響「はいさーい!自分、我那覇響!!」
響「今週はたかにゃチャレンジにゲスト出演だぞ!!」
――――たかにゃチャレンジとは、ぷちどる・たかにゃの無茶ぶりに765プロのアイドル+プロデューサーが応えていくコーナーである。
響「今週のたかにゃチャレンジは―――――――っ!!」
響「………東尋坊からの飛び下り、です………」
ざざーん………
p「どうした響?テンション低いぞ?」ハッハッハッ!
響「こ、これは幾ら何でも酷過ぎるぞ!!つか、何で冬の日本海!?」ザザーン…
p「何言ってるんだ響?飛び下りと言えば船越栄一郎と断崖絶壁じゃないか?」
響「それはサスペンスの話じゃないかーーっ!?」
響「おまけにむっちゃ海、しけってるし!?」ドバッ!
p「いやー、実は撮影日が立てこんでてなー。この企画は今日じゃないと無理なんだ」オイッチニ
たかにゃ「しじょ」サンシッ
響「つか、何でパンツ一丁で準備体操してるんだーーっ!!」
p「パンツ一丁とは失礼な!!これはフンドシだぞ!!」
たかにゃ「しじょっ」
『憤然』
p「それに、たかにゃは特注のワンピース!!高かったんだぞこれ!!」
たかにゃ「しじょ」
『自慢』
響「うがーーーっ!!!」
響「そうじゃなくて!?」
p「ああ、そうか」パチンッ
ガラガラガラ
p「さあ、お前のために用意した水着の数々だ。どれでも好きなのを選んでくれ!!」ドンッ!
響「そうじゃなくて!!」ウガーッ!
響「何で自分が飛び込む手筈になってるんだ!?自分のマネージャーは!?プロデューサーは!!?番組のディレクターはああああ!!!?」
p「……あのな、響」ポン
p「売れないアイドルのお前に961の社長がプロデューサーやマネージャーを寄越すわけないじゃないか」
響「う が あ あ あ ぁ ぁ ぁ ! ! ! 」
響「……一番聞きたくなかったぞ、その台詞……」グスッ
p「響……」
たかにゃ「ひび……」
響「分かってるんさー……、どうせ自分なんて会社のお荷物だって……。一山幾らの三文アイドルだって……」ドヨーン……
p「バカヤロウ!!」パチンッ
響「っ!……何を!?」キッ!
p「……勝手に、勝手に自分を諦めてんじゃねえよ!!」
p「お前はまだ、自分を輝かせる事を知らないだけだ!!」
p「一山幾らの三文アイドル?言わせたい奴らには幾らでも言わせてやればいい。そんな奴らにはどうせお前の魅力はわかりゃしない!!」
p「俺は知ってるぞ、お前があの沖縄の太陽にも負けない明るく眩い女の子だって事を!!」
響「プロデューサー……」グスッ
響「……分かったぞ。自分、やってみる!!」
p「響……」
たかにゃ「ひび……」
響「そこまで言ってもらって、やらないわけにはいかないしな!!」
p「……響」
たかにゃ「しじょ……」
『凛然』
p「じゃあ、改めて行くぞ!!」
p「タイトルコール!!」
響「たかにゃチャレンジ!!」
p「決死!!真冬の東尋坊、飛込みスペシャルーーーー!!!」
たかにゃ「しじょーーーーっっっっっ!!!」
響「……、決死?」
ヒヒュウゥ…
響「あ、あのさ……」チョンチョン
p「どうした響?ワンピースが良く似合ってるぞ?」
響「えへへ///……じゃなくて!」
響「……こ、この企画って……」
p「……本来は千早のために用意されたものだったんだ」
響「……何で?」
p「いや、胸の断崖と東尋坊の断崖絶壁をかけた……」
響「色々酷過ぎるぞ……」
p「……あいつも色々焦ってたからな」
響「……はあ」
p「ちひゃーが演歌ぷちどるとして大ブレイクしてさ」
p「このままじゃいけないって、牛乳びたりの日々から抜けだすために企画されたんだが」
響「色々わかんないぞ……」
p「折りあしく風邪で寝込んじまってな」
響「……何で自分なんだ?」
p「……黒井社長に聞いてくれ」
響「」
p「よし、そろそろ本番行くか!!」
たかにゃ「しじょ」
『万端』
p「それじゃ、一番手、たかにゃ!!」
たかにゃ「しじょっ!!」
たかにゃ「しじょ……」ググッ…
たかにゃ「しじょ!!」ポーン
響「本当にいったああああああ!!!?」
p「安心しろ響」ポン
p「実は演出上危険っぽくしてるだけで結構安全なんだし」ホラ
響「……」チラッ
ヒヒュウゥ……
響「……何処が」
p「下にはスタッフも待機してるしさ、いざというときは」
響「と言うときは?」
p「……苦しまずに死ねるとおもうし」
響「」
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