岩尾「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

神木「一体、さっきの技は…？」

俺「奥義、醜面必殺…。顔の醜い者に電撃ショックを与える技だ」

神木「す、すごいっ！」

俺「へへ、道場で師匠に教えてもらったんだよ」ﾆｶ

佐藤健「おーい、俺ぇ！」

斉藤工「無事なのか、俺ー！？」

俺「おっと、あいつらもやっと追いついたか」

神木「み、みんな…！」ｳﾙｳﾙ

俺「遅かったじゃないか、おまえら！」

佐藤「だってさあ、俺がいきなりどっか走っていっちゃうんだもん」

斉藤「全くだ。一体どれだけ心配したと…って、岩尾！？」

岩尾「」死ーん

俺「ああ。もう倒したぞ」

斉藤・佐藤「け、怪我はなかったのか！？大丈夫かっ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

俺「いててｗｗねえよｗ」

俺「それより神木の縄を解いてやってくれ」

佐藤「ああ、神木。いたんだ」

神木「」

やあ皆。俺の名前は俺。周りの奴らからは、大体「俺君」って呼ばれてる。

俺は今、ちょっと厄介ごとに巻き込まれてるんだ。

アナーキズムを掲げるテロリスト集団、通称「武巣」…

己の顔面の醜悪さ故に社会を憎み、イケメンを滅ぼそうとする危険因子だ。

そんな危ない集団と、今俺は戦っている…。

神木「いたのって、酷いよ！佐藤君っ」

こいつの名前は神木。俺の幼馴染で、俺と一緒に「武巣」から社会を守るボランティア部をしてる

佐藤「うるっせーな、今解くからじっとしてろっつの」ｼｭﾙｼｭﾙ

こいつは佐藤。クラスメイトだったが、最近俺らの部に入った。

斉藤「俺君、本当に怪我はないんだろうな？」ｻﾜｯ

これは斉藤先生。俺が通う高校の国語教師で、部活の顧問だ。

俺「危ないところだったけど…。まあ、大丈夫だな。余裕余裕」

神木「俺君っ、恰好よかったよ！」

俺「さて、こいつを警察にしょっぴかなきゃな」

斉藤「もう既に警察は呼んである。そろそろ到着し…」

＜ｳｰｳｰ

水谷豊「おやおや…。皆さんおそろいでしたか」ｶﾂｶﾂ

北村一輝「うおっ、また俺君がやったの！？」

俺「いやあ、へへへ」

水谷「君の活躍には毎回頭が下がりますよ」

俺「そんな…神木が体張ってくれなきゃ、俺」

神木「えっ！お、俺なんてそんなっ。何もしてない…」

北村「全く俺君は謙虚だなぁ～」

疲れた