妹「お兄ちゃんが見た未来は何だったの?」(36)

兄「妹…なんで…」

妹「…どうしたの?なんで泣いてるの?」

兄「なんで居なくなっちまったんだ…」

妹「ここにいるでしょ なにいってるの?」

兄「……母さん行こうか」

母「……うん」

妹「どこにいくの?」

ブルルルル…

妹「バスに乗ってどこにいくの?」

兄「………」

母「………」

妹「ねえってば」

ぷしゅーがこん

兄「ついたよ」

母「………」

妹「…………この先崖だよ」

妹「ねえ」

兄「ここだ」

母「うん」

兄「ここで妹は居なくなっちまったんだ」

妹「だから、ここにいるってば」

母「…………」

兄「母さん、俺母さんの息子で良かったよ」

母「……ありがとう」

兄「妹には、戻ってきて欲しかった」

妹「なんで無視すんの」

母「いきましょうか」

兄「ああ」

妹「あっ」

ざぼーん

兄「おい、起きろ」

妹「ふあ?」

兄「人の背中で寝るんじゃない」

妹「うーん、だって気持ちいいんだもん」

兄「そうかよ、家ついたぞ」

妹「………お兄ちゃん」

兄「なんだ?」

妹「わたし、未来を見たかもしれない」

兄「………意味わからん」

妹「わたしも」

兄「もっと意味わかんねえよ」

妹「あはは」

妹「あのねお母さん」

母「口にモノいれながら食べるんじゃありません」

妹「あのね~彼氏ができたの」

兄「もぐもぐ」

母「へー今度連れてきなさいよ」

妹「家にはもう居るんだけどね」

母「怖いこと言わないで」

妹「えへへ」

母「誰か通訳ー」

兄「はーい彼氏でーす」

母「嘘おっしゃい」

妹「お兄ちゃん起きて」

兄「ん…」

妹「はぁ…今日で休み終わりでしょ?」

兄「そうだったな」

妹「しっかりしてよー」

兄「………なぁ」

妹「なに?」

兄「未来を見たかもしれない」

妹「………」

兄「気になるか?」

妹「………べつに」

兄「まぁ人が見た夢の話ほど退屈なもんはないわな」

兄「崖だな」

妹「崖だね」

兄「おれなんでこんなとこいんだろう」

妹「知ってるからじゃないかな」

兄「何を?」

妹「んーん」

兄「なんだよ」

学校

妹「え?」

妹友「だからー、噂になってるの!」

妹「幽霊に連れていかれるって?」

妹友「そそ!ある旅館に泊まるとー何故か深夜に仲居さんが現れて」

妹「現れて?」

妹友「案内する部屋を間違えましたって!言われて別の部屋に案内されるんだけど何故か外に出て別館のほうまで案内されるわけ」

妹「………」

妹友「で、けもの道を歩かされて別館つくんだけどふすまを開けると崖なの。」

妹「わー怖い」

妹友「翌朝その客は水死体となって発見されるって言う…」

妹「友、怖い話するセンスなさすぎー」

妹友「震え声だけどどうした?」

父「よし今度の日曜は旅行にいくぞ!」

兄「お、珍しいじゃん」

妹「やったー」

母「やるわね」

父「母さんは知ってたろ!一泊二日だからなー用意しとけよー」

兄「へー近場にこんな森林浴を楽しめるところがあったとは!(棒)」

父「なんだ?気に入らないなら帰っていいぞ」

兄「冗談だよ、割と楽しめてる」

母「空気がおいしいわねー」

妹「空気においしいとかあるの?」

父「ここだ!ここの旅館だ!」

母「ちょっとーあなたここ徒歩で来るの辛くないかしら、帰りはバスにしましょう?」

父「はは」

兄「つ、つかれたーー」

仲居「いらっしゃいませお客様」

妹「いらっしゃいました!」

父「ちと父さんはやることあるから一旦抜けるぞーお風呂でも楽しんでてくれい」

兄「あいー」

妹「お風呂あるの?やったね」

母「いきましょっか」

妹「いこう行こう!」

兄「おれは部屋で寝てるわ~」

………………


兄「ふうー結構いい旅館だなー」

妹「ねー」

母「お風呂も良かったわよー」

兄「父さんは?」

妹「え?」

母「え?」

兄「え?なに?」

母「そろそろ寝ない?」

妹「寝よっか」

兄「お、おう…」

深夜

妹「ぐー」

母「すうすう」

兄「…………寝れない………」むくっ

兄「風呂でも入ってくるかな」

がらっ…すたすたすた

仲居「…………」

こんこん

こんこん

母「………ん」

妹「ふあ?」

仲居「お客様」

母「わっ!」

妹「び、びっくりしたー急に枕元に立つなんて」

仲居「お客様に案内するお部屋を間違えてしまいました、移動して頂いても?」

母「え?今からですか?」

仲居「申し訳ありません」

妹「しょーがないよ、行こ」

母「ううん…あれ兄は?」

仲居「先にご案内させて頂きまして、別館でお休みになっております…」

母「あら、そう?じゃあ行こうかしら」

すたすた

母「あ、あれ?ここ出るんですか?」

仲居「別館ですので…」

妹「ふーん、道がちゃんと整備されてないね」

仲居「出来たばかりでございますので…」

母「あら、あれかしら」

妹「わ、すっごい大きい!いやっふー」

母「走るんじゃないわよ危ないわよ」

兄「ふう…」

がらっ

兄「あ、あれ?誰もいない…」

兄「どこいったんだろう…荷物もないし…」

兄「……………」

母「立派な旅館ですねー」

仲居「間も無く到着いたします」

がしっ

母「ひっ!」

兄「はぁ…はぁ…な、なにやってんだよ?!」

母「え?なにって…」

兄「どこ行こうとしてたんだ!?」

母「いま、仲居さんに別館の部屋を案内…」

兄「どこにその別館があるんだよ!」

母「どこって、目の前…」

ひゅおおお………

母「!!!」

兄「目の前にあるのは崖だろ!!」

母「な、なんで…」

兄「誰に連れてこられたんだ?」

母「な、仲居さんに…」

兄「誰かいるようには見えないけど…」

母「そ、そんな…」

兄「妹はどこだ?!」

母「さ、先に…」

兄「先って…」

母「……………」

兄「……………」

ヒュオオオオオ………

その後妹をどれだけ探しても、見つかることはなかった

旅館はお爺さんと息子が二人で経営していて仲居さんは居なかったと言う

妹は一体どこに行ってしまったんだろうか



oh…

伏線回収しろよ

最後まで読んで最初から読み直すとわからなくもないようなわかんないような

兄「おい、起きろ」

妹「ふあ?」

兄「人の背中で寝るんじゃない」

妹「うーん、だって気持ちいいんだもん」

兄「そうかよ、家ついたぞ」

妹「………お兄ちゃん」

兄「なんだ?」

妹「わたし、未来を見たかもしれない」

兄「………どんな未来を見たんだ?」

妹「お兄ちゃんとお母さんが…」

兄「…………」

妹「死ぬ夢」

兄「………!!」

兄「意味がわかんねえよ」

妹「うん、そだね」

兄「夢なんてなんの脈絡もないんだ、気にすることないさ」

妹「………」

母「未来を見た気がするわ」

兄「母さんもか…」

母「なに?あんたも見たの」

兄「ああ」

妹「………」

兄「……どんな未来だったんだ?」

母「妹が死ぬ夢」

兄「!!!!」

妹「なにそれ」

兄「………」

妹「どうしたの?」

兄「いや…」

母「あんたも見たんでしょ?未来、ていうか夢?」

兄「…………」だっ!

妹「あっ!どこいくの!?」

妹「はぁ…はぁ…どうしたの?」

兄「…………」

妹「ここ、お父さんの部屋…」

兄「……………」

妹「ねえ、わたし皆が見てる夢本当起きることかも知れないと思ってる」

兄「………」

妹「お兄ちゃんが見た未来は何だったの?」

兄「父さん」

妹「………?」

兄「父さんが生きていた夢……だ」

妹「!!」

兄「父さんはもう…いないのに」

妹「………おかしな夢だね」

ばたん

父「よし今度の日曜は旅行にいくぞー」

兄「お、珍しいじゃん」

母「やるわね」

妹「………」

父「ちゃんと準備しておけよー」

妹「待って」

父「どうした?」

兄「どうしたんだ?妹」

妹「貴方……誰?」

父「おかしなことを言うなー」

母「なにいってんの急に」

妹「おかしいでしょ皆」

兄「なにがだ?」

妹「お兄ちゃんともさっき話したし!ここに居るべきでない人間がいるでしょ!!」

父「だ、大丈夫か…?」そっ

妹「触らないで!!」ばしっ

父「った…!」

妹「未来を見たの」

妹「わたしは生きて側にいるのにお兄ちゃんとお母さんがわたしが死んだことを苦にして崖から飛び降りて自殺を図るの」

兄「………」

妹「それを見終わると目が覚めてお兄ちゃんの背中にいる」

母「………!」

妹「みんなはどう?未来を見たんでしょ?」

母「見た……気が……するわ」

兄「………そうだ……見たよ……なんで忘れてたんだろう……」

妹「わたしが思うに繰り返している気がするの」

妹「私の始まりの記憶から皆が死ぬまでの間を…」

妹「みんなそれぞれバラバラに記憶を保有している、母さんはわたしの死の記憶をお兄ちゃんはお父さんが生きている記憶!」

妹「お父さんだけが明らかにおかしいんだよ!お父さんは死んでるんだからいるはずない!!」

父「………」

妹「この一連の流れ、全部お父さんが犯人だ!」

父「死人がこんなこと出来るか?ありえないだろう、父さんは死んじゃいないさ」

兄「と、父さん…」

母「あなた…」

妹「………そういえばわたしの部屋でこっそり飼っていた彼氏がさっきからいないの」

母「は?本当にいたの?」

兄「お前…やっぱどこかおかしいんじゃ…」

妹「狐のゴンちゃん」

父「」びくっ

妹「あなたゴンちゃんでしょ」

父「………」

後は任せた

ふざけんな

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