ううん。弓道場にお邪魔させてもらったりしたし、そういうの込みで」

冬也「何でも言ってもらっていいよ」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 冬也「アイスなんかでいいの? 3段重ねじゃなくていいの?」
 奇数 冬也(弓道用品扱ってるお店なんて、初めて入った…)
 ※0は偶数扱いです


冬也(弓道用品扱ってるお店なんて、初めて入った…)

冬也(小さいし、ちょっと埃っぽいけど…この雰囲気嫌いじゃないかも…)

夜原「この弓袋、ずっと欲しかったの。ちょっと値段つくけど、本当にいいの?」

冬也「も、もちろん」

冬也(良かった、バイトしておいて…)

夜原「大切に使うね」

冬也「うん」

冬也「【安価下2】」

 1 そろそろご飯食べに行こうよ
 2 じゃあ今日はこの辺で


 ――アーケード・大衆食堂――

夜原「このお店、よく来るの?」

冬也「あんまり…。でも、アーケードうろついてて何度か目に入ってたからさ」

冬也「こんな暑い日にはやっぱり…」

夜原「暑い日には?」

冬也「【安価下2】」

 1 冷やし中華食べたい
 2 豚キムチ鍋だね
 3 バケツアイスに挑戦


店員「お腹壊しても知らないよ」

冬也「まんま、バケツサイズの器にアイスが…」

夜原「それ…食べられるの?」

冬也「ちょ、ちょっと食べる?」

夜原「ちょっとならいいけど、その量のお手伝いにはならないかな…」

冬也「…」

店員「溶けちゃうから持ち帰りもできないよ」

冬也「…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 お腹壊した
 4~6 残しました
 7~9 食べきれたよ


冬也「ご…ごめんね…気をつけて、帰って…」ギュルルル

夜原「冬也くんもね…?」

冬也「うん…うぐっ…」タタッ

 バタム

冬也(最悪だ…冷やし中華食べてれば良かった…)

店員「お客さん、いい加減、トイレ占拠やめてください」ドンドン

冬也「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」



冬也「酷い目にあった…」

冬也「もう夕方だよ…」

冬也「【安価下2】」

 1 もう帰っていいよね?
 2 湊に尾行の件を問い質さないと
 3 ひとりでまだぶらぶらしてよう


 prrrrrr…

湊『ういよー?』

冬也「湊? ねえ、何でステルスでつけてたの?」

湊『あん?』

湊『あー…』

湊『ボディーガードだからな』

冬也「隠れる必要ないと思うんだけど…」

湊『んでー? ばったり夜原と会って、その流れでデートして、どうだったよ?』

冬也「どうもこうも…デートってほど特別なことなんてしてないし、そもそも友達と遊んだだけなんだし…」

湊『あーあー、あーあーあー…』

冬也「な、何その反応?」

湊『べっつに~? あ、もう帰ってきてもいいぞ。基地行ってもいいし』

冬也「?」

冬也「湊はどこにいるの?」

湊『家でリクと留守番してる』

冬也「【安価下2】」

 1 基地寄ってから帰るよ
 2 すぐ帰るよ
 3 適当にぶらぶらしてから帰るよ


 ――異能管理機関基地――

冬也「何となく来ちゃったけども…」

冬也「【安価下2】」

 1 狙撃訓練していこう 89/100
 2 基地にいる誰かとコミュしよう
   ※コミュ相手も併記してね
 3 ぶらぶらしてよう


冬也「家だと狙撃訓練はできないしね…」チャキ

冬也「もっと上手にならないと…」

 【直下 コンマ判定】
 コンマ一桁分加算
 狙撃技術 89/100


 狙撃技術 97/100

冬也「すっごくいい感じ…」

冬也「百発百中まで、もう少し!」

冬也「【安価下2】」

 1 基地内にいる人とコミュしよう
   ※コミュ相手も併記してね
 2 基地内をぶらつこう
 3 帰ろう


 ウィ----ン

風条「また来たの?」

冬也「来ちゃダメですか?」

風条「んなことないけど――って、珍しいわね、あのクソガキいないなんて」

冬也「クソガキって…」

風条「んで?」

風条「何しに来たのよ?」

 ↓1~2 風条とのコミュ内容


冬也「何か湊に羽根を伸ばさせろとか言われて――」

 ―報告中―

冬也「ってことになったんですけど…」

風条(それ、明らかに仕組まれてるし、ついでに尾行でからかうネタにされかかってたじゃない)

冬也「偶然ってあるものなんですね…」

風条「…偶然ねえ…」

冬也「……あと、女の子ってどうしたら喜ぶんですか?」

風条「はあ?」

風条「そんなの尽くしてりゃいいのよ、お姫様扱いに憧れるものなんだから」

冬也「お姫様扱い…」

風条「あれが欲しい、これが欲しがってる、っていうのをリサーチしておいて、さりげなくプレゼントしてみるとか…」

風条「レディーファーストで常に有せんしてあげるとかしてればいいんじゃない?」

冬也「ふむふむ…」

風条「わたしだったら絶対に裏があるって警戒するけど」

冬也「ええー…?」

風条「てか今日、おつまみのお土産ないの?」

冬也「…ごめんなさい…」

風条「なってないわね。そんなじゃ愛想尽かされるわよ?」

冬也「愛想を尽かされる前に、愛想を使われてる人がいません…」

風条(気づきなさいよ…)

冬也「【安価下2】」

 1 基地内の誰かとコミュ
 2 もう帰ろう
 3 さらに風条とコミュ


 ――枢木家――

冬也「ただいまー」

冬也「クーラーのついてる部屋に直行――」

 ガララッ

冬也「こ、これは…!?」

リク「Zzz…」

湊「Zzz…」

冬也「リクと添い寝をしている、だと…!?」

冬也「ずるい…」

冬也「て言うか、こんなに毛布かけるくらいなら部屋の温度上げればいいのに…」ピピッ

冬也「部屋もこんなに散らかして…」

冬也「湊め…始めからこれが目的だったな…」



湊「いやー、昼寝っていいよな」

冬也「…」

湊「そう睨むなって、デートしてたんだろ?」

冬也「だから、デートってほど大したこと…」

湊「またまた、んなこと言っちゃって」

冬也(リクはもう寝ちゃったし…どうしよう?)

冬也「【安価下2】」

 1 もう寝よう
 2 グラスプスキルの練習しよう
   A ポイント254/100
   B アーム240/200
   C コート0/300
   D ステルス0/300
   E ピラー13/250
   F アンテナ0/200
 3 湊とコミュ


冬也「コートの練習するよ」

湊「便利だぞ、コートは。つか、コートを極めるとダメージ受けねえからな」

湊「相手の大技でもコートでするりと抜けられるようになる」

冬也「へー…」

 【直下 コンマ判定】(精神安定+10)
 コンマ二桁分加算
 コート 0/300


 コート 59/300

湊「低速スタートじゃないだと…?」

冬也「これが本来のボクの――」

湊「マグレだな」

冬也「…」

湊「んじゃ、寝る――」

 ガシッ

冬也「そっちはリクが寝てる部屋だよね?」

湊「んだよ、起きた時に誰もいねえんじゃ寂しいかも知れねえだろ?」

冬也「じゃあボクが――」

 ガシッ

湊「おい待てや、俺でいいだろ、そこは」

冬也「昼寝したじゃん」

湊「だからこそだ」

冬也「夜くらい譲ってよ」

湊「はあ?」

冬也「何?」

 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶・掌握
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント254/100 アーム240/200 コート59/300 バーニッシュMAX
 ピラー13/250 アンテナ0/200
 戦闘スキル:狙撃97/100

 ー異能管理機関・正職員ー
  枢木イアン:異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
  手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
  鏑木知恵:医療部 治癒系の異能 マッド
  萑部律:技術部 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 ズレ気味
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能
  緑野柳:草木を操る 礼儀正しい
  碧石不動:日替わり異能 無口

 ーテルス・ジハードー
  グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー 星の覇者
  土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 幹部格

 ーブラック・ライトー
  刀梶剣:切断の異能 無口?
  些芝充:砂と熱風の異能 リーダー格?
  蛇沢アキ:ゴーレムの異能 紅一点?
  リリカ:同じ強さを持つ影を操る異能 ゴスロリ ちゃん付け少女
  塔ヶ崎唯介:重力操作の異能

 ー友人・勢力不明ー
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 親友 光線の異能 デザインベビー
  風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
  マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
  裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
  夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
  御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 おっさんを自称
  天上院秋雨:元テルス・ジハード 電撃の異能 よく分からない人
  リク:8歳美少年 おっとり系 



 【直下 コンマ判定】
 1~3 テルス・ジハード
 4~6 ブラック・ライト
 7~9 異能管理機関


 【直下 コンマ判定】
 偶数 塔ヶ崎「三バカども…拾ってやった命だ、自分の意思で死ねると思うな?」
 奇数 魔改造なんてなかった
 ※0は偶数扱いです

 【安価下2】
 ブラック・ライトのボスのお名前!

 【安価下3】
 ブラック・ライトの敵のお名前


榊「――3710号がまたも奪取され、あのコまで攫われて…胸が痛みます」

塔ヶ崎「でしょうねぇ…」

榊「他人事のように仰りますが、あの移動要塞までおじゃんになりました」

榊「それはあなたの責任問題かと」

塔ヶ崎「でしょうねぇ…。だからボスに呼び出されちゃってるんでしょうが」

黒山「塔ヶ崎、おやさしいボスに報いようとは思わないのか!?」

塔ヶ崎「はいはい、悪ぅごぜえますよ」

塔ヶ崎「んで、どうしろって? 首切れ、腹切れ? 実験体いき?」

塔ヶ崎「何なりと命令しちゃってください、どーぞ」

榊「あなたに求めることは2つです」

榊「1つは我らがブラック・ライトのためにその身を捧げること」

榊「そしてもう1つは、あなたの汚名を返上するほどの手柄を上げること」

塔ヶ崎「要するに、てめえのケツはてめえで拭き取れ、と…」

塔ヶ崎「あい分かりましたよ、ボス」

塔ヶ崎「だったら――」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 塔ヶ崎「すぐにでも、機関に奪われたもんを全て、取り戻してくればいいんでしょう?」
 奇数 塔ヶ崎「星のチカラを自在に操る機関の技術…あれを暴いてくりゃあいいんでしょう?」
 ※0は偶数扱いです


 ――個人情報――
 名前:朝霧冬也  性別:男    職業:高校生
 身体能力:超優秀 精神面:安定  異能:光蝶・掌握
 特技:声真似   望む奇跡:友達100できるかな?
 グラスプスキル:ポイント254/100 アーム240/200 コート59/300 バーニッシュMAX
 ピラー13/250 アンテナ0/200
 戦闘スキル:狙撃97/100

 ー異能管理機関・正職員ー
  枢木イアン:異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
  手島新太:異能犯罪対策課課長補佐 明察の異能
  鏑木知恵:医療部 治癒系の異能 マッド
  萑部律:技術部 天才技術者14歳 冬也と湊の弟分 ズレ気味
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能
  緑野柳:草木を操る 礼儀正しい
  碧石不動:日替わり異能 無口

 ーテルス・ジハードー
  グラビアス=ラークレイン:始まりのグラスパー 星の覇者
  土筆川澄子:念動力、薬物増強の異能 幹部格

 ーブラック・ライトー
  刀梶剣:切断の異能 無口?
  些芝充:砂と熱風の異能 リーダー格?
  蛇沢アキ:ゴーレムの異能 紅一点?
  リリカ:同じ強さを持つ影を操る異能 ゴスロリ ちゃん付け少女
  塔ヶ崎唯介:重力操作の異能
  黒山輝代:榊の側近
  榊日和:ブラック・ライトのボス

 ー友人・勢力不明ー
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 親友 光線の異能 デザインベビー
  風条葵:元アイドル兼殺し屋 友達 心身強化(他人限定)の異能 お酒で買収可能
  マスター:喫茶店の主 絶対中立地の主
  裾野絢菜:幽霊さん お友達 千里眼(最大半径2キロ)の異能
  夜原あざみ:クラスメート 弓道部 友達
  御手洗深道:元麻薬の売人 ATCV-1の異能 おっさんを自称
  天上院秋雨:元テルス・ジハード 電撃の異能 よく分からない人
  リク:8歳美少年 おっとり系


 【直下 コンマ判定】
 偶数 冬也「雨降ってる…」
 奇数 本当にすぐやってきたよ
 ※0は偶数扱いです


冬也「雨降ってる…」

湊「じめじめしてて蒸し暑くて、サイテーだな…」

冬也「何だか気が滅入っちゃうよね」

湊「だなぁ…」

冬也「【安価下2】」

 1 家の中で過ごそう
 2 誰かとコミュしに行こう
   ※相手も併記
 3 とりあえず基地行こうか


 ――異能管理機関基地――

湊「外は雨でも、こっちにゃ何も問題ねえな」

冬也「入口だけ雨で滑りやすくなってたけどね」

湊「だな。…にしても、何でリクはお前にばっか懐くんだよ?」

リク「?」ギュッ

冬也「ふっふーん、何も言わずとも自然と手を繋がれる…リクは俺が大好きだから必然だね」

湊「クソー…」

冬也「【安価下2】」

 1 狙撃訓練しとく? 97/100
 2 律のラボでだべる?
 3 グラスプスキルの練習
   A ポイント254/100
   B アーム240/200
   C コート59/300
   D ステルス0/300
   E ピラー13/250
   F アンテナ0/200
 4 基地の誰かとコミュ
   ※コミュ相手も併記


冬也「もうちょっとで湊に並べるくらいだと思うんだけど…」

湊「どーだか」

 【直下 コンマ判定】
 コンマ一桁分加算
 狙撃技術 97/100


 狙撃技術 103/100

冬也「やっぱり、湊よりは上手になった気がする」

湊(あれ? これ、マジで…?)

湊「け、けどな俺は拳銃だけじゃねえぜ? 長距離狙撃だってできるし?」

湊「大体、百発百中なんて最低限だ、最低限。動いてねえもんを相手にしてんだから」

湊「どんな状況でも必ず当てるってのが大事なんだよ」

湊「動かねえ的なんざ、当たって当然。そういう世界だ」

冬也「そうだよね…」

湊(俺もちょっと練習しておこう…後で)

冬也「【安価下2】」

 1 律のラボでだべる?
 2 グラスプスキルの練習
   A ポイント254/100
   B アーム240/200
   C コート59/300
   D ステルス0/300
   E ピラー13/250
   F アンテナ0/200
 3 基地の誰かとコミュ
   ※コミュ相手も併記


冬也「ピラーの練習」

湊「がんばれー」

冬也(何だか、いつもこれで守られてる気がするし…)

冬也(けっこう有能なグラスプスキルだよね…)

 【直下 コンマ判定】(精神安定+10)
 コンマ二桁分加算
 ピラー 13/250


 ピラー 85/250

冬也「まだまだか…」

湊(にしても…順調に冬也も覚えてきてるな…)

湊(ちょっくら俺も、グラスプスキルにしろ、狙撃にしろ…本腰入れて訓練再開しておくか…?)

リク「…おなかへった…」

冬也「!」

湊「じゃ、行くべきはあそこだな」

冬也「うん」

冬也「【安価下2】」

 1 律のラボへ行く
 2 基地の誰かにたかる
   ※相手も併記


―――――

 次スレです
 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 3】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416573805/)

 安価把握次第、次スレいきまする



 把握です
 >>1000はお好きにどうぞ

 次スレ
 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 3】 - SSまとめ速報
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>>1000なら裾野さん浮翌遊霊へ

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