モバP「えっ!? 乃々って彼氏いたの!?」 (41)

乃々「は、はい……」

モバP「え……えっと、マジで?」

モバP「アイドルだからとかそういうの抜きにして、引っ込み思案なお前に彼氏がいるってことに驚きなんだけど」

モバP「嘘じゃないの?」

乃々「その……嘘じゃないです……」

乃々「早めに報告しておこうと思いまして……」

モバP「……まあなんだ、スキャンダル沙汰にならなければ、俺としては恋愛も自由にしていいとは思うんだが……」

モバP「興味本位で聞くけど……お相手、どんな人?」

乃々「もうすぐ、ここに来ると思います……」

モバP「え、呼んでるの?」

ガチャ

輝子「お、お疲れ様です……フヒ」

モバP「お、輝子お疲れ」

乃々「あ……き、来ました」

モバP「え?」

乃々「か、彼氏です」

モバP「は?」

輝子「あ、い、言ったのか……」

輝子「えっと……乃々の彼氏です、フヒ」

モバP「…………」

モバP「は?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411916983

モバP「……えっと、ちょっと待って」

モバP「付き合ってるって、乃々と輝子が?」

乃々「はい……」

輝子「う、うん」

モバP「か、彼氏? 女なのに彼氏?」

輝子「お、女だけど……頑張って彼氏やります、はい」

モバP「……」

モバP「あーそうか、ドラマや劇の練習なんだなそうかそうか」

モバP「でもそんな仕事二人に入れてたかなー記憶に無いけど多分入れてたんだろうなー」

モバP「うん、程々にしとけよ!」

乃々「……し、真剣なんですけど……」

輝子「ま、真面目な話、してる……」

モバP「…………」

モバP「マジかー……」

大学時代に彼氏はいないけど恋人がいる女友達がいたなぁ……
気遣いの出来る子で、恋人のいない俺にいろんな男の人を紹介してくれてな
その子を思い出したよ

俺男なのに

モバP「というか、彼氏でいいのかお前は」

輝子「が、頑張ってエスコートするよ……」

モバP「そういうことを聞きたいんじゃないんだが……」

モバP「あー、もういいや、うん」

モバP「それでだな……聞いとくべきかな」

モバP「馴れ初めは?」

乃々「え、えっと……」

乃々「この前、小梅さんオススメのホラー映画を皆で見まして……」

モバP「ホラー映画? 大丈夫だったのか?」

乃々「だ、大丈夫じゃなかったです……」

モバP「まあ、そりゃそうだよな」

乃々「それで、観てる時に……」

映画鑑賞中


ヴォー グチャッグチャッ

幸子「わああああああ!! わあああああ!!」ギュッ

美玲「うひゃあああ!? ひいいいいいい!!」ギュッ

小梅「こ、ここ……ここからが、すごいの」

輝子「う、うぉぉ……」

乃々「ひ、ひぃっ」ダキッ

輝子「お、おうっ?」

乃々「あ、ご、ごめんなさい……」

ヴオオ ベチャッ ウワアアアアアアア

幸子「きゃあああああ!! ぎゃああああああ!!」ダキッ

美玲「うわああああああ!! ぬわあああああ!!」ダキッ

小梅「こ、この映画の監督さん、他にも色々なホラー映画、つ、作ってて」

小梅「今の演出、こ、この人はよく使うの……」

輝子「……」ギュッ

乃々「えっ……」

輝子「だ、大丈夫……大丈夫」

乃々「……」キュン

小梅「こ、ここが重要なの……よく見てて」

イアアアアア キャアアアアアアア グシャッ

幸子「ひぃやああああああああ!!」

美玲「うぉわああああああああ!!」

最近この手の胸糞スレ多いよなーと思いながら開いたら俺得だった

乃々「お、思わず輝子さんに抱きついちゃったとき」

乃々「優しく手を握ってくれて、大丈夫って言ってくれて……」

乃々「輝子さんも怖いはずなのに、私の事励ましてくれて」

乃々「そ、そのとき……」

乃々「……キュンって、しました」テレッ

モバP「…………お、おう……そうか……」

モバP「(ちょっとー、チョロくないですかね?)」

乃々「そ、それから、輝子さんを見る度、ドキドキして……」

乃々「昨日……こ、告白しました」

輝子「さ、された」

モバP「で、オーケーしちゃったのか」

輝子「う、うん、しちゃった」

モバP「なんでしちゃったかなー……」

輝子「し、親友だからな……フヒ」

モバP「(あ、これ輝子の方は絶対深く考えてねえや)」

乃々「そ、そういうことなので……」

乃々「よろしくお願いします……」

モバP「あ、ああ……何をよろしくされればいいのかピンとこないけど、分かった……」

輝子「フヒ……」ゴソゴソ

乃々「……」ピトッ

モバP「(机の下でもくっついてる……)」

輝子「キノコー、キノコー……」

乃々「……あの」

輝子「ん……?」

乃々「わ……私にも、構ってください……」

輝子「……フヒ」

輝子「乃々は、甘えんぼ、だな……」ナデナデ

乃々「……ふふ」

モバP「こうして見てれば、まだ仲良しこよしに見えるんだけどなー……」

いいですわゾ^~

モバP「ちひろさんちひろさん」

ちひろ「はいなんでしょう」

モバP「一部始終は見てたでしょう」

モバP「どう思います?」

ちひろ「別に放っておいてもいいと思いますけどね」

ちひろ「同性アイドル同士が仲良くしてても、マスコミには拾われないでしょうし」

ちひろ「それに輝子ちゃんの方、とりわけ仲の良い親友くらいにしか思ってないと思いますよ」

モバP「なるほど、放置すれば自然消滅すると」

ちひろ「その言い方はどうかと思いますが、まあ問題無いかと」

乃々「えっと、キノコのお世話って……」

輝子「ん……今の状態なら、適度に霧吹きかけるだけでいい……」シュッ

乃々「へぇ……」

百合かよ・・・ハァ

思春期だからしかたないね。

142's インディビは百合ではない
もっといいにおいのする何かだ……

まあ、輝子が相方やってる時点で百合未満だから多少はね?
ホモなら寛容になろう(提案)

ゴミスレっと

輝子ちゃん中々美少年っぽい顔立ちだからしゃーない

>>13 なんかその台詞かっこいい

流石ハロウィンガチャで知人デュンヌになんで生えてないんだと言わしめただけある

この調子でハーレム作っても健全なまま終わる気がする、それが輝子

美玲「お疲れー」ガチャ

モバP「おー、美玲お疲れ」

美玲「ちょっと聞いてよ、幸子のヤツがさー……ん?」

輝子「フヒヒ……」

乃々「ふふ……」ベッタリ

美玲「なんで乃々は輝子にくっついてるんだ?」

モバP「あー、あれだよ、仲良くなったんだよ」

美玲「へ?」

美玲「か、彼氏ぃ?」

モバP「おう」

美玲「乃々が輝子の彼女で」

美玲「輝子が乃々の彼氏?」

モバP「うむ」

美玲「……」

美玲「ちょっと意味分かんない」

モバP「せやな」

美玲「大体彼氏ってなんだよ、輝子って女だろ?」

モバP「それがな、本人も結構乗り気なんだよ」

美玲「あー、あいつ変なところで気合入れるからなー……」

美玲「ちょっとからかってみるか」

美玲「おーい、輝子ー、乃々ー」

乃々「あ、美玲さん……」

輝子「おー、美玲」

美玲「なーなー、二人が付き合い始めたって、マジ?」

輝子「う、うん」

乃々「……は、はい」テレッ

美玲「なんで頬赤らめてるんだよ……」

美玲「それで、いつから付き合ってんの?」

輝子「き、昨日から、だな……」

美玲「ふーん」

美玲「きっかけは?」

乃々「えっと、この前のホラー映画鑑賞……」

輝子「ほら、美玲も一緒に見た、アレ」

美玲「ゲッ!? アレぇ!?」

輝子「そういえば、幸子と一緒に、すごい叫んでた、な……」

乃々「な、涙目でしたね……半べそ……」

美玲「うぎゃー!? やめろ、やめろ!」

乃々「一人でトイレ行けないから、幸子さんと一緒にトイレに行ったら」

輝子「ふ、二人して、トイレから帰れなくなってて、泣いてた……フヒ」

美玲「やめろってばー! 思い出させんな!」

モバP「なんか盛り上がってるなあ」

モバP「からかうつもりが、逆にからかわれてやんの」

モバP「……」

モバP「そこ、俺の机の下だから俺仕事できないんだが……」

まゆ「楽しそうですねぇ」ヌッ

モバP「あ、まゆ来てたのか」

まゆ「ええ、机の下でプロデューサーさんを感じようと思ったんですが」

まゆ「あそこだと、甘い雰囲気しか感じ取れなさそうですねぇ……」

まゆ「ですが、プロデューサーさん本人がいますし」

まゆ「私達も甘い雰囲気になっちゃいましょうか?」

モバP「何言ってんのお前」

留美「私としては、子供の遊びにしか見えないわね」ヌッ

モバP「あぁ、留美さんもいたんだ」

留美「甘いだけじゃダメよ、それで満足するのは学生までよ」

留美「大人はね、ビターな雰囲気も必要なのよ」

留美「ねえP君、私とビターな雰囲気になってみない?」

まゆ「は?」

留美「あら?」

まゆ「……」

留美「……」

モバP「こりゃ事務所で仕事できそうにないや」

モバP「輝子ー、乃々ー、美玲ー、スタジオまで送ってってやるぞー」

輝子「ん、わ、分かった」

輝子「ほ、ほら、行こう」

乃々「あ、はい……」ギュッ

美玲「なんで自然に手を繋いでるんだ」

輝子「ま、まあ、付き合ってる、からな……フヒ」

美玲「あーはいはい」

輝子「……美玲も、手を繋ぐか?」

美玲「うぇ!?」

輝子「ん?」

美玲「い、いやその、恥ずかしいだろッ!」

乃々「…………」

乃々「だ、ダメです……」ギュウ

乃々「輝子さんは、私の彼氏です……」

美玲「こっちはこっちで、なんか嫉妬されてる!」

輝子「……あー、そうか」

輝子「美玲には、幸子がいるもんな……」

輝子「いらないお節介を、したな……フヒ」

美玲「その納得のされ方はこっちが納得いかないんだけど」

乃々「じゃあ、美玲さんも輝子さん狙い……」

美玲「なんでそうなるんだ?」

輝子「それじゃあ……幸子と小梅なら、どっち?」

美玲「やめよう! この話はやめよう! な?」

もしかしたらあの子狙いかもしれない

輝子「それじゃあ……美玲も、私の彼女に」

美玲「いや、だからさぁ……」

乃々「だ、ダメです、二股はダメです……」

輝子「む、そ、そうか……」

乃々「……」

乃々「そ、側室ならギリギリ……」

美玲「もういいってば、なんか仕事する前から疲れてきたぞ……」

モバP「そうだ、乃々にいいもの見せてやろう」

乃々「?」

モバP「輝子のヴァンパイア衣装、の写メ」

http://i.imgur.com/h1jYBW4.jpg

輝子「ああ、去年のハロウィンの時の……」

美玲「おわー、男装が似合うんだな」

乃々「…………」

乃々「わぁ……」キュン

美玲「はい、予想通りです」

輝子「よく昔の写真が、残ってたな……」

モバP「おう、整理してないってのもあるが、色々データが残ってるぞ」

モバP「例えばほら、手羽先の乃々とか」

http://i.imgur.com/lbUzLx0.jpg

美玲「あー、手羽先言われてるのってこういうことか」

乃々「て、手羽先じゃないですけど……」

美玲「ていうか、仕事行かなくていいの?」

モバP「おっとと、そうだったそうだった」

モバP「さあ俺の車に乗り込めー」

輝子「……そ、それで」

美玲「ん?」

輝子「手、繋ぐ……?」

美玲「あ、そこに戻るのね……うーん」

輝子「……フヒヒ」ギュッ

美玲「あっ」

輝子「皆、仲良く……な?」

美玲「……う、うん」

乃々「……やっぱり美玲さんも……」

美玲「だから、何度言わせれば……」

モバP「行ってきまーす」

ちひろ「いってらっしゃーい」


バタン

ちひろ「……それでですね」

まゆ「……………………」ギロ

留美「……………………」ジロ

ちひろ「どなたか、こっちをどうにかしてくれませんかね」

ちひろ「どうにかしてくれませんかね!」

ちひろ「残された私はどうしたらいいんですかねぇ!?」

ちひろ「……」

ちひろ「そうだ、仕事すればいいんですね」

留美「ちひろさん」

まゆ「私達、どっちがプロデューサーさんとお似合いでしょうか」

ちひろ「くっそぉ、絡まれた……」

ちひろ「(くぅ……私がプロデューサーさんと付き合ってるなんて正直に白状するわけにもいかないし、どうすれば……)」



おしまい

乃々と輝子が仲良くしてるSSを書こうと思ったんだけど、何度も書き直してるうちになんか彼氏彼女になってた

見てくれた人、ありがとう


乙乙

グッド!


やち天

>>32
最後の文字が読めない

乙乙
しょーののいいね…イイ…

乙倉ちゃん
ちひろ大勝利

乙♪乙♪バッチシ♪ちーちゃん大勝利♪

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