上条「良かった、気がついたんだなインデックス」
禁書「……とうま？」
上条「小萌先生に魔術ってので背中を治して貰ってから、丸１日寝てたんだぞお前」
上条「傷が塞がったのはともかく、意識が戻らねえから心配してたんだぞ」
禁書「……」
上条「どうした？」
禁書「なんだろ……服が少しキツいかも」
上条「あ？ 『そういう魔術』なんじゃないのか」
上条「お前、身体が『大人っぽく成長していた』みたいだけど」
禁書「えぇ！？」ﾀﾕﾝ
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◇◆◆◇
禁書「うーん……」ﾀﾕﾝﾀﾕﾝ
上条「なんだよ、銭湯は嫌か？ 初めてなんだろ」
禁書「そうじゃなくて、どう考えても私の知る限り小萌が使える魔術でこんな効果は無いんだよ」
上条「そうか？ よくよく考えりゃあれだけの背中の傷を治すんなら代謝とかに関係しそうだけどな」
禁書「うーん……うぅ、とうまにそう言われると自信ないかも」
─────ザワッ─────
禁書「ッ……！」バッ
上条「？ どうした」
禁書「…………」
禁書「あそこ、誰か見てる……！」
上条「！！」
スッ・・・
神裂「……驚きました」
神裂「まさかその子がその様に成長するとは……確か治癒魔術を行使したのは知っていましたが」
禁書「魔術師……！」
上条「インデックス、下がってろ」
神裂「その様子ではあくまでも私達を阻むようですね」
神裂「引き下がるなら今ですよ？ 上条当麻……」チャキッ
上条「……」
禁書「…？」
禁書(何だろう……あの魔術師の周りに沢山、ううん……七本のワイヤーが見えるけど……)
禁書(とうまは気づいてるのかな……？)
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