真「ボクが主役の映画」(15)


P「真……この前のオーディションの結果……真が主役の特撮映画の作成が決定したぞ!」

真「!!」

P「書類によるとだな、タイトルは仮面ライダー真[まこと]……お前に歴代初の女性主役ライダーとして、頑張って欲しいそうだ」

真「あの仮面ライダーですか!」

P「最近は若手の役者がブレイクするきっかけでもあるからな。頑張れよ!」

真「はい!」

真(ふふふ、主役……楽しみだな♪)

数週間後。


監督「おお!君が真くんか!」

真「はい!菊地真です!よろしくお願いします!」

監督「ははは、元気があっていいね。これならあの役もできそうだ」

監督「一緒に撮影頑張ろう、真くん!」

真「ゆるさん!……聞け悪人どもっ!ボクの名前は……」「仮面ライダー真[まこと]だぞ!」 

監督「カットッ!!」



P(撮影も終盤……真の演技も絶好調だ)

P(真のアクションにスーツアクターを使わないという監督の撮影方針にも驚いたが……)

P(何よりもここまで頑張っている真のガッツには目を見張るものがあるな)ピピピピ

P「おっと、もしもし」

小鳥『Pさんですか!小鳥です……早く帰ってきてください……
   もう何週間も真ちゃんに付きっきりなせいですよ!!もう!もう私Pさんがいないと……』

P「わかったわかった、すぐ戻るよ」

小鳥「ほんとですか?私、待ってますよ!」ピッ

P(仕方ない……すまない真、すぐ戻るからな)

真(つぎはいよいよ必殺技のシーンか……緊張するな……)

監督「あ、真くん、次のカットの必殺技のシーンにやって欲しいことがあるんだが……いいかい?」

真「はい……!」

監督「まあそう身構えなくていい、君がやることは簡単だよ、」

監督「脊髄ぶっこぬきだ」

真「脊髄……ぶっこぬき……ってあの脊髄ですか?」

監督「そうだ。こういうシーンがあったほうが観客も盛り上がるだろ?」

真「ま、まあそうかもしれませんが……」

監督「みててごらん」「こう」ヌグギッ「やって」ズググググググ「こうだ」ヌ゙ボッ グチュチュチュチュチュ ブツッ

監督「さあ、真くんもやってごらん」

真は、自分の意識が遠くなるのを感じた。

P「真、きょうでオールアップだな」

P「最後までみてやれなくてすまなかった」


真「プロデューサー……ボク、最後までやりましたよ……」
 「ふふふ、プロデューサーの腕……あったかいや……」ガクッ スースー zzz

P「真にいったい何が……?」






「仮面ライダー真[まこと]」は、真の可愛らしいドラマシーンと過激なバトルシーンのギャップが受け、
 特撮としては異例の興業収入50億円を突破、
「脊髄ぶっこぬき」はその年の流行語大賞に選ばれたそうな。


半年後

P「仮面ライダー真[まこと]の続編が決まったぞ!」
 「次のタイトルは仮面ライダー響[ひびき]対真[まこと]だそうだ」

真「もう勘弁してよ……」


END

監督なくPなら神スレなったかも知れぬ…残念だか糞スレ


P「真……うちの事務所が〇映さんとコラボして、真が主役の特撮映画を撮ることになったぞ!」」

真「!!」

P「書類によるとだな、タイトルは仮面ライダー真[まこと]……お前に歴代初の女性主役ライダーとして、頑張って欲しいそうだ」

真「あの仮面ライダーですか!」

P「最近は若手の役者がブレイクするきっかけでもあるからな。頑張れよ!」

真「はい!」

真(ふふふ、主役……楽しみだな♪)

数週間後。

真 (今日から撮影か……)

真「プロデューサー、おはようございます……って、どうしたんですかその格好!」

P「真、お前には言い忘れてたな、実はこの映画をプロデュースするのも俺なんだ」

真「えええ!?プロデューサーが!?」

P「なにはともあれ、一緒に頑張ろう!」

・・・撮影終盤・・・


真「ゆるさん!……聞け悪人どもっ!ボクの名前は……」「仮面ライダー真[まこと]だぞ!」 

雑魚「ふん!くらえ!」

真「きゃっ!」

真「きゃるるーん♪形態変化!キューティープリンセスフォーム!」

真「くらえ!必殺!」

真「まこまこりん♪」

雑魚「ぐわあああああああ」ボガーン

P「カットッ!!」

P(撮影も終盤で疲れもあるはずだが、……真の演技も可愛らしさも絶好調だ)

P(真にはブルマ、パジャマ、ワイシャツ、その他もろもろのシチュをすでにやらせたし……)

P(そろそろあれをやらせても……)




真(つぎはいよいよ必殺技のシーンか……緊張するな……)

P「真、次のカットの必殺技のシーンにやって欲しいことがあるんだが……いいかい?」

真「はい……!」

P「まあそう身構えなくていい、真がやることは簡単だよ、」

p「脊髄ぶっこぬきだ」

真「脊髄……ぶっこぬき……ってあの脊髄ですか?」

P「そうだ。こういうシーンがあったほうが観客も盛り上がるだろ?」

真「ま、まあそうかもしれませんが……」

P「みててごらん」「こう」ヌグギッ「やって」ズググググググ「こうだ」ヌ゙ボッ グチュチュチュチュチュ ブツッ

P「さあ、真もやってごらん」

真「え、でも……」

P「トップアイドルを目指すならこのくらいは…… 」

真「い、いえ、ボクできます!プロデューサー、ボクのことちゃんと見ててくださいよ!」

P「ああ、ちゃんとな」

・・・必殺シーン・・・

真「必殺!!くらえ!」ヌグッ

雑魚「ぐわーーー」ギッ

真「ん……」ズググ

真「……」ググググググ

真「…」ヌ゙ボッ 

真「」グチュチュチュチュチュ ブツッ


P「カット!」

真「」ダッ

真「ぷろでゅうさあ~」ぶわっ

真「ヒック、ボク、ちゃんとできてましたか?」

P「ああ、ちゃんとできていたさ、偉いぞ真」ポンポン

真「ほんとですか!?」

P「ああ、もちろんさ。さあ涙を拭いて、もう次のカットが始まるぞ」

真「はい!」


その後、真はトップアイドルになったそうな。

そのままじゃないですかね…まぁ乙

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom