女騎士「お前が、伝説の勇者…!」 男「展開ベタ過ぎない!?」 (54)

書き溜めとか無いけどのんびり書いてく

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407240156

男「文房具、ノート、弁当…よし、準備は大丈夫…」

妹「お兄ちゃんおはよー!…あれ?お兄ちゃん高校夏休み中でしょ?」

男「お、妹起きたのか。悲しいことに今日は登校日なんだよ…」

男「というわけで、朝飯はそこに用意しておいたぞ。それと昼飯は冷やし中華を冷蔵庫にラップしておいたからな」

妹「ほほう、ハムエッグにほうれん草のおひたし、ワカメと油揚げとお豆腐の味噌汁…」

妹「おまけにご飯も炊きたて!相変わらずお兄ちゃんの料理は完璧だね!」

男「ハッハッハ、褒めろ褒めろ…っと、これ以上やってると遅刻するな…行ってきます!」

妹「いってらっしゃーい!」

ー通学路ー

男「…あ、友だ。おーい友ー!」

友「おお男、おっす」

男「おう、おはよう……友、昨日の夜メールした時に言っておいた例の物は…」

友「まあ焦るなって…ほら、妹ちゃんに見つかるなよ?」

男「おお、これが…」

幼「やあ、男君に友君」

友「幼か、はよっす」

幼「男二人で何を…ハッ!まさかナニをしていたの!?」

男「ちげーよ!レトロゲーを友から借りてたの!」

友「おい男!これがレトロゲーだと!?まだまだP○2はウチじゃ現役だよ!」グイッ

幼「友君が男君の胸倉を…友×男!?男君が受けなのか!?」

男「分かった!撤回するからその手を離せ!そして幼は腐女子スイッチ早く切ってくれ!遅刻するぅぅ!!」

ー教室ー


男「や、やっと着いた…」

友「幼は別なクラスなんだよな。小中高と同じ俺達にとっちゃクラスの違いなんざ些細なもんだが」

女「男君、友君おはよぉ」

男「ああ女さん、おはよう」

友「どもー…相変わらず眠そうな喋り方ッスねー」

女「そうかな?えへへー」

キーンコーンカーンコーン

女「あ、そろそろ先生来るし席にもどるねぇ」スタスタ

男「…なあ、女さんってなんつーか…どこの漫画?ってなくらいおっとりしてるよな…」

友「まーな…そのせいでやたら男子人気あるけどな」

さて、ここでちょいと説明

このSSではたまに行動安価を取ります
ただし、ストーリーの本筋には(たぶん)影響しません。
行動安価は一部の分岐イベントを見れたりキャラの好感度が変わったり、今後のヒントが出たりします


ー昼休みー
男「ついに昼休憩…誰と食おうか?」

1 女に誘われる
2 幼に誘われる
3 友に誘われる
4 1人で食べる

安価直下

人いるかな…

人がいた!嬉しい!


女「男くん、よかったら一緒にお昼ご飯どうかなぁ?」

男「え?ああ、いいですよ」

男(女さんにお昼誘われるなんて…珍しいこともあるもんだな)


ー中庭ー
女「じゃあ男くんはこっちねぇ」ポンポン

男(あ、ありのまま起きた事を話すぜ!中庭に連れて来られたと思ったらベンチに隣同士で座らされていた…)

男(何言ってるかわかんねーと思うが、俺も何されたのか分からなかった…天然だとかそういうチャチなモンじゃねぇ、もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ…)

女「男くん?」

男「あ、ああ、何でも無いです。はい」

女「……?」

男「まあいいや、昼飯食いましょうか」パカッ

女「わあ!男くんのお弁当凄く凝ってるねえ。男くんのお母さん料理上手なんだねえ」

男「いや、これは俺の自作なんですよ。両親は海外で働いてて、お金だけ仕送りしてもらってるんです」

男「まぁそれだけじゃ申し訳立たないし、内職のバイトで稼いでたりしますけどね」

女「そうなんだ……男くんは立派なんだねぇ」

男「い、いや、 別に立派って訳じゃ…」

女「立派だよ。だって仕送りのお金、少しは返してるんだよね?それって凄いと思うなぁ」

男「そ、そんなこと無いですよぉ…」デレデレ

女「うーん…ねえ男くん、私に敬語で話すのやめよう?もっと気軽でいいよ?」

男「え?でも…」

女「でもじゃないよ。男くんとは友達になるんだから、友達から敬語なんて変でしょ?」

男「えっと…分かりまし、じゃなくて…分かったよ、女さん。こんなでいいか?」

女「うーん…呼び捨ての方が友達っぽいけど…まあいっか、宜しくねえ」

男「ああ…っと、昼休み半分過ぎちゃったし、早く昼飯食おうか」

女「うん!」


ー放課後ー
男(今日は女さんの意外な一面を垣間見たな…)

友「よう色男、昼休み女さんと一緒だったんだって?」

男「友か…まあな。てか何で知ってるんだ?」

友「噂になってるぞ?男が女さんを連れてったって話」

男「は!?嘘だろ!?そもそも先に誘って来たのは女さんだったぞ!」

友「たぶん伝言ゲーム式に噂に尾ひれが付いたんだろ、諦メロン」

男「おぅふ……」

中学生かな?

書きながら寝てたよ…


男「さてと…今日は先帰るわ」

友「はいよ、今日は買い出しだったか?」

男「ああ、今夜はカレーにするって妹と約束してるからな。食材買わないと…」

友「そーかい、じゃあ俺は学校で少しやることがあるから…じゃあな」

男「おー、じゃあな」


ー街中ー

男「ふう…つい買い込んじゃったな…野菜に鳥もも、ルーにチーズ…よし、カレーの材料も買い忘れは無いな」

男「増税後は大変だったな、物価も上がって……ん?」

男「『アクセサリーショップ impulse』……こんな店あったか?」

男「『出来心』ねえ…随分と万引きされやすそうな店名だな」

男「あ、そういや幼の誕生日近いんだっけ……ちょうど良いや、店覗きながらプレゼントでも探すか」

>>14
俺自身は社会人、ただしSS案は学生時代に中2心満載で考えてた。それを今掘り起こして書いてる。文章力については……稚拙ですがどうかお見逃しを。キャラの口調やら性格やらが安定しないのは序盤だからってことで……



ー店内ー

店員「やあ、いらっしゃい」

男「へー…結構色んな物があるのか……シルバー巻くとかしてみるか…?」

店員「君って高校生?男の子が1人で来るってことは誰かへのプレゼントかな?」

男「ええ、幼馴染の誕生日にでもって…何か良い物ありますか?」

店員「そうだね…これなんかどうかな?」つ宝石の付いてない銀の指輪

男「指輪かあ…これっていくらしますか?」

店員「それなら今セール中でね、2500円なんだけどどうかな?」

男「2500円か……まあそれぐらいならいいか。じゃあお願いします」

店員「ありがとうございます。あ、ついでにこれもあげるよ」つ星型のペンダント

男「え?良いんですか?」

店員「実はそれ、在庫処分品でさ…まあオマケだと思ってよ」

男「はあ……どうも…」

とりあえずここまで、続きは夜に書く

書いてく

今日中には女騎士登場させる

ー自宅ー

男「ただいまー」

男「…あれ?いつもなら妹がドタドタ音立ててやって来るのに……まあいいや、カレー作るか」スタスタ



ー数時間後ー

ドタドタ…

妹「お兄ちゃん、おかえり!」ガチャッ

男「おお妹、ただいま。もうすぐでカレーできるぞ」コトコト

妹「分かる!寝てたらカレーの匂いしたから!」

男「寝てたのか…じゃあ食器準備してくれるか?」

妹「了解!」

ー食後ー

妹「ごちそうさまー!さすがお兄ちゃん、今日のカレー最高だったよ!」

男「そうかそうか、そりゃ良かった。じゃあ後片付けを…」

妹「あ、片付けは私がやるからお兄ちゃん先にお風呂いいよー!」

男「え?いいのか?別にいつも通り俺がやっても…」

妹「ふっふっふ…お兄ちゃん、家事というのは女性の仕事なのだよ!」

男「お、おう……じゃあたまには頼もうかな」

妹「お任せあれ!」


ー風呂場ー

男「妹の奴、また変な番組でも観たか?じゃなきゃ雑誌の記事の影響か…」ザザー

男「そういや幼のプレゼントのオマケにペンダントを貰ってたっけ…後で着けてみるか……」

ー自室ー

男「さて、これが幼へのプレゼント…とりあえず机にでも入れておくか」

男「ふう…あーベッドって最高だよな……」ボスッ

男「…あ、ペンダント…着けるか」チャリ

男「ここの金具を外して、首の裏から着けてーー」

『ーー忘れないでーーー』

『ー貴方は、未来を選ぶ義務があるーー』

男「え?」カチャッ

男「誰だ?今のこ…え……?」

男「なんか……急に、眠気が………」パタッ












?「せかいを すくう ものがたり」




?「げーむ すたーと」




ー????ー

男「……ん、ううん………頭痛て……」
ズキズキ

男「電気付けっ放しで寝落ちすると、たまに痛くなるからな…たぶんそのせ…い…………………」ガバッ

男「…………どこここ?」

男「えっと、周りは一面草原、遠くに建物が複数…街ってより村か?凄いRPGチックな…」キョロキョロ

男「……そうか、夢か。寝た所で記憶が途切れてるんだから夢だよな」

男「もう1度寝ればきっと目が覚めるよな…うん、この草原の青臭さとか超リアル……」ゴロン

?「おい、こんな所で何をしている?」

男「ん?この声…女さん?」パチリ

女?「女?誰だそれは?お前の知り合いか?」

男「…あー、女さんがコスプレしてるとかハイレベルな夢だな。俺ってそんな願望持ってたのかな…」

女?「こす…?何のことかは分からんが、どうやら寝ぼけているようだな……仕方ない、少し痛むぞ」スッ

男「へ……ごへぁ!」ゴスッ

男「い、痛い…夢じゃない?」

女?「まだ言うか……ん?そ、それは!」

男「ゑ?……これの事?」ペンダントカチャリ

女?「ああ、それは昔古文書で読んだ伝説の英雄の持つとされている宝具に違いない!」

男「伝説って?……てか女さん、ここどこなんだ?」

女騎士「ここはセノゴ村の近くのセノゴ草原だ。それから私はお前の言う女という人物ではない、私は女騎士という。帝国に仕えし騎士だ」

女騎士「お前にはその宝具の出処やここで何をしていたのか…詳しく聞かなければならないな」

男「え?いや俺は……」

女騎士「あまり長居すると魔獣に襲われる、急ぐぞ」スタスタ

男「あ、ちょっと!待ってくれよ!」

男(何がどうなってんだ?起きたら外で見知らぬ土地で、女さんがコスプレしてると思ったら別人?)

男(こんな展開、今時ラノベでもねーよ……)

ーセノゴ村 ホテルー

女騎士「さて、話を聞かせてもらうぞ」

男(半ば無理矢理ホテルへ連れて来られてしまった……いや男としちゃ嬉しいシチュだけど)

男(こんな変な状況…どう話そう?)


安価直下
1 正直に話す

2 ごまかす

男(正直に話すか……わざわざ嘘つく必要も無いだろ)

男「えっと、実は自分でも状況を把握してなくて…上手く説明する自信無いんだけど…」

女騎士「それでもいい、ゆっくりでいいから話してくれ」


ーーーーーーーーーー


女騎士「……俄かには信じられないな…自宅で睡眠をとった筈があの場で目覚め、宝具も見慣れぬ店で貰ったとは……」

男「……やっぱり、信じられないよな…これだって、宝具なんて大層な物じゃなくて似てるだけかも…」

女騎士「……いや、待て………男と言ったか、お前はやはり伝説の再来なのかもしれん」

男「…………はい?」

女騎士「伝説にはこうあるのだ。『世界に危機迫りし時 宝具を身に付けた勇者現れ 闇を打ち払う』と…」

男(………待て待て待て、こんな展開みたことあるぞ)

女騎士「今この世界には魔獣が蔓延っている。街や村は結界に護られ魔獣を寄せ付けないが、結界から出ればいつ魔獣に襲われるかも分からない時代だ」

男(そう、これはファンタジー物のRPGや小説で王道とも言える流れだ)

女騎士「聞けば男が以前いた場所はどうやらこことは違う世界のようだ。異界の者が伝説と同じ宝具を身に付けやって来た…つまり…」

男(ただ、現実ってのはどうにも非情なもんで。普通そんなのあり得ないことだ。なのにさ……)

女騎士「お前が、伝説の勇者…!」

男「展開ベタ過ぎない!?」

やっとこさタイトル回収

ちょっと抜けます

やべ、他のSS覗いてたら日が空いてた


奇跡的にも見てくれているお方もいるようなので、頑張って書いてく

男「いやいや、普通そういうのって剣の腕が凄かったり古代の不思議パワーを受け継いでいたりするもんだろ!」

男「俺剣道すらやったこと無いし不思議パワーなんて持ってもいねーぞ!?」

女騎士「まあ聞け男よ、今この世界は危機に瀕している。魔獣の蔓延る現代に人々は恐怖しているのだ」

女騎士「そんな時、勇者の伝説をなぞるかのように男が現れた。このことが重要なんだ」

女騎士「伝説の勇者が現れたと人々が知れば、きっと人々は生きる活気を取り戻すだろう」

男「だから、俺は勇者でもなんでも「まあ聞け」」

女騎士「つまり、男が本当に伝説の勇者かどうかはこの際どうでもいい」

女騎士「人々が伝説の勇者が現れたと認識してくれれば、それだけで充分なんだ」

男(……………何故だろう、嫌な予感がする…ほぼ確信に近いレベルで)

女騎士「巻き込むようですまないが…ふりだけでいいんだ。男、伝説の勇者になってはくれないか?」

男(俺は……)


安価直下
1 分かった、やってみるよ

2 もう少し時間をくれないか?




見てる人いるのかな…

男「分かった、やってみるよ」

男(まあここで断ったら帰る手がかりも無くなるし)

女騎士「本当か!感謝するぞ男!いや、勇者殿!」ガシッ

男「ゆ、勇者はやめてくれ!あくまでフリだから!」

男(近い!女騎士さん両手掴んで来た時近付き過ぎて顔が近い!)

女騎士「早速王都へ戻る準備を…と言いたいが、今から馬の手配をしても遅くなるな…」パッ

女騎士「よし、今日はこのホテルで一晩過ごすとするか」

男「あ、ああ。ホテルに……ほ、ホテル!?」

女騎士「なんだ?ホテルは男の世界に無いのか?」

男「い、いや有るけど……」

男(これは俺相手なら迎撃出来るからなのか無自覚やのか……誘ってるってのは無いな、うん)

女騎士「?……まあいい。日はまだ登っていることだしな、暫く自由時間としよう」

男「おう、それなら俺は村の散策でもして来るよ」

見てる人割と居てビックリ


ーホテル入り口前ー
男(流石に日が沈む頃には戻りたいからな……周れそうなのは2箇所くらいか。

先ずはどうするか…)


安価直下
1 酒場
2 寺子屋
3 雑貨屋
4 武具屋
5 部屋に戻り女騎士と話す

男(よし、酒場に行くか。この世界について俺はまだ何も分かっていない…情報収集が必要だ)

ー酒場ー

ガヤガヤ…ガヤガヤ…

男(へー、流石に人が多いな…カウンターに座るか)

店主「ほう…随分若い兄ちゃんだな。何呑むんだ?」

男(一応金はさっき女騎士さんから少し貰ったから、ドリンク一杯くらいなら…あ、俺未成年だった!どうするか…)

男「………ミルクでも貰おうか」

店主「へっ、面白いこと言うじゃねえか…いいぜ、待ってな」

男(な、何とか切り抜けた……さてと)チラ

男(人が多いとはいえ変に離れた席の奴に話を聞く訳にはいかないな……誰に話を聞こうか?)


安価↓2
1 右隣の黒いローブの幼女
2 左隣の酔い潰れている大人の女性
3 店主

男(右隣は…子供?駄目だ、まともな情報は望めない。となると……不本意だけど、この酔っ払いの人に話を聞こう)

男「えっと、すみません。お時間いいですか?」

銃士「んあ?あたしぃい?」ムワッ

男(さ、酒臭え!どれぐらい酒飲んだらこうなるんだよ!)

男「えーと…俺ちょっと訳ありで遠くから来た…旅人?なんだ。良かったらこの辺のこと教えて欲しいなーなんて…」

銃士「なぁにぃー?ナンパ?あっはははは!いいよ、教えてあげるぅう」ムニュゥゥ

男「ふふふ普通に教えてくれ!」バッ

男(む、胸が……女さんとか女騎士さんも大きいけど、その比じゃない…爆乳ってやつか…)

銃士「残ねーん…じゃあ少し待ってて、今水飲むからさ…んぐ…んぐ……」

銃士「ふう……悪いね、あたしは銃士ってんだ。昔は帝国の騎士隊に居たんだけどね、今は傭兵やってんのさ」

男「銃士さんか。俺は男、宜しくな。それで話だけど…」

店主「兄ちゃん、その歳でナンパか?しっかり決めろよ。ほらミルクだ」コトッ

男「あ、どうも…ってかナンパじゃねえよ」

今日はここまで

選択されなかったローブの幼女は登場が遅くなるだけで登場はします


そしておっぱいキャラ登場

読んでくれている方々、本当にありがとうございます

遊戯王とヴァンガード両方の新弾購入で財布の中身が氷河期な今日この頃

ゆっくり書いてく

今更だけど帝国なんだから王都じゃなくて帝都だった……脳内変換オナシャス



銃士「なんだ、酒は飲めないかい?つなんないねえ…まあいいさ、この辺のことだっけ?」

銃士「まずここはセノゴ村、皇帝の住む城が有る帝都から東に位置する村だ。ここでは農業が盛んだな」

銃士「帝国は帝都を中心に、東に農業のセノゴ村、北に漁業のアサカン村、南に工業のフォグリード工業地帯がある」

男「あれ?西には何も無いのか?」ゴク

銃士「…あんた、旅人とか言ってたけどどこの出身だい?帝都の西側は毒素を持った魔力が充満してる暗黒地帯だろ?」

男「あ、ああ、そうだったな」

銃士「そ、そうだったって…常識じゃないかい……とにかく、ここいらの土地に関してはこんな所だね」

男「なるほど……」

銃士「他には何か有るかい?」

男「他には……」

1 自由安価

2 特に無い(酒場行動終了)


安価直下

男「…それなら、伝説の勇者について何か知らないか?」

銃士「伝説の勇者?……ああ、そりゃきっと『救世主伝説』のことだね」

男「救世主伝説、ねえ……随分とありきたりな…」

銃士「帝国の人間なら知らない奴はいないくらいの昔話だよ。ただ、地域によって諸説有るけどね」

男(あれ?昔話?女騎士さんは確か古文書を読んだって…)

銃士「あたしが知ってる奴はドラゴン退治で世界を救った話だね」

銃士「その昔、世界中が危機に瀕していた。ドラゴンが暴れ回っていたからさ。人々は自分達が滅びるのを覚悟したそうだ」

銃士「そんな時、異界から現れた勇者が杖を振るい呪文を唱える。するとドラゴンはたちまち倒されちまった」

銃士「こうして世界の平和は守られましたとさ……ってな具合だね。でも実際歴史上にそんな事件があった、なんて記述は何処にもされちゃいない」

銃士「だから救世主伝説はただのありがちな昔話ってわけさ」

男「ははあ……納得したよ」グイッ

銃士「お、ミルクとはいえ良い飲みっぷりじゃないか」

男「、ふう……銃士さんのおかげで良い話が聞けたよ、ありがとう」

銃士「どういたしまして、頑張りな!」

店主「フッ……兄ちゃんみたいな客ならいつでも歓迎してやるぜ?」

男「どうも、これ代金な。それじゃ!」バタン



ー酒場入り口前ー
男「さてと、あと一箇所くらいはいけるな。
何処にするか…」

安価直下
1 寺子屋
2 雑貨屋
3 武具屋
4 部屋に戻り女騎士と話す

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年09月29日 (土) 15:25:06   ID: DH0HqbLN

シャムさんのオフ会日に書かれてるYO!

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