コナミ「ネオドミノシティは平和だなぁ」【遊戯王5Dsタッグフォース】 (1000)


このスレは
コナミ「人生という名の」遊星「ライディングデュエル!」【タッグフォース】
コナミ「人生という名の」遊星「ライディングデュエル!」【タッグフォース】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389457734/)

の続きです
これまでがアホみたいに長かったので初めて見たひとは分かりづらいかもしれません


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408627972



あらすじ
アニメ5Ds後の話です


おおざっぱな登場人物紹介(タッグフォースオリジナルキャラ限定)


コナミ君 元チームサティスファクションの一員、WRGPではツァン、鬼柳とチームを組みあれよあれよと優勝した
     謎の身体能力の高さを持つ、特に特別な力もないのにいろんな事件に巻き込まれる カードの精霊が見える
     現在は雪乃のマネージャーで生計をたてている

藤原雪乃 フォーチュンカップの際コナミ君に助けられ、それ以来惚れている
     最近は少し病んできている 街を歩いていたら50人中43人は振り向く美貌を持っている 女優活動をしている

ツァンディレ コナミ、鬼柳とともにWRGPで優勝した元ぼっち学生 現在はネオドミノシティを拠点にプロデュエリストと
       して活動している 普通にツンデレ 精霊が見える、そしてうじゃうじゃ精霊を囲っている

レイン恵 ゾーンのスパイロボだったがコナミ君たちに救われ、現在はカードショップで店員をしている三郎という猫を飼っている(♂)



なんか酉ミスってた

しょっぱなから恥ず

変えます



ネオドミノシティ


カードショップKURUMIZAWA


レイン恵「……………」


カランカラン…


レイン「いらっしゃいませ………」


コナミ「よう恵、いつも通りのテンションの低さに安心したぞ」


レイン「…………いつだって…お客様には…笑顔をお届けします…」


コナミ「…………」じーーー


コナミ「……口角が……ごくわずかに上がってやがる……わかんねーよこれじゃ」


レイン「く……」


三郎「にゃあー」

コナミ「お前も元気そうで………ちょっとでぶったな」







田中康彦「お、コナミじゃないか」


コナミ「ん……?ああ、康彦」


康彦「こんなところで会うとはね」


コナミ「何してんだ……って、カード買ってるにきまってるか」



康彦「そうさ、ミーのメニメニハニーたちにプレゼントしてあげようと思ってね」


コナミ「メニメニハニー……」


康彦「ユーにだっているんだろう、なんたってWRGP優勝チームメンバーなんだから」


コナミ「ところがどっこい……」


康彦「そうなのかい…まあ元気だしなよ、元気じゃないと女の子に嫌われちゃうよ」


コナミ「ああ、だからそんなテンション高いんだな」


康彦「まあね、おっと、そろそろハニーとデートの時間だ」


康彦「それじゃコナミ、グッナイ」


コナミ「おう」


カランカラン


コナミ「…………ぜんぜん昼間なんだけどな」





コナミ「ふう……落ち着く」


レイン「今日は…仕事は?」


コナミ「無い、だけど午後から呼ばれてるんだ」


レイン「誰に………?」




コナミは誰に呼ばれているのか

1 雪乃
2 幸子
3 ツァン

>>17


お久しぶりです
安価は3で



コナミ「ツァンだよ」


レイン「なるほど………………」


コナミ「もう少ししたら中央広場で待ち合わせってことになってる」


コナミ「それまではここでゆっくりしてるわ」



レイン「わかった…」


三郎「にゃあん」


レイン「なんか買え貧乏人が……と言っている」


コナミ「く……家賃とDホイールメンテと食費でほとんどぶっとぶからな…新しいカードを買う余裕がないんだよ」



コナミ「……そういえば、恵みお前、あれ以来身体は大丈夫か?」



恵「………………エッチ///」


コナミ「いや、意味がわからん!モウヤンのカレーで復活した身体は大丈夫かってことだよ」






レイン「問題はない……すこぶる…元気」


コナミ「それならいいけどよ、なんかあったら報告しろよ、ディヴァインひっぱってきてやるから」


レイン「うん……」


レイン「………私は…あなたに救われた……」


レイン「何か困ったらコナミも相談してほしい……私の…すべてはあなたのもの……」


レイン「何があってもあなたの味方だから……」


コナミ「大げさなことを言うなーおまえ」


コナミ「もっと気楽に生きろよ」なで



レイン「…………ふふ」





コナミ「そういえば…店長は?」



レイン「今日は休み………」


コナミ「そうか、珍しいな」


コナミ「客も来ないし……楽だな今日は」


レイン「お茶……飲む?」


コナミ「おお、頼んだ」


…………………



コナミ「……」ズズー……





コナミ「ふう……」


レイン「……」ごくごく…


コナミ「そういえば…お前はお茶飲んで大丈夫なのか?」


レイン「む……バカにしないでほしい………」



レイン「食べ物をエネルギーに変えることくらいできる」


コナミ「流石未来の技術だなー」



コナミ「…………お、そろそろ時間か」


レイン「……」


コナミ「じゃあそろそろ俺行くかな」


レイン「いってらっしゃい……」




……………………………


中央広場


コナミ「結構人いるなー」


コナミ「これじゃあツァンを探すのも一苦労だぞ…」きょろきょろ


コナミ「どうするかな……そうだ」


コナミ「でてこい!」ばっ


ぽんっ


セームベル「んあっ!?なによー寝てたのに」


コナミ「精霊が見えるツァンにはお前が目印になるだろ、ちょっと手伝えよ」



セームベル「ふあああ……」


コナミ「ほーれほーれ」ぽーーん


セームベル「うああああああ投げんなーーーーーーー!」


コナミ「浮かべるから平気だろお前」


セームベル「安眠妨害しやがってー、うったえてやるー!」


コナミ「ははははははは」






ツァン「……何してんのよあんたたち」


コナミ「む?」


セームベル「?」


コナミ「お前………ツァンか?なんでサングラスなんか」


ツァン「最近有名になってきててね…サイン求められたりとか鬱陶しいから顔隠すようにしたの」


ヤリザ「本当は大勢に詰め寄られるときょどってしまうからでござるよ」


ニサシ「まだボッチの爪痕が残っているのだな……………」


ツァン「うるっさい」ぶんっ



コナミ「相変わらずのにぎやかさだな」


ツァン「まあね……最近はエクスカリバーもくわわって…疲れるよもう」




コナミ「髪の毛でばれると思うけどなー」


ツァン「ていうかボクだから違和感ないけどね、コナミたぶん普通の人から見たらひとりで胴上げの動作してる変な人だよ?」


コナミ「……あっ!やっべえ恥ずかしい……」


ツァン「まったく……精霊が見える先輩として言っておくけど、あんまり人目に付くところで精霊と話さないほうがいいよ」




ヤリザ「まったくでござる」


ツァン「…………………」



コナミ「で、何の用だよ」




ツァン「ん、そうだね、とりあえずカフェ ラ・ジーンでも行こうよ」



コナミ「そうだな、俺は大したもの頼めないけどな」


スタスタスタ………




ツァン「相変わらずひもじいんだね」


コナミ「いやでもKURUMIZAWAでのバイト時代よりはかなりましだぜ」


ツァン「へえ、藤原さんならもっとくれそうなものだけどね…」



コナミ「給料に関しては雪乃がどうこうできる問題じゃないからな…会社の規定があるらしいし」



ツァン「ふーん」 


スタスタ………てくてく……






コナミ「……」スタスタ



ツァン「……」てくてく



コナミ「…………………あ、あそこのラーメン屋潰れてら、うまかったんだけどなあ」スタスタ



ツァン「……ね、ねえ」



コナミ「ん?」



ツァン「今より……たくさん給料もらえる仕事、しない?」




コナミ「?いきなりそんなこと言われてもな…内容によるだろ」




ツァン「な…内容は同じようなものだよ」




ツァン「ただ藤原さんからボクに代わるだけで……その……給料はいっぱい出すし……」ぼそぼそ



コナミ「んん?小さくて聞こえないぞ」



ツァン「ぁ……や、やっぱなんでもない!」


コナミ「そ、そうか……」



ツァン「うう……………///」


スタスタ……てくてく…


ここまでで



登場人物解説

セームベル

コナミ君が異世界に行った際仲良くなったカードの精霊。一般人には見えないが物理交渉は可能である

久しぶりだけど覚えててくれた人がいてうれしい
のんびりやっていきたいと思います




カフェ ラ・ジーン



ステファニー「いらっしゃいませー」


ツァン「パンケーキください」



コナミ「水ください」


ステファニー「はーい、まったく、ジャックがいなくなってから売上げ激減ー」


コナミ「ブルーアイズマウンテンが売れないんだろ?」


ステファニー「そうなの、もうブルーアイズマウンテンを飲んでくれるのはトップスの人くらいになっちゃった」



コナミ「幸子とかか……」



ステファニー「うわーんジャック―……帰ってきてよぉ」スタスタ





…………………

ツァン「………」もぐもぐ


コナミ「あーあーあーあー…水がうめええ…」ごくごく


ツァン「うるさいなあ」


セームベル「はらへったー…」


ツァン「……ちょっとあげるよ、あーん」


セームベル「うおおお、ありがとー」むしゃっ


セームベル「コナミはあまりくれないからなー」


コナミ「最近気づいたけどお前食わなくても全然平気なんだもんよ」


コナミ「で、どうした」


ツァン「あのさ…明日、ちょっと付き合ってほしいんだ」


コナミ「明日……なら暇だし、別にかまわないけど」


コナミ「どこか行くのか?」


ツァン「実は……」



1 アカデミアにイベントで呼ばれている
2 最近つきまとってくるうるさい奴がいる


安価↓



ツァン「アカデミア初等部でプロデュエリストと交流しようってイベントがあるらしくて」


ツァン「今年はボクがそれに選ばれちゃってね」


コナミ「へーすげえなお前、まだ新人なのに」


ツァン「新人だからこそ押し付けられちゃったんだと思うけど」



コナミ「でもなんでそれに俺がついていくんだよ、必要あるか?」



ツァン「…えっと………」


ツァン「ほ、ほら……プロが一人で行ったら……襲われたりするかもしれないじゃん……」


コナミ「ボディガードってことか?!襲われって………初等部だろ?」


コナミ「心配しすぎだろそれは、第一お前結構頑丈だし」



ツァン「は、はあ!?頑丈って……そんなわけないじゃん、鬼柳やあんたじゃあるまいし!」




コナミ(……………uruの攻撃受けてぴんぴんしてた気がするけど)



ツァン「もう!どうするの!?来てくれるの、くれないの!?」がた


コナミ「うーん…」


ツァン「…………けっこうな報酬出るって」



コナミ「……………うん…いってやるよ、ツァンのためだしな」


ツァン「ちょろー……」


コナミ「ははははははは」ごくごく



ヤリザ(よかったでござるなツァン殿……一人だと子ども相手にあがってしまうツァン殿)



ツァン(……鳳翼の爆風のコストになりたくなければ黙ってなよ)


ヤリザ(……ぎょ…御意)




コナミ「明日、何時にアカデミアに行けばいいんだ?」


ツァン「えーと……とりあえず9時に集合しよう」


コナミ「そうか、了解」


ツアン「………………」ぱくぱく


コナミ「…………」


ツァン「今日は…このあとどうする?」


コナミ「え、うーん……確かに暇だよな」


コナミ「これからジャンクショップ行こうとおもってたんだが」


ツァン「あ、それならボクも行こうかな」



コナミ「まじか…いや別にいいけどよ、ちょっと鉄臭いぞ」


ツァン「それくらい我慢するよ」




……………


ジャンク市場


コナミ「きたきたあー」スタスタ


ツァン「旧サテライト地区にこんなところがあったんだ、まさかDホイールで来ることになるとはおもわなかったよ」



コナミ「Dホイールにちゃんとロックかけたか」


ツァン「そりゃかけたよ」


コナミ「チェーンは?」


ツァン「え…いやそこまでは」


コナミ「あー……やばいかもな」


ツァン「?」



コナミ「ちょっと見にもどってみるか」


……………


「おい……いけそうか?」


「ああ……そろそろロックも解除できる…きれいに整備されてるDホイールだからな、バラしゃ高く売れるぜ」かちゃかちゃ…


「持ち主が戻らないうちにだ、急げ」


コナミ「あ、ツァン見ろ」



ツァン「え、うそ、本当に…?こらあーーーーーーーーーーー!!!!」





「やっべ、戻ってきやがった!」


「しかもあれコナミだ、もとチームサティスファクションの!逃げるぞ!」



ダダダダダダダダダダッ



ツァン「はあはあ……」


コナミ「まだサテライトの感じが残ってるからな」



ツァン「もー…最悪!」


コナミ「特製の切れないチェーンまいとけよ」


ツァン「そうするよ…」かちゃかちゃ




………………………


コナミ「なんかないかなー」


ツァン「……こんな鉄クズが売り物なの?」


コナミ「使うやつもいるんだろ」


スタスタ……


コナミ「………おいこれ見ろよ、デュエルアンカーなんて売ってるぞ」


ツァン「……なにそれ、手錠?」


コナミ「自分と相手に取り付けて、デュエルに負けたほうのデュエルディスクを爆破するんだ」


ツァン「………」


ツァン「………このちっちゃな機械は…?」


コナミ「それは…たしかデュエルディスクに装着して、ほかのデュエルディスクの遠隔操作で爆破させることができる装置だな」


ツァン「………サテライトおっかな!!!」


kenyo「買うのかぁ?安くしとくぜぇ、だりーけど」


ツァン「いらないわよ!」



………………………


コナミ「結局何にも買わなかったな」


ツァン「もう夜だね…」


コナミ「そろそろ帰るか」


ツァン「うん、門限があるから」


ツァン「明日、絶対来てよね」


コナミ「まかせろよ、頑張って起きるから」


ツァン「寝坊助だから心配だなあ…」


 コナミ「俺を信じろ、じゃあ、またな」


ツァン「おやすみ」



ブオオオオオオォ――――――――――――


次の日

コナミを起こしてくれたのは?

1 遊星 
2 あげは
3 雪乃
4 幸子 

安価↓









次の日


……………

アパート

8:00



コナミ「zzzzzzzz…」



ガチャッ


雪乃「お邪魔するわ」



コナミ「…zzzzzz」


雪乃「ふふ…やっぱり寝てたわねかわいい子」



雪乃「起きなさいぼうや、そろそろ起きる時間よ」ゆさゆさ


コナミ「……んく……ふああああ…」


雪乃「ふふ……おはようコナミ」


コナミ「……雪乃か……あれ、今日仕事あったっけ…?」


雪乃「安心して、オフよ、今日はショッピングに付き合ってもらおうと思ってね」




コナミ「……今、8時か……いやあ、ナイスタイミングに起こしてくれたぜ」


雪乃「?」


コナミ「今日は荷物持ちは無理だ、予定があるんだ」


コナミ「悪いな」



雪乃「?………めずらしいじゃない」


コナミ「アカデミアでツァンと待ち合わせしてんだ」


雪乃「ツァンさん(最大のライヴァル)と?!」


雪乃「………どういうことかしら…」



ここまででー


ツァン「パンケーキください」

コナミ「水ください」

コナミェ…
優勝賞金もうなくなったのか



………………………



アカデミア前



ツァン「……………」



ツァン「…………今8時45分…」



ブオオオオオオ―――――――――――



ツァン「!」



キキイイイッ


コナミ「またせたな」


ツァン「よかったよ、寝坊とかしないでくれて」



コナミ「くくく……余裕だぜ」






雪乃「私が起こさなかったらどうだったかしら…」ザッ



ツァン「あれ、藤原さん……?」


コナミ「今日の事話したら一緒に行くって言うから」



雪乃「ふふ………」



コナミ「もしかしてだめだったか?」


雪乃「報酬のことなら心配しないでツァンさん、ボランティアだから」



ツァン「えっと……それなら大丈夫だと思うけど」



コナミ「雪乃も女優として有名になってきてるからな、子どもたちも喜ぶんじゃねえか?」



ツァン「まあ、戦力は多いほうがいいからね」



コナミ(戦力って)






雪乃「久しぶりのアカデミアね……まるで昨日のことのように感じるわ」



コナミ「でも今回行くのは初等部だからな」



ツァン「じゃあ行こうか、まずは先生に挨拶しないと」



スタスタスタ……


…………


職員室


ツァン「しつれいします」  ガラララララ



雪乃「失礼します」



加藤友紀「ああ、待ってたわツァンさん」


ツァン「あ…ひ、久しぶりです加藤先生」


友紀「今日はお願いね」



コナミ「あれ、あんた…高等部の先生じゃなかったっけ」


友紀「今年から初等部担当になったの、そういうあなたは……?」


友紀「あ、WRGPで優勝したツァンさんのチームメイトの人ね、もしかしてあなたも今回の交流に」



コナミ「手伝わせてもらうぜ」




雪乃「加藤先生、お久しぶりです」


友紀「あ、藤原さん…」



ツァン「二人とも今日のイベントを手伝ってくれることになりました」



友紀「あら………本当にありがとう」


雪乃「ふふふ……気にしないでください」



コナミ「いただくべきものは遠慮なくいただくんでね」



ツァン「……………」




友紀「じゃあそろそろ行きましょうか、子どもたちも楽しみにしてるわ」スッ



友紀「じゃあ、先生方、行ってきますね」



ハイトマン「ツァンディレさん、わがアカデミアからあなたのような優秀なデュエリストを輩出できたことをこのハイトマン、とても光栄に思っておりますよぉおお!」


ツァン「あ………ど、どうも」



コナミ「お前はちょっと頭冷やしたのか?ハイトマン」







………………


初等部教室



成田山司「早く来ないかなー!」


大久保香澄「ええ~?来るって………誰があ~?」



山司「プロデュエリストの人が来てくれるのって今日でしょ!?楽しみ―!」


夏乃こかげ「あんまりはしゃいで迷惑かけちゃだめよ?」



ハル・スプリングス「はしゃいじゃって、同学年の男の子ってバカばっかだよねー!」


M.A.イングリット「ハルちゃんも十分はしゃいでるじゃない」


ハル「そうそう、マイちゃんみてこれ、デュエルディスクをラメでデコってみたの!かわいいでしょ!」


イングリット「はあ………うん、そうね」


伊藤泰久「プロか……へっおもしれえ…俺様がぶっ倒してやるぜ」



姫美銀鏡「………うるさい……」


マーク・フリーダム「ううう……あ、せ、先生きたみたい……ですよ……」



ガラララララ





友紀「みなさんおはようございます」スタスタ



「「「おはようございまーーす」」」


友紀「今日は前々から言っていた通り、プロデュエリストの方が来てくれました」


泰久「しゅあああーーーーーーー!!でてこいやああ!!!」



こかげ「うるさいわよ、しずかにして」



マーク「こ、怖い人だったらどうしよう……」


香澄「どんな人だろぉ~」


友紀「みんな興味津々でいい事ね」


友紀「じゃあ今日一日いろいろなことを教えてもらいましょうね」



友紀「では、どうぞお入りください」



ガララララ



ツァン「……………」ギクシャクギクシャク


コナミ「………ちょっと待てよ、緊張しすぎだろ…」スタスタ



雪乃「ふふ…」スタスタ




山司「あっ!ツァンディレプロだ!」


泰久「おお…本物だぜ!」


マーク「し、新人でありながら…勝率8割を誇る方……ですよね」


マイ「しかも先のWRGPの優勝チームメンバー…よね」



銀鏡「………すごい……」


わーーーーーわーーーーーーーー



ツァン「あはははは…………はははは……」


ハル「あと藤原雪乃さんもいる!すごーい!アタシ大ファンなの!」



ハル「ファッション雑誌でも大人気だし、女優活動も絶好調なんだよね!」


ハル「握手してほしー!」



雪乃「ふふ……」









コナミ「………」



「えっとあの人は?」


香澄「どっかで見たことあるようなァぁ~」


こかげ「WRGP優勝チームのラストホイーラーを務めた方…ですね」


泰久「あー、いたいた!てことはあいつも強いのかー!」



コナミ「ちょっとは知れ渡ってんだなー」


マイ「………」



「ツァンプロー!ボク満足ジャケット買いましたー!」


「ぼくもー!」


「私は名前入りの作ってもらったー!」


「満足ーーーーーー!」



ツァン「………あ、ありがとーーー、みんな…」



山司「流石チーム満足の侍!」


泰久「痺れるぜえーーーーーーー!!!」


わあーーーーーーーーーーーー!!


ツァン「…………ま、満足―」



ウオオオオオオオオオオオオオオ!!


コナミ「すげえ…」


ツァン「……っふふ…もう…慣れたよ………」


雪乃「今年の流行語大賞にもノミネートされてるみたいね」



友紀「はいはい、みんな静かにー、ツァン選手だけでなく女優の藤原さんとWRGP優勝経験のあるコナミさんも来てくれました」



友紀「失礼のないようにしましょうね」


友紀「じゃあツァンさん……ひとりずつ自己紹介おねがいします」



ツァン「あ!は、あい…えー、ツァンディレです………今日はみんなと仲良くやっていきたいと思います」


ツァン「よろしくね」ぺこ


「よろしくおねがいしまーーす」


雪乃「女優デュエリストの藤原雪乃よ、今日はネイルテクニックからメイクテクニックまで幅広く教えてあげるわ」


こかげ(デュエルは教えないんですか……)



コナミ「最後に俺がコナミだ、デュエル勝率は今年に入って4割5分…最近イラついたことはパワポケの亀田の血も涙もない現金徴収だ、よろしく」


マイ(……………この男負け越している!!?)



ここまででー


マイ



友紀「はい、ありがとうございます」



友紀「じゃあ交流会始めましょう、皆さんお願いしますね」



ツァン「あ、はい」


泰久「よしゃあーー!ツァンプロ!俺様とデュエルしてくれよ!」


マーク「あ、あの……そんないきなり…」


銀鏡「…………失礼…………」



ツァン「いいって、うん、やってあげるよ」


泰久「おおお!早く行こうぜ!」




ツァン(どうしよう、子ども相手だしシエン一体抜いて…門も抜こうか………)


ツァン(………いやいや、デュエルで手加減とかだめかな、このままでいこう)スタスタスタ









ハル「みてみて!アタシのデュエルディスクかわいいでしょ!」



雪乃「そうね、なかなかいいセンスしてると思うわ、ふふ」



ハル「このまえファッション雑誌のコンテストで入賞したんだよ!」




雪乃「あらすごいじゃない」



ハル「大人のレディ目指して毎日牛乳飲んでるの!」



ワイワイワイ…………………



コナミ「………」


マイ「ねえあなた」


コナミ「ん、どうした」



マイ「WRGPで優勝したんでしょ?」



コナミ「まあなー」



マイ「どうしてそんな人が負け越してるの?」



コナミ「…………負け越してるのって…まるでわざと負けてるみたいな言い方やめてくれよ」


ああ、ナチュル使いの子か!
5→6で『誰だお前』チェンジした(レインも5→6誰だお前)

マイちゃんとあゆみちゃんはロリコンの本能をくすぐるよね
凄くいたずらがしたくなる




マイ「………じゃあ、まさか、リアルで?」


コナミ「そうさ、リアルで負け越してんだ」



マイ「ど、どうやって優勝したのよ…?」


コナミ「なんか負けられない勝負だとくるんだよ……なんか、やる気パワーというか、絆の力というか」



マイ「……ふふっ、なにそれ」



コナミ「おれにもわかんねえ」



マイ「面白い人、だけどダメな大人って感じね」


コナミ「なにそのイメージ、かんべんしてくれよ」



こかげ「私もコナミさんに聞きたいことがあるんです」



コナミ「なんだ?」


こかげ「WRGP見てました、決勝で気になることがありまして」



コナミ「決勝……アポリアの時か」



こかげ「最後に召喚したモンスター……すごく異質な感じがしました、あれはなんなんでしょうか」



コナミ「えーと………最後、トレスラグーンか?」



マイ「トレスラグーンって…?」



コナミ「これ」ぴらっ



こかげ「…レベル4×3、エクシーズモンスター…?」


マイ「なにこれ、真っ黒なカードなんて見たことないわ」



こかげ「これを…どこで?」



コナミ「あれだ………正義の味方からもらったんだよ」



マイ「なにそれ?」


こかげ「真面目に答えてくださいよ」



コナミ「真面目に答えたんだがな……」





マイ「むう…」



コナミ「まあまあいいじゃねーか、他に聞きたいこととかねーのか」



こかげ「じゃあ、デュエルしましょうよ、」



こかげ「WRGP優勝者とデュエルできる機会なんてめったにありませんし」



マイ「WRGP優勝者のデッキ……といえば聞こえはいいけど」



マイ「勝率は4割5分……なのよね」



コナミ「く…………」



マイ「私でも勝てるかも」




コナミ「ずばずば言ってきやがる…最近の子供は遠慮がねえな…」



こかげ「じゃあデュエル場に行きましょう」



スタスタ







>>124
だがあゆみは『何もしてないのに殆どの人と相性悪い』から……




………………………


ザッ


コナミ「よし、かかってこいやああああ!!」


マイ「かかってこいやって…」



こかげ「ほかの人もデュエルしてますね」





ツァン「これでボクはターン終了だよ」


シエン「……」


シエン「………」


エニシ「…」


師範「……」

キザン「………」




マーク「あわわわ………」


泰久「く、くそおおお…!」






山司「負けるなー!泰久くん!」



泰久「く、くそおおおおお!俺様のターン!」シュッ



泰久「!よし、モンスターをセットしてターン終了!」バシッ



ツァン「ボクのターン」シュッ



ツァン「キザンで攻撃!」バッ


キザン「せああああ!」


ガキ―――ン!


アルカナフォース0-THE FOOL「ぬるぬる」守0



ツァン「ん?」



泰久「へへへ、みたか!こいつは戦闘じゃ破壊されないんだぜ!」



山司「おお、これなら凌げる!」


ツァン「ニサシの効果発動!」バッ


《真六武衆-エニシ/Legendary Six Samurai - Enishi》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守 700
自分フィールド上に「真六武衆-エニシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
1ターンに1度、自分の墓地に存在する
「六武衆」と名のついたモンスター2体をゲームから除外する事で、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
また、自分フィールド上に「真六武衆-エニシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。



ツァン「墓地のヤリザとニサシを除外して、フールを手札に戻す」



ヒュー―――ン



泰久「えええ!!?」


ニサシ「えええ!!?」
ヤリザ「えええ!!?」

ミス エニシの効果でした


ツァン「シエンでダイレクトアタック!」バッ




ド―ー――――ン!



泰久「うああああああああああああ」LP0 ピー―ー―


山司「泰久くーーーーーん!」



ツァン「ふう、やったね」ぐっ



マーク「ぜ、全力だあ……………」


泰久「ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!」うわーん



ツァン「!!ああああ、ご、ごめんね」ダッ




コナミ「…………」


マイ「あれがプロレベル……」





コナミ「まああういうこともあるだろ」


マイ「そ、そうなの………?」


コナミ「俺はあそこまで鬼畜じゃないから安心しろ」



ツァン「ちょっと!だ、誰が鬼畜よ!」



こかげ「まあWRGP優勝するくらいですからね…」



コナミ「さあ、どっちが相手だ?」カシャッ



マイ「うーん……」


こかげ「マイさん、どうぞ、私はまだいいです」


マイ「え……?わ、わかったわ」



コナミ「おまえマイっていうのか」


マイ「M・A・イングリットよ、親しい人にはマイって呼ばれてるの」


コナミ「へー……じゃあ俺が勝ったらマイってよばせてもらうぜ」



マイ「デュエルに勝ったらね……そう簡単にはいかないんだから!」カシャッ





コナミ「デュエルだ!!」LP4000



マイ「!」LP4000



コナミ「先行はもらった!あらわれろネコ耳族!」バッ


《ネコ耳族/Cat's Ear Tribe》 †
効果モンスター
星1/地属性/獣戦士族/攻 200/守 100
相手ターン時のみこのカードと戦闘する相手モンスターの
元々の攻撃力はダメージステップ時に200になる。



ネコ「にゃああ」攻200



マイ「えっ…どんなモンスター?」



コナミ「カードを一枚セットしてターン終了だ」バッ  手札3



こかげ「攻撃力200ですか…」


マイ「わ、私のターン!」シュッ 手札6





マイ「ナチュル・マロンを召喚」バッ


《ナチュル・マロン/Naturia Marron》 †
効果モンスター
星3/地属性/植物族/攻1200/守 700
このカードが召喚に成功した時、
自分のデッキから「ナチュル」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
また、1ターンに1度、自分の墓地に存在する
「ナチュル」と名のついたモンスター2体を選択してデッキに戻し、
自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。



マロン「ういー」


マイ「効果発動、デッキからナチュル・パイナポーを墓地に送るわ」シュッ



コナミ「ほう…」


マイ「さらに手札からナチュル・ハイドランジーを特殊召喚!」バッ




《ナチュル・ハイドランジー/Naturia Hydrangea》 †
効果モンスター
星5/地属性/植物族/攻1900/守2000
自分フィールド上の「ナチュル」と名のついた
モンスターの効果が発動した自分のターン、
このカードは手札から特殊召喚できる。



ハイドランジー「しゅうーー」攻撃1900


コナミ「なに…」


マイ「このモンスターはナチュルがモンスター効果を発動したターンに特殊召喚できるわ」









マイ「バトル、マロンでネコ耳族を攻撃!」バッ


マロン「きゃーお!」攻1200


ネコ耳族「!!」攻200


コナミ「ネコ耳族の効果発動!こいつとバトルするモンスターのもともとの攻撃力を200にする!」バッ


マロン「!」攻1200→200



マイ「うっ!?」


ドォ―――――ー――――ン!!!



こかげ「相討ちですね…」



マイ「まだまだ、ハイドランジーでダイレクトアタック!」バッ



ハイドランジー「ふああああ」攻1900


べしっ


コナミ「うおおおっ!?」LP4000→2100


マイ「…こ、こんなあっさり…!?」


コナミ「へへへ、や、やるじゃねーか」




マイ「た…ターン終了」手札4


ここまででー



コナミ LP2100 リバース1 手札3

マイ  LP4000 ナチュル・ハイドランジー 手札4


ここのルールや禁止制限は現実とリンクしてます 
だからシエンも二枚入ります 怖い怖い





コナミ「俺のターン!」シュッ 手札4


コナミ「リバースカード発動!」カチッ


《決戦の火蓋/Cry Havoc!》 †
永続罠
自分の墓地のモンスターカード1枚をゲームから除外する事で、
手札から通常モンスター1体を通常召喚する事ができる。
この効果は自分ターンのメインフェイズ時にのみ発動する事ができる。



マイ「?」



コナミ「墓地のネコ耳族を除外して、通常モンスターを通常召喚する」



コナミ「あらわれろ炎の魔神!」バッ



《炎の魔神/Fireyarou》 †
通常モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1300/守1000
炎につつまれた魔人。
まわりの炎を自在に操り攻撃する。



魔神「ふふふふふふふふ」攻1300


コナミ「そしてジェネクスコントローラーを召喚!」バッ


《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。



コントローラー「ぎーー」








マイ「チューナーモンスター…!」


こかげ「シンクロですか…」



コナミ「☆4の炎の魔神に星3のコントローラーをチューニング!」バッ



☆4+☆3=☆7 カアッ



コナミ「シンクロ召喚!A・ジェネクス・トライフォース!」


《Aアーリー・ジェネクス・トライフォース/Genex Ally Triforce》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2500/守2100
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードのシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの属性によって、
このカードは以下の効果を得る。
●地属性:このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
●炎属性:このカードが戦闘によってモンスターを破壊した場合、
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
●光属性:1ターンに1度、自分の墓地の光属性モンスター1体を選択して、
裏側守備表示で特殊召喚できる。



トライフォース「シャアァァァ―――――――」ガショーン! 攻2500



マイ「うっ……そんな怖そうな外見のモンスターじゃなくてよかった……」





コナミ「丸焼きにさせてもらうぜ、ハイドランジーを攻撃!」



トライフォース「ファイヤアアアーーーーーーーダゼェェーーーーー!!!!」ボオオオオオオオオ 


ハウドランジー「きええええええええええ!!?」攻1900  ドオオー――――ン!!



マイ「っくううう………!」LP4000→3400


トライフォース「消炭完了ダゼエエ」



コナミ「まだだろ、炎属性モンスターをシンクロ素材にしたとき、トライフォースは破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」


トライフォース「ア、ソウダッタ、ファイヤー―――――!!!!」ボオオオオォオオ



マイ「くううううっ!!」LP3400→1500



コナミ「よし…大ダメージを与えた、少しは見直したか!」



マイ「まだまだ……」



コナミ「カードを2枚セットしてターン終了!」バッ  手札0








マイ「ドロー!」シュッ  手札5


マイ「墓地のナチュルパイナポーの効果発動!」


マイ「スタンバイフェイズに、蘇生することができる!」ばっ


《ナチュル・パイナポー/Naturia Pineapple》 †
効果モンスター
星2/地属性/植物族/攻 100/守 100
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターは植物族になる。
自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、
自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、
このカードを墓地から特殊召喚する事ができる。
この効果は自分フィールド上に「ナチュル・パイナポー」が表側表示で存在する場合、
または自分の墓地に植物族・獣族以外のモンスターが存在する場合には発動できない。



パイナポー「ぽーう」攻100


コナミ「パイナップルか……目がついてりゃかわいいと思うなよ」



マイ「かわいいじゃないの!パイナポーをリリース!ナチュルバンブーシュートをアドバンス召喚!」バッ


《ナチュル・バンブーシュート/Naturia Bamboo Shoot》 †
効果モンスター
星5/地属性/植物族/攻2000/守2000
「ナチュル」と名のついたモンスターをリリースして
アドバンス召喚に成功したこのカードが
フィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は魔法・罠カードを発動する事ができない。


バンブーシュート「ういーーー」





コナミ「タケノコにも目つけちゃったかー…」


こかげ「あなどらないほうがいいですよ、あのモンスターは…」



マイ「そうよ、この子がナチュルをリリースしてアドバンス召喚されたら、相手は魔法トラップを発動できない」



コナミ「なにい!?」


コナミ「しかし攻撃力は2000、トライフォースには及ばないだろ!」



マイ「魔法カード発動、パルキオンのうろこ!」バッ



《パルキオンのうろこ/Barkion's Bark》 †
通常魔法
自分フィールド上に「ナチュル」と名のついたモンスターが
表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。
このターン、相手は罠カードを発動する事ができない。



キュイイーーーーーン


マイ「このターン、相手はトラップを使用できない」


コナミ「?バンブーシュートの効果でもともと使えねーだろ」







マイ「ふふふ、さらに魔法発動、ガオドレイクのたてがみ!」バッ



《ガオドレイクのタテガミ/Leodrake's Mane》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「ナチュル」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで3000になり、
効果は無効化される。



カァアアアッ



バンブーシュート「ぬん」攻撃力3000


コナミ「!うおおおお」


マイ「効果を無効にする代わりに攻撃力を3000にできるのよ!」



コナミ「トライフォースをこえただと…!」


トライフォース「アッチャー…」



コナミ「トラップ無効はこのためか…」





マイ「バンブーシュートでトライフォースを攻撃!」


バンブー「おらあーーーーー」



ドゴ――――ン!!



コナミ「くそ……!」LP2100→1600



マイ「ふふふふ、ターン終了!」手札2


マイ「タテガミの効果は切れて、バンブーシュートの能力が復活!」


マイ「そのリバースカード二枚は発動できないわ!」



こかげ「使えるんのはドローカードのみ…」



コナミ「く………ドロー!」シュッ


コナミ「一撃必殺侍を召喚!」ガッ


《一撃必殺侍いちげきひっさつざむらい/Sasuke Samurai #4》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1200/守1200
このカードが戦闘を行う場合、
ダメージ計算の前にコイントスで裏表を当てる。
当たった場合、相手モンスターを効果によって破壊する。



侍「ういっす」




マイ「ちょっとかわいい……」


こかげ「あのモンスターなら…バンブーシュートに勝つ可能性がある…」



コナミ「こいつは、バトルの時コイントスをする、俺が表裏を当てれば相手モンスターを破壊する!」



マイ「運勝負をする気…!?」



コナミ「それが俺の生き様よ、いけ、侍!」バッ



侍「うおおーーー!」


ピー―――――ン


コナミ「………表!」



バンブーシュート「!」



ころんっ   表



コナミ「よおおーーーーし!」



ズバアアアアアア!!!



マイ「むうう……!」




コナミ「ターン終了だ」手札0



マイ「わ、私のターン」シュッ  手札3


マイ「ナチュルパイナポーは復活するわ!」


パイナポー「ぽーう」守100


コナミ「やろお…」


マイ「ナチュル・パンプキンを召喚!バッ


《ナチュル・パンプキン/Naturia Pumpkin》 †
効果モンスター
星4/地属性/植物族/攻1400/守 800
相手フィールド上にモンスターが存在する場合にこのカードが召喚に成功した時、
手札から「ナチュル」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。


パンプキン「しゃー」攻1400


マイ「パンプキンの召喚時、相手フィールドにモンスターがいるとき、手札からナチュルを特殊召喚できるわ」


マイ「ナチュル・サンフラワーを特殊召喚!」バッ



《ナチュル・サンフラワー/Naturia Sunflower》 †
効果モンスター
星2/地属性/植物族/攻 500/守 0
相手の効果モンスターの効果が発動した時、
自分フィールド上の「ナチュル」と名のついたモンスター1体と
このカードをリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。


サンフラワー「…」守0




コナミ「こまかいのがでてきたな…」



マイ「いくわよ…ナチュルパンプキンで一撃必殺侍を攻撃!」バッ



パンプキン「うおおお」攻1400


侍「ぬん!」攻1200


コナミ「きたか……ならコイントス発動!」



マイ「やっぱり!ナチュルサンフラワーの効果発動!」バッ



マイ「相手のモンスター効果が発動した時、このモンスターとナチュル一体をリリースすることで効果を無効にして破壊する!」


サンフラワー「うわー」しゅーーん


パイナポー「おおーーー」しゅーーん



侍「ぐっはあああ!!?」ド―――――ン



コナミ「しまった…!」



マイ「がら空き、パンプキン、やっちゃえ!」






パンプキン「はっ!」


コナミ「トラップ発動!物理分身!」カチッ


《物理分身/Physical Double》 †
通常罠
相手のターンでのみ発動する事ができる。
指定した相手モンスターと同じレベル・種族・属性・攻撃力・守備力を持つ
「ミラージュトークン」を1体特殊召喚する。
ターン終了時にこのトークンを破壊する。



マイ「えっ?」



コナミ「パンプキンと同じ能力をもつミラージュトークンを特殊召喚する!」バッ



トークン「ぐにゅーーーん」攻1400



こかげ「このままじゃ相討ち…」


マイ「く……バトルは終了…」


マイ「……ターン終了」  手札1



コナミ「ミラージュトークンは消滅する…」


シュウウ―――ン…



コナミ「パンプキンの攻撃力は1400……倒せない数値じゃない」LP1600


コナミ「ドロー!」シュッ  手札1



コナミ「!………そうか、そういえばナチュルって……」



コナミ「……………ターン終了」



マイ「何もださない……事故…?」


マイ「ドロー!」シュッ  手札2



マイ「ナチュルパイナポーを蘇生するわ!」


パイナポー「ぽーう」守100


マイ「ナチュルトライアンプを召喚!」バッ


《ナチュル・トライアンフ/Naturia Tulip》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/植物族/攻 600/守1500
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
相手が魔法・罠カードを発動する度に、
自分フィールド上の「ナチュル」と名のついたモンスターの攻撃力は
エンドフェイズ時まで500ポイントアップする。



トライアンフ「ひゃあー」


コナミ「チューナーモンスター…!」






コナミ「………」


こかげ「総攻撃力数はコナミさんのLPを超えました……」


こかげ「リバースカードは一枚……」


マイ「さっきの攻撃を物理分身で凌いだってことは…あのリバースカードは攻撃反応系じゃない……かも」



マイ「…でも万全を期すわ、☆4のパンプキンに☆2のトライアンプをチューニング!」バッ



コナミ「シンクロか!」


☆4+☆2=☆6 カアアアッ



マイ「シンクロ召喚!ナチュル・パルキオン!」バッ



《ナチュル・パルキオン/Naturia Barkion》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/ドラゴン族/攻2500/守1800
地属性チューナー+チューナー以外の地属性モンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分の墓地のカード2枚をゲームから除外する事で、
罠カードの発動を無効にし破壊する。



パルキオン「グアアアアアアア」攻2500


コナミ「攻撃力2500か……!」



マイ「これで万全よ!」




コナミ「く……」



マイ「この攻撃できめるわ……ナチュルパルキオンでダイレクトアタック!」


パルキオン「オオオオオオオオ!!!」攻2500  ゴアアアアッ



コナミ「きやがったな…!」LP1600



コナミ「トラップ発動!イタクァの暴風!」カチッ


《イタクァの暴風/Windstorm of Etaqua》 †
通常罠
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。



ビュオオオオオオオオッ



コナミ「お前のモンスターの表示形式をすべて変更する!」


こかげ「表示形式変更で攻撃を止める千森ですか…!しかし」


マイ「パルキオンの効果発動!」 バッ



コナミ「なにいっ!!?」



マイ「墓地のタテガミとうろこを除外することでトラップを無効にして破壊する!」



パルキオン「ぶおおーーーーーーーー!!!」

バキイイイイン!!!





こかげ「イタクァの暴風は不発……!」


マイ「これで遮るものはないわ…」



マイ「パルキオン!ダイレクトアタック!」バッ



ゴアアアアアッ



コナミ「その必要はないぜ!」


マイ「え……?」



コナミ「そのモンスターの事は知っていた、ジャンが使ってたからな!」


コナミ「厄介な奴だったからよーく覚えてるぜ!」



マイ「そ、それじゃなんでわざわざトラップを……!」


コナミ「フィールドを見ろ!」


マイ「!」


タタカワナイト「………」ズズズズズズ…



マイ「なに……?いつの間にモンスターが」


コナミ「こいつは俺のトラップが無効になった時に手札から墓地に送ったカード、タタカワナイトだ」


《タタカワナイト/Tatakawa Knight》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守 0
相手のカードの効果によって自分の魔法・罠カードの発動が無効になった場合、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
相手ライフに1500ポイントダメージを与える。



コナミ「その効果で、お前に1500のダメージを与える!」


マイ「なっ…………」


ズキュウ―――――ン!!


マイ「……………く…」LP1500→0  ピー―――




ここまででー



…………………



コナミ「ふう………勝った…」



マイ「負けたわ……」



こかげ「腐ってもWRGP優勝者…ってことですね」



コナミ「腐ってないからな」



マイ「見たことないデッキだったから動揺しちゃった…」



こかげ「大会の時から思ってましたが、なぜそんなデッキを…」



コナミ「まあいいじゃねーか」



マイ「……ほかのみんなは…」



ツァン「シンクロ召喚。真六武衆-シエン!」バッ



シエン「うおおおお!」


マーク「うあああ…またでたぁ…!」



山司「もうそいつやめてよおーーー!」



ツァン「そ、そういわれても…」






マイ「トラウマが構築されてるわ…」



こかげ「あらら……」



コナミ「あれ…雪乃は?」



……………


教室


ハル「でねでね、ミスティの舞台を見に行って、その時にサインも貰ったの!」


雪乃「そ、そう…」



ハル「それでー」


雪乃(よくしゃべる子ねぇ…)



…………………


セームベル「そして数時間後」




教室


友紀「それでは、今日の交流会に来てくださった皆さんにお別れの挨拶をしましょう」



「「「ありがとーございましたー」」」



雪乃「楽しかったわ」


コナミ「そうだな」


ツァン「うん…」


山司「侍怖い……」ぶるぶる


泰久「俺様ももう戦いたくないぜ…」


マーク「ううう………」


銀鏡「………」


マイ「けっこうおもしろい大人だったわね」


こかげ「何人か立ち直りに時間かかりそうですね…」


香澄「かわいいモンちゃんいっぱいいたねー」



コナミ「じゃ、帰るか」


雪乃「ええ」


ツァン「みんなもすごく強かったよ!ボクすごくびっくりした!」



ガラララララ…



………………


ツァン「ああーー…」スタスタ


コナミ「どうしたよ」


雪乃「さっきからため息多いじゃない、ツァンさん」



ツァン「どうも何人かの子にトラウマを与えちゃったみたいで…」



雪乃「そうなの…流石に全力でやることはなかったんじゃないかしら?」


ツァン「そうだよね……」



コナミ「まあ大丈夫だろ、多分だが」


コナミ「で、俺の報酬は?」



ツァン「ああ……はいこれ」スッ



コナミ「おお…」


図書カード(5000円)



コナミ「………おまえ…結構な報酬がでるって」



ツァン「ご、5000円だよ?1000円じゃなくて!」


ツァン「ボクの分もあげるからさ」スッ



雪乃「ふふ、コナミ、お姉さんも貰ったからあげるわ、感謝しなさい」スッ



コナミ「………」図書カード15000円分ゲット




次の展開を決めよう


1 音のソノリティ サティスファクションタウン編

2 破滅の光 

3 ミスティ 

4 スライダー瓶田

5 マリア・アン

6 成田伸子

>>209

2




数日後


ネオドミノシティ市役所



イェーガー「な、なんですってええええええええええええ!!!!」


イェ―ガー「それは本当ですか……!!」



相川「は、はい……………軍事用レーザー衛星の鍵がなくなってました…」


イェ―ガー「あれは厳重に…厳重に保管しておきなさいと言ったはずですよ!!」



相川「早朝…本官が当番で見に行ったところ、すでに…」


相川「昨日の当番だった伊東もいなくなってたので、全力で捜索中です」



イェ―ガー「………………」ブルブルブルブル…



イェ―ガー「……えらいことですッッッッ!!!!!!」



…………………………………


シティ繁華街



コナミ「………」スタスタスタスタスタ…


コナミ「……ん?」


チャリッ


コナミ「なんだこの鍵」



ここまでで



…………………………


ネオドミノ市役所前


イェ―ガー「……………」



ザッ! 




牛尾「イェ―ガー市長、命令通りセキュリティを招集しました」



深影「しかしなぜ突然?」



イェ―ガー「………全員集まったのですか…」



牛尾「いえ、伊東の奴だけが見つからなくて」



イェーガー「っく……そうですか……」


イェ―ガー「彼がやはり犯人でしょうか……」



深影「?」


牛尾「犯人とは?」







イェ―ガー「……レーザー衛星の鍵が盗まれました」



牛尾「レーザー衛星の鍵……それはセキュリティが毎日変わり番で見回りをしてるあれですか」



イェ―ガー「そうです、ネオドミノシティのトップシークレット、その鍵です」



深影「どういうことですか」


相川「それが、今朝本官が当番を全うしようと見に行ったら、その時には消えていたんです」



相川「前日の当番が伊東の奴だったので」



牛尾「あいつが持って消えた……?」



イェーガー「その可能性が高いです……監視カメラには彼以外保管庫に近づいていませんでしたので」



牛尾「まったくあの野郎何してんだ…」



イェーガー「ほんとですよ……!まったく!」



深影「さっきから妙に焦ってますけど、そこまでとんでもないものなんですか?」



イェ―ガー「誤った使い方をすれば…世界を滅ぼせてしまう代物ですよ…」






牛尾「なんだって………」



イェーガー「とにかくとんでもない威力だそうです…私もゴドウィン長官から知らされただけですが」



深影「そ、そんなもの…なぜ作ったんですか!」



イェ―ガー「本来は地球に来た巨大隕石の破壊を目的としたものなのです…」


イェーガー「あの鍵は、その衛星の発射、操作、移動を自在に操ることができるコントローラーのスイッチを入れることができるのです」



牛尾「これは……思っていたよりやばい事態なんじゃねえか…!?」



相川「しかし…なぜ、伊東がそんなものを…?」



相川「あいつは吝嗇家かつ上からの命令に従順な男、そんなレーザーで世界をどうこうする、なんて話とは無縁のはず」




牛尾「トチ狂っちまったのか……?」






すいません  酉が滅茶苦茶に  もう安定しました



深影「とにかく…探さないとまずいですね」



イェ―ガー「その通りです、何としてでも鍵を探し出すのです!」



牛尾「まずやることは伊東を見つけて事情を聴かねえと」



相川「よし、お前ら!いくぞ!」


イェ―ガー「ちょ、ちょっとまちなさい」



相川「?なにか」



イェ―ガー「何人か、衛星操作コンピュータを見張っていてほしいのです」



相川「ああ、じゃあ本官がその役を」



牛尾「あれ……そのコンピュータは市役所内にあるんですか?」



イェ―ガー「ええ」



深影「じゃあなぜ彼は鍵とともにいなくなったのでしょうか?他に使い道などないのに」



イェーガー「そうですね…………もしかすると市役所内に隠れている可能性もありますね」



牛尾「じゃあ相川のほかにも何人か市役所に残しましょう」



イェ―ガー「わかりました…では行動開始!」






…………………………………………


繁華街


コナミ「……」スタスタ



コナミ「どうしようか……暇だな」



コナミ「この前ツァンたちからもらった図書カード使わねえとな、もったいないし」スタスタ



コナミ「この鍵も、帰りに市役所にでも届けておくか」チャリッ



………


本屋


カランカラン


コナミ「………デュエルマガジンでも買うかー」


スタスタ


あげは「…………」


あげは「…………あ、『恋する彼女はチューナー使い』の最新刊でてる」




あげは「♪ー」



コナミ「お、ようあげはじゃないか」



あげは「うあああっ!!?」びっくり



コナミ「うお」


あげは「こ、コナミ……どうしてここに?」



コナミ「俺がここに来ちゃダメな法律があるわけでもあるまいし、俺だって本屋くらい来るわ」


あげは「あ、ああ…そう」



コナミ「久しぶりだな、最近KURUMIZAWAにも来ないしよ」



あげは「ま、まあ…大学のことで色々忙しかったから」



コナミ「けっこう寂しかったぜ」


あげは「…………」


コナミ「…?」



あげは「………連絡してくれればいつだって会えたのに」ぼそ




コナミ「で、それなんだ」



あげは「え……?」



コナミ「少女漫画か、あげはは少女漫画が好きなんだな」


あげは「あ、うう、別にいいじゃんっ」



コナミ「いやいいけどね、俺も立ち読みとかするし」



あげは「今日は……買い物?」


コナミ「ああ、特に買いたいものはないんだが、めちゃくちゃ図書カード貰ったから」



コナミ「デュエルマガジンでも買おうと思ってな」


コナミ「あ、ちょうどいい、その漫画買ってやるよ」



あげは「え……!?きみが……?」



コナミ「俺が人に何か奢るのはお前が初めてだぜ、めったにないぞ」スタスタ



あげは「ボクがはじめて…」




あげは「………えへへ」てくてく







…………………………



ファミレス



カフェ ラ・ジーン



コナミ「ふーん、ひなたやナオミや委員長とは同じ大学で今も仲良くやってんのか」



コナミ「ゆまは?」


あげは「ゆまちゃんは…なんか、度にでちゃった」



コナミ「旅!?なにしにだ」


あげは「カード集めをしてるらしいけど、でも大丈夫だよ、一週間に一度は連絡とりあってるからね、元気そうだし」



コナミ「カード集めか…わからないもんだな」



コナミ「……あ、そういえばあげはよ、この鍵に見覚えあるか?」チャラッ



あげは「え、いやしらないよ、少なくともボクのじゃないね」



コナミ「まあそうだろうなー…」






ここまででー

あげは



伊東拓也「ぐぐぐ……うううっ……く……」ブルブル……



伊東「………はあ……はあ…やっとこいつの精神を奪えたか……」



伊東「てこずらせおって……いや、我の力が弱まっているからか…」


伊東「途中で鍵も落としてしまったし…」




伊東「探さねば……みていろ…」






伊東「遊城十代はもういない……いまなら容易く世界など無に還せるわ」



ザッザッザッザッザ……



………………………



コナミ「そういえば、高橋の野郎覚えてるか?」



あげは「うん、あの…怖いひとでしょ」



コナミ「最近頑張ってるらしいぜ、旧サテライトを牛耳るとか言ってた」


あげは「うわあ…」




あげは「牛耳るって、何してんのさ…」



コナミ「さあな……どうせ恐喝とか、不法賭博とかだろ」



コナミ「懲りないやつだからな…」



あげは「やだなあ………」



あげは「……………」ごくごく



コナミ「…」ぺらっ



コナミ「あ……すげえなジャックもクロウも、プロで連戦連勝だってよ」



コナミ「…ツァンもかなり調子いいらしいな」



あげは「へえーすごい」



コナミ「そういえばお前とツァンって声似てるな」




あげは「そ、そうかな…自分ではよくわかんないけど」


あげは「ボクはツァンさんみたいに自信満々じゃないけどね……」





コナミ「そうかな…あいつ自信満々かな…」



あげは「ボクからみればね」



コナミ「へー」ぺらっ



ブオオォ――――――――――――――――――ン



ブオオォ―――――――――――――――――ン




コナミ「ん?」


あげは「セキュリティのDホイール…」



キキイイイイィイッ



牛尾「はあはあ…」


イェ―ガー「ここにもいませんか…」




あげは「ずいぶんあわただしいね」




コナミ「どうした牛尾」 



牛尾「ああ、コナミか…」



イェ―ガー「このへんでセキュリティ隊員を見ませんでしたか?」



コナミ「いや、知らんな」



あげは「ボクも」


深影「ここらへんだと思うんですけどね」



イェーガー「ほかの場所を探しましょう」



牛尾「はい!」







コナミ「おい、ちょっとまった」



牛尾「ん?」



コナミ「これ落し物だ、市役所にもっていってくれ」ちゃりっ



コナミ「道端に落ちてた鍵だ」ぽいっ



牛尾「ああ?こんな時に、わかったよ」かちゃっつ



イェ―ガー「早くいきますよ!」


牛尾「………」



深影「早くいくわよ牛尾君!」



牛尾「……」










牛尾「市長」



イェ―ガー「なんです?」


牛尾「鍵って、これですか」



イェ―ガー「!!そ、それをどこで!」



イェ―ガー「まさかあなたが鍵を!?」



深影「なんですって…!」



牛尾「ち、ちがいますよ…コナミが道で拾ったものです」



コナミ「?大切なものだったのか」




イェーガー「うおおおおおおお!た、助かりましたあ!」



あげは「な、なに……?」



イェ―ガー「あなたには市民栄誉賞を差し上げたいです!」




コナミ「え、栄誉賞…?やったー!」






イェ―ガー「みなさん!解決しましたよおーーーーーーー!!!」



イェ―ガー「世界の危機は今救われましたあぁーーーーーーー!!!!」



ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!



コナミ「な。なんだこのゼキュリティの盛り上がりは…」



深影「よかった…」



牛尾「まったく…」



イェーガー「コナミと彼女に拍手を!!」バッ


パチパチパチパチパチパチパチ!!1



あげは「な?なんでボクも……?」



コナミ「俺たちが見つけたぜえぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!」バッ



わあぁ―――――――!!




あげは「いやボクはなにも」



コナミ「別にいいじゃねーか、盛り上がっとけば」



あげは「そういわれても…」



イェーガー「いやー一安心です」


牛尾「じゃあ戻りますか?」


イェ―ガー「そうしましょう」



「はー緊張した」

「おおごとにならないでよかったー」

「帰って寝たい」



深影「………伊東くんはどこいったのかしら」




ドゴオ――――――――――――――――――――――ン!!!!!!!



「うあああああああああ!!!!?」



牛尾「?!」


あげは「!?」


コナミ「むっ!」




イェ―ガー「何事ですっ!」



あげは「ば、ばくはつ…?」


シュゥゥゥウウウ……


ぱらぱら…



沢中「いったああ……」


深影「沢中君!なにがあったの?」



沢中「ふ、吹き飛ばされました……っく…」



牛尾「誰だこんなことしやがったのは…」



ゴゴゴゴゴゴゴ……



伊東「…ち、先にセキュリテイに拾われたか」ザッ




牛尾「伊東!」








伊東「…………」ざっざっざ…



イェ―ガー「伊東隊員!なぜ鍵を盗んだのです!!」



牛尾「減給じゃすまねえぞ!」



伊東「うるさい奴らだ…」


伊東「鍵を持ってるのはお前だな…」



牛尾「あ?」



ズオオオオァアァアアアア!!!!!!



牛尾「!くあああああああっ!?」ぶわっ



ガシャアアンッ


コナミ「牛尾ーーーーーー!!?」



あげは「触らずに吹き飛ばした…?」





深影「普通じゃないわね……」



イェ―ガー「ま、まさかまたイリアステルが関係しているのですか」



伊東「イリアステル……なにを言ってる貴様」



牛尾「ぐ……イェ―ガー市長を閣下呼びする伊東が、まるで別人だ…」ガラ…


伊東「我は、破滅の使者」


コナミ「破滅の使者って」



牛尾「くそ……鍵を奪いに来たのか…」



伊東「鍵をよこせ!」バッ




ゴオオオオオオオオオオッ


牛尾「うああああああ……!?」



ブワアッ







コナミ「!鍵がとんだ」



コナミ「よくわからんが……あいつはあの鍵を狙ってやがるのか」



イェ―ガー「鍵をキープしてください!!」



牛尾「う…」



あげは「……………」ぽてっ



伊東「今度は貴様かっ!!」



あげは「ええええええっ!!!?」


伊東「そいつをこっちに渡せっ!」ゴオオオオオオッ



あげは「うあああっ」



コナミ「おっと!」サッ



バキイイインッ!!!!



伊東「何、消しとばすとは…」


シュゥゥゥウウウ…



コナミ「くくくくく……得体のしれない野郎には、これが効くって知ってんだよ」さっ  蒼眼の銀龍



あげは「た、たすかった……」


ここまででー

乙ー

>伊東「遊城十代はもういない……いまなら容易く世界など無に還せるわ」

※生きてます(歳取ってるし何処に居るかわからないけど)




イェ―ガー「彼を確保するのです!」



わあああああああぁぁあああああああああ!!!!



コナミ「取り押さえちまえ!」



伊東「烏合の衆ども…!」



ズドォオ――――――――――――ン!!!



「ぐああああああっ」「うおおおおおおおおおおあっ」



牛尾「まるで歯が立たねえ…」



深影「まずいわね…」



コナミ「くそ…おいあげは、その鍵かせ!」


あげは「え?あ、はい!」ぽいっ







コナミ「よしっ」パシッ



牛尾「コナミ…どうする気だ!」



コナミ「ぶち折る!」



イェ―ガー「!だ、だめです!」



コナミ「えーなんで?」



イェ―ガー「その鍵は復元不可能な技術でつくられているのです、折ってしまえば二度と使えません!」



コナミ「く………なんの鍵だよこれは」



伊東「よこせ!」ゴアアアアアアアッ



イェ―ガー「ひいいっ!」




コナミ「おらあっ」パキインッ




伊東「あっ…」


イェ―ガー「い、今の音はっ」



牛尾「まさかおまえ…」



コナミ「わるいがこのままじゃ奪われるのは時間の問題だ」



コナミ「折らせてもらった…」



深影「な…」



あげは「あちゃああ…」



伊東「き、貴様ああーーーーーーーーーーー!!!」



イェーガー「さっきの話を聞いてなぜ破壊するのですか!」



コナミ「しょうがないだろ…」



イェ―ガー「なんてことをおおおおお……」



伊東「許さんぞ貴様…レーザー衛星がただの鉄くずに成り下がってしまった…!!!」



伊東「殺してくれる!」



コナミ「ほー……じゃあこの残骸くれてやるよ」



コナミ「頑張れば直るかもよ」ビュッ



伊東「うっ……?」ぱしっ



伊東「直る……?」ちらっ



伊東(……これは、鍵じゃない…これは……この筒状のものは)



コナミ「みんな目ぇ閉じろ―――――!!!」



あげは「え!?」



牛尾「なんだと」




伊東「フラッシュバンか!!」




カァアアアッ!!!






伊東「ぐああああああああああああああっ!!?」



コナミ「光る光る…!」



イェーガー「うひゃあああああ……!!」



牛尾「っく……?街中でなんてことを…」



深影「ギリギリ間に合った……」



あげは「ううう…な、なに…?」


コナミ「もうちょっとふさいでろよあげは」



伊東「っくあああああああっおのれええええ……!!」



…………………



シュウウゥウ……


コナミ「……よしもう大丈夫だろ」



イェ―ガー「あ、あんなもの、一般人が使っていいと思っているのですか!」



深影「そもそもどこから出したのよ…」



コナミ「サテライト時代何回も使ったから大丈夫だ、今回は牛尾の腰にあったものを使わせてもらった」



牛尾「うお…いつの間に…てか勝手につかうな!」






コナミ「それにしても今回のは閃光だけで助かったな…うるさいやつはまじでうるさいからな」



伊東「っくおおおお……ああああ…我が…こんなものに……!」



コナミ「チャンスだぞ牛尾!」



牛尾「う?……よ。よし、捕まえろ!!」ダッ



わあああああああああああああああ!!!!




イェ―ガー「…………」


コナミ「イェ―ガー、鍵返す」ちゃり



イェ―ガー「なっ……で、ではさっき破壊したのは?」






コナミ「さっきのはカフェのスプーンをへし折った」



コナミ「……弁償はお前らに任せる」



イェ―ガー「…まあいいでしょう!これで一件落着です!」



あげは「はあ………驚いた…」



ズズズズズズズズズズズズズズズズズズ………



伊東「嘗めるあぁあああああああああああ!!!」ド――――――――ン!!!



「うああああああああああああ!!?」



牛尾「くあああああっ」ザザザザザザッ……!



あげは「うわ、切れた!」



コナミ「ヒスったな……」




伊東「ふざけたマネしおって……!」



伊東「帽子の貴様…死ね!」ブワァアッ!!



コナミ「銀龍シールド」パァァ―――ン



伊東「くそっ…」



牛尾「ダメだ…取りついてる奴を何とかしねえと」



深影「捕えるのは難しいわね…」



コナミ「そうか………なら、デュエルだ!」



牛尾「そうだな…」



イェ―ガー「それしかありませんね」



あげは「何もおかしいところはないね…」



深影「妥当ね…」



コナミ「おいコラ!デュエルしやがれ!!」



伊東「デュエルだと…!」

ここまでで


誰がデュエルするかきめよう!!


>>302

1 コナミ
2 あげは
3 牛尾

ここで牛尾



伊東「面白い…全員ぶっ潰してくれる!」



ゴオオオオオオオッ




深影「うっ……すごい圧…?」



コナミ「かかってこいよ!」



あげは「く………でも誰がやるの?」



牛尾「ここは俺しかないだろ」ザッ



コナミ「牛尾!」



牛尾「あいつは俺の直属の部下だからな、落とし前をつけさせてもらうぜ」



伊東「小物が………」



イェ―ガー「頼みますよ牛尾課長補佐!」



深影「風馬くんが出張でいない今、あなたが頼りよ」






伊東(しかし斎王琢磨の力に比べるとこいつはまるで小物)



伊東(だが相手は遊城十代ではない、勝てる…)



コナミ「やっちまえ牛尾!」



あげは「ふ、ファイトー!」



牛尾「行くぜ!」カシャ



伊東「はっ」カシャ  LP4000



牛尾「デュエル!」LP4000



伊東「先行は貰った、我は終末の騎士を召喚!」バッ



《終末の騎士/Armageddon Knight》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る事ができる。



終末「ふおおっ」攻1400





伊東「このモンスターの召喚時、デッキから闇属性モンスターを一体墓地に送ることができる」


伊東「ネクロガードナーを墓地へ」シュッ


伊東「さらにカードを一枚セットしてターン終了」バッ 手札3


牛尾「俺のターンだ!」シュッ  手札6


牛尾「あらわれろアサルト・ガンドッグ!」バッ


《アサルト・ガンドッグ/Assault Dog》 †
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1200/守 800
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「アサルト・ガンドッグ」を任意の数だけ特殊召喚する。


ガンドッグ「くああああある…」攻1200



コナミ「攻撃力で負けてるぞ!」


牛尾「カードを一枚セットしてターン終了!」バッ  手札4


伊東「…低攻撃力で攻撃を誘っているのか」シュッ 手札4




伊東「もう少しうまくできないものか……馬鹿め」



伊東「サイクロン発動!」バッ



《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。









ビュウオオオオオオ!!!



伊東「そのリバースカードを破壊する!」



牛尾「!」



コナミ「うあああ!」



深影「いけない…!」


バア――――ン!!


《セキュリティー・ボール/Security Orb》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター1体の表示形式を変更する。
相手の魔法・罠カードの効果によって、
セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
フィールド上に存在するモンスター1体を選択し破壊する。


ボール「キュインキュインキュイン」



伊東「!」



牛尾「かかったな、そいつは破壊されたとき相手モンスターを一体破壊する!」



終末「ぐっはああああ……!?」ド―――ン





伊東「っち………」ゴオオオオオオッ



牛尾「残念だったな」



コナミ「流石は牛尾だ!鬼セキュリティ!」



伊東「………モンスターを守備表示でセットしてターン終了」バッ



牛尾「俺のターン!」シュッ 手札5



牛尾「ヘル・セキュリティを召喚!」バッ



《ヘル・セキュリティ/Stygian Security》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/悪魔族/攻 100/守 600
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキからレベル1の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。



ヘル「きーーー」


あげは「チューナーモンスター!




牛尾「☆4のアサルトガンドッグに☆1のヘルセキュリティをチューニング!」バッ



☆4+☆1=☆5  カアッ


牛尾「シンクロ召喚!ヘルツインコップ!」バッ



《ヘル・ツイン・コップ/Stygian Sergeants》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻2200/守1800
悪魔族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
このカードの攻撃力をバトルフェイズ終了時まで800ポイントアップし、
もう1度だけ続けて攻撃する事ができる。



ツインコップ「ヘエェ―――――イ」攻2200


コナミ「攻撃力2200か!」



イェ―ガー「いいですねえ…あのモンスターは追加攻撃の能力があるのですよ」



あげは「連続攻撃で大ダメージを与えられる…」







伊東「トラップ発動!」



《激流葬/Torrential Tribute》 †
通常罠
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
フィールド上のモンスターを全て破壊する。



ザバアアアアアアアアアアアン!!!!



ヘルツインコップ「ごはああああああ…!!?」




コナミ「うわっ!!」



牛尾「ぐ………瞬殺かよ」




伊東「簡単にいくと思うな」


闇王プロメティス「ゴボゴボゴボゴボ…!」



深影「しかし彼のモンスターも破壊されたわ…」


牛尾「……カードを一枚セットしてターン終了」バッ 手札3






牛尾(セットカードはミラーフォース…攻撃してきやがれ)



伊東「ドロー!」シュッ  手札3


伊東「墓地に闇属性モンスターが3体いるとき…ダーク・アームド・ドラゴンを特殊召喚できる!」バッ


《ダーク・アームド・ドラゴン/Dark Armed Dragon》 †
効果モンスター(準制限カード)
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。
自分のメインフェイズ時に自分の墓地の闇属性モンスター1体を
ゲームから除外する事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。



ダークアームド「キャアァアアアルァアアアア!」攻2800



コナミ「なにい……?」



あげは「や、やばい……」



牛尾「く……!」



伊東「墓地の終末の騎士を除外して、効果発動!」バッ



ボゴオオオオオオン!!!!



聖なるバリアーミラーフォースー




伊東「ミラーフォース破壊!」



牛尾「や、やべえ…」





ここまでで  


遊戯王の除外っていったい?除外といっても簡単に戻ってくるし…


牛尾 LP4000 手札3

伊東 LP4000  ダムド 手札2



伊東「ダークアームドドラゴンで直接攻撃!」バッ



ダムド「!」バシュ――――――ン



牛尾「ぬううううぉおおおおおっ………!!?」LP4000→1200  


ドオオオオオオオン!!


コナミ「うわああああ!」



イェ―ガー「課長補佐――――!!!」



あげは「大ダメージ負っちゃった…」




伊東「ターン終了!」手札2



牛尾「おのれぇ………」シュッ  手札4






牛尾「やばいモンスターだぜしかし…」



あげは「あと二回はダークアームドドラゴンの破壊効果が使えるから…」



深影「待ち伏せじみたことは通用しないわ…」



コナミ「セキュリティ魂みせろよ!」



コナミ「暴言吐きまくってた時より弱くなっちまったのか!?」



牛尾「く………掘り返すなよ……」



牛尾「俺は……手札の手錠龍(☆5)、ヘルウェイパトロール(☆4)、華麗なる潜入工作員(☆3)を墓地に送り…」シュッ


牛尾「モンタージュドラゴンを特殊召喚!」バッ


《モンタージュ・ドラゴン/Montage Dragon》 †
効果モンスター
星8/地属性/ドラゴン族/攻 ?/守 0
このカードは通常召喚できない。
手札からモンスター3体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
このカードの攻撃力は、墓地へ送ったそのモンスターの
レベルの合計×300ポイントになる。



モンタージュ「ここここぉろろろろろろ」攻撃力3600






コナミ「来たぁああ攻撃力3600…!」



あげは「一瞬でだすなんて、でも一気に手札は0になっちゃった……」



イェ―ガー「モンタージュドラゴンは墓地に送ったモンスターのレベル合計の300倍、ダークアームドドラゴンを上回りましたね…」



牛尾「くらえ伊東、ダークアームドドラゴンを攻撃、パワー・コラージュ!」



ズドォオオ―――――ン!



伊東「うっく……」LP4000→3200



牛尾「みたか!ターン終了だ」手札0



伊東「ドロー!」手札3



伊東「く……モンスターをセット」バッ



伊東「ターン終了…」手札2






牛尾「俺のターン」手札1


牛尾「カードをセットして…」バッ



牛尾「モンタージュドラゴンで攻撃!パワー・コラージュ!」バッ



ドオオオオオオオン!!!



コナミ「よし…」



《ライトロード・ハンター ライコウ/Ryko, Lightsworn Hunter》 †
効果モンスター
星2/光属性/獣族/攻 200/守 100
リバース:フィールド上のカード1枚を選択して破壊できる。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。



ライコウ「くおおおおおおぉ…」



あげは「あっ!!」




やだあああああ

ミスった………  伊東の墓地にネクロガードナーの野郎がいた… 

くそ、ダークグレファーだったってことにしてください



伊東「かかったな馬鹿め、モンタージュドラゴンを破壊!」バッ



ドオオオオオオオオオオ!!



牛尾「し、しまった……!」


伊東「デッキから三枚墓地へ送る…」シュッ


キラートマト
ダークバースト
マシュマロン



コナミ「うわああああああああああ!?」



牛尾「…ターン終了」手札0



伊東「ドロー!」手札3



伊東「墓地のダークグレファーとライコウを除外して…カオスソーサラーを召喚!」


《カオス・ソーサラー/Chaos Sorcerer》 †
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2300/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを
1体ずつゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択してゲームから除外できる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。






ソーサラー「ふははは」攻2300



コナミ「攻撃力2300か……死んだ」



あげは「あきらめ早…」



牛尾「やろう……」LP1200



伊東「とどめだ、死ね!直接攻撃!」バッ




ゴアアアアアアアッ



牛尾「トラップ発動!」カチッ


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。



牛尾「甦れ手錠龍!」バッ



手錠龍「…」攻撃1800




コナミ「手錠の龍か……なんかやだな」



あげは「攻撃力は1800…壁にして凌ぐことしかできない…」



伊東「かまうか、破壊しろ!」


ボゴオオオン!!



牛尾「うがあああ……」攻1200→700



伊東「そろそろ限界だな」




牛尾「まだだ……手錠龍はカオスソーサラーの装備カードになる!」



ガションッ


《手錠龍ワッパー・ドラゴン/Handcuffs Dragon》 †
効果モンスター
星5/風属性/ドラゴン族/攻1800/守1800
このカードが相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する事ができる。
装備モンスターの攻撃力は1800ポイントダウンする。
装備モンスターが破壊される事によってこのカードが墓地へ送られた時、
このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。



伊東「なに…」






牛尾「はっはーーーーーー!攻撃力を1800下げるぜ!!」


ギュルルルルルッルルル!!!


ソーサラー「くっ…」攻500



伊東「なんだと……!離れろ貴様!」



コナミ「おお…攻撃力たったの500だってよ、ボコるチャンスだぜ!」



あげは「攻撃力の高いヘルツインコップを壁にしなかったのはこのためかー…」




牛尾「さあどうする伊東」



伊東「ち…………ターン終了」手札2



牛尾「……俺のターン!」シュッ  手札1




牛尾「…よし、死者蘇生発動!」バッ


《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。





伊東「なに………!」


牛尾「よみがえらせるのは…ヘルツインコップ!」バッ


《ヘル・ツイン・コップ/Stygian Sergeants》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻2200/守1800
悪魔族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
このカードの攻撃力をバトルフェイズ終了時まで800ポイントアップし、
もう1度だけ続けて攻撃する事ができる。



ヘルツインコップ「ひゃはばははは」



コナミ「また出た!泣く子も黙る俺たちのヒーロー!ジョー&キック!」



あげは「おおー……!」



伊東「そいつは…連続攻撃が可能なモンスター!」



牛尾「そうよ、ヘルツインコップでソーサラーを攻撃!」



シャザザザザザザアアアアアアアアッ



ソーサラー「!」攻撃500



伊東「うおおおおっ」LP3200→1500




牛尾「装備モンスターが破壊されたとき、手錠龍は蘇る」


手錠龍「!」攻1800



伊東「くそ…………!!」


牛尾「ヘルツインコップの効果発動、モンスターを破壊して墓地送りにしたとき、攻撃力を800上げてもう一度攻撃できる!」


ヘルツインコップ「へへへへへへ」攻2200→3000



コナミ「あいつの場はがら空き…これは」



あげは「勝った……」



ごシャアァァァアアン!



伊東「ぅぉおおおおぉおおおおおお!!!!????」LP1500→0 ピ―――――



牛尾「デュエルチェイサーズの実力思い知ったか!」


イェ―ガー「やりましたね課長補佐―――!」




ここまででー


破滅の光も堕ちたものよ ていうかミスはすいませんね


今のうちに次の展開をきめよう


1 マリア・アン
2 海野財閥
3 サティスファクションタウン
4 ミスティ

>>349

2




ザザザザザッザザザザザザザザアアアーーーー!!!!



伊藤「ぐはああああ………!!!!」ドシャアアァッ



深影「伊東くん!」



あげは「大丈夫かな…」



コナミ「デュエリストだからな、あれくらい大丈夫だろ」



牛尾「目ぇ醒めたか伊東」



伊東「お…………おのれええ……これで終わったと…思うなよ……」ぐぐぐ……



ガクッ



コナミ「!?あれ」



牛尾「!?伊藤!」





 
イェーガー「無事ですか!?」



ダダダッ



牛尾「しっかりしろ伊東!」



コナミ「打ちどころが悪かったか!?}



伊東「く……?ここは?」



伊東「本官はいったい…………?」



牛尾「!元に戻ったか」



コナミ「口調がさっきまでと違うな」



あげは「顔つきも……憑き物が落ちたよう」



伊東「牛尾先輩……閣下……課長……本官は?」



深影「今までのはいったい………」





伊東「く…………記憶があいまいだ」



牛尾「一応病院行っておけよ、まったく迷惑かけやがって」



伊東「は、はい」



イェーガー「なんにせよ鍵が戻ってきてよかったですよ」



イェーガー「一安心です」



深影「あなたたちも、ありがとう」



コナミ「よくわからないが解決したならよかったぜ」



あげは「そうだね」


イェーガー「後ほど栄誉賞授与しますので楽しみにしていてくださいね」



あげは「い、いえ……………そんなべつに」




………………………………






スタスタスタスタスタ


コナミ「何だったんだろうなあいつら」



あげは「さあ………?」



コナミ「ほれ、漫画本」スッ



あげは「あ、忘れてた、ありがと」



コナミ「おう、じゃあそろそろ俺は帰るかな」



あげは「え………………」


コナミ「ん?」



あげは「い、いや…………なんでもないよ」



コナミ「そ、そうか」



あげは「あ………あのさ、ボクはメールとか、電話とか迷惑じゃないから」



あげは「頻繁に……連絡くれると、う、うれしいなって…」




コナミ「え?でも大学のことで」



あげは「それはもう終わったからさ、暇な時間もふえるから」



コナミ「ああ、わかったよ……」



あげは「絶対だからね!ボクまってるんだからね!!」



コナミ「お、オーケーオーケー!」



コナミ「暇なときとかに連絡するからさ、一緒に遊んだりしようぜ」



あげは「あ……う、うん…………!」



コナミ「じゃ、またな」



あげは「ばいばい…………えへへ……」





…………………………


数日後


海野財閥 本社 社長室  12:05



幸子「…………」カタカタカタカタカタ



幸子「…………ん、そろそろ休憩にしますか」ガタッ



幸子「ブルーアイズマウンテンを大人買いしておいてよかったわ、わざわざカフェに行かなくて済みますもの」スタスタ



ピンポーーーーーン



幸子「?だれです」



「幸子様、わたしです」


幸子「ああじいや、何用でしょうか」


「社長から国際電話がつながっております」



幸子「お父様から……何かしら、今行きますわ」




ここで中断します


登場人物解説


青葉あげは

ネオドミノシティ大学に通う女子大生。いろんな事件に巻き込まれるちょっと不幸なところがある。普通という言葉がよく似合い、デュエルの成績も中の中くらいだが、たまにパラドックスに勝っちゃったりする。



海野幸子

ネオドミノシティ大学に通う女子大生。とても大きい会社の社長の娘でかなり金持ち。コナミ君にジェネクス関係のカードをくれた恩人。煽り耐性が低い。WRGPのチームラグナロク戦にツァンディレに代わって出場した。




幸子「……」ガチャッ



幸子「代わりました、幸子ですお父様」



「幸子、またお見合いを断ったらしいな…」



幸子「……お父様のお耳にも届いていましたか」



「どういうつもりだ、なにか不満があるのか?毎回毎回」



幸子「……………」



「今回の相手方は大手企業の御曹司、スペックも申し分ない」


「せっかくお前に目をつけてくださったというのに…」



幸子「はい……」



「このお見合いが成立していれば、海野はさらに躍進できた」



「その機会をみすみす逃したのだぞ」





幸子「……」



「まったく…大学も行く必要などないといっただろうに」



「お前はもう学ぶべきことはもう学んだのだ、大学などいっても時間の無駄」



「………とにかく、もうお前のわがままには付き合ってられん」



「今から書類をそっちに送る、次のお見合い相手の候補だ、その中からお前が吟味して相手を決めろ」



幸子「…………お父様、丁重にお断りしますわ」


「…なんだと?」



幸子「私はまだ結婚なんてするつもりはありませんし、大学もやめません」


じいや「!お、お嬢様…」



「どういうつもりだ、私に口答えだと」




幸子「そんなことをしなくても海野は順風満帆じゃないですか」



「つながりを大切にするのだ、でなければ今の時代生き残れない」



幸子「はぁ……」



幸子「なぜ私がまったく面識のない殿方と結婚しなければならないのです?」



「いまさらそんなこと聞くんじゃない、会社のためだ」



幸子「会社ですか……」



幸子「口を開けば会社会社と……私は海野の道具じゃありませんのよ!?」



「…………」



「……お前がそんなことを言うとは…経営に私情をはさむなということは一番初めに教えたはずだぞ」



幸子「ふん…何と言われようとも考えは変わりません」





「……」



「……変わったな、幸子」



幸子「…………」



「このまえまで、私の言いなりに生きていたお前が…」




「あの抗う術を知らず、周囲の風に流され…人形のように生きることしかできなかったお前が…」




幸子「……?」



幸子「とにかく、お見合いの話は白紙に戻してください」



幸子「お父様と私では時代も考えも違うのですから」





じいや「………」


「……」


幸子「…それでは」



「待て」



幸子「なにか?」




「お前が自分の意見を持つようになったのは分かった…私もそれを悪とはしない」



幸子「はい」



「だが、私にも私の考えがある……そう簡単に見合い話をなかったことにはさせられん」



幸子「はあ……………ではどうします?」



「そうだな……デュエルで決着をつけようか」



幸子「…」





幸子「デュエル……ふふ」



幸子「お父様……アカデミアで好成績を残した私に、お父様が勝てると思っているのですか?」



「勝負するのは私ではない、プロを雇うことにしよう」



幸子「ああ………そういう事で」



じいや「……」はらはら



「まさか卑怯とはいうまい」



幸子「ご自由に、私はあのチームラグナロクにも勝利しました、誰が相手でも構いませんわ」


「そうか……ふふ、では後ほど条件等を記した書類をそっちに送る」



「楽しみにしていろ」



幸子「………ぶっ潰してやりますわ」






……………………………




幸子「……ふう」



じいや「お嬢様…」



幸子「ああじいや…あなたには迷惑をかけるわ」



じいや「いいえ、わたくしは見守らせていただきます」



幸子「ありがとう」



……………


21:30



幸子「……………」しゅっしゅっ



じいや「お嬢様」



幸子「どうしました?」




じいや「社長から詳細が書かれた書類が送られてきました」



幸子「やっと来ましたか、読んでくださる」



じいや「はい……」



じいや「要約しますと、社長側が勝利した場合、幸子様は見合いを受ける……幸子様が勝利した場合、見合い話はなかったことにする…ということですね」




幸子「感謝しますわ、どうでもいい文を読みたくはなかったので」



幸子「まったく……簡潔に書けばすぐに終わることを長々と……だからお父様は苦手ですわ」



じいや「……日程は今から二週間後、場所は社長室です」



幸子「社長室、お父様が海外から帰ってくるのね」



じいや「はい、そのようです」






幸子「わかりました」


じいや「…………む」



幸子「なにか?」



じいや「どうやら…タッグフォースルールを用いた、タッグデュエルを行うらしいです」



幸子「…な、なんですって!」



じいや「………代表者二名を用意せよとのことです」



幸子「あの守銭奴…!いまさらそんな条件を………!」



じいや「どうします……連絡をとりましょうか…」



幸子「………いいえ、真っ向からぶち破ります」



じいや「そうですか…」



幸子「はあ……パートナーを探さなければなりませんか」


じいや「……パートナーになれるプロデュエリストの方を、お呼びしましょう」



幸子「………」


幸子「いいえ…一朝一夕で連携をとることは不可能、私の知り合いから探します」



幸子「絶対に負けられない勝負ですから妥協は許されない」



幸子「明日からあたってみなければ……」



じいや「そうですか…」



幸子「ふう………嫌になりますわまったく」



じいや「しかし………わたくしも意外でした」



じいや「お嬢様……ずいぶんとたくましくなられた」



じいや「なにがあったのですか?」



幸子「……さあ…」



幸子「…………常識しらずの庶民に振り回されたからかしらね」



……………


翌日   10:00



中央広場


幸子「さて………誰をパートナーにしたものでしょう」



幸子「二週間の休暇はとったものの、もたもたしている時間はないですわ」



幸子「……まずは、やはりネオドミノシティの英雄、不動遊星にあたってみましょうか」



幸子「彼が仲間になってくれれば勝ったも当然…」



幸子「そうと決まればポッポタイムに…」



幸子「ん?」



コナミ「そーら行くぞぉー!」ビュー―――ン



戦士手島「おう、なかなか回るじゃねーか!」



コナミ「デュエルディスクがフリスビーになるって噂を聞いてな、まさかここまで回るとはな!」



手島「ははははは、そら行くぜーーーー!」ビュー――ン



幸子「………」



幸子「付き合ってられないわ」ブオォォオオオオーーーーーーーーーーーー!!!





ここまででー




ポッポタイム



キキィイイイッ



幸子「…………」ザッ



幸子「たしかここが不動遊星のガレージ…」



幸子「……」コンコン



幸子「……?出かけているのでしょうか」



幸子「……」かちゃかちゃ



幸子「鍵がかかっている、はあ………帰ってくるまで待ちましょうか」



ゾラ「なんだいアンタ」







幸子「え?」



ゾラ「遊星ちゃんに用があるのかい」



幸子「ええ、そうなんです」



ゾラ「またファンレターかい、遊星ちゃん大人気だねぇ」


幸子「ファンレター?」




ゾラ「アーククレイドルの件以来あの子大人気なんだよ、みんなのヒーローだからね」




幸子「……それはそうでしょうね」




ゾラ「いい子だからあの人気もうなずけるよ、ほんと」



幸子「それで、彼はいつ帰ってくるか知ってますの?」








ゾラ「確か……昨日だったかね、氷室って人と矢薙 ってじいさんと旅行にいったよ」



幸子「旅行…!?」



ゾラ「いままでネオドミノシティで頑張りすぎたから、他の場所も見てくるって言ってたわ」


ゾラ「息抜きになっていいと思うよ私は」




幸子「その旅行………いつ帰ってくるのかしら?」



ゾラ「さあ……一か月くらい楽しんでくるって言ってたよ」




幸子「いっか……!……く…」



ゾラ「?」



幸子「……………失礼いますわ」スタスタ…



……………………



中央広場



幸子「……不動遊星、間の悪い人!」






幸子「………はあ、どうしましょう」


幸子「不動遊星がダメとなると」



ジャッカル岬「問題だ………この効果を持つカードの名前を答えろ」


1000ライフポイントを払って発動できる。
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
また、お互いのエンドフェイズ時、
自分フィールド上にこのカード以外のサイキック族モンスターが存在しない場合、
このカードを破壊する。



コナミ「…………」


手島「……」



瀬良あゆみ「……」


コナミ「はい!サイキック・インパルス」



岬「死ね」



コナミ「おい、それははずれなのか」









手島「サイキックなんてわかんねえよ…」



コナミ「ディヴァインそんなの使ってたっけな…」



あゆみ「…あ、あの……」



岬「お、瀬良、答えは」



あゆみ「ディストラクター………でしょうか…」



岬「………」


コナミ「……」


手島「……」



あゆみ「……あわわ…」





岬「……正解だ!!」



手島「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」



コナミ「おめでとぉおおおおおおおお!!!!」



ワァアアアアアアアアアアア!!!!



あゆみ「え……え……?」



コナミ「胴上げだーーーーーーーーー!!!」


手島「あゆみてめえやるじゃないかーーーーーーー!!!!」



岬「この野郎!」



わっしょいわっしょいわっしょい!



あゆみ「あ、ありがとうございます……」



あゆみ「えへへへへ……」



わっしょいわっしょいわっしょい



幸子「………」



幸子「楽しそうでいいわね庶民は」



幸子「どうしましょう……パートナー」



幸子「プロデュエリストに匹敵する知り合いとなると…」



幸子「……」



幸子「……そうだわ、ツァンさんなら」



幸子「プロで調子もいいみたいだし、頼りになりますわ」



幸子「連絡を…」プルルルルルルルルル










幸子「…」プルルルルルル



ピッ



ツァン『はい』



幸子「ツァンさん、突然連絡してすいません」



ツァン『う……海野さん、いやいいよ、め、珍しいね』



ツァン『どうしたの?』


幸子「……なにか慌てていませんか?もしかしてなにか取り込んでます?」



ツァン『え!?…い、いやそんなことないよ!』(同級生から電話なんて久しぶり……)




ここまででー


ジャッカル岬

デュエル番長、大学にはいかずマーサハウスで孤児の世話をしている。暴力は使わないと決めたがいざとなると反射でパンチが飛び出る。




ツァン『何の用なの?』



幸子「唐突で申し訳ないですけど、タッグデュエルのパートナーになってほしいのです」



ツァン『タッグデュエル………うーん…構わないけど』




ツァン『でも日程を聞いてからじゃないと…』




幸子「二週間後なんですけど…」



ツァン『二週間後?……ちょっと予定確認してみるね』



………………………



ツァン『ごめん、その日はプロの勝負があるみたい…』



幸子「そうですか…わかりましたわ」




幸子「手間をかけさせてしまってごめんなさい」

理樹・佳奈多「「メル友?」」真人・葉留佳「「おう(うん)」」

理樹・佳奈多「「メル友?」」真人・葉留佳「「おう(うん)」」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410004413/)

理樹(バスの事故から3ヶ月、

もう雪が降る季節だ。

僕らは悪夢のような出来事から目を覚まし、

今をこうして悠々と過ごしている)

日常系リトバスSSです!

亀更新ですがよろしくお願いします。




ツ―――ツ――――



幸子「……ふう…」



幸子「どうしましょう…」



……………………………………………



19:32




幸子「あれから……」



幸子「腕の立つものに片っ端から声をかけたというのに」



幸子「全員に振られてしまうなんて…」



とぼとぼ……



幸子「こんなことさすがにおかしいですわ……」



幸子「……何人かはお父様の息がかかっている者もいた…」



幸子「………手を回しましたわね」





幸子「……きいいぃぃぃ!!」



幸子「悔しいわ……何としても見合い話を進めるつもりね……!」




幸子「そもそもデュエルもさせないという作戦…」



幸子「………もう、今日は暗くなってきてしまったわ」



幸子「…………ここまでにしましょう、早くパートナーを見つけないと…」



幸子「……Dホイールは中央広場におきっぱななしでしたわ、はあ…」




スタスタ



………



中央広場






幸子「………しかしもう、心当たりは…どうしたら」スタスタ



幸子「……はあぁ…啖呵を切った以上じいやは頼れませんし」



コナミ「…………ふう……」



幸子「……………」



コナミ「きれいな月だなぁー」ごくごく…



幸子「…………」



幸子「…ハァ…なぜこうも円があるのでしょう」




コナミ「………うっ…あまりビールってうまくねえ…やっぱり」




幸子「仕方ありませんわ…」



円→縁でした

旅費(ガソリン代)の可能性もある
Dホイールなら飛べるだろ(コナミ感)




コナミ「………ん、無くなった」



コナミ「ふうー、腹減ったし帰るか」



幸子「庶民」



コナミ「む……おお、幸子か」



幸子「夜にベンチで酒盛りしながら月を眺める………まるで放浪者ですわね」



コナミ「失礼な、心落ち着くだろうが」




幸子「不審者かと思いましたわ、ほほほほ」




コナミ「お前がこんな時間に一人でいるとは珍しいな」



幸子「………そうですか」






コナミ「お父さんと喧嘩でもしたのか?」



コナミ「なんてな、はははは」



幸子「…」



コナミ「…?」



幸子「………なぜ核心をつくのかしら」



コナミ「え、まじかよ………」



幸子「………コナミ、頼みがあります」



コナミ「頼み…?まあ言ってみろよ、部屋くるか?」



コナミ「!」

…………



雪乃『私に黙って女の子を部屋に連れ込むんじゃないわよ』


雪乃『もしお姉さんとの約束を破ったら…ふふ』


コナミ『オーキードーキー…うわ、チームユニコーンのやつら男の化粧品のCMでてら」



…………………





コナミ(……あんなこと言ってたな、雪乃)



コナミ(怒るかな…いや、別にまずい事なんかねーし大丈夫だろ」



幸子「私を部屋に連れ込んで、何する気かしら汚らわしい」



コナミ「親切で言ってるのにこの仕打ち……」



幸子「……まあいいわ、ちょうど夕食をどうしようか考えていたところ、ご馳走しなさい庶民」



コナミ「ええー…奢ってもらうのにこの態度」



幸子「さっさといくわよ」



コナミ「はー、わかったよ」



スタスタ…






アパート



幸子「…相変わらずの狭さ、凄まじいですわね」



幸子「よく住めるものですわ」



幸子「…………」  



コナミ「………よっしゃーできたぞ!」ガタッ




幸子「ん……?」



コナミ「ほれほれ、お前の茶碗これな、箸も」ガタッガタッ



幸子「……」



コナミ「はい、いただきます!」



幸子「…庶民」








コナミ「なんだよ」



幸子「この固まりはなにかしら」



コナミ「スーパーの449円の長寿豚だよ」



幸子「………なるほど、これが庶民の食べ物」



幸子「………どれ」もぐ



コナミ「刻みキャベツも食えよ」もしゃもしゃ



幸子「……」もぐもぐ



幸子「………」



幸子「はぁーーーーーーーーーーーーー」



コナミ「!?」




幸子「はーーーー……これは…はああーーー…」



コナミ「ど、どうしたよ!?」



幸子「こんな固い肉を庶民は食しているの…?」



コナミ「え、まあそうかな」



幸子「……同情しますわ」



コナミ「いや焼き方とかあるだろ!」



幸子「このキャベツもパッサパサ…」もそ…



幸子「………ため息しか出ませんわ」



コナミ「ほー、舌肥えてんなーお前」





…………



幸子「ふう……なんとか完食したわ」



コナミ「ぶつくさ文句言いながらも完食するとは」



幸子「当然よ」



コナミ「流石ですなー」



…………



コナミ「で、どうしたんだ」



幸子「……実は」


かくかくしかじか



幸子「とういうことなんですが」




コナミ「なるほどな、パートナーが必要なのか」



幸子「コナミ……私と組んで、お父様と戦ってほしいのです」



コナミ「いいよ」



幸子「……」(早…)



ここまででー


デュエルマッスルを鍛えに修行するかきめよう


1 する (サティスファクションタウンへ)

2 決戦へ (社長室へ)


>>462

1



………………………

次の日



サティスファクションタウン



ブオオォーーーーーーーーーーーーーーーー




キキイイーーーー!!!



コナミ「……ついた」



幸子「ふう………なぜこんなところに」




コナミ「特訓するぞ、負けられない勝負らしいからな」



幸子「特訓……!?なぜそんな無駄なことを」



コナミ「無駄なんかじゃないぞ」







コナミ「体を鍛えておけばいざというとき役に立つ」



幸子「はあ……肉体信仰派はこれだから」



コナミ「あとデュエルの特訓もするし」



幸子「まあ…スパイを気にせず行動できるのは気が楽ですわ」



幸子「それにしてもサティスファクションタウン、ずいぶんと復興が進んているじゃない」



幸子「前に資料で見た風景写真とはまるで違いますわ、もっとこう、廃れていたイメージが」



幸子「死の町として有名だったというのに」



コナミ「鬼柳たちが開拓を頑張ってるからな、WRGP効果も合わさって『いってみたい観光地ランキング』もいつも上位に食い込んでるし」




コナミ「人口も増えてきてるらしいぞ」



幸子「しかし昔の名残りでしょうか……どこか雰囲気やら服装やら、西部風ね」



コナミ「ていうかここが西部風だった意味がわからんけどな」



鬼柳「来たかお前ら」ザッ



コナミ「!お前は」



幸子「鬼柳…」



鬼柳「待ってたぜ…久しぶりだな」



コナミ「たしかにな…けっこうCMとかでお前の顔見るから実感薄いけど」



幸子「昨日の今日で大丈夫かしら?」




鬼柳「心配すんな、お前たちはVIP待遇で迎えさせてもらうぜ」



コナミ「VIP!」



幸子「ふふふ……悪い気はしないですわ」



鬼柳「ついてこいよ、案内してやるぜ」



ザッ








ザッザッザッザッザッザ………



コナミ「マジで広くなったな…しかし」



鬼柳「そうだろ、ダインが採れまくるおかげで資金には困らねえし、住民が協力してるからな」



鬼柳「満足ジャケットの印税も半端なかった…ある日通帳見たら桁が2つくらい上がってたんだぜ」



コナミ「すげー、夢物語だな!」



幸子「ロイヤルティーの味を占めるとろくなことになりませんわよ」


コナミ「WRGP中は宿泊代もギリギリだったお前が…」



鬼柳「なにより世界中の奴らが俺のジャケットを着ていると思うと……く…涙腺が…」



幸子「まあ……たしかに世界中で大人気ですわね、それほどWRGP効果が凄まじいというわけでしょう」






幸子「………」


コナミ「……む、おい鬼柳、あれは」



鬼柳像「…」



鬼柳「ああ、これは町の奴らが俺のために作ってくれたものだ」




幸子「銅像までつくるとは…」



鬼柳「満足できるだろ?」



コナミ「あれ、マントの部分とか、足の一部とか欠けてるぞ?」



鬼柳「ああ、そいつは観光客がお守りとして削って持って行っちまうんだよ。禁止はしてるんだがな」



コナミ「削って持っていくだと……」



幸子「サティスファクションタウンの守り神って書いてありますわ」



コナミ「すげえ………冷えピタとかはってないかな」





鬼柳「さ、お前らの宿泊先に案内しよう」



コナミ「わかった」ざっざっざ



幸子「…満足スーパー…満足銭湯……」



鬼柳「あそこの銭湯は安いからいってみるといい、満足コーヒー牛乳が絶品だ」



コナミ「へー」



……………



鬼柳「ここがお前らの宿だ、満足するまで泊ってくれて構わねえ」



幸子「ふむ………悪くないですわ…しかし外装にすこし華やかさが足りないと…」



コナミ「そんなことは置いといて、ロビーは?」



鬼柳「ああ、こっちだ」






スタスタ


鬼柳「メイ、客だ、サービスしてやってくれ」



メイ「こんにちは鬼柳さん、サービスですか…」



コナミ「ああ、お前が受付やってるのか」



幸子「!な、羽虫喜多嬉の…」



メイ「!腐れ海野の…」



コナミ「腐れ…羽虫…」



幸子「喜多嬉グループが潰れて一族郎党路頭にに迷ったと思ったら」



幸子「こんなところで生き延びていたとは…」



メイ「何とでもいうがいいわ…私は今の生活気に入っているので」




幸子「………」


コナミ「……」


鬼柳「そういえばメイは元金持ちだったか」




幸子「………そういえば、貴女は叔父への復讐は果たしたのかしら?」



メイ「ああ…あの人ならどうやらくさい飯を食べてるようです」



幸子「………」



鬼柳「お前の親父は?」


メイ「母の実家で休養をとっていますわ、最近は元気も戻ってきたようで」



コナミ「よかったなおい」



幸子「………部屋行きますわよ庶民」



コナミ「おお、じゃあ鍵くれ」



鬼柳「44号室と45号室だ」ちゃら




ここまででー



………

そして




幸子「特訓するというから来てみれば…なぜ外へ」



幸子「デッキ調整なら中で…」



鬼柳「それは夜やれ」



コナミ「これからデュエルマッスルを鍛えるぞ」



幸子「デュエル………マッスル?」



コナミ「さっきも言ったが肉体を鍛える」



幸子「やる意味が…………」



コナミ「今回は使わなくても、今後の人生で役に立つかもしれないだろ」



幸子「そういわれても…」





鬼柳「おーい、ニコ、ウエスト、あれ持ってきてくれ」



ニコ「はい」



ウエスト「リヤカーに入れて持ってきたよ!」ごろごろ



コナミ「お前らも久しぶりだな」



ウエスト「久しぶり!」



ニコ「こんにちはコナミさん、海野さん」



幸子「そのリヤカーに積んであるものは…?」



鬼柳「ツルハシだ」







幸子「ツルハシ…まさか」



鬼柳「今日はダインの採掘を手伝ってもらうぜ」



幸子「なんですって!あなた、さては我々を都合のよい労働力として使うつもりでしょう!」



鬼柳「人聞きの悪いことを言うんじゃねえよ、この作業が足腰を強くするんだ」



コナミ「なるほど…これは女子にはちょっと重いかもな」ぐいっ




ニコ「それならこの軽量化したツルハシをどうぞ」カラン



鬼柳「ミサキが作ったやつだな、あいつ今日はどこいった?」



ウエスト「Dホイールでいつものメンバーと遊びに行ったよ」



鬼柳「あいつら仲いいよな」



幸子「あら本当に軽いですわ…」くいっ



幸子「それにしても…資本家の私が労働することになるとは…」





…………


鉱山



鬼柳「ひゃははははは!」ガキ――ンガキ――ン



コナミ「鬼柳のテンションが上がった…!」ガキーンガキーン



セルジオ「たまになるんですよね」ガキンガキン



幸子「ハア…………ハア……」カキン……カキン…



コナミ「大丈夫かー?」



幸子「なぜ…なぜ私がこんなことを……ハア…」



コナミ「水飲んどけよ」ガキンガキン



幸子「ハア……ハア……」ごくごく



鬼柳「きつくなったら休めよ、あと清浄してるから大丈夫だとは思うが粉塵は吸い込むな」ガキンガキン




…………



コナミ「ふう…」ガキンガキン



鬼柳「おら!おら!」ガキン



幸子「…ヒュー……ヒュー…も…無理ですわ」



幸子「庶民……!休憩を要求します…」



コナミ「あ、鬼柳、休憩しよう!幸子が死ぬ」




鬼柳「そうだな、よく頑張ったほうだ、おっさん、みんなに休むよう言っといてくれ」



セルジオ「わかりました」




………




鬼柳「ごくごく…」



コナミ「ふう…それにしても活気にあふれてるなこの作業場は」



鬼柳「まあな、うちは厚い手当が売りだ」



幸子「はあ………はあ………」ぐた…



コナミ「マルコムたちの時とはまるで違うな」



鬼柳「だってあいつら労働基準法をスルーしまくってたしな」



コナミ「幸子、無事か?」



幸子「久しぶりに……ここまで疲れましたわ…」



鬼柳「デュエリストならこれくらいやらなきゃな」



幸子「サテライト民……嘗めてたわ…」


労働基準法が適用されるのか満足街……

>>506こっちの法とはちょっと違う感じで 全部把握してるわけじゃないから一応

…………………


17:30



鬼柳「よし、ここまで!今日は終わりだ」



コナミ「終わったかー」



幸子「腕が痛いですわぁ……!」



セルジオ「疲れましたね」



幸子「コナミ……肩を…貸してくださいませ…」がくがく



コナミ「生まれたての小鹿のよう…」



鬼柳「満足銭湯に浸かって汗を流していけよ」



幸子「そうですわね…このままじゃ寝られませんわ」



鬼柳「俺たちもいくぞ」




………


19:24


満足銭湯前



コナミ「さっぱりした」



鬼柳「まったくだ」



ウエスト「ふうー」



セルジオ「ん?ニコ、海野さんは?」



ニコ「とっても疲れていて、ホテルで寝るといってました」



メイ「だらしないですね」




コナミ「あーそうか…じゃあデッキ調整は明日だな」



鬼柳「超回復を考慮して特訓は二日に一回にしよう」



コナミ「ていうか俺は雪乃のアッシーとしての仕事があるからたまにネオドミノシティにもどるからな」



 


次の日

フロント


8:00



幸子「く……体が痛いですわ……」ズリ…ズリ…



幸子「このような労働を強いられるとは…」ズリ…



コナミ「よう、すり足してどうした」



ぽんっ




幸子「!!??んぁああっ!!」ガクンッ どさっ




コナミ「うおお!?」



幸子「おのれ庶民……!私にあのような声を上げさせるとは…!」ブルブル



コナミ「筋肉痛か…」



セームベル「痛そうだなー」






コナミ「今日は休みだから安心しろ」



幸子「痛ぅ……」



メイ「ふふふふ、無様ね」



幸子「なんですって……」ブルブル



メイ「満身創痍のあなたごとき怖くも何ともありません」



幸子「成金がぁ……」




メイ「元をつけていただきましょう、ほほほほ」




コナミ「今日は…新しいサティスファクションタウンの観光でもするか」



♪~~♪~~~♪



コナミ「!この音は」





鬼柳「♪~~♪~」



コナミ「やはりハーモニカか!」



鬼柳「よう、観光なら俺に任せな」



鬼柳「俺がいればほぼフリーパスだぜ」



コナミ「すげえ…!」



鬼柳「くくく…満足させてやるぜ」



セームベル「はらへったー」



コナミ「まってろ、ごちそうしてくれそうだから」



幸子「ふう……あまり動きたくはないですが」






…………



鬼柳「まずは…」


ダダダダダダダダッ



ニコ「鬼柳さーーーん!」



鬼柳「どうしたニコ」



コナミ「?」



幸子「……」ズリズリ




ウエスト「花屋のおじさんの店が……!」



鬼柳「また来やがったのかあのズラ野郎」



コナ「どうした?」



鬼柳「最近俺の縄張りで暴れてる悪徳金融だ」



鬼柳「ちょうどいい…今日で決着をつけてやるぜ!」ダッ



コナミ「あっ…幸子、俺たちも行こうぜ」



幸子「そうしたいならおぶりなさい」ビキイッ…ピキ…



コナミ「んもおー」




ここまででー



……………………


「ど、どうかもうすこしだけ……まってください!」



ガロメ「そんなこと言われてもこまりますなぁ~、待てば待つほど借金は肥大化していきますよ、くくく…」



「そんな…あんな金利むちゃくちゃだ…!ひどすぎる!」



ガロメ「サインしたのはほかでもない貴方でしょう?今更遅いんですよねぇ~」



部下「ごちゃごちゃ言ってねーで出すもんださんかい!」げしっ



「ひいいっ」



部下「花屋なんかやりやがって…こんなもんが売れるか!」ガシャアン



ガロメ「いくらになるかわからないが、店の中の金目の物を探していくか、お前ら」



部下「わかりました」



「ま、まってくれぇぇえええ!」






ガロメ「くっくっくっく」



ザザッ



鬼柳「まちやがれガロメ」



ガロメ「むっ」



「ああ…鬼柳さん…!!」



鬼柳「またせたな」



コナミ「まってー」たったったったっ



幸子「ちょ…庶民…!揺らさないよう心掛けなさい!筋肉に響きます…!」



ガロメ「これはこれは鬼柳さんじゃないですか」



ガロメ「なにか御用でも?」






鬼柳「あまり俺の領域で暴れてくれるな」



ガロメ「我々はただ取り立てをしているだけなんですがねぇー」




コナミ「なんだあの金ぴかスーツは」



幸子「…見たことありますわ、たしか金融会社を経営している……ガロメさん、だったかしら」




鬼柳「べらぼーな金利で弱者から甘い汁を吸ってる奴さ」



ガロメ「これはひどい、くくくく」



鬼柳「とにかく、そのおっさんの店を荒らすのはやめてやれ」



部下「ああああん!?なんじゃワレ?」



部下「ガロメさんやっちゃいましょかこのガキャほんま!」





「助けて鬼柳さあぁぁあぁあん!!」



幸子「…大の大人のあんな悲痛な叫び聞きたくありませんでしたわ」



ウエスト「その人をはなせー!」



ニコ「やめてください!」



部下「ジャリどもがぁ…」



部下「いてまうどぉぉおおお!!!!」



コナミ「お…肉弾戦か…幸子、ちょっと降りてくれ」スッ




幸子「え、わかりました」たっ



鬼柳「油断するなよコナミ」



コナミ「こい…!」






ダダダダッダダダダダダダ!




ガロメ「待てお前ら!」




部下「うっ?」ぴた



部下「なんです社長?」ぴた



コナミ「?」




ガロメ「鬼柳京介と戦えば無事では済まないだろう、なんせあのチーム・サティスファクションのリーダーだった男です」



ガロメ「無駄な戦いは避けるべき」



鬼柳「そうだぜ」



ウエスト「流石鬼柳にいちゃん!」





ガロメ「鬼柳さん、どうでしょう、ここはデュエルで決着をつけるというのは」



鬼柳「なに」



コナミ「鬼柳にデュエルを挑むだと…自信があるのか」



幸子「ふむ…」



鬼柳「まさかそっちから言い出してくれるとはな」



鬼柳「意外だったぜ」



ガロメ「くく……あなたが勝てば、この店から手を引きましょう」



ガロメ「しかし私が勝った時は、貴方のデッキをいただく!」



ニコ「ええ…!?」



ウエスト「なんだって!」



コナミ「鬼柳のインフェルニティを…?」



鬼柳「いいぞ、負けねえし」



幸子(なぜこうも即決できるのかしら)




ガロメ「WRGP優勝メンバーのデッキなら、高く売れるでしょうからねぇ」



鬼柳「この鬼柳京介に勝てればの話だがな」



コナミ「そうだよな、鬼柳に勝てるわけねえよ」



部下「いいんですか社長!」



ガロメ「まかせておけ、くく、もともとこれが目的なのだ」



鬼柳「じゃあさっさと始めるぜ!」ガシャ



ガロメ「ふふふ」ガショ



ウエスト「頑張れ―――!」


「鬼柳さん…!」



「みんな、鬼柳さんがデュエルすろぞ!」


「うおおおおお!1」



コナミ「めっちゃ人が集まってきた…」





幸子「なかなかのカリスマ…」



鬼柳「デュエル!」LP4000



ガロメ「私の先行!」LP4000


ガロメ「まずは…成金ゴブリンを発動!」バッ



《成金ゴブリン/Upstart Goblin》 †
通常魔法
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
その後、相手は1000ライフポイント回復する。



ガロメ「一枚ドロー!」シュッ  手札5



ガロメ「そしてあなたのLPを1000回復する」


パァァアア



鬼柳「……」LP4000→5000



コナミ「鬼柳のLPを回復するとは……」



ガロメ「くくく…」




ガロメ「ヘル・トレーダーは、自分のLPが相手LPより低いとき特殊召喚できる!」バッ



《ヘル・トレーダー》
効果モンスター
レベル1/闇属性/悪魔族/攻撃力0/守備力0
自分のライフポイントが相手のライフポイントよりも少ない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
相手フィールド上に 「ローントークン」
(岩石族・光・ 星1・攻/守0)1体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはリリースできず、シンクロ素材にできない。
相手ターンのメインフェイズ時、相手は手札を1枚墓地へ送る事で、
フィールド上の「ローントークン」1体を選択して破壊できる。



ヘルトレーダー「ふひひ」守0



ガロメ「そして地獄徴収官トイチを召喚!」バッ



地獄徴収官トイチ
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻800/守1300
1ターンに1度、フィールド上に存在する「ローントークン」1体につき1000ポイントの
ダメージを相手ライフに与える事ができる。
このカードはフィールド上に「ローントークン」が存在する限り、戦闘では破壊されない。
「地獄徴収官トイチ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。


トイチ「ハハハハハ」攻800



鬼柳「なんだこいつらは?」



ガロメ「カードを三枚セットし、ターン終了!」バッ 手札0







鬼柳「俺のターン!」シュッ 手札6



コナミ「伏せカード三枚か」



幸子「手札を一ターンで使い切ったわね…」



鬼柳「魔法発動、無の煉獄!」バッ



《無の煉獄/Into the Void》 †
通常魔法
自分の手札が3枚以上の場合に発動できる。
自分のデッキからカードを1枚ドローし、
このターンのエンドフェイズ時に自分の手札を全て捨てる。



鬼柳「一枚ドロー!」シュッ



鬼柳「フィールドには低攻撃力モンスター…ここは、インフェルニティ・ビーストを召喚!」バッ



《インフェルニティ・ビースト/Infernity Beast》 †
効果モンスター
星3/闇属性/獣族/攻1600/守1200
自分の手札が0枚の場合、このカードは以下の効果を得る。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠カードを発動できない。


ビースト「しゃああ」攻1600



コナミ「よーし…」


ガロメ「この瞬間永続トラップ発動!無限ローン!」カチ



無限ローン
永続罠
相手が「ローントークン」以外のモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上に「ローントークン」(岩石族・光・星1・攻/守0)1体を攻撃表示で特殊召喚する。
このトークンはリリースする事ができず、シンクロ素材とする事もできない。
相手ターンのメインフェイズ時、相手は手札を1枚墓地へ送る事で、
フィールド上に存在する「ローントークン」1体を破壊する事ができる。



鬼柳「なに?」



ガロメ「相手が召喚、特殊召喚した時、相手フィールドにローントークンを一体特殊召喚する!」バッ



ローン「おもっ」攻0 ズンッ



鬼柳「俺の場にトークンを?」



ガロメ「ただしそいつはシンクロ素材にもリリースもできない」



コナミ「いらねえェ…」



幸子「無限ローンは永続トラップ…このままではローントークンが際限なく…」



ガロメ「そして、ローントークンがいる限りトイチを戦闘破壊できない!」



鬼柳「鬱陶しい野郎だぜ…」



ガロメ「そのトークンは相手メインフェイズ時、貴方が手札を一枚墓地に送ることで破壊できる」



コナミ「マジか、鬼柳にとっては援護になる不思議!」





ガロメ「だが、トラップ発動!」バッ



《異次元グランド/Different Dimension Ground》 †
通常罠
このターン、墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かずゲームから除外される。



コナミ「なに…!」



ガロメ「このターン、モンスターを墓地に送ることはできず、除外される」



ガロメ「これで手札のモンスターを捨ててトークンを破壊することはできない…くくく、魔法トラップを捨てていただくことになりますな」



鬼柳「ち…」



コナミ「まずいな……鬼柳のインフェルニティ…モンスターが捨てられないとなるとハンドレスコンボが使えない」



幸子「ここで魔法トラップを捨ててしまえば、墓地にモンスターを溜める手段がなくなってしまうということですか」



鬼柳「どうやら…この俺のデッキを意識した構築になってるようだな」



ガロメ「ばれましたか、くくく…卑怯とは言いませんよね」





鬼柳「この程度跳ね返せてこそ満足だ!ビーストでヘルトレーダーを攻撃!」バッツ



ビースト「ブオオォ!」攻1600



トレーダー「くおおお!!」守備0


ド――――ン



ガロメ「ヘルトレーダーを破壊した時、相手フィールドにローントークンを一体特殊召喚する!」バッ



ローン「おもっ」攻0 ズンッ


コナミ「あああ!また増えた」



鬼柳「く……」



ガロメ「どうします、手札捨てますか?くくく」


鬼柳「…カードを三枚セットしてターン終了だ」バッ  手札2



鬼柳「無の煉獄の効果により、手札をすべて捨てる」ばらっ



インフェルニティ・デストロイヤー
ヘルウェイパトロール






ミスった


ヘルトレーダーの効果は墓地に行かないと発動しないので二体目のローントークンは出ません



ガロメ「ヘルウェイパトロールですか、墓地に送れずに残念でしたねえ」


ガロメ「異次元グランドの効果で除外!」バッ


鬼柳「…」



ガロメ「私のターン!」シュッ 手札1



ガロメ「トイチの効果発動!一ターンに一度ローントークン一体につき1000のダメ―ジを与える!」



トイチ「はっ」ごあっ



鬼柳「ぐ……!」LP5000→4000



コナミ「うおおお!鬼柳…」



幸子「そのためのトークンだったのね…」



ガロメ「トイチを守備に変え、カードをセットしまして、ターンエンドです」手札0 バッ



鬼柳 LP4000 手札0 インフェルニティビースト ローントークン リバース3


ガロメ LP4000 手札0 トイチ 無限ローン リバース2




鬼柳「俺の…ターン!」シュッ  手札1


鬼柳「トラップ発動、針虫の巣窟」バッ


《針虫の巣窟/Needlebug Nest》 †
通常罠(制限カード)
自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。



鬼柳「デッキからカードを5枚墓地に送る!」シュシュシュッ



ガロメ「そんなことをしても無駄です」



鬼柳「手札から、インフェルニティ・ネクロマンサーを召喚!」バッ



《インフェルニティ・ネクロマンサー/Infernity Necromancer》 †
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 0/守2000
このカードは召喚に成功した時、守備表示になる。
また、自分の手札が0枚の場合、このカードは以下の効果を得る。
1ターンに1度、自分の墓地から「インフェルニティ・ネクロマンサー」以外の
「インフェルニティ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。


ネクロマンサー「ひひひ」攻0



コナミ「墓地のインフェルニティを蘇生させるモンスター!あれが出るってことは…」



幸子「おそらく針虫の効果でインフェルニティモンスターが墓地に……最右翼はインフェルニティデーモン!」






鬼柳「これで…!」



ガロメ「おおっと!この瞬間無限ローンの効果でトークンを召喚!さらにリバースカード発動!」カチッ



《自業自得/Just Desserts》 †
通常罠
相手フィールド上に存在するモンスター1体につき、
相手ライフに500ポイントダメージを与える。




《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。






ネクロマンサー「!?」攻400



鬼柳「!」



ガロメ「ふふふふ…ネクロマンサーは効果が無効になった、さらに相手フィールドのモンスター一体につき500Pのダメージ!」


ローントークン×2 

インフェルニティネクロマンサー インフェルニティビースト



鬼柳「!うおおおっ」LP4000→2000

ゴアアアアアアッ






コナミ「!鬼柳のLPが」



幸子「残り2000…そしてローントークンも二体…」



ガロメ「これで次のターン、お前は2000のダメージを受ける!」



部下「はははは!やった!トイチは戦闘破壊できない」



ウエスト「ローントークンをシンクロ素材にもリリースすることもできない…うう」




鬼柳「……」


ガロメ「鬼柳!お前は終わりだ、デッキは貰った!」



鬼柳「バカ野郎が…」



ガロメ「なに…」



鬼柳「これくらいで俺を止められると思っていたとはな!」



鬼柳「リバースカードオープン、ZERO-MAX!」カチッ




《ZERO-MAX/ZERO-MAX》 †
通常魔法
自分の手札が0枚の場合、
自分の墓地に存在する「インフェルニティ」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを特殊召喚し、
特殊召喚したモンスターの攻撃力より低い攻撃力を持つ、
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。



ドゴオオオォォーーーーーーーーーーーン!!!





コナミ「!おおおっ」



幸子「この爆発は…!?」



ガロメ「なあああっ!?」




鬼柳「手札0の時、墓地のインフェルニティモンスターを蘇生する!」



鬼柳「あらわれろインフェルニティデストロイヤー!」バッ


《インフェルニティ・デストロイヤー/Infernity Destroyer》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2300/守1000
自分の手札が0枚の場合、
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
相手ライフに1600ポイントダメージを与える。


デストロイヤー「ォオオオオ!」 攻2300



鬼柳「そして、全フィールドのこいつ以下の攻撃力をもつモンスターを破壊する!」



鬼柳「つまり、トイチも、トークン共も、ビーストもネクロマンサーもすべてをぶっ壊す!」


ガロメ「そ、そんな…!」


ゴシャァアァアアアアン!!





シュウウゥウ……



ガロメ「……お、おのれ…私のコンボを」



鬼柳「くく……形勢逆転だな」



鬼柳「このターン、俺は戦闘を行えないが…」


鬼柳「まだ続けるか?」



ガロメ「あ、あたりまえだ…!まだ私のLPは4000もある…!」



鬼柳「ならターン終了!」手札0



ガロメ「ぬううう……ドロー!」シュッ



ガロメ「!」   聖なるバリアーミラーフォースー




ガロメ(しめた…!ついてる……)



ガロメ「カードをセットして、ターン終了…」バッ 手札0




鬼柳「トラップ発動」カチ


《インフェルニティ・ブレイク/Infernity Break》 †
通常罠
自分の手札が0枚の場合に発動できる。
自分の墓地の「インフェルニティ」と名のついた
カード1枚を選択してゲームから除外し、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。



バリリリリリリ!!



鬼柳「セットカードを破壊」



ガロメ「うあああああああ!!!」



鬼柳「ドロー!」シュッ 手札1



鬼柳「俺はインフェルニティデーモンを特殊召喚!」バッ


《インフェルニティ・デーモン/Infernity Archfiend》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
自分の手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、
このカードを相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、自分の手札が0枚の場合、
デッキから「インフェルニティ」と名のついたカード1枚を
手札に加える事ができる。



デーモン「ふおおおお」攻1800


ローントークン「おも……」攻0




鬼柳「一応インフェルニティブレイクをサーチして、セット!」ガッ










鬼柳「そして……」



デーモン攻1800


デストロイヤー攻2300




ガロメ「うぐぐぐぐぐぐ……」



鬼柳「総攻撃!」ぴっ



ドオオオオオオン!!!




ガロメ「くそおおおおおおおおおおおお!!!」LP4000→0ピー――――



コナミ「鬼柳ーーーーーーー!!!!」



ウエスト「流石町長だ!」



ニコ「鬼柳さん…!」


「うおおおおおおおお!」「きーりゅーう!きーりゅーう!!」



鬼柳「俺が、鬼柳京介だあぁああああーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」



ここまででー

ガロメ


鬼柳のデッキにデストロイヤーが二体入ってるのはご愛嬌
ていうか軽いミスでしたすいません



…………


コナミ「どっかいけこのやろう!」



ガロメ「う、うわああああああああ!」ダダッ



部下「ひいいいっ」ダッ



部下「待ってくれえええーーーー!」ダッ




鬼柳「二度と顔見せんじゃねえぞ!」



「鬼柳さん、ありがとうございます!」


「鬼柳さん!」



ニコ「流石です鬼柳さん!」



幸子「かなりやるわね…」


コナミ「鬼柳だからな」




鬼柳「俺がいる限りはこの街は安泰だぜ」



コナミ「ますますつええなー」



鬼柳「最近はああいうやつらが増えてきちまってな…」



鬼柳「俺のデッキを狙ってくるやつも多い」



鬼柳「満足できねえぜ…」



幸子「く……終わったのなら行きますわよ」ズキズキ…



鬼柳「おっと、お前らを案内してやるんだったな」



コナミ「そうそう、幸子、大丈夫か?」



幸子「私はホテルで安静にしてます……」ズリズリ



コナミ「そうか…」




鬼柳「そうしたいなら別にいいぜ、明日はまた特訓だからな」



幸子「く……」ズリズリ



コナミ「ゆっくりしろよ」



鬼柳「さあ、まずは満足レストランでも行くか!」



コナミ「よっしゅああああああ行くぞ!」


セームベル「ひゃっほおおおおお!!!」



ニコ「店の人に迷惑かけちゃだめですよ!」



ウエスト「いってらっしゃーい」



幸子「体力バカには付き合えませんわ…」




コナミ君二週間修行中

間をつなぐストーリーを決めよう


1ミスティ
2ツァン
3レイン
4ゆま


安価>>578

4

ここまででー



ネオドミノシティ


ハイウェイ高架下  23:45



kenyou「ふぁあ……」



ざっざっざ…


ken「………」



ken「高橋ぃ……おっせーなぁぁ」



ken「だりいぃぃ……さっさと取引して帰りてえ」



ken「このカード高く売れるかなああぁ…」






ゆま「そこまでです!」


ken「はあ…?」


ザッ!


ゆま「はっ」


ken「なんだよおまえ…そのお面は…意味わかんねーわ…」



ゆま「私は正義と破滅の女神、ダークネスゆまです!」



ken「あぁ……?」



ゆま「貴方から闇のカードの気配がします!」



ゆま「とどのつまり、持ってるでしょう!」



ken「は、しらんけど?」


ゆま「え……そ、そうなんですか…?」




ken「うざいからどっかいてくんない…こんな夜遅くなんだから…」


ゆま「ご、ごめんなさいぃ……」


ken「たくよぉお…この拾ったカード取引するんだから…」カサッ



ゆま「ううぅ…」とぼとぼ



ゆま「……ん?」


ズズズズズズズズ…………


ken「?」



ゆま「そ、それですよぉ!闇のカードは!」


ken「え?まじかよー」



ゆま「まったく!」



ken「でも別に売りさばくだけだから大丈夫だって」



ゆま「そういうわけにもいきませんよぉ…」






ゆま「それはとてもよくないものなので、おとなしくわたしてください…」


ken「んなこと言われてもぉ……高値で売れそうなもんを渡すわけねーし」



ゆま「そんなのダメですよ…拾ったカードを売るなんて」


ゆま「大切なのは勇気をもって一歩踏み出すこと!」



ゆま「どんなピンチでも決して諦めないこと!」



ゆま「あらゆる困難にチャレンジすることですよ!」



ken「んなこと言われてもピンとこねえー」



ゆま「あうう……」





ken「そろそろ取引時間だからどっかいってくんねぇー?」


ゆま「むう……」



ゆま「わかりました、デュエルで決めましょうよ!」



ken「やだ」


ゆま「あううう……」


ken「俺がやる意味がわかんねえー」



ゆま「そ、それは……」


ken「じゃなー」ざっざっざ


ゆま「それなら…あなたが勝ったら…」


ゆま「私の回収した闇のカード全部あげますからぁ!」




ken「ああー…?」


ゆま「だからデュエルしてくださいぃ…!」


ken「……そんな悲しそうな顔すんなよぉ、お面つけてるけど…めんどくせぇぇ……」



ゆま「私はそのカードを集めないといけないんですよぉお…!」


ken「……」



ゆま「ううぅ……」



ken「デュエルかあぁ…久しぶりなんだよなあ…」


ゆま「お願いします!」





ken「……しょーーーーがねぇぇ…やるかぁ…」


ゆま「!」ぱぁぁあ



ken「でも勝ったら全部カード貰うかんな」



ゆま「はい!でも私は負けるわけにはいきません!」



ken「はあぁー」


……………


ゆま「明るいところがあってよかったですねえ」


ken「今更だけどお前女子じゃん、帰って寝てればぁ?」



ゆま「ダークネスゆまに気遣いは無用です!」




ken「あっそー…」


ゆま「いきますよぉ…!」カシャッ


ken「…」カシャッ



ゆま「デュエル!」LP4000



ken「ふうう…」LP4000



ゆま「私のターン!エアーマンを召喚!」バッ



《E・HERO エアーマン/Elemental HERO Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの
「HERO」モンスターの数まで、
フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
●デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。



エアーマン「ふっ!」攻1800


ゆま「効果発動!デッキから アイスエッジを手札に加えます」サッ 手札5




ken「…」


ゆま「そして、融合発動!」バッ


《融合/Polymerization》 †
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。



ゆま「エアーマンと、手札のアイスエッジを融合!」



ギュルルルウウゥウ…



ゆま「融合召喚!E・HERO アブソルートZero!」バッ


《E・HERO アブソルートZero/Elemental HERO Absolute Zero》 †
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する
「E・HERO アブソルートZero」以外の
水属性モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。

ゼロ「しゅああああっ!!」攻2500




ゴオオオオオオッ


ken「まじかよ…」


ゆま「カードを一枚セットして、ターン終了です!」バッ 手札2


zero「しゃああっ」


ken「なんかやばそうな雰囲気だなおいぃ……」



ここまででー


ダークネスゆま




ken「俺のターン」シュッ 手札6



ken「アブソルートzeroかぁ…あいつめんどくせーなぁああ…」


ken「んー…」



ken「奪っちまうかぁ、アメーバ召喚」バッ


《アメーバ/Ameba》 †
効果モンスター
星1/水属性/水族/攻 300/守 350
フィールド上に表側表示で存在するこのカードのコントロールが相手に移った時、
相手は2000ポイントダメージを受ける。
この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。



アメーバ「ごぽぉ…」



ken「んでー、魔法発動」バッ



《強制転移/Creature Swap》 †
通常魔法
お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、
そのモンスターのコントロールを入れ替える。
そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。



ゆま「えええっ!?」


ken「アメーバとアブソルート交換なー」


ぎゅるんっ



ゆま「わ、私のアブソルートzeroがぁ…」


アメーバ「ごぽっ」


ken「へへへ…そのきしょいモンスターだけどぉ…」



ken「コントロール移ったら2000のダメージを与えっから」



ゆま「そ、そんなぁあああ…」


アメーバ「!」ぐわあああっ



ゆま「!ひゃああっ」どぷんっ


ゆま「ごぼごぼごぼごぼごぼごぼ……!!?」LP4000→2000


バシャアッ


ゆま「うえぇ…」


アブソルート「うえい」攻2500→3000


ken「お、攻撃力あがってら、らっきぃ~」


ゆま「うう…水属性モンスターがいるから…」




ken「つーか…」LP4000



ゆま「…」LP2000


アメーバ「ごぽ…」攻300



zero「…」攻3000



ken「おいおいこの攻撃で終わりじゃねーか…」



ゆま「ううう……」



ken「んじゃ、攻撃!」バッ



zero「ちゃああああああっ」攻3000


ゆま「トラップ発動…!」カチッ



《攻撃の無力化/Negate Attack》 †
カウンター罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手モンスター1体の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。



ぐにゅううん…



ken「うわあぁ…ダメだったし…死にてぇ」


ken「ターンエンド…」手札4



ゆま「私のターンです!」シュッ 手札3


ゆま「融合回収発動っ」バッ


《融合回収/Fusion Recovery》 †
通常魔法
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、
融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。



ゆま「墓地の融合とエアーマンを手札に戻します」カサッ 手札4



ゆま「そして…エアーマンを召喚!」バッ



《E・HERO エアーマン/Elemental HERO Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの
「HERO」モンスターの数まで、
フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
●デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。



エアーマン「しゃあっ」



ken「またかよぉ…」



ゆま「効果発動!デッキから、クレイマンを手札に加えます」カサッ



ゆま「ダークフュージョンを発動します!」バッ



《ダーク・フュージョン/Dark Fusion》 †
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、
悪魔族のその融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン相手のカードの効果の対象にならない。



ズズズズズズズズ……


ken「な、あんだあぁあ…!?」





ゆま「この融合こそ、ダークネスゆまの真骨頂です!」


ゆま「手札のスパークマンと、クレイマンをダークフュージョン!」



ゆま「ライトニングゴーレムを融合召喚!」バッ


《E-HERO ライトニング・ゴーレム/Evil HERO Lightning Golem》 †
融合・効果モンスター
星6/光属性/悪魔族/攻2400/守1500
「E・HERO スパークマン」+「E・HERO クレイマン」
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
1ターンに1度、フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。


ライトニングゴーレム「!」ガショ――ン  攻2400


ken「なんだよこいつもおぉ…」



ゆま「このモンスターは一ターンに一度、モンスターを破壊します」



ゆま「アブソルートzeroを破壊!ボルッテクボム!」


ken「え…まじかよー!」


どぎゃああああああああん!!!!!





バリバリバリバリ



zero「ぐあああああああああああ!!!!!!」



ken「でも忘れたわけじゃねえだろぉ」


ゆま「!」



ken「そいつは死んだとき相手モンスターを全滅させるぜぇえ…」


ゆま「でもそれはあなたのフィールドのことですよ…?」



ken「え……マジで?」



ゆま「だって私の墓地に行きますし…」


ken「うそお………」


エアーマン「…」攻1800


ライトニング「…」攻2400


アメーバ「…」攻300




ken「やってらんねぇえ……」LP4000




ゆま「モンスターで総攻撃です!」バッ



ズギャアアアアアアアン!!!!


ken「うわあああああああーーーーーーーーーーーー」



ken「デュエルってむずーーーーい」ドシャアアアッ



シュゥゥゥウウウ…



ゆま「やりました!ダークネスゆまの勝利です!」ぐっ




…………………


ゆま「約束通りこのカードは私が預かります」



ken「っち……しょーがねーなー……」



ゆま「こんなカードに頼らないで生きていきましょう!」



ken「その純粋な眼が余計きついわー」


ken「これじゃ高鷲呼んだの無駄になっちまったなー…」


ザッザッザッザッザッザッザ






高橋秀行「ようkenyou!またせたのう」


ken「ちょうど来たし」


ゆま「あの人が取引相手ですか」


秀行「強力なカード見つけたっちゅーから来てやったわ」


ken「ごくろーさん」


秀行「で、どんなカードじゃい」


ken「それがよー、ダークネスゆまに取られちったわ」


秀行「なにい!?」


ゆま「ひいい!」


秀行「そのふざけた名前のガキはこいつか!?」



ken「そーそー」


秀行「おんどりゃあああああぁーーーーー!!!」



ゆま「だ、だってええええぇ……!」




秀行「横取りとはやってくれるのおおおおおおおお!!」



ゆま「こ、このカードはとっても悪いものなんです!」



ゆま「ほっておくと大変なことになるって夢のお告げでこのお面が言ってました!」サッ



秀行「あああ……?…………」



秀行「!!おどれ…いつぞやの黒薔薇の魔女じゃないかい!」



ゆま「え?」


秀行「あのときはよくもやってくれたのお…!」



ゆま「す、すいません人違いじゃ…?」



秀行「そんなふざけたお面間違えるかい!」


ゆま「???」



秀行「あの時の傷がまだうずくわ…!」



ゆま「き、傷ですか…!?」



ゆま「ごめんなさい!」



秀行「やかましいわ!」



秀行「ちょうどいい…!あの時のリベンジじゃぁ…!」


ゆま「えええ!?」



秀行「わしとデュエルじゃ、わしが勝ったらカードもおいていけや!」



ken「大丈夫かよー、こいつつえーぞ」



秀行「わしだってあれからさらに強くなっとるわ!」



ken「あっそー、じゃあとめねえよぉ」



ゆま「うう…」



ゆま「わ、わかりました!ダークネスゆまは引きません、媚びません、省みません!」カシャッ



秀行「はあああ!」カシャッ





ゆま「………」



秀行「……」



秀行「デュエルじゃぁあああああーーーー!!!」LP4000



ゆま「はい!」LP4000



秀行「ワシのターン、モンスターをセットじゃあああ!!」バッ



秀行「さらにカードを一枚セット!」ガッ



秀行「……ターンエンドじゃあ!」手札3



ゆま「セットモンスターですか………」












ここまででー


酉ミスってた すいません



ゆま「ドロー!」シュッ 手札6


ゆま「ヒーローアライブを発動!」バッ



《ヒーローアライブ/A Hero Lives》 †
通常魔法(準制限カード)
(1):自分フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合、
LPを半分払って発動できる。
デッキからレベル4以下の「E・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。



ゆま「LPを半分払うことで…デッキからエアーマンを特殊召喚します!」バッ LP4000→2000


《E・HEROエレメンタルヒーロー エアーマン/Elemental HERO Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの
「HERO」モンスターの数まで、
フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
●デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。



エアーマン「へえああ!!」攻1800


ゆま「エアーマンの効果発動、デッキからスパークマンを手札に加えます!」サッ




ゆま「そして……魔法カード、ダークフュージョンを発動!」バッ  手札6


《ダーク・フュージョン/Dark Fusion》 †
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、
悪魔族のその融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン相手のカードの効果の対象にならない。


ズズズズズズズズズ…


秀行「おおおお!?」


ゆま「手札のスパークマンとクレイマンを融合!」


ギュン……



ゆま「ライトニングゴーレム融合召喚!」



《E-HERO ライトニング・ゴーレム/Evil HERO Lightning Golem》 †
融合・効果モンスター
星6/光属性/悪魔族/攻2400/守1500
「E・HERO スパークマン」+「E・HERO クレイマン」
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
1ターンに1度、フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。



ライトニングゴーレム「ガァアア!!」攻2400




ken「またかよー…」


秀行「ごついのがでてきたのぉ…」
 


ゆま「ライトニングゴーレムの効果発動です!モンスター一体を破壊!」



ゆま「対象はそのセットモンスター!」



ピシャアアアアアアアアン!!!



エーリアングレイ「きゃあああああ!!」



秀行「ワシのモンスターが……!」



ken「うわーー」



ゆま「これでモンスターはいません…私のモンスターの総攻撃力数は4200…!」



ゆま「ワンターンキルで終わらせます…!」







ken「こいつマジかよぉ」



秀行「ち…」



ゆま「エアーマンでダイレクトアタックです!」バッ



エアーマン「しゃあああ!」攻1800


ゴアァアァアアアア!!


秀行「バカめ、トラップ発動じゃ!」カチ



ゆま「!?」


《聖なるバリア -ミラーフォース-/Mirror Force》 †
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。



ぴかぁああああああああ!!!!



秀行「死ねぇえーーーーー!!!!」



ドギャアアアアアアアアン!!!




ゴオオオオオォ…………



ken「あぶねえなぁ…」



秀行「へ、作戦通りよ」



シュウウゥ…


M・HEROヴェイパー「……」攻2400


《M・HERO ヴェイパー/Masked HERO Vapor》 †
融合・効果モンスター
星6/水属性/戦士族/攻2400/守2000
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードはカードの効果では破壊されない。



秀行「!?なんじゃあぁこいつぁ!?」


ken「あらら…」



ゆま「私は手札から速攻魔法、フォーム・チェンジを発動しました!」


《フォーム・チェンジ》 †
速攻魔法
(1):自分フィールドの「HERO」融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをエクストラデッキへ戻し、
そのモンスターの元々のレベルと同じレベルでカード名が異なる
「M・HERO」モンスター1体を、
「マスク・チェンジ」による特殊召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。


ゆま「ライトニングゴーレムをエクストラデッキに戻し、同じレベルのM・HEROを特殊召喚します」



ゆま「そして、ヴェイパーは効果では破壊されません!」





ヴェイパー「ふっ」



ゆま「エアーマンはやられましたが、まだバトルフェイズですね」



ゆま「ヴェイパーでダイレクトアタックです、フリアティクエクスプロージョン!」



ゴシャアァァァン!!!



秀行「おああああああ!!」LP4000→1600 ザザザザザザッ



ken「あっちゃー…」



秀行「お…おのれええええ……」



ゆま「カードを二枚セットして、ターン終了です」バッ 手札0



秀行「ま、まだここからじゃぁ…」





秀行「ドローじゃ!」シュッ 手札4



秀行「くそ……ならば、永続魔法を発動じゃ!」バッ


《光の護封剣/Swords of Revealing Light》 †
通常魔法
相手フィールド上のモンスターを全て表側表示にする。
このカードは発動後、相手のターンで数えて3ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、
相手フィールド上のモンスターは攻撃宣言できない。



カカカカカカカカカッ



ゆま「!光の護封剣…」



秀行「さらに平和の使者!」バッ


《平和の使者/Messenger of Peace》 †
永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する攻撃力1500以上のモンスターは攻撃宣言をする事ができない。
このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に100ライフポイントを払う。
または、100ライフポイント払わずにこのカードを破壊する。



使者「…」ぺっかあああああああ



秀行「これで攻撃できまいてぇ…!」



ゆま「う…」


秀行「モンスターをセットしてターン終了じゃ」バッ 手札1



ゆま「ドロー!」シュッ 手札1



ゆま「リバースカード、マスクチェンジを発動!」カチッ


《マスク・チェンジ/Mask Change》 †
速攻魔法
(1):自分フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、
そのモンスターと同じ属性の「M・HERO」モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する。



秀行「またかい…!」



ゆま「フィールドのheroを墓地に送り、同じ属性のM・HEROを特殊召喚します、ヴェイパーを変身!」



カッ


ゆま「M・HEROアシッド!」バッ


《M・HERO アシッド/Masked HERO Acid》 †
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2600/守2100
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊し、
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。



アシッド「しゃあ」攻2600





ゆま「このモンスターの特殊召喚時、相手の魔法トラップを全て破壊します!」バッ


秀行「なにいい…!」



バシャアアアアアアアアアアン



ken「護封剣も使者も流されちったよ…」



秀行「お、おのれぇえええ……!」



ゆま「アシッドで、セットモンスターに攻撃です!」バッ



ドキュゥーーーーーーーーーーーン!!!



エーリアンソルジャー「ぐっは…」守800



秀行「くうう…」



ゆま「ターン終了です!」手札1




秀行「ドロー!」シュッ 手札2


ken「なんかもうやめたほうがよくね?」



秀行「じゃかしゃぁ!ここからじゃい!」


秀行「みとれ……エーリアンモナイトを召喚!」バッ


《エーリアンモナイト/Alien Ammonite》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/爬虫類族/攻 500/守 200
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地からレベル4以下の「エーリアン」と名のついた
モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。


アンモナイト「きゅー」



秀行「効果によって、墓地のソルジャーを特殊召喚じゃ!」



ソルジャー「ふるるるる…」



ゆま「チューナーモンスター…!」




秀行「レベル4のソルジャーにレベル1のアンモナイトをチューニング!」



☆4+☆1=☆5  カアッ



秀行「シンクロ召喚、宇宙砦ゴルガ―!」バッ



《宇宙砦ゴルガー/Cosmic Fortress Gol'gar》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/光属性/爬虫類族/攻2600/守1800
「エーリアンモナイト」+チューナー以外の「エーリアン」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カードを
任意の枚数選択して持ち主の手札に戻し、
その後手札に戻したカードの数だけAカウンターを
フィールド上に表側表示で存在するモンスターに置く。
また、1ターンに1度、フィールド上のAカウンターを2つ取り除く事で、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。




ゴルガ―「キョエエエエエ!」攻撃2600


ゆま「攻撃力2600…互角ですか…」



秀行「おっと、手札から強者の苦痛を発動じゃ」バッ


《強者の苦痛/Burden of the Mighty》 †
永続魔法
相手フィールド上のモンスターの攻撃力は、
そのモンスターのレベル×100ポイントダウンする。



アシッド「!?」攻2600→1800




ゆま「!」



秀行「これでレベル×100、おどれのモンスターの攻撃力は下がる」


ゆま「く…」



秀行「このまま攻撃してもいいが…ゴルガ―の効果じゃ、強者の苦痛を一旦手札に戻す」


秀行「これで、ゴルガ―にAカウンターを一個乗せるわい」


ゴルガ― Aカウンター×1



秀行「そして強者の苦痛を再発動!」ガッ



秀行「ゴルガ―!アシッドをぶっ潰したれやああ!!」


ゴシャァアアアアアアアアン!



ゆま「っくうう…!」LP2000→1200




秀行「ははははは、ターン終了じゃあ!」手札0



ゆま「う……ドロー!」シュッ


ゆま「!やった…ミラクルフュージョン発動!」バッ



《ミラクル・フュージョン/Miracle Fusion》 †
通常魔法
(1):自分のフィールド・墓地から、
「E・HERO」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体を
エクストラデッキから融合召喚する。


シュアァアアアア……


秀行「融合か…!」


ゆま「このカードは墓地のモンスターを使って融合します!」



ゆま「クレイマンと、エアーマンを除外融合!」



ken「また融合かよぉ…」






ゆま「Great TORNADO!」バッ


《E・HERO Great TORNADO/Elemental HERO Great Tornado》 †
融合・効果モンスター
星8/風属性/戦士族/攻2800/守2200
「E・HERO」モンスター+風属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。



Great TORNADO「しゅああああ!!」攻2800→2000



秀行「!」



ゆま「効果発動、相手モンスターの能力値をを全て半分にします!」



ゴルガ―「!」攻2600→1300



秀行「おっのれええええええ!!」



ゆま「これで強者の苦痛があってもこっちが上です!」





秀行「くううう…」


ゆま「バトルです、Great TORNADOでゴルガ―を攻撃!」


Great TORNADO攻2000


ゴルガ―攻1300



ゆま「スーパーセル!」


ゴアアアアアアアアッ



秀行「ち……だがまだじゃあ…」LP1600



ken「LPは残るか…」



ゆま「リバースカード発動!」カチ



《決闘融合-バトル・フュージョン/Battle Fusion》 †
速攻魔法
「決闘融合-バトル・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの融合モンスターが
相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。



秀行「!?」


Great TORNADO「!」攻2000→3300



秀行「な、なんじゃとぉおおおおお!!!!?」



ボカァーーーーーーーーーーーーン!!!!!


秀行「ぬぉおおおーーーーーーー!!!?」LP1600→0ピー――――

ここまででー


何がむずいって、4000LPだとどう考えてもヒーローデッキが瞬殺することですな

うーわミスった

バトルフュージョンあるなら>>640でアシッドが攻撃されたときに使ってれば終わりってことになってる
こういうちぐはぐさを無くしていきたいですな



………



秀行「おのれぇ……」



ゆま「ダークネスゆまの大勝利です!」シャキーン



ken「ダークネスゆまつえぇ…」



ゆま「これで懲りたらもう拾ったカードを売買なんてやめてくださいね!」



ken「わかったよ…多分…」


ゆま「このカードは回収させてもらいますね」カサッ



秀行「っち…胸糞悪いわ、kenyou、わしは帰る!」ザッ



ken「んじゃ俺もぉ」



ザッザッザッザ…





………


ゆま「ふう……これで72枚目、集まってきましたね」



ゆま「もう夜も明けそう…帰って寝よう」



ゆま「もう少しで全部終わる、頑張っていきましょう」


ザッザッザッザ…



ゆま「ダークネスゆまの戦いはここからです!」



……………
……………


サティスファクションタウン


鉱山


鬼柳「ひゃははははは!!」ガキンガキン



コナミ「うらあ!うらああ!!」ガキンガキン



幸子「ぜはーーーー…ぜはーーーーーー…」ガリリリリリィ…



鬼柳「おらああああ!海野、掘れてねえぞ!」ギャリンギャリン



幸子「し……庶民…!!」



コナミ「鬼柳、幸子が休みたいらしい」



鬼柳「なに…仕方ねえな…」



幸子「ハァ…ハア…ハンカチを敷きなさい庶民…」ふらふら



コナミ「作業服だから汚れてもいいと思うが…」サッ



幸子「ふううぅ……し、死にますわこのままじゃ…」どさっ



コナミ「だが初日よりもはるかにスタミナは上がってるぜ」



ニコ「そうですよ、午前中の作業はもう終わりですし」



……


満足宿   23:40

ロビー


幸子「さて……お父様の刺客とのデュエルに向けて、ミーティングを始めますわ」


コナミ「ああ」


ウエスト「おおー!」


鬼柳「満足させてもらおうじゃねえか」



幸子「やかましいですわね…」


幸子「あの守銭奴の事です、おそらく上位のプロデュエリストを呼んでいるはずですわ」



メイ「ふ、親を守銭奴って、貴女も人の事言えないのでは?」



幸子「横槍はやめてくださる!?」


コナミ「落ち着けよ、さっちゃん」



幸子「うるさい!せめてゆっちゃんと呼びなさい!



幸子「……で、コナミはタッグフォースルールをご存じかしら?」



コナミ「普通に二対二のデュエルだろ?」



幸子「何もわかってないわ庶民…」



コナミ「違うのか…」



鬼柳「どういうことだよ」



幸子「タッグフォースルールとは、二人のフィールドと墓地を共有して戦うデュエルです」


ウエスト「へー」


鬼柳「ややこしい話だな」


幸子「あとLPは8000ですわ」


コナミ「8000もあるのか、長引きそうだな」



ウエスト「敵はプロ二人…やばいんじゃない?」



鬼柳「大丈夫だ、俺たちはチーム満足だぞ、WRGP優勝の」



コナミ「そうだぜぇえー」



メイ「しかもその二人がうまく連携をとれなければ、足を引っ張りあう可能性もありますわ」



幸子「まあさすがに敵はプロ、そんなへまはそうはしないでしょう」



コナミ「ふーむ…」



幸子「とりあえず、私たちのデッキを並べてみましょう」サッ



コナミ「ほれ」サッ



………



幸子「……」


コナミ「…」



鬼柳「…」


メイ「…」


幸子「はー…期待はしていなかったけれど、相変わらずねコナミ」



コナミ「くくく……相変わらずだぜ」



鬼柳「流石だなコナミ、だれも真似できないぜ」パラパラ



ウエスト「すげー」



幸子「このデッキじゃ…連携も何もないですわ」



コナミ「だが見ろ、フィッシャーチャージがある、こいつはお前の魚デッキと相性がいいだろ」



ニコ「それだけですか……」

舌魚しか入ってないこのデッキ(紙束ジェネクス)に関しては優先度低すぎるが



………………………………………



セームベル「そして二週間があっという間に過ぎた」



……………………………




7:20



コナミ「世話になったな鬼柳!」


幸子「恩にきりますわ」



鬼柳「ああ、頑張って来いよ、この二週間でお前の基礎体力は跳ね上がったはずだぜ」



幸子「まあ…意味があるかどうかは分かりませんが」スッ


ぐしゃり


幸子「リンゴを握力でつぶすことはできるようになりましたわ」ポタ…ポタ…



ニコ「す、すごいですね……」


ウエスト「わあー…」


ブゥウゥゥゥウウ……


コナミ「じゃあ、行くか」



鬼柳「まてコナミ、このカードもってけ」


コナミ「え、いいのか、サンキュー」


貰ったカード安価 >>672

1シャドー・インパルス
2魂のリレー

>>676でおねがいします

>>668
ホント、あれはなんとも言えなくなる

それにしてもゆっちゃんって…許可もおりたしコナミ、次からはそう呼んでやれ

リンゴを潰すには握力80は最低必要なんだぞ・・・



コナミ「魂のリレーか…」



《魂のリレー/Relay Soul》 †
通常罠
(1):手札からモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターが
自分フィールドに表側表示で存在する限り、
自分が受ける全てのダメージは0になる。
そのモンスターがフィールドから離れた時に相手はデュエルに勝利する。



幸子「これは…でかいデメリットのカードね」



コナミ「モンスターがやられたら負けちまうのか」



鬼柳「うちの仲間も使いこなす奴がいなくてな、お前が使ってくれ」



コナミ「まあ、ありがたく貰っとくぜ!」サッ


シュシュシュシュシュシュシュシュッ



幸子「ちょ…庶民!もう入れるの?」



コナミ「ああ、代わりに今回はこのカードに抜けてもらおう」シュッ ジェネクス・ヒート



幸子「はあ…好きにしなさい、行くわよ」





ブオォォオオオオーーーーーーーーーーーー!!!!!


コナミ「じゃあなーーーーー!」



鬼柳「またな!」



ウエスト「また来てねぇーーー!!」



ニコ「お元気で!」



…………………………


コナミ「どうする幸子、直で本社行くのか?」


ブオォオオオオーーーーーーーーーーー



幸子「ええ、約束時刻は14:30、余裕はありますが、急ぐわよ」



ゴオオオオオォーーーーーーーーーーー!!!!



……………


ネオドミノシティ  トップス 



キキイイイイイイィ…!!!


コナミ「着いたな」



幸子「ええ、決戦場、海野財閥本社よ」



コナミ「行くか……?」



幸子「ええ、ここから先は嘗められたら負けよ」



コナミ「OK、嘗められたら負けだな」



ザッザッザッザッザッザッザ



ウイーーーーン   ウィーーーーン



コナミ「…」ザッザッザッザ


幸子「……」スタスタ



受付「あ、幸子様、お帰りなさいませ!」



幸子「お父様は既に来ているかしら?」



受付「はい、社長室でお待ちです」



コナミ「社長に伝えろ、ボナンザブラザーズがやってきたとな」



受付「………?……?」



ここまででー


>>679
握力80か…半端ないですね




……………


社長室



社長「…………」



じいや「社長、幸子様がお見えになりました」



社長「そうか、通せ」



じいや「はい」



スタスタスタスタ



社長「さて、お前たちも準備はいいな?」


石原法子「アタシたちはいつでもオッケーってかんじだけどぉ」



法子「ていうか社長マジうける、何で平社員の私にこんな大切なデュエル任せてんだし」



石原周子「私もです~、お姉ちゃんに連れてこられたときはびっくりしました~」



法子「チョービビった、負けられない感じでドキドキなんだけどみたいな」




社長「お前らの経歴に目を通した、アカデミア時代は負けなしだったそうだな」



社長「多くのプロスカウトの誘いを蹴ったとか」



法子「ちょっと社長、ストーカー?きゃははは受ける」



周子「ほめられました~、うれしいで~す」



法子「つーかごめんね周子、アタシの都合で巻き込んじゃって」



周子「構わないよ~」



法子「マジできた妹でアタシ感激だわー」



社長「今から私の娘と協力者がくる、全力で戦え」



法子「手は抜かない感じね、まかせろし」



周子「足引っ張ったらごめんね~」



法子「心配すんなし」



ウイ――ン



じいや「お嬢様、こちらです」



幸子「ええ」スタスタ



コナミ「…………なんだあの高そうな絵は」



幸子「コナミ、何をしているの」



コナミ「おお、悪い」スタスタ


ウィーーーーン



ウイ―――――ン



幸子「……」



社長「来たな幸子…」


法子「んー?相手きたかんじー?」




社長「こうやって会うのは久しぶりだな、いつも画面越しだった」



幸子「そうですわね…考えてみれば」



幸子「そちらの方々がお父様のチームかしら?」



法子「そうだよー」



周子「お願いしま~す」



幸子「意外ですわ、てっきりプロの起用すると…」



社長「こいつらはそこらのプロより頼りになる、心配はするな」



法子「やだ社長チョー照れるし、ほめんなし!」



社長「…お前のパートナーは……」



コナミ「どーも!」



社長「なるほど……WRGP優勝チームからひっぱってきたか」



法子「あ、マジじゃん!あの帽子テレビで見たことあるし!」



周子「すご~い、サインもらっておこうかな~」




コナミ「いやああ、照れるなおい、結構有名じゃん」



幸子「……………」



社長「ではさっそく始めようか、おいお前たち」



周子「は~い」



法子「了解って感じ」ザッ




幸子「コナミ、こっちも行くわよ」ザッ



コナミ「了解って感じ」



法子「ちょっと!パクんなし、チョー受ける」



コナミ「ふはははははは」



ガシャガシャガシャッ



幸子コナミ「………」LP8000



法子周子「……」LP8000




コナミ「LP8000……変な感じだな」



幸子「下手打つんじゃないわよ」



周子「おねえちゃん、どっちが先行く~?」



法子「え、どっちでも、周子先行っていいよ」



周子「わかった~」



社長「……」



コナミ「デュエルだ!」



法子「イエーーーーイ!!」



幸子「先行は私!カードを三枚セットし、モンスターをセット!」バッ  手札1


幸子「ターン終了ですわ」



コナミ「いっきに三枚も伏せるとは、大丈夫か?」




法子「伏せ三枚かー、周子、気を付けてね」



周子「は~い、ドロ~」シュッ  手札6



周子「ホルスの黒炎竜LV4を召喚です~」バッ


《ホルスの黒炎竜 LVレベル4/Horus the Black Flame Dragon LV4》 †
効果モンスター
星4/炎属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
コントロールを変更する事はできない。
このカードがモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時、
このカードを墓地に送る事で 「ホルスの黒炎竜 LV6」1体を
手札またはデッキから特殊召喚する。



ホルス4「キョオオオオ」攻1600


コナミ「ホルス……LVモンスターか…?」



幸子「厄介なモンスターね…」



周子「いきま~す、セットモンスターに攻撃~!」バッ



幸子「おっと、そう簡単にはいきませんわ!永続トラップ発動!」カチ


《グラヴィティ・バインド-超重力の網-/Gravity Bind》 †
永続罠
フィールド上のレベル4以上のモンスターは攻撃できない。



ギュニュウウゥゥゥウウン……



周子「あらら~」



コナミ「なんだこれ?」


幸子「この網がある限り、☆4以上のモンスターは攻撃できませんわ」



周子「こまりましたね~」


法子「周子ー。無理はしないでいいからね」



周子「はーいじゃあ…カードをセットします」バッ



周子「ターン終了です」手札4



コナミ「俺のターン!」シュッ 手札6



コナミ「えーと、魔物の狩人を召喚!」バッ


《魔物の狩人/Kojikocy》 †
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1200
人を狩る凶悪な狩人。岩をも砕く強い力を持つ。



狩人「しゃあああ!」攻1500



法子「ごっつーい」



コナミ「しかしこまったな、☆4じゃ攻撃できねえ、そもそも攻撃力で負けてるし」



幸子「ふふふふ、コナミ、私のカードを使いなさい」



コナミ「なに?………そうか」



コナミ「俺は軍隊ピラニアを反転召喚!」バッ


《軍隊ピラニア/Piranha Army》 †
効果モンスター
星2/水属性/魚族/攻 800/守 200
このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃で与える戦闘ダメージは倍になる。


ピラニア「ぴちぴちぴち」攻800


周子「?」



コナミ「さらにリバースカードオープン、団結の力!」カチ



《団結の力/United We Stand》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体につき
800ポイントアップする。



コナミ「ピラニアをパワーアップだ!」



ビキビキビキビキビキビキ



ピラニア「ぴちぴちぴちぴち」攻800→2400





周子「2400ですか~お姉ちゃん親近感~」



法子「まあねー」



コナミ「さらに永続魔法発動、ウィルスメール!」カチ



《ウィルスメール/Infected Mail》 †
永続魔法
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル4以下のモンスター1体を選択して発動する事ができる。
このターン、選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
そのモンスターはバトルフェイズ終了時に墓地へ送られる。


ジジジジジジジジジジジジジジジ………



周子「ん~?」



幸子「コナミ、その効果は慎重に行うのよ、バトルフェイズ終了時に墓地に送られてしまうわ」



コナミ「ああ……カードを一枚セット」バッ 手札4



コナミ(だが……グラヴィティ・バインドがフィールドにあり、今セットしたのはイタクァの暴風)


コナミ「防御は厚い……ここはダメージ重視でいく!」




コナミ「ウイルスメールの効果発動!レベル4以下のモンスターを直接攻撃できるようにする!」


バリバリバリバリ


ピラニア「ぴちぴちぴちぴちぴち!!!」



法子「えええ!マジ?じゃあ2400の直接攻撃じゃん!」



幸子「いいえ、軍隊ピラニアの直接攻撃ダメージは二倍になりますのよ、ほほほほほほ」



周子「てことは4800ですか~」



コナミ「叩き込め軍隊ピラニア!」バッ




ピラニア「シャ―――――――――!!」


バシャアアアアアアアアアアアアアアン



周子「あうう~………!」LP8000→3200 ザザザザザッ



法子「周子――――!」





コナミ「よっし!」



幸子「ほほほほ、半分以上減らしたわ」



ピラニア「さらば……」シュ―――ン



コナミ「よくやったピラニア!」



コナミ「ターン終了だ!」手札4



周子「ごめんねおねえちゃーん」


法子「まあまあ、大丈夫だって、何とかなるっしょ」



法子「じゃあアタシのターン!」シュッ 手札6



コナミ「さあどうする!」



法子「まあ場面で?ここはかわいい妹のカード使おっと」カチ



《王宮のお触れ/Royal Decree》 †
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
このカード以外のフィールド上の全ての罠カードの効果は無効化される。



コナミ「え………」



中断します

コナミ幸子 リバース1 魔物の狩人 グラヴィティ・バインド ウイルスメール
LP8000  


周子 法子  ホルス4 王宮のお触れ
LP3200




法子「これでトラップの効果は全部無効、うけるぅ」



幸子「これではグラヴィテイバインドも無効に…」



コナミ(やっべ……イタクァの暴風も使えねー…)



法子「これで安心して戦えるし」



法子「魔法っちゃおうかな」バッ



《帝王の烈旋/The Monarchs Stormforth》 †
速攻魔法
「帝王の烈旋」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、
自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(1):このターン、アドバンス召喚のために自分のモンスターをリリースする場合に1度だけ、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドのモンスター1体をリリースできる。



法子「このターン、そっちのモンスター一体を使ってアドバンス召喚ができるし」


コナミ「なに…クロスソウルか…」


法子「それと違って攻撃制限がないんだよね」




法子「そっちの魔物の狩人をリリース系で!」



シュ―――――――ン…



法子「氷帝メビウス召喚!」バッ



《氷帝メビウス/Mobius the Frost Monarch》 †
効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールド上の魔法・罠カードを2枚まで選択して破壊できる。



メビウス「りゃああっ」攻2400



法子「これどーお?」



コナミ「なんか強そうだ…」



法子「効果発動みたいな?そっちの魔法トラップを二枚破壊しちゃう」



法子「破壊すんのはー、セットカードと、ウイルスメールでー」


バシャアアアアアアアン


イタクァの暴風  ウイルスメール



コナミ「なんだとおおお…」



法子「ははー、これで攻撃も安心してできるわー」


法子「いけーメビウス!攻撃!みたいな」



メビウス「!」攻2400


ズバアアアアアア



コナミ「っくう…」LP8000→5600



幸子「何してるの庶民!」


コナミ「予想外だぜ…!トラップを封じられちまうとは」



法子「へへー、カードを二枚セットしてターン終了」バッ 手札2



周子「さすがはおねえちゃーん」



法子「まあねー、キラッ」


幸子「く…ドロー!」シュッ 手札2


幸子「…モンスターをセット!さらにカードをセット!」バッ 


幸子「ターン終了ですわ…」手札0






コナミ「手札0か…」



幸子「私が何の策もないと思わないことね…」



周子「じゃあ私の番ですね~」シュッ 手札5



幸子(セットモンスターはスノーマン・イーター、リバースした時モンスター一体を破壊する)



幸子(このカードで逆襲を…)


周子「うーん…お姉ちゃんモンスターつかっていい?」


法子「いいよーどんどん使っちゃいなよ」



周子「じゃあメビウスをリリースして、ホルスの黒炎竜LV6を召喚!」バッ


《ホルスの黒炎竜 LV6/Horus the Black Flame Dragon LV6》 †
効果モンスター
星6/炎属性/ドラゴン族/攻2300/守1600
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
魔法の効果を受けない。
このカードがモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時、
このカードを墓地に送る事で「ホルスの黒炎竜 LV8」1体を
手札またはデッキから特殊召喚する。


ホルス6「キョォオオーーーー!」


コナミ「!」


幸子「LV6…これ以上LVが上がったらやばいですわ…」




みすったー


ホルス4がいた
>>716 でホルスも攻撃してたってことで


コナミ幸子LP5600→4000


>>717ではホルス4をリリースしてホルス6を召喚したってことで


すいません



周子「よ~し、セットモンスターにこうげきで~す!」


ギュアァアアアア!!


《スノーマンイーター/Snowman Eater》 †
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻 0/守1900
このカードがリバースした時、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。



幸子「まんまと引っかかりましたわ!スノーマンイーター!」



ガブウゥゥゥウウ!!!


スノーマン「ミ…チ…ズ…レ…」


ドキャ―――――――ン


周子「あらら~」


コナミ「よーし!ホルス破壊!」



周子「う~ん…でもメビウスで攻撃でーす」



幸子「速攻魔法発動!スケープゴート!」カチ



《スケープ・ゴート/Scapegoat》 †
速攻魔法
このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)
4体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。


羊トークン×4「めー」守備0


ザクウッ


羊×3「めー」


コナミ「おお……羊が守ってくれるのか…のこり三体…」



幸子「ふう…」


法子「惜しいねー周子」


周子「メイン2で、魔法発動でーす」バッ


《レベル調整/Level Modulation》 †
通常魔法
相手はカードを2枚ドローする。
自分の墓地に存在する「LV」を持つモンスター1体を、
召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できず
効果を発動及び適用する事もできない。


ホルス6「…………」攻2300 むくっ


コナミ「復活しやがった………」


周子「相手は二枚ドローできます」


幸子「…」シュッ  手札2





周子「ターン終了でーす」手札3


コナミ「ドロー!」シュッ 手札5



幸子「コナミ、ホルスをこれ以上レベルアップさせるとまずいですわ、レベル8となったホルスは魔法を無効にします」



コナミ「なに…魔法とトラップ両方封じられたらやばいな…」



法子「ばれちゃってるよ周子ー」


周子「あらら~」



コナミ「手札から、魔の試着部屋を発動!」バッ



《魔まの試着部屋/Enchanting Fitting Room》 †
通常魔法
800ライフポイントを払う。自分のデッキの上からカードを4枚めくり、
その中のレベル3以下の通常モンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
それ以外のカードはデッキに戻してシャッフルする。


コナミ「デッキから4枚めくり、☆3以下の通常モンスターを特殊召喚する」



シャッ



逆さめがね

リフレクト・ネイチャー

ジェネクス・コントローラー

D・ナポレオン


コナミ「来た!コントローラーとD・ナポレオンを特殊召喚!」バッ


《D・ナポレオン/Meda Bat》 †
通常モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 800/守 400
心の悪しき者がつくった目玉の悪魔。ダークボムで爆破攻撃。



《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。


コナミ「ほかのカードはデッキにいれてシャッフル」シュッシュッシュ



コナミ「さらに、ナポレオンをリリース!」


コナミ「タン・ツイスターをアドバンス召喚!」バッ



《タン・ツイスター/Tongue Twister》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 400/守 300
アドバンス召喚したこのカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
この効果を発動した場合、このカードをゲームから除外する。



ライフが……減ってない!?




ツイスター「ひょー」



周子「なにかな~?」



法子「攻撃力400って、うけるー」



コナミ「シンクロ召喚だ!」


コナミ「レベル6のタンツイスターにレベル3のコントローラーをチューニング!」バッ


☆6+☆3=☆9


カッ



コナミ「シンクロ召喚!レアル・ジェネクス・クロキシアン!」バッ


《レアル・ジェネクス・クロキシアン/Locomotion R-Genex》 †
シンクロ・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻2500/守2000
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールド上のレベルが一番高いモンスター1体のコントロールを得る。



クロキシアン「シュッポ――――――!!ヒャハハァ!」攻2500



コナミLP4000→3200 >>724  忘れてました…


コナミ「タンツイスターが墓地に行ったことで、二枚ドロー!」シュッ 手札5


コナミ「そして相手のレベルが一番高いモンスターを奪う!今回はレベル6が二体だから…」


コナミ「ホルスをもらった!」


クロキシアン「ヒャハハハハコッチ来イヨーーーー!!!」



法子「やっばーーーい!!」


周子「ここはー手札からエフェクトヴェーラーを発動しまーす」シュッ 手札2


ヴェーラー「stop!」


パァァアアアアアアアアアア



クロキシアン「嘘ォ!?」



コナミ「嘘ォ!」



《エフェクト・ヴェーラー/Effect Veiler》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする。
この効果は相手のメインフェイズ時にのみ発動できる。






幸子「効果を止める効果…!」



コナミ「ちくしょお……」


法子「周子ナイスって感じ!まじできた妹だわ」



周子「えへへー」



コナミ「ならば!クロキシアン、メビウスを攻撃!」



クロキシアン「シャアァァァ!」攻2500


メビウス「!」攻2400




法子「!周子、右側のカードつかってー」


周子「ハーイ」カチ


《突進/Rush Recklessly》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の攻撃力は
エンドフェイズ時まで700ポイントアップする。



コナミ「!」



幸子「あれは攻撃力アップの…!」



周子「ダメージ計算前にメビウスの攻撃力を700アップしまーす」



幸子「まずい…!クロキシアンがやられてしまうわ…」



法子「やりぃ!」



コナミ「させるか!チェーンして、手札から急降下ボムの効果を発動する!」バッ



急降下ボム
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードを手札から墓地に送って発動する。
エンドフェイズ時までフィールド上に表側表示で存在するモンスター全ての元々の攻撃力・守備力を入れ替える。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。



ドオオ――――――――――ン!!!


法子「!?なんだし」


幸子「これは…攻守を入れ替えるカード!」



クロキシアン攻2500→2000


メビウス攻2400→1000→1700



コナミ「つぶせクロキシアン!」


クロキシアン「シャリャアアア!」ボゴォオオオオ!


メビウス「っぐっは…」



ゴシャァアアアアアアアアン!!




周子「あらら~!?」LP3200→2900



ザザザザザザザッ



コナミ「よっし!みたかってんだ!」



法子「一杯喰わされたわー…」


ここまででー


コナミ手札4幸子手札2 LP3200  クロキシアン 羊×3  グラヴィテイバインド


法子手札2周子手札2 LP2900  ホルス6 リバース1 応急のお触れ

王宮だった…




コナミ「そしてメインフェイズ2、俺は永続魔法ツーマンセルバトルを発動する!」バッ


《ツーマンセルバトル/Two-Man Cell Battle》 †
永続魔法
各プレイヤーは自分のターンのエンドフェイズ時に1度だけ、
レべル4通常モンスター1体を手札から特殊召喚する事ができる。



コナミ「カードを一枚セットして、ターン終了だ」バッ  手札2



コナミ「ここでツーマンセルバトルの効果発動、エンドフェイズにレベル4通常モンスターを特殊召喚できる!」



コナミ「俺は舌魚を守備で特殊召喚!」バッ



《舌魚/Tongyo》 †
通常モンスター
星4/水属性/魚族/攻1350/守 800
他の魚を長い舌で捕まえ、エネルギーを吸収する。



舌魚「ぎょー」守800



法子「じゃーアタシのターン」シュッ   手札3







法子「手札から魔法っちゃおうかなー」バッ



《ライトニング・ボルテックス/Lightning Vortex》 †
通常魔法
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。



法子「手札を一枚捨ててー全滅




ピシャアアアアアアアアアアン!!


羊「ぎえええええ!!」ド――――――ン


舌魚「!!?」ド―――――ン


クロキシアン「シビレルゥウゥゥゥウウ!!!?」ド―――――ン








コナミ「!!?嘘ーー!?」



幸子「鉄壁の布陣が……!」


法子「ひひひー直接攻撃のチャンスじゃん」



法子「手札から、死者蘇生発動!」バッ


《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。



法子「レアルジェネクスクロキシアン特殊召喚!」バッ



クロキシアン「復活ーーー!!」ガショ――ン  攻2500



コナミ「こらー!そっちに復活すんな!」



クロキシアン「スマーン」



幸子「や、やばいですわ」



周子「チャンスだねおねえちゃーん」



法子「そだねー、二体の攻撃が決まれば勝ちだし」



幸子「コナミ…そのリバースカードは?」ぼそ



コナミ「少なくとも攻撃を止めるタイプじゃない…」ぼそ



幸子「そんな………」LP3200



ホルス6「……」攻2300



クロキシアン「悪イナルールダカラ…」攻2500



コナミ「やろぉ…」



法子「じゃあバトろう!ホルスLV6で攻撃ー!」



ホルス「キョォオオ!」



幸子「!」





社長「幸子、決まりだな」



幸子「くう……」



コナミ「まあ待て、手札のカイトロイドが発動するから!」ジャッ


カイトロイド
効果モンスター
星1/風属性/機械族/攻200/守400
相手の直接攻撃による戦闘ダメージ計算時、このカードを手札から捨てて発動する。
その直接攻撃によって発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
また、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
相手の直接攻撃によって発生する自分への戦闘ダメージを1度だけ0にする。



カイトロイド「ヒョー――――ウ」



ホルス6「!?」ぴたっ


幸子「!…」



法子「えー!?うざったーい!」



コナミ「手札から捨てることで直接攻撃を無効にする!」手札0



周子「あらら~…」



クロキシアン「ウリャアアアアアアア!!!」ゴオオオオオ



コナミ「うりゃああじゃねえ!てめーの攻撃もカイトロイドを墓地から除外することで無効じゃ!」シャッ


クロキシアン「ハーイ…」ぴたっ



法子「くそー…チョー勝ったと思ったし…」



コナミ「まだまだこれからだぜ…」



法子「はー、アタシの手札0だし、ターンエンドー」



幸子「しょ、庶民……!防除策があるなら早く言いなさい!」どきどき



コナミ「でもこれで俺も手札0だ、あとは任せた」



幸子「……そうですわ、相手のモンスターを倒さなければ」



コナミ「ツーマンセルバトルも使ってくれよ」



幸子「通常レベル4モンスターなんて入ってませんわ」



コナミ「そうか…」



幸子「…ドロー!」シュッ  手札3




コナミ「…」



幸子「……」



法子「手札トラップで埋まればいいのにー」



周子「それならお触れあるから私たちの勝ちだねー」



法子「まあそう簡単にはいかないっしょー三枚もあるし」



コナミ「当たり前だぜ、特訓の成果を見せてやれ!」



幸子「…………」


水霊術-「葵」
聖なるバリア -ミラーフォース-
ポセイドン・ウェーブ



幸子「…………」だらだらだらだらだら…



コナミ「いっけええええええええ!幸子!ウルトラCを見せてやれええええええ!!」



幸子「う、うるさいですわ!ちょっと考えます!」



幸子「……」



幸子(ミラーフォースは攻撃されたとき相手攻撃表示モンスターを破壊するカード、しかしトラップ…)




幸子「ポセイドンウェーブは攻撃を一回無効にするカード、しかしトラップ)



幸子(葵は水属性モンスターをリリースして相手の手札を一枚捨てるカード、しかしトラップ)



幸子「………だめだこりゃですわ」



コナミ「まさか幸子、手札全部トラップか?」



幸子「………ええ」



コナミ「どっひゃー!」



法子「マジで!やりー!周子」



周子「勝ちました~!」



コナミ「あーあ…」



幸子「くうう……」



コナミ「しかし運がいい」



幸子「なにがですの!最悪ですわまったく!」



コナミ「リバースカードをつかえ」



幸子「え?…」カチ



《リロード/Reload》 †
速攻魔法
自分の手札を全てデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキに加えた枚数分のカードをドローする。



コナミ「セカンドチャンスだ!」



幸子「!よくやったわコナミ」シャッ



法子「あーあ、やりなおしか」



周子「うまいこといかないものだねー」



幸子「手札を全て戻し……同じ数ドロー!」シャシャシャッ



コナミ「どうだ……」



幸子「………」


幸子「…!よし」



幸子「手札から魔法カード、死者蘇生!」バッ


《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。




コナミ「おお…」


幸子「蘇生させるのは、舌魚!」バッ




《舌魚/Tongyo》 †
通常モンスター
星4/水属性/魚族/攻1350/守 800
他の魚を長い舌で捕まえ、エネルギーを吸収する。


舌魚「ぎょー!」





周子「なんでしょ~」


法子「なんでそいつぅ?」



コナミ「舌魚でなにを…」


幸子「エサですわ!」



コナミ「エサだって…?」



幸子「魔法発動!大波小波」ばっ


《大波小波/Big Wave Small Wave》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する水属性モンスターを全て破壊する。
その後、破壊した数と同じ数まで手札から水属性モンスターを特殊召喚する事ができる。


幸子「舌魚を破壊して、シーラカンスを特殊召喚!」バッ



《超古深海王シーラカンス/Superancient Deepsea King Coelacanth》 †
効果モンスター
星7/水属性/魚族/攻2800/守2200
1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
デッキからレベル4以下の魚族モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃宣言できず、効果は無効化される。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが
カードの効果の対象になった時、
このカード以外の自分フィールド上の魚族モンスター1体をリリースする事で
その効果を無効にし破壊する。



シーラカンス「…」



コナミ「でたー!シーラカンス!」



幸子「ほほほほほほ!攻撃力2800、どうかしら!」



法子「すっげー態度の変わりよう」



周子「強そうだね~」



幸子「必殺効果が使えないのが惜しいですが…これで十分!」



幸子「シーラカンスでホルスの黒炎竜LV6を攻撃!」



シーラカンス「ざっぱーーーーーん!!」



法子「うおおおっ?」LP2900→2400


ザザザアアアアアアン……



コナミ「やった!ホルスのレベルアップを止めたぞ」



幸子「これでターンエンドです」手札0


コナミ「だが俺たち二人とも手札を失ったな…」



幸子「そのくらいなんてことないですわ!シーラカンスがいるのですから!」



法子「なんとかして周子ー」



周子「やってみる~、ドロー!」シュッ 手札3


周子「うーん…死者蘇生がよかったけど……」



周子「まあいいや、もう一回レベル調整を発動」バッ



《レベル調整/Level Modulation》 †
通常魔法
相手はカードを2枚ドローする。
自分の墓地に存在する「LV」を持つモンスター1体を、
召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できず
効果を発動及び適用する事もできない。



幸子「またですの?」シュッ 手札2


ホルス6「……」むくっ



コナミ「不死身かやろう…」


周子「そしてレベルアップを発動です」バッ


《レベルアップ!/Level Up!》 †
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つ
モンスター1体を墓地へ送り発動する。
そのカードに記されているモンスターを、
召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。




コナミ「!」


幸子「レベルアップ…てことは」


周子「ホルスLV6を墓地送りして、デッキからホルスLV8を特殊召喚!」バッ




ギュイイイイン


《ホルスの黒炎竜 LVレベル8/Horus the Black Flame Dragon LV8》 †
効果モンスター
星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守1800
このカードは通常召喚できない。
「ホルスの黒炎竜 LV6」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
魔法カードの発動を無効にし破壊する事ができる。



ホルス8「キュオォオオオオ」攻3000



コナミ「攻撃力3000!?シーラカンス抜かれてるぞ!」



幸子「し、しかも魔法トラップ両方封じられてしまった……」



法子「やりいーーー!」


周子「さらにボマードラゴンを召喚です~」バッ


《ボマー・ドラゴン/Exploder Dragon》 †
効果モンスター
星3/地属性/ドラゴン族/攻1000/守 0
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを破壊したモンスターを破壊する。
このカードの攻撃によって発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。


ボマー「くあああ」



ミスった ボマードラゴン召喚しなかったってことでおねがいします



法子「じゃあバトっちゃえ!」


周子「うん、わかったよー」


コナミ「やべえ……」


幸子「………くう」



周子「ホルスでシーラカンスを攻撃ー!」


ゴシャァアアアアアアアン!!


シーラカンス「!!!!?」ド―――ン! 攻2800


幸子「くううううううっ」LP3200→3000



周子「さらにクロキシアンでダイレクトアタック~!」


クロキシアン「ウォオオオオ!」攻2500



コナミ「ちょっ落ち着けクロキシアン!」



ド――――ン!


幸子「うくうううううっ……!」LP3000→2500


ザザザザザザッ

ミスった  幸子 LP3000→500 でした…




コナミ「クロキシアンめえええええ……!」



幸子「シ、シーラカンスが……」



周子「やったよーおねえちゃーん」



法子「ぐっじょぶ!」



周子「ターン終了~」手札0



コナミ「……俺のターン…か」



コナミ「……王宮のお触れ…あれがある限りトラップは使えない…」



コナミ「そしてホルスがいる限り、魔法も使えない」



コナミ「凌ぐならモンスターを守備で出すしかない…!」



幸子「無駄よ……上級モンスターが二体……片方に必ずやられる……」



幸子「相手のターンで新たなモンスターが出るかも…」


幸子「勝負は…決したわ……」



コナミ「いや……まだわかんねえだろ」



幸子「……」



法子「まだやる気ー?」



周子「どうかなー?」



幸子「まだわからないって……貴方ね…」



幸子「自分は関係ないからって…!そんな気楽な口を…」



コナミ「ドロー!」手札1


法子「きたねーかかってこいし」



コナミ「……モンスターをセットして、ターン終了!バッ



幸子「………かってにしなさい…」



法子「モンスターを引いたかー、リバース効果があったらまだ長引くかもねぇ」


法子「ドロー!」シュッ  手札1




コナミ「……」


幸子「……」



周子「でも慎重にねお姉ちゃん~、ペンギンソルジャーとかだったらまずいよー」



法子「まかせなってー」



法子「確かにそれだったらまずいよねー、可能性は0じゃないし」



法子「でっも安心しなよ周子、いいカード引いたし」



コナミ「!」



法子「クロキシアンをリリースして、雷帝ザボルグを召喚!」バッ


《雷帝ザボルグ/Zaborg the Thunder Monarch》 †
効果モンスター
星5/光属性/雷族/攻2400/守1000
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターを破壊する。



ザボルグ「ははははは!!」


コナミ「!?」



幸子「最悪だわ…」



コナミ「新たな帝か…!」



周子「このモンスターはアドバンス召喚時、モンスター一体を破壊するよ~」



コナミ「え!?うそ、マジで!?」



法子「そういうことだし、悪いけど、アタシらも全力でやれって言われてるから」



法子「効果発動!セットモンスターを破壊!」



ピッシャアァァァアアァ――――――ン!!!



ドゴオオオオオオン!!!


幸子「………」


社長「決まったな…」



シュウウウゥゥウウ…


法子「………!?」





コナミ「ラッキィーーーーーーーーー!!!」



幸子「!!?」



周子「ええ~?」



法子「ら、ラッキー?なにがだし…」



法子「とにかく場は空いた!ホルスでバトルだー!」



ホルス「………」


ホルス「………?」


法子「…は?」


ネコマネキング「……にゃー」



法子「ちょ…なんだしおまえ!?」



コナミ「こんなことがあるとは思わなかった……ネコマネキングは相手効果で破壊されたとき、相手ターンを終了する!」



《ネコマネキング/Neko Mane King》 †
効果モンスター
星1/地属性/獣族/攻 0/守 0
相手ターン中にこのカードが相手の魔法・罠・モンスターの効果によって
墓地に送られた時、相手ターンを終了する。



ネコマネ「にゃははははは」



法子「うっそーーー!?」



コナミ「完全に終わったと思ったわ……正直…」



幸子「ま、まさか……」



法子「くっそー、しくったー………」



周子「あらー……」



法子「ごめーん、ふつうにやっておくべきだった」



周子「しかたないよ~」



コナミ「とにかく、これで手札が二枚ある幸子のターンだ!」



周子「ううー、まさか番を回らせることになるなんて」



法子「ぐぐ……アンラッキーデ―だし……」





ここまででー


幸子手札2コナミ手札0  LP500  グラヴィテイバインド ツーマンセルバトル

法子手札0周子手札1 LP2400 ホルス8 ザボルグ  リバース1 王宮のお触れ 



幸子「しかし依然魔法トラップは使えないまま…」



幸子「どうすれば…」



コナミ「お前なら何とかできるはずだ!」



幸子「…そうですわね、私としたことが」



幸子「庶民に励まされることになるとは」



幸子「私のターン!」シュッ 手札3



法子「おもしれー、奴さんやる気が復活したみたいだわ」



周子「どきどきするね~」



幸子「…ふ、光鱗のトビウオを召喚!」バッ



《光鱗のトビウオ/Golden Flying Fish》 †
効果モンスター
星4/光属性/魚族/攻1700/守1000
自分フィールド上に存在するこのカード以外の魚族モンスター1体をリリースして発動する。
フィールド上のカード1枚を破壊する。



トビウオ「ぴちぴち」攻1700



幸子「さらに手札のシャーク・サッカーは、魚族の召喚に成功した時特殊召喚できる!」バッ



《シャーク・サッカー/Shark Stickers》 †
効果モンスター
星3/水属性/魚族/攻 200/守1000
自分フィールド上に魚族・海竜族・水族モンスターが召喚・特殊召喚された時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードはシンクロ素材とする事はできない。


シャークサッカー「サッカー!」攻200



法子「おもしろ、小魚がいっぱい出てきたし」



幸子「トビウオの効果発動!自分フィールドの魚族をリリースすることで、フィールドのカードを一枚破壊するわ!」



幸子「シャークサッカーをリリースして、ホルスの黒炎竜LV8を破壊!」



バシュ―――――――ン!!!



ホルス8「キャアアァアアアア!!?」ド―――――ン



コナミ「しゃあああーーーーーーー!」



法子「うっわマジかー!」





周子「あら~魔法の制限がなくなっちゃいました」



幸子「そして私は、貪欲な壷を発動!」バッ


《貪欲な壺つぼ/Pot of Avarice》 †
通常魔法(制限カード)
自分の墓地のモンスター5体を選択して発動できる。
選択したモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキからカードを2枚ドローする。



幸子「墓地のシャークサッカー、軍隊ピラニア、舌魚、急降下ボム、魔物の狩人をデッキに戻し……」シュシュシュ



コナミ「あ、終わったら返せよ」



幸子「当たり前ですわ!その後二枚ドロー!」シュッ  手札2



法子「まだトラップの呪縛は残ってるよ」



コナミ「まさか……またトラップだらけに……?」



幸子「……永続魔法、異次元海溝を発動!」


《異次元海溝/Different Dimension Deepsea Trench》 †
永続魔法
このカードの発動時に、自分の手札・フィールド上・墓地の
水属性モンスター1体を選んでゲームから除外する。
その後、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊された時、
このカードの効果で除外したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。



ゴポポポポポポオオオオ……




幸子「墓地のシーラカンスを除外します」シュッ



幸子「この異次元海溝が破壊されたとき、除外したモンスターをフィールドに特殊召喚できる」



法子「ええーマジ?まさか………」



幸子「速攻魔法、サイクロンを発動!」ガッ


《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。



コナミ「おお……」


ギュルルルルルルルル!!!!



幸子「破壊するのは、異次元海溝!」



バアァァ―――――――――ン!



シーラカンス「ぶくぶくぶくぶくぶくぶく」攻2800



コナミ「来たー!再びシーラカンス!」



法子「うっわー…」



幸子「バトルフェイズ、ザボルグをシーラカンスで攻撃!」


ザバアアアアアアアアアアン!!



法子「うっひゃーーーーー!?」LP2400→2000



幸子「さらに光鱗のトビウオで直接攻撃!」



トビウオ「ざぱーーーーーーん!」攻1700



法子「やばいやばーい!」LP2000→300



シュゥゥゥウウ……



コナミ「ああー…惜しい」



幸子「……ターン終了です」手札0




法子「やばいよ周子ー!」



周子「うーん………」



周子「私のターンです~」シュッ 手札2



コナミ「もういい…なにもするな……もう充分だ…やめろ…」



幸子「…………」



周子「……モンスターをセットしてターン終了です~」バッ 手札1



コナミ「!よし、俺のターン」シュッ 手札1



コナミ「これで終わらせる!」



幸子「待ちなさい庶民、最後まで警戒を怠ったらなりませんわ!」



コナミ「おっと…そうだな」




コナミ「あのセットモンスター……なにかあるな」






幸子「シーラカンスをリリースしてトビウオで破壊してしまいなさい」



コナミ「いや、もしかしたらそっちが罠かも…ネコマネキングみたいに……」



幸子「あんなもの超たまたまですわ!ふつうはリバース効果を警戒するのよ!」




コナミ「そ、そうか……!よし、シーラカンスをりリースして、トビウオの効果発動!」



コナミ「セットモンスターを破壊する!」バッ




ドキュ――――――――――――――――ン!!



マシュマロン「マッシュマロン!?}ゴシャー――――ン!!



コナミ「なんだあれは?」



幸子「…………………危ないところだったわ…」



周子「やっぱりだめだったよー、お姉ちゃん」



法子「くっそー!」





コナミ「障害が消えたところで、光鱗のトビウオでダイレクトアタックだ!」



トビウオ「シュア―――――――!」攻1700



周子「きゃーーーーーーーーーー」LP300→0ピー――――――



法子「あちゃーーーーー……負けちったー」



幸子「や、やりましたわーーーーーー!」



コナミ「しゃーーーーーーーーー!俺たちの勝ちだ!」



幸子「勝てた……はああ………こ、腰抜けましたわ………」くたっ



コナミ「いやーよかったよかった…」



周子「ごめんねおねえちゃーん…」



法子「まあー、なんとかなるっしょ」



社長「…」





…………



社長「………」


法子「ごっめーん社長!負けちゃったわ」



周子「うう~」



コナミ「勝ちましたー!」



じいや「幸子様…おめでとうございます」



幸子「じいや……ありがとう」



ざっざっざ…


幸子「お父様…」


社長「……約束は守る…見合い話は白紙に戻そう」



幸子「そうしていただくと助かります」



社長「………だが、これで終わったと思うな、幸子」



スタスタスタ……   ウィーーーーン 



法子「あ、ちょっと社長、アタシたちは?」



周子「解散かなー?」





法子「あ、さっちゃーん、なんかおめでとー、素直に祝福しとくよー」



幸子「さっちゃんじゃないですわ!ゆきこだからゆっちゃんです!いや、そもそもちゃんづけで呼ばないでもらえます!?」


法子「ははーおもろ、周子ー、いこっか」


周子「はーい、失礼しますね~」



コナミ「ああ、もう行くのか」


じいや「社長は忙しいですから…」



幸子「ふう……しかし最後に意味深なことを言ってましたわね」


幸子「これで終わったと思うなとか…」



コナミ「まあ深読みすんなよ、一件落着だろ」



幸子「…そうですね」


じいや「コナミさん…お嬢様の味方をしてくださって本当にありがとうございました…」



コナミ「ふ………あたりまえじゃないか………仲間だからな」


じいや「感激いたしました…!」




幸子「私も、コナミに感謝しますわ」



幸子「あなたがいたから勝つことができた、ありがとうございます」



コナミ「素直にお礼ができるのはいいことだな」



幸子「ふ……当り前ですわ、これでも令嬢なのだから」



コナミ「サティスファクションタウンにも遊びにいってやれよ」



コナミ「じゃあ、用も済んだことだし、俺も帰ろうかな」



じいや「おまちください、ご一緒に食事でもいかがでしょう?」



コナミ「まじで?いいの」



幸子「勿論ですわ、ぜひ、強制はしませんが」



コナミ「じゃあ行くよ、絶対行くわ」



幸子「それではじいや、車をお願いできます?」



じいや「はっ」





……………………………………


車内


ブオオオオオオォ―――――――――



コナミ「車もいいな、Dホイールよりゆっくりできる」



幸子「そうですわね、Dホイールはあなたのアパートに後で届けておきますわ」



コナミ「悪いなー」



幸子「いえこの程度、コナミには返せないほどの恩がありますから」



じいや「そうです、コナミ様はゆっくりなさってください」



幸子「なにか困ったことがあったら言ってください、海野財閥総力で力になりますわ」



コナミ「おおお……なんかすげえ」



コナミ「それならアドレス交換しておこうぜ」スッ



幸子「そうですわね」





……………


ブオオオオオオ―――――――



コナミ「………」



幸子「………」




コナミ「そういえばよ」


幸子「?」



コナミ「アカデミアの奴らとは連絡とってんのか?」


幸子「いえ…このまえツァンさんに電話したくらいですわ」



コナミ「そうか……同窓会とかしないのか?」



幸子「同窓会……あのクラスをまとめられる人間がいませんからね…」



コナミ「あいつに任せれば、麗華、あいつならみんな集められるだろ」



幸子「…………麗華?だれです?」



コナミ「……は?」





コナミ「麗華って、原だよ、委員長」



幸子「……覚えがありませんが」



コナミ「なにいってんだよ、雪乃とかナオミとか、よく怒鳴られてたじゃねえか」



幸子「雪乃……というのは藤原さんでしたわね、そんな人、いたかしら」



コナミ「おーい、仕事が忙しくてクラスメイト忘れちまったのか?」



幸子「む、失礼な…私は記憶力には自信があるのよ、忘れるなんてありえませんわ」



コナミ「いやいや」



幸子「今出たナオミ?さんも知りませんわ、そんな名前のクラスメイトいました?」



コナミ「ナオミは忘れるなよお前ー!あの同性愛者のおもしれ―奴だよ!」



幸子「………??」


コナミ「……………」





コナミ「………」



幸子「コナミ、疲れてるんじゃないかしら?」



コナミ「……ちょっとまってくれ、電話していいか?」



幸子「ああ、どうぞ」


コナミ「……」ピッ


プルルルルルル……



ピッ


雪乃『どうしたのかしらコナミ?お姉さんの声を聴きたくなった?ふふ』



コナミ「よーう」


雪乃『仕事の連絡?』



コナミ「いや、ちょっと聞きたいことがあってな」



雪乃『あら、なにかしら?』



コナミ「お前最近委員長と連絡とったか?」





雪乃『………いいえ』



コナミ「そうか、最後にあったのいつか覚えてるか?」



雪乃『……委員長というのは?』



コナミ「麗華だよ」



雪乃『……………』


雪乃『ふふ……コナミ、面白いこと言うわね』


コナミ「はははは、あまり馬が合わなかったもんな」



雪乃『また私に黙って新しい女の子と仲良くなったのね』



コナミ「……おい?」



雪乃『その麗華って娘とはどれくらい仲良いのかしら?」


雪乃『名前で呼んでるってことは、結構親密よね』



コナミ「ちょっとまてよ」



雪乃『明日、詳しく聞かせてもらおうかしら、ふふふ』





コナミ「判断がムズイぞ、ギャグでいってんのか?」



雪乃『ギャグ?なんのことかしら』




……………


コナミ「………了解ー、明日9時に迎えに行けばいいのな」


コナミ「じゃあ、またなー」



ピッ


コナミ「…………」



幸子「どうしました?」


コナミ「いや、仕事の話だよ」



幸子「ふふふふ……貴方が仕事の話……変わったものね」



コナミ「うるせーよ、こう見えて社会人だからな」



コナミ「…………………」


ここまででー




次の日



ブオオオオオオ――――――――



コナミ「ふあぁ…」



雪乃「今日の撮影はネオドミノシティカジノで行うわ、場所は分かる?」



コナミ「任せろ、調べたからばっちりだ」



コナミ「それにしてもカジノで撮影って…どういうことだよ」



雪乃「ふふ……そういう趣向もあるのよ」



コナミ「へー……」



ブオオーーーーーーーーーー 



……………





ネオドミノシティカジノ



「藤原雪乃さんはいりまーす」


ぱちぱちぱちぱちぱち



雪乃「それじゃあ行ってくるわね」



コナミ「行ってらっしゃい」



コナミ「………撮影終了まで5時間くらいあるな…」



コナミ「昨日のこと誰かに相談したいが、途中で消えると雪乃怒るからな…」



コナミ「見て回るか…」スタスタスタ



………………


コナミ「意外とにぎわってんな…昼なのに」


コナミ「ギャンブルなんてやったことないし…」



コナミ「やってみるか、何事も経験だ!」




………………………………


コナミ「とりあえず二万円下ろして、チップに変えた…」



コナミ「WRGPの優勝賞金の残りだなこれ……ドキドキしてきた」



コナミ「どれやってみようかなー……」



コナミ「…ん?なんだこれ」



ミスティ「それはルーレットよ、ディーラーが放った球が赤と黒どっちに入るか、などを予測するゲームね」



コナミ「!うお……ミスティ…」



ミスティ「はぁい、久しぶりねトビー、いやコナミ」



コナミ「ネオドミノシティに来てたのか……」


コナミ「トビーじゃねえし…」



ミスティ「このカジノで撮影があってね」




コナミ「撮影か、雪乃もだよ」


ミスティ「へえ、ところで勝負、する気なのかしら?」



コナミ「ああ、まあ二万円分くらいな」



ミスティ「それくらいなら平気ね、あまりはまりすぎて破産なんてしたらかわいそうだもの」



コナミ「流石にそんなにやらねーよ、これっきりだ」



コナミ「とりあえずルーレットをやろうと思う」



ミスティ「ふふ、がんばってね」



スタスタ…



ディーラー「では、いきます」


シャッ


シャ―――――――――――



コナミ「あ、もう投げられちまった、次ゲームまで待つか」



ミスティ「あら…」






コナミ「そういえば…ミスティって有名人なのに人集まってこないな」



ミスティ「このカジノに来る人はほとんどがそれなりに名があるから、そんな珍しい事じゃないわ」



コナミ「ほー…俺は普通じゃ入れないような場所だったのか、確かにみんな正装してる」



コナミ「やっべ……居づらくなってきた…」



ミスティ「あなたのほうが注目浴びてるわね、ふふふ…」



……………



シャッ



コナミ「あ…!話し込んでたら…また玉投げられちまった」


コナミ「また待つか…」



ミスティ「…でもコナミ、まだ間に合うわよ、ストップがかかるまでがベットタイムだから」



コナミ「え……でもそれじゃ楽勝じゃね?」



ミスティ「なぜ?」




コナミ「玉の軌道とスピードと角度をみればどの色に入るかなんて予測できるだろ」



ミスティ「…まさか、やってみてくれる?」



コナミ「まだ賭けていいんだな?それなら…」



シャ――――――――――――――――――――――


コナミ「……黒の13に一万!」サッ



ミスティ「………」


シャ――――――――――――――――



シャ――――――


コロコロコロコロ…



黒13「○」ゴトッ





コナミ「おらあああああ!!」



ミスティ「まさか……!」



コナミ「これって何倍だ…?」



ミスティ「数字一点張り…ストレートアップは36倍よ」



コナミ「ってことはー……」カシャカシャカシャ



1×36=36万




コナミ「う……うそーーーー!?」じゃらじゃらじゃらじゃらじゃら



ミスティ「すごいわね……まさか本当に」



コナミ「ちょ、ちょっと待って……足が笑いはじめた……」がくがく



ミスティ「数十秒で36万…」



コナミ「わかった!いうな、落ち着かせろ………」




…………


ミスティ「なぜやめてしまうの?あなたにとっては大チャンスなのではないかしら?」



コナミ「いや………次は当てられそうにねえ、目が泳いで泳いで」



コナミ「まさか……こんなことになるとは」37万封筒←換金した



コナミ「ほしかったあのパーツもあのパーツも買えるなー、へへへー」



ミスティ「あなたがいいのならいいけど…」



…………………………



ミスティ「……あら、そろそろ帰る時間だわ」


コナミ「おお、そうか」


ミスティ「ありがとうコナミ、今日は楽しかったわ」



コナミ「またな」



コナミ「あ……ちょっと待ってくれ」



ミスティ「?」



コナミ「最近、なんかあったか?」



ミスティ「?なにかとは…」



コナミ「なんか…知り合いが消えたとか」



ミスティ「いえ、そんなことはないわ」



コナミ「そうか、わかった…」



ミスティ「ああ、でも、物覚えがちょっと悪くなったかも…」


コナミ「……」


ミスティ「誰かを呼ぼう……と、思ったのに誰だかが分からなかったり」



ミスティ「ふふ、恥ずかしい話ね」



コナミ「………そうか…」



………………………


コナミ「………」



コナミ「……zzzz…」



コナミ「z……」



雪乃「コナミ、起きなさい、コナミ」ゆさゆさ



コナミ「ん……?ふぁあ…寝てたか」



雪乃「まったく、私が迎えに行くことになるなんて、逆よふつうは」



コナミ「すまねえな……撮影は終わったのか?」



雪乃「ええ、帰りましょう」



コナミ「そうだな、帰り、ファミレスにでも行くか?おごってやるよ」



雪乃「あら………雨が降るわよ、そんなこと言うと」



コナミ「安心しな、ふふふふふ……」



コナミ「……」



………………


別の日  とあるデュエルスタジアム



わーーーーーーーーーーーーーーわーーーーーーーー!!



「皆さんお待たせいたしました!これよりライディングデュエルアトランティス大会!チーム戦を始めまーす!!」



うおおおおーーーーーーー!!!

おおおーーーーーー!


「今回は去年大会優勝の、チームユニコーンも来てくれたぞーーーーー!!!」



うおおおおおお!!!


………………



控室



ジャン「ふふ……すごい歓声だな」



ブレオ「そうだな、こりゃ負けられねえぜ」



ジャン「なに…俺たちは俺たちの戦術を貫くだけさ」



ブレオ「ああ、信頼してるさ」



ジャン「すでに敵チームの戦術は丸裸だ、そうだろう?」



ブレオ「そうだな、データなら全部入ってるぜ」



ジャン「ふふ……ブレオの計算…俺の作戦……」



ブレオ「…」



ジャン「そして………」



ブレオ「そして…?」



ジャン「…………」




ジャン「ふ、いやすまない、何でもない」



ブレオ「おいおい、しっかりしてくれよ」





ジャン「俺とブレオ、二人の力があれば絶対に勝てる」



ブレオ「ああ!」



ジャン「…………ところで、あいつはまだ来ないのか?」



ブレオ「あいつって?」


ジャン「…………」



ジャン「………う…すまない、何でもない」



ブレオ「大丈夫かジャン……?」



ジャン「ああ……少し疲れているのかもな」



ブレオ「安心してくれ、お前の調子が悪いなら俺がフォローするさ」



ジャン「ああ、頼むよ」



ブレオ「行こうぜ、俺たち二人の力を見せつけに!」



ジャン「よし、行こう……!」



ある日


ハラルドの屋敷

ベランダ



ハラルド「…………」ゴク…



ハラルド「……ふう」



ハラルド「素晴らしい自然…そして平和だ」



ハラルド「…ふふ、今度ブレイブやバラガンたちの所に顔を出してみるか…」ゴク…



スタスタスタ



セバスチャン「ハラルド様、紅茶のおかわりを…」



ハラルド「ああ、ありがとう…」


バラガン・・・?
大丈夫かルーンの瞳



セバスチャン「は………」



ハラルド「………」



ハラルド「………待て、君は誰だ」



セバスチャン「は…?ハラルド様、何を…?」



ハラルド「セバスチャンをどうした?」ザッ



セバスチャン「おっしゃってる意味が…私は私で…」



ハラルド「残念だが、我がルーンの瞳は隠し事を見抜く………君の変装は無力だ」



セバスチャン「………」



ハラルド「もう一度聞こうか、セバスチャンをどうした…?」



セバスチャン「………流石はルーンの瞳…侮っていたよ」





ハラルド「………」


セバスチャン「まさか見破られるとはね…」



ハラルド「どういうことだ…変装というレベルではない、身体的特徴そのままだ…」



ハラルド「ルーンの瞳がなければ看破不可能なほど」



ばららららららららっ


ハラルド「!?」



「ふう………質問の答えだが、彼なら虚無の世界に旅立ったよ」



ハラルド「………君は何者だ…」



「私か……どう言ったものかな」



「真実を告げる者……トゥルーマン、ミスターT、とでも言っておこうか」



ハラルド「…………………」



ミスターT「残念だが助けは来ないよ、皆、眠りについた」



ここまででー

>>855
ドラガンでしたー すまん




ハラルド「執事たちも全員か…」



ミスターT「悲しむことはないよ、彼らは救われたのだ」



ハラルド「どういうことだ…」



ミスターT「ダークネスの世界には争いは存在しない、あるのは平等な喜びや悲しみ…」



ミスターT「君も来るといい、いままで味わったことのない幸福感が待っているぞ」



ハラルド「…………」



ハラルド「君が只者ではないということは分かった…イリアステルとは関係があるのか?」



ミスターT「イリアステル?我々は彼らとは関係はない、我々は素晴らしい世界に案内したいだけさ」



ハラルド「……………」



ハラルド「君からは危険な予感がする、このまま野放しにはできない」



ミスターT「ほう………」




ハラルド「デュエルだ、神の力を見せてやる」



ミスターT「ふふ、面白いな…まさか君から言い出してくれるとは」



ぼぼぼぼぼぼっ



ミスターT「受けてたとう、ルーンの瞳の力見せてくれ」ガシャ―――ン




ハラルド「……!」カシャン




ハラルド「君の体……なんだ…カードでできているのか…」



ミスターT「ふふふ、どうかな……」



ハラルド「……いくぞ、デュエルだ!」LP4000



ミスターT「ふふふふふふふ………」LP4000







ハラルド「私のターン、カードを一枚セットしてターン終了」バッ 手札4




ミスターT「モンスターを出さないで、どうしたのかな?」




ミスターT「私のターン」シュッ  手札6




ミスターT「ダークアーキタイプを召喚」バッ



ダーク・アーキタイプ
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1400/守400
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
その戦闘で自分が受けた戦闘ダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスター1体をデッキから特殊召喚する事ができる。


ダークアーキタイプ「キュウウウゥ…」



ハラルド「……」



ミスターT「ふふ、この攻撃を止められるかな、私のバトルフェイズだ」



ミスターT「いけ、ダークアーキタイプ!ダイレクトアタックだ!」



ダークアーキタイプ「きゅああああ!」


ドキュ―――――――ン



ハラルド「うぐっ…………!」LP4000→2600  ドドドオオッ…



ミスターT「カードを三枚セットしてターン終了だ」バッ  手札2





ハラルド「く……私のターンだ!」シュッ  手札5



ミスターT「さあ、本気を見せてくれ」



ミスターT「だがこのままでは、神を見ることなく終わってしまうかもしれないね」



ハラルド「トラップ発動、神の桎梏グレイプニル」カチ



《神の桎梏グレイプニル/Gleipnir, the Fetters of Fenrir》 †
通常罠
自分のデッキから「極星」と名のついたモンスター1体を手札に加える。




ハラルド「デッキから極星モンスターを手札に加える、私が加えるのは極星天ヴァルキュリア」シュッ




ハラルド「私は極星天ヴァルキュリアを召喚!」バッ



《極星天ヴァルキュリア/Valkyrie of the Nordic Ascendant》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/光属性/天使族/攻 400/守 800
このカードが召喚に成功した時、相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にこのカード以外のカードが存在しない場合、
手札の「極星」と名のついたモンスター2体をゲームから除外して発動する事ができる。
自分フィールド上に「エインヘリアル・トークン」
(戦士族・地・星4・攻/守1000)2体を守備表示で特殊召喚する。


ヴァルキュリア「はっ」攻400






ハラルド「ヴァルキュリアの効果発動!手札の極星モンスター二体を除外することでエインペリアルトークンを二体特殊召喚する!」  サッ  手札3



ハラルド「テュールとミーミルを除外」



エインペリアル×2「ふあああ…」


ミスターT「なに……!」



ハラルド「神の姿なら見せてあげよう…私は☆4のエインペリアルトークン二体に☆2のヴァルキュリアをチューニング!」バッ


☆4+☆4+☆2=☆10  カアッ



ミスターT「まさか……こんなに早く神を…」



ハラルド「北辰の空にありて、全知全能を司る皇よ!今こそ星界の神々を束ね、その威光を示せ」



ハラルド「シンクロ召喚!最高神、オーディン!」


ズキュ―――――――ン!!



《極神聖帝オーディン》
シンクロ・効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守3500
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードがフィールド上表側表示で存在する場合、幻神獣族モンスターへの魔法・罠カードの効果を無効にする事ができる。フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊され墓地に送られた場合、エンドフェイズ時に墓地から自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。この効果で特殊召喚に成功した時、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる


オーディン「………」ゴゴゴゴ…






ミスターT「ぬう……巨大なモンスター…!」



ハラルド「神の能力はインフルエンスオブルーン!神への魔法トラップを無効にすることができる」



ハラルド「君の伏せカードは通用しない!」



ミスターT「ぬううう………」



ミスターT(仕方ない…ダークアーキタイプの効果で後に繋ぐか…)




ハラルド「神は怒っている、君たちを許しはしないと」



ミスターT「ほほう…」



ハラルド「装備カード、巨大化を発動」ガッ



《巨大化/Megamorph》 †
装備魔法
自分のライフポイントが相手より少ない場合、
装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
自分のライフポイントが相手より多い場合、
装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を半分にした数値になる。


ミスターT「なに…!?」





ハラルド「オーディンの攻撃力は二倍となる、よって8000P」



オーディン「…………!」攻4000→8000  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



ミスターT「攻撃力8000だと!」



ハラルド「怒れる神の一撃は、その程度のモンスターでは受け切れはしない」



アーキタイプ「……」攻1400



ハラルド「行け、オーディン!ダークアーキタイプを攻撃、ヘヴンズジャッジメンント!!」



オーディン「………」ズズズズズズズ……



ゴオオオオオオオオ………!!



ドガシャ――――――――――ン!!!




ミスターT「おあああああーーーーー!!?」LP4000→0ピー―――――



バラララララララララアアッ






ハラルド「!奴がカードに……」



ヒュウウウウウ…………


「やはりかなりやるようだね……私では勝てなかった……」



ハラルド「く……どこにいる…?」



「ふふ…だが戦いは始まったばかり……いずれは世界がダークネスに包まれる…」



「遅いか…早いかの違いだけだ……」



ハラルド「……」



「おっと……別の私から連絡が入ったよ、ふふふふ…」



「君の仲間たち…二人とも我々の世界を受け入れたそうだ」



ハラルド「!ブレイブと、ドラガンが………バカな…」






ハラルド「君のようなデュエリストに後れを取る者たちではない…!」



「ふふふふ……私よりはるかにレベルが上の私がいるのさ…」



「どうやら君は、記憶を奪うことができないようだな…やっかいだ」



「次は、レベルの高い私が出向こう…楽しみにしていてくれ、ふふふふふ」



ザアアアッ……!!



ハラルド「!………」



ハラルド「……気配が消えた…」



ハラルド「何が起きているんだ……」



ハラルド「ブレイブ……ドラガン…!本当に君たちは…」



ハラルド「確かめに行かねば……!ジェット機はあるはずだ…」





……………………


ネオドミノシティ


ポッポタイム


ブオオォオオ――――――――――――!!!


キキィイイイッ



コナミ「ふう……」


スタスタ


コナミ「遊星、いるか?」コンコン



シ――――ン


コナミ「遊星……?」


コンコン


シ―――ン



コナミ「……!まさか…」



コナミ「おい!遊星!」ガンガン



ゾラ「うるさいよコナミ!扉が壊れちまうよ」



コナミ「あ!ゾラ、遊星は……?」




ゾラ「ああ………?」



コナミ「………」


ゾラ「遊星ちゃんなら旅行中だよ、あと一週間くらいかね」



コナミ「ああー………なんだ、そうか」



コナミ「びっくりしたわ……旅行か…誰といったんだろうな…フォーチュンカップの時のあいつらかな」



コナミ「いないなら仕方ない…出直すか」スタスタ



ブオオォ―――――――――――!!!


コナミ「!」







コナミ「この滑走音は…」



キキイイイッ



コナミ「……」



遊星「ふう………」ウイーンかぽっ




コナミ「遊星ー!」



遊星「コナミか、なぜここに?」



コナミ「いや…ていうかなんで?まだ旅行中のはずじゃないのか…」



遊星「ああ……」



遊星「なんというか…胸騒ぎがしたんだ、だから急いで帰ってきたんだが」



コナミ「お前もか」



遊星「どういうことだコナミ……?」




……………………


ガレージ内



遊星「人間が消えているだと…?」



コナミ「ああ……存在ごと消えてるんだ……」



遊星「存在ごと……」



コナミ「どういうわけか消えた人間の事をみんな忘れてやがる、集団催眠かっつーの」



コナミ「悪い夢のようだ…」



遊星「そうか……もしかすると」ゴソ…



ゴトッ


遊星「コナミ、このカメラを見てくれ」


コナミ「ん……?」




コナミ「なんだ?」



遊星「俺が旅行に行った際に撮った写真が記録されてるんだが…」



コナミ「……」ぴ…



コナミ「なんか変だな、遊星一人だけしか映ってないのにピントがずれてる」



遊星「ああ……」



遊星「変なんだ…俺は、この旅行……誰かと一緒に行ったはずなんだ…」



コナミ「!」



遊星「記憶が間違っているのか……?この写真を見ると……」



遊星「誰か………大切な仲間を失ったような………」



コナミ「遊星………まさかお前も覚えてないのか……」



遊星「わからない………」




コナミ「てっきり……シグナ―パワーで覚えてるものと…」



遊星「シグナ―の証である痣は…あの旅立ちの日に赤き竜が回収した…」



遊星「今の俺たちに、シグナ―としての力はない…」



コナミ「そうか…………」



遊星「コナミ…お前は消えた者たちを…覚えているのか?」



コナミ「ああ……たぶん銀龍やトレスラグーンのおかげだ……これまでも異常事態に助けてくれたしな」



遊星「そうか……」



コナミ(カイバーマン様様だぜ……)



コナミ「しかしお前が一緒に旅行に行くような奴か……限られてるよなぁ…」


コナミ「氷室とかじゃねえ?」



遊星「!」




遊星「氷室……」



遊星「………く…」



コナミ「あと矢薙っていうじいさんもいたよな」



遊星「……じいさん……!……」



遊星「…俺の……!大切な仲間…………!」



コナミ「お…!ま、まさかそうなのか……思い出したのか…?」



遊星「顔は思い出せない………だが……胸を刺す悲しみは…」



遊星「…もし記憶が奪われているというなら……!俺は許さない……」



遊星「絆を奪い……!記憶を消す奴なんて……!」



コナミ「………まさか…写真からも消えてるなんて…」ピッピッピ……



ここまででー


次回 ミスターTが強襲!  相手を決めよう

1 ジャック
2 クロウ
3 アキ 
4 龍亞
5 龍可

>>894

1



コナミ「しかしこれからどうする?」



遊星「そうだな……ジャックたちに連絡してみよう…」




……………………………



某スタジアム



ジャック「どういうことだ!大会が中止とは!?」



「すいません………」



ジャック「説明をせんか!」



「その……変なんです、我々もなぜこんなことになるのか……」



ジャック「なにがあったというのだ……」



「トーナメント表を制作したと思ったら、所々穴が開いていたり…運営のスタッフが全然足りなかったり…」



ジャック「それは貴様らが費用をケチっているだけだろう!」



「そ。そんなことはないです…不手際が無いように集めたはずなんです!」






ジャック「く………」



「なぜこんなことになったのか……私にも…」


ジャック「もういい!付き合ってられるか!」ザッ



…………


ジャック「……」ザッザッザッザッザ…



ジャック「真のキングになるという俺の目標…こんなところで足踏みしている場合ではないというのに」



ジャック「くそ……!」


ヒュゥ―――――――………



ジャック「……ずいぶん静かだな…この辺はもう少しにぎわっていたはずだが……」



ダァァァァァクネェェぇェェェェス……



ジャック「!…」



ダァァァァァクネェェェェェェェス……



ジャック「なんだ……?」



ダァァァァァクネェェェェェェェェェス……



ジャック「………」



ダァァァァァァァクネェェェェェェェェェス……



ジャック「おい!何者だ出てこい!」



バララララララララララッ



ジャック「…!なんだ……カードの束か…」



シュウウウゥゥウウウ…



ミスターT「やあ、ジャック・アトラス」



ジャック「……何者だキサマは」





ミスターT「私はミスターT、真実を告げるものさ」




ジャック「真実を告げる?何を言っている!」



ミスターT「ふふふ………」



ジャック「俺はそういう回りくどい表現をする奴が大嫌いなのだ、用があるならさっさと言わんか!」



ミスターT「君を素晴らしい世界へ招待しようと思ってね」



ジャック「……宗教の勧誘なら別の奴にしろ」ザッ



ミスターT2「待ちたまえ」ヌ゛ルン



ジャック「!?な………同じ奴が二人……?」



ミスターT「ふふ…」



ジャック「貴様ら一体!?」



ミスターT「きみは虚しくはないのかね?」



表現上ミスターTが同じ場面に複数出てきた場合出てきた順に2、3、4…ってかんじで番号つけていきます




ジャック「何を言っている……」




ミスターT「君の人生は今まで闘いの連続だった…」



ミスターT「サテライト時代…キング時代と負けることのできぬ戦いの連続」



ミスターT「ダークシグナーや、イリアステルとの戦いでは命を何度も賭けてきた」



ミスターT「疲れてはいまいか?」



ジャック「貴様俺の過去を……ダークシグナーやイリアステルのことまで……!」



ジャック「只者ではないな!」



ミスターT「まだ戦うというのか…?」



ミスターT「君の心は悲鳴を上げているのではないか?」



ジャック「何…」





ミスターT「素直になってくれ、我々は君を救いたい」



ミスターT「ダークネスと一体化すればもう戦わないでいい」



ミスターT「争うことなどないのだ…」



ジャック「…」



ミスターT「さあ……」



ジャック「くだらない話は終わりか?」



ミスターT「…」



ジャック「このジャック・アトラス、戦いの中でのみ生を感じるのだ!」



ジャック「貴様の言う争いのない世界があるというのなら、それは俺にとって紅蓮地獄以上の地獄!」



ジャック「死んでも行くものか!」



ミスターT「そうか…残念だよ」








ジャック「すべてじゃべってもらおう、貴様の正体、目的!」



ミスターT「ふふ……ではデュエルで決着をつけようか」



ジャック「なに、デュエルだと…」



ミスターT「ふふ…」ぼぼぼぼっ




ミスターT「力づくで連れていくしかないようだ」カシャッ




ジャック「望むところ!化けの皮をひん剥いてやる!」カシャッ



ミスターT2「ダァァァァァァクネェェェス…」



ジャック「貴様は黙っていろ!」



ジャック「デュエルだ!」LP4000


ミスターT「……」LP4000




ミスターT「私のターン、ダークアーキタイプを召喚!」バッ



ダーク・アーキタイプ
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1400/守400
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
その戦闘で自分が受けた戦闘ダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスター1体をデッキから特殊召喚する事ができる。



アーキタイプ「ケケ…」攻1400



ジャック「……」



ミスターT「カードを二枚セットしてターン終了だ」手札2



ジャック「俺のターン!」シュッ  手札6



ジャック「俺に挑んだことを後悔させてやる…!あらわれろバイス・ドラゴン!」バッ



《バイス・ドラゴン/Vice Dragon》 †
効果モンスター
星5/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守2400
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。



バイスドラゴン「キュオオオ」攻1000



ジャック「バイスドラゴンは相手フィールドにのみモンスターがいるとき特殊召喚できる」





ジャック「さらにダークリゾネーターを召喚!」バッ



《ダーク・リゾネーター/Dark Resonator》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/悪魔族/攻1300/守 300
このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。



ダークリゾネーター「ケケケケ」



ミスターT「ほお…」



ジャック「☆5のバイスドラゴンに☆3のダークリゾネーターをチューニング!」バッ



キュインキュインキュイン




☆5+☆3=☆8  カァッ



ジャック「王者の鼓動、今ここに列をなす、天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!」



ジャック「我が魂、レッドデーモンズドラゴン!」バッ



《レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを攻撃した場合、
そのダメージ計算後に相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを全て破壊する。
自分のエンドフェイズ時にこのカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールド上のモンスターを全て破壊する。





レッドデーモンズ「オオオオオオオ!」攻3000



ミスターT「これがレッドデーモンズドラゴンか…」



ジャック「そうだ、キングのモンスターだ!」


ジャック「喰らえ

途中送信しました すまぬ




レッドデーモンズ「オオオオオオオ!」攻3000  



ミスターT「これがレッドデーモンズドラゴンか…」



ジャック「そうだ、キングのモンスターだ!」



ジャック「喰らえ 、灼熱のクリムゾン・ヘルフレア!」



ズッドオオ―――――――――――!!!



ダークアーキタイプ「ケエエエエ……!?」攻1400



ミスターT「うおおおおお……」LP4000→2400 ザザアアアアッ



ミスターT「だが…ダークアーキタイプが破壊されたことで効果発動!デッキからデコイドラゴンを攻撃表示で特殊召喚!」バッ



《デコイドラゴン/Decoy Dragon》 †
効果モンスター
星2/炎属性/ドラゴン族/攻 300/守 200
このカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
自分の墓地のレベル7以上のドラゴン族モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを特殊召喚し、
攻撃対象をそのモンスターに移し替えてダメージ計算を行う。




ジャック「キングの力を思い知ったか、カードを二枚セットしてターン終了だ」バッ 手札2







ミスターT「おっと、エンドフェイズに速攻魔法を使おう」カチ



《スケープ・ゴート/Scapegoat》 †
速攻魔法
このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)
4体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリース
できない。



羊トークン×4「ふぃー」



ジャック「なに……?」



ミスターT「私のターン」シュッ 手札3



ミスターT「トラップ発動」カチ



《竜の血族/D.Tribe》 †
通常罠
自分フィールド上の全てのモンスターは、
エンドフェイズ時までドラゴン族になる。



ミスターT「これで私のモンスターはすべてドラゴン族となった」



ミスター「魔法発動、融合!」バッ



《融合/Polymerization》 †
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

ミスった  デコイドラゴンなしでお願いします…
ダークアーキタイプの効果は発動しなかったってことで…




ジャック「融合だと……」



ミスターT「私が融合するのは、フィールドの四体の羊トークンと、手札のデコイドラゴン!」



ギュアァアアアアァ…………


ミスターT「融合召喚、FGD!」バッ



《F・G・D/Five-Headed Dragon》 †
融合・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻5000/守5000
ドラゴン族モンスター×5
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードは闇・地・水・炎・風属性モンスターとの戦闘では破壊されない。



FGD「オアアアアアアアア!」攻5000



ジャック「な……そいつはデュエルモンスターズ最強のモンスター……!」




ミスターT「はははは……そうだ、君のレッドデーモンズドラゴンをはるかに凌駕するモンスターだ」



ジャック「トラップ発動!デモンズチェーン!」カチ



《デモンズ・チェーン/Fiendish Chain》 †
永続罠
フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。


ジャラララララァアアアアッ










ジャック「そのモンスターの効果と攻撃を無効にする!」



ミスターT「甘いな、速攻魔法発動」ガッ



《禁じられた聖槍/Forbidden Lance》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は800ポイントダウンし、
このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。


ガキャアア―――――――――――ン



ジャック「!?」



ミスターT「FGDに魔法トラップは通用しない!」



ミスターT「攻撃力は多少下がるが、攻撃だFGD!」



FGD[!」攻4200



ドギュアア―――――――――――――ン




レッドデーモンズ「アァアアアア」攻3000



ジャック「くそおおおお…!」LP4000→2800


シュウウゥ……




ミスターT「ふふ……ターン終了だ」手札0



ジャック「おのれ……わがレッドデーモンズが…」



ジャック「ドロー!」シュッ 手札3



ジャック「だがキサマの手札は0、強大すぎるモンスターを召喚した代償だな!」



ミスターT「君にこのFGDを超えられるのかね…?」



ジャック「………」



ジャック「俺は俺のパワーを信じ、進むのみ!」



ジャック「ここは耐えるのだ…モンスターをセットし、カードを一枚セット」バッ



ジャック「ターンエンドだ…」手札1




ミスターT「ドロー!」シュッ 手札1



ミスターT「……ふふ、カードを一枚伏せ」



ミスターT「ゆけ、FGD!守備モンスターを攻撃!」バッ



FGD「!」ズキュ―――――――ン



インターセプトデーモン「ぎゃああああ!」守1600


ジャック「くううう……!」



ミスターT「さあ、君のラストターンだ」手札0



ジャック「…!ドロー」シュッ  手札2



ジャック「!死者蘇生発動」バッ



《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。



ジャック「甦れ!レッドデーモンズドラゴン!」バッ


レッドデーモンズ「オオオオオオァ!」攻3000



ミスターT「またそのモンスターかね、どうするのかな?」

デモチェは2ターン目以降は有効じゃないの?



ジャック「貴様に見せてやる、レッドデーモンズの真髄!」



ジャック「トラップ発動!バスター・モード!」バッ



《バスター・モード/Assault Mode Activate》 †
通常罠
自分フィールド上のシンクロモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたシンクロモンスターのカード名が含まれる
「/バスター」と名のついたモンスター1体を
デッキから表側攻撃表示で特殊召喚する。



ガシャ――――――ン!!



ジャック「レッドデーモンズは進化する…!」



ジャック「/バスターとなってあらわれろ!レッドデーモンズドラゴン!」バッ


《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター/Red Dragon Archfiend/Assault Mode》 †
効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守2500
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが攻撃した場合、
ダメージ計算後にこのカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。
また、フィールド上のこのカードが破壊された時、
自分の墓地の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚できる。


/デーモン「ォァアアアア!!!」攻3500




ミスターT「ほう…進化したか」


ミスターT「そのモンスターが希望か」



ジャック「貴様のLP2400、その数値は俺にとってセーフティラインを超えている、あらわれろクロックリゾネーター!」バッ


《クロック・リゾネーター/Clock Resonator》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/悪魔族/攻1200/守 600
このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する限り、
このカードは1ターンに1度だけ戦闘またはカードの効果では破壊されない。


クロック「ひひ」



ジャック「トラップ発動!」カチ


《ナイトメア・デーモンズ/Nightmare Archfiends》 †
通常罠
自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールド上に「ナイトメア・デーモン・トークン」
(悪魔族・闇・星6・攻/守2000)3体を攻撃表示で特殊召喚する。
「ナイトメア・デーモン・トークン」が破壊された時、
このトークンのコントローラーは1体につき800ポイントダメージを受ける。


ミスターT「な……」


ジャック「クロックリゾネーターをリリースし、貴様の場にナイトメアデーモントークンを三体攻撃表示で特殊召喚する!」バッ







バババッ


ナイトメアデーモントークン×3「ひひひ」攻2000



ミスターT「このモンスターたちは…」


ジャック「そいつらは破壊されるごとにお前に800のダメージを与える、そして/バスターは攻撃した時自分以外のモンスターを破壊する!



ジャック「つまり、トークンに攻撃することでお前のLPを3900ポイント奪うことができる!」



ジャック「いけ!レッドデーモンズドラゴン/バスター!エクストリーム・クリムゾン・フォース」



/デーモン「ォアァアアアア!!!」攻3500



ギャオォオオオオッ


トークン「!」攻2000



ドガシャ――――――――――――ン!!!


ミスターT「くあああああっ!!?」LP2400→900→100



ジャック「すべてを破壊しろクリムゾン・ジ・エンド!」


ボシャアァァァアアアアアアア!


FGD「ギュアァアアアアァ!!?」ド―――ン


ト―クン×2「ギャア―――!!」ド―――ン


ミスターT「うわああーーーーーーー!!」LP100→0 ピー――――



……………



ジャック「……」



ミスターT「くそ…」




ジャック「勝った………」



ジャック「さあ!答えろ、貴様は何者だ!」



ミスターT「……ふふふ……また会おう…」



バラララララッ



ジャック「!待てキサマァーー!」




さらさらさらさらさらさらさら…




ジャック「…く、逃げおった……」



ジャック「………どうするか………」





ジャック「……」ぴっぴ…


ジャック「!…遊星から連絡が来ている」



………………


ミスターT「ずいぶん手こずっているようだな」



ミスターT2「ああずいぶんと強力なデュエリストが多いようだ」



ミスターT「奴らは早急に片づける必要があるな…」



ミスターT3「五体の強力な私のうち、どいつか送り込もう」



ミスターT4「それがいいな、やはり強力な個体を作っておいて正解だった」



ミスターT2「チーム5Dsが厄介だ、奴らの元に送り込もう」



ミスターT「そうだな」


ミスターT3「そうだな」



ミスターT4「何人か…特別な力で我々の能力をはねのける者たちがいるようだが」


ミスターT「そいつらも何とかしないとな」



>>931 そうだった サイクロンだったということで…すいません 穴だらけだな畜生

ここまででー


次回、強めのミスターT強襲!相手を決めよう

1クロウ
2アキ
3龍亞
4龍可

>>940

1



……………………



ネオドミノシティ  ジャンク市場



ヒュゥ――――――――……



ミスターT「………」



ミスターT2「……」



ミスターT「ここら辺の人間は、終わったか?」



ミスターT「ああ、大体は取り込んだ」



ミスターT2「そうか、では次に行こうか」




ミスターT「そうだな」






ミスターT「では…」さらさらさらさら…



シュウウン…




…………………


物陰



岬「………行きやがったか……」



手島「な、なんなんだよあの変態グラサンどもは…!」



岬「知らねえよ…だが人間じゃねえよな……カードみてえのになって消えやがった…」



岬「しかも俺たち以外みんな消されちまった…手」



手島「ううう……くそ……」



手島「よくも俺のダチを……くっ…」



手島「……………あれ……」



岬「思い出せねえだろ………さっきから俺もなんだよ…」






手島「俺様の……家来………」



岬「他にもたくさんいたはずだ…ダチは…覚えてねえってことは奴らに消されちまったんだ」



岬「くそ………」



手島「くうううう……!許さねえぞ!」



岬「落ち着けバカ、俺たちが言って何とかなるわけねえだろ」



岬「とりあえず、覚えてる奴はまだ消されてねえってことだ…」



岬「コナミか遊星の場所に向かうぞ…」



手島「ちくしょう…!今度あのグラサンども会ったら俺様がぶっ殺してやる…!」



岬「大声出すなっつーの、もしかしたらまだいるかもしれねえだろ!」



ミスターT「おや、まだ生き残りがいたか」ズズズ……



岬「!!」」




ミスターT「うまく隠れていたな」



岬「ほらみろ!逃げるぞ!」



手島「くそ……!てめえ、ぶっ潰す!」



ミスターT「ほう?」



岬「バカ!このクソガキめ、いいから逃げるんだよ!」ぐいっ



手島「放せっこいつらけちょんけちょんに…!」



ミスターT「おびえることはない、我々は君たちを救いに来たのだからな」



手島「なんだ……」



岬「聞くんじゃねえよ!宗教の勧誘みたいなもんだ!」ダダダダッ



ミスターT「ふう……しかたない力づくでいこう」


ヌ゛ルゥウウウ……




岬「っち!」ダッダッダッダ



手島「お、おい…!降ろせよ、走るから」



岬「わかりゃあいいんだよ!」スッ



ダダダダダダダダダッ



ミスターT「ふふ……」



岬「くそがぁ……!」



手島「に、逃げ切れるのかよ…!」



岬「わかんねえよ…だが突然増えるから気を付けろ!」



ミスターT2「こういうふうにかね?」ヌ゛ルン…



岬「っとおお!」キキイッ



手島「後ろからも来てるぞ…!」



ミスターT「ここまでかな?」スタスタ



岬「囲まれたか……!」



手島「どうすんだよ……!」



岬「くそったれ……」



ミスターT「ダァァァァァクネェェェェェス……」



ミスターT2「ダァァクネェェェェェス……」



岬「ここまでか…」


シャッ


ズバアンッ


ミスターT「ぬうっ!?」バサアアッ



ミスターT2「なに……カードが手裏剣のように……」



岬「これは……」



ザッ



ミスターT「君は……?」



クロウ「鉄砲玉のクロウ様だぜ……!」



岬「クロウ!」



手島「おおお!かっけえ!」



ミスターT「君がクロウ・ホーガンか、情報は入ってるよ」



クロウ「へ、そうかよ」



クロウ「こっちも入ってるぜ、人間を消して回ってる奴がいるってな」



岬「お前……プロの仕事は…?」



クロウ「中止だよ、こいつらのせいで人間が消えてるせいでな」



クロウ「ジャックや遊星、コナミから話は聞いた!てめえらは許さねえ!」



クロウ「孤児院の連中も消しやがったな……!名前は覚えちゃいねえが、伝わってくるぜ……!無念さがな!」




クロウ「お前ら、早く行け、ここは俺に任せろ!」




岬「わ、わかった…!」


手島「ぶっ潰せクロウ、負けるなよ!」



クロウ「ああ!」



ミスターT2「逃がすか…」シャッ



クロウ「お前はストップだよ!」



ミスターT2「………」



ミスターT「案ずることはない、結局は彼女たちも遅いか早いかだ」



ミスターT2「そうだな」



ミスターT「ふふ……クロウ・ホーガン…名前は覚えていない、か」



クロウ「…」



ミスターT「この顔………覚えているかね?」ぼこんっ



マーサ「君の、大切な人のはずだが?」



クロウ「!てめえ」



クロウ「覚悟はできてんだろうな…!」



ミスターT「ふふふ…君たちは厄介だからね、こちらも相手を選ばせてもらおう」



ミスターT2「我々より強い私がな」



クロウ「なんだと……」



バサアアッ  バサアッ



クロウ「!消えやがった………」



ばささささささっ



クロウ「何が来やがる…」



ばさあっ


ミスターT「待たせたね」



クロウ「……別に変わったようには見えねえな」



ミスター「確かめてみるといい、デュエルでね」




クロウ「…へ、それもそうだな」



クロウ「てめえらの噂は聞いてる…少しはやるみてえだが驚くほどってわけじゃねえ」



ミスターT「それはジャックアトラスと戦った私の事を言ってるのかな?」



ミスターT「もしそうなら、気の毒というしかない」



クロウ「なに……」



ミスターT「私はあの私とはまるで次元が違う」



ミスターT「ふふ……気を付けたまえ」



クロウ「……へへ、強い言葉使うじゃねえか」



クロウ「なら行くぜ





クロウ「……デュエルだ!」LP4000



ミスターT「ふふふふ………」LP4000



ミスターT「先行は私だ」手札5



ミスターT「私は永続魔法、魂吸収を発動する」バッ



《魂吸収/Soul Absorption》 †
永続魔法
このカードのコントローラーはカードがゲームから除外される度に、
1枚につき500ライフポイント回復する。


ミスターT「そして魔法発動、封印の黄金櫃!」バッ


《封印の黄金櫃/Gold Sarcophagus》 †
通常魔法
デッキからカードを1枚選んでゲームから除外する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、
この効果で除外したカードを手札に加える。



クロウ「……」


ミスターT「デッキからカードを一枚除外し、発動後二回目のスタンバイフェイズに手札に加える」ズズズ……



ミスターT「私が除外するのはこのカードだ!」ズズズ…


《ネクロフェイス/Necroface》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/アンデット族/攻1200/守1800
このカードが召喚に成功した時、
ゲームから除外されているカード全てをデッキに戻してシャッフルする。
このカードの攻撃力は、この効果でデッキに戻したカードの枚数×100ポイントアップする。
このカードがゲームから除外された時、
お互いはデッキの上からカードを5枚ゲームから除外する。


ネクロフェイス「けけけけけけけけけけけけけけけけけ」



クロウ「なんだ…そいつは!」



ミスターT「ふふふふ……ネクロフェイスは除外されたとき、お互いのデッキから五枚を除外する」



クロウ「なんだと……!」



ミスターT「さあ」シュッ  デッキ35→30



クロウ「ち……」 ザッ デッキ35→30



ネクロフェイス「けーーーーけけけけけけけけけけ」




ミスターT「さらに魂吸収発動!この効果とネクロフェイス自身の除外で、合計11枚のカードが除外された」



ミスターT「よって私は5500PのLPを回復する!」LP4000→9500



クロウ「な……………」



ミスターT「ふふふ……君はもうネクロフェイスの呪いから逃れることはできない」



ここまででー


そろそろ次スレにいきます
立てたら張るので



ミスターT「カードを一枚セット、さらにモンスターをセットしてターン終了だ」バッ 手札1



クロウ「俺のターンだ!」シュッ 手札6



クロウ「LPをかなり回復しやがったか……だが」



クロウ「俺は暁のシロッコを召喚!」バッ



《BF-暁のシロッコ/Blackwing - Sirocco the Dawn》 †
効果モンスター
星5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守 900
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードはリリースなしで通常召喚できる。
1ターンに1度、自分フィールド上の
「BF」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力は、そのモンスター以外の
フィールド上の「BF」と名のついた
モンスターの攻撃力の合計分アップする。
この効果を発動するターン、選択したモンスター以外の
モンスターは攻撃できない。



シロッコ「きょおお」攻2000



クロウ「さらに!疾風のゲイルは自分の場にBFが存在するとき特殊召喚できる」バ


《BF-疾風のゲイル/Blackwing - Gale the Whirlwind》 †
チューナー・効果モンスター(準制限カード)
星3/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 400
(1):自分フィールドに「BF-疾風のゲイル」以外の「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。



ゲイル「ひゃー」攻1300



クロウ「同じく黒槍のブラスト!」



《BF-黒槍くろやりのブラスト/Blackwing - Bora the Spear》 †
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1700/守 800
自分フィールド上に「BF-黒槍のブラスト」以外の
「BF」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。




ブラスト「ぬああ」攻1700



ミスターT「ほう、一気に三体とは」



クロウ「バトルだ!ブラストでセットモンスターを攻撃!」バッ



ミスターT「トラップ発動!」カチッ


《マクロコスモス/Macro Cosmos》 †
永続罠
このカードの発動時に、手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
墓地へ送られるカードは墓地へは行かずゲームから除外される。



ぐにゃああああああああん………



クロウ「う……?」



ミスターT「効果により、デッキから原始太陽ヘリオスを特殊召喚する」シャッ



《原始太陽ヘリオス/Helios - The Primordial Sun》 †
効果モンスター
星4/光属性/炎族/攻 ?/守 ?
このカードの攻撃力・守備力は、
ゲームから除外されているモンスターの数×100ポイントになる。


ヘリオス「……」守600



ミスターT「君と私の除外されているモンスター一体につき攻守を100アップさせる」



ミスターT「そしてこれから墓地に行くカードはすべて除外される、ふふふ」






クロウ「ち……」



ミスターT「どうするかね?」



クロウ「…ブラストでヘリオスを攻撃だ!」バ



ブラスト「しゃあああっ」攻1700  ザクウッ



ヘリオス「!?」守600



クロウ「ブラストは貫通能力を持つ、くらえ!」



ずきゅーーーーん



ミスターT「うお……」LP9500→8400



ミスターT「ヘリオスが除外されたため500P回復する」LP8400→8900 パァァ



クロウ「いけシロッコ!セットモンスターを攻撃!」バッ



シロッコ「はああっ」攻2000  シャッ



ニードルワーム「うじゅじゅ…」





クロウ「!」


《ニードルワーム/Needle Worm》 †
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600
リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。



ドゴ――――ン



ミスターT「ふふふ……ニードルワームの効果…君はデッキからカードを5枚捨てる…」



クロウ「ちくしょうめ……」ザッ   デッキ29→24



ミスターT「なんてことだ…魂吸収が発動するよ」LP8900→11400  ぱああ



ミスターT「攻撃しているのに私のLPが回復する…困ったね、ふふ」




クロウ「まだだ!ゲイルでダイレクトアタック!」バッ



どごっ!



ミスターT「おおっと」LP11400→10100

ザザアアッ



ミス  ミスターTのLP残り 10600



ミスターT「まるで効かないな」



クロウ「ち……ターンエンドだ」手札3



ミスターT「私のターン」シュッ 手札2



ミスターT「さて」



クロウ「読めたぜ……てめえ、デッキ破壊をして、大量のLPで逃げ切ろうってデッキだな」



クロウ「だが手札がもうないんじゃねえか?」



ミスターT「私は一時休戦を発動」バッ



《一時休戦/One Day of Peace》 †
通常魔法(制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。



ミスターT「お互い一枚引き、次の君のターン終了時までお互いにダメージを受けない」



クロウ「……」シュッ 手札4


ミスターT「カードを一枚セットしてターン終了だ」スッ  手札1


クロウ「俺のターンだ!」シュッ  手札5



クロウ「……へ、てめえのカードがいいもんくれたぜ」



ミスターT「?」



クロウ「大嵐発動だ!」バッ


《大嵐/Heavy Storm》 †
通常魔法(制限カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。



ギャオオオォッ!!!!



クロウ「魔法トラップをすべて破壊する!」



ミスターT「甘いな、カウンタートラップ発動」カチ


《魔宮の賄賂/Dark Bribe》 †
カウンター罠
相手の魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
相手はデッキからカードを1枚ドローする。



バキイイイン!!!



クロウ「!」



ミスターT「一枚引きたまえ、魔法を無効にした」LP11100→12100



クロウ「くそ…」シュッ 手札5



クロウ(墓地が利用できねえとやりずれえ…!)



クロウ「ダメージが与えられねえんじゃしょうがねえ…モンスターをセットして終了だ」シュッ 手札4



ミスターT「なら私のターンだ」シュッ 手札2



ミスターT「ここで除外されていたネクロフェイスを手札に加える」すっ手札3



ミスターT「サイバーヴァリーを召喚」バッ




《サイバー・ヴァリー/Cyber Valley》 †
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 0/守 0
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
このカードを除外して発動できる。
デッキからカードを1枚ドローし、バトルフェイズを終了する。
●自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードと自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して除外し、その後デッキからカードを2枚ドローする。
●自分のメインフェイズ時に、
自分の墓地のカード1枚を選択して発動できる。
このカードと手札1枚を除外し、その後選択したカードをデッキの一番上に戻す。


ヴァリー「キョォオオ」



ミスターT「効果発動、このモンスターと手札のネクロフェイスを除外」シャッ



クロウ「!?」



ネクロフェイス「けけけけけけけ」




クロウ「そいつは…!」



ミスターT「サイバーヴァリーの三つめの効果だ、私の墓地に唯一ある封印の黄金櫃をデッキトップに戻す」



ミスターT「だが、きみなら真の目的が分かるだろう?」



クロウ「ネクロフェイスの除外か…」



ミスターT「そうだ、またお互いにデッキから5枚、除外する」



ネクロフェイス「けけけけけけ」



クロウ「く……………」


ミスターT「ふふ…」ガショ デッキ27→22



クロウ「……」  ザッ  デッキ21→16



ミスターT「そしてLPが回復する、ふふ」LP12100→18100  パァァ




クロウ「LP…18100だと……」



ミスターT「めまいがするかね?」



クロウ「っ…」




ミスターT「私はカオスグリードを発動」バッ


《カオス・グリード/Chaos Greed》 †
通常魔法
自分のカードが4枚以上ゲームから除外されており、
自分の墓地にカードが存在しない場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。


ミスターT「二枚ドロー」シュッ 手札2


ミスターT「…カードを一枚セットして終了だ」バッ手札1



クロウ「…ドロー!」シュッ 手札5



クロウ「俺はセットモンスターとゲイルをリリースして、激震のアブロオロスを召喚!」バッ



《BF-激震のアブロオロス/Blackwing - Abrolhos the Megaquake》 †
効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守1800
このカードは特殊召喚できない。
1ターンに1度、このカードの攻撃力を1000ポイントダウンし、
相手の魔法&罠カードゾーンに存在するカードを全て持ち主の手札に戻す事ができる。
この効果はメインフェイズ1にしか使用できない。
このカードと戦闘を行ったモンスターは、
その戦闘で破壊されずダメージ計算後に持ち主の手札に戻る。




アブロオロス「かああああ!」



クロウ「効果発動!攻撃力を1000下げて、てめえの魔法トラップを全て手札に戻す!」バッ



アブロオロス「しゃあああ!」攻 2600→1600



バサアアアアアアアッ



ミスターT「なに…だがトラップ発動!」カチ



《和睦の使者/Waboku》 †
通常罠
このターン、相手モンスターから受ける
全ての戦闘ダメージは0になり、
自分のモンスターは戦闘では破壊されない。



サアアアアアアア……



クロウ「!」



ミスターT「あぶないあぶない…」




クロウ「このターンダメージを与えられねえか…」



ミスターT「そういうことだ、それと君のリリースによって私はさらに回復したよ」LP20100



クロウ「ターン終了だ……」手札4




ミスターT「ふふ、意味のない効果だったな」シュッ 手札4



ミスターT「さて、再び魂吸収発動」バッ



ミスターT「さらにカードを2枚セットして、ターン終了だ」バッ 手札1





ミスターT(次のターンは攻撃を止められないな、まあLPは20000以上ある…)



ミスターT(しかも闇次元の解放をセットしておいた、これでネクロフェイスを呼び出せば…)




クロウ「俺は手札からトラップを発動するぜ!」ザッ



ミスターT「!?」




《デルタ・クロウ-アンチ・リバース/Delta Crow - Anti Reverse》 †
通常罠
自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。
自分フィールド上の「BF」と名のついたモンスターが3体のみの場合、
このカードは手札から発動できる。




クロウ「こいつは自分の場にBFが三体だけの時、手札から使えるトラップだ!」



クロウ「俺の場にはアブロオロス、シロッコ、ブラストの三体!よっててめえのセットカードを一掃する!」



ドギャ―――――――――ン!!!!



マクロコスモス 闇次元の解放



ミスターT「なんと……!」



クロウ「マクロコスモスが無ければ魂吸収も意味はねえ!」



クロウ「俺のターンだ!」シュッ



クロウ「あらわれろ蒼炎のシュラ!」バッ



BF-蒼炎のシュラ/Blackwing - Shura the Blue Flame》 †
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守1200
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキから攻撃力1500以下の「BF」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。



クロウ「待ちに待った総攻撃だぜ…!」



ミスターT「く…」


クロウ「行けお前ら!」


シュラ「はあああ!」攻1800


ブラスト「おおおおお!」攻1700


アブロオロス「ちゃあああ!!!」攻1600


シロッコ「たああああ!!」攻2000



ギャシャアアアアン!!!



ミスターT「うおおおおおっ……!」LP20100→13000 ッザザ



クロウ「てめえのデッキ破壊よりも早くぶっ潰してやる…!」



クロウ「ターン終了だ!」



ミスターT「く……少し侮っていたよ」




ミスターT「ドロー!」シュッ  手札2



ミスターT「!………」



ミスターT「ふふふふふ………」



クロウ「……?」



ミスターT「クロウホーガン……デュエルとは理不尽なものだな…」



クロウ「なんだと…」



ミスター「同情しよう……君の救いのない結末に」



クロウ「なにを言ってやがるんだ!」



ミスター「ふふ……カードをセットしてターン終了だ」ザッ 手札1



クロウ「俺のターン、ドロー!」シュッ  手札4



クロウ「!!……」



ミスターT「見えるだろう、このカードが……ふふふ…」



《D.D.ダイナマイト/D. D. Dynamite》 †
通常罠
相手が除外しているカードの数×300ポイントダメージを相手ライフに与える。



クロウ「……そいつは……」



ミスターT「君の除外カード一枚につき300のダメージを与えるカードさ」



ミスター「君は何枚除外しているか、覚えているかな?」



クロウ「………」



クロウ「………18枚だ」




ミスターT「ははははは!そうだ、つまりダメージは5400P!」



ミスターT「歓迎しよう、クロウホーガン!」


カアッ


ドゴシャァアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーン!!!



クロウ「ぐあああああっあああーーーーーー!!」LP4000→0  ピー―――――



ドドドドドオオオオオオッ



ミスターT「デッキ破壊だけではないのだ私のデッキは、ふふふふふふ、そこを見誤ったな!」



クロウ「ぐ…遊星…ジャックコナミ……鬼柳…………」




クロウ「……………すまねえチビ共…」



ドシャッ ズズズズズ……



バラララララララアアアアアッ



ミスターT「なかなか手こずったな…流石はシグナ―…」



ミスターT「だが結局はダークネスの一部となるのが運命だ」



ミスターT「はっはっはっはっは…ダァァァァァァァクネェェェェェェス……」



バララララッ




………………


遊星「!」



コナミ「?…」



遊星「うぐ……な、なんだ……」フラッ



コナミ「!大丈夫か遊星」タッ



遊星「く………す、すまない……」



遊星(なんだ………この悲しみ…痛みは………)



遊星(みんな……無事でいてくれ……!……俺は…)



コナミ「とりあえず…これからどうするか決めようぜ…」



遊星「ああ……仲間たちの安否を確認したい……」



ガチャッ!



コナミ「うお!?」



岬「はあ……はあ……やっと着いた……」


手島「ゼー―――ゼー――――……」



ここまででー


次スレに移動します 暇つぶしに読んでくれたらうれしい

コナミ「ダークネス…」ゆま「大変な事態ですよぉ…」【遊戯王5Dsタッグフォース】
コナミ「ダークネス…」ゆま「大変な事態ですよぉ…」【遊戯王5Dsタッグフォース】 - SSまとめ速報
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