魔法使い「生意気な弟子を調教する」(93)

弟子「おじさん! いつになったら私に魔法を教えてくれるんですか!?」

魔法使い「耳元で喋んな、うるせえっての。あと、俺の事は師匠って呼べって言ったろ」

弟子「呼び名とかどうでも良いですってば! それより、早く魔法を教えてくださいよぅ」

魔法使い「それが人に物を頼む態度か?」

弟子「えー、いちいち、面倒臭い男は嫌われちゃいますよ?」

魔法使い「……」イラッ

魔法使い(この女……。見た目の可愛さに釣られた俺が馬鹿だったな……)

魔法使い(少し教育してやる必要がありそうだ。まずは……↓2」

魔法使い「まぁ、良いだろう……。弟子、お前はどんな魔法を習いたいんだ?」

弟子「え、良いんですか? えーっとねー……あ、恋の魔法とか!」

魔法使い(なんじゃそら)

魔法使い「よし、それじゃあ可愛くなる魔法でも教えてやろう」

弟子「本当に?やった、 分かってるねー、おじさん」

魔法使い(もはや敬語ですらねぇし)

魔法使い「まずは自分の頭に両手を置け」

弟子「はい」

魔法使い「そしたらブサイ*クニナーレと唱えるんだ」

弟子「えっと…ブサイ*クニナーレ☆」

魔法使い「ぶっwwww」

弟子「ふえ?」

魔法使い「おまwwちょwwかおwwぶひww」

弟子「はい……? なにそんな爆笑して……」

魔法使い「鏡ww見てみww」

弟子「へ?」チラッ

弟子「……」

弟子「にゃあああああああ!?」

弟子「なにこれ!? なんで……やだっ! まるで、ストッキング被ったときの顔みたいになってる!?」

魔法使い「やっちまったな……。その魔法は使い手の心を映す」

魔法使い「つまり、そんな不細工になってしまったのは、お前の心が汚かったからだ!」

弟子「そんな……」

弟子「お願い!元に戻してください!」

魔法使い「できない事はない。が、お前はこの機会に少し己の心を見直した方が良いな」

弟子「やだやだやだ! こんな顔じゃ外にも出れません!」

魔法使い「出なければ良いだろ。少しの間、反省しなさい」

弟子「う、ぅぅっ」

弟子「えいっ!」ガバッ

魔法使い「うわっ!? なにをする!」

弟子「き、キスします!」

魔法使い「!?」


弟子「おじさんが魔法を解いてくれないって言うなら、この醜い顔でキスしまくりますよ!」

魔法使い「や、やめっ」

弟子「それ、ぶちゅう」

魔法使い「うわぁあ!?」ゾゾゾ

弟子「ほっぺにも! おでこにも!私の唾液を塗りたくっちゃいますからね!」

魔法使い「ぎゃあああっ! 顔を寄せるなっ、うひぃぃ!」

弟子「唇もっ……!」

魔法使い「わ、わわっ! も、元に戻れっ!」

弟子「ひゃっ!?」ちゅっ

魔法使い「……!」


弟子「あれ……元に、戻った?」

弟子「あ、良かったぁ……。私の顔だ……」

魔法使い「はぁ、マジで怖かった……。近くで見たら完全に妖怪だったな……」

弟子「うぐ…もう二度とあの魔法は使いません」

魔法使い「是非そうしてくれ。あんな目にあうのはもう御免だ」

弟子「大体、初めから素直に戻してくれてたら私だって、あんな奇行に走らずに済んだんですからね」

魔法使い「ふん……」

魔法使い(くそ……。なかなか手強い奴だな)

魔法使い(教育方法を変えよう。↓1でどうだ)

魔法使い(子供好きな奴に性悪はいない。子供との触れ合いの場を設け、弟子が清らかな心を育めるよう教育しよう)

魔法使い「おーい、弟子」

弟子「なんですか、おじさん。魔法を教えてくれる気になりました?」

魔法使い「お前に魔法はまだ早い。心が汚れた者に魔法を教えて暗黒面にでも堕ちられたら俺の面目丸つぶれだ」

弟子「おじさんも大概心汚いですよね」

魔法使い「そこでだ。お前には子供と触れ合って思いやりの精神を学んでもらおうと思う」

弟子「えー…面倒ですね…」

魔法使い「これも魔法の勉強のうちだ。しっかり面倒見ろよ」

弟子「はーい」棒

ショタの性格安価↓1

ショタ「こんにちはー!」

魔法使い「お、来た来た。おい、弟子、お客さんだぞ」

弟子「はいはい、って……子供? あ、これが例の……」

魔法使い「今日はこのお姉さんが面倒見てくれるからな」ポンポン

ショタ「よろしくね!」

弟子「あー、はい。よろしくね」

弟子(良かった、素直そうなガキで。扱いやすそう)

魔法使い「じゃあ、あとは任せたぞー」ポンポン

弟子「触らないでください。セクハラですよ」

魔法使い「キス魔には言われたくねぇっての」

弟子「うぐぐ……」

ショタ「お姉ちゃん」

弟子「ん?」

ショタ「なにして遊ぶの?」

弟子「んー、それじゃあ、お昼寝」

ショタ「それ遊びじゃないよう」

弟子(面倒だから寝かせようと思ったけど、無理か)

ショタ「僕、プロレスごっこしたいなぁ!」

弟子「プロレス? えー、体育会系か、こいつ」

ショタ「僕のお父さん、すっげえ強いんだー。僕を片手でぽいっ、て出来るんだよ!」

弟子「へー、凄い凄い。まるでゴリラみたいだねー」

ショタ「お姉ちゃん、僕と話してても面白くない?」

弟子「え?」

ショタ「だって、すごくつまんなさそうな顔してるんだもん……」ジワッ

弟子(ええええっ?)

ショタ「もしかして、嫌いなのかな……。プロレスとか。ごめんね、お姉ちゃん」ショボーン

弟子「……」ズキッ

弟子「ち、違う違う! 別に嫌いじゃないよ! プロレス!」

ショタ「……本当?」

弟子「本当だって! だから、そんなさ、悲しい顔しないでよ」

弟子(涙は反則だって……)

ショタ「じゃあ、プロレスごっこしようよ! お姉ちゃん!」

弟子(他人のご機嫌とるような真似するのは嫌いだけど…)

弟子(今日くらいは付き合ってあげてもいいかな)

弟子「いいよ。その代わり手加減しないからね」

ショタ「望むところだー」

数時間後

ショタ「ばいばーい! お姉ちゃん!」

弟子「えへへっ、じゃあね~」ニコニコ

魔法使い「たった数時間でなにがあったんだよ」

弟子「わっ、おじさん」

魔法使い「なんだかんだ子供は可愛いだろ? つーか、お前ってそんなデレデレした表情できたんだな」

弟子「なっ! し、してません。デレデレなんて! 」///

魔法使い「顔、赤いしよ。まさかお前……ショタコンに目覚めたりしてないよな?」

弟子「違いますから! 変な事、言わないでくださいよー……もう」

魔法使い(うん。多少角がとれて丸くなったかな。この調子でどんどん素直になるよう教育していこう)

魔法使い(次は……↓2だ)

魔法使い「おーい、弟子」

弟子「なんですかー、おじさん。私、忙しいんですけど」

魔法使い「いいか。弟子。弟子たるもの師匠の身の回りの世話をするのは当然のこと」

弟子「いきなりなんですか……」

魔法使い「これからお前には、家事手伝いをしてもらう。まぁ、いきなり飯作れとは言わんから、掃除洗濯からだな」

弟子「ちょ、勝手に決めないでくださいよ!」

魔法使い「なんだ。嫌なのか? そんな反抗的な奴には、魔法を教える事はできないな」

弟子「うー……ケチ」

魔法使い「まさか、家事が出来ないわけじゃないよな?」

弟子「それくらいできますよー! 馬鹿にしないでください」

魔法使い「じゃあ、頼んだぞ」

弟子「え? いや、ちょっと……!」

弟子「……うえー、面倒だなぁ」

弟子「でも、やらなかったらやらなかったで、家事できないのか、って馬鹿にされそうだし……」

弟子「仕方ない。やるかぁ…」

魔法使い「じゃあ、俺は出かけてくるから」

弟子「はいはい」

弟子「……とりあえず、洗濯機を先に回しておいと、掃除しようかな」

弟子「掃除場所はおじさんの部屋か。あと魔法実験室には立ち入らないようにって言ってたっけな」

弟子「うわ、汚っ。煙草臭いし……環境最悪じゃん……」

弟子「大体、魔法使いなんだから、掃除くらい魔法でなんとかできないの……?」

弟子「うっ、おっさんの脱ぎ捨てトランクス発見。汚いなぁ、もう……」

弟子「ん? この棚、魔法関連の本かな。見てみよ……」

弟子は えっちな本を みつけた!

弟子「うわぁ……」

魔法使いの性的嗜好安価↓2

弟子「気持ち悪ぅ…。まさか魔道書の間にこんなの隠してるとは思わなかった……」

弟子「…………」

弟子「か、看護婦さんの手コキ、かぁ」

弟子「……」

弟子「…………」ピラッ

弟子「……/// 」

弟子「み、見てない。私は何も見てない……」///

弟子「気を取り直して、掃除しないと……」

一時間後

弟子「うあー、掃除飽きたー。部屋くさいー。やりたくないー」

弟子「……そういえば、気になってたんだけど、魔法実験室ってどうなってるんだろ?」

弟子「三歩……いや、五歩だけ中に……」ガチャ

弟子「わぁ……。凄い……。魔法薬がこんなに沢山……」

弟子「なんだろう。すっごく良い匂い……。この薬かな?」

ガチャ

魔法使い「おーう、帰ったぞー!」

弟子「やっば! ここに居る事がばれたら、絶対面倒な事になる……ひゃっ!?」ズルッ

弟子「きゃあぁっ!?」バッシャーン

魔法使い「どうした、大丈夫か!?」タタタッ

魔法使い「って、お前、魔法実験室に入ったのか?」

弟子「おじさん……私、なんか変な魔法薬被っちゃいました……」

魔法使い「ん? これは……」ペロッ

魔法使い「↓2の魔法薬だ!」

魔法使い「筋肉増強剤dxだ!」

弟子「なんだ……。良かった」

魔法使い「なにも良くないだろ! 立ち入り禁止って言った部屋に勝手に入って、薬品こぼしたりして!」

弟子「で、でも入るな、って言われると入りたくなっちゃいません?」

魔法使い「阿保か、お前は。しかもろくに部屋の片付けもしてないし……」

魔法使い「しかも、反省の毛色なしとか、もうこれはお仕置き確定だな!」

弟子「お仕置き!?」

魔法使い「↓2のお仕置きだ!」

魔法使い「そうだ。ちょうど、例のショタが遊びに来てる事だし……」

魔法使い「彼にお仕置きしてもらうか」

弟子「な、なに言ってるんですか!? ショタきゅんを怪しい道に引き込もうとしないでください!」

魔法使い「……き、きゅん?」

魔法使い「心配しなくとも、お前が期待してるようないかがわしい事はさせねぇよ」

魔法使い「さぁ、お前は大人しくしてろ」

弟子「いっ!? 身体が、動かなっ……!?」

魔法使い「ショタくん。 こっちへおいでー」

ショタ「なーにー?。……あ、こないだのお姉ちゃん!」

魔法使い「ショタくん。ちょっと耳を貸してもらえる?」

弟子「ショタきゅん! そのおっさんの言う事聞いちゃっ…むぐぅ!?」

弟子(口封じ!? 急に喋れなく……!)

魔法使い「ごにょごにょ」

ショタ「うんうん。なにそれ、楽しそー!」

弟子(あの、エロオヤジ……! ショタきゅんに何をさせるつもり……?)

魔法使い「本当は俺手ずからお仕置きしてやりたい所だが、セクハラで訴えられたら、たまったもんじゃないからな」

魔法使い「ショタくん、君に全責任を託したぞ」

弟子(汚い、さすがおっさん汚い)

ショタ「おっけー。さっそくやっちゃってもいい?」

魔法使い「あぁ。たっぷり可愛がってやりな」

弟子(!?)

ショタ「じゃあ、いくよー、お姉ちゃん! こちょこちょこちょこちょ!」

弟子(ふぁっ!? ちょ、やめっ!?)

弟子(なにかと思えば、くすぐり!? っていうか、なんでこの子、こんなノリノリなの!?)

魔法使い「じゃあ、俺は弟子のこぼした魔法薬の後始末しておくから」

魔法使い「二人でごゆっくりどうぞー」

弟子(あの変態性悪オヤジめ……!)

ショタ「あれー? 効かないのー?」こちょこちょ

弟子(っ、ふぁ、くふっ、ふふっ!)

弟子(喋れないどころか、笑うこともできない……! こんなっ、くすぐったいのにっ!)

ショタ「うー、おじさんには、お姉ちゃんが笑うまでやれって言われてるから、まだやるね」

弟子(悪魔か! くっ、うっ……! んふふふっ!)

弟子(あはははははっ! くすぐったい! そこ、やだぁっ! お願い、ショタきゅ……ひゃははははははは!)

ショタ「顔は笑ってるのに声が出ないなんておかしいなぁ……」

弟子(にゃははははっ! 笑いたいのにっ、声が……! これ、辛いって……! 死んじゃう……!)

弟子(きゃはははははっ! もっ、もう、無理ぃ……!)ガクリ

ショタ「あれ? お姉ちゃん?」

ショタ「お姉ちゃん! 起きて! お姉ちゃ……!」

ショタ「お、お姉ちゃんが死んじゃった! うわぁぁん、おじさーん! お姉ちゃんが~!」

魔法使い「へ?」

一時間後

弟子「……う、うぅ。ここは……?」

弟子「あ、私の部屋のベッドか」

弟子「良かった、身体も動くし、声も出てる」

魔法使い「お目覚めか。弟子」

弟子「わっ! 出た! ドスケベオヤジ! よくも、あんな惨い事を……!」

魔法使い「惨い事って、子供にくすぐられただけだろ。まぁ、気絶したのは予想外だったが……」

弟子「くすぐったいの駄目なんですよ、私は! 本当に苦しかったんですからね!」

魔法使い「お仕置きされるような事したお前が悪い、と言いたいところだが…まぁ、少しやりすぎたのは認める。すまなかった」

弟子「むぅ……」

弟子「確かに、私も悪かったです……。魔法薬、こぼしてごめんなさい」

魔法使い(おおお……? 謝罪した……? あの性悪娘が……?)

弟子「なに驚いてるんですかー。私だって謝る事くらいできますよ」

魔法使い「いや、なんか、お前ってツンデレなんだな」

弟子「は?」

魔法使い「ほら、たまーに素直になるだろ? ショタくんに対してもそうだし、今みたいにちゃんと謝ったりとか……」

弟子「……」

魔法使い「なんだよ」

弟子「……仮に私がツンデレだったとしても、おじさんにはデレデレしたりなんかしませんからね。お生憎さまー」

魔法使い(皮肉のつもりなんだろうが……なんか可愛いな、こいつ)

弟子「そういえば、ショタきゅんは?」

魔法使い「あぁ、もう帰ったよ。いつまでたってもお前が起きないからな」

弟子「そうですか……」

魔法使い「あと、こちょこちょしすぎてごめんなさい。また遊んでね、って言ってたな。本当にあの子は素直で良い子だ……」

弟子「んふふっ、そうですね」

魔法使い「お前もあの子くらい素直ならもっと可愛いのに」

弟子「……ないものねだりしてもどうにもなりませんよ」

魔法使い「開き直るな」

魔法使い「そういや、掃除洗濯まだ終わってないだろ? ちゃんとやっとけよー?」

弟子「はいはい……。分かってますって」

魔法使い「はい、は一回」

弟子「へいへい」

魔法使い「余計、雑になってんだろが」

魔法使い(うーん。素直な一面もあるにはあるようだし、この調子で教育を続けるか)

魔法使い(次は↓2でもやらせるかな)

魔法使い「どうだ。掃除洗濯終わったか?」

弟子「あぁ、はい。今済んだ所です」

魔法使い「ちょうど良かった。魔法薬を調合したいから、材料を買ってきてくれないか?」

弟子「えー…。私、もうヘトヘトなんですけど」

魔法使い「お前にも魔法薬作り手伝わせてあげるから、行ってきてくれ」

弟子「本当ですか? そういう事なら……」

魔法使い(段々、こいつの扱いが分かってきたような気がする)

魔法使い「じゃあ、このリストに書いた物を買ってくればいいから」

魔法使い「俺の行きつけの店で全部揃えられるからな」

弟子「分かりましたー」

弟子「どれどれ……?」

リスト〈 オリハルコン。まんげつそう。せいすい。エロ本〉

弟子「最後のなんですか!」


魔法使い「モチベーションがあがる素敵な魔道書だ」

弟子「未成年者に変なものを買わせようとしないでください!」

魔法使い「店主に例のあれシリーズって言えば分かると思うから」

弟子「エロ本くらい自分で買ってくればいいのに……」

魔法使い「ついでだよ、ついで。さぁ、行った行った」

弟子「はいはい…」

行きつけの店

弟子「こんにちはー」

女店主「いらっしゃーい。あらら、誰かと思えば、魔法使いの所のお弟子さんじゃない」

女店主「今日は一人なの? おつかいかな?」

弟子「そうです。リストに書いてある、この四品をください」

女店主「どれ、見せて?」

弟子「はい……」スッ

女店主「えっと……ん? エロ本?」

弟子「例のあれシリーズって言ってました……」モジモジ

女店主「あ、ちょうどさっき届いたところよ」

弟子(例のあれで分かるんだ……)

女店主「貴女も難儀なものね。エロ本のお使いだなんて……」

弟子「酷い話ですよね。魔法使いに憧れて弟子入りしたのに、師匠を見てると幻滅しっぱなしですよ」

女店主「魔法使いとは言っても結局、男の性には逆らえないんでしょうね」

弟子「性欲に忠実な魔法使いとかたち悪すぎます」

女店主「ふふっ、そのうち貴女もえっちな悪戯されちゃうんじゃない?」

弟子「やなこと言わないでください……」

女店主「魔法使いと弟子の禁断の関係…。ああ、やらしい。仮に貴女が美青年だったら、めくるめく妄想の世界へトリップする所だったわ」

弟子「えっと……何を言ってるんですか?」

女店主「いや、貴女の容姿なら男装でも十分いけそうね……。んふふ。じゅるり」

弟子「へ、変な目で見ないでください!」

女店主「おっと、これは失礼。脳内妄想が捗ってしまった」

女店主「で、なんの用だったかしら」

弟子「買い物です! しっかりしてくださいよー、もう」

女店主「あ、そうそう。エロ本を買いに来たんだったわね」

弟子「誤解を生むような発言はやめてください……!」

女店主「え、違うの? 買いに来たんでしょ? エロ本」

弟子「そ、そうなんですけど、さっきの言い方だと、まるで私がエロ本を買いたくて、やって来たみたいに聞こえますからね。実際はめちゃくちゃ不本意ですからね」

女店主(この娘、弄くるの楽しい)

弟子「……ただいま戻りました」

魔法使い「お帰り。お疲れのようだな。どうだ、全部買えたか?」

弟子「言われた通り全部買ってきました……」


魔法使い「エロ本は? 恥ずかしくて買えなかったとか、中坊チックな事してないだろうな」

弟子「だから、全部買ってきたって言ってんでしょうに」

魔法使い「お、でかしたでかした。お宝本getだぜ」

魔法使い「こんな購入者の悪趣味ぶりが如実に表された表紙のエロ本をあの女店主から受け取るなんて恥ずかしくてたまらんからな。助かったよ」

弟子「おじさんのがよっぽど中坊チックじゃないですか。受け取った私の身にもなってください」

魔法使い「ははは、まぁそうプンプンするなよ。お前にも見せてやるから」

弟子「見ませんから!」

魔法使い「なんだ、ノリの悪いやつだな」

弟子「……ふん」

魔法使い(たまには弟子をからかって遊ぶのも楽しいな)

魔法使い(さて。これで材料調達もクリアか。さぁ、次は……)

魔法使い(↓1をやらせるか)

翌朝

魔法使い「弟子ー、起きてるか? 部屋入るぞー」

弟子「今着替えてます!!」

魔法使い「おっと。そうか。危なかったな」

魔法使い(くっ、俺の馬鹿! 先にドアを開けてれば良かったものを……!)

魔法使い(まぁ、透視魔法使って見るけど)

弟子「あの、なにか用ですか?」

魔法使い「いや、昨日、魔法薬の調合する所を見学させてやるって言っただろ?」

魔法使い(おいおい。猫ちゃんパンツか。色気もへったくれもねぇな)

弟子「あれ。手伝わせてくれるんじゃ……?」

魔法使い「まぁ、簡単な作業くらいはいいが、基本は安全面を考慮して見学だ」

魔法使い(そういや、こいつ昨日はクマさんだったな。普段着は洒落てるのに、下着はアニマルか)

弟子「あ、結構危ない魔法薬なんですね。どんな薬なんですか?」

魔法使い「↓1だ」

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