唯「ばくおん?」 (46)


けいおん!×ばくおん!!のクロスっぽい物です。
メインはけいおんで、少しばくおんキャラが出てくる感じです。独自解釈や設定やキャラの改変などがあるかもしれませんので、そういった話でも大丈夫という方はよろしくお願いいたします。
では


ぶしつ!

唯「アンプのボリュームを大きくすれば爆音になるよね?」モグモグ

律「違う違う、アンプとか音の話じゃなくてさ」

澪「ん?私も唯と同じでボリュームの話かと思ったけど、違うのか?」

律「それが違うんだって。私が言ってるのはさ、ばくおん!!って漫画の話」

梓「漫画の話だったんですか…それにしてもそのタイトル、似たような作品があったような気がしますね」

律「私も聞いた話で詳しくは知らないんだけど、なんでも某五人組女子高生バンド漫画とやたらに共通点がある漫画らしくてさー、ちょっと気になってるんだ」

紬(某五人組女子高生バンド漫画ってどんな話なのかしら…要チェックね♪)




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404118025

澪「某五人組女子高生バンド漫画ってのも知らないけど、そのばくおんってのはどんな話なんだ?」

律「それそれ。なんでもその内容ってのがさ、女子高生×バイクって話らしいぜ?。何だか面白そうじゃないか?」

唯「バイク??よくおじいさんおばあさんが乗ってるやつ?」

澪「唯が言ってるのは多分スクーターとか原付の事だろうな…確かによく見かけるけど」

梓「でもバイクって運転には免許が必要でしたよね?女子高生でバイクって…」

澪「たしか自動車の免許を取得できるのは18歳からだったよな?」

唯「そうだったんだー。私車って運転できれば乗って良いって思ってたよ?」

律「おいおい…流石にそりゃないだろ…」

澪「唯…」

紬「唯ちゃん…」

梓「唯先輩…」

唯「ほえ?」

律「ま、まあとにかくさ、ちょっとその漫画が気になるから、帰りに本屋によってこうぜ!」

唯「いいよ?」

紬(某五人組女子高生バンド漫画も気になるわ?そっちも読んでみようかしら♪)

お前らのことだよ!!!

単なる宣伝か
以前はけいおんキャラ使ってそういうのあったが、今となっちゃけいおんキャラ自体がショボくなったしね


ほんや!


律「さーってと、さっそく探すぜ?」

澪「普通に店員に聞いたほうが早くないか?」

律「ばかだな?澪は。自分で探して見つけだした時の達成感がいいんだぞー?」

唯「そうだねりっちゃん!私も探しちゃうよ?!」フンス!

律「ようし行くぞ唯隊員!」

唯「おーう!」

澪「やれやれ…」

梓「私はギターのスコアのコーナーを見てますね」

澪「ん、じゃあ私も久しぶりに小説のコーナーでも覗いてみようかな」

紬「私は色々見て回ってみるわ?」
(某五人組女子高生バンド漫画も探してみましょ!)

すいません、投下したレスで文字が化けてる部分がありますがご容赦ください…



すうじゅっぷんご!

律「なんだよー!結局店員に聞いたけどなかったじゃないか!」

唯「うう…探しくたびれた…」

澪「だから初めから聞いとけば良かったんだよ」

梓「もう8時近いですね…」

律「はぁ…、皆付き合わせてごめんな、今日はもう解散にするか」

唯「うーん、早く憂のご飯が食べたいよう…」グッタリ

紬「そうね…皆お疲れさま、また明日ね(某五人組女子高生バンド漫画も見当たらなかったわ…シュン)」

梓「皆さんお疲れさまです、また明日学校で会いましょう」

唯「バイバーイあずにゃーんっ」ノシ


よくじつ!

唯「ふええーっ、昨日寝たのが遅いせいか寝坊しちゃったよう!」タッタッ

唯「それに今日は憂が日直で朝早くに登校したから起こしてもらえなかったし…」

唯「…って、人のせいにしちゃダメだよね、私が一人で起きられなかったのが悪いんだし」

唯「と、とにかく急がないとっ」タッタッ





トラック「ブロロー♪」

唯「!?」


キキーーッ!

ドンッ!


唯「あたた…危なかった…あと少しで轢かれちゃうとこだったよぅ」ムクリ

唯「ギー太も無事だし良かったぁ、……痛てっ」グキッ

唯「うぅ…少し足を捻ったのかな…仕方ない、歩いていこう。はぁ…今日は遅刻かなあ…」


フォーーン…キキッ!

??「だ、大丈夫ですかー?」ドルッドルッドルッ…

唯「ほぇ?(わわっピンクのバイクだよっ)」

??「あっ、さっきトラックに轢かれそうだったのを見てたもので…怪我とかしてませんか?」

唯「でへへ…ご心配おかけしてすいません、でもなんとか大丈夫です、って痛たた…」ズキズキ

??「あっ、足を怪我しちゃったんですか?普通に動けます?」

唯「なはは…ちょっと挫いた程度なんでなんとか歩けますよー、走ったりは出来ないですけど…」フラフラ

??「そうですか……あっ、もし良かったらー」

唯「ほぇ?」


ーーーーーーーーーー


がっこう!

紬「りっちゃん、唯ちゃんがまだ来てないみたいなんだけど…今日休みなのかしら?」

律「なんだー?唯のやつまだ来てないのか?」

紬「あと5分くらいで朝のHR始まっちゃうね…」

律「そうだなー、今ごろ慌てて走ってたりして(笑)」

律「ちょっと外を覗いてみるか…」ガタッ

紬「あっ、りっちゃん、あれって!」

律「ん?バイク?…ってあの後ろから降りたギターを背負ってるのはもしかして…」



律紬「唯(ちゃん)!?」


やすみじかん!

律「唯ーっ、お前今朝はどうしたんだ?バイクで誰かに送ってきてもらったみたいだけど?」

唯「あ、りっちゃん!でへへー、それがですねぇ、聞いておくんなましっ!」



ーーーー唯説明中ーーーー



律「へえー、事故に遭いかけて足を怪我したところを見てた子に、善意で送ってもらったって訳だったのか!」

唯「そうなんだよー、あ、それでね!オートバイで二人乗りするのは"たんでむ"っていうらしいよー」

律「そういうんだなー、ところでさ、バイクの後ろに乗ったんだろ?どんな感じだったんだ?」

唯「うん!初めはちょっと怖かったんだけど、すぐに馴れてね、それからはすごい楽しかったんだあ!通学路はいつもと同じなんだけど、見える景色が全然違って見えてなんだか新鮮な感じで!」

律「くあーっ!唯の話聞いてたら私も乗っけてもらいたくなっちまったぁー!」

唯「えへへっ、いいでしょー!」

紬「ところで唯ちゃん、足の怪我は大丈夫なの?」

唯「あ、軽く捻った程度だったからもう大丈夫だよっ、まだ少し痛むけど」

律「つーか唯さあ、朝から思ってたんだけど…」

唯「?」

律「いつまでヘルメット被ってるつもりだ?(先生も何で指摘しなかったんだよ…)」

唯「ほぇー?あっ!か、返すの忘れてたぁ!」

律(唯も唯だけど…)

紬(乗せてきてくた子も気づかなかったのかしら…)


ほうかご!

澪「へえ、そんなことがあったんだな」

梓「轢かれそうになって怪我したって…本当、大きな事故や怪我をしなくて良かったです唯先輩…」

唯「でへへ、あずにゃーんっ、心配してくれてありがとー!むちゅちゅー!」ダキッ!

梓「ちょっ!や、やめてください唯先輩っ!」グイグイ

紬「今日もいいものが見れて幸せー♪」ニコニコ♪



澪「それで、その返し忘れたヘルメットはどうするんだ?」

律「送ってくれた相手の連絡先とかは知ってるのか?」

唯「は!わ、わかんない……ど、どうしよう…」

澪「うーん、…まあ初対面でいきなりそういう事態になったんだし、そこまでは考えが回らないよな」

律「あららー?澪しゃんはバイクの後ろに乗ったりしたら、驚いて落っこちちゃうんじゃないでしゅかー?」ニヤニヤ

澪「う・る・さ・いっ」ゴチンッ

律「ぐえっ!……」プシュー…




律「…で、結局どうするかだなー」

紬「そういえば、送ってきてくれた子も制服を着てたよね?どこかの学生さんかしら?」

唯「あ!それはわかるよー。えっとね、丘乃上女子って学校だって!あと、名前も聞いたんだー、"佐倉羽音"ちゃんって子だよー♪」

梓「名前と学校名は聞いてたんですね」

律「丘乃上女子っていうと、隣町のでかい丘を登った所にある学校だよな」

澪「隣町の学校か…結構距離があるし、そこまで届けに行くっていうのもな…」


ペラン…


唯「あ、ヘルメットになんかシールがついてる……ダ、ダンキホーテ?」

律「んー?これって買った時に貼られたシールなんじゃないか?」

梓「確か桜ヶ丘と隣町の間くらいにありましたよね?ダンキホーテ」

澪「そこで買ったヘルメットってことかもしれないな」

唯「もしかしたら、ダンキに行けば会えるかも!?」ガタッ

澪「うーん…可能性は無くはないと思うけど、むしろ会えたらラッキーって感じだろうな…」

律「まあいいじゃん?ダンキくらいなら帰りに寄ることも出来るしさ!ダメ元で行ってみよっぜー!」


かえりみち!

律「えーっと、ダンキダンキー…おっ、あそこだな」

唯「うーん、羽音ちゃんいるかなー?」キョロキョロ

梓「駐車場や駐輪場にはそれらしいバイクは停まってないみたいですね…」

澪「とりあえず、中も覗いてみるか?」








律「ふーっ、一通り探してみたけど…」

澪「それらしい子はいなかったな…」

唯「やっぱだめかあー…」ガックリ

律「まあ、さ、向こうもそのヘルメットを貸したままって事には気付いてるだろうし、必要な事態になれば何かアクションを起こすだろ」

律「また今度時間がある時にでも丘乃上女子に行ってみればいいだろうしさ?」

澪「そうだな…あまり返すのが遅れるのも悪いだろうけど、今日は会えそうにないし…ひとまず帰宅するか?」

律「あー…昨日も帰りが遅くなっちゃったし、昨日の今日でまた遅くなるのもあれだしなぁ……今日は帰っとくか」

紬「そうね…」

梓「そうですね…」

唯「うん、今日は帰ることにするよー…」トボトボ…



かえりみち!!


唯「ふえー、今日は会えなかったなー…。ヘルメット…早く返さないとだよね」テクテク


唯「でも……後ろに乗せてもらった時はすごく楽しかったなー♪」


唯「…また乗せてもらいたいなー、…ってダメだよね、今はヘルメットを返すことを考えないとっ」フンスッ


唯「それに、もう一回たんでむさせてもらったら、またヘルメット返し忘れちゃいそうで怖いしねー」クネクネ




フォーーーン……


唯「!?この音って…!」



フォォォーーンッ

唯「あの向かい側から来てるピンク色のオートバイ…!やっぱり!」ダダダッ!

唯「羽音ちゃーーんっ!」バッ!

バイク「ビクッッ!!」キキキーーッ!

唯「ほぇ?…ひゃああっっ!!」



ドンッ!






??「す、すいませんっ!大丈夫ですか!?」ガチャッ、スポッ


唯「あたた…尻餅ついた……あっ、やっぱり羽音ちゃんだったんだあ!」ムクリ


羽音「へ?ーーって、唯ちゃん!?」



ーーーーーーーーーーーーー



羽音「あー、そうだったんだね♪そういえばヘルメット返してもらうの忘れたままだったよー」


唯「でへへー、それでね、このヘルメットにダンキのシールが付いてたから、もしかして羽音ちゃんいるかなー?ってダンキに探しに行った帰りだったんだ」


羽音「そうだったの?なんだかごめんね?手間をかけさせちゃったみたいで…」


唯「全然手間じゃないよー、送ってもらって迷惑かけちゃったのは私だし、こうしてまた会えたしねー♪」ニコニコ


羽音「そっかぁ、なら良かったあ。あ、でもさっきはすごく驚いたんだからねっ、唯ちゃんいきなり飛び出してくるんだもんっ、危うく私が轢いちゃうとこだったよー!」


唯「あうっ……す、すいやせん…」ションボリ


羽音「うん、気をつけてね唯ちゃん?私も生まれてから1356回以上バカって言われるくらい抜けてるけど、唯ちゃんも危ないよー?(笑)」


唯「えっ、そうなの?オートバイに乗ってるくらいだから、てっきり羽音ちゃんはしっかり者な方かと…」


羽音「あははっ、そんなことないよー、それにね?私の友達はバイクはバカにしか乗れないって言ってるくらいだし、誰にでも乗れるよ♪」


唯「ほえー、そうなんだあ……あ、そういえばこの前たんでむさせてもらった時、すごく楽しかったよー♪」


唯「何ていうのかな……ジェットコースター的なわくわく感?って感じで!」フンス!



すいません、風邪気味で熱っぽいので就寝します
なんとか明日、遅くとも明後日には終わらせたいと思っています。それでは

おつおつ
明らかに元ネタだしなww

>>17
元々は本命を通すための当て馬だったんだけどな
マクロスみたいだ

やべぇww続き楽しみ
バイク1か月エンジン掛けてねぇな


羽音「うん!オートバイってすごく楽しいよー♪」


羽音「あ、そうだっ、唯ちゃん今学校の帰りでしょ?良かったらまた乗ってく?お家まで送ってくよ!」


唯「い、良いのー!?」キラキラ


羽音「うん!私も最近タンデムが出来るようになったから、誰かを乗せて走ることが楽しみなんだぁ!」


羽音「最近タンデムが出来るようになったっていうのはね?オートバイって、免許を取得してから一年間は二人乗りが禁止されてるからなんだけど」


唯「むむっ、そうなのでありますかー!…えへへ、ではお言葉に甘えさせていただきます♪」カポッ


キモいのが湧いてんな

一瞬放火後ティータイムな方を思い浮かべた


たんでむちゅう!

フォーーン…(四気筒の音)


唯「わーいっ、あっという間に進んでくよー♪電車より早く帰れそう!」ノシ


羽音「唯ちゃんっ、手を放してると危ないよっ」


唯「あっとっと。そうだねー、ごめんなさい」ガシッ


羽音「………唯ちゃんこの前会った時もギターを背負ってたよね?部活かなにかに入ってるの?」


唯「おおっ、よくぞ聞いてくれましたっ。えへへー、私は軽音部に入ってるんだ♪」


唯「それでねー、いつも背負ってるこのギターこそ私の相棒のギー太なのですっ」フンス!


羽音「ふふっ、ギターに名前つけてるんだね、可愛い名前♪」ニコッ




羽音「そういえば、私もそんな名前どこかで…………あっ!」


唯「?」


羽音「そうだっ、二輪免許の教習車の名前がバイ太って名前だったんだよっ!」


唯「へぇー、オートバイの名前かぁ。なんだかギー太と似てる名前だねー♪」


唯「そのバイ太って名前は羽音ちゃんがつけてあげたのー?」


羽音「ううん違うよぉ、その教習車が私に名前を教えてくれたんだーっ♪」ニコニコ


唯「ほえ?」





唯(オートバイって機械だよね?)



唯(オートバイって喋りかけてくるのかな…?ううん、そんなわけないよね…)



唯(それとも最近の機械は普通に喋りかけてきたりするのかな?)



唯(いやいやー、そんなことないですよー)



唯(はっ!もしかして羽音ちゃんって少し頭があれな人なのかな?)



唯(まてまて私っ!そんなこと考えて!羽音ちゃんに失礼だよっ!)



唯(あれ?あれれ?)



唯(もういいや!考えるのやめちゃおやめちゃおやめちゃおーっ♪)





ーーーちゃんっ



ーぃちゃんっ



ゅいちゃんっ



羽音「唯ちゃんっ!」


唯「っは!」ビクッ


羽音「どうしたの唯ちゃん?いきなりボーッとしたりして?」


唯「え、えへへっ、なんでもないよー?大丈夫大丈夫!」アセアセ


羽音「でも唯ちゃん軽音部かあー」


羽音「私の学校にも軽音部があるんだけど、なんでも某五人組女子高生バンドのアニメの影響とかで部員数が100人以上いるんだよー♪」


唯「多っ!ひ、百人!?」


羽音「うん、そうなんだー」









羽音「そのうち七十人がボーカル志望なんだって♪」



唯「ボーカルが七十人っ!?」


唯(私達の軽音部にそんなに部員がいたら部室がパンクしちゃうよっ!)


唯(それにティータイム……流石のムギちゃんでも百人分は無理だよね……)


唯(…いや、ムギちゃんならなんとかしちゃう気がする……かも?)


唯「す、すごい大人数なんだねー?私達の軽音部は五人しかいないよう」アハハ


羽音「うんっ、それでねー、去年の新歓で軽音部が演奏した"じゃがいもは主食"って曲が私好きなんだあ♪」


唯「じゃがいもは主食?」(なんだかどこかで聞いたことがあるようなないような……まあいいや)



フォーーーーーン…


羽音「あっ、と……赤信号だ、危ない危ない」グククッ、ピタッ







しんごうまち!


ドルッドルッドルッドルッ……


羽音「唯ちゃんも軽音部なんだよね?ギターって、昔からやってたの?」


唯「へ?ううん、ギターを始めたのは高校に入ってからなんだあ。だからギター歴はまだ二年弱なのですっ」


羽音「そっかあ…。どうして軽音部に入ろうと思ったの?」


唯「えへへー、そうですなあ…」



唯「私ね?高校に入学するまで本当に何もしていなくて、幼なじみの子に、このままだと将来はニートになっちゃうよ、なんてよく言われたりしてて…」



唯「それで高校に入って、新しいことを何かしなくちゃ何かしなくちゃって思って…」



唯「最初は軽音部って何をする部活かもしらなくてね?てっきり軽くて簡単な音楽のことかと思って、カスタネットでうんたん♪うんたん♪みたいな?」



羽音(うんたん?ってなんだろう…)


唯「それでとりあえず軽音部に入ってみることにしたんだけど、入ってみたらこれが全然違いまして」エヘヘ//






唯「楽器でバンド演奏をするってわかって、自分には無理そうだなって思ったんだけど…」



唯「部員数が足りくて廃部の危機ってこともあって、すごく期待されちゃってて、やっぱり辞めますなんて言えない雰囲気で…」



唯「っていうのも、その時の私の中でのバンドのイメージっていうのは」












??「クレナイダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーッッッ!!!!」


アアアアアアアーー…エコーエコー………





唯「ーみたいな感じだったからなんだけど」


羽音(今の誰!?)







唯「でも、そこで初めて軽音部の演奏を聴いて……翼をくださいだったかなー」



唯「演奏は素人の私が聴いても上手って訳じゃなかったんだけど、なんだかすごく楽しそうに見えてね」



唯「それで、これなら私にも出来るかもって思って正式に入部したんだ♪」エヘヘ



羽音「そうなんだねー。何だか少し私と似てるかも…」



唯「羽音ちゃんはバイク部だよね?羽音ちゃんはどんな感じだったの?」






羽音「私も唯ちゃんみたいな感じなんだ。ほら、私丘乃上女子に通ってるでしょ?」



唯「うんうん」



羽音「知ってるかもだけど、学校前にすごく長い坂道があって……入学当初は自転車で通ってたんだけど、それを上るのが大変で大変でー…」



羽音「ある日信号待ちで、私と同じ制服を着て、バイクに乗ってる女の子に会ったんだ」


羽音「それからその子と話すようになって、一緒にバイク部を見学しに行って…」



羽音「バイク部に一人だけ居た先輩のバイクの後ろに乗せてもらったんだ」



羽音「それが私の人生で初めてのタンデムだったんだけど、その時に感じた、何ていうのかなー…うまく言葉に出来ないんだけど、なんだか"楽しそう"って気持ち!」



羽音「それがあったから、バイク部に入ろうって思ったんだ♪」



羽音「私も唯ちゃんが軽音部の演奏に感じた事と同じような事をバイク部に感じたんだ!それが理由だよっ」ニコー♪




唯「えへへ…そうなんだねえー。確かに私達って似てるかも!部活の事だけじゃなくて……うん、キャラクター性?とかっ」


唯「わーいっ、羽音ちゃーんっ」ギュギュー♪


羽音「あははっ、唯ちゃん運転しづらいようっ//(笑)」




フォーーンーー……





唯「そういえば、教習所のオートバイはバイ太って名前だったんだよね?それじゃあ今乗ってるこのオートバイは何て名前なのー?」

羽音「私のオートバイの名前?一応"CB400SF"って名前だけど…」


唯「おおっ、なんだか難しい名前ですなっ、……うーん、しーびーかあ……」


唯「じゃあ、ピンク色で女の子っぽいし、あだ名は"しび子ちゃん"とかどうー?」








カオオオオーーーーッ!(モリワキの集合管の音)




ギキキッッ!バリッ!バリバリッ!バリバリ伝説ッ!!(ブレーキの効果音)




赤いCB750Fに乗った187cmの男「呼んだ?」





唯羽音「「誰っ!?」」





ひらさわけちかくのみち!



ヴォンッヴォンッガチャガチャ(シフトダウンの音)



唯「はあーっ、もうすぐ私の家だよう。あっという間!オートバイってすごいやー」



羽音「ふふふっ、唯ちゃんもどう?オートバイ乗ってみようって思わない?」チラッ



唯「へ?私がオートバイに?」



羽音「うんっ、私が乗ってるくらいだもん。唯ちゃんだってきっと乗れるよ♪」



唯「私がオートバイかあ……」ポワポワ…





ーーーーーー唯想像中ーーーーーー


唯「わーいっ!愛車のはやぶったんだよー!」(GSX1300Rに乗車中)


ガオオォォォォォォッッッ!!!!


唯「おおおぉぉーーっ!!速い、速いよはやぶったん!!!」(時速300kmで走行中)





唯トラ「チラッチラッ」(タイミングを伺い中…)




ーーーーーー唯想像終了ーーーーーー



唯「良いっ!すごく良さそうっ!!」



唯「私もオートバイの免許とっちゃおうかなー!」デヘヘー//




支援




唯「じゃあさっじゃあさっ、今度羽音ちゃんもギターやってみないー?私が教えちゃうよーっ」フンス!



羽音「…ギターかあ……ふふっ、それも楽しそうだねっ!唯ちゃんが教えてくれるなら♪」


唯「もちろんっ、任せてくだせえ!ふんす!」






アハハハー………ウフフフー………






フォーーーン…………






………………………







ばくおんって同人なかった?



よくじつ!!



律「にゃーにぃー?昨日あの後偶然佐倉さんに会って、またしてもバイクで送ってもらっただとう!?」ガタッ



唯「ふっふっふっ、その通りなのです!やっぱりオートバイでのたんでむは楽しかったよ♪」



澪「まあなんにせよ、今度はヘルメットを返すのも忘れなかったみたいだし、これで解決だな」



梓「そうですね……これで今日はちゃんと練習できますっ」



紬「みんなー、お茶が入ったわよー♪」シャランラシャランラー



唯律「「わーい!」」



梓「………はぁ」





律「しかしバイクかー。やっぱ乗ってみたいなー」モグモグ



唯「そうだねぇ。なんだか女子高生でオートバイに乗ってるのってかっこいいよねっ」



律「んーっ、よし決めたっ!唯隊員!!」バッ



唯「りっちゃん隊長っ!!」ババッ





唯律「「オートバイ(バイク)の免許を取ろう!!」」ガシッ!



澪「はぁ……。また何か言い始めだしたぞあの二人は…やれやれ」



梓「……ですね。いつものことと言えばそれまでなんですけど」



紬「わ、私も取ってみようかしら…!」



澪梓「ムギ(先輩)までーっ」ゴーン







ドア「ガチャ」


和「失礼するわよ」



唯「あ!和ちゃんだーっ」ダキッ



和「ちょっと唯、やめなさい」グイッ



唯「あうー…」



澪「やぁ和、何か用事か?」



和「それなんだけど。律?あなた先月の活動報告書、まだだしてないでしょう?」



律「ぎっくーんっ!」ビクリッ



澪「……律……何でお前はこう毎度毎度……」ギリリ…



律「…てへっ♪何といいますか……お約束って感じ?」キャハッ





ゴチンッ!!





律「す、すびばぜんでじだ………」プシュー…






じゅうすうふんご!



律「かぁーっ、なんとか書けたあっ」



和「それじゃ、貰ってくわね。」パラリ



澪「あ、ごめんな和。待たせちゃって…」



律「わざわざ部室まで来てくれてありがとなー」



和「いいわよこのくらい。それに、軽音部の報告書がでていないのは毎度の事過ぎて、もう馴れちゃったわ」



律「な、なはは…(汗)」





唯「あ!そうだ和ちゃんっ、ちょいと聞いておくんなましーっ!」ガタッ



和「え?」



唯「私とりっちゃんねぇ、この度!」ババッ





唯律「「オートバイ(バイク)の免許を取る事にいたしましたあっ!」」



和「へぇ、そうなんだ。じゃあ私、生徒会行くね」スタスタ



唯「ええぇーっ!和ちゃーんっ、その反応は冷たすぎるよぅっ!」ガシッ



律「和も一緒に取ろうぜーっ?」



和「……はぁ。唯、律、言いづらいんだけど…」



唯律「「?」」




















和「うちの学校、二輪免許の取得は禁止よ?」





唯律「」







おしまい♪




一応以上で終わりです。正直言うと、後半は投げてしまいました…

というのも、構想の段階ではけいおんとばくおんのクロスということで、もっと音楽とバイクをフューチャーしたSSにしようと考えており、大まかな話の流れは


元々独立していたけいおんの世界とばくおんの世界が重なり合っている事にHTTメンバーが気付く



その問題を解決する為にHTTとバイク部が協力して問題解決に奔走する



上記の内容をリアルタイムの日付に合わせて書いていき、七月七日の七夕に織姫と彦星の七夕パワーで問題を解決する



問題が解決し、元の独立した世界に戻るが、 お互いが協力した事や相手側の世界があった事等をメンバー全員が忘れる



ただし唯と羽音のみ完全には記憶がなくならず、何かもやもやした感情が残る



そして何気なく入った書店でお互いが主演の原作漫画を発見し、心が暖かい何かで満たされていく事を感じて終わる



…という内容にしようと考えていたのですが、いざ投下し始めてみたら、地の文なしだと展開を全然先に進める事ができず、七夕には間に合わないと感じ、断念。


その結果、このような全然クロス出来ていない、投げっぱなしジャーマンなエンドとなってしまいました…

期待して下さった方がいたらすいませんでした…
また、このような駄文に付き合って下さった方もありがとうございました。


近く依頼を出してきます。それでは

乙とだけ言っておくわ
つーか不満はあるがそれを言ったらフルボッコされそう

ばくおんという響きで特攻の拓を思い出した
うんそれだけ

地の文ありでいいからこのスレで続けて欲しいわ
二ケツギューは絶対凜の時のふくせんだと思ってたし……

>>44
聞いて欲しいから書いたんだろ?
言えばいいんじゃない?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom