響「今週のたかにゃチャレンジ!!」(18)

響「はいさーい!自分、我那覇響!!」

響「今週はたかにゃチャレンジにゲスト出演だぞ!!」



――――たかにゃチャレンジとは、ぷちどる・たかにゃの無茶ぶりに765プロのアイドル+プロデューサーが応えていくコーナーである。

響「今週のたかにゃチャレンジは―――――――っ!!」








響「………東尋坊からの飛び下り、です………」





ざざーん………

p「どうした響?テンション低いぞ?」ハッハッハッ!

響「こ、これは幾ら何でも酷過ぎるぞ!!つか、何で冬の日本海!?」ザザーン…

p「何言ってるんだ響?飛び下りと言えば船越栄一郎と断崖絶壁じゃないか?」

響「それはサスペンスの話じゃないかーーっ!?」

響「おまけにむっちゃ海、しけってるし!?」ドバッ!

p「いやー、実は撮影日が立てこんでてなー。この企画は今日じゃないと無理なんだ」オイッチニ

たかにゃ「しじょ」サンシッ




響「つか、何でパンツ一丁で準備体操してるんだーーっ!!」

p「パンツ一丁とは失礼な!!これはフンドシだぞ!!」

たかにゃ「しじょっ」

『憤然』

p「それに、たかにゃは特注のワンピース!!高かったんだぞこれ!!」

たかにゃ「しじょ」


『自慢』


響「うがーーーっ!!!」

響「そうじゃなくて!?」

p「ああ、そうか」パチンッ


ガラガラガラ


p「さあ、お前のために用意した水着の数々だ。どれでも好きなのを選んでくれ!!」ドンッ!


響「そうじゃなくて!!」ウガーッ!

響「何で自分が飛び込む手筈になってるんだ!?自分のマネージャーは!?プロデューサーは!!?番組のディレクターはああああ!!!?」

p「……あのな、響」ポン






p「売れないアイドルのお前に961の社長がプロデューサーやマネージャーを寄越すわけないじゃないか」




響「う が あ あ あ ぁ ぁ ぁ ! ! ! 」

響「……一番聞きたくなかったぞ、その台詞……」グスッ

p「響……」

たかにゃ「ひび……」

響「分かってるんさー……、どうせ自分なんて会社のお荷物だって……。一山幾らの三文アイドルだって……」ドヨーン……



p「バカヤロウ!!」パチンッ


響「っ!……何を!?」キッ!

p「……勝手に、勝手に自分を諦めてんじゃねえよ!!」

p「お前はまだ、自分を輝かせる事を知らないだけだ!!」

p「一山幾らの三文アイドル?言わせたい奴らには幾らでも言わせてやればいい。そんな奴らにはどうせお前の魅力はわかりゃしない!!」

p「俺は知ってるぞ、お前があの沖縄の太陽にも負けない明るく眩い女の子だって事を!!」


響「プロデューサー……」グスッ

響「……分かったぞ。自分、やってみる!!」



p「響……」

たかにゃ「ひび……」


響「そこまで言ってもらって、やらないわけにはいかないしな!!」


p「……響」

たかにゃ「しじょ……」


『凛然』

p「じゃあ、改めて行くぞ!!」



p「タイトルコール!!」



響「たかにゃチャレンジ!!」

p「決死!!真冬の東尋坊、飛込みスペシャルーーーー!!!」

たかにゃ「しじょーーーーっっっっっ!!!」







響「……、決死?」

ヒヒュウゥ…

響「あ、あのさ……」チョンチョン

p「どうした響?ワンピースが良く似合ってるぞ?」

響「えへへ///……じゃなくて!」

響「……こ、この企画って……」



p「……本来は千早のために用意されたものだったんだ」


響「……何で?」


p「いや、胸の断崖と東尋坊の断崖絶壁をかけた……」

響「色々酷過ぎるぞ……」

p「……あいつも色々焦ってたからな」

響「……はあ」

p「ちひゃーが演歌ぷちどるとして大ブレイクしてさ」

p「このままじゃいけないって、牛乳びたりの日々から抜けだすために企画されたんだが」

響「色々わかんないぞ……」


p「折りあしく風邪で寝込んじまってな」

響「……何で自分なんだ?」


p「……黒井社長に聞いてくれ」


響「」

p「よし、そろそろ本番行くか!!」


たかにゃ「しじょ」


『万端』


p「それじゃ、一番手、たかにゃ!!」


たかにゃ「しじょっ!!」


たかにゃ「しじょ……」ググッ…


たかにゃ「しじょ!!」ポーン



響「本当にいったああああああ!!!?」

p「安心しろ響」ポン


p「実は演出上危険っぽくしてるだけで結構安全なんだし」ホラ


響「……」チラッ


ヒヒュウゥ……


響「……何処が」


p「下にはスタッフも待機してるしさ、いざというときは」


響「と言うときは?」


p「……苦しまずに死ねるとおもうし」

響「」

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