エレン「プリズナーゲーム2」(25)

エレン「プリズナーゲーム」が放置されてたので、その続編を自分で勝手に考えて書いてみたいと思う

続編だから、エレンとアニだけ生き残ってた後の話ってことで



「なあ、ここでいいんだよな?」

「多分ね…」

「…明らかに人がいる場所とは隔離された場所にあるな」

「見つからないように、ってことでしょ」

「だろうけど…さて、どうする?」

「案の定窓は無いけど」

「脱出不可能だって知らせてるんだろうな」


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1日前


「本当か!?ならそこでまたあのゲームが…」

「確かにゲームの為に集められたのかもしれないけど…」

「だって8人も一気に消えたんだろ?しかもあの調査兵団の」

「団長含め、分隊長とかも消えてる…。なんだけど」

「ん?」

「…騒ぎになっていない。調査兵団のトップが一気に消えたってのに、騒ぎになってない」

「…『アイツ』が騒ぎにならないようなにかしらしてるんじゃねえの?」

「…そうかもね。で?これを聞いてあんたはどうするの?」

「決まってるだろ。これ以上の犠牲者を出してたまるかよ」

「…言うと思った。じゃあ行こうか」

「…おう」

「ってわけで会場と思われる場所に来たのはいいけどよ…入り口が見つからねえ」

「前は気絶してる間に会場に運び込まれたから」

「どうしたもんかな…ん?」

「なに?」

「…これ!俺が…!ゲームの間に書いた皆の絵!」

「…そういやそんなこともあったね。それがここにあるってことは、やっぱり会場はここなんじゃない?」

「だろうな。でもなんでこの絵がここに…」

「…」

「…おい、なんでいきなり黙ってん…!?防護服…の!」

「…!また…その棒か…」



ドサリ





エルヴィン「…くっ」

リヴァイ「おい、無事か」

エルヴィン「…ああ。特には問題ないが…どこだここは?」

リヴァイ「…わからねえ。一通り部屋を見回ったが、扉には鍵がかかっている。開きそうにもねえ」

エルヴィン「…閉じ込められたか?」

リヴァイ「多分そうだろうな」

エルヴィン「…油断したな。いきなり気絶させられるとは思っていなかった」

リヴァイ「だろうな。誰も気絶させられるなんて思わねえよ、普通は」

エルヴィン「…」

ハンジ「いたた…ん?どこここ…」

エルヴィン「…どうやら閉じ込められたらしい。他の皆はまだ気絶してるようだな」

ハンジ「え、ええ?閉じ込められた?」

リヴァイ「狼狽えすぎだ」

ハンジ「あ、リヴァイ。…えーっと、他の皆は?」

リヴァイ「そこで寝転んでる」

ハンジ「リヴァイ班の4人と…ミケ」

エルヴィン「…リヴァイ、ハンジ。皆が起きるまで少し私も探索してくる。皆を頼む」

リヴァイ「探索できるのはこの部屋だけだ」

エルヴィン「ああ、わかってる」

最後まで書ききってほしい。

待ってた!

>>7>>8頑張る

エルヴィン(…状況を整理しよう)

エルヴィン(私達は今日この8人でいた。そこに変な服を着た奴が襲って来た)

エルヴィン(…一瞬で気絶させられた。どんな武器を使ったのか想像がつかない)

エルヴィン(…部屋内には特に目ぼしいものがないな。あるのはテーブルと10脚の椅子、それにテーブルの上に乗ってる黒い板のようなものだ)

エルヴィン(…窓はなし。脱出不可能ということか)

リヴァイ「おいエルヴィン。全員起きた」

エルヴィン「…ああ」

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エルヴィン「…というわけだ。部屋からはここがどこかもわからない」

オルオ「俺が油断さえしなければ…」

ペトラ「別にあんたが油断してもしなくても結果は同じでしょ」

ミケ「だが困ったな…エルヴィンが不在の今、調査兵団が危ないぞ」

エルヴィン「…確かにそれも心配だな。さて、どうしようか」

グンタ「冷静ですねエルヴィン団長…」

ハンジ「まあ巨人と戦って来れば嫌でも危機的状況での冷静さは得られるんじゃない?」

エルド「…さっきから気になってはいたが、この黒い板はなんだ?」

リヴァイ「…まてエルド。迂闊に触るな。罠の可能性もある」

エルド「ああ、そうか…すいません」

ハンジ「この部屋には扉がいくつかあるね。で、全部鍵がかかってるの?」

リヴァイ「ああ。確認済みだ」

ミケ「…窓もない」

ペトラ「これじゃあ今が夜か朝かもわからなくなっちゃう…」

ブブブッ

エルヴィン「…なんだ?何か振動した音か?」

エルド「…あれが振動しました」

ハンジ「…1人でに振動する?そんなの聞いたことないけど…」

リヴァイ「俺が取る。お前らは動くな」

オルオ「いえ、兵長に危害が加わったら大変です!俺が…」

グンタ「もう兵長が板を手にとってるぞ、オルオ」

リヴァイ「…?おい、お前ら全員こっちに来てくれ」

ペトラ「何が書いてあったんですか?」


調査兵団の皆様。

ーー『監獄』へようそこーー

エルヴィン「監獄だと…?」

ハンジ「…ここが?」

リヴァイ「…これだけか?」

オルオ「!兵長今何したんですか?画面が変わって…」

リヴァイ「この板に触れただけだ。それだけで画面が変わった」

ミケ「…この板は凄い技術力の証だな。誰がこんなものを…」

ハンジ「次の画面には何て書いてあるの?見えないよ」

リヴァイ「少し落ち着けメガネ」




ーーあなた方が第2回目のゲーム参加者ですーー

ーー総勢10名によるゲームが開催されますーー

グンタ「ゲーム?2回目?」

エルド「10名っておかしくないか…?ここにいるのは8人だぞ」

ペトラ「なんか…変なことに私達巻き込まれたんじゃ…」

リヴァイ「…次に進める」

オルオ「…また画面が変わった」




ーーあなた方には『プリズナーゲーム』に参加していただきますーー

ーー1回目のゲームは大変良い結果が得られましたーー

ーー2回目のあなた方のゲームに期待しておりますーー

ーーまた、そちらに今、後2名のゲーム参加者が向かっておりますーー

ーーその場で待機してくださいーー

ーーその場で待機してくださいーー




リヴァイ「…この待機しろって画面から先に進まねえ」

エルヴィン「待機しろってことだろう」

オルオ「…プリズナーゲーム」

ペトラ「どうしたの?オルオ」

オルオ「…プリズナーゲームっていう名をどこかで聞いたことがあるような…」

ハンジ「あ、プリズナーゲームってあれだ!104期の訓練生が大量に死亡したっていってた結構話題になってたやつ!」

ミケ「それが次は俺たちがやるということか」

ハンジ「…あっ」

リヴァイ「おい、そのプリズナーゲームとやらを詳しく教えろ」

ハンジ「まだ待機してなきゃいけないみたいだし、時間が許す限り教えよう!」




ハンジ「前に訓練生が10人程度行方不明になったことがあった」

ハンジ「その訓練生のほとんどが成績上位者らしくて…」

ハンジ「で、その訓練生達は攫われて、とある施設でこのプリズナーゲームをさせられたらしい」

ハンジ「結果は酷いもんだった。2人を残して全員死んじゃったらしい」

ハンジ「1人は途中で脱出したらしいんだけど、もう1人は最後までゲームをプレイして…精神がおかしくなっていたらしい」

ハンジ「今は復帰したみたいだけどね。で、そのゲームの首謀者は王政にいるとか…」

リヴァイ「聞くだけ聞いたが、これから俺たちがそのゲームをさせられるということは誰か死人が出るということか」

ハンジ「…」

ブブブッ

エルド「黒い板がまた振動を…」

リヴァイ「…画面が変わったぞ。見てみろ」




ーー残り2名が追加されましたーー



ペトラ「?何これ…私達の顔?」

オルオ「顔の下に名前もあるな…」

ミケ「…10人いるな。ということは追加されるのはこの『エレン』と『アニ』という奴か」

エルヴィン「…この顔は何らかの事が起きると変化するのかもしれないな」

グンタ「何らかの事?」

エルヴィン「例えば、人が死ぬ。とかだな。当人が死ぬとその顔に変化が出るのかもしれん」

ハンジ「…死ぬ、ねぇ」

ガチャッ



リヴァイ「!てめぇらは…」

防護服「…」

オルオ「俺たちを気絶させた奴ら!」

エルヴィン「…人を抱えているな。その2人がエレンとアニか」

防護服「…」 ドサッ

ハンジ「あ、帰っていく…」

バタン






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ーーレン!

エレン!

エレン「…!?…アニ?」

アニ「目覚めたかい?どうやら会場に着いたらしい」

エレン「!本当か!…?この人達は…?」

アニ「昨日言った、調査兵団の人達」

エルヴィン「エレン君だね。調査兵団団長のエルヴィンだ」

エレン「団長…エレンです。…あの、何か通達とかありましたか?」

ハンジ「通達…かどうかはわからないけど、ようこそ監獄へって文字がそこの画面に映ってたよ」

エレン「…やっぱりここが会場…」




エレン「…今度こそ監獄長の息の根止めてやる…!」

ちゃんと完結させる予定です

ここまで

リヴァイ「…この意味不明なゲームをお前らは知ってんのか?会場がどうのこうの言ってるが」

アニ「…知ってるというよりも…」

エレン「…1回目のプリズナーゲーム体験者です」

エルヴィン「…君たちが。…どうしてまたここに来たんだい?」

エレン「…復讐ですよ」




エレン「俺の仲間達を殺し合わせた監獄長への復讐のためですよ…!」

ペトラ「…監獄長って、このゲームの首謀者のこと…かな?」

アニ「はい。自分でそう名乗ってました」

エルド「その監獄長とやらに会ったことはあるのか?」

エレン「…1回も顔を見せませんでした。俺の仲間の1人を手駒にして指示を出してたんです」

ハンジ「さぞかし酷い体験だったでしょうに…まだ若いのに大変だったね」

グンタ「…お、また黒い板が振動を…」

アニ「…またこれがあるんだ」

リヴァイ「貸せグンタ。読む」





ーー10人全員が集まりましたーー

ーーこれよりゲームを始めますーー


ハンジ「…無理矢理だなぁ。こちらの意思確認もせずに参加させてる時点で無理矢理もなにもないけど」

ミケ「どうして俺たちが2回目のゲーム参加者に選ばれたのかも謎だ」

オルオ「…兵長や団長を攫うなんてとんでもないことを平気でやってのけるのか」

ーーゲーム概要ーー

ーー1.“プリズナーゲーム”は、閉鎖された監獄内におけるーー

ーー“看守”と“囚人”の関係性と心理を再現する対話型ゲームであるーー


リヴァイ「看守と囚人…?なんだこれは」

エレン「…大まかなルールは変わらないのか」

エルヴィン「ふむ、前回と同じなのか」

エレン「…多分この後囚人と看守決めがあるはず…」

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