P「真、始球式の仕事が来たぞ!」 (74)
真「始球式ですか?」
P「始球式だ。といっても普通の始球式じゃないんだけどな」
真「普通の始球式じゃない?何かするんですか?」
P「そうだ。試合前のイベントとしてプロのバッターと一打席勝負をしてもらう」
真「あ!自分G○ingで見たことあります!亀○さんがやってた奴ですよね!」
P「うん。それでなこの企画なんだが始球式の対決だけじゃないんだ。
プロに挑むまでの間、真には野球の本格的なトレーニングをしてもらって、それをドキュメントとして撮影、放送するまでがこの企画なんだ」
真「なるほど!その特訓の撮影はいつからなんですか?」
P「今日からだ!早速コーチをつけて特訓してもらう!」
真「き、今日ですか!?他のお仕事はどうするんですか!」
P「全てキャンセルした!!」
真「えぇぇ…それ、大丈夫なんですか…?」
P「大丈夫だろう。多分。」
真「それに今日から特訓って…どこでやるんですか、プロデューサー。」
P「あぁ、それなんだが、とりあえずそこの運動公園でやろうと思う」
真「あそこですか?随分広いところを使うんですね…。撮影で他の人の迷惑になりそう…」
P「その点は大丈夫だ!特訓期間中は貸し切っているからな!」
真「」
P「ははは、嬉しさと驚きで声も出ないか」
コーチ>>9
実在する元プロもしくは現役選手もしくはPでよろしく
斎藤佑樹
P「よし、運動公園に着いたぞ…おーい真ー?」
真「本当に誰もいない…こんなに広いのに…ボク一人が使っちゃっていいのかなぁ…?」
P「お、ちょうどいいタイミングでコーチも来てくれたみたいだな」
真「そいやコーチって誰…P「斎藤佑樹選手だ!失礼の無いようにするんだぞ!」
真「」
斎藤佑樹「よろしく、菊池さん」
真(斎藤佑樹選手ってあのハンカチ王子の!?広島の赤い方じゃなくて!?
いやそれよりあの人はこんな企画に協力する前に自分の練習しないとダメなんじゃ…)
P「おい、真?挨拶くらいちゃんとしろよ?」
真「あ、は、はい!よろしくお願いします!」
斎藤佑樹「じゃあ、軽くウォーミングアップをしたら、キャッチボールでもしてみましょう。菊池さん野球経験はある?」
真「い、いえ…野球はあまり…あ、でもボク運動神経には自身があるんで!頑張ります!(知名度だけで仕事が取れるって羨ましいなぁ…)」
~30分後~
斎藤佑樹「じゃあ、そろそろ少し力を入れて投げてみようか」
真「はい!じゃ行きますよー!」ビュッ
ズバーン(125km/h
斎藤佑樹「」
真「えへへ、どうですか?」
斎藤佑樹「」
真「ど、どうですか?」
斎藤佑樹「」
真「斎藤選手?」
斎藤佑樹「あ、あぁすごくいい球だったよ。ちょっと驚いちゃったよ。まさかアンダースローでくるとは思わなかったよ」
真「えへへ、なんかテレビでWBCを見てたら変わったフォームで投げてる人がいて面白そうだったので真似しちゃいました!」
斎藤佑樹「ま、まぁ今回は上から投げてみようか。(アンダースローとかどう教えたらいいか分からない…)」
真「えぇ…カッコイイのになぁ…わかりました…」
斎藤佑樹「気を取り直してもう上から力いっぱい投げてみよう!」
真「はい!」ビュッ
ズバーン(135km/h
斎藤佑樹「」
真「あ、さっきより球はやくなりました!やった!」
斎藤佑樹(今の俺くらいの球速…というか、肩が柔らかいのか、リリースまで腕が全然見えないし、球は伸びてくるし…何を教えたらいいんだろう…うわぁがんばろう…)
真「斎藤選手、どうですか?」
斎藤佑樹「よ、よしじゃあこれから少しストレートを投げたら変化球に挑戦してみようか!(変化球なら勝てる!俺はプロなんだ!」
斎藤佑樹「」
真「斎藤選手?」
斎藤佑樹(スライダーカットボールフォークチェンジアップカーブツーシーム、オマケにナックルまで投げれるなんて…しかもどれも俺よりすごい…)
真「斎藤選手?」
斎藤佑樹「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
真「!?な、なんか走ってどっか行っちゃった…」
斎藤佑樹(俺は!こんな素人の女の子に負けるような投手だったのか!?違う!!くそっ!キャンプに帰って特訓だ!!)
真「斎藤選手どっか行っちゃった…どうしよう…あ、プロデューサー!」
P「おう、様子を見に来たぞ、あれ斎藤選手は?」
真「それが、なんか叫びながら走って何処か行ってしまって…」
P「はぁ?」
真「本当なんですよプロデューサー!今日の特訓どうしましょうか…」
P「あぁ、スタッフさんが今日はそろそろ撮影終わりにするって、なんか斎藤選手のいい絵が撮れたって言ってたよ。真の撮影なのになぁ…」
真「じゃあ最後にプロデューサー!全力で投げるんでキャッチャーお願いします!」
P「お、いいぞ、今日の特訓の成果みせてみろ!」
真「じゃあ投げますね!行きますよー!」
P「」
真「ぷ、プロデューサー大丈夫ですか!?」
P(ぐ、偶然ミットに入ったけど死ぬかと思った…)
真「あ、怪我とかはしてなさそうですね!じゃあ今日はお疲れ様でした!えへへ、始球式ってアイドルっぽい仕事ですよね!」
真の能力が完成しすぎてこれ以上特訓で書くことが無い
本番に行くべきだろうか
P「よし!始球式の日が来たぞ!」
真「おはようございますプロデューサー!ついに来ましたね始球式!ボク、ワクワクしちゃうなぁ…可愛くできるかなぁ…」
P(真の投球を見て、カッコイイと思えど可愛いと思う人はいないだろうな…)
真「早速向かいましょう!」
仕事場>>38
実在球団の本拠地でよろしく
ヤンキーススタジアム
P「じゃあヤンキー・スタジアムに出発だ!」
真「はい!」
P「着いたぞ.!ヤンキースタジアム!メジャーリーグ!」
真「うわぁ凄いですよプロデューサー!おっきいなぁ!あ、自由の女神が見えますよ!」
P「よし、じゃあブルペンを借りて投球練習をしようか!」
対戦打者>>46
捕手>>47
イチロー
GG佐藤
GG佐藤「よろしく。」
真「よろしくお願いします!」
GG佐藤「じゃあ、さっそく投げてもらおうかな、サインはメジャーらしく投手が出そう。何が投げられるの?」
真「えぇと、スライダーが縦横2種類、カットボール、カーブが3種類とフォーク、スプリット、チェンジアップ、シンカーとツーシーム、あとシュートです!」
GG佐藤「」
真「あ、あの…?」
GG佐藤「す、すまない。ちょっと驚いたよ、とりあえず全て投げて使えそうなのを使おうか」
GG佐藤(最初にストレートを投げてもらった時は驚いたが、変化球を投げてもらってさらに驚いた。スライダーとチェンジアップがプロのトップレベルだ…!)
真「じゃあ!本番もよろしくお願いします!ボク、イチロー選手に挨拶してきます!楽しみだなぁ…」
真「イチロー選手!今日はよろしくお願いします!ボク、本気で挑むんで、手抜き無しの本気でよろしくお願いします!」
P「ま、真!失礼だぞ!」
イチロー「ハハッ、いいですよ気にしなくて、真ちゃん。じゃあ僕も本気で打ちに、いや勝ちに行くから、覚悟しといてね」
真「負けませんよ!」
P「お、そろそろ時間だな。俺は裏から見てるからな!イチローさんありがとうございます。真、がんばってこいよ」
真「はい!頑張ってきます!」
ワァァァァァァ
真(ここがメジャーのマウンドかぁ…ブルペンでも思ったけど、やっぱりマウンドが硬いなぁ…)
真(よし、やるぞ!)
真(初球は…サイン出して…)
真(…ストレートだ!)ビュッ
カーン!!!
P(打ち上げた!キャッチャーフライだ!真の勝ちだ!)
GG佐藤「おーらいおーら…あっ」ポロッ
P「落とした!!」
真(GG佐藤選手落としちゃった…まぁ、普段キャッチャーなんてやらないからかや な…レフトでも落としてたし…
い、いや切り替えよう!)
GG佐藤「え、えぇと…ごめん…」
真「気にしないでください!さ!次行きますよ!」
イチロー(ストレートに読みを張ってホームラン狙いのフルスイングだったんだが…
真ちゃんの球、恐ろしく伸びてくるな…肩柔らかいのか腕も見えにくいし…でも、次は打てそうだな)
真(タイミングがバッチリあってた…やっぱりメジャーってすごいんだな…あ、投げないと…次は…)
真(スライダーだ!)ビュッ
イチロー(外れる!)
ボール!
真勝たせたいのにイチロー勝つ未来しか見えん
真(あれ見逃すんだ…どうしよう…)
イチロー(すごくいい球だったな…日本なら通用するだろう…)
真(いや、ストライクゾーンでもボクのスライダーは通用する!もう一球だ!)ビュッ
イチロー(ただここは…メジャーリーグだ!)カーン!
春香「あ、真ちゃんまたニュースになってますよ!プロデューサーさん!」
P「そうだな…ついに18勝か。真がメジャーに行ってからもう3年…高卒3年目なのにレッドソックスの先発2番手、本当、とんでもないやつだよ。」
春香「すごいですね真ちゃん。アイドルも向こうで続けてるみたいですし…」
P「あの企画でイチロー選手に綺麗にホームラン打たれて、すごく凹んでるなと思ったら突然『プロデューサー!ボクメジャーリーガーになります!』だもんな、
なんか驚いたというかなんというか。それで、本当にメジャーリーガーになる真も真だがな…」
真「ボク、本当にメジャーリーガーになったんだなぁ…」
??「18勝もして今更何を言ってるんだ?日本には大した活躍もしてないのにメジャーリーガーぶっている奴がたくさんいるってのに…」
真「あ、さ、斎藤さん!お疲れ様です!」
斎藤佑樹「お疲れ様、今日の試合で20勝目だよ。最多奪三振はもう追いつかないけど、最多勝は譲らないからね。防御率でも負けるつもりはないよ。明日、先発でしょ?頑張ってね。」
真「は、はい!…本当、アメリカでアイドルとメジャーリーガーの両立なんて、無理だと思ってたのに…
いや!ボクはアイドルでメジャーリーガー!夢を見せるって所はどっちも一緒だ!
プロデューサー!ボク、アメリカで頑張ってきます!みんなに夢を見せてます!だから応援してくださいね!」
終わり
メジャーリーガー菊地真編もやるべきなのだろうか
斎藤佑樹(特訓か…なにをすればいいんだろう)
ダイジョーブ博士「オウ、ナヤメルコヒツジデース、ワタシノオペデ救ウノデース。」
斎藤佑樹「え、うわぁ!!?!!?!」
ダイジョーブ博士「オトナシクスルデース」
斎藤佑樹「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ダイジョーブ博士「オウ!完璧二成功ウシタデース!」
斎藤佑樹特訓編完
一応言っておくと別に斎藤佑樹選手が嫌いな訳じゃありません
あ、あと春香のセリフのミスは正直すまんかった
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