雪穂「目指せラブライブ!」絵里「打倒μ's!」 (62)

雪穂と絵里のSSです
恋愛要素は殆どありません

時系列的には3年卒業後から雪穂入学までのお話


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407060742

-神田明神-




絵里「終わっちゃったわね…。私達のμ'sが」

希「またその話?」

絵里「いいじゃない何回話したって」

希「もう聞き飽きて耳にタコが出来そう」

絵里「そんなに話たつもりはないのだけど…」

希「え~、だって昨日もその話聞いたよ~?」

絵里「そうだったかしら?」

希「…はぁ」

絵里「解散は寂しくもあるけど、それと同時に嬉しかったりもしたのよ」

希「μ'sが自分たち9人だけのものだと思えたから…やろ?」

希「それも一昨日聞いたよ」

絵里「うっ…」

希「この歳から老人の介護とは亜里沙ちゃんも大変やねぇ」シミジミ

絵里「私はお婆ちゃんじゃないわよ!?」

希「で、絵里ちはこんな朝早くから何しに来たん?」

絵里「自主トレよ」

絵里「早朝なら誰も居ないでしょうし、階段での走り込みが出来ると思ってね」

希「あー…。老人は早寝早起きっていうし」察し

絵里「そのネタまだ引っ張るの!?」

希「冗談や」

絵里「半分本気っぽかったけどね…」

希「あはは。でも、この時間からトレーニングかぁ」

絵里「なにか不味かった?」

希「不味いってことはないと思うんやけど、本人は多分誰にも知られたくないと思うんよ」

絵里「…なんの話?」




タッタッタッタッタ



希「来たみたいやね」

絵里「誰か石段を上がってきてるわね」

希「さてと」ササッ

絵里「どうして茂みに隠れるの?」

希「えりちも早く隠れて」

絵里「?」キョトン

希「あーもう!説明は後でするから早くっ!」

絵里「え、えぇ」ササッ





タッタッタッタッタ



ピタッ



雪穂「はぁ…はぁ…はぁ…」ゼーゼー





絵里「あれって…」

希「雪穂ちゃんや」

絵里「どうして雪穂ちゃんが?」

希「μ'sに入るのを諦めたって話は聞いた?」

絵里「亜里沙からね。2人でスクールアイドルになるって張り切ってたわ」

絵里「もしかしてそれが関係あるの?」

希「ここ最近ほぼ毎日来てるみたいなんよ」

希「前に一回聞いてみたんやけどね。なんでそんなに頑張るのかって」

絵里「それで?」

希「負けたくないんだって」

絵里「それは穂乃果達にってこと?」

希「それだけじゃないみたいやね」

希「亜里沙ちゃんにも負けたくない。…足を引っ張りたくないんやって」

絵里「足を引っ張りたくないって…。そもそもまだ活動してすら

希「たまにここで2人がダンスレッスンしてるのを見かけるんだけどね」

希「亜里沙ちゃんは凄いと思う」

絵里「え?」

希「一種の才能ってヤツかな。誰かに教わった訳でもないのにあれだけ踊れるのはウチも驚いた」

絵里「…そう亜里沙が」フフッ

希「お姉ちゃん的には嬉しいんやない?」

絵里「そうね。…でも」

希「うん。雪穂ちゃんからしてみれば辛いんやないかなーって」

絵里「だから1人で自主練を…」






雪穂「はぁ…はぁ…はぁ…」

雪穂「もう一本っ!」タッタッタ





絵里「…」

希「どうかしたん?」

絵里「…いえ、なんでもないわ」

希「ん~?」ニヤニヤ

絵里「やめてよその顔。気持ち悪い」

希「ひどっ!?この顔は生まれつきなんやけど!?」

絵里「はぁ…。もういいわ」テクテク

希「え、どこに行くん?」

絵里「帰るのよ」

希「あーなるほど。気をつけなー」フリフリ

絵里「希もバイト頑張ってね」フリフリ

希「はいはーい」

~~~~~~~~~~~

-翌朝 神田明神-




絵里(…また来てしまったわ)

絵里(さてと雪穂ちゃんは)キョロキョロ



タッタッタッタッタ


絵里(来たわね)

絵里(とりあえず茂みに隠れましょう)ササッ







雪穂「はぁ…はぁ…はぁ…」




雪穂「タイムが落ちてる…。やっぱりこんな状態じゃ…」



絵里(なにか様子が)

雪穂「あ、痛っ…!?」

雪穂「…」サスサス




絵里(足に絆創膏?…靴が合ってないようにも見えるわね)




雪穂「…」トボトボ




絵里(帰ったようね)

絵里「靴擦れ?あんな状態で続けたって…」

絵里「心配ね」

希「なにが心配なん?」

絵里「へ?」

希「こんな茂みの中でかくれんぼでもしてたん?」

絵里「ど、どわぁ!?ののののののぞみ!?」

希「おー。予想以上の反応」

絵里「な、なんで!?今日はバイト無いはずじゃ!?」

希「いつも来てる人がお休みでその代わりにね~」

絵里「ビックリさせないでよー…」ホッ

希「で、えりちは何してたん?自主練って感じでも無いようやけど」

絵里「別に。たまたま通りがかっただけよ」

希「へぇ。たまたまねぇ。ふーん。ほーう」

絵里「ぐっ…!」

絵里「帰るわ!」

希「あ、絵里ち」

絵里「なにかしら?」









希「明日、雨らしいよ」

~~~~~~~~~~

-次の日 絢瀬家-


ザーザー
ザーザー




亜里沙「今日は雨降りだね~」

絵里「そうね」

亜里沙「午後からはもっと酷くなるみたいだよ~」

絵里「そうね」

亜里沙「これじゃあ外に遊びにも行けないね」

絵里「そうね」

亜里沙「むう…」

絵里「?」

亜里沙「お姉ちゃんちゃんと話聞いてる?」プンプン

絵里「え?」

亜里沙「心ここにあらずって感じなんだもん!」

絵里「…少し考え事をね」

亜里沙「そうなの?なになに?」

絵里「ごめんなさい。それは言えないわ」

亜里沙「えーー…」

絵里「ふふっ」ナデナデ

絵里「少し出かけてくるわね」

亜里沙「え、でも雨降ってるよ?」

絵里「大切な用事なの」



絵里(私の勘が外れてるならそれで問題ない)

絵里(でも仮に当たってるとしたら)


絵里「行ってくるわね」

亜里沙「あ、うん。気をつけてね」

・・・



-神田明神-

ザーザー
ザーザー





雪穂「はぁ…はぁ…はぁ…」タッタッタ

雪穂「…おかしいな」フラフラ

雪穂「目が霞んで…」グラッ

絵里「危ない!!」グッ

雪穂「…」

絵里「嫌な予感が当たったわね」

雪穂「…」

・・・


-高坂家 雪穂の部屋-



雪穂「……ん」

雪穂「…あれ?私どうしたんだっけ…」

穂乃果「起きた?」

雪穂「お姉…ちゃん?」

穂乃果「…」

雪穂(怒ってる?)

ガチャ




絵里「起きたみたいね」

穂乃果「絵里ちゃん…」

絵里「ここは私が見てるから穂乃果はお店の方を手伝ってあげて」

穂乃果「で、でも!」

絵里「いいからいいから」ニッコリ

穂乃果「う…うん」

雪穂「…」

穂乃果「ねぇ雪穂」

雪穂「え?」

穂乃果「後で話があるから」

雪穂「…はい」

・・・


絵里「雪穂ちゃんリンゴって好き?」

雪穂「あの…」

絵里「私ね、こう見えてもリンゴ剥くの結構上手いのよ」

絵里「亜里沙によくせがまれてね。ウサギさんとかよく作ったりするわ」クスクス

雪穂「あ、あの!!」

雪穂「~~~っ!?」

雪穂「ゴホッ!ゴホッ!」

絵里「駄目よ大声出したりしちゃ。熱があるんだから」

雪穂「熱…?」

雪穂(だんだん思い出してきた。私は雨の中、神社に走りに行ってそれで)



絵里「リンゴなら寝ながらでも食べれると思うのよね」



雪穂(それで…どうしたんだっけ。駄目だ、そこから記憶が)



絵里「あ、食べやすいように細かくした方が良いのかしら」



雪穂(…もう一つ気になることが)



絵里「でもそれだとウサギさんの形に切った意味がなくなる…。ハラショーね」ムムム



雪穂(なんで絵里さんが私の部屋でリンゴ剥いてるんだろう)

雪穂「…」ジー

絵里(ど、どうしよう…。なんだかすっごく見られてる気がするわ)

絵里(そうか!!リンゴね。リンゴを食べたいのね?)

雪穂「あの、絵里さん」

絵里「あと少しだけ待ってて!ウサギさんには悪いけど細かく切ってしまうから!」プルプル

雪穂「あ、いや。ウサギは別にいいんですけど」

絵里「ええ!?」ガタッ

絵里「そんな…」ガクッ

雪穂(どうしよう…。私の中の絵里さんのイメージが崩壊してくよ…)

雪穂「えっと、失礼なんですけどどうしてここに?」

雪穂「神社に行ったのまでは覚えてるんですがそこから記憶が…」

絵里「まぁ、気を失っていたものね」

雪穂(立ち直るの早っ!)

雪穂「あの時は頭がボーッとして…。確か倒れる瞬間に誰かに」

雪穂「もしかして私を受け止めてくれたのが」

絵里「私よ。その後すぐにお家に連絡させてもらったわ」

雪穂「そうでしたか。…すみません」

絵里「いいのよ私は。それよりもご家族にもちゃんと謝った方がいいわね」

絵里「特に穂乃果には」

雪穂「あはは…。相当怒ってましたからね」

絵里「相当心配もしてたけどね」

絵里「お店が忙しいのに『雪穂の側にいる!』ってなかなか離れなくてね」フフッ

雪穂「お姉ちゃんが…。そうですか」フフッ

絵里「さて!疑問が解決したところでリンゴを食べましょうか♪」ニコ

雪穂「あはは…」

雪穂「そういえば絵里さんはどうして神社にいたんです?」モグモグ

絵里「…」モグモグ

絵里「え!?」

雪穂「そんなに驚くことですか?」

絵里「えっと…その…あの~…」ダラダラ

雪穂「?」

絵里「はぁ…。隠し事は苦手なのよね」

絵里「今までのことを全部話すわ」

~~~~~~~~~~


絵里「~ということよ」

雪穂「なるほど。全部見られてた訳ですね」

絵里「悪いとは思ったんだけどほっとけなくてね」

雪穂「いえ、希さんにはバレてましたし黙ってるようなことでもないので」

絵里「…」

絵里「雪穂ちゃんはスクールアイドルになりたいのよね?」

雪穂「そうですね」

絵里「スクールアイドルになりたいだけならここまで無理する必要もないと思うわ」

雪穂「それじゃあ駄目なんですよ。お姉ちゃん達に勝てないとダメなんです」

絵里「それは何故?」

雪穂「だってお姉ちゃん達は同じ地区、しかも同じ学校ですからね」

雪穂「μ'sを倒さないとラブライブに出られませんから」

絵里(この子…)

絵里「本気なの?」

雪穂「冗談でこんな大それたこと言いませんよ」

絵里「コーチのアテはあるの?」

雪穂「うっ…それは」

絵里「…」

絵里「1人だけ心当たりがあるわよ」

雪穂「本当ですか!?」ガタッ

雪穂「…ゴホッ!ゴホッ!」

絵里「ほらほら、病人なんだから安静にね」クスクス

雪穂「心当たりというのは?」

絵里「元スクールアイドルでラブライブ優勝経験者。大学に通う予定だけど特にサークルに入る気もない。そんな暇人が知り合いにいてね」

雪穂「それって…」







絵里「やる気がある子は大歓迎よ」ニッコリ

~~~~~~~~~~

-翌週 スポーツ用品店-



雪穂「あ、絵里さんこっちです」

絵里「こんにちは雪穂ちゃん。待たせちゃったかしら?」

雪穂「いえ私も今来たとこですから」

絵里「なら良かったわ。体調も問題なさそうね」

雪穂「おかげさまで」

絵里「それじゃあ早速見て回りましょう」

雪穂「はい!」

雪穂「今日はすみません。付き合ってもらっちゃって」

絵里「良いのよ。やっぱり靴は自分に合ったものを使わないとね」

絵里「まさか穂乃果のお下がりを使ってるとは思わなかったわ」

雪穂「あはは…。あまりこういう場所には来なくて」

絵里「なら他にも色々見てみましょう。今後来ることが多くなると思うわ」

雪穂「亜里沙もよく来てたりするんですか?」

絵里「亜里沙には教えてないわ。まさか2人がそんなに頑張ってるとは思ってなかったしね」

絵里「その内、亜里沙も連れて来た方がいいかもしれないわね」

雪穂「絵里さんに練習を見てもらえるって凄く気合入ってるみたいですよ」

絵里「あらあら、本格的に指導するのは入学後なのに気が早いわね」クスクス

・・・


雪穂「うーん。どれがいいんだろう」

絵里「そうねぇ。…雪穂ちゃんが今後も頑張るつもりならコレとかどうかしら?」

雪穂「これですか?」

絵里「サイズ的にもピッタリだと思うわよ」

雪穂「確かにそうかもしれないけど値段が…」

絵里「いくらくらいまでなら出せるの?」

雪穂「これくらいしか…」財布見せ

絵里(なんとかなりそうね)

絵里「試しに履いてみましょうか」

雪穂「え?でも買えませんよ?」

絵里「まぁ履くだけならタダだし♪」

雪穂「えっと…じゃあ」ゴソゴソ

絵里「履いてみた感想は?」

雪穂「凄い動きやすそうだし履き心地も良いです」トントン

絵里「気に入った?」

雪穂「そりゃまぁ。…お金があれば買ったんですけどね」アハハ…

絵里「決まりね」

雪穂「え?」

絵里「すみませーん!」

店員「はーい」

絵里「これください」

雪穂「ちょ!?ちょっと絵里さん!?」

絵里「大丈夫、大丈夫♪」ニッコリ

店員「お会計はあちらでお願いします~」

-レジ-



店員「XXXX円になります」

雪穂(やっぱり足りないよ…)

絵里「とりあえず持ってるお金を出してもらえる?」

雪穂「あ、はい…」ススッ

店員「ポイントカードはお持ちでしょうか?」

雪穂「ありませn

絵里「あります」サッ

絵里「それと、金額が足りないと思うので足りない分はポイント使います」

雪穂「……」

・・・



雪穂「さっきはありがとうございました」ペコッ

絵里「良いのよ。ポイントなんてまたすぐに溜まるんだし気にしないで」

雪穂「でもそういう訳には…」

絵里「う~ん…じゃあお礼は行動で示してもらいましょうか」

絵里「ラブライブで絶対に優勝することが条件ってことでどうかしら?」

雪穂「…それは流石にハードルが高過ぎな気が」

絵里「あら。新しいμ'sに勝ってラブライブに出場するんでしょ?なら大丈夫よ」

絵里「μ'sに勝った時点で優勝は決まったようなものだもの」フフン

雪穂(凄い自身だ…)

~~~~~~~~~~


-高坂家-


雪穂「ただいまー」

穂乃果「おー、雪穂おかえり~」パリパリ

雪穂「寝ながらお煎餅食べてる…」

穂乃果「なんか変?」パリパリ

雪穂「スクールアイドルにあるまじき行動だと思ってね」ハァ

穂乃果「えー?海未ちゃんもことりちゃんもやってるよ?」

雪穂「いや、その2人はマズ無いと思う」

穂乃果「あれ?その手に持ってる紙袋は何?」

雪穂「ああコレ?これは」

穂乃果「見覚えあると思ったけど絵里ちゃんがよく行くとこのヤツだよソレ」

雪穂「へ~」

穂乃果「何買ったの?見せて見せて~」

雪穂「練習用の靴をちょっとね」ガサゴソ


コトッ


穂乃果「あれ?これって」

雪穂「どうかした?」

穂乃果「ううん…なんでも」

穂乃果(絵里ちゃんが前に履いてたのが同じデザインだったような)

雪穂「変なお姉ちゃん」

~~~~~~~~~~


-1週間後 神田明神-





絵里「ワンツースリーフォーファイブシックスセブンエイッ!」

絵里「ワンツースリーフォーファイブシックスセブンエイッ!」

雪穂「はぁ…はぁ…はぁ…」

絵里「はい終了。今日はここまでにしましょうか」

雪穂「ま、まだ出来ます!」ヨロヨロ

絵里「駄目よ。もうだいぶ足にキテるんじゃない?」

雪穂「でもっ!」

絵里「亜里沙に少しでも早く追い付きたいのは分かるわ。練習が駄目だとも言わない。…でもね」

絵里「自分を痛めつけるのは練習じゃないわ。ただ辛いだけよ」

絵里「今日はもう帰りましょう」

雪穂「…はい。お疲れ様でした」

絵里「努力はきっと結果に繋がるわ」ニコッ

・・・




希「努力は結果に繋がる…か。」

絵里「盗み見?次からは見学料取ろうかしら」

希「ざ~んねん今日はウチだけやないんよ」

絵里「え?」

にこ「全く…希が面白いものが見れるって言うから何かと思えば」ハァ

絵里「にこも居たのね」

にこ「毎日練習に付き合ってるの?」

絵里「まぁね」

にこ「ふ~ん」

絵里「なによ?」

にこ「べっつに~。どういう風の吹き回しなのかな~なんて思ってないニコよ~」

絵里「…私にもよくわからないわ」

にこ「はぁ!?」

希「そうなん?」

絵里「でも私の心を動かしたのはあの一言だと思う」

絵里「あの子ねμ'sを倒すってハッキリと言ったわ。絶対にラブライブに出るんだってね」

のぞにこ「……」

絵里「生半可な覚悟じゃないってことよ。本気なんだと思う」

絵里「本気でスクールアイドル目指してる子の力になりたい…そう思っちゃったのよ」




絵里「話はおしまいっ!疲れたから帰るわね~」テクテク

にこ「待ちなさい!」

絵里「どうかした?」クルッ

にこ「いつも何時から練習してるのよ?」

希「ふふっ」

-翌朝 神田明神-



雪穂「えっと…」

にこ「ふんっ」プイッ

絵里「スペシャルコーチの矢澤にこさんよ」

雪穂「スペシャルコーチ!?」

にこ「今日から入学まで絵里と2人でみっちり鍛えてあげるから覚悟しなさい!」

希「ウチもいるよ~」

雪穂「あはは…。お手柔らかにお願いします」

絵里「さーて始めましょうか」

雪穂「はい!」

・・・



にこ「動き自体は悪くないわね」

雪穂「はぁ…はぁ…そうですか…」

にこ「体力がもう少し必要だとは思うけど」

絵里「それには同意見ね。今の状態では長いライブを戦い切れないわ」

にこ「でもそれも今は無視していいレベルね」

絵里「ええ。体力面は長い時間を掛けて作っていくしかないものね」

希(にこっちが真面目に指導してる…)

にこ「今の雪穂ちゃんに足りてないのは自分をアピールしようっていう心ね」

にこ「もっと積極的に攻めていくことも大切よ」

絵里「なるほど…。私が感じていた違和感の正体はそれだったのね」

希「大勢の前で歌って踊ってはやっぱり緊張する?」

雪穂「あはは…。お恥ずかしながら…」

にこ「ここは、にこの出番ね!」

のぞえり「…」

雪穂「え?あの…」

にこ「今からにこがやるのと同じことをやって見せなさい!」

雪穂「あ、はい」

にこ「いくわよ!」

雪穂「…」ゴクリ

にこ「にっこにっこにー☆」

雪穂「…」

雪穂「はい?」

にこ「ほら雪穂ちゃんも」

雪穂「え…あ…///」モジモジ

雪穂「にっこにっこ…に///」カアッ

3人「」

雪穂「あ、あの…///」モジモジ

3人「」

雪穂「どうでした…?」

3人「はっ!?」

にこ「ま、まぁまぁね!悪くはないけど積極的って感じじゃなかったわね///」ドキドキ

雪穂「そうですか…」ショボン

絵里(今のままでも十分魅力的な気がするわ…///)ドキドキ

希(この胸の高鳴りはなんなん…?///)ドキドキ

-入学式当日 学校-



穂乃果「今日からいよいよ新入生が…」

穂乃果「緊張してきたよ…」

海未「挨拶はしっかり頼みますよ。学校の看板を背負ってるのですから」

穂乃果「プレッシャーかけないでよ!!」

ことり「あれだけ練習したんだしきっと大丈夫だよ~」

穂乃果「う、うん」

絵里「おはよう♪」

穂乃果「あ、絵里ちゃんおっはよう!」

海未「え?」

ことり「な、なんで絵里ちゃんがいるの!?」

穂乃果「あれ!?そういえばそうだよ!留年しちゃったの!?」

絵里「留年て…にこじゃあるまいし」

にこ「なんでそこで私が出てくるのよ!?」

ことり「にこちゃんもいるんだ…」

海未「にこは留年したのですよね?」

にこ「違うわよ!!」

希「賑やかなのは良いことやね」

穂乃果「希ちゃんも来たんだ」

ことり「絵里ちゃんは亜里沙ちゃんの入学もあるし分かるけど、希ちゃんとにこちゃんはどうして?」

にこ「教え子の晴れ舞台だしね」

穂乃果「教え子…?」

絵里「やっぱり雪穂ちゃんから何も聞いてないのね」

穂乃果「なんで雪穂の名前が」

海未「まさか…」ゴクリッ

ことり「そういうことかぁ…」アハハ…

希「海未ちゃんとことりちゃんは気付いたようやね」

穂乃果「えー、なになに?」

絵里「ヒントはここまでよ。私たちはこれからもちょくちょく学校に顔出すかもしれないわね」

穂乃果「そうなの?やったーーー!」

絵里(その時には敵同士かもしれないけどね)フフッ

海未(思わぬ所に強敵が潜んでましたね。次のラブライブは前回以上に大変そうです)

ことり(でも、ちょっと楽しみかな♪)


希「そろそろ入学式始まるんやないの?」

にこ「あんた達行かなくていいの?」

穂乃果「そうだった!!」タッタッタ

海未「急ぎますよ。穂乃果!ことり!」タッタッタ

ことり「あ~ん!まって~!」タッタッタ

にこ「騒がしい連中よね」

希「そうやね」

絵里「…あの輪の中に私たちも居たのよね」

にこ「なに言ってんのよμ'sは一緒よ。どんなときもずっと」

希「今のはもしかして曲の題名と掛けたん?」

にこ「いちいち聞かないでよ!!///」

絵里「ふふっ。そうだったわね」

希「それに今は別の目的…。夢がある」

にこ「そうね」

絵里「ええ」

絵里「打倒μ's!最終目標はラブライブ優勝!」

絵里「本気で頂点目指すわよ!」




おー!!







終わり

これで終わりです

ラブライブ本気で目指す話も書きたかったけどユニット名がどうしようもない

雪穂のカードはまだ来ないんですかね?

自分のことを知ってくれてる方が居たのは嬉しいですね。

あまり気にしないので好きなようにお呼びください。

ではでは、また機会があれば書きたいと思います。

読んでくださった方ありがとうございました!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月04日 (月) 00:34:00   ID: chpOmhQ2

足りない……

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom