八幡「ぁ、いやー……取り込み中みたいだから帰ろうかと」

雪乃「あなた、同じ部活の部員同士が喧嘩をしてるというのに仲裁をしようともせず逃げ帰ろうとしていたのかしら？クズだクズだとは思ってはいたけれどこれほどまでにクズだとは思わなかったわ」

八幡(今日は一段と機嫌が悪そうだ)

結衣「聞いてよヒッキー！ゆきのんがおかしな事言うんだよ！」

雪乃「おかしいのは由比ヶ浜さんの味覚と感性よ」ﾌｼｬｰ

結衣「そんなことないもん！」ｶﾞﾙﾙ

八幡「ﾊｧ　で、喧嘩の原因はなんなんだ？」

雪乃「由比ヶ浜さんったら……」

結衣「ゆきのんったらね……」


雪乃「お茶請けには『きのこの森』がいいなんて言うのよ」
結衣「おやつには『たけのこの里』がいいって言うんだよ！」


八幡(ありきたりな上に凄くどうでもいい……)

きのこの「山」だろうが！！！！！！

八幡の来る15分前

ｶﾞﾗﾗ

結衣「やっはろー！」

雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん。今、紅茶を淹れるわね」

結衣「わーい！ありがと、ゆきのん」

雪乃「どういた……あら？」

結衣「？　どうしたの、ゆかのん？」

雪乃「ごめんなさい、お茶請けのお菓子を買い忘れてしまったわ」

結衣「そうなんだ、でも大丈夫だよ。あたし、お菓子あるから！」ｶﾞｻｺﾞｿ

雪乃「悪いわね、由比ヶ浜さん」

結衣「ううん、いつもゆきのんに持ってきて貰って悪いなぁって思ってたから全然いいよ！はい、『きのこの森』！」


雪乃「…………は？」

>>6
きのこの森?
きのこの山○
すいません、きのこの「山」でした。


それと、携帯からなので投稿遅いです。

ゆきのん「やはりたけのこの里よね」
ゆかのん「そうだよ（便乗）」

結衣「どうかしたの、ゆきのん？」

雪乃「……由比ヶ浜さん、何かの冗談かしら？」

結衣「？　なんのこと？」

雪乃「……たけのこの里はないのかしら？」

結衣「え？だって、たけのこって手が汚れるしきのこの山の方がおいしいじゃん！」

雪乃「……は？」

結衣「きのこはサクサクしたビスケットがチョコに合わさっておいしいじゃん？それにきのこの方が5グラムも多いからお得な感じだし」

雪乃「たけのこはあのクッキーがチョコのおいしさをさらに高めてくれるのよ。それにたけのこの里はきのこの山より売り上げが高い=多くの人に愛されているということなのよ」

結衣「……え？あれってきのこの山の美味しさに嫉妬したたけのこの里派の人が必要以上に買ってるだけじゃないの？」

雪乃「……」
結衣「……」

雪乃「……由比ヶ浜さん。」

結衣「……ゆきのん」

雪乃「いつかこんな日が来るとは思っていたわ」

結衣「うん、でも来てほしくはなかったな……」


　　　　　　　「「戦争だ！！」」

ちょっと投下します。

そして現在

雪乃「ﾌｼｬｰ」

結衣「ｶﾞﾙﾙ」

八幡(とてつもなくどうでもいいが、このままでも面倒だな……)

八幡「なぁ、おまえら。たかが菓子一つでそこまでムキにならなくても……」

雪乃「『たかが』？」

結衣「『菓子ひとつで』？」

雪乃「あなたは何を言ってるのかしら？」

結衣「女の子にとってはお菓子は譲れない思いのつまった物なんだよ？」

雪乃「それを」

結衣「たかが？」

雪乃結衣「「本当に比企谷君(ヒッキー)はわかってない！！」」


八幡「おまえらホントに仲良しなのな……」

雪乃「……こんなことは言いたくはないのだけれど」

結衣「なに？」

雪乃「きのこの山ってまず、形が卑猥よね」

結衣「なにを言ってるの？きのこの山はあのチョコとビスケットが別れたあの形がいいんだよ。たけのこの里なんてただのドリルもどきじゃん！」

雪乃「たけのこの里はあの一口で食べられる、クッキーとチョコのハーモニーを楽しめる計算されたあの形がいいのよ。あんな形の物が好きだなんて由比ヶ浜さんは本当にビッチなのね」

結衣「はぁ？そんなこと考えるゆきのんの方がムッツリなんじゃないの？ゆきのんなんて胸、たけのこの里ぐらいしかないのに！」

雪乃「由比ヶ浜さん、あなた言っていいことと悪いことがあるのよ？」

結衣「先に言い出したのはゆきのんでしょ！」

雪乃「ぐぬぬ」
結衣「ぐぬぬ」


八幡(駄目だ、笑ったりしたら二人に殺される……)