姫「はぁ。私がブサイク王子と結婚するまで後一ヶ月か」[安価] (63)

北東の王国


姫「あぁ…」ハァ

メイド「どうしました、姫。いつも麗しゅうお顔が、今日は雲ってらっしゃいますよ」

姫「それがね、メイド…」

メイド「はい」

姫「私、来月にはお嫁に行くのよ」

メイド「まあ。そういえば! そうでしたね!」パァ

姫「嬉しそうねあなた…」ハァ

メイド「姫様はお喜びで無いようですが…」クビカシゲ

姫「それはそうよっ!」

姫「だってあいつメチャ不細工やもん!! この世の汚物よ!」キーッ

メイド「えーと。南の国の王子でしたっけ」

姫「ええそうよ!」

メイド「……ご愁傷さまです」

メイド「では、>>3 なさってみてはどうです?」

姫「 >>3 ?」

メイド「何か変わるやも…」

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私と関係を持つ

姫「い、いや関係を持つって何よ!!」

メイド「それはつまり……ぽっ」

姫「うわっ! 私確かに変わったわ!! メイドの見る目が変わったわ!!」

メイド「さあ姫様……! ふぁっくみー!」ダキッ

姫「うぎゃああああっ!!」ギャーギャー

メイド「あ、暴れないで下さい暴れないで下さい!」

姫「こ、こうなったら >>7 するわ!」

身分を捨てて脱走

姫「おりゃあっ! 王家秘伝の『巴投げ』ェッ!」ブンッ

メイド「ひっーーーー


ドグシャァ!


メイド「」チーン

姫「はぁ……怖かった……!」

姫「そういえばさっき、私何か口走ったわね…」

姫「身分を捨てて逃走。だなんて、出来るのかな」

姫「いや……このままだなんて嫌! 政略結婚だなんて…!」

姫「ふふっ、捨ててやるわよ!」

姫「身分ッ!」


しばらくして 姫の自室


姫「というわけで荷造りするわ!」

姫「持っていくものは…」

姫「そうね。>>10>>11 で良いわね!」

プライド

うまい棒コーンポタージュ味

姫「己のプライドと、異国のお菓子ね!」

姫「……そうね! 人間何があってもプライドは捨てちゃ駄目ね!」

姫「このお菓子は必要かは分からないけど。まあ、いいわ!」

姫「で、どう城を抜け出すかだけども…」

姫「いや、全部『宮廷式武道』でごり押ししてもいいけれど…。でもそれって品が無いじゃない?」


a.構わない。ごり押しで城を出る

b.いやいや。多少危険は付きまとうが、地下の抜け道を通る

c.その他自由安価

↓直下

姫「そういえば聞いたことがあるわ…」

姫「城の地下には町の井戸と繋がっている、秘密の通路があるって!」

姫「さっそく行ってみましょう!」


移動中 城の地下牢の抜け穴


姫「うわあ。抜け道って牢獄にあったんだ…」

姫「これ犯罪者とか逃げてるだよね? うわあ…」

姫「暗くてジメジメだし、早く抜けよーっと」

シャリシャリ

姫「異国のお菓子うまー!」シャリシャリ


↓無事に城下へ出れた?

カツ…カツ…

姫「やけに足音がなるわねー」

姫「……」シャリシャリ


「おお、誰かいらっしゃるのですか?」


姫「ひん!?」ビクッ

「ああ。驚かないで! 私は幽閉されていたネクロマンサー……死霊使いです」

姫「な、なにそれは!?」ビクビクン

「ええと。まずは私が何者か、から教えたほうが良いようで…」

「私はーーーー


ネクロマンサーの性別 ↓
幽閉されていた理由 ↓2 (性別のほうと被ってしまったら安価下で)

女死霊使い「私は見ての通り、砂漠で有名な極西の国の者です」

姫「あ、確かに砂漠の民っぽい服装…。しかも女の子!?」

女死霊使い「え、ええ…」

姫「いくつなの?」

女死霊使い「13歳です…」

姫「ほ、ほーう? 私より年下なんだねー?」

女死霊使い (急に態度が変わった…)

姫「でもまた何で牢獄に?」

女死霊使い「それが、墓荒しがバレまして。死体を補給しようとしたところで、この国で捕らわれたんです…」

姫「は、墓荒し!?」ビクッ

女死霊使い「で、ですが! 私がこの国に来た訳は他にあるんです!」

女死霊使い「決して死体集めのためではありません!」

姫「はぁ…」

女死霊使い「お願いです! 私はこんな所で燻っている訳にはいかない。 ここから出して下さい!」

姫「……でもお墓を荒らしたんでしょう?」

女死霊使い「うぐっ。それには訳が!」

姫 (どうしようか)


返事 ↓

姫「……私が助けるなら。何でもする?」

女死霊使い「はい! 痛いこと以外は!」

姫「じゃあ私に『絶対の忠誠』を誓いなさい!」

女死霊使い「へ?」

姫「……こほん!」

姫「私が病めるときも健やかなる時も、悲しみのときも喜びの時も、富めるときも貧しい時も!」

姫「私に忠誠を誓うなら。だ、出してあげてもいいけど?」

女死霊使い (え? それって結婚する男女の言葉じゃ…)

女死霊使い (い、いや背に腹は変えられない! 今は助からなくちゃ! 例えこの人と男女の仲ならぬ女女の関係になったとしても!)

姫「ど、どうするの?」

女死霊使い「誓います! 私は貴女に忠誠を! あ、あと……愛も……」

姫 (何で愛も?)


ネクロマンサー(女)が仲間になった!


女死霊使い「ところで、この鉄格子ですが…」

姫「それなら私の『正拳突き』で!」バキッ

ドンガラガッシャン!

女死霊使い「わっ!」

姫「ほらね?」ドヤッ

女死霊使い「す、凄い…」


城下町


ヨイショット

姫「やーっと光が拝めたわね…」

女死霊使い「え、ええ…」

姫「それで? 何かこの国でやりたいことがあったんじゃないの?」

女死霊使い「あ、は、はい!」


女死霊使いの目的とは ↓

女死霊使い「実は、生き別れた姉を探しに…」

姫「わざわざ極西から!?」

女死霊使い「は、はい…」

姫「そんなに会いたいのね。お姉さんに」

女死霊使い「はい。今は、姉が私の唯一の家族なんです…」

女死霊使い「家族を失った、私の…。」

姫「そう…。苦労したのね」

女死霊使い「……」

姫「それじゃあ!」

女死霊使い「?」

姫「お姉さんを探しましょっか! この国の領内に居る、というのが確かなら、きっとすぐ見つかるわ!」

女死霊使い「あ、ありがとうございます…!」

姫 (といっても。どこで情報収集をするかね、問題は)


a.やっぱり酒場。酒場へ

b.宿屋とか居るかも。宿屋へ

c.その他自由安価

↓直下

移動 to 酒場

ガヤガヤ ヤンヤヤンヤ


女死霊使い「賑やかですねー」

姫「そうね。だってもう夕方ですもの」

女死霊使い「? 暗くなると人はここに集まるんですか?」

姫「……色々あるのよ」

女死霊使い「イロイロ?」

姫「さ、探しましょうよ! お姉さんを!」

女死霊使い「は、はい…」


有力な情報は手に入れた? ↓

しばらくして


姫「どう? こっちは何も聞けなかったけど」

姫 (というか皆酔っぱらってたけど。まあ、助かったっちゃ助かったわね…。招待的な意味で)

女死霊使い「こっちも特には…。ただ」

姫「ただ?」

女死霊使い「それっぽい人がお城のメイド試験を受けに行ったって…」

姫「メイドね…。ふうん。それはいつの話?」

女死霊使い「ええと。一ヶ月前くらいだそうで…」

姫「一ヶ月前…一ヶ月前……」ウーン

姫 (丁度一ヶ月前くらいからうちに仕えてるメイドは…)


冒頭のメイド『ああ、姫様!』ダラーン


姫 (いかん! こいつじゃない…こいつじゃないだろ! 一ヶ月前くらいから居る他のメイドは……)


実は17歳のメイド『あっはん、姫様!』ダラダラ

しかも処女なメイド『可愛い犯したいチョメチョメしたい姫様!』キュンキュン


姫「……」

女死霊使い「ど、どうしました? さっきから固まって…」


変態メイド『Dear my princess!!!』

姫様LOVEメイド『いえあ!』


姫 (こいつだ)ズーン

女死霊使い「!?」


姫「私が"投げた"あいつがお姉さんだったのねエエエエーッ!」ドギャーン


女死霊使い「えっ? えっ?」

姫 (どうしよう。城に戻って連れてくるか…)


どうするか ↓

姫 (いや。辛い真実は時に人を悲しませるもの…)

姫 (ここは…)

女死霊使い「……あの?」

姫「ん、ごほんっ!」オッホン

女死霊使い「?」クビカシゲ

姫「よく聞くのよ。女死霊使い…」

女死霊使い「は、はい」

女死霊使い (何で雰囲気出てるの……?)

姫「実は…」

女死霊使い「実は?」


姫「実は私が貴女のお姉さんだったの!!!」バーーーン


女死霊使い「……え」


女死霊使い「エエエエーッ!?」


姫 (もうちょっと嘘を塗りたくってみよう)

姫「私が貴女と別れた雪の寒い日…。私はとても裕福なお家に拾われたの」

姫「それから何十年も経って…この国でメイドとして働いていたのだけど、それがとても辛かったのよ…」

女死霊使い「……」

姫「そう。丁度、それが今日…お城を抜け出そうとしたら、貴女に…!」

女死霊使い「お、お姉ちゃん?」

姫「そうよ。お姉ちゃんよ……女死霊使い!」


↓直下コンマが高いほど女死霊使いの信用度が高い。

女死霊使い「お、お姉ちゃん!」

姫「そうよ妹!」

女死霊使い「お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん!!」ジワッ

姫「妹妹妹!」

女死霊使い「すーっ!」シンコキュウ

女死霊使い「お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんーッ! 会いたかったですよ!」

姫「お、おう…」

女死霊使い「もう、どうして! どうしてすぐに教えてくれなかったんですか!?」

姫「驚くかなーと思って…」

女死霊使い「酷いよお姉ちゃん!」

姫「うっ。ご、ごめんね?」

女死霊使い「……いいよ」

女死霊使い「これから『ずっと』一緒に生きていくなら! 許します!」

姫 (重いような気がするけど…。この娘、家族が居ないものね…)

姫「うん。勿論よ、女死霊使い!」

女死霊使い「わーっ! やった!」

姫 (この娘とどこまでも逃げてみせるわよ!)


次はどうしようか。 ↓

移動中 北東の国領内・北の国へ続く街道


トコトコ…

女死霊使い「……お姉ちゃん。むにゃ」スースー

姫「……」イモウトオブリ

姫「ふう。逃げるといって正反対の北に向かうのも安直だけど…」

姫「それしか無いのよね。生き残るために、自由の国へ行くしか…」

トコトコ…

姫「……」

姫「それにしても。お腹が空いたわね…」グーッ

女死霊使い「……ぐぅ。」グーッ


どうしようか or 何かあった? ↓

ヒュオオ…

姫「というか。いつの間にか雰囲気が…」

姫「お墓みたいな感じになってるんだけど」

女死霊使い「……お墓?」パチッ

姫「あ、起きちゃったか」

女死霊使い「お墓があるんですか? お姉ちゃん」

姫「い、いや雰囲気がね…」

女死霊使い「あ、ほんとだ!」

姫「へ?」


死体「」


女死霊使い「ここはお墓ですね!」ニコッ

姫「……ヒェ」


姫「ギャアアアアーッ!?」

女死霊使い「よっと。お姉ちゃん、降りますよ」ヨッコラ

姫「えちょっ、何近付いて…ヒェ!?」アタフタ

女死霊使い「あーーーー」アー

死体「」

姫「おまっ、待ちなさーーーー


ガブリッ!


ガブリッ


ガブガブ…


姫「……あっ」


↓直下コンマが高いほど姫が正気を保つ

女死霊使い「むーしゃむーしゃ」モグモグ

姫「何してるの!?」

女死霊使い「何って…。食事?」

姫「私は未だかつてこれほどまでの奇っ怪な『食事』に遭遇したことないわよ!?」

女死霊使い「だって私は幼いながらもネクロマンサー。死体と共に生きる種族ですから」

姫「へ、へぇ」

姫 (もうこれはよく分からないものとして処理しよう。うん)

女死霊使い「お姉ちゃんだってそうですよね?」

姫「へ?」

女死霊使い「今は亡き母が言ってました。お姉ちゃんもネクロマンサーの血が流れているはずだーって!」

姫「あ、うん」

女死霊使い「ですよねっ?」

姫「……そうね。私はネクロマンサーよ!!」

女死霊使い「わーい!」

姫 (ネクロマンサー…。それは巴投げで沈む種族なのね。ああ、哀れなメイドよ…)

スタスタ…



道程はまだ遠い。夜も更けた。
↓何をしたか or 何かあったか

トコトコ…

姫「……嫌な予感がするんだけど」

女死霊使い「どうしました?」


ヒュオオオオッ!

女死霊使い「きゃっ! 強い風…!」

姫「……これは」

姫 (史上最大級の。悪魔的な、災害がやってくるような)

女死霊使い「あ、お姉ちゃん…」

姫「どうしたの?」

女死霊使い「後ろ…誰か……」


ダッダッダッ


姫「え?」クルッ


ダッダッダッ!


姫(提灯を持って走ってくる…。あのシルエットは…)

「ハァ…ハァ」ダッダッダッ

姫 (まさか)


メイド「姫様アアアアーッ!」ドダダダダッ


メイドが現れた!


女死霊使い「きゃああああッ!」ビクッ

姫「ナナナナアアアアーッ!」ビクビクビク

メイド「姫エエエエッ! ハァハァハァ!」

姫「変態が来た! 帰ってきた!?」

姫「どどど、どうするか…」


↓どうしよう

メイド「ハァ…見つけましたよぉ? ひめめめ…」ハァハァ

女死霊使い「ヤバイよお姉ちゃん! 変質者です!!」

姫「っく、こうなったらアレを使うわよ!」

女死霊使い「! …あれってまさかお姉ちゃん!」

女死霊使い「ネクロマンサーの秘技を…!?」

姫「ええ、そうよ!」カマエッ

メイド「え、ちょっ姫様…?」レイセイ

姫「ハアアアアーッ! これが私の必殺ゥ!」

姫「宮廷式『背負い投げ』ェッ!!」ガシッ

メイド「お待ちにーーーー


ヒョイッ!



ドグシャグシャァ!


メイド「」チーン

姫「ふぅ!」パンッパン

女死霊使い「凄い…! 今のがネクロマンサーの到達点…!」

姫 (全然違うけどね)

女死霊使い「ほー…! ……ところでお姉ちゃん…」

姫「どうしたの?」

女死霊使い「多分この人お姉ちゃんの知り合いだったんだと思うんですけど…。良いんですか?」

姫「良いのよー。こいつゾンビだし」

女死霊使い「へっ!? ゾンビってことはお姉ちゃんの下僕です!?」キラキラ

姫「ちょっと合ってるのが悔しい…!」グヌヌ

女死霊使い「?」キラキラ


↓メイドをどうしようか

この安価スレは続くよきっとどこまでも(大法螺)
また明日安価にご協力オナシャス!

姫「さて。この変態はどうしましょ」

女死霊使い「死体にするんだったら任せて下さい!」

姫「いやさすがに殺しはしないわよ…」

メイド「」チーン

姫「死んでるのも同然だけど」

女死霊使い「でも、このまま街道に放っておいたら…」

姫「遅かれ早かれ確実に死ぬわね」

女死霊使い「はい…」

姫「しょうがないかぁ。こいつも連れていこう」

女死霊使い「ふふっ。仲間がいっぱいですね」

姫「仲間ねえ…」

姫 (こいつはあなたのお姉さんよー、なんて。もう言っても信じないわよねえ…)


メイドが仲間?に加わった!


女死霊使い「あ、お姉ちゃんがおぶっていくんですね」

姫「ん? そうするしか無いでしょ」オブリ

メイド「」オブラレ

女死霊使い「そうですね…」ショボン


村が見えてくるまでもう少し。
↓何かあったか。

姫「それにしてもこいつ。重いわね…」ザッザッ

メイド「」グーグー

女死霊使い「見るからに私達より大人に見えますからね…」

姫「ほんと。身長だけは立派よね」


ズドンッ


女死霊使い「?」

姫「ん。何か音した?」

女死霊使い「いや…」


ズドドドン!


姫「これは…。何者かの足音?」

姫「いやそれにしても音がでかすーーーー


ドオオオオン!


巨大熊「グルルルルオオオオーッ!」


女死霊使い「きゃっ、キャーッ!」

メイド「むにゃ…。大きなブラウニが…」

姫「く、く、熊ァーッ!!?」

姫「わた、私達の何十倍あるのよ…! 大きさ…!」


↓直下コンマが30以上で熊に勝利。未満だった場合敗走。

女死霊使い「どうするんですか!? お姉ちゃん!」

姫「……いいわ。やってやる!!」

女死霊使い「え?」

姫「メイドを頼んだわ!」ヒョイッ

女死霊使い「あわわっ!」キャッチ

巨大熊「ガオーッ!」

姫「本当にでかいわね!」

巨大熊「オオオオッ!」

女死霊使い「お姉ちゃん!」

姫「大丈夫よ! 私には!」

姫「これがある!」クイックイッ


巨大熊「オオッ」ズドンズドン


姫「喰らいなさい! 宮廷式武道『一本背負い投げ』ェッ!」グワシッ

ヒョイッ!

巨大熊「オ、オオッ?」クウチュウナウ


姫「どっせええええいッッッ!!」ポーーーーン!

巨大熊「ギャアアアーーーー


ズッドオオオオン!!


巨大熊「」チーン

姫「ハァ…やった…!」

女死霊使い「凄いですお姉ちゃん!」

姫「ふ、ふん。当然よ…」


↓熊はどうしようか

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